クリスタ「兵士ライナーが好き」アニ「戦士ライナーが好き」(549)

夜・女子寮

ワイワイ

サシャ「ところで、クリスタは好きな人とかいないんですか?」

クリスタ「え?」

クリスタ「…うーん…好き、かはわからないけど、憧れとか気になるって程度なら…」

ミーナ「そんなんでも全然いいってー!誰かいるの?」ガタッ

ミカサ「ミーナ、少し落ち着いて」


クリスタ「ライナー、かな」


サシャ「ほう!」ニヤ

ミーナ「へーえ」ニヤ

ミカサ「それはなかなか…意外」

ユミル「……」フウン


アニ「…」チラ

ミーナ(104期生の女神様がライナーをねー。美女と野獣カップルだね)

ミカサ(自分にないものを相手に求めるっていうアレだろうか…)

サシャ(相手も意外でしたが…ユミルが黙ってるのも意外ですね)チラ

ユミル(ライナーほど無償で誰かのために動く奴も珍しいもんな。"いい人"でありたがるクリスタが気になるってのも当然か。つかこっち見んな芋女)

クリスタ(あれ、なんでみんな黙っちゃうの?私変なこと言った…?)

クリスタ「あのー…本当に気になるってだけだからね?好きってわけではまだないんだよ?」アセ

ミーナ「え?うん。わかってるよ(ちょっと沈黙続いちゃったかな)」

サシャ「…まあー、何にしてもちょっと意外だなって思っただけですよ。ライナーのどんなところが気になるんですか?」

クリスタ「ライナーって、見た目は少し怖そうだけど、話してみると穏やかで優しいでしょ?」

サシャ「確かにそうですね」

クリスタ「それにあんなゴツゴツした指でちょこちょこと技巧の細かい作業してるのとか見てると、なんかちょっと可愛いなって」

ミーナ「ああー。ギャップってやつだね。ライナーって意外と器用だよね」

クリスタ「身体もおっきくて頼りがいがあって、もちろん顔だってかっこいいと思ってるよ!…ユミルはゴリラとか言うけど」

ユミル「…実際ゴリラだろ」

ミーナ「ちょっとユミル!」クス

ミカサ「クリスタ、ライナーは男前。あなたの目は間違っていない」

クリスタ「えへへ、ありがとうミカサ」

サシャ「というかそこまで熱弁できるなら、もう好きなんじゃないですかあ?」

クリスタ「えっ!?」カアッ



アニ「……」チラ

ミーナ(うーん…)

ミーナ(なんかさっきから、部屋の隅からちらちら視線を感じるんだけど、)

ミーナ(混ざりたいのかなあ、ガールズトーク)

ワイワイ

ユミル「……」チラ


クリスタ「も、もう私の話はいいでしょ!みんなは…「あのさ」

一同「!」

ミーナ「アニ…」

ユミル(来たか)

アニ「あんた」

クリスタ「わ、私?」

アニ「好きなの?あいつのこと」

クリスタ「えっ、え…?」アセ

ユミル「なあアニ、話聞いてたんだろ?こいつは"気になるだけ"って言ったんだぞ。好きとは言ってないはずだ」

アニ「……」


アニ「…そっか」フイ

サシャ「あれ?もう行っちゃうんですか?」

ミーナ(混ざりたいんじゃなかったの?)


クリスタ「アニ!」

アニ「…なに?」ピタ

クリスタ「何か…言いたいことがあったから来たんじゃないの?」

ミーナ「そうだよ。さっきからちらちらとこっち見てたし…」

アニ「別に」

ユミル「もしクリスタがライナーのこと好きだって言ってたら、どうなんだよ?」

ミカサ「アニ、まさか邪魔をするなんてことは…」

アニ「そんなんじゃないよ。何でもない。ただ…」

クリスタ「ただ?」


アニ「あいつはやめといた方がいいよって言おうとしただけだから」

コメントありがとうございます!(どきどき)

クリスタ「え?」

ユミル「おいおい、そりゃどうしてだ?」

ミーナ(え、何この雰囲気)

ミカサ「アニ、返答によっては…」

アニ「だからそんなんじゃないって」


アニ「クリスタ」

クリスタ「えっ」

アニ「ライナーは、あんたが思ってるような奴じゃない。人は見かけによらないって言うでしょ?」

サシャ(それが萌えるって話だったのでは)

アニ「だからやめた方がいいよって忠告しにきただけ」スタスタ


ミーナ「……行っちゃった」

ユミル「ま、あいつはあいつで言いたいこと全部言ってったんだろ。ほっとけ」

サシャ「そ、そうですよね!」アセアセ

クリスタ「……」シュン

サシャ「あー……、えと、そ、そうだ!私、クリスタの好きな人の話でユミルが何も言わなかったこと、すごーく意外だなーと思ったんですよ」アセ

ミーナ「あ、私もそれ思ってた」

ユミル「あ?何だそりゃ。さすがに茶化せるところとそうじゃないところくらいわきまえてるぞ私だって」

ミカサ「ユミルは空気の読める子」ナデ

ユミル「なっなんだよ!鳥肌立ったぞ!つかお前に言われたくねーよ」ゾワッ

クリスタ「くすっ」




アニ「…」

アニ(そうだ。クリスタの言うライナーは、違う)

アニ(あれは私たちのライナーじゃないんだよ)ムカ

アニ(付き合いの短い連中がわかったように…)

アニ(戦士として、私とベルトルトを大事にしてるのが本当のライナーだ。自分を兵士と言い聞かせてあんたたちを大事にするあいつは…、)

アニ(…偽物、そう偽物なんだよ)

アニ(最近のあいつの迫真の兵士ごっこは時々演技に見えないことがあるけど)

あ、アニとライナー捏造幼なじみです。
書き忘れてた

アニ(そんな不安定な状態なのに、女子と恋愛関係になんてなっちゃったら)

アニ(もう、私たちの、…私のあいつは帰ってこないかもしれない…)

アニ(ましてや相手が女神となると尚更)

アニ(そんなのは…嫌だ)

アニ(それを防ぐために私がすべきことは…)



アニ「……虫よけ、かな」ボソッ

翌日・

教官「それでは本日の訓練はこれにて終了する!速やかに後片付けを済ませ、兵舎に戻るように!」

一同「はっ」ケイレイ


ガヤガヤ

コニー「あ~、疲れた!やっと終わったな!」

サシャ「お腹空きましたね~」

マルコ「今日の夕飯何だろうね」
ワイワイ


ライナー「……」キョロ

ベルトルト「…ライナー、どうしたの?さっきからキョロキョロしてるけど」

ライナー「いや、今朝アニから呼び出されたんだよ。訓練が終わったら話があるから一人で来いって」

ベルトルト「? 僕にも聞かれたくない話?」

ライナー「わからん。あいつの考えることはさっぱりだ」

ライナー「だが一人で来いって言うなら俺だけで行ってくるさ。必要な話ならお前には俺から話す。だから…」

ベルトルト「ん、みんなには僕から上手くごまかしておくよ」

ライナー「すまんな」タッ



クリスタ(…?ライナーどこ行くんだろう…)チラ

ライナー(兵舎裏だったよな。お、いたいた)

ライナー「アニ!」タタッ

アニ「!」ドキッ


アニ「お、思ったより早かったね」

ライナー「ん?ああ、ベルトルトがうまく言っとくって言ってくれたからな。それにお前を待たせるわけにもいかないだろ」

アニ「う、ん…ありがと」ウツムキ

ライナー「(なんかしおらしいな…明日は雨か?とか言ったら怒られるか)で、話って何だ?」

アニ「…それなんだけど…」

ライナー「?」



アニ「私と、恋人のフリをしよう!」

ライナー「……」

ライナー「……」

ライナー「……………は?」



ライナー「俺がか?」

アニ「そ、そうだけど」

ライナー「気でもふれたか」

アニ「そんなわけないでしょ」イラッ

ライナー「何だって突然そんな話を…」

アニ「…だって、壁内の人間と恋人になっちゃいけないでしょ?」

ライナー「いや、話が飛躍しすぎだぞ。一体どういう風の吹き回しだ?」


アニ「そりゃ…だって…」

ライナー「何かあったのか?」

アニ「……」


アニ「…誰とは言わないけど、あんたのことが好きかもって女の子の話を聞いたの」

ライナー「えっ?」

アニ「だから…虫よけ」

だめだやっぱり少しでも書きためしよう。
離脱します

読んでくれてる人ありがとう嬉しい

見たらコメントいっぱいきててびっくりしたw
皆様ありがとうございます。

少し前・兵舎廊下

エレン「あれ、そういえばライナーが見当たらないな」キョロ

アルミン「…そうだね。どこかに行ったのかな?」キョロ

ベルトルト「ああ、ライナーなら片付けの後すぐトイレ寄るって行っちゃったよ」

エレン「そうなのか。いきなり姿が見えなくなったからどうしたのかと思ったよ」

コニー「まあすぐ戻ってくるんじゃね?もうすぐ夕飯だしな~」


ベルトルト「…僕もトイレ行って来るよ(やっぱり気になるもんな、二人で内緒話なんて。様子見に行こう)」

エレン「おう、じゃあ後でな!」

兵舎裏

クリスタ(ライナーと一緒にいるのは…、アニ?)コソッ

クリスタ(何話してるのかな、聞き取れな… 「何見てんだ?」

クリスタ「!!」

クリスタ(ユミル!!)ボソ

ユミル「んだありゃ、一人でどっか行ったと思ったらお前、ライナー追ってたのか」ボソ

クリスタ「…」

ユミル(えらくご執心のようだな)フイ


ユミル「一緒にいるのは…アニか?」

クリスタ「うん」

ユミル「気になる、のか?」


クリスタ「……うん」

クリスタ「だって、どうして昨日アニがあんなこと言ったのかわかんないし」

クリスタ「もしかしたら、アニもライナーのことが好きなのかもって思ったらなんか…胸のところがモヤモヤするの」

ユミル「……そっか」

クリスタ「うん、だから色々と確かめたくて」


ユミル「んで、あの二人は何話してるんだ?」


ライナー「いや虫よけってお前…女が使うか普通?」

アニ「…でも間違ってはいないでしょ?」

ライナー「いやまあそうかもしれないが…」ハア


ライナー「お前が俺を虫よけか?俺はむしろお前にこそ虫よけが必要だと思うんだが」

アニ「私?」

ライナー「ここに来たばかりの頃、なんか知らない男訓練兵から告白されたとかあっただろ」

アニ「いや、あれは視界に入る女という女に手当たり次第に声掛けてたクズだよ。ミーナやクリスタも口説かれたって言ってたし、私に声掛けた30分後には他の女の子とイチャイチャしてたよ」

アニ「……入団3ヶ月で彼女妊娠させてその子ともども開拓地行ったって聞いた時は、あの時股間に一発見舞っときゃよかったと思ったけどね」

ライナー「……それはやめといてやって正解だったんじゃないかな、うん」ブルッ

アニ「あれ以外にそういう話はないよ、私には」

アニ「というか、私に虫よけが必要だって思うんなら利害は一致してるんじゃないの?」

ライナー「あ?」

アニ「私はあんたが心配で、あんたは私が心配。なら私たちが恋人のフリをするだけで一緒に解決できる」

ライナー「う……む」


ライナー「一理あるな」

アニ「でしょ?」

ライナー「…だが今の他人のフリはいいのか?俺たちが親しいと思われるのは今後のことを考えるとまずくないか?」

アニ「別に大っぴらに一緒にいる必要はないよ。好きな人、付き合ってる人の話になった時とか、誰かに告白された時に名前は出さずにお互いの存在を仄めかすだけで十分でしょ」

アニ「極端な話、虫よけって名前だけの関係なら本当の恋人みたいに頻繁に会う必要すらない。負担にはならないでしょ」

ライナー「な、なるほど…」

ライナー「しかしお前が俺のためにそこまで考えてくれるとはな…」

アニ「うん…(兵士やってる時のあんたが、時々故郷や私のことすら忘れてるんじゃないかって思うと…不安なんだよ)」

ライナー「しかしベルトルトはいいのか?虫よけ」

アニ「このやり方で、女一人で男二人の虫よけはどう考えたって無理。それにあいつは大丈夫でしょ、あのままで」

ライナー(ひでえ…)

ライナー「……わかった。お前に付き合おう」

アニ「…そっか、よかった」

ライナー「これからよろしくな!」

アニ「うん」




クリスタ「ねえユミル、二人の話聞こえる?」コソッ

ユミル「ん~…話してるってのはなんとかわかるんだがなあ…肝心の内容が聞こえねえ…」


「何見てるの?二人して」

クリ・ユミ「!!!」ビクゥッ

ユミル「なっ!ベルトルさん!なんで突然後ろに立ってんだよ!!」(小声

クリスタ「もう!ユミルだけじゃなくベルトルトまで!本当にびっくりしたんだからね!!」(小声

ベルトルト「え…なんかごめん」


ユミル「…っと、とりあえず隠れろ。バレる」グイ

ベルトルト「え、ちょっ」

クリスタ「あとあんまりおっきい声出しちゃだめっ」シイー

ベルトルト「あ、ごめん」コソッ


ユミル「…なんとか気付かれてなかったみたいだな」ホッ

ベルトルト「…? ライナーとアニ見てたの?」

ユミル「ああ。クリスタがどうしても気になるらしくてな。私は付き添いだ」

ユミル「…あの二人が一緒にいること知ってたのか?」

ベルトルト「あー…、ちょっとね」


ユミル「…まあベルトルさんならライナーから聞いてるか」

ベルトルト「そんなとこ。で、クリスタは何が気になるの?」

クリスタ「え?えっと…その、」

ユミル「あー、あれだ。聞かないでやってくれ。あんたも気になったから来たんだろ?」

ベルトルト「? まあそうかもしれないけどさ(アニがライナーにしか話せない話って…何だろう)」



アニ「……!」ピクッ

ライナー「どうした?アニ」

アニ「誰かいる」


アニ(…クリスタ、だね。他にも何人かいるかな。昨日言ってやったのに)

ライナー「おい、アニ?」

アニ(まだライナーのこと気になるとか思ってるの?)ムカ

ライナー「聞こえてるか?おーい 「ライナー」

アニ「誰かが見てる。好都合だから作っておくよ」グイッ

ライナー「うわっ!襟掴むな!引っ張るな!作るって何を…」

アニ「既成事実…!」

ライナー「……んむっ」


チュッ


ベル・ユミ・クリ「!!?」

ライナー「」

とりあえずここまで。

離脱します

支援

もしかして8月にライアニを書いてらした方かな?

>>61 別人ですよー
あんな素晴らしいもの書けない。
ライアニ見たいのに誰も書いてくれないから自分で書いちゃった

書く側に回るのは初めてです。
読みずらくないですか?


>>1です。
レスありがとう。

再開します


アニ「っふ……」

ライナー「…ぶはっ」



ライナー「お前…どういうつもりだ。今のはキスっていうより事故だぞ。衝突事故。歯当たったぞ」ゼエハア

アニ「あー…ごめん、こういうの経験ないから力加減がわからなくて」

ライナー「ってー…口切れた。これから飯なのにどうしてくれるんだ」

アニ「そうだね…間抜けに口から蒸気でも出してれば?」クス

ライナー「おまっ」

アニ「冗談だよ」


ライナー「大体お前、言ってることとやってることがめちゃくちゃだぞ」

アニ「……」

ライナー「接し方は変えなくていいってんなら、目撃者にあえて恋人っぽく見せる必要なんてなかっただろう」

アニ「だって……、」チラ


アニ「……ごめん」シュン

ライナー「…いや、まあしちまったものはしょうがないか」


アニ「じゃあ、話はそれだけだから。忘れないでね」タタッ

ライナー「あ?お、おう」


アニ「……」

アニ(あんたは、)


アニ(戦士のあんたは私を仲間の一人として大事に思ってくれるけど)

アニ(兵士を演じるあんたは、私のことをいち同期としてしか見ないんだよね)

アニ(つまり、戦士のライナーと兵士のライナーとでズレてる認識の一つは、他でもない私との関係だ)

アニ(なら、私が視界に入ることで、声を聞かせることで、あんたの心の中に居続けることで、)

アニ(あんたは自分は戦士なんだと思い出せるはず)


アニ(…私が、スイッチになってあげる)

アニ(兵士でなんていられないくらい、あんたの中に存在してあげる)

アニ(だからお願い。私とのこと、なかったことにしないで)


アニ(…私の好きなライナーでいて)


クリスタ「……っ」

ユミル「……」チラ

ユミル(…なんつー顔してんだクリスタ。まるでお気に入りのおもちゃを取り上げられてべそかいてるガキみたいじゃないか)

ベルトルト「」


クリスタ「…ユミル、ベルトルト、戻ろう!」


クリスタ「お腹空いちゃったなー。もうすぐ夕飯だもんね」スタスタ

ユミル「クリスタ」

クリスタ「早く行かないとまたサシャに取られちゃうかもよ?」

ユミル「おいクリスタ!」

クリスタ「どうしちゃったの?二人とも。戻らないの?」クル

ベルトルト「…! クリスタ」


ベルトルト「どうして泣いてるの?」

クリスタ「………え?」


クリスタ「えっあれ?」ポロポロ

クリスタ「何で、だろ。…あれえ?」ゴシゴシ

ベルトルト「クリス 「馬鹿。見るな」ガッ

ユミル「クリスタ」

クリスタ「ユミル…私、」グス

ユミル「一旦待て。そんな顔で食堂なんて行ったらひと騒動になる」

ユミル「落ち着くまで少しここにいよう」

クリスタ「……」


ユミル「ベルトルさん、あんたは先に戻っていいぞ」

ベルトルト「いや、僕は……」

ユミル「……」ジロ


ベルトルト「…そうだね。ごめん、先に行くよ」



ユミル「…少しは落ち着いたか?」

クリスタ「……ユミル」

ひとまずここまで!

