姉「目・・・見えなくなっちゃった・・・・・・」(461)

姉「あんたの困った顔好きだったんだけどな、もう見れないや・・・」

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弟「いつまで触ってんだよ」

姉「だってこうしてないと弟ちゃんの事が分からないから・・・」

弟「だからって一日中顔触って無くても・・・イテテ・・・抓らないで下さい」

姉(実はさっきから見える様になったなんて言えない)

姉「あーあ…もう弟の顔みれなくなっちゃった…」

弟「俺…ずっと姉さんのそばにいるよ。俺が姉さんの目になるから」

姉「ほんと…? 約束してくれる?」

弟「ああ、絶対だ」

姉「ふふ…嬉しい…」

弟「姉さんおはよう」

姉「おはよう弟ちゃん」

弟「ご飯の用意できてるよ。下にいこう」

姉「うん……ふふっ」

弟「どうしたの?」

姉「ありがとね」

弟「当たり前のことをしてるだけさ。ほら手に捕まって」

姉「ん……」

弟「俺が一生かけて姉さんのそばにいるよ!」

姉「ほんとに?嬉しい」

ザシュ

姉「?」

妹「ほら、お兄ちゃん。私も見えなくなったよ。これで一生そばにいてくれるんだよね……?」

弟「じゃあ俺は学校にいってくるけど……」

姉「大丈夫よ、今日はお母さんのいる日だから」

弟「うん……学校終わったらすぐに帰ってくるから」

姉「いってらっしゃい」

弟「気をつけてね」

姉「ふふっ、それは私の台詞でしょ」

弟「じゃあおやすみ」

姉「うん……おやすみ」

兄「兄です。おやすみー」

妹「妹です。おやすみー」

父「父です。おやすみー」

母「母です。おやすみー」

M.バイソン「アイグーアイグー アイグーアパカッ」

姉「目…見えなくなっちゃった…………人のフリ」



俺「不謹慎だしねよ」

弟(はやく授業終わらないかな……)

弟(くそ…なんだかいつもより時間の流れが遅く感じる…)



弟「よし終わった!」

弟友「よう、そんなに急いでどうしたんだ?」

弟「帰るんだよ」

弟友「なんだ、だったらどっか遊びにでもいかないか?」

弟「悪いな。大事な用なんだ」

弟「ただいま!」

姉「おかえりなさい。そんなに息を切らせて…どうしたの?」

弟「今日一日大丈夫だった? 何か困ったこととかなかった?」

姉「お母さんがいてくれたから大丈夫、何もなかったわ」

弟「そう、よかった」

姉「心配してくれてありがとね」

弟「当たり前のことだって。俺が姉さんを支えるんだから」

姉「ふふ……」

姉「弟ちゃん? なにをしているの?」

弟「母さんがいないときのために料理の練習をしようと思って」

姉「ごめんね…私の目が見えないから…」

弟「謝らないでよ。別に俺は嫌じゃないし、姉さんの役に立てるほうが嬉しいから」

姉「弟ちゃんは優しいね……」

弟「よし、できたよ」

姉「美味しそうな匂いね。きっと上手にできているわ」

姉「いただきます」

弟「なにから食べる?」

姉「じゃあ……野菜炒めから食べようかな」

弟「分かった。はい、あーん」

姉「あ、あー……むぐ」

弟「どうかな? 美味しくできてるといいけど」

姉「んぐ…ん……美味しいよ、とっても」

弟「それはよかった」

姉「でも…少し恥ずかしいわ…」

弟「俺は楽しいけどね」

姉「もう…意地悪…」

姉「ごちそうさま」

弟「この後はどうする? 部屋に戻る?」

姉「いえ、その前に……お風呂に入りたいわ」

弟「ふ、風呂かぁ…風呂はどうしようかね…」

姉「お母さんもいないし、弟ちゃん手伝ってくれる?」

弟「え、ええ!?」

姉「頼りにしてるわ。ふふっ」

弟「マジですか……」

弟「は、入るよ……」

姉「どうぞ」

弟(うわ……姉さん肌白いな…)

姉「ごめんね? 一人だとやっぱり怖くて……」

弟「いやいや! 大丈夫、大丈夫だから…大丈夫だよな俺…」

姉「お姉ちゃんが分からないからってえっちなことしちゃ駄目よ?」

弟「し、しないよ!」

姉「ふふ、冗談」

弟「ったくもう……」

弟「姉さんは髪長いよね」

姉「弟ちゃんの洗い方とっても上手よ」

弟「お褒めいただき光栄です。流すよ」

姉「ん……ねぇ弟ちゃん」

弟「なに?」

姉「勃起してる?」

弟「ぶっ!? ってうあちっ服にかかった!」

姉「どうしたの?」

弟(こっち向かないで! 胸が! 胸が見えちゃうから!)

