のび太「ミサカちゃんは…僕が守る!」(385)

―学園都市・第三学区―

10月1日。とある高級ホテルの一室に3人の男女がいた

???「あいつは殺されたよ…残念だ」

最初に口を開いた少年は
頭に土星の輪のような形状をしたヘッドギアを被っている

???「殺ったのは『アイテム』の連中みたい
     ご丁寧に千切って送られてきた上半身には警告文までついてたわ
     別に悲しくも怖くも無いんだけどさ、狙撃手はどうするの?補充?それとも計画変更?」

少女が続けて口を開いた
外見は14歳ほど、小柄で華奢な体つきにもかかわらず
まるでホステスのような背中の開いた丈の短いドレスを着ている


???「…昨日の話なんだが
     “レベル5”の“第八位”の認定が下ったのって知ってる?」

ブレザーの学生服を来た少年が言う
学生服を着ているのだが、その風貌はまるでヤクザ予備性か新人ホストを彷彿させる

ヘッドギア「初耳だ」
ドレス少女「それがどう関係あるの?」

???「そいつの能力まではわからないんだが、肝心なのは学園都市が付けた能力コード…
     “射程圏内(オールレンジ)”だとさ…面白そうじゃね?」

―学園都市・第七学区―

10月7日
とある小学校の通学路に2人の小学生がいた

打ち止め「それでねー下位個体やお姉様とお買い物に行ったのはいいんだけど
      洋服選びで下位個体とお姉様が喧嘩しちゃったんだー
      ってミサカはミサカは近況報告をしてみる」

あほ毛・空色キャミソール・男性ものワイシャツ
いつもの格好に赤ランドセルを装備している少女の名前は打ち止め
今は《黄泉川ミサカ》という名前でとある小学校の5年2組に在籍している

のび太「喧嘩ってそりゃあ大変だなー、何で喧嘩したのさ?」

黄色のTシャツ・紺の短パン・まるぶちメガネに野球帽
とある小学校5年2組で打ち止めと同じクラスの野比のび太は答えた

打ち止め「下位個体とお姉様にミサカの洋服選んでもらったら…
      あっ!この場合の『ミサカ』はあなたと今喋ってる『ミサカ』だよ?
      ってミサカはミサカは懇切丁寧に説明してみたり!」

のび太「ややこしいなー」

他愛の無い世間話を楽しむ二人
打ち止めがのび太の小学校に転校して来たのは2週間前
1週間である9月30日の『とある事件』以来2人は急速に仲良くなり
今では毎日登下校を共にする仲となっている

下位個体(シスターズ)・お姉様(オリジナル)
量産能力者計画…そして絶対能力進化実験

のび太は打ち止めからその全てを聞いた
もちろんのび太にとって難しい話はチンプンカンプンであったが
一方通行が1万人もの妹達を殺したという事実は理解できた
同時に打ち止めを命がけで守ったという事実も理解できた

それら全てを考慮した上でも
のび太は師匠である一方通行への尊敬の念を忘れない


一方通行(表の世界ではお前がアイツを守れ)


1週間前に交わした師との約束
1日中一緒にいることによってのび太はそれを忠実に守っていた

前回の続き!?
キター!!

>>5
続きです

覚えてる人がいて嬉しい限り

今日も他愛の無い会話をしながら下校すると
柄の悪い少年グループに声を掛けられた

不良A「おお!おお!小学生が仲良くデートでちゃかぁ?」

のび太「なっ…何の用ですか?」

とっさに打ち止めを自分の背後に隠すのび太

不良B「彼女を守ってかっこいいNE!
     ただ俺たちはロリコンじゃねえんだYO!
     別に手は出さねえYO!」

のび太(狙いはミサカちゃんじゃない…?よかったぁ)

不良C「用があるのはお前だ!
     学園都市“第八位”の野比のび太くんよぉ!?
     お前を倒せば俺たちスキルアウトの名が上がるんだよ!!」

打ち止め「名を上げるために“第八位”で小学生を狙うのは卑怯者を通り越して臆病者なのでは?
      ってミサカはミサカは冷静に突っ込んでみたり!」

前回についてkwsk

>>9
以前
のび太「打ち止め?変な名前だなぁ」

って名前でスレ立てました

文中でちょくちょく説明を挟みます

不良D「う…うるせぇ!!“レベル5”相手に手加減はしねえぞ!!」

不良E「やっぱりやめないか…?ガチで小学生に武器使うのかよ…」

不良B「そんなこと言ってると殺られるYO!」

そう言って不良たちは一斉にのび太に襲い掛かってきた
それぞれが皆武器を装備している

のび太(5人か…)

のび太は両ポケットに常備している『エモノ』を握り口を開く






のび太「ったくめンどくせェンだよ!三下がァ!!」

瞬間
4人の不良が宙に舞った

不良E「……え?」

1人の不良が気づいたときには全員頭からアスファルトに転落し気絶した
目の前の小学生は両ポケットに手を突っ込んだまま何もしていなかったように見える

不良E「い…いったい何を!?」

のび太「全員のあごに1発ずつ『撃ち込ンで』やったンだよォ
     君もこうなりたくなければ逃げるンだなァ!」

不良E「ひぃっ!?し…失礼しましたぁ!!」

そう言い捨て不良は逃げていった

打ち止め「イエーイ!完全撃退大勝利ぃ~!
      ってミサカはミサカは大喜びしてみる!」

のび太「ふぅ…今週になってからこればっかりだよ」

両手をポケットから手を離しのび太が言う
レベル5認定されて1週間経つがのび太の周りにはこの手の輩が絶えない

打ち止め「お姉様もレベル5になりたてはそうだったって言ってた
      ってミサカはミサカは暗に諦めろと言ってみたり!」

のび太「そ…そんなぁ~」

ここでのび太の能力説明

―――――――

のび太の能力

レベル5のエアロマスター
大まかには風や大気を操ることが出来る能力
一方通行との血の滲む特訓によってレベル0から能力が開花した
特訓の影響により、能力を使う際には一方通行の口調が移る師匠モードとなる

のび太は通常「空気の弾」を作ることしか出来ない。強度はレベル1程度
しかし『銃を連想するもの』を持つことによって演算能力が増し空気の弾を射出できるようになる
のび太は普段右ポケットにエアガン、左ポケットに水鉄砲(お小遣い不足のためエアガンを断念)を常備している

空気の弾の性質は毎回毎回作るときに変更でき撃つときの条件によって使い分ける
最大4回まで跳弾可能な弾を作ることが可能

最大射程距離は6km(一方通行調べ)

狙撃の際は『射間の分子一つ一つの動き』まで演算しているため狙いは絶対に外さない
そして遮蔽物があろうと跳弾を用い射程圏内の標的は逃がさない
故に学園都市側から付けられた能力コードは“射程圏内(オールレンジ)”

また、距離によって無意識のうちに弾速を変更しているため、距離が遠ければ遠いほど威力が増す
そのことに本人はあまり気づいていない

―――――――

打ち止め「それよりこの人たちはどうするの?
      ってミサカはミサカは率直な疑問を投げかけてみる」

のび太「うーん…みんな武器持ってたから手加減もあまりできなかったからなぁ…
     救急車呼んだほうがいいかな?」

ふと気がつけば通行人が集まっていている
さすがに目立つことをしすぎたようだ

??「ジャッジメントですのっ!能力者の喧嘩があったと通報があったのはこちらですの?」

打ち止め「っ!?」

打ち止めは慌ててのび太の野球帽を奪い取り
それを深く被ってのび太の後ろに隠れる

のび太(どうしたのミサカちゃん…?…ああこの人の制服)

茶髪でツインテールの少女―白井黒子は常盤台中学の制服を身に着けていた

打ち止め(常盤台の人には話しかけるなってお姉様にはきつく言われてるのっ!
      ってミサカはミサカは冷や汗たらたら流しながら身をすくめてみたり!)

