ハルヒ「な、なによこいつ……」(464)

ハルヒ「ど、どっから出てきたのよ!」

ミニハルヒ「みー?」

ハルヒ「う、宇宙人かしら……っていうか生き物?」

ミニハルヒ「みー」

ハルヒ「……これってどう見てもあたしよね」

ミニハルヒ「うー♪」

ハルヒ「……」

ミニハルヒ「あーぐー」

かじかじ

ハルヒ「あ、こ、こら!それ消しゴムだってば!食べられないの!」

ミニハルヒ「むー……」

ハルヒ「……うーむ」

~SOS団部室~

ガチャ

ハルヒ「……はあ」

みくる「あ、涼宮さん。今お茶淹れますね」

ハルヒ「ありがとみくるちゃん……はあ」

みくる「?」

ハルヒ「まったく」

みくる「どうかしたんですか?」

ハルヒ「え?いや、その、うーん……いきなりこんなこと言っても信じられないでしょうけど」

みくる「なんですか?」

ハルヒ「あの、ちっちゃいあたしが……」

みくる「?」

ハルヒ「いや、なんていうか……この、手のひらサイズのね?あたしが、どこからともなく」

みくる「す、涼宮さん……?」

ハルヒ「かくかくしかじかなのよ」

みくる「は、はあ……昨日の夜からですか」

ハルヒ「虫かごにでも入れて閉じ込めてやろうかと思ったんだけど、学校行ってる間に親に見つかっても面倒だし」

みくる「連れてきちゃったんですね」

ハルヒ「まあ、幸い人見知りというか、臆病だから、ずっと鞄から出てこないから今の所何も起きてないんだけど」

みくる「はあ」

ハルヒ「……あんまり驚かないわね」

みくる「ひ、ひぇ!?お、おお、驚いてますよぅ!たぶん驚きすぎて一周しちゃったんです」

ハルヒ「まあ、突拍子も無い話だものね」

みくる「それで、その小さい涼宮さんは?」

ハルヒ「ああ、鞄の中よ。見る?」

ごそごそ

ハルヒ「あれ?」

ハルヒ「おかしいな……」

みくる「あ、あの涼宮さん、もしかして……」

ハルヒ「う、嘘じゃないわよ!その可哀そうな人を見る目をやめなさいって!」

みくる「もし逃げられたなら、どこかで見つかって大騒ぎになったりしないかな……」

ハルヒ「こ、困ったわね」

ガチャ

キョン「よう」

ミニハルヒ「みー♥」

キョン「……さっきからまとわりついてるこいつは、俺の幻覚ではないよな?」

ミニハルヒ「みゅー」

みくる「あ……あ……」

ハルヒ「……ね、嘘じゃないでしょ?」

みくる「ブクブク……」

ハルヒ「……」

ミニハルヒ「にー」

古泉「おやおや」

長門「……ユニーク」

みくる「なんなんでしょうねえ」

キョン「……いっそみんなで無かったことにしないか?」

古泉「といっても、目の前にいますから」

ミニハルヒ「みゅー♥」

ハルヒ「なんでもいいけどキョンから離れなさい!あたしにそっくりだから見てると鳥肌が立つのよ!」

ミニハルヒ「むー!」

キョン「少なくともお前よりは大人しいけどな」

ミニハルヒ「ちゅー」

ちゅっ

キョン「!?」

ハルヒ「ぎゃああああああああああああああああああああああああああああ」

ミニハルヒ「みゅー♥」

すりすり

古泉「なんだか懐かれてしまったようですね」

キョン「勘弁してくれよ、ウチにはもうシャミセンがいるんだぞ」

ハルヒ「ちょっと!あたしを猫を一緒にすんな!」