弟「な、なんでそんなこと聞くのさ」

姉「してないの?」

弟「してるわけないでしょ!」

姉「そう……そうよね、こんな貧相な体、全然魅力ないわよね…」

姉「魅力はない、目も見えない…こんな女誰ももらってくれないでしょうね」

弟「……」

姉「ごめんなさい、変な話しちゃって……」

弟「じゃあ俺がもらうよ」

弟「姉さんをもらってくれる人がいなかったら、俺が姉さんをもらう」

姉「……うん、それならお姉ちゃんも安心だわ」

弟「髪の毛乾かし終わった?」

姉「ええ、もう終わったわ」

弟「じゃあ部屋に行こうか、手を出して」

姉「ふふ……なんだか執事みたいよ弟ちゃん」

弟「あははっ、お手をどうぞ? お嬢様」

姉「ありがとう、弟ちゃん」

弟「どうしてこうなった」

姉「ん…すぅ……」

弟「まぁ目が見えないのに一人で部屋にいるのはキツイか……」

姉「ん……弟ちゃん…」

弟「なに? 姉さん」

姉「あんまん……」

弟「はは、明日買ってくるよ。おやすみ」

姉「むにゃ……えへへ…」

姉「ん……んむ?」

弟「あ、おはよう姉さん、よく眠れた?」

姉「おはよう弟ちゃん…まだ少し眠いわ…」

弟「下に母さんいるから。俺は学校に行くね」

姉「うん、いってらっしゃい」

弟「いってきます。すぐに帰ってくるよ」

姉「ふふっ……」

弟(まだかよ……学校早く終われー終ーわーれー)

弟(そうだ、帰りにあんまん買っていかなきゃ)



弟「終わった!」

女「あ、あの…話が…」

弟「え? ゴメン今忙しいんだ。また今度にしてくれる?」

女「え?」

弟「ほんとにゴメン! 今度埋め合わせはするから!」

女「あ…行っちゃった…」

弟「ただいま帰りました!」

姉「おかえり。ん…それは…」

弟「あんまん買ってきたよ」

姉「甘いものの匂い…!」

弟「姉さん匂いだけで判断してるのね」

姉「甘いものは大好きよ」

弟(昔ポケットの中の飴玉みつけられたっけ)

弟「姉さんって実はすごいよね」

姉「?」

姉「あむあむ」

弟「美味しい?」

姉「ええ、とっても。実はちょうどあんまんを食べたいと思っていたの」

弟「やっぱりね」

姉「やっぱり?」

弟「こっちの話。姉さんが喜んでくれてよかった」

姉「そんな弟ちゃんにお礼をあげるわ……んっ」

弟「ちょ、姉さん!」

姉「あら、ほっぺだったみたいね。惜しかったわ……次は顔を押さえましょ」

寝落ちしてたごめんなさい
そして飯

姉「暇。構って」

弟「はいはい」

姉「手つないで」

弟「はいはい」

姉「だっこして」

弟「はいは…はい?」

姉「寂しいの、お願い」

弟「は、はい」

姉「優しい弟ちゃんは大好きよ」

弟(断れるわけないじゃんか)

姉「はぁ…落ち着くわ…」

弟「そうなの?」

姉「弟ちゃんあったかいし、すぐ傍にいるって安心感があるの」

弟「へぇ、これくらいならいつでもしてあげるよ」

姉「そう? じゃあまたお願いしようかしら」

弟「お任せください」

姉「ふふ……」

姉「起きなさい弟ちゃん」

弟「う、う…ん?」

姉「遅刻するわよ、ご飯食べて着替えなさい」

弟「ね、姉さん!? 目が……!」

姉「目? 目がどうしたの?」

弟「え? 目が見えないんじゃ……」

姉「なんのこと?」

弟「え、え?」



弟「うわっ!」

姉「ポッキー……あなたも…わたしも…」

弟「ゆ……夢?」

弟「行ってきます」

姉「いってらっしゃい」

弟「今日はポッキーだね」

姉「え?」

弟「じゃあね」

姉「……なんで私の食べたいお菓子わかったのかしら」

弟(あとは午後の授業で終わり……はやくはやく)

