妹「おにいちゃん、なんか最近冷たいかも…」(477)


妹「おにいちゃーん」

兄「ん…?」

妹「また明日も、きてくれる?」


 妹はベットの上で僕に抱きつき、そんなことを訊いてきた。


兄「明日は…どうだろうな」

妹「んぅー。最近全然きてくれないのに」

兄「最近忙しいんだ…ごめんな」


忙しくなんか、ないというのに。

妹「んぅー…」

少し不機嫌な様子の妹の頭に手を回し、おでこをさすってやる。
すると妹は身体をもじり、僕とは逆の方向を向いてしまった。

妹「おにいちゃん、なんか最近冷たいかも…」


兄「そんなこと、ないよ…」

妹「そんなことあるのー。いつもなら朝まで居てくれたのに。今じゃ、なんか他人みたい…」

妹の口からでたその言葉が、とても冷たいものに感じた。

妹「ね、ね。いつもみたいにやって」

兄「ああ、あれな…」

動揺していたんだと思う。
だから、僕はこんなにも優しくしようとしている。

妹「ん…」

妹の身体を後ろから抱きしめると、妹はその場で膝をまげて少し背筋を丸めた。

妹「えへへ。いつものおにいちゃんだ」

そして、その言葉に安堵している僕がいて。


妹の体を、優しく撫でてやる。

妹「ん…」

どこか心地よさげな、気持ちよさそうな声をあげた。

妹「あったかい…」

兄「そっか…」

妹「ねぇ、おにちゃん」

兄「…ん?」

妹「このまま…寝るまで、ずっとこうやってて欲しいな」

兄「うん…分かった」

僕はそのまま後ろから抱きしめながら、妹が寝静まるのを待った。


僕たちは、特別な関係だ。

親子、兄妹、夫婦、従姉妹、友人、恋人…
人間関係を表す言葉なら、いくつだって存在する。


それなら僕たちは、なんだ?

兄妹?


いや――

僕たちは、兄妹なんかじゃなかった。

従姉妹でも、恋人なんかでもない。


僕たち2人は…


『他人』


そんな言葉ひとつで片付いてしまう。

ただ、そんな薄っぺらな関係。

よしお前ら!
>>1先生の、スイーツ()もビックリするほどの完璧盛大妄想感動物語が始まるぞ!
一同、拍手!礼!着席!
(それではどうぞ↓)


妹「……」

兄「……」

じゃあなんで、僕はこんな他人を抱いているのか。


(そんなこと…)

僕のほうが知りたかった。


最初は、ただ街を歩いていた。

両親を亡くしたあの日、ただひたすらに。


“お母さんも、お父さんも、2人ともこの世から居なくなってしまった”

そんな現実が信じられなくて、信じたくなくて。現実逃避をした。

ただ泣いて、ひたすら泣きながら、街を歩いていた。


すれ違う人々が、こちらを見ている。

誰からも声をかけられることはないし、助けようとなんかしてこない。

世界が冷たくて、とても冷たくて。

死んでしまいたくなるような気持ちになった。


気づくと、女の子が僕の後ろをついてくる。

女の子「おにいちゃ~ん……グスッ」

泣きながら、僕の服のすそを掴みながら、必死についてくる。

兄「キミ…だれ?」

女の子「おにいちゃんが…おにいちゃんが居ないの」

迷子かな? そう思った。

僕はその日、女の子の“お兄ちゃん”を探すのを手伝うことにした。

そうすることで、僕の悲しみを紛らわすことができたから。



どれだけ探しても、彼女の兄はみつからなかった。

どの何件もの店を出入りした。

何人もの人々に、聞き込みをした。


それでも、彼女の兄はみつかることなんてなかった。

ただ必死についてくるだけの女の子の顔が、なんだか切なかった。


この世に絶望したような――さっきまでの、僕と同じような顔。

同類の顔。



夜になっても、女の子の“お兄ちゃん”はみつからなかった。

兄「……」

女の子「……」


冬の寒さが、とてもつらい。

風が肌を刺すように、痛めつけてくる。

どうして世界はこんなにも冷たいのか。


兄「ごめんね…、キミのお兄ちゃん、みつからないや…」

女の子「……?」


“どうして?”
“何を言っているの?”

女の子の瞳が、そんなことを言いたげにに揺れた。

俺「僕がおにいちゃんだよ^q^デュフフフフフwwwwwwwwwwwww」


兄「あのさ…、僕もうそろそろ帰らないと」

帰る場所なんてあるものか。
今の自分に、すべてを失ったこの僕に。

女の子「…うん、帰ろ」

兄「うん…、じゃあ、ここで」

女の子「え…? 待ってよ!!」

さっきとは別人のような調子の声だった。
まるでそれが“当たり前”だとか、そういう類の。


女の子「一人にしないでよぉ…」

兄「だって、帰らないと…さ」

女の子「一緒に帰ろ…?」

兄「…え?」

女の子「いっしょに帰ろうよ……」


――ね、お兄ちゃん。


その日から、僕は彼女の“お兄ちゃん”で
彼女は僕の“妹”だった。



(…………)

電車の振動に揺られながら、つり革を掴んでいる。

先にある夜の景色をみつめながら、ただボーッと考え事をしていた。


“おにいちゃん――”

はっ、と意識が覚めた。


(たしかに…)

僕は確かに、あの子の兄だ。

でもそれは、ただの“役”であって血の繋がりなんて有りやしない。


それでも…

それでも僕は、ただひたすらにあの子の笑顔を守ってきた。


あの子を傷つけないように。

少しでも、幸せでいられるように。


“実の兄が交通事故で死んだ”

そんな事実を、ずっと隠し続けて――


ただ、あの子の幸せを守りたかった。

だから、あの子には“兄”が必要だった。

…それが、“偽りの兄”だったとしても。


でも……


兄「このままじゃ…いけない」


なぜそんなことを考えるようになったのか。

このまま、あの子に幻を見させてやればいいのに。

-完-

・・・・・・え?

久しぶりに良いスレキターしかし完
続けろwww

ん…?(おかしいな)

完は冗談
書き溜めが無くなっただけです

投稿遅くてもよければ続き書きます

よかった

ナイスジョークだアメリカンw



妹の家から電車とバスを使い、自宅まで着くのに、約40分といった所だ。

兄「……ふぅ」

一息つき、自室のベッドに横たわった。


時刻は夜11時。
普段ならば、明日の学校に備えて既に寝ているはずの時間。


兄「今日は少し遅くまで居座りすぎたかな…」


毎日こうして妹の家まで遊びにいくのも大変だ。

ただ、自分の通っている高校が妹の家の近くだということ。
それが唯一の救いだが。


――そもそも

(あの子は、僕の妹だものな…)

それが、仮に嘘の関係だとしても。


あの子は、僕のことを実兄だと思い込んでいる。

本当の事を教えたことなど、一度もない。


(あの子を傷付けたくなかった……いや)


僕はうれしかったのかもしれない。

幼い頃、両親を無くしたあの日。すべてを失ったあの日…
そばに居てくれる存在が、いてくれたことに。


だから、本当のことを教えたくなかった。
…僕自身が。

支援

(しかし、だ)

本当に…このままでいいのだろうか。
時折、そんなことを考えてしまう。

このままあの子を騙し続けて…。

いつか、真実を知ることになる日がくるかもしれない。

その時は、僕はどんな顔をすればいいんだろう?


――妹『また明日も、きてくれる?』


もしかしたら…
ここで、区切りを付けるべきなのかもしれない。

自分が本当の兄ではないこと…それをあの子に伝えれば終わる。

この関係が…

兄「……ん」

朝の目覚め。気付かずに眠っていたらしい。
歯を磨き、制服に着替えて家を出る。

…と、ここで携帯に着信。

『学校いく時間だよ、お兄ちゃんo(^-^)o』

妹からのメールだった。

兄「ったく…あいつは」

“今家出たところ…”

ここまで打ちかけて、指が止まる

――そうだ。このまま妹との関係を薄めていく。
昨夜、そう決めたじゃないか。

そのまま送信せずに、バスにのって学校へ向かった。

だめだ>>1読んでE'Sの光流しか浮かばなかった


「おはよー」という声が飛び交う中、クラスに到着。

笑顔で朝の挨拶に来てくれる可愛い幼馴染が居るわけでもなく、何事もなく自分の席に到着。
机の横にカバンを掛けると…

友人「よう」

兄「あぁ…、おはよう」

親友というわけでもないが、他の連中とは比較的に話し合う程度の仲。
そんな友人が、前の席から話しかけてくる。

友人「昨日、帰り遅かっただろ?」

兄「…なんで知ってるんだよ」

友人「昨日駅でみたんだよ。おまえのこと」

兄「ふぅん…」

友人「んで、また妹ちゃんの家か?」

兄「…あぁ、そうだよ」

友人「おうおう、お熱いね~。毎日部屋の中でなにやらかしてんだ?」

兄「別に、やましいことなんてしてないぞ」

ベットの上で言われるがままに抱き合ったが。
ただ、それは妹のほうから望んできたことで…。

友人「さあどうだかねぇ。もしかしたら、いつか本当に禁断の愛に染まるかもしれんしな」

兄「おまえな…。兄妹でそんなことするわけないだろ」

本当は兄妹ですら、家族ですらない。
そのことも、友人にも言ってない。

そこから情報が漏れて、妹に真実が伝わってしまうかもしれないから。

友人「ま、気をつけろよ。おまえに限ってそれは無いと思うが、そういうの世間的にヤバいからさ」

兄「……」

世間的に…か。

.
.
.

6限目の授業を終えた後、
僕はいつも通り妹の家へ向かおうと教室を出た――が、その直後ふと足をとめた。

兄「…そうだったな」

習慣というものは、少しばかり厄介だ。

これから妹との関係を徐々に絶とうというのに、家に遊びにいっては意味がないではないか。

クオリティ高いな


妹の家とは逆の方面……駅に向かった。

(あの子には可愛そうだけど…)

……本当に、このままではいけないんだ。
この先にとって。僕たち仮初めの兄妹にとって。

だから――

辺りが夕日に染まる頃、駅の前で思わず足を止めた。


兄「どうして……」

妹「……」

夕日に染まった、小さい妹の姿。
なぜ、こんなにも切なく映るのだろうか。


妹「…おにいちゃん、メール返してくれなかった」

兄「あ…あぁ、ごめん」


だから…だっていうのか?
朝、僕がメールを返さなかったから?

