イリヤ「デュエル、スタンバイ!」 (68)

このSSは遊戯王×プリヤです


遊戯王キャラは出さないつもり


モンスターがたまに喋ります


それでも、という方はどうぞ

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イリヤ「ただいまー」


セラ「お帰りなさい、イリヤさん、クロエさん。」


クロエ「あれ、お兄ちゃんは?」


セラ「シロウでしたら……友人の方と部屋で遊んでるみたいですよ。」


イリヤ「友人……柳洞さんかな。」


クロエ「……ちょっと覗いてみない?」


イリヤ「え?」


クロエ「こう、男同士でナニをするのかとか気にならない?」


イリヤ「な、ナニ……」



イリヤ「というわけでお兄ちゃんの部屋の前まで来てしまった……」


クロエ「じゃあちょっと聞き耳立てて……」






『……一成、俺はもう丸裸同然なんだから勘弁してくれ!』


『まだだ、まだ終わらんよ!』


「「!?」」


『くそう……屈辱だ……』


『ふっ、では直接(ダイレクト)、イかせてもらおうか。』


ばんっ!


イリヤ「な、ななな、なにやってるのー!!?」


一成「カイクウでトドメ……む?」


士郎「くそ……手札事故…ん?」


イリヤ「へ?」


クロエ「カード?」

士郎「どうしたんだイリヤ?」


イリヤ「え、いや、その」


クロエ「お兄ちゃん達がよからぬことをしてるんじゃな」


イリヤ「な、なんでもないよー!とっ、ところでそれなに?」


士郎「これか?これは遊戯王っていう……まぁカードゲームだ。」


一成「衛宮とファンデッキで戦う約束をしていたのでな。」


イリヤ「へぇー……お兄ちゃんはどんなのを使ってるの?」


士郎「まぁネタに近いんだけど……」


クロエ「ギルフォード・ザ・レジェンド?」


《ギルフォード・ザ・レジェンド/Gilford the Legend》 †
効果モンスター
星8/地属性/戦士族/攻2600/守2000
このカードは特殊召喚できない。
このカードが召喚に成功した時、自分の墓地に存在する装備魔法カードを可能な限り
自分フィールド上に表側表示で存在する戦士族モンスターに装備する事ができる。


イリヤ「なんか強そうだね。」


士郎「まぁ一成のあのハゲに全部台無しにされたんだけどな。」


一成「僧侶を嘗めてかかると痛い目見るぞ。」


《霊滅術師カイクウ/Kycoo the Ghost Destroyer》 †
効果モンスター
星4/闇属性/魔法使い族/攻1800/守 700
このカードが相手ライフに戦闘ダメージを与えた時、
相手の墓地のモンスターを2体まで選択してゲームから除外できる。
また、このカードがフィールド上に表側表示で存在する限り、
相手はお互いの墓地のカードをゲームから除外できない。

イリヤ「なんか不気味なお坊さんだね……」


クロエ「バイオハザードみたい。」


士郎「ははは、確かに。」


一成「確かに不気味だからな、無理もあるまい。」


イリヤ「ねぇ、見ててもいい?」


士郎「俺は構わないけど……」


一成「構わんぞ、見てて減るわけでもない。」


士郎「じゃあ次は違うデッキにするかな。」





士郎「さっきは俺が先攻だったから一成が先攻でいいぞ。」


一成「む、そうか。」


一成「では俺のターン。」


一成「俺は手札から強欲で謙虚な壺を発動する。」


《強欲で謙虚な壺/Pot of Duality》 †
通常魔法
自分のデッキの上からカードを3枚めくり、
その中から1枚を選んで手札に加え、
その後残りのカードをデッキに戻す。
「強欲で謙虚な壺」は1ターンに1枚しか発動できず、
このカードを発動するターン自分はモンスターを特殊召喚できない。


