最愛「だ、ダメです浜面・・・・・・ん・・・浜面ぁ・・・」(612)

IDてすと

絹旗「やっと私のスレですね、超待ちわびました」

浜面「……絹旗なんて需要あんのか?そんなのより滝壺をだな」

絹旗「それは超侮辱ですか侮辱ですね超お仕置きタイムですよ浜面」

浜面「や、やめ、お前がやるとシャレにならん」

ンギャー



保守

最愛じゃなくて絹旗っていつも打つから若干違和感があった

>>9
絹旗「冗談ですよ。浜面は私達にとって大切なパシリですからね、簡単に壊しませんよ」

浜面「んな理由で大切にされても嬉しくねーよ!つか俺の存在理由それだけっ?」

絹旗「いいじゃないですか、誰かに必要とされてるなんて超うらやましいですよ」

浜面「はぁ?大能力者さんが無能力者に何言ってんだか」

絹旗「滝壺さんならともかく私みたいなのはいくらでも換えが効くんですよ…文字通り私が死んでも(ryってやつです」



保守

絹旗「だ、ダメです浜面・・・・・・ん・・・浜面ぁ・・・」

浜面の舌が敏感なソコをザラリと撫でる

両手は浜面の頭に置かれている

絹旗「た、滝壺さんに・・・・・・んっ・・・」

浜面は答えない。ただ一心に絹旗を舐る


こうですか

絹旗「夢…ですか…」

ベットから身を起こす。下着がじっとり濡れていて気持ち悪い

絹旗「はぁ・・・超なんなんですかこの夢は」

ファミレス

麦野「女の子に送ってもらって嬉しいプレゼントって何?はい浜面君!」

浜面「えっ?…私を食べてとか?」

麦野「………」

フレンダ「結局、その発想がキモいんだけど」

絹旗「キモいっていっても超種類があるんですけど浜面のは最悪のキモさですね」

滝壺「大丈夫だよ、はまづら。私はそんなキモいと呼ばれ続けるはなづらを応援してる」

浜面ががっくりと膝をつく。相変わらず扱いは変わらない


こうですか

超期待してる

麦野「私を食べて、か……」

フレンダ「麦野落ち着いて、結局浜面がレアケースなだけだから!上条って奴がどんなのか知らないけど普通にやったらドン引き間違いなしだよ!」

そう、現在麦野は上条当麻という男性にゾッコンである。そのお陰で今があるのだけれど

話は10月9日にさかのぼる

フレンダ「やっばー……結局ダークマターに脅されて思いっきり喋っちゃったけど麦野に知れたら殺されるなぁ…」

麦野「フレンダこんなとこでなにしてんの」

フレンダは背後から聞こえた声にビクッっと肩を揺らす

フレンダ「む、麦野…」

麦野「うん、で・・・…こんなとこでなにしてんの?」

フレンダ「い、いやーその」

麦野「なんでアイツがウチらの隠れ家知ってるのか疑問だったけどそういうことね」

フレンダ「いや、麦野、それはちがくて」

麦野「まあいいわ」

フレンダ「は?」

麦野「とりあえず手を引こう。死んだら元も子も無いしね」

フレンダ「……結局それはどういう?」

麦野「ダークマターも話が分からない奴じゃないだろうしとりあえず手を引くことを伝えて見逃してもらおうっていうの」

フレンダ「マジで?」


垣根「さて、どうするか」

麦野「やっほー、ダークマター」

垣根「あ?」

麦野「さっくり用件から言うけど……アイテムはもう手を引くから見逃してくんない?」

垣根「それは本気で言ってんのか?」

麦野「本気も本気よ、フレンダも見逃してくれたみたいだし。あと四人くらいどうってことないでしょ」

垣根「………」

麦野「まあぶっちゃけこれはウチの仕事じゃなかったしね、どうでもいいっかなーてさ」

垣根「……いいだろう。ただし、もし追ってきたらテメエら全員ブチ殺す」

麦野「わー、ありがと」


こんな感じで現在のアイテムが出来上がった

ちなみに滝壺さんはこれ以上能力を使用すると死んじゃうそうなのでアイテムに一応所属はしていますが空気要員です

麦野「だから代えをよこせって言ってんのよ」

『こいつときたら!あの能力はレアいから簡単に補充できるようなものじゃないのよー!』

麦野「一発しか撃てない拳銃なんてなんの意味も無いでしょうが」

『最後まで使ってから言えって言ってんのよ!』

麦野「最後の一発で暴発したらどうすんのよ。頭悪いんじゃないの」

『こいつときたらー!とにかく使い切ってから言え!』

麦野「だから使えないって言ってんでしょうが!」

こんな感じのやりとりの末に滝壺さんの代わりの要員補充待ちです


浜面「おい絹旗顔色悪いぞ大丈夫か?」

絹旗「うるさいですね女の子には体調が優れない日もあるんですよやっぱり浜面は超浜面という評価ですね」

浜面「す、すまん……まさか生理だとは思わなくてだな」

絹旗「浜面超殺す!」

ベットに寝転がり携帯を開く

そこには(ぼこぼこにされた)浜面の写真があった。昼間に敗者には超お似合いの負け犬のポーズですね、と誤魔化して撮ってきたものだ

絹旗「浜面………」

ため息をつく、いつからだろうか。こんな気持ちを浜面に抱くようになったのは






あとは任せた

結局フレンダは生きてるのか
保守

まだあったのか

スッ……

絹旗「ん………は……んん………あ…あ…あっ」クチュクチュ

絹旗「んっ……浜面ぁ……あっ…あぁあ!」クチュクチュクチュ

絹旗「浜面ぁ………大好きぃ……浜面ぁ…あっあっ!」 クチュクチュ

絹旗「あ、ああ、あ……あ……!」 ビクッ

絹旗「あっ……んっ!あっああああああああ!!!!!!」ビクビクプッシャー!

絹旗「~~~っ!!」ビクッビクビクッ



俺にはこれが限界だ

・・・ふぅ




ところで何故麦のんは上条さんに惚れてるんだ
前にあった麦のんスレの設定を引き継いでるのか?

