苗木「性別が反転する機械?」 (1000)

VIPからの移転です
あっちだとしょっちゅ猿くらうのでこっちで進めることにしました

↓元スレ
苗木「性別が反転する機械?」
苗木「性別が反転する機械?」 - SSまとめ速報
(http://hayabusa.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1379592595/)

とりあえず今まで投稿したものをコピペしていきます

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1379666362

桑田「なんか見つかったらしいぜ」

苗木「性別が反転って…男が女になるってこと?」

桑田「そうなんじゃねえの?」

苗木「顔とかはそのままで?」

桑田「それはキツイな…」

苗木「誰かもう試したのかな」

桑田「さっき不二咲が機械をまじまじと眺めてたな」

苗木「不二咲くんが女になっても違和感ないよね」

桑田「ほとんど女だしな」

苗木「でもどう変わるか見てみたい気もする」

桑田「行ってみるか」

苗木「あれが例の機械?」

桑田「見たことないけど多分そうじゃねーの」

苗木「誰もいないね」

桑田「いっちょやってみっか」

苗木「やめてよ、桑田くんが女になったら大変なことになる」

桑田「それどーいう意味だ!」

苗木「しかしどういう風に反転するのか分からない限り誰も使えないよね」

桑田「ここは誰かが犠牲になるべきだろ、苗木行け!」

苗木「何で僕なんだよ!」

桑田「俺は女になったら大変なことになるって言われたからやるわけにいかねえだろ?」ニヤニヤ

苗木「いやまあ言ったけど…」

桑田「じゃあやれ!すぐやれ!今やれ!」

苗木「何も僕じゃなくてもいいじゃんか」

桑田「事は一刻を争うんだよ、早くしろ」

苗木「なんでそんな急かしてくるの?なんか怪しいなあ…」

桑田「いやなんもねー!なんもねーぞ!」

苗木「…まあいいけど、これ戻れるんだよね?」

桑田「説明書どっかにあるんじゃねーか?」

苗木「説明書…あった」

桑田「どれどれ?」

1.まず試薬Aを飲みます
2.カプセルに入ります
3.赤いボタンを押します
4.性別が反転します
注:試薬Aが完全に抜け切るまでの2日間、再使用は絶対にしないでください

苗木「怪しい、怪しすぎる」

桑田「ずいぶん簡単なんだな」

苗木「試薬Aってなんだよ、これ未完成なの?」

桑田「でもやり方が書いてあるからそういうわけじゃないんじゃねーの?」

苗木「誰かやった人がいるってことなのかな…?」

桑田「きっとそうだって!だから大丈夫だろ!」

苗木「はあ…じゃあ、やってみようか」

苗木「試薬A…これかな?うわ、思いっきり怪しい色してるよ」

桑田「青汁っぽいな」

苗木「死ななきゃいいけどなあ…」ゴクッ

苗木「ってこれ、どのくらい飲めばいいの?」

桑田「説明書には、試験管1本分て書いてあるな」

苗木「良かった…では」ゴクゴク

桑田「意外と思いっきりいくな」

苗木「結構美味しいんだよね」

苗木「で、次は?」

桑田「カプセルに入る」

苗木「うん」ガチャッ

桑田「赤いボタンを押す」カチッ

苗木「ちょっとそんなあっさりいいいいいいいいいいいい」

桑田「な、苗木!?」

苗木「うええええええええええええひははいいいはいはいいいはいあいいいいい」

桑田「苗木大丈夫か!煙でなんも見えねーぞ!」

苗木「あばばばばばばばおひひひひひひひひひへへへへええええはあああああ」

桑田「なんか声のトーンが上がったような」

苗木「ああああああぁぁぁぁぁ………」

桑田「静かになった…てか最後の断末魔が完全に女の声だった…」

桑田「おーい苗木、大丈夫か?」

桑田「開けてもいいよな?」

桑田「苗木ー…大丈夫かー…」ガチャッ

桑田「!!!!」

苗木「…」

桑田「これは…」

苗木「…ん?」

桑田「…ヤバい」

苗木「えっ、どうしたの桑田くん?」

桑田「うわあああああやめろおおおおお俺は舞園ちゃん一筋って決めてるんだよおおおおおおおおお!!!!」ダダダダ…

苗木「どっか行っちゃった…」

苗木「あ、なんか声高くなってる」

苗木「髪も長くなってるし…」

苗木「胸までおっきくなってる…」

苗木「あといつの間にスカートになったんだよ」

苗木「あ、鏡がある」

苗木「ちょっと怖いけど見てみよう」

鏡「ttp://i.imgur.com/AMLWJH4.jpgこんな感じですよ」

苗木「…」バタッ

苗木「思わず倒れてしまった…」

苗木「なんだこれは」

舞園「なんか桑田くんが叫びながら走って行きましたけど何かあったんですか?」

苗木「あっ、舞園さん」

舞園「えっ」

苗木「あ、これはね」

舞園「えっ、えっと、苗木くんの妹さんですか?」

舞園「あっ私苗木くんのお友達で舞園って言います」

苗木「違うよ舞園さん」

舞園「えっ苗木くん?えっ?」

苗木「そうだよ、僕はナエギマコトだよ」

舞園「…苗木くん、そんな趣味が…。いえ、似合ってますけど」

苗木「違うよ!女装じゃないよ!」

舞園「いえ、女装にしか見えないのですが…胸の膨らみは何か入れてるんですか?」

苗木「とりあえず話を聞いてほしいんだ」

舞園「大丈夫ですよ苗木くん、私はそんなことで失望しませんから」

苗木「いやだから」

舞園「髪も伸びてますけど…ウィッグですか?」

苗木「違うんだって」

舞園「声も高いですし…ヘリウムガスでも使ったんですか?」

苗木「話を聞こうか」

舞園「まさか、女の子になっちゃったなんてファンタジーじみたことを言うつもりですか?」

苗木(いっつも自分はエスパーだとか言ってるくせに…)

舞園「失礼ですね」

苗木「えっ?」

舞園「エスパーですから」ニコッ

苗木(怖っ)

苗木「そうじゃなくて、僕はほんとに女になってしまったんだよ」

舞園「まだそんなことを…なら、どうやってやったんですか?」

苗木「あそこの機械だよ」

舞園「なんか大掛かりな機械ですね…」

苗木「桑田くんにそそのかされてやったんだけど、桑田くんはなぜか逃げちゃって」

苗木「失礼だよね、人にやっておけって言っておきながらその姿を見たら逃げるなんて」

舞園「…なんとなく、わかる気がします」

苗木「とりあえず信じてもらえたかな」

舞園「まだです、まだ証明された訳じゃありません」

苗木「じゃあどうすればいいのさ…」

舞園「簡単なことです、パンツを脱いでください」

苗木「ちょっ舞園さん!何言ってんのさ!」

舞園「女の子同士なんだから問題ないですよ」

苗木「いや僕元は男なんだからそういうのには抵抗が」

舞園「まあ私はどっちでもいいんですけどね」

苗木(このままだと軽蔑されて終わりそうな気がする…!)

苗木「…わかったよ」

苗木「い、一瞬だけだからね!」

舞園「分かってますよ」

苗木「じゃ、じゃあまずパンツを脱いで…」

舞園「…」

苗木「じゃあ、一瞬だけスカートをめくって見せるからね」

舞園「わかりました」

苗木「…」バッ

舞園「!!!」

苗木「は、はい、おしまい!」

舞園「…」

苗木「わかってもらえたよね?」

舞園「なんか…その…」

苗木「いや、僕も実際ショックだけど…あ、もうパンツはくね」

舞園「最高ですね!!!」

苗木「えっ」

舞園「あっすいません、つい興奮しちゃいました」

苗木「いや、何に興奮するのさ…」

舞園「しかし凄いですね…」

苗木「僕もびっくりだよ」

舞園「でも、思考とかは男の子のままなんでしょうか?」

苗木「わかんないけど、多分そうじゃないかな?」

舞園「口調も変わっていませんし…身体だけ変わるんでしょうか?」

苗木「そうじゃないかな?さすがに脳の中身までは書き換えられないんだと思うよ」

舞園「しかし苗木くん、もう今すぐアイドルやれる可愛さですよ」

苗木「僕が?そんな馬鹿な」

舞園「いえいえほんとですよ、桑田くんは女の子になった苗木くんを見て逃げたんですよね?」

苗木「うん」

舞園「それ、苗木くんを見て一目惚れした可能性が…」

苗木「そ、そんな馬鹿な…」

舞園「桑田くん、逃げ際に何か言ってませんでした?」

苗木「そういえば…」

桑田『うわあああああやめろおおおおお俺は舞園ちゃん一筋って決めてるんだよおおおおおおおおお!!!!』

苗木「とか言ってたよ」

舞園「確定ですね」

苗木「そんな馬鹿な」

舞園「一瞬、苗木くんと私で揺らいだってことでしょう」

苗木「そんな馬鹿な…」

舞園「苗木くん、さっきからそれしか言ってませんよ」

苗木「今日は誰にも会いたくないな…」

舞園「じゃあ今日は私の部屋に泊まりますか?」

苗木「えっ」

舞園「苗木くんの部屋でもいいですよ」

苗木「いや、そういう問題じゃ…」

舞園「じゃあ苗木くんは今日ずっと1人で過ごす気ですか?」

苗木「誰にも会いたくないからできればそうしたいかな」

舞園「1人じゃ分からないこともあるんじゃないですか?」

苗木「そこまで子供じゃないよ!」

舞園「そういうことじゃありませんよ、例えばトイレとか」

苗木「トイレ?…あっ」

舞園「あとお風呂とか」

苗木「お風呂は男も女も関係ないんじゃ…」

舞園「ありますよ、女の子は髪も身体も美しく保たなくちゃいけないんですよ?」

苗木「いや、1日経てば元に戻れるから1日くらい…」

舞園「よくありません!1日でもケアを怠るのは女の子としてありえません!」

苗木「さすがにそれは言い過ぎなんじゃ」

舞園「苗木くんはわかっていませんね」

苗木「分かるわけないじゃん…」

舞園「まあそういうことです、今日は一緒に寝ましょう」

苗木「舞園さん、アイドルがそんなこと言っちゃいけないよ」

舞園「こんな所で何を言おうとアイドルも何もありませんよ」

苗木「とりあえず、トイレの方法だけ…」

舞園「まだわからないんですか!」

苗木「えっ」

舞園「とりあえず今日は私の部屋でお泊まりしましょう、そうしましょう」

苗木「なんで」

舞園「  い  い  で  す  ね  ?  」

苗木「アッ、ハイ」

舞園「やった」ニコッ

苗木(あまりの迫力に思わず返事してしまった…)

苗木(…今の笑顔可愛かったな)

舞園「どうしたんですか?」

苗木「な、なんでもないよ」

苗木「う」

舞園「苗木くん?」

苗木「…トイレしたい」

舞園「さっそくですね、じゃあトイレへ行きましょう」

苗木「うん」

ーー女子トイレーー

苗木「えっと、どうやればいいの?」

舞園「とりあえずパンツを脱いで便器に座ってください」

苗木「えっ、なんで一緒に入ってきてるのさ!」

舞園「口では伝えにくいことも含まれてるんですよ」

苗木「うう…」

苗木「も、もうしていいの?」

舞園「はい、いいですよ」

苗木「んっ…なんか、変な感じだね」

舞園「普通に過ごしてれば永遠に味わえない感覚ですね」

苗木「…ふう、終わったよ。もうパンツはいていいの?」

舞園「いい訳ないでしょう、拭かなきゃ」

苗木「ふ、拭く?どこを?」

舞園「決まってるでしょう」

苗木「あー…さすがにそれは見ないでほしいかな」

舞園「いえいえ、苗木くんも初めてでよく分からないでしょうし、私がやりますよ」

苗木「ちょっそれは色々まずいよ!」

舞園「拭き残しがあったりしたら大変なんですから、最初はどんなものかちゃんと知っていた方がいいですよ」

苗木「でも…」

舞園「私も最初はお母さんにやってもらいましたし、何も恥ずかしいことじゃないですよ」

苗木「そういう問題なの?」

舞園「そういう問題です、じゃあ、やりますね」カラカラ

苗木(上向いて目をつぶってよう…)

舞園「よいしょ」

苗木「んっ」

舞園「痛かったら言ってくださいね」

苗木「う…うん」

苗木(なんか…変な感じだな)

苗木「っ!」

舞園「苗木くん?どうかしましたか?」

苗木「な…なんでもないよ」

苗木(気持ちいいなんて言えない…!)

舞園(気持ちよくしてますし)

舞園「苗木くん、もう少し我慢して下さいね」

苗木「んっ…う、ん!で、でも早く!」

舞園「もしかして痛いんですか?」

苗木「ちっ、違う、けど」

苗木「んんっ」

舞園「はい、OKです!綺麗になりましたよ!」

苗木「はー…はー…あ、ありがと」

舞園「そんなにハードでしたか?拭いてるだけだったんですけど」

苗木「いっいや、初めてだし、うん」

舞園「そうなんですか?まあ、いいですけど」

苗木「出よう…」

苗木「はあ、なんか疲れちゃったよ」

舞園「まだお風呂が残ってますよ?トイレで音をあげてたら死んじゃいますよ?」

苗木「女の子ってこんな辛いんだね…」

舞園「だから言ったじゃないですか、1人じゃなくて良かったですね」

苗木「うん、ありがとう」

舞園「じゃあ、そろそろ夕食を食べましょうか?」

苗木「そうだね、今日は色々あってお腹空いちゃったよ」

舞園「ふふふっ」

苗木「あ」

舞園「どうしたんですか?」

苗木「食堂に何人かいる…」

舞園「あー…どうしますか?」

苗木「できれば行きたくないけど…」

舞園「夕食食べなくちゃ辛いですよ」

苗木「この事知らない人に色々聞かれるのが嫌なんだよなぁ」

舞園「ああ、私のように質問攻めにあっちゃいますもんね」

苗木「どうしよう」

舞園「多分大丈夫じゃないですか?」

苗木「なんで?」

舞園「桑田くんが走り去ってから小一時間は経ってますし、桑田くんがもう広めてることでしょう」

苗木「確かにそうかも」

舞園「もしかしたら苗木くん以外にもあの機械を使った人がいるかも知れませんよ」

苗木「んー…なら大丈夫かな?」

舞園「大丈夫ですよ、行きましょう」

ーー30分前の食堂ーー

石丸「皆で食う食事は美味しいな!」

葉隠「皆って言っても何人か足りねーべ」

十神「おおかたあの性別が反転するというくだらん機械のことで盛り上がってるんだろう」

大和田「山田と腐川がそれでいねーのはわかるけどな」

桑田「よう…」

大和田「おう桑田、…やつれたな」

桑田「俺は…俺は誰を選べばいいんだ」

十神「自惚れも大概にしておかないと後にそれが身を滅ぼすぞ」

葉隠(ブーメランだべ)

石丸「しかし本当に元気がないな…何かあったのか?」

桑田「それがな…」

ーーーーーーーーーーー

大和田「まじかよ」

十神「一体何を考えているんだ」

葉隠「苗木っちが女に…」

大和田「全くイメージが湧かねえな」

桑田「見たら度肝を抜かれるぜ」

十神「しかし不二咲とセレスはどこへ行ったんだ」

石丸「そう言えば今日一日姿が見えないな」

セレス「ごきげんよう」ツヤツヤ

不二咲「…」ゲソー

十神「…頭痛がしてきた…」

葉隠「今日はもう部屋に帰るべ…」

石丸「二人ともどうしたのだ?それに不二咲くん、どことなく雰囲気が変わったようだが…」

大和田「セレスも元気そうだな」

セレス「ええ、今日は至福の1日でしたわ」

石丸「何をしていたのだ?」

セレス「それは言えませんわね」

大和田「まあなんだっていいけどな」

石丸「それより不二咲くんの元気が無いが何かあったのか?心なしかいつもより痩せているような…」

不二咲「…セレスさん、今日はもういいよね?」

セレス「ええ、ではまた明日」

不二咲「う…うん」

大和田「おいおい大丈夫か?」

石丸「本当に元気がないぞ?セレスくんに何をされたのだ?」

不二咲「何でもない…何でもないよ。それより霧切さんは?」

大和田「そういえば霧切も今日は見てねえな」

石丸「朝、例の機械の周りをうろついているのを見たぞ」

不二咲「もしかして…」

桑田「おいおい、冗談きついぜ」

不二咲「あ、桑田くんいたんだ」

桑田「どこまで俺を苦しめれば気が済むんだよおおおおおお」ダダダダ…

大和田「なんなんだあいつ」

不二咲「とりあえず僕、霧切さんの部屋に行ってみるね」

石丸「うむ、できれば食堂に連れてきて一緒に食事をしよう」

不二咲「わかったよ、じゃあ」タタタタ…

ーー食堂前ーー

舞園「苗木くん、不二咲くんが食堂から出て来ますよ」

苗木「ほんとだ」

不二咲「あっ、舞園さんに苗木く…ん???」

苗木「あー…実は僕、あの機械使っちゃって女になっちゃったんだ」

舞園「みたところ、もしかして…」

不二咲「うん、僕もあれを使ったんだ」

苗木「ほんとだ、いつもより若干違う」

舞園「そういえばあの機械、不二咲くんにとってはピッタリの機械ですね」

不二咲「そうなんだ、僕も嬉々として使ったんだけど…」

苗木「もしかして、失敗したり?」

不二咲「いや、成功したんだ」

不二咲「でもそこにセレスさんが来て…」

舞園「あー…」

苗木「うん、不二咲くん、頑張ったね」

不二咲「まあ僕はセレスさんが嫌いじゃなかったから別に何をされようが良かったんだけど」

舞園「その割には暗い表情をしてましたね」

不二咲「…4時間」

苗木「えっ」

舞園「えっ」

不二咲「セレスさんの部屋で…」

苗木「不二咲くん、もういいよ」

舞園「ご心中お察しします」

不二咲「死ぬかと思ったよ…」

苗木「そういえば急いでたみたいだけど用事があるんじゃないの?」

不二咲「あっそうだった」

舞園「すいません、わざわざ辛いことを話してくれて」

不二咲「ううん全然いいよ!それに辛いよりむしろ嬉しかったし!」

苗木「えっ」

舞園「えっ」

不二咲「じゃあ、いくね!」

苗木「…」

舞園「…」

苗木「…舞園さん」

舞園「…私はそんなことしませんよ」

苗木「いやそれはわかってるんだけど」

舞園「?」

苗木「早くご飯食べよう」キュー

舞園「ふふふ、そうですね」

ーー食堂ーー

石丸「おお舞園くんに苗木く…」

大和田「おお、遅かったじゃ…」

苗木「何となく、見慣れてきたね」

舞園「慣れたくはなかったですね」

ーー事情説明中ーー

石丸「そういうことだったのか!」

大和田「桑田の奴、そんなことであんなやつれてたのか?」

舞園「苗木くん、絶大ですね」

苗木「…なにが?」

舞園「色々とですよ」

石丸「しかしどこからどう見ても女にしか見えんな」

大和田「あれ?そう言えば十神は?」

石丸「さっき部屋に戻ったではないか」

大和田「ああ、そうだったな」

苗木「とりあえず食べよう、もう限界だよ」

舞園「そうですね」

4人「いただきまーす!」

ーー霧切の部屋ーー

霧切「やってしまった…」

霧切「興味本位とはいえなんてことを…」

霧切「2日間、誰にも会わないようにしないと…」

コンコン

霧切「?誰かしら」

不二咲「霧切さん、不二咲だよ」

霧切(気のせいかしら、声が変ね)

霧切(…私もだけど)

不二咲「霧切さん?」

霧切「…」サラサラ

不二咲「霧切さーん…ん?」

不二咲(ドアの下から紙が)

霧切『今日は疲れたから、もう寝るわ。ごめんなさい 霧切』

不二咲「…」

不二咲「もしかして霧切さん、あの機械、使ったの?」

霧切「!」

不二咲「僕も使ったんだけど、あの機械すごいよね!」

不二咲「さすがに脳までは変えれないようだけど、完全に女の子の身体になっちゃった!」

霧切(!…不二咲くんも?)

不二咲「そう言えば苗木くんも使ってたよ。本人の前では言えなかったけど、凄く可愛かったよ」

霧切(苗木くんが女性に…?)

霧切「うふふ」

不二咲「あ、霧切さんその声。やっぱり使ったんだ?」

霧切(しまった!)

不二咲「恥ずかしがることはないよ、むしろ、最初に女の子が男の子になろうと試した勇気はすごいよ」

霧切「…」

不二咲「苗木くんの姿を見たら皆使っちゃうんじゃないかな?あはは」

霧切「…」ガチャ

不二咲「あ…霧切…さん」

霧切「やっぱり…変よね、私が男性だなんて」

不二咲「そんなことないよ、とっても素敵だよ」

霧切「無理やりお世辞を言わなくてもいいのよ」

不二咲「ううん、霧切さん元から綺麗な顔立ちだったから、男の子になってなんか…すごい、うん、綺麗だよ」

霧切「男性なのに、綺麗?」

不二咲「うん。中性的か顔立ちって言ったらいいのかな」

霧切「…そうかしら」

不二咲「霧切さんは男の子になっても完璧だね、朝比奈さんや舞園さんが見たら惚れちゃうんじゃないかな」

霧切「うふふ、言いすぎよ」

不二咲「だってほんとのことだもん」

霧切「不二咲くん、あなたもとっても可愛いわよ」

不二咲「僕が?」

霧切「ええ、元から女の子のような顔だったから」

不二咲「ふふっ、なんか照れるなあ」

霧切「ええ、凄く魅力的よ。…ほんとに好きになっちゃいそうなくらいに」

不二咲「…霧切さん」

霧切「不二咲くん、明日空いてるかしら?」

不二咲「うん、大丈夫だよ」

霧切「じゃあ…デート、しましょうか」ニコッ

ーー朝比奈の部屋ーー

朝比奈「…」

大神「…」

朝比奈「桜ちゃん、ドーナツ、食べる?」

大神「うむ…いただこう」

朝比奈「はい」

大神「…」モグモグ

朝比奈「…」

朝比奈(…なんか、お父さんと一緒にいる感じ)

ーー機械のある部屋ーー

葉隠「十神っち、準備はいいべか?」

十神「早くしろ」

葉隠「じゃあ、いくべ!」カチッ

十神「ぬうううううううううおおおおおおおおおおああああああああ」

葉隠「おお…世にも珍しい断末魔だべ」

十神「あああああああああああああううううううううがああああああああああう」

十神「ああああああああぁぁぁぁぁぁ…」

葉隠「おお…声は段々高くなっていくべ」

十神「…」

葉隠「静かになったべ…十神っち?」ガチャッ

葉隠「!!」

ーー食堂ーー

苗木「ふうー」

舞園「ごちそうさまでした」

石丸「やはり皆で食べる夕食は美味しいな!」

大和田「じゃあ兄弟、そろそろ部屋に戻るか?」

石丸「うむ!では苗木くん、舞園くん、また明日!」

苗木「うん、おやすみ」

舞園「また明日」

スタスタスタ…

苗木「えーっと」

舞園「私の部屋か苗木くんの部屋、どっちにしますか?」

苗木「男の僕の部屋じゃ勝手が悪いだろうし、舞園さんの部屋にしよう」

舞園「わかりました、では行きましょうか」

ーー舞園の部屋ーー

苗木「おじゃまします」

舞園「苗木くん、そんなかしこまらなくてもいいんですよ?」

苗木「ほら、女の子の部屋だからさ…」

舞園「ふふっ、苗木くんも今は女の子なんですよ?」

苗木「いやそうなんだけど…やっぱ慣れないなあ」

舞園「じゃあさっそくお風呂、入りましょうか?」

苗木「今更だけど…ほんとにいいの?」

舞園「何がですか?」

苗木「今は女だけど…その、舞園さんの、裸を見ることになるんだよ?」

舞園「それはお互い様じゃないですか」

苗木「そうだけど」

舞園「それに私、苗木くんのこと好きですから問題ないですよ」

苗木「えっ」

舞園「じゃあ、先に行ってますね」

苗木「う…うん」

とりあえず舞苗ってことでおk?

苗木(…)ヌギヌギ

苗木(あれって、告白なのかな)ヌギヌギ

苗木(それとも、女としての僕が好きってことなんだろうか)

苗木(でも、そんなニュアンスじゃなかったような…)

苗木(勘違いも甚だしい、かな)

苗木(舞園さんに直接聞けばいいんだけど…)

苗木(そんな勇気はない)

苗木「はあ…」

苗木「失礼しまーす…」カラカラ

舞園「あ、遅いですよ」

苗木「ごめんごめん」

舞園「じゃあまずは…」

ーーーーーーーーーーーーーー

苗木「髪を洗うだけでこんな大変だと思わなかった…」チャポーン

舞園「でしょう?」

苗木「いっつもシャンプーだけだからなあ」

舞園「で、なんで背中合わせなんですか?」

苗木(…)ヌギヌギ

苗木(あれって、告白なのかな)ヌギヌギ

苗木(それとも、女としての僕が好きってことなんだろうか)

苗木(でも、そんなニュアンスじゃなかったような…)

苗木(勘違いも甚だしい、かな)

苗木(舞園さんに直接聞けばいいんだけど…)

苗木(そんな勇気はない)

苗木「はあ…」

苗木「失礼しまーす…」カラカラ

舞園「あ、遅いですよ」

苗木「ごめんごめん」

舞園「じゃあまずは…」

ーーーーーーーーーーーーーー

苗木「髪を洗うだけでこんな大変だと思わなかった…」チャポーン

舞園「でしょう?」

苗木「いっつもシャンプーだけだからなあ」

舞園「で、なんで背中合わせなんですか?」

苗木(…)ヌギヌギ

苗木(あれって、告白なのかな)ヌギヌギ

苗木(それとも、女としての僕が好きってことなんだろうか)

苗木(でも、そんなニュアンスじゃなかったような…)

苗木(勘違いも甚だしい、かな)

苗木(舞園さんに直接聞けばいいんだけど…)

苗木(そんな勇気はない)

苗木「はあ…」

苗木「失礼しまーす…」カラカラ

舞園「あ、遅いですよ」

苗木「ごめんごめん」

舞園「じゃあまずは…」

ーーーーーーーーーーーーーー

苗木「髪を洗うだけでこんな大変だと思わなかった…」チャポーン

舞園「でしょう?」

苗木「いっつもシャンプーだけだからなあ」

舞園「で、なんで背中合わせなんですか?」

すいません、連投してしまいました
>>32今後の展開を幅広くしたいのでまだ未定…だと思います

苗木「いや、それは」

舞園「私の裸、そんなに魅力なかったですかね」

苗木「そ、そんなことないよ」

舞園「じゃあ、こっち向いてください」

苗木「で、でも」

舞園「大丈夫ですよ、女の子同士ならこれくらい普通です」

苗木「ほんとに?」

舞園「ほんとですよ。ほら、私はもう向き変えましたよ」

苗木「うー…」クルッ

舞園「うふふ」ニコニコ

苗木「やっぱり、恥ずかしい」

舞園「苗木くん、とっても綺麗ですよ?羨ましいくらいです」

苗木「まっ、舞園さんも綺麗、だよ」

舞園「ちょっともどかしいですね…お世辞にしても、ハッキリ言って欲しいです」

苗木「お、お世辞じゃないよ…ほんとに綺麗だよ」

舞園「うふふ、苗木くんに言われると本当に嬉しくなっちゃいますね」

苗木(…今、聞くべきだろうか)

苗木「…」

舞園「どうしたんですか?」

苗木「ちょっと、話があるんだ」

舞園「…どうぞ」

苗木「さっき、えっと、舞園さん…」

舞園「はい」

苗木「僕のこと、す、好きって、言ったよね?」

舞園「言いましたね」

苗木「あれは…どういう意味の好きなのかな、って」

舞園「そのままですよ」

苗木「そのままって…」

舞園「そのまま、本当にそのままです」

苗木「…勘違いしてたら、恥ずかしいけどね」

舞園「大丈夫です、苗木くんの思った通りです」

舞園「私、エスパーですから」

苗木「エスパーかあ」

舞園「どうしたんですか?」

苗木「エスパーなら僕が今何考えてるか、分かる?」

舞園「分かりますよ」

苗木「やっぱりかあ。分かってることを伝えるのって恥ずかしいよね」

舞園「でも、言葉にすると重みが全く違いますよ」

苗木「うん。知ってる」

舞園「なら、なぜ楽な方法を?」

苗木「…恥ずかしいから」

舞園「ふふふっ、こんな状況でもですか?」

苗木「うん。…そういう恥ずかしさとは、別なんだ」

舞園「知ってますよ」

苗木、舞園「「エスパーですから」」

舞園「あっ、それ私の決めセリフなのに」

苗木「あはは」

舞園「…苗木くん」

苗木「うん」

舞園「女の子を待たせるのはマナー違反ですよ?」

苗木「今は僕も女の子なんだけどなあ」

舞園「でも100%女の子じゃないんですよ、マナー違反です」

苗木「あはは、確かにね」

苗木「じゃあ、うん。言うよ」

舞園「恥ずかしがらずに、お願いしますね?」

苗木「…舞園さん」

苗木「僕は、あなたが好きです」

舞園「…」

苗木「…」

舞園「ふふっ」

苗木「な、なんで笑ってるのさ」

舞園「いや、苗木くん、可愛いって思っちゃいました」

苗木「うー」

舞園「えへへ、苗木くん?」

苗木「うん?」

舞園「…これから、よろしくお願いします」

苗木「うん…こちらこそ」

舞園「なんか…変な気分ですね」

苗木「どっちも女の子だからね」

舞園「2日後には、もう1回お願いしますね?」

苗木「ええっ!」

舞園「男としての苗木くんから告白されたいんです」

苗木「…わかったよ」

苗木「でもその時は、舞園さんもだよ」

舞園「私も?」

苗木「うん。僕も男として、舞園さんから告白されたいから」

舞園「そういうことなら、全然構いませんよ。毎日でも言ってあげます」

苗木「それは、僕が嬉しすぎて死んじゃうかな」

舞園「それは私もですよ、苗木くんのそばにいるだけで嬉しくて嬉しくて」

苗木「ふふっ、そう言ってもらえると嬉しいなあ」

舞園「じゃあ、そろそろ体を洗いましょうか?」

苗木「そうだね、のぼせちゃいそうだし」

舞園「…苗木くん、女の子として、私はやらなければならないことがあります」

苗木「なに?」

舞園「体の洗いっこですよ」

苗木「えっちょっそれは」

舞園「私は肌が弱いのでそこのスポンジで洗ってください」

苗木「ほんとにやるの?」

舞園「当たり前じゃないですか、女の子なら普通ですよ」

苗木「変なことなしだよ」

舞園「ほら、向かい合って」

苗木「ちょっと、洗いにくいね」

舞園「ちょっと苗木くんどこ見てるんですか」

苗木「ご、ごめん」

舞園「身体は女の子でも中身はやっぱり男の子ですねー」

舞園「でも苗木くんなら構いませんよ」

苗木「気持ちはありがたいけど」

舞園「ほらほら、そんな風に上向いてると…」

苗木「んっ」

苗木「ちょっと舞園さん!」

舞園「なんですか?」

苗木「なんですかっ、じゃなくて、っ!」

舞園「男の子に戻る前に、女の子の喜びも知っておいた方がいいですよ」

苗木「ふっ、んんっ」

舞園「ほらここ、気持ちいいですよ」

苗木「んあっ!」

舞園「ほら苗木くん、自分で触ってみてください」

苗木「…」クリッ

苗木「んっ、んあっ、んん」

舞園「ふふ、苗木くん、可愛いですよ」

舞園「私はこの可愛いおっぱいをいじってあげますね」チュッ

苗木「そっ、それやばっ」

舞園「胸も感じるんですね」

苗木「んんっ」

舞園「苗木くん、可愛いです」

苗木「もっ、もう、むり」

舞園「ふふっ」チュ

苗木「!?」

舞園「女の子同士のキスなら、ノーカン、ですよっ」

苗木「んっ、ふっ」

舞園「苗木くん…」クリッ

苗木「んっ、もう、だめ」

苗木「ああぁっ!」

舞園「ふふふ、苗木くん、とっても素敵でしたよ」チュッ

ーーーーーーーーー

苗木「…」グテーン

舞園「そんな疲れちゃいましたか?」

苗木「なんか…すごかった」

舞園「さすがに今日はこれ以上しませんよ」

苗木「これ以上されたら抜けれなくなっちゃうよ…」

舞園「…やっぱりもう一度」

苗木「今の無し!前言撤回!」

舞園「ふふ、冗談ですよ」

苗木「…今日はもう寝よう」

舞園「そうですね、明日はデートでもしましょうか?」

苗木「女の子同士でもデートになるの?」

舞園「多分…なるんじゃないですかね」

苗木「まあ、関係ないよね」

舞園「そうですね」ダキッ

苗木「…おやすみ、舞園さん」ギュッ

舞園「おやすみなさい、苗木くん」

ーー翌日ーー

苗木「ん~…」

苗木「舞園さん、ぐっすり寝てるなあ…」

苗木(なんか、信じられないな)

苗木(舞園さんと僕が付き合うことになるだなんて)

舞園「スー…スー…」

苗木(朝ごはん、作っておこうかな)

苗木「って朝ごはん作るも何も食堂に行けばあるんだった」

苗木「舞園さーん」

舞園「ん…」

舞園「あ…おはようございまふゅ」

苗木「まだ寝ぼけてるね」

舞園「顔洗ってきますー…」

舞園「ふう、さっぱりしました」

苗木「食堂に行こうか?」

舞園「そうですね」

舞園「あ、苗木くん、服貸してあげますよ」

苗木「うー…やっぱスカートだと慣れないなあ」

舞園「そっちの方が可愛いんですから、我慢です」

ーー食堂ーー

苗木「おはよう」

舞園「おはようございます」

石丸「うむおはよう!今日も素晴らしい朝だな!」

苗木「あれ、石丸君だけ?」

舞園「結構早い時間ですしね」

石丸「皆もじきにくるだろう」

苗木「ほんとだ、さっそく来た」

朝日奈「おはよー!」

大神「今日もいい天気だな」

苗木「おはよう」

石丸「おはよう!」

舞園「おはようございます」

朝日奈「あ、あれ!?苗木?だよね?」

苗木「あー…あの機械のこと知ってる?」

朝日奈「あーあれ使ったのか」

石丸「不二咲くんも使ったらしいぞ!」

朝日奈「そうなんだ!見てみたいな」

苗木「ちょっと気になってたんだけど」

朝日奈「どうしたの?」

苗木「失礼かもしれないけど…大神さん、雰囲気変わった?」

大神「うむ…実はな、我もあの機械を使ったのだ」

石丸「なんと!」

舞園「髪を切ってイメチェンしたんだと思ってました…」

大神「漢になれば更に強くなれるかと思ってな」

朝日奈「ほんとに強くなってたよ」

苗木「成果は聞かないでおくよ、僕の常識が崩れそうな気がする」

朝日奈(苗木、それこそ失礼だよ…)

石丸「しかしあの機械を使った人間は意外に多いのだな」

舞園「今のところ苗木くん、不二咲くん、大神さん。3人ですね」

朝日奈「あたしも使おうと思ったんだけどねー」

苗木「なんで?」

朝日奈「ほら、男になればもっと早く泳げそうじゃん!」

石丸「男と女で水泳の結果に差異が出るものなのか?」

朝日奈「出るよ!ほら、アレとか…」

舞園「ああ…わかりました」

苗木「?舞園さん、なんのこと?」

舞園「苗木くん、それ以上は失礼ですよ」

苗木「あっ…ごめん」

大和田「おう」

一同「おはよう」

大和田「なんというか…大神が強くなってる気がするぜ」

苗木「不二咲くんは気づかないのに大神さんは気づくんだ…」

大和田「なんのことだ?」

ーーーーーーーーーーー

大和田「不二咲もあの機械使ったのか、全然気づかなかった」

舞園「まあ無理も無いですね、声くらいしか変化が無かった訳ですし」

朝日奈「それ結構わかりそうなもんだけどね」

セレス「朝から賑やかですわね」

一同「おはよう」

セレス「あら…」

大神「む…どうした」

セレス「なんだか雰囲気が変わりましたわね」

朝日奈「桜ちゃんはね!男になったんだよ!」

セレス「あなたもあの機械を…?」

苗木「意外とあの機械需要あったんだね」

舞園「苗木くんだけは間違った使い方でしたね」

不二咲「おはよう」

一同「おはよう」

セレス「あら、もう元気になってますね」

不二咲「うん、ちょっとね」ニコニコ

セレス「…?」

朝日奈「わぁーほんとだ!女の子だー!」

不二咲「うわっ」

朝日奈「すごーい、前より可愛くなってるよ!」

不二咲「そ…そうかな」

セレス「ちょっと」

朝日奈「ん?」

セレス「困っているでしょう。離してあげなさい」

朝日奈「あっ、ごめんね」

不二咲「ううん、大丈夫だよ」

葉隠「おはようだべ!」

苗木「おは…ぶふっ!」

舞園「…?…ふふっ!」

石丸「…」アングリ

セレス「頭痛薬を…」

不二咲「ふふふっ」

朝日奈「えっと…」

大神「貴様、誰だ?」

葉隠「葉隠だべ!」

朝日奈「えっと…何で、その」

セレス「…黒人になっていますの?」

葉隠「実はな…」

朝日奈「まあ、予想はつくけど」

大神「あらかたあの機械を使ったといったところだろう」

苗木「それにしても…ふふっ!」

葉隠「この髪が影響したんだべか…」

舞園「なんともまあ…」

葉隠「まあこの方が占い師っぽくていいべ!」

苗木「心なしか的中率が跳ね上がりそうだね」

朝日奈「民族的な模様とかつければ完璧なんじゃない?」

葉隠「そこまで本気にする気はないべ…」

葉隠「そういや十神っちは?」

石丸「今日はまだ来てないな」

葉隠「あれを見たら驚くべよ~」

舞園「まさか…」

セレス「彼も使ったのですか」

苗木「一番使わなさそうな感じなのにね」

大和田「おおかた『俺は女になっても完璧だ』とか考えてんじゃねーの?」

苗木「あー…あり得るね」

セレス「彼ならではですわね」

舞園「葉隠くんはなぜ女性に?」

葉隠「興味本位だべ!」

苗木(良かった、僕よりひどい理由だった…)

腐川「…お、おはよう…」

一同「おはよう」

腐川「…これは一体なんの冗談なのかしら」

苗木「あー…えっとね」

ーーーー事情説明中ーーーー

腐川「そこの黒人…バカじゃないの?」

葉隠「あっお前!バカにバカって言ったらダメなんだべ!」

朝日奈「それじゃ認めちゃってるよ…」

腐川「びゃ…白夜様は?」

石丸「まだ来てないぞ」

山田「おおう…久しぶりに見た彼らは別人だったでござる」

苗木「あ、山田くん」

山田「な、苗木殿???」

葉隠「おはようだべ」

山田「僕は誰なんだ」

舞園「山田くん落ち着いて、それは葉隠くんですよ」

葉隠「『それ』ってひどいべ…」

山田「ああ言われてみれば面影が…」

石丸「皆集まってきたな」

大和田「あとは霧切と十神だけか?」

不二咲(霧切さん…大丈夫かな)

朝日奈「ね、ねぇ…なんか凄い人が歩いてくるよ」

セレス「…?…ええ、あれは凄いですわ」

苗木「どれどれ…うん、納得」

石丸「あれは一体誰なのだ?」

葉隠「消去法で行ったら1人しかいねえべ!」

十神「…」デデーン

山田「oh...」

腐川「白夜様…!素敵…!」

大和田「これが十神だぁ?冗談きついぜ」

苗木「でも…これが霧切さんな訳がないし」

舞園「間違いなく十神さんですね」

苗木「美人秘書かと思ったよ」

舞園「確かに、そうですね」

葉隠「わざわざスーツとストッキングはいてるとこを見るとまんざらでもないっぽいべ」

朝日奈「うわー…大人の女性って感じ」

桑田「うーっす!」

一同「おはよう」

桑田「何で決心した時に限って…」

葉隠「なんか落ち込んでるべ」

桑田「うわああああああああ黒人だあああああああ」

苗木「よく見て、葉隠くんだよ」

桑田「ほんとだ…」

大和田「で、なんで来るなり落ち込んでんだよ」

セレス「彼(葉隠)を見てショックを受けない人はいないと思います」

桑田「違う違う、俺は舞園ちゃん一筋って決心したんだけど…」

十神「なるほど、俺か」

不二咲「すごい自信だね」

桑田「えっお前十神なの」

桑田「なんだ、十神かよ。ねーわ」

十神「貴様それはどういう意味だ」

苗木(女王様を彷彿とさせるなあ…)

山田「素晴らしいですな、創作が捗りますぞおおおおおおお」

腐川「ふふ、ふふふ…女になった白夜様…うふふ…」

舞園「この2人は幸せそうですね」

苗木「そういえば霧切さんは?」

石丸「昨日から全く姿を見ていないな」

大和田「不二咲昨日霧切の部屋に行ったんだろ?」

セレス「」ピクッ

不二咲(寒気が…)

不二咲「うん、ちょっと元気が無かったけど大丈夫だと思う」

桑田「ならそろそろ来るんじゃねーの?」

山田「霧切殿が男性になってたら生涯最高の作品ができそうな気がしますぞ」

霧切「…」

一同「おはよう」

セレス「なぜ帽子を被っていますの?」

霧切「ちょっと寝癖がひどくて」

十神「髪も短くなっているが」

霧切「イメチェンよ、それより十神くん…なの?」

十神「ああ」

舞園「苗木くん、不二咲くん、大神さん、十神くん、葉隠くんがあの機械を使って性別が反転しているんですよ」

霧切「ああ…それで、葉隠くんはどこに?」

葉隠「ここだべ!」

霧切「…少し目まいがしてきたわ」

葉隠「そういう反応はもういいべ!」

腐川「こんなものを見せられたら無理もないわね」

霧切「大神さんは…殆ど変化がないのね」

大神「うむ。だが、前より強力な力を手に入れた」

霧切「モノクマも倒せそうな気がしてきたわね」

苗木「霧切さん、他人任せはよくないよ」

霧切「苗木くん」

朝日奈「私の中では苗木と十神と桜ちゃんは反転大成功だと思ってるよ」

セレス「不二咲くんも大成功ですわ」

不二咲「ちょっ、恥ずかしいよ」

セレス「うふふ」

霧切「とりあえず朝食を食べましょう?お腹が空いたわ」

石丸「それより、霧切くんの声が変な気がするのだが…」

霧切「今日はちょっと喉の調子が悪いのよ」

不二咲(霧切さん、あくまで隠すつもりなのかな)

大和田「まさか霧切まであの機械を使ったとかじゃねえよな?」

霧切「例え気の迷いでもそんなことはしないわ、メリットがないもの」

苗木「あはは…」

ここの霧切さんとたえちゃんは不二咲さん狙いなの?

