俺「腹減った」俺「俺も」 (87)

俺「腹減った」

俺「腹減ったな」

俺「何かないか」

俺「何もない」

俺「何もないのか」

俺「何もない」

俺「買いに行くか」

俺「わかった」

ファミチキ下さい!!!!!!!!!!

俺もよくやるわそういうの

二回目はさすがにつまらん

俺「所持金はいくらかな」

俺「お札は・・・ない」

俺「しょうがない」

俺「おつり貯金を出すか」

俺「あれに手を付けるか」

俺「ないんだからしょうがない」

俺「よっこいしょっと」ジャラジャラジャラ

俺「小銭いっぱいだな」

俺「おつり無造作にいれまくってたんだからしょうがない」

俺「とりあえず300円分持ってくか」ジャラ

俺「分かった」ジャラ

俺「腹減った」

俺「腹減ったな」

君「何かないか」

俺「何もない」

君「何もないのか」

俺「何もない」

俺「買いに行くか」

俺「わかった」

俺「じゃあどこに買いに行こうかな」

俺「給料日までまだあるから安いのがいいね」

俺「でもあんまり量が少ないやつだとなくなった時のが大変だ」

俺「安くて」

俺「量が多い」

俺「となると・・・」

俺「あそこか」

俺「あそこだな」

おいおい!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

パン屋「ありがとうございました~」

俺「おっちゃーん、おはよう」

パン屋「おう1か~おはよう」

俺「おっちゃん、今日も、ある?」

パン屋「おうあるぞ、今から持ってくっから」

俺「ありがとねおっちゃん」

パン屋「いいんだよいいんだよ」

パン屋「はいよ、パンの耳ね」

俺「ありがとう」

パン屋「こっちとしても廃棄が減るからお互い様なんだよ」

俺「おいしくいただくよ、おっちゃん」

俺「じゃあこれ、30円」

パン屋「あいよ!」

パン屋「またいつでも来いよ~1ー!」

俺「また今度ねー!」

良スレの予感

俺「食材ゲットー」

俺「これだけの量で30円」

俺「何と言うコスパ」

俺「KSP30だね」

俺「間違いなく俺総選挙で1位とれるわ」

俺「出馬できたらの話だけどな」

俺「・・・」

俺「・・・ハァー」

俺「・・・ハァー」

団員「おはよう1」

俺「おはよう」

団員「お前さ、今度のオーディション受けんの?」

俺「えーと、何だっけ?」

団員「ほら、「橙の空」の主役オーディションだよ」

俺「あー」

団員「受けんの?」

俺「受けたいけど・・・」

俺「金ないしなぁ」

団員「確かになー」

団員「でも1なら受かると思うんだよな」

俺「お世辞どうも」

団員「違ぇよ」

団員「まあ、なんだ・・・俺もお前も、売れるといいな」

俺「あぁ」

団員「あ!え!い!う!え!お!あ!お!」

団員「あいうえお いうえおあ うえおあい えおあいう おあいうえ!」

俺「だぞざど どざぞだ だぞざど どざぞだ!」

俺「東京特許許可局、今日急遽特許許可却下!」

団員「・・・なぁ1」

俺「ん?」

団員「早口言えても、腹式発声できても、演技が出来なきゃ意味ないよな」

俺「まぁな」

団員「最近こんがらがっちゃってさ」

団員「そこんとこどうよ」

俺「俺はその日の飯に事欠いてるし・・・なんとも」

団員「だよなぁ」

俺「演技だけで飯食えるようになりたいよ」

団員「だな」

俺「お疲れ様でしたー」

団員「お疲れ様でしたー」

団員「この後バイトだっけ?」

俺「あぁ」

団員「居酒屋とコンビニだっけ」

団員「大変だな」

俺「でも今は贅沢言ってらんないからな」

俺「じゃ、行ってくるわ」

団員「おう、行ってら」

深夜

俺「ふぅー疲れた」

俺「この時間なら・・・まだ間に合うな」

俺「こんばんわー」

風呂屋「おー1かー」

俺「まだやってる?」

風呂屋「そろそろ閉めるけど、今日も掃除してくれるんならタダでいいよ」

俺「お、いいかい?いつも悪いね」

風呂屋「いいからとっとと入っていちまいな」

俺「はいはーい」

カポーン

俺「はぁー」

俺「はぁー」

俺「最高だね」

俺「最高だ」

俺「仕事終わりの銭湯がここまで安らぐとは」

俺「極楽だねぇ」

俺「もう出たくない」

俺「このまま寝たいね」

風呂屋「駄目だよあんた、早めに掃除してくんないと」

俺「分かってるよ、おばちゃん」

俺「さってと」ザッバァ

俺「本日最後の労働っとー」

俺「ただいまーっと」バタン

俺「居酒屋ってのはいいね」

俺「まかないが出るからいいね」

俺「住み込みだったらもっといいんだけど」

俺「そうも行かないよな」

俺「まかないはバイトのある日だけだから」

俺「あとはこれで、食いつながないとな」ガサッ

俺「さってと」

俺「すっかり遅いから寝るか」

俺「おやすみー」バチン

店長「やあ1君」

俺「おはようございます」

店長「今日は商品の陳列からやってくれるかい」

俺「わかりました」

店長「いらっしゃいませー」

俺「いらっしゃいませー」

店員「から揚げ、揚げたてですよ~いかがですか~」

俺「いかがですか~」

前も見たなこれ
作者同じひと?

