新八「ホ、ホグワーツ?」(398)

新八「ふあ~あ、おはようございます姉上」

妙「あら新ちゃんおはよう。そろそろお迎えがくる時間よ、早く用意しなさい」

新八「迎え?なんの迎えですか?」

妙「ふふ、いつも頑張ってる新ちゃんに、銀さんからのプレゼントですって」

新八「なんですかそれ、なんだか嫌な予感しかしないんですけど…」

妙「いいからいいから、さっ戸締りしなくちゃ。新ちゃんは朝ごはんの玉子焼き食べててね」

新八「うっ…は、はい」

新八「姉上、僕外で待ってますね」

妙「ええお願い」

新八「銀さんが考えることだからまたしょーもないことなんだろうけど、プレゼントってやっぱちょっと嬉しいな」

パカラッパカラッパカラッ

新八「ん?なんだあれ…馬車?へえ、江戸の町にもあんな西洋風の馬車が走るようになったんだなあ」

パカラッパカラッパカラッパカラッ…ピタッ ぶるるるん

新八「えっ」

銀時「おーい新八!迎えに来てやったぞー」

神楽「早く乗るアル」

新八「ええええこのお洒落な馬車、銀さんの!?」

妙「あはようございます銀さん、神楽ちゃん」

神楽「姉御おぉぉぉぉおおお」

銀時「よし、これでそろったな。さあ早く乗れ」

新八「は、はい…」

ごめんちょっと書き溜めてくるから待っててください

新八「ってこの馬車、馬いないじゃないですか。面白い形の車ですね。しかも全自動?」

妙「まあほんと。それで銀さん、今日はどこへ行くのかしら?」

新八「そうそう、そうですよ、どうしちゃったんですか急に」

銀時「ふはははははは!!見よ!このチケットを!!」

新八「ハリー・ポッターの世界を体感、いざ、ホグワーツへ…?銀さん、ハリー・ポッターなんて読んだことありましたっけ?」

銀時「ない」

新八「このチケットどしたんですか」

神楽「商店街の福引で当たったアル」

銀時「そういうこと」

新八「なるほど。で、そこには何があるんですか?ハリー・ポッターのテーマパークみたいなのとかですか」

銀時「知らねえけど、なんか美味いもん食わせてくれるらしいから早く行こうぜ」

妙「まあいいじゃない新ちゃん、早く乗りましょ」

神楽「ちょっとそこつめるアル」

桂「すまん、リーダー」

新八「……」

銀時「……」

新八「ええええええなんであんたまで乗ってんだああああ」

桂「あんたじゃない、桂だ」

銀時「ヅラてめえどこからわいてきやがった!」

桂「ヅラじゃない、桂だ」

神楽「最初から乗ってたアル。んまい棒いっぱい持ってたある」

銀時「食い物につられんなああああああ」

桂「まあいいではないか、旅は大勢の方が楽しいだろう」

銀時「お前じゃなきゃ楽しかったかもな」

桂「さあゆくぞ皆のもの!いざ!発進!!」

銀時「なんでこいつこんなに張り切ってんの?なんでこんなに仕切ってんの?」

神楽「こいつ公園でよく本読んでたアル」

新八「好きなんだ、ハリー・ポッター好きなんだ!きっとわくわくが止まらないんだ!」

銀時「…なにが攘夷志士だよったく」

桂「攘夷志士たるもの、魔法使えなくてどうする!」

銀時「お前の頭はすでに魔法にかかってるから安心しろ」

妙「まあまあ二人とも落ち着いて。玉子焼き食べます?」

銀時「ごめんなさい、僕お腹いっぱいなんです」

桂「おなごの行為を無下にするなど、侍の風上にもおけんな。かたじけない、いただこう」

妙「まあ、ふふふ。たんと召し上がってくださいな」

桂 パクッ もぐもぐもぐ

銀時「美しくねえ最期だったな、ヅラ」

桂「う…んっ、こ、これは…!今までに…食べたことの、ない、斬新な…味だ、な」 

妙「まあ桂さんったらお上手ね」

新八「桂さん!桂さん!!ああー…」


>>18
×行為
○好意

神楽「ん…なんか眠くなってきたアル」

銀時「ガキだから昨日わくわくして眠れなかったんじゃねえの」

神楽「ちゃんといっぱい食って寝たアル!」

新八「でもさっきから僕もなんかぼーっとしてるんです」

妙「馬車の揺れが心地いいんじゃないかし…ら…」

新八「姉上?姉上、どうしたんですか!?」

妙「すー…すー…」

銀時「寝てるだけだろ、ふあ~あ、俺も寝ると…す……ぐー…ぐー…」

新八「えええええなんですかみんなして!ちょ、神楽ちゃ…ん…ま……」


しーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーん



新八「ん…ここは…ってあああああ真っ暗だし!!僕達いつまで寝てたんだ!!銀さん!銀さん!ちょ、起きてください!」

銀時「あー?なんだようるせえな…」

新八「ここどこですか!?もうなんか真っ暗なんですけど!」

神楽「ぱっつぁんうるせえアル、これだからメガネは」

妙「まあ私達一体どのくらい寝てたのかしら」

桂「おい、あれを見ろ」

銀時「ああ?」

新八「あ、人がいっぱい…ってあああああああああああ」

銀時「なんだようるせえな」

新八「あれ!あれホグワーツじゃないですか!?みんなあの城に向かって進んでますもん!!」

妙「そうかもしれないわね」

桂「では俺達もあの新入生の列に混ざって入城するとしよう」

新八「なんで勝手に新入生って決めてんですか。まあとにかく行ってみましょう」

神楽「あそこに行けば美味いもん食えるアルか?」

銀時「よっしゃじゃあ早く行こうぜ!」

さっちゃん「待って、その格好じゃダメだわ。これを着なさい」

新八「……」

銀時「なんでてめえがいんだよメス豚」

さっちゃん「ああんもっと言って…!」

新八「えっと…それはなんですか?」

さっちゃん「あっちにいる人間達も城の中にいる人間達もみんなこういうのを着てるわ」

妙「ああ、制服じゃないかしら?ホグワーツの」

新八「なるほど!服装から世界観に浸ろうってやつですね!」

桂「かたじけないさっちゃんさん、では着替えよう」

~~着替え中~~女子は馬車の中

桂「ローブが邪魔で刀が抜きにくいな」

銀時「まあこんな不気味なテーマパークにテロリストなんてこねえだろ、お前以外」

桂「テロリストじゃない、攘夷志士だ」

神楽「着替え終わったアル!」

妙「神楽ちゃん、髪の毛下ろしたほうがかわいいわよ」

神楽「マジあるか、男どもが虜になるあるか」

妙「ええ、とってあげるわね」

パチン パチン

神楽「どうアルか!」 サラッ

妙「とってもかわいいわよ」

さっちゃん「みんな準備はできたかしら?じゃ、あの列に混ざりましょう」

銀時「…何してんだメス豚」

さっちゃん「ああん、だって寒いんだもの。銀さんのローブの中あったかい」

バキッ

さっちゃん「ああ…!久しぶりの激しい蹴り…!べぶっ」

銀時「よし、さっさと行こうぜ」



さっちゃん「新入生は船に乗って、それ以外はこの馬車であの城まで行くみたいね」

新八「あ、これ僕達が乗ってきたのと同じ馬車」

妙「船はちょっと怖いから馬車に乗って行きましょうか」



~~馬車の中~~

桂「さっき新入生といわれてるやつらの群れをチラッと見たんだが、小さな子どもばかりだったぞ」

新八「でもこの馬車組は僕らとそう変わらなさそうですよね」

妙「細かいところまで物語に沿ってるのね、素敵」

神楽「あ!城が見えてきたアル!」

銀時「おーなんかクオリティ高えなおい」

新八「あ、あそこで馬車を降りるみたいですね。みんな歩いてお城の中に入っていってます」

妙「なんかわくわくするわね、新ちゃん」

新八「ええ、江戸にこんなところがあったなんて知りませんでした」

神楽「着いたアル」

桂「素晴らしい」

新八「うわあ細部までちゃんと凝ってある!見てください姉上!」

妙「まあすごく綺麗ね新ちゃん」