一成「俺は手札に大嵐を加える。」


《大嵐/Heavy Storm》 †
通常魔法(制限カード)
フィールド上の魔法・罠カードを全て破壊する。


一成「そしてカードを3枚伏せ、ターンエンドだ。」


士郎「じゃあ俺のターンだ。」


士郎「俺はカラクリ小町弐弐四を召喚する。」


《カラクリ小町弐弐四/Karakuri Komachi mdl 224 "Ninishi"》 †
チューナー(効果モンスター)
星3/地属性/機械族/攻 0/守1900
このカードは攻撃可能な場合には攻撃しなければならない。
フィールド上に表側表示で存在するこのカードが攻撃対象に選択された時、
このカードの表示形式を変更する。
このカードがフィールド上に表側表示で存在する限り、
自分のメインフェイズ時に1度だけ、
自分は通常召喚に加えて「カラクリ」と名のついたモンスター1体を召喚する事ができる。


士郎「弐弐四の効果で手札からカラクリ商人壱七七を通常召喚する。」


《カラクリ商人壱七七/Karakuri Merchant mdl 177 "Inashichi"》 †
効果モンスター
星2/地属性/機械族/攻 500/守1500
このカードは攻撃可能な場合には攻撃しなければならない。
フィールド上に表側攻撃表示で存在するこのカードが攻撃対象に選択された時、
このカードの表示形式を守備表示にする。
このカードが召喚に成功した時、自分のデッキから「カラクリ」と名のついた
カード1枚を手札に加える。


士郎「壱七七の効果でデッキから風雲カラクリ城を手札に加え、発動する。」

《風雲カラクリ城/Karakuri Showdown Castle》 †
フィールド魔法
自分フィールド上に表側表示で存在する「カラクリ」と名のついたモンスターが、
相手フィールド上に表側表示で存在するモンスターを攻撃対象に選択した時、
その相手モンスター1体の表示形式を変更する事ができる。
また、フィールド上に表側表示で存在するこのカードが破壊され墓地へ送られた時、
自分の墓地に存在するレベル4以上の「カラクリ」と名のついたモンスター1体を
選択して特殊召喚する事ができる。


士郎「俺は弐弐四と壱七七でチューニング、A・O・Jカタストルをシンクロ召喚する。」


《A・O・Jカタストル/Ally of Justice Catastor》 †
シンクロ・効果モンスター
星5/闇属性/機械族/攻2200/守1200
チューナー+チューナー以外のモンスター1体以上
このカードが闇属性以外のフィールド上に表側表示で存在する
モンスターと戦闘を行う場合、
ダメージ計算を行わずそのモンスターを破壊する。


イリヤ「シンクロ召喚?」


クロエ「見た感じ足し算かしら。」


一成「残念だが退場してもらおう罠発動、奈落の落とし穴。」


《奈落の落とし穴/Bottomless Trap Hole》 †
通常罠(準制限カード)
相手が攻撃力1500以上のモンスターを
召喚・反転召喚・特殊召喚した時に発動できる。
その攻撃力1500以上のモンスターを破壊しゲームから除外する。

士郎「げっマジかよ……俺は二枚伏せてターンエンド。」


一成「俺のターン。」


一成「……これは勝ちルートに入ったな。」


士郎「なに?」


一成「俺は手札から大嵐を発動!」


士郎「なにっ!」


一成「二枚のカードが破壊されたことで伏せられていた二枚の黄金の邪神像の効果発動!フィールド上に邪神トークン二体を特殊召喚する!」



《黄金の邪神像/Statue of the Wicked》 †
通常罠
セットされたこのカードが破壊され墓地へ送られた時、自分フィールド上に「邪神トークン」(悪魔族・闇・星4・攻/守1000)1体を特殊召喚する。


士郎「だが風雲カラクリ城が破壊されたことで墓地からカラクリ小町弐弐四を守備表示で特殊召喚する。」


一成「なんの、邪神トークン二体をリリースし、古代の機械巨人をアドバンス召喚する!」


《古代の機械巨人/Ancient Gear Golem》 †
効果モンスター
星8/地属性/機械族/攻3000/守3000
このカードは特殊召喚できない。
このカードが守備表示モンスターを攻撃した時、このカードの攻撃力が守備表示モンスターの守備力を超えていれば、その数値だけ相手ライフに戦闘ダメージを与える。
このカードが攻撃する場合、相手はダメージステップ終了時まで魔法・罠カードを発動できない。


士郎「マジかよ……」


一成「さらに手札からフィールド魔法歯車街を発動する。」


《歯車街/Geartown》 †
フィールド魔法
「アンティーク・ギア」と名のついたモンスターを召喚する場合に
必要なリリースを1体少なくする事ができる。
このカードが破壊され墓地へ送られた時、自分の手札・デッキ・墓地から「アンティーク・ギア」と名のついたモンスター1体を選んで特殊召喚できる。