妹「おにいちゃん、今日は家に寄ってくれないんじゃないかって…そんな気がして」

兄「……」

妹「あたしのこと、嫌いになった…?」

目を赤くし、今にも泣き出しそうな、そんな声で。
捨てられた子犬のような、そんな叙情を演出させて。

兄「そんなわけ、ないだろ」


本当に。

妹「おにいちゃーん、買い物して帰ろうよー」

兄「…あぁ、うん」

妹「どしたの? 元気ないけど…」

兄「いや、なんでもないよ」


何をやっているのだろうか、僕は。
妹と離れると決意しておきながら、この様。

結局、この子の泣き顔に負けてしまっている。


妹「…ねぇ。嫌だったら、言ってよ」

兄「……ぇ」

思わず情けない声が出た。自分でも驚くぐらいの。

妹「おにいちゃん、さっきからつまらなさそうな顔してるから」

兄「いや、そんなことないよ…。妹が嫌とか、そういうことじゃないからさ」

妹「…本当?」

それに応えるかのよおうに、そっと頭を撫でる。

妹「えへへ…」

兄「…」

妹「…」


雨の降る雑音と共に、しんと静まった室内。

今日はなぜだか、妹との会話が弾まなかった。

先ほどコンビニで買ってきたお菓子も、手を付けずにいる。


妹「ねぇ…、おにいちゃん」

緊張したような声で、妹のほうから話しかけてきた。


妹「どうして、朝メール返してくれなかったの?」

兄「ちょっと、急いでて…な。寝坊したんだ」

おまえとの関係を断ち切ろうとした。
だから、メールを返さないようにした。

そんなこと、いえるはずもないのに。

ただ傷付けないために、笑顔を守るために。

僕はおまえの兄になった。
そんな男が、どうして今更関係を断ち切れるというのだろう。

妹「…本当?」

兄「…あぁ」


僕は、おまえを裏切ろうとしている。
今になって、おまえを傷つけようとしている。

妹「…よかったぁ」

僕は、どうすればいい?


コンコン、というノックが部屋に響く。

母「妹ちゃん…あら、兄くん来てたの? 今日もご飯食べていく?」

兄「あ、僕はどっちでも」

妹「うん、おにいちゃんも食べていくよ。ね? おにいちゃん」

天使のような、優しく可愛らしい笑顔で問いかけてくる。
どうしても、この子の前では裏切ることなんてできやしないのに――

妹「それでねー、おにいちゃんったらひどいんだよ。あたしのこと無視して…」

母「あらあら」

くすくすという笑い声、食卓に響く。

母「でもよかったじゃない。仲直りできて」

妹「――うん!」

妹の見ていない所で、母がこちらをみつめた。心配そうな目で。
逆にそれが責められているような、そんな気がして思わず俯いてしまう。


“妹の兄になってほしい”


妹の実兄が亡くなってから、そんなことをこの母親から言われた。
この子を救ってくれるのは、僕だけ。そう言い聞かされた。

それから少し経って、妹は実兄の葬式にも行かずに、ずっと僕のそばに居続けた

最初みーまーみたいな感じかと思ったけど全然ちがかった
すごい期待してる

期待

母「はい、お茶どうぞ。熱いから気をつけてね」

兄「あ、どうも…」

母「いいのよ、気遣わなくて。兄くんはウチの家族なんだから…ね? 敬語もそろそろ…」

兄「…はい」


妹が風呂に入っている間、茶の間で母と話している。


母「…面倒に、なっちゃったかしら?」

兄「え?」

母「ごめんなさい。あの子のそばにいるのが、辛くなったかしら?」

兄「いえ、そんなことは全然」

母「…そう。ビックリしちゃったわ。兄くんが妹ちゃんに冷たくしてるのかと思って」

兄「いえ、冷たくなんかしませんよ。あの子は僕の妹ですから…」

母「そうね。たとえ血の繋がりがなくても、貴方たちは兄妹。だからいつでもウチにいらっしゃい」

兄「…はい」



本当に…。

本当にこれでいいのだろうか。






少し話しをした後、今日はもう遅いということで妹の部屋に泊まることになった。

(まぁ…明日休日だし、いいかな)


部屋にあった雑誌を手に取り、パラパラとめくる。

兄「あいつ…こんな本読んでるのか」

それは女性向けのファッション誌。

妹はまだ中学生で、容姿もほかの子より比較的幼い。

身長もかなり低く、体育の時なんかは常に最前列に並んでいるような子だ。

でも、それでも男子からは結構人気あるらしい…。


雑誌を棚にしまい、その場立ち上がる
――すると、背中に柔らかく生暖かいものが抱きついてきた。

妹「えへへ…」

兄「おいおい、ちゃんと体拭けよ」

タオルを頭にかぶせ、湿った状態で僕の腰に抱きいたまま離さない。

妹「ひゃ…っ」

頭にのせたタオルをそのままくしゃくしゃと水分をふき取ってやった。

妹「あはは…っ、おにいひゃん、もうちょっと優しく拭いてよー」

兄「ほら、ちゃんと乾かさないと…ってこら」

そのまま僕の背後に回り、ガッチリとしがみ付いてくる。
いわゆる、おんぶってやつだ。


兄「こらこら、体拭かないと」

そして、ベッドに妹を優しく放り投げた。

妹「んぅ…。じゃ、お兄ちゃん拭いて」


ベッドにあおむけになり、こちらを上目遣いでみつめてくる。

(風呂上りのせいか、少し色っぽい…)

兄「甘えん坊もほどほどにな…。ったく、もう中学生なんだからそのくらい自分でやりなさい」

そう言って、ドライヤーをコンセントに挿し、妹に手渡した。

妹「おーにーちゃんがやってよー…」

駄々をこねるように、そのばでジタバタともがいた。
まったく…。

兄「ほら、そこに座って」

妹「ん…」

妹を抱き上げ、ベッドの上に座らせる。
そしてドライヤーの熱風で髪の毛を徐々に乾かしていく。

肩まで伸びた、サラサラとした髪の毛。
僕の妹の…。

しえ

兄「はい、終わったよ」

妹「んぅ…」


そのまま僕に体を預けるようにして、妹がだれ付いてきた。
眠いのかな…?

兄「寝るなら、電気消すか?」

妹「あっ…まってぇ」

妹は半身を起こし、あぐらをかいた僕の足の上に乗っかってくる。

妹「えへへ…」

兄「…この状態で寝るのか?」

この状態じゃ、寝れないだろう。

妹「今日は、まだ寝ないのぉ…」

――せっかくおにいちゃんが泊まりにきてるのに。

そう言って、小さい体を僕に預けてくる。

しえんた

妹の小さい体は、僕の腕の中にすっぽりはまってしまう。

石鹸の良いにおいがして、少しくすぐったい感じがする。


(…………)

静かな空気が、室内を張りつめる。

妹「……」

兄「なぁ…」

妹「…んぅ?」

少し眠たいのか、ウトウトとした声で妹は返事した。


…何を言いたかったんだっけ。

今更になって、そんなことを考え始めた。


兄「おまえは…もし僕が――」

妹「うん…」

晒しage

もし僕が――

そこまで言いかけて、やめた。


妹「どうしたの…?」

兄「いや、なんでもないよ」



“もし僕が、兄じゃなかったらどうする?”

なんで…。
どうして、そんなバカなことを訊こうとしたのか。

絶対に口にしないと――そう誓ったことを今、破棄しようとした。
そんな自分に、酷く腹が立った。

今更になって、言うつもりだったのか? この愚か者は。

兄「もう、眠いだろ?」

妹「んーんぅ、全然ねむくない…よ」


半目のまま言われても、説得力もあったものじゃない。
そんな妹の姿に、少し苦笑してしまう。

妹「…ん」

妹の体を後ろから抱きしめた。
柔らかく、温かく、そして可愛らしい。



…何を、悩んでいたのだろう。

どうして、妹と離れようかなんて真剣に考えたのだろう。

また、この子を一人にするつもりだったのか――僕は。

しえん

兄「そう…だよな」

妹「ん…ぅ?」


少し、おかしかったのかな。
もう、妹と離れるなんて言わない。

僕は知ってしまったんだ。
妹のそばにいなきゃいけないこと――そして、僕が妹のそばに居たいことを。


そっと、頭を撫でる。

(ごめんな…、寂しい思いさせて)

そうだよな。
僕はこの子のお兄ちゃんだものな。


兄「…そろそろ寝ようか?」

妹「すぅ…」

すでに、眠りについているようだった。

僕は起こさないように枕元まで運び、そっと電気を消した。


(そういえば、久々だな…)

…この子の隣で寝るのは。

(そもそも、お泊りなんてあんまりしないか)


妹の布団にゆっくりと入ると、心の中で『…おやすみ』と呟いた。

カーテンの隙間から月の光が入り込み、部屋を照らす。

薄暗い天井をみつめながら、徐々に眠りにつこうとした…。


腕に抱きつく、妹の感触を覚えながら――

これは・・・期待

支援だよ、お兄ちゃん

しえん

                   ,'⌒,ー、           _ ,,..  X
                 〈∨⌒ /\__,,..  -‐ '' " _,,. ‐''´

          〈\   _,,r'" 〉 // //     . ‐''"
           ,ゝ `</ /  〉 /  ∧_,. r ''"
- - - -_,,.. ‐''" _,.〉 / /  . {'⌒) ∠二二> -  - - - - - -
  _,.. ‐''"  _,,,.. -{(⌒)、  r'`ー''‐‐^‐'ヾ{} +
 '-‐ '' "  _,,. ‐''"`ー‐ヘj^‐'   ;;    ‐ -‐   _- ちょっくらコンビニ行ってくる
 - ‐_+      ;'"  ,;'' ,''   ,;゙ ‐-  ー_- ‐
______,''___,;;"_;;__,,___________

///////////////////////

可愛い妹に添い寝してほしい


       、′・. ’   ;   ’、 ’、′‘ .・”
            ’、′・  ’、.・”;  ”  ’、
       ’、′  ’、  (;;ノ;; (′‘ ・. ’、′”;
         ’、′・  ( (´;^`⌒)∴⌒`.・   ” ;  ’、′・
      、 ’、 ’・ 、´⌒,;y'⌒((´;;;;;ノ、"'人      ヽ
           、(⌒ ;;;:;´'从 ;'   ;  ;) ;⌒ ;; :) )、   ヽ  -‐,
           ( ´;`ヾ,;⌒)´  从⌒ ;) `⌒ )⌒:`_,,..・ヽ/´
   ′‘: ;゜+° ′、:::::. :::    ´⌒(,ゞ、⌒) ;;:::)::ノ‐''"..,,_
            `:::、 ノ  ...;:;_)  ...::ノ  ソ,. r ''" `''‐,,._ X
           ,ゝ `く/ /  〉 /  ∧_ ...::ノ  '' "
- - - -_,,.. ‐''" _,.〉 / /  . {'⌒) ∠二二> -  - - - - - -
  _,.. ‐''"  _,,,.. -{(⌒)、  r'`ー''‐‐^‐'ヾ{} +
 '-‐ '' "  _,,. ‐''"`ー‐ヘj^‐'   ;;    ‐ -‐   _-
 - ‐_+      ;'"  ,;'' ,''   ,;゙ ‐-  ー_- ‐
______,''___,;;"_;;__,,___________

///////////////////////

なんだこのスレは……っ

        ざわ…

こんな、こんなスレを立てられたら……っ

                  ざわ…

支援っ! 支援せざるをえないじゃないか……っ!