一同「いただきます」

ーーーーーーーーーーー

一同「ごちそうさまでしたー!」

舞園「さて苗木くん、行きましょうか」

苗木「うん」

朝日奈「桜ちゃん、今日はどうする?」

大神「ふむ…」

大和田「兄弟、暇だしなんかしねーか?」

石丸「今日は羽を伸ばしたい気分だな」

葉隠「じゃあ3人でどっか遊びに行くべ」

腐川「びゃ、白夜様…」

十神「今日はいい気分だ、ついてくるだけなら構わない」

山田「さて、部屋に戻って昨日の続きと行きますぞ」

元スレの方ではここまで書きました

>>63
セレスは確定です
霧切は秘密です

どうせ霧切は苗木ちゃん犯したりするんだよ
しかしセレスが苗木山田以外とはな

元スレから来て下さった方、本当に感謝してます!

>>68
苗木舞園意外あんまりなかったカップルにしようかなーって考えてたらこうなりました

あとロンパ2のキャラは出さない予定です、やってませんし

不二咲「えっ、えっと…」

霧切「じゃあ不二咲くん、行きましょう」

セレス「不二咲くん?」

不二咲「…セレスさん、今日は霧切さんと用事があるんだ」

セレス「なるほど、苗木くんが無理だと分かったら乗り換える訳ですか」

霧切「あら、勘違いも甚だしいわね」

セレス「私の勘違いならあなたは女性であるはずですわね?」

霧切「…気づいていたの」

セレス「むしろ気づかない方がどうかしてますわ」

不二咲「ちょっちょっと、2人共そこまでに…」

セレス「少し静かにしていてもらえますか?」

不二咲「う…うん」

不二咲(なんか怖い)

セレス「それで?あなたが不二咲くんを誘った理由を聞きましょうか」

霧切「今日は空いていたから彼…彼女を誘っただけよ」

セレス「嘘ですね」

霧切「ずいぶんハッキリ言うのね、根拠はあるのかしら?」

セレス「根拠というより勘ですわね」

霧切「勘で物事を決めつけるなんてね」

セレス「ギャンブラーにはそれくらい当然のこと。時には絶対的な勘が必要とされますわ」

霧切「仮に彼女を誘った理由が嘘だとするのなら、なぜ私は彼女を誘ったのかしら?」

セレス「…」

霧切「それが分からないなら、この話は終わりね。もっとも、私は嘘をついていないけど」

セレス「あなたが不二咲くんを誘った理由」

セレス「先ほど申したはずですが?」

霧切「…」

セレス「あなたは苗木くんに好意を抱いていた。でも自分では無理だと思ってしまった。舞園に勝てないと思ってしまった」

セレス「あなたが男性になった理由、そこまではわかりませんが…」

セレス「もしかすると、男性になることで女性としての自分を諦めたんじゃなくって?」

霧切「…」

セレス「そこに女性になった不二咲くんがやってきた。あなたにとってはさぞ天使に見えたことでしょうね」

セレス「不二咲くんに一目惚れした。そしてデートに誘った。これで全て辻褄が合いますわ」

>>1はsageじゃなくsaga入れた方がいいSAGAな

霧切「…」

セレス「返す言葉も無いのですか?堕ちたものですわね」

不二咲「ちょっとセレスさん、さすがにそれは言い過ぎだよ!」

霧切「いいのよ」

セレス「あら、負けを認めるのですか?まあ、ギャンブラーである私に勝てるはずはありませんが」

霧切「残念ねセレスさん、5%しか合っていないわ」

セレス「あら、今度は負け惜しみですか?」

霧切「あなたを論破することはできる。ただそれは今は言いたくないことまで言ってしまうことになるわ」

セレス「だから、何も言わなかったと?でもそれは言い訳でしかありませんわね」

霧切「今は言わないわ、私の整理が落ち着くまで」

不二咲(生理…?)

セレス「ふふふ、いいでしょう。今日は許してさしあげますわ」

セレス「ただ…」

霧切「わかっているわ」

セレス「ならばいいでしょう。ではまた、ごきげんよう」スタスタ…

不二咲「凄い満足気だったね…」

霧切「退屈してた学園生活で久々にギャンブラーとしての本領を発揮できて嬉しいのでしょう」

不二咲「それに最後セレスさん何て言おうとしてたのかな?」

霧切「あなたは知らなくてもいいことよ」

不二咲「気になるなあ」

夕食食べてきます

夕食食べてきます

sage(さげ)…スレにレスをするとスレタイ一覧の一番上にでてきてしまう、それを避けるために投稿者以外がメ欄に書き込んでレスをするもの

saga(さが)…SS速報には「死ね」「殺す」等にフィルターがかかるのでそれを防ぐもの、投稿者は基本コレのみ

ついでに書き込みエラーが出ても書き込めてる事の方が多いのでエラーが出たら一度更新して確認するといい

原一平
じゃあ書いていきます

ーー舞園の部屋ーー

舞園「さ、行きましょうか」

苗木「デートって行っても、どこの行けばいいのかな」

舞園「ここは男なんですから苗木くんがリードしてくださいね」

苗木「今は女なんだけどなあ」

舞園「中身は男なんですから関係ないですよ」

苗木「まあそうなんだけど…」

舞園「苗木くんとならどこでもいいですよ」

苗木(照れ死ぬ)

舞園「ふふふ」

補足ですが、外にも出れるご都合設定にしておきます


苗木「じゃあとりあえず、公園にでも行こうか」

舞園「わかりました」

苗木「この前ひっそりとしてる割には雰囲気のいい公園を見つけたんだよ」

舞園「隠れスポットってやつですね」

苗木「うん、人も全然来ないから落ち着けるしね」

舞園「じゃ、行きましょうか」

ーー公園ーー

舞園「へえ…いいですね」

苗木「誰もいないね」

舞園「その方がいいじゃないですか」

苗木「そんな見られちゃいけないようなことをする気はないよ?」

舞園「残念です」

苗木「なんか舞園さん変わったね…」

舞園「今は、苗木くんの彼女ですから!」

苗木「それだけで?」

舞園「私にとってはとっても大きなことですよ」

苗木「まあ、僕も同じなんだけど」

苗木「とりあえず、あのベンチにでも座ろうか」

舞園「はい」

舞園「木漏れ日が凄く気持ちいいですね」

苗木「芝生も綺麗だしね。何で誰も来ないんだろう」

舞園「民家群とは離れた場所にありますし、あのあたりには大きな公園もありますからね」

苗木「それだけで使われないなんてなんかさみしいよね」

舞園「公園なんてそんなものじゃないですか?」

苗木「僕の中の公園はもっと人が一杯いてわいわいやってるイメージだよ。ひっそりしてる公園なんて初めてだ」

舞園「でも、こっちの方が落ち着けますよね」

苗木「アイドルの舞園さんはこんなところにいてもファンが来そうだね」

舞園「さすがにないと思いますよ」

苗木「しかしアイドルかあ…」

舞園「アイドルがなんですか?」

苗木「いや、凄い人と付き合ってるなあって」

舞園「ふふっ、アイドルだって舞台にいない限り1人の女の子ですよ」

苗木「でも、世間はそう見てくれないんだよね」

舞園「そうなんですよね。少し男性と話しただけでスキャンダルになったりしますし」

苗木「週刊誌はそういうネタには目が無いからね」

舞園「もしかしたら今この瞬間も撮られてるかもですね」

苗木「…移動しよっか」

舞園「冗談ですよ苗木くん、座ってください」

苗木「でも、僕のせいで舞園さんの人生を壊したくない」

舞園「今の私にとってはアイドルなんかより苗木くんの方が大事です」

苗木「でも」

舞園「それに、今日みたいにのんびり過ごせる日が次いつ来るか分からないんですよ。なら、今この時を大事にしましょう」

苗木「…うん、ごめんね。舞園さん」

舞園「いいですよ、私こそ不安にさせるようなことを言ってしまって」

苗木「僕が心配性なだけなんだよ」

舞園「いえ、それは苗木くんの優しさですよ」

苗木女だから関係ないじゃんw

苗木「優しさ?」

舞園「はい、苗木くんは私だけじゃなくて色んな人にとっても優しいですよ」

苗木「そんなことないよ」

舞園「謙遜するのは苗木くんらしいですね。でも皆苗木くんに感謝してますよ」

苗木「そうかなあ」

舞園「そうですよ。主に…霧切さんとか」

苗木「霧切さん?」

舞園「苗木くんのおかげで皆と仲良くなれたって言ってましたよ」

苗木「…僕は何もしてないけどね」

苗木「あれは、霧切さんが自分で動いたからだよ」

舞園「でもそれじゃ、霧切さんの言ってることに辻褄が合いません」

苗木「…」

舞園「苗木くん、謙遜し過ぎるとダメな時もあるんじゃないでしょうか?」

苗木「そう…だね。うん」

苗木「僕が手伝った部分もあるかな」

舞園「ふふ、まだ少し謙遜してますよ」

苗木「僕は霧切さんの捜査の手伝いをしただけだよ。それだけ」

舞園「それであの結果に繋がるんでしょうか?」

苗木「繋がるよ。皆霧切さんのことを見直したんだ」

舞園「それは苗木くんのおかげになるんじゃないですか?」

苗木「僕は霧切さんが気づけなかったことを1つだけ見つけてしまっただけだよ。小さなこと」

舞園「でもそれは、霧切さんにとってはとてもとても大きなことだったでしょうね」

苗木「そうなのかな?」

舞園「その捜査がいつのものだったか私知っています。あの時の霧切さん、本当に堂々としてました」

苗木「捜査に凄く自信があったんだろうね」

舞園「それもあるでしょうけど、もっと大きな後ろ盾があったんです」

苗木「それは?」

舞園「苗木くんですよ」

苗木「僕が?」

舞園「私もその捜査の過程をちょくちょく見ていましたけど、苗木くんは何度も霧切さんを励ましたりしてました」

苗木「…そうだっけ」

舞園「そうですよ。霧切さんが行き詰まった時も苗木くんが助けてあげて」

苗木「たまたまだよ」

舞園「苗木くんの前向きさが霧切さんにも影響したんです」

苗木「…」

舞園「霧切さん、捜査の結果を言っている時、きっとこう思ってたんじゃないでしょうか」

『後ろには苗木くんがいる』

舞園「って」

苗木「僕はほんとに後ろにいただけなんだけどね」

舞園「霧切さんにとっては物凄く安心できたでしょうね」

苗木「…ほんとに僕が希望を与えたんだとしたら、嬉しいことだね」

舞園「ほんとのことですよ。あれ程希望に満ち輝いた霧切さんは初めてでした」

苗木「あれからだっけ、皆と霧切さんが仲良くなったの」

舞園「私は単純に霧切さんのことをもっと知りたくなっちゃいましたよ」

苗木「次の日霧切さん質問攻めだったもんね」

舞園「凄い人気でしたね、どっちがアイドルなのか忘れちゃいましたよ」

苗木「そこは自覚を持っておこうよ…」

舞園「えへへ」

めっちゃ早いけど書きためてあんの?

苗木「それにしても何で急に霧切さんの話を?」

舞園「何となくですよ、なんとなく」

苗木「…」ズイッ

舞園「なな、何ですか苗木くん。顔、近いですよ?」

苗木「嘘は良くないって思ってね」

舞園「こ、根拠を聞きましょうか!」

苗木「第一に妙に焦ってること」

舞園「それは、こんな状況だから…」

苗木「第二に、妙に霧切さんの心境を知っていること」

舞園「ほら、同じ女の子ですし、私エスパーですから?」

苗木「エスパーなら、僕が次言うことが分かるよね?」

舞園「えっ…えっと…」

苗木「ほんとのことを言っても僕の舞園さんへの気持ちは変わらないよ」

舞園「うぅー…分かりました、話します」

舞園「霧切さんから、『あの時のことのお礼を言っておいて欲しい』って頼まれただけですよ」

苗木「お礼された部分が皆無だったような」

舞園「言おうとしたら苗木くんが問い質してくるものですから…」

苗木「ああ…そうなんだ、ごめん」

舞園「いえいえいいですよ」

苗木「そういえば霧切さんで思い出したけど、今日の霧切さん変じゃなかった?」

舞園「そういえばそうですね、顔を隠すように帽子なんて被ってましたし」

苗木「声も変だったよね」

舞園「まさか…」

苗木「僕もそれ考えてた」

舞園「…」

苗木「…」

舞園「まさか、あの霧切さんが、ありえませんよね」

苗木「だと信じたいね…」

舞園「あの機械には変に人を惹きつける魅力でもあるんでしょうか」

苗木「というより、連鎖反応に近いよ」

舞園「山田くんが使ったとこを見てみたい気もします」

苗木「…僕は遠慮しておこうかな」

舞園「しかしあれどういう基準で容姿が変わるんでしょうか」

苗木「十神くんは性格を反映したような感じだったね」

舞園「大神さんもですね」

苗木「不二咲くんは殆ど変化がないから保留だね」

舞園「葉隠くんだけは謎ですね…」

苗木「本人の言うとおり、魔術的な占い師にはなったよね」

舞園「確かにそうですね」

苗木「でも、僕が謎なんだよなあ」

舞園「うーん…」

苗木「霧切さんは顔がよく見えなかったし」

舞園「もう少し全体的に情報が欲しいですね」

苗木「まあ、解決したところで何もないんだけどね」

舞園「結果によっては使う人が増えるかもしれませんよ」

苗木「学園がパニックになりそうだね」

舞園「それはそれで楽しそうですね」

苗木「舞園さんは使っちゃダメだよ?」

舞園「アイドルなんですから、そんなことしたら仕事できなくなりますよ」

苗木「あはは、それもそうか」

苗木「あっ、誰か来たよ」

舞園「ほんとだ」

苗木「ってあれは!」

舞園「どうしたんですか…えっ」



江ノ島「いやぁーやっと着いたねー!」

戦刃「盾子ちゃんつかれたよ…少し休もう」

多分今日はここまでです

>>107
書き溜めはしてないです

>>100
こまけぇこたぁいいんだよ!



せめて投稿する時は「age saga」にして
更新来たかわからないから

投下します

>>122
BB2Cだとレスするたびにsagaって打ち込まないとダメなのでめんどくてやってません
そういうワードが出そうな時に使います
あと投下中はsageないでおきます
色々ありがとうございました

苗木「江ノ島さん…?」

舞園「ですね、今までどこにいたんでしょうか」

苗木「それに戦刃さんも」

舞園「黒幕だっただけに油断はできませんね」

苗木「隠れて話を聞いてみよう」

舞園「そうですね」

苗木「とりあえずこの木の陰に」

舞園「ちょっと狭いですね」

苗木「小さい木だからね、舞園さんはしゃがんでて」

江ノ島「あー疲れたー!」

戦刃「あそこのベンチで休もっか?」

江ノ島「いちいち聞かないでよ、面倒くさい」

戦刃「ごっ、ごめんね」

江ノ島「あーもーほんと残念だなお姉ちゃんは」

戦刃「うぅ…」グスッ

江ノ島「うはぁー責められてすぐに泣くお姉ちゃん絶望的ぃー!!!」

苗木「いたたまれなくなってきた」ヒソヒソ

舞園「私もですけど、ここは耐えましょう」ヒソヒソ

戦刃「うー…」

江ノ島「あ、やっと治まった?」

戦刃「うん…」ズズッ

江ノ島「はぁーこれからどうしよっかなー」

戦刃「謝って戻る、とか?」

江ノ島「できるわけねーだろ!ついに頭沸いちまったかぁ?」

戦刃「そっ、そんなことないよ!」

江ノ島「えーちょっと何マジになってんの?うぷぷぷぷ」

苗木「相変わらず疲れるキャラだね」ヒソヒソ

舞園「本人もよく混乱しませんね」ヒソヒソ

江ノ島「とりあえずこれから生きていく方法を探るべきだと思います」

戦刃「やっぱり、学園に戻るしか…」

江ノ島「だーかーらそんなん無理だって。
あれだけやったんだよ?」

戦刃「…」

江ノ島「私様が徹底的に絶望を叩き込みましたからね、今更無理でしょう」

戦刃「へ、変装とか?」

江ノ島「バレるに決まってんだろ!」

苗木「…反省、してるのかな?」ヒソヒソ

舞園「判断しにくいですね」ヒソヒソ

江ノ島「あとそこさっきからうるさいよ。もしかしてバレてないとでも思ってたーうぷぷぷぷ」

戦刃「盾子ちゃん?」

舞園「さすがですね」

苗木「…」

江ノ島「でたぁー絶望カップル!苗木と舞園だぁー!」

戦刃「あっあれ?苗木くん?」

江ノ島「私の目がおかしくなってしまったのでしょうか」

舞園「いたって正常だと思いますよ」

戦刃「女の子になってる?それとも苗木くんの妹なの?」

苗木「今は訳あって女になってるんだ」

江ノ島「よろしければ苗木君、どうやって女性になったか教えていただけますか?」

戦刃「盾子ちゃん、そんなの聞いてどうするの?」

江ノ島「さっき自分で言ったこともう忘れたんだー?やっぱお姉ちゃんは絶望的だね」

苗木「君が本当に反省してるなら教えてあげるよ」

舞園「苗木くん、いいんですか?」

苗木「一時は敵だったとはいえ、今は生きていく方法を探るほどになってるんだもんめ」

舞園「そこの絶望的な人ならどんな状況でも関係ないと思いますが…」

江ノ島「だってお姉ちゃん、あそこのアイドル絶望的とかひどいこと言ってるよ?」

戦刃「うう…ごめんなさい」グスッ

舞園「あっその、そっちじゃなくて!」

苗木「相変わらず絶望が好きなんだね」

江ノ島「あったりめぇだろーがぁ!」

苗木「まだ僕達を絶望に陥れるつもり?」

江ノ島「それは今検討中です」

苗木「何度でもかかってきなよ、僕達はいつでも希望を見失わない」

江ノ島「反吐が出るほどの臭いセリフ…絶望的」

江ノ島「でもそれがいいーっヒャッハー!」

舞園「この人、もうダメなんじゃないですか?」

苗木「江ノ島さんは元からこんなもんだよ」

江ノ島「わかりました苗木くん、条件を呑みましょう」

戦刃「条件って?」

舞園「私達に絶望を与えないこと、ですね」

苗木「それともう1つ」

戦刃「ま、まだあるの?」

苗木「江ノ島さんは元黒幕だ。その姿を隠す為に…」

江ノ島「女になれってかぁー!?」

苗木「江ノ島さんは元々女だろ…まさか不二咲くんみたいに実は男でしたとかそういうカミングアウトはいいからね」

江ノ島「引っかかんなかったかー、男になんかなりたくないよーお姉ちゃん」

戦刃「盾子ちゃんが男の子になっても私はお姉ちゃんだからね、ね?」

江ノ島「そんなもんわかってるっつーの…」

舞園「今までの経験則から行って男になった所で変わりはないと思うんですが…」ヒソヒソ

苗木「大丈夫、ちょっと考えがあるんだ」ヒソヒソ

ーー機械のある部屋ーー

戦刃「すごい!おっきな機械だー!」

江ノ島「こんなもの始めてみた」

苗木「じゃあまず、これを飲んで」

江ノ島「うわっまずそ…」ゴクッ

舞園「とかいう割にはあっさり飲むんですね」

苗木「次にここに入って」ガチャ

江ノ島「意外と中は快適ですね」

苗木「閉めるよ」バタン

舞園「で、苗木くん。考えってなんですか?」

苗木「実は説明書にはまだ続きがあってね」

舞園「説明書?続き?」

苗木「ああ舞園さんは知らないんだっけ。この機械の説明書があるんだよ、ほら」ペラ

舞園「あっほんとだ、性別を反転する方法が書いてありますね」

苗木「食堂で朝ごはん食べてる時に葉隠くんが話してるのをチラッと聞いたんだよ」

舞園「あの説明書には続きがある、って?」

苗木「うん、まあこれが何かは知らないんだけどね」

舞園「それ、考えって言いませんよ…」

戦刃(置いてかれてるなぁ)

苗木「多分次のページには何か希望がある!はず!」ペラッ

苗木「…」

舞園「どうしたんですか?」

江ノ島「おいコラさっさとしやがれ」ドンドン

苗木「なにも書いてない」

舞園「」

戦刃「あの…スイッチ押していい?」ワクワク

苗木「はあ…」

舞園「…もうなるようになれって感じですね」

苗木「じゃあ、スイッチ押していいよ」

戦刃「やった!じゃあ行くよ盾子ちゃん!」カチッ

江ノ島「あああああああああああいいいいいいいいいいいいいいいいい」

苗木「あー…僕もこんな声出してたのかな」

舞園「大神さんはこんな声出さなさそうですね」

江ノ島「いひいいいいいいいいいいししいいいいいいいい」

戦刃「じゅっ盾子ちゃん大丈夫!?」

江ノ島「えあああああああああぁぁぁぁぁぁ…」

苗木「治まった…」

戦刃「盾子ちゃーん返事してー」

苗木「じゃあ開けるね」ガチャ

江ノ島「……」

舞園「…」

苗木「…」

戦刃「うわぁ盾子ちゃんかっこいー!」

苗木「予想外だよ…」

舞園「まさかこんな姿とは…」

苗木「江ノ島さん、何でそんな普通なのさ」

舞園「しかもすごい優しそうですし」

戦刃「どことなく雰囲気が苗木くんっぽくないかな?」

舞園「…言われてみれば」

江ノ島「…絶望的だ」

苗木「どういうことなんだろう…」

舞園「まあ、前の姿の面影があんまりないから成功じゃないですか?」

舞園「…若干苗木くんに似てるのが納得行きませんけど」

江ノ島「はぁ…」

苗木「さっきから変だよ?」

江ノ島「落ち込むに決まってんだろーが!
こんな姿になっちゃってよお!」

戦刃「じゅ、盾子ちゃん?」

江ノ島「てっきり私はもっと美青年になると思っていました」

江ノ島「それがこんな姿だとはな」

江ノ島「絶望的ってもんだよーうぷぷぷぷぷぷぷ」

苗木「とりあえず、転校生ってことにすれないいかな?」

舞園「戦刃さんはどうするんですか?」

苗木「あっ」

戦刃「?」

江ノ島「そんなめんどくさいことせずに全部言えば解決じゃーん」

苗木「あれだけやった君が受け入れてもらえるとは思えないけど」

江ノ島「今の私はこの姿に絶望してますからね、そんな余裕はありません」

舞園「絶望がエネルギー源じゃありませんでしたっけ」

苗木「大丈夫だよ舞園さん、もし何かしてきても今の江ノ島さんはモノクマすら持っていない」

苗木「いざとなれば力ずくで押さえればいいよ」

江ノ島「オーガがいる限り力ずくとか無理だっつーの!」

苗木「とりあえず夕食の時に食堂で皆に言えばいいかな」

戦刃「わっ、わたしは?」

舞園「戦刃さんは特に何もしてませんからね、皆に挨拶してくればいいんじゃないでしょうか」

苗木「うん、戦刃さんはそれでいいね」

苗木「江ノ島さんは安全をとって皆がいる時に来てもらうよ」

今日はここまでです
江ノ島のキャラがいまいちわかんなくて変な所が多々あると思います、すいません
ここからの工程を全く考えてないので次の投下は遅れるかもです

どうでもいい補足ですが、機械を使った順番です↓
不二咲→霧切→大神→苗木→十神→葉隠→江ノ島

ーー3時間前の葉隠の部屋ーー

葉隠「これであがりだべ!」

大和田「ふざけんななんだそのあがりかた!」

石丸「こちらの手札を分かってるような上がり方だったな…」

葉隠「女になってから占いの的中率が上がってるべ!」

大和田「てか自分の番回ってくるたびに占いすんじゃねえよ」

石丸「うむ、一回の大富豪で30分もかかってしまったぞ!」

葉隠「こうでもしねーと俺は勝てねーべ!」

大和田「しかし確かに占いの的中率は上がってるんじゃねーか?」

葉隠「俺もそう思うべ」

石丸「ならばブラックジャックをしてみよう!」

大和田「それなら結果もわかりやすいな」

葉隠「2枚引いて…12だべ」

大和田「俺は10だ」

石丸「7だ」

葉隠「次の1枚でブラックジャックになるか占うべ」

葉隠「ムムムム…」

大和田「これで当たれば本物だな」

葉隠「よし、引くべ!」

石丸「おお」

葉隠「きた!9だべ!ブラックジャックだべえええええ」

石丸「これはもう本物だな!じゃあ私も…」

葉隠「ちょっと待つべ!」

石丸「なんだ?」

葉隠「石丸っちがブラックジャックできるかどうかも当ててみせるべ!」

石丸「それは面白いな!」

大和田「じゃあ俺のも頼むぜ」

葉隠「ではいくべ!」

葉隠「ムムムム…」

葉隠「…多分ブラックジャックだべ」

大和田「おいなんか適当だぞ」

石丸「いや、7だから何を引いてもブラックジャックにはならないのだが…」

大和田「そういうことか」

石丸「とりあえず引こう」

石丸「8…15だな!」

大和田「6が出ればブラックジャックだな、葉隠」

葉隠「じゃあもっかいいくべ」

葉隠「ムムムム…」

葉隠「…多分ブラックジャックだべ」

大和田「それさっきも聞いたぞコラ」

石丸「ここまでの的中率を見れば信じるしかないだろう!いくぞ!」

石丸「き、K…」

葉隠「あ、あれ?」

大和田「たまには外すってことだろ」

葉隠「じゃあ次いくべ!」

葉隠「ムムムム…」

葉隠「…多分ブラックジャックだべ」

石丸「これで3回目だな!」

大和田「じゃあいくぞ!」

大和田「10か」

石丸「ブラックジャックではないが…近いことには近いな」

葉隠「次で1が出ればいいだけだべ」

葉隠「ムムムム…」

葉隠「1…かもしれないべ」

大和田「おいおい大丈夫か?」

石丸「だんだん適当になってきてるぞ!」

葉隠「とりあえず引くべ!」

大和田「…7だ」

葉隠「」

石丸「い、いやそう簡単に当たってはおかしいだろう!もう一度やろう!」

大和田「なんか俺はもう信じれないぜ」

ブラックジャックって初期状態でエース+10or絵札の組み合わせだけじゃないの?

ーー1時間後ーー

石丸「…」

大和田「…」

葉隠「おかしいべ」

大和田「どうなってんだ!的中すんのはお前ばっかじゃねーか!」

石丸「葉隠くん自身ならば的中率は上がるということか?」

葉隠「その線が濃いべ…」

大和田「俺たちもたまにはブラックジャックにはなるんだけどな」

石丸「たまたまなったというだけで占いは当たってないということだな!」

葉隠「そんなはっきり言わないでほしいべ!」

とりあえず中断します

>>166
あー…そうでした
とりあえずカード引いて21になるかどうかの的中率を調べてたってことです

では再開します

ーーとあるカフェーー

不二咲「さすが霧切さんだね」

霧切「?」

不二咲「こんなおしゃれなカフェを知ってるなんて」

霧切「ああ…、仕事で依頼人と会ったりする時によく使うの」

不二咲「そうなんだ、探偵ってそういう所にも気を遣うの?」

霧切「そんなことないわ、まあ普通は事務所とか依頼人の自宅とかでもいいのだけれどね」

不二咲「じゃあなんでこのカフェを?」

霧切「ほら、女なんだから依頼人にそれとな女らしさをアピールしなくちゃ」

不二咲「それ、意味あるの?」

霧切「ふふっ、嘘よ。ここの店長が私の知り合いなだけ」

不二咲「あ…そうなんだ。なら安心して使えるね」

霧切「ええ、依頼人と話す時は店長も万が一に備えて休店にしてくれてるわ」

不二咲「へえ…」

店長「いらっしゃいませ、ご注文はどうしますか?」

霧切「私はホットで」

不二咲「僕も」

店長「かしこまりました」

不二咲「あれ、霧切さんに何も言わないで行っちゃうよ?」

霧切「もしかして不二咲くんを依頼人と思ってるのかもしれないわね」

不二咲「ああ…納得」

不二咲「それにしても霧切さんが男ってこと気づいてなかったね」

霧切「気を遣ったのかしらね」

不二咲「そういやいつまで帽子被ってるの?」

霧切「ああ、すっかり忘れてたわ」

店長「お待たせしました…って霧切さん?」

霧切「あら、やっと気づいたんですね」

店長「申し訳ございません、帽子で顔が見えなかったものですから」

霧切「久しぶりですね」

店長「そうですね…失礼かと思いますが、雰囲気が変わられましたね」

不二咲「ふふっ」

霧切「無理もないわね」

店長「声も少し変わってますし…」

霧切「次の仕事ではこうしなきゃダメなんですよ」

店長「ああ、そういうことでしたか。では私は邪魔者でしたね」

霧切「いいんですよ

不二咲「お仕事頑張って下さいね」

店長「ありがとうございます。では」

霧切「ふぅ」

不二咲「どうしたの?」

霧切「敬語ってやっぱり疲れるわね」

不二咲「仕方ないよ、お仕事だもん」

霧切「そうね」

不二咲「そう言えば気になることがあったんだけど」

霧切「なにかしら?」

不二咲「セレスさんと話してる時、セレスさんが最後に何か言いかけてたよね?」

霧切「ああ、あれね」

不二咲「あれって何だったのかなって」

不二咲「霧切さんは分かってる様子だったよね」

霧切「簡単よ、不二咲くんに変なことをするなとかそのへんね」

不二咲「僕に?」

霧切「ええ、彼女きっとあなたのことが好きなんじゃないかしら」

不二咲「うん、そうだろうね」

霧切「あら、心当たりがあるのかしら?」

不二咲「あの機械を使ったあとに、セレスさんと色々とね…」

霧切「何をしたかは聞かないけれど、確信は持てたわ」

不二咲「確信?」

霧切「彼女はあなたのことを病的に愛してるってことよ」

不二咲「まさか、あのセレスさんが?」

霧切「彼女、あなたのことになると妙に必死になるもの」

不二咲「でもそれは、好きな人に対しては当然なんじゃ?」

霧切「あなたは気づいてないようだけど、不二咲くんが絡むと彼女の表情は凄まじいことになってるわよ」

不二咲「ほ、ほんとに?」

霧切「ええ、まあ彼女が女としてのあなたを好きなのかどうかはわからないけどね」

不二咲「それは…どうなんだろう」

霧切「あくまで予想だけど、彼女、同性愛者なんじゃないかした」

不二咲「同性愛者…」

霧切「ええ。あなたは男性だった時も見た目だけなら女性だったし」

霧切「そのあなたが女性なったのなら、彼女にとってそれ程嬉しいことはないでしょうね」

不二咲「セレスさんが…」

霧切「彼女があなたを愛してしまうばかりにあなたに危害を加えるようなら、私は彼女を止めるつもりよ」

不二咲「セレスさんは…そんなことしないよ」

霧切「それに、あなたの気持ちも確かめなくちゃね」

不二咲「僕の気持ち?」

霧切「そう、あなたの気持ち。セレスさんのことをどう思っているのかしら?」

不二咲「僕は…」

霧切「分からないのなら、無理に答えを出さなくてもいいわ」

不二咲「…」

霧切「あなたがセレスさんのことを好きだと言うのなら、何も問題は無いわ」

不二咲「問題?」

霧切「さっき言ったわよね、彼女はあなたのことを病的に愛してるって」

不二咲「うん」

霧切「まだ確定した訳ではないけど、かなり高い確率でそうだと思うわ」

霧切「もし彼女があなたを病的に愛していて、あなたが彼女を好きじゃないとしたら」

不二咲「…どうなる、の?」

霧切「彼女はあなたがまだ『自分の気持ちを伝えきれてない』『愛がしっかり伝わってないから愛してくれない』と思うでしょうね」

不二咲「…」

霧切「それを伝える手段は可愛いものかもしれないし、危険なものかもしれないわ」

不二咲「…セレスさんは」

霧切「あなたがそう思いたい気持ちは分かる。けど、あなたが傷ついてからでは遅いのよ」

霧切「ただ、勘違いしないでほしいことが3つあるわ」

不二咲「3つ?」

霧切「1つは今話したのはあくまで予想よ。ここまで言い切ってしまったら予想と思えないかもしれないけれど」

不二咲「…」

霧切「2つ目は、私があなたが彼女のことが嫌いに仕向けてる訳では無いと言うこと」

不二咲「霧切さんは、そんなことしないよ!」

霧切「ふふっ、信じてもらえるのなら嬉しいわ」

霧切「3つ目は、私はあなたのことを好きでは無いということよ」

不二咲「えっ?」

霧切「友人としては大好きよ。でも、恋愛的な感情ではないわ」

不二咲「それは、言う必要があったの?」

霧切「あなたが気を遣わないようにね」

不二咲「僕が?」

霧切「あなたは人を傷つけるようなことは絶対にしないわ」

霧切「そんなあなたがこう考えてしまったら?」

『もしかしたら霧切さんは僕のことが好きで、セレスさんが好きだと言わないことを願ってるのかもしれない。もしセレスさんが好きだと言えば霧切さんは傷つくかもしれない』

霧切「驕りかもしれないけれどね」

不二咲「僕は、自分の気持ちに素直になればいいんだよね」

霧切「そういうことよ。もっとも他所から見れば誘導尋問だとかあざといとか言われるかもしれないけれどね」

不二咲「霧切さんはそんな卑怯手を使わない。でしょ?」

霧切「分かってるわね。仮にあなたが好きだとして、私ならこんな方法はとらない」

霧切「相手の気持ちをしっかり確かめてから言うと思うわ。臆病かしらね」

不二咲「女の子なら許されるよ、きっと」

霧切「ふふ、今は男性だけれどね」

霧切「話が逸れたわね。そろそろあなたの気持ちを聞こうかしら?」

不二咲「うん…」

霧切「嘘偽りなく、お願いね」

不二咲「わかってるよ」ゴクッ

不二咲「…ふう」

不二咲「僕、セレスさんのこと、嫌いじゃないよ」

不二咲「でも好きかって言われると少し悩んじゃうな」

不二咲「もしかしたらセレスさんのことを好きなのかもしれないけど、僕の中でしっかり決まってないだけかもしれないし」

霧切「…」

不二咲「まだよくわかんないかな。ごめんね、曖昧な返事で」

霧切「セレスさんは、あなたにもう告白したのかしら?」

不二咲「それっぽいことは言ってたかもしれないけれど、僕の中ではまだ言われてないと思うよ」

霧切「それを聞いて、安心したわ」

不二咲「え?」

霧切「不二咲くん、好きよ」

不二咲「霧切さん?」

霧切「あら、聞こえなかったかしら」

不二咲「き、聞こえたよ…でも」

霧切「そのままの意味よ。あなたのことが好き」

不二咲「…友達と、して?」

霧切「いいえ、今は男性だけど…女性として、あなたのことが好き」

不二咲「!」

霧切「ふふっ」

不二咲「で、でもさっき、僕のこと好きじゃないって」

霧切「あなたがセレスさんに対する気持ちを話してる時、こう思ったわ」

霧切「『ああ、この人は絶対に裏切らないし、傷つけることはしないんだな』って」

不二咲「僕が?」

霧切「あなたは私の予想を聞いて、それでもなおあの答えが返ってきた」

不二咲「…」

霧切「あなたは今朝のセレスさんと私のやり取りを見ているわ」

霧切「それを見て、彼女は私のことを嫌いだったと少しは思ったはずよ」

霧切「そこに私があの予想を立てた。それはあなたにとって聞き苦しいことだと思うわ」

不二咲「…そんなこと、ないよ」

霧切「でもあなたは、彼女も私の気持ちもしっかり理解して、あの答えを出した」

霧切「あなたは彼女の裏の一面を見て、彼女を嫌いにならなかった」

不二咲「お人好しなだけなんだよ、きっと」

霧切「いいえ、違うわ。あなたはその人間のどんな部分を見ようともその人に対する感情は変わらない」

霧切「そのすべては、あの答えよ」

不二咲「考え過ぎだよ、霧切さん」

不二咲「あの答えにそんな深い意味はないよ。あれは僕の本心で、それだけだよ」

霧切「あなたにとってはね。でも、そこにはあなたの本質が見え隠れしていた」

不二咲「僕の本質…」

霧切「あなたは決して突き放さない。なぜなら、その人のことがどこかで好きだから」

霧切「その好きがLikeなのかLoveなのかは分からない」

不二咲「…」

霧切「あなたは私が彼女のことを好き勝手言う様子を見て、私を蔑むことをしなかったわ」

不二咲「…」

霧切「これも勝手な私の予想だけど、あなたは私のことどこかで好きなんじゃないかしら」

不二咲「…分からない、よ」

霧切「でも、勘違いはしないでね」

不二咲「また、勘違い?」

霧切「私はセレスさんのこと、嫌いじゃないわ」

不二咲「ふふっ、知ってるよ」

霧切「さっき私は卑怯な手を取らないと言ったけど、今私が取った方法は卑怯じゃないと思ってる」

不二咲「…相手の気持ちをしっかり確かめて、から」

霧切「そうよ。あなたがセレスさんのことを好きだとして、そこに私が告白すればあなたは混乱してしまうかもしれない」

不二咲「ふふっ、霧切さん、凄い自信だね」

霧切「そういうわけじゃないわ」

不二咲「えへへ」

霧切「ふふ」

霧切「他所からすると卑怯な手だって言われるかもね」

不二咲「でも、卑怯じゃなかったことは、言われた僕が一番知ってるよ」

霧切「実はね、昨日あなたが私の部屋にきた時からあなたにちょっと気があったの」

不二咲「えっ?」

霧切「でもそれはどういう感情かはその時まだ分からなかった」

不二咲「だから今日、確かめた?」

霧切「ええ。あなたの気持ちと同時に、私のあなたに対する気持ちとね」

今さらだが石丸の一人称は「私」じゃなくて「僕」な

不二咲「…でも、今はまだ、霧切さんの告白に返事することはできないよ」

霧切「分かっているわ。ゆっくりでいいの」

不二咲「…」

霧切「あら、混乱しているの?」

不二咲「ううん」

不二咲「変なこと思い出しちゃっただけ」

霧切「変なこと?」

不二咲「今日って、デートだったよね?」

霧切「ええ、そうよ。そう言えばデートらしいことしてないわね」

不二咲「うん」

霧切「じゃあ、そろそろ学校に戻って昼食を食べた方がいいわね。午後のデートに差し支えるわ」

不二咲「あれ、ここで食ってけばいいんじゃないの?」

霧切「店長を見てごらんなさい」

不二咲「…」チラッ

店長「あっ」プイッ

霧切「話、聞かれてたわね」

不二咲「…恥ずかしい」

霧切「あら、店長と同じく顔が赤いわよ」

不二咲「うー…早く戻ろう!」

霧切「そんな引っ張らなくても大丈夫よ」

ーー帰路ーー

不二咲「うあー恥ずかしいー!」

霧切「むしろ恥ずかしいのは私だと思うけれど」

不二咲「いや、僕も十分恥ずかしいよ…」

霧切「ふふ、もっとイチャイチャすれば良かったわね」

不二咲「き、霧切さん!」

霧切「ほら、また顔が真っ赤よ」

不二咲「えぅ…」

一旦中断します

>>193
thxです
ロンパやったのかなり前なので一人称すら危うい状態です
口調とか変なところあったら遠慮なく指摘お願いします

いつの間にかシリアスになってる!?

じゃあ投下していきます

>>201
シリアスにする気はなかったんですが書いてるうちに止まらなくなっちゃいました

ーー街中ーー

十神「…」スタスタ

腐川「…」

十神「この民衆から送れらる羨みと欲望の視線、意外と悪くないな」

腐川「白夜様…」

十神「どうした」

腐川「その、視線が」

十神「お前に向けられたものではない」

腐川「そそ、それはわかってるんですが」

十神「なんだ」

腐川「びゃ、白夜様が誰かに取られちゃうんじゃないかと…」

十神「やっぱり連れてこない方が良かったか」

腐川「ああああすすすすいませんごめんなさい!」

十神「静かにしろ」

腐川「…人が多すぎて落ち着かない…」

十神「ならば学校に戻っていろ、俺はもう少し歩く」

腐川「ああっ待って下さい白夜様ー!」

腐川「ちょっ、ちょっと、歩くのが早いです白夜様…」

十神「お前を振り払う気でいたんだがな」

腐川「ここは…公園?」

十神「どこで休んでも良かったが、人が多いところだと話しかけられそうだからな」

腐川「白夜様…」

十神「…おい、あれを見ろ」

腐川「あれは…江ノ島に戦刃!」

十神「木の影に苗木と舞園もいるな。あれで隠れているつもりか」

腐川「何か話していますけど、ここからでは聞こえませんね」

十神「相変わらずうるさい女だ」

腐川「すっすいませんごめんなさいすいません!」

十神「お前じゃない、江ノ島だ」

腐川「ああ…あ、苗木と舞園が見つかってるわ」

十神「何か話してるな」

腐川「黒幕だった奴と平気で話すなんて…頭おかしいんじゃないかしら!」

十神「神妙なのか分かりにくい雰囲気だな」

腐川「苗木と舞園が黒幕とつるんでるんじゃないでしょうか、白夜様!」

十神「それを判断するのはこれからだ」

十神「移動したな」

腐川「い、いいんですか?」

十神「何がだ」

腐川「追った方が良いのでは」

十神「あの後何をするかは学校に戻ってから聞くので十分だ」

腐川「じゃじゃあ、どどどうしますか?」

十神「とりあえず座るぞ」

腐川「はっはひ!」

十神「情けない声だな」

腐川「す、すみませんごめんなさいすみ」

十神「聞き飽きた。小説家のくせにレパートリーに乏しすぎる」

腐川「えっええと、ひ、平にごごご容赦を!」

十神「…恋愛小説家はそんな言葉を使うのか」

腐川「じゃっじゃあ、せ、切腹、します!」

十神「次の作品は時代ものか、歴史の知識が試されるな」

腐川「えっえと」

十神「…少し静かにしていろ。疲れた」

腐川「は、はい」

十神「…」ズズ

腐川「びゃ、白夜、様?」

十神「スー…スー…」

腐川(ああああああああ白夜様が私の肩に頭を置いて寝てるうううううう)

腐川(インスピレーションが湧いてきたわ!ふふ、ふふふふふ…)

腐川「ふふふふふ…」

ーー山田の部屋ーー

山田「書ける!書けますぞおおおおおおおお」

山田「ネタが止まらない!手が止まらんでござるううううううう」

山田「女体化苗木殿×不二咲殿、女体化不二咲殿×セレス殿、女体化苗木殿×女体化不二咲殿×舞園殿×セレス殿etc…」

山田「宝の山ですぞおおおおおおおおおおおお」

山田ってフルネームに殿つけるんだっけ


コンコン

山田「?来客とは珍しい」

苗木「山田くん、いる?」

山田「おお苗木誠殿!」ガチャ

苗木「えーっとね」

舞園「ほら、自分から言った方がいいですよ」

戦刃「このたび帰って来ました戦刃むくろです!」ビシッ

山田「おお無事だったのですな!」

苗木「これから皆に戦刃さんが帰って来たことを報告しに行くんだけど、山田くんもどう?」

山田(これはひと時のハーレムを味わえる瞬間なのでは!?)

山田(いやいやいやしかしネタが溢れるこの状況では書かない訳にはいきませんぞ!)