>>1です

不憫トルトは完全に無自覚ですごめんなさい
レスもらって初めて気付いた←

これからもっと不憫になります(注意書き)


クリスタ「私、バカだよね」グス

クリスタ「アニはあの時、ライナーはもう自分と付き合ってるからやめとけって言ってくれたんだ」

クリスタ「それなのに、勝手に疑問持って、勝手に目撃して、勝手にショック受けて…」ヒック


クリスタ「今更ライナーのことが好きになっても、遅いよね」


クリスタ「遅すぎるよ…」

ユミル「……」


ユミル「クリスタ」

クリスタ「?」

ユミル「お前、これからどうしたい?」

クリスタ「どうって…」

ユミル「ライナーのこと、諦めるのか?いや、諦められるのか?」
クリスタ「え…」


クリスタ「……」

クリスタ「あのねユミル、」

クリスタ「私にはもう選択肢なんてない。そうでしょ?」ニコッ

クリスタ「だって… 「言い訳を聞いたんじゃねえよ」

ユミル「私は、どうしたい?って聞いたよな?」


クリスタ「どう、したいって…」


クリスタ「……私の意志なんて関係ないじゃない。だってライナーはアニがすきで、アニも…。だから私なんて、」

ユミル「……」

クリスタ「……いの」ボソッ

クリスタ「…愛し合う二人がいて、私はただ見てただけ!そこには私の介入する余地なんてないの!」

クリスタ「どんなに私がライナーを好きだと思っても!…どんなに、どんなに苦しくても!諦めるしかないの!」

クリスタ「……」ハアハア

ユミル「……」


クリスタ「…ライナーのことは、気になるだけだと思ってた。気になるだけの相手ってだけなら仕方ないねって諦められたのに、」


クリスタ「どうしたらいいかわからないよ…こんな気持ちになるの、初めてなんだもの。ねえユミル、私どうしたらいいの…?」グス


不憫トルトさんのせいで書きたいエピソード増えた。
ちょっと練り直す

長くなりそう
今日はここまでで。

読んでくれてる人ありがとう

再開します


ユミル「…言いたいこと、全部吐き出しな。気が済むまでな。ここにはお前と私しかいないんだから」

クリスタ「……」


クリスタ「…引かない?」

ユミル「引くかよ。遠慮するな」ナデナデ

クリスタ「うぅ…」ジワ

クリスタ「…私、アニにライナーをとられて、悲しいとか、悔しいとか、思ってる…」

クリスタ「気持ち悪いよねこんなの…醜いよね、わたし、いい子じゃない…よね」グス


ユミル「…醜くなんかない。好きなもの横取りされたんだ、自然な感情だよ。いい子とかいい子じゃないとか、そんなのは考えなくていい」


ユミル「余計泣かせてすまなかったな。十分落ち着いたら食堂向かおうな」ナデナデ

クリスタ「…うん。ありがとユミル」




数分後・食堂

ガヤガヤ

ユミル「おっ、サシャ達まだいるな。クリスタ、ちょっと先行っててくれないか」

クリスタ「? どこか寄るの?」

ユミル「ああ。先食べててくれ」


ユミル(さてと)キョロ

ユミル(お、いたいた)スタスタ


ベルトルト「……」

ユミル「…話がある」

ベルトルト「奇遇だね、僕もだ」


ユミル「…」ガツガツ

ベルトルト「…」モグモグ


ユミル「…アニの奴、しれっと戻って来てるな」

ユミル「あいつ、ライナーとはいつから付き合ってるんだ?」

ベルトルト「さあ。僕もしらなかったよ(そうならそうで僕にまで隠さなくてもいいだろうのに…とりあえずライナーは後で蹴る)」ムス


ベルトルト「もう聞いていいよね。なんとなく察しはつくけど…さっきクリスタはどうしたの?」

ユミル「昨日ガールズトークでかくかくしかじかだ」

ベルトルト「そうなんだ…あのクリスタが…よりによってライナーを…」

ユミル「昨日の時点では本当に気になるだけって感じだったが、さっきので気持ちが"好き"まで昇格したみたいだな(独占欲が芽生えたというかな…)」

ベルトルト「そう、なんだ…」


ユミル「クリスタがな、アニは自分がライナーと付き合ってるからやめとけって忠告してくれたって言ってたんだ」

ユミル「私は違うと思うがな」

ベルトルト「…どうして?」


ユミル「まずあの二人が一緒にいるところなんて見たことがない。それに同期の中心人物の一人であるライナーに彼女がいるんなら噂になるだろ普通」

ユミル「極めつけに、親友のあんたすらその存在を知らなかった。理由は十分だろう」

ベルトルト「そう、だね」

ユミル「だが、好きでもない相手にキスするなんて考えにくいのも事実。となると、二人はさっき付き合い始めた、ってところに行き着いた」

ベルトルト「…なるほど」


ユミル「だがその仮定にも矛盾があるんだ」

ベルトルト「…! ああ」

ユミル「そう。アニがクリスタに忠告したのが昨日ってことだ。つまり、あいつも元々ライナーのことが好きで、クリスタの話を聞いて焦って今日になって慌ててライナーに言い寄ったってことになる」


ユミル「それだと、アニのしたことは私にとって気にくわないことだ。好きなら好きで自分も名乗り出て正々堂々と恋のライバルにでもなればいいだろうに。それを陰でコソコソと…」ブツブツ

ベルトルト(…どうしても一緒にいられない理由があるからね…言わないけど)


ユミル「あの女、涼しい顔してとんでもない悪女みたいだな」

ベルトルト「…! アニはそんな子じゃないよ。何か理由があるとしか…」ムカ

ユミル「その理由ってのに心当たりは?」

ベルトルト「……さあ」ムス


ユミル「…まあ想像だけで語っても本当のことなんてわかりやしないよな。ベルトルさんは知りたくないか?」

ベルトルト「何を?」

ユミル「この件の真相。アニが何を考えてるのか、とか」

ベルトルト「…知りたくないと言ったら嘘になるけど」

ユミル「私もだ。クリスタが関係することだし、ちょっとばかし首を突っ込んで真相を探りたいと思ってる」

ベルトルト「意外だね」

ユミル「勘違いすんなよ。今回が特別だ。クリスタが泣かされてるからな」

ベルトルト「どうやって探るつもりなの?」


ユミル「ベルトルさん、あんたの手を借りたい。…いや違うな。私と手を組まないか?」

ベルトルト「どういうこと?」


ユミル「ライナーから色々聞き出して、私に教えてほしい」

ベルトルト「別に自分で聞けばいいことじゃないか」

ユミル「あんたも知りたいことだろ?自分の興味で聞いて、私にチクったと思えばいいじゃないか」

ベルトルト「その情報を掴んで、何をするつもりなの?」

ユミル「ん~?それ次第では、アニの邪魔でもしようかなと」

ライナーってベルトルトがアニの事好きって知っててやってるよね


ユミル「私はクリスタが幸せになってくれるならそれでいいんだ」

ユミル「好きな男と結ばれることであいつが幸せになれるなら、手を貸してやる。それがちょーっと汚れ仕事だとしても別に問題はない」

ユミル「これでも誰でもいいわけではないんだぞ。ライナーは成績上位者だ。クリスタと一緒に憲兵団に行くこともできる。一生幸せにしてやれる男だ」

ベルトルト「……」


ユミル「ちなみに私は、アニの行動にどんな理由があったとしても、あの二人の仲を引き裂くことには何の抵抗もない。何故なら先にクリスタからライナーを横取りしたのがアニだからだ」

ユミル「自分が同じ思いをする覚悟くらいはしてるだろ」


ベルトルト(女子ってこわい)


ユミル「そして私は、あんたもそれに協力しないか?と持ちかけてる」

ベルトルト「(女子ってこわい!)…えっと…それは僕には何のメリットが?」


ユミル「アニがフリーになる」


ベルトルト「…っ、…えと、それが…?」

ユミル「好きなんだろ?アニのこと」

ベルトルト「…!」ドキ


ユミル「くはっ!面白ぇ顔!さっきからえらくアニを擁護するように見えたからカマかけてみたら、あっはは、そうかそうか図星か!」ケラケラ

ベルトルト「…いや、別に…そういうわけじゃ…」ゴニョゴニョ

ユミル「あんたはライナー以上にアニと接点がないように見えるのにな。まあ深くはツッコまないが」


ユミル「クリスタがライナーと付き合うってことは、当然アニはフラれることになる。それからどうするかは…まああんたの自由だな。慰めるなり男見せるなり好きにすればいい」

ユミル「悪い話じゃないと思わないか?」


ベルトルト「……」

>>108
今まで通り、恋人らしく接する必要はないと言われたことで承認しました。
キスは予想外の出来事です
ベルトルトには後で話そうと思ってるはず


一旦ここまで
レスありがとうございます


>>1です
投下再開します

ベル・ユミル会話だけで10レス以上…だと?
これでも大分削ってるのに…

今回か次回の分にさらに不憫トルト展開がある予定です
直前にも注意書きするつもりですが
苦手な人は自己責任でお願いします


ベルトルト(……)

ベルトルト「真相を聞き出してユミルに教えるまでは協力する。…けど、そこから先については、考えさせてほしい」

ユミル「…そうか。ひとまずはそれでいいか。色好い返事を待ってるぜ」


ユミル「一つ頼むが、私がこの件探ってることはクリスタやライナーには内密にな」

ベルトルト「変なこと気にするんだね」

ユミル「私は裏方仕事の方が向いてるのさ。クリスタが負い目を感じるといけないしな」


ユミル「明日、朝食前に少し話そう。それまでにクリスタに、気持ち伝えて玉砕するまで諦めんなって尻ひっぱたいてやらなきゃな」

ベルトルト(今回の騒動の中心はアニの暴走みたいだ。真相を聞き出すべきはライナーじゃなくアニだな)



ライナー「ここにいたのかベルトルト。…珍しい組み合わせだな」

ベルトルト「ライナー」

ユミル「よおライナー。今から飯か?」

ライナー「ああ、まあな」

ベルトルト「随分と遅かったね」

ライナー(口の傷治してました)


ユミル「ごちそーさん。じゃあ私は行くよ」ガタ


ユミル「そういやライナー、」

ライナー「なんだ?」

ユミル「クリスタがさっき泣いてたみたいなんだ。食後でいいからそれとなく話聞いてやってくれないか」

ライナー「? 俺でいいのか?」

ユミル「話聞いてやるだけで十分だよ。あんたはあんたの知らないところで、案外頼りにされてるんだぜ?みんなのオニーチャン」フリフリ

ライナー「あ、ああ…わかった」


ベルトルト「(ちゃっかりしてるな、ユミル)僕ももう行こうかな、ごちそうさま」ガタ

ライナー「お前も行くのか?もう少しゆっくりしても…」

ベルトルト「野暮用があるんだ。それじゃあ」

ライナー「そ、そうか……」ポツン


ベルトルト「そうだライナー、後で殴らせてね」

ライナー「!?」


夕食後自由時間・屋外倉庫裏


アニ(暗いな…)ザッザッザッ

アニ(もういるのかな)キョロ


ベルトルト「アニ」

アニ「!」

ベルトルト「アニ、こっち」

※ここから不憫注意※


アニ「…話ってなに?ここには私とあんただけ?」

ベルトルト「うん。あのねアニ」


ベルトルト「僕ら、付き合おうか」


アニ「…は?」

>>121
ベルトルさんがなにしたんや…


アニ「私とあんたが?」

ベルトルト「うん」

アニ「…急にどうしたの?頭でも打った?」

ベルトルト「正気だよ。…ああ、そっかごめん。アニはライナーと付き合ってるんだっけ」

アニ「ちょっとベルトルト?あんたさっきから何言って…」

ベルトルト「付き合ってない相手とキスなんかしないだろ」

アニ「あ…」


アニ「そっか…あの時あんたも見てたんだ」

ベルトルト「…うん。ユミルとクリスタと一緒にね。あれは一体何だったの?」

アニ「心配しなくていいよ。あいつとはそんなんじゃないし、あんたを仲間外れにするつもりもないから」

ベルトルト「じゃああのキスは何?」

アニ「私、あいつとは何度もしたことあるよ。片手で数えられるくらいの歳の頃だけど」シレッ

ベルトルト(幼なじみの特権!まじあのゴリラ殴る)


ベルトルト「ってそういうことじゃなくて!」

アニ「…うん、ちょっとふざけた。ごめん」


アニ「うーん…」

アニ「…どこから話せばいいのかな。昨日の夜のことから?」

ベルトルト「クリスタとの件ならユミルから聞いてるよ」

アニ「ああ、なら話は早いね。クリスタが私とライナーの密談見てるのに気付いたから、牽制のつもりでやったんだ。あの娘がライナーに告白しようなんて思わなくなるように」


ベルトルト「…そもそもどうしてライナーを呼び出したの?何を話してたの?」

アニ「ああ、恋人のフリをしようって話してたんだ。ライナーに悪い虫がつかないように、私が虫よけしようと思って」

ベルトルト「…虫よけぇ?」

アニ「告白されたら「彼女がいるから」って言ってフレよって言い付けただけ。だから今後接し方が変わるわけじゃないよ。他人のフリはずっと続ける。心配しないで」

ベルトルト「……はぁ」ヘナヘナ


ベルトルト「…そういうことだったのか」ホッ

アニ「私が独断で動いたんだ、報告が遅れてごめん」


ベルトルト「もっと上手いやり方はなかったの?ユミルなんか、抜け駆けしてクリスタ泣かせたってすっごい怒ってたよ」

アニ「え、そうなの?」


アニ「…私もあまり考える余裕がなかったからね」

ベルトルト「いや、昨日一晩あったなら十分時間はあったと思うんだけど」

アニ「いや、時間って意味じゃなくて」

アニ「……」


アニ「……ベルトルトになら、言ってもいいよね?」

ベルトルト「なにを…?」


アニ「私、………怖いんだ」


アニ「私とライナーって、幼なじみでしょ?」

ベルトルト「…うん、付き合い長いよね」

アニ「さっき言ったみたいに、小さい頃って性差の分別とかないでしょ?だからキスもハグも手繋いだりもしてた」

ベルトルト「……」グサ

ベルトルト「……うん。ちっちゃい時だもんね。みんなやるよね」

アニ「大きくなったら結婚しようねって言い合ってたこともあって、私、将来はライナーのお嫁さんになるんだって何の疑いもなく思ってた」

ベルトルト「……そうだよね。みんな言うよね」ヨロリ


アニ「ずっと内緒にしてたけど、」

ベルトルト「…うん」

アニ「私、あの頃からずっとあいつのこと……好き」

ベルトルト「」グサッ


ベルトルト(…いや、なんとなくわかってただろ僕。アニがライナーを好きそうな素振りはここに来る前に何度も見てきたじゃないか)

アニ「でも、もうそんなこと言ってられない状況になってしまったんだよね」

ベルトルト「…!」


アニ「あいつ、兵士であることにのめり込み過ぎて、今の生活に紛れて、忘れそうになってるんでしょ?故郷のことも、過去の思い出も、全部!」


ベルトルト「アニ…(気付いてたのか…そりゃ気付くか)」

アニ「…私とのことも、きっと」

ベルトルト「いやいや、アニのことまで忘れてしまうかもなんて考えすぎじゃない?」


アニ「ううん、忘れてしまうはず。だってあいつが兵士としている時、私は他人なんだから」


アニ「ねえベルトルト。ライナーは、」

アニ「どうして私たちに向けてた笑顔をあいつらに向けるの?どうして私たちを守ってくれてた力であいつらを守るの?どうしてあいつらと楽しそうに話すの?どうしてあいつらに頼られたら喜ぶの?」

ベルトルト「アニ…!」

アニ「どうしてあいつらはみんな"あの"ライナーのことを好きになるの?あのライナーは偽物なのに」

アニ「ライナーが兵士になっちゃう…」

ベルトルト「アニ!!」


アニ「!!」ビクッ


ベルトルト「…ごめん、大声だして。落ち着いて」

アニ「……ごめん。ごめんね」

ベルトルト(…本当は、ライナーは兵士になんてならないから大丈夫だよ、なんて言ってあげられたらいいんだけど…)

ベルトルト「……っ」


アニ「…クリスタの話を聞いて、もっと怖くなった」

アニ「ライナーが壁内の人と結ばれてしまったら、完全に兵士になってしまう。私たちのライナーは戻って来なくなる気がして」


ベルトルト「だからあんなことしたの」

アニ「…クリスタはかわいいよね。私もそう思うよ」


アニ「ああでもしないとあいつ、クリスタの元へ行っちゃう。クリスタにとられちゃう。それで私のことなんて全部忘れて兵士になっちゃうんだ!そんなの、…嫌だよベルトルト!」

ベルトルト(ああ…なんて顔だ、アニ。まるで大事な宝物を奪われそうになって泣きそうな子供のようじゃないか)



『アニの邪魔でもしようかなと』

『私と手を組まないか?』

ベルトルト(…できるわけないじゃないか、こんな姿見せられて)グッ


ベルトルト「…ひどいなあ、アニは」

ベルトルト「僕たちがライナーを信じてあげなくて誰が信じるの?…ライナーは、どんなになっても最後には僕たちの元へ帰ってきてくれる」

ベルトルト「信じよう、あまり考え込むとアニまでおかしくなってしまいそうで僕は…」

アニ「…あんたはいいよね。あいつが戦士でも兵士でも、変わらず友達でいられるんだから」ジロ

ベルトルト「…!」


ベルトルト「…でもアニ、君はそれでよかったの?」

アニ「…どういう意味?」

ベルトルト「僕、アニがライナーにきちんと気持ち伝えたら、本当の恋人同士になれたんじゃないかって」

アニ「……」


『恋人のフリをしよう』

『気でもふれたか』


アニ「まさか。…告白したら返ってくる言葉はさっきもらった。…もう何言っても今更だよ」

アニ「私情に挟まず済んだんだから、これが最善だと思うよ」

ベルトルト「……」


ベルトルト「……アニ、僕ね」

ベルトルト「アニには、幸せになってほしい」

アニ「……」

ベルトルト「僕たちこんな身分だし、そんなこと願うのもおかしいってわかってるんだけど」アハハ


ベルトルト「…後悔、しない?」

アニ「…しない、つもり」

ベルトルト「そっか」


ベルトルト「……」グッ

ベルトルト「じゃあ今からでもライナーを振り向かせよう、アニ」

アニ「…え?」

ベルトルト「普段はいつも通り他人のフリしてさ、夜の自由時間にでも定期的にライナーと会って話すようにしよう」

アニ「ちょっ…」

ベルトルト「大丈夫。二人は恋人なんだろ?」

アニ「待って。…ライナーには会う必要はないって言って…」

ベルトルト「後で僕から言っておくよ。彼氏になること了承したなら彼女ほっとくなーってさ。自信持って会っておいで」

ベルトルト「それに今クリスタにはユミルがついてる。彼女達はライナーを諦める気はないらしい。負けられないじゃないか。出し抜かれないように今ある立場を活用しなくちゃ」


アニ「…いいの?」

ベルトルト「ただ、人目につかないようにだけは気をつけてね」


ベルトルト「そのかわり、幸せになってね…アニ。ライナーと」

アニ「ベルトルト…」


アニ「…ありがと」


数分後・

ベルトルト(アニが行ってだいぶ経ったし、そろそろ戻るかな)

ベルトルト「…ん?」ポロポロ

ベルトルト(…時間差できたか。よくもったな僕の涙腺)ポタポタ

ベルトルト(アニの前でみっともなく泣くことにならなくてよかったよ)

ベルトルト「……よし」

うおぅ長くなっちまった…
今日の分ここまでです

>>123
トルトさんは何もしてません。
振り向いてもらう努力も気持ち伝える努力もしてません。
戦わなければ勝てません。

アニとクリスタの努力はこれからです


俺含め深夜はベルトルト好きが多いからこういう>>1は新鮮で良いな
むやみにベルトルトageもsageもしてなくて

いかにもベルトルトがしそうな失恋の仕方だ

>>144
ageもsageもしてないっての同意
結構難しいんだよなそれ 書いてて

ライナーの思考が良く分からん
>>113の発言を見てライナーはベルトルトがアニの事を好きだというのは知っている
でも>>137を見るとアニ「恋人のフリをしよう」ライナー「気でもふれたか」
このライナーの発言は「俺はお前の事が好きだから恋人のフリなんていやだ!けど親友のベルトルトがアニの事を好きで……」
けどライナーはアニとキスした時照れてないし……考えすぎか………

>>1です。

読み返すと脱字あったり話の繋がりおかしかったりグダグダだ~
恥ずかしい…

正直今回の話のせいでベルトルトsageスレ認定されるんじゃないかとびくびくしながら書いてたから>>144>>148みたいな感想もらってすごくほっとした

不憫トルトのヤマは越えたけど、
スレタイ通りクリ→ライ←アニスレなので…ほんと、自己責任で読んだりやめたりして下さい

>>149
調べたら
気が狂(ふ)れる:精神が正常さを失う。気が狂う
↑って意味みたいです。
つまり「お前頭大丈夫か?」って言われたってことで…
わかりにくくてすみません
調べないで書いたから単語の意味間違ってたかと思ってドキッとした…

また後で本編投下しに来ます。
レスありがとうございます。

>>150
こっちこそ変な解釈してすまんな


>>1です。
続き投下します


夜・廊下


ユミル「おっベルトルさん」スタスタ

ベルトルト「ユミル」


ユミル「風呂の帰りか?今日はよく会うな」

ベルトルト「本当にね。ちょうどいいや、今ちょっといい?」


ユミル「なんだ?」

ベルトルト「夕飯の時に頼まれたこと、聞いて来たから」

ユミル「おー、明日まで待つ必要もなかったか」


ユミル「ライナーはさっきまでクリスタといたし、ひょっとしてアニに聞いて来たのか?」

ベルトルト「ああ、そうだよ」

ユミル「ふうん。で、どうだった?」


ベルトルト「(…事情がこちら側過ぎるだけに、話せることに限りがあるな…)ユミルの言った通り、さっきアニから持ち掛けて付き合うはこびになったらしい」

ユミル「やっぱりそうだったか。…あの女」チッ

ベルトルト「…っ」ムッ

ユミル「っと、すまない。あんたの想い人だったな。それなのに酷なこと頼んでしまって悪いことしたな。重ねてすまん」

ベルトルト「そのことについてはもういいよ、言わなくて」


ユミル「ライナーもアニが好きなのか?」

ベルトルト「それは…あー…っと」


ベルトルト「わからなかっ、た」

ユミル「……。ふうん、そうか」


ユミル「じゃあアニがライナーのお人好しに付け込んで強引に丸め込んだ可能性もあるわけか」ニヤ

ベルトルト(……鋭い)タジ

ユミル「そーかそーか。それだけわかれば十分だ。ありがとうな」ニヤニヤ

ベルトルト(…僕、隠しごと向いてないかもしれない)


ユミル「それで、私と手を組む組まないって件はどうする?当初の予定通り明日まで考えるか?」


ベルトルト「それ、は…」



ベルトルト「…ユミル言ったよね。クリスタの幸せが自分の幸せだって」

ユミル「ん、ああ、そんなことも言ったっけな」

ベルトルト「僕もだ」

ベルトルト「気持ちはまとまったんだ。君と同じで、アニが幸せになってくれるならそれでいい。たとえその時、隣にいるのが僕じゃなくても」

ユミル「…ほお」ニヤ


ベルトルト「君には協力できない。君にアニの恋の邪魔をされるのも困るんだ。だから、協力どころか…」

ユミル「阻止するってか?私を?あんたが?」

ベルトルト「…必要にかられれば、力づくでも」

ユミル「なーるほど」


ユミル「じゃあ私とあんたは言わば対立構図となるわけだ」

ベルトルト「そうなるね…」


ユミル「……」

ベルトルト「……」


ユミル「……くっ、ふふ、…あはは!いい面構えだベルトルさん。なかなか男前じゃないか」アハハ

ベルトルト「…え?」

ユミル「今のあんた、すごくいい眼をしてるぞ。さっきの面白い顔とは大違いだ。いい男だよ」ケラケラ

ベルトルト「あっ…、えっ?あ、ありがと…?」カア


ユミル「だが私もクリスタのためにも負けてやれないんだ。お互い頑張らせてやろうぜ」

ベルトルト「あ、ああ。もちろん」


ユミル「じゃあな。おやすみ」フリフリ

ベルトルト「お、おやすみ」


ベルトルト(今の、…褒められた、のか?)

