御坂「上条美琴かぁ・・・」上条「?」(515)

 

上条「ん?何書いてんだ?お前」

御琴「ちょ…勝手に見んじゃないわよ!」

上条「上条御琴…?お前…まさか…」

御琴「…///」

上条「そんなに今の名字が嫌なのか?」

御琴「…は?」

上条「でも上条はやめといた方がいいぞ。不幸になりそうだからな」

御琴「そ…そうね。当たり前じゃない!誰がアンタなんかと結婚するもんですか!」

上条「は?」

御琴「あ」

>>7
これは期待

上条「ん?何書いてんだ?お前」

禁書「あ!トーマ!勝手に覗いちゃダメなんだよ!!」

上条「上条インなんとか…?お前…まさか…」

禁書「…///」

上条「そんなに今の名前を覚えて欲しいのか?」

禁書「…え?」

上条「でもやめといた方がいいぞ。今じゃ超電磁砲が圧倒的に人気だからな」

禁書「そ…そんな。トーマ!メインヒロインはあたしなんだよ!」

上条「え」

禁書「え」

神裂「神裂当麻・・・・・画数的には大丈夫ですね」

上条「ん?何書いてんだ?お前」

一方通行「ちょ…勝手に見ンじゃねェ!」

上条「上条百合子…?お前…まさか…」

一方通行「…///」

上条「そんなに今の名字が嫌なのか?」

一方通行「…あン?」

上条「でも上条はやめといた方がいいぞ。不幸になりそうだからな」

一方通行「あ…当たり前だろォ!誰がお前なんかと結婚するか!」

上条「は?」

一方通行「あ」

ステイル「上条マグナス・・・・いや、ステイル当麻・・・・ふぅ」

上条「別に上条じゃなくてもいいんだぜ?」

美琴「え?」

上条「俺が御坂当麻でもいいわけだし…」

美琴「ちょ、ちょっと待って!なんの話からこうなったんだっけ?」

上条「はあ?おまえが結婚したいって言い出したんだろ?」

美琴「そ、そうだっけ?」

上条「だからわざわざ婚姻届まで上条さんが用意して…」

美琴「もうそんなとこまで?」

上条「なんだ?嫌になったのか?」

美琴「そんなわけないでしょ!」

ーーーーーーーーー
ーーーーーー
ーーー

美琴「って夢をみたのよ」

御坂当麻「何年前の話だよ」

規制解除に思わずやっちまった

これからバイトだから任せた

上条「でも御坂って名字俺は好きだけどな」

御琴「え?」

上条「名字に御ってついてるとなんかお嬢様ってイメージがあるんだよな。ん?いや、常盤台だからホントにお嬢様なのか」

御坂「そ…そうよ!っていうか別にこの名字は嫌いじゃないわよ!」

上条「そうなのか?まぁお嬢様にはとても見えないけどな~」

御琴「な…バカにすんじゃないわよ!」ビリビリ

上条「おわっ!アブね!今の当たったら死んでぞ!」

御琴「うるさいわね!どうせ当たんないんでしょうが!」

上条「ったく…お前もお嬢様らしくしてれば可愛いのに…」

御琴「な!?…/// よけいなお世話よ!」ビリビリ


バイト行ってきます

バイト終わってまだ残ってて誰も書いてなかったら書きます

遅刻するやべ

上条「御坂当麻か……悪くないな」

美琴「ちょ、ちょっとアンタ何言ってんのよ!」

上条「ん、今度から俺の名字は御坂ってなるんだ」

美琴「!?」

上条「ああ、愛しの旅掛さん……」

美琴「え」



御坂旅掛=美琴の父のナイスダンディ

ミサカはミサカは保守してみたり


御坂妹「上条妹…っとミサカは恥ずかしげに呟いてみます」

上条「…さすがの上条さんもかける言葉が見つかりません」

御坂妹「あなたが気にするのはかける言葉ではなくこの婚姻届けに名前をかけるかどうかですっとミサカは上手い事言ってみます」

上条「……」

保守

初春涙子

書き溜めようと思ったらスレが立ってたでござる

まあバイトっていうから22時過ぎには帰ってくるでしょ学生なら

俺は俺で書き溜めて後日投下するわ

ミサカはミサカは保守ですの

佐天「サーテンwwwwwwww」

当麻「娘さんを俺にください!」
旅掛「ぜぇぇぇぇぇぇぇったいにだめぇぇぇぇぇぇっ!!」
美琴「なんでよバカ!」
旅掛「お父さんはこんなどこの馬の骨とも分からん奴との結婚はぜぇぇぇぇったいに認めませぇーんっ!」

保守

>>77
そこで上琴厨筆頭の美鈴さんまでが上条さん側について旅掛さん涙目ですね、分かります

残っているだと…?