さっちゃん「さあ、早く大広間へ」



神楽「うおおおすごいアル!すごいアル!!」

新八「うわああ映画のセットみたいですね!」

妙「すごいわね」

銀時「おーすげー。とりあえず座ろうぜ」

桂「ではそこに座ろう」

新八「あ、ここグリフィンドールの位置ですよね」

桂「そうだったのか?それは知らなかった、まあ正義と勇気が俺を導いたのやもしれぬ」

銀時「うわーこいつめっちゃわくわくしてるよ、抑えきれないほどわくわくしてるよ、隠しきれてないよ」

妙「ふふ、じゃあここに座りましょうね。あ、ちょっとすみません」

土方「あ、いえ」

妙「……」

新八「……」

桂「……」

銀時「……」

沖田「……」

山崎「……」

近藤「……!」

銀時「あーやっぱいいですすみませんでした。おい、あっち側行こうぜ」

近藤「待ってお妙さん!」 グワシッ

銀時「俺はお妙じゃねえよ糞ゴリラ」

沖田「旦那達も来てたんですかぃ」

新八「え、ええ、まあ…真選組のみなさんも?」

土方「商店街の福引で当たったんだ」

山崎「副長がパトロールがてらにって」

銀時「お前それただのサボリじゃねえか」

土方「ああ?」

沖田「勘弁してくだせぇ旦那、土方さんハリー・ポッター大好きなんでさぁ」

土方「総悟てめえ…!」

??「静粛に!」

新八「あ、なんかお話が始まるみたいですよ!とりあえず座りましょ、ね!」

近藤「ささっお妙さんこちらに!…って桂あああああ」

土方「!」

沖田「あ」

桂「あ」

土方「てめえ…!!総悟!パズーカ!」

沖田「はい土方さん」

新八「ちょ、」

??「これ、これ。元気なのは結構。じゃがときには年寄りの戯言に耳を傾けるんもよいことじゃぞ」

桂「は…!」

新八「え」

妙「あら?新ちゃん、あれ…」

新八「本物にそっくり、ですね…」

ダンブルドア「結構、結構」

銀時「なんだあの髭爺さん、ここの責任者か何かか?」

沖田「土方さん」

土方「…クオリティ高えなおい」

ダンブルドア「それでは、新入生の諸君、入学おめでとう。そして在校生の諸君、また会ったの」

新八「な、なんかすごいですね」

妙「ええ、お金かかってそうね」

新八「なんかハリポタの世界に入ってきたみたいですね」

ダンブルドア「それではこれから組み分けの儀式を始めようかの」

銀時「お、なんか俺ここの場面金曜ロードショーで見たぞ」


~~組み分け中~~



マクゴナガル「以上」

ダンブルドア「うむ、結構結構。それでは、ご馳走にしようかの」

銀時「やっと飯かあってうおああ!?お、おい、突然料理が出てきたぞ!?」

近藤「おお、これはすごいな、どうなってんだ?」

新八「すご…まんまハリー・ポッターって感じですね」

妙「素敵ね、私ホグワーツのお料理食べてみたかったのよ」

神楽 モギュ ギュフ モギ モギ

桂「いただきます」

土方「これは…」

沖田「ん、これなかなかいけますよ土方さん」

新八「これ美味しいですね、姉上!」

妙「新ちゃん、お肉ばかり食べちゃダメよ」

新八「へへっはーい。あ、姉上僕が取り分けてあげます!」

銀時「新八君…シスコン全開でございますね…」

神楽「気持ち悪いアル」

近藤「そうだぞ新八君!どれ、義兄さんが野菜を食べさせてあげよう!」

新八「誰が義兄さん?」

さっちゃん「銀さん、はい、あーん」

銀時「なんでチキンが納豆にまみれてんだよ」

神楽 モチ モチ モギュ モギュ


~~食事終了~~

ダンブルドア「それでは、そろそろおやすみの時間じゃの」

銀時「はー食った食った」

ダンブルドア「それぞれの寮の監督生にしたがって寮に戻るのじゃ」

新八「これからどうすればいいんでしょうね?」

妙「わからないわ、グリフィンドールの寮に行けばいいのかしら?」

ダンブルドア「明日の朝、この大広間でそれぞれの時間割を配布するからの。ではおやすみ」

土方「こいつらについていけばいいのか?」

沖田「みんな出て行ってますし、そうした方がいいみたいですね」

桂「では行こう、リーダー」

近藤「桂を捕まえたいところだが、状況がよくわからんのでとりあえず保留だ」

銀時「ああ、そうしてやってくれ」

山崎「それにしても、ほんとに映画の中みたいですね」

新八「ええ、血みどろ男爵や首なしニックなんて、どうやって再現できたのか全然わかりませんもん」



銀時「さて、談話室とやらに着いたわけだが」

妙「まあ素敵」

銀時「え、なに?これどうすればいいの俺達」

近藤「さあ…」

新八「なんかみんな思い思いに遊んでますけど」

神楽「じゃあ私達も探検してみるアル!」

銀時「そうだな、じゃあとりあえず一番上から見ていくか」

新八「そうですね」

沖田「土方さん、俺達はどうします」

土方「ここにいてもしょうがねえからとりあえず上から順に見て廻るか」

沖田「旦那ー、土方さんが一緒に見て廻りたいらしいです」

土方「なんだその変な言い方やめろおおお」

銀時「えーしょうがないなあ、これだから友達のいない土方君は」

土方「うるせえそれ今関係ねえだろぉぉおおお」

??「ちょっと、そこは女子寮よ。あなた達何やってるの?」

新八「あ、すいませ…えええええええ!?ちょ、あ、えええええ!?」

山崎「うわー、ハーマイオニーそっくりですねー」

ハーマイオニー「何を言ってるのかわからないけど、私はハーマイオニー・グレンジャーよ」

妙「まあ!」

さっちゃん「よくできてるわね」

ハーマイオニー「あなた達…もしかして新入生?」

銀時「ああ?何言ってんだこいつ」

沖田「んー新入生っていうか転入生って感じですかね」

ハー子「転入生?グリフィンドールに転入生がくるなんて聞かされてないけど…」

新八「き、急なことだったから連絡漏れとかあったんじゃないかな!」

山崎「ええ、僕達ここに来たばかりなので案内してくれると助かるな」

ハー子「なんだ、そういうことだったの」

妙「ええ、

妙「ええ、ごめんなさいね」

ハー子「そうね、まずあなた達がいるこの場所は女子寮よ。男子は立ち入り禁止」

新八「ご、ごめんなさい」

ハー子「初めてだからしょうがないわ。男子の部屋はこっち」

桂「ほう、あとは何があるんだ?」

ハー子「あと、下は談話室。自由に使っていいのよ」

神楽「だけアルか?」

ハー子「ええ。あ、でも急に転入ということになったのなら、部屋が用意されてないかもしれないわね」

新八「あ、あの、僕達これから何をすればいいんですか?」

ハー子「何をって…明日の準備をして、緊張してるのなら早めに寝ればいいと思うわ」



新八「ちょ、銀さん!」

銀時「なんだよ」

新八「これって1泊2日とかのツアーか何かだったんですか?」

銀時「知らねえよ、あれしか書いてなかったんだから」

神楽「ってことは明日も朝から美味い料理がたくさん食えるってことアルか!」

ハー子「とりあえず、部屋に空きがないか見てきたほうがいいわ。あなた達はこっち」

妙「じゃあ新ちゃん、また後でね」

新八「は、はい」

~~1時間後~~

ダッダッダッダッ

新八「あ、姉上!」

妙「あら新ちゃんお部屋は見つかった?」

新八「なんか偶然1部屋あったらしくて、とりあえずそこに荷物置いてきました」

神楽「よかったアルな」

新八「ってそうじゃなくて!なんかここおかしいですよ」

さっちゃん「ええ、それは私も思ってたわ」

妙「猿飛さん」

さっちゃん「さっき色々な部屋に忍び込んで観察してきたんだけど、ここにいる人たち」

山崎「ちょっと俺達とは違いますよね」

ちょっと犬の散歩にいってきます

>>65
ちょっとタカシ!!
タロの散歩行きなさいって何度言えばわかるの!?