黒子「あらまあ…これ全部あなたがやりましたの?」

のび太「えっ!?は…はい!この子が絡まれていたので僕が助けました!
     この子怯えてるので家に送りまーす!!それじゃあ…ぐぇっ!」

打ち止めをつれて帰ろうとしたのび太であったが
黒子に首根っこをつかまれた


黒子「待ちなさいな…あなたにはこの状況を詳しく説明してもらいますの
    そちらの女の子はこちらの研修生が送りますわ…出木杉!」



出木杉「はい!黒子さん!ってのび太くんにミサカくんじゃないか」

のび太・打ち止め「っ!?」

黒子「ミサカ…?はて…よくお顔を…」

のび太「ででで出木杉ぃ!!どうしたんだよ風紀委員の腕章なんてつけちゃって
     あは…あはははははははははははぁ!」

なるべくオーバーなリアクションをして『ミサカ』という単語を誤魔化すのび太

出木杉「風紀委員に入ったのさ!僕は『この前の事件』で誰も守れなかったからね…
     今はこうして先輩である黒子さんと一緒に研修中さ」

出木杉英才
のび太や打ち止めと同じ5年2組に通っている『元エース』
“レベル4”の“念動力者”でありのび太や打ち止めの学校では唯一の大能力者である

以前の事件で皆を守るために木原率いる猟犬部隊と戦った出木杉であるが結果は惜敗
そこで己の実力不足を知りこうやって風紀委員を志願したのだ


余談ではあるが殺されそうになった出木杉を救ったのはのび太の狙撃であるが
出木杉はその事実を知らない

黒子「出木杉の知り合いでしたのね」

出木杉「はい!2人とも僕のクラスメートです!
     ダメじゃないかのび太くん!風紀委員でもないのに能力使って不良をやっつけちゃ」

のび太「しっ…仕方なかったんだよぉ~」


黒子「言い訳は支部で聞きますわ
    出木杉!そちらのお嬢様を家まで送ってくださいな」

出木杉「はい!じゃあ行こうか!」


打ち止めはうんうんとうなずきそそくさとその場を立ち去る



のび太「出木杉のやつぅ…いつもいつも美味しいところばかり持っていく…ガックシ」

―風紀委員・第一七七支部―

のび太は風紀委員の方々からありがたいお説教を喰らってた
辺りはもうすっかり暗くなっている

初春「…というわけでこれからはちゃんと風紀委員に通報するんですよ?」

頭に花飾りを付けた中学生、初春飾利が言う
彼女も風紀委員の一員である

のび太「はぁ~い」

黒子「返事は短くなさいな」

のび太「ちぇ…僕はいいことをしたのにさぁ」

出木杉「そう思うならのび太くんも風紀委員に入ったらどうだい?
     君なら絶対うまくやれるよ!僕と一緒に頑張ろう!!」

固法「うーん…お世辞にも風紀委員が務まるタイプには見えないわよ?」

そう言って黒子や初春の先輩である固法美偉は牛乳を口に含む

出木杉「そんなことないですよ美偉さん!
     のび太くんは我が校が誇る“レベル5”でエースなんです!!」

ぶほぉ

固法が盛大に牛乳をのび太にぶちまけ、初春が慌ててのび太にタオルを渡す

固法「こっ…この子レベル5なの!?」

固法は口を拭いつつ
申し訳無さそうにのび太の顔を拭く

黒子「さすがの黒子も驚きましたわ」


初春「先日第八位が追加されたと噂で聞きましたがまさか…?」

出木杉「そうです飾利さん!のび太くんは先週能力に目覚めて第八位になったんです!」

のび太「もうその話はいいから帰してよ~」

出木杉はまるで自分のことのようにのび太の自慢を始めた
生まれて初めて自分の『上』となった同級生が誇らしくて仕方が無いようだ

―学園都市・第七学区―

のび太「はぁ~もうくたくただよ…
     ちぇ…なんだい!僕はレベル5なんだから悪いやつをやっつけてもいいじゃないか
     何で怒られなきゃいけないのさ…」

出木杉によるのび太の自慢話は1時間にわたり
時刻は既に夜の7時を回っていた
ようやく風紀委員に開放されたのび太はとぼとぼと帰路についていた


のび太「今日はミサカちゃんと一緒に美味しいドラ焼き屋行こうと思ってたのになぁ…
     そういやドラえもん…今日は帰ってくるのかな?」

のび太がレベル5に認定されて以来
ドラえもんは家を空けることが多くなり最近はめっきり会っていない


のび太「僕がレベル5になったら真っ先に喜んでくれると思ったのになぁ
     …スフィンクスやミィちゃんと遊んでるのかな?」


のび太は近所の猫を思い出しながら笑う
と、そのとき


???「よぉ!お前“第八位”の野比のび太だよな?」

突然声を掛けられた
のび太が顔を上げると20mほど先にはブレザーの学生服を着た高校生ぐらいの少年がいた
その顔には敵意が見え隠れしている

のび太(またか…今日は疲れるなぁ…)

垣根「俺の名前は垣根提督
    よろしく野比のび太くん
    …今日は“最終信号”とは一緒じゃないんだな」




のび太「っ!?」

のび太は反射的に両ポケットから銃を出した


12発/秒



のび太は驚異的な早撃ち・速射で垣根と名乗る男にありったけの弾を撃ち込んだ
打ち止めを『最終信号(ラストオーダー)』と呼び、且つ敵意がある人間には問答無用で攻撃する
師匠である一方通行との約束依頼、のび太は固く決めていたからだ

しかし

のび太「…ンだァこりゃァ?」

垣根は白い繭のようなものに包まれていた
いや、ひとりでに広がったそれは『翼』であった
天使のような6枚の翼に包まれていた垣根は無傷だった

垣根「ずいぶんな挨拶だなのび太
    まあこうしてもらうためにわざと敵意を出したんだけどな
    …それにしてもこの距離で寸分狂わず急所に連射とは…期待以上だ」

ピューっと口笛を吹き賞賛する垣根だがバカにしているようにしか見えない

のび太「ね…狙いはミサカちゃンか!?」

垣根「ミサカ…?ああ最終信号のことか
    悪い悪い、それはお前に攻撃してもらうための口実
    別に狙ってなんかねえよ」

のび太「何でそンなことをするンだ?」


垣根「テストだよテスト
    お前の力が見たかったんだよ
    結果は合格!おめでとうのび太」


のび太「??」

うっすらと笑い垣根が言う

垣根「単刀直入に言う…俺の仲間にならねえか?
    『スクール』っていう暗部の小規模組織なんだが
    先日狙撃手が1人殺されたんだよ。それで“射程圏内”のお前をスカウトに来たって話
    お前に狙撃で殺して欲しい人がいるんだけどどうだ?金は弾むぜ?」

殺された。殺して欲しい

当然のようにそんな台詞を口にする垣根にのび太は恐怖を覚えた

のび太「だ…誰が人殺しなンかに強力するもンかァ!!」

先ほどの攻撃で羽の防御範囲を算出したのび太は
跳弾を駆使し、同時には防御しきれない位置に計30発もの全方位攻撃を打ち込んだ



しかし



垣根「答えがそれか…だがなあ!温いんだよ!」

羽を器用に動かし銃弾は全て防がれた

のび太「なァっ!!弾道が全部読まれただとォ!?」

垣根「まさに“オールレンジ”って感じな攻撃だな
    だがなあ、お前の銃口と指の動きを見ればこんなの余裕だっつうの」

タイプミス/(^o^)\

×強力するもンかァ
○協力するもンかァ

のび太「そ…そンな計算が僕以外にできるはずがァ!!」

垣根「自分が特別だと勘違いしてないか“第八位”?
    弾道予測ぐらい他の“レベル5”には余裕で出来るんだぜ?
    最後に言ってやるよのび太…お前の目の前にいる垣根提督はなあ」

6枚の翼がのび太を襲う

垣根「“第二位”なんだよ」

のび太「ぐァァァァアアアアアア」

想像を絶する質量を叩き込まれてのび太は吹き飛んだ


のび太「うっ…ぐぅ…」

あまりもの衝撃にのび太は立つことすらままならない

垣根「俺は外道のクソ野郎だがな
    さすがに格下の小学生を殺すつもりはねえよ
    じゃあなのび太。面白かったぜ」

そう言い残して垣根は去っていった


のび太「ド…ドラ…え……も…ん…」

―大長編 ドラえもん・のび太と学園都市大炎上―

すみませんちょっと外します
残ってたら19時から再開します

―学園都市・窓のないビル―

アレイスター・クロウリーは情報に目を通していた

アレイスター「…『原石』が2人見つかったか。『肉体再生』の少女に『発火能力者』の少年か
        年齢は共に16歳で強度は不明…」

アレイスター「『肉体再生』の方は他人を再生できるだと…?実に興味深い」

アレイスター「直ちに回収せねば」

そのとき、どこからともなくピンクのドアが現れ、猫型ロボットが現れた

ドラえもん「アレイスター!!」

学園都市統括理事会のメンバー・ドラえもんである
同時に未来サイド統括理事会からのスパイという顔も持つ


アレイスター「そろそろ来るころだと思っていたよドラえもんくん」

> アレイスター「…『原石』が2人見つかったか。『肉体再生』の少女に『発火能力者』の少年か
>         年齢は共に16歳で強度は不明…」
>
> アレイスター「『肉体再生』の方は他人を再生できるだと…?実に興味深い」

どっかで聞いたことあるな

ドラえもん「…君の言ったとおりだったよアレイスター
       未来サイドは僕に…隠し事をしていた」

アレイスター「わかったようだねドラえもんくん」

隠し事
それは野比のび太に関することであった
ドラえもんが未来サイドの統括理事会幹部―セワシの父から受けた指令は二つであった

『未来改変を目論むアレイスター・クロウリーの監視』
『野比のび太を護衛し《歴史通り》源静香と結婚させる』

そこで知らされたのび太の経歴には“レベル5”になったという記述は全く無かった
しかしバンクをハッキングしたところのび太がレベル5になったことは《史実》であった

ドラえもん「何故未来サイドはのび太くんが君のプランに関わることを黙っていたんだ…
       君は何か知っているのか!?アレイスター!!」

アレイスター「未来サイドの上層部にも未来改変を望んでいる人間がいるということだよ
        何故私が未来に詳しく、何故未来を改変しようと考えていると思う?」 

その言葉が意味するものは未来サイドの人間の裏切り

ドラえもん「まさか…そんなバカな!!」

アレイスター「私を邪魔したいなら野比のび太を殺せばいい
        私につくか未来サイドにつくか好きな方を選ぶんだ」

ドラえもん「っ!?のび太くんには指一本触れさせないぞ!
       そして君のプランも絶対に潰す!」


ドラえもんはどこでもドアから窓のないビルを出た


アレイスター「交渉不成立だね…残念だよ」

烈火のと同じ作者?

>>61
YES

――――――――――――

ドラえもん(僕はどうしたらいいんだ…アレイスターを殺せば魔術と科学のバランスが崩壊する…)

そのとき、セワシから通信が入った

セワシ『大変だぁ!!ドラえもん!!』


ドラえもん「どうしたんだいセワシくん?」


セワシ『おじいさんが…おじいさんの命が狙われている!!』


ドラえもん「な…なんだって!?」

ドラえもん(未来サイド暗部がのび太くんの重要性に気づいたか!?
       こんなに早く行動に出るだなんて!!)