   ざわ…        ざわ…

ただいまオンライン

来たか



(――きた)

…いつものやつだ。

寝ているとき。
あまりよくない夢をみてしまう時に限って、それは襲ってくる。

全身がしびれるように、自分の体を抑えつける。
指先ひとつも思い通りにならず、とてつもない恐怖感に囚われる。

耳鳴りがひどい。女性の悲鳴のようなものが、だんだん強まっていく…。

全身から冷や汗がふきだし、奥深い闇の中で僕は恐怖という鎖でしばりつけられている。


怖い、怖い、怖い。
目をひらいた先に幽霊がにらみ付けているんじゃないか、そんな事を考えてしまうと目が開かなくなる。

「…ちゃん」

…なんだ? 悲鳴以外に、誰かの声が聞こえてくる。

「に…ちゃん」

もう、聞きなくない。
耳を塞ぎたくなるような気持ちで、力強く目を瞑る。


妹「おにいちゃん」

兄「……っ」

視線の先には、優しげな妹の顔があった…。

なんともいえない開放感に、心の底から安堵に包まれていく。


妹「汗…すごいよ?」

ああ――

兄「…すまない」

なんだろう、この澄んだような気持ちは。
室内の空気が透き通っていて、肺が冷たい空気で満たされる。

妹「…また、いつものあれ?」

兄「ああ。でも、もう大丈夫」

妹「ん…」

いつものように妹の頭を撫でてやると、どこか心地よさうな声を上げた。

妹「ご飯できてるよ。いこっ」

兄「ああ」

兄「っ」

ベッドから降り、立ち上がろうとしたところで眩暈と吐き気のような感覚に襲われ、その場で立ちくらむ。

どうやら、気分は最悪だ。


妹「だっ、大丈夫!?」

あわてて僕にしがみつき、支えようとがんばる妹の姿。

兄「大丈夫…たいしたことない」

それに、そんなに体重かけられたら余計に悪化しそうだ…
妹の不安げな顔に、心の中で少し苦笑してしまう。


妹「まだ、休んでいたほうがいいよ…ご飯持ってくるから、おにいちゃんはベッドで休んでて」

兄「…大丈夫だから。気にするなよ、な?」

妹「んぅー…」

いちいち大げさだ。この程度、普段のを比べればまだたいしたことないというのに。

深いな…
期待

(…でも、な)

不安に満ちて今にも泣きそうな妹。
これを知らん顔するのは、どうやら僕にとっては難しそうだ。

兄「…わかったよ。少しの間ベッドで休んでる」

妹「う、うん。そうしたほうがいいよ…。今ご飯もってくるね」


……。

果たして、いつからだっただろうか。

強烈な金縛りにかかるようになったのは。


それは、子供の頃、両親をなくしたとき?――
あるいは生まれつき?――

(どちらにせよ…)

こればっかりは、治せそうにない。
そのせいで、妹にも心配をかけてしまっている

なにこのイカ臭い文章・・・・

性的欲求なく読める


支援

>>73
多分俺がシコシコしまくってたから

悔しくて眠れなかったわ


妹「…おまたせ」

おぼんを持って、妹が朝食をはこんできた。
そそっかしい足の運び方だった。


机に置かれたそれは、焼き魚とご飯と味噌汁――
味噌汁の良い匂いが漂い、食欲をそそられる。

兄「ありがとう…美味しそうだな。おまえはどこで食べるんだ?」

妹「んー? おにーちゃんと一緒」

そういって、部屋を出た後また自分の朝食を持って歩いてきた。


妹と一緒の部屋で食事。

妹「いただきますっ」

兄「いただきます」


両手を合わせる――子供の頃のように。


妹「ねぇ、おにいちゃん。今日はどうするの?」

兄「ん…、どうしようか。おまえはどこか行きたい所とかあるのか?」

妹「あんまり…。おにいちゃんの所ならついていくよぉ」

兄「そうか」


そういえば、昔からそんなんだったけ。
僕の行く所には、服の袖を掴んでは何処にでも付いてくる。

そんな子だ…僕の妹は。


妹「おにーちゃん、少し髪伸びてきた?」

兄「ん…」

そう言われてみれば、そんな気がする。
考えてみればもう2ヶ月半も髪切ってないような…。

兄「そうだな、今日は床屋行こうか」

妹「えー、あたしが切ってあげようとしたのに…」

残念そうな表情をする妹。
…ただでさえ不器用な妹に切らせたら、どんな髪型になるのか想像がつかない。

というか、させたくない。


兄「いや、今日は床屋に行こう。ついでに、おまえの好きな物も買ってやるよ」

妹「えっ、ほんとぉ?」

兄「ああ。ご飯食べたら、着替えて行くか」

妹「うんっ!」

家を出て数分、バスに乗って数十分がたった頃。

妹「すぅ…」

兄「……」

僕の肩にもたれながら、静かに眠る妹。

(もしかして、昨日寝てなかったんじゃないか…?)

そんなこと思い、終点の駅前に到着した所で妹を起こす。

妹「ん…、んぅ」

兄「ほら、降りるぞ」

妹「んぅ……すぅ…」

…だめだ、これ。
妹は一度眠るとなかなか起きない。

(…仕方がないか)

そのまま妹を背負い、運賃2人を支払ってバスを降りた。

すれ違う人々が、こちらを見ているような気がした。

妹「すぅ…」

ただでさえ都会で人が多いというのに、小さい女の子をおんぶして歩いているというこの状況…
目立つに決まっている。

(…まあ、いいか)

たいしたことはない。

街の雑踏を目じりに、妹を背負って歩く。


妹「んぅ? ……あれ」

どうやら、目を覚ましたようだ。

妹「あれ、おにいちゃん…。」

兄「昨日、寝てなかったのか?」

妹「ぁ…、ごめんなさい」

兄「いいよ、別に」


妹「おにいちゃんと同じ部屋で寝るの…、久しぶりだったから」

だから――ドキドキして眠れなったと?
どうして、こいつはこんなにも僕に固執するのだろう。

同じ年頃の中学生は、兄弟なんて避けるようなものだと思うけど…


妹「おにいちゃんのおんぶ、久しぶりだね」

兄「そうか? 昨日してやっただろ」

妹「…え? そだっけ?」

(……?)

兄「それより、そろそろ降りてくれ」

妹「えー。背中あったかいのに」

少なくとも、去年までランドセルを背負っていたような妹だ。
誰かに甘えたがるのも、仕方がないことなのかもしれない。

それに、この子は…

この子は…



――この子は、なんだって?

少なくとも、この子は普通だ。

そう、普通の女の子。

今更、兄を亡くしたショックで――とか関係無い。

…今は僕がこの子の兄なんだ。

支援

兄「なぁ…」

妹「なぁに? おにいちゃん」


僕は――

兄「僕は、おまえのお兄ちゃんだもんな」

そうだ。


妹「あ、あたりまえだよぉ。どうしたの?」

兄「いや、なんでもないよ。なんとなくさ」

妹「――?」


果たしてそれは、兄だと確認できたことの嬉しさからだろうか?
気付いたら、微笑んでいた。

スレタイ見て
妹「し、死んでる・・・」
ってことかとオモタ

“1000円カット”

そう大きく書かれた看板の床屋に入ると中は混雑していた。

(こりゃ、結構かかりそうだな)