タカシ「はーい」

さっちゃん「ええ、みんな私達のように『客』としてここにいるわけじゃないみたいなのよ」

妙「銀さんたちは?」

新八「考えても仕方ねえから寝るって言って寝ちゃいました」

神楽「役に立たねー天パアルな」

近藤「いやーほんとにあの3人はダメですな!お妙さん、この近藤いさ」

山崎「で、どうします?」

妙「うーん、ここの談話室も人がいなくなったし、私達もとりあえず眠りましょうか」

さっちゃん「そうね、明日になれば何かわかるかもしれない」

山崎「わかりました、では俺達も寝よう新八君」

保守ありがとう
これからぼちぼち書いていく

ちなみに>>68、うちの犬はジロだ

新八「そうですね、ではおやすみなさい」

妙「ええおやすみなさい」

さっちゃん「おやすみ」

神楽「また明日なー」

近藤「あああおやすみなさいお妙さあああん」


新八「ん…?ハーマイオニーがいるってことはもしかして……」



~~次の日の朝~~

新八「ふあ…あ、おはようございます山崎さん。ほら銀さん、みなさん、起きてください」

銀時「ああ?まだいいだろ別に…ぐう」

土方「永遠に寝てろ天パ野郎。山崎、これから何が始まると思う」

山崎「昨日ダンブルドアみたいな人が、朝に大広間で時間割を配ると言ってました」

沖田「つまり大広間に行けばいいってことか」

新八「これを着ていった方がいいですよね?」

山崎「うん、みんなもうこれを着て下に降りていったよ」

新八「ほら銀さん起きてくださいってば!ご飯ですよご飯!」

桂「ほっておけ、ぐーたらしているから髪が反抗的になるんだ」

銀時「なんだと!!てめーみてえなサラサラに俺達天然パーマの気持ちがわかるかああああ」

沖田「起きた」

新八「ありがとうございます桂さん、ほら銀さん早く着替えて行きますよ」

銀時「へいへい」

近藤「談話室でお妙さんが待っているかもしれん」



山崎「おはようございます」

妙「おはようございますみなさん、よく眠れましたか?」

新八「おはようございます姉上!気持ちよく眠れました!」

さっちゃん「おはよう銀さん、さあ朝食に行きましょう」

神楽「腹へったアル」

沖田「おい、右側寝癖ついてるぞ」

神楽「うるせーアル、飯食ったら直るアル」

近藤「お妙さん、おはようございます。いやあ夜ご飯も朝ごはんも寝床も一緒なんて、まるで」

妙「あら、あれ昨日のハーマイオニーちゃんじゃない?」

新八「あ、ほんとだ、おーいハーマイオニー!おはよう、昨日はありがとう」

ハー子「おはよう、待ってたのよ」

新八「あ、ありがとう!」

??「ハーマイオニー、彼らは誰なんだい?」

ハー子「右から新八、妙、神楽、総悟、十四郎、勲、退、銀時、あやめよ」

??「へえ、初めて見るなあ」

ハー子「昨日からホグワーツに転入してきたのよ」

??「そうなんだ!」

ハー子「えっと、こちらはロン、そしてハリーよ」

新八「……」

山崎「主人公きちゃいましたね」

妙「よろしくお願いします」

神楽「お前新八と似てるアルな」

ハリー「えっと君は…」

ハー子「神楽よ」

ハリー「神楽!僕はハリー、よろしく」

神楽「よろしくアル」

ロン「じゃあさ、はやく大広間に行こうよ。僕お腹ぺこぺこだよ」

新八「はい!」


~~大広間~~

新八「あの、これから何が始まるの?」

ハリー「何がって、時間割をもらって、授業に行くんだよ」

新八「このツアーはいつまで続くの?僕達ちょっと何もわかんなくて…」

ハリー「ツアー?何言ってるんだい?そうだなあ、僕達が卒業するまで続くんじゃないかな」

新八「……」

ハリー「どうしたの新八?」

山崎「ここにいる人たちはお客さんじゃないの?」

ロン「は?」

新八「僕ら、実は福引の招待けむぐっ」

土方「いや、なんでもねえ気にすんな」

山崎「状況を全て把握するまで、俺達の素性は隠しておいた方がいいよ新八君」

新八「わかりました、すみません」

さっちゃん「ところで、私達の時間割はどうなってるのかしら?」

妙「そうね、なにも申請してないものね」

ハー子「マクゴナガル先生に相談してみるといいわ。グリフィンドールの寮監だから」

桂「どうする、マクゴナガル殿に授業を申請してくるか。それとも俺達だけ別行動をとるか」

土方「こいつらと一緒に生徒らしく行動した方が得策だろうな」

山崎「そうですね」

妙「じゃあマクゴナガル先生に言いに行きましょう」

マクゴナガル「私がどうかしましたか?」

ハー子「先生!おはようございます」

マクゴナガル「おはようございますミス・グレンジャー。あなた達3人の時間割ですよ」

ハリー「ありがとうございます」

ロン「今年も全部一緒だな」

ハリー「ああ」

ロン「うえっハーマイオニー、君ほんとにそれ全部受けるの?」

ハー子「ええそうよ、何か?」

マクゴナガル「おや、あなた達は?見ない顔ですが…」

妙「初めまして先生、志村妙といいます。あの、お話したいことがあるので少しお時間を頂いてもよろしいですか?」

マクゴナガル「…いいでしょう、ではこちらへ」

銀時「おいおいおい何やってんだよ、転入生ってことで簡単にすませばいいじゃねえかよ」

土方「それは無理だ。マクゴナガル教授は副校長でもある、転入生なんて嘘が通じるわけがない」

桂「勘のいい彼女のことだ、おそらくこれから俺達が連れて行かれるのは校長室」

新八「どうしましょう」

さっちゃん「おそらく、この学校に害がないとわかれば保護観察としてここにおいてくれるはずよ」

銀時「おいおいなんでここに居留まろうとしてんだよ、もう楽しんだから帰ればいいじゃねえか」

妙「そうなんだけど、どうやって帰ればいいのかしら」

銀時「俺達が乗ってきた馬車があんだろ」

さっちゃん「馬車はもうなかったわ。昨日城の周りも見てきたけど、ここどう見ても江戸じゃないわ」



マクゴナガル「レモン・キャンデー」

ガゴゴゴゴ

新八「合言葉まで…」

コンコン

ダンブルドア「どうぞ」

マクゴナガル「さあ入りなさい」

新八「は、はい」

山崎「失礼します」

ダンブルドア「よい、よい」

マクゴナガル「この生徒達が、お話があると」

ダンブルドア「ああ、待っておった」

山崎「あの、俺達、えっと…」

ダンブルドア「ホグワーツの生徒の顔は全員覚えとったはずじゃが…わしも老いたのう、思い出せぬ」

新八「あの、僕達は、そのー…」

神楽「なんか変な手違いでここに来たアル」

新八「神楽ちゃ…!」

神楽「歌舞伎町商店街の福引でツアーチケットが当たったから来てやったアル」

ダンブルドア「ほう」

神楽「でもなんかよくわからないことになってるアル。どうにかするよろし」

ダンブルドア「それは困ったことになっておったのう」

神楽「ほんとネ、まあ飯は美味かったアルが」

新八「ちょ、神楽ちゃん」

マクゴナガル「本当でしょうか…もしかしたらヴォルデモートの手先かもしれませんよ」

ダンブルドア「いいや、闇の魔法はホグワーツに入れぬ。それに、この者達はそやつらではない」

銀時「おい、動物が混ざってるから怪しまれてんぞゴリラ」

近藤「なに!」

ダンブルドア「残念じゃが、ここはホグワーツであり、おぬしらが考えているテーマパークなどではない」

新八「やっぱり…」

ダンブルドア「もしよければじゃが、事態が落ち着くまでここで生徒として過ごさぬか?」

新八「え、い、いいんですか?でも僕達学費とか払えないし魔法も使えないですよ」

ダンブルドア「心配するでない、ただの体験入学とでも思えばよい」

妙「あの、本当にいいのでしょうか」

ダンブルドア「もちろんじゃ、その代わり学業を怠るでないぞ」

新八「はっ、はい!ありがとうございます!」

>>1よ、もしかしてエリザベスを忘れていまいか?