キョン「お前じゃないだろ、こいつだよ」

ミニハルヒ「にー!」

もぞもぞ

キョン「うわ!ちょっ!こら、何すんだ!チョロチョロすんな!」

ミニハルヒ「きゅー」

みくる「あ!今背中の方に潜っていきましたよ!」

キョン「ひぃ!?や、やめろ!」

ミニハルヒ「みー」

ひょこっ

古泉「……どうやらシャツの胸元から顔を出すのが彼女なりのベストポジションみたいですね」

みくる「でも見慣れるとなんだかかわいいですね、ちっちゃくて」

ミニハルヒ「?」

キョン「じゃあ朝比奈さんが持っててくださいよ、これ」

ハルヒ「そ、そうよ!みくるちゃんの方がいいわ!ほら、ちょっとこっち来なさい!」

ひょいっ

ミニハルヒ「!?」

ハルヒ「みくるちゃんなら胸があるからキョンより快適よ!」

ミニハルヒ「みー!みー!」

みくる「なんか嫌がってる気が……」

ハルヒ「はい、みくるちゃん」

ミニハルヒ「……」

みくる「こ、こんにちは~」

ミニハルヒ「む!」

がじがじ

みくる「ひっ!?いたいいたい!ひぃぃ!ごめんなさいぃ!噛まないで~!」

ニヤニヤが止まらない

超遅筆ででもよければ

ミニハルヒ「みゅー♥」 ゴソゴソ

古泉「また彼の胸元に戻りました」

みくる「とっても幸せそうな顔してます」

キョン「はぁ、どうすんだよこれ……」

ハルヒ「そんなことあたしにわかるわけないでしょ!」

キョン「かといって、このままというわけにはいかんだろ」

ハルヒ「それは、まぁ、そうだけど」

ミニハルヒ「みーっ!みーっ!」

キョン「うおっ、急にどうしたんだ」

ハルヒ「このエロキョン、あんたいったいあたしに何したのよ!」

キョン「なにもしてねぇ!」

ハルヒ「何もしてないのに騒ぐわけないでしょ!」

クイクイ

キョン「ん、どうした長門?」

長門「空腹状態」

キョン「なんだ、単に腹が減ってただけか」

みくる「あ、わたしクッキー持ってますけど」

ハルヒ「ナイスよみくるちゃん!」

みくる「えっと、でも、」

キョン「どうしたんですか?」

古泉「あなたが食べさせたほうがいいでしょう。先ほどのように噛みつかれるかもしれませんし」

キョン「まったく、だれかさんに似て我儘なやつだ」

ハルヒ「ちょっと、今のどういうことよ」

キョン「そのままの意味だ」

ハルヒ「なによ、文句があるならはっきり言いなさいよ!」

ミニハルヒ「みーっ!みーっ!」

長門「ケンカはあと。今は食べさせるのが先」

キョン「ああ、すまなかったな。ほらっ」

キョン「ほれっ、あーん」

ミニハルヒ「みー」かじかじ、かじかじ

キョン(これはっ)

みくる(かっ、可愛い…)

ハルヒ(うらやましいなぁ)

キョン「どうだ、うまいか?」

ミニハルヒ「みー」

長門「クッキーだけではのどに詰まらせる恐れがある」

みるく「あの、カップの受け皿にミクル入れてみたんですがどうでしょう」

ミニハルヒ「みー」チビッ、チビッ

キョン(か、可愛すぎるっ)

みくる(ふぇぇ、子猫みたいです)

みるく「あの、カップの受け皿にミクル入れてみたんですがどうでしょう」
みるく「あの、カップの受け皿にミクル入れてみたんですがどうでしょう」
みるく「あの、カップの受け皿にミクル入れてみたんですがどうでしょう」

あかーーーーーーーーーーーん!

