罪木「日向ぼっこ?」 (285)


左右田「ぼっこっていうのは二股野郎である日向をボコボコにするって意味だぜ!(嘘)」

前作 日向「罪木くずし?」
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 夕食のテーブル

七海「そう……日向くんといると、なんだか胸のあたりが、ぽかぽかするの」

七海「これって……お日様にあたってる時になんだか似てるなって」

七海「罪木さんも同じように感じたこと、ない?」

罪木(ふゆぅ……七海さん、もしかして)


その日の夜

罪木「もしかしたら……七海さんも、日向さんのことが好きなのかもしれません…

…」

罪木「でも……それでも、私も……日向さんがくれたこの暖かさを、手放したくな

い……だから」

罪木「……>>5してみましょう」

七海に、日向を共有化しないかと提案する

 七海のコテージ

コンコン

七海「ふわぁ……だれ? こんな時間に」

罪木「七海さん……すみません、起こしちゃいましたかぁ?」

七海「ううん……ちょうど今、一機死んだから寝ようかなって思ってたとこ。どうしたの?」

罪木「とりあえず……中に入れてもらってもいいですか」

七海「……どうぞ」



七海「ごめんね、水くらいしかなくて」

罪木「いえぇ……押しかけたのはこっちですし……」

七海「…………」

罪木「…………」

七海「……それで?」

罪木「え?」

七海「あれ? こんな時間にわざわざ来るくらいだから、何か話があるのかと思ったけど……違った?」

罪木(……そうです、私は七海さんに、『二人で日向さんの恋人になりませんか?』と提案しにきたんですけど……)

罪木(いざってなると、いきなりそんなこと言えませぇん! どうやって切り出せばいいでしょうか?)

>>2個↓

カッコの中は口には出してないってことでいいだろうか


罪木「ひ、日向さんを(性的な意味で)ぼっこにしませんかぁ!?」

七海「……え?」

罪木(ひゃーん! 間違えちゃいましたぁ! せっかくどうやって『日向さんを共有しましょう』って言うか、10通りのパターンを用意してきたのにぃ!)

七海「えと……罪木さんは日向くんのことが嫌いなの?」

罪木「とんでもありませぇん! 私は日向さんのこと、大好きです!」

七海「大好きだけど、ぼこぼこにしたい……うーん、難易度高いなあ」

罪木「えっと、七海さん、すみません、そうじゃなくて……」


七海「! 推理は繋がった……と思うよ?」

七海「これはいわゆる修羅場……ないすぼーとってやつだね?」

七海「罪木さんは日向くんのことが好き……だけど日向くんは他の女の子に鼻の下を伸ばしてばっかりで、なかなか相手をしてくれない」

七海「それで想いが行き過ぎた罪木さんは……日向くんを自分の介護なしでは生きられない体にしようと考えた」

七海「これが事件の全貌だ!」ドヤァ


罪木(はわわわわっ! 私、そんなこと考えてません!)

七海「それはちょっとやりすぎだけど……確かに最近の日向くんは目に余るよ」

七海「私とゲームする約束をすっぽかして、澪田さんと演奏したり、西園寺さんと遊んだり」

罪木(私も見ましたけど、どっちも無理やり引きずられていったんじゃ……)

七海「だから……ちょっとお灸を据えるくらいだったら、いいと思うよ?」

七海「……罪木さんとだったら、仲良く日向くんを分け合える気がするし」ニコッ

罪木(……あれ? いつの間にか、初めの目的が……)

罪木「で、でもぉ! お灸を据えるって、一体何をするんですかぁ!?」

七海「それはね……>>2個↓だよ」


七海「それはね……日向くんを性的な意味でぼっこぼこにして、男としての自信を叩き折ってあげるんだよ!」

罪木「ひゃあん! 七海さん、大人です!具体的にはどうやるんですかぁ?」

七海「……えっと、罪木さんならそういうの詳しいかなって思ったんだけど……」

罪木「一応、保健委員として確実な避妊の方法とかは熟知してますけど……実際の、その、工程というか、そういうのは全然なんです……///」

七海「うーん……私も、ゲームでちょっと見たことあるだけ……しかも、恋愛ゲームはニガテだし……」

七海「…………」

罪木「…………」


罪木「……あの、七海さん。この作戦、無理があるんじゃ……」

七海「……罪木さんはそれでいいの? 日向くんを諦められる?」

罪木「……!」

七海「私は、嫌だな……たとえ、ニセモノの体でも……日向くんにもらった、この気持ちは本物だから。絶対に、諦めたくない」

罪木「……七海さん!」

七海「グズグズしてると、他の子に日向くんを取られちゃうかもしれない! こうなったら突撃だー! えい、えい、おー!」

罪木「え、えい、えい、おー……ですぅ!」


日向のコテージ

日向「さて、シャワーも浴びたし、そろそろ寝るかな……」

ピンポーン

日向「……っと。誰だ? こんな時間に……」ガチャ

七海「日向くん!」罪木「日向さぁん!」

『きちゃ(いまし)た!』

日向「…………よし、お前らそこに座れ」


日向「そもそも、こんな時間に女の子だけで出歩くこと自体がだなあ」クドクド

七海「むぅ……ここまでムードも何もない空気になるとは、計算外……」

日向「……だから、もうこんなことはしないこと。わかったか? わかったら自分のコテージに戻れ、ほら」

罪木(うう……このままでは作戦失敗ですぅ……なにかいい手は……)

七海(罪木さん! ここは>>2個↓だよ!)

罪木(! 七海さん、直接脳内に!?)


七海(腹から落とすんだよ!)

罪木(えっ!? それって、どういう意味ですかぁ???)

日向「ほら、さっさと帰った帰った」シッシッ

七海(早く早く!)

罪木(ふゆ、ふゆぅぅ……え、えっと、えっと)

罪木「日向さん、ごめんなさい!」ドスッ

日向「うっ……罪木……お前……」バタリ

七海「……あーあ。『夜食でも作ってあげようか?』って言って胃袋から落とそう、って意味だったのに」

罪木「だったらそう言ってくださいよぉ!」


七海「えっと……それで、これってだいじょうぶなの?」

罪木「はいぃ……心臓を強く押すことで、一瞬で意識を奪うことが出来るんです……5分もすれば、目が覚めるかと」

七海「流石超高校級の保健委員……本編でもこれくらい自分の才能を使ってクロになるかと思ったのに」

罪木「ふえぇ……ゲームの用語ですかぁ? すみません、よくわからなくて……」

七海「ある意味そうかな……」

七海「まあ、結果オーライということで、今のうちに作戦を練ろう! 日向くんが目を覚ますまでの5分の間に、どうしよっか……>>2個↓」



七海「じゃあ……今のうちに日向くんの服を脱がせて、裸にしちゃおう! それで、起きた時に暴れないように手足も縛って……」

罪木「ひ、ひぃ~ん! 駄目ですよぅ、そんなことしたら……」

七海「ん……あれー、これってどうやって脱がすんだろう。罪木さん、知ってる?」

罪木「あ、寝ている人の服を脱がす時は、こうして肩のあたりから……」

七海「おおー……さすが、超高校級の保健委員」

罪木「えへへ……熱とかで自分で着替えられない人のお手伝いをすることもありますから……じゃなくってぇ!」


七海「あ……凄い胸板。日向くんは意外に筋肉質」

罪木「……駄目ですよぅ」

七海「うわぁ、凄い腹筋。ぽこぽこしてる」

罪木「…………」チラッ

七海「男の人のお腹なんて、初めて触ったけど……こんなに固いんだ。また一つ、日向くんに教えてもらっちゃった」

罪木「…………」チラッチラッ

七海「……罪木さんも、触ってみる?」


罪木「! えっと……その……はい」///

罪木「ああぁ……これが、日向さんの」

七海「でも、罪木さんは男の人のお腹なんて触り慣れてるでしょ?」

罪木「それでも、やっぱり……好きな人のカラダは違いますよぅ」

罪木「……好きな人の……カラダ……」

七海「罪木さん。続きを脱がすの、手伝ってくれる?」

罪木「……」コクッ


七海「……とりあえず、パンツはやめといてあげよっか。流石に、ちょっと恥ずかしいし……」

七海「それで、罪木さんの包帯でこうして手足とベッドをくくりつけて、っと……」

罪木「……改めて考えると、私たちとんでもないことをしているような……」

七海「いまさら……じゃないかな。それにだいじょうぶ! ゲームだと皆喜んでくれるし!」

罪木(それって私たちがやっても大丈夫なゲームなんでしょうか……)