女「あ、あのっ!」

弟「ん?」

女「話…いいかな…」

弟「ああ、いいよ」

弟友「彼女ほしー!」

弟「それで話って?」

女「あの、あの…じ、実はですね」

女「私、弟くんのことが好きなんです!」

弟「へ」

女「わ、私と付き合ってください!」

弟「えっ」

女「うぅ……」

弟「……」



弟友「くっそーなんであいつだけ……」

女友「やっと告白したわね女……ん?」

男友「誰だお前」

女友「そっちこそ」

弟「    」

女「    」

男友「こっからじゃ声は聞こえないか」

女友「そうねぇ」

男友「なんでお前ここにいるんだ?」

女友「私あの子の友達。以上」

男友「あっそ、まあいいや」

女友「あれ…? 女泣いてない?」

男友「お、おいこっちくるぞ!」

弟「はぁ……」

弟友「あんな可愛い子の告白断るとかどうしたんだ?」

弟「なんだ見てたのか」

弟友「せっかくのモテ期を捨てるとは」

弟「まぁ……今はそれより大事なことがあるんだよ」

弟「大事な人がいるからね」

弟友「まさか……もう既に彼女が!?」

弟「いや違うからね?」

弟友「この裏切り者ー!」

弟「だから違うって」

用事

弟友「なーなー大切な人って誰だよー教えてくれよー」

弟「なんとなく嫌だ」

弟友「いーじゃんか減るもんでもないし」

弟「しつこい」

弟友「教えろよー教えてくださいー」

弟「……クーリスマスがことしもやってくるー」

弟友「いやああああぁぁぁぁ!! やめろおおおおお!!!」

弟「しつこい」

弟友「すいませんもう聞きません」

女友「断られちゃったのね?」

女「うん……『今は大事な人がいるから』って」

女友「何? 彼女いたの?」

女「ううん、彼女じゃないんだって」

女友「?」

女「弟くんとの秘密だからこれ以上は教えられないよ」

女友「えー」

女「私、まだ諦めないよ」

弟「ただいまー」

姉「おかえりなさい」

弟「お菓子いろいろ買ってきたよ、食べる?」

姉「うん」

弟「じゃあはい、ポッキー」

姉「……」

弟「顔隠してどうしたの?」

姉「弟ちゃんって私の心読めるでしょ」

弟「は?」

姉「私の食べたいと思ったもの買ってくるんだもの」

弟「あー……まあね」

姉「だからこれ以上読まれないように」

弟(手で覆ったところで変わらないと思うけどなぁ)

弟「ポッキーうめぇ」

姉「……」

弟「食べないの?」

姉「とても面白いことを思いついたわ」

姉「ポッキーゲームしましょう」

弟「えっ」

姉「私は弟の顔が見えないからかなりのスリルがあるわ」

弟「まじっすか」

姉「さあ、早速やりましょ」

姉「私が食べていくから弟はそのままね」

弟「へっ」

姉「ほら、反対をくわえて」

弟「……」

姉「ん……」

弟(えー、既に半分が姉さんに食されました。早いです)

弟(スピードが衰えないですね。もうギリギリです)

姉「あむ……ちゅっ」

弟(あれ? このゲームギリギリを試すんじゃなかったっけ)

姉「どう? 美味しかったかしら?」

弟「えっと……甘かったですはい」

姉「ふふっ、じゃあ次にいきましょう」

弟「はいストップ!」

姉「何か?」

弟「これはキスしちゃ駄目なゲームでしょ! さっき思いっきりしてたけど!」

姉「そうなの?」

弟「知らなかったのかよ!」

姉「うん」

弟「もうこれはおしまい! はい終わり!」

姉「えー」

弟「えーじゃない」

姉「じゃあだっこ」

弟「またですか」

姉「いつでもしてくれるって言った」

弟「そんなこと言っちゃったね俺」

姉「やっぱりあたたかいわ」

弟「姉さんもあったかいよ」

姉「弟ちゃんの匂いがするー」

弟「汗臭くないかな」

姉「全然。とってもいい匂いよ」

姉「……」

姉「ねえ弟ちゃん」

弟「ん?」

姉「今日学校で何かあった?」

弟「んーと……告白された」

姉「……」

弟「断ったけどね」

姉「……そう」

弟「今の俺は姉さんが一番だからさ、考えてる暇はないよ」

姉「……」

弟「どうしていきなり学校のことなんか聞いたの?」

姉「女の子の匂いがした」

弟「えっ」

姉「冗談よ」

弟「びっくりさせないでよ……」

姉「何をそんなに驚いているの?」

弟「命の危機を感じまして」

姉「?」

弟「気にしないで」

姉「???」

弟「ご飯の用意しなきゃ」

姉「弟ちゃんに彼女ができたら私……」

弟「なにか言った?」

姉「ううん、なにも」

弟「もうお菓子食べちゃ駄目だよ?」

姉「分かってるわよ」

弟「さてと、何作るかなー」

姉「ケーキ食べたい」

弟「今度ね」

弟「今日は土曜日です」

姉「そうね」

弟「どうして姉さんは俺の上で寝てるんですか?」

姉「弟ちゃんがあったかいから」

弟「せっかくの休みなんだし外に出ない?」

姉「外は怖いから嫌よ」

弟「俺がついてるでしょ」

姉「……ずっと手つないでてくれるなら」

弟「お安い御用」

弟「どこか行きたい所はある?」

姉「いつもの公園」

弟「了解です」



弟「到着しました」

姉「ここはいつも静かだから落ち着けるのよね」

弟「全然人いないのに綺麗だよね」

姉「目が見えなくてもここには来たくなるわ」

弟「そうだね」

弟「あれ、女さん」

女「弟くん、と……」

姉「彼女です」

女「えっ!」

弟「違います、俺の姉さんです」

女「あ、じゃあこの人が」

弟「まぁそういうことだね」

姉「?」

女(この人が……私のライバル!)