キョン「ほれっ、あーん」

ミニハルヒ「みー」かじかじ、かじかじ

キョン(これはっ)

みくる(かっ、可愛い…)

ハルヒ(うらやましいなぁ)

キョン「どうだ、うまいか?」

ミニハルヒ「みー」

長門「クッキーだけではのどに詰まらせる恐れがある」

みくる「あの、カップの受け皿にミルク入れてみたんですがどうでしょう」

ミニハルヒ「みー」チビッ、チビッ

キョン(か、可愛すぎるっ)

みくる(ふぇぇ、子猫みたいです)

キョン「はっ、いかんいかん、あまりの可愛さに見蕩れてしまっていた」

ハルヒ「な、な、何言ってんの、このバカキョン」かぁぁ

古泉「これはこれは」

長門「思考がダダ漏れ」

みくる「ふぇぇ、涼宮さん顔が真っ赤です」

ハルヒ「き、今日はもう解散、いいわね」

キョン「おい、こいつはどうするんだ」

ハルヒ「知らないわよ、あんたに懐いてるんだからあんたが世話しなさい」

バタンッ!

キョン「まったく、急にどうしたんだよ」

古泉「まったく、あなたという人は」

キョン「俺、何かしたのか?」

古み長「はぁ」

古み長「はぁ」
古み長「はぁ」
古み長「はぁ」
俺つかれてんのかな・・・なぜか爆笑しちまった・・・

古泉「それより、」

ミニハルヒ「みー、みー」もぞもぞ

キョン「あっ、こら動くな、くすぐったい」

古泉「この状況を何とかしなければなりません。長門さん、ご協力願えますか」

長門「かまわない、私という個体も早期解決を願っている」(私も彼の胸にもふもふしたいのに)

キョン「あ、こら、そっちはだめだって」

みくる(なんとなくいやらしく聞こえます)

すた

かわ

古泉「まずこうなった原因ですが」

長門「涼宮ハルヒが彼とより触れ合っていたいという願望が増大し、結果、あのような形で具現化されている」

古泉「なるほど。確かにより触れ合えてるとはいえますが、なぜあのような手のひらサイズになったのでしょう」

長門「あのサイズでは自力での生活は困難。よって必ず彼の手を借りることになる。これには涼宮ハルヒの
   もっと彼にかまってほしいという願いが影響したものと思われる」

古泉「んっふ、涼宮さんも一人の女の子というわけですね」

キョン「おい、古泉、そんなところでのんびりしてないで手伝ってくれ」

キョン「痛っ、こら、耳を噛むんじゃない」

ミニハルヒ「むー……」

キョン「すねたって駄目だ、ほら、降りなさい」

ミニハルヒ「みーっ!みーっ!」ジタバタ

みくる「キョン君から離れるのを嫌がってるみたいです」

キョン「駄目だ、降りなさい」

古泉「実に微笑ましい光景です」

キョン「チクショウ、他人事だと思いやがって」

古泉「いっそこのままでもいいのではないですか?」

キョン「んなわけあるか! ほら、お前も降りた降りた」

ミニハルヒ「むーっ!」ジタバタ

ピリリッ、ピリリッ

古泉「なん…だと…」

長門「あれは涼宮ハルヒの願望が具現化したもの。願望実現能力の一部といっても過言ではない。
   そのため、今彼の手元にいる個体が不機嫌になれば閉鎖空間が発生する」

キョン「解説ありがとう、長門。古泉、どうやら他人事では済まなくなったようだな」ニヤッ

古泉「どうやらそのようです。すみません、閉鎖空間に向かいます。また後ほど話し合いましょう」

ひといる?

