ケイネス「第五次聖杯戦争だと」 (179)


第四次聖杯戦争


ディルムッド「貴様らは、そこまでして勝ちたいか」

ディルムッド「そうまでして聖杯が欲しいか!」

バゼット「」バタ

切嗣「」フッ

セイバー「……」

ディルムッド「許さん、貴様らは断じて許さん」

ディルムッド「聖杯に呪いあれ!」

ディムッド「このディルムッドの怒りを思い出せ」バタ



10年後


ケイネス「ここが日本か」


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期待


ケイネス「東洋の島国の分際で生意気にも科学だの経済力などで諸外国と張り合う厚顔さ」

ケイネス「嘆かわしいを通り越して怒りを覚える」

ケイネス「そうは思わんか、ランサー」

ランサー(クー・フーリン)「別に俺はアンタ程、この国を非難する気はないがねえ」

ケイネス「ふん、まあいい」

ケイネス「さっさとホテルに移動するぞ」


ハイアットホテル


ソラウ「それで、貴方はこれからどう動くつもりなの、ケイネス」

ケイネス「ふむ。まずはランサーだけを戦場に出して、私は高みの見物をしようと思ったのだが」

ケイネス「他の参加者を見て気が変わった」

ケイネス「聞けば遠坂と間桐のマスターはまだ二十歳にも満たないそうだ」

ケイネス「魔術師である以上、子供相手でも容赦するつもりはないが」

ケイネス「逃げ隠れしては、このロード・エルメロイの名が廃るというもの」

ケイネス「故に堂々と正面から打って出ようと思う」

第四次聖杯戦争の時ってバゼットさんまだ15くらいだっけ?

期待しちゃうな!

令呪出たから参加したら案の定という訳か


夜――学校


凛「ロード・エルメロイ」

凛「初戦から凄い大物に当たったわね」

ケイネス「遠坂凛。まだ若いとはいえ、私は容赦情けをかける気はない」

凛「当然! そんなもの、こっちから願い下げよ」

ケイネス「いい心がけだ。東洋の魔術師の実力、見せてもらおうではないか」

ケイネス「行け、ランサー」

凛「迎え撃ちなさい、アーチャー」


ケイネス「Fervor,mei Sanguis(沸き立て、我が血潮)」ドバ

凛「Vier Stil Erschiesung‥‥!」ドドド

凛(手応えはあったけど)

ケイネス「ふむ、中々のものだな」

凛(自動防御!? まさか傷一つ負わないなんて)

ケイネス「では、次はこちらの番だ」

ケイネス「Scalp(斬)!」

ケイネス先生は5次だと相性いいな。ただ好戦的な兄貴と堅実なケイネスは相性が・・・

ディルよか相性はマシだと思う
それに決闘厨なトコあるし


ケイネス(身体強化(フィジカルエンチャント)で一時的に身体能力を向上させて躱したか)

ケイネス「及第点だな」

凛「余裕でいられるのも今のうちよ」

凛(とは言ったものの、あの防御を破るには、相当高度な魔術攻撃が必要)

凛(こんな序盤から散財はしたくなかったけど、相手が相手だし仕方ない、か)

ケイネス「来たまえ、君は時計塔の生徒ではないが、特別に授業をしてあげよう」

マスター戦ができるのは凛と士郎と葛木か。
言峰はできるけどやらないだろうし。


凛「Neun(九番),Acht(八番),Sieben(七番)――! 」

凛「Stil,sciest(全財投入),Beschiesen(敵影、 一片、)ErscieSsung(一塵も残さず……!)――!」

ケイネス「むっ、これは」

凛「遠坂の宝石魔術、とっくりと堪能してちょうだい」

ケイネス(月霊髄液(ヴォールメン・ハイドラグラム)の自立防御を突破されたか)

凛(肩……仕留め損ねた)

