天皇「俺さん、待ってください…」俺「ん?」 (38)

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度重なる激戦とこれまでの戦いが終わり、少し落ち着いた頃

天皇(21)「もう、行ってしまわれるのですね…」ハァハッ

俺「まぁこれで一応戦いも終結だしな、嫌われ者はサクッと退散しとくぜ」

天皇(21)「あなたのこの戦での功績、それを知れば皆だって…」ハァハァ

俺「あー、もういいじゃん。全部終わったんだ。これでもうこの国も大丈夫さ。で、それだけを言いに来たの?」

天皇(21)「少し、あなたにお伝えしたい事が…」ゼェゼェ

俺「なんだよ天ちゃん、改まって気持ち悪い…俺と君との仲じゃん」

天皇(21)「いつかきっと、また訪ねてきてください。私はかつて己の血筋を憎み呪ってきた…しかしあなたと共に戦えて…それは過ちだと気づきました。人は産まれいでた時ではなく、今この瞬間(とき)の自分自身こそが真に価値あるものだと…」

天皇(21)「我々もまだ若い身、いずれまた大きな壁にぶつかることもあるやもしれません、その時は…必ず力になりましょう。」

俺「お言葉はありがたいけどさ、」

俺「ここの戦いは終わってもまだ俺自身の決着は付いてないんだよね、もともと俺の問題に他人を巻き込む趣味はない…それに」

俺「君は天皇になる」

俺「まあでもこの数ヶ月、一緒に戦えてその…楽しかったぜ…」

天皇(21)「!!!」

俺「じゃあなウスラトンカチ、せいぜい長生きするんだな」

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天皇「あれから何十年…」チラッ

天皇「彼とは二度と会うことはありませんでした…」ゴホッゴホッ

天皇「もうすでに亡くなっているのかもしれません…その時は…」

天皇「」ゴハッ

天皇「私もあまり長くはないようです…」

天皇「せめてあちらの方ででも…また私とお話ししてくれますか…」

天皇「俺さん…」




~fin

チラッて何見てんだよ

>>32
写真しかねえだろ

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