キョン「もしも、願いひとつだけ叶うなら」(642)

いつもと変わらない日常。
小学生である妹に起こされて、着替えて
やけにきつい坂を登って
ハルヒの憂鬱そうな顔を後ろに俺は授業を受けて
放課後は部室に行って朝比奈さんの淹れてくれたお茶を飲んで
静かに本を読む長門を眺めながら古泉とボードゲーム。
そんな所にハルヒがやって来て滅茶苦茶な事を言い出す。
震える未来人に苦笑いする超能力者、そして特に表情を変えることもない宇宙人。
非日常的な日常。
今日もそんな『悪くない』一日が始まる。ハズだった。

妹の『シャミセンアタック!』
の代わりにプオーッと言う奇妙な音…いやむしろ騒音だな。
で、俺は目が覚めた。プオーッと言う音。
ホラ貝か何かの類か…?とも思ったのだが、にしてはバカでかい。
とにかく、『日常』では絶対に聞くことがないであろう音。
それだけではない。なぜか微妙に揺れている。
そして部屋中を見回した後『違和感』が、恐怖に似た感覚に変わった。

…ここは明らかに俺の部屋ではない。

意味が分からない。
俺は昨日『自分の部屋』の『自分のベッド』で眠った。
『ハズ』ではない。確かに『眠った』のである。
が、ここは『知らない部屋』の『知らないベッド』の上だ。

ミサト「おはよう。起きた?」

ミサト「あなたが6番目の子供、ね。」

キョンってなんのキョンですか!
フルーツバスケットのネコちゃんですか!!!!!

キョンってなんだよwwwwしりとりで言ったら負けちゃうよwwww

とりあえず期待

>>1
面白かった

キョン「………!」

いつの間にか、どこかで見たことがあるようなないような黒髪の女がにっこりと笑いながら部屋の中へ入って来ていた。
状況に…頭が追いつかない。

ミサト「あら、そんなに警戒しないでちょうだい。」
ミサト「別に焼いて食べようってわけじゃないんだし」

20代後半か30代前半くらいの胸のでかい綺麗な人だった。
なんとなく朝比奈さん(大)を思い出させる。

ミサト「私は葛城ミサト。ミサトでいいわ。」
ミサトと名乗るそのグラマラスな女性は胸を俺の顔ギリギリまで接近させながら自己紹介を始めた。
ミサト「あなたの上司ってことになるけど…まあそんなに畏まらないでね。」
ミサト「フレンドリーにいきましょ。作戦時以外は、だけどね」

………作戦?

ミサト「あら?聞いてなかったかしら。あなたはエヴァーに乗って戦うのよ。」

エヴァー…
これまた聞き覚えのあるようなないような
ミサト「あなた何も知らされずに船に乗せられたの?確かにテストデータがないとは思ったけど…」

…船
そうか。ここは船の上。
だから微妙に揺れてたのか。

翼が欲しい

支援

ミサト「この時期とは言え、フランス支部もムチャなことするわねー。」

ふ…フランス?
俺は生粋の日本人だぞ!フランスなんて行ったことも…

ミサト「とにかく説明するわ。あなたはエヴァンゲリオン7号機に乗って『使徒』と戦って貰います」

フランス支部

6番目の子供

使徒

エヴァンゲリオン7号機


…ここまで来て俺はようやく『あること』に気が付いた。

キョン「あ…あ…」

頭を抱えるしかない。

ミサト「ちょ…ちょっと?大丈夫?」



話は昨日の夜に遡る。

金曜ロードショー。 某局金曜夜9時から始まる番組であるが

その枠内で…『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序』が放映されると言うことで
ハルヒの提案と言うか横暴というか…。
まあそんなこんなで
俺の家で『SOS団みんなでヱヴァンゲリヲン新劇場版序を鑑賞する会』が開かれたのだが
その際、ハルヒはこんな事を言っていた。

ハルヒ「そう言えばエヴァのゲームって本当につまんないの多いのよね」

キョン「…そうなのか?」

ハルヒ「一応一通りやってみたけど殆どがクソゲーよ。クソゲー。」

ハルヒ「アニメの良さを生かすどころかタイトルに頼った挙げ句に、爆死!って感じだわ。」

古泉「確かに…シークレットオブエヴァンゲリオンは目もあてられませんでしたね」

ハルヒ「私がシナリオ書いて有希がプログラミングした方がよっぽど…」

そう言いかけてハルヒが嫌な笑みを浮かべた。
満面の笑みである。
見ろ。朝比奈さんが小動物のようにプルプル怯え出したじゃねえか。

キョンはエヴァに乗せられる事が多いな

「また使途か」書いてる人早く続き書いてください><

いいじゃない
どんどん続けたまえ

ハルヒ「そうね。そうしましょう。」
キョン「……何を、一体どうするんだよ」
嫌な予感がする。

ハルヒ「…エヴァンゲリオンのゲームを作って夏のコミックマーケットで売るのよ!」
キョン「お前そんな事言ったってスペースも時間も…」
ハルヒ「スペースならうちの漫研の所をちょっと貸して貰えばいいし、シナリオならちょちょっと書けちゃうもん。」

ゲームのシナリオって…そんなちょちょっと書けるもんなのかよ。

ハルヒ「CGとプログラミングは有希に任せればいいわ。有希、どのくらいで出来そう?」
長門「…………3日もあれば」

3日!?
…CGも含めて、だぞ?

長門「……もちろん。」
古泉「製品化については僕が手配しておきましょう。」
ハルヒ「さすがは副団長ね!じゃあみくるちゃんには…」
みくる「あ…あたしは…?」
ハルヒ「特典のコスプレ写真集とOPで使う残酷な天使のテーゼのカバーをお願いするわ!」
みくる「ひいぃ…あんな胸の目立つ格好恥ずかしいです…!」

朝比奈さんのプラグスーツ姿
お気の毒ですがすいません。想像しただけでかなり興奮します。

ハルヒ「よし!じゃあ決まり!SOS団でゲームを作るわよ。」
ハルヒ「活動資金もがっぽりね」

MAGAINAX誕生の瞬間であった。

ハルヒ「そうねー。じゃ、シナリオだけど…どんな話にしようかしら。」

くれぐれも庵野監督を困らせるような内容はやめろよ。
TV版最終回の二の舞になりかねん。

ハルヒ「分かってるわよ。新劇を潰すようなことはしないわ。」

ハルヒ「そうだわ!オリジナルキャラを登場させて、そのキャラクターを中心に物語が進んで行くって言うのはどう?」

古泉「確かに。それなら『碇シンジの物語』という新劇場版のコンセプトと被りませんし…。名案ですね。」

『名案』なのか?
二次創作のゲームにサークルオリジナルの新キャラを登場させるなんぞ
叩いて下さいとお願いしてるようなもんだぞ。

ハルヒ「ったく。ブツブツうるさいわよ。」

古泉「ではキャラクターの名前と設定はどうします」

なんとも…そのキャラクターは不憫というかなんというか…

ハルヒ「自分の名前を入れられるように設定はするけど…」

ハルヒ「基本的にはやっぱり『キョン』よね。」

…ハルヒ。お前は今一体何を

宇多田スレじゃねえのか

ハルヒ「あんたをモデルにしたキャラクターにするのよ。6番目の子供。7号機パイロット」
ハルヒ「本当は我がSOS団のマスコットキャラクターであるみくるちゃんが良かったんだけど…」
ハルヒ「なんかほら。序盤辺りで死んじゃいそうじゃない」
みくる「た…確かにそうかもですね…。」
ハルヒ「有希は綾波と被っちゃいそうだし、古泉君はカヲル君と被っちゃうでしょ。」
ハルヒ「と、なると残りはあんたしかいないのよ。」

そう言った後、オリジナルキャラクター6番目の子供「キョン」についてハルヒは延々と語り出した。

ハルヒ「キョンはフランス支部から船でやって来るわけよ。」
キョン「ふ…フランス?」
ハルヒ「んで早速水色の7号機に乗って使徒と戦うの。
で、内部電源の場合31秒しか持たないけど
爆発的な力を発揮する『コード100』を使ってシンジ達と協力して使徒を倒す。」

なんじゃ…その謎の機能は。

ハルヒ「コード100ってのは一時的にシンクロ率を100パーセントまでに上げる機能よ。」

おいおい。トんでもオリジナル設定まで登場させる気か。

キョン「しかし…何でそんな事が出来るんだよ」
ハルヒ「実はね、7号機のコアは『キョン自身』なのよ。」

あらゆる既存の設定を無視し、崩壊させかねん、とんでもない事を言い出したぞ。こいつは。

ハルヒ「元々その世界にいる方のキョンはコアになっちゃってて…パイロットの方のキョンは別の世界から来た人間」

…人を勝手に殺すな!
しかもコアはあくまで『母親』じゃなかったのか?

古泉「なるほど…。」

俺は全く持って納得できねえよ
完全なるご都合主義じゃねえか。

ハルヒ「さあ、キョンは元いた場所に戻る事は出来るのか!使徒は?サードインパクトは?」

もうむしろそれは『エヴァンゲリオンのゲーム』と呼べるのだろうか。

ハルヒ「同人なんだから自由でいいのよ。自由で。」

ハルヒ「……普通に売り出せば10万枚はかたいわね!」


――回想終了。

と、言うわけで多分…と言うか、絶対
俺はハルヒが書いたムチャクチャ設定同人ゲームのシナリオの中に取り込まれちまったんだろう。

古泉に言わせればシナリオを書いてる内に夢中になって現実とゲームの境目がが…って奴だな。多分。
前にもこんなことあったような、なかったような気がするが…。

ミサト「…あの。君、大丈夫?」

ミサトさんが実に心配そうな表情で俺を見つめている。
気付いてないでしょうけどあなたもハルヒの妄想に付き合わされてるんですよ!
申し訳ないと言うか…気の毒と言うか…

ミサト「具合が悪いなら救護班を…」

キョン「いや、大丈夫です。ちょっと考え事をしただけなんで。」

ミサト「そう…。じゃああなたにエヴァンゲリオンと使徒について説明するわね。」

キョン「大丈夫です。さっきはちょっと寝ぼけてただけで全部知ってますから。」

…と、そんな会話をミサトさんと交わしていると突然携帯の着信音が鳴った。

キョン「すいません。ちょっと…」

ミサト「ええ。どうぞ。」

電話…?一体誰だ。

携帯を開き、表示された名前を確認する。
――長門有希
…長門!長門だ!

キョン「…………もしもし」
みくる「つ…繋がりました!きょ…キョンくぅーん…!」

長門の携帯…であろうはずなのだが、何故か電話からは朝比奈さんの声。

みくる「い…いま、古泉君とあたしと長門さんで…一緒にいるんです…」
みくる「このままじゃ未来が…未来が!」

すみません朝比奈さん、一体あなたが何を言っているのか…

長門「もしもし。」
キョン「お…おう。長門か。」
長門「あなたに伝えたい事があって電話をした。」
キョン「伝えたい…事?」
長門「もう気がついているとは思うがあなたは涼宮ハルヒが書いたゲームのシナリオの中に取り込まれてしまった。」
長門「今日の夜、あなたがこちらの世界から消失したことを思念体が確認。」
キョン「やっぱり…そうか。」
長門「多分、あなたと私達を繋ぐ事が出来るのはこの携帯のみ、と思われる」
キョン「しかし…どうしてこんな…」
長門「涼宮ハルヒがそう『設定』したから。」

なるほどね。確かにハルヒが作ったゲームの中。
ここでもハルヒは神様って訳か。

長門「CG担当として、涼宮ハルヒからシナリオについて…多少ではあるが詳細を聞かされている。」

長門「コード100機能について。」
長門「発動方法はザ・ビースト同様に『モード反転、裏コード100(ヒトマルマル)』と叫べば発動する。」

…罪悪感と言うものを感じないのだろうかハルヒは。

長門「コード100を発動すれば31秒間のみシンクロ率100パーセントを維持。」
長門「パワーも通常の三倍。しかし、受けるダメージも三倍。」

確かに俺が『エヴァそのもの』な訳なんだからな。

長門「それと…31秒を越えるとエヴァ側に引き込まれてしまうから気を付けて使って欲しい。」

男の戰い後のシンジ君の二の舞か。

長門「次にその世界について。」
長門「あなたが使徒を全部倒し終わればゲームクリアとなり、こちらの世界へ帰還出来るものと思われる」
長門「但し、使徒を倒しそこねたりあなたが死んだりすればゲームオーバーとなる。」
みくる「キョンくん!そうなれば…もしかしたら未来が大幅に改変されてしまうかもしれません…」
古泉「この世界自体も、ですよ。全ては涼宮さん…いえ。あなたに掛かっていると言っても過言ではありません。」

たかがゲームが世界の命運を決めるとは…なんともハルヒは迷惑な存在なのだろうか。
日常を忘れ、かつ簡単にリセット出来るのがゲームの良さだろう。

なのに常に現実の崩壊がちらつき、リセットも効かないなんて
こりゃゲームはゲームでも罰ゲームだ。

長門「私が現時点で知っているのはここまで。」
長門「なにか困ったことがあれば連絡してほしい。」
長門「こちらからも何か変化があれば連絡する。」
キョン「ああ。」

…ヴィー!ヴィー!ヴィー!

突然、部屋中に響きわたる警報音。

ミサト「まさか…使徒!?」
長門「…使徒が出現したものと考えられる。」
ミサト「キョン君!」
キョン「すまないな、長門。一回切る!」
そう言って電話を切った後、カーテンを開けベランダへと飛び出す。

海の方を眺める…と
大きな魚のような使徒『カギエル』が周りの船を襲っていた。
…どうやら新劇世界と旧劇世界が交じっているらしい。

ミサト「…使徒襲来ね。キョン君、出撃の準備をして頂戴。」

キョン「………はい。」

『いいえ』の選択肢は俺にはなかった。

これは期待

早速パジャマからプラグスーツに着替える。
水色の…TESTと書かれているが別にそんなスケスケでもなく、まあまあ悪くないデザインだ。
しかし、プシュッとやった後に
なんともペッタリと股間に密着するのが非常に気持ちが悪い。
シンジ君も大変だなあ。こりゃ。
ミサト「…アスカ聞いてる?」
一方、ミサトさんは赤いプラグスーツを着たパイロットを映し出した画面を見つめながら話していた。

アスカ『聞いてるわよ』


アスカだ!生?アスカである。
…やっぱりものすごい美人だ。

ミサト「今からそっちに応援を送るから…」
画面に映し出されているのはアスカのみ。シンジ君は乗ってないんだな。
アスカ『応援なんて要らないわよ。愚民を守るのはエリートの役目。私一人で十分よ!』
そう言って、アスカは通信を切ってしまった。
どうやらこのゲームに置いて、TV版もしくは劇場版の知識はあまり役に立たない様だ。
ミサト「ごめんね。もしもの時のために2号機とそのパイロットも配備させてたんだけど…」
ミサト「どうもあの娘、能力は凄いんだけど不安な所があって。」

オペレーター「エントリープラグ、挿入。」
オペレーター「現時点にて異常なし」
オペレーターが何やら小難しい単語を並べている内に下から水の様なものが湧き上がってくる。

…LCLだ。
想像していたのよりも血なまぐさい

プールの水が鼻の中に入る、あの嫌な感覚。

ミサト「『有事の際は7号機・パイロット共に出撃させること』。」
ミサト「2号機の補助と言えどもテスト経験もなしにいきなり戦闘命令なんて…」
ミサト「司令もムチャな事言うわよね。」リツコ「……………」

次第に嫌な感覚が無くなってきた。
普通に息が出来る。これは凄いぞ!

オペレーター「エントリースタート」

オレンジ色だったエントリープラグの中が次々と色を変えて行く。

キョン「おお!見える!ミサトさんとリツコが見えるぞ!」

ミサト「…………ちょっと、この数値、マジなの?」

オペレーター「はい。間違いありません。」

リツコ「シンクロ率55パーセント。彼、やるわね。」

saruyoke

頑張って

リツコ「どう?キョン君。動きの方は…」手を持ち上げるイメージをする。
と、確かに動いた。
思ったよりスムーズだ。
…流石は自分と言うか何と言うか。
リツコ「いけるわよ。ミサト。」
ミサト「……………」

納得行かなそうな表情のミサトさん。
多分、この様子だとミサトさんは俺と7号機のトんでも設定を知らされていないんだろうな…。

オペレーター「葛城二佐…2号機が!」
ミサト「アスカが、どうしたの?」
オペレーター「使徒と共に水中へ…」
ミサト「…まずい!2号機は水中用の装備なんてしてなかったのよ!」
リツコ「ミサト。」

ミサト「…………エヴァンゲリオン7号機、発進!」

触手が欲しい
この大空に触手はためかせ行きたい

キョン「うああああああ!!!」

無理矢理甲板へ放り出させる。
………思いっきり舌を噛んじまった。
出来ればもっと優しくお願いしたかったね。こりゃ。

ミサト「キョン君?聞こえる?」

ミサトさんからの通信。
おお…ミサトさんの顔が浮いてるぞ!