ケイネス「――見事。どうやら私は君を侮っていたようだ」

こんなにまともな魔術師同士の決闘をする先生なんて……


ケイネス「特別授業は取りやめだ」

ケイネス「ここからは私も一人の魔術師として手加減抜きで相手をしよう」

凛「光栄ね。私の力が時計塔のロードに通用するか、試させてもらうわ」

ケイネス「その意気やよし。子供相手だと省いていたが、名乗りをあげよう」

ケイネス「アーチボルト家九代目当主、ケイネス・エルメロイだ」

凛「遠坂家六代目当主、遠坂凛よ」

ケイネス「」ニヤリ

凛「」フッ


ガサガサ

凛「誰!?」

ケイネス「人払いは済ませたつもりだったが」

ケイネス「どうやら鼠が紛れ込んだようだな」

ケイネス「聖杯戦争のルールで目撃者は消さなければならない」

ケイネス「遠坂凛。残念だが、君との決着はまたの機会になりそうだ」

ケイネス「聞いていたなランサー。お前は直ちに目撃者を」

凛「待って。彼についてはこちらで処理させてもらうわ」


凛「遠坂はここのセカンドオーナー」

凛「この程度のことでロードである貴方の手を煩わせるようなことはなくてよ」

ケイネス「よろしい。では任せよう」

ケイネス「撤収するぞ、ランサー」

ランサー「俺としちゃ、まだ暴れたりないが、マスターの命とあっちゃ仕方なねえ」

アーチャー「ほう、逃げるのかね」

ランサー「ちっ、気に喰わねえ野郎だ。次会った時はその心臓を貰受けるから覚悟しとけ」


ハイアットホテル


ケイネス「――と、まあ遠坂凛は優秀な魔術師でね」

ケイネス「いやいや、ぜひとも時計塔に来てもらいたいものだ」

ケイネス「彼女が聖杯戦争で生き残ったらの話になるが、私は遠坂凛に時計塔への留学を勧めようと思う」

ソラウ「ねえ、ケイネス。貴方さっきから、その娘の話ばかりして、正直面白くないわ」

ケイネス「す、済まないソラウ。もちろん私は遠坂凛に気があるわけではない」

ケイネス「あくまで、魔術師としての素養の話を」

ソラウ「ふふ、そんなに焦らなくても、分かってるわよ」


ケイネス「お腹の子は、私達の二人目の子供は順調に育っているかね」

ケイネス「もし、きつければすぐに言ってくれ」

ケイネス「ランサーへの魔力供給もすぐに私が代わろう」

ケイネス「いや、本来であれば、妊婦である君をここへ連れてくるような真似はしたくなかった」

ソラウ「それは言わない約束よ」

ソラウ「私は自らの意志でここに立っている」

ソラウ「ケイネス・エルメロイの妻として、愛すべき夫の役に立ちたいと思うことが何かおかしいことかしら」

先生が幸せそうで何より


ケイネス「いや、そんなことはない」

ケイネス「野暮な事を言って済まなかった」

ソラウ「謝らないで、ケイネス。無理を言ってるのは私よ」

ソラウ「でも貴方がマキリの令呪システムを解析して組み上げた裏技を無駄にするようなことはしたくなかった」

ソラウ「ところで、今後の行動方針としては、やっぱり遠坂を討つの」

ケイネス「いや、私と遠坂凛との決闘は聖杯戦争の最後を飾るのに相応しい」

ケイネス「方針としては、私と遠坂の決着の邪魔になる他のマスターを排除するつもりだ」


ソラウ「遠坂がアーチャーを召喚した以上、残るクラスは――」

ソラウ「セイバー、ライダー、バーサーカー、キャスター、アサシンの五騎」

ソラウ「その中で最も厄介なのは、おそらく全サーヴァントの中で最強と謳われるセイバーね」

ケイネス「私としては、セイバーは是非とも自らの手で討ち果たしたいと思う」

ケイネス「何せ最強だ。倒せば箔がつく」

ケイネス「故に、次の標的はアインツベルン」

ケイネス「聞けば前回の聖杯戦争では奴らがセイバーを召喚したとのこと」

ケイネス「ならば今回も同じくセイバーを召喚してくる可能性は高い」

ケイネス「千年の歴史を誇る奴らの秘術を見せてもらうとしようではないか」

アカン

アインツベルンだけは他に任せろ。マジで

ケイネスは聖杯戦争にでる理由がかるいよな


ケイネス「肩の傷も癒えた」

ケイネス「今宵もう一戦。行けるな、ランサー」

ランサー「もちろん、問題ねえ」

ランサー「俺としちゃ、暴れ足りなかったぐらいだ」

ソラウ「頑張ってね、ケイネス」

ケイネス「ありがとう、ソラウ。君の期待に応えてみせる」

ケイネス「アインツベルンのサーヴァントが何であれ、私は討ち果たしてみせよう」


アインツベルン城


ケイネス「Fervor,mei Sanguis(沸き立て、我が血潮)」ドバ

ケイネス「Scalp(斬)!」ズババサ


城内


ケイネス「アーチボルト家九代目当主、ケイネス・エルメロイがここに仕る!」

ケイネス「アインツベルンの魔術師よ!」

ケイネス「求める聖杯に命と誇りを賭して、いざ尋常に立ち会うがいい!」

でも5次槍なら、刺しと投げで2死稼いでくれるはず…
それ以上は出来そうにないが


イリヤ「私の城へようこそ、ロード・エルメロイ」

イリヤ「アインツベルンマスター、イリヤスフィール・フォン・アインツベルンがお相手するわ」

ケイネス「一見すれば、ミス遠坂より幼く見えるが――」

ケイネス「見た目通りの年齢ではあるまい、ホムンクルス」ニヤリ

ケイネス「この私の目を欺くことはできんぞ」

イリヤ「へぇ、さすがにロードなんて肩書を持ってるだけあって優秀なんだ」

イリヤ「でも、そんな優秀さ私のサーヴァントの前では何の意味も成さない」

聖杯戦争は何でもありのゲリラ戦なのに魔術師同士の由緒正しい決闘だと勘違いしてるからな先生は

その勘違いを初期に正さないとヤバイ

>>29
一応ルーンボルグ2回で殺しきれる。問題は宝具使う暇がない

>>31
ケリィにあそこまでされて気付かなかったんですが


イリヤ「やっちゃえ、バーサーカー!」

バーサーカー「■■■■■■■■■■――!」

イリヤ「こいつ相手に手加減は不要。最初から全力でいいわ」

イリヤ「狂いなさい、バーサーカー」

ケイネス「な、なんだ、あのステータスは」

ランサー「おいおい、こりゃちょっとばかし、やべえかもな」

ケイネス(あれ程のサーヴァントを維持するのに、どれだけの魔力を消費すると思っている)

ケイネス(一級品のホムンクルスだからこそ成せる業か)

先生の切嗣に対する認識は“我々魔術師の決闘を薄汚い手段で汚す魔術師の風上にもおけないゴミクズ”って感じだから切嗣がどんなゲスい手段を使ってもそれが聖杯戦争の正道だと気づけなかった


ケイネス「早々に仕留めろランサー」

ケイネス「宝具の開帳を許可する!」

ランサー「了解したぜ、ケイネス」

ランサー「おい小娘。調子に乗ってるとこ悪いが、俺が宝具を使えば、そのサーヴァントは終わりだ」

ランサー「どんなに高いステータスだろうと、この宝具の前に意味がねえ」

ランサー「括目して見な。これが、俺の必殺宝具――」

ランサー「刺し穿つ死棘の槍(ゲイ・ボルク)!」


ケイネス「因果逆転により、心臓に槍が命中したという結果が先にもたらされる以上――」

ケイネス「この攻撃は文字通り必殺と言える」

ケイネス「相手が悪かったな、アインツベルン」

ケイネス「何、これは当然の結果だ。人形如きがこのロード・エルメロイに勝てるわけが」

ケイネス「待て、何故心臓を貫かれたというのに……」

ケイネス「そのサーヴァント。バーサーカーは消えていない」

イリヤ「」ニヤ


イリヤ「いいわ。教えてあげる」

イリヤ「私のサーヴァントの真名はヘラクレス」

ケイネス(自分のサーヴァントの真名を明かしただと)

イリヤ「宝具である十二の試練(ゴッド・ハンド)によって、バーサーカーは十一個の代替生命を保有しているのよ」

ケイネス「馬鹿な!?」

イリヤ「真名を明かした理由を理解したかしら」

イリヤ「貴方のランサーじゃ、どうやったって、バーサーカーには勝てない」

ルーン使ってない槍が通るわけないだろ


ケイネス「……ここは退くしかないか」

イリヤ「逃がすと思っているの」

イリヤ「貴方たちはここで死ぬのよ」

ケイネス「あまり、私を甘く見るなよ、ホムンクルス!」

イリヤ「低級の悪霊で足止め? やることが姑息ね」

イリヤ「薙ぎ払いなさい、バーサーカー」

ケイネス「今の内に撤退するぞ、ランサー」


ハイアットホテル


ケイネス「十二の試練(ゴッド・ハンド)……ふざけた宝具もあったものだ」

ソラウ「複数の命だなんて……打つ手はないのケイネス」

ケイネス「ランサーにはルーンの魔術がある」

ケイネス「認めたくはないが、あの魔術に関してのみなら、こいつは私より上だ」

ケイネス「だが、宝具をルーンで強化してなお、バーサーカーを殺しきることはできなかった」

ケイネス「ランサー一騎でのバーサーカーの打倒はまず不可能と考えるしかない」

挫折を味わったケイネスは伸びることができるのか…

マスター殺しじゃダメなんだろうか

>>43

相等手早く即死させないとバーサーカーがきて先生デッド

しかもイリヤ結構強かったりするしな


ケイネス「他の陣営と同盟を結ぶしかないだろう」

ソラウ「あてはあるの」

ケイネス「遠坂凛に声をかけようと思っている」

ケイネス「彼女のサーヴァントであるアーチャーは私のランサーと渡り合える実力を持っている」

ケイネス「それにアーチャーであれば、アインツベルンのマスターを直接狙い撃つこともできるだろう」

ソラウ「ランサーがバーサーカーを引き付けている隙に、アーチャーが直接マスターを攻撃するってこと」

ケイネス「その通り。マスターを失えば、バーサーカーのステータスは著しく低下」

ケイネス「現界していることすら危うくなる」

ケイネス「あのホムンクルスには、ロード・エルメロイを虚仮にした罰を与えてやらねばならん」

エミヤさんイリヤ撃たないんだよな・・・

ランサーと一緒に戦うなら殺しきれるだろうたぶん、手の内を明かせるかどうか


――――――
―――



衛宮邸


士郎(俺は今、聖杯戦争とかいうふざけた戦いに参加している)