ダンブルドア「それでは今日から普通授業が始まるわけじゃが、ミネルバ」

マクゴナガル「はい、ではみなさん、これから時間割を決めてもらいます」

沖田「なんか学校みたいでわくわくしますね土方さん」

土方「授業か、たりいな」

沖田「そんなこと言って、実は誰よりもわくわくしてるんでしょ?何の授業とろうとか考えてんでしょ?」

土方「殺すぞ」

沖田「学校内での殺生は厳禁ですよ」

マクゴナガル「では今日中に時間割を決めて私に提出すること」

妙「わかりました」

>>102
エリザベスは不在中の桂さんの代わりに志士達をまとめてる

マクゴナガル「ポッター達と仲良くなったようなので、私の部屋は彼らから教えてもらいなさい」

山崎「はい」

マクゴナガル「では戻りなさい」

さっちゃん「失礼しました」

ダンブルドア「おおそうじゃ、このことは誰にも言うでないぞ。噂はどこまで飛ぶかわからぬ」

新八「はい」

マクゴナガル「簡単に外部の侵入を許したとなれば死喰い人共がこぞってそのルートを探し出すでしょう」

山崎「気をつけます」

ダンブルドア「それでは、幸運を祈る」

何巻の設定なんだ・・・

>>108
パラレルだと思って読んでくれ

銀時「で、どーすんだよ」

新八「どうするって、時間割決めるしかないじゃないですか」

桂「俺は変身を学びたい」

銀時「そうだな、お前の変装いつもおかしいもんな」

新八「変装じゃなくて変身です。桂さん、魔法使えないのにどうするんですか」

桂「ふむ…」

土方「魔法薬学とか占い学なら魔法使えなくてもなんとかなるんじゃねえか」

妙「あら、でもいつだったか魔法薬学で杖使ってたような覚えがあるわ」

土方「じゃああれだ、魔法史はどうだ」

新八「ああ、魔法史はいいと思いますよ!」

さっちゃん「魔法生物飼育学も、魔法は必要ないんじゃなかったかしら」

山崎「そうですね、ユニコーン触ってみたいです!」

銀時「あのー君達の会話の内容が全然わかんないんですけどー」

神楽「美味いもん食いたいアル」

新八「さっき食べたでしょ」

近藤「お妙さんと一緒ならなんでもいい!」

山崎「じゃあとりあえず、占い学、魔法史、魔法生物飼育学」

土方「魔法薬学もだ」

山崎「え、でも…」

桂「一度でいいからスネイプ殿の授業をうけてみたかった」

土方「ああ、一度でいいから」

山崎「うーん…」

妙「いいじゃないですか、その時はその時だわ。みんなで受ければ怖くないですよ」

山崎「わかりました、では魔法薬学も」

さっちゃん「あと、マグル学と古代ルーン文字も魔法使わないわね」

沖田「ただちょっとあまり好奇心を誘われない科目ですねぃ」

妙「きっとハーマイオニーもとっているわ」

土方「みんなと同じくらい授業とっておいた方がいいよな」

山崎「はい、じゃあ魔法薬学、魔法生物飼育学、占い学、魔法史、マグル学、古代ルーン文字、くらいでいいですか?」

銀時「いいんじゃねえの」

神楽「学校初めてアル!」

妙「よかったわね神楽ちゃん、たくさん勉強しましょうね」


ハー子「みんな何しているの?」

神楽「ハーマイオニー!授業は終わったアルか?」

ハー子「ええ、だってもうすぐ夜ですもの」

新八「ずっと時間割作ってたんです。これからマクゴナガル先生のところに持って行こうかと」

ハー子「見せて。…まあ、マグル学やルーン文字に興味があるの?」

新八「あー…まあね!」

ハー子「私もこの授業とっているわ!ちょうど明日の1限目だから、朝食食べたら一緒に行きましょう!」

山崎「うん、ありがとう!」

ロン「うへえ、君達揃いも揃ってなんでこんなつまんないのばっかとったの?信じらんないや」

ハー子「つまらなくなんかないわ、立派な学問です」

ハリー「魔法生物飼育学か…、えっと、気をつけてね」

ロン「あ、魔法薬学は僕らと一緒だ。わからないとこがあったらいつでも聞いてよ!」

ハー子「あなたに聞くくらいなら尻尾爆発スクリュートに聞いた方がマシね」

ロン「あいつら耳あるのか?」

ハー子「あってもなくても関係ないわ」

妙「ふふふ、仲が良いのね。うらやましいわ」

新八「あの、マクゴナガル先生の部屋ってどこかわかる?僕達これを出しに行かなきゃいけないんだ」

ハー子「ええ、じゃあ行きましょう」

土方「すまねえな」

ロン「あいつ、今はああやって親切ぶってるけど、怒ると怖いんだぜ」

土方「そうなのか」

総悟「何をしたんでぃ」

ロン「先週かな、家でハリーとハーマイオニーと…」

ハー子「ロン、廊下は静かに歩くものよ」

ロン「うるさくしてないよ!」

ハー子「その声がうるさいわ」

ロン「ちぇっなんだよ」

コンコン

マクゴナガル「どうぞ」

ハー子「失礼します」

新八「時間割を持ってきました」

マクゴナガル「ああ、待っていましたよ。さあどうぞ入りなさい」

ハー子「じゃあ、私達はこれで」

妙「ありがとう」



マクゴナガル「…これなら魔法が使えなくてもなんとか大丈夫ですね」

新八「よかったー」

マクゴナガル「魔法薬学がちょっと危ないかもしれませんが、まあ大丈夫でしょう」

山崎「ありがとうございます」

マクゴナガル「では明日からこの時間割どおりに授業に出てもらいます。遅刻厳禁」

神楽「はいアル!」

マクゴナガル「教科書は古いのなら余ってると思うので、それを使わせてもらいなさい」

新八「わかりました」

マクゴナガル「いつまでになるかわかりませんが、明日からここの生徒としての自覚を持ち生活していくこと」

妙「はい」

マクゴナガル「では明日早速寝坊しないように寮に帰って休みなさい」

近藤「ありがとうございました、失礼します」

沖田「失礼しました」

ガチャッ

妙「わっ、と…ハーマイオニー!?」

ハー子「あ、あの、えーっと、帰り道わからないんじゃないかと思ってここで待ってたの」

ロン「盗み聞きなんてしてないぞ!」

ハリー「そうそう、ちょうどここにピーブスがいてうるさかったから」

新八「…ありがとう、そういえば帰り道わからないや」

ハー子「で、でしょ?さあ、こっちよ」




山崎「聞かれてましたかね…」

土方「さあな」

桂「とりあえず明日の1限目はマグル学だ。明日に備えてさっさと寝よう」

山崎「そうですね、おやすみなさい」



土方「…銀時、お前えらい静かだったな、腹でも下したか」

銀時「いや、頭の中でハリーポッター読んでんだよ」

土方「読んだこともないのにか」

銀時「うるせえ」

土方「一人だけのけ者にされた気分で寂しいのか」

銀時「うるせえマヨネーズ野郎」

土方「誰がマヨネーズ野郎だこのもじゃもじゃ」

銀時「誰がもじゃもじゃだこの肺がん野郎」

土方「んだとコラ」

沖田「土方さんうるさいです。わくわくしすぎて眠れないんですか」

土方「違えよ」

沖田「遠足前の小学生もいいですけどね、ちったあ眠らねえと身体に毒ですぜ」

土方「く…っもう寝る!」

沖田「もうみんな寝てます、おやすみなさい永遠に」

土方「死ね」

沖田「ぐー…ぐー…」

土方「くそが」

山崎「みなさーん、朝ですよー」

新八「山崎さん、おはようございます」

山崎「おはよう新八君」

土方「近藤さん、朝だ」

近藤「はっ!お妙さん!」




妙「おはようございます。あら銀さんどうしたんですか、寝不足?」

土方「寂しくて眠れなかったんだとよ」

神楽「なんアルかそれ。気持ち悪いアル」

ハリー「おはようみんな」

山崎「あ、おはよう!」

ロン「お腹空いたー、早く大広間行こう」

神楽「私もお腹ペコペコアル」



ハー子「じゃあ行きましょうか、マグル学!」

妙「ええ」

ロン「僕達はこの時間何もないんだ」

さっちゃん「それはいいわね」

ロン「お菓子でも食べながらハリーと庭を散歩するんだ」

ハー子「宿題が終わってからね」

ロン「そういう君は終わったのかよ」

ハー子「当たり前です」

ハリー「ハーマイオニー、あの」

ハー子「自分達だけで頑張ってください。じゃ、行きましょ」

新八「は、はは…頑張ってね」

ロン「うう」

桂「マグル学は俺達にとっては有利な科目だな」

新八「そうですよね」

神楽「銀ちゃん、私ちゃんとノートとったアル!見て見て!」

銀時「ぐー」

桂「ふっ、子供のときから何も変わらんな、銀時」

~~魔法薬学~~

妙「あら猿飛さんなかなか上手いわね」

さっちゃん「ええ、なんか似たようなのを昔教わったから」

銀時「おい、お前の姉ちゃんなんで毒物作ってんの?今毒物作れって言われてないよね?」

新八「しっ」

スネイプ「ミス・シムラ、我輩はそんな暗黒物質を作れと言った覚えはないのだが」

妙「ええ、ごめんなさい。どこかで分量を間違えてしまったのかしら…どう思います?先生」

スネイプ「…ドクツルヘビの皮を細かく刻んでいないからだろう。うろこに沿って刻め」

妙「あっ、そうだったんだ…ありがとうございます」

スネイプ「…」スタスタスタ

ロン「あんなスネイプ見たことないぞ」

ハリー「妙、すごいね」

~~魔法史~~

銀時「ぐう」

総悟「ぐう」

ロン「ぐう」

ハリー「ぐ」

近藤「ぐう」

新八「ちょっと退屈ですね…」

桂「そうか?俺は面白いぞ」

ハー子「まあほんとに?じゃあ今度一緒に図書室行かない?紹介したい本が沢山あるの!」

桂「書物か、是非お願いしたい」

ロン「…」

~~魔法生物飼育学~~

桂「ハグリット殿!ハグリット殿だ!」

土方「ハグリット殿!」

銀時「なんなのあいつら」

新八「たしかこの授業って…」

妙「まあ、用心していれば大丈夫よ」




神楽「楽しかったアル!」

ハグリット「いつでも遊びにこいや、色んなやつら見せてやるぞ」

神楽「ほんとアルか!わかった、毎日くるアル!!」

ハグリット「ああ」

~~占い学~~

さっちゃん「銀さんと私の恋の行方はどうなの!?ねえどうなのよ!!」

トレローニー「えええ?あ、あなたとあなたの恋…グ、グリムだわ!グリムが見えます!!」

~~古代ルーン文字~~

銀時「ぐう」

総悟「ぐう」

土方「すー」

近藤「がー」

新八 コックリ コックリ

妙 ウツラ ウツラ

さっちゃん「ん…銀さん…ぐう」

桂「実に興味深い」

ハー子「あとでレポート一緒にやらない?」

桂「是非」

すまん、まだ続きあるんだが明日早いので風呂入って寝る
もし残ってたら書く