妹を椅子に座らせ、その隣に自分も座る。

妹「……」

妹は足をばたつかせ、辺りを見回しているようで、とにかく落ち着きがなかった。

兄「…ほら」

僕は妹の背中に腕を回し、とんとんと2回叩く。
――落ち着け。

幼い頃からの、そういう合図。

妹「ん…」


そうすると妹は落ち着き、その場でじっと座った。

一時間ぐらい経っただろうか。
名前を呼ばれ、ようやく自分の番がきた。

兄「あ、はい」

席を立ち、理容椅子に向かうと…


妹「……」

妹がついてきた。

兄「…おまえは、あそこで待ってるの」

妹「…んぅ」

そう言うと渋々と自分の場所に帰っていった。


チョキチョキ。チョキチョキ。

そんなハサミの音を聴きながら、目を瞑る。
切られた髪が、束になって床に落ちていく。

半目を開けると、大きな鏡。
その鏡の中に映る妹の姿が、なにやら微笑ましい。

ふとももに手を置き、行儀良く座っていて…
時々、僕のほうを見て――笑顔で手を振ってくる。


我ながら可愛らしい妹だ。


散髪が終わり、料金を支払うと、妹を連れて店を出る。

妹「おつかれさま。かっこよくなったね」

兄「そうかな…。おまえも行儀良かったな」

妹「えへへ…」

途中から…だけどな。
あえてそんなことは口にはしなかった。

妹「ねぇ…これからどうするの? おにいちゃん」

兄「うーん、どうしようか…」

この街にある所で、行くとしたら
行くとしたら…


>>92

雑貨屋

兄「――雑貨屋」

妹「えっ?」

兄「あ、いや雑貨屋にでも行こうか」





やはり休日というわけなのか、デパートの中は人で満たされていた。
親子連れ――恋人連れ――

僕らのような兄妹連れは、あまり居ないようだ。
やはり稀なのかもしれない。この年頃で兄妹でくるというのは…。

妹「……」

僕の袖を掴んだままの妹。

兄「おまえエスカレーター苦手だっけ?」

妹「……」

そのまま、こくんと頷いた。
エスカレーターを降りる際も、やや危なっかしい感じだった。

3階にある雑貨屋。
そこには、様々なものが売っていた。

キーホルダー…ぬいぐるみ…可愛らしい文房具…アクセサリー

少なくとも、ウチの妹が気を引きそうなものばかりだ。
そう思い妹の方をみると、どうやら本当にそうらしく、瞳を輝かせていた。

兄「なんでもいいぞ…好きなの選べよ」

妹「ほんとぉ? えっと、じゃあねー…」


妹はしばらく見回った後、何かを持ってこちらに駆け寄ってくる。

手に持っていたのは、ノートだった。

兄「そんなものでいいのか?」

妹「うん…。毎日日記書くのぉ」

日記…か。
妹にしては意外だな、と思った。

まさかの安価


レジに足を運び、それを購入。

妹「~♪」

兄「ご機嫌だな」

妹「うんっ!」


スキップまでして――本当に、来て良かったと思った。
妹のこんな楽しそうな顔をみれるのならば、たまには2人で出かけるのも悪くないかな、なんて…。


そして妹を連れて店を出ようとした所で、妹の足が止まった。

兄「ん…」

友人「よう、兄。何してんのー…って、兄妹で買い物か」

兄「ああ、そうだけど」

妹「……」

妹が、僕の後ろに隠れてまったく出てこなかった。

どうでもいいからエロくれよエロ

思った通りに書くがいい支援


友人「はは……」

兄「すまない。嫌ってるわけじゃないと思うだが…」

妹「……」

服を掴む妹の手が、ギュッと強くなる。


――どうしてだろう…な。

この子は、明るい子ではない。
かといって、特別人見知りってわけでもない。


兄「昔から、こうなんだよな…」

おびえた様子の妹の頭をさすりながら、そういった。

この話はエロくなくていい
キスまででいい
後は書かなくていい

どうしてなのか、僕の妹は
他人の前ではいっつもこんな感じだった。

つまり、こいつは僕と母以外のだれとも話そうとしない――

それも、友人も承知している。


友人「ま、妹ちゃんによろしくな」

兄「ああ…、じゃまた学校で」

そう言うと、友人はその場から去っていった。


妹「……」

少し落ち込んだような様子で、妹は俯いた。

妹「……ごめんなさぃ」

なにを…。

兄「なんでおまえが謝るんだよ…。いいんだよ。そうしたいなら、無理に話さなくてもさ」

妹「うん…」


いったい、いつからこうなってしまったのか。
それすら、僕にもわからない。


そのままデパートを出て、僕たちは家に帰宅することにした。





お兄ちゃん息してない/(^o^)\


ってスレだと思ってたのに・・・なんだ普通の妹スレか



夢。
夢をみていた。

おそらく、そう悪くはない夢だった。


お母さんと、お父さんと、出かけている時の夢だ――

手を繋いで、街を歩いていた。


そして、時が止まっていた。

道を行く人々は完全に静止していて、不気味は風景だ。
空は灰色で、地面は黒だか、白だか分からない色になっていて。

それでもお母さんとお父さんは、僕を連れて歩いてくれる。

それだけが、心の救いだった。


やがて、信号がみえてくる。

嫌な予感がした。
これから途轍もなく悲しいことが起きるような、そんな気がして。

>>100
わかってんじゃん

(いやだ…行きたくない)

2人の手を引くが、止まってくれやしない。

泣き叫んでも、2人の歩く足は止まらない。


(嫌だ……)


次第に青信号に変わり、僕は2人を繋いでいる手を離して――

そのまま硬直した。


右手からやってくる大きなトラック…
ああ…。そうか。これは…

なんて惨めな光景だろう。
これは、あのときの――

そして、両親が僕の方へ走り…
――僕を突き飛ばした。

そしてそのまま…



そのまま…?

白黒の夢はは正夢って聞いたような気がする
支援

兄「おはよう…」

妹「…だいじょうぶ? うなされてたみたい」


妹が、僕の手をさすっていた。

とても大事そうに、それが全てだと言わんばかりに。


兄「ん…」

妹「また、気分悪いの?」

兄「いや…大丈夫だ」


今回はやけにスッキリしすぎているような、そんな感じだ。
いったい何の夢をみていたのだろう。…思い出せない

妹「…………」

兄「ん…?」

なんだろう?
妹が、僕の顔を凝視している。

そして――

妹「…くす」

こんな妹欲しいです


(……?)

なんだろうか、先ほどの妹の笑い方は…。

そんなことを考えながら、目覚ましに顔を洗いにいこうと洗面所に向かった。


兄「……」

何だ…僕はいったいなんの夢をみたというのか。

鏡に映る、くしゃくしゃの泣き顔は、いったいだれのもの…?
真っ赤な目をして、情けなかった。

何を…悲しんでいるのだろう、僕は。


冷たい水で顔を洗うと、意識が鮮明になってくる。
今何時だろうか…? 眠りすぎたのか、随分サッパリしている。


心のモヤモヤとした感覚を振り払って、妹の部屋に戻った。

妹「おかえりー、お母さんがご飯できてるって」

兄「ああ、分かったよ」

妹「いこっ! おにいちゃん」

妹の後ろ続いて、部屋を出ようとする。
そこで、ふと思い出して妹を呼び止めた。


兄「そういえば、ちゃんと日記帳、机にしまったか?」

妹「え…? 日記帳? 何のこと?」


……ん?

欝はいらないぞ

え?

心からハッピーエンドを願う


兄「今日、買ってやっただろ?雑貨屋で…」

妹「今日…?雑貨屋なんて行ったっけなぁ…?」


まさか…。

…よしてくれよ。


兄「ほらっ! ノートだよ…。黄色の、星のマークがついたやつ…」

妹「あたし、今日一日中どこにも出かけてないよ?」


(……そんな)

思わず、足が止まった。
気のような吐き気のような不快感な感覚が全身を駆け巡り、頭の中が真っ白に染まる。

妹「きゃっ…どうしたの」

気付けば、僕は妹の肩を両手で掴んでいた。

兄「思い出してくれっ、今日僕が床屋行った時にデパート行ったじゃないかっ」

妹「…ちょ、ちょっとまって。おにいちゃん…怖いよ」


どうしてこんなことになった?――


兄「探そう…」

妹「探すって…、これからご飯だよぉ?」

兄「…先に、行っててくれ」

妹「……うん」


もしこの世界に。
神様という存在がいるのならば。

教えて欲しい。


兄「あった…ノート。黄色の…」

どうして、妹にこんな酷い罰を与えたのか。

どうして、僕らだけ――
こんな目にあわなくちゃいけないのか。


兄「あったぞ! ほらっ!」

妹「…?」

母「どうしたの? 兄くん…」


何か悪いことをしましたか?――


兄「今日、一緒に買いに行ったノートだよ! 覚えてるだろっ?」

妹「…おにいちゃん…ごめんね、そんなノート覚えてない…」


どうして?――


兄「そんな…」

その場で、崩れそうになった。

母「兄くん、しっかりして。とりあえず、座りましょう?」

兄「は…はい」





夕食を食べた後、僕は妹を部屋に連れた。

兄「さっきはごめんな。脅かして」

妹「うん…おにいちゃん、本当に大丈夫?」


そして、今度は落ち着いて質問をしてみる。

兄「これ、覚えてるか?」

黄色のノートを渡すと、妹はパラパラとめくり――

妹「うーん…」

やはり答えは同じで、「わからない」の言葉しか帰ってこなかった。


兄「……」

どうすればいいのか。
分からなかった。ただ、頭の中が混乱していた。

(そうだ…)

兄「今日、床屋行ったの覚えてるか?」

妹「…んーん。あれ? でもお兄ちゃん髪切ったようにみえる…」

兄「そっか…」


――記憶喪失。
そんな、馬鹿な話があってたまるか。

今日、あんなに楽しそうにしていたのに…。

妹に、いったいなにが起きたというのか。
…ただ、不安だった。

追いついちまった
期待してるよ

うわああああああうああうあうああああああああああ!
ハッピーエンドにしてえぇぇえ!

妹「…ねぇ、おにーちゃん」

兄「…ん?」

妹「やっぱり、変だよ…何か」

兄「どうした? …言ってごらん」

妹「今日、一日中家に居たような気がするけど、その時の記憶がないの…」

兄「……」

妹「お兄ちゃんが居たのかどうか…、何してたのかも分からないよぉ…」

兄「……」

妹「ねぇ、怖いよ…。助けて、おにいちゃん…」

今にも泣きそうな、震えた声で言った。



しえ

その日の夜、僕たち兄妹は一緒のベッドで寝た…。

妹のことが心配だった。…なにより妹が僕と一緒に居たがったから。


妹「……ん」

ぎゅっと抱きしめた。

これまでにないくらい、気持ちを込めて…強く。


ただ、守りたかった。

この世界が、僕の妹から全てを奪ってしまう気がして。

家族を失って――今度は記憶?

…ふざけている。そんなこと、この僕が許してたまるか、


僕が、妹を守るんだ――

肉親が死んだ
記憶喪失

妹「…ねぇ…おにいちゃん」

兄「…なんだい?」

2人がウトウトとし始めた頃、妹の方から話しかけてきた。

妹「あれ、日記帳なんだよね…?」

兄「ああ」

妹「なら――書かなきゃ」

兄「何を…?」


決まっている。

妹「日記…だよ」

また、自分の記憶が消えない内に、記録しておく。
そうすることで、自分の知らない“昨日”が分かるから。

でも…。

兄「今日は、もう寝ないと…な?」

妹「ん、んぅ…」

妹「わかったぁ、今日は寝る…。明日、日記…つけるね」

眠たそうな声で、布団に潜り込んむ妹。
しばらくその背中をさすってやると、妹の可愛らしい寝息が聞こえてきた。

兄「……」


果たして、僕たちに明日はやってくるのだろうか。
不意に、そんな不安が襲ってきた。

もし妹が、明日になって目覚めて。

また記憶がなくなっていたら――

そうしたら、僕はどうなるのだろう。
妹はどうなるのだろう。

次第に、意識が薄れてくるのが分かった。


そして、僕はそのまま眠りにつく。

…ただ、明日を願って…。

efっぽい

――ちゃん

声が聞こえる。

――い…ちゃん

ああ…。


妹「おにいちゃんっ」

目覚めて最初に耳に入ってきたのは、僕のことを呼ぶ妹の声。
半身を起こすと、既に妹が起きていた。

兄「……っ」

僕は妹の顔や体をペタペタと触り始める。

妹「あは…っ、くすぐったいよぉ。」

兄「昨日の…」

妹「大丈夫、覚えてるから。昨日の夜のことも、日記のことも」

兄「……そうか」


…良かった。妹のその言葉に、安堵に包まれた。

俺は見てるぞ


妹「ねぇ、今日はどうするの…?」

兄「ああ、今日か…、今日は…」

壁にかかっているカレンダーを指さした。

妹「んぅ…?」

兄「今日、月曜だから…」





朝のホームルーム。

僕は妹の部屋を出て、一度帰宅し、支度して学校に行った。

友人「なぁ…」

すると前の席の友人が、話しかけてきた。

友人「おまえ、なんか顔色悪いぞ? 大丈夫か?」

すまない・・・おまいら。
絶賛昼夜逆転中の俺にとって、ここまで眠さ限界MACうのようだ・・・。

このまま落としてもらっても構わないが、残ってたら続き書きます。
落ちててもちゃんと保存してあるから冒頭から書き直します。

ほす

ほす

ほすありがとう。
いい感じに眠れそうだ、起きたら続き書くよ
愛してる

愛されても困るけど保守 乙

保守

ほs

おはようの保守
イイ作品に出会えてラッキーだぜ

なんかkeyっぽくて好きだ
保守

今追いついた。
すっげぇ面白いわ…続き待ってます。

しゅ

催眠オナニー

続きまってます~

保守時間目安表 (休日用)
00:00-02:00 40分以内
02:00-04:00 90分以内
04:00-09:00 180分以内
09:00-16:00 80分以内
16:00-19:00 60分以内
19:00-00:00 30分以内