さいあいとしあげって呼び合うのか
なんか人の名前じゃないみたいだな

>>42
それは言ったら駄目

>>41
矛盾無く絹旗と浜面絡ませてアイテム生存させるなら俺が今書き溜めしてるSSの設定でいいやって思った
でも俺アニメイト行ってこないと死んじゃうから行って来る

超保守します

とある漢方の絶倫媚薬
RAILGUN×RAILGUN
ごきげんようお姉様!
超電磁砲によろしく
とあるミサカの超毒電波
けいおん!3巻
バカとテストと召喚獣1巻

ふぅ

誰かと思ったら絹旗のAAだったのか

絹旗「浜面……」

カチカチと写真を表示させたり消したりを無意味に繰り返す。突然着信

浜面「ん?ああ繋がった、絹旗か?」

心臓が別の生き物みたいに飛び跳ねる

絹旗「こんな真夜中に乙女にいきなり電話をかけるとか超非常識ですね。一体何の用ですか」

平静を装いつつ答える。ベットの上だからだろうか、体が熱い気がする

浜面「いや、滝壺のお見舞いどうするのかってさ」

絹旗「ああ、そのことですか」

肩で携帯電話を支えて手を下におろす………そこで正気に返る

絹旗「超なにやってるんですか!」

浜面「うおっ!?なんだかわかんねえが俺は何もしてねえぞ!?」

電話越しに慌てた雰囲気が伝わってくる。それでちょっと愉快な気分になった

絹旗「なんでもないです。それで滝壺さんの事ですけど――――」

大体の打ち合わせを終えて、浜面と確認をする

浜面「じゃあそういうことで頼む」

超キタ━━━━(゜∀゜)━━━━ッ!!

絹旗「浜面」

浜面「まだなんかあったか?ああそうかお前生理だったなすまん」

絹旗「浜面あとで超殺しますがいいですよねっていうか超殺す」

浜面「はっはーん、電話越しで何か出来るような能力者でしたかー」

明日会ったら一発殴ろう、と心に決めて手に持っていた缶を指先で握り潰す

浜面「ちょっと待て!今ベコって音がしたんだけど気のせいか!?分かった俺が悪かった!!」

絹旗「もう遅いです浜面明日超一発殴りますから覚悟決めといてください」

浜面「待てコンクリートぶち抜くような能力者に殴られたら俺死ぬじゃん!?」

絹旗「超死ねばいいんじゃないですか」

ブツッと通話を切る

絹旗「浜面、遊園地に超行きましょう」

ファミレス

アイテムの四人と下っ端である浜面がよく集まる場所で突然絹旗が言った

浜面「おいおい、ここまでストーリーに沿ってハッピーエンドにしようとした努力はどうしたよ」

絹旗「そんなの超無理に決まってるじゃないですか」

浜面「あれか、原作読み通して時系列表作ってみたら実は無理でしたって奴か」

フレンダ「結局、即興だとこの程度が限界なのよね」

麦野「とりあえず、どれだけ滝壺と絹旗と浜面のトライアングルをドロドロと続けられるのが目標なのね」

絹旗「トラっ……麦野超何言ってるんですか!」

麦野「あっつーあっつーい」

浜面「?」



限界を悟った

その限界をぶち壊せ!

浜面「おいおいなんでお前と二人なんだよ」

絹旗「超うるさいですよ浜面、滝壺さんが体調不良で麦野がデートでフレンダが鯖缶の展覧会でこれなかったんですから仕方ないでしょう」

第六学区の遊園地

浜面「じゃあ日を改めれば良かったんじゃねえのか」

絹旗「チケットは期日指定なんですよ」

浜面「ああー…でもこれだとお前とカップルみたいじゃないか?」

その一言に絹旗がピタッと一時停止する。ビデオの一時停止、時が静止したかのように完璧に

浜面「お、おい……どうした?」

絹旗「浜面超……超殺す!」

絹旗が全力で殴りにかかる(能力使用)それを浜面は

浜面「うおぉぉぉぉぉおおッ!?」

全力で後ろに倒れ地面に寝転がりゴロゴロと転がり回避する

浜面「ちょっと待てぇぇぇぇぇえええ!!!俺なんか言ったか!?」

絹旗「うるさいですよ浜面!いいから超素直に一発喰らっときなさい!!」

浜面「そのリクエストの真意は死ねって事でいいのかオイ!!!」

ビュオンビュオンと拳を振るう側とゴロンゴロンと情けなく避ける側、遊園地の入り口での攻防は続く

なんか美琴と上条さんみたいになった
ちょっとというかかなり違う気がする

絹旗「はぁ……開園時間を一時間も超過ぎてしまいました」

浜面「……それ俺のせいか?なあ俺のせいか?」

絹旗は無視して係員にチケットを渡す。手荷物検査用のレーンがあるが絹旗も浜面も手ぶらなので関係ない

地図の描かれたパンフレットを絹旗が受け取る

絹旗「これはまずは超王道通り……シアターですかね」

浜面「それはねえだろ!遊園地っていったらジェットコースターとか観覧車とかバイキングとか!とりあえずシアターとかどうでもいいよ!」

絹旗「超わかってないですねこれだから浜面は」

絹旗はこれだからコイツはといった表情を作ると

絹旗「開園してすぐの午前中は人気のアトラクションは超混むんですよ」

絹旗「だから最初にシアターに行って、食事を取ってからアトラクションに回るほうが超疲れないんですよ」

浜面「あれだよなそれ、先にシアター行きたいだけのいい訳だよな」

絹旗「浜面は一回超殴られないと分からないようですね」

浜面「いや、待て待て待てぐぼふぁ!」

2メートルほど吹き飛んだ

14話が……14話が……

眉毛…?こんどのSSは眉毛なの……?

浜面の顔がすぐ目の前にある。こちらが下で浜面が上

重力にしたがって垂れ下がった前髪がこちらのおでこにかかる

いつもと違う、真剣な表情。



もう無理だわ誰かタッチ

俺の中では既に浜面が滝壺さんと絹旗さんと3Pするエンディング迎えた

hosyu

>>83までの流れ無視して
>>89の続きから書いていい?

どうして、今自分は浜面仕上に押し倒されているのか。
その根本的な原因は、2週間程前のとある一言だった。


「…最近、はまづらがおかしい」
病室のベッドに体を預けながら、滝壺利后はそう言った。
肩より少し長めの髪に、ピンクのジャージという、いつもと変わらない姿で。
「…浜面が超おかしいのは前々からだと超思いますけど。
 …具体的にはどんな風に超おかしいのですか?」
それに答えたのは小柄な少女だった。
小学生にしか見えない容姿に、下着が見えそうで見えないギリギリの丈のワンピース。
『窒素装甲』の能力者、絹旗最愛である。
「…なんだか、はまづら、最近わたしにつめたい」
「…冷たい?あの浜面が?」
浜面仕上という人間は、基本的にはいい奴だったりする。
無能力者の集団(というか、不良グループ)『スキルアウト』のリーダーだったこともあったが、女の子にはめっぽう優しい奴だ。
現に、自分が身分証明を作れと言えば、ブツクサ言いながらも作ってくれる。
そんな奴が、好きな女の子に冷たい態度をとるだろうか?
「うん。きぬはた、何かしらない?」
滝壺はそう言うと、首を少し傾けた。
「うーん…」
腕を組み、考えてみる。
最近何かと浜面と行動することが多い絹旗だが、いくら考えてもそれらしい原因が思い浮かばない。
(この前会った時も超普通でしたし…。
 何か超とんでもない超秘密でもあるんでしょうかね?)
一度気になるととことん気になる性格な彼女は、しばらくうんうん唸った後こう言った。
「…では私から超それとなく浜面に聞いときます。
 何か解ったら超連絡しますね」