七海「あ、日向くんが目を覚ましそうだよ」


日向(うう……なんか胸のあたりが痛い……)

日向(あれ? 俺はどうしたんだっけ? 確か寝る前に七海と罪木が訪ねてきて……)

日向(!! 手が動かない! 縛られてる……のか? くそ、体を起こせないから状況が確認できない!)

日向「おい! 七海! 罪木! そこにいるのか!?」

七海「日向くん……」

日向「七海!? これはなんだよ!? なんで俺は縛られてるんだ!?」

罪木(日向さん……当然ですけど、少しパニックになってます)

罪木(なんと言ってあげればいいでしょうか……ここは>>2個↓です)(行動も可)


罪木(……七海さん、ここは)キュピーン

七海(オッケー、罪木さん)キュピーン

日向「おい、なんとか言えって!」

罪木「日向さん……失礼、します」

日向「え? 罪木、失礼ってな……!?」

罪木(ふゆぅぅぅぅ……す、凄く恥ずかしいです。心臓がバクバクいってます。顔が熱いです)

罪木(でも……日向さんの体、ひんやりして、凄く気持ちいい……)

罪木(反対側には七海さんが抱きついてます……彼女も、幸せそうな、蕩けきった表情です。私も、あんな顔をしているんでしょうか……)



日向「お、おい! 七海! 罪木! これはいったいなんなんだよ……」

罪木(日向さん……凄く、動揺してるみたいです……それに……その……下着が盛り上がってます///)

罪木(私なんかの身体で、興奮してくれてるんでしょうか……そうだったら嬉しいなあ)

罪木(好きな子ほどいじめたいだなんて……いじめる側の、勝手な理屈だと思ってましたけど……なんだか分かる気がします)

罪木「日向さん、かわいい……」ゾクゾク

日向「っ!?」

罪木(あ、今、日向さんのがびくんってしました……私の、一挙手一投足に反応して……)

罪木(ごめんなさい、日向さん……罪木はいけない子です。少し、イタズラしたくなっちゃいました……)

>>2個↓

絶対に性感体は触らないスタンスw

これっていんらん☆アイランドの時系列で考えていいの?


罪木「日向さぁん……」フゥ

罪木(日向さんのお腹……さっきも感じましたけど、とっても固くて、立派ですぅ……)

罪木(きっと、いっぱい努力して、鍛えたんでしょうね……希望ヶ峰学園に入るために……胸を張れる自分になるために……)

罪木(私は……正直、自分の才能なんて、好きになれないけど)

罪木(これがあったおかげで、日向さんに会えて……今も、”静感マッサージ”で日向さんが喜んでくれてる)

罪木(日向さんのおかげで、私、自分が好きになれそうです)


日向「つ、罪木、もう、それやめっ」

罪木「えっ……あ、日向さん!?」

罪木(考え事してる間も手が動いてたみたいです……気がつけば、日向さんが苦しそうな顔で何かを訴えています)

罪木「ど、どうかしたんですか? どこか痛みますか?」

日向「い、いや……痛いわけじゃなくて、その」

罪木(そう言って日向さんは目線を下にやります……つまり、その)

罪木「あっ……その、すみませぇん!」

日向「いや、いいよ……なんとか、我慢出来たし」


>>51 他の作品とは一切関係ない……と思うよ



七海「むぅ……日向くん、罪木さんばっかり」プクー

日向「はは、悪い悪い、そんなに膨れるなよ」

日向「……って、爽やかに笑えたらいいんだけどな」ハァ

日向「いい加減、どういうことなのか説明してくれないか?」


七海「むぅ……日向くんは女の子にここまでさせといて、まだわからないっていうの? もしかして日向くんって超高校級の鈍感さんなのかな?」

日向「……いや、流石にちょっとは想像つくけど」

七海「それとも……その、私たちの口から聞きたいってこと? なんでこういうことしたのか……日向くんのイジワル」

日向「あーもう! 俺が言いたいのは、どうして二人がってことなんだが」

七海「だって……日向くん、この島の女の子全員とフラグを立ててるし……」

日向「はあ? 俺がか?」

七海「少なくとも、小泉さんと西園寺さんと澪田さんは絶対に日向くんのことが好き……だと思うよ?」

日向「どこがだよ? 小泉は顔を合わせば小言を言ってくるし、西園寺と澪田は俺をおもちゃにしてるだけだろ?」

七海「とにかく! 私たちは決めたの。ひとりじめは無理でも、日向くんをふたりじめしたいって」


七海「だからね……この島を出たら、罪木さんだけ見ればいいから……少しの間、私のことも一緒に見てくれないかな、なんて」

罪木「あのぅ……私は、その……二人がこういうことするとき、たまにでいいから呼んで貰えれば……。それで、日向さんがよければなんですけど、日向さんの子種をもらえれば……もちろん、日向さんに迷惑をかけないように、一人で育てますし……」