姉(な、なぜか威圧感が……)

弟「どうしてこうなった」

女「私だって弟くんのこと好きなんです!」

姉「ふふん、私のほうがもっと好きよ」

女「じゃあ私はもっともっと好きです!」

姉「私はその倍は弟ちゃんを好きな自信があるわ」

女「ぐぐ……お姉さんのは家族としての好きでしょう?」

女「私は弟くんのことを一人の男として好きです!」

姉「小さいわね。私は家族とか男とか気にしてないわ」

姉「弟ちゃんが弟ちゃんだから好きなの」

姉「だから……貴方にはわたさないわよ」

女「っ!」

弟「二人ともそこまでだぞー」

弟「じゃあね女さん」

姉「ふん」

女「あ、弟くん……ちょっといい?」

姉「変なこと吹き込まないでよ」

女「そんなことしませんよ」

姉(なんだか妙に怖い子だったわね)



弟「それで話って?」

女「お姉さん、本当に目が見えないんだよね?」

弟「そうだけど」

女「なんだか話してる間ずっと目が合ってた気がする……」

弟「気のせいじゃないかな?」

女「うん……」

弟「姉さん」

姉「なにかしら?」

弟(確かにこっち見てる……)

弟「俺の顔の位置わかるの?」

姉「大体の位置はわかるけど」

弟「へー」

姉「たぶんここに顔があるって感じがするのよ」

弟「第六感ってやつ?」

姉「そんなところかしら」

弟「すげぇ」

姉「ふふふっ」

弟「あのー……」

姉「ん?」ペタペタ

弟「なにをなひゃってるんでひょうか」

姉「弟ちゃんの顔を触ってるのよ」ペタペタ

弟「なんででふか」

姉「弟ちゃんの顔を覚えておくため」ムニムニ

弟「はぁ……」

姉「隙あり」チュ

弟「ん……顔を触ってたのはやっぱりこのためか」

姉「今度は口にできたわ。ご馳走様」

弟「そろそろクリスマスですね」

弟友「ぐほぉっ!!」

弟「姉さんにプレゼントを買いたいんだけどどんな物買ったらいいのか」

弟友「そういやお前お姉さんいたよな」

弟「難しいなぁ」

弟友「いいなぁあんな美人のお姉さんがいて羨ましいなぁ」

弟「イブ」

弟友「ヒャッハー!」ドサッ

弟「目が見えなくても喜んでもらえそうな物か……」

弟(分からん…まったく分からんぞ!)

弟(アクセサリーは見た目が重要な物だし)

弟(不味い、全く思いつかない)