キョン「さてと、で、結局お前は降りないんだな……」

ミニハルヒ「みー♥」

みくる「それにしても本当に可愛いですね」

長門(また彼のシャツの胸元に)

キョン「長門、こんな時もお前頼みで悪いんだが、どうすれば解決できるんだ」

長門「今回は涼宮ハルヒがあなたともっと触れ合いたいと思ったことがきっかけ。よって、本体の願望を満たせばよい」

キョン「は? なんだって?」

長門「具体的には、手をつなぐ、抱きしめる、キスをするなどの、身体的接触を伴う行為」

みくる「ふぇぇ、そ、それって」///

キョン「そ、それは、どのくらい続けないといけないんだ?」

長門「涼宮ハルヒが満足するまで。そのことについて話し合う。今夜七時に私の家に来て」

キョン「おい、それまでこいつはどうするんだ」

ミニハルヒ「みー♥」

長門「情報操作によって、あなたは以前からその状態だったということにしておく」

キョン「わかった。ひとまず解散しよう」

ミニハルヒ「うー♪」

ー帰り道ー

キョン「それにしても、どうしてこうなったんだか……」

ミニハルヒ「♪」

キョン「はぁ、お前はいいよな、気楽そうで。ん、今度は頭に登ったりしてどうしたんだ?」

ミニハルヒ「みー♥」 オデコテシテシ

キョン「慰めてくれてるのか。ありがたいがその悩みの種ががお前なんだよなぁ」

ミニハルヒ「むー!」グイグイ

キョン「いてて、こら、前髪を引っ張るな」

ミニハルヒ「むー!」プイッ

キョン「はぁ、やっと家に着いた」

ミニハルヒ「むー」

キョン「ほら、プリンやるからいい加減機嫌直せよ」

ミニハルヒ「みー♥」

キョン「現金なやつめ。ほら、あーん」

ミニハルヒ「」パクッ

キョン「どうだ、うまいか?」

ミニハルヒ「みー♥」

キョン(か、可愛い…)

ー午後七時、長門宅ー

キョン「さて、来てみたはいいものの、古泉よ」

古泉「なんでしょう?」

キョン「どうしてそんなに傷だらけなんだ?」

古泉「何と言いますか、今回の閉鎖空間が厄介でして……」

キョン「というと?」

古泉「神人が出てくるのはいつもの通りなんですが、その姿がミニ涼宮さんの大きくなった姿だったのです。
   どうも部室であなたに不快感を与えたのがまずかったみたいでして、僕だけピンポイントに狙われまして」