一成「出す順番を間違えたが……まぁいい、古代の機械巨人で弐弐四を攻撃だ。」


一成「守備力を引いた1100、受けてもらうぞ。」


士郎「くっ」8000→6900


一成「ターンエンドだ。」


士郎「俺のターン。」


士郎「俺は手札からカラクリ参謀弐四八を召喚し、カラクリ解体新書を発動する。」


《カラクリ参謀弐四八/Karakuri Strategist mdl 248 "Nishipachi"》 †
チューナー(効果モンスター)
星3/地属性/機械族/攻 500/守1600
このカードは攻撃可能な場合には攻撃しなければならない。
フィールド上に表側攻撃表示で存在するこのカードが攻撃対象に選択された時、このカードの表示形式を守備表示にする。
このカードが召喚・特殊召喚に成功した時、フィールド上に存在するモンスター1体の表示形式を変更する。


《カラクリ解体新書/Karakuri Anatomy》 †
永続魔法
「カラクリ」と名のついたモンスターの表示形式が変更される度に、このカードにカラクリカウンターを1つ置く(最大2つまで)。
また、フィールド上に存在するこのカードを墓地へ送る事で、このカードに乗っているカラクリカウンターの数だけ自分のデッキからカードをドローする。


士郎「そして手札から借カラクリ蔵を発動だ!」


《借カラクリ蔵/Karakuri Cash Cache》 †
通常魔法
自分フィールド上に表側表示で存在する「カラクリ」と名のついたモンスター1体を選択して発動する。
自分のデッキからレベル4以下の「カラクリ」と名のついた
モンスター1体を手札に加え、選択したモンスターの表示形式を変更する。


士郎「俺は弐四八を選択しデッキからカラクリ兵弐参六を手札に加え、弐四八を守備表示に。」


《カラクリ兵弐参六/Karakuri Soldier mdl 236 "Nisamu"》 †
効果モンスター
星4/地属性/機械族/攻1400/守 200
このカードは攻撃可能な場合には攻撃しなければならない。
フィールド上に表側攻撃表示で存在するこのカードが攻撃対象に選択された時、このカードの表示形式を守備表示にする。
このカードが戦闘によって破壊され墓地へ送られた時、自分のデッキからレベル4以下の「カラクリ」と名のついたモンスター1体を表側攻撃表示で特殊召喚する事ができる。


士郎「そして借カラクリ蔵をリリースし一枚ドロー……来た!」


士郎「手札のマシンナーズ・フォートレスの効果発動!弐参六とこのカードを墓地に送りこのカードを特殊召喚する!!」


《マシンナーズ・フォートレス/Machina Fortress》 †
効果モンスター
星7/地属性/機械族/攻2500/守1600
このカードは手札の機械族モンスターをレベルの合計が8以上になるように捨てて、手札または墓地から特殊召喚する事ができる。
このカードが戦闘によって破壊され墓地へ送られた時、相手フィールド上に存在するカード1枚を選択して破壊する。
また、自分フィールド上に表側表示で存在するこのカードが相手の効果モンスターの効果の対象になった時、相手の手札を確認して1枚捨てる。


