黒子「えぇとケーシィケーシィ、……あれですわね」(841)


黒子「ジャッジメントですの。おとなしくこのボールに……」

ケーシィ「!」 ――ブゥン
黒子「……って聞くわけありませんわね。でも逃げられると、」 ――ヴゥン

ケーシィ「!!」

黒子「思ってますの?」
ケーシィ「……」

黒子「さ、このボールに入って頂けます?
まぁそう怯えずに。悪いようには致しませんわ」


ケーシィ「……」
黒子「いい子ね」

――



ぐるるるるるる……

ケーシィ「……」

黒子「お腹空いてますの?」
ケーシィ「……」

黒子「といってもポケモンの食べる物など……ん?」
ケーシィ「……」

黒子「パフェ?」
ケーシィ「……」 

黒子「また随分と乙女な物を……まぁいいですわ。すみませんこのストロベリーサンデーを一つ下さいな」
店員「はーい、少々お待ちください」

ケーシィ「……」
黒子「マイスプーン……」

――

黒柳徹子「本番中ですの。おとなしくこの頭に……」

ケーシィ「!」 ――ブゥン
黒子「……って聞くわけありませんわね。でも逃げられると、」 ――ルールルー

ケーシィ「!!」

黒子「思っていらっしゃること?」
ケーシィ「……」

黒子「さ、さ、さ、このボールに入って頂けます?
まぁそう怯えずに。悪いようには致しませんでございますことよ」


ケーシィ「……」
黒子「いい子でございますことよ」

――

あっ

【ジャッジメント第117支部】

黒子「初春、捕まえてきましたわ」
初春「さすがテレポーターですね白井さん、ケーシィは他の支部でも捕まえられずに手こずってたんですよ」

黒子「まぁ確かに難しいかも知れませんわね。この子の使うテレポートは11次元を用いたものではないようですし」
ケーシィ「……」

初春「なんかものすごく白井さんになついてません?」
黒子「甘いものが気に入った様ですわね」

初春「甘いもの?」

黒子「何でもありませんわ。それで、この後はどうすればよろしいのです?」

初春「警備員(アンチスキル)の準備が整い次第、協力して街に入り込んだ黒ずくめの集団の捕縛、
及び、散らばったポケモンの保護だそうです」

黒子「集団ねぇ……学園都市の警備は一体どうなっているのやら」
初春「気をつけてくださいね。『スリーパー事件』なんてものも起こってるみたいですし」


黒子「……全く。厄介な事になりましたわね」

――


学園都市。
能力者が集うこの街に突如として現れた謎の生物。

炎、電気、水、氷……
能力開発を受けた学生達にさえ劣らない現象を引き起こすその生物達を前に、少なからず被害も出始めていた。

さらに現れる、黒ずくめの衣装を身に纏う謎の集団。


黒子が捕獲したテレポーター。
美琴の元で開花する一匹の超電磁砲。
インデックスの元に舞い降りるもう一人の禁書目録。


少女と野生が交差する時、物語は始まる。

――

【???】

「な……なんなんだよそのバケモンは……!!」

?「バケモンじゃなくてポケモンなんだがね。……しかし拍子抜けだな。この程度か、学園都市」
??「あせるな。おい、お前レベルいくつだ」

「……レベル3だけど……」

??「という事は……強能力者か」
?「はぁ、5段階ってのが分かりにくいな。100で表してくれると有難いが……まぁいい」


??「お前はここで、さよならだ」


「え?や、やめ……」

??「ゲンガー、シャドーボール」


「ぎっ……がぁぁぁぁぁあああっっ!!!!」

――

黒子「えぇとニドリーノ……なになに、体調0.9m、19.5キロ、
ダイヤより硬い角、棘に毒……冗談じゃありませんわ……。ん?」

ケーシィ「……」
黒子「ひょっとして……手伝ってくれますの?」

ケーシィ「……」
黒子「お気持ちはうれしいですけど……、――!」

ニドリーノ「グルル……」

黒子「……噂をすれば、ですわね」


黒子「さて、どう攻めて……って、あっ!」
ケーシィ「……」

黒子「待ちなさい!!貴方が勝てる相手じゃ……」
ケーシィ「……!」

黒子(!!テレキネシス……!)

ニドリーノ「グ……ァ……」 ――パタン

ケーシィ「……」
黒子「全く……。ご褒美はパフェでいいのかしら?」

ケーシィ「……」 パァァ

―――

―――

黒子「サンド捕獲、と。これで7匹目ですわね」

ケーシィ「……」 ――ドクン
黒子「?……どうしましたの?」

ケーシィ「……」 ――ドクン、ドクン
黒子(ま、まさか戦闘中のダメージが……!)

ケーシィ「……」 ――ドクン、ドクン、ドクン
黒子「しっかりしなさい!!すぐ病院に……いやポケモンを診る医者など……」

ケーシィ「……」
――ドクン、ドクン、ドクン………

黒子「あぁ……どうすれば……」

ユンゲラー「……」



黒子「……は?」

――

初春「オーキド博士って方の論文によるとですね、戦闘経験を積むことで姿を変えるポケモンもいるみたいです」

黒子「私としては進化前の姿の方が好みなのですけれど。
……というか今回の騒動もその博士を呼べば良いのでは?捕獲チームなり専門家へのツテもあるでしょうし」

初春「統括理事会の方から断ったって話ですよ。捕獲用のボールだけもらえれば学園都市で処理する、って事みたいです」

黒子「はた迷惑な……仕事が増えるのは末端の私達だといいますのに」

初春「あ、でも白井さんこれ見てください。最近更新された学園都市の都市伝説なんですけど」

黒子「またそんなものを……なになに、『高レベルポケモンを駆る謎の少年』?」

           /ヽ  ,. . .-‐…‐- . .
        {_/)'⌒ヽ: : : : : : : : : 〉`: 、

        {>:´∧;;;;;/. : : : : : : : : : : : : :ヽ
      /: : : /;;;;;;Y: : : : : : : : : : : : : : : : : : .___
.   /: : : :/丁⌒: : :∧ : : /: /` }: : : : : :ハ;;;;;;}

   /: : : :/: : :{: : 八: :{:>x/| /   |:i : : :}: : : };;;∧
.  /: : :/} : : :八Y⌒jY´んハ从  从-‐ノ: : :/Y: : :.
 /: : / /: :/: : : V(.  弋ツ    心Yイ : ∧ノ: : ハ
 !: : :!//i: : : : : 个i ''''     , {ツ /彡く: ハ: : : :i
 }: : :ヽ  / : : : i: :´{入   _     /: : : ∧: i i: : : |    糞すれですの!
〃. : : : ∨: : : :/l: :/⌒ヽ、  `  イ: : : :/ }: リ: : :ノ    
: : :/\: : V : /ノ:/     VT爪_八: : : { 彡. : イ{     
: :( /: \:} /: :/{     rv\j  { >‐=ミー=彡ヘ: ヽ
`)' ){: (  ): : :{八   /ヘJ ̄ ̄ {_/ /   \j: : 八: :}
 (  ー=ミ  彡'  ト、 / / 〔o〕     `トしヘ. _ \{ j ノ
   r=彡' ー=ァ |\{.      . -‐、‐=ァ′  ヽ  \(
   `フ   (   |   \_/  x个彳)   ∧   \
             ヽ   | _/  ∨ {\  /、ヽ     ヽ
            ヽ  ー-ヘ.    ∨j   ヽ{__>  . _}
            〉    \   \
               /       \   \
           /           \   \
            〈               j\   \
          / ー--==ニニ=く  \


初春「『暴走ポケモンや例の黒ずくめの集団から守ってくれる』
『何も言わずに去ってしまうので会話できた人はいない』
それにここ、『赤いキャップをかぶってる』って書きこみが何件も。ちょっと気になりませんか?」

黒子「所詮は噂でしょう。興味ありませんわ」
初春「もー、ちょっとくらい乗ってくれても……」

prrrrrr

初春「はい……はい、白井さんもいます。……はい、17学区ですね。わかりました」
黒子「事件ですの?」

初春「17学区で学生が襲われました。被害者はレベル3認定の念動力者、ポケモン被害の可能性もあるそうです」

黒子「念動力……」
ユンゲラー「……」


黒子(能力的にはこの子もおそらくレベル3程度……危険かもしれませんわね)

――

初春「置いてかれちゃったね」
ユンゲラー「……」
初春「心配なんですよきっと。襲われたのは君と同じ能力の人だし」

ユンゲラー「…………」

―――

初春『監視カメラの映像が来ました。
犯人はポケモンと例の黒づくめの人間が二人。学生を襲うところが映っています。
ポケモン名ゲンガー。シャドーポケモン、ゴーストタイプ。
現在13学区を移動中。座標送ります』

黒子「了解」 ――ヴゥン

―――

ブゥン

初春「これでよし、と。……あれ?」


初春「……おヒゲちゃん?」

―――


黒子「――いた!待ちなさい!!」
??「ん?」

黒子「ジャッジメントですの。傷害及び器物損壊の容疑で拘束します」
?「ジャッジメント?……よく分からんが警察の様なものか?」

黒子「そう考えて頂いて構いませんわ」

?「見たところ丸腰のようだが、お前も能力者か。レベルは?」
黒子「レベル4認定ですの。能力は……実際に体験なさいます?」

?「4!楽しめそうだ!!」
黒子「!」

?「出ろ、ゲンガー!」

――

黒子「醜悪な……」
?「先に名乗っておこう。俺がカール、こいつがハインツ。お前は?」

黒子「ルンメニゲですの」 ――ヴゥン

ハインツ「っ!テレポーターか!!」

黒子(まずは――、)

黒子「ちぇいさーーっっ!!」
――ブン


ゲンガー「?」
カール「……?」
ハインツ「……なんだそれは」

黒子「直伝の対自販機用ハイキックですけど?……無傷みたいですわね」

黒子(すり抜けた……?)

――『ポケモン名ゲンガー。シャドーポケモン、ゴーストタイプ』――

黒子(……まさか本当に幽霊だとでも?)


黒子「……。まぁ、それならそれで」
カール「能力者なら能力者らしく、能力で戦ったらどうだ」

黒子「――えぇ、そうさせて頂きますわ」

――

黒子「プレゼントですの」 ――ぽい 

ハインツ「……スプレー缶?」

黒子「もう一つ」 ――ヴゥン


カール「――!!伏せろっ!!」
ハインツ「!?」

――ボンッッッ!!!!

ゲンガー「グアァッ!!」

――


黒子「なるほど。火は効くようですわね」

カール「……やってくれる」
黒子「こういう手もあるという事ですわ」

ハインツ「こいつ何を……」
カール「帯電させた金属矢をスプレー缶の中にテレポートさせたんだ」

黒子「どうします?瀕死とまではいかずとも、それなりのダメージは負ったようですけれど」

カール「……そうだな。なら、」

カール「回復させてもらおうか」

黒子「回復?」
カール「ゲンガー、催眠術」

黒子(っ!!しまっ……)


カール「こんなに可愛らしいお嬢さんだ。さぞいい夢が喰えるだろうな」

――パタン

黒子「……」

ハインツ「……寝たか」
カール「終わりだ。ゲンガー、夢喰い」

黒子「……っ!?いっ、いやあぁぁぁぁぁっっ!!!!」

ごめんなさい寝てました


カール「夢では誰しも無防備だ。ゲンガー、殺すなよ?」

黒子「いや……あ……こないで……ぁ……ぁ……」


――ブゥン

ハインツ「ん?」

ユンゲラー「……」

カール「ユンゲラー?ひょっとして……こいつの手持ちか?」

ユンゲラー「……!」
ゲンガー「!」

―――

ユンゲラー「っ……」 ――ドサ

ハインツ「忠誠心は立派だが、進化前のお前じゃあ相手にはならない」

カール「仲良く揃って死ぬといい!!」

ゲンガー「ガァッ!!」
ユンゲラー「……っ」


『ピカチュウ、光の壁』


ユンゲラー「!?」
ゲンガー「!?」
ハインツ「……あ?」
カール「!?」


『――高速移動、十万ボルト』

ハインツ「!!潜れゲンガーっっ!!」

―――

――

ハインツ「クッ……今のは……」
カール(……消えた、か)


黒子「……ぅ……ん………」
ユンゲラー「!」

黒子「!!貴方……待機してなさいと言ったでしょう……!」
カール「チッ、目覚めたか」

黒子(……この子が庇ってくれたのね、こんなにボロボロになってまで)

カール「まぁいい。やれ、ゲンガー」
黒子(私もこの子も戦う力など残っていない。だとすれば、私が取るべき方法は……)

―――――――――――――――――

ピカチュウ「ぴか……」

レッド「あの女の子なら大丈夫だよ」
ピカチュウ「?」

レッド「白井黒子、レベル4認定の空間移動能力者。
あの子は、自分を犠牲にしてでもユンゲラーを逃がそうとするだろう。そうなれば、勝つのはあの子だ」

ピカチュウ「??」

―――――――――――――――――

ユンゲラー「!?」
黒子「先に……戻ってなさい……」

――ヴゥン

カール「逃がしてどうする?」

黒子「こう見えて……それなりに愛着を持ってますの。
道具扱いの貴方達には分からないでしょうけど。それに人間だろうとポケモンだろうと……、」

カール「ほう」

黒子「目の前の命を見捨てる様な真似をしては、お姉様のお傍にいる資格はありませんのっ!」


カール「そうか……では、さよならだ」

黒子「っ!!」

――ブゥン

カールたちはゲンガーを道具扱いしたっけ?