―第七学区マンション『ファミリーサイド』―

10月8日

のび太「う…うん?」

目が覚めるとのび太は見覚えのない部屋のベッドにいた
辺りを見渡す

そこは豪華なマンションの一室であった
とてもじゃないが学生寮とは思えない

のび太「ここは…?」

黄泉川「目が覚めたじゃん
     お腹すいてるだろ?
     今朝ごはん作るから待っとくじゃん」

のび太「あ…あなたは?」

黄泉川「黄泉川愛穂…高校の教師やってる
     君には《黄泉川ミサカ》の保護者と言った方がいいかもね」

のび太「ミサカちゃんの?」

ふと自分のベッドの脇を見る
そこには1人の少女が上半身だけをベッドに預けうつぶせに眠っていた

のび太「みみみみみみみミサカちゃん!?」

黄泉川「しーっ…静かにするじゃんよ
     感謝しなよー、昨日の夜に『ビビっと来た』らしく急に家を飛び出したと思ったら
     何とビックリ!君を連れて来たじゃん。その細い腕でだよ?
     その後も寝ずに看病…って言いたいところだけど途中で疲れ果てて眠ったじゃん
     いやー絆っていいもんだねー」

のび太「そっか…ミサカちゃんありがとう!」

黄泉川「で?何があったじゃん?」

柔らかかった黄泉川の表情が急に険しくなる

黄泉川「大した傷が無いとは言え“レベル5”である君が
     気を失うほどのダメージを追うって相当なことじゃん?」

のび太はそこで初めて昨夜のことを思い出す





のび太「能力者に不意打ちされただけだよ
     最近多いんだよね」

のび太は垣根提督のことは言わなかった

垣根(お前に狙撃で殺して欲しい人がいる)

あれだけ強い垣根が格下であるのび太に殺しを頼むのは妙であった
それは狙撃が出来る人間がいないと殺しが出来ないことを意味する

のび太(きっと…僕以外のスナイパーを雇って狙撃を実行するつもりだ
     ミサカちゃんや愛穂さんは巻き込めない!)

黄泉川「…本当にそれだけ?」

のび太「本当だよ!いやぁ怪我しないでよかったなあー」

黄泉川「ったく…ほらご飯出来たじゃんよ!」



―1時間後―

のび太は野球帽を被り、マンションを出た

のび太「お前の好きにはさせないぞ!垣根提督!」

のび太は決意を胸に駆け出した

―第七学区・とあるレストラン―

絹旗「『スクール』の連中、また暗殺用のスナイパーを超補充したそうですよ」

麦野「私たち心優しい『警告』は無視したってわけか」

フレンダ「結局、またスナイパーを始末しないといけないってわけね」

滝壷「南南西から信号きてまーす…」

彼女たちは『アイテム』
学園都市暗部の小組織である。
アイテムの目的は上層部の暴走の阻止

現在は『スクール』が画策している『学園都市統括理事会暗殺計画』を阻止するために動いている

麦野「『警告』は後1回ってところね。浜面!スナイパーの候補を挙げよ」

麦野はアイテムの雑用役兼運転手
元スキルアウトリーダーの浜面に命令する

浜面「へいへいと。あーこいつだな…ゲェ…」

滝壷「どうした?はまづら?」

麦野「もったいぶらないでさっさと言う!」



浜面「相手は“レベル5”だぞ?」



その場に初めて、緊張感というものが生まれた

絹旗「それって超厄介ですね、麦野じゃないと対応できないですよ」

フレンダ「結局さ、滝壷と麦野に任せればいいんじゃない?」

そう言って二人は学園都市“第四位”の麦野沈利を見る

麦野「レベル5だからってうろたえない
    そいつの能力ってわかるの?」

浜面「えーと…とりあえず最近追加された第八位らしいぞ」

絹旗「あー巷で超噂になってるやつですね」

浜面「能力名は“射程圏内”…いかにも狙撃しますって名前だな
    昨日スクールと接触があったらしい…場所は…第七学区!ここだな
    下部組織の情報によると…第八位は昨日風紀委員に補導されてるから写真がある!」

麦野「見せなさい」

浜面が全員の携帯に転送する

絹旗「あちゃーなんというか超やりにくいですね」

フレンダ「結局さ、私下りていい?」

麦野「殺ると決めたらちゃっちゃと殺る!
    撃破ボーナスつけるからさっさと終わらせるわよ
    浜面。車を出しなさい」

浜面「へいへい」

―第七学区―

のび太は垣根の手がかりを見つけるため
昨日垣根と戦った場所に足を運んだ

のび太「手がかりになるものは無いかぁ
     次はどこを探そう」

瞬間、のび太の視界に黒いものが入った―爆弾だ
爆弾はまっすぐのび太に向かって投げられているようだ

のび太「っ!!」

のび太は間髪いれずに銃を抜き、爆弾を撃ち落とす

のび太「うァァァア」

爆風に吹き飛ばされるのび太

フレンダ「あちゃー隙を突いたはずなんだけど
      結局、“レベル5”は簡単には殺せないって訳ね」

のび太の目の前に現れたのは金髪碧眼の女子高生であった

晩飯食べるのでちょっと間空けます

10時に再開します

のび太「お…女のこ?
     こンな昼間からなンのマネだァ!?」

フレンダ「こっちの台詞よ『スクール』
      何度も何度もしつこいってありゃしない」

のび太「『スクール』を知ってンのかァ!?」

そう言ってのび太は銃を構えた
のび太とフレンダの距離は30m、相手は完全に油断している

のび太(動けなくしてやる!狙うは足!!)

フレンダ「えっ!?そんなとこから撃つの??ぎゃっ!!」

フレンダの足に弾が命中


のび太「降参しろォ!もう立てないはずだ」


絹旗「ったく…超早とちりですねフレンダ」

のび太「何ィ!?」

とっさに回避するのび太
目の先には自分とあまり年齢の変わらない外見の少女がいる

のび太「なンて怪力だ!」

窒素装甲

絹旗最愛は“レベル4”の能力者

空気中の『窒素』を自在に操り、圧縮した窒素の塊を制御することで、
自動車を軽々と持ち上げ、動かす程のパワーを得ることが出来る

のび太「っくそォ!!」

負けじと銃弾で応戦するのび太
しかし絹旗の窒素装甲に全ての銃弾が防がれた


絹旗「空気の弾ですか…私と超似てる能力ですね」

なんてこったい張り間違えた

―――――――――――――――

背後から絹旗が自動車を投げつける

のび太「何ィ!?」

とっさに回避するのび太
目の先には自分とあまり年齢の変わらない外見の少女がいる

のび太「なンて怪力だ!」

窒素装甲

絹旗最愛は“レベル4”の能力者

空気中の『窒素』を自在に操り、圧縮した窒素の塊を制御することで、
自動車を軽々と持ち上げ、動かす程のパワーを得ることが出来る

のび太「っくそォ!!」

負けじと銃弾で応戦するのび太
しかし絹旗の窒素装甲に全ての銃弾が防がれた

絹旗「空気の弾ですか…私と超似てる能力ですね」

絹旗は間合いを詰めて接近戦に持ち込む
のび太は必死に攻撃を避けて反撃するが全て装甲に防がれる

絹旗「やはり接近戦は超苦手なようですね」

のび太「そォでもないさ」

のび太は両手の銃で驚異的な速射を行った

絹旗「えっ!」

のび太の銃弾を喰らい絹旗が倒れる
窒素装甲は強力であるが非常に範囲が狭いという欠点がある

のび太「やっぱりなァ!一度に全ては防ぎきれねェだろ?」

地に伏す絹旗とフレンダ

フレンダ「結局こいつ…」
絹旗「超強いですね…油断しました」

のび太「お前ら『スクール』について知ってンのか?」

フレンダ「はぁ?あんたが『スクール』のスナイパーじゃないの?」
絹旗「どうにも超勘違いな予感がしますね…」

のび太「それは昨日断ったンだよ!
     あいつらの目的は何なンだ?」

絹旗「浜面…あいつは超ガセネタを掴んだわけですか」
フレンダ「結局、私たちはやられ損って訳ね…」


麦野「『スクール』の目的なら知ってるわ
    ただしアンタが接触した『スクール』の情報を教えなさい」

絹旗・フレンダ「麦野!」

のび太「アンタは?」


麦野「こいつらのリーダーよ…それより情報教えるの?
    それとも死ぬ?」

のび太は説明を始めた

のび太「垣根提督。“第二位”の能力者だ
     白い羽を攻撃と防御に使ってた」

麦野「っ!第二位とはね…能力まで知ってるってあんた戦ったんだ?」

のび太「全然勝てなかったけどなァ」

麦野「情けないじゃないの“レベル5”
    まあ“第八位”じゃ仕方ないか…後は“第四位”に任せなさい」

のび太「“第四位”…!?だけど俺もここで引き下がねェンだよ」

麦野「…明日統括理事会の1人が野外講演をやるわ
    ターゲットはそいつ、スクールはそこに来るでしょうね」

のび太「わかった!ありがとう」

元気良く礼を言いのび太は去っていった

フレンダ「教えてよかったの?」

麦野「別にいいでしょ。どうせVIP暗殺は囮でしょうし
    事件のせいで警備が手薄になったところに垣根は来る
    私たちはそこを狙うわよ」


―翌日―

10月9日

今日は学園都市独立記念日で学校が休日であったため、
どこに行っても人がごった返しであった

統括理事会の講演会がある広場には300人ぐらいの学生が集まっていた
VIPの周囲には4台の『空気清浄車』がとまっている
これは『妨害気流』を生み出すスナイパー避けの特殊車両だ

野比のび太は野球帽を被り辺りを見回す

のび太(狙撃可能ポイントは15箇所か…)

と、そのときのび太は見覚えのある顔を目撃した

そこには打ち止めと初春が手を繋いで歩いていた

打ち止め「だからミサカは2人の迷子を捜しているの
      ってミサカはミサカは行動指針を発表してみたり!」

初春「迷子?ここらへんにいるの?」

初春は風紀委員であるため
10歳そこらの打ち止めが1人で歩くほうが心配で仕方が無い

打ち止め「よくわからないけど頭がビビっと来るの!
      ってミサカはミサカは感覚的に説明してみたり」

初春「はいはい凄いアホ毛ですねー」

打ち止め「ミサカのこれはアホ毛じゃないもん!」


のび太(み…ミサカちゃん!?ここは流れ弾で危険なのに!!)


―同時刻・広場―

一方通行(何でこの局面にあのガキが出て来るンだ!?)

土御門(…人生そんなもんだ)

学園都市暗部『グループ』に所属する土御門と一方通行もまた
別ルートから情報を仕入れ今回の暗殺阻止に動いていた

一方通行は打ち止めに見つからないよう身をかがめ、人ごみにまぎれると
一方通行と同じ仕草をする少年が視界に入った


一方通行(…っ!?アレは!?)