士郎「フォートレスじゃあ古代の機械巨人は突破できないからこれでターンエンド。」

イリヤ「途中から何を言ってるのかわからなくなってきたよ……」


クロエ「分かるのは気づいたら強そうなのがポンポン出てきたってことかしら。」


士郎「うーん、でも最近の環境ならもっと回るからなー」


一成「ソリティアと揶揄されるほどだからな。」


イリヤ「ソリティアってあの?」


士郎「ああ、ただカードを引いて出して重ねて引いて戻して出して……」


イリヤ「よ、よく分からないけど凄いってことは分かったよ。」


一成「とにかく、俺のターンだ。」


一成「俺は手札から……」


士郎「イリヤ、暇だったらそこのストレージでも見てたらどうだ?」


イリヤ「カ、カードがたくさん……」


クロエ「明らかに百枚以上ある……千枚あるんじゃない?」


士郎「もし遊戯王に興味があるなら教えるけど好きなカードを見つける、ってだけでも楽しいからな。」


士郎「良ければそこで探してみたらどうだ?」


一成「古代の機械巨人で弐四八を攻撃だ。」


士郎「なんでさ」


一成「これが決闘だ。」

イリヤ「ちょっと見てみる?」


クロエ「いいよ、面白そうだし。」


イリヤ「とりあえず適当に一枚抜いて……」


ネクロフェイス


イリヤ「ヒッ!?」


クロエ「いきなり当たり引いてるわねイリヤ、さて私は何を……」


N・アクア・ドルフィン


クロエ「………。」


イリヤ「なにそのイルカ頭のマッチョ。」


クロエ「私に言われても……」


イリヤ「もうちょっと可愛いのを探そうよ!」

イリヤ「あ、これ……」


ブラック・マジシャン・ガール


イリヤ「これ可愛いかも……」


クロエ「あんた本当魔法少女好きねぇ……あ、これいいかも。」


六武衆?ヤイチ


イリヤ「弓使いだけに?」


クロエ「弓使いだけに。」



イリヤ「あ、宿題しないと!」


クロエ「じゃあねお兄ちゃん。」


一成「古代の機械究極巨人でトドメだ。」


士郎「魔法の筒」


一成「ガッデム!!」


士郎「おい仏教徒。」









凛「なによこれ……!」


ルヴィア「あり得ませんわ、こんなこと。」


凛「冬木全体に何かの反応がある……」


ルヴィア「この波長、どこかで見たことが……言うまでもありませんわね。」


凛「クラスカード……」

ちなみに時系列的には八枚目のちょっと前あたりです







イリヤ「やっと宿題終わったー…」


クロエ「疲れたー……」


ルビー「イーリーヤーさーん!」


イリヤ「わぁ!ルビーどうしたの?」


ルビー「いやですねぇ、凛さんがイリヤさん達を呼んで来いと脅してきまして、全く人使いの荒い元マスターですねぇ…やっぱり私のマスターは天上天下イリヤさんだけですYO!」