しえん

ユンゲラー「……」
黒子「!?どうして……どうして戻って……っ!!」

ユンゲラー「……」 ――ドクン
黒子「……?」

ユンゲラー「……」 ――ドクン、ドクン
カール(まさか……)

――――――――――――――――――――――
レッド「知ってるかいピカチュウ。曽根崎マサキの開発したポケモン転送システムはね、」
ピカチュウ「?」
――――――――――――――――――――――

ユンゲラー「……」 ――ドクン、ドクン、ドクン……

カール「仕留めろゲンガーっ!!」

――――――――――――――――――――――
レッド「空間移動能力者と同じ、11次元を用いてるんだよ」
――――――――――――――――――――――


フーディン「……」

フーディンてなんだよ新ポケか?

>>58


カール「遅かったか……!!」
黒子「進化……?どうして……」

フーディン「黒子」
黒子「へ?」


フーディン「――パフェの準備だ」

ついにしゃべったwwwwww


黒子(しゃ、しゃしゃ喋ーーーーっ!!??)

カール「まぁいい。ゲンガーとフーディンなら能力的には五分だ。じっくり仕留めてやるさ」

フーディン「五分?」
――ブゥン………、ブゥン、ブゥン、ブゥンブゥン、ブゥンブゥンブゥン

カール「ゲンガー、見破る」
ゲンガー「!」

カール「シャドーボール!!」
フーディン「一度見たぞ」

――ドォオンッッ

黒子(相殺した……いえ、こちらの威力が上……!)

いきなりつええwwwwwwwwww


フーディン「そこの黒服」
ハインツ「!?」
カール「……何だ」

フーディン「こいつを今すぐ引っ込めろ。瀕死で済ませる自信はないぞ」

カール「馬鹿を言え。ゲンガー、薬だ」
ゲンガー「グル……」

ハインツ「一撃で倒せなければ無尽蔵に回復するってワケだ。どうする?」


フーディン「一撃で倒す」 ――ブゥン


カール「!?」
ハインツ「は、速……っ」

フーディン「主人に恵まれなかったな」
ゲンガー「!?」

フーディン「お前は一生ボールの中で、」



フーディン「――自分の夢でも喰っていろ」

――

ちくしょうwwwwwかっけえwwwwwwwwwwwww

黒子「ゴーストポケモン・ゲンガー及び黒服の二人、拘束しましたわ」
初春『お疲れ様です。あ、それと、おひげちゃん途中でいなくなっちゃったんですけど白井さんの方にいきましたか?』
黒子「えぇ、こちらにいますわ。それでは今から帰ります」

黒子「……」
フーディン「……」

黒子「また老けましたわね」
フーディン「糖が足りていないせいだな」

黒子「いつから喋れましたの?」
フーディン「黒子に捕まった時にはもう話せた」

黒子「はぁぁ!?」
フーディン「話せない方がカワイイだろう?」
黒子「その姿でなーにが「カワイイ」、ですの」

フーディン「ケーシィの姿が良ければそうする」
黒子「そんなこと出来ますの?」
フーディン「できるさ。超能力者だからな」

黒子「ふぅん、ならそうして頂戴な。黄色い中年と歩いているなんて噂が立ったら退学になってしまいますので」

フーディン「中年……。それで、パフェなんだが」


黒子「ふふ、吐くまで食べさせてあげますわ!」


とある野生の空間移動能力者(テレポーター)  終

上の方で書いたけどホントは
美琴とインデックスの話も考えてたんだ。
でも遅筆過ぎて断念した。
他の黒服集団とかスリーパー事件とか投げっぱなしだ、ごめん。

美琴はレアコイルですね

書きたいな
>>1じゃないけど書いていい?

じゃあ>>1が来たら即さがります
保守がわりに書くよー

 
なにやら学園都市中にポケモンなる奇怪な生物群が現れた。

いろいろな性質を持つポケモンは、各地で被害を出したり人になついたりしているらしい。

ジャッジメントやアンチスキルが総出で対処にでているらしいが…


美琴「…で、さ」

「 ィィィン.....  ィィィン....  」

美琴「学園都市中に沸いてるのは分かるんだけどさ、」

「 ィィィン..... ィィィン....  ィィィン.....  」

美琴「なんでアンタら私のまわりにばっか集まってくんのよっ!!!!」 

バリバリバリバリッ!!!!


コイル×8「  ィィン! イィン!  ィィィン!!!  」

 

 
美琴「…くそう、こたえてないわね」

ふよふよと美琴のまわりを浮かびまわっている謎の物体。

ポケモンというらしいが、こんな鉄球と磁石をあわせた鉄くずのような妙な生き物にまとわりつかれても、
不気味というしかない。

美琴「あのピカチュウとかヒトカゲとかいうかわいいのならいいのに!」

コイル「  ィィィン...  」

美琴「…なによアンタ。なんか物欲しそうに」

コイル「 ィィン! ィィン! 」

美琴「まとわりつかないでようっとうしいわね!」

バァン!!

コイル「 ィィン! ィィン! ィィン! 」


美琴「…なんか、よろこんでる…?」

 

 

コイル「 ...イィィン  」

美琴「なんで満足そうなのよ…」

パチッ パチッ

美琴「…ん?こいつ、帯電してる…?ってまさか!」

パチパチパチッ!

コイル「 ィィン! 」

美琴「……吸収、したわね…ていうか、食べた…?
    ってことは、つまり、こいつらが私に集まってくるのは…」

コイル×10「 ィィン? 」

美琴「…アンタら私を食料庫あつかいしてんじゃないわよ!!!!」 バリバリバリバリ!!!!

コイル「 ィィィン!! ィィィン! 」

美琴「喜ぶなああ!!!!!!」 バリバリバリバリ!!!!!

 

 

・・・・・・・・・


美琴「…ぜぇ、はぁ……」

コイル「 ィィィン♪ ィィィン♪ 」

美琴「くそう、効かないどころか、こいつらを満腹にしただけじゃない…
    ああもう、無駄に疲れた…」

美琴「まあ、いいわ。無視よ無視。たらふく食わせたら落ち着いたみたいだし。
    …なんかまた増えてるけど」

コイル×18「 ィィィン♪ 」

美琴「……。まあ、ついてくるならそれはそれでいいわ。適当にアンチスキルにでも引き渡して…」


???「おいおい見ろよ。なんだか知らんがコイルが大量に集まってるぞ」
??「壮観ですね。しかし今回はポケモンの捕獲が任務じゃありませんし」
???「それもそうだな。それじゃあ」

美琴「?」

???「とっとと能力者を倒すとしよう。行け、マタドガス」

美琴「きゃあっ!?」
 

 

マタドガス「 ドガァースッ!」 ボファ!

美琴「くさ!? …!!?」

美琴(この臭い…有毒ガス!?) バッ

???「ほう、とりあえずは距離をとって様子見か。なかなか的確な判断だな」
??「状況の認識ができないまま倒れるやつらばっかじゃない、ということですね」
???「今までのやつらはレベル2が最高だったしな。ようやく雑魚じゃない能力者登場ってわけだ」

美琴「…なんなのよ、アンタたち。いきなり何してんのよ」

???「そりゃあ、バトルだよ、お嬢ちゃん。おれのマタドガスと、お嬢ちゃんの、ね」

マタドガス「 ドガァース!」 ボボファ!

美琴「くっ!」

 

 

???「どうしたお嬢ちゃん。逃げるばっかじゃ…」

バァン!!!

マタドガス「 ドガッ!」

???「!?」

マタドガス「ド…ガ…」 バタン


美琴「…バトル、ですって?」


??「やるじゃないですか。発電能力者のようですね。では…いきなさい、ダグトリオ」

ダグトリオ「 ダグダg 『ドゴォンッ!!」 グァウ! … 」 …キュウ

??「なっ…!? (地面ごと、雷で焦いた…!?)」


美琴「アンタたち…誰にケンカ、売ってるのかしら」

 

 
???「へ、へへ。やるじゃねえか。なら、こいつはどうかな!」

イワーク「 ガァァ『ザァン!!』 ガッ… 」 ドゴォン・・・

???「は?」


美琴「………」


??「く、黒い刃…?いま、何が…い、行け!ベトベ

ベトベトン「『ガガガガッ!!』 …」 ドロ・・・

??「……ひっ…」

???「…ちょっと、まて。いったい、何が…」


美琴「臭い。ムカつく。うっとうしい。…消えなさい」

バァン!!!


???・??「・・・・・・・・・っ!!!」   …バタン

 

 

美琴「…ったく。なんなのよこいつら」

風紀委員「だ、大丈夫ですか!? 何かすごい音がしましたが…」

美琴「あら、ジャッジメント? 私は大丈夫よ。それよりこいつら何なの?」

風紀委員「こいつら…? あ!黒服の…! こ、拘束して!二人確保の連絡も…」

風紀委員B「はい!」 バタバタ

美琴「…何があったの?」

風紀委員「あ、はい、実はですね」


 

 
・・・・・・・・・


美琴「…ふぅん。状況は?被害は結構大きいの?」

風紀委員「そうですね。大能力者(レベル4)のジャッジメントが大怪我を負ったりしたこともあって、
       もうジャッジメントは一線から下げられて、後方支援に回っています。
       強能力者(レベル3)の被害も多いですし、それ以下のレベルに至っては…」

美琴「…厄介なのね。まあ、ジャッジメントも所詮は生徒なんだから、あんまり無茶はするべきじゃないわね…
   って、ちょっと待って。レベル4のジャッジメント?」

風紀委員「え? はい。レベル4の念動能力者のジャッジメントが、リザードというポケモンに炎で焼かれて…」

美琴「あ、なんだ、黒子じゃないんだ。…って、安心するのもその人には悪いか」

風紀委員「黒子…白井黒子さんですか? そういえば彼女も…」

美琴「…詳しく、聞かせて?」

風紀委員「え、あ、はい。白井さんもあの黒服たちに襲われて、そのときのダメージで今は後方支援からも退いて…」

美琴「…へぇ」

 

 

美琴「ちょっと、黒子に会いたいんだけど、どこにいるか教えてくれる?」

風紀委員「えっと…そうですね。私は知らないですけど、一回本部に戻って聞いてみたら分かると思います。
       あ。もしかしたら初春さんに聞いたらわかるかな。ちょっと待ってくださいね」

風紀委員「あー…こちら第7学区担当、日橋です。白井さんが今どこにいるか聞きたいんですけどー…
       はい、…初春さんならどうですか? …はい、 あ、はい」

風紀委員「あ、どうもー…えっと、白井さんに会いたいって方が…ほら、白井さん…そうそう。
       …了解でーす、ありがとうございます……ふう」

風紀委員「お待たせしました」

美琴「分かった?」

風紀委員「はい。今は第6学区のカフェにいるそうです」

美琴「か、カフェ?」

 

 

風紀委員「結構元気みたいですね。店の場所は…」

美琴「元気ならいいわ…」

風紀委員「そうですか?」

美琴「ええ。あ、ごめんね。手間だけ掛けさせちゃって」

風紀委員「いいえー。こっちの仕事も手伝ってもらったわけですし。
       あ、そういえばその大量のコイル、回収しましょうか? 無害そうですけど」

美琴「無害ではあるけど… ぜひお願い」

コイル×25『 イィン!? 』

風紀委員「分かりました。おーい。ボールいっぱい持ってきてー。あ、網でもいいかもー」

 

 

風紀委員C「とりゃー!」

コイル「 ィィン! 」

風紀委員D「逃げるなー!」

コイル「 イィィン! イィィン! 」

風紀委員B「よーしネット回収ー運ぶよー」


美琴「ふう、やっとこいつらから解放…」

コイル「 ........... 」(凝視)

美琴「………」

コイル「 ............. 」(哀願)

美琴「………」

コイル「 .................イィン 」(最後の一声)

美琴「だあああああああああわかったわようるさいわねえ!!」

 

 

・・・・・・・・・・・・


美琴「…ったく。私もなにやってんだか…」

コイル×26「 ィィィン♪ ィィィン♪ 」

風紀委員「なつかれてますねー」

美琴「なつかれるのは別にいいけどさ。あとこいつらの見た目ももういいけどさ」

コイル×27「 ィィン? 」

美琴「多いのよ! てかまた増えてるし!」

風紀委員「確かに、これだけ多いと邪魔ですねー」

コイル×28「 ........イイン...... 」

 

 

コイル1「 .....ィィン 」

コイル5「 ィィン 」

コイル12「 ィィン! 」

コイル9「 ィィィン!! 」


 

 

美琴「…なによ。なに話して…」


コイル 「    」 
――ドクン


美琴「…?」


コイル 「    」
―――ガシャン


美琴「え、ちょ…」


コイル 「 .........!!! 」
――――ガシャガシャン!!