―同時刻・広場―

のび太(師匠っ!?)

そこには先週から行方不明になった師がいた

のび太「師匠ぉ!」

のび太は声を上げて一方通行の下へ走った

土御門「こいつが例の弟子か…」

一方通行「チッ…何でお前がこンなところにいるンだよ!」

のび太「師匠こそ!それより大変です!
     今講演にスナイパーが…」

一方通行「…ンでお前がそれを知ってンだよ!」

のび太「じゃあやっぱり師匠も…」

一方通行「細けェ話は後だ!同じスナイパーのお前に聞く!
      『妨害気流』にはお前も気づいてるだろォ?
      その際にお前ならどこからどォやって狙撃する!?」

土御門「あれは乱数でランダムで気流が変わるタイプだから相当邪魔になると思うんだが」

のび太「えっ?…僕なら気流なんか無視してそのままターゲットを…」

一方通行「…お前に聞いた俺がバカだったよ」

そこで一方通行があることに気づく

一方通行「おい…あの妨害気流動いてねェぞ!」

土御門「あのヤロウ…やりやがった…!!」

4つのうち3つの妨害気流が機能停止していた
3つの車両には小さな穴が開いている

敵のスナイパーによる狙撃によるものだ

ベコッ

金属音が軋む音と共に最後の妨害気流が停止する

一方通行・のび太(そこかァ!)

一方通行とのび太は狙撃箇所から逆算してスナイパーを見つける
距離にして700m、ホテルの一室に敵のスナイパーはいた

しかし

見つけたときにはもう敵のスナイパーは銃弾を放つ直前であった

一方通行「面倒臭ェ!!」

ゴバァ!!

特殊車両の一つが爆発した
パニックになる広場

VIPはとっさに身をかがめたため、スナイパーの銃弾は反れた

スナイパー「くそっ…この爆発は!?」

そこでスナイパーは1人の少年を目撃する
少年はまっすぐと銃をこちらに向けて立っていた

スナイパー(こちらに気づいている?
       だがそんな銃をこちらに向けて何になる?)

一方通行「およそ700m…余裕だよなァのび太ァ!!」

のび太「もちろンですよォ!!」

のび太が引き金を引く
射間の分子一つ一つまで計算されつくされた狙撃は
敵スナイパーの顎を寸分狂わずに撃ち抜いた

―数分後―

打ち止め「うー…迷子の1人は見つかったのはいいけど『あの人』はどこ?
      ってミサカはミサカは疑いの目で聞いてみる」

のび太「えっ!?ぼぼぼくは師匠になんか会ってないよ!
     あは…あはははははははは」

打ち止め「ミサカは『師匠』なんて言ってないもん!
      ってミサカはミサカは誘導尋問をやってみたり」

目を据わらせながら打ち止めがのび太に問い詰める

のび太「うっ!!そ…それは…」

一方通行(スナイパーの件はありがとよ
      『スクール』と“第二位”の件は俺に任せろ
      お前は引き続きあのガキに付いてやってくれ)

先ほど一方通行と約束を交わし、のび太は分かれたところであった

打ち止め「いいんだもん!そんなに逃げるなら『あの人』の捜索を生きがいにするのだ
      ってミサカはミサカは新たなるエンターテイメントを発掘してみたり!」

のび太「でもミサカちゃん疲れてるんじゃない?
     今日はもう帰ろうよ?」

打ち止め「疲れてなんかないもん!ってミサカはミサカは…」

そこでフラっと揺れる打ち止め
一昨日半徹夜で看病した上に昨日今日とのび太を探していたため疲労はピークに達していた

のび太「ほらっ…帰ろう?」

そっと手を差し出すのび太

打ち止め「うー…明日はちゃんと手伝ってもらうんだから!罰ゲームよ罰ゲーム!
      ってミサカはミサカはお姉様のキャラを倣ってみたり」

打ち止めはのび太の手を取り二人で帰路に着いた

このときのび太は気づいていなかった

10月9日の大事件はまだ始まったばかりだということを…

―第七学区・学生寮・のび太の部屋―

未来サイドの《暗殺者》はのび太の部屋にいた
そこに飾られている一枚の写真を見つけた

そこに写っているのはボロボロになりながらもVサインをしている野比のび太
めんどくさそうに耳をほじっている一方通行
そして2人の腕を両脇に抱え万遍の笑みをこぼしている打ち止め…


暗殺者「野比…のび太…お前は必ず殺す!!
     万年落ちこぼれのお前に…お前に負けてなるものか
     普通に殺してもつまらない…正々堂々と勝負してやる」


そう言って暗殺者はのび太の部屋を後にした

今日のところはここまでです
残っていたら明日の10時以降に書きたいと思います

本日はありがとうございました

あー暗殺者は出来杉なんだな

保守ありがとうございます
しばらくして投下します

―第七学区―

のび太と打ち止めは帰路についていた

打ち止め「そういやあなたは黙って1日もどこで何をやってたの?
      ってミサカはミサカは率直な疑問を投げかけてみたり
      それに一昨日は何で夜道で倒れてたの?
      ってミサカはミサカは追求のダブルパンチをやってみる」

のび太「…うげっ!」

いきなり痛いところを突かれた

のび太「ま…また不良に絡まれただけだよ!昨日はその不良を探してただけさ
     あは…あははははははははははは」

あながち間違っちゃいないことを言ってなんとか誤魔化す

打ち止め「その笑い方で誤魔化せると思ってるのが頭に来るのー!
      ってミサカはミサカは両手をポカポカしながら憤慨してみたり
      あなたはいちいち心配しなければならないミサカへ説明義務があるの!
      ってミサカはミサカはもっともらしい理由を提示してみる!」

打ち止めは顔を膨らませながらのび太に詰め寄る
どうやら本気で心配していたらしくご機嫌斜めだ

のび太「ご…ごめんミサカちゃん
     あっ…どら焼き屋だ!ミサカちゃんあのどら焼き屋美味しいんだよ!」

打ち止め「あなたはミサカの心を食べ物で動かせるとでも思っているの!?
      ってミサカはミサカはあなたの女心のわからなさに失望してみる!!」

うっかりドラえもんの機嫌直しの手段を使ってしまったことを後悔するのび太

のび太「ごめんミサカちゃん!じゃあどら焼きは無しで…」

打ち止め「食べるけどっ!美味しいどら焼きはもらうけど!
      ってミサカはミサカは物はもらうが許さないという荒業をやってみたり!」

のび太「そ…そんなぁ~
     ジャイアンみたいなこと言わないでよ~」

ジャイアン「俺がどうしたって?」

振り向くとそこにはジャイアンとスネ夫がいた

スネ夫「よう、のび太にミサカちゃん!
     今日も2人なんだね」

ジャイアン「やいやいのび太!自分だけミサカちゃんとばかり遊びやがって!
       そういうときは俺たちも誘えっつうんだよ」

のび太「べっ…別に遊んでたわけじゃないやい!」

スネオ「本当かぁ~?」

スネ夫がのび太と打ち止めの顔を覗き込む

スネ夫「(2人の“信頼”の距離が更に近くなってるよジャイアン!
     ざっと20ぐらいだ!)」

心理定規
スネ夫の能力であり強度は“レベル2”
人と人の特定の感情の距離を測ることが出来る

ジャイアン「(お…俺とミサカちゃんの距離は?)」

スネ夫「(60だ…当たり障りの無い距離だよジャイアン)」

ずんと肩を落とすジャイアン

スネ夫「…そういやのび太。ドラえもんがお前を探してたぞ」

のび太「ドラえもんが!?どこで?
     ここ一週間家を空けてたのに」

ジャイアン「…なんか血相を変えてお前を探してたぞ
       携帯に連絡無いのかよ?」

何故か元気の無いジャイアンが続ける

のび太「あっ…電池切れだ
     さすがに家を2日も空けたのはまずかったかな…
     ママにちくられなきゃいいけど」

のび太はドラえもんと二人暮らしをしている
そのため、のび太が宿題をしていなかったりテストの成績が悪かったりすると
すぐにドラえもんがママに報告するのだ

のび太(またお小遣いが減らされちゃうよ…とほほ)