一旦離脱します

少し再開します

レスくれた人ありがとう



ユミル「いやあ。ベルトルさんからかった時の百面相ときたら。…っぷ!面白いなあ、」ルンルン

ユミル「ん?あの二人…」


・女子寮前

クリスタ「ごめんね、ここまで送ってもらっちゃって。ありがとう、ライナー」

ライナー「ははは。何、気にするなこのくらい」

ライナー「俺の方こそ、何も力になってやれなかった気がするが、大丈夫か?部屋に戻って一人で泣いたりしないか?」

クリスタ「大丈夫だよ。元気になった」


クリスタ「それより…今日はライナーとたくさん話せて楽しかった」

ライナー「そうか。俺もクリスタと話せて楽しかったぞ。また何かあったら言ってくれ。今日みたいに話聞くくらいならしてやれるから」ポンポン

クリスタ「!」ドキッ


クリスタ「あ、ありがとう」モジモジ



ユミル(おおー。話してることは聞こえないがなかなかいい感じじゃないか)


クリスタ「じゃあ、その…、よかったらまたこんな風にお話したいな、なんて」

ライナー「ああ。俺でよければいつでもいいぞ。また話そう」ニカッ

クリスタ「うん!」ニコ


クリスタ「…ライナーは、優しいね」

ライナー「そうか?当たり前のことをしたまでだぞ」

クリスタ「ううん。優しいの。いつも誰にでも優しい」


クリスタ「……ちょっとやきもきさせられるくらい」ボソ

ライナー「? すまんが聞こえなかった。もう一度言ってくれないか?」

クリスタ「なんでもない。忘れて」


クリスタ「それじゃあ、もう行くね」

ライナー「そうだな。今日はゆっくり休んで、また明日元気に訓練しような」

ライナー「最近は朝方になると冷えるからな。あったかくして寝るんだぞ」

クリスタ「そういうライナーも風邪引かないようにね?」

ライナー「はは、俺は大丈夫だよ。頑丈だからな」

クリスタ「もう!そう思ってると時が一番危ないんだよ?油断しちゃだめ!」

ライナー「(かわいい。)そうだな、すまんすまん。気をつけるよ」ハハ

クリスタ「わかればよろしい!それじゃあ明日ね。おやすみなさいライナー」フリフリ

ライナー「ああ。おやすみ、クリスタ」


アニ(ああ…あいつの声がする)

アニ(あれはきっと、私たちのじゃない方のライナーだ)


アニ(どうして女子寮の方まで来てるんだろう。誰と話してるの?)


ユミル「ク・リ・ス・タ!」

クリスタ「! ユミル!」

ユミル「ライナーとはたくさん話せたか?随分長いことご一緒してたみたいだが」ニヤニヤ

クリスタ「…ライナーから聞いたよ。ユミルがライナーをけしかけたんだってね。私と話すようにって」

ユミル「ん~?何の話かさっぱりだな」

クリスタ「もう!とぼけなくてもいいのに。…せっかくありがとうって伝えようと思ったのになあ」

ユミル「おっ、本当か?実は私が仕向けたんだよ」

クリスタ「ユミルったら。ほんと現金」クスクス

今日はここまでです


ユミル「クリスタ、これからちょっと付き合え」

クリスタ「? どこに」

ユミル「アニの所だよ。ケンカ売り返してやる」

クリスタ「え?ええ?どういうこと?」



ユミル「よお、アニ。寝てるのか?まだ消灯前だってのに」

アニ「……起きてるけど」

ユミル「そうかい。ちょいと邪魔するぜ」

アニ「ちょっと何…」

ユミル「お話しようぜ。ガールズトーク」

アニ「…くだらない。こんなこと毎日やってるの?」

ユミル「まあそう言うなって。お前も本当は昨日混ざりたかったんだろ?」

アニ「……」ハア


アニ「で、何?」


ユミル「そうこなくちゃな」


ユミル「実はさ、私ら見ちまったんだよ。訓練終わった後、お前がライナー呼び出してキスしてるところ!」

クリスタ「…!(あ、さっきの…)」

クリスタ(…どうしよう。また胸のところがムカムカする…)キュッ

アニ「…そのことか」


ユミル「あれがきっかけで、ライナーと付き合い始めたんだって?」

クリスタ「えっ…」ドキ

アニ「……」


アニ「じゃなきゃキスなんかしないでしょ。普通」


ユミル「でもお前も片想いなんだろ?」ジロ

アニ「……!」

クリスタ(ユミル!?…さっきから話が全然見えないんだけど…!)


ユミル「(しめた。あの顔見ると図星だな)ライナーは誰にでも優しい男だからなあ」ニヤ

アニ「…っ」ムカ

ユミル「昨日の忠告、クリスタをライナーから遠ざけるための嘘だろ。鋭いお前のことだ、キスも私らが見てるの知っててしたんじゃないか?同じ理由で」


アニ「……ああ、その通りだよ」

クリスタ「アニ…!」


ユミル「これで私の中で全部繋がった。スッキリしたよ」


ユミル「そしてお前のその行動は、先にライナーが好きだと明かしたクリスタに対する宣戦布告ととっていいんだな?」


アニ「別に勝負ごとにしようと思ったわけじゃないけど、そう思いたければ勝手にすれば?」

ユミル「…私さ、今までお前のこと何とも思ってなかったんだが、」

ユミル「今はすごく大嫌いだ。軽蔑すらしてる」

アニ「好きになってと頼んだ覚えはないけどね」


ユミル「…ま、クリスタにもまだ望みがあるっていう、一番欲しかった情報も手に入ったし、話せてよかったよ」

ユミル「お前をライナーの彼女ってポジションから押しのけることにも抵抗がなくなったしな」

アニ「…っ」

クリスタ(ユミル…もしかして私のために…?)


ユミル「話ってのはそれだけだ。邪魔したな。行くぞクリスタ」

クリスタ「え、うん、待ってよユミル…!」

クリスタ「おやすみ、アニ」アセアセ


アニ「クリスタ」

クリスタ「え?」

アニ「あの忠告が嘘で、私があんたを出し抜くために言ったと思ってるなら、…やっぱりあんた後悔するよ」

クリスタ「それって人は見かけによらないって話?…アニは、私達の知らないライナーを知ってるの?」

アニ「……私は言ったからね。やめときなって」


クリスタ「…でもね、アニ。私やっぱりライナーのこと、好き」

クリスタ「今日わかったの。ライナーと一緒にいると楽しいなって」

アニ「……さっきそこであいつと話してたのは、あんただったの」


クリスタ「アニの言う、見かけによらないってところも含めて、ライナーのこともっと知りたいと思ってる」


クリスタ「だからね」

クリスタ「ユミルみたいに勝負ごと扱いするわけじゃないけど、私、アニには負けたくない」


クリスタ「それじゃあ、おやすみ」

アニ「……っ」チッ


ユミル「何話してたんだ?」

クリスタ「ユミルの啖呵とは別に、私も決意表明してきた」


ユミル「…クリスタ」

クリスタ「何?」

ユミル「お前は顔もきれいだし、かわいいし、気はきくし、優しいし、何より女神だ」

クリスタ「なっ、いきなり何言い出すの?ユミル」カアッ

ユミル「ただ、ちょっと自分を過小評価するところがある。だから私が客観的にお前を評価してやってるんだ。お前は自分が思ってるよりずっと素晴らしい人間だ」

ユミル「私が牽制してるだけで、一体何人の男どもがお前に告白しようとしてるか」

クリスタ「…そんなことしてたの」

ユミル「お前に相応しい男だと私が認めない限り、あいつらが言い寄ってくることはないけどな」


ユミル「つまりアレだ。お前、自分が思ってる以上に男にモテる。自信、持てよ」

クリスタ「………ありがとう、ユミル」


アニ「……はあ」

アニ(やめてよ。もうやめて)

アニ(…これ以上、偽物のライナーを肯定しないで…)

また後で来ます


同時刻・男子寮

ベルトルト(頭の中を整理しよう)

ベルトルト(アニはライナーが好き。小さい頃からずっと)

ベルトルト(しかしここにきて、あのクリスタもライナーのことが好きだと判明した)

ベルトルト(アニが好きなライナーは、彼女が昔から一緒にいる方のライナーだ。彼女は兵士を過剰に演じてるライナーを"偽物"と呼んでいて、その存在を認めていない)

ベルトルト(一方、壁内で兵士になってから僕らと出会ったクリスタは、当然戦士のライナーを知らない。兵士としてのライナーに惚れているわけだ)


ベルトルト(二人でライナーを取り合う展開になってしまって、僕がアニを、ユミルがクリスタをそれぞれ応援する形になってる)


ベルトルト「ややこしい…」ハア


ジャン「何一人でぶつぶつ喋ってんだよお前」


ベルトルト「…もしかして、声出てた?」

ジャン「言ってることは聞き取れなかったが、なんかぼそぼそ言ってるのはわかったぞ。気持ち悪いぞ独り言とか」

マルコ「君は少し角の立たない物言いを心掛ける気はないのかい」

ベルトルト「いや、なんかごめん。忘れて」


ベルトルト(アニはライナーにとって幼なじみで、故郷のことや戦士としての共通意識もあって、何より今は形式上恋人関係だ)

ベルトルト(ステータスで見れば、クリスタよりずっとライナーのそばにいる。こちらが優位だ)


ベルトルト(唯一の不確定要素は、アニが危惧する、ライナーが兵士にのめり込み過ぎることだ)

ベルトルト(アニは自分の存在ごと忘れられることを異常に怖がってたけど、本当にそんなこと有り得るんだろうか?)

ベルトルト(杞憂だといいんだけど…)


マルコ「あ、ライナーおかえり」

ライナー「おう。ただいま」


ライナー「ようベルトルト。なんだかしばらくぶりに会った気がするぞ」

ベルトルト「そうだね。夕飯の時には会ってるのにね」


ベルトルト「……えらく機嫌が良さそうだね」

ライナー「え、わかるか?実はさっきまでクリスタと話してたんだ。そのまま女子寮まで送ってきた」

ベルトルト(ああ、そういえば夕飯の時ユミルが先手打ってたんだっけ。…本当抜け目ないなあの人)


ライナー「クリスタはかわいいな。本当かわいいな」ホワホワ

ベルトルト「うんそうだね僕もそう思う(棒)」イラッ


ベルトルト(なに距離縮めた風になってるんだよ。アニの気も知らないで…)イライラ


ライナー「お前の言ってた野暮用って何だったんだ?しばらく姿を見なかったが」

ベルトルト「……アニと話してきたんだよ。全部聞いたよ、二人のこと…」

ライナー「アニ…?…ああ。二人でか?」

ベルトルト「君を呼ばなかったんだから二人に決まってるだろ」

ライナー「ほう。二人で、な」ニヤニヤ

ベルトルト「ちょっと待って。何が言いたいの?」イラ


ライナー「あれだよな。背の低い無愛想なあいつだろ?お前、ああいうタイプが好みなのか」ニヤニヤ

ベルトルト「…何だよいちいちムカつく言い方だなあ(ピンポイントに人の傷口抉りにきやがって)」

ライナー「まあ、綺麗な顔してる女だとは思うぞ。いつの間にかあいつと二人で会うような仲になってたのかお前」

ベルトルト「? ちょっとライナー?さっきから何言って…」

ライナー「目立つのが嫌いなお前と無口なあいつが話してるところは想像ができないな。面識があったことすら驚きだ。俺にくらい教えてくれてもよかっただろうに」


ベルトルト「……ライナー…」


ベルトルト「ちょっとライナー?その冗談笑えないよ!?まさか本当に忘れたわけじゃないよね!?」ガッ

ベルトルト「アニだよ?僕らの大事な仲間だろ?僕ら戦士だろ!?」

ライナー「あ?何言ってんだ?ベルトルト。今更そんなこと当たり前じゃないか」

ライナー「俺達は確かに、一緒に故郷に帰ろうと誓った仲間だ。言わなきゃわからないのか?」

ベルトルト「……っ」


ベルトルト(…アニの杞憂なんかじゃなかった。僕の考えが甘かったんだ)

ベルトルト(まさか事態がここまで深刻だなんて…!)

ライナー「おいベルトルト?どうした急に黙り込んで」

ベルトルト「いや…なんでもない」


ベルトルト「アニから、聞いたよ。付き合うことになったんだってね」

ライナー「ああ、そのことか。お前には俺から話そうと思ってたんだがな…」


ライナー「だが別段扱いを変えることはないんだぞ?名前だけだってあいつが…」

ベルトルト「うん。その辺の経緯も全部聞いた」


ベルトルト「で、アニにも言ったんだけど、名目でも恋人を名乗るなら、どこかで定期的に会うべきだと思うんだ」

ライナー「い、いや。それはいいんじゃないか?俺はあいつが"会う必要はない"って言うから条件をのんだのであってな…」アセアセ


ベルトルト「ねえライナーってさ、もしかして僕がアニのことす、好き、だとか思ってるの?」

ライナー「? 違うのか?(あれだけ熱狂的な視線向けててか?)」

ベルトルト「やっぱりか。……言っとくけどそれ…全っっ然違うからね。どっこも掠ってないよ。大はずれ。残念でした。僕に、変に、気を使ってるつもりなら、…いらないから」

ライナー「そ、そうなのか?」

ベルトルト「そう。だから君は、彼女に会いに行くっていう彼氏の役目を果たすべきだ。そんな当たり前の責任も持てないのに引き受けたわけじゃないよね?」ジト

ライナー「おっ?おう…(何でこいつこんなに強情なんだ?)」

ベルトルト「時にライナー」

ライナー「こ、今度は何だっ」

ベルトルト「君は幼い頃の、性別を意識する前にしたチューはファーストキスにカウントするタイプかい?」

ライナー「…なんだ薮から棒に。強いて言うならしない派だ。そんなのまでカウントしてたらキリがないだろう。それがどうかしたか?」

ベルトルト「…そう」ニッコリ

ボ コ ッ ! !

ライナー「!?…いって!!何するんだよ!!」


ベルトルト「いやあ。そういえば、後で殴らせてって言ってたの思い出したからさ」スッキリ

ライナー「」


マルコ「あ、アルミン戻って来たね。そろそろ明かり消すよー?」

アルミン「ごめんね、遅くなっちゃって。もう消灯時間過ぎてるのに…」

マルコ「少しなら問題ないさ。それじゃあみんなおやすみ」



ベルトルト「消灯だって。おやすみライナー。また明日ね」ニッコリ

ライナー「……ああ」イテテ


ベルトルト(…しかし、本当に笑えない状況になってきたな)

ベルトルト(アニに…伝えるべきかな、このこと)

ベルトルト(何にせよ、もう一度話し合う必要があるな…)

書きため尽きた!

今日はここまで。
お付き合いいただきありがとうございます


翌朝・食堂前廊下

ベルトルト「あ、アニだ」スタスタ

ライナー「……」ソワソワ

ベルトルト「…」


ベルトルト「ちょっとライナー。何でアニを無視して行こうとしてるの。キャラ変わってるよ」

ライナー「え?そ、そうだったか?」

ベルトルト「…そもそも最初は、他人扱いのアニに話し掛けても不自然にならないようにって、同期みんなに話し掛けるようにしたのが君のキャラ作りの原点だろ(おかげですっかり中心人物になっちゃってこの体たらくだけど)」

ベルトルト「本末転倒じゃないかまったく。アニー!おはよう」


アニ「! あ…お、おはよ」ドキッ

ライナー「よ、よう。今日も小さいな」

アニ「ウルサイ黙レ。」

ベルトルト「ちょっと、ケンカとかやめてよ?目立つから」


ベルトルト「二人が揃ったところで、あらためておめでとう」

ライ・アニ「!!」カアッ

ライナー「いやあ…それは何と言うか…反応に困るな」アセ

アニ「そっ、そうだよ。お互い気持ちがあるわけじゃないのに…」アセアセ

ベルトルト「それでもさ、おめでたいことじゃないか(よく言うよ…自分は気があるくせに)」


ベルトルト「それじゃあ僕はお邪魔だろうし、二人でごゆっくり…」

ライナー「なっ!」

アニ「ま、待ってベルトルト。お願い行かないで」アセ

ライナー「そ、そうだぞ。水くさいじゃないか」アセ

ベルトルト「……」

ベルトルト(ええー…。なんで気まずい感じになってるのこの二人)イラ


ベルトルト「なんで?人が増えるまで二人で話してなよ」

ライナー「まあそう言うな。俺達仲間だろう?」

ベルトルト「仲間は認めるけど、僕は恋人じゃないんだよ?居づらいんだけど」

アニ「私たちは同じくらいあんたのことを大事だと思ってるんだよ?あんたは違うの?」

ベルトルト「(うん。その台詞はもっと違う場面で聞きたかったかな)…アニ、ライナー、このくらいで照れててどうするの。夜は二人っきりで会うんだろ?」ハア

ライナー「しかしだな…」

ベルトルト「言い訳とかしなくていいよ」


ベルトルト「で、二人の次の逢瀬はいつなの?まさか僕に決めさせるとかないよね?」

ライナー「いやさすがにそれは…」チラ

アニ「…っ」チラ


ベルトルト(……もうなんなのこの二人。じれったい)イライラ

ライナー「俺はいつでもいいぞ?来週でも再来週でも…」

ベルトルト「いやなんでそんな先の話なの。明日とか明後日とか言えないの?」

ライナー「…わかった、じゃあ明日でいいんじゃないか?どうだ?」

アニ「あ、ああ。ライナーがいいなら、それでいいよ」


ベルトルト「明日だね。…なんで僕が二人の逢瀬を取り仕切ってるのかはわからないけど」ハア

アニ「…なんかごめんね、何から何まで」


ベルトルト「言わなくてもわかると思うけど僕は行かないからね?二人がナニを話してナニをしようとも、僕にはわからないからね~」

ライ・アニ「!?」ビクウッ


ベルトルト「夜だしねー。暗いしねー。男女二人っきりだし、ねえ?」

アニ「ちょっ…!」カアッ

ライナー「ベルトルトお前!アニの前でそーいう…」

ベルトルト「おっと。誰かの話し声が近付いてきたような(棒)」

ライナー「…っ!」


ライナー「…じゃあなアニ!……言っとくが何もしないぞ!」

アニ「わかってるよ!言うな!」

ベルトルト(うわ、二人とも顔真っ赤だ。ライナーおもしろ。アニかわいい)


ライナー「…まったく。なんて言い方だお前は」

ベルトルト「いやあ、ごめんねえ。僕も健全な男子だからさ」テヘ


ベルトルト(純情ゴリラめ。この程度の冷やかし許してよね)



アニ「ベルトルト」コソッ

ベルトルト「ん?」


アニ「……昨日言いそびれたんだけど、弱音吐かせてくれてありがとう。誰かに話せてすごく楽になった」フッ

ベルトルト「(あ、笑った)…どういたしまして。役に立てて何よりだよ」ニコ

アニ「…まあ言ったところで解決にはならないんだけどね」

ベルトルト「まあ、ね」


ベルトルト「……」


ベルトルト「…アニの言ってた、…その、ライナーが兵士になった時の記憶違いのことなんだけど…」

アニ「…うん」

ベルトルト「言おうかどうか迷ったんだけど…」

ベルトルト「…やっぱりアニのことについても、その、例外じゃなかったみたいだ。昨日はごめん、無責任に知ったように言って」

アニ「いいよ、わかってるから。気にしないで。あいつが兵士に傾倒し過ぎても、私が正気に戻してやるから」

ベルトルト「…そうだね、アニなら本当になんとかできそうだから不思議だ。僕も出来る限りのことをするよ」

アニ「うん。じゃあまた」

ベルトルト「またね」

一旦ここまで
レスありがとうございます


朝食時間・食堂

ガヤガヤ


クリスタ「おはよう」

ライナー「ああ、おはようクリスタ」

ベルトルト(…来た)