ミサト「現在、2号機は水中で使徒との戦闘中。」
ミサト「だけど、水中装備のない2号機はかなり不利なのよ。」
ミサト「とりあえず、私の指示通りに動いてくれればいいから。」

早速、ミッションスタートか。
使徒を倒し損ねる、かつ俺が死ぬとゲームオーバー。
つまりハルヒのシナリオ通りに動かなきゃ現実世界がどうなるか分からない。

…エヴァンゲリオンらしいっちゃエヴァンゲリオンらしいな。

支援

支援

しかしエヴァに乗ったあたりから早速キョンの口調がぶれ出したなw

早速水の中に飛び込む。
水の反発と言うか、そんな感じがこちらにも伝わってきた。
まあ、ミサトさんの言う通り動けば大丈夫だろう。
泳ぎはそんなに得意ではないが、モーターのお陰でグングン進む…と、2号機の姿を捉えた。
…ライフルで使徒を撃っているが水の抵抗で、なかなか命中しない。

その時、またもや通信が入った。

アスカ「ちょっとお!シロート、アンタがなんで居るのよ!」

シロート?もしかして俺のことか。

アスカ「そうよ。テスト経験すらないシロートでしょ。
そんなアンタがここに来たって邪魔になるだけよ!」
キョン「足を引っ張るも何も…既に押されてるじゃねえか」
アスカ「…何よ。シロートがエリートに意見しようってワケ?」

もの凄い形相だ。折角の美人が台無しじゃねえか。

アスカ「…今ね。」
アスカ「とにかく、シロートはお家に…」
もう一度ライフルを構えるアスカ。
正直、使徒よりも使徒らしい顔ですよ。アスカさん。
アスカ「帰れっちゅうのののののののおおおおおお!!!!!!!!!!!!!」
ミサト「あ…アスカ!一体何を…!?」

衝撃で視界いっぱいに砂煙が立ち込め、爆音が響き渡る。

アスカ「オラオラオラオラオラオラオラオラ!!!!!!!!!!!!!」
ミサト「落ち着きなさい!アスカ!」

…………カオス。

最後の一発が放たれた後、辺りは静寂に包まれた。
アスカ「……はあ………はあ……」
ミサト「………やった?」

アスカ「ふん。これがエリート・エース・パイロット、式波・アスカ・ラングレーの実力よ。」

カギエル「………………」

カギエル「………………!」

ミサト「アスカ、危ない!」

アスカ「…………えっ」

少し動きを止めていた使徒が動き出した。
それなりにダメージは受けている様だが
感じのコアは外しちまったんだろう。

アスカ「う……そ……!」

2号機に猛スピードで迫ってくる使徒。
水中装備のない彼女があんなバカデカい怪物に思いっきり体当たりなんかされれば…

………間に合え…間に合え!間に合え!間に合え!間に合え!間に合え間に合え!

支援

携帯で無茶をするから…

保守

保守

>>35
×感じ○肝心


キョン「くはぁ………!」

スゴォ!というもの凄い音。
そして、腹を抉るかのような衝撃。
痛みも再現されるのか。このゲームは…。
想像以上の痛み。 口から胃液が溢れ出す。
…動けない。
初回のシンジ君にはイライラしたもんだが…あの時、能天を貫かれてたんだ。
こんなもんじゃなかったろう。
雨の中逃げ出したくなる気持ちも良く分かるぜ。

アスカ「ちょっと…シロート?シロート!」
ミサト「…キョン君!キョン君!大丈夫?」
キョン「うぇ………どうにか。」

ミサト「…そう。よかったわ。」

ミサト「アスカ、水中装備のないあなたがあの衝撃をモロに受けてたら機体破損じゃすまなかったわよ。」

アスカ「………………」

そんなやり取りをしていると…使徒がもう一度もの凄い速度で泳ぎ出した。
もう一度、体当たりしてくるつもりか。
今度はあれに耐えきれるかどうか…分からんぞ。

アスカ「…………」

難しい顔をしながら無言でドンっとエントリープラグを叩く。
とてつもなくプライドが高いんだろうな…。
ハルヒとは別の意味で何とも面倒と言うかなんと言うか。

ミサト「次に使徒の攻撃を受ければ機体はどうなるか分からないわ。」

ミサト「そうなれば私達もみんなアウト。」

ミサト「アスカ。あなたが優秀なのは良く分かるけどね、それでもどうしようもない事もあるのよ。」

ミサト「アスカ。」

アスカ「……………わかったわよ」

アスカ「愚民を守るのがエリートの仕事。仕事なら…、屈辱にも耐えるわ。」

…そんなに俺と協力するのが屈辱かい

アスカ「私はプロだもの。」

支援

アスカ「シロート。もし足を引っ張って見なさい。」
キョン「………ああ。分かってる。」

何というか…俺が言うのもはばかれるのだが
大人と子供が同居してるんだろうな。このアスカは。

アスカ「だけど…どうするつもりよ武器と言えばプログレッシブナイフしかないし…」

俺が見た限り、大砲も殆ど潰されちまってる。
と…なると口に弾をぶち込む事も出来ない。

ミサト「キョン君が突っ込んで来る使徒を手で受け止める…
そしてアスカがプログレッシブナイフで使徒のコアを攻撃。もうこれしかないわ。」
アスカ「でもミサト、さっきダメージを受けた7号機が使徒を受け止めきれるの?!」
ミサト「ぐ…………それは…………」

リツコ「大丈夫よ」
ミサト「リツコ…珍しいわね。あんたがそんな事言うなんて…」

リツコ「ねぇ?キョン君。」

画面越しに赤木博士が俺にニッコリと笑いかけた。

さっきも薄々気が付いてはいたが
多分、赤木博士は『コード100』について知っている。
でなきゃあんな事、赤木博士が言う訳がない。

ミサト「やってくれるわね?キョン君。」
やるもやらないも
これは早速…出来れば使いたくもない危険なもんを使わざるを得なくなった。
と、言うか何とも『使わなければいけない』状況に追い込まれた気もしなくもないが…

アスカ「じゃあ、頼んだわよ。シロート」

そう言ってプログレッシブナイフを装備するアスカ。
そして猛スピードで再び突進してくる使徒。

俺は覚悟を決めて、両手を開いた。

しえん

思いっきり体当たりしてくる使徒。
衝撃で腹の痛みがぶり返してくる。

…腕が痛い。痛い?
『痛い』を通り越して…もぎれそうだ。

足も持たない。筋が切れそうだ。
筋肉も骨もギシギシと音を立てる。

キョン「アスカ!早くコアにぶっ刺せ!!」

アスカ「分かってるわよ!私に命令しないで!!!」

アスカ「ウオオオリャアアアアアアアアアア!!!」

アスカが使徒のコアにプログレッシブナイフを突き刺した。
火花が散り始める。

…………今だ!

おっぱい

支援

ミサト「…………あれっ急に映像と音声が…!」

リツコ「………………」

キョン「モード反転!裏コード、ヒトマルマル!」

恥ずかしい。とてつもなく恥ずかしい。
本当にハルヒは一体何でこんなもんを考えたんだ…。

プラグ内の照明が消える。

7号機「ウオオオオオオオオオオオオオ!!!」


…体が熱い。
そして感覚がやけにクリアになった。
使徒に触れる掌の感覚が生々しい。

オペレーター「7号機のシンクロ率…上昇!80%…85%…90…100%…」

ミサト「シンクロ率…100%?そんなの聞いたこともないわ!」

リツコ「でも…これは現実よ?」

残り、31秒

キョン、あぶなぁぁぁぁぁぁぁい!!!11

と、ここでネタばらし

なんとこれは劇団員に協力してもらった、ただの現実世界だったのである

これにはキョンも苦笑い
ちなみに裏コード~からのくだりはきっちりと録画してあったのである

そして感覚がクリアになった分、…痛い。
多分、本当に手と腹の骨にはヒビが入ってるだろう。

オペレーター「映像、回復します!」
ミサト「一体…何が起きてるって言うのよ…」
キョン「ミサトさん!」
ミサトさん「キョン君!あなた出血が…」
キョン「そんなのどうだっていいから!後何秒で破壊できますか!?」
リツコ「あと…30秒って所ね。」

残り20秒。
クソッ!間に合わない。

痛みが体を蝕む…が、泣き声を言っている暇は無い。
痛みで思わず涙が零れるが…体に鞭を打って使徒の体を掴む。

冬月   「勝ったな…」
ゲンドウ 「あぁ」

残り15秒。

7号機・キョン「ウオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ!!!」

そのままプログレッシブナイフに使徒の体を押し付けた。
コアは更に激しく音を立てながら火花を散らす。
体のあちこちから変な音がする。
手が痛い。肩が痛い。腹が痛い。
痛い痛い痛い痛い痛い。

残り10秒。

アスカ「ウオオオリャアアアアアアアアアア!!!!!!!!!」

アスカも負けじと更に強くナイフを突き立ててくれている様だ。

ミサト「キョン君…………アスカ………」

オペレーター「5…4…3…2…1」


オペレーター「使徒…形状崩壊しました。」

ミサト「………パイロットは!?」

アスカ「私なら何ともないわ。」

アスカ「でも…シロートの奴が動かないのよ…。」

オペレーター「7号機パイロットからの応答ありません!」

リツコ「プラグを強制射出!」

ミサト「パイロットの生死は!?」

オペレーター「…………不明です」

ミサト「キョン君!キョン君!」

アスカ「………………」

……………………
…………………
………………
……………
………

どうして俺は同人ゲームのシナリオの為に…こんな目にあってるんだろう。
ハルヒは無意識の内にやってることだと
決して悪気は無いんだと言うのは分かってる。

…分かってるんだが、やはり今回ばっかりはどうも納得行かない。

綾波「じゃあ、世界を見捨てるの?」

キョン「………………!」

どこから出てきた。
と言うか…ここは…電車?

綾波「現実であるあなたの世界も、仮装であるこの世界も」

…綾波。こんな形で出会うなんて最悪だぜ。
綾波「涼宮ハルヒも、見捨てるの?」

キョン「見捨てるも何も…俺は納得が行かないだけだ。」
キョン「ハルヒの為にどうしてこんな辛い目に合わなきゃならないんだよ。」

支援だ

キョン「今までもだ。」

キョン「何で俺ははハルヒのわがままに付き合わされて来たのかよく分からない。」

キョン「俺には居場所もある。戦う理由なんてない。」

キョン「長門や朝比奈さんや…まあ古泉や谷口、国木田にはもう一度会いたい
元の世界には戻りたい…が、」

キョン「………やっぱりこんな目に合うのは、納得がいかない。」

綾波「…………そう。」


…………………………
……………………
…………………
……………
…………

うむうむ

キョン「…………!」
目が、覚めた。
ひぐらしの鳴き声が静かな病室に響き渡る。
知らない天井…病院か。

ミサト「キョン君…気が付いた?」

起き上がろうとする…が、激痛が体中に走った。

キョン「……………痛!」
ミサト「無理しちゃダメよ…。」

そういや、体のあちこちが包帯でくるまれている。
あれから俺は一体……

ミサト「使徒を殲滅したあと…反応がなかったから心配しちゃったわ。」

ミサト「しかし…随分と酷いダメージね。無理、しちゃったでしょ?」

長門の言葉を思い出す。
パワーも三倍だが、ダメージも三倍。

言葉にすると随分軽く思えるが、現実は想像以上だ。
使わなければ確実に殲滅は出来なかったが…
コード100の代償は結構デカい。
下手すりゃコード100を使用した結果死ぬ、なんて事も有り得るんじゃないのか?

ミサト「出来れば…何日か休ませてあげたい所なんだけれど…」

ミサト「使徒の襲来が相次いでてね。出来ればもう退院して欲しいのよ。」

キョン「そう……ですか。」

ミサト「ごめんね。」

俯きながら謝るミサトさん。

いえ。あなたは悪くありませんよ。

俺が頭に来てるのはハルヒの無意識と
多分、コード100を使わざるを得ない状況を作り上げた赤木博士と…碇司令です。

…2号機を水中装備もなしに配備させたのは不自然だし、あの時の発言。
『シナリオ』とは言えやはりあの二人…特に碇司令は頭に来る。

もしもし


続けたまえ


ガチャ

まだかね

完全に俺はハルヒと碇司令の目論みの為に俺はエヴァに乗せられ、
コード100だかなんだか良く分からない裏技で余計に辛い思いをしなきゃならない。
…気に入らん。非常に気に入らん。
そんな事を考えていると
突然、ガラッと病室のドアが開く音がした。

アスカ「……目が覚めたの」
キョン「あ…アスカ?」
ミサト「ふふっ。さっきまでずっとここであなたの目が覚めるのを待ってたのよ。」アスカ「…………ミサト」

アスカ「まあ、目が覚めて良かったわ。死んだら、ちょっと後味悪いものね。」

アスカは…角度によっては笑っている様に見えなくもない顔つきをしながらそう言った。

キョン「…そうか。俺はお前が無事で良かった。」
アスカ「……………そう言えばあんた、私のこと呼び捨てにしてるわよね」

そういやいつもの癖で…。
とは言え、いきなり女子を名前で呼び捨てとは
…まずったか?

キョン「悪かった。じゃあこれからは、式波…」
アスカ「いいわよ。」
キョン「えっ?」
アスカ「『アスカ』でいいわ。キョン。」

どこかで見た展開に驚き、目を見開く俺にミサトさんが囁いた。

ミサト「………つまり『ありがとう』ってことよ。アスカ、素直じゃないから。」

アスカ「………………ミサト、聞こえてるわよ。」

ミサト「あっら、ゴメン!」

その時のアスカは…元々綾波派だった俺が一気にアスカ派に寝返ってしまいそうな程だった。


……だがしかし、これはあくまでゲームである。
ハルヒの書いたシナリオ。まやかしだ。

とてつもなく嬉しい展開であるが、同時にとてつもなく虚しい展開でもあった。

プルルルルルル。
…と、電話の着信音が鳴り響いた。

――長門からだ。

キョン「ちょっとすいません。」

ミサト「…………アスカ、ちょっと出ましょ?」

ミサトさんとアスカが病室から出た事を確認し、通話ボタンを押した。

長門「もしもし。」

キョン「おう。長門か。」

長門「倒せた?」

キョン「………ああ。おかげでボロボロだがな。」

こりゃおもろい

ハルヒの妄想の世界ってのが気に食わない・・・
ハルヒ如きが

まあハルヒとアスカは似てるしな。キョンが綾波派なのも仕方ない

何故だろうか。震えが止まらない。

キョン「そっちはどうなってる。」

長門「…ゲーム作りは続いている。あなたがこの世界に居ないことについては…情報を改変した。」

キョン「そうか。色々と悪いな。」

長門「今からあなたに涼宮ハルヒから新しく聞いたシナリオの内容を伝える。」

キョン「なあ、長門。」

長門「…………何?」

キョン「俺はまた…エヴァに乗らなきゃ駄目か?」

長門「エヴァに乗って使徒を倒すことはゲームクリアの最低条件。」

キョン「エヴァに乗ることに対して納得がいかないんだ。」

長門「…そう」

キョン「まるでコマじゃねえか。」

キョン「シナリオの為にエヴァに乗って、シナリオの為に辛い思いをして。」

ぶつけようのない怒りが沸々と湧き上がる。
今までもそうだ。何で俺はいつもいつもハルヒのわがままに付き合わされて来た?
…理由が分からない。

長門「…なら、あなたの好きにすればいい。」

キョン「……………!」

長門「あなたが乗りたいと思えば乗ればいい。」

キョン「でもそうなったら…」

長門「あなたにしか決めることが出来ない。」

長門の答えはとにかく、淡白なものだった。

長門「今はシナリオの内容は話さないことにする。」

キョン「………え?」

長門「あなたが決めて、あなた自身で行動するべきと判断した。」

長門「もし迷った時、知りたければ聞いて。」

そう言った後、電話は切れた。

俺は戸惑った。
長門なら、理解してくれると思った。
何か、気持ちを消化させてくれると思った。

そんな事を期待していたのだが…

ミサト「キョン君ー?話は終わったかしら?」

キョン「………はい。」

iiyo-iiyo-

アスカ「誰からの電話?」

キョン「フランスの友達から。」

…フランスの友達。
ボンジューぐらいしか喋れないぞ。俺は。

ミサト「そう。じゃあ…退院の手続きを済ませてきたから早速だけどネルフに行きましょう」

ミサト「疲れてるだろうけど…色々と手続きあるのよ。済まないわね。」

おい

しえ

―司令室―

リツコ「…………以上が7号機パイロットについての報告です。」

冬月「『コード100』は非常に興味深いな。パイロットが負うリスクは高いものの、
使徒との戦いに対しては非常に有利だ。」

リツコ「しかし、パイロットの『意思』そのものに依存するコードですので
精神面についてまだまだ課題が残ります。」

冬月「ではその肝心のパイロットはどうなのかね。」

リツコ「どうも先の戦闘での精神的ダメージが見受けられます。
彼はもともとシンクロ率が高く通常の戦闘においては不安要素はありませんが
『コード100』の発動は今のところ難しいかも知れません。」

ゲンドウ「構わん。コード100のデータが取れただけで十分だ。」

ゲンドウ「解析を続けてくれたまえ。」

リツコ「はい。」

支援

エバみたことないけどおもしろい

ミサトさんが言うネルフでの手続き…
それは『俺の住む場所』についてだった。

ミサト「リツコー!探したわよ」

リツコ「私ならずっとここに居たわよ。
あなたが探してたのは私じゃなく、部屋の方でしょ?」

腹やら腕やらまだ色々と痛むのに30分近くもネルフ内をさ迷っていた。
本編では語られてなかったが、方向オンチの気があるんじゃないのか。この人は…

リツコ「ミサトとアスカと…そう。例の少年。」
リツコ「今日はご苦労様」

ええ。あなたにコード100を発動させられたおかげで余計に疲れましたよ。
…と、イヤミの一つも言ってやりたかったが
アスカとミサトさんが側にいるのでグッとこらえた。

リツコ「で、なんで私を探していたのかしら。」

ミサト「キョン君の住む場所の件なんだけどね…」

ミサト「うちじゃあダメかなーって…」

これは…シンジ君、アスカ、ミサトさんと同居フラグか?