のび太「ジャイアンたちは何してたのさ?」

ジャイアン「何か広場で爆発があったらしいぜ
       面白そうだから見物に行くところだ
       のび太とミサカちゃんも来るか?」

ギクっとするのび太

スネ夫「危ないからやっぱやめようよジャイアン~
     能力者の喧嘩だったらどうするのさ」

ジャイアン「そのときは俺がギッタンギッタンにしてやるぜ」

ジャイアンが指をパキパキ鳴らす

出木杉「ダメじゃないか武くん!そういうことは僕たち風紀委員の仕事さ」

ジャイアンの後ろにはいつの間にか出木杉が立っていた
服には風紀委員の腕章をつけている

ジャイアン「おう出木杉!
       っつーかお前いつのまに風紀委員に入ったんだ?」

出木杉「先週さ!あの事件でまだまだ自分が未熟だと知ったからね」

スネ夫「でも風紀委員って限られた公募期間しか入れないんじゃ…?
     夏季公募も終わっただろ?」

出木杉「先生に頼んで特別推薦枠で入ったんだ!
     勉強も体育も成績の基準を満たしていたから試験はパスできたよ」

スネ夫「その枠って…滅茶苦茶厳しいんじゃなかった?
     本来は常盤台とか長点上機学園の学生しか受からない枠だろ!
     すごいじゃないか出木杉!」

ジャイアン「さすがは俺が見込んだ男だ出木杉!」

のび太「ふぇ~…やっぱ出木杉は凄いんだなぁ」

出木杉「やあ。のび太くんにミサカくんもいるんだね」

のび太「風紀委員の腕章ってことはもう研修が終わったんだね
     ってことはあの先輩は…?」

茶髪ツインテールの風紀委員の姿を探すのび太
どうもあの手のタイプは苦手だ

出木杉「黒子さんは非番だよ
     飾利さんや美偉さんは巡回中さ」

のび太「そういやさっき初春さんはミサカちゃんと一緒にいたよね!
     …ってミサカちゃん?」

打ち止めに目をやる
打ち止めはのび太の袖をちょんとつかみ若干のび太の背中に隠れている

のび太「どうしたのさミサカちゃん?」

打ち止め「…もっ…もー!どら焼きはどうしたの!?
      ってミサカはミサカは袖をぐいぐい引っ張りながらどら焼き屋を目指してみたり!」

のび太「そっ…そうだった!
     そういうことだからじゃあねジャイアン・スネ夫・出木杉!」

打ち止めはのび太を引っ張りながら走っていった



スネ夫「ダメだよジャイアン…
     あれは心理定規を使うまでも無く漬け込む隙が無いってのがわかる」

ジャイアン「くそ~!のび太のくせにぃぃぃぃいぃいい」

出木杉「ミサカくん…」

スネ夫「どうした出木杉?」

出木杉「なんでもないさ!さあパトロールパトロール!」

―どら焼き屋―

のび太「さっきはどうしたのさミサカちゃん?」

打ち止め「えっ!?だからミサカはお腹がぺこぺこいち早くどら焼きが食べたかったの!
       ってミサカはミサカは食い意地根性丸出し感を煽ってみたり!」

のび太「っていうのは嘘で本当は?」

打ち止め「一瞬たりとも信じてないし!ってミサカはミサカは悔しがってみたり!」

のび太「だってあからさまに出木杉を避けてただろ?」

ギクっとする打ち止め
のび太と打ち止めはここ数週間の付き合いだが
のび太は打ち止めが嘘をつくときの『目が泳ぐ』という判りやすいクセをもう知っている

もちろん打ち止めも打ち止めで
のび太が嘘をつくときの『あは…あははははははは』には気づいている

結局どちらも嘘が下手な似たもの同士なのだ

のび太「何で出木杉を避けるのさ?
     そりゃあ何でも出来ていけ好かないやつだけどさ
     それを自慢しないし誰にでも対等に接するいいやつだよ」

のび太は本心で言った

レベル5になってからというもの
クラスメートはみんなのび太から一歩引いて接しているような気がする
あの立派な先生ですらそうなのだ

しかし出木杉は違う
出木杉はいつものようにのび太に話しかけ、数日前には風紀委員に誘ってもくれた
それはここ1週間で“レベル5”の孤独を知ったのび太にとって嬉しいものだった

レベル0とレベル5
底辺と頂点の二つの立場を知って初めて
出木杉の『人の良さ』を理解できたとのび太は思う

打ち止め「ミサカはあの人が嫌いってわけじゃないよ…ってミサカはミサカは弁明してみる」

珍しく大人しい口調で打ち止めが言う

打ち止め「ただねー…なんというか…ここ最近…あの人のミサカを見る目が…その…」

打ち止めがもじもじして中々続きを言わない

のび太「だからどうしたのさ?」



―第七学区・とある大道路―

スネ夫「ありゃ出木杉もミサカちゃんに惚れてるね」

ジャイアン「な…何だって!?
       のび太ならともかく出木杉は強敵だな…
       何せ俺に次ぐ色男だもんな…」

スネ夫「本気で言ってるのジャイアン…」

ジャイアン「それより何でそんなことわかるんだ?
       俺には全然そういう風には見えなかったぞ」

スネ夫「ここ最近ね…心理定規で新しい感情が設定できるようになったんだ
     “恋心”だよ。感情が感情だけに使うのは控えてたんだけど
     さっき出木杉の様子がちょっと気になって使ってみちゃったんだ」

ジャイアン「そしたら?」

スネ夫「何とね…」

―第七学区・とある公園―

のび太「出木杉がミサカちゃんのこと好きだってぇ!?
     まっさか~無い無い!あり得ないって!」

打ち止め「っ!!ミサカが恥ずかしさをこらえて言ってみたのにそのリアクション!?
      ってミサカはミサカは乙女心を傷つけられつつも憤慨してみたり!」

のび太「だって出木杉は静香ちゃんが好きなんだよ…ってミサカちゃん何でバチバチしてるの!?
     というよりそんな攻撃的な技持ってたの!?」

打ち止め「あなたのデリカシーの無さに腹立つのー!
      ってミサカはミサカはぁぁぁあああああ」

打ち止めのアホ毛から電撃が放たれる

のび太「あばばばばばばばばばばばばばばばば」

打ち止め「もう知らないもん!ってミサカはミサカは捨て台詞を吐いてこの場から立ち去ってみる!」

顔を真っ赤にした打ち止めが公園から走り去っていった

数分後、何とか回復したのび太はベンチに座った

のび太「ぼ…ぼく…何かまずいこと言ったかな…?」

出木杉「風紀委員です!
     ここらへんで能力者の喧嘩があったと通報が…ってのび太くん!?」

のび太「や…やぁ出木杉ぃ…」


―第七学区・とある大道路―

スネ夫「距離にして10
     これはもうベタ惚れの域だよ」

ジャイアン「何だよ出木杉のやつ
       そんなことなら俺に相談しやがれっていうんだ
       水臭いやつだなぁ」

スネ夫「僕が出木杉なら絶対にジャイアンだけには相談しない…」

ジャイアン「何だとぉ!?」

スネ夫「わー嘘!嘘!」

ジャイアンがスネ夫に殴りかかろうとしたその時…

出木杉「武くん!スネ夫くん!」

ジャイアン「おう出木杉…ってお前なんでそんなぼろぼろなんだ?誰にやられた!?」

出木杉「そんなことより『僕に会わなかった』かい!?」

スネ夫「何言ってるんだ出木杉???
     さっきのび太たちと一緒に会ったばかりじゃないか」

出木杉「…っ!!のび太くんが危ない!!」

―第七学区・とある公園―

出木杉「そんなことがあったんだ…」

のび太「全く参ったよ…ミサカちゃんがあんなに強いだなんて知らなかった」

のび太と出木杉は2人でベンチに座っている

出木杉「ってことはミサカくんはもうここに来ないんだ?」

のび太「うん…相当怒ってたもんなー
     でも出木杉がミサカちゃんのこと好きだなんてねえー
     おかしいったらありゃしない」

のび太はゲラゲラと笑った
出木杉もつられて笑う

出木杉「あはは!それ当たってるよのび太くん」

のび太「…へ?」

出木杉「僕ねーミサカくんが好きなんだ
     だからさのび太くん…




     …死んでくれよ」

出木杉の右手には鋭利なナイフが握られていた

狙うはのび太の心臓

のび太「っちィ!!」

のび太は瞬間的にエアガンを抜き出木杉の右手に発砲した
宙に舞うナイフ

のび太「…ンのマネだァ!!あァ!?出木杉ィ!!」

出木杉「くっ…予想通りとは言え憎たらしい早撃ちだね…」

のび太は臨戦態勢を取るも頭が混乱している
目の前の人間はどう見ても出木杉英才本人だからだ

のび太(まさかコピーロボット!?)

のび太の脳裏に22世紀の道具がよぎる
しかし出木杉の鼻はコピーロボット特有のものではない

出木杉「コピーロボットじゃないよのび太くん
     …僕はね…『出木杉』だよ!!」

グニャァン

のび太の目の前の空間が歪み、のび太を襲う

のび太「ぐァァァァァァア」

『何かの塊』を直接ぶつけられ、のび太の体が宙に舞う

のび太(これは出木杉の『テレキネシス』!?)

出木杉「だから言っただろ?僕は『出木杉』さ!
     正確には『出木杉英才の子孫』が正しいかな?」

のび太「ま…まさか未来から!?」

出木杉「そうさ!僕は未来から君を殺すように命令されたんだよのび太くん」

のび太「ちィ!!」

のび太は得意の超連射で応戦する
しかし出木杉の念動力の壁に全てが弾かれる

のび太「何ィ!?」

出木杉「やだなー“窒素装甲”と一緒に考えないでくれよ
     自己紹介がまだだったね
     僕は未来サイド学園都市の“レベル5”
     “第三位”の出木杉さ!」

のび太「くそォ!!!」

激突する2人の“レベル5”
未来サイドと科学サイド初の戦いが今ここに始まった

すみませんここでいったん中断します
夜に残ってたら続きを書きます

とりあえず
>>127を見て/(^o^)\となった

保守ありがとうございます

20時再開で

―第七学区・とある建設現場―

2人の“レベル5”の戦いは熾烈を極め、絶えず場所を移動しながら戦っていた
周りの目などお構いなしで戦っている

出木杉「君の能力には弱点があるよ」

のび太「…ンだとォ!?」

のび太が発砲するも出木杉の『壁』によって防がれる
戦い始めてからずっとこの調子だ

出木杉「距離が近ければ近いほど威力が低い…これが致命的だね」

のび太の能力の大半は“命中”に関する演算が無自覚で行われている
距離が遠ければ遠いほど弾が届くまでに時間が掛かるため
のび太は無意識の内に弾速を上げているのだ

弾速はそのまま威力につながるため
のび太の最高射程での威力は小型ミサイルに匹敵する

相手の距離が近ければ近いほど弾速が遅いという欠点
これは敵を傷つけることを好まないのび太は無意識の内に最低減の速度に抑えているためである
“命中”に必要な速度を越えることが無いのだ

出木杉「敵を殺さず傷つけず…その考えが甘いんだよのび太くん
     殺すつもりならこういう攻撃をしないとね」

出木杉の力が『槍』となりのび太に襲い掛かる

のび太「…くそォ」

バックステップでそれを回避するのび太
先ほどまでのび太がいた場所には大穴が開いている

出木杉「甘いよのび太くん」

瞬間
出木杉が肉迫しのび太に鋭い膝蹴りを放つ

のび太「…かはァっ!!」

その場に崩れるのび太

出木杉「この通り近づいて戦えば何も怖くない」

のび太(こいつ…何かがおかしい?)