クリスタ「…ここ、座っていいかな?」

ライナー「もちろんいいぞ」

ベルトルト「……」ジッ

ユミル「悪いな、隣失礼するよ」


ベルトルト「……」


ガヤガヤ

サシャ「…昨日とはうって変わって積極的ですね、クリスタ」ジロジロ

ミーナ「ユミルがせっついてるだけじゃないの?」ジー

サシャ「いいですね~。青春って感じですね」

コニー「? 何の話だ?」


ガヤガヤ


ライナー「昨日はよく眠れたか?」

クリスタ「うん、ぐっすりだったよ」


ユミル「…例の彼女さんとやらは一緒じゃないのか」ボソ

ベルトルト「…目立つ場所では関わらないようにしてるんだ。理由は言わないけど」コソ

ユミル「そうか。なら理由は聞かない。クリスタに好都合なのは変わりないからな。大変結構なことだ」

ベルトルト「……っ」


ユミル(クリスタ)

クリスタ「!」

ユミル(今だ、切り出せ。大丈夫、ライナーは頼まれたら断れない奴だ)アイコンタクト

クリスタ(う、うん。私頑張るね)アイコンタクト

ベルトルト「…?」


ベルトルト「今の目配せは何?」コソ

ユミル「んー?女の子同士の内緒話だ」


ベルトルト「…君を止めようと思ったら、本当に全力でかからないといけなそうだね」

ユミル「私としては身体張って阻止しにきてもらって構わないぜ?あんたをライナーから引き離すことが出来れば、クリスタと二人っきりにしてやれるからな」ニヤ

ベルトルト(…そこまで計算内か。つくづく抜け目がないな)


クリスタ「ね、ねえライナー。明日の休暇だけど、予定とかあったりする?」

ライナー「特にないが…どうした?」

クリスタ「あのね?…そろそろ着替えとか日用品の買い物に出ようかなって思ってて、それで、」


クリスタ「よかったら、…ライナーも一緒にどうかなって」ドキドキ


ベルトルト「!」

ベルトルト「クリスタ、それは……っ!?」

ユミル「……」ガッ

ベルトルト(いたっ!足踏まれてる。…口を出すなってことか)


ライナー「(荷物持ちの男手が欲しいのか)もちろん、俺でよければ力になるぞ」

クリスタ「本当!?よかった(あれ?力になるって何…?)」

ベルトルト「ちょっ、ライナー」

グリッ

ユミル「……」ジロ

ベルトルト「っ!」ギリッ


ライナー「他にも誰かいるのか?ユミルは…」

ユミル「ああ、私はパスだ。明日はこいつとデートだからな」ユビサシ

ベルトルト「」ユビササレ

ライナー「」


ベルトルト「…はあっ!?」


ライナー「…ベルトルト…お前意外と隅におけない奴だな…あっ、だから昨日夕飯の時一緒に…」

ベルトルト「(まさかあの時からここまで計算して…!?)いやライナー!それはちがっ…」

ユミル「まあそういうこった(あれ、なんか都合のいい勘違いしてくれやがった、ラッキー)」

ユミル「だから明日は二人で行って来な。で、美味いメシでも食って帰って来ればいい」

ベルトルト(やられた!完全にユミルの手の平の上で躍らされてる…!)


ベルトルト「ユミル、ちょっと来て…!」グイ

ユミル「?」


ユミル「…急に連れ出すなんて、案外強引だなあベルトルさんは。なかなか悪くないぜ」ニヤ

ベルトルト「茶化さないでよ!」ハア


ベルトルト「…正直、してやられたよ。君には本当に驚かされる」

ベルトルト「でも…まさか本当にデートする、とか言わないよね?」

ユミル「…っぷ、…ツッコむとこそこかよ」ケラケラ

ユミル「安心しな。私に出掛ける気はない。たまの休暇くらいゆっくり休むさ」

ベルトルト「そ、そっか。なら…」


ユミル「あー、でもこっそり二人のあとつけようとか考えない方がいいと思うぞ」

ベルトルト「…え?」ギク


ユミル「だってベルトルさん、考えてもみな。ライナーもクリスタもあんたも不在の兵舎で、私がアニに何もしない保障がどこにある?」ニヤ

ベルトルト「…!」

ユミル「文字通り、身体張って私を見張ってた方がいいんじゃないか?」

ベルトルト「……そう、だな」


ユミル「強引なのはいいが、食事中に席を立つ行儀の悪さはいただけないな。戻らせてもらうぜ」


ベルトルト(そんな言い方されたら…目を離すわけにいかないじゃないか…!)

アニ「…ベルトルト」

ベルトルト(アニ…)


アニ「ねえベルトルト、聞こえてる?」

ベルトルト「わあっ!?…びっくりした…いつからそこに?」ドキドキ

アニ「さっきからいたけど…」

ベルトルト「ど、どうしたの?」


アニ「ライナーにさ、…やっぱり今日の夜会おうって、伝えておいて」

ベルトルト「」


ベルトルト「………はい(なんだあの異様な雰囲気…)」

今日はここまで

これ、割とガチで人類の存亡かかってないか?

クリスタが勝てば、巨人側の支柱で人間相手なら無敵の鎧を引き込み

アニが勝てば、戦士ライナー完全復活みたいな



夕食後・廊下

ガヤガヤ

クリスタ「…結局今日は一日一緒にいちゃったね」

ライナー「…ああ、そういえばなんだかんだそうだな」

クリスタ「訓練はいつも通り大変だけど、すごく楽しかった」ニコ

ライナー「俺もだ」ニカ

ベルトルト「……」

ユミル「…」ニヤニヤ


クリスタ「じゃあ、私たちは寮に戻るからここで」

クリスタ「ライナー、明日楽しみにしてるね!」

ライナー「ああ、寝坊するなよ」

クリスタ「しません!」クスクス

ライナー「はは、冗談だ」

ユミル「じゃあな」ニヤニヤ


ライナー「じゃあ俺たちも戻るか、ベルトルト」

ベルトルト「え?寮に?」

ライナー「当たり前じゃないか、他にどこに戻るんだよ」

ベルトルト「いやいや、さっき伝えただろ?忘れたの?」


ベルトルト「…やっぱり会うのは今晩にしようって言ってたよって」ボソ

ライナー「あ、ああ…」

ベルトルト「多分もう外で待ってるだろうし、早く行ってあげなよ」グイグイ

ライナー「おい、押すなって…」


夕食後自由時間・屋外


アニ(…ライナーがクリスタとデートするって聞いて、会う予定を早めてしまうなんて)

アニ(恋人役をやることになったのは、ライナーに戦士であることを忘れさせないため、っていう大義名分があるとはいえ、私は私情を挟みすぎかもしれない…反省しよう)

アニ(……)


アニ(どうしよう、今になって緊張してきた…会話続くのかな)ソワソワ


ザッザッザッ

アニ(! …足音)

ライナー「誰かいるのか?」

アニ(来た…!)ドキ


アニ「ライナー、私。こっち」

ライナー「おお」


ライナー「アニじゃないか。何してるんだ?こんな所で。もうじき暗くなるぞ」

アニ「……」


アニ「えっ…」


ライナー「寒くないのか?風邪なんか引いたら訓練に支障が出るだろう」

アニ「……」

ライナー「成績上位組が体調不良で欠けちゃあ、張り合いが無くなって訓練の楽しみが半減してしまうからな」

アニ「…ちが、う」ボソ


アニ「ライナー!私がわかる!?あんたは私にそんなこと言わないでしょ!?」ガッ

アニ「私たちは同じ戦士で!今は恋人のフリをしてて!今日ここで会う約束をしたの!覚えてる!?」

ライナー「ああ、もちろん覚えてるぞ。だからこうやって会いに来たんじゃないか」ニコ


ライナー「急に約束を変更するもんだから驚いたが、何かあったのか?」


アニ「……ライナー…!」

ギュッ

ライナー「!? おいおい、どうした?」

アニ「…っうるさい…」

ライナー「お前なあ、昨日のアレといい今といい、子供の頃とは違うんだからもう少し……?」

アニ「…」カタカタ

ライナー「(震えてる…?)アニ、泣いてるのか?」

アニ「…泣いて、ない」グス

ライナー「いや、しかし…」


ライナー「……そうか」ナデナデ



ライナー「…落ち着いたか?」ナデナデ

アニ「…うん。かっこ悪いとこ見せて、ごめん」グス

ライナー「俺の前でまで取り繕う必要なんかねえよ。気が済むまで泣けばいい」

アニ「泣いてないってば」

ライナー「」

ライナー「ああそうかよ(頑固な奴…)」


ライナー「なあアニ、いつまでこうしてればいいんだ?」ナデ

アニ「…あんたさ、頭撫でてくれるのもいいんだけど、人が抱き付いてるんだから、抱き返してやろうとか思わないの?」

ライナー「…わがままな奴だな。わかったよ」ギュッ


ライナー「これでいいのか?」

アニ「……うん」


アニ「…あったかい。それになんか落ち着く。故郷のお父さん思い出す…」

ライナー「この歳でそれを言われても複雑なんだが」

アニ「……」


アニ「今朝の話、聞こえてたんだけどさ、あんたがクリスタとデートに行くって」

ライナー「ああ、あれな…クリスタは人気者だからな。ちょっとした騒ぎになっちまったし、お前の耳にも入ってたか」

アニ「ねえライナーお願い。それ行くのやめて。何か理由つけて断ってよ!」

ライナー「あのなあ、どいつもこいつも口を揃えてデートだ何だって言うが、ただ買い物に付き合うだけだぞ?それなのに…」

アニ「それをデートって言うんだって」

ライナー「というか、デートだったら他の野郎どもから総リンチは免れないだろうよ。それに今になって断るのもクリスタに申し訳ない」

アニ「…私のお願いは、聞いてくれないんだ」


ライナー「どうしてそこまで必死に食い下がるんだよ?」ハア

アニ「だって……、だって(私は、あんたのことが…)」


アニ「(……だめだ。言っちゃだめ)…ほら、恋人のフリの目的は虫よけでしょ?だから、あんたは私が守らなくちゃ」

ライナー「ああ、そうだ。そういえばそうだったな」ハハ


ライナー「心配するな。俺に限ってクリスタとどうにかなるなんて有り得ないさ」

アニ「…どうしても、行くの?」

ライナー「俺を頼りにしてくれてるのに、断るのも悪いだろう」

アニ「…そっか」


アニ「……」


アニ「…なら、仕方ないね」ボソッ

ライナー「? アニ?」


アニ「そろそろ離して」

ライナー「ほら」スッ

アニ「私を無視して行くんでしょ?だったらさ、」グイッ

ライナー「うわっ!(また顔面衝突か!?)」

アニ「ちょっと、しるし付けさせてもらうよ」

ライナー「……は?」

アニ「わかるでしょ?こういうの。いわゆるキスマーク…」

ライナー「…はぁっ!?ちょっと待て!!お前それっ、まずいっての!!いくら何でも限度があるぞ!!」アセアセ

アニ「いいから座りな!本来虫よけってこういう意味でしょ!こら抵抗すんな!」グイ

ライナー「身体を張り過ぎだお前は!!なんでそんなに強情なんだよ!!」

アニ「あんたを守りたいからって言ったでしょ!」カプ

チウ

ライナー「」


ライナー(そんなこと言われたら、断れねえじゃねえかあ!)


アニ「……」

ライナー「……つっ」


アニ「…ふう」

ライナー「…っ痛てえよ、強く吸い付きすぎだ」

アニ「ごめん、こういうの加減わかんなくて。初めてだからさ」ペロ

ライナー「ったく。どこで覚えてくるんだこんなの」

アニ「しょっちゅうそんな痣付けてる娘がいるから。何ていったっけ、…ハンナだっけ?」

ライナー「理解した(フランツあの野郎)」


アニ「…はい、これくらいにしといてあげる」

ライナー「…ああ…もうこれで勘弁してくれ(首筋に胸元に腕に手首に…か。結構付けられたな)」

ライナー(汚された気分だ。もう戻りてえ…色々やばい本当やばい)


ライナー「しかし、こんなもん付けられるなんて、どうも男として情けないなあ…」

アニ「あんたも付けたかったら構わないけど?」

ライナー「お前は男という生物をわかっていない」

アニ「そうなの?」


ライナー「…お前、こんなこと誰にでもするなよ」

アニ「しないって。私だってバカじゃないんだから」


アニ「これで明日のデート、百歩譲って許してあげる。…それ見る度に私のこと思い出して」

ライナー「はいはいわかったよ」ハア


アニ「……もう忘れないでね」ボソ

アニ「それじゃあ、私戻るから」ザッザッ


ライナー「あ、ああ…」


ライナー「……」

ライナー「っはあああああ……」

ライナー「体力根こそぎ削られた気分だ…」ヘナ


・男子寮

ベルトルト「あ、戻ってきたんだね、ライナー。何か話してきた?」

ライナー「お、おう」ソワソワ

ベルトルト「?」


ベルトルト「ん、んん?…!?」ジッ


ベルトルト「ちょっとライナー!!鎖骨の下のあたりのそれ!!何!?」コソッ

ライナー「…!」ギクッ

ベルトルト「君って奴は…!何もしないとか言ってたくせに!」ワナワナ

ライナー「待て!落ち着けベルトルト!俺は何もしてない!むしろ襲われた側だ!」アセアセ

ベルトルト「…本当だろうね?」

ライナー「ああ!誓って何もしていない!」

ベルトルト「……」ハア


ベルトルト(ライナーのあれを見るに、勇気出したんだね、アニ)


ベルトルト「ライナー、昨日僕はアニが好きかって話を否定させてもらったけど、アニに幸せになってほしいって気持ちはある」

ライナー「おお、そうか…」

ベルトルト「だからアニのことは、君が幸せにしてあげてくれよ。というか、アニ泣かせたら殴るからね!!」ビシッ

ライナー「……最善を尽くす(行った時、思いっきり泣かれたんだが…まあ本人いわく泣いてないらしいからセーフか)」

ベルトルト「言ったね?忘れないでね!」


ライナー「忘れないで、か…」


今日はここまでで。
レスありがとうございます

初日以来のライアニ絡み楽しかった(完全にアニライw)

それではまた明日

>>226
実はそうなんですよね
気づいてるのはベルトルトだけっぽいですが

ライナーは複雑だよな……
アニとクリスタが自分の事を好きだなんて気づいてないし?
ライナーはベルトルトがアニの事好きって気づいてるし………
ベルトルトには殴られるし……

>>246
踏んだり蹴ったりですねw

>>1です
投下します


翌朝・女子寮

ミーナ「わああ!クリスタかわいい!」キラキラ

サシャ「お洒落して一段と美人さんですね!」

ミカサ「とても素敵」

クリスタ「みんな…、ありがとう」テレ


ミーナ「こりゃあライナーもイチコロだね!」

サシャ「ライナーじゃなくてもオチちゃうかもしれませんね!」

クリスタ「ちょっと、もう!やめてよ二人とも!」カアッ


ユミル「クリスタ」


クリスタ「ユミル…」

ユミル「いいか?クリスタ。前に言ったように、自分に自信持てよ」

クリスタ「…うん」


ユミル「お前はライナー本人に『一緒にいられて楽しい』って言えるだろ?あの素直さはすごくいい。お前の強味だ。その調子で常に自分の気持ちに正直にな」ポンポン

クリスタ「うん、ありがとう。私頑張るね(あれ、結構勇気出して言ってるから、よかった)」


ユミル「あと、アニのことは気にするなよ。今日一日、ライナーはお前だけのものだ」ボソ

クリスタ「えっ、そ、そんなこと…」カア

ユミル「楽しんで来いよ」



・兵舎入口前

クリスタ「ライナー、おはよう!」

ライナー「おう!クリス、タ…」ジイー

ライナー(……かわいい)

クリスタ「あの、あんまり…見ないで?恥ずかしいよ…」

ライナー「ああ、すまん。その、すごく似合ってるぞ。いつもと違って新鮮だ」

クリスタ「ほ、本当?…ありがと」


ライナー「……」

クリスタ「……」


ライナー「じゃあ、行くか?」

クリスタ「…うん」コク


・兵舎広間

サシャ「……あっ、ライナーとクリスタ行っちゃいましたよー!初々しくてかわいいですねー!」

ギャアアア ウワアアアア

ミーナ「ああもう!男子うるさい!」


マルコ「みんな覗きなんてやめなよ、悪趣味だなあ」ハハ

ジャン「…ふん。呑気のデートたあ、おめでたい連中だなまったく」

コニー「嫉妬かジャン。嫉妬か?」ニヒ

ジャン「はあ!?ちっげえし!二度聞くな!」

アルミン「……」


エレン「……」

エレン「なあアルミン、お前ってクリスタのことが好きなのか?」

アルミン「えぇっ!?」ビク

ミカサ「そうなの?アルミン」


エレン「だって、昨日からずっとあいつのこと見てるじゃないか」

アルミン「え、ち、違うよ!男子ならみんなクリスタみたいな女の子をかわいいなーって見ちゃうだろ?ほら!」

イヤダアアア クリスタアアア


ミカサ「確かに、二人がここを出てからずっと男子の阿鼻叫喚が響いてる」

アルミン「でも、叫んでるみんながみんなクリスタを恋愛対象として好きとは限らないんだよ。アイドルを見るような目っていうかさ…、」

エレン「そうなのか?」

ミカサ「でもアルミン、クリスタが好きなのはライナー。邪魔してはだめ」

アルミン「…わかってるよ。って!だから違うってば!ミカサ話聞いてた!?」


ベルトルト(…へえ、アルミンってクリスタが好きなのかな)

ベルトルト(じゃあ二人が付き合ってくれたらアニは……いやいや、この考えはユミルのそれと同じだ!僕までそっちに墜ちちゃいけない!危ない危ない)


ベルトルト(そういえば、朝からユミルもアニも姿が見えない…)

ベルトルト(……あの人、まさか本当にアニに何かしたんじゃないだろうな)ソワ


ベルトルト「…サシャ、今ここにいない女子って…?」

サシャ「? ああ、ユミルが気になるんですか?クリスタのお見送りが終わったらすぐに惰眠むさぼるーって布団に入っちゃいました。寮で寝てると思いますよ」

ベルトルト「いや、あと…アニ、とか」

サシャ「アニですか、…そういえば今日は起きてきてないですね。体調でも悪いんでしょうか…?」


ミーナ「ねえねえ!ベルトルトも今ユミルと噂になってるよね!付き合ってるのー!?」

ベルトルト「ええっ!?そうなの!?」

ミーナ「せっかくの休みだし、色々聞かせてよ!」

ベルトルト「えぇっ!?」



同時刻・女子寮


アニ「……ん、(どうしよう、起きられない…)」

アニ(ベルトルトから事前に聞いてたとはいえ、昨日のことが思った以上にショックみたいだ…。今日が休暇でよかった、かも)


ユミル「…なあアニ、お前、飯とか食いに行かないのか?具合でも悪いのか?」

アニ「……あんたに関係ないでしょ。私のことは嫌いなんじゃなかったの」

ユミル「嫌いなんかじゃない。大嫌いだ」

アニ「…そう。間違って悪かったよ」


ユミル「お前が起きて行かないと、私が何かしたんじゃないかって疑われるから困るんだがな」ハア

アニ「…誰に?」

ユミル「お前の大きいお友達」


アニ「……何それ。誰のことだかさっぱり」

ユミル「(シラ切る気か)…そうかよ」

一旦切ります
次からライクリデート。

ライクリはいい
AVのような体格差が(ゲス顔)

憲兵さん>>257です。

再開します


数時間後・市街地


ライナー「よし、大体こんなもんか?」

クリスタ「うん。買いたかった物はみんな買えたしよかった。ごめんね、荷物持ってもらっちゃって。ありがとう」

ライナー「気にするな。元々荷物持ちだ」ハハハ

クリスタ(そんなつもりで誘ったわけじゃないのにな…)