山田「今日はやめておきますぞ」

苗木「そっか、残念だね」

舞園「山田くんも忙しいんですよ、邪魔しないであげましょう」

戦刃「お仕事、頑張ってね!」

>>219
うん、ただセレスだけセレス殿

山田「ふおおおおおおお…」

戦刃「ど、どうしたの?」

舞園「理由は分かりませんが喜んでるのではないでしょうか」

苗木「しばらくこの状態が続きそうな気がするね」

戦刃「おーい」フリフリ

山田「ふおおおおおおおお」

舞園「ダメですね」

苗木「戦刃さん、行こっか」

戦刃「大丈夫かなー?」

>>220thxです


苗木「次は葉隠くんの部屋だね」

舞園「騒がしいですね」

戦刃「け、けんか?」

苗木「そうじゃないといいけど…とりあえずノックしよう」コンコン



舞園「反応が無いですね」

苗木「聞こえてないのかな?」コンコン

戦刃「けんかはダメだよー!」

苗木「何で僕の後ろに隠れて言うのさ」

戦刃「ほんとにけんかだったら怖いし…」

ガチャ

大和田「何か聞いたことのある声が」

戦刃「私だよー」ヒョコッ

石丸「戦刃くんじゃないか!無事だったのか!」

葉隠「なんか懐かしい名前が聞こえたべ、って戦刃っち!」

戦刃「えと、どなた、ですか?」

苗木「安定の反応だね」

舞園「少し怖がってるようにも見えますね」

苗木「無理もないよ、いきなり黒人の女性が現れるんだもん」

葉隠「苗木っち!そこはせめて名前を出して欲しかったべ!」

戦刃「あっその喋り方聞いたことあるよ!」

葉隠「おっじゃあ名前も思い出したべ?」

戦刃「えっと…」

舞園「葉隠くんですよ」

戦刃「そうだ葉隠くんだ!久しぶり、かな?」

大和田「もう1ヶ月くらいか?よく戻って来れたな」

戦刃「盾子ちゃんの為だもんね!」

苗木「そう言えば騒がしかったけど、何してたの?」

石丸「葉隠くんの占いの的中率を調べていたのだ!」

葉隠「驚くなよ苗木っち!何と今のところ99%当たるべ!」

舞園「ほんとなら凄いですね」

戦刃「じゃあ、占ってみて!」

大和田「ただ欠点があってな」

苗木「欠点?」

大和田「葉隠自身のことしか当たらねえんだ」

舞園「と、言いますと?」

石丸「ブラックジャックでカードを引いて21になるかどうかを全員分何度も占ってもらったのだが…」

葉隠「石丸っちや大和田っちが次のカードで21になるかどうかは全然分からなかったべ」

大和田「でも自分が次引くカードは殆ど分かるみてえなんだ」

苗木「また扱いづらい能力だね…」

葉隠「でも、女になってから的中率は確実に上がってるべ!」

戦刃「それであんな騒がしかったの?」

大和田「途中からどうでもよくなってめんこしてたんだよ。そしたら」

石丸「葉隠くんがめんこを両面テープでくっつけて4枚重ねにしたりなどインチキだらけだったのだ!」

大和田「それに油に漬けてくそ重いんだぞ!ひっくり返せるかあんなもん!」

葉隠「勝負には全力で行くのが普通だべ!」

石丸「あれはハンデがありすぎて殆ど弱いものいじめではないか!」

葉隠「でも2人とも最初顔が本気だったべ!」

大和田「それがてめーのインチキを許すことになるわけねーだろ!」

苗木「ちょっと皆、落ち着いて」

葉隠「うるさいべ!」

石丸「今は真剣なんだ!静かにしていてくれ!」

苗木「アッ、ハイ」

葉隠「大和田っちも途中めんこを両面テープでくっつけて使ってたべ!」

大和田「ああでもしねーと勝てる訳ねーだろ!」

葉隠「人のことインチキって言っておいて自分も使ってたら世話ねーべ!」

舞園「もう収拾がつかなくなってますね」

戦刃「はやくつぎ、いこ」

苗木「次は…セレスさんの部屋かな」

舞園「セレスさんいるんでしょうか?」

苗木「部屋にいなかったら遊戯室だと思うけど」

苗木「セレスさーん」コンコン

セレス「どうしました?あら…」

戦刃「久しぶり!」

苗木「うっ…」

苗木(セレスさんの部屋から変な臭いが…)

舞園「どうしました?」

苗木「な、なんでもないよ」

セレス「なぜあなたがここに?」

戦刃「戻って来たんだよ!」

セレス「そうではなく、どうやって戻って来たのでしょうか」

苗木「今日外を歩いてたら僕たちが見つけたんだ」

舞園「学校に戻りたかったそうですので、私たちが連れて来ました」

セレス「それはいいのですが…」

苗木「どうしたの?」

セレス「戦刃さんと一緒に消えた彼女の姿が無いのは変だと思いましてね」

舞園「!」

苗木「それには事情があるらしいよ。僕たちも聞いたんだけど、かなり言いにくい事情らしいから、あんまり問い詰めないで欲しいんだ」

戦刃「え、えっと」

セレス「…分かりました。どんな方でも言いたくない事というものはあるものですからね」

舞園「セレスさんにもあるんですか?」

セレス「トップシークレット、ですわ」

苗木(これ以上聞いたら殺すと言わんばかりのオーラを放っている…)

戦刃「とっぷしーくれっとってなに?」

舞園「誰にも絶対に言えない、最上級の秘密のことですよ」

セレス「そう言えばさっきから騒がしいあれはなんでしょうか」

葉隠・大和田・石丸「ワーワーギャーギャー」

苗木「大丈夫、くだらないことだよ」

舞園「耳を貸す必要もないですね」

セレス「そうは言っても、あれが原因にトラブルになりかねますわ」

苗木「じゃあ、一応話しておこっか?」

ーーーーーーーーーー

セレス「めんこ…」

舞園「あの3人があそこまで熱いのは久々ですね」

戦刃「私もめんこやってみたい」

苗木「今度僕たちとやろう。葉隠くんは決して誘っちゃいけないよ」

セレス「ハンデをつけての圧勝など何の面白みもありませんわ」

舞園「セレスさん?」

セレス「本当の勝負を教えて来ますわ」

苗木「セレスさん、めんこ持ってるの?」

セレス「購買のガシャポンで出たメタルめんこが1枚ありますわ」

苗木「それこそインチキだよ!」

セレス「私が使うのではなく、彼らに使わせるのです」

セレス「力の差を思い知らせてあげますわ」スタスタ…

舞園「めんこにギャンブラーは関係ないと思うんですが…」

苗木「一応勝負ごとだからね」

舞園「ましてやメタルめんこを相手に使わせるなんてもう負ける未来しか見えませんね」

苗木「いっそう騒がしくなりそうだね」

戦刃「私も混ざって来ていい?」

苗木「皆に挨拶が済んでからね」

ーーーーーーーーー

苗木「全員の部屋を回ったけど、結局セレスさん以降誰もいなかったね」

舞園「皆出かけてるんでしょう」

戦刃「ねえねえ、めんこやってきていい?」ソワソワ

苗木「うん、いいよ」

戦刃「やったー!」タタタタ…

舞園「凄い嬉しそうですね」

苗木「戦刃さんのメンタルがいつまで持つかなあ…」

ーープールーー

朝日奈「ぷはっ、桜ちゃん早いねー!」

大神「男になってからあらゆる面で強くなっているようだ」

朝日奈「ちょっと疲れたね、休もっか」

大神「うむ」

朝日奈「私も男になったら早くなるかな?」

大神「今よりは確実に早くなるだろう」

朝日奈「でも、男になった自分を想像すると気持ち悪くてやりたくないんだよねー」

大神「朝日奈ならどのような姿になっても問題ない」

朝日奈「えへへ、そうかな?」

大神「うむ、間違いない」

朝日奈「桜ちゃんがそういうなら、やってみよっかな?」

大神「我の意見に流されず、しっかり自分の意思で決めるべきだ。朝日奈よ」

朝日奈「そうだよねー…うーん」

ーーとあるカフェーー

桑田「荒れた心を落ち着けるには静かなカフェが一番…ってな」

桑田「しかしあの機械すげえな」

桑田「苗木と不二咲はまあわかるけど、十神まであんなになっちまうなんて」

桑田「でも葉隠みたいな例外もあるわけなんだよな…」

桑田「葉隠を見なかったら使ってるところだった」

桑田「くっ、舞園ちゃん一筋って決めたはずなのに女苗木と女不二咲がちらつきやがる」

桑田「あいつらは元男なんだぞ!ありえねーっつーの!」

桑田「2日間で元に戻れるから、それまでの辛抱だ」

桑田「そういえば女であの機械使った奴はまだいねえんだな」

桑田「霧切、セレスあたりが使ったら面白そうなんだけどな」

桑田「舞園ちゃんは男になってしまったら愛せねーから舞園ちゃんは使わないでほしいわ」

桑田「まあ、舞園ちゃんは男なっても完璧だろうけどな!」

桑田「…」

桑田「最近寝不足だし眠くなってきた」

桑田「部屋まで戻るのもめんどくせーな…」

桑田「あっ、近くにネカフェあんじゃねーか!」

桑田「ラッキーラッキー」

ーーネカフェーー

桑田「よし、ここなら思いっきり寝れるな」

桑田「明日になったら苗木も不二咲も元に戻れるはずだ!」

桑田「明日までの辛抱だ!明日までの!」

桑田「……はぁー…なんか疲れた」

桑田「くぁ…っふう」

桑田「さて、ゆっくり寝ますかね…」

今日はここまでです
では、おやすみなさい

投下していきます

苗木「舞園さん、これからどうしよっか」

舞園「そろそろお昼ですし、ご飯食べませんか?」

苗木「ほんとだ、もうそんな時間だよ」

舞園「ご飯食べたらどこ行きましょうか?」

苗木「うーん…」

舞園「食いながらゆっくり決めましょうか」

苗木「そうだね、そうしよう」

霧切「あら」

不二咲「あ、苗木くん」

苗木「霧切さんに不二咲くん!」

舞園「なんだか、珍しいツーショットですね」

不二咲「そっそんなことないよ」

霧切「照れることはないんじゃないかしら?」

不二咲「うー」

不二咲(苗木くんと舞園さんは霧切さんが僕に告白してきたのを知らないとしても、なんか恥ずかしいな)

苗木「今からご飯食べようと思ってたんだけど、一緒にどう?」

舞園「…苗木くん」ボソ

苗木「ど、どうしたの?」ボソ

舞園「気づかないんですか?」ボソ

苗木「な、何に?」ボソ

舞園「霧切さんですよ、霧切さん」ボソ

苗木「霧切さん…あっ」

霧切「あら、帽子を忘れていたわね」ポスッ

苗木「もしかして?」

霧切「見られたなら隠す必要は無いわね、私も使ったのよ」

舞園「一番使わないと思ってました」

霧切「好奇心とは恐ろしいものね」

苗木「でもそんなかっこよくなれたなら結果オーライなんじゃないかな?」

霧切「ふふ、今のところ得したことはないけれどね」

舞園「そういえば霧切さん、あの機械について何か知りませんか?」

霧切「と、言うと?」

舞園「どういう基準で顔が変わっているか、とか」

不二咲「そういえばよくわかんないよね。最初はその人の顔を限りなく異性に近づけてるんだと思ってたけど」

苗木「葉隠くんは全く違う顔になってるもんね」

霧切「私は今のこの顔をどこかで見たことがあるような気がするわ」

苗木「見たことがある?」

霧切「ええ、あんまり憶えてないから小さいころの記憶だと思うけれど」

舞園「何か関係していそうですね」

不二咲「記憶からその人が今まで見た人物像を引っ張り出してそれに近づけてるのかな?」

舞園「それだとやっぱり葉隠くんが謎になりますね」

苗木「葉隠くんが何であんな姿になったか分かったら全部分かる気がするよ」

霧切「でも苗木くん、不二咲くん、十神くん、大神さんはあんまり顔が変わってないのよね」

苗木「僕は細かい部分が変わってるよ、まつ毛とか」

舞園「そう言えばそうですね」

不二咲「僕もそんな感じだよ」

霧切「十神くんと大神さんもそんな感じかしら?」

苗木「多分そうだと思うよ」

舞園「あ」

不二咲「どうしたの?」

舞園「もしかしたら、『才能』も強化されたりするんじゃないでしょうか?」

霧切「才能…」

苗木「そう言えば葉隠くんは自分自身に関する占いは99%当てるんだっけ?」

舞園「そうですよ、前の葉隠くんからは考えられないことです!」

霧切「大神さんも強くなったって言ってたわね」

不二咲「じゃあ、僕たちも才能が強化されてるのなな?」

苗木「僕はどう強化されるんだろ…」

霧切「私は頭の回転と洞察力が高くなった気がするわ。思考も柔軟になってるはずね」

不二咲「僕はまだわからないなあ」

苗木「でも、強化はいいことだよね。なんでかはわからないけど」

舞園「そうですよね」

舞園「私も男になったらもっと人気が出るんでしょうか?」

苗木「舞園さんなら増えるに決まってるよ」

霧切「ふふっ、仲が良いわね」

不二咲「…」

舞園「しかし色んなことがわかりましたね」

霧切「まとめて見ましょうか」

1.顔がどう変わるかの基準はまだ分からない。が、霧切の変化から記憶から抽出した人物像が元になっている可能性がある

2.超高校級の才能が恐らく強化される。苗木、不二咲、十神はまだわからない

3.葉隠が何かと例外である

霧切「これくらいかしら」

苗木「葉隠くんがキーポイントみたいな書き方だね」

舞園「実際キーマンなんじゃないでしょうか?」

一旦中断します

今更だけどさくらちゃんは平仮名表記

投下していきます

>>264
thxです

霧切「彼が一番謎なのは間違いないわね」

苗木「もう少し情報が欲しいところだね」

舞園「あとで葉隠くんの部屋に行ってみましょう」

苗木「今5人でめんこしてるんだよね」

霧切「めんこ?」

苗木「ああ、それがね…」

ーーーーーーーーーー

霧切「はぁ…」

不二咲「セレスさんがめんこをしてるところが全くイメージできないね」

舞園「メタルめんこなんか使わせて勝てるんでしょうか」

苗木「どう考えても無理な気がするよ」

舞園「苗木くん、そろそろご飯を食べましょう」

霧切「私たちもいいかしら?」

苗木「もちろん」

不二咲「じゃ、行こっか」

ーーーーーーーーーーーー

一同「ごちそうさまでした」

霧切「じゃあ、葉隠くんの部屋に行きましょう」

苗木「あー…」

不二咲「どうしたの?」

苗木「ちょっと舞園さんと話したい事があるから先に行ってもらっていいかな」

舞園「私は構いませんが…k

霧切「いいわ、先に行ってるわね」

不二咲「じゃあ行ってくるよ」

舞園「えっと、お話って?」

苗木「いや、今日って…」

舞園「ああ、デートでしたね」

苗木「うん。いいのかなって」

舞園「苗木くんがいいのなら私は何も言いませんよ」

苗木「うーん…」

舞園「デートはいつでもできますよ」

苗木「でも、霧切さんは休みの日忙しいことが多いから」

舞園「苗木くんとのデートならどんな予定もキャンセルしますよ?」

苗木「そ、それはダメだよ!舞園さんの生きがいを奪うことになっちゃうし…」

舞園「私の今の生きがいは苗木くんと過ごすことですよ」

苗木「うん、それは嬉しいんだけど…」

舞園「もっと単純に考えてみましょう」

苗木「単純に?」

舞園「今日この後私と過ごすか戦刃さんが復帰したことを皆に知らせつつ機械の謎を追求するかですよ」

苗木「そっか、今日のことだけ考えればいいのか」

舞園「そういうことですね。どうしますか?」

ーー葉隠の部屋前ーー

霧切「静かね、誰もいないのかしら?」

不二咲「めんこしてるんだから、遊戯室にいるんじゃないかな?」

霧切「それもそうね、行ってみましょう」

苗木「霧切さーん」

霧切「あら、苗木くん」

苗木「その…悪いんだけど」

霧切「この後舞園さんとどこかへ行くんでしょう?構わないわ…それと、もう1つ言いたいことがあるようね?」

苗木「うん。実は戦刃さんが戻ってきたんだ」

不二咲「戦刃さんが?」

霧切「なら、もう1人いるはずね」

不二咲「もう1人?」

苗木「江ノ島さんはいなかったよ。戦刃さんもそれについては話してはくれなかった」

霧切「…怪しいわね」

苗木「な、なにがかな」

霧切「苗木くん、何か隠してるわね」

苗木「ぼ、僕が!?」

霧切「ええ」

苗木「いや、僕は何も隠してないよ!」

霧切「…」

不二咲「き、霧切さん」

霧切「…そうね、あなたを信じるわ」

苗木「ありがとう、霧切さん」

霧切「舞園さんを待たせてるんでしょう?」

苗木「あっ、そうだった!じゃあ、霧切さん、戦刃さんを皆に紹介するのもお願いするね!」タタタタ…

霧切「わかったわ」

不二咲「じゃあ霧切さん、僕たちも行こっか?」

霧切「そうね、遊戯室だったかしら?」

不二咲「多分だけどね」

霧切「あなたは気づいた?」

不二咲「えっ?」

霧切「苗木くんが何か隠しているのを」

不二咲「ううん、全くわかんなかった」

霧切「私も女のままだったら見逃していたかもしれないわね」

不二咲「才能が強化されるのは本当みたいだね」

霧切「それなら、ずっとこの姿のままでもいいかも知れないわね」

不二咲「ずっとその姿のまま過ごすの?」

霧切「仕事がやりやすくなるわ」

不二咲「確かにね…なら、僕もずっとこのままでいいかな」

霧切「あら、それは嬉しいわね」

不二咲「えっ、なんで?」

霧切「私は男であなたは女。全く不自然じゃないわ」

不二咲「…霧切さん」

霧切「ふふ」

不二咲「でも、まだ僕は返事できないよ?」

霧切「分かっているわ。今のは、私の独り言よ」

不二咲「ふふ」

霧切「そろそろ着くわね」

不二咲「遊戯室の方が騒がしいね」

ーー食堂ーー

苗木「ごめん舞園さん、遅くなっちゃった」

舞園「いいですよ」

苗木「それにしても危なかった、霧切さんに江ノ島さんのことが気づかれる所だったよ」

舞園「ほんとですか?」

苗木「うん、そんなボロを出してないのに『隠してることがある』って言われたんだ」

舞園「やはり、才能が強化されてるみたいですね」

苗木「…そうだとしたら、江ノ島さんも…?」

舞園「…なんか、不穏な気がしますね」

苗木「超高校級のギャルが強化されるのか、絶望が強化されるのか…」

舞園「後者だったら最悪ですね」

苗木「でも、絶望を強化ってどうなるんだろう?」

舞園「うーん…」

苗木「葉隠くんや大神さん、霧切さんみたいにわかりやすく表面にでるものなのかな?」

舞園「苗木くんは超高校級の幸運ですよね?」

苗木「そうだよ」

舞園「そういう結果として現れにくいものは反映されないんじゃないでしょうか?」

苗木「確かに…そうかもしれないね」

舞園「今のところ苗木くんは何か幸運が強化された部分はありましたか?」

苗木「…舞園さんと付き合えたこと」

舞園「ふふっ、でも幸運は偶然ですよ。私たちが付き合ったのは必然なので、それは違いますよ」

苗木「…」

舞園「あれ、苗木くん顔が赤いですよー?」

苗木「なんか、恥ずかしい…」

舞園「うふふ」

苗木「…でも、それなら大丈夫だよね」

舞園「ええ、きっとそうですよ」

苗木「なら、行こうか」

舞園「どこ行きましょうか?」

苗木「人の少ないところがいいな」

舞園「うーん…なら、苗木くんの部屋に行きましょう!」

苗木「い、いいの?」

舞園「今日はもっと苗木くんとお話したい気分です」

苗木「ふふ、僕もそんな気分だよ」

舞園「やっぱり私たち相性いいですね!行きましょう!」

今日は多分ここまでです

http://uploda.cc/img/img523ed10ac2a03.jpg

>>282
かっわいいいいいいいいいいいいいい

http://uploda.cc/img/img523ed17b411dc.jpg


がんばれー

寝る前にちょっとだけ投下していきます

>>284
やっぱり苗舞が一番ですね!非の打ち所がない!

>>285
そうなんですか?細かい設定までは覚えてないのでそういう指摘もありがたいです

ーープールーー

朝日奈「すごい!すごい!2秒も縮まったよ!」

大神「やはり男になると違うものだな」

朝日奈「それにどんな見た目になるかドキドキしてたんだけど意外とかっこよくて良かった」

大神「うむ、好青年といった印象だな」

朝日奈「結構タイプかも!」

大神「自分に恋をするのか…?」

朝日奈「冗談だよ、そんな十神みたいなことするわけないじゃん!」

朝日奈「まあ、十神は自惚れ過ぎだよね…」

大神「自分に自信があるのはいいこだがな…」

朝日奈「さくらちゃんは、自分に自信が無いの?」

大神「うむ…男になってもまだ、皆を守りきれる自信は無い」

朝日奈「でも、モノクマと黒幕はもうやっつけちゃったんだから守るものなんてなくない?」

大神「いつ危機は訪れるか分からぬ。一瞬の怠りが破滅を招くのだ」

朝日奈「うー…よくわかんないけど、さくらちゃんが言うならそうなのかな?」

大神「…正直なところ、我にもよくわからない」

朝日奈「いつ危機が来るかなんて、誰にもわかんないもんね」

大神「うむ」

朝日奈「さくらちゃんは皆を守りたいから男になったの?」

大神「最初はただ強くなれるかと思って男になった」

朝日奈「今は?」

大神「皆を守る為にこの力を使おうと思っていたが…朝日奈のいう通り、この学園には、もう危機が訪れることはないかもしれぬな」

朝日奈「江ノ島が生きていたら、一瞬で超高校級の危機が訪れそうだね」

大神「それは無いと願いたいものだな」

ーー更衣室ーー

江ノ島(なんか話し声がするから来て見たらよりによってオーガだったー!)

江ノ島(オーガなら男になっても見破りかねない)

江ノ島(逃げよ)

ーープールーー

大神「む…不穏な気配!!」

朝日奈「えっ?」

大神「そこか!」

ーー更衣室ーー

江ノ島(一瞬でばれたー!)

ガチャッ

大神「貴様は誰だ」

朝日奈「落ち着いてさくらちゃん、そんな悪い人じゃなさそうだよ?」

大神「む…苗木か?」

江ノ島「えっ」

朝日奈「あ、そう言われれば」

江ノ島(何で苗木の名前が出てくるんだっつーの!)

朝日奈「でも何か違うような…」

大神「顔は似ているが、雰囲気は違うな」

朝日奈「あっわかった!苗木の弟だー!」

大神「いや、苗木には妹しかいないと聞いているが…」

朝日奈「えーじゃあ誰なの?」

江ノ島「転校生です」

大神「ふむ…」

朝日奈「転校生ってことは、何か超高校級の才能があるんだよね?なになに?」

江ノ島「私の才能は…」

江ノ島「超高校級の…」

江ノ島(やっべぇ何も思いつかねぇー!)

朝日奈「うんうん」

大神「言いたくないのなら言わなくてもいいが」

江ノ島(ナイスオーガ!)

江ノ島「じゃあ、今は秘密でいいかな?」

朝日奈「まあ、隠してもそのうち分かっちゃうもんね!」

江ノ島「あの、学校の中を見て回りたいのでそろそろ失礼してもいいでしょうか」

大神「ふむ、ならば我々が案内しよう。いいか?朝日奈」

朝日奈「いいに決まってんじゃん!今着替えるてくるし待ってて!」

今度こそここまでです
ではおやすみなさい

VIPのオヌヌメスレ一番上は未完
舞園「苗木君に恋愛相談があります…」 苗木「それは違うよ!」
舞園「苗木君のエッチ!スケベ!変態!」 苗木「それは違うよ!」
苗木「舞園さん…しゃぶってよ」ボロンッ
苗木「学校行きたくないよ………」
苗木「据え膳だと思ったら違ったらしい」
苗木「超高校級の不運?」

苗木変態がいやならこんなのも……

葉隠「舞園っちの膣内(なか)気持ちいいべ!!」

いろいろ注意

>>298
変態嫌いとかいってねーだーがっ!

じゃ投下していきます

江ノ島(オーガぜってー気づいてるじゃねーか!)

江ノ島(これ由々しき事態ですね)

江ノ島(つーかあの男誰?)

江ノ島(妙に女々しい喋り方をしてたが…)

江ノ島(オーガがあの機械を使って男になってるのは一目でわかったけど)

江ノ島(オーガと一緒にいるっていったら、もしかして朝日奈かぁー!?)

江ノ島(うぷぷぷぷぷぷ、朝日奈が男って)

江ノ島(それにしてもまさか苗木みたいな顔になるとはな)

江ノ島(あの機械、おもしれえことしてくれんじゃねーか!)

江ノ島(朝日奈、理想が高すぎるだろ)

大神「待たせたな」

朝日奈「じゃ、行こっか!」

ーー遊戯室ーー

葉隠「なんでメタルめんこが負けるんだっぺー!」

大和田「お前じゃ無理だ、俺に貸せ!」

石丸「いや、ここは僕が行こう!」

セレス「誰がやろうと同じことですわ」

戦刃「セレスちゃん強いねー!」

セレス「ギャンブラーたるもの、どんな勝負であろうとも負ける訳には行きませんわ」

ガチャッ

霧切「失礼するわ」

不二咲「皆楽しそうだね」

セレス「あら、デートはどうでした?」

不二咲「で、デートなんてそんな!」

霧切「葉隠くん、ちょっと話があるのだけれど」

葉隠「ちょっと待つべ!今このメタルめんこをひっくり返して…」

大和田「お前じゃ無理だって言ってんだろ!」

セレス「大和田くんのいう通りですわ」

葉隠「じゃあ占いでひっくり返せないって出たら行くべ」

葉隠「ムムムム…」

葉隠「無理だべーーー!」

霧切「じゃあ、とりあえず外に出てきて」

石丸「あとは僕たちに任せておけ!」

セレス「何をしようと無駄ですわ」

不二咲「あ、戦刃さん」

戦刃「久しぶりー!」

霧切「そういえば苗木くんに戦刃さんを紹介するように頼まれていたわね」

戦刃「そ、そうなの?ごめんね」

不二咲「戦刃さんは気にしなくてもいいよ!」

霧切「じゃあ私は葉隠くんと話してくるわ」

ーー廊下ーー

葉隠「話ってなんだべ?」

霧切「そうね…あなた、今の姿に見覚えはないかしら?」

葉隠「どういうことだべ」

霧切「私は今の自分の顔に見覚えがあるの。もしかしたら葉隠くんもそうじゃないかと思ったのよ」

葉隠「あっ、男になってるべ!」

霧切「気づいてなかったのね」

葉隠「朝は帽子で顔が見えなかったから無理もないべ」

霧切「で、どうなのかしら?」

葉隠「うーん…」

葉隠「どっかで見たことがあるような気はするんだべ」

霧切「!」

葉隠「でも、なんかもやもやして詳しくはわかんないべ」

霧切「そう、貴重な情報をありがとう」

葉隠「話って、これで終わりなんだべか?」

霧切「ええ」

葉隠「じゃあ、戻ってめんこをしてくるべ!」

霧切「ついでに不二咲さんと戦刃さんを呼んできてもらえるかしら?」

葉隠「了解だべ」

ーー遊戯室ーー

葉隠「不二咲っちと戦刃っち、霧切っちが呼んでるべ」

不二咲「うん。行こう、戦刃さん」

戦刃「もう少しめんこしたかったなぁー…」

不二咲「今度一緒にやってあげるから、ね?」

戦刃「ほんとにー!?」

不二咲「うん、約束」

戦刃「やったー!」

セレス「…」スタスタ

戦刃「あれ、セレスちゃんも来るの?」

セレス「いえ、霧切さんと少し話があるだけですわ」

不二咲「僕たちはいない方がいいかな?」

セレス「そうしてもらえるとありがたいですわね」

不二咲「じゃ、待ってる間めんこでもしてよっか」

戦刃「うん!」

ーー廊下ーー

セレス「…」

霧切「あら、葉隠くんには不二咲くんと戦刃さんを呼ぶように言ったはずだけど」

セレス「話がありますわ」

霧切「不二咲くんのことかしら?」

セレス「察しがいいですわね」

霧切「私は不二咲くんに告白したわ」

セレス「!!」

セレス「あなた…どうなるか分かっていますの?」

霧切「さあ、どうなるのかしらね」

セレス「不二咲くんは私のもの。あなたには今日貸してあげただけですわ」

霧切「あなたのもの?不二咲くんはそれを知ってるのかしら?」

セレス「今は知らずとも、自ずと分かってくれますわ」

霧切「不二咲くんはあなたのことが好きではないと言っていたわ」

セレス「あら、私にそんな嘘が通用すると思って?」

霧切「嘘かどうか言葉だけでは伝えきれないわね」

セレス「…何か証拠があるとでも?」

霧切「不二咲くんに聞けばわかることね」

セレス「あなたが無理やり言わせるということをする可能性がありますわね」

霧切「それを嘘か本当か見抜くことくらい、あなたにはできるでしょう?」

霧切「不二咲くんのことが好きならば、ね」

セレス「…いいでしょう」

霧切「じゃあ、呼んでくるわ」

ガチャ

霧切「不二咲くん、ちょっと来てもらえるかしら?」

不二咲「僕?じゃあ戦刃さん、ちょっと待っててね」

戦刃「うん!」

不二咲「えーっと…」

不二咲(なんか…修羅場みたいだ)

霧切「不二咲くん、あなたはセレスさんのことが好きかしら?」

不二咲「えっ!?」

セレス「…」

不二咲「え、えっと…」

霧切「あなたの思うことをいえばいいわ」

不二咲(…今日、霧切さんと話したことを同じことを言えばいいんだよね)

不二咲(あれが僕の本心なんだから、それでいいよね」

不二咲「僕、セレスさんのことは嫌いじゃないよ」

不二咲「でも好きかって言われると少し悩んじゃうな」

不二咲「もしかしたらセレスさんのことを好きなのかもしれないけど、僕の中でしっかり決まってないだけかもしれないし」

セレス「…!」

霧切「これでも、あなたのものだと言えるのかしら?」

不二咲「ど、どういうこと?」

霧切「さっき彼女は、あなたのことを『自分のもの』と言っていたわ」

不二咲「せ、セレスさん…」

セレス「1つだけ、聞きたいことがありますわ。不二咲くん」

不二咲「う、うん」

セレス「私のことが好きでないのなら、なぜあの時私についてきたのですか?」

不二咲「そ、それは…」

セレス「私はあの時私についてきたのだからあなたは私のことを好きなのだと思っていました」

不二咲「…」

霧切「不二咲くん」

不二咲「…ごめん、部屋に戻って考えさせてもらってもいいかな」

セレス「いいですわ。けど、次話す時までにしっかり答えを出しておいてもらいますわ」

霧切「…」

不二咲「ごめんね、霧切さん」

霧切「いいのよ」

不二咲「ごめんね、2人とも」スタスタ…

セレス「…私も今日は部屋へ戻らせてもらいますわ」スタスタ…

霧切「…」

霧切(これで、良かったのかしら)

霧切(結局、私のせいで不二咲くんを混乱させてしまった)

霧切(…全部、私の身勝手だったのかもしれないわね)

霧切(私には、やっぱり誰かを愛す資格なんてないもかもね)

霧切(…)

一旦中断しますが、今日はもう投下しないかもしれません

あと>>315の訂正

不二咲(あれが僕の本心なんだから、それでいいよね」

不二咲(あれが僕の本心なんだから、それでいいよね)

>>299
まぁまぁ、コレ見て落ち着こうず
苗木「………」 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/mread.cgi/news4ssnip/1378860350/)


http://ex14.vip2ch.com/test/mread.cgi/news4ssnip/kako/1379057785

投下していきます

ガチャ

霧切「戦刃さん」

戦刃「あ、もうちょっと待って!えいっ!」カキン!

大和田「うあああメタルめんこうぜぇー!」

葉隠「とんでもない代物だべ…」

石丸「葉隠くん特製のめんこでも勝てないとは!」

戦刃「やった!」

霧切「じゃあ、行きましょうか」

戦刃「うん!」

葉隠「次やる時は負けないべ!」

大和田「俺もメタルめんこ用意しねーとな」

石丸「セレス君はどこからこんなものを持ってきたのだろうか…」

舞園さんすごく可愛い

http://i.imgur.com/8ZDKuZi.jpg

ぶっちゃけファンの絶対数は霧切さん、狂信度は残姉が一番だよね、現実

霧切「皆戻ってきてるかもしれないから、とりあえず色々回ってみましょう」

戦刃「あれ、セレスちゃんとかは?」

霧切「具合が悪いから2人とも今日は部屋で休むそうよ」

戦刃「そうなんだ…大丈夫かな」

霧切「夕食には顔を出すと思うわ」

戦刃「ならいいね!」

霧切「行きましょうか」

戦刃「うん」

霧切「そういえば、江ノ島さんはどこにいるのかしら?」

戦刃「えっ、えっ?」

霧切「あなたと一緒に消えたからはずよね」

戦刃「えっと…」

霧切「隠してもいつかはバレるわよ」

戦刃「わ、私からは言えない、かな」

霧切「…そう、言いたくないのなら無理に聞かないわ」

戦刃「あ、ありがとう」

用事があるので中断します
0時ごろには投下します

投下していきます

ーー苗木の部屋ーー

苗木「はい、舞園さん。お茶」

舞園「ありがとうございます」

苗木「この姿も今日で終わりだね」

舞園「いつでもあの機械は使えるんですから、気が向いたらまたなれますよ」

苗木「色々大変だから、正直もういいかな」

舞園「残念ですね、女の子の苗木くんとっても可愛いのに」

苗木「舞園さんには敵わないよ」

舞園「ふふ、アイドルより可愛い人なんてそこらじゅうにいるんですよ?」

苗木「でも、僕の中では舞園さんが一番だよ」

舞園「苗木くん」

苗木「ちょっとキザだったかな、あはは」

舞園「いえ、ちょっとキュンとしちゃいました」

苗木「なら良かったよ」

舞園「でも、男の子の時に言われたらもっとときめきそうです」

苗木「明日が楽しみだね」

舞園「そうだ苗木くん、やり残したことはないんですか?」

苗木「やり残したこと?」

舞園「女の子だからできることですよ」

苗木「うーん…」

舞園「あっ!お化粧してみましょう!」

苗木「け、化粧?」

舞園「もっと可愛くなれますよ」

苗木「やり残したことと言えばやり残したことだけど…」

舞園「じゃあさっそくやりましょう、部屋から道具持って来ますね」

ーー30分後ーー

舞園「終わりましたよ」

苗木「うわぁ…化粧だけで変わるものなんだね」

舞園「化粧の仕方によっては全く別人になる人もいますよ。私はいつもメイクさんにやってもらってるのであまり上手くありませんが」

苗木「それでも凄いよ!」

舞園「…しかし、本当に可愛いですね」

苗木「舞園さん?」

舞園「苗木くんは我慢は良くないと思いますか?」

苗木「ど、どうしたの急に?」

舞園「深い意味はないですよ」

苗木「うーん、我慢のしすぎは良くないと思うよ」

舞園「我慢の限界が来たらどうしますか?」

苗木「その時は…まあ、我慢せずに言うなり行動するなりすればいいと思うよ」

舞園「そうですか、では」チュッ

苗木「えっちょ、んん!」

舞園「んっ、ふっ」

苗木「んん…ぷはっ、舞園さん!?」

舞園「もう我慢の限界です」

苗木「え、えっと…」

舞園「苗木くんが女の子になってるだけでも興奮するのに、さらに可愛くなっちゃったら…」

舞園「我慢なんかできませんよ!」

苗木「ちょ、ちょっと意味が理解しにくいかな?」

舞園「私にその気はないですが…女の子になった苗木くんは別です」

苗木「舞園さん」

舞園「苗木くん、私もう我慢できません。…いい、ですよね?」

苗木「…うん、ちょっとびっくりしちゃったけど。舞園さんなら、いいよ」

舞園「嬉しい」チュッ

苗木「ん…」

舞園「苗木くん、苗木くん」

苗木「舞園さん…」

舞園「苗木くん、好きです。愛してます」

苗木「うん、僕もだよ」

舞園「ふふっ」

舞園「苗木くん、お風呂でやったこと覚えてますか?」

苗木「うん」

舞園「今度は私にもやってください」

苗木「えっと、どうやるんだっけ」

舞園「じゃあまず、服を脱いで…」

苗木「よいしょ、…はい」

舞園「ふふ」チュッ

苗木「あ…」

舞園「こう、ですよ」クリッ

苗木「んっ!」

舞園「苗木くんは乳首も感じるんでしたね」

苗木「んっ、それ、いい」

舞園「ずいぶん正直になりましたね」

苗木「ふふ、慣れちゃったのかな」

舞園「じゃあ、これはどうですか?」レロッ

苗木「み、耳?」

苗木「っ!な、なんか変な感じ…」

舞園「興奮しませんか?」

苗木「す、すごいよ、これっ!」

舞園「ほら、苗木くんも、私の…」

苗木「んんっ、こ、こう?」クリッ

舞園「あっ!い、いいですよ苗木くん!」

苗木「舞園さんも、ここは感じるの?」チュッ

舞園「んっ、なんか、くすぐったい感じですね」

苗木「人によって違うのかな」

舞園「私も自分、のは、把握していません、しっ!」

苗木(そういえば桑田くんが『色んなとこ舐めてみりゃいーぞ!』とか言ってたな…)

苗木「…」ペロッ

舞園「んっ!く、首!」

苗木「こんなところでも感じるんだ?」

舞園「なんというか、すごい、興奮っ、しますっ」

苗木「じゃあ、こことか」ペロッ

舞園「んあっ!わ、腋なんて、汚いですよ!」

苗木「でも、感じてるならやめるわけにはいかないよね」クリッ

舞園「ひぅ!」

苗木「舞園さん、感じてる姿、すごく可愛いよ…」

舞園「あっ、はっ、恥ずか、し」

苗木「舞園さん…」チュッ

舞園「んむっ」

苗木「ふっ、ん、舞園、さん」

舞園「あ、あっ、苗木くん!」ギュッ

苗木「舞園さん、好きだ、大好きだよ」

舞園「も、もう、だめ…」

苗木「ほら舞園さん、我慢は?」

舞園「よ、良くない、です!」

苗木「じゃあ舞園さん、遠慮なくイっていいよ」

舞園「あっ、な、苗木く、ん!」

舞園「ふぁ、あぁっ!」ビクッ

ーー事後ーー

苗木「舞園さん、すごく可愛いかったよ」

舞園「うー…恥ずかしいです…」

舞園「それに、苗木くんなんであんなSなんですか!」

苗木「なんだろう、興奮しちゃって自分でもよくわかんなかったよ」

舞園「私がリードしてたはずなのに…」

苗木「ふふ、これでもうやり残したことはないかな?」

舞園「多分、無いと思います」

苗木「なら、心置きなく戻れるね」

舞園「あ、そうだ苗木くん」

苗木「どうしたの?」

舞園「プリクラ撮りましょう、プリクラ!」

苗木「ぷ、プリクラ?」

舞園「せっかく女の子になったんですから、その証を残しておかないと!」

苗木「うーん、まあ、いいよ」

舞園「じゃ、さっそく行きましょう!」

苗木「なんか妙にイキイキしてるね…」

今日はここまでです
エロ描写苦手過ぎワロタ

乙~。あとどのくらいで終わる?

>>346
あと機械の謎と江ノ島さんの件と不二咲セレス霧切の件があるのでまだまだかかりそうです

結構ハイペースで投下してるつもりなんですがやりたいことが多くて終わらない終わらない

面白いから長いのは嬉しいな

>>348-349
ありがとうございます!


そろそろ頭の中で整理しきれくなってきたのでメモにまとめたら確実にまだまだかかりそうです

じゃあつらつらと投下していきます

と思ったんですが予定ができたのでもう少し後になりそうです
とりあえず現状をまとめたものです↓
話の全体像を掴めねえって人はどうぞ↓

苗木舞園→プリクラ撮りにいく
セレス→自室
不二咲→自室
霧切戦刃→各部屋を回る(セ不以外)
桑田→ネカフェで爆睡
山田→部屋で執筆中
豆腐→公園でイチャイチャ
朝日奈大神江ノ島→学園案内
大和田石丸葉隠→遊戯室でめんこ

男→女
苗木、不二咲、葉隠、十神
女→男
霧切、朝日奈、大神、江ノ島

じゃあ投下していきます

桑田「くぁ~」

桑田「ふあ…もう昼かよ」

桑田「はあ…学校戻っても苗木と不二咲を見るたびに萎えそうだぜ」

桑田「…」グー

桑田「腹減った…」

桑田「あ…もう金ない」

桑田「学校に戻るしかねーかぁ…」

ーー学園内ーー

桑田「着いてしまった」

桑田「こんな時間だしもう全員昼メシくらい済ましてるだろ!」

桑田「まさかぼっちメシをすることになるとは思わなかったぜ…」

ーー個室前廊下ーー

霧切「誰もいなかったわね」

戦刃「そうだねー」

霧切「とりあえず今までに挨拶した人を教えてくれるかしら?」

霧切「あ、私と不二咲くん、セレスさん、葉隠くん、大和田くん、石丸くん、苗木くん、舞園さんは抜いていいわ」

戦刃「えーっと…あ、山田くんにも挨拶したよ!」

霧切「じゃあ後は…朝日奈さん、大神さん、十神くん、腐川さん、桑田くんね」

戦刃「あ!あの食堂の前にいるの桑田くんじゃないかな!」

霧切「あら、本当ね」

戦刃「桑田くーん!」

桑田「んっ?」

桑田「おっ!お前は!」

戦刃「戻ってきたよー!」

桑田「良かったな!…で、江ノ島は?」

戦刃「そっそれは、えと」

霧切「言えない事情があるそうよ」

桑田「そっか…まあ、話したくないなら聞かないぜ」

霧切「それにしても桑田くん、今までどこにいたのかしら?」

桑田「ちょっと昔の連れと会ってたんだよ…って何でお前に言わなきゃなんねんだっつーの」

戦刃「けんかはダメだよ!」

霧切「安心して、彼が勝手に暴れているだけよ」

桑田「うぁーやっぱりお前ムカつくぜ!俺はメシ食ってくるからな!」

戦刃「いってらっしゃーい!」

霧切「ちゃんと手は洗ったの?」

桑田「お前はおかんか!ぜってー馬鹿にしてるだろ!」

霧切「私は戦刃さんと挨拶しに回るから」

桑田(無視された…)

戦刃「えっと、元気、出してね」

桑田「!」

桑田(このパターンは…)

桑田「またなのかあああああああああ…」ダダダダダ

戦刃「なんか走って行っちゃったよ?」

霧切「彼、情緒不安定なのよ」

戦刃「じょうちょふあんてー?」

霧切「落ち着きがないのよ」

霧切「さあ行きましょう」

戦刃「うん」

ーー2階廊下ーー

朝日奈「で、あっちが…」

江ノ島(知ってることをこと細かく説明されることほど苦痛なことはない)

大神「どうした、元気がないぞ」

江ノ島「なんでもないよ!で、なんだっけ?」

朝日奈「本当に大丈夫ー?じゃあ次はあっちね!」

江ノ島(いつ終わるんですかね、これ)

ーー2時間後、遊戯室ーー

朝日奈「すごい、さくらちゃん強ーい!」

葉隠「メタルめんこと俺っち特製のめんこを合体させためんこが負けたべ…」

桑田「さすがの俺もオーガには勝てねーっつーの!」

大和田「でもお前はメタルめんこひっくり返してんじゃねーか」

石丸「野球部の強肩ならではだな!」

江ノ島(なにこいつらめんこしてんの?)