>>80
さぁ早く書くんだ

>>80
お待ちしておりました

>>79
お前とはいい酒が飲めそうだ
ところで美琴さんは父親のことパパで母親はママなんだろうか

>>80
おかえりー

まぁ待てバイトまだ終わってないんだ

正直余り考えてないからバイトしながら考えるけどもっと面白い人いるだろうからいたらやってくれ

バイト終わるのが2時だから書き始めるのは3時くらいかな

一応トリ付けとくけどつけたことないから間違ってたら死にたい

トリメール欄につけちまったぜ

死にたい

何のバイト?

上条「何書いてんだよビリビリ」

美琴「み、見るなっ!」

上条「上条、美琴?お前まさか・・・!」

美琴「違うから!そんなんじゃないんだから」

上条「上条ってやつが好きなのか!」

美琴「・・・へ?」

上条「にしてもお前の好きなやつが俺と同じ名字なんて奇遇だなぁ!その上条ってやつはどんなやつなんだ?」

美琴「・・・」

上条「ん?どうしたビリビリ?」

美琴「~っ!馬鹿ぁぁ!」

上条「うおっ!?いきなり攻撃してくるやつがあるか!っておい、どこ行くんだよビリビリ!」

美琴「うるさい!ほっといてよ!」



上条「・・・もしかしてトイレか?」


保守

お前らいいよな…俺なんて中身見ないで2冊買ったらどっちもレイプ+精神破壊で
しかも片方は最終的に豚とやる展開だった…

>>103
いーえむぶれいかーじゃないほうのタイトルうp

さて上条さんと美琴のいちゃいちゃss書く作業にもどるお…

>>105
砕けた超電磁砲だったかな…
なんでそんなあからさまなタイトルに引っ掛かるかというと、俺の個人的嗜好が
http://imepita.jp/20091222/858490
こんな場面で入れられる直前に助けられるってシチュエーションだから
つい期待しちまうんだ…

>>108
  `¨ - 、     __      _,. -‐' ¨´
      | `Tーて_,_` `ー<^ヽ

      |  !      `ヽ   ヽ ヽ
      r /      ヽ  ヽ  _Lj
 、    /´ \     \ \_j/ヽ
  ` ー   ヽイ⌒r-、ヽ ヽ__j´   `¨´

           ̄ー┴'^´

禁書キャラにエロは要りません

ほし

これスレタイだけでニヤニヤできるな

>>118
実際上条さんと付き合い出したらあんな感じになりそうな気もするけどな

>>121
付き合ってからもしばらくは「ふにゃー」状態が続きそう
いちゃレーの美琴には余裕ある感じがする

バイト終わった

疲れた

帰るのめんどい

寝たい

ほしゅ

>>25の続き


上条「大体こんないっつも出会う度にビリビリしてくるやつがお嬢様ってのが無理あるだろ!上条さんはお前のお嬢様らしいところ見たことありませんよ!?」

美琴「ふ…ふん。アンタみたいな変態低能野蛮人にはこの滲み出るお嬢様オーラが感じられないだけよ」

上条「はっ、そんなわけねーだろ。ホントのお嬢様は出会う度にビリビリして警備ロボを召喚したりしねーよ。このジェントルマン上条の目はごまかせませんよ?」

美琴「誰がジェントルマンよ。あちこちでフラグ乱立してるエロ猿が吹いてんじゃないわよ」

上条「まあジェントルマン上条のジェントルマンオーラはレディにしか感じられないからな。お前やうちの白い穀潰しに見えないのも無理はない」

美琴「でもアンタ私が何回突っかかっても一回も殴らなかったもんね。レディを殴らないって心意気だけは認めてあげるわ」

上条「あん?レディだからじゃねーだろ。上条さんは子供には手を出さない主義なんだよ」

美琴(#^ω^)ビリビリ




パソコンが規制されてた…
携帯からじゃこれ以上は色々無理っす

美琴「上条美琴かぁ……」
上条「……? なんだ、薮から棒に」

美琴「なッ!? あ、ああぁあんた、いつからそこにいたのよ!?」

上条「上条美琴かぁ……のあたりから」

美琴(うあぁ~、よりによって一番聞かれたくない奴に聞かれたぁ)