弟「ただいま……」

姉「おかえりなさい、元気ないわね」

弟「自分のふがいなさに落ち込んでいたんです……」

姉「そ、そう……それより弟ちゃん」

弟「なんですか……」

姉「クリスマスに予定はあるかしら?」

弟「こんな奴にそんなものがあるわけが……」

姉「だったら…私と一緒にいてくれる?」

弟「いいよ…どうせ誘われる彼女もいないし…」

姉「そ、そう……約束よ?」

弟「ああ……もう駄目だ…」

姉「ふふふっ」



母「なんだか嬉しそうね」

姉「そう?」

母「ええ、とっても嬉しそうな顔してる」

姉「そうだお母さん、ちょっとお願いがあるんだけど」

弟「父さんは母さんにプレゼントってあげたことある?」

父「なんだ突然」

弟「もう父さんに頼るしかないんだ」

父「プレゼントか……そんなもの一回しかないな…」

弟「何をあげたの?」

父「そんなもの一つしかないだろ」

弟「……?」

父「母さんがいつもしてるだろうに」

弟「……ああ! あれがあったか!」

父「プレゼントする相手は誰なんだ? それを聞くって事は彼女か?」

弟「姉さんに」

父「えっ」

父「近親……? いやまさかな…」

父「そんなことはないと信じたい……」



弟「なんか誤解されてる気がする」

少し時間を 飯とかいろいろ

弟「クリスマスイブでございます」

弟友「ぐふっ」

弟「おや、あまりダメージを受けないな」

弟友「ふ…ふふ…俺にもクリスマスを過ごしてくれる女の子ができたのさ!」

弟「妹だろ?」

弟友「……」

弟「ぷぎゃー」

弟友「うわああぁ! お前なんか大嫌いだー!」

弟「からかいがいのある奴だ」

弟「こんな日に限って掃除当番……」

弟「早く片づけて姉さんにプレゼント見せてあげよっと」



姉「はぁ……寒いわ…まだ帰ってこないのかしら…バイトも無いって言ってたし…」

姉「……家の前で夫の帰りを待つ妻……なんちゃって」

姉「そろそろ帰る時間のはずよね……」

弟友「ん? 姉さんじゃないですか」

姉「え? えっと…どちらさまで…」

弟友「いやだなー弟友ですよ! 弟の大親友の弟友です!」

姉「そ、そうだったわね……ごめんなさい」

弟友「?」

風呂嫌い

姉「ええ、覚えているわ、ちゃんと見えてる……」

弟友「……?」

弟友「どっち向いてるんですか? 俺はこっちっすよ」

姉「あ、あら? ごめんなさい……」

弟友「見えてないですよね?」

姉「!!……ええ」

弟友「最近弟から姉さんの話を聞かないと思ったらねぇ」

弟友「見えないって大変でしょうね」

姉「弟がいつも一緒にいてくれてるから大丈夫よ」

弟友「うらやましい……」

姉「え?」

弟友「なんでもないっすよ。そろそろ俺行きますね」

姉「そう? じゃあまた」

?「やっと見つけたよ」

弟友「え?」

姉「あら?」

友妹「こんなところにいたの、はやく家に帰ろ?」

弟友「ばっお前一人で外に出たら危ないだろ!」

友妹「お兄ちゃん帰ってくるの遅いんだもん。車椅子はつかれたよー」

弟友「だったら来るなよ……さよなら、姉さん」

姉「ええ、さようなら」

弟「あれ? 家の前に……姉さん?」

姉「あ、おかえり、弟ちゃん」

弟「ただいま…じゃなくて危ないでしょ」

姉「弟ちゃんを待ちきれなかったのよ。早く中に入りましょ」



弟「弟友の妹に会ったんだ」

姉「車椅子って聞こえたけど」

弟「交通事故にあって両足骨折だって言ってた」

姉「せっかくのイブなのに怪我してるなんてかわいそうね……」

弟「弟友がついてるから大丈夫だって。きっと楽しくやるさ」

弟友「疲れてないか?」

友妹「うん、平気だよ」

弟友「お前になにかあったら今度こそ俺が守ってやるって決めたんだ」

友妹「頼りにしてるね、お兄ちゃん」

弟友「お前が歩けなくても俺がお前の足になってやるよ」

友妹「頼もしいぞ。さすがお兄ちゃん」

弟友「さって帰ったらケーキでも食うか!」

友妹「うん!」

弟「実はなんと姉さんにプレゼントがあります」

姉「奇遇ね。私も弟ちゃんにプレゼントがあるの」

弟「ほんと?」

姉「お母さんに手伝ってもらってばかりだったけど……はい」

弟「わぁ……マフラーだ」

姉「きっと似合ってるわ」

弟「ありがとう姉さん、とっても嬉しいよ」

姉「ふふっ」

姉「弟ちゃんのプレゼントはなにかしら?」

弟「手をだして姉さん」

姉「? こう?」

弟「きっと驚くよ」

姉「え? これ……指輪?」

弟「これならつけてるだけでいいかなって思ってさ。左の薬指はキザすぎたかな」

姉「弟ちゃんが…指輪…私に…薬指……」

姉「あぅ……」

弟「ちょ! 姉さん!?」

姉「あぁ…駄目……まだ早いわ…」

弟「なんの夢をみてるのか」

姉「んぁ…おかえりなさい、あなた」

姉「ご飯にする…? お風呂? それとも…わたし…?」

弟「あさっての方向に話しかけないの。俺はこっちだよ」

姉「私…? もう…えっちなんだから……」