キョン「よくやったな、えらいぞ」ナデナデ

ミニハルヒ「みー♥」

ねむい……。起きて残ってたら書く

よう

古泉「それはともかくとして、あなたはどうするのですか?」

キョン「どうって言われてもなぁ……」

古泉「長門さんの話によるとあなたが涼宮さんを満足させるほかに方法がなさそうですが」

キョン「まぁ、なんとかなるだろ」

みくる「ふぇ、でもそれってキョン君が涼宮さんと」///

長門「それ以外に方法はない。私たちも我慢するから頑張って」

キョン「我慢?」

長門「情報の伝達に齟齬が発生した。それよりこれを」

キョン「なんだこれ?ノート?」

長門「明日からあなたの取るべき行動のマニュアル。これをすべて覚えてもらう」

キョン「おいおい、マジかよ……」

古泉「とりあえず中身を見てください。あなたが到着するまで我々三人で考えたものです」

みくる「キョン君、頑張ってください」

キョン「拒否権は、」

古み長「ない」

キョン「ですよねー」

ミニハルヒ「みー♥」

キョン「お前は気楽でいいよなぁ…」

ミニハルヒ「み?」

キョン「いや、気にするな。いいさ、やってやる。いったん目を通すから時間をくれ」

ーキョンのお勉強タイムー

キョン「なになに、有効策としては涼宮ハルヒに対して、」

ミニハルヒ「みー!、みー!」

キョン「こら、おとなしくしてなさい。えーと、具体的な、」

ミニハルヒ「みー!」

ガジガジ

キョン「痛っ、こら、耳を噛むな!」

ミニハルヒ「みー!」プイッ

古泉「どうやらあなたにかまってもらえなくて寂しいようですね」

ミニハルヒ「みー♥」

キョン「勘弁してくれ、まともに読めんぞ」

長門「朝比奈みくる、こちらへ来て」

みくる「ふぇ、な、なんですか」オドオド

長門「このままでは彼がノートを読めない。よって協力してほしい」

みくる「かまいませんけど、何をすればいいんでしょう?」

長門「こちらの部屋へ」

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

ガラッ  カチャ

みくる「ふぇ、なんですかここ?どうして鍵をかけるんですか?」ビクビク

長門「黙って。」

みくる「わ、長門さん、や~め~て~」

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

キョン「何が起こってるんだ」ゴクリ

ガラッ

キョン「おっ、出てきたみたい…、て、えぇぇぇぇぇ」

みくる「ヒック、グス」メソメソ

キョン(巫女さん姿でほほを赤らめつつ涙を流す姿、正直、たまりません)

ミニハルヒ「みー!」ピョン

キョン「あ、おい」

ゴソゴソ

みくる「ふぇ、涼宮さん、そこはダメ、んっ、」

キョン(ミニハルヒが朝比奈さんの巫女さん衣装のなかに)

キョン「うらやましい」(おい、やめろミニハルヒ)

みくる「ふぇ」///

古泉「おやおや」

長門「馬鹿…」

キョン「あ、いや、これはですね、えーと、なんて言うか」

みくる「ふぇぇ」///

キョン「それよりもだ、長門、どうしてコスプレなんだ?」

古泉(逃げましたね)

長門「あの姿でも元は涼宮ハルヒ。本質は変わっていない」

キョン「つまりコスプレ好きは変わらないってことか」

長門「そう」

キョン「しかしこれは…」

みくる「あっ、そっちは、あんっ、あまり動かないで」///

キョン(眼福だ)

長門「あちらは問題ない。朝比奈みくるが気を引いているうちに早くノートを」

キョン「もっと見ていたい」(あ、ああ、わかったよ)

古泉「んっふ、思考がダダ漏れです」

ー再びキョンのお勉強タイムー

キョン「あーなになに」

今回の騒動の原因は涼宮ハルヒがあなたともっと触れ合っていたいと思ったこと。よって明日からあなたには涼宮ハルヒと
積極的に触れ合ってもらう。手を握る、頭をなでる、抱きしめる、キスをする、これら身体的接触をを涼宮ハルヒ本体に与
えることが必要となる。私たちが状況を作るので、あなたはそのチャンスを見計らって行動してほしい。さらに……

キョン(読んだはいいものの、ほとんどマニュアルとしては役に立たないなこれ)

古泉「どうでした?」

キョン「おい、いったいどうしろと」

古泉「おやおや、これでも分かりませんか。要は、明日からあなたと涼宮さんがイチャイチャすればいいのです」

キョン「おい、ちょっと表出ろ」

古泉「御勘弁願います。事実、それしか解決方法がないんですよ」

キョン「Oh!なんてこった…」

古泉「まあまあ、そう言わずに。おや?」

ミニハルヒ「みー♥」ヨジヨジ

キョン「またこいつは、今度は頭の上かよ」

ミニハルヒ「うー♪」

キョン「あれ、そういえば朝比奈さんは?」

みくる「う~ん」

キョン(衣装をはだけさせて気絶している。なんと壮観な眺め)ツー

長門「鼻血」

キョン「おわ、いや、これは決してやましいことを考えていたわけではなくてだな、痛てっ」

ミニハルヒ「ぶー」グイグイ

キョン「いてて、だから髪を引っ張るなって」

キョン「ともかくだ、明日にならんと動けんということだな?」

古泉「ええ、頑張ってください。陰ながら応援させていただきますよ」

キョン「頼んだぞ、さっさとこんな状況を終わらせたいんだ。じゃあ、もう俺は帰らせてもらうぞ
    それと、朝比奈さんはどうするんだ?」

古泉「後で機関の者に送らせましょう」

キョン「わかった、じゃあな」

ーキョン宅ー

キョン「さて、もう寝るとするか。」

ミニハルヒ「にゃー」

キョン「ん?シャミセンがどうかしたか?」

シャミセン「そんなに小さな娘を連れ込むとは、我が主の人格が疑われる」

キョン「……」

シャミセン「どうした」

キョン「またか…」

シャミセン「なかなかどうして事態を受け入れることができたようでなによりだ」

キョン(そうか、このミニハルヒがあいつの能力そのものなら周りに影響が出てもおかしくはないんだった)