出木杉「この程度かい?のび太くん
     僕の力はまだまだこんなものじゃないよ」

のび太「ちィ!!」

のび太がエアガンと水鉄砲をバラバラの位置に撃つ
計60発、跳弾のタイミングをずらし
全てが出木杉に同時に着弾する用計算された完全包囲攻撃

しかしその全てが出木杉の『壁』に防がれる

出木杉「その程度の弾道予測なんて余裕だよ
     僕を倒すには『壁』を崩せるほどの威力で攻撃するしかないんだよ!」

出木杉の回し蹴りがのび太のわき腹を襲う

のび太「がはァ…」

のび太(やっぱりこいつ…?)

のび太「…出木杉ィ…終わらせてやるよォ!!」

立ち上がりながらのび太が言う

出木杉「君が死ぬことでかい?」

無数の『槍』がのび太に降りかかる

のび太「くッ!!」

のび太は出木杉に背を向けて全力で走った

出木杉「何だよ逃げるのかい?」

のび太を追いかける出木杉
未来の出木杉も現代の出木杉同様、小学生離れした運動神経を持っている
方や常にかけっこがビリっけつののび太が逃げ切れるはずが無かった

資材置き場から少し離れた開けた場所で追いつかれ、のび太は足を止めた

のび太「…決めたよ出木杉」

出木杉「…死ぬ覚悟をかい?」

のび太「お前を倒す覚悟を決めたンだよ!」

銃口を出木杉に向ける

出木杉は異変に気づいた

出木杉(こいつ…何を見ているんだ?)

のび太は真っ直ぐと出木杉を見据えている
それなのに出木杉とのび太は目があっていない
そんな違和感を出木杉は覚えた

『まるで遠くの何かを見ているようだ』

出木杉(っ!!しまっ…)

のび太が引き金を引く

それと同時に出木杉が力の『壁』を最大出力で展開した
しかしのび太の『弾』は『壁』を容易に食い破り出木杉を飲み込んだ

のび太「距離によって威力が変わるンなら
     最初から遠くのものをターゲットにすればいい
     そうだろォ…出木杉ィ」

出木杉「…がはァ…風車を目印にするとはね…」

出木杉の遥か後方―3kmのところには風力発電用のプロペラがあった
のび太はこれを『狙撃』することによって射間にいる出木杉を巻き込んだ

のび太「射間にある『遮蔽物』を無視して狙撃するのは気持ちわるいなァ…
     なンかしっくりこない」

出木杉「…何故殺さない?
     僕は君を殺しに来た未来サイドの暗殺者だよ?
     僕は見ての通りダメージで動けない」

そこでのび太は銃を下ろした

のび太「…だって出木杉は僕を殺そうとはしなかったじゃないか」

出木杉「なっ…何だって!?」

冷静だった出木杉の顔に初めて動揺の色が見えた

のび太「だってそうじゃないか…僕の弱点を丁寧に教えてくれた
     それに出木杉が僕を殺せる場面は何度もあったのに
     そんなときに限って出木杉は『能力』を使わずに蹴りしかしなかった」


出木杉「そっ…そんな馬鹿な…僕はのび太くんを
     野比家を殺すためにここまで来たというのに…」


のび太「何でそこまで僕を…?」


出木杉「僕は…野比家が憎いんだよ…
     憎いはずなんだ…」

そこで出木杉は語った

出木杉英才

類稀なる才能を持った少年は努力と研鑽を積み
11歳で“レベル5”へと到達した

しかしそこで学園都市暗部に目を付けられ、出木杉英才は闇へと身を堕とす
出木杉英才の主な任務は『野比のび太』に害を為す者の抹殺

それ以来、出木杉家は代々『野比家』を守る暗殺者となった

出木杉「…英才はその役割を喜んでかったらしい
     もっとも代々引き継ぐとは思ってなかったらしいがね…
     だが僕はそんな英才が許せなかった…野比家もだ」

のび太「そんな…出木杉がそんなことになるだなんて…
     こっちの出木杉はどうしたんだ?」

出木杉「英才には眠ってもらってるよ
     …もっとも抵抗があったからちょっと痛い目を見てもらったけどね…いい気味さ」

出木杉「英才と変わったのは10月2日からだよ
     ちょうど英才が風紀委員に入った日だった
     一週間君を監視して上の判断を待ってたのさ」

のび太「上の判断?未来サイドは僕を殺したがってるのかい?」

出木杉「一部の過激派がね…君が死ぬことで未来は大きく変わるだろうけど
     アレイスターのプランが成功するよりマシだと判断したようだ…
     …もういいだろうのび太くん…さっさと殺しなよ?
     僕は回復したらまた君を殺そうとするよ?」

のび太「出来ないよ出木杉…
     僕を風紀委員に誘ったときの出木杉も君だろ?
     あのときの君の言葉で僕は救われたんだ」

のび太が出木杉に手を差し出す

出木杉「…ははは…そう言えばあんなに君のことを自慢していたね僕は…
     思えば僕は…野比家と対等にありたかっただけなのかもしれない」

出木杉はのび太の手を取った
目の端には涙がこぼれる

出木杉「君は甘いね…のび太くん
     だがそんな甘さではミサカくんを守れないよ
     守れなかったら僕が許さないぞ?」

のび太「で…出木杉…お前やっぱり?」

出木杉「ああ…ミサカくんが好きさ
     最初はただのクラスメートとしか思ってなかったけどね
     彼女の屈託の無い笑顔に一途さ…暗部にいた僕には眩しすぎる」

ピュー

そのとき突如口笛が聞こえた

のび太・出木杉「っ!?」


垣根「はっ!殴り合って仲直りして恋バナか?
    最近の小学生はいい青春してるもんだな」

10m先の資材置き場には垣根提督が座っていた

のび太「垣根!?」
出木杉「…提督!」

垣根「ちょっとその恋バナに混ぜて欲しいんだけどさ
    “最終信号”の居場所知らない?」



のび太と出木杉は同時に動いた

のび太は先ほど習得した『遠くのものを見る』ことを応用し
『垣根の6km先の空』を見ることで最大出力の銃弾を放ち

出木杉はありったけの力場をこめた『塊』を垣根に放った

垣根「事情が変わったんだよ
    それに『アイテム』は潰した
    “第四位”だっけか?大したこと無かったな
    で?最終信号はどこ?」

のび太「知らねェよ!」
出木杉「知ってても前に教えるものか!」

垣根「あっそ。じゃあ死ね」

垣根に挑む“第八位”と未来の“第三位”


しかし“第二位”との壁は厚かった


のび太と出木杉は倒れたまま動かない

垣根「別を当たるとするか…最終信号は“第一位”を殺すための保険になるし」

なんという貼り付けミス
――――――――――――――――――――――――
しかし垣根は無傷
一昨日と同様白い翼を繭のようにして身を守っていた

垣根「へー弱点克服したんだなのび太。おめでとう」

のび太「ミサカちゃンは狙わないンじゃなかったのか?
     それにお前は『アイテム』や師匠が…」

垣根「事情が変わったんだよ
    それに『アイテム』は潰した
    “第四位”だっけか?大したこと無かったな
    で?最終信号はどこ?」

のび太「知らねェよ!」
出木杉「知ってても前に教えるものか!」

垣根「あっそ。じゃあ死ね」

垣根に挑む“第八位”と未来の“第三位”


しかし“第二位”との壁は厚かった


動かないのび太と出木杉

垣根「別を当たるとするか…最終信号は“第一位”を殺すための保険になるし」

すみませんちょっと間を空けます
23時に再開します

出木杉「…動けるかい……のび太くん?」

のび太「な…なんとか…」

立ち上がるのび太
しかし出木杉は立ち上がらない

のび太「出木杉!大丈夫か出木杉ぃ!!」

垣根は2人に手加減はしなかった
しかし攻撃を受ける直前に出木杉が『壁』と『クッション』を作り二人の身を守ったのだ

出木杉「ははは…君の防御に力を割きすぎたみたいだ…
     皮肉なものだね……憎んでいたと言いつつも
     僕は『野比家』を守るように技術を叩き込まれていたみたいだ…」

のび太「出木杉!今助けを呼ぶからな!」

出木杉「そんなことしてる場合じゃないだろ?
     約束してくれのび太くん…ミサカくんを…守ってくれますか?」

のび太はそこで出木杉と一つの約束をした

出木杉「まったく…最低な返事だ」

のび太「後で絶対に助けを呼ぶからな!」

のび太は駆け出した
出木杉との約束を守るために

―数十分前―

出木杉「僕の偽者がのび太くんを殺そうとしている!」

スネ夫「なっ…何を言い出すんだよ出木杉」

出木杉「ホントさ…1週間前に僕とそっくりな偽者に襲われたんだ
     戦ってみたけど勝てなかった…この傷はそのときのものさ
     偽者はのび太くんの命を狙うって言ってた」

ジャイアン「わかったぞ出木杉!とにかくお前は病院に行くんだ」

ジャイアンが出木杉を肩を担いだそのとき

スネ夫「あっあれはミサカちゃん!?」

さっきまでのび太と一緒にいたはずの打ち止めが歩いてきた
その歩幅は大またでズケズケと歩いており顔も真っ赤
どこか怒っているようだ

ジャイアン「スネ夫!俺は出木杉を病院に運んでからのび太を助けに行く
       お前はミサカちゃんから事情を聞くんだ」

スネ夫「わっ…わかったよジャイアン!」

―第七学区・とあるオープンカフェ―

スネ夫はコーヒーを飲み、打ち止めはパフェを食べながら会話をしていた

打ち止め「…ってことがあってねー…あー思い出しただけでも頭に来るのー!
      ってミサカはミサカは地団駄を踏んでみたり!」

スネ夫(どうしたものかなー…ミサカちゃんは事情を知らないみたいだ
     でもあの《偽出木杉》…ミサカちゃんのこと本気で好きだったみたいだ…)

打ち止め「もー聞いてるの!?ってミサカはミサカは返事を促してみたり!」

スネ夫「聞いてるよ
     …まったくのび太のデリカシーの無さには程ほどあきれるよね」

打ち止め「そう!こないだもねー…」

矢継ぎ早に打ち止めはのび太の愚痴を言う

スネ夫(ミサカちゃんはのび太のことを好きなのだろうか…?
     ミサカちゃんののび太への“恋心”…測ってみるか?)