イリヤ「凛さんが?なんだろう……」


ルビー「わー見事にスルーされましたねー」


クロエ「イリヤさん達ってことは私もなのね、まぁ行ってみましょ。」


古代の機械究極巨人に魔法の筒使えないし


実は直前に士郎君が禁じられた聖杯使ってたってことで、Fateだけに

イリヤ「こんにちはー…」


凛「来たわね。」


ルヴィア「少し重大な話がありますわ。」









美遊「一体なんなんだろう。」


イリヤ「ミユも呼ばれてたんだ、やっぱり。」


凛「さて……単刀直入に言うわ。」


凛「この冬木に詳細不明の何かが出現したわ。」


美遊「詳細不明……?」


ルヴィア「クラスカードをすべて回収し、私達は地脈の乱れを元に戻すべく動いていましたが……」


ルヴィア「そこで地脈に強大な反応を示す何かを観測しましたわ。」


クロエ「何か?」


凛「いくら調べても詳細不明、ただ分かっているのは……」






凛「それがクラスカードと非常に似た反応を示している、ということよ。」


美遊「!」


凛「クラスカードは七枚、でも新たに見つかった反応は四つ。」


凛「三角形の形で冬木の隅に三つ、そしてその中央に一つ」


イリヤ「つまり……」


ルヴィア「ええ、今晩それを調査しに参りますわ。」


ルヴィア「最悪の場合、英霊とまた刃を交える可能性もあるため油断は禁物ですわ。」




凛「じゃあ……行くわよ。」


イリヤ「は、はい!」


境界面移動中


イリヤ「着いた……ってなにこれ!?」


美遊「風景が全く違う……冬木じゃない!?」


凛「これは……歯車の街?」


ルヴィア「どういうことですの!?」


クロエ「あれ、これって……」


ガヂャン


?「グルルルル……」


イリヤ「み、みんな!あそこ!!」


凛「なによあれ、機械じかけの獣?」


?「ゴァァ!!」


ルヴィア「どうやら有効的な存在ではないようですわね!!」


クロエ「これ、まさか……いや、まさか……」


イリヤ「なにやってんのクロよけて!!」

クロエ「え?あー、アリガト。」


イリヤ「どうしたの?クロ。」


クロエ「ねぇイリヤ、この街の風景どこかで見なかった?」


イリヤ「え?」


クロエ「正確には今日の学校から帰ったあと。」


イリヤ「え?うーん……」





一成『さらに手札からフィールド魔法歯車街を発動する。』






イリヤ「あああ!お兄ちゃん達がやってたカードゲーム!!」


クロエ「そう、確か遊戯王の……ギアタウンだったかしら、あの獣も古代の機械巨人と関連がありそうな見た目だし」


イリヤ「でもなんでカードゲームが……?」


クロエ「それよりも……確か私の記憶が正しかったら古代の機械ってついたやつってほとんど……」






クロエ「魔法を無効にしてなかった?」

ルヴィア「ガラクタになりなさい!」


凛「吹っ飛べ!」


ヒュンヒュン!


カキンッ


?「グルルルル……!」


凛「嘘ぉ!」


ルヴィア「効果なし!?」


古代の機械獣「グルルァァァァ!!」


美遊「シュート!」


パシュン!


古代の機械獣「グァウ!!」


美遊「効果なし……」


凛「一旦引くわよ!」


ガギャン


カキ、カチカチカチカチ、ギギギギゴゴゴゴゴゴ……!


イリヤ「歯車街が動き出した……!?」


古代の機械獣「ゴ、ガガガ!?」


ガシャンッ!ガチン、ガシャ、カカカカキカキカキカキ……!!


クロエ「このデカイのも見覚えが……!」


古代の機械巨人「ゴゴゴゴゴ……」


凛「なんなのよこれ!巨人!?」


ルヴィア「ガンドもカレイドステッキも効果なし……どう倒せと言うのですの!?」


イリヤ「と、とりあえず逃げましょう!」


古代の機械巨人「」パーンチ


美遊「物理障壁最大展か」


バキッ!


美遊「っ!?」


イリヤ「ミユ危ない!!」


ヒュンッ!ガィン!!


古代の機械巨人「ゴゴゴゴゴ……」


クロエ「イリヤ、クラスカード!微弱だけどダメージは与えられる!!」


イリヤ「わ、わかった!」


イリヤ「えと、あの巨人に有効なクラスカード……バーサーカー!」


イリヤ「よし、クラスカード限定展(インクルー……」


ブラック・マジシャン・ガール


イリヤ「あれこれ違う!?」

古代の機械巨人「ゴゴゴゴゴ…!」


イリヤ「あ、これ死ん」


ルビー「デュエッ!!」


イリヤ「え?」


カッ!!


BMG「はぁっ!!」


イリヤ「ええええええええええ!!?」

タイガーはトラゴン使うんだろうな虎だけに。
一つ質問なのですが、遊戯王のアニメはこの世界にあるんでしょうか?

イリヤ「カードから出てきたー!?」


古代の機械巨人「ゴゴゴゴゴ……!」


BMG「くぅ……!」


美遊「イリヤ早く!あの魔法使い、持ちこたえられない!」


イリヤ「え、でも、見捨てるなんて……」


BMG「きゃぁあ!!」


ドカァァン!!


凛「イリヤ!」











?「手札から速攻のかかしを発動する!」


イリヤ「な、なにこれ……」


速攻のかかし「……。」


イリヤ「か、かかし?」


美遊「イリヤ、ジャンプするから早く!」


イリヤ「あ、う、うん!」









?「どうやら無事だったみたいだ。」


?「彼女達ならこの異変を何とかしてくれるかもしれない。」


?「次はちゃんと話せればいいけど。」

>>43

OCGだけってことで。
アニメキャラの台詞とか出るかもですけど気にしないでください。


デュ、デュローレン(小声)