すまん

保守ありがとう
これからぼちょぼち書いていく

~~それから1週間後~~

ロン「はーお腹空いた!早く大広間行こう」

妙「ロンったらそればっかり」

ロン「僕お腹空いてると宿題も何もできないんだ」

ハー子「あら、じゃあ夕飯食べ終わったら1人でレポート頑張ってくださいね」

ロン「えっ」

マルフォイ「おい、ポッター」

ハリー「…何か用?」

マルフォイ「そいつらはなんだ?」

ハー子「転入生よ、グリフィンドールの」

マルフォイ「穢れた血が僕に気安く話しかけるな」

ロン「お前…!」

ハー子「ロン、やめて。こんなやつに構うことないわ。さ、早く行きましょ」

マルフォイ「おいお前ら」

新八「は、はい」

マルフォイ「転入生だと?どこからきたんだ」

新八「えっと、日本です」

マルフォイ「日本にも魔法学校があるのか?」

新八「いえ、ないです。だからここに転入してきました」

マルフォイ「こいつらと同じ学年に?」

新八「は、はい、一応」

マルフォイ「今まで魔法の勉強をしたこともないのに、か」

新八「えーっと…」

マルフォイ「それにお前ら、占い学や魔法薬学の教室では見かけたが、魔法を使う授業には出てきてないよな?」

新八「それは、あの…魔法史やマグル学の方に興味があるからで、えっと…」

マルフォイ「ふん、基礎も学ばずとも魔法や呪いが使いこなせるってわけか」

新八「いや、そういうわけじゃな」

マルフォイ「杖を出せ、お手並み拝見といこう」

新八「えっ」

マルフォイ「どうした?早く杖を出せ」

新八「あー…えっと」

ハー子「…」

ハリー「…」

ロン「…」

銀時「あのー俺の杖でよければどーぞー」

新八「えっ?銀さ…っておいいいいいいいそれどう見たって修学旅行のお土産だろおおぉぉぉおお」

銀時「あん?ちげーよ、洞爺湖の仙人に貰ったマジカルステッキだよ」

新八「そんな木刀をかたどったマジカルステッキがあってたまるか!!魔女っ子に謝れ!!」

沖田「あー俺のは股間についてるけど、見ますかぃ?」

新八「警察が公然猥褻してどうすんですかあんた!!」

銀時「ああん?おれの股間ステッキだってなめんなよ。あ、なんか今お前の方向いてるわ」

マルフォイ「ひ…っ」

さっちゃん「ああっ銀さん、銀さんの股間の杖で私を叩いて!さして!!」

神楽「私だって杖しまうとこ持ってるアル!馬鹿にすんなヨ!」

新八「お前らなに言ってんだ規制されろぉぉぉおお!!!そして山崎さんはミントンしまえ!!」

マルフォイ「は、はしたない…こんな低俗で下品極まりない輩と仲が良いなんて、お前らの品性を疑う」

ハー子「ほ、ほらみんな、行きましょ」

妙「ええ、そうね。ほらみんな、行くわよ」



~~大広間~~

ロン「君達って最高!あいつドン引きしてたぜ!!あースカッとした!」

ハー子「ロンったら!ちょっと下品すぎるわ!あやめや神楽まで!」

フレッド「おい相棒、さっきの面白かったぜ」

ジョージ「あのマルフォイ坊ちゃんを素で怯ませるなんてたいしたもんだ」

フレッド「マクゴナガルに見つかんなくてよかったな!」

ハー子「まったく!」

ハリー「はは、まあまあ」


~~3週間後~~

フレッド「おい近藤!」

ジョージ「例の薬開発してみたぜ!試してみるか?」

近藤「おお!」

ハー子「なんの薬?」

フレッド「男の乙女心を詮索するなんて野暮だぜ」

ジョージ「よし、近藤!こっちだ!」

ハー子「一体なんなのかしら」

沖田「女の子には言いにくいことなんでさあ、察してやってくだせぇ」

銀時「ふあ~あ、ケツ毛がなくなる薬だとよ」

ハー子「あ、えっと…ありがとう。あー…神楽、レポート終わった?手伝ってあげるわ」

沖田「旦那なにやってんですか、だからモテねえんですよ」

銀時「てめえに言われたくねえな」

沖田「あ、近藤さん戻ってきた」

近藤 シクシクシク…

フレッド「失敗は成功のもとだろ!」

ジョージ「すぐに新しい薬作ってやるから」

近藤 メソメソメソ…

フレッド「今増えた分は多分抜いちまえばもう生えてこないから!」

土方「増えたのか」

桂「ハーマイオニー殿、この部分についての見解を聞きに行きたいのだが、先生の部屋を教えてもらえないだろうか」

ハーマイオニー「ああ、そこは私も詳しく知りたかったとこだわ。一緒に行きましょう」

桂「助かる」

ハリー「小太郎すごいね、ハーマイオニーと渡り合ってる」

銀時「あいつ昔から変わってるからな」

ハリー「小太郎と銀時は幼馴染なの?」

銀時「幼馴染ってか腐れ縁というか…」

ハリー「いいねそういうの。僕はロンとハーマイオニーが始めての友達なんだ」

銀時「家近かったのか」

ハリー「ううん、ホグワーツに入って初めて知り合った」

銀時「なんだそれ、それまで友達いなかったのかよお前」

ハリー「あはは…」

銀時「主人公なのにか」

ハリー「えっ?」

銀時「あー…まあ深く付き合える友達ができたならそれでいいんじゃねえの」

ハリー「うん」

銀時「そういう友達一生できねえやつもたくさんいるんだしよ」

ハリー「ありがとう」

~~2ヵ月後~~

銀時「で、俺達はいつ帰れるんだ?」

土方「わからねえタバコが吸いてえマヨネーズ吸いてえタバコマヨネーズタバコマヨネーズ」

沖田「実に健康的な生活じゃないですかぃ」

土方「うるせえタバコとマヨネーズが足りなくて死にそうだ」

沖田「帰ったらマヨネーズかけたタバコ食べさせてあげます」

新八「殺す気満々じゃないですか」

銀時「この2ヶ月分の家賃とったりしねえだろうなあのばばあ」

新八「お登勢さん心配してるかなあ」

土方「おい桂ァ、てめえんとこのテロ集団大丈夫なのかよ、まさか馬鹿やったりしてねえよな?」

桂「それは心配ない。一般市民にだけは迷惑かけるなと言ってある。それに俺の支持がなければ動かない」

沖田「土方さん、心配なのはそこじゃねえ」

土方「ああ?」

沖田「ここら一帯のテロ組織をまとめあげてる桂が不在となれば…」

土方「…!それを聞きつけた別の組織の奴らが…!!」

沖田「そうです、たとえば」

桂「高杉なら心配ない」

近藤「なぜだ?」

桂「やつはスリザリンだ」

沖田・銀時・土方・近藤・新八「は?」

桂「ここに入学して2週間後くらいに、図書室で会った」

銀時「いや待て待て待て待て」

桂「昼寝から目が覚めたらここにいたらしい」

新八「なんですかその不思議の国設定」

桂「辰馬に連れられてダンブルドア校長のところに行き、スリザリンとハッフルパフに入ったそうだ」

銀時「はあぁぁぁあああ辰馬もいんのかよ!!!」

新八「いやいやいやいや!!!意味わかんないですもう!!」

近藤「辰馬って…あの坂本辰馬か?」

土方「なんでお前らが知り合いなんだ」

桂「昔色々あってな。で、たまにやつらと3人で話し合っていたのだ」

銀時「えええ俺は?なんで俺呼んでくれないの?」

桂「お前を起こすのがめんどうだった」

新八「だから桂さん一人だけいなかったりしたんですね」

桂「そういうことだ」

土方「高杉…だと…!」

沖田「どうします、近藤さん」

近藤「捕まえたいのはやまやまだが、今やつを逮捕してもどうしようもない」

土方「だが近藤さん、やつがすぐそこに!」

近藤「わかってる。俺もできることならやつを捕まえて、帰れるまでどこかに監禁したい」

沖田「じゃあ」

近藤「だがダメだ、こんな状況では」

土方「く…っ」

銀時「高杉達は俺達のことも知ってんのか?」

桂「ああ、一通り話した」

銀時「あいつもこの制服着てんのか?」

桂「当たり前だ、生徒だからな」

銀時「ぶははははははは!!!」

新八「なんかあの人がおとなしく生徒やってるなんて想像つかないですね」

銀時「でもあいつら授業で見たことないぞ」

桂「お前は全ての授業寝ているから気付いていないだろうが、普通にいるぞ」

土方「なに…!」

銀時「なんだよどこにいたんだよ」

桂「前の方だ」

山崎「ま、真面目なんですね」

桂「これから池のほとりで会う約束をしてたんだが、銀時、お前もくるか?」

銀時「おう」

土方「おいてめえ、前から怪しいとは思ってたが、なんで高杉と面識あんだ?ああ?」

銀時「近所のちびっ子だったんだよ」

土方「桂んとこと高杉んとこが衝突したとき、なんでお前もあそこにいた?」

銀時「うるせえな、こんなとこで尋問かよ。兄妹を仲直りさせてたんだよ」

土方「ああ?」

銀時「あああなんか思い出したら苛々してきた、ちょっと高杉ぶん殴ってくる」

桂「おい待て銀時、奴らはまだお昼ごはんだ」

銀時「はあ?」

桂「俺達が大広間を出るとき、あいつらが席に着くのを見た」

銀時「なんでちゃんとスクールライフ満喫しちゃってんだよ」

桂「高杉はマルフォイ殿と友達になったようでな、たまに一緒に歩いてるのを見る」

銀時「え…高杉…」

桂「辰馬は目が合ったやつ皆が友だからな、楽しくやっているようだ」

妙「ケンカはなしにして、今はみんなで助け合いましょうよ」

さっちゃん「そうね」

近藤「桂、俺達も高杉がいるところへついていってもいいか?」

桂「真選組がいると高杉が警戒してしまう。さりげなくやつに聞いておいてやる」

近藤「わかった、頼む」

新八「じゃあ、僕らは談話室に戻りましょうか」

神楽「そうアルな」

妙「レポートやらなくちゃ」

土方「ん、お前らはいいのかやつらのとこ行かなくて」

新八「いえ、久しぶりに会うんですから、僕らが居たら邪魔になっちゃいます」

近藤「銀時とあいつらは、どういう関係なんだ?」

新八「えーっと…僕もよくわかりません」

妙「長く続く『友達』って、素敵よね」

新八「そうですね、友達っていいですね」

沖田「ただの友達です、ってわけですかぃ」

~~湖~~

辰馬「おおお金時!久しぶりじゃのう金時!!」

銀時「てめえはいつになったら人の名前覚えるん、だ、よ!!」

辰馬「あははははは、頭飛んでくぜよー」

高杉「ふん」

銀時「おう高杉、よく似合うなあその制服。それ着てお仲間にとこ帰ってみろよ」

高杉「なんだと?」

桂「銀時、高杉、ケンカはやめろめんどくさい」

高杉「てめえにだけはめんどくさいなんて言われたくねえ」

銀時「一番めんどくさいのはお前だろヅラ」

桂「ヅラじゃない、桂だ」

辰馬「こうしてみると、なんも変わっとらんなあおまんら」