上条「で、なんなんだ、上条美琴って?」

美琴「じゃ、じゃあ、あたしが大人になればあんたはあたしを意識してくれるのよね?」

上条「はあ?」

美琴「じゃなくて!ちゃんと相手してくれるのよね?」

上条「まあそうだな」

美琴「ちょっと待ってなさいよ!あんたがびっくりするくらいお嬢様になってやるから!」

上条「………別にならなくてもいいんですけど」

美琴「そんときは………その………」

上条「ん?なんて?」

美琴「い、いいから覚悟しときなさいよ!」

バタン

上条「言うだけ言って帰りやがった」


帰ってこい

美琴「これはあれよ、え~と、えぇ~と……そう、画数占い!」

上条「画数占い? でもあれって自分の名字と名前でやるもんだろ? なんで俺の名字でやってんだ?」

美琴(察しなさいよ、この超絶鈍感男!……って気付かれちゃ駄目だ。何か上手い言い訳は~……!)

美琴「えっと、ん~と……そ、そうそう! 御坂美琴だと結果が悪くてさ、試しに知り合いの名字と組み合わしてやってたのよ!」

上条「…………」

美琴(うあぁ~、なによこの苦しい言い訳! こんなの子供だって信じな……)
上条「そーなのかー」

美琴(信じちゃったぁ!?)

バタン

上条「なんだ?もう帰ってきたのか?」

美琴「そ、そうですわよ!」

上条「……………」

上条「なんか背中がすごくむず痒いんですけど…」

美琴「これなら私もお嬢様ですわよね?」

上条「ぶっ…」

美琴「な、なによ!」

上条「ちなみになにを参考にされたんですかね?」

美琴「…黒子」

上条「ギャップが強すぎてダメだな」

美琴「なっ………もう一回!もう一回行ってくるから!」

バタン

上条「中学生には変わりないんだけどな」

補習 書きためるかも

美琴「そうなのよー」

上条「で、どうだったんだ?」

美琴「どうって……何が?」

上条「占いだよ、占い。結果はどうだったんだ?」

美琴「あ、あぁ~、占い、占いね! もうバッチリばら色の人生よ! もう最高ね、私とあんたの相性!」
上条「…………」

美琴「…………」

美琴(って何言ってんのよ、私はあぁッ!!)

上条「うぅ……」

美琴「ちょっ、なに泣いてんのよ!? (そんなに嫌、だったのかな……私と相性がよかったこと……)

上条「いやぁ、この不幸の権化、上条さんでも誰かに幸せを分けてあげられるんだと思ったら、つい涙が……」

美琴「……はぁ」

上条「なんデスカ、そのいろいろと含みありげな溜息は」

美琴「もうあんたには十分過ぎるぐらい幸せを貰ったわよ。だからもっと胸を張りなさい」

上条「御坂……」

美琴(ってだから何を言ってるのよ、私はぁ~~!)
上条「それにしても占いが好きとか、ビリビリも女の子らしいところあるんだな」

美琴「あんたは普段、私のことをどう見てんのよ……(さっきといい、今といい、こいつ、私のこと女の子と思ってないわね……? よ~し、それなら……)

美琴「うん、占い好きなんだ、私。そこであんたに頼みがあるんだけど」

上条「頼み?」

美琴「最近女の子に人気の占い士のところに行きたいんだけどね、そこって恋占い専門なのよ。だから……」

上条「だから?」

美琴「前みたいにこ、恋人の振りして一緒に行ってくれない……かな?」

上条「え、でもそういうのって本当に好きなやつと行った方がいいんじゃないか?」

美琴「ものは試しってやつよ」

上条「なんか試すみたいでどうもなぁ……」

美琴「た、ただとは言わないわ! 一緒に行ってくれたら、一回だけなんでもいうこときいてあげる!」

上条「う~ん……」

美琴「だめ……かな?」

上条「あ~……分かった分かった、行くよ行きます行かせてください。だからそんな目で見るなって」

美琴「やった! じゃあ早速行きましょ」

上条「……ったく、あんな目で見られたら、断るものも断れねーじゃねえか」

美琴「んー? なんか言った?」

上条「何でもございませんよ、美琴センセ」

美琴(取り敢えずこいつを誘ったのはいいけど……何言っちゃってんのよ、わたしぃ~! よりにもよって何でもいうこときくとか!もし、もしもあいつが……)