士郎(きっかけは、偶然セイバーを召喚したことだった)

士郎(何も知らなかった俺はセイバーから聖杯戦争について聞かされた)

士郎(魔術師同士に争いのために、罪もない人たちが犠牲になるなんて間違ってる)

士郎(何としても、この戦いを止めなければならない)

士郎(それが正義の味方のするべきことだ)


士郎(そう言えば、夜の学校で何か重要なものを見た気がする)

士郎(でも、それが何だったのかは思い出せない)

士郎(もしかしたら、聖杯戦争に関わりがあることかもしれないけど)

士郎(思い出せないなら仕方ないだろう)

士郎「とにかく、この戦いを止めるために、セイバーと協力して――」

キャスター「隙だらけよ、坊や」ルールーブレイカー

士郎「……え」


士郎(気づけば、俺の手から令呪が消えていた)

士郎(訳が分からない。一体何が起こって)

キャスター「令呪が手に入ったのなら、貴方はもう用済み」

キャスター「死になさい」バシャ

士郎「」バタリ

セイバー「士郎!」

キャスター「あら、遅かったわね。セイバー」


セイバー「き、貴様、よくも士郎を」

キャスター「見なさい、セイバー。私の腕に刻まれている令呪を」

セイバー「まさか……」

キャスター「そう。今、この瞬間から、貴方のマスターは私になったの」

セイバー「おのれ!」

キャスター「怖い顔しても駄目。聖杯が欲しければ私に従うしかないわよ」

キャスター(これで二体のサーヴァントが私の手駒になった)

キャスター(この戦い、私の勝利よ)