銀時「てめーもな」

辰馬「そんなおまんらに新情報じゃ」

銀時「ああ?」

桂「なんだ」

辰馬「わしらがここに来たことにより、この城の守りがおかしくなっちょるようじゃき」

銀時「守り?」

桂「つまり外部からの侵入を防ぐ魔法の守り、というやつか」

辰馬「そうじゃ。この前も死喰い人がホグワーツに侵入してきてとっ捕まっておった」

高杉「それを利用してヴォルデモート率いる組織がここに総攻撃をかけようとしているらしい」

桂「なに!それはいつだ」

高杉「大晦日の日だ」

銀時「ちょっと待て、なんでお前がそんなこと知ってんだよ」

高杉「俺の献身的な友何人かの親が死喰い人らしくてなあ、ちょっと情報引っ張り出したのさ」

銀時「ここでまで何やってんのお前…」

>>242

×高杉「大晦日の日だ」
○高杉「クリスマス休暇明けすぐだ」

に脳内補完よろしく

桂「そういえばマルフォイ殿の父上も死喰い人ではなかったか」

高杉「ああ」

桂「まあダンブルドア校長がいるから少しは安心だが」

銀時「え、なに?お前ら来年までこの学校にいるつもりなの?」

桂「帰る方法が見つからないのだからしょうがないだろう」

銀時「くそ…!」

辰馬「どうしたんじゃ金時」

桂「おい、何かあるのか」

銀時「ジャンプが、ジャンプが読めねえだろうがぁぁああああ!!!!」

桂「我慢しろ、そんなこと」

銀時「ふざけんなよ今まで読んでたやつ連載終了しちゃってたらどうすんだ」

高杉「単行本買え」

銀時「違えよお前ら全然わかってない!単行本じゃダメなの!フレッシュじゃなくなっちゃうの!」

高杉「おいヅラ、魔法史のノートとってるか」

桂「貴様、前に座っているくせに何をやっているんだ」

銀時「てめえらシカトすんなこのやろう」

辰馬「あははっはははは」

~~1週間後~~

新八「うわあ、僕1度でいいからホグズミートに行ってみたかったんですよ!」

妙「ほんとね!わくわくするわ!」

ハー子「そっか、あなた達初めてなのよね。色々案内してあげるわ!」

神楽「ありがとうアル!」

フレッド「ゾンコの店は最高だぜ」

ジョージ「こいよ!」

沖田「おお、行く行く」

近藤「トシ、俺達は酒場か何かにでも行くか」

土方「三本の箒だな」

ロン「三本の箒ならこの道をまっすぐ行ったとこにあるよ!あとで僕らも行くよ」

土方「ああ、じゃああとでな」

さっちゃん「あら、銀さん達は?」

新八「ああ、高杉さん達と三本の箒で待ち合わせしてるって言って行きましたよ」

妙「あら…近藤さんと土方さんもそこへ向かったわ」

新八「……」

神楽「まあ大丈夫アル!あいつらもバカじゃないアル!」

新八「そ、そうだよね!いくらあの人たちでもまさかこんなところで刀抜いて殺し合いなんてしないよ、うん!」

桂「おい、俺は考えたぞ。そして思いついた」

銀時「なんだよ」

桂「死喰い人が入ってくる魔法の『穴』に行けば、もしかしたら俺達も元の世界に戻れるかも知れんぞ」

高杉「いや、普通にこの城の外に出るだけじゃねえのか?」

桂「そうとも限らない。そもそもその『穴』は俺達のせいでできたものだ」

銀時「じゃあその死喰い人とやらが利用する穴をこっちからも利用させてもらうってわけか」

桂「まあ簡単にいうとそういうことだ」

高杉「ふん」

辰馬「まあやってみる価値はあるぜよ!お姉さんこれおかわり~!」

ロスメルタ「はいはい、今お持ちしますね~」


桂「だが俺達が死喰い人達と入れ違いでいなくなったら、ホグワーツはどうなる?」

高杉「何言ってんだ?元々俺達はこの世界にいなかったんだぞ」

銀時「そうそう、それに主人公が残ってるじゃねえかよ」

桂「だがしかし…」



近藤「…おい」

土方「…ああ」

近藤「あれって高杉だよな?」

土方「ああ、高杉と桂と万事屋と、坂本辰馬だ」

近藤「やつらのななめ後ろの席が空いているな」

土方「ああ、空いているな」

ロスメルタ「はいお持ちしました~」

辰馬「お姉ちゃん綺麗じゃの~、名前はなんというんじゃ?」

ロスメルタ「ふふ、ロスメルタです」

辰馬「ロスメルタか、ええ名前じゃ」

ロスメルタ「どうも」

辰馬「どうじゃ、ロスメルタ、この上の宿でわしとぶべしっ!!」

高杉「馬鹿が、みっともねーまねしてんじゃねえ」

桂「俺達は今、学生という身分なのだぞ。おかしなまねをするな」

銀時「お前の部下の陸奥だかっていうやつにあとで報告してやるから安心しろ」

辰馬「あははははそれだけはやめてくださいあははっはははははは」



銀時「お前ホグワーツのガキ相手に卑猥なことしてねえだろうな」

桂「公序良俗に反するぞ」

辰馬「たしかに年はわしらよし下じゃけど、みんなええ身体しとるど」

桂「まあ欧米のおなごは成長が早いからな」

辰馬「そうじゃろ?もううっはうはじゃき!うっはうは!うはははあはははははは」

高杉「病気うつすなよ」

銀時「あっちに戻ったら一旦捕まれよ」

辰馬「あはははは死ねあはははははは!まだ手出しとらんわ」

桂「では手を出す前に捕まれ、ちょうど真選組がいる」

辰馬「あはははは泣いていい?」



土方「くっだらねえ会話してんな…」

近藤「いや、あの中にも何かテロの秘密が隠されているかもしれない!」

桂「そういえば高杉、気をつけろよ」

高杉「ああ?」


近藤「む」

土方「なんの話だ…?」


桂「この前図書室で偶然耳にしたんだが」

高杉「なんだよ」

桂「ある女子生徒がお前に惚れ薬を盛ろうとしているぞ」

銀時「ぶふっ!!」

桂「女子生徒からもらう食べ物には気を払っておいた方がいい」

高杉「あ、ああ…」

銀時「ぶわっはははははは高杉お前!!モテモテだなあおい、うらやましいぜちくしょう!!うはははははは」

辰馬「あはははははははははは高杉おまんやりよるのう!」

高杉「うるせえ黙れ」

桂「おなごにべったりの高杉か…」

高杉「想像してんじゃねえ殺すぞ」



近藤「…」

土方「…」

土方「なんか違和感あるな、過激派攘夷志士の高杉しか知らない俺らにとっては」

近藤「ああ、お妙さんや義弟くんのいうとおり、ただの友達同士の会話って感じだな」

土方「どんな悪人にも心休まるひと時があるってことか」

近藤「そうだな」

土方「ま、飲もうぜ近藤さん。あくまでも学生だから泥酔はするなよ」

近藤「ああ」

~~クリスマス休暇~~

ハー子「じゃあ、いいクリスマスを!」

ハリー「休暇明けに会おうね!」

ロン「君達も家に来ればいいのに」

妙「私達はいいのよ、ありがとう。楽しんでね!」

新八「休み明けに会えるのを楽しみにしてるよ」

ロン「ああ、またね!」



桂「さて、お前達に話したいことがある。座れ」

土方「なんだよ」

新八「どうしたんですか?」

桂「休暇明けすぐに、死喰い人共がここを攻めてくる」

新八「ええ!?」

近藤「なぜわかる?」

桂「高杉達が探っている。簡単にこういうことだ」




近藤「ふむ」

沖田「つまり、死喰い人共が入ってきたところに行けば俺達の世界に帰れるかもしれないってわけか」

桂「そうだ」

×簡単にこういうことだ
○簡単にいうとこういうことだ

妙「でも、ホグワーツのみんなはどうなるんですか?このことを知っているんですか?」

桂「ああ、校長には話した」

山崎「なんて言ってました?」

桂「ホグワーツを休校にするか迷っていたが、ホグワーツの方が安全だと考えたようだ」

新八「つまりみんなここに帰ってくるんですね」

桂「ああ」

妙「でもその方が危ないんじゃ…」

桂「今先生方が総動員で守りを固めている。それに、ここには主人公もいる」

新八「まあ、本とは違いますがハリーがいればハッピーエンドですね」



銀時「で、俺達はそのまま元の世界に帰るってわけだ」

土方「なるほどな」

神楽「嫌アル、もっとここにいたいアル」

銀時「ダメだ。魔法も使えないのにここにいてどうするってんだよ、俺達には俺達の世界があるだろ」

神楽「でも友達いっぱいできたアル」

桂「リーダーの気持ちもわかるが、ここはどうか」

土方「で、どうやって決行するんだ」

桂「死喰い人が来たところを狙って、そこに突っ込んでいく」

土方「随分と荒々しい計画だな」

桂「突っ込んでいっても元の世界に戻れるかどうかはわからない」

新八「でも、やってみるだけの価値はありますよ!そのついでに死喰い人も倒せばいいし!」

銀時「魔法使いこなす奴とどうやって戦うんだよ」

新八「うっそれは…」

近藤「お妙さんは僕が守ります!安心してください!」

山崎「ここのみんなともお別れになるかもしれないんですね、なんか寂しいな…」

土方「ま、とっととやってちゃっちゃと帰ろうぜ」

銀時「ああ、それが一番だ」

 

~~クリスマス~~

新八「メリークリスマス!みんな見てくださいよ!プレゼントがありますよ!!」

山崎「3人からプレゼントがきてます!」

新八「ロンの母上からもケーキやクッキーをいただきました!『いつもロンがお世話様です』って!」

銀時「プレゼントくれえではしゃぎすぎだろてめーら」

沖田「おお」

土方「おい総悟、なんだそれ」

沖田「いや、なんでもないです。あっちに帰ったら使わせてもらうとしまさぁ」

桂「ハーマイオニー殿に本をたくさんもらったぞ。これはありがたい」

銀時「お前もうここに住めよ、お前ならやっていける気がする」

銀時「辰馬から消しゴムのかけらが届いたんだけど何これ?いじめ?」

桂「俺もだ」

銀時「よし、これであいつの存在をごしごししてやる」

新八「今日の夕飯はご馳走だそうですよ」

桂「それは楽しみだ。だが蕎麦も食いたい」

~~昼食~~

新八「うわあ、昼食もクリスマスっぽいの出るんですね!」

妙「お城の中もすごく綺麗ね、まるで映画のセットみたい」

辰馬「おーい金時ーメリークリスマスじゃ!」

新八「辰馬さん!」

銀時「消しゴムありがとよ、これあれだろ?小さくちぎって投げつければいいんだろ?」

辰馬「あはははおまんは小学生か」

桂「高杉が見当たらんが」

辰馬「高杉はおなごの惚れ薬を避けてどっか行きよった」

銀時「ぶっ」

近藤「これはこれは坂本辰馬殿。私は真選組局長、近藤勲と申す。以後お見知りおきを」

辰馬「おお真選組の!坂本辰馬じゃ、メリークリスマス!」

近藤「メ、メリークリスマス!」

死喰い人ってデスイーター?