店員「お疲れ1ー」

俺「お疲れ」

店員「やっとで人引いたなー」

店員「やっぱランチタイムは混むなー」

俺「そうだな」

店員「これから昼どうよ?」

俺「あぁ、ちょっとね・・・」

店員「なんだ金欠か」

店員「いいよ、ラーメンくらいならおごってやるから」

俺「でもこの前そばおごってもらったし」

店員「いいっていいって」

店員「売れたらその時に返してくれよ」

俺「はは、売れたらな」

店員「頼むぜー」

俺「おう」

ラーメン屋「へいラーメン2丁おまちー」ドン

店員「どうも」

俺「ども」

俺 店員「いただきまーす」パキッ ズズー

店員「1さぁ」ズルズル

俺「ん?」ズルズル

店員「お前、正社員になるつもりはあるか?」モグモグ

俺「んんー」モグモグ

店員「今より給料は上がるし、安定するし、食事はもちろん今よりいいとこ住めるぞ」

俺「確かにな」

俺「だけどなぁ・・」

店員「やっぱり役者やりたいんだ」

俺「・・あぁ」

店員「30歳までならまだ間に合うからな」

俺「・・・おう」

店員「30過ぎたら役者で売れるか、バイトのまま人生を終えるかのどっちかだろ」

俺「そうだな・・・」

店員「その前に身の振り方考えとこうな」

俺「分かった」

>>20
その通りです

俺「おはよう」

団員「おはよう1」

俺「・・・やっぱり、今度のオーディション受けようかな」

団員「お、マジで?」

俺「ああ」

俺「エントリー料くらいなんとかするさ」

俺「あとは」

団員「受かるかどうか」

俺「だな」

俺「その「橙の空」ってさ、やっぱり長いかな」

団員「そりゃそうだろ映画なんだから」

俺「台本も厚いよな」

団員「だろうな」

団員「でも心地よい重みなんだろうなぁ」

俺「かもな」

団員「もし受かったら俺の名前が台本のキャスト欄に載るんだぜ」

団員「もうワクワクしちゃうよ」

俺「俺も」

GWに似たようなスレがあった

俺「"時には何かを捨てなければいけないものがある!"」

俺「"地位か、名声か!"」

俺「"それとも地を踏みしめる足、天を仰ぐ手か!"」

演出「はいストップストップ!!」

俺「・・はい」

演出「その独白はそんなに明朗に言うんじゃないよ」

演出「呟くように言うセリフだってあるし押し殺して言う場合もあるんだよ」

演出「心情をくみ取れ!!」

演出「言われる前に台本見て気づけないのか!」

俺「すみません・・・」

演出「お前の芝居は"芝居"なんだよ」

演出「役になりきれてない」

演出「セリフがセリフのまま聞こえて、その人間の"言葉"として聞こえないんだよ!!」

演出「一から考え直して来い!」

俺「すいませんでした」

演出「はい次!」

>>27
それとは違う人
昨日、おとといの同種スレなら私です

俺「どうすればいいんだよ」

団員「確かにお前の演技はいかにも芝居って感じなんだよな」

団員「舞台では通用するだろうが、映画には向かないよ」

俺「っつってもずっとこれでやって来たからな」

団員「だから、それを直せって言ってるんじゃないか?」

俺「え?」

団員「舞台は、舞台っていう構造上、マイクがないから声を張り上げて、客に声を届けなきゃいけないけど」

団員「声の大きさって意味では届いているが、心に届くセリフの言い方が出来てないってことだよ」