上条『美琴、お前の全てが欲しい……』

美琴『だ、駄目よ、当麻。私達、中学生と高校生なのよ? 世間が許しはしないわ……』

上条『歳の差がなんだってんだ。……いいぜ。そんなもんが俺達の愛を阻むってんなら、まずは……』

『その幻想をぶち殺す!』
美琴『当麻!』

上条『美琴!』

美琴(とか言い出したら……)

美琴「うああぁ~……」

上条「なに悶えてんだ、ビリビリ?」

美琴「なんでもないわよ、ばかっ!」

上条「なんで今、上条さんは怒られたのでせうか……。しかし学園都市で占いってのも、あれなかんじだな」

美琴「ま、まあどれだけ科学が進歩しようとも、女の子の占い好きは変わらないもんよ」

上条「インデックスなら詳しそうだよなー。こういうのはあいつ専門だし」

美琴「……インデックスってあのシスターの子?」

上条「あぁ、そうだよー……って何ゆえにそんなに不機嫌なのでしょーか? 何かまずいこと言っちゃいましたかね、上条さん?」

美琴「別に……なんでもない。ほら、着いたわよ」

申し訳ありません、話の流れは頭の中にあるのですが、夜勤明けのため、眠気が限界です……。
スレが残っていたら、続きを書かせて頂きます。
ではお休みなさい……。

ok、ならば支援だ

一方「通行止め…か、いいじゃねェか」

打止「えっ」

いちゃいちゃレールガンは同人誌にエロはいらないってことがはっきり分かる

>>226
同意

上条「あ、ほら、次だぜ、順番」

美琴「うん……」

上条「しっかし相場は分からんけど、20分で千円とか信じられませんな」

美琴「うん……」

上条「……ほんとどうしたんだよ、御坂。さっきから不機嫌、つーかしょげた顔して」

美琴「……うん、ごめん。大丈夫よ、本当になんでもないから」

美琴(……そうよ、こいつが他の女の子と仲良くしようが、私には関係ないわ……関係、ない……)