>>293
そう。翻訳版だと死喰い人になってる

~~夜~~

辰馬「局長も大変じゃのう」

近藤「そんなんだよいつもゴリラだケツ毛だってみんなして」

辰馬「うちの陸奥もちーっと遊んだだけですぐふぐり蹴りよってからに」

近藤「あんたも大変だな、隊長~」

辰馬「おまん程ではないき~あはははははははは」

近藤「あははははははは」

銀時「ちょ、なにあの二人うざいんだけど」

土方「ほっておいてくれ」

~~クリスマス休暇明け~~

ハー子「ただいま!」

神楽「おかえりある!」

桂「クリスマスに受け取った本、とても面白かった。ありがとう」

ハー子「えっもう全部読んだの!?じゃあ、もっとオススメの本があるから後でまた図書室行きましょ!」

銀時「ヅラ…」

新八「クリスマスプレゼントありがとう!ごめんね、そういう習慣根付いてなくて…」

ロン「ううん!喜んでくれてよかった!来年は期待してるからな~!」

新八「う、うんもちろん!来年、ね…」

神楽「母上のケーキすっごい美味かったアル!また作って欲しいアル!」

ロン「ほんとに!?ママ喜ぶよ!!」

フレッド「おい、あれ使ったか?」

沖田「いや、まだだ。使う機会を見計らってた」

ジョージ「ってことは俺達もトシの間抜け面を拝めるってことか!」

フレッド「楽しみだな!」

沖田「ふふふ見てろ土方」

~~次の日~~

桂「今日辺りから気を緩めるなよ」

土方「ああわかってる」

近藤「多分ハリー達も気付いてます」

さっちゃん「私達が魔法が得意じゃないことも気付かれてるわ」

新八「ああ、やっぱりあの時聞かれてたんですね」

さっちゃん「だから私達を危険な目に合わせないようにって話し合ってたわ」

山崎「そんな…」

土方「危険なのは自分達なのによ」

さっちゃん「やつらは今夜くるわ、ハリーが言ってたからおそらくこれは確実ね」

妙「今夜…」

桂「死喰い人共が侵入してきたら、戦いに乗じて魔法の『穴』まで走るんだ」

山崎「お別れ、なんですね…」

土方「まあ本当にそれで帰れるかどうかはわかんねえけどな」

新八「お別れの準備だけはしておきましょう…」

近藤「そんなに辛気臭くなるな新八君!生きていれば必ず会える」

新八「…そうですね!」

~~夕食~~

新八「ここで食べる最後の食事なんですね」

妙「そんな悲しい顔してたらお料理に失礼よ、ちゃんと笑っていただきましょう」

ハリー「あのさ、夕食を食べ終わったら談話室に集まってくれる?ちょっと話があるんだ」

土方「ちょうどいい、俺達も話があるんだ」

近藤「トシ!」

土方「もういいだろ近藤さん」

ハー子「話って?」

土方「あとでな」

~~談話室~~

ハリー「トシ、話って?」

土方「いや、そっちからいいぜ」

ハリー「わかった。じゃあ率直に言う、今夜ヴォルデモート達がここにくる」

土方「ああ」

ハリー「やつらの狙いは僕だ。だから僕はやつらのところに行く」

ハー子「私達も」

ハリー「危険だから、絶対に僕らを追いかけないで欲しいんだ。その、君達は魔法が…」

土方「ああ、使えねえ」

ハリー「…だから、ここにいてほしい。危険な目にあわせたくないんだ」

土方「それは無理な話だ」

ハリー「トシ!」

土方「こっちも率直に話す。まず、俺達は転入生じゃねえ。何かの手違いでこの世界に来た」

ハー子「えーっと…つまり、違う世界からきたってこと…?」

土方「ああ。理由はわからねえ。そのせいで、ここを守ってる魔法に異変が起きた」

ハー子「ホグワーツの守りの魔法が?」

土方「ああ。死喰い人共が侵入しやすくなったのもそのためだ」

ハリー「…!」

土方「俺達は、今夜やつらが押し寄せてくる時に魔法の異変の中心が開くと考えている」

ハー子「つまり…」

土方「ああ、元の世界に帰る。だから悪いがお前らの忠告は聞けねえ」

ハー子「そんな…危険だわ!相手は闇の魔法使いの集団よ!どうやって潜り抜けるの?」

土方「やってみねえとわからねえ」

ロン「えっ帰るって、もうホグワーツに戻ってこないの?」

新八「う、うん…」

ロン「急すぎるよ!なんでもっと早く言ってくれなかったんだ!」

新八「ごめん…」

ハリー「そんな…」

妙「でも、ここに来たり戻ったりできるってことは、またこっちに来れるかもしれないじゃない」

神楽「そうアル!今度はお前らがこっちの世界にくるヨロシ!」

ハリー「う…っ!!」

ハー子「ハリー!?」

ハリー「ヴォルデモート達が動き始めた…!」

銀時「便利な傷跡だなおい」

土方「近藤さん!」

近藤「よし、俺達も準備にかかるぞ」

桂「では…幸運を祈る」

ハー子「ええ、みんなもね。短い間だったけど楽しかったわ」

新八「うん、色々ありがとう。忘れないよ」

ロン「絶対また遊びにこいよな!今度こそ家でクリスマスパーティやろう」

山崎「うん、楽しみにしてるよ!」

フレッド「これやるからあっちでも使えよ」

沖田「お、ありがとう。またな」

ジョージ「今度は3人で学校中に悪戯しかけてやろうぜ」

沖田「ああ、今から楽しみだぜぃ」

フレッド「近藤!今度までにケツ毛永久脱毛の魔法完成させとくよ」

近藤「あああ大声で言うなああぁぁぁぁああああああ」

ハリー「じゃあ…グッドラック!」

桂「グッドラック」



ドーーーーーーーーーーーーン

ハー子「えっ!?」

土方「な、なんだ!?」

ジニー「ハリー!もう校庭にあいつらが!!」

ハリー「なんだって!」

桂「まずいな…行くぞ!」

新八「はい!」



ダッ ダッ ダッ ダッ

ロン「まずいよ、このままだと城の中に入ってきちゃう!」

ハリー「大丈夫だ、先生達が頑張ってる!」

銀時「ちくしょー来るの早すぎだろあいつら」

土方「進路塞がれたか…!」


~~正面玄関~~

ロン「うわ、どこからこんなに大勢の死喰い人連れてきたんだ!?」

マクゴナガル「皆さん、危ないから城の中へ下がりなさい!」

新八「生徒も死喰い人も多くて進めないよ…どうしよう」

沖田「こんなときこそ、強行突破ってやつじゃないですか土方さん」

土方「ああそうだな、俺ァ早く帰ってタバコとマヨネーズを補給したい」

銀時「あーあ、結局こうなるのかよ」

神楽「こっちにきてから身体もなまってきてたアル、ちょうどいいネ」

桂「さっちゃんさんはお妙殿を頼む」

さっちゃん「ふん、私に命令していいのは銀さんだけよ!…お妙さん、ついてきなさい」

ハー子「ちょっと待って、みんな何する気?」

銀時「うぉぉおおおおおおお」

ロン「あ、おい!」

近藤「行くぞトシ!総悟!」

土方「ああ!」

沖田「あの光に当たったら終わりですからね」

神楽「行くアルぅぅううう!!!」

ハー子「ちょ、みんな!危ないわ、戻ってきて!!」

マクゴナガル「あなた達!何をやっているのですか!戻りなさい!!」

桂「マクゴナガル殿、今まで世話になった!この礼はいつか必ず!」

銀時「うぉりゃあああ」

死1「うがっ」

土方「邪魔だ!この!やろ!!」

死2「ぐあぁ」

死3「な、なんだこいつ…らぐはあっ」

死4「あがぁぁあ」

銀時「オラァ!!」

桂「…!銀時!伏せろ!!」

銀時「ああ?…!」

死5「アバダケダブ」

ドンッ

銀時「!?」

辰馬「あははは、久しぶりじゃき、腕がなまっとるの~」

銀時「辰馬!」

高杉「おいおい、てめえやっぱり弱くなったなあ銀時」

銀時「へっうっせーよチビ」

神楽「ほぁあああああ」

死6「ぐぎゃっ」

沖田「はっ!」

ザシュ ザシュ ザシュ ザシュ

死・死・死・・・「…!」

ハー子「みんなやめて!!魔法も使えないのに勝てるわけないわ!!!」

高杉「おい!援護しろ!」

スリザリン生s「はい!!」

スリザリンs「高杉さん達を援護しろぉぉおおおお」

桂「高杉貴様…学校で何やってたんだ」

ロン「ハリー、ハーマイオニー!僕達も!」

ハリー「ああ!」

ハー子「みんな、盾の呪文よ!小太郎達に呪いが当たらないように!」

死「そんな棒切れで闇の魔法に楯突けると思うなよ!アバダケダブラ!」

銀時「どんな呪いだろうが、よけられちゃ意味ねえだろう、がっ!!」

死「ぐあ…っ!!!」

高杉「だからてめえは甘いんだよ、銀時」

銀時「ああ?」

高杉「やつらが杖を使う前に殺せばいい話だろう、が!!」

死「ぐが…!!」

銀時「はっ…お前と一緒にするんじゃ、ねえ!!」

死「うがっ!」

ジニー「銀時!これ使って!」

銀時「お、なんだこれ?」

ジニー「大広間の甲冑の置物が持ってたやつよ!木の剣よりは強いはずよ!」

銀時「ありがとよ!!」

死・死・死・死「うがあぁぁっ!!!」

銀時「で、俺達はどっちに行けばいいんだよ!?」

死「ぐぎゃっ」

桂「城の敷地のはずれだ!こいつらが来たほ…!…すまん」

高杉「余所見してんじゃねえよヅラ」

桂「ヅラじゃない、桂だ」

ドンッ

死「ぐあっ!」

辰馬「おまんも人のこと言えんぜよ~あはははははは」

土方「おいてめえら!こっちだ!」

新八「はい土方さん!」

どうせならグリフィンドールの剣持って来いよ

>>332
それも思ったけど、ネビルかわいそうだからやめた

ハー子「すごい…死喰い人達が一気に少なくなっていくわ!」

ロン「新八達の世界ではみんなあんなに強いのかなあ」

ハリー「うぁ…っ!!」

ジニー「ハリー!?」

ハリー「う…ヴォ、ヴォルデモートが来た…!」

新八「わ、ちょ、銀さん!主役の登場ですよ!どうします!」

銀時「構うな、走れ!ラスボスは主人公が倒すって決まってんだよ」

桂「死喰い人を減らしただけでも充分彼らの助けになったはずだ」

新八「…わかりました!行きましょう!」

土方「おわっ、危ね!!」

沖田「なかなかしつこいですね…あ」

土方「なんだ」

沖田「えい」

ヒュー もくもくもくもく

死「うわ!?」

死「なんだ!?」

土方「おいおい煙幕なんてどこで拾ったんだよ」

沖田「ずっと前に双子からもらってたんでさあ。さあ、今のうちに!」


支援
でも戦闘がよくわからない・・・

さっちゃん「みんな!こっちよ!」

妙「新ちゃーん!」

新八「姉上!さっちゃん!」

さっちゃん「先回りしてたのよ。随分遅かったじゃない、何かあったの?」

銀時「ちょっと加勢してたんだよ」

妙「あの光を見て、きっとあれに飛び込めば帰れると思うの」

辰馬「じゃ、行くしかないぜよ!」

新八「ええ、追っ手が来ないうちに!」

銀時「行くぞ!」

「おぁぁぁぁああああ」


パアァァァアァァァァァ

>>340
ごめん、絵か文章で描きなおしたい

城の前に生徒達がいて、その前に死喰い人達が大勢いる
銀時達はその生徒の群れを突き抜けて、死喰い人達がいるところまで行く
そこがバトルフィールドとなる
で、あとは紅桜編とか昔の攘夷4人組の戦闘とかをイメージしながら読んでくれるといい