(…さて、超どうしましょうか)
滝壺の病室を出た後、絹旗は駅へと向かいつつ、浜面からどうやって理由を聞き出そうか考えていた。
(超ストレートに『浜面、最近何かありましたか?』とかは超露骨過ぎますし…)
 かといって、あの超鈍感(というよりも最早バカ)な浜面のこと。
回りくどく聞いても正鵠を射た答えは期待できない。
(うーん…)
馬鹿を相手にすると何だか超面倒ですね、と思いながら絹旗は駅構内の本屋へと入った。
そして雑誌コーナーまで行くと、全く売れている気配の無い映画関連の雑誌を一冊手に取り、パラパラとページをめくった。
浜面のことも考えなくてはならないが、趣味だって大事だ。
(さてさて、今月は超面白そうなC級はやってますかね…ん?)
適当にページをめくっていた手が止まる。
そこには、『恋人との過ごし方』というタイトルの、聞いたことも無い役者による映画の情報が乗っていた。
(…見た感じ超素人くさいですね、コレ…)
大方、どこぞの超大金持ちのバカ御曹司が自主制作し、
これまたバカみたいな金払って上映させたのだろう。
常盤台中学のようなお嬢様学校が数多く存在する学園都市ではそう珍しくも無いことだ。
(映画自体はC級中の超C級でしょうけど…話題の足場にはなりますかね?
公開日は…2週間後ですか。
ちょっと報告は遅くなりそうですが、まぁ、超急ぎすぎても良くないでしょう)
絹旗はそう結論付けると、雑誌をもとの場所へと戻し本屋を後にした。

彼女は気付いていなかった。
どこぞの少年のように、自分が不幸に逢う事に。
記事の端っこに書いてあった、『R‐18』の文字に。

―――2週間後。
絹旗はとある小さな映画館の前にいた。
いつものワンピースに身を包み、浜面を待っているのだ。
腕時計を見ると、時刻は午後の1時45分。上映開始まであと15分程だった。
「お、いたいた。おーい、絹旗ー」
不意に聞こえた声に顔を上げると、浜面仕上がこちらに歩いてくるのが見えた。
ダボダボのスウェット、大きめのパーカー、そして止めと言わんばかりの金髪。
私は不良です、と公言しているような服装ももう見慣れたものだ。
「…待ち合わせは1時半のはずです。超遅刻ですよ、浜面」
「悪ぃ悪ぃ、来る途中に面倒な爆にゅ…アンチスキルにつかまっちまってよ」
「…日ごろの行いが超悪いからそうなるんですよ、浜面」
「…元『アイテム』のお前がそれを言うのか?
 お前確か車とかブン投げてなかったか?」
「まぁ、そのあたりは超どうでもいいですけど」
絹旗は本当にそうでも良さそうにそっぽを向くと、浜面に尋ねた。
「…例のものは超ちゃんと持ってきましたか?」
「おぅ。バッチリだ。…ホラ、これ」
そう言って浜面がポケットから取り出したのは、学園都市内にある大学の生徒手帳である。
と言っても、浜面は大学生ではないし、絹旗も大学生ではない。
二人で映画を見に行くときは決まって、浜面が絹旗の偽造した身分証明書を作成する。
何故なら、彼女が見る映画は決まってC級。大概の映画がR指定なため、実年齢13歳の絹旗には見られない映画のほうが多いのだ。

上条「御坂の妹じゃねーか、何してんだ?」美琴「えっ?」
上条「御坂の妹じゃねーか、何してんだ?」美琴「えっ?」 - SSまとめ速報
(http://yutori7.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1262836023/)
佐天「御坂さーん!」ミサカ「?」
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インディビジュアリスト「とうまー」上条「・・・。」
打ち止め「何このセーラー服?ってミサカはミサカは…」
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ミサカ「貴方は私と似ていますねとミサカは返答します」
佐天「なんならわたしのパンツ見るぅ?」 上条「うん」
初春「ぱーそなるりありちwwwwwwwww」
美琴「ちょっとアンタ!!なんで無視すんのよ!!」 上条「・・・」
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黒子「ミサカお姉様…ですの?」
上条「まきますか?まきませんか?」
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美琴「左手を掴めば……!」上条「しまった!」
サーシャ「第一の解答ですが、私は既に上条当麻と付き合っています」
サーシャ「第一の解答ですが、私は既に上条当麻と付き合っています」 - SSまとめ速報
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御坂「やだ・・・どうしよう、みんな男になってる・・・」
インデックス「黒豆サイダーならあるんだよ?」
最愛「だ、ダメです浜面・・・・・・ん・・・浜面ぁ・・・」
最愛「だ、ダメです浜面・・・・・・ん・・・浜面ぁ・・・」 - SSまとめ速報
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挟むのは、まぁ、彼女では超無理っぽいですが…

何気にひでぇwww

好きに書いてくれ

アホ毛ちゃんキタwww

乙、頑張ってくれ

現行

五和「しばらく泊まりこみで護衛します」上条「えっ?」
五和「しばらく泊まりこみで護衛します」上条「えっ?」 - SSまとめ速報
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佐天「無能力者…?」」
佐天「無能力者…?」」 - SSまとめ速報
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佐天「無能力者…?」」
佐天「なんならわたしのパンツ見るぅ?」  上条「うん」 - SSまとめ速報
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最愛「だ、ダメです浜面・・・・・・ん・・・浜面ぁ・・・」
最愛「だ、ダメです浜面・・・・・・ん・・・浜面ぁ・・・」 - SSまとめ速報
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サーシャ「第一の解答ですが、私は既に上条当麻と付き合っています」

クロス

湯川「御坂美琴…君は実に面白い」
上条「まきますか?まきませんか?」
上条「まきますか?まきませんか?」 - SSまとめ速報
(http://yutori7.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1263058951/)
リュウ「この学園都市にはオレより強い奴はいるだろうか……」
唯「暇人殺し・・?」上条「イマジンだよ!イマジン!」

ただいま。遅くなってゴメン。
母に怒られない程度に頑張る。



振り返ると、そこには鬼がいた。
「私と買い物に来ているというのに、私を放っておいて別の女の子とお楽しみとは超いいご身分ですね、浜面…」
腕を組み、こめかみを引くつかせながら彼女は言った。
「…いや、お楽しみっつーか」
ただ話を聞かされていただけなのだが。
「言い訳など超結構です。大体浜面はですね…ん?」
人差し指を立て、説教を始めようとしたところで彼女は近くにいた少女に気がついた。
水玉模様の淡い色のワンピースに、ピョコンと跳ねたアホ毛。肩から下げたピンクのポーチ。そして、首から下げた暗視ゴーグル。
(……)
絹旗は浜面と少女を交互に見ると、浜面の肩に手を置いた。
てっきり『窒素装甲』でぶっ飛ばされるのものだと思っていた浜面はビクっとしたが、
「…超よくやってくれました。流石ですね、浜面」
いきなりそう褒められて、絹旗風に言うのなら、超戸惑った。