保守時間の目安 (平日用)
00:00-02:00 60分以内
02:00-04:00 120分以内
04:00-09:00 210分以内
09:00-16:00 120分以内
16:00-19:00 60分以内
19:00-00:00 30分以内

補主

ほす

☆ゅ

>>167
>>168
何者ぢゃおぬし等…!!

保守

期待

晒し上げ

    / ̄ ̄ ̄ ̄\   / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
   (  人____)<いい感じに眠れそうだ、起きたら続き書くよ 愛してる
   |./  ー◎-◎-)  \______________
   (6     (_ _) )    カタカタカタ
   | .∴ ノ  3 ノ  ______
    ゝ       ノ  .|  | ̄ ̄\ \
   /       \__|  |    | ̄ ̄|

  /  \___      |  |    |__|
  | \      |つ    |__|__/ /
  /     ̄ ̄  | ̄ ̄ ̄ ̄|  〔 ̄ ̄〕
 |       | ̄


 
これは期待

我ながら>>167-168に驚いたwww

  ___                             ム  i
 「 ヒ_i〉                            ゝ 〈
 ト ノ                           iニ(()

 i  {              ____           |  ヽ
 i  i           /__,  , ‐-\           i   }
 |   i         /(●)   ( ● )\       {、  λ
 ト-┤.      /    (__人__)    \    ,ノ  ̄ ,!
 i   ゝ、_     |     ´ ̄`       | ,. ‘´ハ   ,!
. ヽ、    `` 、,__\              /” \  ヽ/
   \ノ ノ   ハ ̄r/:::r―?―/::7   ノ    /
       ヽ.      ヽ::〈; . ‘::. :’ |::/   /   ,. ”
        `ー 、    \ヽ::. ;:::|/     r’”
     / ̄二二二二二二二二二二二二二二二二ヽ

     | 答 |       復   活           │|
     \_二二二二二二二二二二二二二二二二ノ

まってたよ

兄「あ、ああ」

友人「あれだろ? 昨日眠れなかったとか。いや、この場合は…妹ちゃんと喧嘩したんだろ?」

少し意地悪そうに友人が笑った。

兄「喧嘩はしてないが、ちょっと、な…」


僕は友人に話した。
妹の記憶が一部すっぽり抜けてしまったこと。

友人「おまえ、それヤバいんじゃねえの?」

不安を煽るように、真顔で言ってきた。

兄「俺もそう思ったんだが…そもそも原因が分からない」

友人「もし、何かの病気だったらどうするんだ?」

なぜか、背筋に冷たいものを感じた

キタ━━(´◕ฺω◕ฺ`)✪ฺД✪ฺ)◕ฺ∀◕ฺ)♉ฺA♉ฺ)☼Д☼)❝ฺ_❝ฺ)◉ฺ。◉ฺ)▣_▣)☉∀☉)━━!!

     j。 。゙L゙i     rニ二`ヽ.     /.::::::::::::::::::::::::::::::::ハ   . -‐…‐-. .
 r-=、 l≦ ノ6)_   l_,.、ヾ;r、゙t..  イ:::从::ゝ:::::::::::::::::::,>:'": : : : : : : : : : :`ヽ
 `゙ゝヽ、`ー! ノ::::::`ヽ、 L、゚゙ tノ`ゾ`ー从リヒハ:::::::::::::ー=彡. : : : : : : : : : : : : : : :ハ

  にー `ヾヽ'":::::::::::: ィ"^゙iフ  _,,ノ ,  く ノハノハ::// . : : : : : : : : : : : : : : : : : :.
 ,.、 `~iヽ、. `~`''"´ ゙t (,, ̄, frノ  人Yヽ   ///: !: : :从: : : : : i: : : : : : : :.}
 ゝヽ、__l::::ヽ`iー- '''"´゙i, ヽ ._     ハ二∠..ィ'/ 从: :/≦\: : ハ: : :i : : : ノ  キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!
 W..,,」:::::::::,->ヽi''"´::::ノ-ゝ / ヽ }_  /  {∧ハ/厶イヒV´ じ'ヽ X: : : : ハ: : :ト、
    ̄r==ミ__ィ'{-‐ニ二...,i _ヽソー'〉ノ V 〈 /ヽ/ iく  `=''厶ィノjノ ノ: :N \
    lミ、  / f´  r'';;;;;; | ーく ノ   ヽ 〈,/  _∧、_      , }: :N厂 ̄ \
    ! ヾ .il  l  l;;;;;;;;  |  ノ〈_    ∧ /  「 ヽ ∨__)     イ ノ⌒/     ヽ
.    l   ハ. l  l;;;;; _,,.: ヽ  / \‐一' く_/ー-  ゝニ .<\,/ //     ハ
   人 ヾニ゙i ヽ.l  yt,;ヽ. ゙vV/    \_,∠./    ,xく`ヽ/`{トニ二.ィ∨ _      i

兄「おいおい、やめてくれよ…」

そんなの、まるでドラマみたいじゃないか。

友人「おまえも兄として…、というか家族としてそのへん調べたほうがいいんじゃね?」

兄「調べるっていってもな…」





はて、いつ以来だっただろうか。
前に、図書室に足を踏み入れたのは。

静かな室内に足を踏み入れると、医学系の棚を探す。

期待

これまでずっと待っててよかったw
暇つぶしに外国人とずっとチャットしてたぜ


記憶喪失に関する資料を探すと、意外にもあっさりとみつかった。
その本を手に取り、ページをめくる…。

別名…健忘症。
脳損傷、あるいは情緒的外傷に起因する、記憶の喪失。

(ふむ…)

アルツハイマー病――頭部外傷――てんかん発作

記憶喪失が起こりうる原因として、様々な数があった。

素人の僕はどこから調べればいいのやら…

期待
期待

結局、よく分からないまま数十分、あるいは数時間が経過した。

時刻は17時。

兄「……」

昇降口に向かい、靴を履き替え外に出る。

辺りは既に夕暮れに包まれていた。
初春の肌寒い風を受けながら、校門の方へと歩いていく。


妹の記憶喪失の原因については、結局わからなかった。


果たして、このまま放っておいても大丈夫なのだろうか。

もし妹の症状が悪化して――取り返しのつかないことになったら。


(……)

空を見上げると、宵闇が現れ始めていた。

少しずつ、僕らの住むこの世界を侵食していくとでもいうように…。

ほんの少し寂しい気分になり、前を向くと――


妹「あっ、おかえりー」

兄「……」

校門の横に、妹が立っていた。

兄「ずっと、待っていたのか…」

妹「うん、だっておにいちゃん帰ってくるの遅いんだもんー」

帰ってくるのが遅い。
だから、迎えにきたというのか?

兄「あのな、妹」

妹「早く帰ろぉーっ、一緒にご飯食べよーよ」

僕の腕を引きずるように、引っ張られていく。

兄「あの、さ…」

僕は妹の手から抜けた。


兄「僕の家…あっちだから」

妹「…え?」


ここから遠く離れている場所を、指差した。

僕ら兄妹は別々に暮らしている。

…もしかすると、そのことを忘れてしまったのではないか?
そんな不安が徐々に襲ってくる。

妹「わかってるよぉ…」

…妹の言葉に、安心した。

妹「けど……」

妹「あたし達は兄妹なのに、…どうしていっしょの家じゃないの?」

兄「……」


さて、どうしてだろうか。

僕が本当の家族じゃないから?
妹の実の兄じゃないから?


妹「おにいちゃん家族でしょ…? なのに、どうして…」

深い事情がある。
そんな風に、今まで誤魔化してきたんじゃないか。僕は。


兄「それには、事情が…」

妹「じゃあ教えてよ! その事情っ」

兄「…言えないんだ」

僕がおまえの家族でも、血のつながった兄でもないこと。

妹「…妹にも言えないことなの?」

兄「……」

だからこそ――だ。

おまえを大事に思ってるから。
だから、言えない。

妹「もう…やだよぉ、おにいちゃんが、そば…にっ」

そして、その場で泣き始めてしまった。

兄「……」


どうして、傍に居てやれないのか。
どうして、一緒の家に住んでいないのか。

そんなこと明確で簡単なことだけど…

妹「そばにっ、居てよ…ぉ」

…果たして、間違っているのだろうか。

血が繋がってないから、家族じゃないから。
そんな理由で、別々に暮らしてきた。

ちょっと兄が羨ましいと思った自分が憎い。
実際にこんなのがあったら辛いだろうなぁ…

『たとえ血の繋がりがなくても、貴方たちは兄妹――』

妹の母の言葉を思い出す。


兄妹…。

それが血の繋がりを前提とするならば、多分僕らは兄妹ではない。


妹「んっ…」

その場で妹の体を、小さい体を抱きしめた。

(でも…)

もし、血縁以外の…、血の繋がっていなくとも
それが言葉通りの兄妹だと認められるのであれば。

兄「わかったよ…妹」

たぶん、僕たちは“兄妹”なんだろう。

なんで、バカなんだろう。

僕という、兄は。
こんな簡単なことなのに、妹を一人にさせて寂しい思いをさせてきた。


兄「…帰ろう」

妹「ぇ…?」

果たして、どこに?
多分、それは僕の居るべき場所なんだろう。

そっと頭を撫でて…

妹「…えへへ」

手を繋いで、帰った。

おい・・・ついたぁ!!!