新八「ん…、あ!!姉上!姉上どこですか!!姉上!」

妙「ん~新ちゃん…?」

新八「姉上…!」

妙「私達…あら、ここって」

新八「え?あっ、あれ、家!?」

妙「まあ、帰ってこれたのね!」

新八「よかったぁ~」

妙「銀さん達は大丈夫かしら」

新八「そうだ。僕ちょっと行ってきます!」

妙「行ってらっしゃい、でも制服は着替えた方がいいと思うわよ」

新八「えっ?ああ!ほんとだ、あはは」

妙「ふふ…いってらっしゃい」

新八「行ってきます!」

妙「ところで今日は何月何日かしら…」

新八「銀さーん!」

神楽「新八!姉御は無事だったアルか!」

新八「うん!九兵衛さんが心配してるだろうから連絡とってみるって言ってた」

神楽「みんな元の場所に戻ったアルな!」

新八「うん、多分ね。銀さんは?」

神楽「日付を確認するためにジャンプ買いに行ったアル」

新八「テレビつければいいのに…」

ピッ

新八「あれ?」

ピッ

新八「もしかして…」

神楽「電気ガス水道止められてるアル」

新八「やっぱり時間は並行に進んでたんだ…ってああああああああああ」

神楽「うるせえな、なんアルか」

新八「お通ちゃんの年末ライブがあぁぁぁぁぁあああああああ」

銀時「うるせえぞ新八、安心しろ、今日は12月30日だ」

新八「全然アウトじゃぼけぇぇぇえええ!!!2ヶ月前からチケとりやらないととれないんじゃぼけぇぇええええ」

銀時「うるせえええええ!!!お前にわかるか!お気に入りの漫画が俺不在の間に打ち切り終了してた時の俺の気持ちがわかるか!!」

新八「単行本買ええぇぇえぇぇえええ!!!」

銀時「高杉さんちのしんちゃんかてめえはぁぁあああ」

新八「意味わかん」

ピンポーン

>>341
新八はさっちゃんのことを「さっちゃんさん」と呼んでいるので読者は脳内変換すること

銀時「誰だコラァァア」

ガラッ  バンッ

隊員「あ、やっと見つけましたよ隊長~どこ行ってたんですか~」

新八「何の…用だ…」

隊員「何の用だじゃないですよ、明日お通ちゃんのライブですよ?隊長がいない間自分が指揮とってたんですからね」

新八「そうか…それはすまなかったな…」

隊員「なんで暗いんですか。それより、隊長の分もチケットとっておきましたけど、行きますよね?明日」

新八「…!もう、いち、ど…!」

>>350
そうだったごめん

隊員「大丈夫ですか?隊長の分もチケットとったんで、早く明日の準備に参加してくださいよ」

新八「でかしたああぁぁぁぁぁあああああ!!!よし、お前を名誉隊員に任命する!!!」

隊員「はっ!このくらい当然であります!!」

新八「では早速行くぞ!」

隊員「はい!」

新八「じゃあ銀さん、神楽ちゃん、また明後日!」

銀時「ちょ」

ピシャッ


~~真選組屯所~~

隊員「局長!今までどこに行ってたんですか!」

隊員「副長や隊長、山崎まで!」

隊員「表沙汰にはしていませんが、捜索もしてたんですからね!」

土方「悪かった」

近藤「ほんとうにすまなかった」

隊員「それにその服はどうしたんですか?ハリーポッターのコスプレして遊んでたんですか?」

近藤「いや、違う、これは違うぞ!遊んでたわけじゃないんだ!」

沖田「ぐう」


~~あるところ~~

志士「桂さん!」

志士「桂さん!どこに行ってたんですか!」

桂「すまぬ、他の国の事情を探っていた。何も言わずに出て行ったことは本当にすまなかった」

志士「他のって…外国にでも行ってきたんですか」

桂「ああ、そうだ。こういった本を持ち帰ってきた」

志士「うわ、こんなにたくさん…読めねえや、なんて書いてあるんです?」

桂「魔法の本だ」

志士「…」

志士「…」

ごめんちょっと風呂入ってくる
最後まとめ書きたいから保守お願いしますごめん

みんな保守ありがとう
さあラストスパートいきます

高杉「…」

万斎「…晋助?晋助でござるか?」

高杉「万斎か?悪い、さっき戻った。ちょっと待て、いm」

ガラッ

万斎「晋助…その格好は…」

高杉「…勝手に開けんじゃねえ」

万斎「こんなに長い間どこに行ってたでござるか、コスプレなんかして」

高杉「ふざけんな、これは違え。勝手にいなくなったこのは悪かった」

万斎「晋助、そこまでハリー・ポッター好きだったでござるか。全巻揃えてたのは知ってたでござるが」

高杉「うるせえ、違えっつってんだろ。着替えるから出て行け」

万斎「ふう、そんな格好して、ホグワーツにでも行ってきたでござるか」

高杉「あー…まあそんなとこだ」

万斎「…、まあ後で部下に顔見せに行くといいでござる。死ぬほど心配してたでござる」

高杉「ああ」

ハリー「戦いは終わったけど、新八達、無事に帰れたのかな」

ロン「どこにもいないってことは帰れたんじゃないの?」

ハー子「ちゃんとしたお別れしたかったわ。また会えるかしら」

ハリー「会えるよ、世界が違くてもみんな生きてるんだから」

ハー子「あ、そうだわ!」

ロン「どうしたの?」

ハー子「コインよ、コイン!」

ロン「コインがどうかしたの?」

ハー子「前に私達使ってたでしょ、コインを使って連絡をとってたじゃない」

ロン「えーっと…」

ハリー「ああ!あの集合時間とか連絡事項とかが浮き出てくるコイン!」

ハー子「そう、それ!」

ロン「ああ、思い出したぞ!で、それがどうしたんだい?」

ハー子「みんなが物珍しそうにしてるものだから、私、あの人たちの分も作ったのよ!」

ハリー「えっそれじゃあ…!」

ハー子「しかも今度はちょっと工夫して、こっちからも相手からもメッセージを発することができるようにしたの」

ハリー「つまり、携帯電話みたいな役目を果たすってこと?」

ロン「ワオ、すごいや!」

ハー子「これを使えばみんなと連絡とれるかもしれない!」

ハリー「やってみよう!」

ハー子「『元気ですか』でいいかしら?」

ロン「うん、いいと思うよ!」

ハー子「よし、送ったわ」

神楽「ん?なんかポケットが熱いアル…あ!」

新八「どうしたの、神楽ちゃん」

神楽「これ見るアル」

銀時「ああ、ハーマイオニーたんからもらったコインじゃねえか」

神楽「なんか文字が出てきたアル!」

銀時「ああ?How are you? んだこりゃ」

新八「それってたしか、連絡取り合えるように魔法がかかったコインじゃなかったっけ…あ、ってことは!!」

神楽「ハーマイオニーアル!ハーマイオニーと連絡とれるアル!!!」

銀時「おー、まだ繋がってるのか」

新八「あ、僕のにもきてる。銀さんのにも多分きてますよ!」

神楽「返事送るアル!」

新八「いや、ちょっと待ってください」

神楽「なにアルか」

新八「これが英語できたってことは、僕たちも英語で送らなきゃいけないんじゃ…」

神楽「でもあっちでは本も黒板も読めてたアル」

新八「なんでかは僕もわからないけど、とにかくこっちの世界ではその設定は通じないんじゃないかな」

神楽「設定って何アルか」

新八「神楽ちゃん、クリスマスにもらったメッセージカード持ってる?」

神楽「ちょっと待つアル…あ!全部読めなくなってるヨ」

新八「やっぱり」

銀時「とりあえず日本語で返事送ればいいんじゃねえの?あっちの魔法で自動で翻訳されるだろ」

新八「そうですかねえ…」

神楽「よし、じゃあ送るアル!えーっと、コインを握って…」

『こっちは元気アル。今度はお前らがこっちに遊びにくるヨロシ』

神楽「…ふう、送ったある!」

新八「なんか、世界が違くても魔法で繋がってるって素敵ですね」



ハー子「あっ、返事がきたわ!」

ロン「なんて?」

ハー子「今度遊びにきて、ですって」

ハリー「魔法が繋がってるなら、あっちの世界と行ったり来たりできるかもしれない!」

ロン「でもどうやったらいいのかなあ?」

フレッド「お、なにやってるんだ?」

ジョージ「異世界に遊びに行くだって?」

ジニー「私も行きたいわ」

ハー子「ええ、みんなで行きましょう!でも、どうすればいいかわからないの」

フレッド「魔法はあっちと繋がってるんだろ?」

ジョージ「ダンブルドアなら力をかしてくれると思うけどな」

ハリー「そっか、ダンブルドアだ!僕、ちょっと聞いてくる!」

ハー子「お願いするわ」

ジニー「楽しみね」

ロン「新八達の世界って、なんか怖そうなイメージだなあ」

ハー子「ロンったら、いつもああやって戦ってるわけないでしょ!半分は私達のために戦ってくれたのに」

ロン「うん、早く会いたいなあ。どんな食べ物があるのかなあ」

ハー子「きっとすごく楽しいわよ、彼らを見てるとそう思うもの!」

フレッド「よし、じゃあママにフクロウ便を飛ばさなきゃ!」

ジョージ「急にいなくなったらママ倒れちゃうからな」

ハー子「私も知らせなくっちゃ!っと、その前にお返事…」

神楽「返事が来たアル!」

新八「なんて?」

神楽「読めないアル!」

新八「かしてみて」

銀時「おーさすがメガネ、勉強はできるんだな」

新八「うるさいですよ」

神楽「早く!早く!」

新八「えーっと、すぐに遊びに行く、方法を見つけた…ってえええぇぇぇぇえええ!?」

銀時「世界を行き来する方法なんてあんのか…銀さんびっくり」

新八「さすがですね…」


ハリー「新八!」

新八「えええぇぇぇぇぇぇえええ!?早っ!!!いつのまに!?!?」

神楽「わああ、みんな!!」



ここまで読んでくれてありがとう
保守してくれてありがとう
書いてて楽しかった
続きかどうかはわからないけど、また書きたいと思う

では、今からサッカー後半戦見るのでおやすみ!ありがとう!

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