リツコ「あなた…子供3人も面倒見切れるの?」

ミサト「いやあ…それは…」

ミサト「…………見切れません」

ミサトさんあなた30分も怪我人を歩かせた挙げ句何ですか…それは。

oi
追いついたぞおい





原作知らんけど面白いんで続けてくださいお願いします

加持「葛城、そりゃないぞ。」

赤木博士の部屋のドアが開き、長髪の男が笑いながらやって来た。

ミサト「……………加持!何であんたまでここに!」

加持「例のフランス支部からやって来た『シンクロ率100%の少年』が居るって言うんで来たんだよ。」

…加持さん、俺は見世物じゃありませんよ。

加持「悪い悪い。ただ、俺は君にかなり興味があるんだよ。」

加持「とにかく葛城、ここまで来たんだから『面倒を見切る』しかないんじゃないのか?」

ミサト「……………はい。」

アスカ「そうね。怪我人にこんなに歩かせといて『見切れない』はあんまりじゃない?」

ミサト「…………アスカ、あんたには言われたくないわよ」

支援

ミサト「まあ、とにかくそう言う訳でキョン君もウチで預かる事にしたから!」

リツコ「かなり不安だけど…まあいいわ。私から話を通しておきます。」

ミサト「じゃ。よろしくねー」

アスカ「…いい?あんた私に何かしてみなさい。殺すわよ?」

キョン「大丈夫。大丈夫。出さねーよ。」

アスカ「……………!」


…何故、俺は叩かれなきゃならないのか。


とにかくそんな訳で俺はミサトさん達と暮らすことになったらしい。
一人暮らしよりは楽だろうから…まあいいか。

おもしろい

ミサト「よーし!じゃあキョン君の歓迎会も含めてパーッとやりましょ!パーッと!」

両手を挙げながら非常に楽しそうにミサトさんは叫んだ。

ミサト「リツコここ、借りてもいいかしら?」

リツコ「まあ………特別に、いいわよ。」

ミサト「よーし!早速買い出しに行くわよ!アスカ、加持!荷物運び手伝いなさい」
アスカ・加持「えーっ」

何とも…ハルヒに一番似ているのはアスカと思ってはいたが
実はミサトさんも似ている様な…
いや、ハルヒの作ったゲームなんだから登場人物がどこかハルヒに似るのは
当たり前ちゃ…当たり前なのかも知れないな。

三人が出て行って部屋には赤木博士と俺。
妙な沈黙が続く。

今朝の事について追及すべきか否か…迷っていると
赤木博士の方から話掛けてきた。

リツコ「今朝の事、怒ってるのかしら」

キョン「…………!」

リツコ「あなたの考えていただろう通りよ。
私は『コード100』のデータを採るために色々と工作したわ。」

リツコ「でもまさか本当にタイミング良く使徒が現れるとは…ね。」

キョン「あんた……こっちは死ぬところだったんだぞ!」

キョン「下手すりゃアスカも!」

支援

かじはかじくんじゃないか?

リツコ「…そうね。その点に関しては謝るわ」

リツコ「ただ、私はあなたについて知りたかったのよ。」

………俺に関して?

リツコ「7号機の『コード100』機能については一時的にシンクロ率を100%にまであげる
という大まかな説明しかされていなかった。」

リツコ「でも理論上あり得ないのよ。パイロットが意図的に
…一時的にしろシンクロ率を自由に設定するなんて。」

赤木博士は…『コード100』について知ってはいたが
俺の設定に関しては知らない…って訳か。

もしもし





ガチャ

車内

アスカ「じゃあ、バカシンジ呼びに行ってくるわね」
ミサト「よろしくねー」
ミサト「…ねえ、加持」
加持「何だい?葛城。」
ミサト「あんたさあ、キョン君に興味あるって…言ってたわよね」
加持「ああ。」
ミサト「あんたのことだからさあ…何か調べたんじゃないの?」
加持「何でそんな事聞くんだ?」
ミサト「…今朝の使徒との戦いで彼、一時的にだけど」
ミサト「シンクロ率100%なんてめちゃくちゃな数値を叩き出したのよ」

加持「だから彼を…預かるって言い出したのかい?」

ミサト「べつにそんな監視…みたいな目的じゃないのよ!」

ミサト「なんとなく…アスカと気が合ったみたいだから…」

加持「じゃあいいんじゃないのか。それで。」

加持「キョン君が話したくなったら聞けばいいし、話したくなかったら聞かなきゃいい」

ミサト「………そうね。」

加持「彼もなかなか…複雑そうだし…な。」

アスカ「お待たせ!ほら、バカさっさとしなさいよ!」

シンジ「新しい住人………か。」

シンジがやっと出た支援

最後の紫煙…

その後、ミサトさん達が戻って来て…
俺の歓迎会が開かれたのだが
…正直殆ど覚えていない。

シンジ君がやってきて…感動して
酔っ払った赤木博士にコード100についてしつこく質問された上に
ミサトさんに無理矢理飲まされて
…そこから記憶がない

次に目が覚めたのは
どこかの…ベッドの上だった。

まだ薄暗い。
時計を見ると…深夜2時。

どうも小便がしたくなったのだが
ここがどこだか分からないのでトイレのある場所も分からない。

…困った

部屋を出て…適当にふらつくと
『しんちゃんのお部屋』
と書かれたプレートが見える。

そうか…ここは…

ミサトさんのマンションか。

シンジ「あ…あの、キョン君?どうしたね?」

後ろからシンジがやって来た。
これは助かった。
トイレの場所を聞こう。

シンジ「あ、トイレならそこを右に行った突き当たりだよ。」

キョン「お。サンキューな」

シンジ「あ…あの!」

キョン「な………何?」

シンジ「トイレ行った後でいいんだけど…」

シンジ「ぼ………僕と少し…」

キョン「…………分かった。ちょっと待ってろ。」

ウホッ

シンジおじいちゃんと聞いて

>>103
ウホッ

さっさと用を済ませた後、もう一度シンジの部屋の前に戻る。

キョン「おまたせ。………どうしたんだ?」

何とも…、彼は頼りがいのない主人公だと思ってはいたが、
こうして彼と同じ立場になってみると
碇シンジと言う人間がどれだけタフなのかが良く分かる。
ハルヒの作ったゲームのシナリオの一部と言うのが非常に気に食わないが
そのシンジ君が俺と話をしたいのだと言う。
聞いて差し上げようじゃないか。

シンジ「さっき…聞きそびれちゃったんだけど」

シンジ「どうしてキョン君はエヴァに乗るの?」

がんばれ

…どうして?

いや、まだ一度しか…しかも自分の意志ではエヴァには乗っていないので

答えようがない。

あえて挙げるとすれば俺は「元の世界に戻る為」

それでもハルヒの妄想に付き合わされる為に痛い思いをするのは嫌だと
ひたすら納得いかずに…

…長門のあの言葉がループする。

キョン「……分からない。ただ。乗りたくて乗ってる訳じゃないな」

シンジ「そうか。僕と……同じだね」

シンジ「前みたいに…十年くらい使徒が来なければいいなって…そう思ってる。」

シンジ「でも…心のどこかでは…使徒に勝って父さんに誉められたいとも思ってる。」

このシンジはシンジさんなのか

シンジ「…………結局父さんに誉められたいだけなのかも知れない。」

シンジ「何かバカだよね。僕は………」

…誉められたい
ただそれだけの為に乗ってる。
父親の勝手な都合であっても…だ。

キョン「奇遇だな。実は俺もなんだよ。」

キョン「一人の女のわがままの為にエヴァに乗らされる。」

キョン「俺もバカだ。十分な。」

今追いついた

ミサト「はい、みんな一緒に…」

ミサト・シンジ・アスカ・キョン「いっただきまーす」

朝。葛城家のテーブルの上に並ぶ朝食。
目玉焼きとベーコンにトースト…か。

キョン「んまい!」

シンジ「でしょ?僕が作ったんだ。」

ミサト「しかし良かったわー!シンジ君ともすぐに打ち解けられて。」

アスカ「本当、珍しいわよね。コミュニケーション力のないバカシンジにしちゃあ…」

そりゃあお前たちの性格はイヤって程分かってるし
俺も、貴重な体験をしたことで理解も出来た…だろうしな。

シンジ「…………あ、僕らはもう行かなきゃ!遅刻しちゃう…!」

この年になって中学か…とも思うが
…仕方がない。
通学途中昨日の晩のシンジとの会話を思い出す。
父親に誉められる為に戦うシンジに分かると言ったものの
俺はどうもやはり納得が行かない。

この世界の住人ならまだしもここは…ハルヒの妄想の中なのである。

何とかこの世界から抜け出したいが
その為には納得の行かないことをしなければならない。

………ジレンマ。

トウジ「おー!シンジおはようさん!」
ケンスケ「おはよう、碇」

シンジ「おはよう」

トウジ「ん…?隣の奴は誰や。見たことない顔やけど…」

おもしろい

支援

これは良作の予感

先生「はい。と言う訳で本日転校してきたキョン君だ。」

黒板にデカデカと書かれるキョンの三文字。
なんとも本名でなく徒名の方で紹介されると違和感がある。

キョン「…どうも。キョンです。えー、よろしく!」

先生「席は綾波の…隣でいいか。」

キョン「はい。」

青い髪の少女の隣に俺は座った。
ひじを立てたまま窓の外を眺める少女

何となく、出会った頃のハルヒを思い出す。

キョン「綾波…だよな。」

綾波「…………ええ。」

キョン「その…お前と同じ…」

綾波「知ってるわ。昨日ネルフで見かけたもの。」

キョン「…………そうか」

綾波「……………」

私怨

黙々と投下を続ける姿勢が気に入った
続けてください

どうも会話が続かない。 困った。
綾波派である俺がようやく綾波に出会えたんだ。
何とかコミュニケーションを図りたい。

キョン「なあ、お前肉嫌いなんだよな」

綾波「……………ええ」

キョン「なんで?」

綾波「………LCLの匂いがするから」

キョン「ああ。あれ、血なまぐさいもんな。」

綾波「……………ええ」


…ダメだ。会話が続かない。

長門と同じ様に扱ってたら、綾波に懐かれるんですね

支援

そんなこんなで…昼休みになってしまった。

トウジ「キョンー!飯食おうやー」
キョン「お…おう!」

シンジが作ってくれた弁当を広げる。
中身はタコウインナーに卵焼き、肉団子とサラダ…そしておにぎり。

ちゃんとしたメニューの上にうまい。
こいつ…、出来るぞ。

キョン「器用だよなお前。」

シンジ「そんなに…誉められると照れるじゃないか…」

ケンスケ「女だったら良かったのになー」

シンジ「あ!そうだ…綾波に弁当…」

そう言ってシンジは弁当を抱えて綾波の席に向かう。
にこやかに笑うシンジに綾波。

…………正直悔しいな

綾波は特別メニュー?
ってそういや設定はハルヒ様次第だったな

シンジ「綾波………いつも昼ご飯食べてなかったから。
…僕が作ってあげてるんだ。最近。」

キョン「たしかに、あの細さじゃあな…」

ろくなもん食ってなさそうだ。

シンジ「本当は夜ご飯も作りに言ってあげたいぐらいなんだけどね…」

夜ご飯………か。

キョン「なあ、シンジ。」

シンジ「……………?」

>>124
ちなみに綾波はおにぎりとサラダと卵焼きだけです。
ってどうでもいい事なんだが

支援

ネルフ休憩所

リツコ「あら、ミサト。昼食?」

ミサト「ええ。」

リツコ「ふーん。作ったの、シンジ君ね」

ミサト「な………なんでわかるのよ!」

リツコ「あなたがこんな立派なもの作れるワケ、ないもの。」

ミサト「む………何の用よ。からかいにくる暇があるなら仕事しなさいよね。」

リツコ「あら、失礼ね。あなたにわざわざキョン君に関してのデータを届けに来たのよ」

ミサト「………キョン君の?」

おいついた
支援

リツコ「7号機のコアのデータと…キョン君のプロフィールよ」

リツコ「まずコアと彼のシンクロパターン。」

ミサト「完全に一致…してる?」

ミサト「どう言う事なのよ…コレ」

リツコ「そしてデータベースで照会した彼のプロフィール」

ミサト「………………何で二枚?」

リツコ「知らないけど何故か二重登録されていた上に」

リツコ「片方は完全に抹消されてたのよ。」

ミサト「……………」

久々に続きが気になる
支援

放課後
葛城家に漂うダシの香り。
輪切りにした大根にいわしのつみれ、ちくわ、こんにゃくエトセトラが鍋の中に浮かぶ。
つゆをお玉ですくい出し味見をするシンジ。
その様子をゴクリと唾をのみながら見守る俺。

シンジ「…………うん。いい感じだ。」
キョン「そ………そうか?」
シンジ「これなら喜ぶと思うよ」
ミサト「たっだいまー!」
シンジ「あれ、ミサトさん早かったですね」
ミサト「着替えに来ただけよ…ってあれ?キョン君おでん作ってるの?」
キョン「いや………まあ。」
ミサト「ふぅ~ん。誰にぃ?早速、好きな子でも出来た!?」
キョン「い…いや、そう言う事ではなく…」
シンジ「キョン君、綾波に夜ご飯を作ってやってるんだ。」
シンジ「細過ぎて心配だからって」
ミサト「…そう。優しいのね。」

キョン「いや…あの…」

支援

明日の学校なんざ知らん

支援支援

工事の音がヤケにうるさいアパート。
シンジに案内してもらい…綾波の部屋までやって来た。
しかし本当にうるさい。
こんな部屋でよく眠れるな…綾波は。

綾波とかかれた表札。
シンジはドンドンとドアを叩き始めた。

シンジ「綾波ー?いるー?」

十秒程経っただろうか。
ガチャッとドアが開く音がした。

綾波「どうしたの…?碇君。」

制服姿の綾波が中から出てきた。

シンジ「綾波。夜ご飯は?」

綾波「まだだけど…」

シンジ「良かった。」

綾波「…………あなたは」

キョン「と…とにかく中に入れてくれないか…」

病み上がりの腕にはこの鍋は…重い。

明日早いから寝なくては…
寝落ち支援

綾波の部屋に入る。
相変わらず…という表現は変なのかも知れないが
「殺風景」この三文字が世界一ピッタリだろう…そんな部屋だった。

キョン「そこの床に鍋置くけど…いいか?」

綾波「……………ええ」

コクリと頷く綾波。

シンジ「取り皿と割り箸は持ってきたから分けるね。」

蓋をあけると湯気と共に良いにおいが立ちこめてきた。

綾波「……………!」

キョン「綾波、何食いたい?」

綾波「……………だいこん」

キョン「大根な。待ってろ。」

大根を箸で掴んで取り皿に入れ、その上につゆを注ぐ。

綾波「………これ、何て料理?」

キョン「おでんって言ってな…お前、食ったことないのか?」

綾波「……………ない」

箸でやわらかく、微妙に色付いた大根を割って口へ運ぶ。

キョン「……………どうだ。」

綾波「……………」

綾波「おいしい。」

シンジ「良かったね。キョン君。」

綾波「…私の為に?」

シンジ「綾波がちゃんとご飯を食べてるのか心配だったらしいよ」

キョン「まあな。でもまあ良かったよ。」

キョン「こうして会話も出来たことだし。」

綾波「……そう。」

綾波「ありがとう」

『明日も食べる』と言うので鍋はそのまま綾波の部屋へ置いていくことにした。
帰り道、シンジと一緒に買い出しへ行く。
さっき作ったばっかりなのにまた作らなければならないとは…。

シンジ「でも、綾波が…僕と父さん以外と話すなんて珍しいなあ」

シンジ「って言うか…まあ、みんなが綾波に関わろうとしないだけなんだけど…ね」

キョン「…そうか。」

アスカ、シンジ、そして綾波。

こうして三人とコミュニケーションを取ることが出来た。

ハルヒさんが作ったゲーム世界の割りには…何となく悪くない時間だな

そんな風に俺は思えてきた。

支援

キョンの力で三人とも生存クリア頼む

―司令室―

冬月「7号機とパイロット…彼らが来て一週間近く経つが」

冬月「碇、お前はどう思う。」

ゲンドウ「シナリオに…多少の『ズレ』が出て来ている。」

冬月「まさに…『イレギュラー因子』だな。」

ゲンドウ「だが、得るものも大きい。」

冬月「老人達に対する切り札に化けるか…」

ゲームの世界に残る選択をしたりして

アスカ「遅かったわね」

家に帰るとアスカが仁王立ちをしながら俺達を迎えた。

アスカ「どーこほっつき歩いてたのよ」

キョン「いや、まあ…散歩?」

シンジ「そう。散歩。」

アスカ「………怪しいわね」

ミサト「まーまあ。良いじゃないアスカ。」

ミサト「シンジ君達にも男同士の秘密ってのがあるのよ。きっと」

アスカ「む…………」

シンジ「それよりさ、アスカ。ロールキャベツの材料、買ってきたんだ。」

アスカ「…………!」

シンジ「美味しいもの作るからさ。」

どうにかアスカは納得してくれた様子だ。
綾波の所へ行ってた何て口走ればどんなことになるか…

ロールキャベツの準備をし始めるシンジ。
俺も手伝おうとキッチンへ向かったその時…


プルルルルルル、と
着信音が鳴った。

――長門有希

その四文字に思わずドキリとしてしまった

忘れていた…という訳ではないが
いや、この世界の日常で…
現実を正直忘れ掛けていた。

「俺は使徒を倒して…元の世界に戻る」

使徒はあれから来ない。
そしてシンジ、アスカ、綾波との接触

このままずっと続けばいい。

そうな風にすら思っていた

ハルヒは読んだ事無いけど充分楽しめるよ、あとスレタイがいい。

支援

おもしれー
がんがれー

しかしその電話は…
俺を一気に現実へと引き戻した。

キョン「もしもし…」

古泉「こんにちは。古泉です。」

電話の主は長門ではなく…古泉だった。
しかしやけにその声には焦りのようものを感じる。

キョン「どうしたんだ。…いきなり」

古泉「落ち着いて聞いて下さい。」

古泉「……………長門さんが」

古泉「倒れられました。」

追い付いた

何番煎じだと思いつつwktk

キョン「長門が…………?」

全身の血の気がサアーっと引くのを覚えた。

キョン「長門は?長門は大丈夫なのか?」

古泉「はい。先ほど目を覚まされました。」

キョン「そうか。良かった…」

長門は無事なのか。一先ず安心したが…

キョン「しかしどうして…」

古泉「多分…ではありますが『能力』を使いすぎて処理が追いつかなくなってしまったのだと思われます。」

キョン「…能力?長門は一体どんな力を使ったんだ?」

古泉「あれ?気が付かれませんでしたか?」

…相変わらず回りくどい野郎だ。

変わったこと…と言えば…
なんだ。思いつかない。

古泉「このゲームには絶対に必要なイベントが…あるでしょう」

クリアに必要な…強制イベント。

…そうか

キョン「この一週間…まるで使徒が襲来して来なかった。」

バシバシやり合うのが好きなハルヒにしては珍しく随分落ち着いた展開だとは思っていたが…

古泉「そう。長門さんは…涼宮さんの書いたシナリオに割り込み、
ゲームの進行を無理矢理遅らせたんですよ」

この世界に来たばかりの時に交わした…長門との会話を思い出す。

『今はシナリオを教えない』
『あなたが決めて、あなた自身で行動するべきと判断した。』
『もし迷った時、知りたければ聞いて。』
…あの時、俺は長門が気持ちを理解してくれない。
俺を突き放したんだと思っていたが

古泉「長門さんはあなたの気持ちの整理が付くまで出来る限り
エヴァンゲリオンに乗せることを避けようした」

その結果…力の使いすぎでぶっ倒れたって訳か。

俺は…

支援

最高です。

古泉「長門さんからの伝言です。」

古泉「もうこれ以上涼宮ハルヒのシナリオを引き伸ばすことは不可能」

古泉「直接私が手を貸せるのはここまで。申し訳ない」

謝らなければいけないのは俺の方だ。長門。

古泉「しかし使徒や展開についてヒントを与えることは出来る様」

古泉「ここから、全てをあなたに託す」

古泉「私は、あなたを信じている」

古泉「…………以上です」

追い付いた
支援

まさかここで追いつくとは…
楽しくなってきた!
支援!支援!

