姉「お願い、分けて欲しい」妹「へ?なにを?」 (49)

~妹の部屋~

姉「おっぱい」

妹「きゅ、急にどうしたの?お姉ちゃん、なんか変だよ」

姉「……振られた」

妹「振られたって、彼氏に?」

姉「うん、つい3時間程前…彼のベッドで」

妹「えーっと、要するにセックスする直前に振られちゃったって事だよね?」

姉「……俺は爆乳が好きなんだ、巨乳じゃなくて爆乳が好きなんだって」

姉「私、バスト74しかない…」

妹「だから私のを分けて欲しいと」

姉「巨乳になりたい」

妹「うん、お姉ちゃんがそういうなら私の分けてあげるね!」

姉「……」

妹「……って、言うと思ったの?そもそも胸なんて分ける事じたい不可能なんだよ?」

姉「そんな…」

妹「常識的に考えてそうでしょうが…ほら、これ上げるから」

姉「これは……精子?」

妹「牛乳だから、白かったら精子とか頭おかしいから」

姉「牛乳…」

妹「よく言うじゃん、牛乳は胸を大きくするとかなんとか。きっと大丈夫だよ、だから今日は牛乳飲んで寝たら?」

姉「うん、ありがとう」バタン

妹「……はぁ、やっと行ったか。馬鹿な姉で助かった」

妹「けど、確かに分けれるならお姉ちゃんに分けてあげたいなぁ。肩こるしうっとおしいんだもん」

妹「この前下着屋で測ったら89だったからなぁ、殴れば凹むかな」

~翌日~

妹「ふわぁあ、おはようお姉ちゃん」

姉「……」

妹「ぶっ!?な、なんで裸なの?!」

姉「騙された」

妹「いや、な、なにが?……あっ(スケールが足の近くに…まさか)」

姉「何一つ変わらなかった…膨らまなかった」

妹「あのさ…コップ一杯の牛乳飲んだ位で胸が大きくなるなら小学生とかヤバい事になってるってば」

姉「せめて80は欲しい…」

妹「で?彼氏さんはそれで許してくれるって?」

姉「彼とはお終い。新たな出会いを求めようと思ってる」

妹「ふ~ん、頑張ってね」

姉「待って」

妹「な、なに?私、これから仕事なんだけど」

姉「私と仕事、どっちが大事?」

妹「仕事」

姉「酷い…」

妹「当たり前じゃん、それに、私が働かないとこの家追い出されちゃうでしょうが」

姉「ニート万歳」

妹「毎回毎回尽くしてくれる彼氏を手に入れれて羨ましいでござんすね、じゃあいってきます」

姉「待って」

妹「はぁ……もう、なに?」

姉「3000円、置いてって」

妹「……」

~公園~

姉「……」シュボッ

姉「働かずに吸うタバコは格別…」

姉「朝から公園で人間観察、至福の一時」

姉「……?」

小学生「……」ペタペタ

姉「目の前で小学生が砂場で遊んでる……不登校、問題児」

姉「ここはニートを代表して説教するべき」ムクッ

姉「……あの」

小学生「?」クルッ

姉「!!!(きょ、巨乳小学生…凄い、初めて見た)」

小学生「あの、お姉ちゃん、なんですか?」

姉「あっ、あっ…(小学生に負けた…ショック)」

小学生「??」

姉「……大きい」

小学生「えっ…」

姉「おっぱい、凄い」

小学生「……ひっく、うっぅ…」

姉「?どうして泣いてるの」

小学生「私…皆から胸でからかわれてて…毎日毎日虐められてるの…」

姉「奇遇」

小学生「え?」

姉「私も胸でよくからかわれる……まな板と馬鹿にされる」

小学生「まな板…?」

姉「教えて欲しい。そこまで大きくなった理由を」

小学生「……パパ」

姉「パパパパ?」

小学生「パパによく揉まれてるから…小学校に入る前は毎日…だからパパのせいなの」

姉「揉まれてたから…?」

小学生「うん……だからパパのこと、嫌いだもん」

姉「揉まれたら大きくなる…良い事を聞いた」

姉「これ、あげる」

小学生「?なにこれ」

姉「タバコ、体に良いから吸うといい。おっぱいも小さくなる」

小学生「本当!?ありがとうお姉ちゃん!」

姉「お礼を言うのは私…ありがとう」スタスタ

~漫画喫茶~

姉「個室を借りた。これで大丈夫」スルスル

姉「……まな板ともこれでおさらば」ペタペタ

姉「……」ペタペタ