「次の方、どうぞー」

占い士「いらっしゃいませ。どうぞそちらにお掛けになってください」

美琴「は、はい」

占い士「お二人は恋人同士ということでよろしいですね」

美琴「こ、こここ恋人ッ!?」

上条「はい、そうです」

美琴「え、えぇッ!?」

上条「(落ち着け、御坂。恋人の振りをしてくれって言ったのはお前だろうが)」

美琴「(そ、そうだけど……!)」

占い士「では占いを始めますので、手を繋いで楽にしてください」

美琴「ててて手を、繋ぐぅ……!?」

占い士「はい、恋人繋ぎで」

美琴「こい……!?」

上条「はい」

美琴「……ッ!!?」

あいつの右手が私の左手をしっかりと繋ぎ留める。
私が助けてほしい時、いつだって守ってくれたその右手で。

ぴったりと密着した手からはこいつの温もりがしっかりと伝わってきて―――
美琴「ふにゃー……」

上条「(御坂の手ってこんな柔らかかったっけ……? っていかんいかん! 相手は中学生ですよ!?)」

占い士「では占いを始めます」

占い師「むむっ、これは……」

美琴「ど、どうですか!?」
占い師「悪いことは言いません。すぐに別れた方がお二人のためです」

美琴「な……」

占い師「そちらの男性の方。あなた、女性の知り合いが多いでしょう?」

上条「あー、まあ、はい」
占い師「やはり……あなた、女難の相が出てますよ」
上条「えぇ!?」

占い師「女性絡みのトラブルで身を持ち崩し、行き着く先は人生のどん底、と占いには出ています」

上条「ふ、不幸だぁー……」

美琴「…………」

占い師「今すぐ全ての女性関係を断って、一人静かにひっそりと余生を過ごすべきです」

上条「そして一人っきりの最期を迎えるんですね……。分かってた、分かってましたよ……。上条さんにはそんな寂しい最期がお似合いだってさ……」

美琴「……によ」

占い師「でも今ならまだ大丈夫です。この幸運の力を込めたお守りを買えば……」

美琴「なによ、そんな未来!」

占い師「ッ!?」

そげぶ

美琴「こいつに女の子の知り合いが多いのなんて百も承知よ!
でもしょうがないじゃない。こいつは困ってる人を見ると放っておけない、どうしようもない程のお人よしで!」

上条「御坂……」

美琴「そんなこいつを私はどうしようもない程、好きになっちゃったんだから!」

上条「えっ!?」

美琴「こいつの未来が一人寂しいものだなんて、私は認めない……。
誰よりも優しいこいつが報われないなんて、そんなふざけた未来―――」

「私がぶち壊してみせるんだから!」

上条「…………」

これは上条美琴実現フラグ

美琴「んああぁ~……!」
自分の言った言葉の意味と事の重大さを理解した私は占いの館を飛び出し、いつもの公園のベンチで一人、悶えていた。

美琴「どうしよー、これからどんな顔してあいつに会えばいいのよ~……」

知られた。
知られてしまった。
あいつにだけは知られたくなかったのに。

美琴「答え、聞きたくないな……」

なぜかあいつの周りには綺麗な女の子ばかりいる。
私みたいな女の子として見られてないようなやつじゃ、とても太刀打ちなんか出来ないぐらいの女の子が。

美琴「きっとその中に好きな子、いるんだろうな……」

涙が一滴、頬を伝う。自分の吐いた言葉で、勝手に傷付いていれば世話はない。

さっきは勢いに任せてあんな大きなことを言ったけど、今の私にはそんな自信何処にもない。

美琴「……っく、ふえぇ……」

いろんな感情がないまぜになって、鳴咽が止められない。

上条「怒ったり泣いたり、忙しいなー、美琴センセーは」

美琴「ッ!? べ、別に泣いてないもん……」

上条「そか」

美琴「…………」

上条「…………」

気まずい沈黙だけが二人の間を流れる。
あいつもなんて声を掛けていいのか分からないのか、ばつが悪そうに頭を掻いている。

上条「……そうだ、約束」
美琴「……約束?」

上条「ほら、何でも一つだけいうこときいてくれるってやつ」

美琴「あー……」

そういえばそんな約束をしたような気が。
まあこいつのことだから、宿題教えてくれとかだと思うけど。

上条「今、近所のファミレスでさ、デザートバイキングとかやっててさー」

美琴「それが、どうしたのよ……」

上条「たまには甘いものでもドカ食いしたいわけですよ、上条さんとしましては」

美琴「すればいいじゃない……」

上条「それがなぁ、そのバイキング、カップル限定でなぁ。誰か一緒に行ってくれる奴、いないかなぁと思ってたわけですよ」

美琴「…………」

いいねいいね

上条「一緒に行ってくれないか……上条美琴さん?」

美琴「なッ!? だ、誰が上条、美琴、よ……」

上条「何でもきいてくれるんだったよな?」

美琴「……ふ、ふん。しょうがないから一緒に、い、行ってあげるわ」

上条「サンキュー」

美琴「……えい」

上条「ッ!? な、何ゆえ急に手を握るのでせうか?」
美琴「カ、カップルなんだから手を繋ぐのは当たり前、でしょ」

上条「……だな」

変わらぬ風景の中を、少しだけ関係が変わった二人が歩いていく。
恋人にはまだ遠いかもしれないけれど。
きっとこれはその初めの一歩。

美琴「上条美琴、かぁ……」


fin

乙!

なんてこった、ニヤニヤが止まらん

支援と保守、有難うございました。
即興なので些か急展開なかんじは否めませんが、やはり上条さんと美琴のいちゃいちゃは最高ですな。

誰か 続き 頼む

あのやっぱり禁書は買いなおしたほうがいいですかね
はいれべるな文章についていけなくて2巻で投げたんですが
どこみてもみんな禁書で楽しんでてとてもくやしい
それとも漫画なら中和されてたりしますか

>>283
2巻か……
まあ気が向いたらレールガン放送後に3巻から読んでみて

とりあえず16巻までは読んで欲しいところ

3期が19巻で終われば4期は確実ですね

>>301
15巻が濃すぎるんだよなー
そこまで果たして行くのかどうか

なかなか合ってるな

さっさとくっつけやゴラァァァァァァ!!!!

俺「好きだ!美琴!」
美琴「はぁ?」
俺「って上条さんが言ってた」
美琴「な、何言ってんのよアンタ!」
俺「・・・」

(;ω;)

バイトの合間を縫って続き書いてみます。書き込みが遅いのはご容赦を。



目と鼻の先には御坂の顔があった。
顔は真っ赤に染まり、唇はぷるぷると小刻みに震える。
だがその目はこちらを食い殺さんばかりの気迫で俺を睨んでおり、甘い雰囲気なんてかけらも無い。

上条(不幸……なのか?)

話は今朝まで遡る。

キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!!