とうとう、俺は腹を括らなければならなくなった。
たかがゲーム、されどゲームにだ。
未だにハルヒについては納得が行かないが…
長門が倒れるまで頑張ってくれたんだ。
乗らないなんて選択肢は…もうない。


ミサト「………なんですって!?」

ミサトさんの叫び声が部屋中に響き渡った。

ミサト「…………わかったわ。ええ。」

アスカ「どしたの?ミサト。」

ミサト「アメリカ支部で…大きな事故が起きたらしいのよ。」

ミサト「今日は帰れないかもしれないわ。三人で仲良くね」

キョンも14になったのかな

アスカ「…………いっちゃったわ。」

シンジ「どうしようロールキャベツ余っちゃうなあ…」


早速…と言うか何と言うか。
事態は動き出したようだ。


―――――――――

青葉「グラウンドゼロのデータです」

ミサト「酷いわね」

日向「ATフィールドが衛星から確認出来ますが詳細は不明です」

ミサト「やはり4号機が爆心か…うちのエヴァ、大丈夫でしょうね」

マヤ「4号機は…!」

リツコ「エヴァ4号機は稼働時間問題を解決する、新型内蔵式のテストベッドだった…らしいわ」

マヤ「赤木センパイにも十分な情報が開示されないんです」

リツコ「まあ不安要素があるとすれば…」

リツコ「ユーロが開発した7号機…かしらね」

>>160
ややこしいけど
プレイヤーであるキョン≠ゲームキャラクターであるキョン

つまりこの世界に元々いたキョンにハルヒの世界のキョンが上乗せされたってことだよな?

冬月「碇、支部消滅の件だが…」

ゲンドウ「………ああ」

冬月「エヴァ4号機…次世代型開発データ収得が目的の実験機だ、何が起こってもおかしくはない。」

冬月「しかし7号機の状況から見ても
それより危険値の低い4号機が事故を起こすとは…」

―――――――――

加持「考えられない…な。」

加持「一体、ゼーレは何を考えているのやら…。」

>>163
そんな感じ。
まあこの世界のキョンは死んじゃってるんだけどね

4号機消滅のこの流れ。
間違いなく…ハルヒの事であるから「間違いない」という物はないんだろうが
多分、この先大変な確率で3号機が暴走するであろう。
この先の展開がある程度読めてしまうのは…イヤなものである。

アスカ「ん…何かイマイチね」

シンジ「そうかなあ…うーん煮込み時間が足りなかったのか…」

キョン「……………」

アスカ「どうしたのよキョン。浮かない顔しちゃって」

アスカ「ご飯くらい楽しく美味しく頂きなさい!」

…3号機搭乗確率No.2の人間を見ながら美味しくご飯なんぞ、頂けるか。

…そんなこんなで結局、一睡も出来なかった。

トウジ「おおーおはようさん!」

シンジ「おはようトウジ」

キョン「……おはよう」

トウジ「おう…キョンよ、元気ないなあ」

ケンスケ「どうしたんだよ。一体?」

理由…ね。
言えるわけもないし言ったとしても…どうすることも出来ない。
何とも、…本当にいやな使徒をチョイスしてくれたもんだ。

すいません。もう限界です。
もし残ってたら続き書きます

おやすみなさい

キョン「また保守か」

オチそうだらか保守

誰かこの保守を次へと繋げてくれ…

保守!

保守

大風呂敷を広げたものだな

私怨

保守

 

保SHU☆ZO!

完結してくれたまえよ

わくわく

ホモ

キョン「吐息を白いバラに変えてぇ」

ほしゅ

保守

保守

http://imepita.jp/20091210/289790

続き気になる

もし、この書き込みが終わっても保守していいと言われたら、油でべたつく髪を束ね、大きなピザを噛みしめて、胸を張って書き込もう。
…保守したい、乙と言うために…。保守したい、SSの続きを読むために…

保守したいっ!…気づかなきゃよかった、こんな気持ち…


保守

保守

捕手

おはようございます。
残ってるとは嬉しいです。
ぼちぼち書いていきます
―――――――――――――――
教室
綾波「おはよう」
静かで、微かな響き。
しかしその綾波登場は教室中をざめかせることになった。
右手にバッグそして左手には…

キョン「な…鍋?」
綾波「碇君おはよう」
シンジ「おはよう」
綾波「おはよう」
キョン「あ…ああ。おはよう。」

アルミ鍋を抱えた綾波レイ。
なんとも貴重と呼ぶべきか…何と言うか…
もの凄いインパクトである。

綾波「これ、返すわ。」
キョン「ああ。全部、食えたか?」
綾波「…………ええ。」
キョン「そうか。」
そう言って机にデン!とアルミ鍋を置いていく綾波。
その後、彼女は…置いたアルミ鍋を何故か持ち上げた。

キョン「…………え?」
綾波「このお鍋、もう少し貸してくれないかしら」

キョン「別に…構わないよな?」

シンジ「う…うん。」

綾波「そう。」

鍋を持って現れ、また鍋を持って行こうとするその綾波の謎の行動に
トウジ、ケンスケならびにシンジは唖然、としていた。

…奇遇だな。俺もだ。

キョン「しかし、何に使うつもりだ綾波。」

綾波「…………ひみつ」


アスカ「……………」

ゼーレ「今、4号機が失われた」

ゲンドウ「両機の喪失は計画遂行に支障を来しますが」

ゼーレ「修正の範囲内だ、問題は無かろう」

ゼーレ「エヴァ3号機は米国政府が是非にと君へ差し出した。君の国の政府も協力的だ」

ゼーレ「最新鋭機だ、主戦力に足るだろう」

ゲンドウ「もう7号機を含めて既に我々はエヴァを4体も保有している事になります」

ゲンドウ「これ以上のエヴァの保有は技術的に不可能です。」

ゲンドウ「零号機修復の追加補正予算を承認いただければ。」

ゼーレ「試作品の役割はもはや終わりつつある。必要はあるまい」

ゲンドウ「零号機は破棄しろ、と」

ゼーレ「左様。これは命令だ。」

トウジ「しっかし…綾波、変わったなー」
シンジが作った俺の弁当をつつきながらトウジはくちゃくちゃ喋っている。
……汚いぞ。やめろ。

トウジ「じゃかしいわ…キョンは神経質な所があるのう。」

シンジ「でも…本当に綾波、変わったよなあ」

ケンスケ「綾波が碇以外とコミュニケーションを取ろうとするなんてなあ…」

キョン「……………」

追いついた
しえーん

そろそろパンツ脱いでおいた方がいい?

追いついただと…
支援

放課後、俺達はシンクロテストの為にネルフへやって来ていた。
そう言えばこれが初めてのシンクロテストだな。

プラグスーツに着替え、エントリープラグに搭乗する。
…どうもプラグスーツのピッタリ感とLCLの感覚と匂いは好きになれない。

マヤ「テストスタートします」

リツコ「遂に来たわね。この日が。」

ミサト「中々許可が下りなくて苦労したわ」

ミサト「データベースにプロフィールが二重に存在。一つはマルドゥックがこちらに公表した通り」

マヤ「そしてもう一つは…抹消済み」

ミサト「いい子だから疑うのは気後れするんだけどね…」

リツコ「ちょっと待って…マヤ、まと0コンマ3下げてみて」

支援

マヤ「はい。」

うぐぐぐぐ…
息苦しいというか…なんとも体が重い。

リツコ「これでやっと汚染区域ギリギリ…」

日向「マギによるデータ誤差、認められません。」

マヤ「シンクロ率55%…凄い数値ですね」

ミサト「初めてにしちゃヤッパリ高スコア……過ぎるわね」

リツコ「……ちょっと、他のコアとも接続してみてくれる?」

マヤ「はい。」

日向「シンクロ率……測定できません。起動すら難しい数値です」

リツコ「………そう。」

リツコ「彼自身ではなく……機体の方に何かある…か。」

リツコ「シンクロテスト、終了していいわよ。」

マヤ「みんな、シンクロテスト終了です。お疲れ様」

プルルルルルルル

ミサト「ちょっとリツコー。電話くらい切っておきなさいよね」

リツコ「はい。もしもし赤木ですが」

ミサト「………無視かい。」

リツコ「………はい。はい。」

リツコ「……………ええ?」

ミサト「どうしたのよ…リツコ?」

リツコ「…アメリカから3号機が送られて来るみたいだわ」

シンクロテストは肉体的ダメージがないので楽か?と思ったのだが
あのピリピリ張り詰めた感じがどうも苦手だ。
精神的に良くない。
シンジ「初めてのシンクロテスト、どうだった?」
着替えながらシンジが…妙に機嫌良さそうに話し掛けてきた。

キョン「あんまり好きになれそうにないね。」
シンジ「まあ…僕もあんまり好きじゃないけどね」
キョン「それよりお前…さっき綾波と何やらコソコソ喋ってたけど
アスカが物凄い目つきで睨み付けてたぞ」
シンジ「あはは。あれね。うん…まあアスカは寂しがり屋な所があるしね…」
キョン「なーに喋ってたんだよー」
シンジ「うん…まあ…秘密かな。」

そんな中学生男子らしいと言えば中学生男子らしい会話を交わしていると、
いきなり更衣室のドアが開いた。

シンジ「み…………ミサトさん!開ける前に一言お願いしますよ!」

ミサト「ああ…すまないわね。」

ミサト「ちょっち、話があるのよ」

旧版と新劇が混ざってる感じなんかな?

エヴァ×ハルヒはなかなか完結しないんだよな……最後まで頼むよ>>1

新劇破の所までで終わりか?

話?一体何の事だろうか。

ミサト「アメリカから新型の3号機が届く事になったのよ。」

キョン「………………」

とてつもなく、嫌な予感。

ミサト「でも7号機が送られて来た事で格納庫がパンパンでねー」

ミサト「零号機が廃棄されることになったの。」

『零号機』が…廃棄?
何だよこの展開…見覚えがないぞ。

シンジ「じゃあ、綾波は?綾波はどうなるんですか?」

ミサト「零号機は破棄されるけど、レイにはこれから3号機に乗って貰うことになったわ」

まて………待てよ。どういう事なんですかミサトさん?

綾波が、3号機に?

ミサト「で、起動実験が松代で行われることになったんだけどそれで何日か家を開けるからみんな仲良く…」

思わず俺はガタンと立ち上がり、ミサトさんの腕を強く握りしめてしまった。

仕事が手につかんな

綾波が…

キョン!阻止するんだあああ!!

マリはでるのか?

F5!F5!F5!

ミサト「ちょ…いきなりどうしたのよキョン君?」

キョン「と、言うことは3号機の被験者は綾波……って事なんですよね?」

ミサト「と………当然そうなるけど…」

いきなりの俺の行動に…ミサトさんは後ろへ数歩下がる。

シンジ「人が変わったようにどうしたんだよいきなり?」


『綾波』が『3号機』に。
一番考えられなかったし、考えたくもなかった事態である。

ハルヒよ、お前は一体どんなシナリオを書いてくれたってんだ!

キョン「ミサトさん、俺を3号機に乗せてください!」

キョン「起動実験…そう。起動実験の時だけでいい。綾波の代わりに3号機に…」

…俺が乗ったほうがいい。
綾波が乗るくらいなら

そう、思ったが…ダメだ。
俺が死ねばゲームオーバーになっちまう。
ミサト「それは出来ないのよ。さっきのテストで分かったんだけどね
あなたは7号機にしかシンクロ出来ないみたいなのよ」

綾波があああああああ

ミサト「確かに3号機については疑問が残るし、
あなたがレイを心配してくれる気持ちも嬉しいんだけど…」

キョン「なら…3号機の受け入れを…」

ミサト「決定事項なの拒否なんて出来ないの。大人の事情にまでクビを突っ込まない。」

キョン「………」

どうにか………どうにかならないのか?
綾波が3号機に乗らずに済む方法はないのか?

俺は頭を巡らせ巡らせ巡らせたが何一つ思い浮かばない。

方法は思い浮かばなかった…が、
とある一言が…頭の中で突然再生された

『もし迷った時、知りたければ聞いて。』

俺は更衣室を飛び出し、どこか適当な場所を探した。

アドレス帳から「な」を探し出し、通話ボタンを押した。

―エレベーター内―

アスカ「……………」

綾波「……………」

アスカ「あんた、なんで鍋抱えてるのよ」

綾波「………キョン君に、借りたの」

アスカ「そういやあんたの零号機、廃棄されちゃうんですってね」

綾波「……………ええ」

アスカ「悲しくないの?自分の機体がスクラップにされちゃうってのに」

綾波「別に…悲しくないわ。」

アスカ「ふん。やっぱりあんたはお人形さんね。
愛着のあるもんを手放したって何とも思わないんですもの。」

綾波「違うわ。悲しくはないけど……寂しい。」

アスカ「はあ?それじゃあアンタなんでそんなすましてられるのよ!」

綾波「寂しいけど…………それを埋めてくれる『絆』が出来たの」

コミュマックスか

ぽかぽかクルー?(゜∇゜)

がんがれー

アスカ「シンジのこと?」

綾波「そう。それと……キョン君。」

綾波「2人が…私にご飯、作ってくれたの。」

アスカ「……そんなことが?」

綾波「ええ。」

アスカ「………バカね。」

綾波「………………」

アスカ「…………あんた、その鍋何に使うつもり?」

綾波「おでん、作るの。キョン君に
さっき碇君に作り方、教わったから」

アスカ「……………人形のクセに料理なんて生意気ね」

綾波「……………」

アスカ「……………ねえ、アンタ」

綾波「何?」

アスカ「これから私、用事ないのよ」

綾波「……………そう」

アスカ「………アンタは?」

綾波「…………ないわ」

アスカ「…………そう」

wktk

面白くて昼寝もおちおち出来ん!

プルルルルルルル。

長門が電話に出る間、何分も…いや、何時間にも感じられた。

長門「もしもし」

出て…くれたか。長門。

キョン「よお。具合は…どうだ?」
長門「回復した。」
キョン「そうか。お前に、知恵を借りたいと思って電話を掛けたんだが…」
長門「そう。シナリオはどこまで進んでる?」
キョン「3号機事件の所まで…だ。」
キョン「綾波が…3号機に乗ることになったんだが…」
長門「AT値が一番高いキャラクターが乗る様に設定されている」

AT…値?

長門「『好感度』の事。綾波レイが一番あなたに対して好感を持っている、ということ。」

俺に対して一番好感を持った。
だから綾波が3号機に乗る。
…何だそのふざけたシステムは。

長門「3号機搭乗、使徒発生は強制イベントと思われる」
キョン「回避する方法は…」


長門「ない」

ハルヒ、お前の罪を数えろ

>>233
俺より長いIDいたら~ってスレ立てるんだ

キョン「じゃあ…………綾波は一体どうなるんだよ」

長門「……伝えられない。制限がかけられている」

キョン「…………そうか」

長門「迷ったら電話してほしい、と言ったのに申し訳ない」


電話が、切れた。

どうもこうもハルヒは綾波を3号機に乗せる気満々らしい。
何だってんだアイツは。
あの時、激しい痛みでイライラしていたものの
これはただのゲームだ。
ハルヒもそのつもりで書いているはずだ
少し大人気なかったとは思うが…


それでも一発かましてやりたいぐらいだ。
今の俺にはどうしようも出来ない。

逃げ出せば長門や朝比奈さんが苦しむ
かといって俺は…受け止め切れるのか?


ああ!何だってんだ。頭がゴチャゴチャゴチャゴチャしやがる。

と、休憩所の椅子にて頭を抱える俺の方を誰かが叩いた。

>>233

>>234
じゃあお前は「俺より軽いID~」で立ててこい

>>233

ID系スレのつまらさったらない
ニコ厨レベルのカスどもは消えろよ

支援がわりのにぎやかしにいちいち目くじらたててんなよPSP
にぼし食え、な

面白い

加持「よお、どうしたんだ?」

加持さん…?
なんでこんな所に-

加持「キョン君、葛城とやり合ったらしいじゃないか」

キョン「いや…あのー、あれはですね…」

加持「これ、飲んで落ち着いたらどうだ?甘いものは心を癒してくれる。」

加持さんはお馴染みUCC缶コーヒーを俺の前に差し出した。

…相変わらず甘い。

キョン「ミサトさん、怒ってました?」

加持「いや。心配はしていたがな。」

加持「それよりキョン君、少し俺に付き合ってくれないかい?」

キョン「……………?」

加持「イヤだとは言わせないぞー。君はもう、缶コーヒーを飲んじまったんだからな。」

キョン「………………ああっ!」

んでも無口クーデレ・キョドり・ツンデレ・ホモイケメン・関西弁・おかしい子と来れば
次に来るのはキョンみたいなやけに冷めた奴ってことか

>>243
おかしいこって誰だよw

まさか俺の嫁じゃあるまいな?