ライナー「そろそろ昼時だな。休憩も兼ねてどこかの店に入るか?」

クリスタ「うん、そうしよっか」




『ちょっと、やめて下さい!』


クリスタ「…?」


『いいじゃねえかよ』


クリスタ「ねえライナー、あれ、何だろう?」


『ちょっと遊ぼうぜお嬢さん』

『いや!』


クリスタ「女の人が男の人に囲まれてる…」

ライナー「…いかんな、暴漢か」

クリスタ「だよね!大変、助けなきゃ!」ダッ

ライナー「!? ちょっ、ちょっと待てクリスタ!お前が行ってどうなる!」グイ


クリスタ「だって!あの人が危ないよ!?」

クリスタ「いつものライナーなら言うよね?私たちは兵士!助ける義務がある!」


ライナー「……」ハア

ライナー「ああその通りだ。しかし…」

クリスタ「……」カタカタ

ライナー「(震えてるじゃないか…)お前が行っても逆効果だ。ここは俺に任せろ。お前はその辺うろついてる駐屯兵を呼んで来てくれ」

クリスタ「……わかった。気をつけてねライナー」タタッ

ライナー(…さて)ザッザッ

ライナー「あんた達、そこで何してる」ザッ

『あ?何だお前』


ライナー(クリスタは行ったみたいだな)

ライナー「なに、通りすがりの兵士だ(これで存分に暴れられる)」




男駐屯兵「ほら、さっさと歩け!」

『くそっ』

『…いてて』

女駐屯兵「…では奴らの身柄は我々が預かる。ご苦労だったね、訓練兵。行っていいよ」

ライナー「はっ!よろしくお願いします」

クリスタ「失礼します」


ライナー「はあ、案外なんとかなるもんだな」ハハ

クリスタ「……」


クリスタ「ライナーはすごいね」

ライナー「そうか?」


クリスタ「だって、私が駐屯兵の人たちを連れて戻ってくるものの10分くらいの間に三人も締め上げちゃうなんて!やっぱりすごい!優しくて強いんだね」

ライナー「はは、そんなことはない。そんなこと言うなら、お前だって大した度胸見せたじゃないか」

ライナー「大した勇敢な兵士だ。実戦なんて初めてだっただろうに、よく行動したな」ナデナデ

クリスタ「……っ」ニコ


ライナー「それよりクリスタ、さっきふと思ったんだが、」

何だろう、ライナーからとんでもないベテラン臭が…


ライナー「お前は、男が怖いのか?」

クリスタ「え…、どうしてそう思うの?」

ライナー「わざわざ少し離れた所まで走って女の兵士を呼びに行ったようだからな。それに…」ギュッ

クリスタ「!」ドキ

ライナー「手、ずっと震えてるだろう」


クリスタ「……」


クリスタ「えと、私、入団するまで男の人と接する機会が少なかったから…、」

クリスタ「今は慣れたんだよ?同期のみんなも平気。ただ、さっきみたいに暴言とか暴力とか、目に見えて怖いのが少し…ってだけで…」

ライナー「そうか?ならよかった。…まあ俺みたいな男といて平気なんだから、心配するほどでもないか」


クリスタ「何言ってるの?ライナーが怖いわけないよ。ずっと一緒にいて優しい人だって知ってるしむしろ、」

クリスタ「ライナーといるとね、…お父さんって、こんな感じなのかなって」


ライナー「父親がいないのか?」

クリスタ「ううん、生きてはいるみたい。小さい頃に会ったこともあるって。…小さすぎて覚えてないけど」

ライナー「そうなのか…」

クリスタ「だからね、ライナーに頭撫でられると、どこか懐かしいっていうか、なんか安心するっていうか…」

ライナー「……」


ライナー「…はは、父親ね。どいつもこいつもこぞって俺を年寄り扱いするもんだ。昨日だって…」

ライナー「…?(…あれ、誰に言われたんだったか)」


クリスタ「? ライナーどうしたの?急に立ち止まって」

ライナー「…! いや、なんでもない。少し考えごとをしてただけだ。行こう」

クリスタ「うん」


クリスタ(あれ?)

クリスタ(…!そ、そういえばいつの間にか手繋いでる!!)カアア


クリスタ(ど、どうしよう…嬉しい、けど恥ずかしい…!)ドキドキ

クリスタ(手…おっきいなあ…)


クリスタ「…あれ?」


クリスタ「ライナー、もしかして怪我してる?」

ライナー「いや、特に痛いところはないが…」

クリスタ「だってほら、腕があちこち赤くなってるよ」

クリスタ「これって…」

ライナー「……あ、」


『それ見る度に私のこと思い出して』


ライナー(…あああああ!!アニが付けたアレじゃねえかっ!!)

クリスタ「ライナー、この斑点って…もしかして、」

ライナー「(しまった…!暴漢どもと戦うのに袖を上げたままだった!やばい、引かれてる!)クリスタ、これはっ…」


クリスタ「……」

クリスタ「そっか…そうだよね。それ、アニから?」

ライナー「…あ、ああ。知ってたのか…クリスタ?」アセアセ

クリスタ「…っ(ユミル、やっぱりだめだよ…)」ポロポロ

ライナー「!?」ギョッ


クリスタ「ライナーは、アニとそういう関係なんだもんね(ライナーは、私だけのものなんかじゃない…)」グス

ライナー「お、おいクリスタ、どうした?急に泣き出して。どっか痛いのか?」オロオロ


クリスタ(苦しい、辛いよ…)ギュウ

私怨


クリスタ「…ごめん、何でもない。大丈夫」グス

ライナー「そ、そうか?ならいいんだが…」


クリスタ「ねえ、ライナー。私のこと、好き?」

ライナー「はっ?そりゃあ、何というか…」ドキッ

クリスタ「いきなりこんなこと聞かれても困るよね、ごめんなさい」クス

クリスタ「……」ハア

ライナー「……」ビクッ


クリスタ「ねえ、このまま二人でどっか行っちゃおうよ」

ライナー「……何だって?」


クリスタ「たまにさ、面倒くさいことぜーんぶなかったことにしたくなっちゃう時って、ない?」

ライナー「…!」

クリスタ「だからさ、訓練も、人間関係も、いっそ全部放り出しちゃってさ、どこか遠くの土地に行って、知ってる人が誰もいない所で、二人だけで…、」

ライナー「できない」


クリスタ「…え、」

ライナー「それはできない。全てを捨てて逃げるなんてこと、俺には…できない。始めたことは、終わらせなければならない」


ライナー「俺には始めた責任が、ある」


ライナー「それは、お前たちのような兵士でも、俺たちのような戦士でも同じだ。一度始めたことなら、歯を食いしばってでも使命として全うし、終わらせるべきだ」

ライナー「それをせずに全てを放棄するのは、あまりにも無責任すぎる」

ライナー「お前は、そう思わないか?」

クリスタ「……」

クリスタ「…そっか、そうだよね。それでこそ、」


クリスタ「私の好きな、ライナーだ」クス


同時刻・兵舎広間


アニ「おはよう…って時間じゃないね」

ベルトルト「アニ!随分遅かったじゃないか。もう午後だよ」

ベルトルト「…そうだ、ユミルには何もされなかった?大丈夫?」

アニ「ユミル?」


『お前の大きいお友達』


アニ「ああ、あれあんたのことか」

ベルトルト「?」

アニ「いやなんでもない。気にしないで。…心配掛けたみたいでごめん。昨日色々あって、起きられなかっただけ」

ベルトルト「昨日何かあったの?」


ベルトルト「ライナーのここにさ、付けたでしょ。キスマーク」トントン

ベルトルト「鎖骨のとこ以外にもあちこち付けたみたいだけど…あれ、ていうか起きられなかったって、まさか…」

アニ「違う違う。あいつとは何もなかったよ。あれはただの虫よけ。そういうことじゃなくて…」


アニ「好きな人に忘れられるってことが、こんなに辛いと思わなかった」ボソ

ベルトルト「……」

ベルトルト「夕べは、兵士のライナーだったのか」


ベルトルト「クリスタと話した後だったし、僕もきちんと確認するべきだったね。ここ数日は、クリスタと話すだけで無条件に兵士に切り替わって気がするし…」


サシャ「あ!クリスタとライナーが帰って来ました!」

ガヤガヤ


ベルトルト「…戻って来たみたいだね」

アニ「……」

アニ「ごめん、私戻る。…今はあいつの顔見れない。また他人相手みたいに話し掛けられたらって思うと…」

ベルトルト「…そっか。それなら無理しない方がいいよ」


ミーナ「クリスタおかえりー!どうだった?楽しかった?」

クリスタ「……うん。たのしかったよ」

ミーナ「? ちょっと疲れてる?大丈夫?」

クリスタ「…だいじょうぶ」ニコ

サシャ「疲れてるなら無理しないで休んだ方がいいですよ」

ミーナ「そうだね。ユミルも寮に居るし、ついでに話しておいでよ。私たちには夜に色々聞かせてね!」


クリスタ「…うん、そうだね」


ライナー「おう、ただいまベルトルト」

ベルトルト「…おかえり、ライナー。ご機嫌だね、楽しかったの?」

ライナー「ああ、すごくな」

ベルトルト(相変わらずアニのことを考えない…いや、アニの気持ち知らないから仕方ないけどさ)ハア


ライナー「実はな、ベルトルト。お前には言っておきたいことがある」

ライナー「俺は、今日一日を通して自分の気持ちを自覚した」

ベルトルト「はいはい、それは何?」


ライナー「俺、クリスタのことが好きだ」

ベルトルト「」


ベルトルト「……何だって!?」


・女子寮


クリスタ「…ユミル、ただいま」

ユミル「ん?おう、おかえり」


アニ(あ、そうか。ここにいたら、こいつらの会話聞くことになるのか…)ハア


ユミル「楽しかったか?もしかして、告白の一つでもしちまったか?」ニヤ

アニ(…最悪。どっか違う所にいればよかった)


クリスタ「うん…」

クリスタ「告白、した」

アニ「!」

ユミル「おお!そうか!よくやったな!で、どうだった?」


クリスタ「ユミル…」


クリスタ「私、ライナーがわからないよ…」

ユミル「? …どういうことだ?」

クリスタ「私、確かに"好き"って言ったんだよ?」


クリスタ「でもライナー、何事もなかったように私と接するの…!」

クリスタ「意識してやってる風じゃなくて、まるで何も覚えてないみたいに!別人になったみたいに!」

クリスタ「ねえユミル、これって何なの?」

ユミル「なんだ…そりゃ、」


アニ「……!」

今日は終了。
レスありがとうございます

疲れた…

>>265
ライナーって殴り合いなら手練そうなイメージがあって…

>>273
字面にちょっとびびったw

これは……
入れ替わるだけじゃなくて、記憶喪失も入るのか?
取り敢えず乙
楽しみにしてる

クリスタが告白した時戦士ライナーだからね
戦士は兵士時の記憶あるけど逆はないんだろう

>>287
ベテランって女性関係の事じゃない?
俺が馬鹿なだけ?

>>288
>>289で合ってます
キス跡見て戦士化→クリスタ告白→その後兵士化(記憶も封印)→兵士ライナー「何もなかった。クリスタ結婚しよ」←今ここ
作中であらためて説明する

>>290
あ、そっちかw
こんなライナーがいてもいいんじゃないかな、みんなのお父さんだもの(適当)

だらだら書いてきましたが、やっと起承転結の転くらいまできた感じかな
これからが長くなりそうですがw

レスたくさんありがとうございます。
また後で本編投下しに来ます(多分)

>>1はやさしいね~ ありがと まってるよ

私怨

>>273>>294
夜中に修羅場シーン投下してる時にあんなレス見たらびびりますよw
私怨ありがとう、励みになるよ

>>1です
投下します。


夕食時間・食堂

ガヤガヤ

ユミル「……」

ベルトルト「……」


ユミル「話がある」

ベルトルト「僕にはないよ」

ユミル「まあそう言うなよ。ライナーはいないのか?」

ベルトルト「クリスタファンの男子に連行されてあっちで食べてる。そっちこそクリスタは一緒じゃないの?」

ユミル「ああ、食欲がないんだと。かわりにこいつと一緒だ」

アニ「……」スッ


ベルトルト「アニ…」


アニ「私も、話があるからって言われて…」

ベルトルト「どういうつもりだい?ユミル。僕言ったよね?アニとは目立つ場所では関わらないって」

ユミル「心配するな。端から見れば私が大親友のアニちゃん(はぁと)とダーリン(はぁと)と一緒に飯食ってるだけだ。なんか、…あんたとは噂になってるそうだし」

ベルトルト「…らしいね、昼間は女子に囲まれて大変だったよ」ハア

アニ(大親友とか…その口でよく言うよ)


ベルトルト「で、アニまで連れて来て何の話?」

ユミル「……」


ユミル「ライナー、どっかおかしいのか?」


ベル・アニ「!」

ユミル「寮に戻って来たクリスタが言ったんだ。『ライナーに告白したのに忘れられてる』って」

ベルトルト「!? クリスタ告白したの?ライナーそんなこと一言も…」

ユミル「『まるで別人になったみたいに』忘れてるんだってさ」


ベルトルト「…別人って……」

アニ「……」


ユミル「心当たりがあるなら説明してくれ」

ベルトルト「……」


ユミル「私相手に嘘は通用しないと踏んでだんまりか?沈黙は肯定と捉えるぞ?」

ベルトルト「…違うよ。僕だって混乱してるんだ。少し考える時間をくれないか」クシャ

ユミル「……」


ユミル「…そうかい。じゃあ私はその間アニとでも話してようかね」ハア

アニ「あんたと話すことなんて何もないんだけど」

ユミル「まあそう言うな。ただの時間潰しだ」


ベルトルト(……)


ベルトルト(別人って表現は、ライナーの、自身を戦士と認識している状態と、兵士を演じてる状態の記憶違いのことだろう)

ベルトルト(でも、僕に"クリスタが好きだ"と言ったライナーはほぼ間違いなく兵士の方だった)


ベルトルト(じゃあクリスタは戦士のライナーに告白したってこと?どうやって?)

ベルトルト(…ライナーが、僕もアニもいない状況で、クリスタという、接するだけで兵士に切り替わるような相手の目の前で戦士に戻ったってことなのか?)


ベルトルト(そんなこと…有り得るんだろうか?)


ベルトルト(それとも何かきっかけがあって…?)


ユミル「そういやアニ、お前ライナーの腕にキス跡付けたんだって?クリスタがそれ見てショック受けたってよ。どうしてくれる」

ベルトルト「!」

アニ「別にいいでしょ。…恋人だし。私にはクリスタ関係ないし」

ユミル「断れない男言いくるめて彼女になっておいて、所有者気取りか。好きでもない女にそんなの許すなんて、あいつ優男通り越して変わり者なんじゃないのかね」ハア

アニ「(好きでもない女…)余計なお世話だよ」


ベルトルト(キス跡…!そうか!それだ!それで全部辻褄が合う!)


ユミル「何か掴んだって顔だな、ベルトルさん」

ベルトルト「!」ハッ

ユミル「考えはまとまったのか?」
ベルトルト「ユミル…」


ベルトルッ「……悪いけど、答えられない」

ユミル「…あ?」


ベルトルト「アニと二人で話したい。席を外してくれないか」


あ、なんか色々ミスったw
脳内でこっそり修正して下さい


ユミル「それはできないな。お前たちに内緒話をさせても私にはメリットがない」

ユミル「それに、私がいなければお前たちは公衆の面前で堂々と仲良く飯食ってることになるぜ?いいのか?」

ベルトルト「……っ」


ユミル「私のことは空気だと思って、アニと話したらどうだ?」

ベルトルト「それ、意味がないじゃないか」


アニ「ベルトルト、私は構わないから、あんたの考えを話して。…私は私で大体察しはついてるから」

ユミル「…だってよ」ニヤ

ベルトルト「……、(構う構わないじゃないんだよ…)」


ベルトルト(…ああもう、こうなったらどうにか、アニにしかわからない言葉を選んで…)

ベルトルト「アニ、僕は、クリスタが告白したのは…僕たちのライナーだったんじゃないかと思う。君の付けた腕のあれを思い出したのがきっかけで…戻って、その時に告白された、としか…」

アニ「…あ、」

ユミル(こいつらのライナー?戻った?…なんだそれ)


アニ(…やっぱり私の考えと同じ、か。……私が、どんなに気持ちを伝えたくても伝えられない、伝えちゃいけないライナーに…クリスタは…)

アニ「…は、」

アニ「…それで、今は、兵士だから記憶が残ってない、ってこと?やっぱり…そうなんだ」

ベルトルト「(まずい、動揺させてしまったか!喋りすぎだ!)アニ!」


ユミル「なんだ?要はライナーは二重人格ってことか?」

ベルトルト「っ!」ギク

アニ「違う!」


アニ「…ちがう…そんなんじゃない。あんたたちと接してるあいつはただの偽物なんだ…。同等に扱わないで」カタカタ


ベルトルト(だめだ、これ以上話しちゃ…!)アセ


ユミル「…じゃあ、その偽物…兵士のライナーってのが、」チラ


ガヤガヤ

ユミル「あそこで男共と談笑してる、私たちのよく知るあいつかよ」

アニ「そうだよ」

ベルトルト「ちょ、」


ユミル「私たちは兵士としてのあいつとしか接したことがないのか?」

アニ「さあ、どうだろ。いつからああなってしまったのかもわからないから何とも…」

ベルトルト「(ああもう!情報を与えすぎだ!)アニ!黙って」


アニ「……!」ハッ

ベルトルト「…落ち着いて、ね?」

アニ「ベルトルト…」


ユミル「…はっ、遅えよ。なんとなく見えてきた」

ベルトルト「……くっ」


ユミル「つまり、いっそ本物とやらの人格を潰してしまえば、私たちの知ってる方のライナーが本物に取って替われるってことだな」

アニ「!?」


アニ「なに、言ってるの…?」

ユミル「本物に戻る隙を永遠に与えなければ、自動的に偽物が本物になるじゃないか」

アニ「!!」


ユミル「私にはな、どっちが本当に本物のライナーかなんて、関係ないんだよ」


ユミル「…お前たちにとっては偽物でもな、クリスタにとっては、時に藻掻き苦しみながらも想いを寄せ、好きだと伝えたライナーが本物なんだ」

ユミル「そして、私にとっても、クリスタが本物だと思う方が本物だ。お前たちの都合なんて、私たちは知ったこっちゃない」

アニ「なっ…!」

ユミル「やったことがないから、偽物が本物になれるかどうかわからないか?なら、試しにやってみれば… 「やめてよ!」


アニ「……お願い、やめて」

ユミル「…っ」ニヤ


ユミル「いつぞやお前が、ライナーはクリスタの思ってるような奴じゃないって言った意味、やっとわかったよ。本物とやらがどんな歪んだ性格してんのかは知らないが、」


ユミル「クリスタが好きなライナーは、私たちのよく知る、真面目で誠実な兄貴分だ」

ユミル「それに、告白された記憶が飛んでるってだけなら、クリスタがフラれたわけじゃないんだろう?クリスタはさっき、混乱しながらもライナーを信じたいと言っていた。諦める理由はなさそうだ」


ユミル「私は、私たちの知るあいつを本物にしてやる。クリスタのためにもな」

ベルトルト「……っ」


ベルトルト(…そんなの無理だ、と強がって喚くのは簡単だ)

ベルトルト(けど残念ながら、無理じゃなさそうなんだよな…)


ベルトルト(兵士のライナー本人が、クリスタが好きだという感情を自覚してしまったから…)


アニ「……っ」グッ


ベルトルト(アニ…)

今日はここまでです。
眠すぎて頭がはたらかない…
なんか文章がうまく繋がってないようにしか見えない…

おやすみなさい

大丈夫ですよ
>>1乙、きたいしてる

盛り上がってまいりました
どうなるか楽しみだー乙!