妹「~♪」

妹の部屋に帰ると、妹は鼻歌を歌いながら机に向かっていた。

兄「何やってんだ?」

妹「んー?日記書いてるのぉ」


ああ、そうだっけ…。
そういえばそんなこと言ってたな。

妹「……」

兄「どうした?」

妹はずっと黙っていて、どうやら困っていた様子だった。

妹「み、みないでぇ!」

肩に置いた手を、妹が手で振り払った。

支援

兄「お、おい…どうしたんだよ」

妹「ごっ、ごめんなさい…。日記みられると思って…」

兄「いや、見ないから大丈夫だよ」

妹「う、うん」


…なんだ?
こんなことで、ここまで必死になるような子じゃなかったはずだ。

いったい、どうしたというのだろう。

…っ。

(…まさか)


兄「…なあ、妹」

妹「なぁに?」

兄「今日のこと、ちゃんと覚えてるか?」

妹「……」

兄「悪いけど、日記帳…見せてくれないかな」

妹「…ん」

そして、妹が見せてくれたページは…
真っ白だった。

兄「どうして…」

妹「…ごめんなさい」

兄「…日記、書けないのか…」

妹「……」

その場で、うな垂れるように妹が頷いた。

妹「ねぇ…どうしよう…おにいちゃん…」

兄「大丈夫、お兄ちゃんがついてるから…」

妹「…ん」

その場で妹を抱き寄せた。

“僕がついているから”
しかしそんなところで、どうにもならないわけで…。

支援

兄「あの、さ。明日…病院いこうか」

妹「え…病院? やだぁ!!」

大きな声言った。
部屋が揺れるくらいの、大きな声。


兄「ど、どうして?」

妹「病院は…やだ…」

どうしてなのか、妹が病院を嫌っている。
毛嫌いするような子だったのだろうか。

これは・・・

ホシュ
保守

どんどん展開が嫌な方向に・・・

兄「どうして嫌なんだ?」

妹「だって……」


そのまま、黙り込んでしまった。

兄「そうか…わかったよ」

妹に無理強いすることはできない。
そんなこと、したくはない。

かといって、記憶喪失の原因は分からないままだ。

(どうすればいいんだ…)

その後、夕飯を食べに妹を連れて1階に下りていった…。

母は帰ってこない。
仕事で遅くなるということで、ラップをかけた夕飯がテーブルにおいてあった。

妹「……」

黄色の星のマークがついた、僕が買ってやったノート。
妹はそれを大事そうに…しっかりと抱えていた。

兄「それ持ったままじゃ食べずらいだろ? ほら…」

妹「あっ…」

ノートを取り上げると、妹は泣きそうになってしまった。

兄「大丈夫…、ここに置いておくだけだから」

そう言うと、テーブルの上にそれを置く。

兄「さあ、食べよう」

妹「…うん」

妹「おにいちゃん…」

食事中、妹が小さな声で話しかけてきた。

妹「あたし…今日何してた?」

記憶がないから自分が何をしていたのか、それがわからないのだろう。

兄「…どこまで覚えてる?」

妹「えっと、…たぶん、朝家出た所まで…」

たしか、妹が学校に行く時だ。

兄「えっとな…、たしか僕が学校の帰りに、おまえが迎えに来て…」

妹「うん…」

兄「それから…」


――「あたし達は兄妹なのに…」

あの時の妹の言葉がふと頭を過ぎった。


妹「それから?」

兄「それから…、一緒に帰ったんだよ。おまえを手を繋いでな」

妹「へぇー、そっかあ…。えへへ…」

妹は嬉しそうに、照れるように笑った。

兄「…なぁ、後で散歩にでもいこうか」

妹「散歩…?」

兄「うん、たまには…さ。いいだろ?」


妹のために、何かをしてやりたかった。
強いて言えば、日記をかかせたかったんだ。


兄「ほら、近くに海あるだろ。海。そこにいこう」

妹「海って…、もう夜だよ?」

兄「大丈夫だ。泳ぐわけじゃないから…」


記憶を作ってやりたかった。
少しでも兄と居た時間を忘れないように、日記に記録させたかったのかもしれない。

紫煙

やった追いついた!
面白いッス!
支援ッス!

妹「うん、わかったぁ…」





食事を摂り終わり、着替えて家を出る支度をする。

兄「ほら、もう行くぞ。着替えたか?」

妹「ぇ…何が?」

兄「何って…、まさかおまえ…」

妹「――?」


妹は着替えてなかった。
どうやら、これから出かけることすら忘れてしまったように。

なぜか悲しくなってくる

おい






おい

どんどん症状が酷くなってきてる…

妹「おにいちゃん、どこか行くの?」

兄「あ、…ああ。おまえも一緒に来るか?」

妹「うんっ!行く」

無邪気な笑顔。

兄「じゃあ…ほら、着替えて支度しような…」

泣き出してしまいそうなのをこらえて、僕はそう言った。


そして妹が着替え終わり、部屋から出てきた。




く…くそう…

空白の日記帳は、妹の記憶を体現したものなのか
日付だけが記されて、他は空白なのを想像した・・・泣きそうだ

ウッ…(´;ω;`)ホシュ

お、俺は信じているからな!
妹の記憶喪失はただの演技であり、ただ単純に兄に近づきたい、
兄に自分のことを想っていてほしいだけである、とな!

これは・・・








保守

これはハッピーエンド…これはハッピーエンド…これは…






保守

兄「寒いか…?」

妹「んーんぅ…だいじょぶ。コートきてきたから」

兄「…行こう、か」

妹「うん…」


僕は夜の闇に向かい、歩いた。
小さな、妹の手を引きながら。

妹「……きれい」

夜空には満天の星――。
吐く息が、白く染まる。

兄「ああ…」

それはさながら、散らばった宝石のようで。

なんか急展開だな

黄色の日記帳を、大事に抱える妹。
本当に、大事そうに。

妹「ねぇ、どこに行くの…?」

兄「海だよ。きっと、星がよく見えるさ」

妹「…楽しみだね」


手を繋いで、僕たちは歩いた。

何時間経ったのだろう。

しばらく歩くと、視線の先には何もない場所がみえた。
真っ暗で、広漠とした砂浜。

兄「ほら、見えてきた」

妹「あれが…海?」

兄「うん…、夜だからあんまり見えないけど」

鬱だけは・・・・

僕たちは砂浜に座り込むと、夜空を見上げた

妹「……」

兄「……」

波の音を聴きながら、僕たちは黙ったままでいた。

目の前に広がる真っ暗な海。
月の光に照らされた海。

不思議な時間が流れる砂浜で、時を過ごす。

妹「ぁ……」

何かを思い出したかのように、妹はノートをパラパラとめくる。

妹「今度こそ書かなきゃ…」

兄「ああ、日記か…」

妹は可愛らしいシャーペンを取り出すと、ノートに書き始める。


妹「…ふふ」

書いている途中、笑いを漏らした。

いったい、どんなことを書いているのだろう。
少し気になってしまう。

だから、訊きたくもなった。

兄「どんなこと書いてるんだ?」

妹「んー? 内緒ぉ…」

そう言い、くすくすと笑う僕の妹。

ゆっくりと、ただ時間だけが流れていった。


妹「…書き終わったぁ」

妹はノートを閉じた。
そして――

妹「んぅ…」

妹が、僕の膝の上に寝転んだ。

兄「…ったく、甘えん坊め」

そういいつつも、妹の頭を優しく撫でている自分。


妹「甘えん坊じゃ……だめ?」

兄「……いいよ、別に」

妹「…んぅ」

背中を撫でると、心地よさそうな声を上げた。

期待


妹「ねぇおにーちゃん」

兄「なんだ?」

妹「あたしのこと、好きー?」

兄「……ああ」


好き。
それはどう言った意味で?

家族として――
兄妹として――

あるいは、また別の意味で?


妹「じゃあ、ちゅーしよーよ」

兄「……は?」

どうやら、つまりこれはそういうことらしい。

発売してもおかしくないな

期待

追いついた。




―追いついた・・・。

兄「何言ってるか、分かってるのか?」

妹「だめ…?」

兄「ダメっていうか…」


困った。
どう対応していいのやら。

兄「おまえは、なんでしたいと思うんだ?」

妹「えー、だって好きだから」


好きだから。
だからキスをしたい。

ただ、好きといってもそれには色んな意味があるわけで。

俺の予想

妹は自分と兄が血のつながりがないことに気づいている
病気かなにかで妹が死に兄が日記をみて泣く

上はいいが下はダメ絶対

家族としての好意。
友達としての好意。
恋人としての好意。

兄「おまえは、僕のこと…いや、兄のことをどう思ってるんだ?」

妹「だからぁ、好き」

兄「いや、そうじゃなくて…家族だと思って好きだとか、恋人だと思って好きとか…いろいろあるだろ?」

妹「んー…、でも“好き”は“好き”でしょ?」

兄「…そうか」

思わず笑ってしまう――
…どうやら、こいつにとって『好き』というのは特別な意味を持ってなくて

ただ、単純に『好き』なんだ。

>>244
予想ってすげえ邪魔になるって知ってる?