心理定規

スネ夫は自分の能力を使おうとした

しかし

スネ夫(女性には使わないって決めてるんだ
     ましてや“恋心”なんて野暮なものさ)

思い留まりスネ夫はコーヒーを口にした

打ち止め「うーやっぱり聞いてない!もういいもん!
      ってミサカはミサカはお代を置きながら店を出てみたり!」

スネ夫「あっ!待ってよミサカちゃん!!
     …まあもう事情は聞いたし大丈夫か」

その後
すっかりコーヒーを堪能し、店から出ようとしたそのとき

??「失礼、少年」

学生服を着た高校生がスネ夫に話しかけてきた

スネ夫「はあ…どちら様ですか?」

垣根「垣根提督。人を探しているんだけど」

垣根と名乗る高校生は一枚の写真を出した。

垣根「こういう女の子が何処へ行ったか、知らないかな?
    ラスト…いや黄泉川ミサカちゃんって呼ばれているんだけど」

今度は迷わずに能力を使った

人物 垣根→ミサカちゃん
感情 悪意
測定結果 10

スネ夫「いや、残念ですけど見ていないですね
     風紀委員に連絡しますか?」

垣根「いや、その前にもう少し自分で探してみるよ、ありがとう」

スネ夫「いえいえ、困ったときはお互い様って言いますしね」




垣根「そうだ、別れる前に一つ言い忘れたことがあるんだけど…」

スネ夫「はい?」

垣根「お前が最終信号と一緒にいたことはわかってんだよ!クソガキ!」

ゴン!

頭に痛みを感じたときにはもうスネ夫は椅子から転げ落ちていた

周囲からは悲鳴が響く

垣根「俺はなぁ『見たか』ではなく『どこへ行ったか』を聞いてんだよクソガキ!」

垣根はスネ夫の足を踏み躙る

垣根「最終信号の居場所を教えてやったら助けてやる
    ただ隠すつもりなら…わかるか?」

スネ夫は再び心理定規を使った
垣根からスネ夫への殺意…5
いつ殺してもおかしくない距離だ。脅しではない

スネ夫は痛みに耐え切れず口を開いた

垣根「何だって?」




スネ夫「うるせえよ!垣根のくせになまいきだぞ!」

精一杯の抵抗だった

垣根「死刑希望ってわけか」

垣根が足をどけ、スネ夫の顔を踏み潰そうとする

???「よく吼えたなァチビ
     その順位コンプレックスには充分効いただろォな」

垣根「っ!?」

烈風が垣根を叩きつける

垣根「…ずいぶん早いお出ましだなあ“第一位”?
    あー痛え…むかついたぜ」

一方通行「…ったく、シケた遊びでハシャいでンんじゃねェよ、三下ァ」

スネ夫「のび太の…師匠?」

開放された安堵からスネ夫は腰が抜けた

垣根「あーやっぱお前は殺さねえとな“第一位”」

一方通行「ことあるごとに順番で呼ぶンじゃねェよコンプレックス野郎
      やっぱチビに言われたこと気にしてンのかァ?」

垣根「そんなんじゃねえよ!てめえを殺してアレイスターとの直接交渉権を得たいんだよ」

一方通行「ハッ!俺と戦うのが怖くてハンデ求めたチキン野郎が何凄ンでンだ」

垣根「そいつは保険だってんだよ!俺の“未元物質”に常識は通用しねえぞ!」

電極のスイッチを入れ、杖を捨てる一方通行
対して未元物質で作られた6枚の翼を広げる垣根

学園都市“第一位”と“第二位”
頂点の戦いが始まった

未元物質はダークマターて読むんだな
禁書の作者はダークマターをなんだと思ってんだ?

>>298
それをわかった上で垣根が「俺のダークマターはそんなものじゃない」って言ってるお
――――――――――――――――――――――――――――――――――――


スネ夫「す…すごい…これが人間の戦いなのか?」

頂点の戦いは文字通り災害であった

高層ビルの窓ガラスは砕け
信号機はへし折れ道路に転がり、街路樹はコンクリートに刺さっている

スネ夫「うわっ!!」

広告用の巨大な看板がスネ夫の目の前に落ちてきた

スネ夫「あ…危なかった…誰も怪我してないな…あれ?」

スネ夫はある異変に気づく
つい先ほどまで平和だった道路には通行人が沢山いた
中には騒ぎが起きる前に逃げたものもいたが大半がまだ残っていた



スネ夫「誰も…怪我してない?」

これほどの災害がいても誰一人かすり傷すら負っていない

その様子に垣根も気づいたようだ

垣根「まっ…まさか…守りながら戦っていたとでも言うのか?」

一方通行はつまらなそうにあくびをしている

垣根「ふざけんじゃねえぞ…テメエどこまで掌握していやがった!?」

一方通行「ムカついたかよチンピラ…これが“悪党”だ」

垣根「テメエに酔ってんじゃねえよ一方通行ぁぁぁぁあああああ」

6枚の羽が一方通行に襲い掛かる

しかし6枚の羽はピタリと止まった

垣根「ま…まさか…この世に存在しない未元物質まで?」

一方通行「存在すると仮定して演算しなおせばイインだよ
      あばよチンピラ」

一方通行はがら空きになった垣根に銃口を向ける
しかし引き金を引かない
いや『引けなく』なったのだ

一方通行「…ンだこれは…?」

スネ夫「のび太の師匠の動きが…とまった?」

ふと心理定規を使ってみる

人物 のび太の師匠→垣根
感情 殺意
測定結果 100

スネ夫「何だって!?殺意の距離が開いてる!?」

???「へー君も心理定規なんだー
     しかも特定の感情の距離を測れるって便利ね」

派手なドレスを着た少女がスネ夫の横にいた

スネ夫「あなたは…?ってミサカちゃん!?」

ドレス少女の横には打ち止めがぐったりとしている

垣根「間に合ったようだな…」

一方通行「…ガキ!?何しやがったてめェ!!」

ドレス少女「安心して眠ってるだけよ
        ただこの子使ってあなたと垣根の距離を弄ってるけどね」

スネ夫「そ…そんな!人の心の距離を調節できるだなんて」

同じ能力を持つスネ夫だからわかる
この少女は自分より遥か高みにいる高位能力者であることを

ドレス少女「拳銃使って殺そうとしたのが運の尽きね
        おかげで反射されずに済んだわ」

一方通行「く…くそォ!!」

撃てない
目の前にいるのは打ち止めではなく垣根提督であるということはわかっているのに

垣根「おい…この制御失った翼どうにかしてくれよ」

ドレス少女「それは一方通行に頼んでよ…まあ無理だろうけどね」

垣根「じゃあ獲物使って殺すか…あんま好きじゃねえんだけどなこれ」

そう言って垣根は拳銃を懐から取り出した

垣根「言い残したことはあるか?
    負けは認めるんで聞いてやるよ」

一方通行に銃口を突きつけて垣根が言う

一方通行「ハッ!保険で勝てて嬉しいか?」

垣根「用意周到と言ってくれよ
    優秀な作戦と優秀な仲間の勝利ってことで」

一方通行「まァ…俺もお前に文句は言えねェなァ」

垣根「??何のことだ??」

一方通行「お前に言ってねェよ
      そうだよなァ…のび太ァ!!」

垣根「なっ!?」

直後

巨大な空気の弾が垣根を飲み込んだ

ドレス少女には何が起きたかわからなかった
一方通行が叫んだ途端に垣根が10m以上吹っ飛ばされたためである

ドレス少女「逃げたほうが良さそうね」

垣根を失い、ターゲットにされかねないドレス少女は打ち止めを捨てて早々と立ち去った

ドレス少女「またねレアな心理定規の少年君
        こんど特定の感情の距離の測り方教えてね」

スネ夫「まっ…待って!」


スネ夫は投げられた打ち止めを受け止めたため追うことができなかった

一方通行「この威力…1000mちょいからの狙撃ってところか…
      威力を殺すためにだいぶ近づいてから撃ちやがったな」

垣根提督は完全に気絶している

一方通行「ハッ!のび太の“射程”に入ったのに気づかなかった時点でテメェの負けなンだよ
      それが“第八位”“射程圏内(オールレンジ)”の野比のび太だ」

そう言って一方通行は垣根に銃を突きつける

一方通行「今度こそあばよだ、三下ァ」

のび太「ちょっと待って師匠ォ!」

一方通行が振り向くとのび太が息を切らしていた
狙撃後、全力で走ってきたのだろう

のび太「その銃をこっちにわたしてください…師匠!
     やっぱり師匠は『こっち』に戻ってくるべきです!」

一方通行「嫌だと言ったら?」

のび太が銃を構える

のび太「撃つまでです」

一方通行「俺は悪党だ」

のび太「僕はそこから師匠を引きづり出す!」

一方通行「本気で言ってンのか?」

のび太「僕はそれをするしかないンだよ!
     僕のために!師匠のために!…そしてミサカちゃンのために!!」

一方通行「…っ!!」

一方通行の手が止まった

のび太は一方通行の銃を取り、速やかに解体する
一方通行はその姿を呆然と見ている

のび太「おかえりなさい、ししょ…」

グシャァ!

のび太の腹部に白い翼が刺さった

一方通行「のび太ァ!!」

一方通行がのび太を抱える

致命傷

一歩通行は慌ててのび太の血流操作をし、出血を最小限に抑える
しかし何もかも手遅れ、もはや血流操作をしてどうこうなるレベルではなかった

垣根「戻れると思ってんじゃねぇんだよおおおおお
    結局お前は誰一人守れないんだよぉぉぉおおお!!」

のび太は死ぬ

一方通行の中で何かがプツリと切れた

暴走

一方通行の背中から黒い翼が噴出した

そこから先は一方的な虐殺であった


垣根提督をバラバラの肉片にした後も黒い翼は止まらない

辺りのものを手当たり次第に破壊し続けている

スネ夫「…ま…ママぁ…」

スネ夫は絶望した
あの翼にも心がある

心理定規で正確に測り取ったわけではない

しかし精神能力者の本能がスネ夫に告げる

『あの羽は皆殺しにする』と

そこで最後の希望が舞い降りる

スネ夫「み…ミサカちゃん…?」

打ち止めは一歩一歩、一方通行に近づく

打ち止め「見つけたよ、ってミサカはミサカはゆっくり話しかけてみる」

そのとき、黒い翼が打ち止めに襲い掛かる

ガキィ!