姉「どうしよう、凄くシュール」 ペタペタ

姉「自分の胸を揉む……虚しい」ペタペタ

姉「乳首が勃起してきた…悲しい」ペタペタ

姉「これで大きくならなかったら……あの子をどうにかしてしまいそう」ペタペタ

ペタペタペタペタペタペタペタペタ

…………
………
……

~駐車場~

妹「……」

姉「助けてくれてありがとう」

妹「朝から夕方までずっと漫画喫茶で自分の胸を揉んでたと」

姉「うん」

妹「お腹が空いたからお昼を食べました。喉が乾いたのでドリンクバーを頼みました」

姉「延滞料が払えなくなった」

妹「……ごめんねお姉ちゃん、豆腐メンタルなお姉ちゃんに言っちゃ可哀想かもしれないけどさ」

妹「死ね」

姉「酷すぎる…」

妹「酷すぎるじゃないでしょもう!理由が理由だよ!仕事終わりで疲れてる時になんなの全く!」

姉「泣きそう…」

妹「勝手に泣きなよ馬鹿!」

~妹の部屋~

姉「臭い…」

妹「人の部屋の匂いに文句言わないで、私はお姉ちゃんと違っていろいろと気を使ってるだけなんです」

姉「香水、嫌い」

妹「はぁ…なんでニートで人間のゴミカスみたいなお姉ちゃんにああいう男が寄ってくるかわかんないよ」

姉「?どういう、意味?」

妹「ん?あぁ、今日ね、お姉ちゃんの彼氏さんの相手したの」

姉「……」

妹「あの人、すっごい優しくてかっこよかったんだけどさ?テクがね…なんかさ、ただ自分が気持ちよく慣れればそれで良いみたいなスタンスだったし」

姉「泣きそう…」ウルウル

妹「知らないよ。向こうが私を指名してくれたんだからさ。また今度オフの日に会おうねって別料金で3万貰っちゃった」

姉「返して」

妹「や、やだよ…」

姉「泥棒猫」

妹「いや、悪いのは全体的に向こうだと思うんだけど」

姉「……私のお金」

妹「いや、彼氏さんのお金でしょ…元彼だけどさ今は」

姉「彼、なんて言ってた…?」

妹「い、言って良いの?多分お姉ちゃん、ないちゃうよ?」

姉「大丈夫。私は強いから」

妹「……妹ちゃんのおっぱいはすごいね。本当に姉妹なのかな?揉みごこちと言い大きさといい月とスッポンだよ」

妹「付き合う相手を間違ったよ。僕が見つけなきゃいけなかったのは姉じゃなくて君だったんだ……終わり」

姉「ぁっぁっぁっ」ダバー

妹「もう、だから泣くよって聞いたのにさぁ…はい、ハンカチ」

姉「ぁぁ…あっぁっあ"っぁ"」

妹「鼻水垂らしながら泣くのはやめてよ気持ち悪い」

姉「ワンピース泣き」

妹「はぁ……良いから、床、拭いてよ」

姉「もう恋なんてしない」

妹「まぁまぁ、お姉ちゃんってさ?すっぴんでもその可愛さなんだから男なんて腐る程寄ってくるでしょ」

姉「……うん」

妹「くっ、な、なんかムカつく」

姉「けど、もう恋はしない…」

妹「まぁ付き合う彼氏が毎回尽くしてくれる系なんだからさ、またすぐ恋するでしょ」

姉「もうまな板と馬鹿にされるのは嫌…」

妹「それは絶対お姉ちゃんが悪いよ、だってさ?」

妹「毎回毎回パッド敷き詰めていざセックスって時に実は貧乳でしたなんてさ、そりぁあ彼氏も怒るし冷めるよ」

姉「……」

姉「私に必要なのは胸だけ」

姉「……あとお金」

妹「お金が欲しいなら働いてよ」

姉「縛られるのは嫌。働かずに遊びたい、働かずにご飯が食べたい」

妹「屑過ぎて何も言えないよ…」

姉「……あっ」

妹「どうしたの?また世からぬことでも思いついたの?」

姉「簡単だった」

姉「貧乳好きの男を捕まえれば良い」

妹「……それだけ?」

姉「あと、毎日私におこずかいをくれる人」

妹「もう、何も言いたくない…」

姉「私の短所を長所にする」

妹「と、言うと?」

姉「限界まで削ぎ落とされたボディ、キュッキュッキュッの絶望的なこのボディ」

妹「私はボンッキュッボンだけどねぇ~。おかげさまで客付きは良いよ」

姉「ついでにこの低身長。141しかない体を武器にする」

妹「お姉ちゃんちっちゃいもんねぇ、旗から見たら小学生か中学生にしか見えないもん」