美琴「へ……え?」


レアコイル×9「 ......ィィィン 」

 

レアコイル×9「ィィィン」

コイル「……」

 

風紀委員「おおっ! すごいですね! コイルがレアコイルに進化しましたよ!」

美琴「し、進化? ただくっついただけじゃない?」

風紀委員B「いや、これは…」

風紀委員D「どうした?」

風紀委員B「こいつ…材質が変わってやがる…!」

風紀委員D「…なんだって?」

風紀委員B「色合い…質量感…さっきまでとは全く違う…明らかに別の金属…っ!」

風紀委員D「馬鹿な。どんな現象が起こればこの一瞬で物質が別物になると」

美琴「いや、どうでもいいんだけど」

風紀委員「なるほど…情報によるとコイルとレアコイルの重量は10倍の差のようです。
       いったいどんな化学反応が…興味深いですね」

美琴「いや、どうでもいいから」

レアコイル「 ィィィン 」(同意)

 

 

美琴「まあ、アンタが私の都合に合わせてくれることは分かったわ」

レアコイル「 ィィィン 」

美琴「いいわ。ついて来たいならついてきなさい」

レアコイル「 ィィィン! 」

美琴「どうなっても知らないけど、ね」

レアコイル「 .....ィィン? 」


風紀委員「あ、帰られます?」

美琴「ええ。ごめんね、いろいろ手間かけさせて」

風紀委員「いえいえ。ご協力ありがとうございました!」


 

はーい、三人組作ってー

 

美琴「さて、と」

レアコイル「 ィィィン? 」

美琴「どこに行くか、って?」

レアコイル「 ィィィン 」

美琴「決まってるじゃない」


美琴「学園都市にケンカ売ってる奴らを、ぶっ飛ばしに、ね」


 

 

・・・・・・・・・・・・・・・


つまらない仕事だった。


突然降って沸いた謎の生物。
謎の生物をあやつる黒服の集団。
学園都市中のあらゆる勢力がその対処に追われている中、わかったことがあった。

ポケモンたちの大半は、特に目的も無く気ままにうろついている。
黒服の集団は、能力者、特に高位の能力者を襲っている。
それが今、学園都市で起きている事件の大半。

だが、それとは別に、明らかに人間に敵意を持って攻撃してくるポケモンたちがいた。
そいつらは能力の有無やレベルに関わらず、ひたすら人間に襲い掛かる。
もっとも被害の大きな危険因子。
そいつらの制圧・排除が、今回の仕事だった。

 

 

その攻撃的なポケモンは、第19学区を中心に活動していることがわかった。
中心となる存在・事象が、第19学区にいることは明白。
周囲の制圧は他部隊に任せ、中心に突入後、


一方通行「……使えない奴らだ」


土御門元春、結標淡希、海原光貴は敗退した。

 

 

一方通行「せいぜい第五位程度の念動能力じゃねェか。そんなモンにも対処できねェのかよ」

???「……お前が、規格外すぎるだろう」

一方通行「俺は学園都市最強の第一位だ。規格外で当たり前なンだよ」

???「最強、か。確かにな…」



ミュウツー「…このわたしが、敗れるのだ。最強でなくてはおかしい話だ……」


 

 

ミュウツーと名乗るその怪物の力は、圧倒的だった。
『グループ』と呼ばれる一方通行ら四人が彼の本拠に侵入した瞬間。
土御門元春、結標淡希、海原光貴は瓦礫に叩きつけられ、さらに瓦礫に押し潰され意識を喪失。
三人に一応の助けを入れ命を失わせはしないようにはして(まだ奴らには利用価値がある)、
さらに中心に向かった一方通行を押し潰すべく、第19学区のありとあらゆる建造物が圧縮されながら飛んできたりもした。
さらには地面が抉られ第19学区ごと一方通行を埋め潰そうという意思により学区全体が更地になった。
おそらくは別部隊は全て生き埋めになっていることだろう。

しかし、運動量、熱量、電気量、その他ありとあらゆるベクトルを制御する学園都市第一位には、なんら妨げとならなかった。


 

 

一方通行「で? オマエが外の化物どもの親玉でいいんだな?」

ミュウツー「…そうだな。その認識でいいだろう」

一方通行「ならオマエをぶっ殺せばこのつまんねェ仕事も終わりだな」

ミュウツー「…いいだろう。殺せ」

一方通行「やけに素直じゃねェか。さっきまで必死に俺を殺そうとしていた癖によ」

ミュウツー「敵わないということは分かった。なら諦めるさ。
       ……元々わたしは生まれたことから間違っているのだし、な」

一方通行「あァ?」

 

 

ミュウツー「……わたしは、人工的に作られたポケモンだ。
       ポケモン自体が存在しないここの人間であるお前には、この意味は分からないかもしれないが。
       つまるところ、わたしというのは、不自然で、異常で、不必要な存在だ」

一方通行「確かに意味がわかンねェな。生き物なんてのはどいつも不必要じゃねェのか?」

ミュウツー「言葉遊びではないのだよ。ましてや詭弁でもな。
       わたしはたたかい破壊するために作られた。しかし、わたしを作った者は最早いない。
       わたしにはもう、意味がないのだよ」

一方通行「じゃあオマエはなんで暴れてンだ? 他の化物まで使ってよォ」

ミュウツー「復讐だよ。逆襲、といった方がいいかね。わたしを生み出し、わたしを苦しめた人間に対する、な」

 

 

ミュウツー「分かったか? いや、分からなくてもいい。分かりはしないだろう」

一方通行「なんつーか」

ミュウツー「なんだ?」

一方通行「ただの逆恨みじゃねェか」

 

 

ミュウツー「……貴様……っ!
       貴様には分からんだろう! 
       望みもしていないのに生み出されたわたしの苦しみを!
       願いもしていないのに背負わされたわたしの怒りを!!
       誰が頼んだ! こんな姿で生んでくれと!!!
       誰が願った! こんな力を……っ!!」

ゴォォォォォ…

一方通行(…ほう。……天候を操る、ね)

ゴロ…ゴロ…

ミュウツー「背負わされたのは人間の欲望!!
       望まれたのは人間の破壊!!
       ならば!! わたしは…!!!」


ドォンッ! ……


一方通行「ハッ。くだんねェな」

 

 

雷を受け流し、一方通行は哂う。

一方通行「人に作られた? 欲望を背負わされた?」

一方通行「だから、何なンだよ」

一方通行「くだんねェ。ったく、ちゃっちィにもほどがある」

ミュウツー「だから、貴様には分からんと…!」

一方通行「…オマエと同じで、人の欲望のために作られた命で、
       いつも馬鹿みてェに笑ってる、馬鹿みてェに能天気な馬鹿を、俺は知ってる」

ミュウツー「……なに?」

一方通行「あいつは自分が人の欲望のために作られたって分かってる。
       価値のないただの使い捨ての、いくらでも代用の利く消耗品だって分かってる」

ミュウツー「…………」

一方通行「あの馬鹿ですらそれを分かった上で笑ってンのによ。
       オマエはただ、逆恨みして暴れまわってやがる。
       くだんねェ。マジでくだんねェだろうが。そンなのよォ」

 

 

一方通行「第一、この学園都市じゃ人工製作なンてのはめずらしくねェ。
       人の欲望を背負わされるなンてのも人間なら当たり前だ」

ミュウツー「………」

一方通行「なあ、化物」


一方通行「オマエ程度の闇は、どこにでも落ちてる程度のモンなんだよ」


 

 

ミュウツー「……ク、クク」

一方通行「あ?」

ミュウツー「ク、ハハハハハハハ!!!!」

一方通行「なんだ? アタマおかしくなったのかよ」

ミュウツー「ハハハハ! 確かに、おかしくなったかもしれん…!」

ミュウツー「今、楽しくて楽しくて堪らないのだ……!」

 

 

一方通行「あァ?」

ミュウツー「どこにでも転がっている、か!
       まさか、わたしの苦悩が、その程度のものだとはな、クハハッ!!」

ミュウツー「それが、分かったとたんに、何かが湧き出てくるのだ…!
       そう、楽しくて、楽しくて、堪らない……! ク、クク…ッ!!」

一方通行(…楽しいっつーか、嬉しそうだなオイ)

ミュウツー「……ああ、こんな気分は、初めてだ」

 

 

一方通行「ご満足ですか。じゃあよ。そろそろ死ね」

ミュウツー「断らせてもらおう」

一方通行「あァン? さっきまで乗り気だったじゃねェか」

ミュウツー「気が変わったのだ。第一そうさせたのは貴様だろう」

一方通行「ただの気まぐれだ。何の意味もねェよ。
       諦めて死ね。俺からは逃げらンねェよ」

ミュウツー「今はそんな気分ではない。全力で逃げさせてもらおう」

一方通行「ハッ。できねェよ」

ミュウツー「ククッ。やってみせるさ」


 

 


土御門「そこまでにしとけ」


一方通行「…何だよ、役立たずが」

土御門「ハッ、さすがにこの体たらくじゃあ否定できんな。
     だが、お前ほど考えなしじゃないからな。
     ここは止めさせてもらう」

一方通行「あァ? なンだオマエ、きっちり殺し直してやろうか?」

土御門「そう言うな。助けてもらったのは感謝してる。
     だが現状は別の話だ。
     アクセラレータ。そいつを捕獲しろ」

一方通行「はァ?」

ミュウツー「………」

 

 

土御門「そいつの能力。天候まで制御できるようだな。ただの念動力じゃない」

一方通行「狸寝入りか、カスが」

ミュウツー「……わたしはエスパータイプのポケモンだからな」

土御門「そう、そのエスパータイプ。超能力と呼ばれるものならなんでも使えるようだな」

一方通行「テメエ」

ミュウツー「ああ。この町では超能力が研究されているようだが、わたしはその大半が使える」

土御門「アクセラレータのベクトル制御には対応できていなかったようだが?」

ミュウツー「理解していないものは扱えんさ」

土御門「理解すれば扱えるんだな」

ミュウツー「おそらくはな」

 

 

土御門「そういうわけだ」

一方通行「……コイツがいれば何でもできるってか?」

土御門「そうだ。そんなものを、みすみす逃す手はないだろう」

一方通行「………」

ミュウツー「……ほう、貴様らもなかなか大層な目的をもっているな」

土御門「読んだのか?」

ミュウツー「さっきまでたたかっていた、そう、アクセラレータは読めなかったが、貴様は読める」

土御門「それで、意見は?」

ミュウツー「構わん」

土御門「ということだ。ほらよ、捕獲用のボールだ」

一方通行「…俺はまだ何も言ってねェぞ」

土御門「反対はしないだろう?」

一方通行「………」

 

 

土御門「なら、さっさとやれ」

一方通行「なンでテメエがやらねェンだよ」

土御門「こいつはお前以外に捕まる気はないだろうからな」

ミュウツー「クク、そうだな」

一方通行「……。ったく」

ミュウツー「ああ、そんな洗脳道具は不要だ」

一方通行「あァ?」

ミュウツー「窮屈だからな」

土御門「だが、お前の姿じゃいろいろ支障がある」

ミュウツー「姿を変えればいいのだろう?」

土御門「……なるほどな」

ミュウツー「鳥なり、虫なり、場に合わせるさ」

 

 

土御門「分かった。じゃあ、二人を回収して戻るぞ」

一方通行「あの役立たずどもはまだ埋まってンのかよ」

ミュウツー「いや」

結標「役立たずで悪かったわね」

海原「面目ないですね」

ミュウツー「戦闘の中盤には覗き見に回っていたよ」

 