俺「・・」

団員「オーバーにやりすぎるな、力を抜け」

団員「素人になれってことじゃないのか」

団員「先生が言いたいのは」

俺「そうか・・・」

団員「俺も人のこと言えないんだけどな」

俺「・・・お互い、頑張ろうぜ」

団員「ああ」



俺「おっちゃーん」

パン屋「おう1」

俺「あれ・・・どうしたの」

俺「随分片付いてるけど」

パン屋「あぁ・・実はな」

パン屋「今度、店、閉めることになった」

俺「えっ!?」

パン屋「もう歳だし、体も辛くてよ」

パン屋「ごめんよ・・1君」

俺「いや・・しょうがないですよ」

パン屋「ごめんよ・・・」

俺「・・・」

パン屋「・・で、今日もアレかい?今、用意するよ」

俺「あ、はい・・」

パン屋「はいどうぞ、30円ね」

俺「」チャリッ

パン屋「はいまいど」

パン屋「また、来てくれよ」

俺「・・はい」

えっ

団員「とうとう明日だな、オーディション」

俺「そうだな」

団員「お前は何役志望だっけ」

俺「もちろん主役の丸山だよ」

団員「俺は角田だ」

俺「いいじゃん角田」

団員「だろ?俺とお前でツートップだ」

俺「でもお前なら丸山行けるんじゃないか?」

団員「それだとどっちかしか受からないだろ」

団員「俺はお前と一緒にやりたいんだよ」

俺「嬉しいこと言ってくれるじゃん」

団員「へへへ」

俺「"懐かしいな、この、公園"」

俺「"よく、二人で、遊びに来たっけ"」

俺「"なあ、女"」

俺「"なに"」

俺「"俺、あの時の、約束、忘れてないから"」

俺「"え?"」

俺「"ほら、あれだよ、神社の、境内で言った"」

俺「ダメダメ!全っ然ダメ!」

俺「何だようるさいなー今台本やってんだよ」

俺「やっぱりセリフ臭いよ」

俺「しょうがねえだろこれが俺の演技スタイルなんだから」

俺「お前彼女いたことないから甘酸っぱいこととか知らないもんな」

俺「お前だってそうだろーが」

俺「俺は関係ないもーんお前の体だから知らないもーん」

俺「ったく」

俺「オーディション明日の朝だぞ」

俺「知ってるよ」

俺「・・・わかった、俺が出る」

俺「なんでだよ、お前は邪魔すんな」

俺「前夜になってもまだ仕上がってないくせに偉そうなこと言うな」

俺「素人のくせに」

俺「素人だから、だよ」

俺「え?」

俺「言ってたろ、「素人になれ」って」

俺「・・・」

ここまで俺

俺「だから、俺がいった方がいいんじゃねえの?」

俺「でもお前台本覚えた事ねえだろ」

俺「それはお前が脳内でセリフを俺に耳打ちすりゃいいんだよ」

俺「耳打ちって言うより頭打ちか!はは!」

俺「変なこと言ってんじゃねえよ」

俺「とにかく、明日のオーディションは俺がやるからな、いいな」

俺「はぁー・・はいはい、分かりましたよ」

俺「じゃあ風呂屋いって、寝るか」

俺「はいよっ」

俺「おばちゃーん」

風呂屋「あぁ1」

俺「今いいかい?」

風呂屋「はいはい、さっき最後のお客さん帰ったし、いいよ」

俺「どうもね」

風呂屋「終わったら掃除、頼むよ」

俺「はいはいー」

風呂屋「はいは一回!」

俺「は~い~」

風呂屋「のばさない!」

俺「はいっ!」

風呂屋「・・」

俺「・・」