デザートバイキングに行く約束を果たすため、珍しく補習の無い休日を利用して俺は御坂と出掛けることにした。

上条「約束の時間、10分前……よし。遅刻するわけにはいかんからなぁ。一応デートみたいなもんだし」
少しだけ胸を踊らせながら、待ち合わせ場所であるいつもの公園へと向かう。

上条「うお……まさかもう来てるとは……」

物陰から待ち合わせ場所でそわそわと落ち着きのない御坂の様子を窺う。
髪型を気にしたり、服装を気にしたりと忙しない。 そんな微笑ましい情景に何故だか頬が緩んだ。
いつまでも見ていたいが、それで遅刻してしまっては本末転倒だ。

上条「お~い、御坂」

こちらを振り向く御坂の顔が声を掛けた途端、これでもかと華やぐ。

御坂「お、遅いわよ」

照れ隠しなのか、すぐに表情を引き締めるが、紅潮する頬は隠し切れなかったようだ。
今にも駆け出さんばかりの子犬のように、御坂のそわそわとした様子は止まるところを知らない。

上条(なにこの可愛い生き物おぉ!?)

上条「落ち着け、相手は中学生相手は中学生……」

美琴「どうしたのよ?」

うずくまるこちらの様子を小首を傾げながら窺う御坂。
こいつ、こんなに可愛かったっけ……?

上条「遅いって言ったってまだ約束の10分前だぜ? お前、何分前にここに来たんだ?」

美琴「う……その、30分前……」

上条「30分も前からここでそわそわキョロキョロしてたんですか……」

美琴「だ、だってしょうがないじゃない。……楽しみ、だったんだもん」

上条(だからなんなんデスカ、この可愛い生き物おぉ!?)

上条「なあ御坂。お前、なんか悪いもんでも食った?」

美琴「何よ、急に」

上条「いえね、いつもの美琴センセーと違ってあまりにも素直過ぎるから、上条さん、若干恐怖を覚えているのですが」

美琴「…………」

上条(い、いかん、つい余計なことを!? 来るか、電撃!?)

美琴「余計な意地張ったって、もうしょうがないでしょ。あんたには、その……ばれてるわけだし……私の、気持ち」

上条(何この可愛い生き物、モフモフしてえぇッ!)
美琴「だから、覚悟してよね」

上条「覚悟?」

美琴「絶対にあんたを振り向かせてみせるんだから」
上条「……お」

美琴「お?」

上条「お手柔らかにお願いします」

美琴……ふふ、やーだよーだ♪」

上条「と、取り敢えずファミレス行こうぜ。今日はそのために腹空かしてきたんだし」

美琴「そうね、ちょうどいい時間だし。……ちゃんとエスコートしてよね」

上条「お、おう」

差し出された手を硝子細工を扱うように優しく握る。
この前は何も気にせず手を繋げたのに、今は少し違っていた。
これが本気を出した御坂の力か……!

美琴「な~に手を繋いだぐらいで、どぎまぎしてんのよ」

上条「そ、そういうお前だって顔真っ赤じゃねーか」

美琴「私はいいのよ。その……好きな人と手を、繋いでるんだから」

すいません、今の上条さんじゃ、本気の美琴センセーには太刀打ち出来ません。

「おめでとうございます!」

上条「へ?」

「お客様がスイーツバイキングフェア期間中、百組目のカップルとなります。つきましてはスイーツバイキングは無料、サービスにスペシャルドリンクを付けさせていただきます」

美琴「こういうこともあるもんなのねぇ」

上条「もしや美琴センセーは幸運の女神なのでせうか。ありがたやありがたや」

美琴「なに拝んでんのよ、恥ずかしいなぁ、もう。……幸運の女神、か。ふふ……」

「ドリンク、すぐにお持ちしますので、あちらのスペシャルシートでお待ちくださいませ」

上条「……拷問だろ、これ」

美琴「…………」

案内された先にあった席に座りながら気まずさに耐え兼ね、ぼそりと呟く。
御坂は言葉もないのか、耳まで真っ赤にして俯いていた。

上条「スペシャルシートっつーから、どんなもんかと期待したけど、これじゃただの晒しものじゃねえか」

俺と御坂を好奇に満ちた目が取り囲む。
しかも窓に面した位置にあるため、外の通行人からもまる見えだ。

上条「しかも極め付けが……」

目の前に置かれたドリンクだった。
明らかに一人で飲むには多過ぎる量のドリンクに、二本のストローが交差し、これみよがしにハートなんぞを形作っていた。

上条(さすがにこれは御坂も……)