おもすれー
どうなるんだ

>>313
変じゃなかったですか?よかったーw

>>314 >>315
この後はですねー、>>1得展開で突っ走るんですよ(最初からだけどw)

続き投下します



夕食後・女子寮

ユミル「クリスタ、起きてるか?」

クリスタ「ユミル…」

ユミル「ほら、これ食え」スッ

クリスタ「…パン?」


ユミル「お前の分だけサシャから死守した。食欲がないったって、少しは腹に入れないと朝まで腹もたないぞ」

クリスタ「…ありがとう」


ユミル「色々話を聞いてきたよ、ライナーのこと」

クリスタ「!」


ユミル「ライナーの奴、お前に告白された記憶が飛んでるんだってさ」

クリスタ「…え?」

ユミル「ちょっとした記憶障害を起こしただけらしいから心配はいらないそうだ。だからお前はフラれたわけじゃないんだ」

クリスタ「それってまさか…ライナーが、私に告白されたのが嫌だったから、無意識に… 「違う!」


ユミル「……ああ、いや、ややこしいから私も上手く説明できないんだが、本当に偶然みたいだ。ライナーがお前のことを嫌いなわけじゃない。自分を卑下するな」


ユミル「ここの連中とずっと一緒にいれば、今後良くなっていくものらしい。今まで通りお前が隣にいて、ライナーがおかしくならないようにしっかり支えてやれ!」

クリスタ「ユミル…」


ユミル「告白だけはやり直しになってしまうが、まあ過ぎちまったことは仕方ない。気持ちはまた伝えればいい。頑張れ」ニッ

クリスタ「……」


クリスタ「うん、そうする。…ユミルの言ってること、信じるね」ニコ


・屋外


ライナー「…そろそろ離していいか?」

アニ「まだ。…もうちょっと、こうしてて」ギュッ

ライナー「…はあ」ギュッ


アニ「ねえ。身長差のせいでさ、ちょうど目の前に見えるよ、昨日付けたしるし。昨日より少し薄くなってるけど」

ライナー「ああそうだ。お前なあ…お前がこんなのあちこちに残すから大変だったんだぞ?クリスタなんか、見つけた途端急に泣き出すし…」

アニ「そうなんだってね。…虫よけ、成功みたいでよかったよ」


ライナー「虫よけ、ね」ハア


ライナー(…アニが俺に寄せつけたくない相手ってのはクリスタだったのか…)

ライナー(これは…、クリスタから告白されたことはこいつには黙ってた方が良さそうだ)

ライナー「……」


アニ「また付けていい?」

ライナー「!」


ライナー「やめろ」グイッ

アニ「え…」


アニ「…っ」

ライナー「あ、いや、違うんだ。そうじゃなくてな」アセ

ライナー「…こんなの、いつまでも続ける気か?」


ライナー「アニ、お前が俺のことを考えてやってくれてるのはわかってる。それ自体はとても嬉しいが、…そんなことまでしてくれなくても大丈夫だぞ?俺は、私情を挟んで壁内の人間とどうにかなるような真似はしない。心配するな」ポンポン

アニ「そりゃあ…(今のあんたはそう言うだろうけど…)」


アニ「じゃあ、…キスは?していい?」

ライナー「…それも駄目だ」

アニ「……!」


ライナー「…お前にも、いつか好きな人ができる。その時がきたら、そいつとするんだ」

アニ「…好きな人…」

ライナー「そうだ。俺なんかとしてたら後悔するぞ」

アニ(…好きな人なんて…後にも先にもあんたしかいないに決まってる)


アニ「…あんたはいるの?好きな人」

ライナー「……!」


ライナー「……」


ライナー「……まさか。いるわけがないじゃないか。俺が率先して恋愛なんかしてたら、お前たちに示しがつかないだろう?」ハハ

アニ「……」

ライナー「ほら、もう遅いんだからもう戻るぞ」ザッザッ


ライナー「……」

ライナー(……好きな人、か)


『…それでこそ、私の好きな、ライナーだ』


ライナー(俺は、俺だけは、誰かを好きになるわけにはいかなかったはずなのにな…)



アニ「……そっか」ボソ


アニ「わたし、拒絶…されたんだね。ライナーに」

ここまで。
レスありがとうございます

これ兵士戦士どっちもクリスタに惚れちゃったってことかな
がんばれアニ…!せめて戦士の心は掴んでおくんだ!

わ、レスたくさんありがとうございますー

>>331
単純に、ライナーはクリスタが好きだと自覚した
ってだけだと思ってもらって大丈夫です
大っぴらに人に言える立場かそうじゃないかの違いってことで

>>1です
投下します
モノローグ形式で、地の文進行あります。



あれから何日かして、どうやらライナーはほぼ完全に兵士になってしまったらしい。

少し前までは、"故郷"や"戦士"など、私たちのライナーが反応する言葉をちらつかせることで、
意識を元に戻すことがある程度可能だったのだそうだが、
最近はどれを言って聞かせても反応が芳しくないようだ。

あのベルトルトですら匙を投げかけていて、
もういっそ、訓令兵過程が修了するまでこのまま放置しようかとまで言い出す始末だ
(もちろん本気でないことはわかってる。彼にだって冗談を言うことはある。笑えなかったけど)。



今、ライナーはいつもクリスタと二人でいる。

周りの男子どもがそれを見て羨んでいる様子も見慣れ始めてしまった。


ベルトルトが、以前兵士ライナーがクリスタのことが好きだと話していたと教えてくれた。

薄々勘づいていた私は、やっぱり、と思った。


二人はまだ付き合ってはいないそうだ。

クリスタは、決死の告白を忘れられたという出来事がトラウマになってしまったらしく、お互い気持ちを伝え合っていない状態らしい。

ユミルから聞いたベルトルトから聞いた。



そのベルトルトは、ユミルと付き合っている、という周りの噂をユミルに上手く利用され、ライナーから引き離されている。

このことも、ライナーとクリスタが二人っきりになる要因の一つになっている。

ユミルの思惑通りに。



また、当然のことながら、私とライナーの偽装恋人関係など、あったことすら疑わしいほどとうの昔に忘却の彼方。

あれ以来、夜に会う約束をすることはなかった。



わかってたんだ。


兵士のライナーは、あいつ自身がそうありたいと望んだ姿だってこと。

私が、大義名分の笠を被った私情であいつが兵士になるのを邪魔するだけの存在だったってこと。

気付かないフリをしていた。

認めたくなかったんだ。


私の好きなライナーは、ライナー本人が消し去ってしまいたい意識だということを。

ライナーは故郷のことや戦士としての自覚、そして…私とのことを全て無意識に捨て去って、クリスタにその笑顔を向けている。

私たちは、


…他人になった。



わかっているのに、
私は何故か今でも夜になると、ライナーと最後に会って話したこの場所に足を運んでしまう。

そこには、誰も来るはずがないのに…


「誰か、そこにいるのか?」


アニ「!」


ライナー「お前…アニか?」

アニ「…ライナー」


ライナー「前にもここに一人でいたことがあったよな。もう夏じゃないんだぞ。寒くないのか?」

アニ(ああ、…こいつ、違う)


アニ(何を期待してるんだろ…)


アニ「……」カタカタ

ライナー「ほら、震えてるじゃないか。これ着とけ。俺は少しくらい薄着でも平気だから」バサッ


アニ(…なんで来たのバカ。しかもなんかめちゃくちゃ優しいし)

ライナー「? どうした、元気がないな」

アニ「(…なんで隣に座るの)…私はいつもこうだけど」


ライナー「そうだったか?まあ、なんとなくそう見えたから言ってみただけだ」ハハ

アニ(…なんでお見通しなの)


アニ(…わかってる、わかってるよ。こいつが、私のことを忘れてしまった偽物だってことくらい)

アニ(わかってるのに、)

アニ(…もう少しこのまま一緒にいたいと思ってしまうのはどうして)


アニ(こんなに近くに、手を伸ばせば届く距離に、ライナーがいる。それだけで、)


アニ(…泣きそう)


アニ「ん…そうだね、あんたの言う通りだよ。今は少し落ち込んでる」

ライナー「何か嫌なことでもあったのか?俺でよければ話を聞くぞ?」

ライナー「他人相手の方が話しやすいこともあるだろう?」


アニ「…他人…、」


アニ「そうだね。私とあんたは他人、だもんね」


アニ「…私さ、失恋したんだ」

ライナー「好きな人がいたのか?」

アニ「いや…正確には付き合ってた…かな、一応」


ライナー「ほう。お前にそんな浮いた話があったとは驚きだな。ここの訓練兵か?名前言ってみろ。大体わかるぞ」ニヤ

アニ「いや、そうだけど、名前は伏せさせて」


ライナー「…そうか?仕方ないな」

アニ「……」


アニ「…そいつとは同郷出身の幼なじみでさ、小さい頃から一緒にいたんだ。私はずっとずっとそいつのことが好きで、色々あってこの前から付き合うことになったんだけど…、」

アニ「それからまた色々あって…そいつはもう、昔のことも含めて全部忘れたくなったみたい。私には、見向きもしてくれなくなった」


ライナー「なんだそりゃ。ひどい話だな」

アニ「本当だよ、まったく」


ライナー「…まあ、あれだ。世の中男なんて星の数ほどいるもんだ。新しい恋でもして元気出せよ」

ライナー「大したこと言ってやれなくてすまんな」


アニ「……」

アニ(…もう、落ち込むのもツッコむのも面倒になってきた)ハア


アニ(…話途切れたら、帰っちゃうかな)

アニ(もう少し…一緒にいたい)


アニ「…ライナー、少し私の話に付き合ってよ」

ライナー「ああ、いいぞ」


アニ「おもしろいこと教えてあげる」

ライナー「何だ?」


アニ「私ね、実は巨人なんだ」


ライナー「……」

ライナー「……」


ライナー「…ぷっ」

ライナー「ははは、お前、冗談が言えるのか。今のは確かにちょっとおもしろかったな。この上なく不謹慎だが」



ライナー「巨人って、あの巨人か?」

アニ「そう。壁外うろついてるアレだよ」


ライナー「その背丈で実は巨人ですとは…いや、なかなか高度なジョークをかますな。聞こうじゃないか。続けてくれ」

アニ「最初シガンシナで壁を破壊した超大型巨人は私のお友達」

ライナー「なるほど、そうきたか」


ライナー「……それ、冗談でもエレンたちの前では言うなよ」

アニ「言わないよ。私だって冗談を言う相手くらい選ぶから」


ライナー「で、その超大型巨人くんは、今頃どうしてるんだ?」

アニ「私たちと一緒に訓練兵やってる」


ライナー「ほう。ってことは、ここには巨人が二人もいるってことか」

アニ「ううん、もう一人いる。さっき話した、あいつもそう」

ライナー「ああ、お前の想い人か」

アニ「…そう、そいつ。そいつが、ウォールマリアの内門をタックルで突き破った鎧の巨人って呼ばれてる奴だよ。あと… 「……アニ、」

アニ「? 何?」


ライナー「お前、…俺が好きなのか?」



アニ「えっ?」


ライナー「だって、今そう言ったじゃないか」

アニ「え、なんで、急に…」


アニ「私、あんたはもう、戦士には戻らないと、思っ……え?なんで?」カタカタ

ライナー「アニ、お前… 「待って。お願い」

アニ「……ちょっと待ってよ…頭が追い付かない…だって、…え?」


アニ(どうしよう…)

ライナー「なあ、アニ。話を…」

アニ「ち、がう…」カタカタ


アニ(どうしよう…)

アニ「違うの…わたし……あんたに、こんなこと…言うつもりなんか…!」ポロポロ

ライナー「!?」ギョッ


ライナー「ちょっ、おい、なんで泣くんだよ!?」オロオロ


アニ「っ私、戻る…っ! 「待てって!」ガシッ

アニ「!」

アニ「はなっ、せ!」ガッ

ライナー「うおっ!」ドサッ


アニ「……っ」ダッ


ライナー「ってえ……あいつ、本気で投げやがったな…待てよアニ!」ダッ

今日はここまでです。
レスありがとう

切ない!
そしてまたいいとこで焦らしやがって…

アニがヒロインすぎて

レスありがとう

>>362
続きが気になる引き方を意識して終わらせたんで、その反応嬉しいですw
焦らしプレイ、嫌いじゃない(する方)

>>364
クリスタ・アニのダブルヒロインものなんでその認識でいいです

続き投下します



アニ(……どうしよう…どうしよう)ハアハア


アニ(あいつ、鎧の巨人って単語聞いて戦士に戻ったんだ……!迂闊だった…最近ずっと兵士だったからって、油断した…)

アニ「はあ…はあ」


アニ(私、何やってるんだ…個人的な恋愛感情を挟んだら、今後の作戦に支障をきたすからやめようって…)

アニ(違う。…違わないけど、そんなの建前だ)


アニ(本当は…付き合うフリを持ち掛けた時のあいつの反応を見て、受け入れてもらえないってわかってたから…言わないって決めてたのに…)


・兵舎出入口


ガチャ

バタン


アニ「ここまで、来れば…」ハアハア

ベルトルト「…アニ?」

アニ「! ベル…

ベルトルト「アニ、どうしたの?こんな所で。もしかして今まで外にいたの?…って泣いてるじゃないか!何があったの?」

アニ「ベルトルト、ごめんなさい…私、」

ベルトルト「? その上着って、今日ライナーが着てた…」


ガチャ

アニ「!」ビクッ


ライナー「はあー…、やっと観念したか」ゼエハア

ベルトルト「…ライナー」


ライナー「アニ、話を聞け」

アニ「うるさい!何も言うな!忘れろ!」

ベルトルト「!? ライナー!アニに何をしたの!」キッ


ライナー「俺もわからん!アニが急に泣き出して逃げるもんだから追い掛けてきただけだ!」オロオロ

アニ「ベルトルト、ごめん…」


アニ「私…ライナーに好きって言っちゃった…」


ベルトルト「えっ!?」


ベルトルト「ライナーは戦士に戻ったの?どうなってるの…?」

アニ「違うの…戻るなんて思わなかったの!」


ライナー「おい、何の話だ!?」

ベルトルト「ライナーはちょっと黙ってて!」

ライナー「」


アニ「ごめんなさい…私情挟んじゃいけないって、わかってたのに…」ポロポロ

ベルトルト「アニ、落ち着いて。責めるわけじゃないから。とりあえず泣き止もう」

アニ「ごめんね…本当に、ごめん」


ベルトルト(……っ)グッ

ベルトルト「…アニ、あのね。僕らも感情を持った人間なんだ。ちょっとくらい私情を挟んでしまうことは仕方ないよ」


ベルトルト「…僕だって、ずっとアニのことが好きだったんだよ?」


アニ「…え?」

ライナー「…!」

ベルトルト「ほら、僕だって私情で持ち込んじゃっただろ?大丈夫、アニだけじゃないよ」ニコ


ライナー「ベルトルト、お前やっぱり…」

ベルトルト「……」


ベルトルト「っうらああああ!!」


ドゴッ!!


ライナー「がっ…!」ドサッ

アニ「ひっ!?」ビクッ


ライナー「…ってえ…、いきなり何を…」


ベルトルト「……ライナー、僕は言ったはずだ。アニを泣かせたら殴るって」グッ

ベルトルト「それと同時に、アニを幸せにしてやってくれとも頼んだはずだ!それなのに…なんてザマだ!!」


ベルトルト「この際だから言ってやる!もう限界だ!どこまで…」


ベルトルト「どこまでアニを傷つけたら気が済むんだ君は!!」


アニ(ベルトルトが…怒ってる)ゾッ


ライナー「……っ」

ライナー「…ああ、やっぱりそうか…。お前は…」


ライナー「お前は!どうして、そうなんだっ!!」

ゴッ!!

ベルトルト「…っ!!」ドタッ

アニ「!」


ベルトルト「…う…かはっ…、あ…」ハアハア

アニ「ち、ちょっと!なんでライナーまで殴るの!?やめてよ!」


ライナー「さっきの一発で満足か。ベルトルト」


アニ(ライナーまで…怒ってる?な、なんで…)ゾクッ


ベルトルト「…いいや、…全然満足じゃない。殴り足りない」

アニ「ちょっと!何言って…」


ライナー「……だがここでやり続けるのはよろしくないな。いずれ教官や他の連中に見つかる」


ライナー「表、出るぞ」

ベルトルト「上等だ」


アニ「…二人とも…やめなよ…」

ここまでにします

アニ完全にヒロインw
ライナーが殴った理由は次回投下分で明らかになるので逆ギレとか言わないであげて下さい。

>>1です
続き

レスたくさんありがとう



クリスタ「アニ…、ねえアニってば!」

アニ「!」ハッ


ユミル「お前…、何で入口の前でつっ立ってんだよ」

アニ「クリスタ…ユミル…」


アニ「どうしよう…ライナーとベルトルトが…」

ユミル「…? あのデカイの二人がどうしたって?」


同時刻・屋外


ドゴッ!!

ガッ!! ドカッ!!


ベルトルト「がっ…はあ、くそっ(一発一発が…重い…)」ハアハア

ライナー「はっ…、もう、降参か?」


ベルトルト「…っ、まだだ!!」ガスッ!!

ライナー「ぐあっ!!(このリーチ…反則だろ!)」ハア


ライナー「はあ…はっ、ベルトルト…お前の口から、聞けたのは初めてだが…お前、やっぱりアニのことが好きだったんだ、な!!」ガッ!!

ベルトルト「がはっ!」ガクン


ライナー「お前は…っ!!」

ライナー「自分は何もせずに、惚れた女一人幸せにすることまで俺をアテにするのか!!この腑抜けがっ!!」


ライナー「何故恋人のフリを止めようとしなかった!?何故嘘をついてまでアニへの気持ちを否定した!?」


ライナー「何故…俺なんかを押し退けてお前があいつを幸せにしてやろうとは思わなかった!?」ガッガッ

ベルトルト「ゔっ、ぐ、かはっ…」ケホッ

ライナー「情けないと思わないのか!?俺はお前が情けないぞ!そんなことまで俺に頼っててどうする!?いつまでも俺がいるとは限らないんだぞ!!」ガッ!


ベルトルト「…ぐっ、うっ!…確かに今までは何もしてこなかった!だからそう思われても仕方ない…けど!!」


ベルトルト「…君がおかしくなり始めてからは…っ!何度も、支えになってあげようとしたよ!!でもっ!…駄目なんだ!!」ゴッ!!

ライナー「…ぐふっ…な、ぜ…!」ヨロ


ベルトルト「アニは、君が好きだからだよ…本人から聞いたんだろ?」フラッ


ベルトルト「アニが望んでるのが、僕じゃなくて君だからだ!アニは…っ、安心して弱さを見せられて、甘えられる君を必要としているんだよ!!」ドッ!

ライナー「ぐはっ…!」ドサッ

ベルトルト「…僕は…、誰よりアニのことを考えてる…!」


ベルトルト「僕はアニが幸せになってくれるなら、それでいいって決めたんだ!たとえ、隣にいるのが僕じゃなくてもだ!でもそれは、僕じゃ、そうしてあげられないからだ!!僕でできるならそうしてる!」

ライナー「できるさ!お前の行動次第ではどうとでもできるだろう!!何故諦めてる!!」ゴッ!!


ベルトルト「ぐっ…!あ…」ハアハア


ベルトルト「この…わからず屋…っ!」ムカッ


ベルトルト「僕はもう知ってるんだよ!アニは自分の弱い姿を僕には極力見せようとしない!僕を頼ろうとしない!動揺して取り乱したのを見たことはあれど、泣き顔を見たのはさっきが初めてだ!!」

ベルトルト「アニが君に向ける信頼と、僕に向けるそれに絶対的な差があることくらい、痛いほど思い知ってる!!だから君に頼むんじゃないか!!」


ベルトルト「…それなのに君はっ、君にそんな想いを向けるアニよりクリスタの方が大事なのかよ!!」ドッ!

ライナー「…がっ…!はあ…なんで、クリスタが、出てくる…っ!」


ベルトルト「答えろよ!!」ブンッ

ライナー「……くっ!」スッ


ライナー「!」ハッ

ベルトルト「なっ!」ビクッ


ライナー「……っ」

ベルトルト「……」


ベルトルト「ねえ、ライナー」

ベルトルト「…今、手噛もうとしたの?それって、防衛本能ってやつ?」

ライナー「…っ」ハア


ライナー「はっ、悪い。…つい、反射でな。だがやらねえよ…、んな卑怯な真似…っ」ゼエハア

ベルトルト「やって、みろよ…。やったところで僕が、潰してやる…!」


ライナー「…はんっ、自力で歩けるかも危ういような奴が、大きく出たもんだな…っ」

ベルトルト「いいハンデだよ…なら、軽く、鷲掴んで、頭から噛み砕いてやる…!」


ライナー「…、俺の硬さナメてんのかお前…、歯、へし折ってやるよ…」

ベルトルト「なんなら丸呑み、からの蒸し焼きでもいいけど…?」

ライナー「…抜かせ。耐えきって、内臓ぶち破って出てきてやるさ…!」


ベルトルト「……は、」

ライナー「……はは、」



ベルトルト「……」

ライナー「……」



ベルトルト「ああああああああ!!!!」

ライナー「うおおおおおおお!!!!」


「そこまで、だっ!!」

バシャッ


ライナー「!?」

ベルトルト「わっ!!(水!?)」


ユミル「…はあー…何やってやがるんだお前らは!頭冷やせ!」

ベルトルト「…ユミル…」


ユミル「ったく、アニに言われて来てみりゃあ…成績上位者が二人も揃ってなーにガキみたいにくっだらねえことしてやがる!」ハア


ライナー「……」ビッショリ

ベルトルト「……っ」グッショリ


ユミル(随分物騒な話が聞こえた気がするが…こいつら…)


ユミル「文字通り水差して悪いがそこまでにしてくれ。あんたらも騒ぎにゃしたくないだろ。それに…」

ユミル「…クリスタが怯えるんでな」チラ


クリスタ「……っ」カタカタ

ライナー「クリスタ…」

一旦切る。また来ます

体格的にケイン・ヴェラスケスとジョン・ジョーンズが殴り合ってるようなもんか

そら怖えわ

アツいな、乙

続き気になるぅー!!