凛「な、なんだったのよ一体……」


ルヴィア「どうやら、私達だけでは手に負えない案件のようですわね。」


凛「それよりも……イリヤ、クロエ、あんた達何か知ってる様子だったけど、話してもらえるかしら?」


イリヤ「えー……実は……」












凛「カードゲームぅ?」


美遊「じゃあイリヤが呼び出したあの魔法使いも……?」


イリヤ「うん、お兄ちゃんのストレージから持ってきちゃったみたいなんだけど……」


ルヴィア「カレイドステッキにカードゲームのカードを実体化させる機能なんてありましたの?」


サファイア「そのような機能は搭載していないはずですが……」


ルビー「どうもあの場所は何らかの力が干渉しているようでクラスカードを使う要領で遊戯王カードを実体化できるみたいですねぇ。」


凛「何らかの力、ねぇ……」


クロエ「さっきから誰も指摘しなかったから私も何も言わなかったけどさ……」




クロエ「何でルビーが変形してるの?」


ルビー「ふふん、今の私はカレイドルビー・デュエルディスクなんですよぉ!!」


イリヤ「腕に装着されてて凄く邪魔なんだけど……」

デュローレンって誰だ


ドゥローレンが正解だよねお恥ずかしい

凛「とにかく、今日はここまでね。」


凛「クロエの攻撃があまり効果なかったことからクラスカードよりも遊戯王カードを集めるべきね……三日後にもう1度アタックをかけるわ。」


凛「イリヤ、美遊、あなた達はそれまでにルールを覚えて出来ればカードを集めておきなさい。」


凛「あの巨人相手にルールありきの戦闘ができるかは疑問だけど覚えておいて損はないはず。」


ルヴィア「では本日はこれにて解散、ですわ。」

イリヤ「遊戯王かぁ……どうしよう。」


クロエ「どうしようって言っても私達の近くには遊戯王に詳しくてカードいっぱい持ってる人がいるじゃないの。」


イリヤ「あ、そうか。」









士郎「遊戯王を始めたい?」


イリヤ「うん、最近クラスで流行ってるから。」


士郎「いいぞ、どうせ暇だったし。」


士郎「じゃあ基本的なルールから教えればいいかな?」


イリヤ「うん。」

士郎「まずはこれがモンスターカード、召喚して戦ってくれるカードだ。」


士郎「モンスターカードには大きく分けて二種類あってこの肌色のカードが通常モンスター、カードの色からバニラって呼ばれてる。」


・ギゴバイト


士郎「で、こっちが効果モンスター、何らかの能力を持ったカードだ。」


・カゲトカゲ


士郎「本当はデュアルとかスピリットとか色々あるけど今はいいか、次は特殊な方法で召喚するモンスター達だ。」


イリヤ「特殊な?」


士郎「あぁ、このモンスター達は普通のデッキじゃなくてエクストラデッキっていう別のデッキに入るんだ。」

このまま説明フェイズ続ける?
それともデッキメイクフェイズに移行する?

士郎「……と、まぁ大まかなルールはこんな感じだ。」


イリヤ「うぇぇ……覚えるルールが多すぎだよ……」


クロエ「そろそろデッキを作りたいなー」


士郎「ん?じゃあ俺のストレージ使っていいから作ってみたらどうだ?」


白黒「はーい。」








イリヤ「できた?」


クロエ「大体ね。」


士郎「じゃあできたら二人で戦ってみたらどうだ?間違ってるところがあったら指摘するから。」

クロエ「じゃあ私が先攻を貰うわね。」


クロエ「私のターン、ドロー。」


クロエ「私は手札から一時休戦を発動、互いに1ドローし次のターンまで互いへとダメージを0にするわ。」


《一時休戦/One Day of Peace》 †
通常魔法(制限カード)
お互いに自分のデッキからカードを1枚ドローする。
次の相手ターン終了時まで、お互いが受ける全てのダメージは0になる。


クロエ「ターンエンドよ。」


イリヤ「えっ、何もしないの?」


クロエ「うん、何か?」


イリヤ「ならいいけど……私のターン!」


イリヤ「私は、召喚僧サモンプリーストを召喚するよ!」


《召喚僧サモンプリースト/Summoner Monk》 †
効果モンスター(準制限カード)
星4/闇属性/魔法使い族/攻 800/守1600
このカードはリリースできない。
このカードは召喚・反転召喚に成功した時、守備表示になる。
1ターンに1度、手札から魔法カード1枚を捨てる事で、デッキからレベル4モンスター1体を特殊召喚する。
この効果で特殊召喚したモンスターは、そのターン攻撃できない。


イリヤ「私は手札からワンダーワンドを墓地に送り……デッキからガガガマジシャンを特殊召喚!」


《ガガガマジシャン/Gagaga Magician》 †
効果モンスター
星4/闇属性/魔法使い族/攻1500/守1000
1ターンに1度、自分のメインフェイズ時に1から8までの任意のレベルを宣言して発動できる。
エンドフェイズ時まで、このカードのレベルは宣言したレベルになる。
「ガガガマジシャン」は自分フィールド上に1体しか表側表示で存在できない。
このカードはシンクロ素材にできない。