もうハッピーでもバッドでもいい!
どっちでも受け入れられる気がする

絶対ハッピーエンドだよな絶対に
保守

>>244
何故書き込んだ。

兄だとか、家族だとかそんなものは関係なくて。


兄「わかったよ」

妹「…してくれるの?」

兄「いいよ。…でも、ほっぺにな」

妹「…うん」

――ちゅっ

そして膝の上で、僕は妹のほっぺにキスをした。


妹「……えへへ」

兄「満足か?」

妹「んー」

>>244
そうゆうのいらない

>>244
最近こうゆうの増えてきてうざい

追いついた――
・・・支援。

ゆとりが邪魔して佳作が凡作へw

>>244
今後気をつけてくれ

妹はまだ少し物足りない様子で、僕に甘えてくる。

頭を撫でて、背中を撫でて…。


妹「んぅ…」

少し眠たいようで、ウトウトとしていた。

そしてしばらくの間、ぽん…ぽんと小さい子供を寝かしつけるように、優しくたたく。


妹「…ねぇ……おにいちゃん…」

兄「ん…?」

妹「あたし、まだ記憶残ってるよ…」

兄「…え?」

妹「…キスの」

兄「……うん」

そしてそのまま、海の闇に溶けるように――

妹「すぅ…」

妹は眠りについていった。







いいですねぇ

――――。

太陽の日差し、目にしみるようだった。

深い闇から這い上がってきたような、そういう感覚。

どうやら、そのまま浜辺で眠ってしまったようだった。


兄「…あれ」

…妹が居ない。

ぇっ…

期待支援


(…あいつ、どこいったんだ)

周りを見回すと、近くに一人の少女が立っていた。

兄「いた…」

妹が、夜明けの日を見つめてたたずんでいる。

兄「おーいっ、帰ろうか」

妹「……」

兄「…おい?」

黄色のノートを手にした、妹。
僕を凛とみつめて、動かない。

しええええええええええええん

妹「……」

兄「どうした…?」

妹「……」

ただ、うつろとした瞳で僕をみつめていた。

兄「おい…」


まさか…な。
僕は妹の肩を揺さぶった。

兄「……おい?」

妹「……」

――そんなことがあってたまるか。

それだけは、嫌だ。

ΩΩΩ< !

おいついたしえん

少女って表現する時点でまさか…とは思ったが。
まさかな…。

兄「……しっかりしろっ!!」

海の浜辺に、僕の声が響いた。

妹「……」

兄「そんな…」



――言葉を忘れた、とでも?。

妹は、ただぼんやりとしていた。

兄「――っ」

僕はその場に崩れるように、妹を抱き寄せて座り込んだ。

やめてぇぇぇ

うわあああああああああああああああああああ

嘘だと言ってよバーニィ


強く妹を抱きしめたまま、数分…あるいは数十分が経った。

兄「うっ…く…」

涙を流しながら、妹の小さな背中を――本当に小さな背中をさすり続けていた。

浜辺に転がった黄色のノート。


もう、この子は日記を読むことすらできない。

兄「…どう、して」

どういえばいいのか。

悲しい?――それとも悔しい?――

ただ、絶望に包まれながら、妹の頭を撫で続ける。

ただ…寝ぼけてるだけだよな?
そうだよな?
そうだと言ってくれ…

支援

すきだあああああああああ

うおおおおおおおおおおお
なんという展開・・・

2徹の末に今日こそ寝ようと思ってたのにどうしてくれるんだ





兄「ほら、お姫様だっこだぞ…」

妹「……」

妹を両手で抱えながら、浜辺を出た。

――透き通ったような妹の瞳。

兄「はは…、うれしいか?」

妹「……」


妹のサンダルが地面に落ちるも、そんなことは気にせずに、ただしゃべり続けていた。

寝れないw

おにいちゃんじゃなくて妹が冷たくなるなんてイヤだからな

妹「……」

兄「家に帰ったら、何しようか?」

妹「……」

兄「ゲームか? それとも、どこか遊びにいこうか?」

妹「……」

兄「僕…今日学校休むからさ、たくさん遊ぼうか…」

妹「……」

兄「返事ぐらい…してくれよ…、いつもみたいに…『おにいちゃん』ってさ」


ぽつり――ぽつり、

涙が、妹のほっぺに垂れた。

俺はただ-後悔-という文字が頭から離れない…
兄、妹と距離を置こうとした事…
何であの時メールを返してやらなかった…
何で俺はF5キーを押し続けたのか…きっとハッピーエンドだよな;

兄「そうだ…学校辞めるよ、僕」

妹「……」

兄「これからは、好きなだけ遊べるんだぞ…おまえと」

妹「……」

兄「そうか…うれしいか」

妹「……」

兄「おにいちゃんのこと、大好きだもんな。おまえは…」

妹「……」




うおぉぉぉっぉぉおぉおおお

妹ォォォォォォオ

なんか苦しくなってきた…

>>102の・・・から続いていると予測
よってこれは夢

>>288
そうならうれしい

その後、妹を連れて精神科へ連れて行った。

母が話を終えた後、フロアに戻ってくる。


兄「どうでしたか…妹は…」

母「失語症、ですって」

兄「…そう、ですか」

……。

何かがおかしい。

母「……」


なぜこの人は、悲しんでいないんだ?
自分の娘が、喋ることも、話して接することもできなくなったというのに。

母「兄くん…お話があるの」

ざわ…

・・・・ゴクリ

・・・え?


家のリビングで、母の話を聞いた。

兄「……え?」


隣に座っている、黙ったまま喋らない妹をみつめた。

(そんな……)


母「昨日、何があったの…?」

兄「――っ」


気付けば、僕は駆け出していた。

家を飛び出して、路地を走り、大通りを抜け、走り続けた――

気になって眠れねぇ……
自分の執筆も進まねぇ……

おい、待ってくれよ・・・・

携帯からですまん。追いついた支援

(あのノートを――)

妹の日記。
あのまま、浜辺に置き去りにした日記を――

息が上がり、胸が苦しくなる。

それでも、走り続けた。

恐らく今まで生きてきた中で、一番長く走り続けたのかもしれない。


浜辺にたどり着き……黄色のノートを探す。

(無い……)

どこを探しても、みつからない。

いやーーーーーーーーーーーーーーーー

続きが気になって眠れない


どこだ?――
どこかに、日記が…


兄「あった…っ」


――砂に埋まった妹の日記帳。

それをパラパラと開くと、昨日妹が書いた部分を探す。


兄「……そんな」

ノートは、真っ白。

文字一つすら書いておらず、ただの真っ白なページが続くばかり。

支援

眠いのにこれじゃ寝れないじゃないか

なん…だ…と…

もう限界・・・
朝まで残っててくれることを祈ります・・・

ねれねぇよ…
目瞑っても妹の事が気になっちまう…

製品化決定

映画化

これ小説出たらほしいわ


パラ、パラと日記帳をめくっていく。


『 ――どんなこと書いてるんだ? 』

昨日、この砂浜で書いたはずだ――

『 ――んー? 内緒ぉ… 』

(どこに…どのページに……っ!!)


結局、最後のページまで何も書いてなかった。

ただ内容もなく、真っ白な日記帳。


  母『妹ちゃんはね、実の兄を亡くした頃から失語症なの』

  
  
あの時、母が家のリビングで僕に言った言葉。

ぇッ?!…

えぇぇぇ?

な、なんだってーーー!!!!111

どういう事なの…

・・・・!

なんだって!?

どういうことだ・・・!?
こんな展開になるなんて

今調べてきたぜ…
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%A4%B1%E8%AA%9E%E7%97%87

!?!?!?!?

!!!

無理矢理盛り上げようとしてるスレの反応に冷めた
冷静に見直すと反応きもいぞ。落ち着け。

……兄が病んでたってことか

な…

死ぬような病気じゃないのか?

(……)

なら、僕は……

今まで、誰と話していたんだ?


 ――「おにいちゃん、なんか最近冷たいかも…」
 
 ――「あたしのこと、嫌いになった…?」


幼い頃、妹と初めて出会った時から、僕はいったい誰の声を聴いていたんだ?


 ――「えー、あたしが切ってあげようとしたのに…」
 
 ――「うん…。毎日日記書くのぉ」

おいおいおいおい…
失語症だと…

まじかよ…

友達と喋らないのではなく喋れなかったのか………

>>39
でも、母親とは会話してる…
この頃までは、症状の進行はまだあんまし進んでなかったのかな?

そうだ…、だっておかしいじゃないか。

母だって妹と話していた。

部屋の時、食事の時、それから…


(それより――だ)

なぜ、突然妹の声が聴こえなくなった?

昨日まで、普通に聴こえていたはずだった。

昨日の夜、この砂浜にいた時から……


そうだ…
僕は妹にキスをした。


兄「…それが、原因だっていうのか?」

これ朝まで残ってるよな・・・?

>>328
予想は辞めようぜ

>>328
なんか矛盾してるなwww

なにこの大作

兄のハイパー妄想タイムか

>>331
>>328は予想じゃなくね?

だれかまとめて本にしてくれ

前vipでこれとまったく同じの見たことあるんだが気のせいじゃないな

>>331
いや>>328は予想じゃないだろwww

妹は僕に“好き”と言った。

それは、つまりどういう意味で?――


“恋人として”


つまり、恋人としてキスをしてしまった。

妹にとっても、僕にとっても…。


兄「だから…だっていうのか?」

僕たち兄妹が、無意識的に恋人としてキスをしたから。


――僕たちが、兄妹ではなくなってしまったから。

>>288

>>335
>>338
すまん、俺には予想に見えたwww半年ROMってくるwww






家に帰り、妹の部屋に入る。

妹「……」

妹は、ベッドの上に座っていた。

僕は妹の頭を撫で、後ろから抱きしめる。


兄「僕は…おまえの何なんだろうな」

妹「……」

兄「…僕のことは、好きか?」

妹「……」


頷く、気配がした。

切ない・・・・切ないよぅ・・・・

泣いた

   /.   ノ、i.|i     、、         ヽ
  i    | ミ.\ヾヽ、___ヾヽヾ        |
  |   i 、ヽ_ヽ、_i  , / `__,;―'彡-i     |
  i  ,'i/ `,ニ=ミ`-、ヾ三''―-―' /    .|

   iイ | |' ;'((   ,;/ '~ ゛   ̄`;)" c ミ     i.
   .i i.| ' ,||  i| ._ _-i    ||:i   | r-、  ヽ、   /    /   /  | _|_ ― // ̄7l l _|_
   丿 `| ((  _゛_i__`'    (( ;   ノ// i |ヽi. _/|  _/|    /   |  |  ― / \/    |  ―――
  /    i ||  i` - -、` i    ノノ  'i /ヽ | ヽ     |    |  /    |   丿 _/  /     丿
  'ノ  .. i ))  '--、_`7   ((   , 'i ノノ  ヽ
 ノ     Y  `--  "    ))  ノ ""i    ヽ
      ノヽ、       ノノ  _/   i     \

切なくて寝れない

小説化希望

相思相愛なら…それでも良いじゃないか…

目から汗が・・・
これは・・・どういうことだ

(……)

兄「…わかったよ」

妹「――。」


僕は、妹にキスをした――

頬にではなく、唇に。


唇を離し、妹の顔を見つめると、少し微笑んでいるようにみえた。


いや――確かに笑っていた。

幻覚でも、妄想でもなく…。


兄「…結婚、しようか」

妹「――。」

それは、いつになるかはわからない。

けれど、僕たちは確かに誓いを交わした。

何かが胸につまる…

(´;ω;`)

読んでて苦しいな……







春。

桜に囲まれた――それはとても綺麗な景色の中で。


僕は妹の車椅子を押しながら、鼻歌を歌う。


妹「――。」

兄「今日は、ご機嫌なんだな」

妹「……」

(そうか…)

鼻歌を歌ってるのは妹かな

なんという鬱

>>355
兄だと思う


妹「……」

妹が常に離さず、胸に抱えている黄色のノート。

何が書かれているのかは、分からない。

けど――それは確かに妹の日記帳で。


風が吹いた。

今日一番の、強い風。


兄「綺麗だな…」

妹「――。」

一気に舞う桜吹雪。

それは僕たちを祝福しているのかもしれない。

失語症って車いすが必要なの?
もし必要だとしたらなんで今まで使ってなかったの?

