苗木「据え膳だと思ったら違ったらしい」 (2)

舞園「男女が同じ部屋でだなんて……」
苗木「あ、いやそういうつもりは!」

苗木(待てよ)

苗木(舞園さんの頬が赤い、目も潤んでいて)

苗木(ちょっと、エロい表情な気がする)

苗木(これは、もしかしてそういうことなんだろうか)

苗木(助手、思い出、DVD、ボクの台詞で抱き着いてきた舞園さん)

苗木(そうか、わかったぞ!)

苗木「……舞園さん、今は男女二人なんだよね」

ぎゅっ

舞園「な、苗木君?」

苗木「ベッドに、行こうか」

ぐいっ

舞園「苗木君……その……えっと……」

苗木「ベッドに寝かせるよ」

舞園「あ……」

桑田「へへへ、舞園ちゃんからこんな時間に呼ばれるなんて、へへへ」

桑田「苗木の野郎が良い雰囲気作ってやがったけど、やっぱあんなチビよりぜってーオレっしょ!」

桑田「まっいぞっのちゃあああああん!」

ガチャガチャ

桑田「あれ?」

ピンポーン

桑田「舞園ちゃーん、桑田怜恩きゅんが来ましたよー? 舞園ちゃーん?」

ガチャガチャ

ガチャガチャ

ガチャガチャ

桑田「……あぽ?」

桑田「ま、まあトイレかもしれないししばらくここで待つか!」

桑田「……」

桑田「……」

桑田「ぐぅぐぅ……」

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