しかしそれは凄まじい音と共に打ち止めの前で停止した

スネ夫「のび太の師匠が…止めている?」

一方通行「がああああああああああああああ」

その直後、音もなく黒い翼が消えた
一方通行の体を小さな体で打ち止めが受け止める

打ち止め「次は彼を治療しないと!
      ってミサカはミサカは2人とも助けてみせると宣言してみる!」

スネ夫「そっ…そうだのび太だ!!誰かぁー救急車を呼んでくださぁぁぁい」

スネ夫は力一杯叫んだ

打ち止め「血が…とまらない…ってミサカはミサカは…」

スネ夫「諦めちゃダメだよミサカちゃん!!のび太!!しっかりしろ!!」

しかし残酷にものび太の血は流れていくばかりだ
一方通行が血流操作をしてある程度には抑えているのだが

スネ夫「せめて…せめて傷が塞げれば…」

???「私に任せて!!」

突如人ごみの中から長い茶髪の女子高生が現れた

―救急車―

のび太「…う…うん?」

気が付けばのび太は救急車に乗せられていた

打ち止め「良かった…良かったよぉ…ってミサカはミサカは…」

打ち止めが涙目になってのび太に抱きついてきた

のび太「ミサカちゃん…?確か僕は垣根に刺されて…
     …っ!!師匠!師匠は…っ痛てててててて」

救命士「まだ動いちゃダメだ…君は大怪我をした…はずなんだが
     この出血量で傷跡がこの程度とはどういうことだ?」

のび太はお腹に手を当てる

明らかにお腹の1/5近くを持っていかれたはずなのに傷跡がほとんど無い

打ち止め「茶髪のお姉ちゃんがあなたを治したの…ってミサカはミサカは状況説明してみる」

のび太「師匠は?師匠はどうしたの?」

打ち止め「後で説明するの!
      っミサカはミサカはあなたの体調を心配しつつ睡眠を促してみたり」

打ち止めが小さな掌でのび太の視界を防ぐ

のび太「そうだね…ちょっと疲れたから眠るよ」


そう言ってのび太はわずか0.93秒で眠りについた
まったくムードもへったくれも無い特技である

―窓のないビル―

アレイスター「“第二位”がやられたか…まったく困ったものだな」

アレイスター「しかしあの『原石』の少女
        あれほどの傷までをも回復させることが出来るとは驚いたな
        お陰で“第二位”と“第八位”の両方を失わずに済んだ」

ドラえもん「アレイスター!話がある」

どこでもドアでドラえもんが現れた


アレイスター「何の用だいドラえもんくん?」

ドラえもん「図々しいかもしれないが…頼みがあるんだアレイスター
       代わりといっちゃ何だが僕はもう君の邪魔をしない」

アレイスター「…いいだろう」

―学園都市・第三学区―

『グループ』と呼ばれる小数組織のアジト
そこには『グループ』のメンバーに頭を下げる少年がいた

海原「不合格ですね」
出木杉「なっ…何故です!?」

『グループ』のメンバー海原光貴は厳しく言い捨てた

海原「元の組織を裏切って行き場所が無い…ね
    そんな人と命を預ける仕事をしたくはありません
    第一組織を裏切った理由が『惚れた女の子を守るため』とは何ですか?」

結標「全部あなたのことじゃないの」

同じく『グループ』の構成員であるお姉さん系巨乳女子高生
結標淡希が突っ込んだ

海原「なっ!?」

土御門「にゃー…素直に『俺とキャラが被ってるからダメだ』って言えばいいぜよ」

一方通行「じゃあ海原が抜けろ」

海原「何を言うんですか!?私の変装術はこの子にない重要なスキルであって…」

結標「それに結構真面目そうでいい子じゃないの
    うちはロリコンどもしかいないからうんざりしてたの」

海原「ショ…ショタコンであるあなたに言われたくありません!」

結標「ショショショショショタコンって何よあなた!」

それを皮切りに海原と結標が喧嘩を始めた

一方通行「まあなンだかンだ言って馬鹿共全員、お前の実力を認めたから合格だ」

出木杉「はっ…はい!頑張ります!」

一方通行「ただし」

出木杉の調子近距離で顔を覗き込む一方通行

一方通行「…あのガキに妙なマネするンじゃねェぞ?」

出木杉「はっ…はい!」

未来出木杉は若干11歳にして彼女の父親に挨拶に行く気分を味わった

変換ミス/(^o^)\

×調子近距離
○超至近距離

―第七学区・とある小学校―

あの事件から一週間経ち
のび太は退院して学校に通うようになった

先生「今日のシステムスキャンの結果だぞ
    みんなちゃんと重く受け止めるように」

ジャイアン「ぐぁぁぁぁあまたレベル1か…出木杉はどうだ?」

出木杉「まだレベル4だったよ武くん
     …早くのび太くんに追いつくためにも風紀委員を頑張らなきゃ!」

静香「私はレベル3のままだったわ。ミサカさんは?」

打ち止め「私もレベル3だよ!ってミサカはミサカは誇らしげに胸を張ってみたり」

ジャイアン「さっきから黙ってるけどスネ夫はどうなんだよ?」

スネ夫は結果を見ながらプルプルと震えている

ジャイアン「もーらい!」

スネ夫「ジャ…ジャイアン!!」

骨川スネ夫 “レベル3”

ジャイアン「なっ…何だってえ!?」

出木杉「やったじゃないかスネ夫くん!いつの間にレベル3になったんだい!?」

スネ夫「いやちょっとついこないだ知り合った人と特訓をね…
     複数の感情…総合的な心の距離を測れるようになったんだよ」

クラスが湧き上がる

のび太「ふっふっふ…レベルの低い争いをしてますのぉ皆さん」

打ち止め「うー何かやなかんじーってミサカはミサカは天狗なあなたを非難してみたり」

スネ夫「う…うるさいなのび太!こんな変化でも僕は嬉しいんだよ
     お前はレベル5だからもうどうでもいいだろシステムスキャンなんて」

のび太「甘い!甘いよスネ夫くん!レベル5には順位があるのさ!
     僕は学園都市の“第二位”を気絶させた!つまり勝ったのです!
     これを見てみろ!」

のび太はプリントをみんなに見せ付けた

静香「え~っと…名前“野比のび太”」

出木杉「能力区分“エアロマスター”」

スネ夫「能力コード“射程圏内(オールレンジ)”」



打ち止め「学園都市順位………“第十位”」

沈黙

のび太「ええええええええええええええええええ????」

ジャイアン「下がってるじゃないかのび太」

のび太「何で?何で下がってるの?」

先生「これ野比ぃ!お前というやつはホントに…
    つい先日学園都市に『原石』が2人来たそうだ
    その2人に抜かれたんだお前は!!今日から宿題を増やすぞ野比」

のび太「そっ…そんなぁぁああああああ」

3位と9位だっけ

放課後

宿題どころかみっちり補修までやったのび太はとぼとぼ校門へと向かった
校門には女の子が1人待っていた

打ち止め「あっ!遅かったですのーってミサカはミサカは老人口調で茶化してみたり!」

のび太「ちぇ…なんだい!
     何で僕はこの学校で一位なのに補修を受けなければならないのさ」

打ち止め「天狗になった罰だよってミサカはミサカは軽率だったあなたを戒めてみたり」

他愛の無い会話をし、2人は下校した

のび太「そういや師匠はどうなったのさ?
     結局救急車では聞けなかったけど」

打ち止め「ん?きっと会えるんじゃない?ってミサカはミサカは曖昧に答えてみたり」

のび太「何?何?何かあったのミサカちゃん!?
     隠さないで教えてよ!」

打ち止め「前に隠し事したあなたに仕返しなの!
      ってミサカはミサカは目には目を歯には歯を理論を展開してみる!」

のびたとできすぎ、スネオの動かし方に見覚えがある・・・
>>1って昔ドラポケってとこで小説書いてた?

608 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/02/15(月) 03:33:25.76 ID:CU/8fQy/0
―窓のないビル―

アレイスター「超能力1つで天使化だと…?
        治癒の少女ばかり気にかけいろいろと実験を行ってみたが
        これは思わぬ収穫が得られたようだ」

アレイスター「しかし蘇生の少女の力を得られなかったのも事実
        先の戦いで瀕死になった“第二位”が完全蘇生出来なくなったのは痛い…」


アレイスター「佐古下柳に花菱烈火…磨けば磨くほど輝く『原石』…」


なるほどね

のび太「そんなぁ!ってちょっと逃げないでよミサカちゃん!!」

打ち止め「はははー捕まえてみろーってミサカはミサカは全力疾走で逃走してみるー」

そう言って打ち止めは超スピードで走り去っていった
とてもじゃないが小学五年生の女の子とは思えない

のび太「ちょっと待…っ!?」

のび太は殺気を感じ、銃を抜き取った

出木杉「危なっかしいなあ君は
     あと少し反応が遅ければ死んでたよ

のび太「何だ未来出木杉か、今はどうしてるのさ?」

出木杉「何とか学園都市に身を置けたよ…これもドラえもんのお陰さ」

のび太「ドラえもんの?」

出木杉「そんなことより僕との約束…覚えてる?」

のび太「覚えてるさ!」

のび太「ミサカちゃんは…僕が守る!
     って待ってよミサカちゃぁぁああああん」

―大長編 ドラえもん・のび太と学園都市大炎上― ―完―

長らく保守ありがとうございました
こんな時間になってすみません

また、烈火SSと絡めてしまい混乱させてすみませんでした

>>361
NOです
どちらかというとこの三人はテンプレ的動かし方に沿ってみただけです

ttp://to-a.ru/GuT24r/img1

こんなの作れるんだ

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