 

結標「………誰が覗きよ、化物」

土御門「喧嘩するな。これからは、この五人だ」

海原「おやおや。上に報告なしで増員ですか」

土御門「必要に応じての徴員さ」

一方通行「無駄話はいい。とっとと行くぞ」

結標「無駄話、ねえ。始末する対象にあんな説教するやつに言えたことかしら」

一方通行「殺すぞ」

ミュウツー「一応言っておくが、わたしはお前達の都合のいい道具になる気はない」

海原「やれやれ、一段と殺伐としたグループになってきましたね」

土御門「問題が起きなければそれでいいさ。 ……さあ、行くぞ」


土御門「―――この街の闇に、そろそろ風穴を開ける頃合だ」


 

 

・・・・・・・・・・・・・・


「はぁっ、…はぁっ、…はぁっ」

息がきれる。

苦しい。

だがまだ。

黒服A「見つけたぞ!」

黒服B「追えっ!」

「うわっ…! まだ来るのかよ!」

黒服C「いたっ! 逃がすな!」

黒服D「回り込め!」

「ああ、まったく、本当に…」


上条当麻「…… 不 幸 だ あ あ あ あ あ あ あ あ !!!!!!」


 

 

ことの始まりは、ポケモンとやらが沸いて出たこと。
それ自体は大したことでもなかった。
ポッポの群れに集団でフンを落とされたり、
ガーディの尻尾踏んで火を吐かれたり、
ディグダの掘った穴に落ちて携帯壊したりしたけど大したことではないと思う。

暴れてるケンタロスから女の子を守って全身打撲になったり、
暑いらしく路上で倒れていたルージュラを助けて付きまとわれたり、
ズバットの群れに襲われてる姫神を抱きしめて守って全身吸血痕だらけとかも、やはり大したことじゃない。

問題はやはり、女の子を襲っていた黒服を殴り飛ばしたところだろう。

 

 

まず、エレブーの電撃を打ち消した。
黒服Aを殴り飛ばした。

ガーディの火炎放射をかき消した。
黒服Bを殴り飛ばした。

ゲンガーを殴り飛ばした。
黒服Cを殴り飛ばした。

ゴーリキーを殴り飛ばした。
黒服Dを殴り飛ばした。


次から次へ。
連続発生のイベントは止まらない。

 

 

上条「ぜぇ、ぜぇ、ぜぇ…」

黒服A「追い詰めたぞ」

上条「く、そ…」

黒服C「さっきはよくもやってくれたな」

黒服B「電撃や炎を打ち消し、ゴーストすら殴る能力…
     いったい何者だ? 第一位という奴か」

黒服D「分からんが、まずはさっきの恨みを晴らさせてもらおう」
 

 

上条「くそ、ここまでか…」

黒服D「いけ! カイリキー! ゴーリキーの分までなぐってやれ!」

カイリキー「ウオオオオオ!!!!」

上条「そいつに殴られたら死にそうですけど!?」

黒服D「安心しろ…峰打ちだ」

上条「意味が!!?」

 

 

カイリキー「ウオオオオオオオ!!!」 ブゥン!

上条「くっ!!」

上条(避けっ…!)


ドオン!!!!!!


カイリキー「グアア!!!?」

上条「……え?」


美琴「なにやってんのよ、アンタ」

レアコイル×9「 ィィィン........ 」


  
 

 

上条「み、御坂…?」

美琴「…どうせまた女の子助けて買わなくてもいいケンカまとめ買いでもしたんでしょうけど、
    目の前でリンチにあわれちゃ気分が悪いわ。
    もうちょっと考えて行動しなさいよね、まったく」

上条「おっしゃ通りで……って御坂、なんかいっぱい連れてるけど」

レアコイル「 ィィィン? 」

美琴「ああ、こいつら? なんかなつかれちゃったのよ。ていうかエサ係みたいなもんでしょうけど…
    まあそれはいいのよ。まずは、あいつらね」


黒服D「か、カイリキー…くそ! 発電系能力者か! だったら…!」

 

 

美琴「なんだか、めんどくさくなりそうね。
    力の差、見せ付けてあげるわ」

上条「十円玉…って、まさかお前、」

美琴「学園都市第三位の超電磁砲(レールガン)、その目に焼き付けなさい」 バチバチッ

上条「やめっ…!」


キィィィン…


――――ドォン!!!!!!!!!!


黒服達「――――!!!?」

 

 

黒服A「……な、んだ、今の……」

黒服B「ひ、ひぃ…っ」

黒服C「………」ジョロロロ…


美琴「分かった? アンタたちが学園都市にケンカ売るなんて百年早いのよ。
    とっとと仲間連れて出て行きなさい。
    素直には従わないんなら、ちょっと痛い目見て、アンチスキルにでも引き渡させてもらうけど」


黒服D「は、はは……これが、超能力か…。レールガン……第三位で、これほどか……
     なるほどこれは、価値がある……」

美琴「……なんですって?」

 

 

美琴「そういえばアンタたち、そもそもなんでこの街に…」

レアコイル「 ィィン! ィィン! 」

美琴「何よ、レアコイル。私は今大事な話を…」

パチパチッ フワフワッ

美琴「コイン…9枚?ってまさか、アンタたち」

レアコイル×9『 イィィィン♪ 』

キィィィィン

美琴「待っ…!」

ドドドドドドドドドオオン!!!!!!!!

上条・黒服達「―――――――――!」

 

 


レアコイル「 イィィン♪ イィィン♪ 」

上条「街が……建物が……」

黒服ABCD「ブクブクブクブク……」

美琴「………~~~っ!」

 

 

・・・・・・・・・・・・・・


レアコイル「 ..............ィィィン....... 」

美琴「分かればいいのよ、分かれば。
    まったくもう、なに考えてんのよもう」

レアコイル「 ィィィン......イィィィン.......... 」

美琴「すごいの見たから撃ってみたかった?
    私の真似もしたかったのね?」

レアコイル「 ........ィィィン... 」

美琴「……ああ、もうそんなに落ち込まないでよ。
    すごいわよ。一回見ただけで真似できるなんて」

レアコイル「 イィィィン!! 」

美琴「調子に乗らない!!」

レアコイル「 ィィィィン....... 」

 

 

上条「とりあえずニュースを見る限り死傷者は出てないみたいだな」

美琴「……テロリストの仕業になってるけどね」

上条「まあ、この街の住民があんな大破壊をするとは誰も思わないだろ」

美琴「あれはこの子たちが…」

レアコイル「 ....ィィィン..... 」

美琴「ま、まあ誰も怪我してないんだしいいんじゃない?
    あの黒服達は騒ぎに駆けつけたアンチスキルに捕まったみたいだし
    結果オーライってことで」


黒子「オーライではありませんわ、お姉様」


美琴「わっ!?」

 

 

黒子「カフェでエサやりしてるところに近くで聞こえた破壊音。
    見に行ってみたらどう見てもレールガンの破壊跡。
    まさかと思いながらフーディンに透視させたらお姉様とまたもやこの殿方……。
    まったく、いくらなんでもあれはやりすぎですわよ」

美琴「いや、あれはさすがに悪いと思ってるけどどうしようもなかったっていうかさ」

黒子「 お・ね・え・さ・ま ? 」

美琴「な、なにかしら?」

黒子「また、事件に進んで関わりになっているご様子ですわね?」

美琴「ギクッ」

黒子「お姉様は一般人なのですから、こういう事件はアンチスキルやジャッジメントにまかせてですね」

美琴「また一般人一般人って……私はアンチスキルやジャッジメントより」


フーディン「まあそう言うな黒子」

 

 

美琴「え…ポケモン? しゃべった?」

黒子「なんですの」

フーディン「この少女が事件に関わった理由は、この子の気質によるところが大きいが、
       最重要なきっかけは黒子への感情ゆえだぞ」

黒子「え?」

美琴「ちょっ、」

フーディン「この子はお前が奴らとたたかって前線を退いたと聞いて、お前を心配したんだ。
       そしてお前を傷つけた奴らに怒りを持ち、そこから奴らの壊滅させるべく…」

美琴「黙りなさい! ちょっと! なんでポケモンなのにしゃべってるのよ! ていうか適当なこと言わないで!?」

フーディン「君の心を読んで分かった事実だが?」

美琴「勝手に人の心読むなああああ!!!」

黒子「……お…」

美琴「げっ」

黒子「…おねえさまあああああああ!!!!!」

 

 

黒子「まさかお姉様がそこまでわたくしのことを想っていてくださったなんて!!
    全てはわたくしの為でしたのね!!
    わたくしうれしくてうれしくて死んでしまいそういえ死んでしまってもいいですわああ!!!」 ギュウウウウウ

美琴「違っ、ていうかくるし、」

黒子「でもでも、駄目ですの。お姉様はやはり一般人なのですから、たとえわたくしのためであっても…
    『わたくしのため』……はうっ! だめですわ、幸せすぎて…」 パタッ

美琴「ちょっ、……気絶?」

フーディン「いい寝顔だ」

美琴「……アンタ。余計なこと言ってくれたわね」

フーディン「私は黒子のポケモンだ。黒子に最善の言動を尽くす」

美琴「大した忠誠心だわ、ほんと……」

 

 

上条「なあ」

フーディン「なんだ。心の読めない少年」

上条「あー、やっぱり幻想殺しに消されるのか。まあそれはともかく。
    ポケモンってしゃべれるのか」

フーディン「知性が高い一部のポケモンはな」

上条「そうなのか。びっくりしたぜ」

フーディン「私は君の心が読めないことに驚いているさ。君は何者だ?」

上条「ま、幻想殺しだよ」

フーディン「? ……ふむ」

 

 

フーディン「それで? これから君はどうするつもりなんだ?」

上条「? どうするって、何が?」

フーディン「黒子は、この事件の黒幕を突き止めようとしている。
       御坂美琴に至っては、黒幕を含め敵全てをぶっ飛ばそうとしている」

美琴「……まあ、否定はしないわ」

フーディン「その二人と共にいる特別な力を持った少年。
       君はどうするつもりなのだと聞いている」

 

 

上条「……どうするって、言われてもな」

上条「俺は、変わった右手を持つだけの、ただの一学生、しかも無能力者(レベル0)だぜ?」

上条「そんな大した存在じゃないさ」

上条「……でもよ」

上条「何の罪も無いただの生徒を。
    どんな理由だか知らないが、いきなり襲うような奴らが」

上条「ポケモンっていう力で、他人を蹂躙できると思っているようなやつらがいるなら」


上条「 ―――俺はその幻想を、ぶっ殺す 」






                            - To Be Continued......?

 
保守代わりの俺編、完です。
核心に迫らない程度に終わらせたつもりです。
駄文失礼しました。

俺はそろそろ寝ます。
読んでくれた方々、ありがとうございました。

>>1ーはやくもどってきてくれー

ポケモンで黒服とかロケット団しかいなくね

だから乗っ取りは嫌なんだよ…

黒子「フーディンったら見た目がおじい様っぽくてイヤですの!」
フーディン「君の声も中々のものだぞ」

アカリちゃん「いよっしゃ俺の時代ktkr!」
ジバコイル「なん…だと…」

レアコイル「ビリビリ(援護はまかせろー)」

美琴「やめて!」

初春「・・・」

ポポッコ「・・・」

念力系は念動能力者がいるわけだし、ダークマターなんていう裏技まで攻略した一方さんに死角はないだろ
ただし初見なら話は別だから一撃で屠る未知の技ならあるいは

マジレスすると「ぜったいれいど」

絶対零度下だと空気自体が固まるから呼吸も動く事もできなくなる、ベクトル操作しようにもそもそも動かせるものがない

>>345
まず最初に止めようというベクトルを反射で防いで一方さんは止まらない
周囲が固まっても「一方さんの力」というベクトルを基点に空気分子を動かせる
一方さん無双開始

余裕で攻略可能じゃね?

>>347そもそも止めようとするベクトルって何?ポケモン的にはいきなり絶対零度になっていちげきひっさつ!なわけだが

あと一度絶対零度になろうもんならもう即死な気が

>>348
熱量の干渉も反射するんだから「熱量の停止」は一方さんには不可。ここまでは分かる?
周囲の気温が停止しようが(原作を読めば分かるが)一方通行に危険な現象は自動で弾かれるので、
一方さんには関係ない。

「いきなり」だろうが「ゆっくり」だろうが一方さんに干渉するっていう行為は変わらないし、
一方通行の「反射」が自動で反応するのは知っての通り。

この条件でまだ「絶対零度」が一方通行にきくと思うの?