江ノ島(案内中に遊戯室でめんこしてるの見て案内中断してめんこしてるし)

江ノ島(途中から桑田も参戦するし)

大神「ふむ…めんことは中々奥深いな」

葉隠「オーガに勝つにはもう厚さ1cmくらいのメタルめんこじゃないと無理だべ」

桑田「今のオーガならそれもひっくり返しそうだな」

桑田「しかしこの転校生本当に苗木に似てるな」

江ノ島「それ、さっきも聞いたよ」

桑田「実は苗木だったりしてな!」

大和田「どんな才能なのか気になるな」

石丸「それは聞かずともいずれ分かるだろう!」

桑田「つかあの機械皆使ってんのな」

葉隠「朝日奈っちまで使うとは思ってもなかったべ」

朝日奈「泳ぐの早くなったからいいの!」

大和田「はぁ…腹減った」

朝日奈「そういやもうそろそろ夕食だね」

石丸「よし!今日は転校生君の歓迎パーティーと行こう!」

江ノ島「えっ?」

葉隠「パーティーだべ!」

桑田「俺はさっき食べたから見てるだけにしとくぜ」

大神「ふむ」

大和田「皆呼ばなくていいのか?」

石丸「みんなもお腹を空かせて戻ってくるころだろう!」

朝日奈「じゃ、行こっか!」

とりあえず中断します
時間軸がどう考えてもおかしいことになってる…
とりあえず、あっちでは7時ってことにしといて下さい

再開します

ーー1時間前ほどの公園(pm6:00)ーー

十神「ん…」

腐川「お、おはようございます!」

十神「どれくらい寝てたんだ」

腐川「よ、4時間ほどかと…」

十神「まさかずっとここにいたのか?」

腐川「白夜様を1人にできるわけありません!」

十神「まあ、なんでもいいがな…」

十神「今何時だ」

腐川「6時です」

十神「もうそんな時間か」

腐川「そろそろ、学校にもも戻りましょうか?」

十神「いや、少し考えたいことがある」

腐川「?」

十神「あの機械についてだ」

腐川「な、何か気になることでも」

十神「どういう基準で顔が変わっているのかだ」

十神「葉隠を見たとき、あの機械には何かあると俺は踏んだ」

腐川「そ、そんな大層な謎があああるんですか?」

十神「最初は頭の中でなりたい姿をイメージすればその姿になれると思っていた」

十神「俺は自分のイメージ通り行ったが…」

十神「葉隠だけがどうも納得が行かなくてな」

腐川「ああ、こ、黒人でしたっけ」

十神「そうだ。他の奴は大した変化をしていないのだが…」

腐川「あれはどどどう考えてもあいつが馬鹿だからよ!」

十神「そうだとするなら苗木も間抜けな姿になってるはずだがな」

腐川「そ、そうですね!」

十神「…お前は先に学校に戻っていろ、気が散る」

腐川「そ、そんな!」

十神「…」

腐川「い、いい行きます行きます!」タタタタ

十神「さて…」

十神(まずは整理するか)

十神(今あの機械を使って性転換したのは俺、苗木、不二咲、大神、葉隠)

十神(霧切も恐らくあの機械を使ったはずだが、顔が見えなかった為情報にはならない)

十神(さて、この中では葉隠以外は殆ど見た目に変化が無い)

十神(なぜあいつは黒人になったんだ…?)

十神(霧切の顔をみて見ないと断言できないが、恐らく顔に変化は殆ど無い)

十神(あるにはあるが、まつ毛や髪などだ)

十神(ならばなぜ葉隠はあんな黒人に…?)

十神(あいつだけ失敗したとしか今のところ考えられんな)

十神(他の可能性を探るより、この線で行くのが一番確実そうだな)

十神(仮に葉隠が性転換に失敗したとして…)

十神(なぜ失敗したか?)

十神(…)

十神(あの時、奴がカプセルに入ったあとスイッチを押したのは俺だ)

十神(まさか、スイッチを押した人間に左右されると言うのか?)

十神(…いや、それはないはずだ。もしそうならば葉隠がスイッチを押して性転換した俺がこんな姿になるはずがない)

十神(他に失敗したと考えられる理由…)

十神(最初に飲む試薬を飲む量を間違えたか?)

十神(それか、他の試薬を飲んでしまったかだが)

十神(この辺りが怪しいな)

十神(あの時、葉隠がどの薬を飲んだかまでは俺は把握していない)

十神(葉隠に聞くのが一番いいだろう)

十神(ふむ…大体の考えはまとまった。戻るか)

ーー学園内廊下ーー

腐川「ああ、白夜様ぁ…」

霧切「あら?」

戦刃「あっ!」

腐川「あ、あなたは」

戦刃「久しぶりー!帰ってきたんだよー!」

腐川「う…うるさいわね」

戦刃「あぅ…ご、ごめん」

霧切「あら、十神君は?」

腐川「あっあなたには、かか関係ないでしょ!」

霧切「まあ…そんなに深くは聞かないけれど」

腐川「な、なら最初から聞かなきゃいいじゃない!」

霧切「いえ、一応、ね」

戦刃「そろそろお腹減って来たね!」

霧切「そうね、あっちこっち回って疲れたわ」

戦刃「あ…ごめんね」

霧切「いいのよ、私も今日は暇だったし」

霧切「腐川さん、あなたも一緒にどう?」

腐川「い、一緒にって何をするつもりなの!?」

戦刃「ご飯だよ?」

腐川「あ、あぁ…え、遠慮しておくわ。作品の続きを書きたいし」

霧切「無理にとは言わないけれど…」

戦刃「頑張り過ぎたらダメだよ」

腐川「わ、わかってるわよ!」

霧切「じゃあ、戦刃さん。行きましょう」

ーー某町外れのデパートーー

苗木「こんな客の少ないデパート初めてだよ」

舞園「失礼ですよ、苗木くん」

苗木「あ、ごめん」

舞園「ふふっ、私に謝ってどうするんですか?」

苗木「あはは…あ、あったよ」

舞園「ちょっと古いタイプですけど…十分ですね」

苗木「プリクラとか久々だよ」

舞園「以前は誰と撮ったんですか?」

苗木「妹撮ったんだ、ずいぶん前の話だよ」

舞園「仲良いんですね」

苗木「いや、あの時は妹にせかされてさ」

舞園「妹ちゃん、意外と積極的なんですね…」

苗木「家の中で一番アクティブだと思うよ」

舞園「さて、どれにしますか?」

苗木「機械によって変わるの?」

舞園「撮った後の落書きのバリエーションとか、スタンプが違うんですよ。フレームも違いますし」

苗木「へー…よくわかんないから、舞園さんが選んでよ」

舞園「じゃあ、あれにしましょう!ハートのスタンプがとっても可愛いんですよ!」

苗木「ちょっ引っ張らないで」

舞園「善は急げ、です!」

ーーーーーーーーーーーーー

苗木「おおー」

舞園「結構良く撮れてますね!」

苗木「なんか顔が変わってみえるね」

舞園「実際変わってたりするんですよ。目がおっきくなってたりとか」

苗木「可愛く映るってこと?」

舞園「そうですよ!」

苗木(確かに…舞園さんが一層可愛く見える)

舞園「ちょっ、恥ずかしいですよ」

苗木「えっ?」

舞園「エスパーですから」ニコッ

苗木「なんだかそれ、久しぶりに聞いたね」

舞園「苗木くんの告白以来ですね」

苗木「今思い出すと恥ずかしくなるなぁ…」

舞園「私はにやけちゃいますよ」

苗木「うぅ」

舞園「ふふ、そろそろ出てきますよ」

コトン

苗木「おお…なんか久しぶりだから新鮮だね」

舞園「苗木くん、一緒のプリクラを携帯に貼りましょう」

苗木「いいよ…じゃあこれにしようよ、舞園さんが可愛く写ってるし」

舞園「それだったらこっちの方がいいですよ、苗木くんの笑顔がベリーグッドです」

苗木「じゃ、じゃあこっちの方が…」

舞園「いえいえ、こっちの方が…」

苗木「ってこんなことしてたら終わらないよ!」

舞園「じゃあ間をとってこれにしましょう」

苗木「あ、これいいね。なんか自然だし」

舞園「私はスマホカバーの下に着けますよ」

苗木「あれ、それじゃ見えなくない?」

舞園「いいんですよ、苗木くんの笑顔は私だけのものです」

苗木「は、恥ずかしいからやめて」

舞園「うふふ」

苗木「僕もそうしようかと思ったけど…そういうカバーじゃないからなあ」

舞園「なんか、側面だけ守ってるカバーなんて初めてみました」

苗木「これだと机の上とかに置いても画面や背面が着かないんだよ」

舞園「へぇ、なんかオシャレですね」

苗木「まあ、店員さんにオススメされただけなんだけどね。じゃあ、僕は普通に背面に貼っておこうかな」

舞園「えへへ、これでお揃いですね!」

苗木「なんか、恥ずかしいね」

舞園「男の子に戻った時も撮りにきましょう!」

苗木「ま、また?」

舞園「男苗木くんと女苗木くんで並べたいんですよ」

苗木「誰かに見られたらその人が混乱しそうだね」

舞園「大丈夫ですよ、私だけのものですから!」

苗木「あはは…」キュー

舞園「そろそろお腹空きましたね、ご飯食べましょうか?」

苗木「ここデパートなんだし、ここで食べてく?」

舞園「ここのデパートあんまりいいお店無いんですよ」

苗木「でも普通に外食すると舞園さんが気づかれちゃうよ」

舞園「今の苗木くんは女の子なんですから見つかっても特に問題は無いんですけどね」

苗木「でも、サインとか握手とかすごく求められそうじゃない?」

舞園「ファンにはしっかり応えるのがアイドルたるもの務めですよ」

苗木「まあ、そうなんだけど…」

舞園「…もしかして、嫉妬しちゃいそうなんですか?」

苗木「…うん」

舞園「大丈夫ですよ苗木くん。私は苗木くんだけのものですから」

苗木「でも」

舞園「まあ、苗木くんがそこまで言うなら今日は学校に戻りましょう」

苗木「なんか、ごめんね」

舞園「いいですよ、でも次は最上階のレストランを用意してくださいね?」

苗木「ええ!?」

今日はここまでです

今日は多分投下はないです

案外早く用事が済んだので投下します

山田「か、書き切った…」

山田「これは間違いなく売れますぞ」

山田「コミケが楽しみですな」

山田「ふぅ…疲れた」グー

山田「そう言えば腹が減りましたな」

山田「食堂へ行きますぞ!」

ーー食堂ーー

朝日奈「お腹空いたぁー!」

葉隠「パーティーの準備だべ!」

石丸「とりあえずケーキとシャンパンだな!」

大和田「兄弟、それは誕生日に用意するものじゃねえのか…」

江ノ島「あ、ありがとう皆」

江ノ島(このキャラ疲れる)

石丸「どうする?皆が来るまで待つか…」

葉隠「パーティーなんだからその方がいいに決まってるべ!」

大和田「つっても出かけてる奴は食ってくるんじゃねえか?」

大神「む…誰かきたようだ」

葉隠「気配だけで察知するなんて凄すぎるべ」

山田「おお、今日は豪勢ですな!」

朝日奈「山田くん、この人は転校生の……名前、なんだっけ」

江ノ島「え、江藤です」

山田「な、なんか苗木誠殿に似ていますな…」

大和田「他人のそら似ってやつじゃねーか?」

葉隠「世の中には自分と同じ顔が3人いるらしいべ!」

霧切「賑やかね」

戦刃「うわぁー、ケーキだ!」

朝日奈「あ、おかえり!」

石丸「紹介は済んだのか?」

霧切「十神くんだけどこにもいなかったから、まだ終わってないわね」

戦刃「あっ!」

江ノ島「ん?」

霧切「あら、あなたは?苗木くんに似ているけれど」

江ノ島「江藤って言います、今日転校してきました」

戦刃「え、えっと、よろしくね!」

江ノ島「よろしく」

江ノ島(もしかして霧切気づいてない?)

江ノ島(残姉ちゃんのことだからばれてると思ったんだけどねー、うぷぷぷぷ)

霧切「そう、転校生なの。よろしく」

江ノ島「うん」

葉隠「そう言えば不二咲っちは一緒じゃないんだべ?」

霧切「具合が悪いから、部屋に戻ったわ」

朝日奈「そうなんだ、あとでお見舞いに行ってあげよ!」

苗木「なんか、豪勢だね。なにかあったの?」

舞園「今日は誰かの誕生日でしたっけ?」

大和田「転校生の歓迎パーティーだとよ」

苗木「転校生?」

江ノ島「…」

舞園「!?」

苗木「…ちょっと部屋に忘れ物したから取ってくるね」

舞園「あ、私も行きます」

石丸「料理が冷めてしまうから、早めに戻ってくるようにな!」

ーー個室前廊下ーー

苗木「なんで江ノ島さんが?」

舞園「勝手に動いたようですね…」

苗木「しかも転校生ってことになってるよ」

舞園「江ノ島さんが戻ってきたことを知ってるのは私たち2人と戦刃さんだけですし…」

苗木「もし江ノ島さんってばれたら大変なことになりそうだね」

舞園「ここは隠し通すことにしましょう」

苗木「そうするしかなさそうだね。遅くなったら悪いし、戻ろう」

ーー食堂ーー

苗木「ごめんごめん」

大和田「ほら、早く食おうぜ」

葉隠「パーティーだべー!」

霧切「苗木くん」

苗木「あ、霧切さん。ごめんね、面倒なこと押し付けちゃって」

霧切「それはいいのだけれど、十神くんを知らないかしら」

苗木「うーん、知らないなあ」

霧切「そう、ならいいわ」

舞園「十神くんがどうかしたんですか?」

霧切「十神くんには戦刃さんをまだ紹介できてないの」

苗木「そうなんだ…どこ行ったんだろう?」

舞園「腐川さんには紹介したんですか?」

霧切「ええ」

舞園「今日腐川さんと十神くんは一緒に行動してたはずですが…」

霧切「私が腐川さんに会った時は彼女は1人だったわ」

苗木「まあ、そのうちひょっこり戻ってくるんじゃないかな?」

霧切「ならいいのだけれどね」

舞園「そう言えば不二咲くんと一緒に行動していたんじゃないですか?」

霧切「具合が悪いから部屋に戻っているそうよ」

苗木「セレスさんもいないね」

霧切「セレスさんも具合が悪いと言っていたわ」

舞園「2人一緒にですか?風邪でも流行っているんでしょうか」

霧切「明日には元気になってると思うわ」

苗木「あとでお見舞いに行こうか?」

霧切「…私は遠慮しておくわ」

舞園「何でですか、大事な友達なんじゃないんですか?」

苗木「舞園さん、それは言い過ぎだよ」

舞園「あっ…す、すいません」

霧切「いいのよ」

苗木「ほら、ご飯食べようよ」

霧切「ええ」

舞園「今日はまたほんとに豪勢ですね…」

葉隠「じゃあ、マジックをするべ!ほら江藤っち、このトランプから1枚選んで引くべ!」

江ノ島(江藤)「じゃあ、これで…」

葉隠「少し待つべ!ムムムム…」

大和田「それ占いでどうやって当てるんだ?」

朝日奈「占いの使い方間違ってるよ!」

葉隠「わかんねえべー!勘でスペードの7だべ!」

江ノ島(江藤)「えっと、ハートの12です」

苗木「ふふ、いくら占いでもあれは無理だよね」

十神「のんきなものだな」

葉隠「あ、十神っち!さあ1枚引くべ!」

十神「お前のくだらん芸に付き合う暇などない」

朝日奈(ただ引くだけなのに…)

十神「む、朝日奈、まさか…」

朝日奈「あ、私もあの機械使ったんだよ!」

十神「それに、見慣れない奴がいるが…」

江ノ島(江藤)「転校生の江藤です」

苗木(思いっきり偽名だね)

舞園(そうですね)

十神「む?霧切、お前も使ったのか」

霧切「あら、十神くんなら気づくと思っていたわ」

十神「ふむ…」

山田「まままままさか十神白夜殿が霧切響子殿に恋を!?創作が捗りますぞおおおおおお」

十神「静かにしろ、お前まで妄想に中に俺を持ち込むな」

十神「そして、なぜ戦刃がいるんだ」

苗木「公園で会ったんだ」

戦刃「え、えっと」

石丸「十神くん!戦刃くんが怖がっているだろう!」

十神(俺が見た時は江ノ島もいたはずだが…苗木と舞園が隠しているあたり、何か理由がありそうだな)

十神「苗木、舞園。あとで話がある」

苗木「話?」

十神「すぐに済む話だ。あと葉隠、お前には聞きたいことがある」

葉隠「来るなり忙しい人だべ…」

十神「お前はなぜ黒人になっているんだ」

朝日奈「ぷぷっ!」

葉隠「なんで今さら盛り返してくるんだべ!」

十神「聞き方が悪かったな。なぜ黒人なったか心当たりは無いか」

葉隠「そんなの知らねーべ、機械を使ったらこうなってたべ」

十神「お前は正しい手順であの機械を使ったのか?」

霧切「十神くん、さっきから何を考えているの?」

十神「あの機械について色々考えていたんだが、どうもこいつだけが腑に落ちなくてな」

十神「俺の考えでは『異性になる前の顔を異性に限りなく近づける』ものだと思っていたが」

朝日奈「私は結構変わっているよ!」

霧切「私もね。朝日奈さんとまでは行かないけれど」

十神「お前らが変わったのは今知ったことだからな…」

十神「考えを改める必要があるが、その前に葉隠がなぜ黒人になったかを知っておきたい」

葉隠「うーん…でも俺は普通に使っただけだべ」

十神「貴様の言葉は詐欺師以上に信頼できん。俺の質問に答えろ」

葉隠「それだったら何を言っても意味ないべ…」

十神「さっきも聞いたが、お前は正しい手順であの機械を使ったのか」

葉隠「正しい手順ってなんだべ?」

大神「最初に薬を飲み、カプセルに入り、ボタンを押すのだったな」

十神「ボタンは俺が押した。怪しいのは薬の部分だ」

霧切「疑うならそこしかないわね」

苗木「確か試薬Aを試験管1本分だったね」

葉隠「試薬Aってなんだべ?」

十神「青汁のような色合いをした薬だな」

葉隠「あれ?俺が飲んだのは赤い薬だべ」

苗木「えっ」

舞園「えっ」

朝日奈「えっ」

十神「決まりだな」

十神「こいつは間違えて違う薬を飲んでしまった訳だ。黒人になったのはその薬のせいだろう」

苗木「最大の謎である葉隠くんがそんな単純な真相だったなんて…」

舞園「悩んでた私たちが馬鹿みたいですね」

十神「他のやつの成功例を見る限り葉隠以外は試薬Aを飲んでいるようだな」

朝日奈「普通間違えないよ…」

霧切「だとしても、謎は残ったままね」

十神「ああ、顔が変わる基準はまだわからないままだ」

江ノ島(こいつら気づいてねーのかよ!)

十神「俺、苗木、不二咲、大神は顔に殆ど変化が無い」

十神「だから『異性になる前の顔を異性に限りなく近づける』ものだと思っていた」

霧切「でも、私と朝日奈さんでその仮定は崩れたわね」

大和田「ややこしくなってきた」

山田「こういう話は苦手ですぞ…」

霧切「じゃあ、またまとめてみましょうか」

苗木、不二咲、大神、十神は元の顔から殆ど変化は無し(あるにはあるが、髪やまつ毛などの細かい部分)
霧切は中性的な顔で、元の顔の面影はある
朝日奈は完全に別人。好青年。

大和田「まあ、まとめられてもわかんねえけどな」

霧切「それでも葉隠くんの謎が解けたおかげでずいぶん分かりやすくなったわ」

舞園「でも、基準は皆目見当がつきませんね」

苗木(…僕と舞園さんと戦刃さんは今まとめられているのに加えて江ノ島さんが変わったあとの顔も知ってるけど…)チラッ

江ノ島(江藤)「…」

苗木(むしろ謎が深まるばかりだ)

十神「これ以上考えてもわかりそうにないな」

山田「情報が少な過ぎますぞ!」

苗木「今日は、そろそろお開きにしない?不二咲くんやセレスさんのことも気になるし」

大和田「そういや腐川もいねーな」

舞園「桑田くんもいませんね」

石丸「桑田くんは遅めに昼食をとったからいらないそうだ!」

霧切「腐川さんも部屋で執筆しているそうよ」

戦刃「不二咲くんとセレスちゃん、大丈夫かな?」

苗木「一緒にお見舞い行こうか?」

石丸「ならば僕たちも行こう!」

十神「大勢で行っても迷惑なだけだ、やめておけ」

葉隠「じゃあお見舞いは苗木っち達に任せたべ!」

苗木「うん」

今日はここまでです
あと5日以内には終わりそうです

すいません今日も更新無しです

じゃあ投下していきます

ーー2時間前の不二咲の部屋ーー

不二咲(…)

不二咲(色々あって、何がなんだかわからなくなってきた)

不二咲(僕がセレスさんについていったの何でなんだろう?)

不二咲(少なからず好意があったから?それとも興味本位で?)

不二咲(自分のことなのに何でわからないんだろう)

不二咲(僕は誰が好きなんだろう?)

不二咲(霧切さんに告白された時、少しドキッとしたのも事実)

不二咲(セレスさんについていったのも事実)

不二咲(どっちも好きなんてことは、あるのかな?)

不二咲(分からない)

不二咲(どれだけ考えても分からない)

不二咲「…僕は何をしてるんだろ」

不二咲(…もしかして、女になったから考え方も変わったのかな)

不二咲(あの機械って脳の中身までは書き換えれないと思ってたけど、違うのかもしれない)

不二咲(性転換した直後は脳内は元の性のままだけど、時間が経つにつれ少しずつ脳内が変わっていくとしたら…?)

不二咲(最初身体は女だけど脳内は男だった僕は、女であるセレスさんに惹かれた)

不二咲(そして女の身体に慣れるうちに男になった霧切さんと会い、霧切さんに好意を持った)

不二咲(これなら納得がいく)

不二咲(納得はいく、けど…)

不二咲(もしそうだとしたら、女である僕と男である僕の2つの人格が存在することになるんじゃないのかな?)

不二咲(…いや、そんなはずは無い。どれだけ高性能な機械でも、そこまで変えることはできないはずなんだ)

不二咲(でも、一度そう考えてしまったら…)

不二咲(それは違うと思っていても、そうだと信じずにはいられなくなる)

不二咲(…)

不二咲(あの機械にそんなことができるはずがない)

不二咲(明日、それを証明する為に男に戻ろう)

不二咲(…って僕は何を考えているんだ)

不二咲(機械の問題じゃない。これは僕の問題なんだ)

不二咲(でも…、どれだけ悩んでも答えは出ない)

不二咲(僕は2人とも好きなのかな)

不二咲(悩んでも答えが出ないっていうことはそういうことなのかな)

不二咲(でも、それは答えになっていない)

不二咲(僕が霧切さんに言った本心…)

『僕、セレスさんのこと、嫌いじゃないよ』

『でも好きかって言われると少し悩んじゃうな』

『もしかしたらセレスさんのことを好きなのかもしれないけど、僕の中でしっかり決まってないだけかもしれないし』

不二咲(あの本心に偽りは無い)

不二咲(今霧切さんに少なからず好意があるのも偽りじゃない)

不二咲(…2人対する好意が、lovelなのかilkeなのか?)

不二咲(僕が悩んでいるのはそういうことなのかな)

不二咲(霧切さんが言ってた)

『あなたがセレスさんに対する気持ちを話してる時、こう思ったわ』

『『ああ、この人は絶対に裏切らないし、傷つけることはしないんだな』って』

『あなたは決して突き放さない。なぜなら、その人のことがどこかで好きだから』

『その好きがLikeなのかLoveなのかは分からない』

不二咲(僕は今、2人を傷つけたくないからどちらかを選べないでいるってことなのかな)

不二咲(だとするなら…)

不二咲(僕はセレスさんが断ったら傷つくと思ってついていっただけ?)

不二咲(…もしそうなら、僕は何てひどいことをしたんだろう)

不二咲(真剣なセレスさんに対して安易についていった)

不二咲(今までのセレスさんの僕に対する言動を見る限り、驕りかもしれないけどセレスさんは僕のことが好きなんだ)

不二咲(あの時セレスさんは僕がついていったことで…)

不二咲「…セレスさんに、謝らなきゃ」

不二咲(まだ答えは決まっていない)

不二咲(けれど、セレスさんに謝ってからでも答えを出すのは遅くないよね)

不二咲(…)

不二咲(…今日はもう、寝よう)

とりあえず今日はここまでです

投下していきます

待ってました

ーー夕食後、不二咲の部屋前ーー

苗木「不二咲くん、大丈夫なのかな」

舞園「具合が悪いって言ってましたけど、風邪なんでしょうか?」

戦刃「そういえば、盾子ちゃんのこと皆に紹介しなくて良かったの?」

苗木「あそこにいた人はいいけど、不二咲くんとセレスさんと桑田くんと腐川さんが後から色々言ってきそうだしね」

舞園「また説明するのも手間ですからね」

苗木「とりあえず、不二咲くんの様子を確かめよう」

コンコン

舞園「…」

苗木「…寝てるのかな?」

戦刃「おーい!」

ドンドンドン

苗木「ちょっ戦刃さん!不二咲くんは具合が悪いんだから静かにしてあげないと!」

戦刃「あっ、えと、ごめんね」

舞園「苗木くん、怒鳴ることは無いですよ。戦刃さんにも悪気があった訳じゃないんですし」

苗木「あ…ごめん、戦刃さん」

ーー不二咲の部屋内ーー

不二咲「ん…?」

不二咲「今の声、苗木くんと舞園さんかな?」

不二咲「はーい」

ガチャ

苗木「あ、具合どうなの?」

舞園「顔色は良さそうですね」

不二咲(そういや具合悪いことになってるんだった)

不二咲「大丈夫だよ、寝たら治ったみたい」

戦刃「良かったー!」

不二咲「あ、戦刃さん」

苗木「風邪だったの?」

不二咲「ううん、ちょっとだるかっただけ」

舞園「なら良かったです」

戦刃「また明日めんこやろ!」

不二咲「ふふ、戦刃さんは相変わらずだね」

舞園「めんこですか、一度やってみたいですね」

苗木「メタルめんこ無しでね」

戦刃「私あれじゃないと勝てない…」

苗木「でも、あれだと絶対ひっくり返せないからね…ちょっと強いくらいのめんことか無いかな」

舞園「葉隠くんの持ってた油に漬けためんことか2枚重ねのめんこなんてどうです?」

不二咲「それも十分強そうだけどね…」

苗木「初心者の舞園さんと戦刃さんはそれくらいがちょうどいいんじゃないかな?」

舞園「それを使ってもひっくり返せる気はしませんね」

不二咲「そういや苗木くん」

苗木「どうしたの?」

不二咲「明日で薬の効果は切れるけど、苗木くんは男に戻るの?」

舞園「そうですよ、私との約束もありますし」

苗木「ちょっ舞園さん」

舞園「えへへ」

戦刃「約束ってー?」

苗木「舞園さんとプリクラを撮りに行くだけだよ」

戦刃「ぷりくら?」

舞園「シールにできる写真ですよ」

戦刃「面白そう面白そう!私も行っていい!?」

苗木「僕はいいよ」

舞園「苗木くんがいいならいいですよ。不二咲くんもどうですか?」

不二咲「うーん…僕はいいよ」

戦刃「えー!一緒に撮ろうよ!」

苗木「不二咲くんにも用事があるんだよ」

舞園「そういえば不二咲くんも明日で元に戻すんですか?」

不二咲「うん、そのつもりだよ」

苗木「そうなんだ?」

不二咲「色々、あってね」

舞園「…その色々が何かは聞きませんが、頑張って下さいね」

苗木「?」

戦刃「?」

不二咲「さすがに舞園さんだね…うん、ありがとう」

苗木「え、えっと…」

舞園「不二咲くんにも事情があるんですよ。さ、そろそろ行きましょう」

戦刃「次は、セレスちゃんだね!」

苗木「そういえば夕食食べてないようだけど、大丈夫なの?」

不二咲「そういえば、お腹空いたな…」

苗木「まだ誰かいると思うから、早めに行った方がいいよ」

不二咲「うん、ありがとう苗木くん」

舞園「じゃ、行きましょう」

不二咲「あ、苗木くん…」

苗木「?」

不二咲(僕の機械に対する考察を言うべきかな…)

苗木「どうしたの?」

不二咲(…いや、こんなこと言って苗木くん達を惑わせちゃいけないよね)

不二咲「ううん、何でもないよ」

苗木「?…何か相談事があるなら…って、余計なお節介だったかな」

不二咲「ううん、こっちこそごめんね」

苗木「うん。じゃあ、そろそろ行くね」

戦刃「ばいばーい!」

舞園「治ったと言っても油断したらダメですよ?」

不二咲「あはは、大丈夫だよ。じゃあ僕は食堂に行ってくるね」

戦刃「よく分からないけど、頑張ってね!」

苗木「僕もよく分からないけど、応援してるよ」

舞園「じゃあ、不二咲くん。お大事に」

不二咲「うん」

ーーセレスの部屋前ーー

苗木「セレスさーん」

コンコン

セレス「…どうかしましたか?」

苗木(また、この匂いだ…)

舞園「具合が悪いと聞いたので、様子を見に来ました」

戦刃「大丈夫なの?」

セレス「ええ、すっかり良くなりましたわ」

苗木「ほんとに…?その割には顔色が悪く見えるけど…」

セレス「昨日から寝不足でして」

舞園「夜更かしは美容の大敵ですよ?」

セレス「ふふ、分かっていますわ」

苗木「セレスさん、夕食食べてないみたいだけど…」

セレス「食欲が無くて…」

舞園「おかゆでも作ってあげましょうか?」

セレス「大丈夫ですわ」

戦刃「無理したらダメだよ?」

セレス「ふふ、そうですわね。確かに無理をしすぎたかもしれませんわ」

セレス「そんなので気持ちが伝わらないと知っているのに…」

苗木「セレスさん…?」

セレス「あら、今のは忘れてくださいね?」

舞園「ひょっとして、不二咲くんのことですか…?」

セレス「…」

苗木「不二咲くん?」

舞園「私の勘ですけどね」

セレス「…私としても、あまり他人に弱みは見せたくないのですが」

舞園「言いたくないなら、無理して言わなくていいんですよ」

セレス「…じゃあ、そうさせてもらいますわ」

苗木「えっと、セレスさん。悩みがあるなら遠慮なく相談してね?」

セレス「ふふっ、あなたに解決できる問題なら、相談しますわ」

戦刃「私も相談に乗るよ!」

セレス「お気遣いは嬉しいのですが…これは私の問題ですから、誰にも相談したくないのです」

苗木「あんまり、無理しないようにね」

舞園「…」

セレス「ええ、わかってますわ」

舞園「…」

苗木「舞園さん?」

舞園「…あくまで私の勘ですけど。結果を求め過ぎるとダメですよ」

セレス「…ええ」

舞園「じゃあ、私たちはそろそろ行きますね」

苗木「…?」

舞園「ふふ、これは女性にしか分からないことなんですよ、苗木くん」

苗木「そうなの?…僕も一応女だけど」

戦刃「私もだよ!」

舞園「まだまだ経験が浅いってことですよ」

舞園(まあエスパーだからなんですけどね)

苗木「うーん…」

セレス「では、私はもう寝ますね」

戦刃「あ、おやすみー!」

苗木「うん、おやすみ」

舞園「頑張って下さいね」

苗木「僕たちも部屋に戻ろうか?」

戦刃「そういえば盾子ちゃんはどこで寝るの?」

苗木「あっ」

舞園「忘れてましたね…」

苗木「下手に1人にさせると今日みたいに勝手に動きそうだし…」

舞園「私たちと一緒にさせればいいんじゃないでしょうか?」

戦刃「ほんとに!?お泊まり!?」

苗木「僕はいいけど…舞園さんはいいの?」

舞園「私から言い出したことですし、いいも何も無いですよ」

戦刃「じゃあじゃあ」

苗木「今日は、4人で寝ることになるかな?」

戦刃「やったー!」

舞園「じゃあ、江ノ島さんを探しに行きましょう」

ーー20分前の遊戯室ーー

江ノ島(江藤)「こんな所に呼び出して何かあったんですか?」

霧切「いつまでお芝居を続けるつもりかしら?」

江ノ島「あちゃー、やっぱバレてたかぁー」

霧切「苗木くんや戦刃さんの態度を見てればすぐわかるわ」

江ノ島「お姉ちゃんはやっぱ絶望的に残姉だね、うぷぷぷぷ」

霧切「それで、あなたの目的はなんなのかしら?」

江ノ島「目的?」

霧切「とぼけないで。あなたが戻って来て何も企まないはずがない」

江ノ島「それが私も絶望的な何かをしてやろうと思ってたんだけどさー」

江ノ島「ほら、モノクマももう無いじゃん?」

江ノ島「何かしようと思っても絶望的に無理なんだよね」

霧切「あなたの言うことは信じられないわね。今日だって何かしようとしてたんじゃないかしら?」

江ノ島「証拠も無いのにそんなこと言われてもねー」

霧切「あなたは恐らく苗木くんと舞園さんがここへ連れてきた。その後なぜかは分からないけど1人になった」

霧切「でもその後なぜか朝日奈さんと大神さんと一緒にいた」

霧切「あなたが1人で何かをしようとした何よりの証拠じゃないかしら?」

江ノ島「ぐぬぬ」

霧切「何をしようとしてたか、本当のことを言いなさい」

江ノ島「本当のことを言っても信じないだろうしねー」

霧切「今の私なら真か偽か、見抜くことができるわ。いくら隠しても無駄よ」

江ノ島「じゃあ言ってあげましょう」

江ノ島「これを聞いても驚かないことだ」

江ノ島「苗木に会おうとしてたんだよ!ヒャッハー!」

霧切「な、苗木くんに?」

江ノ島「うぷぷぷぷ、絶望的に困惑しちゃってる?」

霧切(嘘をついているようには見えなかったけど…)

霧切(このまま鵜呑みにしていいのかしら?)

霧切(…この後問い詰めて行って、嘘が出ればわかるはず)

霧切「苗木くんに会って何をしようとしてたのかしら」

江ノ島「そこまで言う義理はありませんね」

霧切「言いなさい。もし苗木くんに危害を加えいうと言うのなら許さないわ」

江ノ島「あれ、まさか霧切も苗木狙ってんの?」

霧切「茶化さないで」

江ノ島「舞園も狙ってるけど、霧切じゃ絶望的に勝ち目は無いね、うぷぷぷぷ」

霧切「茶化さないでと言っているの」

江ノ島「苗木に危害を加える気はないとだけ、言っておく」

霧切(嘘をついてる様子じゃない)

霧切(まさか、全部本当のことだと言うの?)

霧切「くっ…」

江ノ島「まだ話あんの?」

霧切「…もう、無いわ」

霧切「けど、変なことは考えないことね」

江ノ島「だから考えてねーっつーの!」

江ノ島「では、私はこれで失礼します」

ーー食堂前ーー

苗木「食堂にはいなかったし…どこにいるんだろ?」

舞園「霧切さんとどこかへ行ったと言ってましたが…」

戦刃「あ、盾子ちゃんだ!」

苗木「えっ?」

江ノ島「げ、姉ちゃんだ」

舞園「江ノ島さん、今日は私たちの部屋で寝てください」

江ノ島「はい?」

苗木「江ノ島さん1人だと今日みたいに勝手に行動しそうだからね」

戦刃「お泊まりだよ!」

江ノ島「ふーん…いいよ」

戦刃「じゃあ早く部屋行こ!」

苗木「あはは、戦刃さん相当楽しみなんだね」

江ノ島「残姉だからねー」

舞園「行きましょう」

ーー苗木の部屋ーー

苗木「で、何で僕の部屋なの?」

江ノ島「なんとなく」

舞園「怪しいですね」

戦刃「盾子ちゃん、今日は一緒に寝よ!」

江ノ島「その前に、ちょっと苗木に話があるんだけど」

舞園「話?」

江ノ島「あ、お姉ちゃんと舞園はちょっと出てて」

舞園「…5分だけですよ」

今日は以上です
投下遅れた分多めに投下しましたが予想以上に時間かかっちゃいました
この前投下した時はあと5日ほどって言いましたがまだまだかかりそうです

>>429-430
ありがとうございます!
最近用事が多くてなかなか更新できなくて。。。

すみません今日も更新無しです

すいません今日も更新無しですが明日必ず更新します

投下していきます

舞園「…戦刃さん、行きましょう」

戦刃「う、うん」

舞園「異変を感じたら即入りますからね」

江ノ島「変なことはしないつもりですよ?」

舞園「…」

ガチャ

苗木(なんか、様子が変だったな…)

江ノ島「じゃあ苗木、5分しかないからパパッと言うね」

苗木「あ、うん」

江ノ島「あ、その前に。いい事と嬉しい事どっちから聞きたい?」

苗木「なんか変な選択肢だね…」

江ノ島「ほら、5分しかねーから早く選べっつーの」

苗木「じゃ、じゃあいい事からで」

江ノ島「あの機械の秘密、私知ってるんだよね」

苗木「ええっ!」

江ノ島「でも最後までは教えない」

苗木「なんで?」

江ノ島「そうすれば『あと少しで真相なのに分からない』ってなるじゃん」

苗木「うん?」

江ノ島「全部教えたら面白くないってのもあるけど、もどかしくて悶々するとかなんか絶望的じゃん」

苗木「ああ、そういう…」

江ノ島「あの機械、顔が変わる基準はちゃんとしたものがあるんだよね」

江ノ島「一部例外もいるけど、その基準はちゃんと確立されてる」

苗木「うんうん」

江ノ島「変化があまりない奴とありまくる奴がいるじゃん」

苗木「うん」

江ノ島「あまりない奴はイメージが無いだけ」

苗木「イメージって、何の?」

江ノ島「それは秘密です」

苗木「…」

江ノ島「…」

苗木「え、終わり?」

江ノ島「そうだけど」

苗木「うーん…」

江ノ島「もう時間無いし、嬉しい事もさっさと言いたいんだけど」

苗木「あ、どうぞ」

江ノ島「苗木、好き」

苗木「えっ」

ガチャ

舞園「5分、経ちましたよ」

江ノ島「わーお時間ぴったりだねー」

戦刃「えっと、もう入っていい?」

舞園「構いませんよ、戦刃さん」

苗木(それは舞園さんが言うことじゃないんじゃ…?)

舞園「…さて」

苗木(…なんか舞園さん怖い)

舞園「何の話をしていたかは聞きませんが…」

江ノ島「なに」

舞園「今後、苗木くんは江ノ島さんと2人きりにならないようにして下さい」

苗木「えっ?」

舞園「いいですね」

苗木「う、うん」

江ノ島(うひゃー舞園こえー!)