コレ下手したら煙出てるんじゃね?

やべェすげえ面白い

震えるクリスタかわいい

本当に面白い、憧れる

読んでて恥ずかしくなった
続けて

訓練じゃないライナーVSベルトルトとか希少価値や
面白い

兵士ライナーがクリスタを好きになったのは無意識に幼い頃のアニを重ねてたから、

とかだったら俺得なんだがな

ちょwライベル決闘シーン好評すぎわろたw
ありがとうございます
>>399
画像検索してフイタw この絵面は怖いっすわ
>>400>>404>>408
ライナー対ベルトルトは個人的に一番の夢のカードです
>>401>>406
恐縮です!嬉しい恥ずかしい!
>>403
ある程度制御できる設定のSS読んだことがあるので、その辺見習ってます
>>405
庇護欲そそられますね!
>>407
自分も書いててちょっと恥ずかしかったですwありがとう
>>409
なにそれすごくおいしい。この話でやるとクリスタが当て馬になっちゃうのでアレだけど、その前提、自分もめっちゃ萌えます!


ユミル「とにかく、教官が駆け付ける前にここから逃げるぞ」グイ

ベルトルト「うわっ、ユミル!引っ張らないで…いたたっ」


クリスタ「……っ」グッ

クリスタ「ライナー、あの、…大丈夫?」カタカタ

ライナー「……あ、」


『暴言とか暴力とか、目に見えて怖いのが少し…』


ライナー「…ああ、大丈夫だ。行こう」


アニ(……)

アニ「……っ」スッ


・医務室


クリスタ「…大丈夫?痛くない?」スッ

ライナー「ああ、平気だ」ニコ

クリスタ「じゃあこっちの傷、消毒するね」

ライナー「すまんな」


ベルトルト(…思わぬ邪魔が入ってしまったな。ケンカの方じゃなくて、クリスタが来たって意味で)

ベルトルト(ライナーは、また兵士に戻ってしまったことだろう。まだ話すべきことがたくさんあったのに…)


ベルトルト「いたっ」

ユミル「こら動くな。手元が狂うだろ?」

ベルトルト「…っつ、どうして君が僕の手当てをしてるの」

ユミル「たまたま手が空いていて、ここに怪我人がいるからな。放っておくとクリスタにどやされちまうのさ」


ベルトルト「…そう」ハア


ユミル「…悪かったな、濡らしちまって」ボソ

ベルトルト「え?いや、それは別に…」

ユミル「…私一人の力で止められるようなケンカには見えなかったからな。あれしか方法が思い付かなかったんだ」

ベルトルト「いいよ。…君の言う通り、頭が冷えたから助かった」


ユミル「しっかしよかったな、ここまで誰にも見つからなくて」

ベルトルト「ああ、本当に」


ユミル「…なあ、ベルトルさん。あんたやライナーは、傷の治りは早い方か?」

ベルトルト「? な、なんでそんなこと…別に普通だと思うけど」


ユミル「……」ジッ

ユミル「…そうか。変なこと聞いてすまない。忘れてくれ」ペシ


ベルトルト「いった!ユミルそれ痛いからやめて!」


ライナー「ありがとうな、クリスタ。あとは大丈夫だ」

クリスタ「本当?」ジッ

ライナー「ああ。…そんな顔するな。本当に大丈夫だ」


ユミル「うし、こっちも終わりだ。もう世話掛けんなよ」バシッ

ベルトルト「いたっ」


ユミル「しかし、何だってあんな壮絶なケンカになったんだ?普段は仲良しのあんたらが」


ライナー「……それはアレだ、さっき…」


ライナー「あれ、」

ベルトルト「……?」


ライナー「…ユミル、アニはどこだ?」キョロ

ユミル「アニ?ああ…、そういやいないな。さっきまでついて来てたんだがなあ。どっか行っちまったのか?」


ユミル「…あいつ、人にこいつらの殴り合い止めさせるっつー重労働頼んどいて一人でどこ行きやがったんだよ」チッ

クリスタ「ちょっとユミル!言葉が悪い!」


ライナー「すまんが、探してここに連れて来てくれないか?俺が呼んでるって言ってな」

ユミル「はあっ?」


ユミル「…やれやれ、お前らどれだけ私に面倒押し付けんだよ」ハア

クリスタ「ユミル!」

ライナー「頼むよ」


ユミル「…ちっ、わかったよ。今度何かしてくれよ。クリスタに」

クリスタ「えっ!?」

ライナー「はは、考えておこう」

クリスタ「ええっ!?」カアッ


ライナー「クリスタ、お前もユミルと行ってくれないか」

クリスタ「私も?」

ライナー「頼む」

クリスタ「……」


クリスタ「…わかった、行って来るね」


パタン


ライナー「…行ったか」

ライナー「ベルトルト、お前に聞きたいことがある」

ベルトルト「何?」


ライナー「…俺は、何かおかしいのか?」

ベルトルト「…!」


ベルトルト(兵士に戻ったんじゃなかったのか…?)


ライナー「最近、アニが俺を見るだけで泣き出すことがしょっちゅうあってな…」

ライナー「それにお前があそこまでキレた理由も、俺がアニと恋人のフリを解消したことだけが原因にしちゃ、理不尽すぎるしな」


ライナー「さすがに何かがおかしいってことくらいは気づく」

ベルトルト「…君の中では、僕が怒った理由がそういうことになってたのか」


ライナー「お前たちが知っていて、俺が知らないことを、全て話してくれないか?」

ここまで
今日はレスたくさんありがとうございました

ライアニ√こい…ライアニ√こいいやきてください………

良スレだな乙

>>1ですこんばんは
最近心なしかライアニスレ増えてるじゃないですかやだー(歓喜)

つか某ライアニの神様の新作きてて、なんかほんともう自分近々死ぬんじゃないってくらい幸せだw

そして良作見た後に見る自分の作品の稚拙さにモチベが壊滅的ですが、書きためた分から少し再開します。

>>425
文字化けに見えて焦ったw ライアニかわいいよライアニ
>>426
恐縮です。そう言っていただけて嬉しいです

他にもレスくれた方ありがとうございます



僕は、ライナーがおかしくなった時から今までのこと全てを話した。

ライナーが兵士を演じることにのめり込み過ぎるあまり、
無自覚で、本当に兵士であるかのように過ごしている時があるということ。

そしてその際、故郷のことや戦士のこと、任務のことも全部忘れて、
アニをただの同期の一人と認識して、他人のように接していたことも。

ライナーにとってにわかには信じられないことばかりだっただろうけれど、
実際に自分の目で見た僕やアニが示した反応から、すぐに信じてくれた。



ライナー「そうか…。まさか俺が、ただ兵士を"演じているだけ"だと思っていた時、実はそんなことになっていたとはな…」

ベルトルト「気付いてなかったんだね…」


ライナー「…ああ。…結局俺が、一番現実から逃げていたということか。情けないところを見せたな」

ベルトルト「…いや、僕も僕で、ライナーはそうなってる自覚もないのにいきなり殴りかかってしまったし…」


ライナー「いや、お前たちには散々迷惑をかけたみたいだしな。受けて当然の罰だ。…すまなかったな」スッ

ベルトルト「や、やめてくれよライナー。頭を上げて。…ライナーだって、なりたくてなったそうわけじゃないんだから…」アセアセ


ベルトルト「それに…謝るなら僕じゃなくてアニに謝って。…一番好きな人に…君に、他人扱いされたんだ。心の傷は相当深いはずだ」

ライナー「そうだな…クリスタたちが連れて来てくれるだろうし、その時だな」

ベルトルト「……」


ベルトルト「ねえ、ライナー」

ライナー「ん?」

ベルトルト「…一つだけ、さっき聞けなかったことを聞かせて」

ライナー「何だ?」


ベルトルト「ライナーは、アニのことをどう思ってるの?」


ライナー「……」

短いですがここで切ります
また夜にきます


核心に迫ってきたな

>>432
終わりが見えてきたからだと思います。

再開します



同時刻・兵舎廊下

パタパタ

クリスタ「きゃっ」バッタリ

アルミン「わっ、クリスタ?」バッタリ

クリスタ「アルミン!」


アルミン「どうしたの?キョロキョロして」

クリスタ「アニを探してるの。見てない?」

アルミン「アニ?…見てないけど。寮にいないの?」


クリスタ「寮はユミルが探しに行ってるから。私は念のため他の所を見て回ってるの」


アルミン「二人がアニを探してるなんて、珍しい組み合わせだね。何か用事?」

クリスタ「ううん、ライナーに連れてきてくれって頼まれたから」

アルミン「そ、そっか…(こんなことまでライナー絡みか…本当仲いいな…、ってあれ?何で僕は凹んでるんだ?)」


アルミン「それにしても、ライナーがアニを?それはそれで珍しいね。…そういえば、自由時間になってからはライナーもベルトルトも姿を見ないし…」

アルミン「気になるなあ…何かあったの?」ジッ


クリスタ「(ケンカのこと、知られちゃまずいよね。それにアルミンならちょっと話しただけで色々感づかれちゃいそうだし…)…んー、ちょっと、ね」


クリスタ「…じゃ、じゃあ、私、他探しに行くから!」アセ

アルミン「あ…」


アルミン「クリスタ!」

クリスタ「! 何?」


アルミン「……そのっ、頑張ってね」

クリスタ「? どうしたの?急にそんなこと」クス

アルミン「いや、なんでだろう、なんか言いたくなった」ハハ

クリスタ「うん、ありがとう」ニコ


アルミン(…かわいいなあ)



・女子寮

ユミル「みっけ」


アニ「」

ユミル「やっぱり戻ってやがったか」


ユミル「…お前さあ、人にあいつらの仲裁させといてトンズラ決め込むとか、どういう神経してんだよ」

アニ「……」ダッ

ユミル「おーい逃げるな」ガシッ

アニ「…離してよ」


ユミル「そうはいかねえよ。愛しのゴリラがお前を呼んでるぞ」

アニ「いやだ。行かない。会いたくない」


ユミル「あ?何でだよ」イラッ


アニ「……」


アニ「ほ、ほら。あいつ、あの後クリスタと話したんでしょ?それなら今、兵士だし…」

ユミル「あー、前に言ってた本物やら偽物やらの話か?…そっか…そういうことなら仕方ないかー…どうすっかなー」

アニ「……」ホッ


ユミル「なんて言うと思うか。行くぞ。面倒なことはさっさと済ませたいんでな。クリスタと合流する」グイ

アニ「ちょっ、と!」


ユミル「ライナーが直々にお前をご指名なんだよ。お前もあいつが好きなら、今がどっちのあいつでも応じてやれ」ハア

アニ「嫌だよ…っ。どうせ振られるに決まってる」

ユミル「振られる?…お前、告白したのか?」


アニ「…不可抗力だよ。私が好きな方のライナーに聞かれた。偶然」ムス

ユミル「へーえ」


アニ「不意打ちすぎて、自分でびっくりして泣けてきて…それをベルトルトに見つかって…」

ユミル「ああー…、それでベルトルトがマジギレしてあの展開か。さっきのケンカの原因はお前かよ」

アニ「……なんかよくわからないけど…そうみたい」


アニ「二人を止めてくれて、……ありがと」ボソッ

ユミル「お、おう(こいつに礼を言われる日がくるとはな)」


ユミル「…なら、尚更話しに行けよ」

アニ「え…」


ユミル「偶然とはいえ、好きって伝わったんだろ?で、今ライナーが呼んでるってことは、用事はその返事だろ。決着つけてこいよ」


アニ「…何それ。私がフラれたらクリスタがライナーと付き合えるからとかそういう魂胆?」

ユミル「ああー…、そうだよな、お前にはそう見えるよな。日頃の行いが悪くてすまんね」

アニ「違うの?」


ユミル「…あのな、アニ。私がお前を気に入らないって言ったのは、お前がこそこそ抜け駆けしてたからであって、お前が立派に気持ち伝えたってんなら話は別だ」


ユミル「私はお前の応援も邪魔もする気はない。クリスタ泣かせたことも…もう過ぎたことだし、本人も気にしてないっぽいし、咎めない」


ユミル「だから堂々と返事を受け止めに行けよ。たとえどんな結果でも」


アニ「……」


数分後・医務室


ユミル「入るぜ」カチャ

クリスタ「アニ連れて来たよ」

アニ「……」

ライナー「おう、来たか。ユミル、クリスタありがとうな」


ライナー「アニ、こっち座ってくれ」

アニ「……あ、ああ(こいつ…兵士じゃ、ない?)」

ベルトルト「……」


ユミル「で、私たちは用済みか?帰った方がいいか?」

ライナー「いや、待ってくれ」


ライナー「……クリスタ」

クリスタ「? はい」


ライナー「…お前に、あの時の告白の返事をしたい」

今日はここまでです


パンツ脱ぎっぱなしで寒いからこれ以上焦らすの止めてよぉふぇぇ


焦らし上手な>>1のお陰でMに目覚めそうです
続き…待ってます…

はよ(泣)

遅くなりました>>1です

待ってくれてる人いっぱいいてびっくりした嬉しい
>>447さんはパンツ穿いて下さい
>>448さんはそっち行っちゃだめですw
>>449さんは涙拭いて
他にレスくれた人もありがとう

三角関係の告白の返事パートなんで、絶対泣く人出るし賛否別れる難しい話だから少し遅くなりました。
今回は寸止めしないでキリのいいところまで進める予定。
投下開始します


クリスタ「ライナー…お、思い出したの?あの時のこと」

ライナー「…ああ、そうだ」


アニ「……」

クリスタ「…うん、聞かせて」ゴク

ライナー「ああ、だからすまんが…」チラ


ベルトルト「うん。…ユミル、僕らは退室しようか」

ユミル「……ああ、わかったよ」


アニ(はあ…私はなんで呼ばれたんだろう)ガタ

ライナー「いや、アニ、お前は残ってくれ」

アニ「はっ?なんで…」

ライナー「いいから。…ここにいてくれ」

クリスタ「いいよ、アニ。いて。私は気にしないから」


アニ(いや、私が気にするんだけど…第三者のいる前で返事するって…、どういう神経なの?)


ベルトルト「アニ」

アニ「?」

ベルトルト「へへ…」ナデナデ

アニ「なっ、ちょっと何?」

ベルトルト「ん?なんでもない」ワシャワシャ


ベルトルト「じゃあ、後でね。ライナー、アニ。…頑張ってね」

ライナー「ああ」

アニ(…何だったの?)クシャクシャ


ユミル「クリスタ」

クリスタ「ユミル…」

ユミル「後悔するなよ。私は、お前の選択を応援してやる」ポンポン


ユミル「…だからお前が、本当に幸せになれる方を選べ」

クリスタ「……」



パタン


・医務室外


ユミル「…そうは言っても、聞き耳立てちゃうよな」コソ

ベルトルト「…だよね」コソ


ユミル「アニは、ライナーがクリスタと話したせいで偽物に戻ってるんじゃないかって言っていたが…?」

ベルトルト「戻ってないよ。あれは本物の方」

ユミル「…本物っていうと、アニだけじゃなくクリスタの告白も聞いた方だったか。そうか、だから返事ができるんだな…」


ユミル「……しかし、疑うわけじゃないが本当に今のライナーは本物なのか?いつも接してる方との違いが全然わからないんだが…」

ベルトルト「うん、基本的に違いは記憶くらいで、性格は変わらないからね。でも、確かに僕と殴り合う少し前からは、間違いなくライナーは元に戻ってる」


ユミル「…じゃあ、あのマジギレモードは本性かよ…おっかねえな」

ベルトルト「あれは僕が怒らせちゃったから…」

ユミル「……」


ユミル「なあベルトルさん、私思ったんだが、もしかしたらクリスタ、その時のことで……」





ライナー「……」

クリスタ「……」

アニ「……」


アニ(…気まずい)


アニ(私の目の前で、告白受け入れるつもりかな)

アニ(だって、ライナーってクリスタのこと…)


アニ(…これ、何の嫌がらせ…?)ハア



クリスタ(後悔しない、私が幸せになる選択肢…か)

クリスタ(正直、さっきライナーが怒ってるのを見て…怖いって、思ってしまってから…自分がわからなくなってる)


クリスタ(こんなに大好きな、はずなのに…)

クリスタ(私は…この人とどうなりたいの?)


ライナー「……クリスタ」

クリスタ「は、はい!」ビクッ


ライナー「俺は…、俺はな、クリスタ」

クリスタ「うん…」


ライナー「お前のことが、好きだ」


クリスタ「!!」ドクン

アニ「!!」ズキ


クリスタ「そ、れじゃあ…」

ライナー「ああ」


ライナー「好きだから…もし、また俺の記憶がおかしくなった時に、もう一度お前に告白されたりしたら、俺は受け入れてしまうかもしれない」

クリスタ「…?」

ライナー「だから、今言わせてくれ」


ライナー「…俺はお前の気持ちには応えられない」


ライナー「今後、俺に何を言われようと、そのつもりでいてほしい」

クリスタ「……(私…振られてる、の?)」


ライナー「安心したか?」

クリスタ「え?」

ライナー「さっきベルトルトと殴り合ってるところ、見てただろう?」


クリスタ「…!」ビクッ


ライナー「はは、あれで俺の印象、変わっただろ。お前は、俺を強くて優しいと言ってくれたが…、俺はお前が思うような男じゃないんだよ」

クリスタ「……」


ライナー「だから、付き合うのはよしておこう」


クリスタ「……」グッ


クリスタ「…ライナー、一つ聞いていい?」

ライナー「何だ?」


クリスタ「私ね、ライナーが他の子といるのを見ると、辛かったの。苦しかったの。…おかしいよね、ライナーは私のものなんかじゃないのに

クリスタ「…私は、あなたを独り占めしたいと思ってた」

アニ「……」


クリスタ「ライナーは、私を好きって言ってくれたけど、私がライナー以外の人と結ばれても何とも思わないの…?」

ライナー「……っ」


ライナー「……何も思わないわけがないじゃないか…」


ライナー「ただ、それ以上にわかったんだ。世の中には、『自分にはこの人じゃなきゃ駄目だ』って思える相手が必ずいて、」

ライナー「そして、お前にとってのそれは俺じゃないってことがな」


ライナー「…お前はいつか、そんな唯一無二の誰かを見付けて幸せになってくれ」

ライナー「クリスタが幸せになってくれるなら、俺はそれを見て幸せになれるからな」


クリスタ「私が幸せになったら、ライナーも幸せなの?」キョト

ライナー「ああ、そうだ」

クリスタ「そんなことって、あるの?」

ライナー「……」



『僕はアニが幸せになってくれるなら、それでいいって決めたんだ!』

『たとえ、隣にいるのが僕じゃなくてもだ!』



ライナー「…あるさ。大事な人が幸せでいる。それだけで自分も幸せになれる」

ライナー「…そんな人の愛し方もあると、俺は大事な親友から教わったんだ」



ユミル「……誰のことかねえ」チラ

ベルトルト「……さあね」コホン

ユミル「私たちがいない間、ライナーと何話してたんだ?」ニヤ

ベルトルト「しっ」


ライナー「だからクリスタ、俺のためにも幸せになってくれ」

クリスタ「……っ」ジワ



クリスタ「…はい、わかりました」


クリスタ「最後に、…いっこだけお願いしていいかな」

ライナー「何だ?」


クリスタ「頭、撫でてほしい…」


ライナー「…ああ、わかったよ」ナデナデ

クリスタ「……」


クリスタ「…私ね、ライナーにこうしてもらうのが好きだったの」クシャクシャ

クリスタ「…あったかくて、すごく安心する」


ライナー「……そうか」ナデナデ



クリスタ「…ありがとう、ライナー」


クリスタ「私、あなたを好きになれてよかった」ペコ

クリスタ「あなたといられて、たくさん幸せをもらいました」


クリスタ「…だから今度は、私が、大好きなあなたに幸せになってもらうために、頑張って幸せになります」


クリスタ「これで、いいんだよね?」


ライナー「……ああ。ありがとう、クリスタ」



ガチャ


パタン


ユミル「……」ムス

クリスタ「…もしかして、聞いてた?」

ベルトルト「ごめん…興味本位で」


ユミル「…ちっ、なんだよあいつ。えっらそうに。男子どもに言い触らしてフルボッコにしてやろうか」ムカムカ

クリスタ「やめてユミル、いいの。…ライナーは、私の迷いに気付いたんだと思う。私が断りやすくなるように、ああ言ってくれたんだよ」


クリスタ「…その気持ちが、私は嬉しいから」

今一気に読んだけどこれすごい面白いな アニがんばれ


ユミル「…選べたか?後悔しない方」

クリスタ「……」ジワ


ユミル「…!」

ユミル「…ま、初恋だもんな。悲しいよな。そうなって当然だよ」ナデナデ

クリスタ「……っ」ポロポロ


クリスタ「ユミル、私、ライナーに笑って、ありがとうって…言えたよ」ポロポロ

ユミル「…そうか」

クリスタ「…ライナーの前で、泣かなかったよ。私、えらい?」グス


ユミル「ああ、お前はすごいよ」


ユミル「気が済むまで、いっぱい泣きな」

クリスタ「……うん…」

>>469
長くて大変だったと思います
ありがとうございます!