>>350ヒント:一方通行の反射は力場に触れたベクトルを反射するだけです

いって置くが「冷やす」を反射しても暖かくなるわけじゃないし一方通行の周囲だけ反射しても冷やすのが止まる訳でもないぞ

そもそも気温変化は直接一方通行に作用する訳じゃないから普通に行われる、原作で酸素をオゾンに変換してたみたいにな

>>350
時間が無いから俺の反論はこれが最後だが
周囲が固まるのは俺も否定してないし、冷やすのを反射して温まるなんてどこにも書いてない
単純に一方通行の反射力場内側には干渉できないってこと
つまり一方通行は無傷
一方通行自身のベクトルがあれば反撃は可能

オゾンで酸欠になったのは周囲の酸素自体が無くなったからで、反射膜内の酸素が変えられたわけじゃない

続けたければまた夜にね

アンカミスw

>>352ヒント:絶対零度下では酸素も固体化するのでオゾンに変換されたどころの話ではなく酸欠で死ぬ

一方通行が無傷だろうが呼吸が出来なければ死ぬだろってか最初に呼吸できなくなるって書いた筈なんだけどな…

秋沙「今流行りのポケモン……」

秋沙「ゲットしたけど……」


ズバットのきゅうけつ!
ズバットはたおれた!

秋沙「……懐いてくれない……」

ナイトヘッドとかあくうせつだんは普通に通る気もする

と言うか今思ったがじこあんじ、ものまね、なりきりをされたらベクトル操作コピーされてやばいんじゃね

初春「・・・」

ポポッコ「・・・」

初春「・・・あっ」

ポポッコ「・・・!?」(ビクッ)

初春「・・・」

ポポッコ「・・・」

バタフリーx7「!!!」

初春・ポポッコ「!?」



蜜を吸われまいと必死で逃げる二人であった…



>>1マダー

【???】

?「……」

「その手の先で揺れてる物は何?とミサカはミサカはおそるおそる質問してみる」

?「……」

ヒュン…ヒュン…ヒュン…ヒュン…ヒュン…ヒュン……

「わぁー、あまりの無反応ぶりにミサカはミサ……、あ……、れ……?」

パタン……

?「……」

――

アゲハントは口を突き刺して体液を吸うポケモンだしな


佐天「初春のやつ、遊び行っても「忙しいので佐天さんに構ってる暇ありません!」なんて言うんですよ」
美琴「へー、そういえば黒子も忙しそうにしてたっけ」

佐天「例のポケモン騒動あるじゃないですか。それが大変みたいで……ん?」
美琴「……」

佐天「……どうかしました?」
美琴「……」

モココ「……」
美琴「……」


佐天「あー……、初春から捕獲用のボール2、3個もらってますけど、……使います?」
美琴「使います!!」

佐天「は、はい。ある程度弱らせてから、ここのボタン押してポケモンに向かって投げればいいって…」

――ポーン

佐天「え、即投げ!?」

コロ…コロ…コロン……カチッ

美琴「え、これ捕まえた?捕まえた!?」
佐天「ボール閉じてますし、多分大丈夫です。初春に連絡しときますね」

美琴「やっったーーーー!!」

――


佐天「うん、うん、え?尻尾の珠?うん、緑だよ。へ?へー、そうなんだ?そう、うん」
美琴「おー、この子電気使えるんだ。へー!!」

佐天「うん、ありがとう。じゃあまた」
美琴「初春さん何だって?」

佐天「モココっていう電気ポケモンですでに1段階進化してるそうです。
なんか普通と色が違うみたいですよ。とりあえず当分はそのまま持っていてもいいって」

美琴「ホント!?よし、飼う!私この子飼う!!」

佐天「は、はい……」

――


美琴「フフフン♪フフフン♪フッフッフーン…・・・あら、黒子?」
黒子「お姉様……ってその子」
デンリュウ「……」

美琴「可愛いでしょ?デンリュウって言うんだって。
最初は2足歩行の羊みたいだったんだけどね。何回か戦ったら見た目が変わってさ」

黒子「……戦った?」
美琴「え?い、いや学生がポケモンに襲われてたりしててさ、仕方なくよ、仕方なく……」

黒子「全く、ポケモン被害も出ているというのに。それを連れて歩くなんて……」

美琴「……アンタの横にいるのはなんなのよ?」
黒子「こ、この子は捜査を手伝ってもらっているだけですの。決してペット扱いという訳では」
ケーシィ「……」


美琴「ふーん。あ、そうだ。私も捕獲手伝ってあげるからさ、何個かボール渡しなさいよ」

黒子「ダメですの」
美琴「……何でよ」

黒子「前にも申し上げた通り、興味本位でジャッジメントの仕事に首を突っ込む事は」

美琴「わーかったわよ!私が悪かったわよ!他にも可愛い電気ポケモンいたら手持ちにしようとか思ってたわよ!!」
黒子「……全く。その子は懐いているようなので仕方ありませんけど。もう勝手な行動は慎んでくださいね」

美琴「くっ……!」

――

美琴「何よ黒子のやつ……自分だって寮まで連れ帰ってパフェとか食べさせてたくせに。……ん?」


ガーディ「グルル……」
子供「……」
美琴(ポケモン……?まずい、あの子!)

子供「……」 ――スッ
ガーディ「グアァッ!?」

美琴(水流操作系……!!)

子供「……」
美琴「あ、ちょっと君……」 

子供「……」


美琴(……どういうこと?今のは明らかにレベル3程度程度はあった。あんな子供が……?)

――


初春『もしもし、御坂さんですか?はい、さっきの件報告来てました。
子供が数日から数週間姿を消し、高位能力者になって帰ってくるという事例が何件も報告されています。
被害者は多少情緒不安定な面もあるようですが外傷などは見当たらず、能力の上昇というメリットもある為、
今の所それほど重要視されている事件ではないようです』

美琴「数日間でも子供が消えるってだけで十分危険だと思うけど」

初春『そうですよね。通称「スリーパー事件」。1件だけ監視カメラに犯人の姿が映っていて、
スリーパーというポケモンに酷似している事から、そう呼ばれてるみたいです』

美琴「スリーパーね……ありがとう、初春さん」
初春『いえ。その映像後でメールで送っておきますね』
美琴「うん、お願い」

prrrr

美琴「お、速い。おぉう……こりゃまた「趣味は誘拐です」って感じの顔ね。
ま、その方が、遠慮しなくていいけど……ん?」

『その手の先で揺れてる物はなに?とミサカはミサカはおそるおそる質問してみる』

美琴(……え?)

『わぁー、あまりの無反応ぶりにミサカは……』

美琴(妹達……!?あんなに幼い固体があるなんて……!!いや……それより、)

?「……」

美琴(スリーパー……!)

――パタン

デンリュウ「……」
美琴「……くっ!!」

―――

スリーパー「……」

美琴「どこに連れてく気なの……?」

??「市街地から適度に離れ、全力で戦闘しても誰も気づかず、ジャッジメントやアンチスキルも滅多に巡回に来ない。
こんな場所だよ。御坂美琴」

美琴「!」

??「ラストオーダーを捕えた筈が、オリジナルまでついて来るとはな」
美琴「ラストオーダー?……アンタ誰よ」

??「ロケット団の幹部、カーンだ。一応は、研究者と言う事になるかな」
美琴「その子をどうするつもり?」

カーン「研究さ。学園都市が失敗した超電磁砲量産計画。私が完成させてやろうと思ってね」

美琴「え……!?」

――

――

(あのガキどこ行きやがった)

(……まァどこ行こうが俺の知ったこっちゃねェけどよ)

(ポケモン事件、黒服集団……)



「……チッ」

―――


カーン「興味深い話だろう?だが残念ながら、この先の話は別料金だ。マダドガス、」
マダドガス「……」

美琴「気色悪いわね」

カーン「スリーパー、連れて行け。さて、まずは君がどの程度のものか見させて……」

デンリュウ「!」
スリーパー「……!」

美琴「え!?ちょ、ちょっと」

カーン「色違いのデンリュウだと?……そうかお前、」
美琴「……?」

カーン「あの子供の手持ちか」

マダドガス「!」
デンリュウ「……!」


カーン「行け」
スリーパー「……」 ――ブゥン

美琴「しまった……!」

カーン「……ハハッ、そうか。昔の飼い主の復讐に来たか」
デンリュウ「……!」

カーン「面白い……いいだろう、話してやろう」

――

カーン「君の提供したDNAマップを始まった超電磁砲量産計画。実は私も多少関わっていてね。
結果は君も知っての通り。そう、失敗だ」

美琴「……」

カーン「2万体作っても良くてレベル3程度、同じDNAマップを持っているのにも関わらず、だ。
だとしたら悪いのは何か。決まってる、学習装置(テスタメント)さ」

美琴「……」

カーン「我々の世界にも学習装置の技術はあってね。といってもポケモン用だ。そこで我々は考えた。
人間用のテスタメント、ポケモン用の学習装置。双方の技術を取り込んだら面白いものができるのではないか、とね」

美琴「……」

カーン「実験は成功だった。ある被験者は学習装置を使用してわずか4日でレベル4に到達したよ。
たった7歳の子供がだ。だが能力の伸び具合は元々の資質によるものもあるだろう。
そのための最終実験、ラストオーダーだ。この子がレベル5の資質を持っていることは確実なわけだからな」


カーン「しかし子供の確保には苦労したさ……何せ、人間用のボールは、ショップに売ってないのでね」

美琴「アンタ……!!」


カーン「スリーパーを使って子供を誘拐するというのは我ながら良いアイデアだった。
もともとあのポケモンにはそういう性質がある。オーキドの図鑑にも書いてあるくらいだしね。
子供を数日借り能力を底上げし親元に帰す。その中の一人がそのデンリュウの飼い主だ。
おかげで実験は成功したよ。お前にも感謝しなければな」

デンリュウ「……」

あ、書けた。ありがとう


美琴「腐ってるわね」

カーン「そう見えるか。クク、話は終わりだ。この一帯には私の手持ちポケモンを大量に潜ませてある。
君とデンリュウだけでどれだけ保つかな?」

美琴「さぁ?とりあえず、アンタがあの子居場所を吐くまでかしらね」
デンリュウ「!」

カーン「始めようか。――キャタピー、吹雪」

美琴「はぁ!?」


――ヒュウオォォッッッ

美琴(吹雪!?どうなってるのよ!?……あんな芋虫がどうして!?)

カーン「驚いてくれたかね。これが完成した学習装置の成果さ。
身体もタイプも超越した性能を教え込む。
今のこいつらは……そうだな、学園都市の基準を用いればレベル4程度の能力というところだ。
レベル4相当のポケモンが約200体、そちらはレベル5一人とデンリュウ一匹。さて、どうする」

美琴「くっ……!」 ――ピン、……ジジ、

――ズッッドォォォーーーーンンンンンッッッ!!!!

カーン「なるほど。これが噂のレールガンか、確かに大した威力だ。……が、コラッタ」
コラッタ「!」

カーン「射出後の隙が大きく、連射は効かない。数で攻めればいい」


美琴(しまっ……!!)


――ピン、……ジジ、


美琴「え?」

――ズッッドォォォーーーーンンンンンッッッ!!!!

カーン「な……!?」
美琴「レールガン……!?」

デンリュウ「……」

カーン「ば、馬鹿な……!!」



美琴「……ふふっ。レベル5二人に、訂正してもらいましょうか」

――


カーン「……」

美琴「これであらかた片付いたけど。どうする、まだやるの?」
デンリュウ「……」

カーン「……圧倒的だな。これが7人しかいない学園都市の頂点、レベル5か。
ハハッ……そうかこれが……!!」

美琴「……?」

カーン「君にもう一つ、面白い物を見せてやろう」
美琴「?」

カーン「君はポケモン転送システムというものを知っているか」


美琴「?何よそれ」

カーン「曽根崎マサキが開発した、11次元上を介したネットワークを通じてポケモンをやり取りするシステムの事だ」

美琴「ふーん、それが何?」

カーン「彼がシステムを完成させる直前、一つの事故が起きた。
手持ちのポケモン、そして自分自身を使っての最終実験、
転送を終え機械から出た彼が見たのは、ポケモンと融合した自分の体だったのさ」

美琴「……は?」


カーン「11次元上で起きた不幸な事故。最も、たまたま通りかかった少年に助けてもらい事無きを得たようだがね。
空間移動の能力者でも、移動後の座標指定を誤れば起こり得る事故のはずだ。
そして事故ではなく、この現象を制御する事ができたなら。どうだい、面白いと思わないか?」

美琴「オチを……想像したくないわね」

カーン「する必要はない。実際に見ることになるのだから」
美琴「っ!!」

カーン「カイリューというドラゴンの体だ。意識を奪われずに能力を得るにはこの範囲が限界だった。
……さて。始めようか、レベル5」

――



スリーパー「……」
ラストオーダー「……」


「――オイ、触覚生えた6~7歳のガキを探してるんだが、心当たりはねェか」


スリーパー「……!」

――


美琴「おりゃぁぁ!!」
デンリュウ「!」

カーン「……クク」

美琴(なっ……ほとんど無傷じゃない!!)
カーン「ドラゴンに対して電撃はあまり有効な手段ではないな。……さて」 ――スッ

カーン「耐えて見せろ」

――ズッッドォォォーーーーンンンンンッッッ!!!!