風呂屋「フフッ」

俺「フフッ」

風呂屋「もういいから、さっさと入ってきな」

俺「はーい」

カポーン

俺「ふぅー」

俺「ふぅー」

俺「"懐かしいな、この、公園"」

俺「"よく、二人で、遊びに来たっけ"」

俺「おい、風呂でまで台本暗誦すんのやめろよ」

俺「手持ち無沙汰でさ、暇だし」

風呂屋「なんだい、公園がどうこうってのは」

俺「あぁ、明日ね、映画のオーディションがあるんだ」

風呂屋「へぇ!オーディション!すごいねぇ!!」

俺「そんなたいそうなものでもないけど、ちょっと緊張しちゃってね」

風呂屋「あぁそう~」

俺「ごめん、うるさかったかな」

風呂屋「いいわよ~」

風呂屋「そういうことだったら、今日はこの後掃除しなくてもいいわよ」

風呂屋「明日大事なオーディションがあるんだもんね!」

俺「いいの?おばちゃん」

風呂屋「こういう時は素直に甘えなさい、ね?」

俺「じゃあ・・・この埋め合わせは今度するから」

風呂屋「えぇ、頑張って来なさいよ!」

俺「ありがとう」



俺「眠れない」

俺「眠れないか」

俺「緊張する」

俺「緊張するか」

俺「どうなるのかな」

俺「わからん」

俺「・・・やっぱり明日は俺がやる」

俺「やめとけ、お前の演技は芝居臭い」

俺「お前はど素人だろ」

俺「お前の演技見てるから程よく素人だ」

俺「何だよそれ」

俺「演技は俺がやる、自己PRはお前がやれ、いいな」

俺「………ああ」

俺「じゃあ明日早いし寝ようか」

俺「わかった」

俺「おやすみ」

俺「おやすみ」バチン

俺「おっちゃーんおはようー」

パン屋「おう来たか1、待ってたよ」

俺「え?」

パン屋「華の湯の松さんから聞いてるよ、今日オーディションなんだって」

俺「あ・・・えぇ、そうです」

パン屋「これ、持ってきな」

俺「えっこれ」

パン屋「そうだよ、カツサンドだ」

パン屋「勝負事の前にはやっぱりカツだろ?」

俺「でもお金ないs…」

パン屋「いいんだよ、タダで」

俺「え?」

パン屋「店仕舞い、今日なんだ」

パン屋「俺にはこれくらいしかできないけど」

俺「そんな・・・」

パン屋「いつもいつもありがとうね、1君」

俺「おっちゃん・・・」

パン屋「応援してるよ」

俺「・・・」

パン屋「・・・時間、大丈夫なのかい」

俺「・・・」

パン屋「気を付けるんだよ、1君」

俺「・・・」グッ

俺「おっちゃん・・・ありがとう!!!」

カランコローンッ

パン屋「毎度…ありがとうございました・・・!」ポロ

俺「おはようございます!」

受付「おはようございます」

受付「本日のオーディションの希望者の方ですか」

俺「はい!」

受付「こちらがエントリーシートになります」

俺「はい!よろしくお願いします!」

受付「こちらの控室でお待ちください」

俺「失礼します!」

俺「ふー」

俺「緊張するな」

俺「緊張するか」

俺「こんなでかいオーディション初めてだし」

俺「落ち着けよ」

俺「・・」ソワソワ

俺「大丈夫だ、セリフだけは俺がやる、他は大丈夫なんだ」

俺「お前ならやれる」

俺「おう・・・」

俺「自信持てよ」

俺「・・・あぁ」

俺「・・」

俺「・・」

俺「・・・よしっ!!!」パアン!!!!!