姉「そう、私は小学生…」

妹「……なに考えてんの?」

姉「形から入る」バタン

妹「あっ!ちょっとお姉ちゃん?!」

~姉の部屋~

姉「……どう?」

妹「いや、どうって言われても…」

妹「なんでランドセル背負ってるの?なんで安全帽被ってるの?」

姉「我が名は小学生」

妹「……」

姉「世の中にはロリコーンと呼ばれる人種が居る」

妹「ロリコンね、ポップコーンみたいな言い方はやめて」

姉「そして私は23歳。合法ロリ」

妹「……」

姉「さっそく散歩してくる」

妹「!だ、ダメだってば!こんな夜遅くにそのかっこで歩いてたらヤバイから!!」

姉「どうして?」

妹「いいから今日はもう寝ろ!」

~翌朝~

姉「似合う?」

妹「……」

姉「無視……酷い」ウルルン

妹「ゔぅ、なんか本当に小学生を虐めてる錯覚に陥りそうになるからやめて」

姉「似合う?」

妹「……あのさ、一ついうけど」

妹「そんな無愛想な喋り方の小学生は居ないからね?ほら、だからコスプレごっこはやめにしなさい」

姉「……やだー!」

妹「?!」

姉「お散歩するー!」

妹「お、お姉ちゃん…?」

姉「……ごめん、無理矢理喋り方を変えたけど無理そう」

~公園~

姉「……」シュボッ

姉「結局この服のまま外に出てしまった……タバコ、美味しい」

小学生「あっ!お姉ちゃんだ」

姉「巨乳小学生、再臨」

小学生「あれ?なんでそんな格好してるの?」バルルン

姉「……挫けそう」

小学生「??」

姉「なんでもない……吸う?」

小学生「良いの?」

姉「まだたくさん有る」

小学生「じゃあ吸うー!」

姉「可愛い」

~交番~

姉「……」

妹「あのさ、いい加減にしてくれないかな」

姉「大丈夫。渡す所を見られただけ」

妹「すみません、本当にすみませんでした」

警察「あのね、犯罪なんだよ?それにこの子、小学生なのにどうしてタバコなんて持ってるの?君、この子のお姉ちゃんなんだろ?」

妹「すみませんすみませんすみません」

姉「ばぶー」

妹「くっ……(絶対殺す、帰ったら殺す)」

~駐車場~

妹「はぁ……それじゃあ私、仕事に戻るからね」

姉「頑張って」

妹「……そのコスプレで外を出歩かないでね」

姉「小学生だから難しい事は分からない」

妹「本当にやめて…おっぱいなら私がどうにかして大きくするから…本当にお願い」

姉「そこまで言うなら…」

妹「……絶対だよ?」

姉「うん、約束する」

妹「……じゃあね」

ブロロロロ

姉「………さてと」

姉「散歩、再開」

~繁華街~

姉「周りの目が痛い…」スタスタ

姉「安全帽はまだしも、ランドセルはやり過ぎた……」

姉「けど、諦めない」

姉「お金持ちのロリコーンを手に入れるまでは諦めない…」

姉「働くのは死んでも嫌。だから早く捕まえないと」

キモヲタ「ふひっ?!」

姉「……ブサイク」

キモヲタ「君、小学生なのにどうしてこんな時間に?」

姉「……(なりふりかまってられない。早く楽になりたい)」

姉「あなたに会いにきた」

キモヲタ「ぶぶぶひぃぃいぃい!!」

~ラブホ~

姉「まずい事になったのかもしれない…」

姉「幸い、お風呂に入れて貰ってる」

姉「……小学生だから処女は当たり前」

姉「初めてのセックスがあんな顔の人……笑えない」

姉「……110番」ポチポチ

『はい、亀有公園前派出所ですが』

姉「助けて、レイプされる」

~ラブホ前~

キモヲタ「ふっひいぃぃいぃい!!」

警察「こい!このロリコンが!」

キモヲタ「だって!向こうが誘ってき

警察「黙れ!」

キモヲタ「ふっひいぃぃいぃい!」

婦警「大丈夫?」

姉「問題ない」

婦警「そう?お家は?」

姉「アパート」

婦警「……お父さんかお母さんは?電話番号はわかる?」

姉「居ない…」

婦警「ご、ごめんなさい…」

姉「ありがとうございました。それじゃあ」タッタッタ

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