美琴「なっ……きゃぁっっ!!?」
デンリュウ「……っ!!」


カーン「龍の波動という技だ。なかなかに効くだろう?」

美琴「くっ……」

デンリュウ「!」 
――ドォン……ピキ

カーン「っ!!……邪魔だ!!」


美琴「――!!」


デンリュウ「っ……!!」

――ドォォォーーーーンンンッッッ!!!!

美琴「……」
カーン「……電撃は効かないと言った筈だがな」

デンリュウ「……」
美琴「アンタの元の飼い主に、お礼を言わないとね」
デンリュウ「?」

美琴「光の壁、リフレクター、充電」
デンリュウ「!」

美琴「1分稼いで」

――


カーン「何かは知らないが、やらせると……、――!?」
デンリュウ「……!」

カーン「……ほう」

――

美琴(あの攻撃の時確かに顔が曇った……氷系の打撃、前の飼い主が覚えさせたんだわ)

――ジジ

美琴(よし、これでいい!あとは――)

――


カーン「壁も割れたな」
デンリュウ「っ……」

カーン「終わりだ」

――ズドン!!

デンリュウ「!」
カーン「……金属板?」

――ズドン!!――ズドン!!――ズドン!!


カーン「……なんの真似だ」

美琴「――デンリュウ、10億ボルト」

デンリュウ「!!」 ムリ

美琴「おっりゃぁぁぁぁ!!!!」


カーン(なっ……冷気!?)

美琴「ペルチェ効果って言ってね、ちっさい冷蔵庫とかには使われてるのよ。
冷却効率は悪いけど10億ボルト流し込めばアンタ一人凍らすくらいわけないでしょ!?」

カーン「くっ!!貴様あっ!!」

美琴「……」 
――スッ

ドォォォーーーーンンンンンッッッ!!!

カーン「な……!?」

カーン(馬鹿な……電撃で相殺するなど……!!先程までのあれは全力ではなかったのか!?)


美琴「学習装置……か。それをあの子に使っても、超電磁砲は生まれない。
その装置は、失敗作よ。それに、」

カーン「……!?」

美琴「眠った子供もポケモンも、拒否の言葉を口に出来ない。
あなたも研究者を名乗るなら、」
デンリュウ「!」

――ピン
――ピン

美琴「望まれる研究をする事ね」


――ズッッドォォォーーーーンンンンンッッッ!!!!

―――
――


カーン「……終わったか」

美琴「そうね」
デンリュウ「……」

カーン「安心するといい。学習装置の効力は一過性の物だ。君の言う通り、あれは失敗作だよ。
その研究も私が敗れた以上凍結だ。預かっている子供も解放しよう、お前の主人も含めてな」

デンリュウ「!」

美琴「学園都市に入り込んだ黒服集団ってアンタ達の事よね。
一連のポケモン騒動もアンタらの仕業なわけ?」

支援


カーン「一連の?」

美琴「だから!学園都市に現れたポケモンの事よ。街にあんなの放って一体何がしたいのよ!?」

カーン「……あぁそうか。学園都市はそういうスタンスなのか」
美琴「?」

カーン「勘違いしているようだな。この街にポケモンを放ったのは我々ではなく――――」


美琴「え……?」

――


黒子「こちら白井黒子、えぇ現場に到着しましたわ」
初春『お疲れ様です。それで、そちらの様子は……』

黒子「……」


黒子(瓦礫の山、引き裂かれたスリーパーの死体……何ですのこれは……)


黒子(能力者か、それともポケモンか。……いずれにしても)


黒子「化け物……」

――

「あー、すごい!メリー進化したんだね!!」
デンリュウ「メル」

美琴「メリーって言うんだ?ごめんね、勝手に連れまわしちゃって」

「メリー、楽しかった?」
デンリュウ「メル」

美琴「……そっか。よかった。」

「……」
デンリュウ「……」
美琴「……」

「メリー、お姉ちゃんにあげる」

支援ついで







初春「・・・はい」

ポポッコ「・・・(コクリ)」

ガシッ

黒子「まったく…彼女たちは何がしたいのかしら…?」

フーディン「ようやく停戦協定合意か」

黒子「えっ」


美琴「え?」

「お姉ちゃんといるの、楽しそうだから!!」
デンリュウ「メル」

美琴「え、でも……」

「名前はメリーだよ、変えちゃダメだよ?」

美琴「……うん。分かったわ」

「またねメリー!!」
デンリュウ「メル!」


美琴「楽しそう、か」
デンリュウ「!」

―――
――


カーン「勘違いしているようだな。この街にポケモンを放ったのは我々じゃなく、」
美琴「……」

カーン「学園都市の上層部さ」

美琴「え……?」

カーン「私は興味がないので自分の研究を進めてさせてもらったが、
我々の目的は第一に、この混乱に乗じて学園都市の戦力を削ぐ事。そして第二に、」

美琴「……」

カーン「禁書目録の捕獲だ」


美琴「何よ、それ……」

カーン「学園都市が自らの手で庭を荒らす理由もそこにある。あれらは餌なのだよ。
全く……「一人」確保しておきながら、なかなかに欲が張る」

美琴「意味わかんない……」

カーン「すぐに分かる。上条刀麻を通じて禁書目録の近くにいる以上、巻き込まれないはずは無い」

――

美琴(禁書目録……か、)


美琴「帰ろっか、メリー」
デンリュウ「メル!!」


とある野生の超電磁砲  終

俺の佐天さんはいつ出るのかね

一応はインデックス編かな。
上条さんはポケモンなしで素手で戦っていただく予定です。

佐天さん……アンノーン……?

じゃあ佐天は俺が小ネタで!


お呼びでない?
お呼びでない?
こりゃまた(ry

>>473

上条「どうすりゃいい!」

混乱。
それも至極当然だろう。

不幸には慣れたがこのような事態はまるで想定外。

上条「クソッ!」





その頃佐天さんは――


佐天「……」
アンノーン「……」


混乱していた。




こんな感じで佐天さんの様子を書いて欲しいwww

たぶんレベル5が目覚めるパワー放ったらはかいこうせん並だろうけど
レベル0が放ってもはねる並じゃね?

>>479めざパの威力は個体値の組み合わせで決まるから、例え個体値低い雑魚でも最大威力(70)が出ないとも限らない

上条さんってポケモン的には特性かたやぶりだよな

相手の防御特性無視して攻撃できる

佐天「つまりキミは好きな能力を4つまでコピー出来るわけで、こっちのキミは見た目も能力も一人ならコピーできるのね?」

ドーブル・メタモン「(コクコク)」

佐天「フフフフフ…ついに…ついに私の時代が来たのねっ!!!」





佐天さんが悪だくみをするようです





続かない



ニャース「まったく…。一体ここはどこなのにゃあ」

さっきまでは確かに例の二人と森を歩いていたはず…。

それがいつのまにか街の中をさまよっている。
例の二人ともはぐれたようだ。

ニャース「お腹すいたにゃあ……ん?」

?「確かこの辺のはずにゃ~。おーいかみやーん」

不思議な感覚だった。
例の二人に感じるのとはまた別な……親近感というべきか…

?「あの旗野郎はいきなり走り出してどこへ行ったんだにゃ~。…ん?」





続かない

カイリューの ドラゴンブレス!
ジラーチの アルスマグナ!
ミュウツーの プラズマ!

一方通行「・・・あァ?何なンだァ?コイツらは」

クチート、ラルトス「プルプル・・・」


一方さんは可愛いポケモンが似合うッ!!!

一方通行「…にゃァ!?なんなんにゃァ!このカラダはァ!!!???」


一方通行のカラダがニャースになったようです



続かない

一方通行はソーナンス(アニメ版)だろ

不器用なソーナンス
リフレクターを制御できなくて
いつも張りっぱなし
親からも撫でられたことがありませんでした

急に街中に出てきてしまい
どうにもわからず泣いていました




そんなこんなで上条さんに懐くソーナンスをひとつ

クチート、ラルトス、イーブイ、ミミロル「プルプル・・・」

一方通行「・・・何で増えてンだ・・・」

堕天使エロメイド「………」

ラティアス「…………」

誤爆した、死にたい

>>506
お前が堕天使エロメイドの話なんかするせいで、
炎ポケモンオンリーでつくづく役立たずなステインさん想像しちまったじゃないか
どうしてくれる

>>509
マグマッグ「ゴポォッ…」

ステイル「……とりあえずルーンを貼っておこう」

ステイル「イノケンティウス、タマゴは任せた」

ファイヤー「…(キリッ」

ステイル「出たーーーwwwファイヤーさんの にらみつけるwwwwマジパねぇwwwww」




正直すまんかった

神崎「行け!!我が最大の友!!」

洗濯機「・・・」



後悔はしてない

俺は誰かが書いてくれると信じてる

浜面さんルートが見たいのは俺だけですか

おめでとう! ういはるは ワタッコにしんかした!


初春「…」

ポポッコ「…」

初春「(いいお花だなぁ。ほしいなぁ。)」ヒョイ

佐天「うーいーはーるー!」バタ-ン

佐天「!」

佐天「初春の上に初春が!」

"それ"は考える。
己の存在意義を……己は"何"なのか

創られた命に価値などあるのかと。

「…フッ」

幾度も繰り返された思考。
終わりの見えない…出口のないそれに自嘲の笑みが浮かぶ。

そろそろ考える事にも飽きてきた。
行動。
まずは動いてみよう。考えるのはそれからでも遅くはないだろう。

"それ"は動き出す。自身を証明する為に…自身の疑問の答えを見つける為に。


━━己はこの世界に必要なのか━━


その答えを求めて。
眼下に見える光へ降り立つ。


その光の名は"学園都市"




続かない

禁書目録「おいしそう・・・」ジュル
ミルタンク「・・・」ガクガク


姫神「…信号」


フリーザー「……」キラキラ
サンダー「……」
ファイヤー「……」

姫神「…青」


フリーザー「……」
サンダー「……」ビリビリ
ファイヤー「……」

姫神「…黄色」


フリーザー「……」
サンダー「……」
ファイヤー「…(キリッ」

姫神「こっちみんな」




保守

単発でいいから誰か書いてくれよぉ

インデックス「なんでお前途中から影薄いの?wwwwwwwwww」

上条「ほら代わりにアレ使えるじゃんwwwwwやってみろよホラwwwwwwww」

ステイル「イノケンティウスッ」キッ

インデックス「出たwwwwwwwwステイルさんのイノケンティウスwwww」

上条「こええwwwwwwwマジこええwwwwwwwwwwwwww」

ステイル「・・・」プルプル

上条「いつまで召喚してんの?wwwwwwwwwつーか涙目wwwwww」

インデックス「すみっこに引きこもってろカスwwwwwwwwww」

ステイル「ウッ・・・・・・ウッ・・・」

ピッピ「これでボクもアクセラレータツーだっピ!」

>>556
あなたのおかげで飲もうとした緑茶がエライ事になりました

シミになったカーペットのクリーニング代は後日請求させて頂きますので

腹筋いたいです

保守

ファイアーさんの にらみつける が強烈に頭の中に残ってるからネタすら浮かばない保守

保守

ステイル「イノケンティウスッ!」
ファイヤー「…(キリッ」







上条インデックス神裂サンダーフリーザー「wwwwww出wwwwwwwwwたwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww」





ネタ浮かばない保守

期待するくらい…いいよね

カミジョウ フラグポケモン
ノーマル
とくせい:イマジンブレイカー(特殊技が使えない変わりに特殊技を受けない)
150/100/130/40/40/90


ミコト ビリビリポケモン
でんき
とくせい:ツンデレ(懐いていないと能力が下がるが懐いていると能力が上がる)
70/80/60/130/80/95


????? ベクトルポケモン
エスパー/あく
とくせい:アクセラレータ(3ターンの間あらゆる攻撃を反射する)
50/180/55/180/55/130

ツチミカド うらぎりポケモン
かくとう/あく
とくせい:きけんよち/しぜんかいふく
80/110/70/120/70/100


ステイル ロリコンポケモン
ほのお/あく
とくせい:もらいび
80/60/80/120/80/75


カンザキ せいじんポケモン
エスパー/はがね
とくせい:てんのめぐみ
90/130/90/110/80/100

ミサカ いもうとポケモン
でんき
とくせい:ちくでん/ダウンロード
70/70/60/100/80/95


ヴェント ぜんぽうポケモン
あく
とくせい:てんばつ(自分に攻撃した相手にダメージを与える)
80/120/90/80/100/95


キハラ ごくあくポケモン
あく
とくせい:かたやぶり
70/90/90/60/95/85

いんでっくすポケモンが居ないのは誰かの陰謀なのか…?