日向「……まったく。お前ら、それで本当にいいのかよ」

七海「……え?」

日向「なんていうか、二人とも……『自分なんか』みたいなふうに考えるなよな。俺は、その……二人とも、凄く可愛いと思うし……幸せになって欲しいと思う」

日向「正直、なんで俺なんかを好きになってくれるのかはわからないけど……でも、だからって他の奴らを好きになれ、なんて言わない。二人とも俺が幸せにしてやるから」

七海「……日向くん」

罪木「日向さん……」



日向「……だから、その……続き、お願いしていいか?」

七海「……もう。日向くん。ゲームだったらその選択肢は〇点だよ? ムードが台無しじゃない」

罪木「ひ、日向さん! 不束者ですが、よろしくおねがいしますぅ!」


今日はここまで、また明日。このあとの展開
1 このプレイの続き 2 別の日のプレイ(その場合シチュなども)
ちょっと遠目に>>5個下で。


七海「ねえ、日向くん。何か私たちにしてほしいこと、ある?」

日向「そうだな……この手足を縛ってある包帯を、解いてほしい」

七海「それは、ダメ……」

日向「なんでだよ……じゃあ、もう一つだけ、あるんだけど」

七海「なに?」

日向「」ゴニョゴニョ



七海「うわぁ……男の人って、そんなことして欲しいんだ。また一つ日向くんに教えてもらっちゃった」

日向「なんでだよ! 別にいいだろ!」

罪木「そうですよ、七海さん……日向さんは、希望ヶ峰学園に入った理由から考えても、ちょっと自己承認欲求が強いところがあるみたいですし、むしろ当然だと……」

日向「罪木がそういう発達心理みたいなのにも詳しいのはわかったけど、目の前で分析されると恥ずかしいんだが……」



七海「じゃあ、いくよ」

罪木「いきますね……」

日向「お、おう」ゴクリ


       「日向くん……好き」 

             「好きです……日向さん」



日向「~~っ」ゾクゾク

七海「日向くん、好き、好きだよ、大好きだよ」

罪木「愛してます、愛してます、日向さぁん」

日向「わ、わかった。もう十分だから」

七海「日向くんに、もっといろんなこと、教えて欲しいな」

罪木「日向さんにだったらなにされてもいいですし、なんでもしますよ?」

七海「だから……」

罪木「ですから……」


             『もっと、私たちを愛してね?』




一応昨日の続きのつもりで書いた。

次のプレイ内容 >>2個下


日向「なあ、七海、罪木、そろそろ……」

七海「そうだね、もう限界みたいだし……」

罪木「ふぇぇ……やっぱりちょっと怖いですぅ……」






七海「寝よっか」

日向「え」

罪木「え」



七海「実はさっきから眠くて眠くて……もう限界。お休み~」

日向「ちょ、おい、待てって……」

七海「……むにゃむにゃ」スピー

日向「……もう寝てる」

日向「……罪木」

罪木「は、はいぃ!」ビクビク

日向「…………俺らも寝るか」

罪木「は、はい! 日向さんが言うなら……って、あれ?」

日向「ほら、こっちこいよ。腕枕してやるから」

罪木「そ、それじゃ、失礼しますぅ」

日向「うわ、なんだ。七海のやつ、急に俺の身体をよじ登ってきたぞ」

罪木(七海さん……起きてる? もしかして、私が怖いって言ったから……)


(お前らへの)じらしプレイ。

エロはもう少しテンション上がらないと難しい。スレタイらしいいちゃいちゃ頼む。

罪木「日向さんにイタズラですぅ!」

>>2個下


日向視点の方が書きやすいことに気づく

日向(うう……とはいえ、こんな状態じゃとても寝られん……)

日向(俺のアンテナもビンビンだよ……って)

罪木「うふぅ……日向さぁん」

日向(なんで罪木のやつ、足を絡めてくるんだよ!? おまけに、胸も当たってるし……)

日向(ああ、そう言えば俺パン一なんだった……肌に直接罪木の太ももが擦れて……)

日向(ちくしょう、なんでこんなに肉感的なんだよコイツの体は! むちっとした感触が……指で押すと食い込むような、押し返すような……ってなんで俺は罪木の太ももを揉みしだいてるんだ!?)

日向「お、おい、罪木!? お前、起きてるだろ? 上に乗るのはやめてくれ!」

罪木「ひゃふん! す、すみませぇん! 今度は、私が下になりますね!」

日向「いや、そうじゃなくて……」

罪木「日向さん……どうぞ」

日向「…………」ボフッ

罪木「うふふ……これ、終里さんに教わったんですけど、胸枕っていうんですって」


罪木「いっそこのまま夜が空けるまでベッドでいちゃいちゃしていましょうか?」

>>2個下


罪木「う、うゆぅ……うぅん……」

日向「……どうした? 罪木。眠れないのか?」

罪木「ううぅ……すみません……こういうの、初めてなので、緊張しちゃって……」

日向「別に謝ることじゃないだろ。眠れるまで、何かして欲しいこととかあるか?」

罪木「そ、そんな! 日向さんに何かしてもらうなんて烏滸がましいこと、私にはとても……」

日向「だから、そうじゃないって。俺が、罪木になにかしてあげたいんだ」

罪木「……それじゃあ。あの、出来たらでいいんですけど。何か、話をしてくれませんか? 日向さんの話を」

日向「俺の?」

罪木「ええ……考えてみたら、私、日向さんのこと、ほとんど何も知らないなあって……その、初めてなんです。誰かのこと、もっとよく知りたいって思ったの」

日向「そんなに面白い話は出来ないけど……じゃあ、中学の頃の話とかでいいか?」


罪木「はい! やっぱり今と同じで、皆さんに頼られてたんですか?」

日向「いや……あんまり友達はいなかったかな。別にイジメられてたわけでもないけど」

罪木「え……」

日向「意外か? あの頃は、希望ヶ峰学園になんとかして入りたいって、何か特別な才能が欲しいって、体を鍛えまくったり、親に頼み込んでいろんな習い事をやったり……だから、あんまり友達と遊んだことってなかったんだ」

日向「そんで、いつしか、自分には特別な才能なんてないってわかって、諦めて……その時は荒れたなあ。だから、予備学科の制度が出来た時は凄く嬉しかったよ。その後は、塾を掛け持ちして、絶対落ちないようにって……予備学科って言っても、結構倍率高かったしな」

日向「考えてみたら、物心ついたときにはそんなだった気もするし……だから初めてなんだ。自分を高める、なんて目的のためじゃなく、こうして皆でなにか作ったり、遊んだり……」

日向「そしたら、なんていうか……”俺はここにいてもいいんだ”って気がして……才能なんかなくても、みんなに認められてる気がして……要するに、バカだったんだよ。才能なんかなくても、俺が欲しいものはすぐ近くにあったんだ」


罪木「日向さん……」

日向「罪木は? お前は、どんな中学生活だったんだ?」

罪木「私、ですか? 私の、中学生活……」

日向「あ、悪い。嫌だったら、話さなくても……」

罪木「いえ……日向さんには私の全部を知ってほしいです……聞いてくれますか?」

日向「ああ……」

罪木「って言っても、大した話じゃないんですけど……親に無視されて、教師に無視されて、同級生にはほとんど無視されて、ちょっとイジメられて……それくらいです」

罪木「でも、中学生の頃の私には、その三つが世界のすべてで……だから、この世界に『お前は要らない』って言われてるような気がして」

罪木「でも……違うんですよね? 希望ヶ峰学園がこうして、私をみつけてくれて、新しい世界へ連れ出してくれて……そこには日向さんがいて、皆さんがいて」

罪木「だから……ちょっと、この修学旅行が終わるのが怖い気は、します。また、あの頃みたいな、冷たい世界に戻されるんじゃないかって」

罪木「でも……世界は、冷たいばっかりじゃないって、今の私はもう知ってるから。だから、大丈夫だと思います」


七海「……終わった?」

日向「うわ、七海!? お前、いつから起きてたんだ?」

七海「日向くんが『……どうした? 罪木。眠れないのか?』って言ったあたりかな……」

日向「ほとんど初めからじゃないか……そうだ、七海の中学時代のことも教えてくれよ」

七海「うーん……今は、ダメ」

日向「今は、って……じゃあ、いつなら教えてくれるんだ?」

七海「そうだね……この修学旅行が終わったあとに……こうして、一緒のベッドでお話する機会があったら、かな?」



次の日の朝

日向(朝起きたら、二人はいなかった……夢だったんじゃないかとも思ったけど、首元に残った二人分のキスマークが昨晩のことが現実だったと教えてくれた)

日向「さて……ちょっと遅いけど、朝食にいくか」

七海?「あ、日向くん! 今日はお寝坊さんだね!」

日向「おう、なな……み?」

日向(なんだか、ちょっとぽっちゃりしてるような?)