おかしいこ・・・って、イラストリアスのお嬢さんか?

>>235
俺の方→俺の肩です。
たびたび誤字脱字すいません。
変換してもらえると嬉しいです。

――――――――――

キョン「やっぱりここ…ですか」

一面に広がるスイカ畑。
『加持ファーム』とペンキでかかれた看板が立てかけられている。

加持「どうだい。凄いだろう?これ全部俺が育てたんだよ。」

加持「他にもニンジン、大根、ネギ…なんでもありだぞ。」

何と言うか…多才ですね。加持さんは。
素直に尊敬します。

加持「………『やっぱり』か。」

キョン「……………!」

さっきうっかり口に出てしまったさり気ない言葉をつかれて、俺はギクリとしてしまった。
さすがはスパイと言いますか。主席監察官と言いますか…

加持「単刀直入に聞こう。」

加持「君は一体何者なんだい?」

こまーけえことは

あれ?これアニメ化するんだよね?

>>248
ちがうよ、実写化だよ

>>249
HTML化するだけ

加持「君について、色々調べさせて貰った。」

ファイルを取り出し、俺に差し出す加持さん。
中身をざっと見ると…『こっちの俺』に関するデータと7号機に関するデータがびっちり書き込まれていた。

まあ、よくこんなに調べた事。

キョン「……………」

加持「君に関するデータがデータベースに二重に存在していたんだよ。」

加持「片方は君の…本当かは分からないがマルドゥックから公表された君のデータ」
加持「もう片方は…抹消されていた。」
加持「で、まあ俺もねフランスには色々と知り合いが居るわけだよ。
すまないが君のことを勝手に調べさせてもらった。かなり骨が折れたがね」
加持「で…出てきたのがこの死亡届と…パイロット候補者のリストってワケだ。」

新たに加持さんはペラッと二枚の紙を取り出した。
一枚目は…フランス語でなにやら書いてあるが読めん。
二枚目にはフランス支部パイロット候補者と書かれており、確かに俺の名前も記載されていた。

加持「本来7号機のパイロットである『キョン君』はもう既に死んでるんだよ。」
加持「で、同姓同名同じ誕生日の戸籍データを検索してみたけど一件のみしかヒットしなかった。」

加持「君は…存在するはずがない人間なんだよ。」

てす

加持「でもまあ、そうなると『コード100』の説明はつく。」

加持「『自分自身がコア』だと過程すれば一時的にではあるが
暴走なしに自由にエヴァと同期することは可能。」

加持「まあだけど事実上不可能なんだよな。
この世界に同じ人間が2人存在することなんて有り得ないんだから」

加持「でも、事実…あり得ている」

この人に事実を話すか話すまいか迷ったが
上手い言い訳が思い浮かばない
…ここまで追い詰められちゃ、話すしかないだろう。
ゲームオーバーの条件にならない事を祈りながら俺は、この世界の人間ではないこと
この世界がすべて「ハルヒによる造り物」だと言うことをできる限り話した。

頑張れ

キョン「…………信じて貰えるか分かりませんが。」

キョン「俺が話す事が出来るのはここまでです。
ここから先は俺にも良く分かりません。」

加持「いやはや何とも…」

加持さんは唖然、としていた。
そらそうだろうな。
この世界が一人のトンデモ女子高生の妄想の産物だ…なんて考えたくもなかっただろう。
正直…俺も考えたくない。

加持「君が平行世界から来た人間だと言う仮定はしていたが…」

加持「ただ、まあ人の心の中には何人もの他人が存在しているからな。」

キョン「すいません」

加持「いや、君が謝る事じゃない。この世界も元々似たようなもんさ。」

加持「誰かの書いたシナリオ通りに俺たちは演じさせられてる」

加持「一種の劇中劇みたいなもんさ」

私怨

加持「それより、君はどうしたいんだい?」

キョン「えっ…」

加持「君は帰るべき場所があるんだろう?」

キョン「でも…」

未だに納得が行かない自分がいる。
…もしあのまま長門が倒れずにいたら?
俺は一体どうしていたんだろう。

ハルヒの為にエヴァに乗って
ハルヒの為に俺は悩むのか?

『元の世界に戻る』という目的を排除すれば…どうなる?

加持「理由、か。」

加持「君は、この世界が嫌いか?」

嫌な部分もあるが…
嫌いではない。

加持「君はさっき言ったな。」

加持「ここは彼女の心が作り出した世界なのだと」

キョン「……………!」

そうだ。確かにここは…ハルヒが作り出した世界
ハルヒの『心』そのものなのかもしれない。


加持「自分が今、どうしたいのか。どうするべきなのか…それだけだ。」


自分が今、何をしたいのか。

それだけを考える。

もう一度、長門に、朝比奈さんに、古泉に…ハルヒに会いたい

そして綾波を、助けたい。


加持「『仕方がないから』ってのは一番いけない。」

キョン「…………はい。」

元の世界に戻る。かつ、綾波の為に出来る事は一体何なのか。
こんな状況に置かれてしまったのは…どうも災難と言うか、なんと言うか。
俺も言わば劇中劇のコマでありシナリオには逆らえない。
綾波が一体どうなってしまうか分からないが
…その中でも出来ることを考えよう。
俺にはこれしかやれる事はないんじゃないのか?

キョン「ただいま。」

シンジ「おかえり。ミサトさん、明日の実験に備えてもう出発しちゃったんだ。」

キョン「そうか…」

キョン「あれ?アスカは?」

シンジ「ああ。綾波の部屋だって」

キョン「あの二人が?」

支援

珍しいこともあるもんだな…
と、俺はあることに気がつく。

キョン「シンジ………飯は?」

今日の炊事当番はシンジ。
しかし、まな板も包丁も綺麗なまま。
料理をした形跡もない。

シンジ「ああ。今日は作ってないよ。」

キョン「えっ…」

やっぱりさっきのネルフでの態度が良くなかったのか?シンジ君、怒ってる?

シンジ「あははっ!違うよー。さっきアスカから電話があってね」

シンジ「『絶対にご飯作るなー!』だってさ」

キョン「………なんでだ?」

シンジ「ふふっ」

レイとアスカ可愛すぎるだろ。支援

支援

キョン「…………?」

と、突然ピーンポーンと呼び鈴が鳴った。

アスカ「早くあけなさーい!」


アスカの叫び声が聞こえた後、ドンドンと乱暴にドアを叩く音。

キョン「へいへい」

鍵を回してドアを開くと
手を腰に回したアスカ
そして…鍋を抱えた綾波が立っていた

キョン「…………!」

アスカ「ビックリしたー?」

そりゃあ…もう

キョン「なんだよ…その鍋は…」

綾波「…………おでん」

しえんぬ

ハハッ

なんと…

ダイニングにて子供4人がご飯片手におでんをつついている。

なんとも…長門との一件を思い出すなぁ。

キョン「…………うまい。」

多少薄味ではあるが丁度良い煮込み加減だ。
ギザギザの大根とくちゃくちゃなコンニャク、もう溶けかけてるはんぺんについては…
二人の手にある無数の絆創膏と共に目を瞑ることにしよう。

アスカ「私とレイで作ったのよ。もう、大変だったんだから」

シンジ「美味しいよ二人とも!」

アスカ「まあ、私はどうしてもってレイが言うから仕方なく手伝ってあげたんだけど」

綾波「あら、あなたが『手伝わせて』って言ってきたんじゃなかったかしら」

アスカ「いや………なに言ってんのよアンタ!」

二人ともかぁいいよ~

やっぱりアスカはかわいいな

今追いついた

夕食後
最後の一つをシンジが食べた事に対して納得行かないアスカが
ズッタンバッタンシンジを追いかけ回しているのを尻目に
後片付けをする綾波。こうしてみると…本当に母親みたいだな。こいつは。

キョン「うまかったぞ。」
綾波「…………そう。良かったわ。」

なんとも。俺は綾波の手料理が食えるなんて思っても見なかったぞ。

綾波「キョン君………明日から、起動実験なの。」

皿を拭きながら突然ポツリと呟く長門。

綾波「何日か帰ってこれないかもしれないから…」
キョン「そうか。」

忠告してやるか否か…
止めておこう。どちらにせよ綾波は3号機に乗らなければならない。
彼女の不安を煽るようなことは今更するべきでない。
それより、言うべき事がある。

キョン「なあ、綾波」
綾波「…………何」
キョン「もしもだ。これからお前に何かあるとしたらだ。」
綾波「…………?」
キョン「俺が守るからな。」
綾波「……………」

綾波「そう。」

序盤あたりから見ていたが、なかなか良作。

残したい良作だね
どっかに誰かまとめてくれないかなー

なんで長門がいる

翌日。

俺はシンジ、アスカと共に時計を眺めていた。
どうしようもなく…ソワソワしてしまう。
キョン「……………」

シンジ「もうそろそろ松代についた頃かな?」

キョン「…いや、検査くらいは終わったろ」

シンジ「かな…」

アスカ「なーによ。あんたたち。心配症ねー」

アスカ「……………」

そう言えばこのシナリオ、本編とは違う箇所が所々見受けられる
ハルヒ次第であるのだが…
何も起こらず綾波が笑顔で帰って来ることを祈る。

オペレーター「エヴァ3号機有人起動実験テストパイロットの医学検査終了、現在移動管理室にて待機中」

オペレーター「拘束システムのチェック完了。アンビリカルケーブル接続作業開始。
…コネクターの接続を確認。主電源切り替え終了。内部電圧は規定値をクリア。
エントリープラグ挿入位置で固定完了。
リスト1350までのチェック問題なし」

ミサト「了解」
ミサト「…ふう。ようやく一段落ね。」

>>276
>>273
×長門○綾波
指摘ありがとうさん

支援
キョンの性格がエヴァキャラに受け入れられるとはとても思えないけど、
その辺のご都合展開もハルヒ脳内だっていう伏線か?

もし伏線だったらどうすんだ
支援だけしとけ

そらそうだなスマン黙る

プルルプルル

ミサト「守秘回線?…………レイから!?」
ミサト「どうしたのレイ?」

綾波「葛城ニ佐、ご迷惑でした?」
ミサト「ううん。そんな事ないわよ。」
綾波「……………そうですか。」
ミサト「それよりレイ、色々とありがとう。」
綾波「いいえ。これが私の役目、『絆』ですもの。」
ミサト「うーん、3号機の件だけじゃないわ。
シンジ君やキョン君…それからアスカとのこと」
綾波「………?」
ミサト「昨日の事、シンジ君から聞いたわ。
アスカとキョン君の為に料理を作ってあげたんですってね。」
綾波「…………はい」
ミサト「3人にとても良い影響を与えてくれたと思うわ。ありがとう。」
綾波「いいえ。お礼をいうのは私の方です。」
綾波「誰かと触れ合うのはとても…楽しいこと。」

綾波「人は完全に理解し合えないけど理解することは出来るんですね」

ミサト「…………そうね。」

綾波「葛城ニ佐、伝言を…お願い出来ますか」

らめええええええ

全っ然おもしろくないわ
微力な才能でチヤホヤされたいの??
まじでやめてwww
みんな保守してるけど時間の無駄遣いwwww
    守

ダメだわ(ノ_・。)ムズイ





・・・?

誰だよwwww

>>284じゃあ見んなよ糞が









俺はお前を評価する

>>284
しむらーもう一度見直せ

もしもしってやたら無駄な改行使いたがるよな

オペレーター「エントリースタート」
オペレーター「第一次接続開始」
オペレーター「問題なし」
リツコ「了解。作業をフェーズ2へ移行。第2次接続開始」



綾波「ありがとう…………感謝の言葉。」

綾波「ありがとう」

オペレーター「プラグ深度、100をオーバー精神汚染濃度も危険域に突入!」

ミサト「!?」

オペレーター「パイロット安全深度を超えます」

ミサト「実験中止!回路切断!」

オペレーター「ダメです!体内に高エネルギー反応」

リツコ「まさか」

ミサト「使徒!」

いやあああああああああああ

綾波が…俺の綾波が………

>>284
全力で保守ですね
わかります
守ずれてっけど

アスカ「……今、丁度テストが終わったところかしら」

シンジ「…………アスカも気になるんじゃないか」

アスカ「いや!別に私は…………」

…お熱いこと。
多少イライラしてきたな、おい。

プルルルルルル

突然着信音が部屋に鳴り響いた。

アスカ「…………はい。葛城ですが」

???

青葉「松代にて、爆発事故発生。」

オペレーター「被害、不明!」

冬月「救助、および第3部隊を直ちに派遣、戦自が介入する前にすべて処理しろ。」
青葉「了解!」

日向「事故現場に未確認移動物体を発見。パターンオレンジ、使徒とは確認出来ません!」

ゲンドウ「第一種戦闘配置」

冬月「碇!」

ゲンドウ「総員、第一種戦闘配置だ。修復中の2号機と7号機は待機。」

ゲンドウ「初号機はダミープラグに換装後直ちに出撃させろ」

3号機の暴走、そして俺達の召集。
心のどこかでは覚悟していたが
心のどこかでは起きないことを願っていたが…
起きない訳がないな。あのドンパチ好きなハルヒの事だ。

さて、問題はここからなのだが…


キョン「俺達は待機?どう言うことですか!」

日向「すまないが2号機と7号機は、とにかく『待機』という命令が出てる。」

アスカ「レイは?レイはどうなのよ!」

日向「………中にまだ取り残されている」

アスカ「こんな状況…シンジ一人に押し付けるってえの?
2号機だって7号機だって出そうと思えば出せるじゃない!」

命令に対して必死に抵抗するアスカ
だが、碇司令の一言で…一蹴されてしまった。

ゲンドウ「これは命令だ。」

レイいいい

…ついに追い付いちまった。
>>1 頑張れ!

このまま初号機に任せておけば…確実にダミープラグが発動、
エントリープラグがパックリだ。

どうすりゃいい…どうすりゃいい
そうだ…ダメ元だが長門へ…
ポケットから携帯を取り出し、ペアボタンを押す

キョン「……………」

キョン「…………」

キョン「………」

『現在、この電話は使われておりません』


おいおい…ハルヒよ

そりゃないぜ

RAY

冬月「やはりこれか…」

ゲンドウ「活動停止信号を発信。エントリープラグを強制射出」

マヤ「ダメです。停止信号およびプラグ排出コード、認識しません」

青葉「エントリープラグ周辺にコアらしき侵食部位を確認」

日向「分析パターン出ました!…青です」
ゲンドウ「エヴァンゲリオン3号機は現時刻を持って破棄。監視対象物を第9使徒と識別する」

なあ…ハルヒよ。

AT値の一番高いキャラクターを3号機に乗せたり
いきなり長門とのホットラインをぶっち切ったり

俺は元の世界に戻りたい。
が、このままただシナリオ通りに演じる気もないぜ

ゲームクリアの条件は聞きはぐっちまったが
要は、使徒を倒し損ねずにかつ俺が死ななきゃゲームオーバーにはならないんだよ…な?

いいぜ。ハルヒさんよ、ゲームキャラクターの底力みせてやる。

ダミープラグで暴走する初号機をキョンが止めたら泣く

キョンならやってくれると信じている

予想厨が沸いてきたか

アナウンス「地対地迎撃戦、用意!」

アナウンス「阻止部隊、攻撃開始!」

シンジ『え、まさか…使徒?これが使徒ですか?』

発令所に響くシンジの声

ゲンドウ「そうだ、目標だ」

シンジ『目標って、これは…』

ゲンドウ「目標は接近中だ。おまえが倒せ」

シンジ『でも、目標って言ったって…綾波が乗ってるんじゃないの…綾波が…』

画面を眺めると確かに…エントリープラグが確認できた。

アスカ「やっぱりレイが………乗ってるじゃないの」
アスカ「それでも倒せって…」

肩をふるわせるアスカ。
と、3号機が初号機に襲いかかった。

シンジ「うわ!うわうわあああああああ!!!」

まずい。どうにか…ダミープラグが発動する前に…
俺はアスカの腕を取ってこっそり発令所の外へ出た。

アスカ「な…なんなのよアンタ…」

今にも鳴きそうな顔のアスカ。

キョン「いいか、アスカ。良く聞いてくれ。」

キョン「俺は今から7号機に搭乗してシンジを助けに行く。」

アスカ「…………そんなムチャな!司令の命令に逆らうって言うの?」

キョン「ああ。だからとにかく格納庫まで行きたいんだが場所が分からなくてな」

キョン「案内してくれ。」

ハルヒ死ねば良いのに

>>308そういうこと言うな

スレ跨ぐかな?

冬月「やはり侵食タイプか、やっかいだな」
オペレーター「初号機、ATフィールド不安定!」

マヤ「生命維持に支障発生、これ以上はパイロットが危険です!」

冬月「いかん、神経接続を28パーセントにカットだ」

ゲンドウ「待て」
冬月「しかし碇、このままではパイロットが死ぬぞ」
ゲンドウ「シンジなぜ戦わない?」
シンジ「だって…綾波が乗ってるんだよ…父さん」
ゲンドウ「構わんそいつは使徒だ。我々の敵だ」
シンジ「父さんだって…綾波と仲が良かったんじゃないんですか?」
ゲンドウ「…………お前が死ぬぞ」
シンジ「いいよ!綾波を殺すよりはいい!」

ゲンドウ「…パイロットと初号機のシンクロを全面カット」
冬月「碇…!」
マヤ「カットですか?」
ゲンドウ「制御をダミーシステムに切り替えろ」
マヤ「しかし赤木博士の許可もなく…」
ゲンドウ「我々はどんな手を使ってでも使徒に勝たなければならない」

ゲンドウ「やれ」

しぇーん

しえん

面白いな


支援します

加持「システムの書き換え終了。発進準備、完了したぞ。」
キョン「すいません、手間掛けました。」
加持「この間、色々教えて貰ったお礼だ。缶コーヒー1本じゃあ
…やっぱり釣り合わないからな。」

さすがは加持さん。
3分で発進準備まで全て整えてくれた。
久々に乗るエヴァンゲリオン。
しかしこのLCLの匂い。やはり好きになれそうにもないな。

アスカ「がんばんなさいよ」
キョン「………ああ。」

放っておいても多分
使徒はダミーシステムによって殲滅されるだろう。
でもそれじゃダメなんだ
今度は、『自分の意志』で乗る。

―――――――
マヤ「ダミーシステム…接続開始。」
シンジ「…………何だこれ、何をしてるんだよ父さん!」
マヤ「主管制システム切り替え終了」
ゲンドウ「システム解放、攻撃開始」
シンジ「父さん?父さん?父さん!」
マヤ「初号機、3号機への攻撃開始を確認しました。」

この手のSSは大抵そうだが、キョンファンのキョン過大評価は異常なレベル

他作品は知らんがこれはあくまでゲームキャラがゲームしてるんだからいいんだよご都合で

つ ④

わくわく

ヴィー!ヴィー!