   俺 は お 前 が 大 好 き だ
      春、 桜 を 見 て 「 春 だ ね 」 と 笑 う お 前 が 好 き だ

   夏、 嬉 し そ う に ス イ カ を 食 べ る お 前 が 好 き だ

   秋、 紅 葉 を 見 て 「 な ん か 綺 麗 w 」 と
                  ニ コ ニ コ し て い た お 前 が 好 き だ

   冬、 「 春 は ま だ か な 」 と
                   冬 だ け 嫌 い な お 前 が 好 き だ

   常 に 笑 顔 の お 前 が 好 き だ
     い た ず ら 好 き だ が す ぐ 謝 る お 前 が 好 き だ

   た ま に は 俺 は お 前 が 嫌 い に な る か も し れ な い
     お 前 も 俺 が 嫌 い に な る か も し れ な い

   そ れ で も
    き っ と 死 ぬ ま で
     俺 は お 前 が 大 好 き だ



なぜかこれ思い出して涙腺爆発した

爆発したのか
皮膚は大丈夫か?

兄「家に帰ったら、遊ぼうな」

妹「――。」


ピンク色に染まった花びら。

それが“はらり、はらり”と落ちてく。


この子は、僕が幸せにする――

そう心に誓いながら、桜にかまれた長い一本道を進んでいく。


兄「ずっと一緒…な」

妹「……」

 ――うん、おにいちゃん。
 
妹は、そう頷いた。
僕との幸せな日々が描かれた、日記帳を抱えて。


            終わり

追いついた
お前ら感情移入しすぎだろwwww

終わったぁぁぁあぁあぁ

いま追いついた
これまでのことはすべて兄の夢or妄想というオチで終わってほしい

乙!!!!!

なるほどな。日記帳はこれからの記憶を刻む物か
お疲れ様。本当に良い作品だったよ

(ノ ゚Д゚)ノ ======= ┻━━┻ ふざけんなwwwwwww

お疲れ
さあ>>1よ解説を頼む

あぁ いい夢が見れそうだ

映 画 化 決 定

追いついた瞬間に‥・だと‥・
乙!

乙!

>>368wwww


何か久々に涙腺を刺激された
エロ画像をうpしまくってた昼の自分が愚かに見える




だめだなんて言えばいいのやら

とにかく乙

これは泣ける
なにこの>>1
圧倒的乙っ!

乙彼Summer

乙!!!!
よかったッス!!!

さーて、ゲームでもするか

ここからは皆の疑問に思ったことを質問コーナーかなw

ピャー(`エ´)つかれたー。

読んでくれたVIPPERのみんな!ありがとう
このネタは前からやろうと思ってたんだが、途中から話書くのがアドリブだったんだ。

なんかいい感じに書き終わってよかった

>>1
乙!!ダラダラしないでサクッと読めた
話もすごく良かったなぁ…
あれ……画面が……滲んでる……

乙!!

( ゚д゚)

( ゚д゚)



( ゚д゚ )


さてと寝るかね

>>1
次は失語症になってない妹ですよね

乙。
久々に泣いた。

>>385
こっちみんなww

>>328なんだが
この発言でアドリブになったのなら謝るよw
揚げ足取りみたいな事を言ってしまってすまなかったな

>>359
いや、俺もよくわからんが
Kanonの最後のシーンみてふと思いついただけなんだ

いい加減でスマソ

妹はVIPPERにまとめ依頼だしてくるぜ
こんな良スレ これで消えるのが勿体無い

>>1
 
いくつか疑問点があるが
とてもよかった!
久しぶりに涙が出て来た

次回作にも期待!!!!!!

>>392
俺も同意だな

なんかこう・・・・グッときた

えーっと


アレかな
結局「失語症が進行しました、でも宜しく幸せにやってます」って事でいいのかな
俺が読み落としてるところはないよな

俺の頭じゃ一読で理解は無理だった
百回読んでくるわ

ケータイ小説と変わらないレベル

まぁ泣くのは勝手だけど、そいつはもう恋空とか馬鹿にできないな

>>1まじ乙でした
なんか読んでる途中key関連のゲームやってたときと同じ気持ちになったわ

追いついたらちょうど終わった
>>1本当に乙

さて、次はハッピーエンドルートを書こうか

実は最初から失語症でしたってとこはなかなかよかった

おもしろかった

>>400
別にバッドエンドではないと思うのだがなぁ

>>398
恋空読んで映画見てから言えよww

あれは腹筋崩壊して辛かった
ある意味涙は出るな

>>396
ああ、すまん解説。

妹は実兄が死んだ事を知ってしまってて、それが信じられずに街で兄を探そうとします。
その時点から妹は喋れなくなってたんだ。

それから主人公にをみつけて、そいつを兄と判断して…
なんというか、世界には不思議な力というものがあって、妹が家族と判断した者にだけ言葉が通じるっていう設定だったんだ。

結局妹との会話は兄の妄想・・・?

読み手によって色々解釈できるな
俺は冒頭の兄が妹を同類のような目で見ていたっていう部分で
同類だから言葉が理解できる

後半はお互いが異性として意識し始めたことから
互いの言葉が理解できなくなったっていうようにも解釈できるんじゃないかと

って意味不明だなスマン

ほほぅ・・・

コピペブログとか死ね

おお、とりあえず合点がいったよ。乙

近年ここまで流れの気持ち悪いスレがあっただろうか

>>403
うん、バッドエンドではないな
2人とも笑顔で終わったしこれで良いか

それより詳しい事知りたい

>>411
VIPで気持ち悪くないスレを教えてくれないか

>>405
母親はどうして失語症ってわかってたの?

話通じてたのか

完全に兄の妄想とばかり

>>405
つまり、兄を見つけた時からは「家族」と判断し、言葉が通じあえた。
しかし、キスをしたことで兄を「家族」ではなく、
「恋人」として判断してしまうようになったために、言葉が通じあえなくなってしまった。

っていうことでおk?

>>414
なんというか・・・ほら
母親ならなんでもわかるっていうだろ・・・ほらさ

すいませんでした

もうkwsk出てた
そういう事だったのか

汗も流して色々とスッキリしたから寝る

>>416
ああ、そうそうそんな感じかな

素直に感動したけど、泣いたとか製品化しろとか言ってる奴どうかしてんじゃねえの?

現に母親は兄と一緒で何も病気は抱えてないんでしょ?
なら妹が母親といて、他の人と話さない
むしろ話しかけても相手には発言が聞こえていない
というシーンがあって母親は薄々感ずいていたのかなと俺は勝手に思っておくw

>>416
自分と兄以外とは口が聞けないし、学校の先生からも連絡くるから知ってたのかと


これで寝れる

>>420は新参

1つ質問。
>>8の時点ではまだ兄と認識していないはずなのに、
どうして言葉が通じあえたの?

>>425
これはまた痛い所を突かれたなw
俺も気になりましたw

>>425
それは・・・あれだよ・・・ほら
ほら、妹の脳内ではいろいろごっちゃになってて・・・

>>425
愛の力だ
きっと

てか、その間TV見ても言葉分からないし他の人が喋ってる事も分からなかったんだよな
なんというか辛い病気だ

>>426
正直スマンかった
失語症っていう設定思い浮かんだのも>>83あたりからだったんだ。

なんとか脳内補正してくれってことで・・・

今更だけど、失語症ってどういう症状?

>>427
ごっちゃになっていたら、
なおさらしゃべることができないと思うんだが…

久しぶりに引き込まれるSSだった

>>429
だからこそTVのシーン等を書かなかったのかなw
でも出かける時、色んな人の喋ってる事も分からなかったと思うとなぁ;

>>430
把握した。
>>432はスルーしてくれ。

泣いた

まぁ何はともあれ>>1
お疲れ様
そろそろ寝るかな。

>>1愛してる

凄い見入ってた

才能あると思う

お前らが感動しただの良スレだのいうから読んでしまった…
俺は合わなかったわ。ポカーンとしてしまった。

>>440
いいとは思うが、そこまで大騒ぎするレベルのもんじゃないよな……

いいとは思うが


面白かったよー

GJ! GJ!! GJ!!!

やっぱりこの讃え方は恥ずいな

今北今感動下

おにー(^p^)チャン

















(`お´)つ

いや、アドリブであの早さで作れるってのはすげーってw

表現もきれいやったしね

最後、ちょっと尻切れ感あったけどねw

おつ
面白かったです


おもしろかった


次回作期待

ん?
ちょっと待て
妹が家族と認識すると話せるんだよな?
と、いうことは結婚すれば…

>>449やるじゃねえか

>>449
何で気づかなかったんだろうか…

>>1おつ
>>499じゃあいっちょ俺が……

>>449 最後に本当のハッピーエンドがあったとは……

安価ミスってた>>449だorz

乙ですた!!

>>449
よろしく頼む

ONE、Kanonなんか混ぜた作品でつねじゅいjdftgyふjkytrtfgh

いまからよむ

おお、もう…

いちおつ


続き考えてるよな

妹が記憶を失っていったのはどうして?

>>1乙!
なかなか良かったよ!

今起きた >>1乙 続きマダー?

>>449
GJ!

>>449が俺を救ってくれた

これはひどい

うぉぉぉ!







保守

俺自分の妹好きじゃないけど
五体満足で生きてることになんかほっとしたっていうか
上手くいえねぇ


>>1ありがとう

おー残ってた

>>449のおかげでちょっとだけ希望が見えた

甘展開はもうないの?

いもうとあげ

何で保守してんだよ

細かいことはどうでもいいじゃないか・・・アドリブでこれはすごい!乙でした!

追いついた
>>1

よかったよ

>>1
お疲れ様
涙腺崩壊しました

俺だったら発狂してるぞえ

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