本日はここまで。
では、おやすみなさい。

兄貴、バーサーカーに耐性付けられちゃったから対バーサーカーはほぼ詰んだな。

期待

セイバーがいるのに簡単に令呪奪われたのは物語の都合か

主人公補正なくなちゃたせいだな。
ケイネスに奪われたから。

それでも衛宮邸で直感A相手は無理
たぶん偵察にでも行ってたんだろう

この士郎に対するサクサク進行である

ケイネス先生が格好良い主人公してるスレなんて初めてだ。期待。

耐性付けられて命のストックも回復するだろうし今の所成果と言っていいものはないけどな


数日後


遠坂邸前


凛「アインツベルンのサーヴァントの真名はヘラクレス、か」

凛「情報提供に感謝するわ。ロード・エルメロイ」

凛「それで、本題に入ってもらえる」

凛「と言っても、大体の予想はつくけど」

凛「対アインツベルンのための同盟ってところでしょ」

ケイネス「その通り。話が早くて結構」

ケイネス「本来であれば、他人と組むなど不本意だが、あれが相手では仕方あるまい」


凛「こうして話を持ちかけた以上、そちらの準備は整ったと考えていいのかしら」

ケイネス「無論だ。同盟が成立すれば、すぐにでもアインツベルンの城に攻め込める」

凛「OK。その話を受けるわ」

アーチャー「いいのかね、凛」

凛「バーサーカーの宝具は明らかに規格外」

凛「仮に貴方一人で倒せても、受けるダメージは計り知れないわ」

ケイネス「実に聡明な判断だ」


凛「ところで、ロード・エルメロイ」

凛「学校に結界を仕掛けたマスターの正体が分かったわ」

ケイネス「ほう。それは優秀な魔術師なのかね」

凛「いいえ。間桐慎二っていう私のクラスメイトなんだけど」

凛「彼は魔術回路を持っていないはずなの」

ケイネス「何だと。それは、どういうことだ」バン

ケイネス「魔術師同士の競い合いの場である聖杯戦争に、どうしてそんな男が紛れ込む!」

凛「私だって知らないわよ。多分何か道具を使っているんだと思うけど」

ケイネス「予定変更だ」


凛「え……?」

ケイネス「アインツベルンより先にマキリを討つ」

ケイネス「いくら聖杯戦争の御三家とはいえ、魔術回路を持たない男に聖杯戦争に参加する資格はない」

ケイネス「その勘違いをした愚か者。魔術師モドキには、この私が直々に手を下す必要がありそうだ」

凛「殺すってこと。あんな小物にそこまでしなくても」

ケイネス「間桐慎二は魔術師同士の決闘の場である聖杯戦争を汚したのだ。それだけで万死に値する」

凛「……」

ケイネス「何か問題でも」


凛「いいえ。魔術師としては、それが正しい判断だわ」

ケイネス「ふむ。分かっているなら結構」

凛「じゃあ、とりあえず学校に足を運んでおく」

ケイネス「そうだな。あの時はさして興味がなかったが、結界の方も確認しておこう」

ケイネス「学校のマスターが間桐慎二である以上、結界を張ったのは奴のサーヴァントである可能性が高い」

ケイネス「ならば、真名に繋がる可能性もある」


学校


ケイネス「ふむ、そういうことか」

凛「何か分かったの」

ケイネス「この結界を張ったサーヴァントはおそらく、まともな英霊ではないことはな」

ケイネス「私のランサーも魔術を扱えるが、この結界はそれとは異なり醜悪」

ケイネス「発動すれば、ここにいるもの達に危険が及ぶだろう」

凛「それは分かってる。だから、私はそれを妨害しようと」

慎二「あれ、遠坂じゃん。こんな所で会う何て奇遇だね」

凛「……慎二」


ケイネス「この男が」ピク

慎二「何だよ、このおっさん。遠坂の知り合い?」

凛「はぁ、あんた怖いもの知らずにも程があるわよ」

ケイネス「アーチボルト家九代目当主、ケイネス・エルメロイ」

ケイネス「此度の聖杯戦争に参加する、マスターの一人だ」

慎二「へえ、あんたも僕の対戦相手ってわけだ」

慎二「まあ、僕に勝てないだろうけど、少しは楽しませてくれよ」ハハハ

グッバイワカメ

さようならワカメ

好きだったよワカメ


ケイネス「……馬鹿が。私は貴様を敵とは認めん」

ケイネス「貴様は魔術回路を持っていないのだろう」

慎二「そ、それが、どうしたんだよ」

ケイネス「魔術回路を持たぬものは魔術師ではない」

ケイネス「資格のないものが、聖杯戦争に参加をするな!」

慎二「な、何だと!」

ケイネス「分からんかね。魔術回路を持たぬ者に聖杯戦争に参加する資格はないと言ったんだ」


慎二「こ、殺せ。こいつを殺せ、ライダー!」

凛「こんな白昼堂々にサーヴァントを!」

ケイネス「聖杯戦争のルールも守れんとは」ハァ

慎二「うるさい! 僕を馬鹿にしやがって」

慎二「結界を発動しろ、ライダー」

凛「慎二っ……! あんた」

慎二「ははは、これで終わりだ」


ケイネス「ふん、この程度で私がどうにかなるとでも思うかね」

ケイネス「ランサー。奴のサーヴァントを打ち倒せ」

ランサー「はっ、バーサーカーには遥かに劣るようだが、せいぜい楽しませてくれよ」

凛「私は――」

ケイネス「手出しは不要だ、遠坂凛」

ケイネス「この魔術師モドキには魔術師同士が殺し合うという意味を理解させてやる」


慎二「何偉そうに言ってんだよ!」

慎二「もうすぐ死ぬ奴がさ」バサ

ケイネス「なるほど、その本が魔術回路の代わりか」

ケイネス「Fervor,mei Sanguis(沸き立て、我が血潮)」ドバ

慎二「死ねよ、雑魚!」ザザザ

慎二「ははは、何だよ、口ほどにもないじゃないか」

ケイネス桜の扱いに切れそう。
論理的問題とかじゃなくてせっかくのレアな虚数属性を合わない水属性にして台無しにしてるところが。

ランサーは怪物殺しの逸話があるからメデューサ戦は有利なんだったか


ケイネス「その程度かね」

慎二「……無傷、だと」

ケイネス「貴様の攻撃は遠坂凛に比べ、数段劣る」

ケイネス「その程度で私の月霊髄液(ヴォールメン・ハイドラグラム)は破れない」

慎二「ひ、卑怯だぞ! 何だよ、その水銀」

慎二「僕だって、それがあればお前になんか負けないんだ!」

凛「……慎二、あんたにこれを操るのは無理よ」

慎二「な、何!」

ケイネス「月霊髄液(ヴォールメン・ハイドラグラム)は風と水の二重属性を持つ私だからこそ操れる礼装」

凛「それに、これだけの礼装ともなれば、緻密なコントロールと繊細な操作を必要とするわ」

凛なら操れるのだろうか

修練すれば操れるだろ五大属性持ちだし。


ケイネス「分かっているではないか、遠坂凛」

凛「見るのは二度目になるけど、あなたの礼装は凄く芸術的ね」

慎二「黙れよ、遠坂! そいつなんかより、僕の方が優れた魔術師なんだ」ザザザ

ケイネス「力量の差も分からんか」ジドウボウギョ

慎二「くそ、くそ! 何で、防がれるんだよ」

ケイネス「そろそろ、こちらも攻撃させてもらう」

ケイネス「Scalp(斬)!」

慎二「へ……?」ボタリ


慎二「う、腕、僕の腕がぁぁぁぁぁ!!」

ケイネス「この本は私が貰っておこう」

ケイネス「マキリの魔道が記された秘書。中々に興味深いではないか」

慎二「ひぃぃぃぃぃぃぃぃ!」

凛「……慎二、逃げたけど、いいの」

ケイネス「逃がさんよ」

ケイネス「ire:sanctio(追跡抹殺)」

凛「……自動索敵」

ケイネス「正解。月霊髄液(ヴォールメン・ハイドラグラム)は攻守、そして探索をこなすことができる優れものなのだよ」


―――――
―――
――

慎二「はぁはぁ、ここまで逃げれば」

ケイネス「安心、だとでも思ったか」ザバザバ

慎二「ひっ、ど、どうして」

ケイネス「それすら分からんようでは、やはり貴様に魔術師を名乗る資格はない」

ケイネス「ここで死ね。ドブ鼠」

慎二「ラ、ライダー、何してる、早く助けに」

ランサー「悪いが、助けはこないぜ」


ケイネス「そちらは終わったか、ランサー」

ランサー「まあな、アンタのおかげで俺は全力を出せるのに対し、向こうはこのマスターだ」

ランサー「せめてマスターがこいつじゃなきゃ、もう少し面白い戦いができたと思うんだがね」

ケイネス「仕方あるまいよ。魔術師モドキがマスターではサーヴァントが全力を出せないのは自明の理」

ケイネス「さて、ではこちらも終わらせるか」

慎二「い、嫌だ、助けて」

慎二「サーヴァントがいなくなったんだから、僕は聖杯戦争には関係ない!」

>>77
まさしくMOTTAINAIだな


ケイネス「最後までズレたことを」ハァ

ケイネス「再契約の可能性がある以上、サーヴァントを失ったマスターを殺すのは聖杯戦争の常識」

ケイネス「もっとも、魔術回路を持たない貴様は例外ではあるが……」

ケイネス「この私を雑魚呼ばわりした男を助ける理由はない」

慎二「や、やめ」

ケイネス「Scalp(斬)!」シャキ

慎二「」バタ


凛「終わった、のね」

ケイネス「手応えのない相手だった」

ケイネス「この程度の男が聖杯戦争に参加しているとは」

凛「……」

ケイネス「この男に対して、何か思う所があったのかね」

凛「彼は……いえ、何でもないわ」

凛「結界を使って暴挙に出た以上、貴方がやらなければ私が慎二を殺していた」

凛「暴走した魔術師モドキの討伐。セカンドオーナーとして感謝します、ロード・エルメロイ」


―――――
―――
――


柳洞寺


キャスター(ライダーが敗走したようね)

キャスター(もっとも、今となっては、そんなことどうでもいいけど)

キャスター(ランサーもアーチャーも、バーサーカーでさえもセイバーを手にした私の敵ではない)

キャスター(魂食いで魔力も順調に集まっているし、寺の神殿化もほぼ終わった)