今回はここまで。
みんなの女神様クリスタちゃんの未来に幸あれ

レスありがとう
この話ももうすぐ終われそう

あとであらためて本編投下しに来ますが、
この後ライナーとアニがだらだら雑談する展開になりそう
ちょっと長くなっても大丈夫かな?

勿論!
続き楽しみに待ってるよー

長い方がいいですおながいします

久しぶりに見たらすごいことに・・・・
めっちゃいいです

私怨

いつも思うが、ライナーと絡ませるとみんなしてかわいくなるのは何故なんだ

>>476 >>477
おおよかったー!
じゃあ好きな長さやります
>>273=>>478
ご無沙汰でしたね
不定期私怨ありがとうw
>>479
ライナーの謎の男子力w

一旦再開します



ベルトルト「…はあ」



『ライナーは、アニのことをどう思ってるの?』

『……大事に思ってるよ。お前が言ったのと同じようように、俺もあいつには幸せになってほしいと思ってる』



ベルトルト「…ライナーは、自分がどうすればアニが幸せになれるかわかってるのかな、あれ」ボソ


ベルトルト「僕が思うに、あの二人は、一緒にいれば二人とも幸せになれる気がするんだけど…」

ベルトルト「そうしたら、そんな幸せな二人を見て僕も幸せになれて…」


ベルトルト「……」

ベルトルト「あーあ、ユミルたちも帰っちゃったし、僕も戻って寝ようかな。やっぱり盗み聞きは悪趣味だ。ごめんねクリスタ」


ベルトルト「…ごゆっくり。幸せになってね、二人とも」ニコ



ライナー「……」

ライナー「……はあ」


アニ「…自分で好きな人振っておいて落ち込んでるってどうなの」

ライナー「いや、俺は戦士だ。壁内の誰かと付き合うわけにはいかないからいいんだ」

ライナー「それに、おそらくこれがクリスタの望んだ結果だろうから、尚更これでいいんだよ」


アニ(…どっちさ)ハア


ライナー「…笑うか?」


ライナー「いずれ滅ぼす相手に"幸せになってくれ"なんて」

アニ「……」


アニ「…ううん。すごくあんたらしいと思うよ」

ライナー「そうか…」


ライナー「しかし、お前ら以外の奴を相手に、兵士の演技をせずに話すってのは、思ったより神経擦り減るな…」

ライナー「正直、しんどかった」ハア

アニ「お疲れ」


アニ「…ねえ、どうしてクリスタへの返事を私に聞かせたの?」

ライナー「…聞かせたかったというより、ただここにいてほしかっただけだ」


ライナー「お前がいれば、クリスタの前でも正気を保てると思ってな。お前との関係は、俺が戦士であるということを手っ取り早く再確認できるものの一つだから」

アニ「あ…(私と同じ考え方だ)」

ライナー「クリスタと話して兵士に切り替わってしまったら、あんな返事はできないだろう?だから立ち会ってもらったんだ。巻き込んですまないな」

アニ「いや、いいけど」


ライナー「それに…」


ライナー「俺も私情でクリスタに恋愛感情伝えちまったよ、ってな。これで三人ともおあいこだ」ポンポン

ライナー「だからもう気にするなよ」

アニ「……」


アニ(気にするなってことは、…私の告白もなかったことになるのかな。告白っていうか、事故だけど)


ライナー「アニ」


ライナー「…お前には謝らせてくれ。俺が時々おかしくなるって話はベルトルトから聞いてさっき知った。お前に他人として接していたってことも。…すまなかったな」

アニ「あ……」


ライナー「…お前を傷付けてしまっていたことにも、言われるまで気付かなかった。今思うとお前はお前で、俺の意識を引き止めようと必死になってくれていたのにな」

アニ「……っ」


アニ「もう、兵士にならない…?」

ライナー「ああ…、と言いたいのは山々なんだが…」


ライナー「すまん、そればかりは俺にもわからん。…さっきのクリスタとのやりとりだけで、ここまで消耗したことを考えると…難しいかもしれない」

アニ「…そう、だよね」


アニ「でも、今はまだいい。…また、私のこと思い出してくれたから。たとえこれからどうなっても、最後には、戦士として私たちの元に帰ってきてくれるんでしょ?」

ライナー「そうだな…努力する」


ライナー「……」


ライナー「なあ、アニ」

アニ「何?」


ライナー「さっきの話、もう一度確認させてくれ。お前は、俺が好きなのか?」

アニ「!!」ドキッ

また後できます
ここまで

またいいところで切るな~
期待して待ってる

いまスタバだけどパンツどうしよう

このライナーには抱かれたい

はよ
これは続きはよとしか言えない
気になるよ

私怨

>>490
ありがとう、再開しますよ
>>491
穿いて!
>>492
アニちゃんが抱かれてほしいライナーと思いながら萌えながら書いてるw ちょっと都合のいい性格かも…
>>273=>>493
ま た あ な た か w

書きたい会話みんな書いたら意外と長くならなかった。
ただ今までのテンポと比べたらちょっとアンバランスなグダグタ感は否めないですが

投下します



アニ「いや、だからあれは忘れてって…元々言うつもりなんかなかったんだから」アセ

ライナー「ほう。否定はしないんだな」ハハ

アニ「……っ」カアッ


アニ「うるさいっ!うるさいうるさい!」

アニ「……」


アニ「…どうせ、ベルトルトあたりから聞いてるでしょ」

ライナー「頼む、聞かせてくれよ。お前の口から、俺に向けた言葉で聞きたい」

アニ「……っ」


アニ「…なんであんたはそんなに余裕そうなの」ジロ

ライナー「そう見えるか?」


アニ「……」ムカ

「~~~っ!!」

アニ「………わたし、は…あんたが…………そのっ」


アニ「……すっ、す…き」ゴニョゴニョ


ライナー「…そうか。ありがとな、嬉しいよ」フッ

アニ「でもっ、返事とかはいいから。クリスタのことがあったばかりなんだし」

ライナー「ん?おう、わかった」


アニ「はあ……もう嫌だ…今すごく帰りたい。もう帰っていい?」ヘナ

ライナー「まあそう言うな。せっかくの機会だ、もう少し話そう」

アニ「…話すって何を?」


ライナー「そうだなあ…お前は何か、俺にしてほしいこと、ないか?」

アニ「え?いきなり何…?」


ライナー「クリスタには頭撫でてくれって言われたからな。平等にお前にも、そういう希望があるなら聞いてやろうと思ってな」

アニ「してほしいことって…そりゃ…」


アニ(……)チラ

ライナー「?」


アニ(…!)カアッ

アニ(……っ)ブンブン


ライナー「どうした?百面相して」

アニ「べっ、別に…!」


アニ「…なっ何でも、いいの?」

ライナー「限度はあるぞ」


アニ「…だよね(何考えちゃってるんだろ私…)」


アニ「へっ、変な意味じゃないんだけど、」ドキドキ

ライナー「おう(今、声裏返りやがった…)」


アニ「……前してくれたみたいに、抱きしめてしてほしい、かな」


ライナー「…そうか、わかった」ガタ

アニ「やっ、そのままでいて。…膝の上、行っていい?」

ライナー「」


ライナー「お前な…俺はさっき限度があるって…」ハア


ライナー「…まあ、お前には本当に迷惑かけたしな。許してやるか。来いよ」パッ

アニ「…うん」ガタ


ギュッ


アニ「……」

ライナー「……」


アニ「……」

ライナー「……」


アニ「悔しい…」ボソ

ライナー「何がだ?」


アニ「膝に乗っても、座高が逆転しなかった」

ライナー「ああ、…はは。俺とお前の身長差は、この程度じゃなかなか覆らないんだな」


アニ「…でも、いいや。普段よりは近くなって、あんたの首元に手が回せるから」ギュ

ライナー「いつもは背中だったもんな」


アニ「…首に息かかる」

ライナー「お前の息もかかってるよ」

アニ「くすぐったい」ヨジ

ライナー「俺もだ」ハハ


アニ「……」

ライナー「……」


アニ「…ね、キスしていい?」

ライナー「」


ライナー「お前なあ…俺は一つだけ聞くつもりで…」

アニ「いいでしょ。あんた、キスは好きな人としろって言ったし」


ライナー「…はあ…そういうことはよく覚えてるな…」


ライナー「仕方ないな、…一回だけ、特別だぞ」

アニ「うん…ん」


チュ


ライナー「……」

アニ「ん…」


アニ「…今回は、衝突事故なんて言わせない」

ライナー「ははは、ああいうのはもう勘弁してくれよ」


ライナー「…なあ、アニ」

アニ「ん?」


ライナー「いつからだ?…お前がその、俺のこと…」


アニ「……わからない。覚えてないくらい、ずっと昔から」

ライナー「そうか…」


ライナー「俺もな、この前考える機会があって思い出したんだが…」

アニ「何?」


ライナー「そういえば、俺の初恋の相手はお前だった気がするんだ」

アニ「!? なっなんでそんなこと…」ドキドキ


ライナー「いやな、ベルトルトに、『幼少期にしたチューはファーストキスにカウントするか』って聞かれて、しないって答えたら殴られたことがあってな」

アニ「なんてを話してるの…というかベルトルトはいつから暴力キャラになったの」

ライナー「いや、今思うと大体俺のせいだった」


ライナー「その後、色々考えているうちにそこに辿り着いた。今になっても俺がどうもお前に甘いのは、そのせいかもな」

アニ「そう、なんだ」ギュ


アニ「私は…伝えるのが遅すぎたのかな」

ライナー「…そうだな、歳が一桁の頃に告白されてたら、俺はお前のものだったかもしれん」


アニ「……」ギュ

ライナー「お前、耳まで真っ赤だな」


アニ「……」

ライナー「おい、アニ?抱きついてばかりいないで顔見せろ」


アニ「……今は?」

ライナー「あ?」



アニ「……今、私に付き合ってって言われたらどうなの、って聞いてるの」


ライナー「……返事はいらないって、自分で言ったろ」

アニ「だって、そんな言い方されたら気になるでしょ

ライナー「あのなあ…聞きたいのか?」


アニ「…聞き、たい」ギュ

ライナー「……」

ライナー「わかった」ギュ



ライナー「……耳、貸せ」

アニ「…ん」ドクン





『――』

今日はここまで!

これがエンディングでもキレイな終わり方な気がする
けどもうちょっとだけ続きます。

それではまた明日

ひぎいいいいいいいい
萌え死んだ乙

1の巧みな焦らしプレイにいい加減キレそうだぜ
罰として尻穴捧げろ乙

素晴らしいライアニだな

>>512 >>515
お粗末様ですありがとう
>>514
つ 汚ナホ
1だと思って優しくしてね

>>1です
ラスト投下始めます



翌朝・


ベルトルト「はああああああ!?」

ライナー「…いきなり叫ぶな、びっくりするじゃないか」キーン

ベルトルト「君って奴は…君って奴は…!」ワナワナ


ライナー「……どうしてもそうなるのは仕方ないことだろう?当人同士の問題なんだから、あまり踏み込んで言わないでくれ」

ベルトルト「でも!!」


ライナー「それにアニも同意の上だ。問題ないだろう?」

ベルトルト「そうだとしても…うがあああ!!僕は君を見損なったよ!!」ビシッ




ベルトルト「断ったって何で!?あの流れでっ!!!」


ライナー「あの流れって…お前どこまで知ってるんだ?」

ベルトルト「クリスタが振られたところまでだ!!」

ライナー「…そこまでか」


ベルトルト「クリスタが振られたんだから、ライナーがアニを選んだんだなって普通思うじゃないか!!二人とも振ったってこと!?」

ライナー「当たり前だろう?俺たちは戦士だ。本来の目的を履き違えるな」


ベルトルト「……っはあー…(悪いけで君にだけは言われたくないよ。絶対に言わないけど)」


ベルトルト「…どうしようライナー…ツッコミどころが多過ぎて混乱してきたんだけど…とりあえず僕はもう一度君を殴ればいいのかな?」

ライナー「よせ!お前最近本当にキャラが変わってるぞ!それにお前の相手は正直かなりキツかったんだからな!」アセ

ベルトルト「僕だってそうだ!何度も意識が飛びかけた!できれば君の相手は二度としたくないと思ってるよ!」


ベルトルト「けど、そう思っていても、男には引けない時があるんだよ!君ならわかるだろ!?」クワッ

ライナー「お前は引き際を間違えている!(なんでそんな度胸はあって、アニに歩み寄る度胸はないんだよ!)」


ライナー「大体、壁内の人間とどうにかなるのもまずいが、味方とどうにかなって互いの弱みになるのもまずいだろう。だからそれは避けるべきだと伝えたし、アニもその説明で納得してくれた」


ベルトルト「…じゃあ、条件さえ整ってたら受け入れてあげてたの?ライナーの気持ち的な意味で」ムス

ライナー「いや、そのことについては、……も、もういいだろ。言うな」ゲフン


ベルトルト「……お互いに気持ちがあったら弱みと変わらないんじゃないの」ジト

ライナー「互いが弱みだとわかる関係になることが問題なんだよ」


ベルトルト「…ライナーのわからず屋」

ライナー「何とでも言ってくれ」


ベルトルト「……ん?でもそれって!?僕らの目的が達成されて、無事故郷に帰れた暁には、アニを正式に受け入れてあげるってことだよね?ね!?」ズイ

ライナー「……お前目が怖ぇぞ…」タジ


ベルトルト「そういうことならわかった。二人に幸せになってもらうために、僕も頑張らないとね!」

ライナー「いや落ち着け、本当落ち着け。色んな意味で落ち着け」


ライナー「…まあ問題は、それまで俺があいつに愛想を尽かされないようにしないとってところだな」

ベルトルト「アニに限ってそれはないと思うけど」

ライナー「はは、だといいな。でなけりゃ、せっかくの約束が果たせなくなっちまう」

ベルトルト「約束?」


ライナー「ああ、アニとした約束だ」







数日後昼休み・中庭


アニ「あの後、私も振られたよ」

クリスタ「え!?嘘でしょ!?」


クリスタ「私てっきり、あの後ライナーとアニは付き合い始めたとばっかり…」

アニ「まあ…私たちも色々事情が複雑でね。普通の恋人みたいに付き合うわけにはいかないんだ。大丈夫、私も納得した上で決めたことだから」


クリスタ「勿体ないなあ…。付き合っちゃえばよかったのに…」シュン


クリスタ「ライナーってば、また自分が言ったことを忘れちゃってるみたいで、たまに私に嫌われたアピールしてくるの」ハア

クリスタ「振られたのは私の方なのに…」

アニ「…あんたも苦労してるね」


クリスタ「ライナーは、お父さんじゃなくておじいちゃんだね。物忘れが激しいところが!」

アニ「ああ、そうかもね」クス


クリスタ「あ、アニが笑った。かわいい」

アニ「……っ」フイ


クリスタ「まあ、私がさっさと新しい恋をすれば済む話かもしれないけどね。私が幸せになればライナーも幸せになってくれるって言ったし」


アニ「いい人はいそう?」

クリスタ「この前告白されたよ、一人」

アニ「ちょっ、あんた失恋の傷癒そうとして、誰でもいいから付き合おうなんて自暴自棄に走っちゃだめだよ!」

クリスタ「そんなんじゃないよ。ただ、ユミルが唯一、ここの男子で私に告白することを止めなかった人だから、信じてもいいかなって思って」


アニ「…あいつ、男子牽制したりしてるの…?あんたの番犬か何か?」

クリスタ「あ、その表現すごく的確かも!」クス


クリスタ「…まだ受け入れるには時間はかかると思うけどね」


クリスタ「あの日一晩中泣かせてもらってすっきりしたって言っても、そう簡単に心の整理がつく話じゃないし。これからゆっくり、時間を掛けて仲良くなっていこうかなーって」


アニ「ちなみに、その相手って誰?」

クリスタ「…うふふ、内緒!」


クリスタ「お友達からお願いしますって言ったし、もし付き合うことになったらアニにも教えてあげる」

アニ「…そっか。いい報告待ってる」


クリスタ「うん、待ってて」


クリスタ「アニはこれからどうするの?」

アニ「私は…」





ライナー『恋人になるなんてのは、俺たちの立場で言えば、敵に衆知の弱みを握られることと同義だ。万が一どちらかが敵に捕まったりなんかしたら…わかるだろ?』

ライナー『俺はお前を自分の弱みと知られることは避けたいし、逆もまたしかりだ』


ライナー『だから俺たちは、今まで通りでいた方がいい』


アニ『……』

ライナー『…応えてやりたい気持ちは山々だけどな』


アニ『…うん、そうだね。元々他人のフリをしてた目的にはそれもあったんだし、…今まで通りでいよう』


アニ『でも、私が気持ちを持ち続けるのは自由だよね?…あんたクリスタに言ってたでしょ。自分にはこの人じゃなきゃ駄目って人が必ずいる、って』

ライナー『ああ、言ったな』


アニ『…私にとっては、それはやっぱりあんただと思うんだ』

アニ『だから…これからも、好きでい続けていい?』

ライナー『……』


ライナー『…立場的にはおすすめはできないぞ?…報われないかもしれないしな』

アニ『ナメないでよ。何年片思いしてると思ってるの?私にとっては、今までと状況は変わらないんだよ』

ライナー『…そうか』





アニ「今まで通り、好きでい続けようと思う」


クリスタ「…強いね、アニは。自分の気持ちをずっと曲げずに持ち続けていられるなんて」

アニ「そうかな」

クリスタ「そうだよ。…私には、できなかったことだから」


アニ「私はむしろ、すっぱり諦めて、新しい恋に向かえるあんたの方が強いと思うよ。…私にはできない」

クリスタ「どうだろう、ライナーがああいう言い方してくれたからかも。…自分が幸せになることで、幸せになってくれる人がいる、なんて考えたこともなかったもの」


クリスタ「この人のためにも、幸せになろうって思えた。だから私は、進めるのかもしれない」


クリスタ「頑張ってね、アニ」


クリスタ「私が言うのも変かもしれないけど」クス

アニ「…ううん、心強いよ。頑張るさ」


アニ「約束、果たしてもらえるように」

クリスタ「約束?」


アニ「何でもない」


クリスタ「? じゃあ、もう行こっか。サシャたちが呼んでるよ」

アニ「そうだね」





アニ『ずっとずっと好きでいるから、全部終わって、私たちが生きてて、まだ私があんたのこと好きだったらその時は、』


アニ『昔言ってた通り、…お嫁さんにしてね?』


ライナー『…はは、随分難しい条件だが、』




ライナー『わかった、約束するよ』

完結です!
やっぱり昨日上げた分で終わらせた方がキレイだったかも
蛇足すぎるw

ここまで長いことお付き合いいただき、ありがとうございました。
>>1

乙いっぱいありがとう
お願いがあります。どなたか、完結作スレに完結報告していただけませんか?(ケータイなので貼れません)

……あと、読んでて好きだと思ったシーンとかあったら挙げてほしい。
自己満じゃないよ今後の参考にするだけだよ←

ひゃっはー
乙です

もう私怨をいうこともなくなるのか・・・

他に何かスレ立てしたら教えろよな

私怨にいくぜ

>>537
戦士ライナーにアニの気持ちがバレるとこ~ベルライ喧嘩の流れが良かった。
久しぶりにラブコメ話でキュンとしたわ。
次回も丁寧な心情描写期待。

乙、素晴らしかった
もっと>>1のライアニが読みたい

ライベル喧嘩やっぱ評判いいなーw
意見ありがとうございます
>>544
実はそこ書きたくて始めた話なのでそう言われて嬉しい
詳しく挙げてくれてありがとうございます。励みになります
>>545
ありがとうございます!
自分ももっとライアニ書きたいです
>>273=>>543
最後まで私怨ありがとうー
もしまた書いたら見つけておくれー

このSSまとめへのコメント

1 :  なぎ   2014年08月29日 (金) 14:57:50   ID: Ovdh6oNS

ライアニ大満足(*´∀`*)

2 :  SS好きの774さん   2015年01月20日 (火) 23:59:10   ID: tEMgxYtJ

この作品、自分は物凄く好きです!

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