七海?「どうしたの? なにか変かな?」

日向「……いや、なんでもない」

七海?「それで、どうしたの? 今朝はやけに遅いみたいだけど……昨日、なにかあった?」

日向「いや、なにかって……お前と罪木が寝かせてくれないから……」

七海?「えっ!?」

日向「……って、あれ? やっぱりあれって俺の夢か? でも、ほら、キスマーク……これ、お前のだろ?」

七海?「ちょ、ひ、日向くん! ちょっと用事思い出したから、私もう行くね!」

日向「お、おう……」

日向「なんだったんだ?」


七海「ふぁ~あ。おはよう、日向くん」

日向「あれ? 七海?」

七海「どうしたの? serial experiments lainのエンディングを見たプレイヤーみたいなぽかんとした顔して」

日向「いや……さっきお前、向こうに走って行かなかったか?」

七海「……なんのこと?」


十神「……ターゲットは既に七海と罪木、二人と肉体関係を結んだようだ」

???「……ありがとう。約束の報酬、ジャバダイヤ」

???「もう少し、奥手かと思ってたけど……これはオペレーション”日向ぼっこ”の発動を急ぐ必要がある」


オペレーション”日向ぼっこ”参加者 >>95-100 (被り分は人数減)

その作戦内容 >>103

澪田

夜這い


(本人がいるんじゃ豚神を派遣する意味)ないじゃん……

 七海と罪木は参加?不参加? >>2個下


小泉「まったく……私たちが夜這いをかける、その一歩前で先を越されるなんて……ついてないわね」

澪田「うっはー! 創ちゃんが罪悪感を感じないように、どう説得するか考えてるうちに勝手に二股かけちゃうなんて、唯吹たちの純情はなんだったんだって感じっすよー!」

終里「俺は日向に”アレ”より気持いいっつーセックスってのをしてもらえればなんでもいいけどな! で、言われた通り、七海と罪木、ふんじばってきたぞー」

二人『む~、む~』

ソニア「終里さん、おつかれちゃ~んです! よきに計らってください!」


小泉「さて……とはいえ、どうしようかしら? 私としては、二人にその、話を聞いて、事前の準備を整えるのがいいと思うんだけど……///」

澪田「っていうかー、日寄子ちゃんだけハブってるのも可哀想なんでー、もう創ちゃんは女子みんなの共有財産ってことでいいんじゃないっすかね?」

終里「そんな難しいこと考えなくても、今夜皆でコテージに押しかけて襲っちまえばいいんだよ!」

ソニア「皆のもの、静まれーい! ここは、>>2個下することにします!」


ソニア「ここは逆レイプしてからゆっくり考えることにします!」

終里「おっしゃ! 俺の案が採用じゃねえか」

ソニア「愚か者! 誰が夜まで待つと言いました?」

小泉「え……ってことは」

ソニア「そうです! 今すぐ、この場でオペレーション日向ぼっこを開始します! 終里さん、日向さんをふんじばってきてください!」

終里「わかったぜ!」

ソニア「ふふふ……抜け駆けをした悪いお二人には、そこでそうして見ていてもらいます……日向さんが蹂躙され、快楽に堕ちていくさまを……」

ソニア「ふはははは……はーっはっはっっは!」

澪田「ソニアちゃんもワルっすねー」


日向「……で、なんで俺はまたこうしてパンツ一丁でベッドに縛り付けられてるんだ?」

ソニア「お黙りなさい! 日向創! ここはあなたに裁きを下す場です! ここで会ったが百年目!」

日向「……小泉。どういうことか、説明してくれないか?」

小泉「ちょっと、なんでアタシなのよ」

日向「いや、小泉だったらまだまともに話が出来るかと……」

小泉「はぁー。アンタって本当に甲斐性なしよね。別に説明してあげてもいいけど、自分でも想像つくんじゃないの?」

澪田「ヒントはー、レで始まってー、プで終わることっす! さあ、創ちゃん、閃きアナグラムっすよ!」

終里「なーなー、セックスって胸でチンコを挟んだりすることのことなのか? それやったことあるけどあんまり気持ちよくないぞ? それよりオレ……いや、アタシは日向に頭撫でられながら昼寝したりするほうがいいなあ」


七海「えっと……私と罪木さんが日向くんと肉体関係になったことを知ったこの四人は、日向くんを手に入れるために逆レイプする計画を実行に移した……んだと思うよ?」

日向「そう、それにツッコミたいのはここだよ! なんで七海と罪木が縛られてるんだ!?」

七海「ごめんね、日向くん……私の力が足りないばっかりに。私が配管工のおじさんだったら、日向くんを魔王の手から取り戻せたのに……」

罪木「うう……日向さんが他の人とそういうことをするのは七海さんもそうでしたから今更いいんですけどこんなに人数が増えると日向さんは私なんてどうでもよくなって私を見てくれなくなるんじゃないかってだって私なんて他の皆さんよりお腹の肉だけは立派にあるのに胸の大きさは終里さんに負けてるしでもそんなことになるくらいだったらいっそのこと日向さんを私だけのものにしてしまえばそうする方法も実は前から考えてて5000通りくらいあるんですけどでも日向さんに悪いから辞めようって考えてたんですけどでも日向さんを失うくらいだったら私は」

日向「うわぁ……罪木の目がなんか凄いことになってるぞ……おい、罪木! 聞いてるか!」


ソニア「さて……日向さん。念仏唱え終わりましたか?」

日向「なんかいろいろ間違ってるけど……もうツッコむまい」

ソニア「それではみなさん! ちゃっちゃっとヤっておしまいなさい!」

小泉「……って、ええ!? こういうのって言い出した人がやるもんじゃないの!?」

ソニア「わたくし、これでも王女ですから……その、初めてなので、危険があるかもしれないですし」

小泉「そんなこと言ったって、私だって経験ないし……あ、終里さんは?」

終里「うーん……オレがやってもいいけど、別に楽しいもんじゃないしなあ……オレはこうして日向の隣で寝てるから、勝手にやっててくれよ」

小泉「……本当に寝ちゃった」

ソニア「…………」

小泉「…………」






日向(マズい……終里が脱落したのはいいんだが、その、胸が密着して……)

小泉(あ……日向の、アレが……大きくなってる……)

小泉(うわあ……あんなになるんだ……下着越しでも、ハッキリ……あ、そんなに見ちゃダメ……でも)チラッチラッ

澪田「あー! 創ちゃん、テント張ってるっす! 苦しそうだから、パンツ脱がしてあげますね!」

小泉「ええっ!?」

澪田「えいっと! 名付けるなら、聖なる衣を剥ぎ取られたグングニルの塔! ッて感じっすね!」

小泉「あ……あう……」

ソニア「こ、これは……スゴいですね……」

日向(なんだ、この羞恥プレイ……二人とも顔を真赤にして……いっそのこと、もういいから襲いかかってくれたほうが……)

膠着状態を破ったのは? >>2個下

もう十二時だ……きりが悪いけどここで寝ます。続きはまた明日。

どうでもいいけど、前スレで行動安価のたびに「あすなろ抱き」っていうんだけど一度も安価取れない人がいたんだよなあ。
今度全員を順にあすなろ抱きする話とか書いてあげたい

新しいのはじめました。

ダンガンロンパ3EX ~希望の未来と6人の絶望の使徒~

ダンガンロンパ3EX ~希望の未来と6人の絶望の使徒~ - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1379850459/)


よし、むこう終わったから今日はあとはこっちやるやで。


あすなろ抱きされる真昼ちゃん!