キョン「いいか、妹の前でしゃべるんじゃないぞ」

シャミセン「もとより、そのつもりだ。しかし、妹殿にはもう少し私に優しく接してもらいたいものだ」

キョン「伝えておくよ。もう俺は疲れた、寝る」

ミニハルヒ「いー」

キョン「今度はなんだ?」

ミニハルヒ「ちゅー」

ちゅっ

キョン「!?」

ミニハルヒ「みー♥」

キョン「はぁ、もういいや。おやすみ、ハルヒ」

ミニハルヒ「みー♪」

ちょっと出かける

妹「キョンくーん、朝だよー」ダーイブ

キョン「うぐっ、妹よもう少し優しく起こしてはくれんか」

妹「テヘッ☆」

キョン「まったく、ほら、下にいってなさい」

妹「はーい」

キョン「やれやれ。そういやあいつは…」

ミニハルヒ「みぅ~」スヤスヤ

キョン(こ、これは反則だろ。とりあえず写真とっとこ)

パシャ!  パシャ!

キョン「いかん、こんなことしてる場合じゃなかった。おい、起きろハルヒ」ユサユサ

ミニハルヒ「み゛~」

キョン「おい、起きろって、遅刻しちまうだろ」

ミニハルヒ「み゛~~~」

妹「キョンくーん、遅刻するよー」

キョン「まずい、写真とるのに時間かけすぎたか。だがどうする、このままだと遅刻しちまう」

ごめん、年末年始の準備にかりだされた

機会があったら続きを書きます。ほんとにごめん

ただいまです

残ってるなんて…、年の初めにこんなヌクモリティに出合えるなんて嬉しすぎて涙が…
とりあえず飯食ってから再開しますが、書きためもできなかったので蝸牛の行進になりますがご了承ください
また、明日も忙しくなる予定なので早く落ちるかもしれません

ー教室ー

ガラッ

ハルヒ「相変わらずだらしのない顔ね」

キョン「余計なお世話だ」

ハルヒ「まあいいわ。ところで昨日の小っこいのはどうしたのよ」

キョン「ああ、それならここだ」

ミニハルヒ「にゅー」スヤスヤ

ハルヒ(キョンの胸ポケットの中…、うらやましい…)

キョン「どうしたんだ、急に黙りこくって?」

ハルヒ「べ、別に何とも思ってなんかないわよ!」

キョン(ここはひとつ試してみるか…)
   「おい、どうした、熱でもあるのか?」ピト

ハルヒ「な、な、なにしてんのよ!」バキッ!

キョン「痛っ、何も殴ることはないだろうが!」

ハルヒ「う、うるさい! 急におでこくっつけてくるなんて何考えてんのよ、このエロキョン!」///

キョン「人が心配してやってんのにそんな言い方はないだろ!」
   (おいおい、触れたら殴られたぞ。この先本当に何とかなるのかよ…)

ハルヒ「う、うるさい! もう知らない!」

キョン「やれやれ」

ー授業中ー

ハルヒ(まったく、朝からなんなのよもうっ! …でも、悪い気はしなかったわね)

ハルヒ(キョンの顔があんなに近かった)///

ハルヒ(もしあのままいつかの夢のようにキスなんて…)ニヘラ

ハルヒ(はっ! いけない、あたしったら何考えてるのかしら)

ハルヒ(あ゛ーーもう、ほんとになんなのよ!)