弟「はい服脱がないでねー起きてー」

姉「んー……」

弟「駄目だこりゃ」

12時に

母「あら、その指輪どうしたの?」

姉「ふふ、弟ちゃんにもらったの。クリスマスプレゼント」

母「弟もなかなか格好良いことするわね」

弟「バイト一ヶ月分の安物だけどね」

母「プレゼントは値段じゃないのよ、ねぇ姉?」

姉「ええ、私はとっても嬉しいわ」

弟「そう言ってもらえると助かるよ」

父「ただいまーケーキ買ってきたぞー」

母「お父さんも帰ってきたしご飯にしましょ」

姉「明日はクリスマス……」

弟「そうだね……」

姉「デート、しましょうか」

弟「姉さんがいいなら俺もいいけど……」

姉「弟がいるから大丈夫なんでしょう?」

弟「……任せてよ」

母「気をつけるのよ」

姉弟「いってきまーす」



弟「どこに行く?」

姉「弟ちゃんとならどこだっていいわ」

弟「難しいな……歩きながら考えようか」

姉「そうね」

弟「手、離さないでね」

姉「ええ、絶対に離さないから」

姉「……お腹が」

弟「どうしたの?」

姉「お腹が空いた……」

弟「確かにちょっと小腹がすいてきたかも」

姉「甘いものが食べたいわね」

弟「ほんと甘いもの好きだよね」

姉「私の動力源は甘いものだから」

弟友「おっ、弟じゃんか」

友妹「こ、こんにちは」

弟「そっちもデートか?」

弟友「そっちもってことはお前らはデートか」

姉「そうね、クリスマスデートをしているの」
友妹「こ、こんなのとデートするくらいなら弟さんとします!」

弟友「……聞いたか? これが俺とお前の差だ」

弟「残念だったな」

弟友「ちっくしょー!!」

五時ごろに帰還します 一つだけ

弟友「しかもなんだそのうらやまけしからん状態は」

弟「姉さんが腕に抱きついてるだけじゃん」

姉「当ててるのよ」

弟友「右腕が幸せそうですね!」

友妹「……むぅ」

姉(ま、また威圧感が!)

弟「きょろきょろしてどうしたの姉さん?」

姉「私…なにか悪いことしちゃったのかしら…?」

弟「?」

復帰…?

弟友「じゃあな……ぐすっ…」

友妹「また今度です!」

姉「弟友くん泣いてたわね」

弟「いつものことだよ」

姉「そう……」

弟「なに?」

姉「私、友妹ちゃんに嫌われてるのかしら……」

弟「え?」

姉「や、やっぱり気のせいね、うん。何でもないわ」

姉「あ……クレープの匂い」

弟「……」

姉「行きましょう、ね、ね?」

弟「……ちょっと待って」

姉「待たないわ。甘いものは逃げるのよ」

弟「姉さん、匂いがしたんだよね?」

姉「そうだけど」

弟(あんな遠くにあるのに……)

姉「早くはやく!」ぐいぐい

弟「あ、姉さんそっちは壁……」

姉「へぶぅっ!」ごつん

姉「鼻が痛いわ……」

弟「クレープは?」

姉「美味しいわ!」

弟「よかったです」

姉「甘いものは幸せになれるわね……」

弟「姉さん、ほっぺにクリームついてる」

姉「そ、その言葉は!」

弟「え?」

姉「ぺろっとなめとってあげるフラグなのね!」

弟「違うよ」

姉「ちぇー」

弟「そろそろ暗くなってきたね、帰ろうか」

姉「……」

弟「姉さん?」

姉「今日はクリスマス…サンタクロースにお願いはした?」

弟「お、おい姉さん……」

姉「ついてきて」

弟「えっ……」

弟「待って…待ってよ!」

姉「……」

弟(こんなに人がいるのに……)

姉「もう少しよ、ちゃんとついてきてね?」

弟「危ないから待ってくれよ!」

姉「ふふ……」

弟「あ、あれ? 姉さん?」

姉「だーれだ?」

弟「うわ!? 手冷たっ!」

姉「ふふ、ごめんなさいね? 弟ちゃんにも見てほしかったの」

姉「何もない……真っ暗な闇」

弟「姉さん……」

姉「弟ちゃんがいてくれたなかったら、きっと狂っていたかも」

姉「……一つ、聞いていい?」

姉「私のせいで、あなたは疲れたり、苦しんだりしている?」

姉「苦労して、一緒にいるのが嫌になったりした?」

姉「もしそうなら…私は……」

弟「……あははっ」

弟「馬鹿だなぁ姉さんは」

姉「ば、馬鹿?」

弟「そう、馬鹿なの。大馬鹿なんです」

弟「あのねぇ、だったら今ここに姉さんといないから」

弟「とっくに見放してますよ」

姉「で、でも……」

弟「でもじゃない。それとも姉さんは俺といたくない?」

姉「そんなこと、ない……」

弟「じゃあいいじゃん」

姉「ん……うん」

姉「ホシュリーナです」

弟「何それ?」

飯でした

弟「まだ信用できない?」

姉「ん……」

弟「どうしたら信じてもらえるかなー」

姉「………キス」

弟「はい?」

姉「キスしてくれたら信じる」

弟「えー……」

姉「やっぱり嫌いなんだ……」

『やだあの子彼女泣かせてるー』

『サイテーあんな奴死ねばいいのに』

弟「わかったわかった! すればいいんでしょ!」

姉「うん……ふふ…お姉ちゃんの勝ちね」

弟(わざと人の多いところにきたな……)