 ――アタシの好きな人、日向創は、皆の人気者だ。人の話を聞くのが上手くて、すごく親身になってくれて。

 九頭竜なんかは、”超高校級の相談窓口”だな、なんて言ってからかうけど……でも、本当に凄いことだと思う。

 だから……そんな人気者の彼が、アタシだけのものになることは、きっとない。


ウサミ「よーし! 今日はみんな頑張ったから、午後の作業はおやすみー! 自由行動にしていいでちゅよー!」

左右田「よっしゃ! もう少しで作りかけのメカソニアさんが完成するんだよ! 午後いっぱいやればなんとか……」

西園寺「左右田おにぃ、キモーい。そのロボ、えっちな機能とかついてないでしょうねー」

左右田「バッカ、お前、人聞きの悪いこというんじゃねえよ! 俺は純粋にソニアさんへの愛を形にしようとだな……」

 突然の休みを告げられて。そんな馬鹿な話をみんなでしながらも、アタシの目はついアイツの事を探してしまう。

七海「日向くんは午後どうするの?」

 どきり。その人の名前が呼ばれて、私は思わずそっちの方に聞き耳を立ててしまう。

日向「ああ……ちょっと疲れてるから、今日はコテージでゆっくり休むよ」


 ……残念なような、これでよかったような。彼は、他の人とは過ごさずに自分のコテージに行くようだ。……別に、本気で自分が誘われると思ってたわけじゃない。最近はアイツ、七海ちゃんと罪木ちゃんとべったりだし。だから、誘われるとしてもどうせアタシじゃなかった。

 そんな、負け惜しみともなんともつかないようなことを心のなかで呟きながら、アタシは自分のコテージに戻った。

 採集で汗をかいていたけれど、シャワーを浴びるのもめんどくさい。そのままベッドにダイブする。

小泉(あー……アタシ、なにやってんだろ)

 ショックを受けてない、なんて自分に言い聞かせてる事自体、ショックを受けているいい証拠じゃないか。

小泉(だったら、自分から誘いにいけばよかったのに。採集もないし、デートに行こうって)

 いやいや、アイツは今日は疲れてるからって七海ちゃんの誘いも断ったくらいだし。

小泉(だったら……アタシのコテージで、二人でのんびり、とか……)


 ……いやいやいやいや、それはマズい。そののんびり、は男女の間ではそのままの意味では通用しないだろう。

小泉(でも、まあ、アイツだったら……///)

 そんなことを考えてベッドで足をばたばたさせていると。

日向「……おーい。小泉、いるか?」

 コテージの外から、その想い人本人が呼ぶ声がした。


日向「――悪いな。休んでるとこ」

小泉「……いいわよ。アンタの方こそ、だいじょうぶ? 自分のコテージで休むんじゃなかったの?」

 突然、やってきた日向は、いつもと変わらない調子で、「小泉のコテージに入れてくれないか?」と頼んだ。コイツのこの様子からするに、変な意味ではないんだろうけど……さっきまでの妄想の中身が中身だけに、なんだか意識してしまう。

小泉(どうしよう……こんなに近くに座って、アタシ、汗臭くないかな? こんなことならさっきシャワー浴びとけばよかった……)

日向「あれ? 俺、そのこと小泉に言ったか?」

小泉「い、いや。偶然聞こえてきたのよ、偶然」

日向「……まあいいか」

小泉「……それで? どうしたの? 突然。一人で退屈したんだったら、七海ちゃんか罪木ちゃんを誘えばよかったのに」

 こんなことがいいたいわけじゃないのに、つい憎まれ口を聞いてしまう。けれども彼は気にもとめなかったようで、

日向「いや……それがさ、聞いてくれよ……二人ともコテージに押しかけてきてさ。っていうか、あと左右田とか狛枝とかも。皆して俺の部屋をたまり場かなにかと勘違いしてるんじゃないか?」


小泉「……だったらなおさらこんなところにいないで、みんなと一緒にいればいいじゃない。お茶淹れてあげるから、それ飲んだら自分のコテージに帰りなさいよ」

日向「いや、お茶なんていいから、そこに座っててくれないか?」

 アタシは日向の言葉を無視して、やかんを備え付けの電気コンロにかける。

日向「……なあ、いいからこっち来てくれよ」

 別に、これくらいのことで泣いたりしないけれど……少し目が潤んでしまっているかもしれないから、アタシは振り向かずに首を横に降った。

日向「……なあ、小泉」

 後ろで、日向の立ち上がる気配がした。次の瞬間、彼の腕が私の体に回り込む。


小泉「や、ちょっ、なに」

日向「なあ、小泉、聞いてくれよ」

 彼の声が思いのほか静かだったので……私は、つい抵抗をゆるめてしまう。

小泉「なによ」

日向「俺、皆が俺を頼ってくれるの、すげー嬉しいんだよ」

小泉「……知ってるわよ、そんなこと」

 そう、アタシは全部知ってる。だって、ずっと見てきたから。アンタが、自分だけ何の才能もないことを気に病んでたことも、だから皆に認めてもらおうと、必死で努力したことも。

日向「罪木のやつなんかさ、俺が死んだら自分も自殺する、とまで言い出してさ……そこまで、人に必要にされたことなかったから、すごく嬉しかった。……嬉しかった、んだけど」

日向「……でも、ちょっと疲れた」

小泉「……だから、アタシの体を止まり木にして、休憩ってわけ?」

日向「……悪い、迷惑だったか? でも、こんなこと頼めるの、お前しかいなくてさ。」

 ……迷惑だったか、ですって? ああ、すっごく迷惑よ。こんな風に都合のいい女、みたいに扱われて、ふざけんな! って言ってやりたい。

 でも……なぜだか私は、自分の体に回された日向の腕を、振りほどくことができなくて……お湯が沸くまでの間、そこでただ身じろぎもせずに立っていただけだった。


あすなろ抱き小泉編終わり。

>>128の続き

小泉「ええい! 女は度胸よ!」

 そう言って小泉が俺の陰茎を掴む。

小泉「う、うわ……なんか、脈打ってる……」

 そのぎこちない動きが、背徳感を煽って逆に俺の雄の部分を刺激してくる。

日向(ま、まずいぞ……昨日も結局生殺しだったし……このままじゃ、手で触られただけでイッてしまう……)

 既に思考がより快感を得たい、という方向に変わってしまっていることに、俺は気が付かなかった。

日向(このままじゃ三こすり半、つまり3レスくらいで暴発してしまう……それまでにこの状況をなんとかしなければ! 少なくとも『縛られたまま手コキでイッてしまった』というのは回避したい!)


日向の行動or他の人の行動 >>2個下


日向(そうだ! この前弐大に『体が固い奴は怪我をしやすいし、なにをやっても上手くいかん! プロの格闘家は練習の実に半分を柔軟に当てておるんじゃあ!』と無理やりやらされたヨガの効果を今こそ試す時!)

日向「くっ……ぬ、抜けた!」

小泉「ええっ! ど、どうやって!?」

ソニア「なんと! 日向さんはジャパニーズニンジャだったのですね! ますます我が国に連れて帰らなくては!」

終里「むにゃ……おい、俺、自分ちでも安心して寝れないからこんなに熟睡できたの久しぶりなんだよ……もう少し寝ようぜ……」

罪木「ひ、日向さん! 私を助けて下さい! それで今すぐ私のコテージに一緒に行きましょう!」

七海「うわあ……囚われてたお姫様が自分で抜け出すのって、斬新だね……いや、この状況だとむしろ私がお姫様? だったら、ちょっとうれしいかも……」

日向(下手に自由になったせいで自分の行動に責任を取らなきゃいけなくなったかもしれない……)

日向(この超高校級の修羅場、どうやって乗り切る!?)