「案外早く見つかって良かったです、とミサカは心から貴方がたに感謝してみます」
お嬢様は妹さんから暗視ゴーグルを剥ぎ取り、ポーチからハートを模ったペンダントを取った。
ゴーグルをおでこにつけ、ペンダントを首にかけると彼女は妹の頭に手を置くと、二人に感謝した。
「むー…、こんなにあっさり捕まるとは、ってミサカはミサカは悔しがってみたりぃ…」
この特徴的なしゃべり方は姉譲りなのか、と浜面は妙な関心をしつつ二人を見ていた。
(…しっかし、スッゲー似てんな、この二人)
怒気を全身に纏った絹旗の後には、一人の女の子が付いてきていた。
制服を見たところ、どうやらあの名門常盤台の学生らしい。なるほど、確かにお嬢様っぽい上品(ただの無表情だが、品性とは縁のない浜面はその辺りに疎い)な顔をしている。
どうやら自分にぶつかってきた女の子の姉らしく、詰まる所ゴーグルの所有者であった。
「いえいえ、見つかって超何よりですよ」
お礼を言ってきた二人に、絹旗は笑顔でそう返した。こういうときの絹旗の笑顔は結構可愛い、と浜面は密かに思っている。
「ほら、お二人に迷惑を掛けたのですから、貴女も謝るべきです、とミサカは姉の貫禄を見せ付けつつ促します」
「むー…ゴメンなさい」
そう言ってペコリ、と女の子は頭を下げた。
「いいよ、気にすんな。たまたまぶつかったのが俺だっただけなんだからよ」
浜面は自分の出来る限り優しく言った。素直に謝れる子は、嫌いではない。
「…で、謝ったところで聞きたいんだけど、ってミサカはミサカは恐る恐る話しかけてみたり」
「はい?何ですか?」
浜面が答えるより早く、絹旗が妹さんに答えていた。…結構、子供好きなのかもしれない。
「うん、それじゃあ…」
妹さんは一拍置いてから、言った。

「二人はお付き合いしてるの?ってミサカはミサカは大胆に聞いてみたり

「え゛?」
それまで終始笑顔だった絹旗の笑顔が固まった。
「休日に二人でお買い物なんて素敵だよね、ってミサカはミサカはある人を思い出しながら憧れてみたり。そういうことってカップルがすることなんでしょう?ってミサカはミサカは確認してみたり」
妹さんは手のひらを祈るように組み、好奇心でキラキラと輝いている瞳で二人を見つめた。
「…いや、俺らはそんなんじゃ」
「ちちち、超、超、超違います!!」
自分が否定する前に、絹旗が否定してしまった。
「私は、その、浜面なんかとは超付き合っていません!!私は浜面なんか超眼中にありませんし、第一浜面には滝壺という女の子がっていや今超関係ないか、じゃなくてそうじゃなくてとにかく!」
ここまでを一息でまくし立てると、絹旗は止めを刺すように強く言った。
「…私と浜面は、超そんな関係ではありません!」
はぁはぁ、と息を荒げ絹旗は言い切った。
いやそこまで言わなくてよくね?と浜面は思ったが、(恐らく酸素不足で)顔が真っ赤な絹旗を見ていると、そんな言葉は引っ込んでしまった。
妹さんはというと、絹旗の突然のシャウトに面食らっていた。が、急に笑顔になると、
「なるほど!これが『ツンデレ』ってものなんだね!ってミサカはミサカは感心してみたり!!」
「なっ―――!」
と言って、更に絹旗を真っ赤にさせた。


違います私は超そんなんじゃありません!と妹さんに方を掴みながら力説している絹旗を見ていた浜面なのだが、突然声をかけられた。
「あの、どうもありがとうがとうございました、とミサカはもう一度お礼の言葉を述べてみます」
声をかけてきたのは常盤台のお嬢様だった。…そう言えば、名前を聞いていない。
「いや、何度も言わなくてもいーよ。ホントに俺はなんもしてねーんだって」
頭をポリポリと掻きながら、浜面は答えた。
「いえ。ゴーグルはともかく、このペンダントは、安物ですがとても大事なものなのです、とミサカはペンダントを見せながら恩人へと伝えてみます」
片手でペンダントを持ち、それを愛おしそうに見ながらお嬢様は言った。
中学生にこんな表情ができるのか、と思えるほど大人びた微笑だった。
「…恋人からのプレゼントとかか?」
思わず、浜面はそう尋ねた。
お嬢様は、「いえ…」と首を振ると、
「…片想いです」
何か複雑な事情でもあるのだろうか、その声は悲しげだった。
何と言い返せしていいかわからず、しばしの沈黙が流れる。
(…やっべ、会話止まっちまった)
浜面は逃げるように視線をずらす。未だ妹さんと絹旗はギャアギャアと言い合っていた。
何か話題ねぇかなー、と考えていると、
「…しかし」
と、お嬢様が呟いた。
「?」
「…しかし、年頃の女というものにとっては」
彼女は先ほどの悲しみも飲み込んだ表情で言い切った。
「好きな人からの贈り物とは、どれ程安っぽくても何より大切な物なのです、とミサカは独白してみます」

「……」
イキナリ何の話なのかと疑問に感じた浜面だったが、お嬢様が「さて、ケンカをそろそろ止めなくては」と妹さんの方へ向かったのでそれ以上は考えることをやめた。
「…俺もそうすっか」
と浜面は呟くと、顔を真っ赤にして、気のせいか若干涙目に見える絹旗を止めにいった。

「じゃあねー!ってミサカはミサカは手を振ってみたりー!」
そう言うと、手を繋いで二人は歩いていった。一人っ子の浜面にはその光景が少しだけうらやましく思えた。
「…で?どうするよ?これから」
隣では絹旗が二人の背中に手を振っていたが、浜面がそう声をかけると、に少し大げさに反応しながら言った。
「あ、え、ええと…とりあえず買い物を超続けようと思います…」
「…?」
何だろう、急に絹旗がしおらしくなっている。先ほどの言い合いで疲れたのだろうか?
まぁ、何にせよやることは決まった。
二人は微妙は、それでもいつもより近い距離を保ちながら、洋服店へと戻った。