キャスター「ねえ、セイバー。ここまで順調だと、何だか逆に怖いわね」

セイバー「……」

キャスター「あら、無視は酷いじゃない」

キャスター「そんな態度だと、聖杯を使わせてあげないわよ」

セイバー「くっ、貴様」

キャスター「まだ、マスターを殺されたことを恨んでいるの」

セイバー「……」


キャスター「あんな三流じゃ、貴方の力をろくに発揮することができなかったでしょうに」

キャスター「むしろ、貴方にとって今の状況は悪くはないはずよ」

セイバー「そういう問題ではないぞ、キャスター」

セイバー「私は騎士。そう簡単に主を変えるような真似はしない」

セイバー「魔女である貴様とは違うのだ」

キャスター「その呼び方はやめなさい」

キャスター「次言ったら、聖杯は渡さないわよ」

セイバー「……外道め」


―――――
―――



アインツベルン城


ギルガメッシュ「天の鎖よ!」

バーサーカー「■■■■■■■■■■――!」

ギルガメッシュ「クク、動けまい」ニヤ

バーサーカー「■■■■■■■■■■――!」

ギルガメッシュ「そのまま死ね、巨人」ドドドドドド


イリヤ「嘘、バーサーカー!」

バーサーカー「」シュゥゥゥ

イリヤ「い、嫌」

イリヤ「バーサーカー、バーサーカー!」

ギルガメッシュ「やかましいぞ、人形が」グシャ

イリヤ「」バタ


後日

アインツベルン城


ケイネス「さて、準備はいいかね」

凛「もちろん、宝石の貯蔵も十分よ」

ケイネス「ふむ、よろしい。では始めよう」

ケイネス「Fervor,mei Sanguis(沸き立て、我が血潮)」ドバ

ケイネス「Scalp(斬)!」ズババサ


城内


ケイネス「さて、あの生意気な人形娘は何処に――」

ケイネス「なん、だと」

凛「嘘、これって、もしかして」

イリヤ「」

ケイネス「心臓を抉り取られているのか」

凛「一体、どういうことなの」


ケイネス「どうも何も、バーサーカーが敗北し、マスターが殺されたということだろう」

ケイネス「信じがたいことではあるがな」

凛「複数の命を持つバーサーカーを殺しえるサーヴァント」

ケイネス「アサシン、キャスターは論外」

ケイネス「ライダーは消滅し、アーチャーとランサーは私たちのサーヴァント」

凛「消去法で考えるならセイバーってことになるわね」

ケイネス「最強のサーヴァント、か」


ケイネス「……同盟は継続ということでよろしいかな」

凛「バーサーカー以上の脅威が現れたのなら、それが最善でしょうね」

ケイネス「セイバーのマスターに心当たりは」

凛「ないわ。聖杯戦争が始まってから、一度も姿を現してない」

凛「でも外来の魔術師が拠点にしそうなところに目星をつけることはできる」

凛「エーデルフェルトの双子館か、或いは――」

凛「柳洞寺」

ケイネス「調べてみる価値はあるか」


柳洞寺


竜牙兵「」

竜牙兵「」

竜牙兵「」

凛「予定とは違うけど、一応はあたりってとこかしら」

ケイネス「この手法、敵はキャスターと言ったところか」

ケイネス「セイバーとは真逆の最弱のサーヴァント」

ケイネス「どうせ来たのだから、このまま蹴散らすとしよう」

ケイネス「Fervor,mei Sanguis(沸き立て、我が血潮)」ドバ

退場はええ


アサシン「おっと、ここを通すわけにはいかぬ」

凛「侍のサーヴァント……!」

アサシン「某はアサシンのサーヴァント。佐々木小次郎と申す者」

アサシン「今は訳あってキャスター……あの女狐に使役される身よ」

ケイネス「サーヴァントがサーヴァントを使役しているだと」

凛「白兵戦の弱さを他のサーヴァントを召喚することで補ったってわけ」

凛「アーチャー。そいつの足止めを頼める」


アーチャー「承知した。ここは任せて、先に行きたまえ」

凛「そうさせてもらうわ」

ケイネス「キャスターの行為は明らかに違法。断じて許されるはずがない」

凛「そう? 確かにイレギュラーではあるけど、戦略としてはありじゃない」

ケイネス「ふん。奴がサーヴァントを召喚したということは、参加できるマスターの枠が一つ減ったということ」

ケイネス「それはつまり、私と競い合う魔術師が減ったということに他ならない」

ケイネス「サーヴァントの分際で、私の競い合いを邪魔するなど、無礼にも程がある」

アーチャー的には今回すんごい不本意だろうな


柳洞寺内


キャスター「ようこそ、私の神殿へ」

凛「あれはキャスターと……」

ケイネス「セイバー、だと」

セイバー「……」

キャスター「驚いたって顔ね。まさか二体のサーヴァントを使役しているとは思わなかったかしら」

ケイネス「サーヴァント風情が。よもや、ここまで聖杯戦争を穢すとは」

ケイネス「令呪を以て命じる。ランサー、全力でセイバーと戦え」


キャスター「令呪によるブースト程度でセイバーを倒せると思って?」

ケイネス「勘違いするなよ、魔女」

キャスター「」ピク

ケイネス「令呪を使ったのは、ランサーができるだけ長くセイバーと戦えるようにするため」

ケイネス「その間に私が貴様を倒せば、全て片が付く」

キャスター「現代の魔術師が私に勝てるとでも」

ケイネス「粋がるな、サーヴァント。所詮、貴様らは魔術で現身を得た亡霊」

ケイネス「その中でも最弱に位置する輩に、このロード・エルメロイが敗北するなど断じてありえん」

なんでこの状況下でギルがイリヤを[ピーーー]のか理解出来ない

流石に瞬殺されるだろ・・・、特にこの場所だと


凛「悪いけど、今回は私も参加させてもらうわ」

ケイネス「よろしい。援護することを許可しよう」

ケイネス「二対一となったが、まさか不満はあるまいな。魔女」

キャスター「……愚か者共。生きて帰れると思うんじゃないわよ」

ケイネス「それが遺言かね」フフン

ケイネス「では、開戦といこうでは――」

葛木「待て。遠坂の相手は私がしよう」

原作凛は体術併用で一矢報いたがケイネス先生には何かあったかな・・・?


キャスター「宗一郎様!」

ケイネス「誰だ、そいつは。見たところ、魔術師ではないようだが」

凛「私の学校の先生よ。どうして、キャスターと一緒に」

ケイネス「魔女だけあって、男を騙すのも得意ということだろう」

キャスター「」キッ

キャスター「宗一郎様、ここは危険です」

葛木「ならば尚更、お前だけを危険な目に合わせるわけにはいかないな」

キャスター「宗一郎様……分かりました」


ケイネス(魔術で拳を強化した、か)