>>2個下



日向「七海! 罪木! お前らも逃げろ!」

罪木「ひ、日向さん! やっぱり他の女の人の近くは危険です! 一緒に私のコテージに篭って二人で暮らしましょう! ほら!」

日向「罪木はまだそれ諦めてなかったのか!? さっき自白してたじゃないか! まだ俺は死にたくない!」

ソニア「待ちなさーい! 日向創! 逃げようとは猪口才な! 終里さん、やっておしまい!」

日向「お、終里! 後で肉を牛一頭分やるから!」

終里「……二頭だ。よっしゃ、ここはオレに任せろ!」

日向(……あとでウサミを先生先生っておだててバッタかなんかを牛に変えてもらおう……)


日向「……ふう。なんとか逃げ延びたぞ」

左右田「ソニアさーん! 見てください、綺麗な花を摘んできた……んです……よ……」

左右田「オイ、日向。友達のよしみだ。一言だけ忠告してやる。……歯ぁ食いしばっとけ!」

日向「ぐふぅっ!」

左右田「……なんで! なんでテメーが!ソニアさんのコテージから出てくるんだよ! しかも裸で! 罪木と七海をつれて! あれか、4Pしようとして難易度高すぎるって断られたのか、そうなのか!?」ボコッボコッ

日向「ま、まて左右田、お、落ち着け!」

七海「……落ち着かせたところでどうなるのかなあ? ソニアさんが日向くんを逆レイプしようとしたところを命からがら逃げてきた、なんて言ったら……もっとボコボコにされるだけだったりして」

罪木「ああ、ほら、日向さん。やっぱり外の世界は危険ですよ。ですから、もう二人の愛の巣に帰りましょう、ね?」



左右田「ぼっこっていうのは六股野郎である日向をボコボコにするって意味だぜ!(迫真)」

オペレーション日向ぼっこ Result 可


仕切り直し

罪木「……やっぱり、日向さんは人気者なんですねぇ」

罪木「うう……どうしましょう……日向さんは、たくさんの人の中でも、ちゃんと私を見てくれるって、そう信じたいけど……」

罪木「でも、もし見てもらえなかったら……それなら、日向さんに私無しでは生きられない体になってもらうか、もしくはいっそのこと……」

罪木「うう……でも、日向さんがそんなこと望んでる訳ありませんよね……好きな人の希望と自分の希望が違ったら……いったいどうすればいいんでしょうか?」

>>2個下



罪木「うう……日向さん日向さん日向さん」

罪木「……いつからでしょう。私はもう、日向さん無しでは生きられない……昔は、誰にも好かれなくて、誰にも目を向けられなくても、平気だったのに……」

罪木「うううう……でも、もうダメなんです。私なんかが見てもらえるわけないんです……もう、吹っ切らないと」

罪木「だから……もう、いっそのこと。違う人のことを好きになってしまいましょう。もしくは、穢されてしまいましょう……そうでないと、これ以上日向さんの優しさに溺れてしまったら、私……」

罪木「……そうと決まれば、夜這いにいってみましょうか」


ターゲット >>2個下


こ、これは予想外の展開……書いてみるけど遅くなるかも。明日になるかも。


花村って普段あんなキャラだけど、こういうときは流石に空気読むのかな……それともパクっといっちゃうのかな……

あんだけ「なんでもします!」って言ってる罪木に「じゃあパンツくれよ」って言わないから、相手を選んで下ネタ言ってる……んだろうか。


 一週間も放置してすみません。花村について本気出して考えてみたら花村の絶望ってなんだろうってところまで至ってしまった。きっと都会への憧れが屈折したりしたんじゃないかなー。


罪木「……そうだ、花村さんのところに行きましょう。いつもエッチなことばかり言っているあの人なら、きっとこんなゲロ豚でも抱いてくれるはずです……」


 花村のコテージ


罪木「ええっと……夜分にすみません……花村さん、いらっしゃいますかぁ……?」

花村「ん……罪木さん? どうしたの、こんな時間に。もしかして……体のほてりを抑えきれなくなったとかかな!? だったら僕が静めてあげるから入りなよ!」

罪木「はいぃ……それじゃ、お邪魔します」

花村「え?……あ、ああ。どうぞ中へ」


罪木(わあ……花村さんのコテージ、なんだかよくわからないけど、おしゃれな物がいっぱいです……あの大きいのはコック帽でしょうか?)

罪木「ええと……あの、花村さん……どこに座ればいいですか? それとももうベッドに……」

花村「つ、罪木さんは気が早いなあ……情熱的な女性も嫌いじゃないけど、まずはカクテルでも飲み交わしながら、夜の長さを楽しもうじゃない」

罪木「あ、はい……」

花村「ちょっと待っててね、今何かつまむものでも……ううん、なんにもないなあ」

罪木(あれ? 今、なにかお皿が冷蔵庫にあるのが見えた気がしますけど……気のせいでしょうか?)

花村「とりあえずオリーブの実とチーズでいいかな。はい、ノンアルコールのカクテル。何故か酔っ払うから気をつけてね。酔って乱れるのもいいけど、やっぱり僕の手で乱れてもらいたいからね、ふふふ……」

罪木「ありがとうございます。頂きます」

罪木(本当なら早く抱いてもらいたいんですけど……でも、ここは花村さんのいうことを聞いておきましょう。私が酔ってしまえば、花村さんも襲いやすいでしょうし……)


罪木(……と、そのつもりだったんですけど)

花村「つ、つみきさん? ヒック、お酒、強いんだねぇ。ノンアルコールだけど。ヒック!」

罪木(花村さんのほうが先に酔っ払ってしまいましたぁ……)

罪木「あの、私、昔から無理やり消毒用のアルコールとか飲まされたりしてたので……これくらいの強さなら、なんともないです」

花村「そ、そうなんだ……僕もほろ酔い加減になってきたし、そろそろベッドの方に行こうか……っと!」

罪木「あ、危ないですよぅ! 足元がふらついてます! ちょっと待っててくださいね」

花村「どうしたの、罪木さん……ヒック! お湯なんか沸かして」

罪木「酔いすぎてしまったときは、緑茶がいいんです……カフェインが、酔い覚ましの効果があるので……あとはなにか、ビタミンCを採れるものがあるといいんですが……ちょっと冷蔵庫を拝見しますね」

花村「ちょ、ちょっと待って……その中は……」

罪木(あ……これ、さっきのお皿です……中身は……)


罪木「……はい、花村さん。緑茶です。熱いので気をつけてくださいね」

花村「……ありがとう」

罪木「……………………」

花村「……………………」ズズッ

罪木「……………………」

花村「……………………」

罪木(え、ええっと……どうしましょう、この沈黙!? 花村さんがお茶を啜る音だけが響いて、かなり気まずいですぅ!)

花村「……ねえ、罪木さん」

罪木「は、はいぃ! なんでしょうか!?」

花村「どうして……罪木さんは……僕のコテージにやってきたの?」


罪木「花村……さん?」

花村「僕だってバカじゃないんだ。自分が、女の子から見てそういう対象になるかどうかくらい、わかってるつもりだよ」

罪木「ええっと……そんなことない、と思いますよ?」

花村「ううん。そんなことあるさ。でも別にいいんだよ。だって僕はまだ”途中”なんだから」

罪木「途中……ですか?」

花村「……ねえ、罪木さん。少し僕の昔話を聞いてくれるかな?」


花村「僕は、今でこそイタリアンやフレンチも嗜むアーバンなシェフだけど……僕の実家は、小さな定食屋でね。料理の基礎はそこで学んだんだ」

花村「とはいえ、”超高校級の料理人”である僕を生み出したくらいだから、味は確かだったよ。でも店の経営は苦しかった。お母ちゃんが卸し問屋に頭を下げてるとこを見るのも、一度や二度じゃなかったな」

花村「そんなある日、テレビで料理人の特集番組を見て……凄かったよ。同じ料理人とは思えないほど、毎日が楽しそうで、自信に満ち溢れてて……それが、青山のアーバンなお店のシェフでね。どうせ料理人になるなら、こんなふうになりたいって思ったんだ。そうしたら、お母ちゃんにも楽させてあげられるし……」

花村「いまでこそ、こんな身長だけど。高校の間に背も伸びて、そしたら僕は女の子とこんな風にカクテルを酌み交わすような、おしゃれなシェフに慣れるんだ。今はその準備、みたいなものかな」