キョン(さて、あれからハルヒは黙ったままだ…。授業中にシャーペンで背中を刺されないのはありがたいがな)

キョン(しかし長門よ、早くも手詰まりだぞ。どうしろってんだ)

キョン(ん? メール?)

From 長門:昼休み、部室に

キョン(おお、さすが長門、これで何とかなりそうだ)

もぞもぞ

ミニハルヒ「みー♥」

キョン「お、起きたか。しかし今は授業中だ、頼むから騒がないでくれよ」

ミニハルヒ「み」

ーーーーーー5分後ーーーーーーー

ミニハルヒ「あーぐー」

かじかじ

キョン「あ、こら、消しゴムをかじるんじゃありません」

ミニハルヒ「むー……」

キョン「拗ねるんじゃない」

ーーーーーーさらに五分後ーーーーーー

ミニハルヒ「みっ!」

キョン「痛っ! こら、人をシャーペンで刺すんじゃありません」

ミニハルヒ「むー……」

キョン「ボールペンでもだめだ」

ーーーーーーさらにさらに五分後ーーーーーー

ミニハルヒ「みー、みー」

キョン「今度はどうしたんだ?」

ミニハルヒ「みー」グー

キョン「腹が減ったのか、そういえば朝飯がまだだったな…。授業が終わるまであと少し我慢するんだ」

ミニハルヒ「みゅー」ショボン

キョン(この表情、たまらん…)

キョン「はい、あーん」

ミニハルヒ「あー」モグモグ

キョン「うまいか?」

ミニハルヒ「うー♪」

キョン「そりゃよかった。ほら、もう一口、あーん」

ハルヒ「あんたなにやってんの?」

キョン「見ての通り、こいつに飯を食わせてるんだ」

ハルヒ「……」じー

キョン「あーん」

ミニハルヒ「あー」

ハルヒ(なによ、あいつばっかり…)

キョン「あーよしよし」ナデナデ
ミニハルヒ「くー♪」
ハルヒ「アンタなにやってんの?」
キョン「見ての通り、頭なでてんだ」
ハルヒ「あのねぇ……」

音沙汰ないな

それから何の有効な打開策も無いまま、数日たった放課後の部室

キョン 「なんだ長門と・・・・・お前だけか」
古泉 「ご挨拶ですねぇ、どうですか、あれから小さな涼宮さんは」
キョン 「今朝は優しく起こしてくれたおかげで、妹のボディプレスを食らわずにすんだし、
     忘れそうになった持ち物にも気づいてくれるし、そうだ宿題も手伝ってくれるしなあ」
ミニハルヒ 「みー♪」
古泉 「いいこと尽くめ、ですか」
キョン 「そうだな、こいつが居てから・・・」

 バーン

キョン 「うぉっ」
ミニハルヒ 「きゅ?」
ハルヒ 「キョン、私が居ないからってその子に変なことしてないわよね」
キョン 「何度も言わなくてもわかってるよ、それに変なことって例えば何だ?」
ハルヒ 「ぐ・・・と、とにかく変な気でも起こしたら死刑なんかじゃ済まないからね
      ほ、ほらみくるちゃん着替えるから早く出る!」

次回作にご期待ください

死刑で済まないなら何をする気なんだ。大体こいつはお前が連れてきたんだろう。
もっと言うなら、ハルヒこれはお前が望んだ結果だ。俺に非は無い。
古泉、神って奴はどうしてこう理不尽なのか。

古泉 「まあいいじゃないですか、それに自分の分身が居るというのは、
     誰でも気分は良くないものでしょうから。不思議ずきな、涼宮さんでもね」
キョン 「で、そのハルヒだが。何を考えてるんだか」
古泉 「本人もそれほど嫌がっているわけでもないようですし、困りましたね」
キョン 「そうか?今日も朝からずっと不機嫌だったと思うが」
古泉 「クスッ」
キョン 「なんだよ、気色の悪い」
古泉 「そうですねぇ。まあ僕としましては、ずっとこのまま何も起こらなければ
     それで構いませんがねぇ。それに心理的問題には時間で解決するものもありますし」
キョン 「・・・いや、だが待て 俺にもプレイベート って奴があるんだ。このまま待つっていうのも」
ミニハルヒ (にぃー♪)
古泉 「涼宮さん・・・・・困ったものです」
キョン 「ん、どうかしたか?」