ケイネス「血迷ったかね、キャスター」

ケイネス「ミス遠坂は優秀な魔術師だ。一般人如きでは触れることもできんよ」

ケイネス「宗一郎とやらも、無謀なことは止したまえ」

ケイネス「君はキャスターに騙されているのだよ」

キャスター「お黙りなさい!」

葛木「熱くなるな、キャスター。言わせておけばいい」

普通に考えるとサーヴァントとしてのキャスターが最弱でも魔術師としてはまさに伝説なんだから侮るのは死亡フラグにしか見えないww


ケイネス「ほう。まさか君はサーヴァントに恋愛感情でも抱いているのかね」

ケイネス「だとしたら愚かとしか言いようがない」

ケイネス「サーヴァントは所詮、魔力の塊に過ぎない」

ケイネス「言いかえれば自我を持った礼装。すなわち道具」

ケイネス「それを恋愛対象と見るなど、馬鹿げているとしか言いようがない」

葛木「価値観の違いだ。私は魔術師という人種ではない」

魔法使いでも苦戦するって言われてるキャス子さんと戦おうとするケイネスさん

対魔翌力ってシステムなきゃ普通に最強クラスだしね


ケイネス「それも、そうだった。貴様もまた聖杯戦争に参加する資格のない者」

ケイネス「早々にご退場願おうか」

ケイネス「Scalp(斬)!」

葛木「」スッ

ケイネス「む、避けたか。さすがにキャスターの魔術で強化されただけはある」

キャスター「貴方の相手は私でしょう」

ケイネス「よろしい。かかってきたまえ、サーヴァント」


竜牙兵「」

竜牙兵「」

竜牙兵「」

ケイネス「雑兵を幾ら並べたところで無意味だ」

ケイネス「Scalp(斬)!」

キャスター「言うだけあって、この時代の魔術師では優秀な方みたいね」

ケイネス「サーヴァントに褒められたところで嬉しくもない」

キャスター「人格は宗一郎様と真逆で最低だけど」スゥ


ケイネス「む、視界から消えた」

ケイネス「隠れたか。なら――」

ケイネス「ire:sanctio(追跡抹殺)」

ケイネス「そこかっ!」

ケイネス「Scalp(斬)!」バサリ

キャスター「」

高速詠唱と空からの弾幕で大概の敵は屠れるからな、キャス子さんは


ケイネス「ちっ、幻影か」

キャスター「最初に言ったでしょう。貴方では私には勝てない」

ケイネス「最弱のサーヴァントの分際で、吠えるなよ」

ケイネス「Scalp(斬)!」

キャスター「ダイヤモンドでも切り裂く攻撃でも、当たらなければ意味がないわ」サッ

キャスター「貴方はサーヴァントという存在を侮り過ぎた」

キャスター「私を魔女呼ばわりした以上、もはや楽には殺さないわ」


竜牙兵「」

竜牙兵「」

竜牙兵「」

竜牙兵「」

竜牙兵「」

竜牙兵「」

ケイネス「先ほどの倍近い竜牙兵」

ケイネス「この程度で私を屈服させられると思うなよ!」


ケイネス「Scalp(斬)!」

竜牙兵「」バタ

竜牙兵「」バタ

竜牙兵「」バタ

ケイネス「月霊髄液(ヴォールメン・ハイドラグラム)が形を変えられるのは鞭だけではない」

ケイネス「Scalp(斬)!」ザク

竜牙兵「」バタ

キャスター(水銀を剣のように変化させて、竜牙兵を切り裂いた)


ケイネス「Scalp(斬)!」

竜牙兵「」バタ

竜牙兵「」バタ

キャスター(今度は斧。流体だけあって、どんなものにでも形を変えられるというわけね)

ケイネス「こちらも最初に言ったはずだ。雑兵を幾ら並べたところで無意味だと」

ケイネス「私と魔術で競い合いがしたいのであれば、直接挑んで来い!」

おい馬鹿煽るな


キャスター「数を並べても無駄?」

キャスター「果たして、本当にそうかしら」

ケイネス「何が言いたい、サーヴァント」

キャスター「この神殿内で私はほぼ無尽蔵の魔力を使用できるけど」

キャスター「貴方は違うわよね」

ケイネス「」クッ

キャスター「どこまで、魔力が持つか見せてもらうわ」


竜牙兵「」

竜牙兵「」

竜牙兵「」

竜牙兵「」

竜牙兵「」

竜牙兵「」

竜牙兵「」

竜牙兵「」

竜牙兵「」

竜牙兵「」

竜牙兵「」

竜牙兵「」


ケイネス「……更に数を増やしたか」

キャスター「楽に殺さないと言ったわよね」

キャスター「貴方には魔力が尽きるまで、竜牙兵の相手をしてもらうわ」

ケイネス「それに私がつきあうとでも?」

キャスター「そうせざるを得ないわよ」バサ

ケイネス「空を飛んだ、だと」

キャスター「射程範囲から出てしまえば、貴方の礼装など恐れるに足りない」

キャスター「このまま、私は高見の見物を――」


キャスター「どう……して」ガッ

ケイネス(キャスターが宝剣で貫かれて落下した)

ケイネス「一体、何が」

ギルガメッシュ「魔女の分際で空を舞うとは何事か!」

キャスター「ぐ、がぁぁ、ぁ」

ギルガメッシュ「虫けらは虫けららしく、地を這っていろ」ドドドドドドド

葛木「キャスター!」

キャスター「来てはいけません、宗一郎様!」


葛木「ぐっ」ザクザクザク

葛木「」バタリ

キャスター「あ、あぁぁぁぁぁ、宗一郎様ぁぁぁ!」

ギルガメッシュ「五月蠅いぞ、魔女。誰が嘆くことを許可した」ドドドドドドド

キャスター「ぐぇ、ぁぁぁ」ドスドスドスドス

キャスター「」シュゥゥゥ

ケイネス「消滅……した」


ギルガメッシュ「久しぶりだな、セイバー」

セイバー「お前は……アーチャー」

ケイネス「どういうことだ。アーチャーはミス遠坂のサーヴァントでは」

ギルガメッシュ「誰が口を開いていいと言った、魔術師」

ギルガメッシュ「その行動万死に値する。潔く自害せよ」

ケイネス「貴様、サーヴァント風情が、何を」

ギルガメッシュ「口を慎め、雑種」ドド


ランサー「おっと、そうはいかねえよ」カキン

ケイネス「ランサー、無事だったか」

ランサー「こっちは粘り強いのが取り柄なんでね」

ランサー「にしても、腑に落ちねえな」

ランサー「セイバーは確かに強力なサーヴァントだったが、バーサーカーに圧勝できるかと言えばそうでもねえ」

ランサー「こりゃ、もしかするとセイバーがバーサーカーを倒したっていう前提が、間違ってたのかもしれねえな」

ケイネス「……バーサーカーを倒したのは黄金のサーヴァントだということか」


ケイネス(確かに、あの異常な宝具の数を考えれば、それもあり得る)

ケイネス(だとすれば、ランサーだけで倒すのは困難か)