花村「……だから、今の僕にはまだ、罪木さんを惹きつけるような魅力なんて、あるわけないのさ。きっとなにか理由があるんでしょ?」

罪木「花村さん……」

罪木(ああ……私、なんて酷い人間なんでしょう。自分のことばっかり考えて、日向さんへのあてつけの為に花村さんを利用しようとして。花村さんにだって、心があるのに、そんなこと忘れたみたいに……)

花村「……なんてね。酔って、こんな話をしちゃうなんて……僕もまだまだアーバンな男としての修行が足りないなあ」

罪木「花村さん……ありがとうございます。今日は、自分のコテージに帰りますね」

花村「……うん、それがいいよ」



罪木「でも、私は今の花村さんも素敵だと思いますよ? ほら、これ……」

花村「これ……冷蔵庫に仕舞っておいたたくあん?」

罪木「たくあんには、ビタミンCが豊富に含まれていて、二日酔い対策にいいんです……緑茶のお茶請けにもなりますし。一枚、もらいますね」

罪木「……うん、おいしいです。これ、花村さんの手作りですよね? こんな優しい味のお漬物が作れるなんて、流石は”超高校級の料理人”です!」

罪木「無理して、その、アーバンなシェフ……ですか? に、ならなくても。今の花村さんの良いところを見てくれる人は、きっといると思います」

罪木(そうです……私みたいな人間でも、日向さんは見てくれる。だから、きっと……)


花村「……ふふっ。本当は『酔って弱いところを見せて母性本能をくすぐってパクっといっちゃうよ』作戦だったのに、失敗しちゃったなあ」

罪木「え、ええ!? さっきの話、嘘だったんですか?」

花村「当たり前だよ! だって僕のモットーは”人に好かれる変態”だからね! だから罪木さんのアドバイスはありがたいけど、僕はこのスタンスを変えるつもりはないよ!」

花村「その証拠に……さっきから、罪木さんのパンツをガン見させてもらってるしね! おかげで僕の息子も準備万端だよ!」

罪木(ひぇぇん! 話に夢中になってて気づきませんでしたけど、確かにスカートがめくれ上がって……)

花村「さて……そろそろ酔いも覚めてきたし、二人でベッドにダイブしないかい?」

罪木「あ、あの! 失礼しますね!」

花村「ああ! 待ってよ! せめて僕の息子の姿を見ていってからに……」

花村「……あーあ、いっちゃった」

花村「………………」

花村「……今の僕を見てくれる人、か……」


以上。花村って攻略対象としてみると意外とかわいいよな……田舎の定食屋出身の料理人で、アーバンなシェフに憧れてて大人の女っぽい性的な台詞が多いけど似合ってないロリっ子とかめっちゃいいじゃないですか


罪木「う、うう……やっぱり、日向さんに振られるのが怖いからって、他の人に抱いてもらおうなんて考えるのが間違いでした……」

罪木「やっぱり、ちゃんと自分で告白して、振られないと……」

罪木「でも、なかなか踏ん切りがつきません……どうしましょう?」

>>2個下


長々放置してすみません。今日は久々に時間があるので日付が変わるまでやりたい


罪木「出来れば、同じ女性の意見を聞きたいんですけど……うう、西園寺さん以外は皆さんこの前、日向さんを逆レイプしようとしてた人たちですし……だからと言って西園寺さんに相談するのは……」

西園寺『はあぁ~? ゲロ豚が日向お兄ぃに告白ぅ? 身の程を知れって感じかなー』

罪木「って言われてしまいますよね、絶対……どうしましょう……」

小泉「あれ? 罪木ちゃんじゃない。どうしたの、こんな時間に?」

罪木「ひ、ひぃ!? す、すみません。私なんかが勝手にライバル視してヤキモチ焼いてしまってすみません!!」

小泉「ちょ、ちょっと待って。なんの話?」



罪木(……結局、全部お話してしまいましたぁ……)

小泉「……ふーん。やっぱり罪木ちゃんも、日向のやつのことが好きなんだ。でもまだコトに至ってはいない、と。あの詐欺師、ジャバダイヤは返してもらわないとね」

罪木「あのぅ……やっぱり、小泉さんも日向さんのこと……?」

小泉「……うん。認めるのはちょっと恥ずかしいけど……アタシもあの鈍感男のこと、好きなんだと思う///」

罪木「ひ、ひゃーん! 私なんかが同じ人を好きになってしまって、すみませぇん!諦めますから、許してください! イジメないでくださぁい!」

小泉「……罪木ちゃんはそれでいいの?」

罪木「……え?」


小泉「アタシは……もし罪木ちゃんに日向を取られちゃったとしても……そのことで恨んだり、ましてやイジメたりなんて、絶対しない。だけど……日向のやつを譲る気もない。罪木ちゃんが諦めるって言うなら、ライバルが一人減るから助かるだけよ」

小泉「この前のことを正当化しようってわけじゃないけど……恋は戦争、なんだから。欲しいものがあるなら、絶対手に入れてやる! って態度じゃなきゃ、手に入らないよ?」

罪木「……七海さんにも言われました。日向さんを手に入れたいって気持ちを、諦められるのか、って。でも……私、よくわからないんです。何かが欲しいとか、何かがしたいとか、そういうの……だって、私が望んだところで、それが叶ったことなんて一度もないんですから」

罪木「いくら殴らないで、ってお願いしても、皆聞いてくれないし……だけど、自分から相手が何を望んでいるか察して、ウミガメの真似とかすれば殴られなくてすむし……だから、私が何を望むかより、相手が何を望んでいるかの方が大事なんですよぅ……」

小泉「……そっか。いろいろ、辛いことがあったんだね。でも」

小泉「この島の皆は、今まで罪木ちゃんが見てきた人たちとは違うよ。望みっていうなら……罪木ちゃんが、自分で考えて、自分で何かをすることを望んでるんじゃないかな」

罪木「うう……そうなんでしょうか?」

小泉「もう! そこまで免罪符が欲しいなら、命令してあげるわよ! 罪木蜜柑! アンタは今すぐ>>2個下しなさい!」


小泉「全裸でレストランに行ってきなさい!」

罪木「ひゃふん……え、えっと……それはどういう……?」

小泉「いいから! ほら、さっさと行った!」

罪木「ひぇぇん! わ、わかりました! 今すぐ脱ぎますから怒らないでくださぁい!」

小泉「別にここで脱がなくてもいいわよ。コテージの一階で脱いで、レストランにあがりなさい」

罪木「わ、わかりましたぁ!」タッタッタ

小泉「……はあ。ライバルに塩を送ってるのか、嫉妬でイジメてるのか……自分でもよくわかんないこと言っちゃったわね」

小泉「……もしものことがないように、ついていくべきかしら?」

コテージに帰る?ついていく? >>2個下


あ、一応夜時間でみんなコテージで寝静まってるイメージで書いてます。あと>>233はコテージの一階じゃなくてホテルの一階だ

やっぱついていくに変更ってできませんかね

>>240残念ながら……



小泉「……やっぱり、覗きなんて悪趣味よね。コテージに帰って寝ましょう」

小泉「罪木ちゃん、頑張ってね」

罪木「うう……小泉さん、全裸でレストランに行け、だなんて……優しい人かな、なんて思ってたのに」

罪木「そうですよね、私なんかに優しくしてくれる人がいるわけありませんよね」

罪木「ホテルにつきました……ここで服を脱いで」イソイソ

罪木「ちゃんと畳んで隠しておかないと……脱がされた後に服を隠されるのは定番ですから……」

罪木「う、うう……何度か経験は有りますけど、やっぱり外で裸になるのは慣れません……夜時間で誰もいないのが救いですけど」


???「……誰か居るのか?」

罪木「えっ!?」

罪木(う、嘘!? こんな時間に誰かがいるなんて……小泉さんはこのことを知ってたんでしょうか!?)