姉「早くしましょ」

弟「やっぱりやめよう? 姉弟でそんな」

姉「うぅ…ぐすっ……」

弟「ごめんなさい冗談です」

弟「じゃあいくむぅっ」

姉「ん…ふ……」

弟「……不意打ちはやめて」

姉「あら? てっきり準備できてると思ってたわ」

弟「なんでまたキスなんかしたがったのさ」

姉「クリスマスの記念に、見えなくても残る記憶が欲しかったの」

弟「だからって弟にしないでよ……」

姉「って言うのは冗談で恋人のいない弟ちゃんを慰めてあげようと」

弟「ひどいっ」

姉「冗談よ。ほんとうはね……」

姉「不意にキスされて驚く弟ちゃんの顔が見たかったから、かな」

弟「えっ……」

姉「ふふっ。さあ、帰りましょ」

弟「さっき何て? 待ってよ姉さん! そっちは……」

姉「うぶぅ!?」ごっつん

弟「壁なんだって……」

姉「ありがとうサンタクロースさん、素敵なプレゼントだったわ」

姉「  まで届いたかしら…この言葉…」

弟「姉さん」

姉「なあに?」

弟「実は見えてるなんてことない…よね?」

姉「ふふ、どうかしらね」

弟(なんか怖い……)

弟 「姉さん、本当は目が見えてるんじゃ…」

弟 「まさか…ずっとそうやって僕をからかってた?」

弟 「そうだ…思い当たることが多すぎる…!」

弟 「ああ……嘘だ!嘘だ!」

弟 「嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ」

弟 「信じないぞ信じないぞ信じないぞ信じないぞ信じないぞ信じないぞ信じないぞ信じないぞ信じないぞ信じないぞ信じないぞ信じないぞ信じないぞ信じないぞ」

弟 「…確かめなくちゃ」

弟 「姉さん…目が見えてるなら避けられるよね?









      このナイフ」

弟 「…姉さん」

姉 「なあに?弟ちゃん。」

弟 「………………」



シュッ



姉 「……え?」

弟 「なんだ














避けられないじゃないか」

姉 「あ…あ…」

弟 「大丈夫だよ姉さん。僕がそばにいるって約束したじゃないか。」

弟 「だから、血が止まるまで、見ててあげるよ。」


姉 「ヒュー…ヒュー…」

弟「姉さん」

姉「なあに?」

弟「サンタクロースって本当にいると思う?」

姉「……どうかしらね」

弟「俺はいると思うな」

姉「へぇ、それはどうして?」

弟「願ったもの、届いたからさ」

姉「ふふ……よかったわね」

姉「あ、そういえば」

弟「?」

姉「確かあなたに告白した子、女ちゃんだったかしら?」

姉「クリスマスなのにお誘いこなかったわね」

弟「あー……ふられたのかな?」

姉「弟ちゃんへの愛が足りないのねぇ、ふふふふ」

姉「あ…雪……」

弟「おお、珍しいなぁ」

姉「今日は楽しいクリスマスだったわ」

弟「また来年も雪降るかな?」

姉「どうかしら……でも、もし雪が降ったら…」

姉「また一緒に雪、見ましょうね」


おわり

一区切りついた
姉の目は見えているんでしょうか サンタさんはいるのか
風呂に入る

ヤンデレ展開にならないようにするので必死でした。
大好きなんですヤンデレ。てかけっこう人いたのね

番外編

友妹「おにーちゃーん!」

友「はいはい、今行きますよ」

友妹「よし、それじゃあ弟さんの家にしゅっぱーつ!」

友「おー」

友妹「この服変じゃないかな、だいじょぶかな」

友「可愛くできてるから大丈夫だって」

弟「いらっしゃい」

友「おう、来てやったぜ」

友妹「こ、こんにちは!」

弟「ようこそ、友妹ちゃん」

友妹(やっぱりかっこいい……)

姉「いらっしゃい、ゆっくりしていって」

友「こんちわっす姉さん」

友妹「……こんにちは」

姉(!? 殺気がする!)

弟「にしてもどういう風の吹きまわしだ? 俺んちにきたがるなんて」

友「まあ楽しけりゃいいじゃねえか」

弟「大したものないけどくつろいでってね」

友妹「は、はい!」

友「ちょっと菓子でも買ってくるわ」

弟「友妹ちゃんも来るとは思わなかったよ」

友妹「もしかして…迷惑でした?」

弟「そんなことあるわけないよ。むしろ嬉しい」

友妹「えへへ……ありがとうございます」

姉「むー」

弟「はいはい構ってあげるから」

姉「にゃー」

友妹(姉さんが敵か……)

姉「お茶でもいれてくるわね」

弟「一人じゃ無理でしょ」

姉「分かってるわ、だから手伝って」

弟「はいはい。ちょっと待っててね友妹ちゃん」

友妹「あ、はい!」

友妹「……」

友妹(チャンス到来!)

友妹(初めて来た弟さんの部屋……調べるしかないでしょ!)