ケイネス「遠坂凛。アーチャーを令呪で呼び戻せ」

ケイネス「あれがバーサーカーを打ち倒したサーヴァントだ」

凛「……悪いけど、無理」

ケイネス「何? 今は令呪の出し惜しみをしている場合では」

凛「アーチャーは敗走したわ」

ケイネス「なん、だと」


ギルガメッシュ「ああ。門の前でじゃれ合っていた雑種共なら、邪魔だったのでまとめて串刺しにした」

ギルガメッシュ「だが、魔術師の娘よ。貴様はツイている」

ギルガメッシュ「キャスターの消滅によって、セイバーのマスターは不在」

ギルガメッシュ「セイバーを現世に止めておく役目を、貴様に与えよう」

凛「……あんた、何企んでるわけ」

ギルガメッシュ「セイバーは我の嫁となる女。ここで消えられては困るのだよ」

ケイネス「嫁だと? ふん、サーヴァント風情が生意気な」


ギルガメッシュ「やはり目障りだな。こちらの雑種はここで殺しておくか」ギロ

ケイネス「くっ」ゾッ

凛「待って。ここで彼を殺したら、私はセイバーと契約しないわ」

ギルガメッシュ「ほう。続けろ、魔術師」

凛「ここは大人しく引いてもらえる」

凛「貴方がいなくなったのを確認したら、私はセイバーと契約する」

凛「ただ、セイバーにその気があればだけれど」


ギルガメッシュ「それについては問題ない」

ギルガメッシュ「この娘には愉快な願望があってな。聖杯を掴むチャンスを無下にはせんだろうよ」

セイバー「」キッ

凛「……それで、どうするの」ザッ

ギルガメッシュ「いいだろう。その条件を飲んでやる」

ギルガメッシュ「聖杯はこちらで確保している以上、お前たちは逃げることはできん」

ギルガメッシュ「教会で待っている。準備が整い次第、来ることだな」スゥゥゥ

「右に躱せ」


ケイネス「くそっ」ドン

ケイネス「臆したというのか。このロード・エルメロイがサーヴァント風情に」クッ

ランサー「いや、無理もねえよ。あのサーヴァント、真名は分からねえが、どう見たってまともじゃねえ」

凛「確かに、あの宝具の数はあり得な」

ケイネス「そんなことを言っているのではない!」

ケイネス「私は魔術師であり、奴はサーヴァント!」

ケイネス「どんな事情があれ、使い魔如きに私が臆することなど、許されない」


ケイネス「決めたぞ。ランサー」

ケイネス「あのサーヴァントはこの私自らの手で葬り去ってやる」

ランサー「その心がけはいいと思うぜ」

ランサー「俺もあのサーヴァントは気に入らねえ」

ランサー「アンタが戦うってんなら、とことん付き合うつもりだ」

ランサー「で、そっちの嬢ちゃんはどうすんだ」

セイバー「……私は聖杯を手にしなければならない」


凛「それは、つまり」

セイバー「再契約を受けよう、メイガス」

ケイネス「そちらの話はついたようだな」

ケイネス「決戦に備えて、私は一度ホテルに戻る」

凛「私も今回の戦いで随分と宝石を消費したから、補充する必要があるわ」

ケイネス「では準備が出来次第、こちらから連絡しよう」

ケイネス「そして黄金のサーヴァントを倒した後、私たちの決着をつける」

ケイネス「それで構わないかな」

凛「分かった。セイバーもいいわよね」

セイバー「はい」コク


ハイアットホテル


ソラウ「行くのね。ケイネス」

ケイネス「私を雑種呼ばわりした愚か者に罰を与えなければならない」

ソラウ「手が震えてるわ」

ケイネス「……」

ソラウ「ケイネス」

ケイネス「……本音を言えば、逃げ出したいさ」


ケイネス「何だ、あの目は。奴は私の事を虫けら以下としか思ってない」

ケイネス「そして、あの威圧感。ライダーは文字通りの怪物だったが、あれは、違って意味で化け物だよ」

ソラウ「なら、逃げ出せばいいわ」

ソラウ「私は貴方に危ない目に合ってほしくない!」

ソラウ「武功を立てる機会はまたくる」

ソラウ「だから――」

ケイネス「駄目だ。ここで逃げるわけにはいかない」


ケイネス「泣いているのかい、ソラウ」

ケイネス「ありがとう。だが、私は行かねばならない」

ソラウ「ケイネスっ!」

ケイネス「時計塔のロードとして、アーチボルト家九代目当主として、ここで逃げるわけにはいかないんだ」

ソラウ「なら、必ず――」

ソラウ「――生きて帰ってきて」

ケイネス「約束する」

ケイネス「君が私の勝利を祈ってくれている限り、私は死なない」

ケイネス「このロード・エルメロイに敗北の二文字はない!」

このケイネスさんイケメンや・・・


教会


ケイネス「これが正真正銘、最後の戦いだ」

凛「正直、良い予感がしないわ」

凛「あのサーヴァントが、ここを決戦の場所に指定した時点で、黒幕の正体が何となく浮かんできたし」

ケイネス「黒幕が誰であろうと関係ないさ」

ケイネス「たとえ何者であろうと、今の私を止めることはできん」

ケイネス「聖杯を手にするのは私だ」


綺礼「残念だが、そうはいかないな、ロード・エルメロイ」

凛「綺礼……やっぱり、アンタが」

ケイネス「監督役がマスターとは。そのような不正が認められるとでも思っているのか」

綺礼「それを知るものが、いなくなれば、何ら問題はあるまい」ジャキ

ケイネス「Fervor,mei Sanguis(沸き立て、我が血潮)」ドバ

ギルガメッシュ「ここに来たということは、我のモノになる覚悟ができたということか、セイバー」

セイバー「戯言を。私は聖杯を手にするために、ここにいる」

ケイネスは成長してないしめんどくさいからギル出して終わらせたって感じしかないわ


凛「綺礼の相手は私がする」

ケイネス「勝てるのかね」

凛「とっておきの切り札を持ってきたわ」

凛「それに例え兄弟子であろうと、殺す覚悟はできている」

ケイネス「やはり君はよくできた魔術師だ」

ケイネス「聖杯戦争が終わったら、時計塔に留学するといい」

凛「考えておくわ」


ランサー「おい、てめぇ、鎧はどうした」

ギルガメッシュ「はっ、貴様ら如きにわざわざ使うまでもない」

ランサー「舐めやがって。後悔しても知らねえぞ」

ギルガメッシュ「よく吠える狗だ」

ランサー「貴様っ、どうやら死にたいようだな」

ランサー「刺し穿つ死棘の槍(ゲイ・ボルク)!」

ギルガメッシュ「因果逆転の呪い。そんなものが我に通用するか」


ランサー「ちっ!」

セイバー「貴様の相手はランサーだけではないぞ!」

ギルガメッシュ「慌てるなよ、セイバー」

ギルガメッシュ「我と貴様の戦いにこの狗は不要であろう」

ギルガメッシュ「早々に退場してもらおうではないか」ドドドドドド

ランサー「くそ、数が多くて完全には防げねえ」

セイバー「助太刀するぞ、ランサー」カキン

あれ投げボルグは因果逆転関係ないような


ギルガメッシュ「セイバー。どうやらお前には、一度、力の差というものを見せなければいけないようだな」

セイバー「何だと、それはどういう」

ギルガメッシュ「人類最強の聖剣とやらを抜くがいい」

ギルガメッシュ「それを打ち破られた時、お前は我の前に跪くだろう」

セイバー「戯言を。私の聖剣が破られるなど、断じてあり得ない」

ギルガメッシュ「臆したか、セイバー」

セイバー「……いいだろう。見せてやる、私の最強の宝具。聖剣を」


セイバー「約束された(エクス)――」

セイバー「――勝利の剣(カリバー)!!!」ドガガガガガ

ギルガメッシュ「天地乖離す開闢の星(エヌマエリシュ)!!」ゴガガガガガガ

セイバー「馬鹿な、私の聖剣が押し負けて」

セイバー「がぁ」ドン

ギルガメッシュ「はっ、人類最強が聞いて呆れる」

ギルガメッシュ「これで格の差を理解したか、セイバー」


セイバー「そんな、私の聖剣が、負けるなんて」

ランサー「くそ、こりゃ本格的にまずいぜ」

セイバー「私は、どうすれば」

ケイネス「臆するな!」

セイバー、ランサー「「っ……!」」

ケイネス「臆していては勝利を掴むことはできん!」


ケイネス「確かに今の攻撃は凄まじい」

ケイネス「さすがは人類最古の英雄王といったところか」

ギルガメッシュ「ほう。さすがに気づくか」

ケイネス「だが、打つ手がないわけではない」

ケイネス「セイバー。もう一度、宝具を放て」

ケイネス「今度は私が令呪でサポートする」

セイバー「何故、ケイネスが令呪を」


ケイネス「私はマキリの令呪システムに干渉できるのでね」

ケイネス「今は私とミス遠坂。二人で一人のマスターというわけだ」

ケイネス「何、心配せずとも、私が持っているのは一画のみ」

ケイネス「これを使いきれば、お前のマスターはミス遠坂一人に戻る」

セイバー「了解した。宝具発動のタイミングはそちらで指示してくれ」

ケイネス「ランサーはセイバーに合わせて槍を投擲しろ」

ケイネス「私が令呪でサポートするが、ルーンの魔術を使うのも忘れるなよ」

ランサー「おうよ。ここ一番で、そんなミスはしねえ」

ランサー「俺の槍を虚仮にされたまま、終われるかってんだ」


ギルガメッシュ「打ち合わせは済んだか」

ケイネス「すぐにその余裕をなくしてやるさ、英雄王」

ケイネス「セイバー、宝具を発動したまえ!」

セイバー「約束された(エクス)――」

セイバー「――勝利の剣(カリバー)!!!」ドガガガガガ

ランサー「突き穿つ死翔の槍(ゲイ・ボルク)」ズドン

ギルガメッシュ「天地乖離す開闢の星(エヌマエリシュ)!!」ゴガガガガガガ


セイバー(やはり、押し負けて……!)