冬月「警報………か!?」

マヤ「ダミーシステムは正常に作動しています!」

ゲンドウ「…………」

冬月「では何事だ?」

日向「これは…エヴァンゲリオン7号機が発進した模様!」

冬月「許可も無しに…か?」

ゲンドウ「7号機パイロットに回せ」

ごくっ

テレビだったら確実にここで次回予告だな

何というか、この発進完了の瞬間は地球の重力をもの凄く感じる。
またもや舌を噛んじまったじゃねえか
これからの流れを整理しよう。
とにかく3号機を止めて…エントリープラグを抜き出す。
そして綾波を救出。これでいい。

キョン「………よし。」

ライフルを構えいざ出陣、と言う時に…
通信が入った。

ゲンドウ「7号機パイロット…一体どう言うつもりだ。」

悪役商会に所属しています!と自己紹介されても
誰も疑わないだろう髭面のいかついグラサン野郎の顔が画面いっぱいに映し出された。
…気力が殺がれるから正直勘弁して欲しい

キョン「はじめまして碇司令。お話したいのは山々なんですが生憎俺は急いでまして」

ゲンドウ「どう言うつもりだ。私は『待機』と命令した筈だが」

キョン「悪いけど、俺はあんたのシナリオ通りに動くつもりはありませんから。」

ゲンドウ「命令違反、エヴァの私的占有。犯罪行為だぞ」

キョン「お叱りは後で受けますから」
日向「…………通信、途切れました。」
ゲンドウ「…エントリープラグ強制射出」
青葉「ダメです。完全にコンタクト拒絶。こちらからの反応を受け付けません」

ヤバいマジで面白い

ふむふむ

通信遮断、内側からのロック、コンタクト拒絶
とりあえずネルフ側からの信号を受け取らないよう
加持さんに教えて貰った機能を使って出来る限り手を尽くした。
いくら造り物の世界とはいえ悪いようにはしたくないからな。
目の前に広がる状況を確認する。
どうやらダミーシステム解放は始まっている様だ。
最初に初号機を止めなければならない。
3号機のクビを思いっきり締め付ける初号機。
…うぇっ。見てるだけでも苦しくなってくる。
初号機に割って入り…3号機から腕を放そうとするが…
ダミーシステム。狂犬のような機能だ。
なかなか思う通りに離れてくれない。

キョン「………すまない。シンジ君」

ライフルを一発、腹に打ち込む。
一瞬ひるむ初号機。

その隙を狙って初号機を蹴り飛ばし3号機から離した。

支援

しえ

しぇん

wktk

追いついてしまった‥
こんなに引き込まれるSSも珍しい
>>1がんばれ

頑張って!愛してるから!


続きがきになるぅぅうう!

なるべく早くおねがいします!

支援

3号機…もとい使徒は先ほどの首締めによって動きが止まったようだ。
これならエントリープラグを取り出せる。
プログレッシブナイフで背中を割ろうとする…と
先ほど蹴り飛ばした初号機が後ろから襲いかかって来た。
どうやら7号機も「敵」…と認識されたらしい。
肩に牙を立て、噛み砕く。

キョン「いってええええ!!!!」

もの凄い顎の力だ。こんなのであのエントリープラグを…なんて想像しただけでも鳥肌が立つ。

冬月「7号機パイロット。ちと面倒な存在だな。シナリオを改変しかねない。」

ゲンドウ「……拒絶解除はまだか」

マヤ「やっています…が、システムの壁が厚くて…」

冬月「フランス支部もとんでもないものを開発してくれた…な。」

おもしろい支援

板を間違えたかと思うようなスレ

カヲルくんとマリたんは出てくるのかしらしえん

こいつぁ…熱い

まじ鳴ける

不思議!
エヴァもハルヒもレイプされてない!

明日テストなんだよこんなもん見てる暇ないんだよ



支援

>339
エヴァ的には色々びみょ
面白いからいいけど

くそ……キリがない。
初号機と揉み合っているうちに時間はどんどん経つばかり。
その間にも3号機への使徒浸食は進んで行く。
あくまで司令…いや、ハルヒは7号機ではなく初号機に使徒を倒させたいようだ。
頼んでもダミーシステムは…解除してくれないだろう。
かと言って「コード100」を使っても31秒で初号機を倒し、
かつ3号機の背中を開いてエントリープラグを取り出し綾波を助ける…不可能だ。
シナリオを変える!と意気込んだものの、一人で出来ることなんて…
思ったよりも遥かに少なかった。


マヤ「…7号機のアンビリカルケーブル断線、成功しました」

日向「停止まであと90秒」

ゲンドウ「……………」


残り時間を示す表示がプラグ内に広がる。

もう、ダメだ。 俺の負けだ。
ダミーシステムを搭載した初号機が3号機を倒す。
やはり、シナリオには逆らえなかった。

誰か!誰かぁ!7号機の絵を描ける人はいるか!?

使えよ!
ビースト使えよ!
使ってから後悔しろ!!

頼む!マリ助けて!!

明日の英語のテストの勉強しなければならないのに・・・・・・


全力支援

68…67…66
カウントダウンが進んで行く中
通信が入った。

拒絶してある本部からの通信機能はまだ回復していないはずなのだが。

SOUND ONLYの文字が浮かび上がる。

綾波「…………聞こえる?」

キョン「……………綾波!」

何故だ。3号機は完全に使徒に乗っ取られたんじゃなかったのか?

綾波「まだ一部の機能は…生きてるみたい。」

キョン「……大丈夫か?」

綾波「もう、いいの」

キョン「何が…だ?」

熱烈に支援

ウオオオオオオオオオ!!
ここから挽回!!

烈火のごとき支援

キョン「させない…」

キョン「そんな簡単に…そんな簡単に死なせてたまるか!!!」

キョン「俺は綾波に言ったんだ」

キョン「俺が守るって!!」

キョン「行くぞ!」

キョン「オーバーゼニス!!!!!!!」

>>351
おもしろいとおもったの?

>351
ウセロ

トウジ……

アスカだと許せるんだがハルヒだとうざくて死んでほしいと心底思う

この違いはなんだろう
やっぱハルヒだからか

オーバーゼニス知ってるやつ少ないだろ

40…39…38…

綾波「……あなたは、私を変えてくれようとした。」

綾波「…あの時も。今も。」

キョン「そんな…大層なもんじゃないさ」
…シナリオ通りに動きたくない
ある意味で俺自身の…都合にしか過ぎなかった。

30…29…28…

綾波「とても……嬉かった。」

綾波「だから今度は私があなたの『シナリオ』を変える番なの。」

20…19…18…

キョン「綾波…お前、どこまで知ってた」
綾波「……………」

無言の綾波。

その直後、キュイーンと言う『何か』が起動するような音が聞こえてきた

>>1の活動限界が近いようだ

支援

追い付いてしまった支援

10…9…8…

キョン「お前…一体どうするつもりだ!?」

綾波「私が死んでも代わりはいるもの」

3…2…1…

綾波「キョン君、本当に…………」


ここで7号機の内部電源が底をついた。
綾波との通信も途切れる。

その数秒後、爆発音が辺りに轟いた。

がんばるんば支援

何故殺した のAA↓

活動限界になる前になぜ100を使わなかったんだ









         人人人人人人人人人人人人人人_
        >    な ぜ 殺 し た !     <
       ´ ̄^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^ ̄
            __、、=--、、         __
           /    ・ ゙!       /・   `ヽ

           | ・   __,ノ       (_    ・ |
           ヽ、 (三,、,         _)    /
           (____,,,.ノ         ー-=-i'’

            |__,,/          |__ゝ
             〉  )          (  )

>>356
いや、かなりいるだろ

依存は停滞

とかな

ふむふむ

やって後悔するよりも、やらないで後悔した方がマシだ(キリッ

>>365
相変わらず可愛い

「こっちにもいたぞ!生存者だ!救護班を回してくれ!」

ミサト「私生きてる…?」

ミサト「加持!」

加持「よかったな、葛城」

ミサト「……リツコは?」

加持「心配ないさ。君よりは軽い。」

ミサト「レイ…レイは?エヴァ3号機は?」

加持「『使徒』と認識されたあと、初号機と7号機が出撃。」

加持「そして……………自爆した。」

ミサト「そんな…………」

バルディエル戦+アルミサエル戦ですね。わかります。

でも、続きは分かりませんので支援

俺は救護テントの中で座っていた。
初号機に噛まれた肩には包帯。
まだ多少痛む。

シンジの方も目を覚ましたらしいが…正直、合わせる顔がない。

俺が綾波に手をかけたようなもんだ。

アンビリカルケーブルを切られた時点で…諦めずに「コード100」を
エヴァに取り込まれても何でも良いから使うべきだった。

これじゃあ事態をややこしくこねくり回しただけで
出撃しなかったほうがまだ…マシだったのかもしれない。

綾波を助けたいから
シナリオに逆らう…つもりだった

プルルルルル

…携帯が鳴った。

支援

支援

支援

長門「もしもし」

キョン「…………長門!?」

電話の声の主は…長門であった。
しかし何故だ?
一度は繋がらなくなった筈なのに…

長門「本来ならもうシナリオには介入出来なかったハズだったが」

長門「涼宮ハルヒが書いたシナリオ外の行動が選択・実行された影響でバグが発生した」

バグ…?どういう事だ。

長門「致命的な物ではなくルートの変更と攻略についての変更」

長門「つまり裏技コードのような類」

wktk支援

レイ…私怨

マスターボールが×99になったり、攻撃力をMAXに上げたり…

長門「そんな類だと…考えられる」

…ハルヒの頭の中はどうなってるんだよ。一体。

長門「ルートの変更について…まず自由度が広がった。」

…自由度?

長門「一度物語を崩された涼宮ハルヒはそこからシナリオをさらにいくつか構築するものと思われる。」

長門「一つの『概念』に縛られなくなったということ。」

相変わらずだが、長門の説明は固いと言うかとにかく非常に分かり辛い。

長門「もう一つ。攻略について。」

長門「使徒を倒す意外に色々と複雑な条件があったのだが今はとても単純」

長門「『彼女が気に入れば』それで良い」

……おいおい。 勘弁してくれよ、長門。
一番単純に見えるが難易度はスーパーMAXじゃねえか、そりゃ。

ここで活動限界です。
おやすみなさい

待ってるからな!



引き続き期待してるのでゆっくり寝てください

ひとまず乙!
待ちます待ちます

>>382
乙!

守り通すから安心して寝てろ



ハアアアアアッ!
ほぉぉおおおしゅぅぅうううう!!!

>>382
乙!!

ここはがんばってもらうためにも俺たちが守る!

このスレは死なない……わたしが守るもの

>>372のために

第1使徒 アダム(暴走・セカンドインパクト発生)
第2使徒 リリス(サードインパクト発生)
第3使徒 サキエル(光の槍・再生能力)
第4使徒 シャムシエル(変形・光る触手)
第5使徒 ラミエル(加粒子砲・ドリル)
第6使徒 ガギエル(素早く泳げる)
第7使徒 イスラフェル(分裂・合体・再生)
第8使徒 サンダルフォン (熱耐性)
第9使徒 マトリエル(溶解液)
第10使徒 サハクィエル(質量爆弾)
第11使徒 イロウル(ハッキング)
第12使徒 レリエル(虚数空間の形成)
第13使徒 バルディエル(侵食・乗っ取り)
第14使徒 ゼルエル(帯状のカッター・強力な光線)
第15使徒 アラエル(精神攻撃)
第16使徒 アルミサエル(侵食)
第17使徒 タブリス(外部からのエヴァの操作)
第18使徒 リリン(高知能・群れをなす)

さて、試験勉強の合間を縫って保守するか・・・

守れ守れ守れ守れ守れ守れ

いま保守しなきゃいまやんなきゃみんな落ちちゃうんだ!
もうそんなのはいやなんだよ!
だから保守してよ!

>>389
こうやってみると魚がなんか弱い

タブリスさんも単体じゃ大したこと無いぞ
操作できるエヴァの条件もあるし

今見たら綾波が…

ハルヒ脳内レイだからキニスンナw

保守時間の目安
00:00-02:00 60分以内
02:00-04:00 120分以内
04:00-09:00 210分以内
09:00-16:00 120分以内
16:00-19:00 60分以内
19:00-00:00 30分以内

>>389なんかありがと

新劇だと使徒もほとんどリニューアルされてるんだよな

エヴァとのクロスはこの手のレイプ物が多いな

いつみてもレリエルはチート機能だな
なんだよ虚数空間って

>>389
タブリスがエヴァを操作できたのは使徒としての能力じゃなくてアダムの魂を持ってたからじゃね

>>398
ハルヒ使ったクロスSSは、作者投影キョンによる他作品レイプが主
エヴァ使ったクロスSSは、相手作品側によるエヴァレイプが主

足して(ry

>>400
さらに弐号機はアダムから作られてる
アスカ自身が劇中で
「実戦用に作られた、世界初の、本物のエヴァンゲリオン」といっている
つまり聖書ではアダムからエヴァができたのでそれまでにリリスから作られていた
零号機、初号機との区別がなされている

リリスベースは初だけってのが公式

>>402
今気がついた、これ日本語じゃないwwwwwww
連レススマン

追い付いたwktk
保守!!

>>402
アスカの台詞は外装とかの話だろ

このスレは落ちないわ。私が守るもの。

おもしろいな

>>399
でもあれって一度種が割れたらやることなくね?よく知らんけど

>>401
そーいや逆パターンてまず見ないな

エヴァってこんなにおもしろかったのか

変な雑談で埋めんなks

バルに乗っ取られてから自爆なんてできねーよとか、プラグ抜いただけじゃどっちにしろ助けられないとか

>>406
いやベースがとの使徒かの話であってる。初号機までがリリスベース、以降はアダムベース。だからリリスベースでコアに魂が入ってる初号機は重要視されてた

>413
>>403

あとそもそも、アスカがアダムだのリリスだの知ってるわけないだろ
しかもあの台詞の段階じゃ、製作者すらリリスなんて考えてなかったんだから
ベースどうのを意図してるわけない

>>414
だからあの台詞とかを総合的にかんがえてリリスを考えたんだろ。

まぁガイナックス監修の解説本にも、リリちゃんは初号機だけと書いてあるけどな

支援

となると零号機はいったい・・・

支援

保守死守

とりあえず期待

おっとそろそろ寝るのでラスト保守

保守れば…いいと思うよ

このスレは死なない……わたしが守るもの

保守

三時保守

ほっしゅあ

保守なり

キョン「長門、これからもスレ落ちの危機とかあったりするのか?」

長門「大丈夫……わたしが、させない」

BW聴きながら保守

☆湯

一気に読んでしまった
面白いなぁこれ

保守

追いついた

保守
そして寝る

保守

おはよう保守

保守だ

眠ぃ・・・だが、寝ない!!
保守(`<●>ω<●>)

保守

保守間隔考えろカス共

 [445]以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします [] 2009/12/11(金) 07:46:00.93 ID:9LIB2SWtO
 保守

 [446]以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします [] 2009/12/11(金) 07:47:15.53 ID:33I6tAUBO
 保守間隔考えろカス共

この間わずか1分15秒である
脳みそのかわりに蒟蒻畑がつまっているお猿さんの考えは
人類には到底理解できないものなのだ・・・

雑談で埋まっちゃってもそんなに困らないし

再開はまだ?

http://imepita.jp/20091210/648810

ほしゅ

①全裸になります
→100均でスプレーを買ってきて全身を真っ黒に染めます
→全裸ブリッジ状態で女子中高生の駐輪場で待機します
→中高生が自分を自転車と間違えて更にチンコをサドルと間違えてアアアアン!

②全裸になります
→100均でスプレーを買ってきて全身を真っ赤に染めます
→始発発車前の電車に忍び込みます
→椅子に仰向けで寝て待機します
→通学中の中高生は携帯に目を取られているので(更に見え辛いので)気づかずに座ってアアアアン!

③全裸になります
→100均でスプレーを買ってきて全身を灰色に染めます
→部活終わりで一人で徒歩で帰宅中の中高生を見つけます
→椅子(座ると崩れて後ろに倒れてしまう物)を道に設置して地面に張り付きます
→部活で疲れている中高生は思わず座ってしまいます
→椅子が壊れて中高生が自分からチンコに落ちてきてアアアアン!

④全裸になります
→100均でスプレーを買ってきて全身を薄い茶色に染めます
→一人暮らしの中高生の家に侵入し玄関の段差の所に┐の様に仰向けで待機します
→中高生が帰宅します
→蒸れたブーツを早く脱ぎたいので(更に同化しているので気付かない)段差に座って脱ごうとしてアアアアン!

⑤全裸になります
→100均でスプレーを買ってきて全身を真っ白に染めます
→学校の女子トイレに忍び込みます
→洋式トイレに巻きつく様にブリッジします
→中高生は授業中ずっとトイレを我慢していたので(更にトイレが新品で綺麗になったと思い)気付かないで座ってアアアアン!

とりあえず7600で売った京セラが暴落しますように


おはようございます。
ありがとうございました。
ゆっくりですがぼちぼち書いていきます
―――――――――

古泉「つまり…長門さんが言いたいのは…」

キョン「……………わっ!古泉」

古泉「今回のイベントにより…いくつかあるルートを
途中からでも自由に変更出来ると言うことです」

古泉「あなたが最初に選択したルートはAT値が高いキャラクターが死に、
それを乗り越えて…使徒を全て倒さなければならなかったのですが」

古泉「今はあなたの行動次第でエンディングを変える事ができます」

ノーマルエンド・バッドエンドをトゥルーエンドに変える事も出来るのか!