苦笑しながら御坂の方を見ると、調度御坂もこっちを見ていたらしく、これ以上はないと思っていた顔を更に真っ赤にしながら、慌てて俯いていた。

上条「いや、さすがにこれはねえよなぁ。お店の人には悪いけど遠慮させて……」

美琴「……ん!」

上条「はい?」

御坂は何かを決意したような顔をしたと思ったら、おもむろにストローをくわえた。

上条「え~と……飲むの?」

御坂「ん」

上条「マジですか?」

御坂「ん!」

上条「いや、さすがにそれは上条さんも恥ずかしいわけで……」

御坂「ん!!」

いかん、これ以上逆らったら本気の電撃を飛ばされかねん。
今の御坂の電撃は幻想殺し<イマジンブレイカー>でも防ぎきれないような気がする。
覚悟を決め、大きく息を吐き、呼吸を整える。
……男・上条、征かせていただきます!

上条「むぅ……」

近い近い近い!
いくら何でも近すぎますよ、これは!
御坂なんて恥ずかしさのあまり震えているし。
そのくせ、目だけはこっちを睨んでるし。

上条(甘い一時っつーより、メンチの切り合いってかんじだ……)

この状況を打破するためには、一秒でも早くドリンクを飲み切るしかない。

美琴「ん~……」

御坂も同じ事を考えたのか、ストローの中をドリンクがゆっくりと競り上がっていく。

上条(えぇい、侭よ!)

赤い液体がハートを形作り、あと少しで二人の口に届く。
あと2cm、1cm……

美琴「ぶふッ!?」

上条「ぬあーッ!?」

グラスの中身が盛大に噴き上がり、飲み切ることに集中していた俺の顔を襲った。

上条「ごほっ、こら、御坂! 急にストローぶくぶく逆噴射とか何考えてん、だ……」

文句を言おうと顔を上げるが、御坂はこっちを見ていなかった。
何事かと御坂の視線の後を追うとそこには―――

黒子「お、おおおおね、お姉さまがあの類人猿と、デ、デデデデートを!?」

初春「うわぁー……わぁー……」

佐天「へぇ~、あの人が御坂さんの恋人さんか~」

もの凄い形相の怒れる風紀委員<ジャッジメント>、白井黒子と、その御友人二人であった。

黒子「お姉さまああぁ! これはいったいどういう事ですの!?」

美琴「あのね、黒子。これはね、んっとね……」

白井の乱入により、店に居づらくなった俺達は、近くの河原に場所を移していた。
物凄い剣幕の白井に詰め寄られ、御坂はたじたじだ。

上条(こんなしどろもどろになってる御坂、初めて見た)

これはこれで可愛いのでもう少し見ていたい気もするが、いつまでも御坂にばかり白井の相手をさせるのも酷というものだろう。

上条「あー、白井。その辺で勘弁してやってくれないか」

黒子「……殿方さん、ちょっとあちらへ。一対一で話したいことがありますの」
上条「……分かった」

美琴「あ……」

上条「心配すんなって。ここは上条さんに任せておきなさい」

佐天「おぉ~、頼れる彼氏ってかんじですね」

初春「憧れちゃいます」

黒子「う~い~は~る~?」

初春「あ、痛い痛い痛い! し、白井さん、頭ぐりぐりしないでくださ~い」

申し訳ありません、眠気が限界です……。
起きて、用事を済ましたら、続き書かせていただきます。
ではお休みなさい……。

黒子「それで?」

上条「それでって、何が?」

黒子「惚けないでくださいまし、お姉さまのことですわよ。いったいどう思っているんですの? 生半可な気持ちなら許しませんわよ」

上条「俺の、気持ち……」

黒子「……お姉さまのこと、好き、なんですの?」

どうなんだろう?
だって御坂は中学生で、ビリビリで、勝ち気で、何かというとすぐ勝負とか言い出して―――

上条「あぁ―――」

だけど本当は弱い面もあって、何でも自分一人で背負い込もうとしたり、不器用で素直じゃないけど、優しいところもあって―――

上条「そうか」

御坂のいいところ、悪いところが頭の中を駆け巡る。
記憶を失ってからの二人の思い出なんて僅かなものだ。
だけど今、こんなにもはっきりと御坂との思い出を心に思い描ける。