まぁいらないけど

とある無能力者は走る。

?「な、なんなんだよ…なんなんだよ畜生!」

奇怪な生物群に埋め尽くされた学園都市。
全てがレベル4並の超常的能力を持つその生物群は、学園都市の生徒たちに容赦なく牙を剥く。
レベル0からレベル3が大半である学園都市の住人は当然の成り行きで―――為す術もなく蹂躙されていった。

?「アイツは……アイツは無事なのか!?」

無能力者は、もはや死都と化した学園都市を駆け抜ける。
彼の脳裏には、病院で療養をとる一人の少女の影が写っていた。

?「頼む、無事でいてくれ……」

彼は、強くなかった。弱い、矮小な人間だった。
だが、同じ無能力者でありながら、かつて本当の「強さ」を教えてくれた少年の背を追って、彼は駆け抜ける。
無能力者(レベル0)でありながら、超能力者(レベル5)を打ち倒した、その拳を握りしめ。



浜面「頼む、無事でいてくれ……滝壺!」

――とある不良のなんちゃらかんちゃら
続き書いてください

憲武「次はこの方ですどうぞ!」

ズンチカズンチカズンチカズンチカズン
ピッ

黒子「一人テンションの高い、ケーシィ高嶺」

黒子「第二回、ケーシィ高嶺杯、優勝、俺。シシシシシ!」
ドチャ

スタッフ「ワハハハw」

>>629インデックスポケモンだと分類が6文字なっちゃうしポケモン自体の名前が…

正直一方通行も?????が苦渋の決断だった

やっぱり自分で頑張ってみよう
PCが規制中で携帯からだが、まあ適当に



浜面が目的の病院に着いた時、確かな異常がその周囲を覆っていた。ただ、ひたすら暗いのである。
時刻は日没を過ぎたあたりで、本来なら街は人工の光で埋め尽くされている筈なのだが。

浜面「なんだ……停電、か?」

空を仰げば、遠くに光が空を照らしているのが見て取れた。
どうやら、停電が起きているのはこの学区のみであるようだった。

浜面「……ってオイ、停電ってマズくねーか!?」

浜面は病院内への侵入を試みたが、入り口の自動ドアは作動しなかった。どうやら、病院の非常電源すら作動していないようである。

浜面「とりあえず……多少無茶でも、非常事態だし良いよな!」

言うが早いか、浜面は近くに駐車してあった車に駆け寄り、ゴソゴソと鍵穴を弄り始めた。
それから数秒で車の鍵を開け、数十秒でエンジンをかける。スキルアウトの中でも類を見ないような早業である。

浜面「いっくぜぇー!待ってろ滝壺!」

浜面は思い切りアクセルを踏み込む。急発進する車は、ガラス張りである病院の入り口へと突撃した。

激しい音をたてながら、ガラスが病院の無人のロビーにまき散らされる。
病院の人間は、どうやら避難済みのようであった。

浜面「滝壺ぉ!」

フロント部のひしゃげた車を降りると、浜面は念のために滝壺の病室へと向かった。

=======

響き渡るガラスの割れる音を聞きながら、少女は呟いた。

滝壺「……はまづら?」

滝壺は、未だに病室にいた。
病院の人間は他の患者を連れて病院を脱したのであるが、滝壺は頑として動かなかった。
たまたま同じ病室にいたレベル4である絹旗が滝壺を護衛すると病院側を説得したことで、滝壺が病院に残ることは承諾された。
そういった経緯で、二人は病室で来るかも分からない浜面を待っていたのである。

絹旗「車で病院に突っ込んできたみたいですね。まったく……こんな超バカっぽい侵入をするのは浜面以外にいませんね」

しばらくすると、廊下をバタバタと走ってくる足音が、病室に近付いてきた。

浜面「滝壺ぉ!無事か!?」

滝壺「……大丈夫。心配いらない」

絹旗「私の心配は超無視ですか?浜面の癖にいい度胸ですね」

どうやら元気そうな二人の姿を確認すると、浜面はほっと胸をな

>>636
最後の一行しくじりました。やっぱり携帯は慣れませんね。
正しくは

どうやら元気そうな二人の姿を確認すると、浜面はほっと胸をなでおろした。

です。
それじゃ、続き書きます

浜面「良かった、無事か……」

絹旗「そんな事より浜面。今、学園都市が超ヤバいです。上からも指令が下りてます」

浜面「アイテムは解散しただろ?」

絹旗「そんなこと言っている場合じゃないって事ですよ。まったく本当に理解力のない超バカですねバカ面」

浜面「バカ面言うなよ怪力女。で、どんな指令なんだ?」

絹旗は滝壺を一瞥すると、真剣な目で口を開いた。

絹旗「まず一つは、滝壺さんを無傷で学園都市の外に逃がすこと。学園都市の外周に、学園都市協力派の研究機関が待っているそうです。そこに保護して貰います」

浜面「滝壺ってそんなに重要なポジションにいたのか」

絹旗「私も初耳ですよ。なんだか超胡散臭い気もしますが、邪推しても仕方がないでしょう。……もう一つは、学園都市に侵入してきた連中の纖滅です」

病室の窓の外には、一部で赤く煌々と炎が昇っているのが見えた。

少し飯食ってきます
まあ、こんな時間だし見てる人もいらっしゃらないでしょうが、一応出来れば保守をお願いします

小ネタ保守の俺参上

メタモン「モンモン♪」

メタモン(2)「モンモン♪」

メタモン(3)「メタ♪」

メタモンx3「モンモン♪」

佐天「ぷにゅぷにゅ柔らかくて幸せ…」





初春「・・・えっ」
ポポッコ「・・・えっ」

絹旗「どうやら、今回の騒動もそいつらによるものらしいです。まったく、超ムカつきますね」

浜面「どういうことだ?……っつか、そのポケモンって化け物はなんなんだよ?」

絹旗「私も詳しくは知らないですよ。ただ、能力に関しては知っての通り。このポケモンたちを外から連れてきて、学園都市を超混乱させる。その混乱に乗じて何かしようって話みたいですね」

浜面「何かしようって、それに滝壺が関わってんのか?」

絹旗「滝壺さんに関しては、それとは別件での保護ってことみたいです。とにかく、超頑張らないと超ヤバいですね」

絹旗は、肩をすくめた。

絹旗「この学区の停電なんですが、どうやらポケモンの仕業らしくて。更にもう一つの指令として、発電所の解放もことつかってます」

浜面「おいおい、絹旗ならまだしも、俺や滝壺にどうしろってんだよ」

絹旗「レベル5を倒した浜面なら、なんとかなるでしょだそうです。超投げやりでしたよ」

浜面「上の連中、麦野を倒したコトを根に持ってんのか……?」

浜面は、深いため息と共に頭を抱えた。



滝壺「……はまづら」

浜面「……あん?どうした滝壺?」

滝壺は、だまって病室の扉を指差した。

滝壺「……なにかくるよ」

浜面「なにか?っつかお前、体晶を使ってる訳じゃねーよな……?」

ヒタリ……ヒタリ……
不気味な足音をたてながら、それは徐々に近付いてきていた。
浜面と絹旗は、静かに身構える。

そして、その影は病室の扉から、ぬっと現れた。

浜絹「………………あ?」

滝壺「………可愛い」

その生き物は、今までに見たことがないような奇怪さを持っていた。
眠たげな瞳は微妙に焦点の定まらない位置を見上げ、両手は頭を押さえている。
頭からは三本の長い毛がはえ、全身も黄色い体毛が覆う。
そして、口元には立派な嘴。

コダック「……グァ?」

それは、紛れもなくポケモンであった。

絹旗「……あ!さっき上からいいツール貰ってたんですよ超忘れてました!」

絹旗は携帯を弄り、インストールしたてのアプリケーションを起動する。

絹旗「『ポケモン図鑑』っていう、ポケモンの種類や生態を記録するツールみたいで。これで切り抜けろだそうです」

浜面「便利なような便利じゃねーような……。で、コイツはなんなんだ?」

コダックの頭を撫で始めた滝壺を見やりながら、浜面は絹旗に尋ねた。

絹旗「コダックってポケモンみたいです。水系統のポケモンですが、エスパーの属性もあるみたいですね。超親近感が湧きますね」

浜面「系統?なんだそれ」

絹旗「ポケモンには系統があるみたいです。その系統によって相性ってのもあって、相性の良い能力はポケモンに強いダメージを与えられるみたいですね」

浜面「なんだか物騒な話だな。動物虐待みたいじゃねーか」

絹旗「ま、そういうもんだと超割り切るしかないですね」

今から申し訳程度に寝ます
学校があるので
もしよろしければ保守をお願いします
再開は、恐らく15:30以降になります

インデクス きんしょポケモンノーマル
とくせい:ヨハネのペン(HP1/8で全能力2倍)/あるくきょうかい(受ける攻撃の威力を50下げる)
60/90/120/80/120/60