深夜のレストランにいたのは誰?>>2個下(複数可)


日向「その声、罪木か? どうしたんだ、こんな時間に……」

罪木「ひ、日向さぁん!?」

日向「? どうしたんだ、そんなに慌てて。」

罪木(ひ、日向さんがこっちを振り向きそうです! その前に!)パチッ

日向「!? お、おい、どうして灯りを消したんだ? これじゃあ何も見えないぞ」

罪木(な、なんとか間に合いました……)


罪木「ひ、日向さんはどうしてこんな時間に?」

日向「ああ……なんだか眠れないから、紅茶でも飲もうかと思って……そういう罪木はどうしたんだ?」

罪木「え、私ですかぁ!? えっと……その……」

罪木(困りました……なんて答えるべきでしょう?)

>>2個下



罪木「そ、そうだ! 眠れないんでしたら、私のコテージに来てお話しませんか?」

日向「なんだ、罪木も眠れないのか?」

罪木「え、ええ。そうなんです……」

日向「じゃあ、そうするか。罪木の分の紅茶も入れるから、灯りをつけてくれ」

罪木「え、ええっと、それはその……」

日向「? どうしたんだ?」

罪木(こ、この状況をどう乗り切れば……誰か助けてくださぁい!)

どうなった? >>2個下

すげーどうでもいいけど、The KillersってバンドにMr.Brightside、つまり日向くんっていう曲があって、それが嫉妬で女の子を刺しちゃうヤンデレ男の曲なんですよね……
http://www.youtube.com/watch?v=gGdGFtwCNBE


日向「……罪木がつけないなら俺が点けるけど……って」パチッ

日向「つ、罪木!? なんでお前は、裸なんだ!?」

罪木「そ、それは、その……」

日向「ああ! とりあえず理由はいいからこれを着ろ!」

罪木(そう言って日向さんは着ていたシャツを脱いで私にかけてくれました……)

罪木(タンクトップ一枚の日向さん……やっぱり凄い胸筋です)

罪木「あ、あの……日向さん」

日向「あ!? いや、な、なんだ罪木?」

罪木「>>2個下」


罪木「不安なんです」

日向「…………え?」

罪木「日向さんは、この島の皆に好かれてて……皆、私なんかより素敵な人ばっかりで……だから、私なんかが日向さんに好きになってもらえるわけないって、わかってるんです」

罪木「……だから、日向さんに、私なしでは生きられないようになってもらおう、なんて考えたりもしました……もしくは、いっそのこと……」

罪木「でも、そんなこと、日向さんや皆が望んでるわけなくて……だから止めようって思うんですけど、でも、何かあると、またそのことを考えてる自分がいて……」

罪木「日向さん……自分の希望と、世界の希望が違ったら……いったい、どうすればいいんでしょうか?」


日向(そう言って罪木は涙を浮かべた目で上目遣いにこっちを見てくる)

日向(シャツ一枚を羽織っただけの、全裸に近い格好で……正直に言って、かなりコケティッシュな光景だ)

日向(正直、なんで罪木が裸なのかとか、コテージに行くっていうのはどうなったのかとか、なんで急にそんな話を、とか、疑問はいっぱいあるけど……)

日向(今は、罪木のこの疑問に答えてやるべき、なんだろうな……)

日向「>>5個下」


日向「じゃあ、一緒に探さないか?」

罪木「……え?」

日向「罪木なしで生きていけないように、って……薬漬けとか、そういう意味だよな? そういうのは確かに困るな。だって、まだ俺はやりたいことがいっぱいあるんだ」

日向「澪田のやつとバンドを組む約束もしてるし、左右田がいつかロケットを飛ばすのを見なきゃいけないし、七海のやつは俺がついてないと危なっかしいし」

罪木「う、うう……そうですよね」

日向「それに。お前とも一緒に、楽しく過ごしてたいし。だから」

日向「二人で探せばいいんじゃないか? それで、無ければ作ればいいんだよ。お前も、皆も、笑顔でいられるような未来をさ」

罪木「日向さん……」


日向「それに、不安っていったらこっちもだぞ? なんでこんな時間にこんなかっこで……花村あたりに見つかったら大変なことになってたぞ?」

罪木「クスッ……大丈夫ですよ、花村さんは意外と紳士ですから」

日向「……? よくわからないけど、もう少し自分の体を大事にしろよな。罪木になにかあったら、俺……」

罪木「日向さん……それって……?」

日向「あー、ここまで言えばわかるだろ?」

罪木「いえ……お願いします。教えてくれませんか? 日向さんがどう思っているのか」

日向「だから、その……>>2個下、だよ」


日向「俺は……お前と結婚したい、と思ってるぞ」

罪木「ひゃふん!? け、結婚、ですか?」

日向「イヤか?」

罪木「い、いえっ! 日向さんが私なんかと結婚してくれるなんて、夢みたいですけど……流石に、ちょっと急すぎるというか……」

日向「そうか? 前にあんなことがあったから、流石に罪木の気持ちには気づいてたし……そっちも、俺の気持ちには気づいてただろ?」

罪木「? 日向さんの気持ち……ですか?」

日向「だから……俺が、罪木のこと好きだって……」


罪木「……え? ええっ!? 日向さん、私のこと好きなんですかぁ!?」

日向「好きなんですか、って……気づいてなかったのか。前に、七海と一緒に夜に押しかけて来た時にも言ったと思うんだが……」

罪木「あのときは、七海さんのついで、というか、お情けみたいなものかと……それか、エッチなことしたさに、とか」

日向「なんでだよ。そもそも二人の時は抵抗しなかったけど、ソニアとかに縛られたときは逃げ出しただろ? そういうことだよ」

罪木「そんな……日向さんが、私のことを?」

日向「不安、とかいうから、浮気を心配してるのかと思ったけど……それ以前の問題だったとは」


罪木「……あれ? ということは……もしかして、日向さんと私って」

日向「ああ。両思い、ってことになるな。というか俺としてはとっくに付き合ってるつもりだったんだが……」

罪木「そんな……日向さんが私のことを、なんて……未だに信じられませぇん! 恋人らしいことだって、全然……」

日向「……はぁ。ちょっと待ってろ」

罪木(日向さんはそう言うと、一人で階段を降りて行ってしまいました。追いかけた方がいいのだろうか、とも思いましたけど)

日向「……ほら。服、持ってきたぞ。当然だけど、ここまで裸で来たわけじゃなかったんだな」

罪木(日向さんはすぐに下の階に隠しておいた服を見つけて戻ってきたのでした)

日向「……着終わったか? じゃあ、行くぞ」

罪木「日向さん? あの、行くって、どこに……」

日向「…………」

罪木(……どうしましょう。とうとう、愛想を尽かされてしまったとか? もう、自分のコテージに帰れってことなんでしょうか……)


日向「……おい、罪木。どこ行くんだ? 早く入れよ」

罪木「え……でもここ、日向さんのコテージですよね?」

日向「他のどこに見えるっていうんだ……ほら、早く」

 日向さんはそう言うと、強引に私の手を掴んでコテージに引き入れるのでした。

罪木「……あの。日向さん?」

日向「……恋人らしいことをしたかったのが自分だけだって思ってるのか?」

罪木「え? それって、どういう……んっ!?」

 最後まで言い終わる前に、強引なキスで唇を塞がれます。

日向「……あんなカッコであんな事言って。あの場で襲いかからないよう自制するのが大変だったぞ? ……今日は寝かさないから、そのつもりでな」


おしまい。前スレほどうまいことまとまらんかった。グダグダになったけど付き合ってくれてありがとう。じゃあの。

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