気の済むまで手を振った後、打ち止めは姉へと告げた。
「ねぇねぇ、これで大丈夫だった?ってミサカはミサカは尋ねてみたり」
10032号はポケットから携帯電話を取り出すと、それを操作しながら言った。
「ええ、グッジョブです、とミサカは惜しみない賞賛を贈ります」
そして電話をかける。
Prrrrr……prrrrrr…ガチャリ
「こんにちは、とミサカはとりあえず定型文を述べてみます」
すると、電話の相手は返答を返してきた。
「はい。指示通りに浜面仕上・絹旗最愛両名と接触、各自に伏線を仕込んでおきました」
『…?…、…。』
「はい。第二作戦へと移行ですね。了解しました」
『……。』
「はい。…では」
とても簡潔な言葉だけで通話を終了させると、10032号は携帯の電話帳から別の人物の番号をだし、呼び出した。
Prrrr…prrrr…
「行きましょう、打ち止め。第二作戦の始まりです、とミサカは開戦をここに宣言します」
Prrrr…ガチャリ
「あぁ、こんにちは、とミサカは挨拶をしてみます」
10032号は相手の相槌を聞いてから、告げる。
「今日は貴方にお願いがあって電話を差し上げました、とミサカは正直に告げてみます」
すると電話の相手は言った。

「…俺に出来ることなら、どんな頼みだって聞いてやるよ。…御坂妹」



今日はここまでだぜ…。
また母がご立腹だ。
明日(つーか今日だが)にテストがあるんだが、それとはきっと関係ないと思う。

ただいま戻りました…。
飯食ったら書きます…

飯と一緒に風呂も頂いてきた。
遅くなってゴメンよ




「…では、超試着してみますかね」
二人を見送った後店内を適当にうろつき、眼鏡にかなう服を見つけると、彼女はそう言った。
「一応言っておきますが、の、覗いたら超殺しますよ?」
彼女は慌てたような目で浜面を見ると、カーテンを閉めた。彼はしばらく彼女が入っていったカーテンを見つめていたが。
「……いや、覗かねぇけどよ」
誰に言うでもなくそう呟くと、近くにあったイスに腰掛け、思案し始めた。
…さっきから絹旗がおかしい。

あの姉妹と別れた後からだろうか、いきなり彼女の態度が変わってしまった。
何て言うか、急によそよそしくなったのだ。ふとした瞬間に浜面が近づくと離れられるし、手がちょっと触れただけで
『ひゃあ!?』
とか叫ばれた。アレには軽くショックを受けたが、絹旗の異常事態を前にそんなことは言ってられない。
(思い浮かぶ原因としては……)
腕を組んで考える。彼女がこうも態度が変わったのは…。
(…映画だよなぁ、やっぱり)
後半が情事シーンのみで構成されたあの駄作。きっとアレで種がまかれ、さっきの妹さんの質問で芽が出てしまったんだろう。
つまるところ、異性が気になってんだろうな、と浜面は結論付けた。
まぁ無理も無い。彼女は去年まで小学生だったのだ。急に情事シーンを見てしまい、その上異性を意識させられるような質問をされれば気にもなろう。
(何つーか、大変だよなぁ、思春期)
自分も通ったはずなのだが、記憶に無い。灰色の性徴をしたもんだな、と彼が自重したところで、試着室のカーテンが開いた。
そちらに目を向けると、青いフレアスカートに真っ白なふわふわしたセーターを着た絹旗がいた。
「……」
いつものワンピースとは一線を画すその組み合わせに、浜面は一瞬言葉が出なくなった。
何と言うか、とても可愛いと思えたのだ。
「…ど、どうですかね?超似合ってますか…?」
絹旗が恐る恐る訊いてくる。
ようやく開いた唇からは、思わず本音が飛び出した。
「すっげぇ可愛い…」

超何なんですか、と絹旗は自問自答した。
あの二人と別れてから、浜面が気になって仕方が無いのだ。近づかれると体がこわばり、それが嫌でつい離れてしまう。手が触れたときなんか、思わず叫び声を上げてしまった。
(これではまるで、超本当にツンデレみたいじゃないですか…!)
恐らく彼女は正しく『ツンデレ』という言葉を理解していないだろうが、何となく聞き及んだ話の感覚から察してそう思った。
何でもいいから一旦浜面と離れたい。そう思って彼女は試着室へと飛び込んだ。
訳の分からない感覚に悩んでいても、一応服はちゃんと試着するあたり彼女は立派な少女であった。
ワンピースの裾を持ち上げて、頭の方へと抜いていく。下着姿になりスカートを履こうとしたところで、試着室に備え付けられた鏡に映る自分が見えた。
「……」
鏡の正面に立、白い下着を身につけた子供っぽい体型の自分の肢体を見つめた。
「……はは、随分とまぁ、超魅力の無い体ですね」
胸はないし、足も締まり無くぷにぷに。腰にはくびれがあるものの、先ほどの映画の中で見た女優とは雲泥の差だと絹旗は思った。

そう思うと、彼女は先ほどまで頭を悩ませていた熱が急激に冷えたように感じた。
絹旗は鏡から目を逸らすと、スカートとシャツを着て、セーターを羽織った。
そしてもう一度鏡を覗く。
…浜面はどう思うんでしょうかね。
やはり子供っぽい。身長が低い所為なのだろうか、と彼女は思った。
しばらくそうしてから、彼女はカーテンを開けた。浜面は近くのイスに腰掛けていた。
自分を見て、その目に驚きの色が宿った。
素敵な言葉など期待していない。どうせ自分には、そんな魅力は無い。
そう思いながら、彼女は恐る恐る尋ねた。
「…ど、どうですかね?超似合ってますか…?」
すると彼は、あろうことかとんでもない一言を放った。
「すっげぇ可愛い…」

絹旗最愛は学園都市でも屈指の防御力を誇る『窒素装甲』の能力者で、その上レベル4である。
そんな彼女にかかれば、例え銃器であっても大概の物理攻撃は何の意味もなさない。
だが、浜面仕上の放ったの弾丸は絹旗の心臓を確実に打ち抜いた。
たった一言、音速の弾丸で。
「あ…」
致命傷としか言いようの無い攻撃を受け、絹旗は本日3度目のフリーズをした。
浜面も自分の言った一言に恥ずかしくなったのか、『あぁ、いや、今のは』と手を振りながら必死に弁解しようとしている。
「~~~っ!」
そんな浜面が見れなくなった彼女はカーテンを閉めると、カーテンに背を向けて崩れるようにしゃがみこんだ。
そして顔を上げる。当然、鏡が見えた。
そこには、顔を真っ赤にした女の子がとても嬉しそうな涙目で座り込んでいた。
(…あ、あれ?)
何で彼女は、自分は嬉し涙など流しているのだろう。
ただ一言で。
たったの一言で。
先ほどまで、あんなに悲しかったというのに。
(…何なんですか、超何なんですか…!)
分からない。こんな感情を、自分は知らない。
こんなにも温かくて、嬉しくて、胸が苦しくなるものなど、未だ知らない。
これではまるで―――
(…まるで?)
そこではた、と気付く。その想いの正体に。
(……あぁ、)
そっか、と彼女は納得した。
つまり、これがそういうことなんだ。