戦刃「え、えっとえっと」

舞園「どうしました?」

戦刃「…な、なんでもないです!」

苗木「…舞園さん」ボソ

舞園「なんですか」

苗木「戦刃さん、怖がってるよ」ボソ

舞園「ああ、すいません」

苗木「舞園さん?」

舞園「…」

江ノ島「もしかしてイライラしてる?」

舞園「そんなことはありませんが?」

苗木「…舞園さん、僕が何かしたのなら謝るよ」

舞園「苗木くんは関係ないですよ」

江ノ島「関係あるでしょー、明らかに苗木のことでイライラしてるし」

苗木「江ノ島さんも、さっきから挑発するようなことは」

江ノ島「何で私が悪いみたいになってんのかなー」

苗木「ちょ、そんなつもりは」

舞園「苗木くん」

苗木「な、なに?」

舞園「私がここにいると邪魔なようなので、すみませんがこの2人の監視はお願いします」

苗木「舞園さん」

舞園「じゃあ、今日は失礼しますね」

ガチャ

苗木「ちょっ、舞園さん!」

江ノ島「うぷぷぷぷ、絶望的?絶望的?」

苗木「…っ!」

戦刃「じゅ、盾子ちゃん」

苗木「…」ダッ

ガチャ

江ノ島「ありゃ、苗木も行っちゃったよー」

すいません用事が入ったので今日はここまでです

用事が済んだので投下します

ーー廊下ーー

苗木「舞園さん!」

舞園「…なんですか」

苗木「さっきからどうしたのさ、いつもの舞園さんらしくないよ」

舞園「…」

苗木「僕が何かしたなら謝るよ」

舞園「…謝って欲しいことはありません」

苗木「なら」

舞園「でも、私との約束は守ってくれますよね?」

苗木「約束?」

舞園「さっき言ったじゃないですか」

舞園「今後江ノ島さんと2人きりになるのはやめてください」

苗木「うん、約束するよ」

舞園「それと…何を話していたか教えていただけますか?」

苗木「あの性別が反転する機械のことだよ」

舞園「聞かせてください」

苗木「性転換した時の顔の変化にはちゃんとした基準があるみたいなんだ」

苗木「それはその人のイメージに依るらしいけど…」

舞園「イメージ?」

苗木「僕もよく分からないんだよ。顔に変化があまりない人には『イメージが無いだけ』って言ってた」

舞園「顔に変化が無い…苗木くんや不二咲くんのことでしょうか」

苗木「あとは十神くんと大神さんもだね」

舞園「…イメージって、何のイメージなんですか?」

苗木「それがそこは教えてくれなかったんだよ」

舞園「…」

苗木「どういうことなんだろう?」

舞園(…まさか)

苗木「うーん」

舞園(そんなことは…)

苗木「舞園さん、どうしたの?」

舞園「いえ、なんでもないですよ」

苗木「これ以上は考えてもわかんなそうだね」

舞園「そうですね」

苗木「えっと…舞園さん、今日はどうするの?」

舞園「今日は私1人にさせてもらっていいですか?」

苗木(舞園さんも疲れてるんだな)

苗木「いいよ。あの2人はちゃんと僕が見ておくね」

舞園「…」

苗木「じゃあ、そろそろ戻るよ」

舞園「苗木くん」

苗木「?」

舞園「江ノ島さんと話したことはそれだけですか?」

苗木(…)

苗木(江ノ島さんの言った『あれ』がどういう意味かはまだ分からないけど…)

苗木(これは、言わない方がいいよね)

苗木「うん、それだけだよ」

舞園「…そう、ですか…」

苗木「じゃあ、僕は行くね」

舞園「あ、戦刃さんを呼んで来てもらえますか?」

苗木「分かったよ」

舞園「あと、私と戦刃さんが話してる間は苗木くんは自分の部屋にいて下さい」

苗木「うん?」

舞園「約束、もう忘れたんですか?」

苗木「あ、そういうことか…うん、分かったよ」

苗木「じゃあ呼んで来るね」

ガチャ

江ノ島「おー」

戦刃「あ、おかえりー!」

苗木「戦刃さん、舞園さんが話したいことがあるみたいだよ」

戦刃「わたし?」

苗木「うん」

戦刃「じゃあ盾子ちゃん、行ってくるね」

江ノ島「はいはい、行ってらっさい」

苗木「僕は舞園さんとの約束があるから話が終わるまで自分の部屋にいるね」

江ノ島(約束ってさっきのあれかねー)

ガチャ

苗木「じゃあ僕は部屋にいるね」

舞園「話が終わったら呼びますね」

苗木「うん」

舞園「さて戦刃さん」

戦刃「あ、はい!」

舞園「明日の朝まで、もし江ノ島さんが苗木くんに何かしようとしたら止めてもらえますか?」

戦刃「?なにかって?」

舞園「苗木くん変なことをしていると感じたらでいいです」

戦刃「うーん…」

舞園「苗木くんに触ろうとしたりだとか」

戦刃「うん、分かったよ!」

舞園「じゃあ、お願いしますね」

舞園「苗木くん、もういいですよ」

ガチャ

苗木「すごく早かったね…」

舞園「でも、一応聞かれたくない内容ですので」

苗木「詮索はしないよ。じゃ戦刃さん、戻ろうか」

戦刃「うん!」

ガチャ

舞園「…」

舞園(正直戦刃さんが止めてくれるとは思えない)

舞園(私が自分で行けばいい話なんですが…)

舞園(あの場にいたら、何をするか分かりませんしね)

舞園(…)

ガチャ

苗木「舞園さん」

舞園「?どうしたんですか」

苗木「えっと…明日からもよろしくね」

舞園「ふふっ、いきなりどうしたんですか?」

苗木「何となくだよ、何となく」

舞園「なら、そういうことにしておきましょう」

苗木「じゃあ、おやすみ」

舞園「お休みなさい」

バタン

苗木(…舞園さんと変な空気で別れちゃったからあんなこと言ったけど…)

苗木(最善なのは、舞園さんと一緒にいることだよね)

苗木(でも…)

苗木(その前に、江ノ島さんの件を片付けなくちゃ)

ーー舞園の部屋ーー

舞園(苗木くんは隠し事をしている)

舞園(私が機械のこと以外に何か話したことは無いかと聞いた時、苗木くんは心中で『あれ』のことは言わない方がいいと考えてました)

舞園(心が読めてしまうのも考えものですね)

舞園(苗木くんは私に言えないような『何か』を江ノ島さんと話した)

舞園(…それを聞かなかったのは、苗木くんを信じているから、ですが…)

舞園(今こうして不安になっているのは、私が苗木くんを信じていない証拠なんでしょうか)

舞園(当たって欲しくない予感だけが頭をよぎる)

舞園(そんなことは無いと信じているはずなのに)

舞園「…うぅ」

舞園(我慢しなきゃ、我慢しなきゃ…)

舞園(私が、私が苗木くんを信用しなきゃいけないのに)

舞園「ううぅうぅ」

舞園(我慢して、我慢して…)

ーー苗木の部屋ーー

江ノ島「遅いー」

戦刃「ご、ごめんね」

苗木「3分も経ってないよ…」

江ノ島「まあ、いいや」

戦刃「ねね、とらんぷしよ!」

江ノ島「えぇー…疲れてるしパス」

苗木「じゃあ、僕とやろっか」

江ノ島「お風呂入ってくる」

苗木「戦刃さん、大富豪できる?」

戦刃「だいふごう?」

苗木「えっと…じゃあ、ルール説明するね」

ーーーーーーーーーー

苗木「分かった?」

戦刃「うん!」

苗木(さすが超高校級の軍人だ…覚えが早い)

戦刃「でも、2人だと手札多くなるよ?」

苗木「そこで『タイマン大富豪』だよ」

戦刃「た、たいまん?」

苗木「2人専用の大富豪なんだ。普通のと違ってデッキ性なんだよ」

戦刃「デッキ?」

苗木「うん、まずカードを半分に分けて…」シュッシュッ

戦刃「うん」

苗木「で、配られたカードを見ないでシャッフルする」シュッシュッ

戦刃「うんうん」

苗木「5枚引く」ピッ

戦刃「うんうんうん」

苗木「で、先攻後攻を決める為に、お互いにデッキの一番下のカードを見せる…7だね」

戦刃「えっと…9だ!」

苗木「今回は戦刃さんの方が数が多いから、戦刃さんが先攻になるんだ」

戦刃「うん」

苗木「で、デッキの一番下のカードを見ちゃったからもう一回デッキをシャッフルする」シュッシュッ

戦刃「うんうん」シュッシュッ

苗木「で、ここからは基本は普通の大富豪」

戦刃「普通に出していいの?」

苗木「うん、でも出した後に必ず手札が5枚になるように引いて行くんだ」

戦刃「??」

苗木「例えば今僕は5のペアがあるんだけど、これを出したら手札が3枚になるよね?」

苗木「そのあとデッキから手札が5枚になるように、2枚引くんだ」

戦刃「うん」

苗木「あとは、これの繰り返しで先にデッキと手札が無くなった方の勝ち」

戦刃「なるほどー!」

苗木「僕の手札見せちゃったし、もう1回配るね」

ーーーーーーーーーー

戦刃「うあー!負けたー!」

苗木「最初はこんなものだよ」

戦刃「2を4枚も持ってくなんてズルい!」

苗木「こんなこともしょっちゅうあるよ」

江ノ島「楽しそうだねー」

戦刃「あ、次私入るねー!」

苗木「うん」

江ノ島「なに、2人で大富豪してたの?」

苗木「そうだよ」

江ノ島「なんか、さみしいねー」

苗木「2人でトランプ自体無理があるよ…」

江ノ島「それで、苗木。返事は?」

苗木「返事?」

江ノ島「うわ、もう忘れてるよ」

苗木「ああ、あれか…」

苗木(ついに来た…!)

江ノ島「確かに質素な告白だけどいくらなんでも忘れるのはないわ」

苗木「あれを告白って受け取れるのは桑田くんぐらいだよ」

江ノ島「んな奴どうでもいいから。返事は?」

苗木「悪いけど、僕はもう付き合ってる人がいるんだ」

苗木「だから…」

江ノ島「で?」

苗木「え?」

江ノ島「で、って言ってんの。そんなのどうでもいいし」

苗木「いやいや、最後まで聞いてよ」

江ノ島「どうせもう彼女がいるから無理とか言うじゃん」

苗木「そこまで分かってるならありがたいよ」

江ノ島「でも、そんなのどうでもいいって」

苗木「いや、どうでもよくないでしょ…」

江ノ島「どうでもいいし。彼女がいるからなんなの?」

苗木「え」

江ノ島「ねえ苗木。苗木は私の事嫌い?」ズイッ

苗木(ち、近い…!)

苗木「き、嫌いでは無いよ。けど…」

江ノ島「じゃあそれで十分じゃん。私と付き合えばいい」

苗木「な、なんでそうなるのさ」

江ノ島「私は苗木に彼女がいても気にしないよ?」

苗木「ふ、二股なんてダメに決まってるだろ!」

江ノ島「別に問題無いよ。バレなきゃいいだけじゃん」

苗木「そういう問題じゃないよ」

江ノ島「何、そんなに彼女が怖いの?」

苗木「そんなのじゃない!」

江ノ島「じゃあなんなのかなー」

苗木「…舞園さんを裏切って君と付き合うなんて無理だよ」

江ノ島「なんだ、やっぱり舞園かぁー」

苗木(しまった…)

江ノ島「じゃあ舞園と別れたら私と付き合ってくれるんだよね?」

苗木「…僕は舞園さんとは別れないよ」

江ノ島「強がらなくてもいいんだけどなー」

苗木「強がってなんかない!」

江ノ島「苗木、私のこと好きでしょ」

苗木「そ、そんなこと」

江ノ島「そこでハッキリ否定できない時点で確定だねー」

苗木「な、なにが」

江ノ島「苗木は今私の方に傾きかけてるってこと」

苗木「…それは、それは違うよ!」

江ノ島「違わない」

苗木「違う、違うんだ」

江ノ島「違わない、何も違わないよ」

苗木「ううううう」

江ノ島「苗木、楽になろうよ…ね?」チュッ

苗木「…!」

江ノ島「返事はやっぱ明日でいいよ。一日、たっぷり絶望的に悩んでねー」スタスタ

苗木「…僕は…」

苗木「…舞園、さん」

今日は以上です
これから不二咲、霧切、セレス、苗木、舞園、江ノ島以外のキャラの登場回数は激減するかもです
あと今思うと大富豪のくだりは絶対いらなかった

今のところ違和感は多いと思いますが一応全部説明はできるようにしてあります

今日は23~0時ころに投下します

投下していきます

ーー後日、朝、苗木の部屋ーー

苗木「…ん」パチ

苗木「…寝ちゃってた」

苗木「今は…6時か」

江ノ島「スー…」

戦刃「ん~…」ゴロッ

苗木「2人共よく寝てるね…」

苗木「…」

苗木「どうしよう」

苗木「…舞園さん、まだ寝てるかな」

苗木「…行ってみよう」

ーー廊下、舞園の部屋前ーー

苗木「起きてるかな…?」

石丸「やあ、おはよう苗木くん!」

苗木「あ、石丸くん。早いね」

石丸「早起きは三文の徳と言うからな!」

苗木「正直三文て少ないよね」

石丸「塵も積もれば山となると言うだろう!」

苗木「で、山になったの?」

石丸「い、いや…」

苗木「…そのうち積もるよ、きっと」

石丸「うむ…」

石丸「そんなことより、苗木くんは何をしているんだ?」

苗木「ああ、眠気覚ましに散歩してたんだよ」

石丸「そうなのか!」

苗木「でも眠いから部屋に戻って寝る所だったんだ」

石丸「そうか…では、僕も散歩をしてこよう!」

苗木「えっと…まあ、行ってらっしゃい」

石丸「うむ、苗木くんも寝過ぎないようにな!」スタスタ…

苗木「ふう…」

苗木「じゃあ、気を取り直して…」

ガチャ

苗木(え、勝手に空いた!?)

舞園「…」

苗木「…おはよう」

舞園「…おはようございます」

苗木「その…」

舞園「…どうしたんですか」

苗木「と、とりあえず、何で顔だけ覗かせてるの?」

舞園「…ちょっと、寝癖がひどいんですよ」

苗木「そ、そうなんだ」

苗木(舞園さんってそんな寝相悪くなかったよね…)

舞園「…」

苗木「えっと…」

舞園「…」

苗木「その…ちょっと早いけど、朝ごはん、食わない?」

舞園「…いいですよ、ちょっと待ってて下さい」

苗木「うん」

ーー20分後ーー

苗木「…遅いな…」

ガチャ

舞園「お待たせしました」

苗木「あれ、その包帯は…?」

舞園「お風呂で転んじゃって、すりむいたんですよ」

苗木「そうなんだ、大丈夫?」

舞園「ええ、元気ですよ」

苗木(…元気そうには、見えない)

苗木(目の下のくまもひどいし…ちょっとやつれているようにも見える)

舞園「苗木くん」

苗木「うん?」

舞園「言いたいことは全部口に出した方がいいですよ、私の前では」

苗木「…?」

舞園「…エスパー、ですから」

苗木「!」

舞園「今からする話は誰にも聞かれたくありません。とりあえず入って下さい」

苗木「…うん」

ーー舞園の部屋ーー

苗木「…」

舞園「苗木くん、今から隠し事は一切無しです」

苗木「…うん」

舞園「そんな構えないで下さい。私が聞きたいのは1つです」

苗木「…」

舞園「昨日、江ノ島さんに何を言われたんですか?」

苗木「…それは…」

舞園「言えないことではないはずです」

苗木「…わかったよ」

苗木「昨日、機械のことを話したあとに一言だけ言われたんだ」

舞園「何をですか?」

苗木「…僕のことが好きだって」

舞園「…!」

苗木「…ごめん。今思うと、隠す事じゃなかったね」

舞園「…いいですよ。そんなことは問題じゃないですし」

苗木「えっ」

舞園「まさか…苗木くん。私に別れを告げに来たんですか…?」

苗木「!」

舞園「…答えて下さい」

苗木「…違うよ」

舞園「本当に、ですね?」

苗木「うん」

舞園「…」

舞園(…良かった…)

苗木「その…ごめん。僕が最初から隠さなければ舞園さんも苦しむことは無かったんだよね」

舞園「いいんですよ」

苗木「ありがとう、舞園さん…ん、メール?」ブルル

苗木「なんだ、メルマガかぁ」

舞園「!」

苗木「えっと…」

舞園「…苗木くん」

苗木「?」

舞園「それ…なんですか?」

苗木「なんですかって?」

舞園「ケータイの後ろに貼ってあるプリクラですよ」

苗木「それは舞園さんと撮った…え!?」

舞園「…なんで、江ノ島さんのプリクラが貼ってあるんですかね」

苗木「ち、違うよ!僕はこんなの貼ってない!」

舞園「…」

苗木「舞園さん、信じて。僕じゃない」

舞園「…」ブルル

舞園(メール…)

苗木「…舞園さん」

舞園(まさか…)

舞園「…苗木くん、ちょっと待ってて下さい」

苗木「え?」

舞園「すぐ戻りますから」

ガチャ

苗木「どこ行くんだろう」

ーー苗木の部屋ーー

舞園「…」

江ノ島「いきなり来て無言はないでしょー」

戦刃「ん…、あ、おはよう」

舞園「戦刃さん、ちょっと廊下に行っててもらえますか?」

戦刃「な、なんで?」

舞園「…」

戦刃「し、失礼します!」

ガチャ

舞園「江ノ島さん、あなた、苗木くんに何をしたんですか」

江ノ島「告白とキス」

舞園「!」

江ノ島「苗木も嬉しそうだったよー」

舞園「…!」グッ

江ノ島「おおっと、私を殴っても殺しても解決しないよ?」

江ノ島「苗木が誰を舞園を選んだら私を殴ってもいいけどね」

舞園「…あなたを、許しません」

江ノ島「舞園にも非はあるのに?」

舞園「何を言っているんですか」

江ノ島「だって苗木は拒まなかったんだよ?」

江ノ島「あの時私を止めようと思えば止めれたはずなのに、止めなかった」

江ノ島「苗木が舞園のことをそこまで好きじゃないって証拠」

江ノ島「ちゃんと苗木に愛されなかった舞園にも非はあるんじゃないの?」

舞園「そんなの、屁理屈です!」

江ノ島「そうかもしんないけど、事実だよね?」

舞園「…っ」

江ノ島「私たちが言いあっても何も解決しない。重要なのは、苗木がどっちを選ぶかってことだけ」

江ノ島「…で、もう言うことは無いの?」

舞園「…もし苗木くんが私を選ばないのなら…」

舞園「卑劣な手段を取ったあなたを、殺すかもしれません」

江ノ島「…」

舞園「…それだけです」

ガチャ

ーー廊下ーー

戦刃「あっ」

舞園「話はもう終わったので、入っていいですよ」

戦刃「う、うん」

ガチャ

舞園「…」

舞園「…苗木くん」

舞園「…」

ガチャ

ーー舞園の部屋ーー

舞園「…苗木くん」

苗木「あ、舞園さん」

舞園「…私は信じています」

苗木「え?」

舞園「…今思うと、あの時苗木くんを鎖に繋いででも、あの部屋に行かせなければ良かったのかもしれませんね」

苗木「舞園さん…?」

舞園「江ノ島さんは、あなたがどっちを選ぶかだけど言いました」

苗木「…!」

舞園「…今日の夜。私は部屋にいます」

舞園「もし私を選んでくれるなら…来て下さいね」

苗木「…うん」

舞園「では」

苗木「…」

ガチャ

ーー廊下ーー

苗木(…)

苗木(僕がどっちを選ぶか…?)

苗木(そんなの舞園さんに決まってる)

苗木(…でも)

苗木(昨日、江ノ島さんに感じた感情は…)

苗木(あれは気の迷いだと言うことだと信じたい)

苗木(江ノ島さんの言葉には、魔翌力がある)

苗木(ダメだと分かっているはずなのに、『もうそれでいいや』と思わせる魔翌力が)

苗木(でも、あれは気の迷い)

苗木(それを拭う必要がある)

苗木(中途半端な気持ちで済ましていい問題じゃない気がする)

苗木(そのためにも…)

苗木(今日、江ノ島さんと話さなきゃならない)

苗木(惑わされるな)

苗木(江ノ島さんの言葉に、惑わされちゃダメだ)

苗木(気を、引き締めていこう…!)

ガチャ

今日はここまでです


訂正>>529
苗木(江ノ島さんの言葉には、魔翌翌翌力がある)

苗木(江ノ島さんの言葉には、魔翌力がある)

なんだこれは…

魔翌力って打つと翌が入る…

ちょっとテスト

魔力

テスト

魔翌力

魔翌力ってダメなワードなんですね…

変換されちゃうワード打つ時(>>526とか)だけsagaって入れてたみたいだけど、面倒だろうからずっとsagaでもいいのよ
sagaだけだとちゃんと上がって、sagaとsageの併用も可能、ちゃんと下がる

で、江ノ島の性別の件、伏線だったのね、すまん……

今日は16時頃から投下する予定ですが用事が入ったらまた23~0時頃になるかもしれません

>>542
>>125でも言ったようにいちいち打ち込むのめんどくさいのでsageだけ消去してます

すいません今日は疲れたので更新無しです

今日は帰って来てから更新したいので16時頃に投下予定です
寝てしまったら遅くなるかもです

10分ほどしたら投下していきます

ーー1時間程前の不二咲の部屋ーー

不二咲「んー…」

不二咲「朝かぁ…」

不二咲「…セレスさん、起きてるかな?」

不二咲「まだ6時だし…」

不二咲「さすがにこの時間から行くのは失礼かな」

不二咲「…先に機械の所に行こうかな」

不二咲「あれはただの推測だけど…」

不二咲「もし合ってるなら大変なことだよね」

不二咲(もしあの推測が合ってるなら…)

不二咲(今の僕のこの気持ちはどうなるんだろう)

不二咲(男に戻った途端、霧切さんを好きじゃなくなるのかな)

不二咲(…それも、霧切さんに失礼だよね)

不二咲(そういう考えを持って元に戻った事になるんだから)

不二咲(…それを承知で、元に戻るべきかな?)

不二咲(いっそのこと、霧切さんに言ってからの方が…)

不二咲(…いやいや、それこそ失礼じゃないか。何を考えているんだ)

不二咲(やっぱり、今の姿のままで決断するのが一番いいはずなんだよね)

不二咲(…でも、答えは出ない)

不二咲(同じ思考を繰り返すだけだ)

不二咲(………そういえば)

不二咲(今、僕はセレスさんにも霧切さんにも好意を持ってる状況だ)

不二咲(僕の推測は、『性転換した直後は脳内は元の性のままだけど、時間が経つにつれ異性の脳内に変わっていく』だ)

不二咲(最初は男の脳内だからセレスさんを好きになった)

不二咲(時間が経って脳内が女になって、男になった霧切さんを好きになった)

不二咲(でも今はどっちも好きな状況だ)

不二咲(…僕の脳内は今、どっちの性になってるんだろう)

不二咲(まだ完全に女になりきなってないのなら説明はつく)

不二咲(説明はつくけど、そんな簡単なものなんだろうか?)

不二咲(もしかしたら、女である僕と男である僕の2人が脳内に存在してるかもしれない)

不二咲(だから悩むのかな)

不二咲(まだ完全に女になりきれてないってことなのかな)

不二咲(…訳が分からなくなってきた)

不二咲(男に戻って脳内の女である僕を無くせばいい話なのかな?)

不二咲(…よし)

不二咲(霧切さんに失礼なのは百も承知だ)

不二咲(戻ろう、男に)

ーー同じ頃の霧切の部屋ーー

霧切(…男になって、2日目ね)

霧切(興味本位で男になったのはいいけど…)

霧切(あまり、収穫は無かったわね)

霧切(いや、不二咲くんを好きになるっていうとても素敵な収穫があったわね)

霧切(…久々に、人を本気を好きになった気がするわ)

霧切(…元に戻ろうかしら)

霧切(この姿にも未練は無いし…)

霧切(今の時間なら、まだ皆寝てるでしょうし)

霧切(誰もいないうちに行きたいわね)

霧切(それにしても性転換する時は苦労したわ)

霧切(カプセルの扉を少しだけ開けて、ボタンを押してすぐ扉を閉めて…)

霧切(ああいう精密機械なら扉が閉まってない時は作動しないと思っていたけれど、意外とアバウトなのね)

霧切(変わっている間は妙に変な感覚に襲われるし…)

霧切(そういえば苗木くんや十神くんも元に戻るのかしら)

霧切(あんな叫び声は聞かれたくないし…)

霧切(早めに行きましょう)

ーー2時間程前のセレスの部屋ーー

セレス(ん…)

セレス(寝てしまってましたか)

セレス(…不二咲くんは、答えを出したのでしょうか)

セレス(もし選んでくれなかったら…)

セレス(自分でも、何をしでかすか分かりませんわね)

セレス(…)スッ

セレス(…くまがひどい)

セレス(とりあえず、シャワーでも浴びましょう)

ーーーーーーーーーー

セレス「ふぅ…」

セレス(…昨日から、体調が優れませんわね)

セレス(…もう一眠りしましょう)

セレス「…」

セレス「不二咲くん…」キュッ

今日はここまでです
明日も投下します

すいません昨日投下するとか言っておいてできませんでした
なので今から投下します

ーー機械のある部屋ーー

不二咲「着いた」

不二咲「まだ早いし誰もいないね」

不二咲「…誰か来ないうちにやってしまおう」

不二咲(1人でやるの大変なんだよなあ…)

不二咲「まず試薬Aを飲んで…」ゴクッ

不二咲「カプセルに入る」

不二咲「で、ボタンを押すんだけど…」

不二咲「押しにくいぃ…」グググ

不二咲「手が短いから届きにくいな」

不二咲「なんか適当な棒…あ、これでいいかな?」ヒョイ

不二咲「普通の鉄パイプだよね…?」

不二咲「よし…これなら届くよね」

不二咲「えい」カチッ

不二咲「よし今だ!」バタンッ

不二咲「うああああえええええええええええええ」

不二咲「ううううううううういいいいいいいいいいいあ」

不二咲「ああああああああぁぁぁぁぁあぁ…」

不二咲「……」

霧切「…よし、誰もいないわね」

霧切「さっさとやってしまいましょう」

霧切「まず薬を飲んで…」ゴクッ

霧切「カプセルに入って…きゃぁっ!」

霧切「…不二咲くん?かしら」

不二咲「…」

霧切「返事が無いわね…」

霧切「というより…」

霧切「男に戻ってる…?」

霧切「…」

霧切(なぜ不二咲くんが男に…?)

霧切(いや、戻るか戻らないかは本人の自由だけれど…)

霧切(今戻る必要はあったのかしら?)

霧切(それに不二咲くんは女の子になりたがってたはず…)

霧切(何か心境の変化が…?)

不二咲「ん…」

霧切「あら、お目覚めね」

不二咲「霧切さん!?」

霧切「そうよ」

不二咲「な、なんでここに?」

霧切「あなたと同じよ、元に戻ろうと思ってね」

不二咲「そ、そうなんだ」

霧切「不二咲くん、スイッチを押してもらえるかしら?」

不二咲「あ、うん」

霧切「じゃあ、お願いね」バタン

不二咲「いくよ」

霧切「ええ」

不二咲「えい」カチッ

霧切「ああああああああああああええええええええええいあああああああああ」

霧切「うひひひひえええええええええおおおおおおお」

霧切「いいいいいいいぃいぃぃぃいぃいいぃ……」

霧切「…」

不二咲「静かになった…」

不二咲「終わったのかな?」

不二咲「開けるよ?」ガチャ

不二咲「霧切さん、大丈夫?」

霧切「…」

不二咲「返事がない…」

不二咲(性転換した直後は短時間だけど意識が戻らないのかな?)

不二咲(…)

不二咲(しかしびっくりしたなあ、いきなり霧切さんが現れるから)

不二咲(戻った理由は絶対に言わない方がいいよね…)

不二咲(…僕の心境に変化はあるんだろうか)

ーー少し前、苗木の部屋ーー

苗木「入るよ」

江ノ島「あ、おかえりぃー」

戦刃「お、お疲れさま!」

苗木「江ノ島さん、君と話があるんだ」

江ノ島「また?最近こんなのばっかじゃん」

苗木「君がそうしてるんじゃないか」

江ノ島「苗木が決めれば済む話だよ?」

苗木「…確かにね」

江ノ島「で、答え出たの?」

苗木「…もちろん」

江ノ島「そ。じゃあ、一旦姉ちゃんは外にいてねー」

戦刃「ま、またなの?」

江ノ島「…」

戦刃「行ってきます!」ガチャ

苗木「ごめんね、戦刃さん」

江ノ島「残姉ちゃんは置いといてさ。答えを聞かせて欲しいなー」

苗木「君が望む答えではないよ」

江ノ島「へぇ」

苗木「僕は舞園さんが好きだ。だから君とは付き合えない」

江ノ島「あれ、じゃあ昨日したキスはどうなんの?」

苗木(きた、ここからだ)

苗木(江ノ島さんのペースにしたらダメだ…!)

江ノ島「キスは愛の証じゃん。好きでもない人とキスしといてそれはないんじゃない?」

苗木「あれは君が無理やりしたようなものだからね」

江ノ島「へえ、じゃあ拒否れば良かったのに?」

苗木「あの時の僕は放心状態だった」

苗木「そこにいきなりされたら拒否する意思も湧かないよ」

江ノ島「そんな理由で通ると思ってる?」

苗木「今のところはね」

江ノ島「じゃあ今、キスするって言ったらどうする?」

苗木「もちろん、断るよ」

江ノ島「へぇ、ほんとに?」ズイ

苗木「今の僕は揺れないよ」

江ノ島「ふーん」

苗木「…悪いけど、舞園さんとはもう話さないで欲しいんだ」

江ノ島「なんで?」

苗木「舞園さんは今回の件でかなり傷ついているんだ、その原因は僕にもあるけど、君にもある」

江ノ島「…」

苗木「…江ノ島さんと話した後の舞園さん、辛そうだったから」

苗木「だから」

江ノ島「辛そう?ほんとにそんな風に見えたの?」

苗木「…そうだよ」

江ノ島「舞園、私になんて言ったか知ってる?」

苗木「…知らないよ」

江ノ島「舞園ね、私を殺すって言ってきたんだよ?」

苗木「…っ!舞園さんはそんなこと言わない!」

江ノ島「それが言ったんだよね、ほんとに。聞く?」

苗木「…まさか」

江ノ島「あの時の舞園なんか顔が怖かったからさ、一応録ってみたんだよね」

苗木「…」

舞園『…もし苗木くんが私を選ばないのなら…』

舞園『卑劣な手段を取ったあなたを、殺すかもしれません』

舞園『…それだけです』

苗木「…!」

江ノ島「苗木が選ぼうとしている人間は、こんな人間だよ?」

苗木「…それも、君がこんな卑怯な手で…!」

江ノ島「なに、苗木まで私のせいにするんだ?」

苗木「だって、そうだろ!」

江ノ島「なら、最初から私の誘いを全部断れば良かったんじゃん」

江ノ島「誘いって言っても、1つだけだけどさ」

江ノ島「それをちゃんと断れない自分が悪いんじゃないの?」

苗木「…」

江ノ島「でも仕方ないよね」

苗木「…何がさ」

江ノ島「苗木が断れなかったのは、本心では舞園じゃなく私の方が好きだからだもんね」

苗木「…違う」

江ノ島「違うなら、あの時即座に断れるはずじゃん」

苗木「あの時は、放心状態で」

江ノ島「じゃあ、放心状態になった理由思い出してみようか?」

江ノ島「あの時のくだり、覚えてる?」

ーーーーーーー

江ノ島『苗木、私のこと好きでしょ』

苗木『そ、そんなこと』

江ノ島『そこでハッキリ否定できない時点で確定だねー』

苗木『な、なにが』

ーーーーーーー

江ノ島「私のこと好き?って聞いたら苗木が放心状態になったんじゃん」

江ノ島「まあ、あれは放心ってか動揺だったけどねー」

苗木「…」

江ノ島「苗木は、認めたくないだけなんじゃない?」

苗木「…何を?」

江ノ島「私のこと好きだってことね」

苗木「…」

苗木(…違う、僕は舞園さんの方が)

江ノ島「苗木は舞園を怖がっているんだよ」

苗木「僕が、舞園さんを…?」

江ノ島「それと、正しいことをしなきゃいけないっていう変な心理にとらわれてる」

江ノ島「…だから、苗木は素直になれない…」

苗木「…僕は」

江ノ島「苗木はこう思ってるんじゃない?」

江ノ島「『舞園さんをフったら何かされるに違いない』」

江ノ島「『それに、他の人が好きになったからって今の彼女をフるなんて最低だ』とか」

苗木「…」

江ノ島「完全には合ってなくても、大方当たってるんじゃない?」

江ノ島「苗木、正義感強そうだしねー」

江ノ島「でも別にいいんじゃない?」

苗木「…?」

江ノ島「別に最低でもいいじゃん。本能なんだし仕方ないでしょ」

江ノ島「周りからは軽蔑されても、好きな人と一緒にいれるだけで幸せじゃないの?」

苗木「…分からないよ」

江ノ島「私を選んだら舞園が私を殺しに来るんだっけ?」

苗木「…舞園さんは、そんなことしないよ」

江ノ島「分からないよー。一時の感情は何させるかわかんないしね」

江ノ島「まあでも、その時はその時で何とかなるよ」

江ノ島「だって苗木、超高校級の…」

苗木「もう、いいよ」

江ノ島「あり?」

苗木「…もう、よく分からない」

江ノ島「…」

苗木「…僕が何をしたいのか、何が好きなのか、訳が分からなくなってきた」

江ノ島「ふーん…」

苗木「…ごめん、ちょっと寝たいから、戦刃さんの所へ行ってくれるかな」

江ノ島「じゃあ、最後に質問いい?」

苗木「…手短にね」

江ノ島「苗木、今キスしていいかって言ったら断る?」

苗木「………」

江ノ島「その様子だと、どっちを選ぶかも決めてないみたいだねー」

江ノ島「今日の夜でいいよ。苗木」

苗木「…うん」

江ノ島「…おでこ、出して」

苗木「…?」スッ

江ノ島「ん」チュ

苗木「!」

江ノ島「んじゃ」ガチャ

苗木「…」

苗木(結局僕は騙されているんだろうか)

苗木(それとも、本心を呼び起こされただけなのかな…?)

苗木(…決心をぐらつかせちゃいけない)

苗木(そう思ってたはずなのに…)

苗木(…もう、嫌だ)

今日はここまでです
一応2日分は投下したつもり

投下していきます
今日から3連休なのでできるだけ毎日投下するつもりです

ーー機械のある部屋ーー

霧切「う…」

不二咲「あ、目、覚めた?」

霧切「…ええ」

不二咲「うん、いつもの霧切さんに戻ってるね」

霧切「2日しか変わってないのに懐かしい感覚ね」

不二咲「僕はそんな変化を感じなかったよ」

霧切「不二咲くんはそんな変化がなかったものね…」

不二咲「見た目はそんなに変わんなかったからね」

霧切「そういえば、なぜ不二咲くんは男に?」

不二咲「ええっと、その」

霧切「女性になりたいって言ってなかったかしら」

不二咲「う、うん…」

霧切「別に責めてる訳じゃ無いわ。言いたくないなら言わなくてもいいのよ」

不二咲「まあ、その…何となくだよ、何となく」

霧切「意外と安直な理由ね…」

不二咲「霧切さんはなぜ?」

霧切「私が男になったのは単なる興味本位よ。男である理由が無くなったから元に戻っただけ」

不二咲「そうなんだ」

不二咲(気づかれてないよね…)

霧切「それで…不二咲くん」

不二咲「どうしたの?」

霧切「その…決まったのかしら」

不二咲「…まだだよ」

霧切「そう…」

不二咲「えっと…できるだけ早く答えを出すよ、ごめんね」

霧切「急がなくていいの。むしろ、じっくり考えて決めて欲しい」

不二咲「うん、ありがとう」

霧切「じゃあ、私は部屋に戻るわね」

不二咲「ばいばい」

不二咲(良かった…気づかれてなかったみたいだ)

不二咲(性転換したら才能が強化されるのは、元に戻ったら無くなるのかな?)

不二咲(もしかしたら隠してるだけかもしれないけど…)

不二咲(…ふう)

不二咲(よし。一旦落ち着いて、思考を整理しよう)

不二咲(僕の推測は『性転換すると性転換直後は脳内は元の性のままだけど、時間が経つにつれ異性の脳内になっていく』)

不二咲(今僕は元の性である男に戻った訳だけど…)

不二咲(現状で考えられる可能性は色々ある)

不二咲(1つは『元の性に戻っても同じように脳内が徐々に変わる』こと)

不二咲(2つ目は『元の性に戻ると脳内は完全に元の性のものになる』こと)

不二咲(恐らくこのどちらかなはず)

不二咲(それだけじゃなく、まだ問題はある)

不二咲(仮に脳内が後者の状態だとして…)

不二咲(『性転換した時の異性の感情は引き継がれるか』?)

不二咲(今の僕の脳内が完全に男だとして、女の子だった頃の感情や気持ちはまだ持ち合わせているんだろうか?)

不二咲(…こんがらがってくるなあ)

不二咲(とりあえず考えられる可能性は3つかな?)

不二咲(…まとめてみよう)

1:『元の性に戻っても同じように脳内が徐々に変わる』

不二咲(もし今この状態なら性転換した意味はあんまりないことになる…はず)

2:『元の性に戻ると脳内は完全に元の性のものになる』

不二咲(今この状態なら霧切さんへの好意は無くなるはず…)

3:2の状態に加えて、『性転換した時の異性の感情は引き継がれる』

不二咲(1と2を足したような状態がこの3)

不二咲(もしこれなら状況は全く進展しないことに…?)

不二咲(今の僕の脳内はどれに該当するか…)

不二咲(確かめるにはセレスさんと会って、霧切さんともう一度話をするのが手っ取り早いかな)

不二咲(…)

不二咲(…今思うと最低なことな気がする)

不二咲(2人を振り回してるようなものだし…)

不二咲(2人共ずっと待ってるはずだもんね…)

不二咲(こんなことしてていいのかな…?)

不二咲(…今選べと言われたらまた僕は悩むんだろうな)

不二咲(やっぱり、2人共好きなのかな…)

不二咲(機械が原因じゃない、僕が原因なんだ)

不二咲(2人共好きになるなんてあり得るのかな?)

不二咲(誰か相談できそうな人…)

不二咲(………今、起きてるかな?)

不二咲(行ってみよう)

今日はここまでです
明日も投下する予定です

投下していきます

ーー苗木の部屋ーー

苗木(なんかよくわかんなくなってきた)

苗木(江ノ島さんに騙されないようにって思ってたのに)

苗木(今でも舞園さんか江ノ島さんか選べと言われたら舞園さんを選ぶのは間違いない)

苗木(江ノ島さんと話す前もそう思ってた)

苗木(…結局、何1つ進展してない)

苗木(いや、むしろ悪化してるのかも?)

苗木(でも、特に悩むことはないはずなんだ)

苗木(舞園さんのことを好きなんだから、舞園さんとそのまま付き合っておしまいじゃないか)

苗木(…でも、なんか引っかかるというか)

苗木(江ノ島さんがよぎる)

苗木(江ノ島さんのことが好きになったってことなのかな)

苗木(でも、江ノ島さんに対してそんな感情は無い)

苗木(悩むことなんて無いはずだけど…)

苗木(僕は一体何を考えてるんだろう?)

コンコン

苗木「ん?はーい」

ガチャ

苗木「不二咲くん」

不二咲「お、おはよう苗木くん」

苗木「あ、男に戻ったんだ?」

不二咲「うん」

苗木「えっと…どうしたの?」

不二咲「…ちょっと相談したいことがあるんだ」

苗木「?分かったよ、とりあえず入って」

苗木「相談って?」

不二咲「うん、えっとね」

苗木「…」

不二咲「…今、セレスさんと霧切さんの2人から告白されてるんだ」

苗木「!」

不二咲「じ、自慢しにきた訳じゃないよ!ほんとに悩んでるんだ」

苗木「うん…分かってるよ」

不二咲「それで…その、僕が今、どっちを好きなのかよくわかんないんだ」

苗木「…、どういうこと?」

不二咲「何ていうのかな…どっちに対しても好きなのかもしれない」

苗木「…」

不二咲「こんなことあり得ないって自分でも分かってるけど…そうなるんだ」

不二咲「悩んでも悩んでも答えは出ないし…」

不二咲「しまいには機械のせいにしちゃうし」

苗木「機械って…あの?」

不二咲「うん、ちょっとした推測を立ててみたんだよ」

苗木「…一応、聞かせてもらえないかな」

不二咲「うん」

不二咲「あの機械は性転換した直後は脳内は元の性のままだって考えたんだ。で、時間をかけて異性の脳に変わっていく」

苗木「えっと…僕の場合、最初身体は女の子だけど脳内は男のままで、時間が経つと脳内も女の子に変わっていくってこと?」

不二咲「うん、そういうこと」

苗木「でも…それだとしても不二咲くんが悩む理由には繋がらないんじゃ?」

不二咲「ううん、違うんだ」

不二咲「僕が性転換した後、セレスさんと一緒にいたんだよ」

苗木「うん」

苗木(あれか…)

不二咲「その時まだ僕の脳内は男の子だった。だから、女性であるセレスさんを好きになった」

不二咲「次の日、男になった霧切さんに告白された…今でもよくわかんないけど、霧切さんのことを好きになったんだと思う」

苗木「つまり…1日くらいすると脳内が女の子のものになったいたってことかな」

不二咲「僕はそう考えてるよ」

苗木「…うーん」

不二咲「それで、もう少し考えてみたんだ」

苗木「うんうん」

不二咲「もし脳内が女の子に変わったことによって霧切さんを好きになったのなら、男になれば」

苗木「不二咲くん、それは…」

不二咲「…うん、霧切さんに失礼だってことは百も承知だよ」

苗木「なら、なんで?」

不二咲「…悩んでも悩んでも答えが出ないから、機械のせいにして逃げようとしてたんだと思う」

苗木「…そんなことでその問題は解決しちゃいけないんじゃないかな」

不二咲「…そうだよね…」

苗木「…それに、不二咲くんの好きな人はもう決まってるんじゃないかな?」

不二咲「えっ?」

苗木「自分でも分かってないだけかもしれないけど、それはもう行動に出てるよ」

不二咲「行動に?」

苗木「うん」

不二咲「…」

苗木「…それは、僕が教えるより自分で考えた方がいいと思う。元々、不二咲くん自身の問題だからね」

不二咲「…うん、ありがとう」

苗木「えっと…それで、一応聞かせてもらえるかな?」

不二咲「?何を…?」

苗木「その…男に戻ってからどうなったか」

不二咲「今のところよくわかんないけど…」

苗木「そうなんだ…分かったよ」

不二咲「僕、あの機械のこと、もう忘れるようにするよ。変なことばっかり考えちゃうし」

苗木「うん、それがいいよ」

不二咲「…じゃあ僕、そろそろ行くね」

苗木「うん」

不二咲「ありがとう、苗木くん」

苗木「力になれたなら嬉しいよ」

不二咲「じゃあ、またね」

ガチャ

苗木(不二咲くんも似たようなことで悩んでたんだなぁ…)

苗木(…あの機械の考察…ほんとに合ってるとした僕にも当てはまるんじゃないか?)

苗木(江ノ島さんは機械の秘密を知り尽くしている様子だった)

苗木(それを知って言ってきたのかも…?)

苗木(…僕も元に戻る必要があるかな)

今日はここまでです

最近忙しくて全く更新できませんでしたすいません!
今日は帰って来てから更新するので16時ごろになるかと思います

投下していきます
5日ぶりなので5日分行きたい勢いですが今日2.5日分、明日2.5日分で投下していきます

今読み返して気づいたんですが>>404で十神が話があるとか言って全く話してなかった…
とりあえず>>425>>431の間に今から投下する苗木舞園十神のくだりが入ることにしておきます

ーー食堂前ーー

苗木「じゃ、不二咲くんの所に行こっか」

舞園「はい」

戦刃「はーい!」

十神「待て、苗木、舞園」

苗木「あっ、そういえば話があるって言ってたね」

舞園「完全に忘れてました」

十神「貴様ら…まあいい、ここでは話しにくい。俺の部屋へ行くぞ」

戦刃「私は?」

十神「ちょうどいいから、お前も来てもらう」

十神「行くぞ」

ーー十神の部屋ーー

苗木「話って…?」

十神「単刀直入に話すか。江ノ島はどこへ行った?」

舞園「!」

戦刃「!」

苗木「…江ノ島さんはどこへ行ったかはわからないよ。戦刃さんも教えれない理由があるみたいだし」

十神「あくまでしらを切るつもりか」

苗木「本当のことだからね、しらを切るも何も無いよ」

十神「俺は公園でお前たちが話していたのを見たんだがな」

舞園「…」

戦刃「え、えっと…」

苗木「…えっと」

舞園「苗木くん、十神くんには言ってもいいんじゃ無いですか?」

苗木「うーん…」

十神「言わなくても大体の察しはつくがな」

苗木「なら、隠すこともないね」

舞園「江ノ島さんは今男の子となって、この学園にいます」

十神「やはりな…大方あの江藤とか言う奴だろう?」

戦刃「す、すごいね!当たってるよ!」

苗木「うん。条件を付けて戻って来てもらうことにしたんだ。2人共行き場を無くしているようだったし…」

十神「条件?」

舞園「私達を絶望に陥れるようなことはしないこと。姿を隠す為に男の子になってもらうことの2つです」

十神「1つ目の条件を守るとは思えないがな…」

苗木「大丈夫だよ。前みたいにモノクマもいないし」

十神「それでも、何らかの方法を使ってきそうだがな」

苗木「その辺は僕たちができる限り監視していきたいとこだけど…」

舞園「四六時中って訳にも行きませんしね」

十神「戦刃は逆らえずに終わりそうだからな」

戦刃「そ、そんなことない!」

十神「そういえば…どうやって江ノ島と合流したんだ」

戦刃「えっ」

苗木「確かに…」

舞園「今まで忘れてましたけど、気になりますね」

戦刃「そ…その…」

十神「…苗木、舞園。何か隠してるんじゃないだろうな」

苗木「そこまでは知らないよ…」

戦刃「…」

舞園「言いたくないなら、言わなくてもいいんですよ?」

十神「そうは行かないな。江ノ島がいる限り、奴に関する謎は全部明かしておくべきだ」

苗木「だけど…戦刃さんが江ノ島さんと合流した方法が影響してくるとは言えなくない?」

十神「それは俺にも分からないが…だが江ノ島が以前黒幕であった以上、用心し過ぎるくらいがちょうどいい」

舞園「確かにそうですが…」

戦刃「…ごめんなさい」

苗木「…十神くん。本人が言わないのなら、これ以上はどうすることもできないよ」

十神「………」

十神「…まあいいだろう」

十神「だが…その方法を聞く必要が来た時は話してもらう」

苗木「…戦刃さん、いいかな?」

戦刃「…………うん…」

舞園「じゃあ、そろそろ不二咲くんのお見舞いに行きましょうか?」

十神「…戦刃」

戦刃「?」

十神「耳を貸せ」

戦刃「う、うん」

十神「………」ゴニョゴニョ…

戦刃「!」

苗木(何を話したんだろう?)