上条「俺は」

御坂の気持ちには何となく気付いていた。
だけど怖かった。
その想いは記憶を失う前の上条当麻に向けられたものなんじゃないかって。
だから気付かない振りをした。

上条「御坂が」

しかしそれももう限界だった。
たとえ記憶を、何かあいつとの大事な思い出を失っていたとしても。
今の上条当麻が御坂美琴を想う気持ちは―――あいつを守りたいと思うこの心は。


上条「好きなんだ」

決して嘘なんかじゃないのだから。

黒子「……では誓ってください。これからはお姉さまだけを守ると」

上条「そいつは無理だ。困ってる奴がいたら力になりたいと思うし、それに」

黒子「それに?」

上条「困ってる奴を見て見ぬ振りなんてしたら、俺が御坂に怒られちまう」

黒子「ではそうやって誰かを助けて、そのたびに貴方は死にかけて、お姉さまを心配させるのですね」

上条「……守ってみせるさ。あいつの心ごと」

黒子「命を懸けて?」

上条「命は懸けられねえな」

黒子「…………」

上条「自惚れかもしんないけどさ、俺が死んだらあいつ、泣くと思うんだ」

黒子「…………」

上条「それじゃ駄目だ。それじゃあいつの心を守ったことにはならない」

黒子「…………」

上条「だから命を懸けてなんて軽々しく口に出来ねえよ。前にも言ったろ? 俺はあいつを、あいつの周り全ての世界を守ってみせるって」

黒子「……そうでしたわね」

上条「これだけじゃ足りねえか?」

黒子「…………」

上条「この想いだけじゃ、あいつは守れねえか?」

黒子「はあ~ぁ、参りました、私の負けですの。そんな恥ずかしい台詞を臆面もなく言ってしまわれる方とは勝負なんて出来ませんわ」

上条「恥ずかしいって……」

黒子「だから……お姉さまのこと、お任せしましたわよ。上条当麻さん」

上条「……おう!」

黒子「おっねえっさま~ぁ♪」

美琴「うわっ、抱き着くな、黒子~!」

黒子「殿方さんといちゃつくのも結構ですけれど、たまには黒子の相手もしてほしいですの。じゃないと拗ねてしまいますのよ?」

美琴「え……黒子、それって」

黒子「初春、佐天さん。これ以上、お邪魔をするのも不粋ですし、行きますわよ」

初春「え、あ、は、はい!」

佐天「……了解です」

黒子「ではお姉さま、ごゆっくり」

美琴「……あんた、黒子に何言ったの?」

上条「ん~、ちょっとな」
御坂が心底不思議そうな顔でこちらを見つめてくる。

上条(やばい……好きってことを意識しだしたら、なんか……)

仕草、声、その一つ一つ全てが愛おしい。

美琴「はあ……なんかどっと疲れたわね。結局いうことをきくっていう約束も果たせなかったし」

上条「あ、じゃあ願い事、変えてもいいか?」

美琴「変えるって、何に?」

一瞬の隙を突いて御坂の頬に軽くキスをする。

上条「キスしてもいいか? って、もうしちまったけどな」

美琴「…………」

上条「参りました、降参です。上条さん、美琴センセーの本気にめろめろです」

美琴「……ふ」

上条「好きだ、美琴」

美琴「ふ、ふふ……」

上条「ふ?」

美琴「ふにゃああぁあぁぁ!?」

上条「うわ! ちょっとあぶ、ビリビリはやめて!」
美琴「う、ううううるさーい!」

上条「危ない、てーの!」
美琴「あ……!」

右手で美琴を抱き寄せる。
その身体はちょっと驚いてしまうほど華奢で、柔らかくて、こいつが女の子なんだということを意識させる。

上条「ふぅ……ごめんごめん。好きだって気付いたらつい、な」

美琴「う、う~……!」

上条「……怒ってる?」

美琴「……怒ってるわよ、ばか……だから……」

上条「だから?」

美琴「つ、次はちゃんとキス、してよね……」

上条「……おう」

fin

ぐだぐだと遅い書き込みで申し訳ありませんでした&保守と支援をしてくださった方々、本当に有難うございます。

ここで少し補足をば。
佐天さんの思わせぶりな台詞は『美琴のためを思い、身を退いた黒子を微笑ましく思って』というのを表現したかったのですが、台詞だけだと難しいですね。

乙です!


願わくば後日談的ないちゃいちゃが見たい

カミコト最高! ということで皆さん、乙です!

>>498
今日はバイトが早出なのでご勘弁を……。

誰か 続きの いちゃいちゃ 頼む

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