セーターの袖で涙を拭くと、絹旗は立ち上がった。鏡を見れば、そこにはわだかまりの消えた表情の自分が映っていた。
(…よし)
一度鏡に向かって笑顔を作ってみる。…うん、バッチリだ。
彼女はカーテンを開けると、ブーツを履いた。そし店員に購入の意思を告げると、レジへと向かう。
「お、おい、絹旗!」
すると浜面が声をかけてきた。
「さっきは…その、いきなり変なこと言って悪かった」
頭を掻きながら浜面は謝った。絹旗は微笑むと、
「いえ、超問題ありません。私の方こそイキナリカーテンを超閉めてしまってすみませんでした」
そう言って、会計を済ませた。着てきたワンピースを紙袋に入れてもらい、店を出る。

なんという…
なんという…

>>541
がっかりさせてスマン。
展開が急すぎるのは目をつぶってくれ。
時間内に終わらせられるように頑張るから。





「では超次に行きましょう、浜面」
夕暮れ時の学園都市を二人で並んで歩く。ビルに囲まれたこの界隈でも、夕日というものは綺麗に見える。
こうして二人っきりで歩いていると、何だか恋人のようだ。
(…って超乙女ですね私…)
何だか自分はムードという物に弱いらしい。ちょっといい雰囲気になっただけでコレだ。
「まだどっかに行くのか?」
浜面はそう言うと、頭の後ろで手を組んだ。
「あんまり遠出すると終バス逃すぜ?」
浜面は別に終バスを逃しても問題はない。彼は家にほとんど帰らないし、夜中ずっと街をうろつくこともある。
だから、それは絹旗を思った一言だ。
そんな言葉にすら、絹旗は嬉しさを感じていた。
「いえ、その辺りは超大丈夫です。…次は超私の家ですから」
絹旗はバスターミナルへと歩を進めつつ言った。
「は?お前ん家?何で?」
「ええ、実はお話が―――」
と、そこまで言って思い出す。
滝壺利后。
今日の最終目的が、彼女の依頼であることに。

つくづく自分は馬鹿だ、と絹旗は思った。
そもそも、今回こうして二人でいるのは彼女の相談があったからだ。
彼の異変を調べ、彼の恋人たる滝壺に報告すること。
そのためにここにいるというのに。
(私は一体、超何をしているんですか…)
調べるべき相手に想いを寄せて、一挙一同に心を揺らし、あまつさえ友人の依頼すら忘れかけ…。
(…超最低ですね)
浮かれていた心が再び沈む。こんなことになるのなら、いっそ―――
「…絹旗?」
「…え?」
声を掛けられて、絹旗は我を取り戻した。
「どうした?いきなり黙って」
何も知らない浜面は、心配そうに言った。
「あぁ、いえ…」
罪悪感でその顔が直視できない。思わず目を逸らし、ぶっきらぼうに答えてしまう。
絹旗は泣きそうな心を必死に押さえつけ、出来るだけ平然を装って言った。
「超何でもありません。それよりも、私の家へ向かいましょう。…超お話があります」

絹旗の部屋は数多くある学生寮のうちでも、1,2を争う高級な寮の角部屋である。
そこらへんの貧乏学生には到底手が出せない部屋の広さに、浜面は思わず感嘆の声を上げた。
「すげぇ…」
玄関で靴からスリッパに履き替え、リビングへと通される。
部屋の大きさもさることながら、浜面でも余裕で寝転がれそうなソファーや、30インチは下らない大きさのテレビ。
不良・浜面には縁のない世界のものばかりだった。
「超適当に掛けてください…。飲み物超持ってきますから」
どこか落ち込んだ様子で絹旗はそう言うと、キッチンへと消えた。
浜面はソファーに腰掛けると、そのフカフカとした感触に驚きながら絹旗に持たされた紙袋をテーブルに置いた。
が、バランスが悪かったのか、それがコテン、と倒れてしまう。
そして中から、四角い箱が転がった。
「…ん?」
はて、と思う。
あんな箱は買った覚えも貰った覚えも無いのだが。
浜面はその箱を拾うと、げっ!?っと目を見開いた。

超お待たせしました。…って超何をしているんですか?」
絹旗が二つのグラスとジュースを持ってくると、浜面がワンピースの入った袋をいじっていた。
「うおっ!?絹旗!?」
そしてバッと離れると、手を背中に回した。
「…?今、何か隠しませんでしたか?」
ジュースをテーブルに置いてそう尋ねると、浜面は明らかに動揺した。
「い、いや?何の話だ?」
「……」
まぁ、超どうでもいいですけど、と呟いて絹旗はジュースを注ぐ。
そしてそれを浜面の前に置くと、自身もソファーに腰掛けて、話し始めた。

「…最近、滝壺のお見舞いに超行っていないそうですね、浜面」
「…あー…」
その話か、と言わんばかりに浜面は明らかに目を逸らした。
「彼女、超寂しがっていましたよ。最近貴方が超冷たいと」
「……」
彼は何も言わず、ただジュースを飲むだけだった。
「…超何かあったんですか?私に力になれるとこがあるのなら、超協力しますから、言ってみてください」
彼への気持ちへと気付いた彼女にとって、その言葉は自分を苦しめるものだった。
しかし、それも全ては滝壺の、親友のためなのだ。
「……」
しばらくの沈黙。秒針の音だけがやたらとハッキリ聞こえた。
先にその沈黙を破ったのは浜面だった。
彼ははため息をして、ジュースを飲み干すと、言った。

「…実は、好きな人がいるんだ」

「……え」
その言葉は、絹旗を二重の意味で驚かせた。
一つは、滝壺への裏切り。そしてもう一つは、自分の失恋。
首を絞めて聞いた結果は、更に彼女の首を絞めた。
「……何ですか」
彼女は言う。
「…超何なんですか、その答えは…!」
「……」
浜面は何も答えない。バツの悪そうに下を向くだけだった。
絹旗はテーブルを思いっきり叩くと、浜面を糾弾した。
「貴女だって超わかっているでしょう!彼女には貴女が超必要だって!」
「…あぁ」
「それなのに…!超それなのに、そんなことを超言うんですか!」
「…確かに、俺は全部わかってる。…けどな」
浜面は顔を上げた。その目には迷いの色など無い。
「それでも、俺は自分の想いを曲げらんねぇ…!」