暇だし主さんが帰ってきたら消える

朝比奈 「入っていいですよー」
キョン .「やれやれ・・・・・っと、どうした?」
古泉  「どうしても解決したいというのでしたら。あなたももう少し素直になるべきでしょう」

俺にどうしろっていうんだ。それにこれは本当にハルヒが望んだことなのか?
ま、古泉のわかりにくーいアドバイスが、俺の役に立ったことなんて余りないんだが。

ミニハルヒ .「みーみー」
キョン .「おーよしよし」ナデナデ
ハルヒ 「・・・アンタねえ、やけに優しくするじゃない」
キョン .「まあなんだ、ついその、可愛いからな」
長門  「・・・」

ハルヒ 「う・・・あ・・・か、仮にも私の姿なのよ・・・」
キョン  「そうだったな、変なこと言っちまって悪かったよ」
ミニハルヒ ジィーー
ハルヒ 「な、何よ・・・何か言いたいなら言いなさいよ・・・
     もう!今日は解散!戸締り頼んだわよ!」

キョン 「怒らせちまった」
朝比奈「涼宮さん顔真っ赤でしたよぉ」
古泉 「あなたもなかなかワルですねえ」
キョン 「なんだよ、素直に言っただけだが。ってあれ」
古泉 「その腕にしがみついてるのはもしや・・・」
ミニナガト ギュ-

キョン 「な、長門・・・こいつは長門がやったのか?」
ミニナガト「・・・」
ミニハルヒ「ガルル・・・」
朝比奈「ひぃ・・・なんだか二人で睨み合ってるみたいですぅ~」
古泉 「長門さん?」
長門 「大丈夫、情報操作は得意」

長門 「あなたは以前からその状態だったということにしておく」
キョン 「ちょwwwおまwww」


キョン 「あ、いや、取り乱した」
古泉 「帰っていただいて助かります」

一人相手にするだけでも大変なのに二人とは。この先どうなるんだ?
もしや朝比奈さんまで・・・・・そんな能力ありませんよねー?

朝比奈「んぅ?」
キョン 「・・・」

ミニナガト ギュー♪
ミニハルヒ「キィィイィ!」ドタバタ

キョン 「おい、俺の周りで暴れるな!なあ、こっちの方はやっぱり
     長門が作り出したのか?ってイデデデデ」
長門  「涼宮ハルヒとあなたとの会話で、大量のエラーが蓄積された。
     ・・・言語化できない。無意識下に情報改変を行ってしまった
     可能性はある」

古泉 「長門さん自身もわからない、と?」
長門  「展開的にもその方がよさそう」
キョン 「そうか・・・長門にもわからないか・・・」
みくる 「ちょwwよく聞けww」

キョン 「なあ」
長門  「だめ」
キョン 「そうか」

朝比奈「い、いまの会話になってないと思うんですけどぉ」
古泉  「さすがは彼ですね。対 TFEI端末 コンタクト用
     ヒューマン・インターフェースだけはあります」
朝比奈「えぇっ、キョン君は一般人じゃあ」
古泉  「そう思ってたんですけどね。もうあそこまでいくと特殊技能として
     認めるべきでしょう?機関では他にも フラグブレイカー とか
     呼ばれてますけれど」
朝比奈「難しそうな名前ですねぇ~キョン君ってすごいんだぁ」
古泉  「あなたほんとに未来人ですか」

gdgd やはり1の再開を待ちましょう

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