しえん

男「ありがとうございました!」ガチャ

プロデューサー「次の方どうぞ」

俺「失礼します!」

俺「東京から来ました、1です!よろしくお願いします!」

監督「よろしく」

プロデューサー「では、早速演技から見させていただきたいと思います」

俺「はい!」

プロデューサー「先日お届けした、抜粋した課題台本の1ページ目からお願いします」

俺「分かりました」

監督「・・・」

プロデューサー「女役は女さんにお願いします」

女「よろしくお願いします」

俺「よろしくお願いします」

俺「(セリフはちゃんと覚えてるから、そのまま流す)」

俺「(それを、そのまま言え)」

俺「(分かった)」

プロデューサー「じゃあ早速行きます」

プロデューサー「用意、スターッ!」パチンッ

俺「懐かしいな、この公園」

俺「よく二人で遊びに来たっけ」

俺「・・・なあ、女」

女「なに?」

俺「俺、あの時の約束、忘れてないから」

女「え?」

俺「ほら・・・あれだよ、神社の境内で言った」

しえ

俺「いじめられてた俺を助けてくれた時、泣きながら言った言葉」

俺「次は・・・ボクがゆかちゃんを守る、・・・って」

女「・・・」

俺「随分あいちゃったけど、さ」

女「うん」

俺「俺、その約束、果たしたいと思うんだ」

女「・・・」

俺「俺が親父さんを説得する」

女「!」

俺「イタリア行きを、全力で止める」

俺「日本にいたいって泣いてお願いしてたの、知ってたから・・・」

女「・・・」

俺「もし止められたら・・・俺と・・・」

俺「俺と・・・」

女「・・・」

俺「(最後は・・・お前の番だ!)」ドンッ

俺「(ええええええええっっっ!!!!???)」

しえ

俺「(マジかよ・・・)」アタフタ

俺「(オイ!帰って来いって!)」アタフタ

女「・・・」

俺「・・・」ゴクッ

俺「・・・」スー   ハァー

俺「・・・・・・いや、なんでもない」

女「・・・」

俺「・・・そういえば、渡したいものがあるんだ」

女「えっ…?」

俺「はい、これ」スッ

女「えっ?・・・カツサンド・・・?」

俺「勝負の前にはカツ丼が普通だけどさ、俺は、カツサンドなんだよ」

女「・・・」

俺「カツ丼のどんぶりよりも、カツサンドの方が、カツを手に掴むって感じがするでしょ」

女「・・フフッ」

俺「フフッ」

俺「・・・」

俺「・・・これから、全力で親父さんを説得する」

俺「俺はお前のために、全力で戦う」

俺「俺と一緒に、・・・戦ってくれるか?」

俺「俺と・・・二人で」

女「・・・」

俺「・・・」

しぇ

女「・・・」

俺「・・・」

女「・・・うん」

俺「・・・よかった・・・」

俺「」パク

女「」パク

俺「どう、このカツサンド・・・」

俺「うまいだろ?」

女「・・・」

女「・・・おいしい」ニコッ

俺「・・・そか」ニコッ


監督「カァァァァァァット!!!!」パチィィン!!!