舞園(戦刃さんの表情が明るくなってますね)

戦刃「じゃ、2人共、行こー!」

苗木「う、うん…?」

舞園「恐ろしい程のテンションの上がりようですね…」

苗木「じゃあ、十神くん、またね」

十神「…ああ」



>>431

途中に挟む形になりましたが矛盾はないはず…多分

ここからの投下は>>611からの続きとなります

で連れ帰って来た苗木&舞園が真っ先に狙われた、と

ーー遊戯室ーー

大和田「俺はもうダメだ…」バタッ

石丸「僕も…限界だ…」バタッ

葉隠「2人共倒れるにはまだ早いべ!」

大和田「…」

石丸「…」

葉隠「…俺も、もうダメかもしれないべ」

葉隠「2人共…今日は…楽しかったべ…」バタッ

大和田「…」

石丸「…」

葉隠「…」



zzz…

ーー30分後の遊戯室ーー

朝日奈「…めんこの練習をしに来たら…」

大神「3人共ここで寝ているとはな」

葉隠「zzz…」

石丸「zzz…」

大和田「zzz…」

朝日奈「徹夜で麻雀してたのかな?」

大神「葉隠が大勝ちした様子が伺えるな」

朝日奈「葉隠の席に変な棒一杯あるもんね」

朝日奈「ま、気にせずめんこやろっか!」

大神「うむ」

朝日奈「さくらちゃん強すぎるから私はメタルめんこ使うね!」

朝日奈「まあ、メタルめんこ使っても勝てない訳だけどね…」

大神「油に漬けたと言っていたあのめんこを重ねてはどうだ?」

朝日奈「それでも負けそうな感じがする…」

ーー腐川の部屋ーー

腐川(インスピレーションが止まらない…)

腐川(愛した男(十神)は実は女で女同士で禁断の愛に堕ちて行く…)

腐川(たまにはこういうのもいいわね…)

腐川(今日は1日中書けそう)

ーー山田の部屋ーー

山田「んんん…」

山田「おお、もう朝ですとな」

山田「寝落ちも慣れたものですな」

山田「さて、朝ごはんですぞ!」

ーー桑田の部屋ーー

桑田「くぁ~…」

桑田「朝か…」

桑田(いつの間にか寝ちまってたみてーだな)

桑田(今日で苗木も不二咲も元に戻るはずだよな?)

桑田(俺の苦悩もここまでだな!)

桑田(さて、朝飯朝飯)

とりあえず今日はここまでです
2.5日分とか言っておいて1日分なのは気にしない

>>628
そうなります

23時ごろから投下します

うわあああああああああすいません完全に寝ちゃってました



じゃあ投下していきます

ーー十神の部屋ーー

十神「……む…」

十神「…朝か」

十神「………」

十神(江ノ島が何もしてなければいいが…)

十神(奴のことだ。何もしないという訳ではあるまい)

十神(…まずは顔を洗うか)

ーー廊下ーー

十神(江ノ島はどこにいるんだ?)

十神(昨日の夕食の後霧切について行ったのは見たな)

十神(霧切を訪ねてみるか)

コンコン

ガチャ

霧切「あら、珍しい」

十神「ん…?女に戻ったのか」

霧切「ええ。男性になっている必要は無かったから」

十神(俺も後で戻っておくか。目的は果たしたことだからな)

霧切「それで、どうしたのかしら」

十神「江ノ…江藤がどこにいるか知らないか」

霧切「ああ、彼…昨日は夕食の後に話したけれど、その後どこかへ行ってしまったわ」

十神「どこへ行ったか分からないか?」

霧切「…そこまでは聞いてないわね。ただ…」

霧切(十神くんに江藤=江ノ島だということを伝えるべきかしら)

十神「江藤が江ノ島だということか」

霧切「!…気づいていたのね」

十神「公園で苗木、舞園が江ノ島、戦刃と話しているのを見たからな」

霧切「そういうことね…江ノ島さんは苗木くんに会いたいと言っていたわ」

十神「苗木…?」

霧切「ええ。危害を加えるつもりも、変なことをする気もないとも言っていたわね」

十神「信じられんな。江ノ島が何もしないはずが無い」

霧切「それが…嘘は言ってなかったわ」

十神「何?」

霧切「あの時男性だった私は才能が強化されていたわ。嘘かどうかはすぐに分かる」

十神「だが、相手はあの江ノ島だ。嘘をついていないように見せることもできるだろう」

霧切「それを見抜けない程私は甘くないわよ?」

十神「…まあいい。俺は江ノ島に話がある」

霧切「何を話すつもりかしら」

十神「それをお前に言う必要は無い」

霧切「…そう」

十神(あの後苗木と会ったのなら、苗木は江ノ島がどこへ行ったかも知っているはずだ)

十神「俺はもう行く。失礼したな」

霧切「ええ」

ーー苗木の部屋前ーー

コンコン

十神「苗木、起きろ」

ガチャ

苗木「…十神くん?」

十神「江ノ島に何をされた?」

苗木「えっ!?」

十神(この反応を見る限り、江ノ島はやはり嘘をついていた)

十神「質問に答えろ」

苗木「……十神くんには関係ないことだよ」

十神「そうは行かないな、奴は嘘をついていた」

苗木「嘘?」

十神「奴が何かを目論んでいる可能性は十分高い」

苗木「…まあ、確かに目論みはあったね」

十神「それを話せ」

苗木「………」

苗木「……江ノ島さんに、告白されたんだ」

十神「…」

苗木「…」

十神「…それだけか?」

苗木「え?…う、うん」

十神「………」

十神(苗木が嘘をついていることは無いだろうが…)

十神(こんなくだらんことの為に俺は動き回っていたのか)

十神「江ノ島がその他に何か企んでいる様子はなかったか!」

苗木(何で怒ってるんだろ…)

苗木「…舞園さんと僕を別れさせようとした」

十神「……くだらん」

苗木「!」

十神「江ノ島が戻って来て危機を感じていたが」

苗木「くだらなくなんかないよ!」

十神「くだらんことだ。他人から見ればな」

苗木「……僕は真剣なんだ」

十神「江ノ島に恋をしているとでも言いたいのか?」

苗木「…分からない」

十神「それが分からない以上、俺にとってもお前にとってもくだらんことだ」

苗木「…」

十神「そんなもので悩む事自体どうかしているとしか思えないな」

苗木「…十神くんには、分からないんだ」

十神「お前がどれほど悩み苦しんでいるかと言うことか?」

十神「そんなものを俺が知る必要は無い。お前がいくら悩もうとそれはお前自身の悩みである限り、俺には一切関係の無いことだ」

苗木「うう…」

十神「江ノ島はどこへ行った?」

苗木「…戦刃さんとどこかへ行ったみたいだよ」

十神「ち…これ以上探すのは面倒だな…」

苗木「…」

十神「苗木。少し手伝え」

苗木「え…何を?」

十神「今から男に戻る」

苗木「!」

十神「この姿での目的は果たしたからな。これ以上女である必要は無い」

苗木「…分かったよ」

十神「なら、とっとと行くぞ」

ーー機械のある部屋ーー

十神「この部屋も2日ぶりか」

苗木「そうだね」

十神「まず試薬A…」ゴクッ

苗木「次にカプセルに入って」

十神「ボタンを押せ」ガチャ

苗木「…行くよ」カチッ

十神「うおおおおおおおおおおおぬううぅぅううううううぅぅぅぅううう」

十神「ああああああああああああああううううううううううあああああああああああぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ……」

苗木(なんか、大神さんを彷彿とさせる叫び声だったな…)

苗木「開けるよー」ガチャ

十神「…」

苗木「うん、戻ってる戻ってる」

苗木「十神くん、もう大丈夫だよ?」

十神「…」

苗木「返事が無いね…」

苗木「…」

苗木(僕も、戻っておくべき、だよね)

苗木(不二咲くんの言うことを信じる訳ではないけれど…)

苗木(僕も、女である必要は無いもんね)

苗木(……早く、起きないかな)

ーー2、3分後ーー

十神「む…」

苗木「あ、おはよう」

十神「…寝ていたのか」

苗木「寝ていたというよりは、気絶かな?」

十神「何分くらいだ」

苗木「5分くらい」

十神「そうか…用も済んだ。俺は部屋に戻る」

苗木「ちょっちょっと待ってよ!」

十神「何だ」

苗木「僕も元に戻りたいんだ。ボタン押してくれるよね?」

十神「ち…さっさとしろ」

苗木「うん」ゴクッ

十神「入れ」

苗木「よいしょ」ガチャ

十神「行くぞ」カチッ

苗木「あああああああぁぁぁあああぁあんんんんんうううぅうううぅぅぅう」

苗木「うええええええええええああああああああああいいいいいいいいああああああああぁぁぁぁぁぁぁぁ……」

十神「………」

十神「山田あたりが喜びそうな断末魔だったな」

十神「ドアだけ開けておくか」ガチャ

とりあえず今はここまでです

4倍だからあと36レス……

では投下していきます

ーー5分後ーー

苗木「ん…」

苗木「あ、戻ってる」

苗木「ていうかカプセルの中に放置したままって…いや確かに出しにくいけどさ」

苗木「よいしょ」

苗木「…ふぅ」

苗木「……これからどうしようかな」

苗木「やるべきことは1つだけど…」

苗木(僕が女だった時、確かに江ノ島さんに好意を感じていた)

苗木(…この場合、感じさせられたと言うべきなのかな)

苗木(…でも、舞園さんを裏切るなんてことは絶対にしたくない)

苗木(それこそ、舞園さんを傷つけてしまう)

苗木(……)

苗木(江ノ島さんは、舞園さんに『殺す』って言われてたみたいだけど…)

苗木(それが本当なら…)

苗木(舞園さんは、江ノ島さんと2人で話をしていた)

苗木(その時に言ったのかな)

苗木(…タイミング的に、そこしかあり得ないか)

苗木(江ノ島さんはきっと舞園さんにそこまで言わせる程の何かを言った)

苗木(あの舞園さんを追い詰める程の言葉を)

苗木(…だとするなら、舞園さんは今も傷ついたままだ)

苗木(…)

苗木(…一度、舞園さんと話をしよう)

苗木(それにしても…)

苗木(僕って、最低な人間なのかな)

苗木(江ノ島さんが舞園さんを傷つけたと思ってて、江ノ島さんを好きになるんだから)

苗木(…どう考えても、最低だよね)

苗木(舞園さん、怒るだろうな)

苗木(…謝りに行こう)

苗木(舞園さんにハッキリ僕の気持ちを伝えるんだ)

苗木(…そして、2人で江ノ島さんときっちり話つけよう)

苗木(…それで、全部終わるはずなんだ)

苗木(江ノ島さんと話す前は、『江ノ島さんが気になるままこの件を片付けちゃいけない』と思ってた)

苗木(…でも、これ以上江ノ島さんと話すと、どうにかなっちゃいそうだ)

苗木(舞園さんはそんなこと許さないかもしれない)

苗木(…けれど、もうこれしかない)

苗木(強引にこの話を片付けるんだ)

苗木(………やっぱり舞園さん、怒りそうだなあ)

ーー舞園の部屋前ーー

苗木「………」

苗木(いざ部屋の前まで来ると、今からやろうとしていることがダメだってよくよく感じる)

苗木(…でも今は前に進もう)

苗木(強引でもいい。この一歩が大事なはずなんだ)

苗木「…舞園さん」

コンコン

舞園「…苗木、くん?」

苗木「寝てるのかな」

ガチャ

舞園「…起きてますよ」

舞園「…まだ夜じゃありませんが、もう心は定まったんですか?」

苗木「…そのことで、話に来たんだ」

舞園「っ…」

舞園「…いいですよ。とりあえず入って下さい」

苗木「うん」

バタン

舞園「……」

苗木「……」

舞園「…何で黙っているんですか?」

苗木「…今から言うこと、舞園さんが怒りそうだなーって」

舞園「…多分、大丈夫です」

苗木「…舞園さん、江ノ島さんと2人で話してたよね」

舞園「はい」

苗木「あの時…その、江ノ島さんに『殺す』って言ったのは…」

舞園「……本当ですよ」

苗木「舞園さん」

舞園「…殺すに決まってるじゃないですか!」

苗木「っ!」

舞園「…私が!…私が苗木くんに愛され無かったから…!」

舞園「苗木、くんは、江ノ島さん、を、好きになったって…」グスッ

苗木「…舞園さん…」

舞園「私は…私は」

苗木「ごめん、舞園さん」

舞園「うぅ……」

苗木「…ごめん」ギュッ

舞園「うぁああああああぁあ」ギュゥゥ

苗木「…舞園さんは、何も悪く無いよ」

苗木「僕が全部悪いんだよ」

苗木「だから、舞園さんは何も悪く無い」

苗木「…これから、2人で江ノ島さんの所へ行こう」

舞園「…」グスッ

苗木「…僕達2人はどんなことがあっても離れない」

苗木「それを証明しに行こう」

とりあえずここまでです
ご飯食ったら投下します
ちんくるから投下してるんですがこっちだとレスしてもsagaが維持されるのでこっちから投下して行こうと思います
ただ半角にするのが面倒なのが難点

すいません用事が入ったので今日はもう無理そうです

23時に投下します

ちょっと遅くなりましたが投下していきます

ーー10分後ーー

苗木「落ち着いた?」

舞園「はい、なんとか」

苗木「ごめん、僕のせいで」

舞園「苗木くんは悪くありませんよ」

苗木「でも…」

舞園「江ノ島さんの言うことにも一理ありますからね」

苗木「え?」

舞園「私に魅力が足りなかったから、こんなことが起きたんですよ」

苗木「そんなことないよ」

舞園「でも、苗木くんはこの結論を出すまで時間がかかってしまった」

苗木「…それは…」

舞園「苗木くんを責めてる訳じゃありませんよ?」

苗木「うん」

舞園「ただ、私にも非はあると」

苗木「でも、僕がしっかりしていればこんなことにはならなかったんだよ?」

舞園「苗木くんがしっかりしなかった原因には私も含まれてますからね?」

苗木「えっ」

舞園「今回はお互いに非はあるんです」

苗木「…舞園さんの非って?」

舞園「苗木くんが私だけを見るようにできなかったことですかね?」

苗木「…それは、舞園さんの非になることなの?」

舞園「私はそう思っていますよ」

苗木「僕は、舞園さんしか見てなかったつもりだけどな」

舞園「でも、現実にこんな問題が起きてしまった」

苗木「…う」

舞園「それは、私がしっかり苗木くんを繋ぎ止めておかなかったからですよね」

舞園「あの時、止めておくべきでしたね」

苗木「あの時?」

舞園「江ノ島さんが『苗木くんと5分だけ話がしたい』って言ってたあの時ですよ」

苗木「ああ…」

舞園「嫌な予感はしてたんです」

苗木「…」

舞園「…あの時」

舞園「私、苗木くんを信じていました」

舞園「その後も、今もです」

苗木「…ありがとう」

苗木「あと、ごめん」

舞園「ふふ、謝罪ならさっき聞きましたよ?」

苗木「いや、そうじゃないよ」

舞園「?」

苗木「…江ノ島さんと話してる時、僕、多分舞園さんのことを信じ切れてなかったんだと思うんだ」

舞園「そんなことありませんよ。現にこうしてここにいるじゃないですか」

苗木「でも、ここに来るまで凄い時間がかかった」

苗木「本来なら、江ノ島さんと話した直後にでも来るべきなのに」

苗木「それをしなかったのは…」

舞園「…もう、いいですよ」

苗木「…舞園さん」

舞園「過程はどうあれ、今はここにいるんですから。それに、苗木くんがそう思うのには私にも責任はあるって言いましたよね?」

苗木「…うん。でも」

舞園「はい!この話はここで終わりにしましょう」

苗木「舞園さん?」

舞園「過程なんてどうでもいいですよ。大事なのは結果だけですし」

苗木「…そうだね」

舞園「私達がこれからどうするかの方が大事ですよ」

苗木「…うん」

舞園「ついでに今約束しておきましょうか?」

苗木「約束?」

舞園「次どちらかが相手を信用しないことがあったなら…」

苗木「あったなら…?」

舞園「死刑です!」

苗木「えっちょ、怖いよ!」

舞園「まあ、それくらいのことをするってことですよ」

苗木「とてつもなく重い約束だね…」

舞園「そんなもの感じさせないくらい私達が信じ合えば関係無いですよ。はい、ゆびきりしましょう」スッ

苗木「うん。…はい」スッ

ーー不二咲の部屋ーー

不二咲(色々あったなぁ)

不二咲(女になったこと。セレスさんとのこと。霧切さんに告白されたこと。2人のどっちが好きかで悩んだこと。男に戻って、また、悩んだこと)

不二咲(結局、答えは出ないままだね)

不二咲(簡単なことのはずなんだけどね)

不二咲(どっちが好きかなんて、自分が一番分かってるはずだけど)

不二咲(苗木くんは、『自分で分かってないだけかもしれないけど、もう行動に出てる』って言ってた)

不二咲(僕の好きな人は定まってるんだ)

不二咲(自分で分からないってことは…)

不二咲(………)

不二咲(嫌われるとか思ってるのかな)

不二咲(霧切さんが言ってた)

不二咲(『あなたは決して突き放さない。なぜなら、その人のことがどこかで好きだから』)

不二咲(当たってるのかもしれない)

不二咲(2人共好きだから、選べないんだ)

不二咲(…でもそんなのは答えじゃない)

不二咲(…でも)

不二咲(答えはもう出ているはずなんだよね)

不二咲(苗木くんはそう言ってた)

不二咲(僕が2人に関することでとった行動…)

不二咲(…もしかして?)

今日はここまでです
明日も投下する予定ですが定かではありません

すいません今日は無理そうです

夜投下します

投下していきます

不二咲(もし『あの行動』が僕の本当に好きな人を示しているとしたら…)

不二咲(………)

不二咲(いや、最低なことだってことは元から承知の上なんだ)

不二咲(それを覚悟で『あの行動』をとったんじゃないか)

不二咲(…答えは、出たんだ)

不二咲(…でも)

不二咲(こんな答えの出し方、2人共望んでないよね)

不二咲(…どうしよう)

不二咲(もう取り返しはつかない)

不二咲(いっそのこと、隠し通せばいい話なのかな)

不二咲(…)

不二咲(いや、それこそ2人共許さないよね)

不二咲(隠し事なんてすぐにバレるんだ)

不二咲(…2人共、納得してくれるかな)

不二咲(…)

不二咲(…いや、納得もらおうとは思わない)

不二咲(許してもらうつもりもない)

不二咲(2人が納得しなくてもいい、これが僕の答えなんだ)

不二咲(確かに最低なことだ)

不二咲(…けど、こうでもしなかったら答えは出なかった)

不二咲(…霧切さん)

不二咲(やっぱり、僕は君が思ったような人じゃなかったよ)

不二咲(…)

不二咲「ごめんね…」

ーー舞園の部屋ーー

舞園「約束は絶対ですよ?」

苗木「うん、わかってる」

舞園「ゆびきりまでしたんですからね」

苗木「ゆびきりってそんな重大なことなの…?」

舞園「私の中では重大です」

苗木「まあ、あんな罰まで用意されちゃね」

舞園「罰が怖くて約束を破ったら、その時は何が起こるか分かりませんよ?」

苗木「怖いよ…約束から脅しになってるし」

舞園「約束を守れば問題無いですよ」

苗木「まあ、確かにね…」

舞園「なんだか久しぶりに苗木くんと恋人らしい会話をした気がしますね」

苗木「実際は1日も経って無いんだけどね…」

舞園「まあ、こういうトラブルも込み込みで絆が深まっていくんですよ!」

苗木「確かに、今回の件で絆は深まったよね」

舞園「でも、こんなことはもうこりごりですよ?」

苗木「うん、わかってるよ。もう大丈夫」

舞園「ふふ、ならいいです」

苗木「…それで、舞園さん」

舞園「なんですか?」

苗木「このこと、江ノ島さんに話しにいかなくちゃ」

舞園「…いいですけど…」

苗木「江ノ島さんと話すと何が起こるか分からないから、僕も極力会話は避けたいんだけどね」

舞園「でも、この話はしない訳にはいきませんね」

苗木「うん。今度は2人だから、大丈夫だよ」

舞園「…1人だと、何かあるんですか?」

苗木「江ノ島さんの言葉を聞いてるとその気にさせられるから」

舞園「ああ…確かに。今でもそうかもしれませんね」

苗木「決して惑わされちゃいけないって思って話してても、いつの間にかのせられてたりするからね」

舞園「…」

苗木「まあ、2人ならそんな心配はな」

舞園「苗木くん」

苗木「うん?」

舞園「もしかして、惑わされたんですか?」

苗木「!えっと…」

舞園「隠しても無駄ですよ?」

舞園「…私、エスパーですから」

苗木「…そうだね。もう隠し事は無しにしよう」

舞園「私はもう動じませんよ。過程は気にしないって決めたんです」

舞園「それに、苗木くんは今こうしてここにいるんですから」

苗木「舞園さん」

舞園「江ノ島さんにいくら惑わされようが、ここにいればそんなのは関係の無いことです」

苗木「…ありがとう、舞園さん」

舞園「いえ、いいですよ」

舞園「結果良ければ全て良しですよ」

苗木「舞園さんらしいね」

舞園「褒めても何も出ませんよ?さ、そろそろ話して下さい」

苗木「…うん」

苗木「…僕、江ノ島さんと話すうちに江ノ島さんを好きになってたかもしれないんだ」

舞園「…はい」

苗木「いや、好きと言ってしまうほどでは無いかもしれないけれど、それでも江ノ島さんに惹かれてた…と思う」

舞園「…別に、濁さなくてもいいですよ」

苗木「…うん」

舞園「…終わり、ですか?」

苗木「そう…、だね。これ以上隠し事は無いよ」

舞園「…」

苗木「…言い訳かもしれないけれど」

苗木・舞園「「僕は舞園さんだけが好きだよ」」

苗木「ええっ」

舞園「エスパーですから」

苗木「びっくりしたよ…」

舞園「苗木くん、何度も言わせないで下さい」

苗木「えっ?」

舞園「さっきも言ったじゃないですか、過程はどうでもいいって」

苗木「…そうだったね」

舞園「苗木くんは江ノ島さんを好きになったかもしれません」

舞園「けど、そんなの偽りの感情です」

苗木「偽り?」

舞園「人を好きになるってことは、騙されてなることじゃありません」

苗木「…確かに、そうだね」

舞園「そんなので人の心を掴んでも、すぐ離れていってしまいます。苗木くんみたいに」

苗木「僕?」

舞園「現に今、苗木くんは江ノ島さんを好きになってたのにここにいるじゃないですか」

苗木「あ、えっと」

舞園「…まだ、何かあるんですか?」

苗木「…ここに来るまで、江ノ島さんへの気持ちは拭いきれないままだった」

舞園「…なら、なぜここへ来たんですか」

苗木「舞園さんを、これ以上傷つけたくなかったんだ」

舞園「私が?」

苗木「江ノ島さんに『殺す』って言ったくらいなんだ。江ノ島さんに何か言われたに違いないと思って」

舞園「…」

苗木「…あと、謝りに来たんだ」

舞園「…さっき、2回ほど謝られましたが…」

苗木「舞園さんが傷ついてるって分かっておきながら、江ノ島さんを好きになったこと」

苗木「…ごめん」

舞園「…」

苗木「…本当に、ごめん」

舞園「…えへへ」

苗木「舞園さん?」

舞園「ちょっと、嬉しくなっちゃいました」

苗木「???」

舞園「苗木くん、江ノ島さんか私か悩んでいる時に私の部屋に来たんですよね?」

苗木「うん」

舞園「苗木くんは『私が傷ついてる時に江ノ島さんを好きになったこと』で謝りたいって言ってましたよね?」

苗木「う…うん」

舞園「良かったです」

苗木「…?」

舞園「苗木くん、私やっぱり信じて良かったんですね」

苗木「えっと…、よく分からないんだけど…」

舞園「苗木くんは江ノ島さんより私の方が好きだったってことですよ」

舞園「もしかしたら他に思惑があってここに来たのかもしれません」

舞園「でも、どうあれ悩んでいる中私の部屋にきたんですよ?」

苗木「…僕は、無意識のうちに舞園さんを選んでいた…」

舞園「そういうことですよ」

舞園「今も江ノ島さんのことが気になっているのか分かりませんが…」

舞園「私への気持ちの方が強かったんですよ」

舞園「江ノ島さんにいくら惑わされようが、苗木くんには関係無かったってことですよ」

苗木「…舞園さん…」

舞園「動じないって言いましたよね?私、苗木くんをずっと信じてましたから」

苗木「…ありがとう」ギュッ

舞園「わ。急に抱きつかないで下さいよ」

苗木「ありがとう…ありがとう、舞園さん」

舞園「ふふ。泣いちゃうなんて、まだまだ子供ですね。ほら、お姉さんが慰めてあげますよ」ギュッ

苗木「舞園、さん、だって、グスッ、さっき、泣いてた」

舞園「覚えてないですね」

苗木「…」

舞園「…もう少し、このままでいましょうか」

苗木「…うん」

今日はここまでです
次の投下は未定ですが、2日以内に投下したいです

投下していきます

ーー不二咲の部屋ーー

不二咲(…とりあえず、2人に謝ろう)

不二咲(霧切さんは許さないだろうな)

不二咲(あれだけ僕のことを信頼してくれてたのに、その気持ちをこんな形で裏切られるんだから)

不二咲(…うじうじしてても何も始まらない)

不二咲(まずは…霧切さんの部屋に行こう)

ーー霧切の部屋前ーー

不二咲(…いるかな?)

コンコン

霧切「はい」

不二咲「えっと…話があるんだ」

霧切「話?…いいわ、中に入って」

ガチャ

不二咲「失礼します」

霧切「よいしょ…はい、座って」

不二咲「うん」

霧切「とりあえず紅茶を入れてくるわ」

霧切「はい。ダージリンだけど、飲めるかしら?」

不二咲「紅茶苦手な人ってあんまりいないと思うけど…いただきます」

霧切「それで、話って?」

不二咲「あ…うん」

不二咲「その…言いにくいことなんだ」

霧切「言いにくい事でも、それを話す覚悟があるからここに来たのよね?」

不二咲「うん。…もう少しだけ、待ってもらっていいかな」

霧切「ええ、ゆっくりでいいわ」

ーー5分後ーー

不二咲「ふぅ…よし」

霧切「決心はついたかしら?」

不二咲「うん」

霧切「じゃあ、聞かせて。あなたの大事な話」

不二咲「………」

不二咲「…霧切さんは、僕に告白してくれた時、僕は裏切らない人だって言ったよね」

霧切「ええ」

不二咲「…そんなことなかった。僕は最低な人間だ」

霧切「不二咲くん?」

不二咲「実はもう、答えが出てるんだ」

霧切「答え…」

不二咲「霧切さんか、セレスさんか」

霧切「…」

不二咲「僕、最初は分からなかったんだ。どれだけ悩んでも、答えが出ないから」

不二咲「2人共好きなんだと思ってた。でもそう思ううちに、変な考えがよぎったんだ」

霧切「変な考え…?」

不二咲「あの機械、性別が変わった時、脳内は元の性のままだったよね?」

霧切「ええ、確かにそうね。姿は男だけれど、中身は変わった気はしなかったわ」

不二咲「…僕、時間が経つにつれて、脳内も異性に変わっていくと思ったんだ」

霧切「…それで?」

不二咲「最初僕の脳内は男だった。でも、次の日にはもう女の脳内になってた」

霧切「…だから、男だった私を好きになってしまった、と?」

不二咲「………うん」

霧切「…」

不二咲「…今日、元に戻ることで全部分かると思ったんだ」

霧切「…それで、何か分かったのかしら」

不二咲「…何も分からなかった。何も変わらなかったんだ」

霧切「…」

不二咲「そのあと、苗木くんに相談しに行ったんだ」

霧切「苗木くんに?」

不二咲「うん。…苗木くんは、『答えはもう行動に出てる』って言ってくれた」

霧切「行動に…」

不二咲「その行動が何か考えて、分かったんだ」

不二咲「…霧切さんにとっても失礼な行動をとってたことが」

霧切「…」

不二咲「僕…男に戻ることで、無意識のうちに霧切さんへの思いを消そうとしてたんだと思う」

不二咲「『女である自分が霧切さんを好きなら、男に戻ればいい』って考えてたんだと思う」

不二咲「……最低だよね」

霧切「…今のあなたは、どうなのかしら?」

不二咲「今の僕?」

霧切「さっきは男性に戻っても分からなかったと言ってたわ」

霧切「でもそれは、色々混乱してたからだと考えるわ」

不二咲「…」

霧切「今のあなたは、こうして私にその話をするくらいに落ち着いている。今なら、心の整理もできるんじゃないかしら」

不二咲「整理…」

霧切「あなたの答えはもう分かっているわ。でも」

不二咲「でも…?」

霧切「私は、そんな納得のいかない答えは許さないわ」

不二咲「っ…」

霧切「未練とか執着とかそんなのじゃない。納得のいく答えが欲しいだけよ」

不二咲「…そう、だよね」

霧切「…そんな答えじゃ、セレスさんも何も嬉しくないはずよ」

霧切「自分に正直になって」

霧切「機械なんてどうでもいい。あんなものに、私達の心まで変えることはできない」

不二咲「…うん。そうだよね…ありがとう、霧切さん」

霧切「あら、目の色が変わった気がするわね」

不二咲「何か、吹っ切れた気がするんだ」

霧切「そう、なら良かったわ」

不二咲「あと…ごめん」

霧切「それは…セレスさんに言うべきね」

不二咲「うん、分かってる」

霧切「こんな選ばれ方をしたと知ったら、セレスさんは怒るでしょうね」

不二咲「…」

霧切「でも今、あなたが何にも左右されずに答えを出せばいい話よ」

不二咲「うん」

霧切「…もう少し、時間が必要かしら」

不二咲「…そう、だね。あと1時間だけ時間をもらえるかな」

霧切「私はいつまでも待つと言ったはずよ?セレスさんも同じく、ね」

不二咲「…ありがとう」

霧切「どれだけ時間がかかってもいいわ。時間はいくらでもあるのだから」

不二咲「…うん」

不二咲「…本当に、ありがとう、霧切さん」

霧切「お礼はさっき聞いたわ」

不二咲「感謝してもしきれないくらいだよ」

霧切「ふふ」

不二咲「じゃあ、部屋に戻るね」

霧切「ええ」

ーー食堂ーー

江ノ島「…」

戦刃「…」

江ノ島「…」

戦刃「…あの」

江ノ島「静かにして」

戦刃「…はい」

戦刃(お姉ちゃんなのに…うー)

江ノ島「…お姉ちゃん、ご飯食ったのにいつまで座ってるの?」

戦刃「えっ!え、ええと」

江ノ島「もしかして私を待ってる?」

桑田「なぁ、山田」

山田「どうされましたかな」

桑田「なんでワイワイ食事を楽しむ食堂でこんな気を遣わなきゃなんねーのかな」

山田「江藤殿が放つオーラが強烈過ぎますな…」

桑田「転校生とは思えない威圧だよな」



江ノ島「うるさいなー…」

戦刃「えっ、ご、ごめんね」

江ノ島「お姉ちゃんじゃないってば。あそこの2人」

戦刃「ほっ…」

江ノ島「はぁ…1人になりたいから、お姉ちゃん、どっか行ってて」

戦刃「えっ…う、うん…」

江ノ島「はい、お疲れしゃーん」ヒラヒラ



山田「なんか、キャラが変わった気がしますな」

桑田「いや、個性が強すぎるこの学園で存在感を出そうとしてるんじゃねえか?」

ーー食堂前ーー

戦刃「うーん…どこ行こう」

戦刃「…あ」

戦刃「十神くん…いるかな」

今日は以上です
用事が入らなければ明日も投下します

おはようございます
投下していきます

ーー十神の部屋前ーー

戦刃「いるかな?」

コンコン

ガチャ

十神「…何だ」

戦刃「えぇと、約束の…」

十神「ああ、完全に忘れていたな…」

戦刃「ええっ!」

十神「今思い出したから問題無い」

戦刃「じゃ、行こ!」

十神「分かったから、引っ張るな」

ーー遊戯室ーー

十神「む…誰かいるな」

戦刃「おじゃましまーす!」

ガチャ

朝日奈「あ、おはよー!」

大神「爽やかな朝だな」

十神「この部屋は異質だがな」

戦刃「3人とも、寝てるの?」

朝日奈「徹夜で麻雀してたみたい」

十神「馬鹿としか言いようが無いな…」

大神「2人はなぜここへ?」

戦刃「十神くんと遊びにきたんだ」

十神「どこへ連れていかれると思ったらまさかこことはな」

朝日奈「なんか珍しいツーショットだね」

十神「どうでもいいだろう」

戦刃「2人は何してたの?」

朝日奈「めんこだよ!今さくらちゃんに5連敗中だよっ!」バシッ

十神「若干やけくそ気味だな」

戦刃「私もやるー!」

大神「十神はどうする」

十神「本来ならめんこなどという愚劣な遊戯はしないが…」

十神「約束だからな。全力で叩きのめしてやろう」

朝日奈「十神が負けて悔しがるのが浮かぶねー」

戦刃「じゃ、チームでやろ!」

大神「む…どう組むのだ?」

朝日奈「うーん…バランスで考えてあたしと十神かな?」

十神「バランスを考えるなら俺と朝日奈と戦刃で組むべきだな」

朝日奈「ちょ、それはさくらちゃんがかわいそうだよ」

十神「よく考えろ。俺とお前で大神に勝てると思うか?」

朝日奈「………ちょっと、厳しいかな」

十神「ちょっとで済むのならいいがな」

戦刃「え、えっと、どうするの?」

大神「ここは我が1人になるべきだな」

朝日奈「いいの?」

大神「勝負はいつでも公平に行うものだ」

十神「ハンデとして俺はこの厚さ5mmのゴールドめんこを使う。いいな?」

朝日奈「それ、いくらすんの…」

戦刃「すごい!キラキラしてるー!」

大神「構わぬ」

朝日奈「普通のめんこであのゴールドめんこひっくり返すって物理的に無理なんじゃ」

十神「大神なら可能にしてくれるだろう」

朝日奈「変なところでいいこと言うよね、十神」

戦刃「よし、やろー!」

ーー舞園の部屋ーー

舞園「…苗木くん?」

苗木「…スー…」

舞園(寝ちゃいましたか。無理も無いですね)

舞園(…私も、ちょっと眠くなってきましたね)

舞園(江ノ島さんの所に行く前に、少し眠っておきましょうか)ポフッ

苗木「…スー…」

舞園(ふふ。おやすみなさい、苗木くん)

ーー不二咲の部屋ーー

不二咲(…僕の中で出てた答えは、セレスさんだった)

不二咲(男に戻ることで霧切さんの思いを消そうとした。それが答えだと思ったからだ)

不二咲(…でも、その答えは出してはいけない答えだった)

不二咲(何度も、最低なことだって分かってたのにね)

不二咲(…整理しよう)

不二咲(僕が本当に好きな人を見極めるんだ)

不二咲(…いや、見極めるってのも変な話だよね)

不二咲(自分のことだから、分かるはずなんだ)

不二咲(…結局、わからないままなのかな)

不二咲(…『考えても分からないなら』…)

不二咲(『分かる方法を見つければいい』)

不二咲(誰かが言ってたけど、今まさにそんな状況だよね)

不二咲(この言葉の意味自体よく分からないけど)

不二咲(『考えて答えを出す』以外の方法を見つければいいってことなのかな)

不二咲(…)

不二咲(2人と話してみれば、分かるかな?)

不二咲(自分で考えても分からないなら)

不二咲(2人と一緒に話して、僕の心を見極めよう)

不二咲(2人の言動が僕に答えを与えてくれるはずだ)

不二咲(…こんなこと言ったら、また霧切さん、怒るかな?)

不二咲(待ってくれるって言ってくれたけど…)

不二咲(…時間はいくらあっても、答えが出そうに無いよ…)

不二咲(……)

とりあえずここまでです
用事が入らなければ夜に投下します

投下していきます

不二咲(とりあえず、2人を呼びに行こう)

不二咲(会って僕の気持ちを確かめよう)

不二咲(…セレスさんと会うのも久しぶりな気がするな)

不二咲(とは言っても、24時間も経ってないんだけど)

不二咲(1人でいると、時間が長く感じる)

不二咲(…行こう)

ーーセレスの部屋前ーー

不二咲(…なんか緊張してきた)

不二咲(…よし)

コンコン

不二咲「…」

セレス「はい?」

不二咲「あ、僕だよ」

セレス「不二咲くん?」

ガチャ

不二咲「あ、えと、久しぶり?」

セレス「ふふ、1日しか経っていませんわよ?」

不二咲「あはは…まあ、そうだね。それより…」

セレス「?」

不二咲「あの匂い、まだ残ってるんだ」

セレス「あら、臭いますか?」

不二咲「うん、若干だけど」

セレス「この匂い、結構気に入ってまして」

不二咲「独特な匂いだよね」

セレス「それで…どうしてここに?」

不二咲「ああ、そうだ。これから霧切さんも誘って3人で話がしたいんだ」

セレス「話?」

不二咲「うん」

セレス「彼女も誘うからには…何か大事な話、ということですわね」

不二咲「いや、話の内容自体は考えてないよ」

セレス「?」

不二咲「その…まだ、決まってないんだ」

セレス「それは分かりますが…それがなぜ話をすることに?」

不二咲「自分でいくら考えても分からないんだ。でも、2人の顔を見たら分かると思うんだ」

セレス「分からない話ではないですが…」

不二咲「その…ごめんね。僕がハッキリすればいいだけなのに」

セレス「私は構いませんが…彼女にはもう話はつけてあるのですか?」

不二咲「ううん、まだだよ」

セレス「なら、行きましょうか」

不二咲「いいの?」

セレス「構いませんと言ったはずですが…」

不二咲(そっちのことだったんだ)

不二咲「えと、ごめん」

セレス「ふふ、別に謝るようなことじゃありませんわ」

不二咲「うん、ありがとう」

セレス「…じゃあ、行きましょうか」

不二咲「うん」

セレス「そういえば、男性に戻ってますわね」

不二咲「あ…うん」

不二咲(あのこと、言った方がいいかな…)

セレス「やっぱり、私はこっちの方が好きですわ」

不二咲「えっ?…あ、ありがとう」

セレス「ふふ、可愛い」

不二咲「でも、男でも女でもそんなに違いはないんだけどね…」

セレス「あら、微妙な変化はありましたよ?」

不二咲「そんな些細な変化でも、印象は変わるものなの?」

セレス「ええ。些細だろうと微妙だろうと、変わっているのは事実ですから」

不二咲「自分じゃ、よくわかんないけどね」

セレス「他人からはよく見えるものですわ。…着きましたわね」

不二咲「…霧切さん」

コンコン

霧切「ん…不二咲くん?」

ガチャ

霧切「…あら、お久しぶりね。セレスさん」

セレス「ええ、お久しぶり」

不二咲「ちょ、喧嘩はやめてよ」

霧切「今は恋敵なんだから、どうしても身構えちゃうのよね」

セレス「あら、それは私もですわ」

不二咲(何か怖いことになりそう)

霧切「それで…不二咲くん、答えが出たのかしら?」

不二咲「いや、まだなんだ」

霧切「あら…それなら、なぜここに?」

不二咲「…自分で考えても分からなかったから、2人の顔を見て話したいと思ったんだ」

霧切「…それなら、答えが出ると?」

不二咲「…僕は、そう思う」

霧切「……不二咲くん自身が言うのなら、そうなのでしょうね」

セレス「話は分かりましたか?」

霧切「あら、そこまで阿呆じゃないわよ」

セレス「別に蔑んだつもりはありませんがね」

霧切「あら、私にはそう聞こえたわ」

不二咲「ちょちょちょ、喧嘩はやめてって」

霧切「不二咲くん、これくらいを喧嘩と言っているようじゃ必ず後悔する時が来るわ」

セレス「本当の喧嘩は、もっと恐ろしいものですわよ?」

不二咲「嬉しくない忠告だね…」

セレス「茶番はもう飽きましたわ」

不二咲(自分から始めておいて…)

霧切「そうね、行きましょう」

セレス「それで、どこで話すのか決めてあるんですよね?」

不二咲「えっと…まだ、です」

霧切「そう…」

セレス「そうですか…」

不二咲(さっきからなんなんだろうこの空気)

不二咲「じゃあ、この前霧切さんと行った喫茶店でいいかな」

セレス「そんなのいつ行きましたの?」

霧切「私があなたから不二咲くんを借りた日よ」

セレス「…そうですか」

不二咲(この2人、実は仲悪いんじゃないだろうか)

不二咲「霧切さん、今のはさすがに…」

霧切「…そうね。ごめんなさい」

セレス「…いえ、いいですわ」

不二咲「その…じゃあ、行こっか」

セレス「はい」

霧切「ええ」

今日(?)はここまでです

30分くらいしたら投下します

遅れました
投下していきます

ーー喫茶店ーー

霧切「着いたわね」

セレス「案外早かったですわね」

不二咲「何か久々に来た気がするね」

霧切「とりあえず、入りましょう」

ガチャ

店長「いらっしゃいませ。あ、霧切さん」

霧切「1日ぶりね」

店長「えっと…雰囲気、変わられましたね」

霧切「仕事の為に変えてただけだものね」

店長「ということは、今回の仕事はもう?」

霧切「ええ、終わったわ」

セレス「意外とお洒落な店を知ってますのね」

霧切「店長が知り合いだと、色々都合が良いのよ。さ、座りましょう」

不二咲「よいしょ」ガタ

セレス「…」ガタ

霧切「…」ガタ

不二咲「…」

セレス「…」

霧切「…」

不二咲「あの、3人並んで座るって狭くないかな…」

セレス「しごく自然な形ですわ」

霧切「あら、気が合うわね」

店長「ご注文を…あの、差し出がましいかもしれませんが、狭くないですか?」

霧切「店長ならそこは気を遣うべきね」

セレス「そうですわ」

店長「ま、まあ何か事情があるなら何も言いませんが…」

不二咲「えっと、僕はホットで」

セレス「私は紅茶で」

霧切「レモンティを」

店長「かしこまりました」

店長(絶対窮屈だよなあ…)