キョン「じゃあ『ハルヒが気に入る』ってのは…」

古泉「それは彼女が作ったゲームですから。
シナリオの縛りが薄くなったにしろある程度
あなたには期待がかかっていますよ。」

キョン「………」

ktkr

キタワァ*・゜゚・*:.。..。.:*・(n‘∀‘)η゚・*:.。. .。.:*・゜゚

北ーーー

長門「『途中でシナリオを変更出来る』いわばこれはゲームキャラクターからのプレゼント。」

長門「ゲームオーバーせずにエンディングを迎える可能性も十分あったが
あのまま進めばバッドエンディング。良くてノーマルエンディングだった。」

長門「シナリオ・システムに逆らい、改変したキャラクターに感謝すべき」

『あなたのシナリオを変える』
綾波、そう言うことだったのかよ。

長門「ちなみに使徒はあと一体。」

あと一体…………か。

古泉「どこからが現実がゲームか分からなくなってきているとは思いますが…」

古泉「涼宮さんはあなたがなかなかクリアー出来ないことに関して業を煮やしているようです」

古泉「このままでは本当に閉鎖空間も発生しかねません」

みくる「私はよく…分からないけれど…キョン君、頑張って下さいね」


キョン「……………はい。」

長門「私がアドバイス出来るのはここまで。」

長門「頑張って」

おはようございます
使徒の数えらい減ったなw

長門によればルート変更は一度のみ。
こちらが指定できるのだと言う。
電話を切り、俺は立ち上がった。

外に出て空を見上げる。

何もない、ただ広がる青空を見上げて俺は叫んだ。

キョン「…………ハルヒよ」

「……………」


キョン「もしも、願いひとつだけ叶うなら」

キョン「3号機事件で、『誰も死なずに済んだルート』を選ばせてくれ」

「………………」

>>465
どこかで誰かが言ってたみたいだけど
綾波自爆により涙まで早回しされた
そんな感じ。

紫煙


………これでいいのか?

ミサト「キョン君!キョン君、大丈夫!?」
と、包帯を腕にぐるぐる巻きつけたミサトさんが…血相を抱えてやって来た。
キョン「ミサトさん!無事だったんですか?」
ミサト「…………私はね。」

キョン「それより綾波は…綾波は!?」

ミサト「プラグの射出は…確認されなかったわ。」

キョン「……………」

>>389
ガギエル扱い悪いw

早回しされたところは後で外伝として見てみたいな

マヤ「葛城二佐!」

ミサト「一体…どうしたの?」

マヤ「エントリープラグ回収班より連絡が入りました。」

マヤ「パイロットの生存、確認されました」

ミサト「まさか………あの爆発で!?」


どうやら無事にシナリオは改変されたようだ。
………綾波、良かったぜ。


マヤ「それと…シンジ君の事なんですが…」

ミサト「シンジ君が?」

シンジがどうしたってんだよー!

日向「初号機の連動回路、カットされました!」
冬月「射出信号は」
青葉「ロック…されてます」
日向「やめろシンジ君!自分が何をしているか考えてみろ!!」
シンジ「初号機に残されているあと185秒これだけあれば本部の半分は壊せるよ」青葉「どうしてこんなことするんだ?」
シンジ「父さんは僕に綾波を殺させようとした!」
シンジ「その上…キョン君まで傷つけて……」
シンジ「父さんが綾波を殺そうとしたんだ!綾波は……綾波は………」
日向「違う!彼が提唱する通り上手く事が運んだか分からない。それに彼女は君とキョン君を守る為に…」
シンジ「うるさい!そんなの関係ないって言ってるでしょ!」
ゲンドウ「L.C.L.圧縮濃度を限界まで上げろ。」
青葉「え!?」
ゲンドウ「子供の駄々に付き合っているヒマはない。」
青葉「……はい」


冬月「この事態……明らかにシナリオ外だな。
これを知れば老人達が何を言うか…」
冬月「7号機パイロット、我々の敵が味方か」
ゲンドウ「…………」

シンジ無双ktkr

わくわく

マヤ「どうも……彼は今回の事態に納得がいってなかったみたいで」

マヤ「本部を破壊しようと……」

ミサト「……で?今彼は」

マヤ「LCL圧縮によって事なきを得ましたが…現在彼は意識を失っています。」

ミサト「……………そう」

シンジのエヴァ籠城か。この調子で行けば最後の一体は…

マヤ「それとキョン君。今回の無断搭乗について、司令から話があるみたいよ」

……やっぱり来たか。
あのグラサン…苦手なんだよなあ。


マヤ「ごめんなさい。命令だから…」

そう言うマヤさんの裏から何人かの黒服がぬっ、と出てきた。
ゴキブリか…こいつらは。

病室

綾波「……………」

アスカ「……………」

アスカ「3人ともバカね。本当。」

加持「バカ………か。」

アスカ「……………」


――――――――

俺は黒服の男達に掴まれ、手錠をかけられ、
くらったい部屋に押し込められた。
これじゃあまるで…犯罪者じゃあねえか。
溜め息を付く。
シナリオは変わった様だ…が、ここからどこがどうなってトゥルーエンドに持ち込むんだと…

シンジ「キョン………君?」

シンジ…?お前気が付いたのか?

シンジ「うん。さっき…ね。目を覚ました途端ここに連れてこられちゃったけど」

キョン「………………」
シンジ「………………」

キョン「済まなかったな。」

シンジ「………何が?」

キョン「俺は…何も出来なかった。それどころか事態をこねくり回しちまっただけだ。」

シンジ「………………いいよ」

シンジ「キョン君が来てくれたってだけで…僕は凄く嬉しかった。」

キョン「………………」

シンジ「僕はね…、分かってるんだ。」

分かってる?

シンジ「…僕には…綾波を助けられなかった。」

シンジ「だからあの時の父さんの判断は正しかった。正しかったんだ。」

シンジ「でも、ただただ納得が行かなかった。」

『ただ納得行かなかった』

…それは俺も同じだ。

シンジ物分かりいいじゃないか

シンジさんだろ

キョン「学園都市?」
のほうなら 上条“さん”づけで
呼ぶが シンジはない

面白いなあ 支援

キョンさんだろ

キョン「でもまあ…本部を壊そうとしたのは…あれだったな」

俺も人のことは言えなくもないけど

シンジ「父さんに…逆らいたかったんだ。」

父親に…逆らいたい、か。

シンジ「でも冷静になって考えると…僕は…少しだけど、何かに逆らえた。
そんな気がするんだ。」

シンジよ、君が『何か』逆らえたのだとしたらそれは全て綾波のおかげ。
俺は…結果的に何もしていなかったのと同じだ。

キョン「シンジ、お前はまだエヴァに乗る気はあるのか」

シンジ「……乗りたくはない。乗りたくはないけど」
シンジ「父さんからも逃げたくもない」


と、いきなり…鉄格子が開いた。

諜報部員「両名、出たまえ。碇司令がお会いになる」

俺たちは黒服に連れられ、冷たく広い司令室へとやって来た。
窓際に佇む冬月副司令に
威圧感たっぷりに俺達を迎える碇司令。

二人三脚でユイとペアになって
テンション上がりまくってる
碇司令思い出した

ゲンドウ「お前達の命令違反、エヴァの私的占有、無断出撃、稚拙な恫喝。」

ゲンドウ「これらはすべて犯罪行為だ。」
ゲンドウ「一歩間違えれば作戦に支障が出る。」

ゲンドウ「何か言いたいことはあるか」

シンジ「僕は…僕が本部を壊そうとしたことについては言うことはない。
でも、キョン君は悪くないよ!僕を助けに来てくれた…それだけだ!」

ゲンドウ「だが命令違反、無断出撃、私的占有は事実だ。」

ゲンドウ「ダミープラグの使用だけで使徒の殲滅は十分だった筈だ。」

ゲンドウ「だが、7号機と初号機が揉み合っている間に事態は悪化。
3号機の自爆によって周辺に被害が広がった。」

キョン「何も…言い訳はしません。」

シンジ「でもキョン君は僕と綾波を助けようとしただけだ!」

シンジ「結果的に使徒を殲滅…綾波も助かったじゃないか!」

ゲンドウ「結果的に…だろう。」

ゲンドウ「安っぽい『同情』は作戦の邪魔だ。」

シンジ「……………!」

いい

キョン「シンジ、もういい。」

シンジ「…………キョン君」

綾波の行動が無ければ俺はゲームオーバーしていたかも知れない。
結果オーライではあったが『安っぽい同情』と『シナリオに逆らいたい』
と言うだけで動いただけの俺には…何も言い返せない。

ゲンドウ「シンジ、お前は下がれ。今回の件については目を瞑ってやる。」

シンジ「でも!」

ゲンドウ「こいつを引きずり出せ」

諜報部員「はっ」

シンジ「待ってよ!キョン君はどうなるんだよ父さん!」

ゲンドウ「……」

シンジの声が遠ざかっていく。
こんなやり方………父親かよ

wktk支援

支援 
ハルヒ嫌いでも読める

追い付いた
綾波が幸せになってくれればそれでいいわ

キョン「あんたシンジは息子だろ!あんなやり方…」

ゲンドウ「シンジの犯罪行為については先程述べた通り、これ以上追及はしない。目を瞑る。」

ゲンドウ「その代わり。」

キョン「その代わり…………?」

ずっと窓の外を見つめていた副司令が…振り向いた。

冬月「君に尋ねたい事があるのだがね。」
冬月「きちんと答えてもらいたい。」

キョン「……………。」

ゲンドウ「お前は我々の敵か?味方か?」

おもすれー。

早く続きを書きたまえ

冬月先生のかっこよさは濡れるレベル

\マダオー/

長門「あなたの傍で眠らせて欲しい、許可を」

ゲンドウ「お前については色々と調べはついている。」

ゲンドウ「この世界の人間ではないのだろう」

…やはり碇司令は俺の事を知ってたって事か。

ゲンドウ「が、お前自身は我々についてどこまで知っている。」

冬月「君はゼーレがフランス支部経由で送り込んで来た子供だ。『何も知らない』訳もなかろう?」

キョン「……7号機のコア、『シナリオ』の存在。あなた達の思惑。綾波の正体。」

キョン「セカンドインパクトの本当の原因、司令の奥さんについて。」

キョン「ただ俺が知っている事が本当にそっくりそのまま当てはまるのか…は分かりません。」

キョン「それと…シナリオの中身は俺にも良く分かりません。」

ゲンドウ「だが今回の君の行動は…我々のシナリオを狂わせた。」

ゲンドウ「一体どう言うつもりだ。」

支援

休憩が終わる…支援

冬月「いや、『老人』のシナリオを狂わせた…と言う方が正しいかね」

冬月「結果的に我々にとっては予定が早まったに過ぎない。…修正は可能だ。」

どうもこの二人と話すのは疲れる。
長門の堅苦しさに古泉のうっとおしさを足して
かつ親父臭さをかけたような…そんないやらしさがある。

キョン「俺はあんた達の敵でも味方でもない。」

キョン「綾波が死ぬ事が納得いかなかった。シンジに人殺しはさせたくなかった。それだけだ。」

冬月「我々もスペアがあるにしろレイを死なせる事は本望ではない。」

冬月「老人はカンカンだぞ。」

\マダオーシャベッテー/

支援

まるで だめな おやじ

TV版とも劇場版とも違う終わり方にすべきだろうしなあ
ユイ復活は無理そうな

俺にとってエヴァの最高の結末といえば釣りエンド
願わくばこのスレのシンジとゲンドウにも和解してもらいたいものだ

どうでもいい事かも知れんが、ハルヒは何やってんだろ

冬月「例え修正可能でも…シナリオ外の行動を嫌がるからな。」

キョン「だからと言って計画の為に…あいつらが嫌な思いをするなんて俺は納得出来ないですよ。」

冬月「しかし君の行動で…老人達がこちらに何かを仕掛けてくるかもしれない。」

冬月「そうなれば我々の計画も破綻、何が起こるか分からない。泥沼…だな。」

キョン「じゃあ…一体俺をどうするつもりなんですか。」

いつぞやの加持さん同様、俺を始末する気か?
それは…出来れば勘弁願いたい。


ゲンドウ「君は我々の敵ではないと言ったが」

それは本当だ。この世界では諸悪の根源である老人の味方をする気なんて全くない。
それどころか一発ぶん殴ってやりたいくらいだ。

ゲンドウ「ならば…君の今回の犯罪行為に対しても目を瞑ろう」

ゲンドウ「変わりに、『敵』ではないと言うことを示して貰いたい。」

ゲンドウ「まずは脱げ」

俺「脱げば…いいんですね」

はじめまして、上級者のみなさま(・∀・)

おもしろいものを作ってみました!!
↓↓↓↓↓
http://hentaimatumura.blog14.fc2.com/

早漏の気持ちわかります 笑

ほし

ようやく俺は…オヤジ二人組から解放された。
先程の司令の一言を受けて…手錠も外され黒服も付きまとっては来ない。
ようやく自由になれた。

敵ではないことを示す…か。
今度命令に逆らったら殺されるな。俺は。
しかし司令は仕事と奥さんのことだけしか考えて無い様に見えるが…
息子をあっさり許した事、
あの時一瞬命令を躊躇った様に見えたこと
何だかんだで『息子』を死なせない様には考えてはいること…

アスカ「キョン…!」

キョン「どうしたんだよアスカ!そんな血相抱えて…」

アスカ「レイの意識が戻ったのよ」

なっ追い付いただと…?

綾波の意識が戻った…か。良かった。
アスカと共に綾波の病室へと向かう。

アスカ「…元気そうで何よりね。」

キョン「どうにかな」

アスカ「シンジに聞いたわ。司令に呼び出されてたんでしょ。」

キョン「…ああ。叱られたよ。お咎めはなしみたいだけどな。」

アスカ「そう。でもまあ…何て言うか…余計ではなかったと思うわよ。あんたの行動は」

アスカ「あんたが出てなかったらバカシンジは…罪悪感で立ち直れなかったかも知れないし。」

アスカ「何て言うか私も…何も出来なかったって…なってたと思うから」

キョン「ああ。…ありがとうな。」

アスカ「……………」

無言でアスカは…ガラッと病室のドアを開けた。

ばっちりエヴァのBGMは流れてる

支援

これっていわゆる体験エヴァの系の、俺大活躍FFだよな

FFだったのか

FantasyFight

魔法と召喚獣はいつ出ますか

>520
エヴァの二次創作ではSSと同じくらい使う<FF

綾波の病室のドアを開くとベッドが一つ。
そこに包帯を体中に巻きつけた綾波が横たわっていた。
包帯からはみ出ている傷が生々しい。

その横には先に出ていたシンジ、加持さんそれからミサトさん。

アスカ「キョン、連れてきたわよ。」

ミサト「ありがとうアスカ。じゃあシンジ君、少し外に出ましょうか」

シンジ「……………はい。」

四人は病室から出て行ってしまった。

なぜ出たしww

空気を…読んだ?

追いついたが、エヴァ側はハルヒ製作だからいいんだけどキョンに全くキョンらしさが無いのはなじぇ

>>527
いつもは誰かが回りにいてサポートしてもらえるが
今回はほとんどじぶんでやらなければならないとか
長門たちと一緒にいるわけでないからなんじゃね?

>>527
キョン=>>1

>>527
キョンそのまんまじゃ、エヴァ世界じゃ打ち解けられないし、有事に行動もできないだろ
そこは構造的に必要なんだから目をつぶれよw

綾波が意識を取り戻した…というのにどうにも四人が暗いのは何故であろうか。

ドアが閉まり

…沈黙が続く。

このまま立ちっぱなし…というのも何なので
綾波のベッドの横にある椅子に座ることにした。

と、あることに気が付いた。
さっきは布団が掛かっていた上、遠目で確認出来なかったのだが…

綾波の左足が…ない。

キョン「綾波…お前………」

綾波「左足が浸食されていたので切った……らしいわ」

トウジの役目が…

包帯から傷がはみ出してちゃダメだと思う…
即刻病院をかわるべきだ

このまま落ちるのもまた一興

それであいつらはあんな暗い顔してた…って訳か。

綾波「………………そうみたいね」

そうみたいってお前、左足が無いんだぞ?

綾波「赤木博士が義足を作ってくれるわ」

義足って…

綾波「助けてくれてありがとう」

ありがとうって言ったってお前!
お礼を言わなきゃならないのは俺の方だ。
それになにより…
エヴァに乗れなくなるんじゃないのか?
エヴァは…お前の絆じゃなかったのか?綾波。

綾波「…………大丈夫」
綾波「エヴァ以外にも『絆』が出来たもの」

―――――――――

マヤ「センパイ。レイの検査結果がでました。」

リツコ「そう。…………それで?」

マヤ「使徒による精神汚染は確認されませんでした。」

マヤ「しかし…」

落ちはせんさ

ほすほす

面会時間が過ぎた…と言うことで病室を出ることになった。
外にある長椅子で…アスカ、シンジがどうやら待っていてくれていたようだった。

キョン「……………よう。待たせたな」

シンジ「ミサトさんと加持さんは仕事だからって…」

キョン「そうか。」

アスカ「話、終わったの?」

キョン「ああ。」

シンジ「綾波、エヴァに乗れなくなっちゃたんだ…よね」

キョン「………………」

確かに3人とも『死ななかった』ルートではあるが
ただでは問屋は卸さない…か。

支援

リツコ「…………ミサト?」

ミサト「何よ。急に呼び出して…」

リツコ「どうしても伝えなきゃならないことがあるのよ。」

ミサト「伝えなきゃならないこと?」

リツコ「レイの検査結果…なんだけどね」

ミサト「検査結果がどうしたのよ…左足の切断も上手く行ったんだし精神汚染は見受けらんなかったんでしょ」

リツコ「ええ。でも…」


――――――――――

綾波「心が……乱れていくわ…」

綾波「…………」

綾波「…………」


綾波「やっぱり…ダメなのね………」

どういうんだ

しえんぬ

最後のシ者になっちまうのか

綾波「…………」

一点を見つめて動かない綾波。
そして左足が復元し…歩き出した。

―――――――――――

リツコ「さっき…詳しい検査をしたのよ」

リツコ「その結果…また別の細胞組織から浸食跡が確認された。」

ミサト「どう言う…こと?」

リツコ「救出するのが遅すぎた。
その結果…使徒はレイの身体を浸食、寄生したの」

リツコ「今の彼女はパターン青。使徒よ」

ミサト「…折角助かったって言うのに…どうにかならないの!?」

リツコ「………使徒として覚醒する前に処分、するしかないわ。」

ミサト「………そんな」

リツコ「覚醒すればレイの意思とは関係なく私たちを襲う。」

リツコ「まあ『レイで良かった』と言えば良かったのだけど。」

…支援

lego big morlのRayをBGMにしながら支援

ゼーレ01「碇よ君は我々のよき友人であり」
ゼーレ「我々の敵であった」
ゼーレ「シナリオを改変したつもりであろうが、我々も『手』を打ってある」
ゼーレ02「左様。7号機パイロットは…とんだイレギュラー因子であったが賭けに負けるつもりはない」
ゼーレ01「碇に死を…そして悲しみを」

―――――――――

格納庫・零号機前

綾波「…………乗らなきゃダメ?」

綾波『乗らなきゃダメ』

綾波「そう。」

綾波「…………ごめんなさい」


ヴィー!ヴィー!ヴィー!ヴィー!