ランサー「がぁ」ドス

ランサー「」シュゥゥゥ

セイバー(ランサーが消滅した。このままでは私も)

セイバー「ぐわぁぁぁぁ」ドン

ギルガメッシュ「くははは、終わったな、セイバー」

ケイネス「いや、終わったのは貴様だ、英雄王」

ギルガメッシュ「何っ!?」

ケイネス「セイバー、時間稼ぎ御苦労」

ケイネス「そしてランサー。これまでよく戦ってくれた」


ギルガメッシュ「くっ、何時の間に後ろに」スッ

ケイネス「遅い! その宝物庫から宝具を取り出すのに、僅かな時間がかかることは既に見抜いている」

ケイネス「Fervor,mei Sanguis(滾れ、我が血潮)!!!」シャキシャキシャキ

ギルガメッシュ「がぁ!」ザクザクザク

セイバー(先ほどまでとは比べものにならない魔力が込められた大量の水銀の棘がアーチャーを貫いた)

ギルガメッシュ「くっく、よもや我が魔術師如きに敗北するとは」

ギルガメッシュ「案外、この時代の魔術師も、馬鹿にはできない、ではないか」シュゥゥゥゥ

なんでサーヴァント相手にギルが鎧装備しないんだよ

手にエア持っているの忘れてんのか?
GOBは元々用意してあるUBWに後手を取るだけで遅くないぞ

エルキドゥ・・・

イリヤにやったみたいな魔術反射使わないのか


凛「決着がついたようね」

ケイネス「そちらも終わったか」

ケイネス「おめでとう。聖杯は君のものだ」

凛「……私はこんな形の決着望んでないわ」

ケイネス「私とて不本意ではある」

ケイネス「だが、セイバーが残った以上、勝者はそのマスターである遠坂凛だ」

ケイネス「それを歪めるような真似をこのロード・エルメロイはしない」


ケイネス「元より私は聖杯に託す願望など持ち合わせていないのだ」

ケイネス「武功を立てるために聖杯戦争に身を投じたのだから、この結果だけでも目的は十分に達成されている」

凛「私もこれといって、聖杯に託す願望はないんだけど」

ケイネス「ほう。遠坂家の悲願は聖杯で根源に至ることだと聞き及んでいたが」

ケイネス「どうやら、君は私に近いタイプの人間だったらしいな」

凛「そうかもしれないわね」

ケイネス「さて、それでは冬木の聖杯とやらを拝ませてもらうではないか」


――――
―――



ケイネス「これが、聖杯だと」

凛「悍ましい。こんなので真面に願いが叶えられるはずがないわ」

セイバー「どういうことですか、凛」

ケイネス「言葉通りの意味だろう」

ケイネス「例えば聖杯に世界平和を願えば、全ての人間を抹殺するという形で達成される」

ケイネス「これは破壊という形でしか願いを叶えられない欠陥品だ」

セイバー「そんな……だから切嗣は、あの時」


凛「これは破壊するしかないわね」

ケイネス「異論はないな、セイバー」

セイバー「……致し方、ない」

凛「ごめんなさい、セイバー。まさか、聖杯がこんなことになっているなんて思わなかった」

セイバー「凛。貴方のせいではありません」

凛「セイバー……」


セイバー「下がっていてください」

セイバー「約束された(エクス)――」

セイバー「――勝利の剣(カリバー)!!!」ドガガガガガ

凛(黄金の聖剣によって、汚れた聖杯は跡形もなく浄化された)

セイバー「さようなら、凛。そして、ケイネス」

セイバー「あなた達と共に戦えて良かった」シュゥゥゥ


凛「終わった、のね」

ケイネス「大聖杯の解体については、私が話を通しておこう」

凛「ごめんなさい。本来であれば、それは私がやるべきことなのに」

ケイネス「気にすることはない」

ケイネス「時計塔のロードとして、このような欠陥品を放置しておくわけにはいかんのだよ」

凛「その時計塔への留学の話だけど、返事が決まったわ」

ケイネス「聞こう」

凛「今の学校を卒業したら、そちらに行かせてもらう」

凛「その時はよろしくね」


凛「ケイネス先生」


FIN

心臓単体で機能するわけないだろ
UBWで何のために慎二に埋め込んだんだ

乙ー
キャスターが攻勢に出なかったのは鯖を奪う気だったからかなー

まあまあこまけぇこたぁいいんだよ 乙


これにて完結です。
Fate ssは難しい。設定矛盾やおかしな点が出ないように書いたつもりでしたが、そうもいかなかったようで。
特にギルガメッシュのところは無理があったかね。でも、慢心してたと考えれば(汗)。
ちなみに、ケイネス初めから成長させる気はありませんでした。
成長って言いかえればキャラ崩壊なわけで、最後のギルガメッシュ戦でもちょっと違和感でちゃったかなと思ってるくらいですので。
私はケイネスの「所詮、サーヴァントは魔力によって現身を得た亡霊」という発言が気に入っています。
セイバーを女性として扱った、士郎とは正反対の思考。サーヴァント=礼装。道具
近代日本否定論と合わせて、面白い考え方だと思います。共感はできませんが。
色々と無理がある作品でしたが、最後まで読んでいただけたのなら幸いです。

ケイネスマスターだからランサーのステータスはプロト並になってんだろな

悪くなかった

ケイネス以外軒並み見せ場キャンセルで今回皆不本意そうすぎてワロタ

EXTRA凛であの程度だったしプロト並みはねーな

このケイネスはcv緑川光に違いない

>>176
幸運Eになるぞ

>>175
凛は凄いけどそれでもまだ経験の少ない子供だしソラウ付きのケイネスには及ばないんじゃね?

>>178
経験は魔翌力配給には関係ないだろ

このSSまとめへのコメント

1 :  SS好きの774さん   2014年07月05日 (土) 00:04:49   ID: oEpS2M9f

キャスターの真価は竜牙兵じゃなくて高速神言による攻撃魔法だとか、
ギルガメッシュはセイバーに対してはあまり舐めたりせず鎧を纏うとか、

色々突っ込みどころはあるがまぁ面白かった

2 :  SS好きの774さん   2015年11月04日 (水) 23:00:06   ID: e-z_b4mQ

ケイネスageのために他の登場人物sage過ぎじゃねとは思うが
それなりに面白かったかな

3 :  SS好きの774さん   2015年11月21日 (土) 23:33:55   ID: VWa-a5R3

ケイネスさんの活躍する聖杯戦争が意外に面白くて、満足できました。
短い感じで、上手にまとまっていて読み込んでしまい、楽しかったです。
次回作もこんな感じの手短さで、面白く書いてもらえると読者としては嬉しい。

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