不二咲「えと、狭いから、僕向こうに座るね」

セレス「あら、それは許しませんわ」ガシッ

霧切「右に同じよ」ガシッ

不二咲「ちょ、でもこれじゃ話しにくいよ」

セレス「む…」

霧切「確かにそうだけれども」

不二咲「僕は2人共の顔が見たいのに、これじゃ見えないし」

セレス「なら仕方ないですわね」

霧切「止むを得ないわ」

店長「お待たせしました」

霧切「ありがとう」

不二咲「…あ、美味しい」

セレス「久々に美味しい紅茶を飲みましたわ」

霧切「あの人、味にはかなりこだわりがあるみたいね」

不二咲「ふぅ…」

霧切「じゃ、そろそろ本題に入りましょうか」

セレス「本題と言っても、話すだけですわね」

不二咲「と言っても、何を話そうか」

セレス「それじゃ、質問をしていいですわね?」

不二咲「うん」

セレス「不二咲くんはなぜ男に戻ったのでしょうか?」

不二咲「あ…えっと」

霧切「不二咲くん、それは隠すべきじゃないわ」

セレス「あら、あなたは知っていますの?」

霧切「ええ」

不二咲「…そうだよね。これは隠すべきじゃないよね」

セレス「男に戻るのにそんなに重い理由があるなんて思ってもいませんでしたわ」

霧切「あなたにも私にも関係のあることよ」

不二咲「その…僕が2人のどっちが好きか悩んでる時に、考えが浮かんだんだ」

セレス「考え?」

霧切「性転換すると、脳内が徐々に異性になるという考えだったわね」

不二咲「そう」

セレス「いまいち話が分かりませんわね」

不二咲「性転換して僕の身体は女になったけど、脳内は男のままだった。そう考えたんだ」

セレス「…それが、男に戻った理由にどう繋がるのですか?」

不二咲「時間が経つにつれ、脳内も女になっていったと考えたら」

霧切「その時男性だった私を好きになってしまった、だったかしら?」

不二咲「…あの時はそう考えてたけど、今になると馬鹿だったと思うよ」

セレス「つまり…脳内が女になったことで男である霧切さんを好きになり、男に戻ることでそれを解消しようとした、ということでしょうか」

不二咲「…うん」

セレス「それは…つまり」

霧切「不二咲くんは、あなたを選んでいた、ということね」

セレス「なら、この話し合いをする意味は無いのでは?」

霧切「…私が納得いかなかったから、不二咲くんにはもう一度考え直してもらうことにしたの」

セレス「あら、そうでしたの」

霧切「…笑わないのね」

セレス「私だって、そんな理由でフられたら納得がいきませんわ」

霧切「あの時、未練とか執着じゃないと言ったけど、本当はそうじゃなかったわ」

不二咲「…そうだったんだ」

セレス「不二咲くん、今はどうなのですか?」

不二咲「今は…よくわかんないんだ。…2人共好きだから」

霧切「…」

セレス「…」

不二咲「僕なりに色々考えたんだけど、答えが出なくて」

霧切「…大変だったわね」

セレス「私たちのせいで苦しんでいたのなら、謝りますわ」

不二咲「ううん、2人は悪くないよ」

セレス「…良ければ、不二咲くんが悩んでるときに考えたことを聞かせて欲しいですわ」

霧切「…私も聞いてみたいわね」

不二咲「…うん。いいよ」

今日はここまでです
用事が入らなければ明日も投下します

投下していきます

不二咲「最初、何で女になった時セレスさんについていったんだろうって思ったんだ」

セレス「あの時ですね」

霧切「何かは気になるけど…言いにくいなら、言わなくてもいいわ」

セレス「まあ、人に言える内容では無いですわね」

不二咲(何か笑顔なのに怖い…)

不二咲「苗木くんと舞園さんにはそれとなく言っちゃったんだけどね」

セレス「あら、そうでしたの」

霧切「…一応、聞かないことにするわ。嫌な予感しかしないもの」

セレス「賢明な判断ですわね」

霧切「それで…そのあとは?」

不二咲「霧切さんに告白された時ドキッとしたのも事実なんだ。だから、どっちが好きなんだろうって」

セレス「こうして聞くと、あなたが寝取ったようにしか聞こえませんわね」

霧切「あなたと不二咲くんはまだ付き合っていなかった。それを知ってたから告白したのよ」

セレス「あの時私についてきたということは、その時私への好意があったととってもいいとは思いますが?」

霧切「それは、不二咲くんに聞くべきじゃないかしら?」

不二咲「えっと…」

セレス「不二咲くん、正直にお願いしますわ。好意が無かったなら無かったのでも構いませんわ」

不二咲「僕があの時、ついていったって事は僕はセレスさんに好意があると考えたよ」

セレス「だそうですが?」

霧切「私はそのことを知らなかったのよ?」

セレス「…」

霧切「それに、不二咲くんがこう言ってたのを覚えてないかしら?」

『でも好きかって言われると少し悩んじゃうな』

『もしかしたらセレスさんのことを好きなのかもしれないけど、僕の中でしっかり決まってないだけかもしれないし』

セレス「む…」

霧切「私が告白した時も、あなたにはそれらしいことは言われてないと思うと言ったわ」

不二咲「ちょ、ちょっと」

霧切「なにかしら?」

不二咲「その、責めるのはやめようよ。僕全部悪いんだから、2人に非は無いんだから」

霧切「…そうね、ごめんなさい」

セレス「…構いませんわ」

霧切「不二咲くんは、私達2人共に好意があると言い切れるのかしら?」

不二咲「…うん。そうじゃなかったら、答えは出てると思うんだ」

セレス「不二咲くんは、そのことについて何も考えなかったのですか?」

不二咲「勿論、考えたよ。これが一番重要なことだから」

霧切「それを聞きましょうか。何か見えてくるかもしれないわ」

不二咲「霧切さんが僕に告白した時、好きには2種類あることを教えてくれたよね」

霧切「ええ」

不二咲「もしかしたら、2人のどちらかがLikeなんじゃないかなって考えたんだ」

不二咲「それと、霧切さんはこう言ってくれた」

『あなたがセレスさんに対する気持ちを話してる時、こう思ったわ』

『『ああ、この人は絶対に裏切らないし、傷つけることはしないんだな』って』

『あなたは決して突き放さない。なぜなら、その人のことがどこかで好きだから』

『その好きがLikeなのかLoveなのかは分からない』

霧切「ええ、言ったわね」

不二咲「僕がセレスさんについていったのは、あの時誘いを断ることでセレスさんが傷つくから、ついていったんじゃないかって考えた」

セレス「…!」

不二咲「ごめん。本当に、ごめんね」

セレス「いえ…いいですわ」

不二咲「…ごめん」

セレス「…私はそんなことで、傷ついたりしませんわ。ほら、話を続けて下さい」

不二咲「…セレスさん」

セレス「ほら」

不二咲「…うん。…僕は、2人のどちらかを選ぶことで、選ばれなかった方が傷つくから選べないんじゃないかってことも考えた」

霧切「…そうなの…」

セレス「…大変でしたわね」

不二咲「その後、あの推測が合ってるか確かめる為に男に戻ったんだ」

セレス「脳内が少しずつ異性に変わるというあれですわね?」

霧切「でも、結局変わらなかったわね」

不二咲「…うん」

セレス「あら、まだ分かりませんわよ?」

霧切「?」

セレス「性転換した時、少しずつ脳内が異性に変わっていくのなら、男性に戻った時も同じだと思いますが」

不二咲「!…確かに」

霧切「私は今の脳内が完全に女性であると断言できるわ」

セレス「不二咲くんは?」

不二咲「うーん…まだ、よく分からないかな」

霧切「…埒があかないわね」

不二咲「うーん…」

セレス「…この際、私達どちらかに対する好意がLikeであると仮定して話を進めるのはどうでしょう」

霧切「あら、いいかもしれないわね」

不二咲「どういうこと?」

セレス「仮に私に対する好意がLikeだとして、

セレス「仮に私に対する好意がLikeだとして、それが真か偽か確かめますわ」

霧切「不二咲くんとセレスさんが絡んだ事実を掘り下げて、聞いていけばいいのかしら?」

セレス「…まあ、こんなことでわかるとは思ってはいませんがね」

不二咲「僕とセレスさんが絡んだこと…」

霧切「まずは、不二咲くんが女性になった直後ね」

セレス「私の部屋に来た時ですわね」

霧切「あの時、不二咲くんがセレスさんに対してLikeの好意だったとするわ」

不二咲「うん」

セレス「…今、Likeだったと考えても違和感はあるかどうか、ですわね」

不二咲「…」

霧切「…」

不二咲「…今そう考えると、違和感はあるよ」

不二咲「………あの時僕が感じてたのは、Likeじゃなかった」

セレス「…なら」

霧切「…セレスさんに対する感情は分かったわ」

セレス「?」

霧切「…今、私に対してはどうなのかしら」

不二咲「…」

霧切「……」

不二咲「…っ」

霧切「…お願い。答えて、不二咲くん。お願い…」

今日はここまでです
明日はちょっと無理そうです

22:30~23:00くらいから投下していきます

投下していきます

セレス「…」

不二咲「…よく、わかんないんだ」

霧切「…分からない?」

不二咲(…泣いてる…?)

不二咲(…うつむいててよく分からないけど、涙声になってるような…)

不二咲「…うん」

霧切「分からないって…どういう、こと?」

不二咲「……霧切さんが好きなのは確かだよ。でも」

セレス「…でも?」

不二咲「それが、LoveなのかLikeなのか…」

霧切「…」

セレス「分からない…と」

不二咲「…うん…」

霧切「…不二咲くんは、優しいわね」

不二咲「…霧切さん」

霧切「ここまで気を遣わなくてもいいのに」

セレス「…」

不二咲「…そんなんじゃないよ」

霧切「不二咲くん、お願いがあるの」

不二咲「なに?」

霧切「…キスして」

セレス「!」

不二咲「!」

霧切「…お願い」

セレス「…不二咲くん」

不二咲「?」

セレス「私は何も言いませんわ」

不二咲「セレスさん」

セレス「…あなたにも、霧切さんの気持ちは分かるはずですわね?」

不二咲「…うん」

霧切「…」

セレス「…私は、少し席を外しますわ」

不二咲「…分かったよ」

霧切「ありがとう、セレスさん」

不二咲「…」

霧切「…今なら、彼女の気持ちが分かる気もするわ」

不二咲「セレスさんの?」

霧切「ええ。縛り付けてでも、好きな人を渡したくない」

不二咲「…霧切さん…」

霧切「分かっているわ。そんなのは、一方的な愛でしかない」

霧切「好きな人が傷ついたら、果たして私は癒されるのかしら?」

不二咲「…」

霧切「…ごめんね、不二咲くん」ズイ

不二咲「…ううん。僕が悪いんだから」

霧切「ふふ、本当に優しいのね」

不二咲「ん…」チュッ

霧切「っ…」

霧切「…ありがとう、不二咲くん」

不二咲「…うん」

霧切「これで、吹っ切れたわ」

不二咲「うん…」グスッ

霧切「…私達の関係は、これからも変わらないわ」

霧切「ただの友達として」

霧切「…これからも、お願い、…ね」

不二咲「うん…うん」

霧切「…ほら、泣かないで。可愛い顔が台無しよ」

不二咲「…うぅ」

霧切「…あなたが泣く必要なんか無いわ…」

霧切「…ありがとう。不二咲くん」

不二咲「…うん」

霧切「私達の関係はこれからも変わらないわ」

不二咲「うん…」グスッ

霧切「…思えば、あの時から答えは出てたのよね」

霧切「あなたが、私に謝りに来た時から」

不二咲「…」

霧切「私、実はあの時嘘をついていたの」

霧切「未練とか執着じゃないって言ったけど、嘘」

不二咲「…そう、なんだ」

すいません変なことになっちゃいました
>>792は無視して下さい

霧切「…じゃあ、ありがとう。不二咲くん」

不二咲「…うん」

霧切「ほら、泣かないで。可愛い顔が台無しよ」

不二咲「でも、でも」

霧切「ふふ、本当に優しいのね」

霧切「私は大丈夫よ。あなたが泣くことじゃないわ」

不二咲「うん…」

霧切「…じゃあ」

霧切「さよなら、不二咲くん」

不二咲「あ…」

不二咲「…」

セレス「…霧切さんは?」

不二咲「…帰った、よ」

セレス「…そう、ですか…」

不二咲「…」

セレス「…」

不二咲「…こんなことなら、女になんかならんきゃ良かったのかな」

セレス「…大丈夫ですわ」

不二咲「…もう、霧切さんとは仲良く話せないのかな」

セレス「…大丈夫。大丈夫、ですわ」ギュッ

不二咲「うぅう…」

セレス「…頑張りましょう。不二咲くん」




…霧切さんが最後に放った『さよなら』は何か重いような気がした。

今日はここまでです
明日は頑張りたい

夜になったら更新します

投下していきます

ーー10分後ーー

不二咲「…ありがとう、落ち着いたよ」

セレス「いえ…いいですわ」

不二咲「…」

セレス「…1つ、聞いてもよろしいかしら?」

不二咲「…?」

セレス「不二咲くんは結論を出した訳ですが…ちょっと違和感を感じていまして」

不二咲「違和感…」

セレス「ええ。最後、私達への気持ちを確かめていたわけですが」

セレス「何というか…唐突、というか…簡単に答えが出たような気がしまして」

不二咲「!」

セレス「一度は、私えお選んだということで答えは出ていたと聞きました」

セレス「驕りかもしれませんが…もう一度話し合いがしたいと言った時も、答えは変わっていなかったのでは?」

不二咲「…よく、わかんないよ」

セレス「…ここからは私の勝手な想像です」

セレス「あなたは、霧切さんに答えを言いに行った」

セレス「霧切さんは、納得が行かないということで、もう一度考え直すように言ったそうですね」

セレス「…あなたは、霧切さんを傷つけまいとしてその場では彼女に従った」

セレス「でも…自分の気持ちがあらわになっていくにつれ」

不二咲「…」

セレス「…結論を出した」

不二咲「…」

セレス「…確かに、彼女は傷ついているかもしれませんわ」

セレス「でも、彼女も分かっていたはずですわ」

不二咲「…僕の気持ちはもう変わらない、って…」

セレス「…そう、ですわね」

不二咲「僕は、間違って無かったんだよね?」

セレス「あなたが自分で出した答えなら、間違えているはずがありませんわ」

セレス「…私達は2人共、選ばれなかった時のことは覚悟していましたわ」

セレス「彼女は…」

不二咲「…分かってるよ」

セレス「不二咲くん」

不二咲「霧切さんの気持ちはよく分かるんだ」

不二咲「…自分でも、僕は正しいことをしたはずだって思ってるのに」

セレス「…」

不二咲「…霧切さんとは、もう仲良く話せないのかな」

セレス「…大丈夫ですわ。彼女はそんなに弱くない」

セレス「立ち直ってくれるはずですわ」

不二咲「…そうだよね」

不二咲「ゆっくり、待つことにしよっか」

セレス「でも」

不二咲「?」

セレス「今からあなたの彼女となる私としましては、あまり嬉しくありませんわね?」

不二咲「せ、セレスさん。そういう意味じゃ」

セレス「…もう、不安になりたくありませんの」

不二咲「…セレスさん」

セレス「…そういえば、まだ、ちゃんと言ってませんでしたわね?」

不二咲「僕も…まだだったね」

セレス「…」

不二咲「…」

セレス「…いざ言うとなると、妙に恥ずかしいですわね」

不二咲「…同じく」

セレス「ここは、男性である不二咲くんから言うべきですわ」

不二咲「うぅ…えっと」

セレス「うふふ」

不二咲「…そんなにニマニマされると言い辛いんだけど…」

セレス「お気になさらず」

不二咲「うー…」

不二咲「んー…ごほん」

不二咲「えっと…僕は、セレスさんのことが好きです」

不二咲「良かったら、僕と付き合って下さい!」

セレス「…古い言い回しですわね」

不二咲「だって、こんなのしか思いつかなかったから…」

セレス「そういう所も可愛いですわよ?」

不二咲「…ぅー」

セレス「ふふ、喜んで、お付き合い致しますわ。地獄の底まで」

不二咲「…何か、重みが凄いね」

セレス「それだけ愛してるってことですわ」

不二咲「えっと…じゃあ、これからよろしくね、セレスさん」

セレス「ええ、お願い致しますわ」

不二咲「……じゃ、そろそろ戻ろっか」

セレス「あら、もうこんな時間でしたの」

不二咲「…戻ったら、霧切さんと少し話をしてきてもいいかな」

セレス「…」

不二咲「さっきは待つことにしようって言ったけど、やっぱり心配だよ」

セレス「…私も行きますわ」

不二咲「セレスさんも?」

セレス「…まあ、私も、その」

不二咲「…うん、いいよ。一緒に行こう」

不二咲(…なんだかんだ言ってセレスさんも心配なんだね)

セレス(…)

今日はここまでです

投下していきます

ーー舞園の部屋ーー

苗木「ん…」パチ

苗木「あれ、寝ちゃってたんだ」

舞園「…」

苗木「舞園さんも寝てる…」

苗木「ん…2時間ほど寝ちゃったのか」

苗木「…」キュー

苗木「お腹減ったな」

舞園「ん…」

苗木「あ、おはよ」

舞園「おひゃようございます…」

苗木「まだ寝ぼけてるね」

舞園「…顔、洗ってきまふ」

苗木「うん」

ーー3分後ーー

舞園「スッキリしました!」

苗木「寝起きいいのか悪いのか分からないね…」

舞園「目さえ覚めれば完璧ですよ」

苗木「お腹空いたし、ご飯食べに行かない?」

舞園「いいですけど…江ノ島さんの所に行かなくてもいいんですか?」

苗木「腹が減っては戦はできぬだよ!」

舞園「じゃ、行きましょうか?」

苗木「うん、食堂でいいよね?」

舞園「いいですよ」



ーー食堂ーー

苗木「誰もいないね」

舞園「10時ですからね、皆さんは朝食を済ましたのでしょう」

苗木「じゃ、僕はこれとこれを…」

舞園「苗木くん、野菜が少ないですよ」

苗木「え、サラダあるよ?」

舞園「そんな量のサラダで野菜を食べたとおっしゃるつもりですか?」

苗木「いや、食べたのは事実なんじゃ…」

舞園「言い訳は結構です。はい、追加」

苗木「…3倍?」

舞園「さ、食べましょうか」

苗木「あ、舞園さんがサラダ嫌いなだけじゃんか!」

舞園「まあ、野菜不足の苗木くんのためですから、ね?」

苗木「…せめて、半分こにしようよ」

舞園「しょうがないですね」

苗木「じゃ、いただきます」

ーー食後ーー

苗木「ふぅー…」

舞園「ごちそうさまでした」

苗木「美味しかったね」

舞園「じゃあ、江ノ島さんの所に行きましょうか」

苗木「江ノ島さん、どこにいるんだろ?」

舞園「あー…しらみつぶしに探しましょう」

苗木「誰かに聞いた方が早いんじゃない?」

舞園「んー…じゃ、手当たり次第に回ってみましょうか」

ーー桑田の部屋前ーー

苗木「桑田くーん」コンコン

桑田「んー?」ガチャ

桑田「よう、苗木」

苗木「江…江藤さんを探してるんだけど、知らないかな?」

桑田「朝食堂で見たけど、俺らが出る前にどっか行っちまったぞ?」

苗木「そうなんだ…」

桑田「つーか聞いてくれよ。あの転校生朝になって急にキャラ変わったんだよ!」

苗木「あー…イメチェンみたいな」

桑田「いやもう何というか…雰囲気から違ってたような…」

苗木(やな予感しかしない)

桑田「無言の圧力というかな…とにかく、大神を初めて見た時のあれに近いな」

苗木「うん、納得」

桑田「何で急にイメチェンなんかしたんだろうな?」

苗木「さぁ…?彼なりの自己主張なんじゃないかな?」

桑田「ずいぶん怖え自己主張だな…誰も近づくなってか?」

苗木「独りが好きなんだよ、きっと」

桑田「その割にはなぜか戦刃と一緒に食堂に来たけどな…戦刃は妙に馴れ馴れしい感じだし」

苗木「ほら、戦刃さん人になつきやすいから」

桑田「動物かっつーの…まあ、ウザそうにはしてたな」

苗木「でしょ?江藤さんは一匹狼なんだよ、きっと」

桑田「あんま関わって欲しくねーってことか」

苗木「うん。本人が望まないなら、僕たちもあんまり接触するべきじゃないよ!」

桑田「んー…まあ、どうでもいいか」

苗木(めんどくさい)

苗木「えっと…他の人にも聞かなきゃいけないし、そろそろ行くね」

桑田「おう、舞園ちゃんによろしくな」

苗木「あー…うん」

苗木(僕と舞園さんが付き合ってるの知ったらどうなるんだろ)

桑田「どした?」

苗木「何でもないよ、またね」

ーー山田の部屋前ーー

舞園「山田くん」コンコン

山田「?」ガチャ

山田「おお!これはこれは!」

舞園「えっと…江藤くんを見ませんでしたか?」

山田「さあ、朝食堂で見たきりですな」

舞園「どこへ行ったか分かりますか?」

山田「そこまでは…」

舞園「そう…じゃあ、もう行きますね」

山田(早ッ!)

ーー廊下ーー

苗木「舞園さん、どうだった?」

舞園「山田くんに聞いたけど、ダメでした」

苗木「僕は桑田くんに聞いたけど、知らないって」

舞園「あとは誰も部屋に居ませんし…手がかり無しですね」

苗木「あ、江ノ島さんがイメチェンしてたとか言ってたよ」

舞園「イメチェン?」

苗木「何か、近寄り難いオーラが出てたって」

舞園「謎ですね…」

苗木「そういや桑田くんは朝誰かとご飯食べてたみたいだけど、誰なんだろ」

舞園「ああ、多分山田くんですよ」

苗木「あれ、そうなの?」

舞園「朝食堂にいたと言ってました」

苗木「そうなんだ…山田くんは江ノ島さんのイメチェンについて何か言ってた?」

舞園「さぁ…全く聞いてません」

苗木「山田くんなら話すと思ったんだけどなあ…」

舞園「まあ、私がパパッと話を切ってきたからなんですけど」

苗木「え、そうなの?」

舞園「何と言いますか…好きではない空気が彼の部屋から漂いまして」

苗木「…うん、分かるよ」

舞園「しかし、江ノ島さんはどこに居るんでしょうか?」

苗木「うーん…学校の中をしらみつぶしに探して、いなかったら食堂で待ってれば来るんじゃないかな」

舞園「今はそれしか無いですね」

苗木「じゃあ、とりあえず1階から行こっか」

舞園「…?」

苗木「どうしたの?」

舞園「今玄関から帰って来たの…霧切さんじゃないですか?」

苗木「え?」

舞園「今角に曲がっちゃったんで分かりませんが、きっとそうですよ」

苗木「どこ行ってたんだろ?」

舞園「嫌なことがあったのは確かですね」

苗木「え、な、なんで?」

舞園「泣いてました」

苗木「…!」

今日はここまでです

最近忙しくて投下できませんでした
というわけで投下していきます

苗木「霧切さん!」

霧切「…」

舞園「気づいてませんね…聞こえてないんでしょうか?」

苗木「そんなにショックを受けてるのかな…?」

舞園「女の子は傷つきやすいんですよ」

苗木「あの霧切さんでもそんなことがあるんだね」

舞園「悠長に話してる場合じゃないですよ。早く呼び止めないと」

苗木「霧切さーん!」

霧切「…?」クルッ

舞園「気づいたみたいですね、行きましょう」




苗木「霧切さん、…何かあったの?」

霧切「…」グスッ

舞園「私達でいいなら相談に乗りますよ?」

霧切「…いいの。放っておいてちょうだい」

苗木「そういう訳にもいかないよ…」

舞園「誰かに話して解決することもありますよ」

霧切「…」

苗木(…もしかして?)

苗木「霧切さん、不二咲くんと何かあったの?」

霧切「!…なぜあなたがそれを知っているのかしら?」

舞園「苗木くん、何か知っているんですか?」

苗木「この前、不二咲くんが相談に来たんだよ」

霧切「…」

舞園「相談…?」

苗木「えっと…」チラ

舞園「…霧切さん、もし聞かれたくない内容なら私は席を外しますが…」

霧切「…確かに、誰かに相談した方がスッキリするのかもしれないわね」

苗木「…とりあえず、僕の部屋に行こう。廊下でする話じゃないから」

舞園「そうですね、行きましょう」



ーー苗木の部屋ーー

霧切「…」

舞園「霧切さん、大丈夫ですか?」

霧切「…ええ、大丈夫よ」

苗木「えっと…まずは、僕が不二咲くんに相談された内容からだね」

苗木「不二咲くんに、霧切さんとセレスさんの2人から告白されて、どっちが好きか分からないって相談されたんだ」

舞園「どっちが好きか分からないなんてあるんでしょうか?」

苗木「…ある、と思うよ」

舞園「…まあ、経験者が言うならそうなんでしょうね」

霧切「…それで苗木くんは、不二咲くんに好きな人はもう分かってるって教えたのよね?」

苗木「え?そうだけど…何で知ってるの?」

霧切「不二咲くんは苗木くんに相談して答えを出したと言っていたから」

苗木「そうなんだ…」

舞園「苗木くんは何て言ったんですか?」

苗木「もう行動に表れてるよって言ってあげたよ」

舞園「行動に?」

苗木「不二咲くんは、あの機械で女の子になったことで、どっちも好きになってるって考えたみたいなんだ」

舞園「どういうことですか?」

苗木「性転換した直後は脳内は元の性のままだけど、時間が経つにつれ脳内も異性になっていくって考えたみたい」

舞園「…じゃあ、不二咲くんは脳内が女の子になったことで2人共好きになったと?」

苗木「仮定だけどね。女の子になった直後の脳内が男の子のままの不二咲くんはセレスさんを好きになる」

苗木「後日、脳内が女の子になった不二咲くんは男になった霧切さんを好きになる」

舞園「…不二咲くんには悪いですけれど、ひどいですね」

霧切「…」

苗木「それだけ不二咲くんは悩んでたんだよ」

舞園「それで…そのあとは?」

苗木「不二咲くんは男に戻ることで自分の気持ちがハッキリするって思ったみたいなんだ」

舞園「…ということは…」

苗木「うん。女である脳内を男に戻すことで…」

霧切「…私への思いを消そうとした」

苗木「…霧切さん」

舞園「…霧切さん、不二咲くんは今どこに?」

霧切「…彼を責めないであげて。お願い」

舞園「でも」

霧切「…私は、そんなことで泣いてるんじゃないわ」

舞園「…強いですね、霧切さん」

苗木「泣いてる理由は…不二咲くんに何か言われた訳じゃ無いんだよね」

霧切「…ええ」

舞園「…分かりますよ。今の霧切さんの気持ち」

霧切「…」

舞園「私もつい最近似たような状況でしたから」

苗木「…僕のせいだけどね」

舞園「皮肉で言ったんじゃないですよ?」

苗木「でも、事実だから」

霧切「…苗木くんも、不二咲くんみたいに?」

苗木「…うん」

舞園「例の転校生ですよ」

霧切「…江ノ島さんね」

苗木「気づいてたの?」

霧切「ええ。苗木くんや戦刃さんの態度が怪しかったから」

舞園「すごい動揺してましたもんね、苗木くん」

苗木「嘘は良くないね」

霧切「その時に、江ノ島さんは苗木くんに会うつもりだったと言っていたわ」

苗木「うん、会ったら大変なことになったよ」

舞園「絶望的でしたね」

霧切「その割にはスッキリしてるように見えるわね」

舞園「もう済んだことですからね!」

苗木「大変だったね…」

舞園「まあ私達の話は置いておきましょう。まだ解決してませんし」

霧切「なら、私に構ってる場合じゃ」

苗木「困った時はお互い様だよ」

舞園「私達の方はすぐ片付きますからね」

霧切「そう…」

苗木「それで…霧切さんが泣いてた理由って…?」

舞園(苗木くん、本当に分からないんでしょうか)

霧切「…不二咲くんは、セレスさんを選んだ、それだけよ」

苗木「……えっと」

舞園「…これから、不二咲くんと普通に接することができないのが、辛いんですよね」

霧切「…」コクッ

苗木「…」

今日はここまでです

今日は予定も無いので14時~15時頃に更新したいと思います


霧切さんぼっちネタってダメなんですかね?

やりすぎると不快

投下していきます

苗木(霧切さんが泣いてる理由…)

苗木(…不二咲くんは、霧切さんの心の拠り所だったのかな)

舞園「大丈夫ですよ。ちゃんと今まで通り話せるようになりますから」

霧切「でも」

苗木「不二咲くんも、きっとそう思ってるはずだよ」

舞園「そうですよ」

霧切「…」

苗木(とは言ったものの…)

苗木(霧切さんと不二咲くんの間に気まずい空気が流れてるのは確かだ)

舞園「私達が何とかしてみせます」

苗木(舞園さんには、何か策があるのかな)

霧切「…その必要は無いわ」

苗木「ど、どういうこと?」

霧切「これは私の問題だから、私一人で解決したいの」

舞園「でも、私達に相談してくれたじゃないですか」

霧切「…あなた達に話したら、少しは悩みも消えるかと思ったの」

苗木「…今は、どうなの?」

霧切「少し、吹っ切れたわ。10分前の私なら不二咲くんと目を合わすことさえできなかったかもしれないわね」

苗木(いつもの霧切さん…だよね?)

舞園「…それでも、私達にもお手伝いさせて下さい。友達がそんな辛い状況になってて放っておけないですよ!」

霧切「…」

苗木(…いや、いつもの霧切さんじゃない)

舞園「1人で悩んで行動するより、皆で一緒に行動した方がいいはずです」

霧切「…いいの。大丈夫よ」

苗木(……いつもより、少し弱い霧切さんだ)

舞園「………もしかして、私達ってそんなに頼りないですかね」

霧切「…そんなことは無いわ。いつでも、あなた達は心から信頼できる人達だった」

苗木「…」

舞園「なら」

霧切「私のせいで起きた問題だから。私が原因なら、私一人で済ましたいの」

舞園「そんな…そんなこと関係ないですよ!」

苗木「霧切さんは、何でも1人で背負い込もうとしすぎだよ。…たまには、僕達を頼ってほしい」

霧切「…」

苗木「江ノ島さんの時だって…」

舞園「…また、あの時のようになるかもしれないんですよ」

霧切「…あの時とは、全く別の問題よ」

苗木「でも、霧切さんに掛かってる負担は同じくらいなんじゃないかな?」

霧切「…」

舞園「…霧切さん」

苗木「一緒に行こう、不二咲くんの所」

霧切「…ありがとう」

苗木「霧切さん」

霧切「…行く前に、少しだけ部屋で休ませてもらえるかしら」

苗木「うん、精神的にかなり疲れてるはずだから…寝た方がいいかも」

舞園「送って行きますよ!」

霧切「こんな短い距離で送ってもらわなくてもいいわよ?」

苗木「あ、じゃあ僕も行くよ」

舞園「ほらほら、行きましょう」

霧切「ふふ、せっかちね」

ーー霧切の部屋前ーー

霧切「じゃあ、起きたら電話するわ」

苗木「うん、待ってるね」

舞園「ゆっくり休んで下さいね。なんなら、明日でもいいですよ?」

霧切「大丈夫よ、お気遣いなく」

苗木(すっかり元の霧切さんだ、良かった)

舞園「じゃ、おやすみなさい」

苗木「おやすみ」

霧切「ええ、ありがとう」バタン

ーー苗木の部屋ーー

舞園「霧切さん、大丈夫ですかね?」

苗木「大丈夫だよ。最初見た時より、確実に元気になってる」

舞園「ならいいんですけど」

苗木「…不二咲くんはどう思ってるのかな?」

舞園「うーん…」

苗木「やっぱり、今まで通りの友達として付き合いたいと思ってるよね?」

舞園「まあ、普通ならそうですよね」

苗木「不二咲くんに限って、縁を切るなんてことはしないはずだしね」

とりあえず今はここまでです

>>851で苗木くんが「江ノ島さんの~」って言ってるのは原作のラストとは違うものとなってます

>>846-847
把握しました
あと、霧切さんが嫌いでぼっちにしてる訳では無いです

諸事情で1週間ほど更新できないかもですなるべく早く投下するようにしたいと思います

お久しぶりです
今日の16~18時頃に更新します

投下していきます
たえちゃん弟い他んですね…

苗木「霧切さんから連絡来るまでどうしよっか」

舞園「今江ノ島さんの所に行くと時間かかりそうですし…」

苗木「探すのにも時間かかるしね」

舞園「うーん…」

苗木「うーん…」

舞園「…そう言えば、苗木くんはもう女の子になるつもりはないんですか?」

苗木「今のところ無いかな」

舞園「色々かたがついたら、もう一度女の子になりましょうよ」

苗木「またあんなことが起こると思うと…」

舞園「大丈夫ですよ、今度は気の構え方が違いますから」

苗木「まあ、そうなんだけど…」

舞園「私、女の子の苗木くんも好きなんですよね」

苗木「じゃあ、その時は舞園さんも男になるってことで」

舞園「いえ、それはできません」

苗木「え」

舞園「ほら、私アイドルですから」

苗木「イメチェンってことにしとこう」

舞園「2日で戻るイメチェンなんて前代未聞ですよ」

苗木「時代に新しい風を吹き込もう」

舞園「何言ってるんですか」

苗木「でも今にして思うと、性転換なんて一部の人にしか需要ないよね」

舞園「不二咲くんですね」

苗木「そうそう、僕はノリでやらされた感じだけどさ」

舞園「そう言えばあの機械、誰が作ったんですか?」

苗木「不二咲くんじゃないの?」

舞園「不二咲くんがプログラミングしたとしても、装置までは作れないと思いますよ?」

苗木「じゃあ、卒業生が?」

舞園「まあ、そう考えるのが自然ですよね」

苗木「よくあんな需要の薄い機械を作ろうと思ったよね」

舞園「誰かに需要があるなら作って損は無いと思いますよ?」

苗木「不二咲くんの様な人にとって性転換はそんなに魅力があるものなのかな」

舞園「そうなんでしょうね、あんな大掛かりな装置作っちゃう程ですし」

苗木「実際凄い技術だよね」

舞園「個人的にはノーベル賞ものだと思ってます」

苗木「その信じられない技術を今もどこかで奮っているんだろうね」

舞園「改良版とか作ってるかもしれませんよ」

苗木「あそこまでの装置を作れるんだから性格を真逆にする機械とかも作れそうだよね」

舞園「完全に裏社会の人間ですよ」

苗木「才能がありすぎるってのも困るよね」

舞園「悪用したら大変なことですよ」

苗木「そう言えばさ」

舞園「はい?」

苗木「僕達高校卒業したらどうなるんだろ」

舞園「普通に大学行ったり就職したりするんじゃないですか?」

苗木「それはそうなんだけどさ、大学卒業したら働かなきゃならないでしょ?」

舞園「それはそうですね」

苗木「就職に役立たない才能の人ってどうするんだろう」

舞園「…」

苗木「不二咲くんはプログラマーだし、桑田くんや朝日奈さんはそれぞれのスポーツの道に進めばいいけどさ」

苗木「僕と大和田くんはどうすんのさ」

舞園「まあ苗木くんはまだいいとして…大和田くんは確かに」

苗木「まさか…ヤ」

舞園「苗木くん、それ以上言ってはいけません」

苗木「あ、ごめん」

舞園「いくら大和田くんと言えど、それは無いですよ」

苗木「だよね」

舞園「苗木くんは十分役に立つ才能じゃないですか」

苗木「希望?」

舞園「他人に希望を与えれるんですから」

苗木「…そんな仕事ある?」

舞園「…政治家、とか」

苗木「政治家ってそんなイメージじゃないよね」

舞園「新しい風を吹き込むんですよ!」

苗木「あまり出しゃばり過ぎると圧力をかけられて潰されそうな気がするよ」

舞園「まあ、そこは努力ですよ」

苗木「雑に〆たね…」

テーレッテー♪

苗木「あ、霧切さんから着信」

舞園「結構話してましたね、…もしもし」

舞園「はい…はい。分かりました」

苗木「何て?」

舞園「準備ができたらこちらへ来るそうです」

苗木「じゃ、僕達も準備しよっか?」

舞園「準備と言っても、何もすること無いですよ」

苗木「いざ行くとなると落ち着かない…」

舞園「不安なのは私も同じですよ」

苗木「2人とも、また仲良くなれたらいいんだけど…」

舞園「そうさせる為に私達が行くんですよ」

苗木「ちゃんとできるといいけど…」

今日はここまでです

明日更新します
最近更新してないのでペース上げていきます

投下していきます

霧切「待たせたわね」

苗木「いいよいいよ」

舞園「不二咲くんはどこにいるんですか?」

霧切「まだ移動してなければ分かるけど…」

苗木「電話してみよっか」

舞園「いいですね」

苗木「…」

舞園「出ないんですか?」

苗木「うん」

舞園「仕方ないですね、歩いて探しましょう」

霧切「…」

霧切(もしかして…私がいると思って出なかったのかしら)

苗木「霧切さん、不二咲くんと話してた所まで案内してもらえるかな?」

霧切(…私からあんな別れ方をしたのだから、当然かもしれないわね)

舞園「霧切さん?」

霧切「あ、ええ。分かったわ」

苗木(…不二咲くんのこと考えてたのかな?)