「なっ…!」
何をふざけた事を、と言おうとしたが、自分だって浜面に恋をしたのだ。滝壺に申し訳ないというのなら、自分だって人の事は言えない。
「……」
浜面は真剣な眼差しで自分を見ていた。さっきの言葉は、それだけ本気の言葉だったのだ。
絹旗は一度息をつくと、浜面に尋ねた。
「……相手は?」
今度は絹旗が下を向く番だった。何となく、浜面が見れない。
「せめて、相手の名前くらい超教えてください…。そうでもないと、滝壺も私も超納得できません…」
後半は消え入るような声だった。今の絹旗にとって、浜面はそれほどに重要な人間になってしまっていたのだ。

しばらくして浜面から掛けられた言葉は、実に意外なものだった。
「…お前、泣いてんのか…?」
「え…?」
泣いている?自分が?
言われて目元を拭う。確かに、そこには水滴があった。
「あ、あれ、超何ででしょう…。あはは、超おかしいですよね、泣くのは滝壺のはずなのに…」
顔だけで笑顔を作り、彼女は精一杯冗談めかして言った。そうでもしないと、心が折れそうだった。
「お前…」
「超気にしないで下さい。こんなの、ただの超もらい泣きですから…」
絹旗はそう言うと、ソファーから降りてジュースのボトルを掴む。
「ほら、グラスが超空ですよ、浜面。超ついであげますよ…」
震えまくる声でそう言いつつ、絹旗はジュースを注ごうとした。
が、その腕を浜面が掴む。
「はま、づら…?」
その意図がつかめず、絹旗は戸惑った。
「…馬鹿野郎」
浜面は、そんな絹旗の目を見ると、言った。

「…好きな女が目の前で泣いてんのに、ジュース注がせる馬鹿なんかいる訳ねぇじゃねぇか」

「…え…」
絹旗は、一瞬何を言われたのか分からなかった。
…好きな女?
…誰が?
浜面はやっちまった、という感じで目線を下へと向けている。髪の毛で表情が見えにくいが、頬は真っ赤になっているように見えた。
「ええぇぇぇぇぇぇ!?」
思わず絶叫、頭が超混乱している。
「え、でもでも、浜面には滝壺が超いて、でも、超好きな人がいて、それが私で…!?」
『自分だけの現実』をマスターしている彼女なのだが、最早何の意味もなしていなかった。
そこにいるのは、ただの女の子。レベルなど、この場において何の役にも立たなかった。
「きゃっ!?」
頭が混乱を極めていると、掴まれていた腕からソファーに持ち上げられ、そして。
「…絹旗…!」
「あっ…」
とても優しく、押し倒された。

「…絹旗」
そうして自分に覆いかぶさっている彼の目を、絹旗は見た。
まるでやっと手に入れた骨董品を見つめるように、
どこまでも真摯で、それ故に強い意志を宿す瞳。
そこには驚きと、少しの恐怖を含む表情の自分が映っていた。
…果たして、彼は今何を感じているのだろう。
「ま、待って、超待ってください、浜面。
 いくら何でも超いきなり過ぎます、
 っていうか、第一滝壺が・・・あっ」
いるじゃないですか、と続けようとして言葉が途切れた。
浜面が自分のことを抱きしめたのだ。
組み敷かれて、慌てたところにこの追撃。
絹旗はまたもや思考が停止した。
そんな彼女を気にも留めず、彼は抱きしめ続ける。
きつく、しかし、思いやりのある強さで。

「はま、づら…」
当然、抱きしめられた程度の圧迫で息が続かなくなる訳はない。
彼に抱きしめられたことによる驚きと歓喜、その二つが入り混じって打ち消されたのだ。
「…超、何を、しているんですか…」
彼は答えない。聞こえていないかのように、答えない。
耳元で囁いて聞こえぬはずなどないのに。
「…あなたには、滝壺がいるじゃないですか…。
 こんなことして、許されると超思っているんですか…?」
彼女は気づいていない。
この言葉も、体も。全てが震えていることに。
心の奥底で、自分を抱く男のモノにされることを望んでいる事に。
「……だったら」
彼が、ようやく口を開いた。
「…だったら、能力使って俺をぶっ飛ばせよ」
「…え…?」
彼は続ける。
「お前の『窒素装甲』なら俺なんて一瞬でぶっ飛ばせるだろ。
 …『大能力者』が、『無能力者』に勝てねぇ道理なんてねぇんだから」
「…それは…」
実は浜面は『超能力者』を倒したことがあるのだが、アレは特殊なケースだ。
絹旗は慢心などしない。勝ち方に固執などしない。
彼の言うように、勝てぬ訳など無いのだ。
「お前が俺を拒むってんなら、俺はそれでもいい。
 …ただ、拒むなら徹底的に突き放せ」
そう言って、彼は少しだけ腕に力を込めた。

「…そん、な…」
彼女は言葉を失くした。
彼のことは好きだ。
『アイテム』の下っ端程度にしか考えていなかったのに、
いつの間にか彼を信頼して、
そして今日、気がつけば好きになっていた。


―――だけど。自分は身を引くのだ。

半分は、滝壺理后のために。
彼女には、彼が必要だ。
恋だとか、愛だとか。そんな概念でなく、その外側で彼は必要とされているのだ。

もう半分は、彼のために。
『アイテム』の残党である自分には、いつ危険が迫るかも解らない。
そんな危険に、彼を付き合わせたくない。
無能力者は、いつだって虐げられてしまうのだから。


―――だから、自分は身を引くのだ。

どの位の時間、こうしていたのだろうか。
体はとても火照っていた。
抱きしめられている所為だけではない熱を感じる。
絹旗の思考は既に停止していた。
むせ返るような熱が頭を侵し、不規則になる呼吸をすることしか出来なくなっていた。
「絹旗…」
「…っ」
彼は片手で体を支えると、もう片手で絹旗の頬を撫ぜた。
そしてそのまま、彼女の顔へ、正確には唇へと近づく。
「…ちょう、ダメですよぉ…はまづらぁ…」
先ほど、彼は能力を使えと言った。
だが、彼女にはもう能力の使い方が解らない。
計算式は組み上げる前に崩れ去ってしまう。
だからもう、彼女には両手で彼の胸を押して拒むことしかできなかった。
能力の使えない彼女の力など、彼の前では無力に等しい。
それでも、浜面は一度止まった。
「…絹旗」
そして、最後の一言を放つ。
「…好きだ…」

「あ…」
聞いてしまった。
確実に、彼女はその一言を聞いてしまった。
滝壺理后の顔が浮かぶ。
その表情は、悲しんでいるように見えた。
(滝、壺…)
目の前には、自分の想い人がいる。
そしてその男は、滝壺の想い人でもある。


(…超…どうしろっていうんですか…)
好きな人とは当然結ばれたい。
だけど、そのために一人の少女から希望を奪わなくてはならない。
滝壺利后か、浜面仕上か。
友情か、恋情か。
彼女の脳内は混乱を極め、そして―――
「…私、は」
彼女は、告げた。
「…私も…」
心の中で、滝壺へ必死に謝りながら。
「…私も、浜面が…超、好きです…!」

あれ?
ひょっとしてだれもいない?