日向「エヴァ零号機、起動!」

ミサト「まさか…レイは自力では動けないのよ!?」

青葉「しかし…彼女の姿が病室で確認出来ません!」

ミサト「そんな………」

リツコ「遅かったか」

wktk

このままカヲルが来ても乗るエヴァねえなとか思ってたらそんなレベルじゃなかった

綾波がぁああぁあっあああうぅううわあああああああん

ネルフの休憩所にて…
甘ったるいコーヒーを飲みながら俺達は…綾波について喋っていた。

アスカ「でも……レイはエヴァ以外の『絆』が出来たって言ってたんでしょ?」
キョン「…ああ。何て言うか、笑ってたな。」
アスカ「じゃあ、それはそれでいいんじゃないの。」
アスカ「エヴァだけが『絆』って言ってた人間がそんな事いいながら笑ってんのよ」
シンジ「そう…………なのかな?」
アスカ「レイがエヴァに乗れなくなった分私達が…守ればいいだけじゃない。」

シンジ「確かに…綾波に守られてばっかりだったからな。今度は僕が守る番…か」

何か、思い詰めていたような表情のシンジは…少しではあるが笑顔を見せていた。

…と、辺りに警報音が響き渡る

『第一種戦闘配置!エヴァンゲリオンパイロットは至急、搭乗準備を!』


最後の使徒が、襲来した


シンジ「綾波を・・・!!」
キョン「返せぇぇぇえええええ!!!」

支援

碇司令「使徒は泣かない(キリッ」

>>529
こういう俺KAKEEE小説は、後に思い返した時にエロより恥ずかしい
そんな思い出が僕にもあります

>>553 その割り台詞 超燃える

涙が
でてきた

wktkwktk

日向「ATフィールドの発生を確認!」
日向「パターン青!間違いありません!使徒です!」
マヤ「まさかセンパイ………」
リツコ「レイが…使徒よ」
オペレーター「目標は第4層を通過、なおも降下中!」
青葉「だめです、零号機の電源は切れません!」
オペレーター「目標は第5層を通過!」
冬月「セントラルドグマの全隔壁を緊急閉鎖!少しでもいい、時間を稼げ!」

オペレーター「緊急閉鎖、総員待避、総員待避!」

冬月「碇…老人共はレイを利用してサードインパクトを起こすつもりだぞ」

ゲンドウ「……………」

冬月「事を急かし過ぎだな。」

ヴー!ヴー!ヴー!ヴー!

ミサト「また何事!?」

マヤ「……ジオフロントに、侵入者です」

マヤ「侵入者………いやエヴァンゲリオン?」

ゼーレ「最後の使徒…綾波レイがセントラルドグマに侵入した。現在降下中だ。」

ゼーレ02「エヴァンゲリオン量産機もネルフ本部への侵入成功。現在待機中。」

ゼーレ01「予定通りだな。碇よ、我々の勝ちだ。」

――――――――

青葉「装甲隔壁は、エヴァ零号機により突破されています!」

日向「目標は、第2コキュートスを通過!」

ゲンドウ「………エヴァ初号機、7号機に追撃させろ。」

ミサト「はい。」

ゲンドウ「いかなる方法をもってしても、目標のターミナルドグマ侵入を阻止しろ。」

俺のおちんぽのおまんこへの侵入成功したことない

>>561
×エヴァ初号機、7号機
○エヴァ7号機

弐号機がハブられてるような

まぁエヴァオタ的にはツッコミどころ多い
ハルヒオタ的にはどうなんだろ

ミサト「量産機の方は?」

ゲンドウ「初号機と2号機を出撃させる。」

ゲンドウ「使徒を殲滅次第7号機をそちらへ向かわせる」


7号機に搭乗後、画面一杯に映し出される零号機。…………これは

リツコ「これが、使徒よ」

赤木博士は冷たく、言い放つ。

キョン「使徒って…エヴァじゃないんですか?」

リツコ「今回の使徒はエヴァ零号機じゃないわ。」

キョン「じゃあ………一体」
リツコ「綾波レイよ」

最後の使徒が…綾波?
どうして…どうして綾波が?

リツコ「寄生されたのよ。使徒に。最初3号機に寄生してたんだけどね。
レイが取り込まれたことを機会に彼女の体に寄生したの」
キョン「じゃあ…俺は一体どうすれば…」
リツコ「……彼女を殲滅、してほしい。」

キョン「殲滅?殺せって言うんですか?」

リツコ「殺せ…そう言うことになるわね。」

キョン「……………」

綾波には代わりがいる…か。

リツコ「このままレイがリリスと融合すればサードインパクトが起きる」

キョン「それはそうですが…!」

ゲンドウ「7号機パイロットか」

キョン「………………」

碇司令が通信に割り込んできた。

ゲンドウ「レイも…不本意だろう。」

確かに綾波は…シンジやアスカを傷付けることは望んではいないだろうが…

ゲンドウ「レイを、助けてやってくれ」

キョン「……………」

シンジなら「できるわけないよ!!」 だろうな

お前エヴァ破見て無いだろ

それ言ったら、>>1じゃなくキョンなら(ryって話にもなっちゃう

最初からずっと張り付いてるわ

しえん

ゲンドウさんなら、使徒なんだから迷わず殺せ、だろ

なんという・・・

だんだんgdgdに

オペレーター「7号機、第4層に到達、目標と接触します。」

セントラルドグマへと下って行く…と、ようやく零号機の姿を発見した。

キョン「綾波!綾波聞こえるか?」

綾波「……………ええ。」

キョン「本当にもう…どうにもならないのか?」

綾波「私の意思ではもうどうしようも出来ない」


オペレーター「エヴァ両機、最下層に到達。」

オペレーター「目標、ターミナルドグマまで、後20。」


零号機の動きをを止めようとするが…もの凄い力だ。振り払われてしまう


オペレーター「零号機、コード認識!」

オペレーター「最終安全装置、解除!」

日向「ヘヴンズドアが、開いて行きます」

>>573
そこはハルヒ達がキョンのために作った世界なんだしいいんじゃねの

もしもし


>>576
気に入らないならスレを閉じればよかろう

>>1
つづけたまえ


ガチャ

気に入らないならスレを閉じればよかろう(笑)
嫌なら見るな(笑)と同レベル

gdgdになってくるのはよくある話

過程はツマランがオチをどうつけるかに期待してる

あともしもしで頑張るスレ主すげえ

携帯で書き続けていることは評価できる

零号機を止めよう…とするがどうも力が入らない。
最終的に綾波を殺さなきゃならない。それは分かってる。分かってるが…

綾波「私を、消して」


代わりか?だが…代わりは顔形が同じだけでお前じゃないだろう?
俺達との思い出も、記憶も…全て消えるんだろ?

綾波「……………そうかもしれない」

綾波「でも、大丈夫」


…………何がだ?


綾波「私には『絆』がある。私が『綾波レイ』である限り…無くならないわ」

綾波「どちらにせよ、『この私』は死ぬ運命だった。」

綾波「……………ありがとう」

スレ主(笑)とかトピ主(笑)とか言ってる奴は例外無くVIPから出ていけ

傷付けあった愛が始まらないようにじゃないのか

>>585
例外無くという事はお前も出て行くはめに…

まさか携帯で書き切ろうとするとは思わなかった

>>1ガンガレ

おっぱい

そんな笑顔で言われたら…断れるわけなかろう。
…………31秒でやれるよな?


キョン「モード反転…裏コード100」

綾波「……………」


オペレーター「7号機、コード100起動!」

ミサト「……………キョン君」
ミサト「頼んだわよ」


零号機の首を絞める。手が、痛い。
必死に抵抗する…零号機。
腹に、蹴りが入るが俺は動かない。テコでも動かんぞ。


更に手に力を入れる。
人のクビを絞めるのは…こんなに手が痛むのだろうか?

零号機「ウォ!ウォ!ウォオオオオ!!」

そう声をあげた後…
零号機は動かなくなってしまった。
その背中をプログレッシブナイフで裂いてエントリープラグを取り出す。
まだ………生暖かい。

他キャラが放置状態になってる・・・
序盤はよかったが3号機あたりから落ちた気がするが
ここまできたからには>>1にはがんばってほしい

パープル・ヘイズッ

手が、震える。

自分の…正確には7号機の掌であるが
『人の命』が乗っかっているのだ。

一回目。力を、入れる。

ピシッと言う音が響く。

二回目。

強く…力を入れる

エントリープラグが…砕けた。

LCLが零れ落ちる感覚に思わず体中に鳥肌が立つ

足からも肩からも腹からも血が出ている。
だが、血も出てないダメージも喰らってないそんな掌が一番…痛い。

あまりの痛みに俺は気を失ってしまった。

若干周りがうるさくなっているようだが、>>1には気にせず書いていって欲しい。

支援する

しえん

支援
あや、あやなみい ぃぃい

支援

>足からも肩からも腹からも血が出ている


なんで?

>>597零号機が抵抗したからかと

オペレーター「パターン青、…反応無くなりました」
ミサト「………そう。」
ミサト「量産機は?」
マヤ「全機ともコアの破壊に成功しました。」
………………………
………………
…………
キョン「俺は、本当にこれで良かったのか?」
シンジ「なにが?」
キョン「シナリオを変えよう、ゲームに逆らおうとした結果がこれだ。」
リツコ「結局レイは死んだ。」
キョン「それどころかグダグダになっちまった上に俺自身が殺すはめになっちまった。」
アスカ「アンタバカ?所詮はゲームでしょ?」
加持「だがゲームは制作者の『心』だ」
ミサト「あなたはそれを受け入れる事が出来なかった」
冬月「ゲームに熱くなるのは良いが自分の勝手な解釈、欲望は」
ゲンドウ「それ自体を崩壊させかねない」
シンジ「ゲームはただ、楽しむだけにあるんじゃ…ないかな。」
キョン「そうか…そうだ」

キョン「これはただの…ゲームだ。」

…………………………
……………………
…………

>>598
三倍の「痛み」だけじゃないんだなトン

量産型空気www

量産型との戦闘もできれば書いてくれるとうれしい

キョン「…………!」
目が、覚めた。
ひぐらしの鳴き声が静かな病室に響き渡る。
知らない天井…病院か。
ミサト「キョン君…気が付いた?」
起き上がろうとする…が、激痛が体中に走った。

キョン「……………痛!」
ミサト「無理しちゃダメよ…。」
そういや、体のあちこちが包帯でくるまれている。
あれから俺は一体……
ミサト「使徒を殲滅したあと…反応がなかったから心配しちゃったわ。」
ミサト「しかし…随分と酷いダメージね。無理、しちゃったでしょ?」

…あれ?なんだこの既視感は

ミサト「出来れば…何日か休ませてあげたい所なんだけれど…」
ミサト「使徒の襲来が相次いでてね。出来ればもう退院して欲しいのよ。」

これはまさか…

ミサト「ごめんね」

―終劇―

ん???

無限ループって怖くね?

無限ループって怖いね

無限ループって怖くね?

セーブはもっと細目にするべきだと思う








オチか最悪とは

無限ループってこわいね

PC画面一杯に明朝体で書かれた「終劇」の二文字。
その後に流れる朝比奈さんが歌う「FLY ME TO THE MOON 〈Mikuru version〉」がCGと共に流れ出した所で

ふと俺は我に帰った。

なんだ…なんだこのエンディングは?
納得いく行かない以前に意味が分からない。

長門「三週目…終わった?」

キョン「あ…ああ。やっとな。」
キョン「誤字がたま見受けられたがゲーム自体に深刻な問題はなかった。」
ハルヒ「シナリオ私、CG・システム構築有希でお送りしたこのゲーム、面白かったでしょ?」

なんとも…エキサイティングな現実味溢れる超展開的ご都合主義的ノベルゲーム…だったな。

ハルヒ「有希はさすがよねー。主人公の名前だけじゃなく設定までも
自由にプレイヤーが決められるシステムを導入させちゃったんだから」

自分を丸々ゲームの世界に投影させることの出来る長門のシステムと
ハイクオリティーなCGについては文句のつけようもない。
ただな、シナリオについては…色々と意見させてもらいたい。
主人公であるオリジナルキャラクターはよくぶれるわ
根底を覆す様なトんでもご都合展開だわ…コード100の存在は生かしきれてないわ
だんだん当初の設定は忘れ去られて来てグダグダになるわ
どれだけ長門のシステムに助けられたことか!
それになんだこのエンディング!

え!?

まさかのエンドレス

そして他の分岐の物語が始まるんだろ?

あれ?ズボン脱いで開いたのに

ハルヒ嫌いになったところでこんな現実世界に戻されても…

>>614
クパァ

むしろここからに期待

ハルヒ「隠しエンディングね。制作者に反抗的な選択肢を選らび続けた際に起きるのよ。」
ハルヒ「普通ならバッドエンディングなんだけども…100分の1の確率で綾波の自爆イベントが発生。」
ハルヒ「良く分からない展開の後に反抗的な選択肢を選び始めた場面まで強制的に戻されて終了」
キョン「ループ地獄じゃねーか!」
ハルヒ「そんなことないわよ。今までのプレイデータを消せば元通り。」

………何と言う制作者本位なゲーム。

ハルヒ「あれ?あくまでシナリオ通り。ループ地獄なのがエヴァじゃなかったかしら。」

…アニメと漫画と設定資料集と映画をもう一度見直せ!

まあでも正直、熱中し過ぎて途中からどこからが現実でどこからがゲーム内での出来事なのか分からなくなる程だった。
徹夜でゲームをやらされてた…と言うこともあるが…

みくる「キョン君、お疲れ様でした。」

ことん、と置かれるいっぱいの甘露のような緑茶。
体の隅々にまで染み渡る。

ハルヒ「さて、キョン一息ついたところで…もう一回プレイよろしく」

ブウウ!と思わず茶を吹き出してしまった。

キョン「なっ!…せっかく終わったってのに…」
ハルヒ「あんた、ゲーム作成中ろくな仕事しなかったでしょ。」

…否定はしないが

ハルヒ「その分、誤字脱字、CGのチェックで働いて貰うわよ」
キョン「…もしかして全てのシナリオを…か?」
ハルヒ「もちろん」

ハルヒはにんまり笑いながら朝比奈さんの手からお茶を奪い、一気に飲み干した。


古泉「ちなみにルートは全部で10。エンディングはその3倍くらいあるらしいですよ。」

みくる「ひいぃ!」

長門「………頑張って」

ハルヒ「さあ、ちゃっちゃとやんなさい!」

只今5周目。
単純計算して30-5で残り25周…
それを今からやれっていうのか…

ハルヒよ。

ハルヒ「なに?」

キョン「もしも、願い一つだけ叶うなら」

キョン「頼むから…眠らせてくれ。」



おしまい

乙かれ
労力を讃える
ちょっとハルヒをビデオで見直してみるわ



なんか消化不良だが

長々と付き合って頂きありがとうございました。
ハルヒのゲームを徹夜でやらされているキョンの頭の中の様な感じだと思います。

ハルヒはどMにはたまりません

とりあえず…乙!

後半意味がわからん
ゲーム終了になってその後どうしたんだ?
元の世界のゲームをプレイし終わった場面に飛んだの?

乙でした

引き込まれちまった乙

乙!
もちろん他のルートも‥書いてくれるんだよな?

>>625
>>603までがゲームプレイ中
そこからはゲームプレイ後

ゲームプレイ中キョンは半分コンピ研の部長の様な状態?になってしまったけど
エンディングを迎えた事により完全に覚醒
ハルヒの作ったゲームは本当の意味で「人を引き込む」力があったって話なんだけど…
上手く説明出来ません。ごめんなさい

乙ぱい

お疲れ!

まさか最後ループになるとはおもわなかった
がんばってかいた>>1乙!

ゲーム中の長門と電話したのはどんなかんじ?

乙でした
また書いてね

クオリティ高いな
ほんと携帯でよくがんばったと思う
お疲れ様!

>>633
半分はゲームの設定
半分はキョンが本当に行き詰まって電話したり、尋ねたりした。
ゲームがクリアーできなければ世界が~云々はシステムの設定。
ただキョンが中々ゲームをクリアー出来ないことにハルヒが腹を立てたのは本当のこと。
射手座の日…的な感じにしたかったんだけど表現力が足りなくて分かりづらくなっちまった。

相原が出てこなかった



なかなかに面白かった。次回作を楽しみにしてる


にわかエヴァファン&にわかハルヒファンの俺でも楽しめた

もしもし



ガチャ

うん面白かった

乙!
楽しかった、また読ませてくれ!

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