ーー喫茶店ーー

店長「いらっしゃいませ」

苗木「いないね」

舞園「移動したんでしょうか?」

霧切(やっぱり…私といると勘付いているのね)

苗木「どうしようか」

舞園「霧切さん、何か当てはありませんか?」

霧切「…セレスさんと一緒にいたから、彼女に電話してみてはどうかしら」

苗木「じゃあ、電話してみるよ」

舞園「…」

苗木「…だめだ、電源切ってるみたい」

霧切(…)

舞園「そうだ、店員さんにどこに行くか言ってなかったか聞いてみましょうよ」

苗木「さすがに教えてくれないんじゃない?」

霧切「大丈夫よ、ここの店長、知り合いだから」

苗木「え、ほんとに?」

霧切「ちょっと聞いてくるわ」

舞園「色んな人と繋がりがあるんですね」




霧切「さっき私と来てた2人組、どこへ行くか言ってなかったかしら?」

店長「いえ、言ってませんでしたね…どこか行くとは言ってましたが」

霧切「そう…」

店長「…あの」

霧切「気遣いは無用よ」

店長「…上手くいくといいですね」

霧切「…そうね」

店長「私は、いつでも味方ですから」

霧切「ええ、私も頼りにしているわ」

店長「…では、仕事があるので、これで…」

霧切「ありがとう」

霧切「ダメね、どこかへ行くとは言っていたけれど、場所までは言わなかったそうよ」

苗木「うーん…」

舞園「学校では無いですよね?」

霧切「それなら帰るとか戻るとかの表現があってもいいと思うわ」

舞園「そうですよね…」

苗木「あの2人が行きそうな場所…」

舞園「…全くイメージがわきませんね」

霧切(…私とは顔を合わせようとすら思ってないのだから、分からないような場所に行っても当然かもしれないわね…)

苗木「街の人に聞くっていうのどうかな」

舞園「いいかもしれませんね、セレスさん目立ちますし」

霧切(…私は本当に取り返しのつかないことをしてしまったのね)

苗木「遠くにいてもセレスさんならすぐ分かるから探しながら聞き込みして」

舞園「いいですね、あんまり遠くに行ってなければすぐ見つかりそうですし」

霧切(…まあ、元はと言えば私が横取るような形だから、仕方ないわね…)

苗木「これでいいかな?霧切さん」

霧切「…」

舞園「霧切さーん」

霧切「あ、え、何かしら」

舞園「本当に大丈夫ですか?やっぱり休んでた方が…」

霧切「大丈夫よ、まだまだいけるわ」

苗木(無理してる感じが…)

ーー少し前の学校にてーー

江ノ島「…」

江ノ島「…」

江ノ島「…」

江ノ島(やっぱりね)

江ノ島(この機械、こういう仕組みになってたのねー)

江ノ島「これを使えば…うぷぷ」

ーー遊戯室ーー

葉隠「ロンだべー!」

大和田「うがああああああ!」

石丸「お、落ち着くのだ」

十神「うるさいぞ」

朝日奈「ていやっ!」ペシッ

戦刃「えい!」パキーン

葉隠「それにしても、まさかゴールドめんこがひっくり返されるとは思ってなかったべ」

十神「俺はそれを使っても普通のめんこをひっくり返せないあの2人に驚きだがな」

朝日奈「十神だってひっくり返せてなかったじゃん」

十神「俺は浮かせただけでもお前らよりは上出来だ」

戦刃「なんで人にひっくり返せないんだろ…」

大和田「オーガの力は計り知れねえな」

石丸「人智を超えたそれに近いということか!?」

大神「我は何もしてないが…」

とりあえずここまでです

16ー17時頃投下します

すいません用事が入ったので夜更新します

投下していきます

ーー公園ーー

セレス「まだ悩んでいるんですか」

不二咲「うん」

セレス「行って普通に話せばいいのですわ」

不二咲「まあ、そうなんだけどね…」

セレス「確かに行きにくいのは分かりますが」

不二咲「もし話すのを嫌がられたら…」

セレス「それはあり得ませんわ」

不二咲「なんで?」

セレス「彼女の方が元の関係に戻りたいと思ってると思いますが」

不二咲「そうなのかな…」

セレス「彼女はあの時ああ言ってたそうですけど、そんなの一時の感情に過ぎませんわ」

不二咲「霧切さんはそんな感情任せで言ったりしないよ」

セレス「そうでしょうか?確かにいつも冷静ですけど、あの時に限っては冷静だったとは思えませんわ」

不二咲「うーん…」

セレス「悩んでてもしょうがありませんわ。行きましょう」

不二咲「…うん」

セレス「もし都合が悪いようなら、私は席を外しますし」

不二咲「それは…その時次第だよ」

セレス「まあ、そうですわね。ほら、行きますよ」

不二咲「と言っても、どこにいるか分からないよ」

セレス「とりあえず学校に戻ってみましょう。どこかへ行くとは思えませんし」

ーー街ーー

苗木「さて、とりあえず手当たり次第に聞いてみる?」

舞園「じゃあとりあえず手分けして聞きましょう」

苗木「霧切さん、いい?」

霧切「…ええ」

苗木「じゃ、僕はあっちで」

舞園「5分くらいしたらここに戻って来ましょう」

霧切「分かったわ」

苗木「すいません、この辺でツインテールのゴスロリの服装をした女の人見かけませんでした?」

女性「いや、見てないわね」

苗木「そうですか…」

女性「ごめんね」

ーーーーーーーーーー

舞園「あの、ツインテールで色白でゴスロリの服装した女性を見ませんでした?」

青年「あ、舞園ちゃんじゃない!?」

舞園「いえ、人違いかと」

青年「いやいや間違いないでしょ!サイン下さい!」

舞園「あの、質問に…」

青年「見てないよ、ねえ、サインくれよ!」

舞園「はあ…」

ちょっと中断します

すいません色々混みいってて投下できませんでした
明日の夜必ずキッチリと更新します

おつ。忙しそうだし無理しないでね。
1のペースでええよ。

投下していきます

ーーーーーーーー

霧切(2人は私を避けている…)

霧切(なら、探した所で気づかれて逃げられるに決まってるはず)

霧切(…けど、それでも話がしたい)

霧切(自分から突き放すような言い方をして、それで避けられて)

霧切(その上私が元の関係に戻りたいなんて、身勝手過ぎるけど…)

霧切(それでも、それでもやっぱり話がしたい)

霧切(苗木くんと舞園さんにも迷惑をかけてしまっている)

霧切(…いつか、ちゃんとお礼をしましょう)

霧切(そういえば、聞き込みをするんだったわね)

霧切(…私のためにしてくれてるのに、その私が何もしてないのでは話にならないわね)

霧切「すいません、この辺に小さな男の子連れのツインテールで色白でゴスロリの服装をした女性を見かけませんでしたか?」

男性「いや、見てないなあ…」

霧切「そうですか、ありがとうございました」

男性「君みたいな若い子が聞き込みなんて、助手か何かなの?」

霧切「いえ、個人的な事情で探しているんです」

男性「そっか…何があったか知らないけど、頑張ってね」

霧切「はい、ありがとうございます」

ーーーーーーーーー

舞園「ふぅ…」

苗木「ダメだったよ」

霧切「私もよ」

舞園「あっちの公園に行ったのを見た人がいるそうですよ。疲れました…」

霧切「ごめんね、私のせいで」

舞園「気にしなくていいですよ、友達なんですから」

苗木「そうだよ、友達が困ってたらほっとけないじゃない」

霧切「…ありがとう。必ず、お礼はするわ」

舞園「いいですよ、お礼なんて」

苗木「僕達が好きでやってるんだからね」

霧切「…ふふ」

苗木「なんか、久しぶりに霧切さんの笑顔を見たよ」

霧切「あら、そうかしら?」

苗木「そうだよ、このところ浮かない顔してたから」

霧切「…色々あったものね」

舞園「それも経験ですよ」

苗木「これから活かしていけばいいよ」

霧切「…そうね…」

苗木「さ、そろそろ行こっか!」

舞園「あ、その前にあそこに寄ってもいいですか?」

苗木「?メガネ?」

舞園「さっき、聞き込みしてる時にファンの人に囲まれちゃいまして…」

苗木「…何もされなかったよね?」

舞園「もちろんですよ、サインくらいです」

霧切「人だかりができてると思ったら、
そういうことだったのね」

舞園「なので、サングラスを買おうかと」

霧切「それだけだと気づかれてしまうかもしれないから、私の帽子を貸してあげるわ」

舞園「さすが霧切さん、おしゃれな帽子ですね」パフ

霧切「さ、サングラス買いに行きましょう」

苗木「舞園さん、次からちゃんと僕がついてくよ」

舞園「ふふ。ありがとうございます、苗木くん。でも、慣れてるから大丈夫ですよ」

苗木「いや、万が一ってこともあるから」

舞園「なら、お願いしますね。ちゃんと守って下さいよ?」

苗木「大丈夫…だと思う」

舞園「そこは嘘でも大丈夫って言いましようよ」

苗木「じゃ、大丈夫」

舞園「はい、じゃあ約束ですよ?」

苗木「うん」

舞園「あ、霧切さん先に入っちゃいましたよ、行きましょう」

ーーーーーーーーーー

霧切「うん、似合ってるわ」

苗木「大人っぽい…」

舞園「霧切さんに任せて正解でしたね」

苗木「ファッションに疎い僕でもセンスいいのが分かるよ」

舞園「そろそろ行かないと、2人共移動しちゃいますよ」

苗木「そうだ、急がなきゃ」

霧切「そんなに焦らなくても」

舞園「善は急げ、ですよ」

苗木「ちょっと早足で行こうか?」

舞園「いいですよ」

霧切「じゃ、行きましょうか」

ーー公園ーー

苗木「…いないね」

舞園「…いませんね」

霧切「………」

苗木「霧切さん、大丈夫?」

霧切「…ちょっと…座ってもいいかしら」

舞園「あ…私も…」

苗木「2人共、疲れ過ぎだよ…」

舞園「予想以上に距離ありましたからね…」

霧切「こんなの動いたのは久しぶりだわ…」

苗木「それより、どうしよっか?」

舞園「また、聞き込みしかないと思いますよ」

霧切「でも、公園に誰もいないわね…」

苗木「あんまり人来ないからね、ここ」

テーレッテー♪

苗木「ん、電話?」

舞園「誰からですか?」

苗木「!不二咲くんだ!」

霧切「!」

舞園「なぜ今になって…?」

苗木「もしもし」

不二咲『あ、苗木くん。ごめんね、携帯置いて出かけちゃってた』

苗木「そうなんだ…今どこにいるの?」

不二咲『僕の部屋だよ。それより苗木くん、霧切さんがどこにいるか分からない?』

苗木「今、隣にいるよ」

不二咲『え、そうなの!?』

苗木「うん、霧切さんと舞園さんと一緒に不二咲くんを探してたんだ」

不二咲『僕も、霧切さんに会いたくて戻って来たんだけど…』

苗木「もしかして…」

不二咲『…霧切さんに代わってもらっても、いい?』

苗木「うん、ちょっと待ってて」

舞園「どうしたんですか?」

苗木「霧切さんに代わって欲しいって」

霧切「…」

苗木「霧切さん、大丈夫だよ。不二咲くんも話をしたかったみたい」

霧切「…ええ」

苗木「はい、…頑張ってね」

霧切「…もしもし」

不二咲『あ、えっと』

霧切「…」

不二咲『…』

舞園「霧切さん、そこで黙ったらダメですよ!」

霧切「…その」

不二咲『…うん』

霧切「…」

不二咲『…』

苗木「…霧切さん…」

霧切「…」

舞園「…ダメ、ですか?」

霧切「…」コクッ

苗木「…霧切さん、電話貸して」

舞園「苗木くん?」

苗木「不二咲くん?ごめん、僕達がいると話しにくいみたいなんだ。だから、今から2人が会って話して欲しいんだ」

不二咲『え?う、うん』

舞園「ちょ、苗木くん?」

苗木「じゃ、さっきの喫茶店で待ち合わせね」

不二咲『えっと、分かったよ』

苗木「じゃあ」

プチッ

舞園「苗木くん、何してるんですか」

苗木「いや、その、2人きりの方が話しやすいかと…」

舞園「それにしたって急に決めすぎです。霧切さんの意思は関係無いんですか?」

苗木「それは、その…ごめん」

霧切「…いや、いいの」

舞園「霧切さん」

霧切「私がちゃんと話せないのが悪いだけなんだから」

舞園「そんなこと無いですよ。誰だって謝る時はああなるものです」

苗木「…」

霧切「苗木くん、舞園さん、ありがとう」

苗木「…うん」

舞園「はい」

霧切「ちゃんとやってくるわ。必ず」

舞園「…約束ですよ」

霧切「ええ」

苗木「仲直りしたら、皆でご飯食べに行こうよ」

舞園「その時は、私達の方も片付けてからですね」

霧切「その時は、精一杯手伝わせてもらうわ」

舞園「いやいや、いいですよ、私達の問題なんですから」

霧切「そんなのは関係ないわ、友達ですもの」

苗木「あはは、言い返されちゃったね」

舞園「霧切さん、その調子ですよ」

霧切「…そうね」

苗木「じゃあ、僕達は学校で待ってるね」

舞園「2人共一緒に来て下さいね!」

霧切「ええ」

苗木「待ってるよ」

舞園「約束、守って下さいね」

霧切「…ええ、必ず」

今回はここまでです
何とか>>1000行くまでに終わらせたい


>>896
ありがとうございます!
これからは結構更新できそうです

16-17時頃更新します

ーー喫茶店ーー

店長「いらっしゃいませ。あれ」

不二咲「あはは、また来ました」

店長「待ち合わせですか?」

不二咲「まあ、うーん…そんな感じです」

店長「?」

不二咲「その、霧切さんと話すことになって」

店長「…色々事情があるんですね」

不二咲「そうですね」

店長「じゃあ、奥の席へどうぞ。そこなら誰にも聞かれる心配は無いですよ」

不二咲「ありがとうございます」

店長「では、後ほどご注文を伺いますね」

不二咲「はい」

ーー20分後ーー

店長「いらっしゃいませ…あ」

霧切「…」

店長「奥の席でお客様がお待ちになってますよ」

霧切「ありがとう」

店長「お仕事大変でしょうけど、頑張って下さいね」

霧切「…ええ」

店長「飲み物はどうされますか?」

霧切「ホットでいいわ」

店長「かしこまりました」

霧切「それじゃ」

店長「ごゆっくりどうぞ」

霧切「…」

不二咲「あ、霧切さん」

霧切「座るわね」

不二咲「うん」

霧切「…全然飲んでないのね。コーヒー、冷めてるわよ?」

不二咲「あ、すっかり忘れてたよ」

霧切「…私、誤解してたみたいね」

不二咲「誤解?」

霧切「あなたを探してる時、なかなか見つからないから私を避けてるのかと思ったわ」

不二咲「そんな訳ないよ、僕も霧切さんを探してたぐらいだし」

霧切「私からあんなことを言ったのだからそうなっても仕方ないとは思っていたわ」

不二咲「あれは…お互い様だよ。僕だって霧切さんにひどいことしたんだから」

霧切「…でも、私が謝りたいのはそれだけじゃないわ」

不二咲「全部聞くよ」

店長「お待たせしました。ごゆっくり」

霧切「ありがとう」

不二咲「…霧切さんが他に謝りたい事って?」

霧切「…あなたを、セレスさんから奪おうとしたこと」

不二咲「それは、セレスさんに言うべきだよ」

霧切「それについて、あなたを騙したことの方が正しいわね」

不二咲「僕を?」

霧切「ええ。あなたと最初にここに来た時のこと、覚えてるかしら?」

不二咲「覚えてるよ」

霧切「私はこう言ったわ」

霧切『2つ目は、私があなたが彼女のことが嫌いに仕向けてる訳では無いと言うこと』

不二咲「…」

霧切「…あの時、私の意図は1つだったわ」

霧切「あなたが自分でも気づいてない所でセレスさんを好きなのはわかってた」

霧切「…私が、あなたと付き合うには、これしかないと思った」

霧切「あの時、セレスさんに関して言ったことも全て嘘よ」

ちょっと中断します

再開します

不二咲「セレスさんに関して?」

霧切「ええ。彼女が病的にあなたを愛してるって」

不二咲「…そういえば」

霧切「…全部嘘よ。全部」

不二咲「…」

霧切「…ごめんなさい」

不二咲「…」

霧切「…許してもらえるとは思ってない。けど」

霧切「ちゃんと、償いはしたいと思ってる。それがどんな形になるか分からないけど」

不二咲「…僕が、こんなことを言うのは変かもしれないけど…」

不二咲「…セレスさんも、同じ僕を好きだった人として、きっと許してくれるよ」

霧切「…」

不二咲「…僕も、今のを聞いて、怒ったりしないよ」

霧切「…え?」

不二咲「…僕もそんなことを言える立場じゃないんだから」

霧切「…」

不二咲「僕は一度、霧切さんを傷つける形で答えを出したんだ。なら、これでお互い様だよ」

霧切「でも、それをしなきゃならなくなったのも私が嘘をついたから…」

不二咲「でも、僕はそれを知らなかった」

霧切「…」

不二咲「…僕の本心だったんだ」

霧切「…」

不二咲「…結局、僕達は傷つけ合っただけなんだ」

霧切「…そうね…」

不二咲「でも、もういいじゃない」

霧切「え?」

不二咲「もう、傷つけ合うことなんてないんだ」

霧切「…」

不二咲「…霧切さんも、僕も。本心を全部晒したんだ。これ以上、咎める必要はないんじゃないかな」

霧切「…本当に、許してくれるの」

不二咲「勿論だよ」

霧切「…」

不二咲「…僕達は、一度縁を切ったかもしれない。でもそれも、糧にしていこうよ」

霧切「糧…?」

不二咲「これがまた、経験になっていつか誰かがそんな時に陥った時」

不二咲「救いの手を、僕達は差し伸べられるようになったんだ」

霧切「…誰かを救えるようになった」

不二咲「…行こうよ。皆待ってるよ」

霧切「…ええ」

不二咲「色々心配かけちゃったみたいだからね。ちゃんと謝らないと」

霧切「…そうね。行きましょう」

不二咲「霧切さん、これからも変わらず過ごしていこうよ」

不二咲「今日あったことを忘れて過ごす訳じゃない。でも、引きずる訳でもない」

霧切「…経験にして」

不二咲「うん」

霧切「…また、元に戻るのね」

不二咲「でも、過ちはもう起きないよ」

霧切「…ええ」

不二咲「あ、霧切さん。コーヒー冷めてるよ」

霧切「…飲んでる暇なんか、なかったものね」

不二咲「…もう少し、ゆっくりしていこっか。皆には悪いけど…」

霧切「…皆、分かってくれるわ」

今回はここまでです

投下していきます

ーー学校ーー

苗木「遅いなあ」

舞園「遅いですね」

苗木「電話するわけにもいかないし」

舞園「2人共意思は同じですから大丈夫だと思うんですけど…」

苗木「大丈夫って分かってて待つのは辛いね」

セレス「大丈夫だと分かっているのなら黙って待つべきですわ」

苗木「セレスさんは心配じゃないの?」

セレス「私は信じてますから」

苗木「僕も信じてるけど…やっぱり心配だよ」

セレス「なら、2人がいる喫茶店に行きますか?」

舞園「さすがにそれはダメですよ」

セレス「なら、ただ待てばいいのですわ」

コンコン

苗木「!」

舞園「来ましたかね?」

セレス「出ればいいのでは」

ガチャ

桑田「おう苗木!飯食いに…」

苗木「ごめん、今日は無理みたい」

桑田「お、おう…またな」

桑田(何だあの空気…)

バタン

舞園「思わぬフェイントでしたね」

セレス「正直、ちょっとイラっと…」

苗木「ま、まあまあ」

苗木(セレスさんが怒ったら何が起こるか分からないからね…)

舞園(概ね同意ですね)

苗木「やっぱり、セレスさんも心配なんだね」

セレス「心配じゃない訳がないですわ」

舞園「それにしても、遅くないですか?」

苗木「もう1時間経ったよ」

セレス「色々込み入った話があるのでは?」

苗木「霧切さんと不二咲くん、色々あったみたいだしね」

舞園「とにかく、待つのみ。ですか…」

コンコン

苗木「はい」

霧切「苗木くん?私よ」

セレス「!」

舞園「!」

苗木「今開けるね!」

ガチャ

舞園「おかえりなさい、どうでした?」

不二咲「えへへ」

セレス「その様子からすると…」

苗木「ちゃんと、元どおりになったみたいだね」

霧切「ごめんなさい、長引いてしまって」

舞園「全然大丈夫ですよ、待つのは慣れてますから」

セレス「ええ、慣れたものですわ」

苗木「僕はちょっとソワソワしてたけどね…」

霧切「色々ありがとう、必ずお礼はするわ」

舞園「お礼はいいって言いましたよ?」

霧切「それじゃ、私の気が済まないから…」

苗木「でも、良かったね。2人共」

不二咲「うん、仲直りできて良かった」

舞園「あれ、喧嘩じゃないですよね?」

セレス「一度仲違いになってたのですから、仲直りでも間違いではないと思いますわ」

苗木「そういうものなの?」

舞園「まあまあ、細かいことは抜きですよ!」

苗木「そだね、結果が大事だからね」

霧切「それより…」

苗木「?」

霧切「苗木くん達の方は、どうなったの?」

不二咲「?苗木くん達?」

セレス「初耳ですわね」

舞園「明日、行くつもりですよ」

苗木「この際、2人には言ってもいいかもね」

ーーーーーーーーーーー

セレス「そんなことが…」

不二咲「僕の立場と似てるね」

霧切「私が江ノ島さんに当てはまるわね」

舞園「でも、殆ど解決ですよ」

苗木「江ノ島さんに僕達の意思を伝えるだけだもんね」

不二咲「苗木くん、自分で答え出したんだ…凄いね」

苗木「不二咲くんの場合と違って、僕は江ノ島さんと話す前から舞園さんと付き合ってたから」

舞園「見事に揺れてましたけどね」

苗木「舞園さん、経過なんてどうでもいいって言ってたのに…」

舞園「冗談ですよ?」

苗木(立場が悪いだけに何も言えない…)

舞園「苗木くん、聞こえてますよ」

苗木「…そういや、舞園さんエスパーだったね…」

セレス「仲がいいことですわね」

不二咲「舞園さんて、本当にエスパーだったんだ…」

舞園「なぜか苗木くんの心しか読めないんですよね」

苗木「男になれば皆の心が読めるようになるんじゃない?」

舞園「山田くんと腐川さんの心を読むのが怖いので遠慮しておきます」

霧切「それ以前に、舞園さんは『超高校級のアイドル』だから男になった所で無駄じゃないかしら」

不二咲(アイドルの強化ってどんなのだろう…)

舞園「私が男になると色々問題が起きるのでやっぱり遠慮しておきます」

セレス「しかし、あの転校生が江ノ島さんだったとは思いませんでしたわ」

苗木「まあ、顔が完全に変わってたからね」t

舞園「そういえば江ノ島さんの件で気になることがあるんですが」

霧切「何かしら?」

舞園「戦刃さん、どうやって江ノ島さん連れて来たんでしょうか?」

苗木「確かに…」

霧切「これに関しては戦刃さんも何も言おうとしないわね」

セレス「あんな状態の江ノ島さんをどうやって…」

不二咲「色々コネがあるんじゃないかな?」

苗木「だとしても、あそこまできるとは思えないよ」

舞園「明日、聞いてみましょうか」

セレス「戦刃さんは何も言わないのでは?」

舞園「いえ、江ノ島さん本人に聞くんですよ」

苗木「そんな余裕あるかな…」

霧切「あの江ノ島さんが言うとも思えないわね」

苗木「…確かに気になるけど、戦刃さんがあそこまで隠すんならきっと物凄い重要なことなんだよ」

セレス「だから聞くべきではない、と?」

苗木「うん。本人達が拒むんなら、無理して聞くべきじゃないよ」

霧切「それでも、黒幕だった江ノ島さんに関して謎を残す訳にはいかないわ」

セレス「そうですわね。些細なことでも、全て明らかにしておくべきです」

苗木「でも、江ノ島さんが戻って来た方法が分かっても分からなくても一緒だと思うけど…」

霧切「次江ノ島さんが何かしでかして、この学園から追放した時その方法が使えないようにする必要があるわ」

セレス「そういう意味でも解明しておくべきですわね」

不二咲「僕は江ノ島さんが改心してくれれば解決だと思うけど…」

舞園「それは無いですね。苗木くんを寝取ろうとしたんですよ?」

不二咲「でもそれは、純粋に苗木くんが好きだっただけなんじゃ…」

舞園「純粋な人は寝取りなんてしませんよ」

不二咲「まあそうだけど…」

霧切「厳密には寝取りというより、苗木くんの浮気を誘ったと言うべきね」

舞園「同じことですよ…」

苗木「…とりあえず皆、ご飯食おうよ」

霧切「そういえばそんな時間ね」

舞園「何だかガッツリ食いたい気分です」

霧切「アイドルなんだから、スタイルには気をつけないとダメよ?」

舞園「霧切さんはスタイルいいですよね…羨ましい」

霧切「ちょちょっと、どこ触ってるの!」

舞園「うろたえる霧切さん可愛いですー」

霧切「な、苗木くん!何とかしなさい!」

苗木「え?あ、うん。舞園さーん」

舞園「あらら、もっと堪能したかったんですが」

セレス(雌を見ましたわ…)

不二咲(…無心、無心)

今日はここまでです

食おうとか食いたいとか、ここの苗木達はなんで食に関してはキャラがおかしくなるんだ。

明日16-17時頃更新します

遅くなりましたが投下していきます

>>937
自分で書いてて違和感に全く気づかず(´・ω・`)
できれば具体的にご指南頂けると嬉しいです

ーー食後ーー

霧切「それで、どうするの?」

舞園「どうするのって、何がですか?」

霧切「あなた達と江ノ島さんの件よ」

苗木「結論は出てるからいつでもいいとは思うけど…」

不二咲「でも、早い方がいいよ」

舞園「そうは言っても、なかなか江ノ島さん掴まらないんですよ」

霧切「なら、探してくるわ。まさか外出してることはないと思うけど」

舞園「いえいえ、いいですよ」

苗木「うん、明日ゆっくり2人で探すよ」

霧切「そういう訳にも行かないわ。あなた達には恩を返さないといけないから」

セレス「それに、彼女を1人にすると何をするか分かりませんわ」

霧切(私のことかしら…)

舞園(それは無いと思いますよ)

苗木「いや、でも…」

苗木(江ノ島さんと話させると何が起きるかわからないし)

舞園(人のこと言える身分ですか)

セレス「とにかく、彼女が絡む以上手伝わない訳にはいきませんわ」

不二咲(なんだかんだ言って協力したいんだなぁ…)

霧切「じゃあ、私はあっちの方を探すわね」

苗木「あ、霧切さん」

霧切「なにかしら」

苗木「念の為、2人以上で行動しようよ。何があるかわからないし」

苗木(霧切さんが1人で江ノ島さんと話すと事態が混乱しそうな予感がする)

霧切「…今、何か失礼なこと考えてなかったかしら」

苗木(女の人って心が読めるのが普通なのかな)

舞園(そんな訳ないでしょう)

苗木「いや、違うよ。ほんとに心配で」

霧切「…分かったわ」

セレス「じゃあ、私と不二咲くんはあっちを探すので、3人はあっちをお願いします」

舞園「分かりました」

不二咲「何か分かったら連絡してね」

苗木「分かったよ」

霧切(何か納得いかない…)

舞園(これも人生経験だと考えれば納得できますよ、多分)

舞園「ほら、行きましょう」

ーーーーーーーーーーーー

苗木「でもどこにいるかなんて見当もつかないよね」

霧切「とりあえず、唯一コンタクトがありそうな戦刃さんに聞いてみましょう」

舞園「名案ですね」

苗木「でも、その戦刃さんはどこに?」

霧切「…」

舞園「食堂で夕食をとってる時には見ませんでしたね」

苗木「…もしかしたらめんこしてるのかな」

舞園「ああ、妙にハマってましたからね」

霧切「私の知らない間にブームになってるのかしら…」

苗木「皆大神さんに勝とうと必死なんじゃないかな」

舞園「空も飛べないのに鷹に勝負を挑むようなものですね」

霧切「鉄製のめんこなら勝てるんじゃないかしら」

ーー遊戯室ーー

戦刃「スー…スー…」

朝日奈「…んー…」

大神「………」

十神「…ん…」

葉隠「皆寝ちゃってるべ」

大和田「めんこしてたみたいだな」

石丸「壮絶に争った形成が見られるな」

葉隠「しかし…眼福だべ…」

大和田「ああ…そうだな…」

石丸「む?眼福とは…」

ガチャ

苗木「失礼しまーす」

葉隠「おお苗木っち、いいところに来たべ!」

大和田「見ろよこれ」

苗木「うん?」

戦刃「んー…」

朝日奈「…スー…」

苗木「こ…これは…」

大和田「な?」

葉隠「眼福だべ」

石丸「だから、眼福とはなんのことだ!」

舞園「苗木くん?」

苗木「うん?…」

苗木(何か…笑顔が怖い…)

舞園「怖くて当たり前ですよ。ほら、こっち来てください」

苗木「いや、これは不可抗力で」

舞園「言い訳はたっぷり聞いてあげますから、ね?」

苗木「…はい…」

舞園「いい子ですね。こっちですよ」

葉隠「苗木っち、どこ行くんだべ?」

大和田「まああいつは放っておいて、俺たちは目の保養をだな」

霧切「あなた達は私がたっぷり絞ってあげるわ」

葉隠「し、絞るってなんのことだべ」

大和田「た…助けてくれ…」

ーーーーーーーーーーーーー

戦刃「!」ガバッ

朝日奈「ん…どうしたの?」

戦刃「叫び声と何かの破裂音が聞こえた…」

朝日奈「えっえっ?」

大和田「…」

戦刃「お、大和田くん!」

朝日奈「…まさか…」

舞園「大和田くんなら大丈夫ですよ」

朝日奈「ええ?」

霧切「破裂音は多分これね」

苗木「…」

戦刃「顔に手形…?」

朝日奈「…納得」

霧切「ほら、とりあえず隠して」

朝日奈「隠して…あああっ!」

戦刃「???」

舞園「ちゃんと制裁は与えましたから、大丈夫ですよ」

朝日奈「…ありがとう」

戦刃(何で顔真っ赤なんだろ…)

舞園(戦刃さんは気づいてないんでしょうか…)

苗木「…痛い…」

舞園「当然の報いです」

苗木「すいませんでした…」

舞園「はい、許してあげますよ」

石丸「なぜ僕まで…」

霧切「戦刃さん、江…江藤さんがどこにいるか知らないかしら」

戦刃「えとう?」

舞園「ほら、転校生の」

戦刃「あ、えと、わかんない」

霧切「戦刃さん」ボソ

戦刃「?」

霧切「何も江ノ島さんを掴まえて悪いことをしようと言うんじゃないの。話したいだけ」ボソボソ

戦刃「…ごめん。わかんない」

霧切(私って信頼感無いのかしら…)

舞園(ありますけど、まずは相手を信じた方がいいですよ)

舞園「そうですか…」

霧切「また降り出しね」

葉隠「転校生なら見たべ」

霧切「何ですって!」

舞園「言ってください。ほら、早く言ってください」

葉隠(何か今日この2人怖いべ…)

今回はここまでです
ちなみに戦刃はパンモロ、朝日奈は胸チラです

後ほど更新します

投下していきます

舞園「それで、どこで見たんですか?」

葉隠「部屋に帰った時に、廊下をうろついているのを見たべ」

霧切「それはいつ頃の事かしら」

葉隠「1時間くらい前だべ」

大和田「お前起きてたのか」

葉隠「その後結局寝たべ」

石丸「何をしに部屋へ戻ったのだ?」

葉隠「あ!UNOしようと思ってたんだべ!」

朝日奈「今度はUNO?」

戦刃「うのってなに?」

舞園「とりあえず行きましょうか」

苗木「ほっぺ痛い…」

霧切「1階だったわね」

苗木「あ、不二咲くん達に連絡しないと」

霧切「今メールしたわ」

舞園「さすが霧切さん、早いですね」

霧切「不二咲くん達は2階にいたみたい」

苗木「じゃ、行こっか」



ーー1階ーー

舞園「とりあえず合流できましたね」

不二咲「1時間前に見たんだっけ」

霧切「葉隠くんの話ではね」

セレス「若干信憑性に欠けますわ」

苗木「でも今はこれしか情報が無いんだし、とりあえず探してみようよ」

ーーーーーーーーーーーー

霧切「見つからないわね…」

舞園「1時間も経つとさすがに移動してるんでしょうか」

苗木「あとは部屋の中だけだけど…」

セレス「さすがにそれは無いと思いますわ」

不二咲「でも、江ノ島さんなら入りかねないような」

霧切「鍵くらいこじ開けそうね」

苗木「じゃあ、全部の部屋に行ってみる?」

舞園「それがいいですね。と言ってもここにいる人達の部屋しか入れませんが」

霧切「でも、部屋に入って何をするつもりなのかしらね」

苗木「江ノ島さんのやる事は全く見当がつかないもんね」

不二咲「じゃあ。一番可能性がありそうな苗木くんの部屋に行ってみようよ」

苗木「何か怖いなぁ…」




ーー苗木の部屋前ーー

舞園「いないとは思いますが…」

苗木「1時間前は部屋にいなかったから可能性はあるけど」

霧切「私たちが帰って来るのを待ってる時は舞園さんの部屋だったかしら」

舞園「そうですよ」

セレス「なら、怪しいですわね」

苗木「あの時隣の僕の部屋にいたと思うとゾッとするよ」

舞園「苗木くん、鍵かして下さい」

苗木「はい」

舞園「…」

セレス「?」

霧切「どうしたの?」

舞園「鍵、空回りするんですが…」

苗木「…」

不二咲「…開いてるってこと?」

霧切「だと思うわ」

セレス「ビンゴですわね」

苗木「何か怖いなぁ…」

舞園「…じゃあ、開けますよ」

ガチャ

江ノ島「やほー」

不二咲(凄いナチュラルだ…)

苗木「…久しぶりだね」

江ノ島「え?1日2日しか経ってないよー?うぷぷぷぷ」

あら戻ってる?

舞園「1日しか経ってませんよ」

江ノ島「私からすれば1日『も』だけどねー」

苗木「色々あったんだよ」

江ノ島「色々ってあれ?」チラ

霧切「…」

不二咲(まさか分かってる…?)

セレス「今そのことは関係ありませんわ」

江ノ島「まあそうだよねー」

苗木「話に来たんだ」

舞園「大事な話です」

江ノ島「…その3人は?」

霧切「…」

不二咲「…助っ人?」

セレス「…ですわね」

江ノ島「うぷぷぷぷぷ」

とりあえず今日はここまでです
>>1000までに終わりそうにないので次スレ建てます
江ノ島の件が終わったあとも話は色々つなげる予定です

>>959
戻ってるとは?

名前表記は江ノ島ですが性別は男です
すいませんややこしかったですね

明けましておめでとうございます
夜更新するかと思われます
今年もよろしくお願い申し上げます

あけおめことよろです
投下していきます

霧切「何がおかしいのかしら?」

江ノ島「助っ人って、何の?」

不二咲「何のって…苗木くんと舞園さんの」

江ノ島「そういうのじゃなくてさ、どんな風に助っ人するのかってこと」

セレス「…話を成立させる為ですわね」

江ノ島「そんなのしなくても、話は成立するよ?」

セレス「貴方の好きなように、成立しますわね」

霧切「それを防ぐ為に来たのよ」

江ノ島「うーん…」

不二咲「異論は無いよね?」

江ノ島「あるよ」

霧切「…」

江ノ島「ちょっと聞かれたくない話もあるからねー」

苗木「僕達との話なら、もう霧切さん達は知ってるよ」

江ノ島「でも、私の本音は知らないじゃん」

セレス「本音?」

江ノ島「苗木に対しての本音ね」

舞園「それは苗木くんが好きってことで完結してるんじゃないですか?」

江ノ島「まだ言いたいことがあんの」

霧切「だとしても、席を外す訳にはいかないわね」

不二咲「うん、それはできないよ」

江ノ島「どうしても?」

霧切「無理ね」

江ノ島「じゃあ交換条件で」

霧切「何を出しても引かないわよ?」

江ノ島「あの機械の秘密でも?」

不二咲「秘密?」

江ノ島「秘密というより、真相かな?」

霧切「興味無いわね」

セレス「待って下さい」

霧切「?」

セレス「ちょっと来て下さい」

霧切「わかったわ」

ガチャ

江ノ島「何か行っちゃったねー」

ーー部屋前ーー

霧切「どうしたの?」

セレス「ここで機械に関して知っておいた方がいいのでは」

霧切「確かに気になるけど、今は苗木くんと舞園さん2人で江ノ島さんと話させるべきじゃないわ」

セレス「気になるのもありますが、それ以上に知ることに意味がありますわ」

霧切「何かメリットがあると?」

セレス「まず、あの機械の真の利用価値が分かるという所」

霧切「利用価値…?」

セレス「今は不二咲くんのような性転換を望む人向けに作られたのだと思ってましたが…」

霧切「機械の真相が分かれば、利用できる…」

セレス「そうですわ。もっとも、空振りに終わるかもしれませんが」

霧切「でも、あの機械にそれ以外の目的はないと思うわ」

セレス「ならば、なぜ顔が劇的に変化する人が現れるのでしょうか?」

霧切「…それは…」

セレス「ただ性転換するだけなら、パーツをいじって女性らしくすればいいだけですわ」

霧切「確かに、本人の面影が無くなるまで変える必要は無いわね」

セレス「そういう点から、あの機械の利用価値は別の所にあると思いますわ」

霧切「でも、それが今役立つとは限らないわ」

セレス「今役立たなくても、後で使えるかもしれませんわ」

霧切「駄目ね。今あの3人で話させる訳にはいかないわ」

霧切「忘れたの?舞園さんは一度江ノ島さんに『殺す』って言ってるのよ?」

セレス「…そうでしたわね…」

霧切「何かあった時、苗木くんだけじゃ危ないかもしれないわ」

セレス「そのこと、完全に忘れてましたわ…」

霧切「さ、戻りましょう」

セレス「…」

霧切「…まだ何かあるのかしら?」

セレス「交換条件を変える、というのはどうでしょう」

霧切「…?」

セレス「機械の真相ではなく、『江ノ島さんはどうやって戻って来たのか』」

霧切「…」

セレス「これを知ることに好奇心はありませんわ」

霧切「…確かに、知っておきたいわね…」

セレス「今日の結果次第では、また江ノ島さんを…」

霧切「…」

セレス「…その時の為に、復活経路を断つことは必要だと思いますわ」

霧切「…それも、却下よ」

セレス「…そう、ですか」

霧切「…確証や自信は無いけど…」

セレス「…」

霧切「今日、必ずいい結果で終わらせてみせるわ」

セレス「…無理だとは言いませんが…」

霧切j「……あんなもの、もう見たくないもの」

セレス「…それは、私もですわね」

霧切「それに、私たちの問題と違って江ノ島さんが絡んだことで簡単には済まないわ」

セレス「舞園さんが暴走する可能性もありますわね」

霧切「…最悪の結果だけは、避けたいから」

『君に何が分かるんだ!!!』

霧切「!」

セレス「不二咲くん!?」

『うわああああああ!!!』

ガチャッ

霧切「きゃっ!」ドン

セレス「不二咲くん!」

霧切「セレスさんは不二咲くんを追って!」

セレス「分かりましたわ!」

霧切「何があったの!?」

舞園「霧切さん!」

江ノ島「うぷぷぷぷ」

苗木「このっ…!」

霧切「苗木くん、落ち着いて!」

江ノ島「霧切ちゃんも追った方がいいんじゃなーい?うぷぷぷぷぷぷ」

苗木「くそっ…」

舞園「苗木くん…」

霧切「…まずは、話を聞きましょう」

江ノ島「話すことなんてないよー?」

霧切「あなたには聞いて無いわ」

舞園「私が話しますね」

今日はここまでです

16-17時頃投下します

用事があって投下できなかったので今日の16-17時に投下します

舞園「実はさっき…」


ーー5分前ーー

江ノ島「…」スッ

苗木「どこ行くの?」

江ノ島「様子を見ようかなーと」

舞園「2人が外で話してる意味が無くなりますから、座ってて下さい」

江ノ島「じゃあ何、黙って待ってろっての?」

苗木「5分もかからないと思うから、じっとしててよ」

江ノ島「いや、私常に何かしないと死んじゃうから」

不二咲「苗木くんの部屋にいた時は何をしてたの?」

江ノ島「そりゃもう、匂いかいだり」

苗木「いや、言わなくていいよ」

江ノ島「ええー」

舞園「というか、何さりげなく変態的な事してるんですか」

江ノ島「え、許可とかいるの?」

苗木「いや、許可とかじゃなくて…」

江ノ島「まあどんだけ止められても自分のしたいことはするけどね」

苗木「僕の部屋に無断侵入してる時点で言っても無駄か…」

舞園「本当に勝手な人ですね」

江ノ島「ねー、退屈だし何か話そうよ」

苗木「何かって…何を?」

江ノ島「そうだねぇ…」

苗木(やな予感が)

舞園(そう思うなら何で話させたんですか)

江ノ島「そういや不二咲がさりげなく男に戻ってるけど…」

不二咲「…」

苗木「深い理由があるんだ、その話は無しで」

江ノ島「戻った理由、当ててあげよっか」

不二咲「!」

舞園「不二咲くん、相手にしなくていいですよ」

江ノ島「相手にしなくても、聞こえたら意味が無いよねー」

苗木「…」

不二咲「…分かるもんか」ボソ

江ノ島「皆が食堂で機械の考察してる時は、確か女だったよね」

苗木「言わなくていいよ」

江ノ島「それが今は男に戻ってる、女になりたいと思ってた不二咲が」

苗木「言わなくていいって言ってるだろ」

江ノ島「止めても自分のしたいことはするって、さっき言ったよね?」

苗木「そんなの関係無いよ」

江ノ島「じゃあ、勝手に止めればいいよ。私は勝手に話すから」

苗木「くっ」

舞園「苗木くん、落ち着いて下さい」

江ノ島「セレスと霧切との間で一悶着あったんよね」

不二咲「えっ」

江ノ島「ちょっと驚いてるってことは、正解だよね?」

苗木「…」

不二咲「…」

江ノ島「黙ってるってことも、正解だねー」

不二咲「…」

江ノ島「どうせ、霧切に告白でもされたんじゃない?」

舞園(…なぜ、わかるのでしょうか…)

江ノ島「セレスが好きだった不二咲は、霧切も好きになっちゃったと…」

苗木「…」

不二咲「僕が、セレスさんのことを好きだったという根拠でもあるの?」

江ノ島「霧切に告白されて、悩んでたのが根拠。セレスにはまだ告白されてないにも関わらずね」

苗木「…霧切さんが告白したと決めつけてるけど、確証があって言ってるの?」

江ノ島「あの日の夜の不二咲、妙に悩んでたしねー、あんな悩むって言ったらやっぱ恋の悩みでしょ」

舞園「それじゃ、霧切さんが告白したとは分かりませんよ」

江ノ島「でも男に戻った後、セレスと霧切を連れてどっか行ったじゃん」

不二咲「なんで知ってるの?」

江ノ島「たまたま見ただけ」

苗木(怪しい…)

江ノ島「まあ、それを見ただけで十分さっきの説明の根拠になるんじゃない?」

不二咲「…僕が男に戻った理由は」

江ノ島「霧切を切る口実」

苗木「!」

江ノ島「セレスと霧切で悩んでた不二咲は、霧切が男だという事を利用して男に戻った理由と霧切をフる理由を作る」

江ノ島「まあ、不二咲にしては賢い考えだと思うよ。霧切、平気で人殺そうとするんだもんね」

不二咲「っ!」

苗木「言い過ぎだよ、江ノ島さん」

江ノ島「本当の事だしね。私から言わせればセレスもあり得ないけど」

不二咲「セレスさんの何がダメだって言うの」

江ノ島「他人を信用してないし、隙あらば利用しようとする所かな。コロシアイの時もそうだったしね」

舞園「そんなことありませんよ」

江ノ島「今不二咲が誰と付き合ってるか知らないけど、セレスはやめた方がいいよー?利用されるだけかもしんないしね」

不二咲「…君に」

江ノ島「ん?」

不二咲「君に何が分かるんだ!!!」

江ノ島「分かるよ、コロシアイの時全員を見続けた張本人だしね」

不二咲「うわああああああ!」



ーーーーーーーーーーーーーーー

舞園「という訳です」

霧切「…よく分かったわ」

江ノ島「霧切も追いかけて慰めた方がいいんじゃない?」

霧切「あなたとこの2人を残す訳にはいかないわ」

江ノ島「あれ、いいの?不二咲くんに嫌われちゃうよ?」

霧切「セレスさんがいるから、心配無いわ」

江ノ島「私からすればセレスを不二咲と2人きりにさせる方がまずいと思うけどねー」

霧切「…」

苗木「霧切さん、載せられちゃダメだ」

霧切「分かっているわ」

舞園「セレスさんはそんなことしません」

江ノ島「ふーん、随分信頼してること」

苗木「…友達だからね」

舞園「信頼できなくて、何が友達ですか」

霧切「そういうことね」

江ノ島「ふーん…でも、霧切がどっか行かないと私は話さないいからね?」

霧切「あんなことがあった今、離れる訳にはいかないわ」

苗木「そうだね」

舞園「そういえば、セレスさんと何か話してましたけど…」

霧切「交換条件について話してたの」

今日はここまでです
江ノ島の口調がわかんなくてキャラ崩壊しちゃってます(´・ω・`)

今日の16-17時頃更新します
その時次スレも建てようと思いますがスレタイって今と同じでいいんですかね?

次スレ建てて来ました

苗木「性別が反転する機械?」2
苗木「性別が反転する機械?」2 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1389773306/)

投下していきます

苗木「交換条件?」

舞園「霧切さんが席を外す代わりに機械の秘密を教えるというものでしたね」

江ノ島「ああ、あれねー」

霧切「セレスさんは、あの機械に利用価値があると考えたみたいね」

苗木「利用価値?」

霧切「ええ。ただ性転換させるだけなら、顔を劇的に変える必要は無いから」

舞園「あの機械には、性転換以外の目的で作られた可能性もあるってことですか?」

霧切「そうセレスさんは考えたみたいね」

江ノ島「ふーん。で、どうするの?呑むの?」

霧切「呑む訳無いでしょう。2人を置いてくわけにはいかないわ」

江ノ島「何?苗木と舞園のこと信頼してないんだ?」

霧切「何を言ってるのかしら…」

江ノ島「2人が私と話したら、また変なことになると思って?」

霧切「そんな訳ないでしょう」

江ノ島「なら、どっか行っててよ。私は2人と話したいし」

霧切「そうは行かないわ。万が一って事があるもの」

江ノ島「やっぱり、信頼してないんじゃん」

霧切「そうやって、今度は苗木くんと舞園さんを口車に乗せる気かしら?」

江ノ島「さあ、それは苗木と舞園が判断するんじゃない?」

霧切「苗木くん、まさか騙されて無いわよね?」

苗木「うん、大丈夫」

霧切「舞園さんは?」

舞園「まさか、あんなのに引っかかりませんよ」

霧切「聞いての通りよ。話をしましょうか」

江ノ島「…」

霧切「…まだ、言いたいことがあるのかしら?」

江ノ島「1つ聞いていい?」

霧切「ええ」

江ノ島「セレスと廊下で話した内容、さっきのだけじゃないでしょ?」

霧切「……ええ」

苗木「交換条件について?」

霧切「セレスさんは、交換条件を変えたらどうかと言ったわ」


舞園「交換条件を…」

江ノ島「で、別の条件って?」

霧切「…『江ノ島さんがどうやって戻って来たか』…」

苗木「!」

舞園「なるほど…」

江ノ島「……賢いねー」

霧切「当然、それも却下したわ」

苗木「…でも霧切さん、それは知っておくべきなんじゃ」

霧切「その理由は、江ノ島さんをこの学園からあの時と同じ方法で追い出すことを想定してるからかしら?」

苗木「…いや…」

霧切「隠さなくてもいいわ。セレスさんも、その事を想定してこの交換条件にしようと考えてたみたいだから」

江ノ島「さすがセレスといった所だねー、いいとこ突いてくるよー」

舞園「…そんな理由なら、その交換条件にすべきでは無いですね」

霧切「舞園さんも私と同じ考えのようね」

苗木「…?」

霧切「私は、江ノ島さんを追い出す気なんて無いわ」

舞園「私もです」

苗木「…」

舞園「今日は、ただ話をしにきただけですから」

霧切「それに、悪い結果には必ずさせないわ」

江ノ島「ふんふん、いいこと言うねえ」

霧切「苗木くん、あなたは江ノ島さんを追い詰めるつもりでここに来たの?」

苗木「…違うよ」

霧切「なら、私達と同じ考えのはずよ。悪い結果なんて、誰も望んでないわ」

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