>>1はこのスレ転載禁止とレスしろ
転載禁止にしろ
転載禁止にしろ
転載禁止にしろ
転載禁止にしろ

数年後―――


MC「本日のゲストは、今、人気急上昇中の若手実力派俳優・1さんでーす!!!」

パチパチパチパチ  キャー キャー 1サーン キャー

俺「どうもこんばんは」

MC「初めての主演映画「橙の空」から爆発的なヒットを重ね、今では日本の俳優の中でも屈指の存在ですが」

俺「いやいやそんな滅相もない」

MC「謙遜しちゃってぇ~~」

ハハハハハハハハハ

MC「そんな1さんも、若い頃は結構苦労されたそうですが?」

俺「そうですね、ワンルームの3万の部屋を借りて、昼も夜もバイト掛け持ちして働いて、給料日前はパンの耳でしのぐ生活でしたね」

MC「パンの耳ですか!それは大変でしたね~」

MC「でも今ではおいしいものもいっぱい食べられていいんじゃないですか?」

俺「まぁそれは企業秘密と言うことで」

MC「じゃあ産業スパイでも送っちゃいますかね~」

ワハハハハハハハハハ

MC「もうこの世のほとんどの栄誉を手にしたと言っても過言ではない1さんですが」

MC「そんな1さんに質問です」

MC「これからはどんな活動をしていきたいですか?」

俺「幅広い層の方々に親しんでもらえるような、身近な距離にいられる俳優になりたいですね」

MC「なるほど~」

MC「ではもし、今一つだけ願いがかなうなら、ズバリ!なんでしょうか!」

俺「そうですね・・・」

俺「・・・」

俺「やっぱり」



俺「・・・」

俺「カツサンドが、食べたいかな」


                                    ―完―

>>1はこのスレ転載禁止とレスしろ
転載禁止にしろ
転載禁止にしろ
転載禁止にしろ
転載禁止にしろ

後日談ないか

三作見たけど面白かった

おつ

最後まで読んでいただきありがとうございました。
質問にありましたが、

俺「疲れた」俺「俺も」
俺「疲れた」俺「俺も」 - SSまとめ速報
(http://hayabusa.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1379262702/)
俺「眠い」俺「俺も」
俺「眠い」俺「俺も」 - SSまとめ速報
(http://hayabusa.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1379346005/)

も書いた人です。
三日連続で見ていただける方がいて、嬉しかったです。ありがとうございました!

ここ数日まったく同じスレを何回か見てる気がするが

>>75
ストーリーはそれぞれ違うからとりあえず読め

まとめサイトにあるから

―後日談―

元パン屋妻「おはようございますあなた」

元パン屋「あぁおはよう」

妻「あなたに荷物が届いてるわよ」

夫「荷物?誰からだ」

妻「それが…どこにも書いてないのよ」

夫「・・・」

妻「開けます?」

夫「・・・ああ」

おつ
面白かった

ベリッベリッ ビーーーーーーーーーッッ

夫「ん?」

妻「!!」

夫「"パン屋のおっちゃん、その節はありがとうございました"」

夫「"これで余生を気兼ねなく過ごしてください"・・・」

妻「こっこれ!!!札束!!!」

夫「えっ!?!?」

妻「1・・・2・・・3・・・4・・・5・・・」

夫「500万も!?」

妻「いったい誰が・・・」

夫「・・・」

妻「あなた?」

夫「・・・」

風呂屋「あー忙し」

宅配便「華の湯さーん、お荷物でーす」

風呂屋「はいはいはいはい」


風呂屋「なにかしら」

ベリッベリッ ビーーーーーーーーーッ

風呂屋「"おばちゃん、いつもタダで風呂に入れてくれてありがとう"」

風呂屋「"設備のメンテの足しにしてください"」

風呂屋「・・・」

風呂屋「1ちゃん・・・」

風呂屋「こんなにあったら新築になっちまうよまったく・・・」

店長「私と君宛てに荷物だ」

店員「そうですか」

店長「開けるぞ」

ベリッベリッ ビーーーーーーーーーッ

店長 店員「!!!!!!!!!!」

店長「なんだこれは!!!!」

店員「"貧乏人の俺を雇ってくれてありがとうございました"」

店員「"人通りが悪くて客が来ないと愚痴ってたのを思い出していたので"」

店員「"宣伝広告費の足しにでもしてください"」

店長「・・・」

店員「駅前に移転できるだろこの額は・・・」

団員「・・・来ると思ってたよ」

俺「あ、やっぱり?」

団員「遅かったじゃねえか」

俺「悪かったな」

団員「「橙の空」、面白かったよ」

俺「ありがとな」

俺「・・・これ、お前に」

団員「おう」

俺「・・・次、俺が出る映画だ」

俺「世界中の映画祭に出す作品だよ」

俺「助演男優を、お前に頼みたい」

団員「・・・」

俺「・・・無理そうか?」

団員「んなわけねーだろ」

団員「だって」

団員「俺とお前で、ツートップなんだからよ」

                       ―終―

おつ

付け焼刃の後日談でしたが、楽しんでいただけたでしょうか?

P.S
まとめサイト、ありがとうございます。
もちろんこれもまとめていただいて結構です。
作者名は便宜上必要であれば一応、オレオにしておきます。俺俺SSなので。

おつ

この間のひたすら俺しか出てこない奴途中までしか読んでなかったが、
鋼の錬金術師のホーエンハイムが自分の中の賢者の石と対話してるときって
傍から見たらあんな感じなんだろうなと思ったわ

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