イリヤ「そして私は手札から二重召喚を発動!私はもう1度召喚することができる!」


《二重召喚/Double Summon》 †
通常魔法
このターン自分は通常召喚を2回まで行う事ができる。


「私は召喚僧サモンプリーストをリリースしてブリザード・プリンセスをアドバンス召喚!」


《ブリザード・プリンセス/Blizzard Princess》 †
効果モンスター
星8/水属性/魔法使い族/攻2800/守2100
このカードは魔法使い族モンスター1体をリリースして
表側攻撃表示でアドバンス召喚する事ができる。
このカードが召喚に成功したターン、相手は魔法・罠カードを発動する事ができない。

イリヤ「バトル!ブリザード・プリンセスとガガガマジシャンで攻撃!」


クロエ「イリヤ、一時休戦を忘れたの?」


イリヤ「あっ………私はカードを一枚伏せてターンエンド。」


クロエ「私のターン。」


クロエ「ぶっちゃけ私はデッキを作ったとしてそこまで重要じゃないから……面白ければそれでいいのよねー」


クロエ「というわけでー」






クロエ「手札から名推理発動!!」


《名推理めいすいり/Reasoning》 †
通常魔法
相手プレイヤーはモンスターのレベルを宣言する。
通常召喚可能なモンスターが出るまで自分のデッキからカードをめくる。
出たモンスターが宣言されたレベルと同じ場合、めくったカードを全て墓地へ送る。
違う場合、出たモンスターを特殊召喚し、それ以外のめくったカードは全て墓地へ送る。

召喚僧ってリリースできるの?

>>61


うわぁぁぁぁぁリリースしたのはガガガマジシャンでぇぇぇぇ

イリヤ「えと、レベルを宣言……」


イリヤ(クロのことだから強力なモンスターを召喚したいはず……だから……)


イリヤ「9で!」


クロエ「そう……1枚目、ネオスワイズマン!」


クロエ「2枚目、ゲートガーディアン!」


イリヤ「ゲートガーディアン!?」


イリヤ「一体なにデッキなの!?」


クロエ「3枚目、究極封印神エクゾディオス……」






クロエ「49枚目、カオス・ネクロマンサー……割と思い通りに進んだわね。」


クロエ「イリヤが選択したレベルではないためカオス・ネクロマンサーを特殊召喚するわ!」


クロエ「カオス・ネクロマンサーの効果発動、カオス・ネクロマンサーは墓地のモンスターの数×300ポイントアップするわ!」


イリヤ「はぁぁぁ!?」


クロエ「墓地に送ったモンスターの数は48枚……攻撃力14400!」


イリヤ「」


クロエ「さーて……やっちまいましょーか?」


クロエ「カオス・ネクロマンサーでブリザード・プリンセスを攻撃!」


イリヤ「私の負け……」


イリヤ「だと思ったでしょ。」


クロエ「え」


イリヤ「罠カード……魔法の筒!!」


《魔法の筒/Magic Cylinder》 †
通常罠
相手モンスターの攻撃宣言時に発動できる。
攻撃モンスター1体の攻撃を無効にし、
そのモンスターの攻撃力分のダメージを相手ライフに与える。


イリヤ「伏せててよかった!ホント!!」


クロエ「あー……なんかデジャヴ……」
8000→0


士郎「クロエのコンボも良かったけどギャンブル性が高かったからなぁ、そういうファンデッキは勝ちよりもコンボの達成が目的だからそれでいいのかもしれないけど残念だったな。」

士郎「イリヤのデッキはもう少し汎用カードを入れないとな、今回は魔法の筒がうまく成功したから良かったけど今の環境だと簡単にサイクロンで割られて……破壊されるってことな?だから手札から発動できるカードとかも入れとかないと。」


イリヤ「例えばどんなのがあるの?」


士郎「エフェクト・ヴェーラーってカードが一番有名かな、でも出すタイミングは初心者はよく勘違いするけど……バトルフェイズには出せない。」


イリヤ「??」


士郎「まぁおいおい覚えていけばいいさ。」

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