よかった。いるなら続けます。





ここにきて、彼女を守る装甲は破壊された。
そして、装甲を破壊した『無能力者』の浜面仕上は。
「んむ…っ!」
『大能力者』絹旗最愛の唇を奪った。


「ん…はぁ…」
唇が離れ、思わず吐息が漏れる。
(これが、キスなんですね…)
昼間にあんな映画を見てそれなりに知ったつもりだったのに、実際にしてみるのは全く意味合いが違った。
体が震える。心臓は、大太鼓のように大きく耳に直接響いている。
「絹旗…!」
「んっ…!」
浜面はまだ足りないと言いたげに、絹旗の唇を奪う。そして離すと、四角い箱を取り出して、それを開けた。
「…?」
絹旗にはそれが何かわからなかったが、箱の裏側に『コンドーム』という文字を目にすると、目を大きく開いた。

よかった。いるなら続けます。





ここにきて、彼女を守る装甲は破壊された。
そして、装甲を破壊した『無能力者』の浜面仕上は。
「んむ…っ!」
『大能力者』絹旗最愛の唇を奪った。


「ん…はぁ…」
唇が離れ、思わず吐息が漏れる。
(これが、キスなんですね…)
昼間にあんな映画を見てそれなりに知ったつもりだったのに、実際にしてみるのは全く意味合いが違った。
体が震える。心臓は、大太鼓のように大きく耳に直接響いている。
「絹旗…!」
「んっ…!」
浜面はまだ足りないと言いたげに、絹旗の唇を奪う。そして離すと、四角い箱を取り出して、それを開けた。
「…?」
絹旗にはそれが何かわからなかったが、箱の裏側に『コンドーム』という文字を目にすると、目を大きく開いた。

「ななな、何を超使おうとしているんですか、あなたは!」
絹旗はありったけの声で講義した。
「え?いや、ゴムだけど」
一方、浜面は落ち着いたもので、だから?みたいな顔をしていた。
「見れば超分かります!何でそんなもの持ってるんですか!」
もしかしてこうなると予想して、いやそれともいつも持ち歩いているのか。
「いや、何か良くわかんねーケド、紙袋ん中入ってた」
紙袋?ワンピースを入れていた?
「わ、私は超いれてませんよ!?」
「でも俺も入れてねーぞ?」
「そ、そんな訳超ないでしょう!」
このままでは自分がとてもイヤラシイ女の子みたいじゃないか。
「ま、イーじゃん。どっちでも」
彼は屈託のない笑顔でそう言うと、一度彼女の唇を奪ってから言った。
「何にせよ、俺は絹旗が欲しいんだから」

「…はぅぅ…」
好きな男にそんな風に言われて、断わりたい訳はない。
ただ、そんなに軽く体を売っていいものなのか。
そうして悩んでいる間にも、浜面は唇だけでなく首筋にもキスをしてくる。
「だ、ダメです浜面……ん…浜面ぁ…」
抵抗する力が篭らない。言葉と裏腹に、体は動いてくれない。
だが、コレだけは許可したくない。まだ自分には、自分たちには早すぎる行為だ。
「……」
絹旗がなかなか許可をださないことに業を煮やしたのか、浜面は絹旗の耳元へ顔を寄せた。
何か言うつもりなのだろうか。まぁ、何を言われても体は許さないが。
そして絹旗意外には誰にも聞かせないとばかりに小さな声で囁いた。
「……愛してるぞ、最愛」
…それは、超反則だ。

絹旗は浜面の背中に手を回した。
「もう…超仕方ありませんね…」
そしてとてもその年齢に見合わない艶かしい表情をすると、浜面に言った。
「私を、超あなたのモノにして下さい…」
そして一度口付けを交わす。
「でも…、超優しくしてくれなくちゃ、嫌ですからね?」



スマンが時間の関係でエロは省く。
脳内補完頼む。

俺だってエロは書きたかった…!
しかしdat落ちしちゃうじゃないか…!



二人が結ばれた数日後、とある病室の前に絹旗と浜面は二人は立っていた。
「…では、超行きますよ」
「…おう」
ネームプレートには『滝壺利后』の文字。
二人は話し合った結果、自分たちのことをキチンと滝壺に話そう、と決めた。
そして、それが今から始まるのである
コンコン。
『はぁーい』
ノックをすると、そう返事が返ってきた。絹旗は扉をスライドさせ、病室へと踏み込む。するとそこには。
「おや、奇遇ですね、とミサカはリンゴの皮を剥きながら話しかけてみます」
「久しぶりー!ってミサカはミサカは再会の感動を体で表現してみたり!」
「「……」」
何か知らんが、あの姉妹がいた。

「きぬはた、はまづら、久しぶり」
「おお、久しぶり…」
「久しぶり…」
滝壺にそう声を掛けられ、二人は同じタイミングで返答した。
「あ、何か真剣な表情してるかもってミサカはミサカは推測してみたり」
「むっ、言われてみれば確かに、とミサカはなぜか気の抜けた顔をしている二人を眺めつつ同意します」
それは主にお前らの所為だ、と浜面は思ったが、今日は真面目な話をしにきたのだ。こっちにかまけている暇はない。
「あのさ、滝壺。ちょっといいか?」
滝壺はベッドから上半身だけ起こすと、頷いた。
「うん。なに?」
「ああ、実はな…」
そこまで言ったところで、絹旗が手を握ってきた。
大丈夫、と浜面は握り返す。
「…俺と絹旗、付き合ってるんだ」
浜面は言い切った後、何も言われても良い様に心がまえをした。
が、彼らに帰ってきた答えは、全く予想とは異なる、言ってしまえば期待はずれの答えだった。

「うん、しってるよ」
「「…え?」」

「と、いうかね」
滝壺は微笑みながら続ける。
「私が、そうなるようにしたの」
「……」
絹旗と浜面は顔を見合わせる。
全く意味が分からなかった。
「はまづらの気持ちが私じゃなくてきぬはたに向かってたのに気がついて
彼女は確認するように続ける。
「きぬはたが、はまづらをきにしてるのもわかってたから」
だから、と彼女は更に言い足した。
「そこの二人に協力してもらったの」


つまり、だ。
二人が惹かれあってることに気がついた滝壺は、(どこで知り合ったのか)ある姉妹に協力を仰ぎ、『お互いにお互いへの気持ちを膨らませる作戦』と決行したのだとか。
要するに、セブンスミストで二人に合ったのは計画通りだったらしい。
ちなみにコンドームは、お嬢様の方の知人に買ってきてもらったそうだ。話を聞くに、その人は頼まれたとき『不幸だぁぁぁぁ!』と叫んだらしいが。

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