友妹「机の上は……くぬぬぬ…」

友妹「教科書にマンガ…普通の高校生っぽいね…」

友妹「次はベッドに移動……うぐぐ…」

友妹「今ほど足が動かないのを呪ったことはない!」

友妹「妹が必要としてるときにいないんだからお兄ちゃんは……」

友妹「到着……疲れた…弟さんのベッドに…」ぼすん

友妹「ここで毎日弟さんが……」

友妹「……ってなに考えてるんだ私は!」



姉「二階が騒がしくない?」

弟「俺には聞こえないけど」

友妹「たっぷり堪能しました」

友妹「最後はやっぱり……ベッドの下を!」

友妹「なにがでるかな~」

友「おい」

友妹「   」

友「弟のベッドの下潜り込んでなにしてる?」

友妹「えっと、弟さんの好きなプレイでも探ろうかと……」

友「そこは男の聖域だ、触ってやるな」

友妹「はーい……」

弟「友妹ちゃんは足の具合はどう?」

妹「今はリハビリしてます。一ヶ月くらいで立てるかもって」

姉「うにゃー」

弟「はいはい。じゃあ治ったらお祝いにみんなで遊びに行かない?」

友「おっいいなそれ。遊園地…は駄目だな、どっかないかな……」

姉「私は弟ちゃんがいればどこでも構わないわよ」

友妹「う、嬉しいです! ありがとうございます!」

姉「にゃーん」

弟「はいはい。でもまずは足が治ってからだね」

友妹「頑張ります!」

友「……」

友「羨ましいんだよいっぺん死ね」

弟「はぁ?」

友「俺の妹は絶対あんなに懐いてくれない」

弟「?」

弟「肩たたくから誰だか当ててね」

姉「分かったわ」

姉「弟ちゃん」  弟「正解」

姉「友くん」   友妹「違うよー」

姉「弟ちゃん」  弟「正解です」

姉「友妹ちゃん」 友「俺でしたー」

姉「今度こそ友妹ちゃん」   友「残念また俺だったり」

姉「弟ちゃん」   弟「えっ」

友「お前だけ絶対当たるな」

弟「不思議だ……」

友「トイレ借りるぜ」

弟「部屋出てすぐ右な」

友「ういー」

友妹(あ…私もいきたい…)

姉「……あら?」

弟「友妹ちゃんどうかした?」

友妹「あの、その……」

姉「紳士の弟ちゃんの出番ね」

弟「え?」

友妹「うぅ……」

弟「ただいま」

友妹「お…お姫様だっこ……」

友妹(恥ずかしすぎて顔から火が出そう……)

姉「次よ。私も連れてって」

弟「はいよー」

友妹「来てよかった……」

友「なんだか前にも増してべったりだな二人とも」

弟「そうか?」

姉「うにゃん」

弟「まぁ外に出る時は前より気をつけるようにしてるけど」

姉「あの時の弟ちゃんかっこよかったわ」

友「あの時って?」

弟「この前外出したときに姉さんが迷子になってさ、変な男たちに絡まれたんだよ」

弟「すぐに見つけられたから良かったけど……あれは焦った」

姉「あれから外出のときはこうして腕組むのよねー」

友・友妹(なんて羨ましい……)

弟「そうそう、その男たちは……したけどね」

友「えっ」

友妹「今日は楽しかったです!」

友「俺らはまた明日だな」

弟「また暇なときに来てね、友妹ちゃん」

友妹「は、はい!」

姉「それじゃあ、さようなら」

友「おっと忘れるとこだった。ちょっと弟」

弟「?」

友「妹の気持ちは分かってるよな?」

弟「まあ……あれだけ好意を向けられればね」

友「俺の可愛い妹だ、泣かせたら承知しないからな」

弟「目がマジですよ友さん」

友「ははっ、冗談だっつーの。じゃーな」

弟「おう」

姉「楽しかったわね」

弟「そうだね」

姉「友妹ちゃんの顔…見てみたかったわ」

弟「……そうだ姉さん」

姉「なあに?」

弟「将来の夢、やっと決まったんだ」

姉「へぇ、それはなにかしら?」

弟「どんな怪我も病気もすぐに治す名医に」

姉「ふふっ、それなら頑張って勉強しなきゃね」

弟「絶対になってみせるよ」

友「俺の将来の夢、知ってるか?」

友妹「興味ない」

友「……お、俺は科学者になってすごい発明をするんだ」

友妹「あ、続けた」

友「お前みたいな体の不自由な人も安全に暮らせるような凄い発明だぜ?」

友「そして最後はタイムマシンを作る!」

友「って夢を見た」

友妹「夢かい」

姉「弟君のために私が頑張って作ったの」

弟「姉ちゃん・・・これはもしかして・・・」

姉「そう この一機さえあれば世界を破滅させることもできる」

弟「これが・・・ ガン・・・ダム・・・!」

友妹「じゃあ私の夢はねー」

友「なんだ?」

友妹「教えない!」

友「ひでぇ!」



姉「私の夢?」

弟「そう、姉さんに夢はない?」

姉「私の夢…そうねぇ…」

姉「素敵なお嫁さん、かな?」


番外編おわり

友は天才科学者になるはず。馬鹿と天才は紙一重。
友妹の夢は秘密。弟は頑張る。
今度こそ終わり

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