ハマヅラ チンピラポケモン
ノーマル/あく
とくせい:こんじょう
90/115/95/40/60/95

クロコ ゆりポケモン
エスパー
とくせい:にげあし/ゆり(ミコトがいると能力上昇)
70/90/65/100/95/105

ムギノ サイボーグポケモン
エスパー/あく
とくせい:ブチぎれ(特攻が上がるが命中が下がる)
90/40/95/130/100/90

ムギハタ ビーきゅうポケモン
エスパー/かくとう
とくせい:ちからもち
60/70/120/80/110/90

ムギハタじゃねぇやキヌハタだった

合間合間に投稿してみます
多分1レスが限界ですが
そして浜面は滝壺の夫で俺の愛人だ異論は認める



コダック「………グァァ」

滝壺「……うふふ」ナデナデ


浜面「仲良いなアイツら」

絹旗「コダックも滝壺さんと同じく、超不思議ちゃん系みたいですね。超能力を扱いきれてないせいで、常に頭痛に悩んでるらしいです」

浜面「へぇ、だから頭に手が乗ってんのか」

絹旗「いきなり念力を使い出したりするそうですが、念力自体はレベル4を超圧倒するほどだそうですよ」

浜面「あのアホ面でそんなに強いのかよ。本当になんなんだかなポケモンっつーのは」

絹旗「超不思議な生き物ですね」

波長が合うのかしばらくじゃれあっていた滝壺とコダックだったが、不意にコダックが苦しそうにうなり始めた。

滝壺「……!?だ、大丈夫…?」

絹旗「念力でしょうか」

浜面「お、マジか?」

コダック「……グゥゥァ」

コダックが唸ると、背後の窓ガラスがガタガタと震えだした。次第に、耳鳴りが鼓膜を突く。

浜面「あ、あだだだだ……」
絹旗「こ、これは超キきますね……」

耳を押さえてうずくまる浜面と絹旗であったが、最もコダックに近いはずの滝壺は全く意に介す様子もなく心配した表情を見せた。

滝壺「ガーくん……大丈夫?」

浜面「が、ガーくん?なな、名前か?」

絹旗「安直なのが超滝壺さんらしいですね……って、てゆーかこの耳鳴りなんとかしてくださいバカ面!」

バカ面「バカ面いうな!」

そんなやりとりをする間にも、コダックの念力は徐々に強まっていった。そして――

浜絹「………お、収まった?」

コダック「……グァ」

滝壺「……あ」

次第に念動波は収束していき、後には元のような静寂が戻った。

浜面「……全く、このバカアヒルめ……」

滝壺「ま、待って……はまづら……」

保守ありがとうございます。
もう少しお願いします。


滝壺「あ……あ……」

浜面「た、滝壺!どうした!?」

急によろめき倒れそうになる滝壺を、浜面は慌てて抱きかかえた。

絹旗「あ、超お姫様だっこですね。浜面の癖になにやってんですか」

浜面「んなコト言ってる場合じゃねーだろ!滝壺、しっかりしろ!?」

滝壺「はまづら……私なら大丈夫」

滝壺は、しっかりと床に足をついて口を開いた。

滝壺「私……みんなの位置が分かる。補足出来る」

浜絹「……は?」

二人には、今の台詞の意味が嫌と言うほど理解が出来た。浜面はその状況を打開すべく奔走し、あげくにレベル5を打ち倒したのだ。

浜面「体晶を使ったワケじゃ……ないんだよな?」
絹旗「でも、能力が暴走時並みに超上がっている……?まさか」

コダック「……グァ?」

二人は、ぼやっと立つポケモンに目を向けた。彼は二人の視線などどこ吹く風とばかりに、ただ虚空に視線をさまよわせるばかりであった。

====

絹旗「――上の見解では、どうやらコダックの『念力』の力が、滝壺さんの能力に上乗せされているのではないか、だそうです」

浜面「意味わかんねーよ」

絹旗「チッ、バカ面は……と言いたいですが、こればかりは超仕方ないですね。私が超丁寧に説明してやりましょう」

浜面「じゃあバカ面いうなよチクショー」

絹旗「超知ったこっちゃないです。……ポケモンと人間の間には、時々超不可思議な力が働くそうで……いわゆる『心と心が繋がる』状態だと」

絹旗は、半ば疑わしげに続けた。

絹旗「正直、『心と心が繋がる』なんてあり得るのかとは超思いますが……今の滝壺さんの状態は、そのコダックと『繋がっている』状態だと考えれば超納得がいきます」

浜面「つまり、その『繋がっている』状態が滝壺の能力を底上げしてるっつーのかよ?……懐くの早すぎねーか?」

絹旗「突っ込み所がズレてますよ、バカ面。……とにかく、とりあえずはそれで納得しましょう。今の滝壺さんは体晶無しでも重要な戦力になりますから」

関係ないけど
このAAの台詞ってアクセラレータVS当麻戦で言うっけ?



ヘ(^o^)ヘ いいぜ
                        |∧  
                    /  /

                (^o^)/ てめえが何でも
               /(  )    思い通りに出来るってなら
      (^o^) 三  / / >

\     (\\ 三
(/o^)  < \ 三 
( /

/ く  まずはそのふざけた
      幻想をぶち殺す

>>667
アウレオルス戦ですよ

もうしばらく保守お願いします。
こまめに投下はしていくので

絹旗「さ、とりあえずこんな病院は出ましょう。目指すは発電所ですね」

浜面「よし、足なら任せろよ」

滝壺「……あー、みんな見える……」
コダック「……グァー……」

緊急事態にも関わらずのんびりと向かったロビーは、先ほど浜面が無茶を行ったせいで散々たる有り様だった。

絹旗「……超やりすぎですよバカ面」

浜面「……すまん」

滝壺「……大丈夫。私はそんなはまづらを応援してるから」
コダック「……グァ」

――ジャリ

不意に、車によって塞がれている入り口の向こう側から、ガラス片を踏み潰す音が聞こえた。

「――焼け、かえんほうしゃだドガース」
「ドガァー」

轟と唸る激しい熱風と共に、車の向こう側が眩く獰猛に光った。

絹旗「――跳びますよ!」

絹旗はそばにいた2人と1匹を抱えると、今しがた歩いてきた廊下に向けて勢い良く跳ね飛んだ。彼らのいた位置を、激しい炎が飲み込む。
そして、爆音。
灼熱を帯びた衝撃波が、病院のロビーを出発点として一階を凪いだ。

ガスの癖に火吹くのか
自爆と同義だろ

車に引火したドガースの炎は、爆炎を飲み込んで一階を火の海に変えようとしていた。

絹旗「よ、避けきれません……っ!」

獰猛な炎がうねりをあげて迫ってくるのを、逃げる絹旗たちは見ていた。
そして

コダック「……グァー」キィィィイイィィィイイイイン

絹旗「あ……え?」

絹旗達の通り過ぎた位置にうっすらと光る壁が現れ、廊下をピッタリと塞いだ。
そして、訪れる静寂。

絹旗「こ、これは……?」

浜面「……助けられたっぽいな、ガーくんに」

コダック「……ガァ」

滝壺「……ガーくん……」むぎゅっ

しばらく後に、ひかりのかべが取り払われたその先には、彼らのいる廊下とは別世界のごとぎ惨状が広がっていた。

>>671
ググったらドガースは技マシンでかえんほうしゃを覚えるようなので
一応ポケモンの技はググってみて、覚える技のみを使うつもりです

もう知ってるかもしれないけど
携帯からだとこっちの方が楽かも
http://pk2ch.saneda.com/

保守

>>666での心の繋がりってのはポケスペで対サカキ戦でピカチュウが指示してないのに10万Vを貯めてた時のアレか。

>>676
丁寧にありがとうございます
今使っているのはAU専用のAndyですが、そちらも試してみます
ただ、何分機種が古いので対応しているかはわかりませんが

学校や用事に一息ついたので、ちまちま再開させていただきます
本当にお待たせいたしました
書きためも無いのでやはり遅筆になりますが、支援よろしくお願いします

熱気の籠もる廊下には焼け焦げた臭いが充満し、壁や天井が一部燃え落ちていた。火は未だにあちらこちらで燃え盛り、ひとえに火炎の威力を物語っているようである。
天井からは、申し訳程度の消火シャワーが散水されていた。

絹旗「……完璧に焼けてますね。息苦しいです」

浜面「なんでもかんでも消し炭じゃねーか。さっきの壁を境目に白と黒でくっきり分かれ目が出来てんぞ」

滝壺「……臭い」

コダック「……グァァ」

三者三様の感想を述べながら、慎重にロビーへと歩を進める。

「……こりゃ、やりすぎたかな」

ロビーから、瓦礫を踏み砕く音と共にマイペースな声が聞こえた。
そして、廊下の終わり、つまりロビー側の角から黒い影が現れる。

黒服「あーあ、カルテとか燃えてなきゃいいけど。こっちの回収任務に支障きたしちまうなこりゃあ」

黒服は、自戒しながらゆっくりと廊下に入る。
そして、黒煙越しに視線を交差させた。

黒服「……あ?まだ生きてたのか。なんだよしぶといなぁこの街の学生さんはよ」

絹旗「あんたは……どちらさまですか?この街じゃ見ない服装すぎて超怪しいんですが」

黒服「気にすんなよ。ただの火事場泥棒だ」

不適にニタニタと笑う黒服をにらみつけると、絹旗は身構えた。

絹旗「泥棒なら、ふん捕まえるのは国民の義務ですね」

黒服「勇気と蛮勇は違うんだぜ、お嬢さん?……ドガース、ヘドロばくだん」

ドガースは、身を震わせると体を地球儀のように勢い良く回転させる。ドガースの体中にあいた空洞から、何かが高速で飛び出すのが見えた。

絹旗「甘いですね、泥棒さん!」

絹旗は、大きめの瓦礫を掲げると、振り下ろしながら握り砕いた。瓦礫の破片が散弾銃のように広がり、ヘドロばくだんと相殺していく。

絹旗「らぁぁぁああああっ!」

絹旗は足元を蹴りつけ、黒服に向けて突進した。瓦礫の破片の壁を物ともせず、突き抜けきるつもりなのだ。それは、レベル4の絹旗の能力である『窒素装甲(オフェンスアーマー)』があればこそ出来る芸当である。

黒服「は、……はぁァ!?」

黒服は驚愕に目を見開くと、そのまま激しい衝撃に意識を奪われた。

▽きぬはた の たいあたり! きゅうしょにあたった!
▽くろふく は たおれた!

痛みが感覚として伝わるよりも早く気を失ったのは、不幸中の幸いというべきか。絹旗の体当たりを食らった黒服の体は、まるで石ころのように吹き飛んでいった。

滝壺「……ガーくん、あっちもやっちゃえ」

コダック「……ガー!」

▽コダック の サイコキネシス! こうかはばつぐん だ!

ドガース「ドガー……」

▽ドガース は たおれた!

絹旗「なんだか、あっさりですね」

浜面「勝てたんだし良いじゃねーか?」

滝壺「……偉い偉いガーくん」

コダック「……グァ」

浜面「さーて、俺は車でも調達すっかなー」

跳ねるように歩きながら、浜面は病院のぽっかりと空いた玄関口を出た。肺一杯に、新鮮で十分な酸素が行き渡るのを感じた。

浜面「あー、気ん持ちいーいなっと。……あ?」

玄関口のすぐ手前、3段の階段を降りた先に、ぐったりと横たわる黒服がいた。

浜面「そーだそーだ、なんか持ってるかなー……?」

浜面は、黒服の体をまさぐり始めた。

絹旗「……浜面、まさかそっちの趣味ですか?超キモいんですが」

滝壺「……大丈夫。わたしはそんなはまづらを応援してるから」

浜面「ちげーよ。無線とか車のキーとかなんか持ってるか調べてんの……っと、なんか良さげなのみっけ」

黒服の内ポケットから浜面が取り出したのは、鞭だった。

絹旗「……浜面の探し物って鞭ですか?何プレイですか?超キモいんですが」

滝壺「大丈夫。わたしはそんなはまづらも応援してるから」

浜面「だからちげーっつの!……まぁ、一応持っていくけどな」

====

……ギョ…ギョギィィィィン…ギャギャ…

暗闇の学区内。この学区の電力を賄う発電所は、今や本来の役目を果たせていなかった。というのも、この発電所から聞こえる奇怪な音が原因であるのだが。

浜面「――ここでいいんだよな?」

絹旗「間違ってはいない筈ですよ。」

浜面たちはバンを降りた。
バンは路上に駐車してあったものを拝借したのだが、内装の仕様から判断するにアンチスキルのものらしかった。車内に備え付けのFAXからは、誰にも読まれることがなかった通達がぶら下がっていた。

絹旗「さ、ちゃっちゃと行きますよ。通達によれば、黒服はアンチスキルが超頑張ってくれてるみたいですし。わたしたちは発電所解放して、せめてこの学区ぐらい平和にしてから脱出しましょう」

浜面「はいよ。あー、のんびりしてぇー」

滝壺「……はまづら。脱出したら、遊びにいきたい」

浜面「へぁ?あ、いや、お前は一応保護されないと……まあ、出来たらな」

発電所内部も無人で、止むことなく鳴り続ける奇怪音以外は全くの無音。ただ、浜面たちの歩く音だけが狭い通路に反響した。

浜面「問題ありそうなのは……あ、あれか?」

絹旗「というか、あれ以外に超ありえなさそうですよ」

そこは、変電区画だった。等間隔に変電機が並び、ここから電柱を通して電力が供給されるのだ。
そして、その変電機の周りに、何やら歪な形の物体が引っ付いていた。

絹旗「あれも、あんな形の癖してポケモンみたいですね……コイル、ですか」

コイルは、群れを成して変電機から電力を奪っていた。この変電区画は、コイルたちにとって体の良い餌場らしかった。

絹旗「浜面は、とりあえずヒューズを落としてきてください。私たちはここでコイルを駆除します。駆除したら連絡しますから、その場待機で」

浜面「あいよ」

浜面は、気だるげに通路の奥へと消えていった。

テイトク みげんポケモン
エスパー/あく
とくせい:ふゆう
70/120/100/120/100/90

ミーシャ てんしポケモン
みず
とくせい:てんのめぐみ/プレッシャー
120/120/130/150/130/130

イザード れんきんポケモン
はがね
とくせい:せいしんりょく/ふみん
80/90/90/110/80/90

====

浜面「――串にささった団子、団子ー♪」

小声で歌を口ずさみながら、浜面はコントロールルームへと入っていった。マニュアル通りにコンソールを操作し、ヒューズを落とす。
発電所内部の電力が予備電源に切り替わりました、という表示が巨大なモニターに映るのと同時、コントロールルームの壁や床を余すところなく照らしていた電気が、あっと言う間に落ちた。
あたりを照らすのは、モニターが光源の朧気な光のみである。

浜面「あーあ、ねみー」

浜面は、のんびりと尻をつけて床に座った。一人でだだっ広い暗闇の中に居続けるのは、なかなかに居心地が悪かった。

浜面「誰かいるかな……いるわけねーか」

ははっ、と浜面が一人でにやけたその時である。
ニヤリと、暗闇が笑ったような気がした。

「ゲンガー!ふいうちだ!」

浜面「――っ!?」

浜面が慌てて横に転がると、浜面のいた場所に黒い影が覆い被さるのが見えた。

カザキリ てんしポケモン
エスパー
とくせい:プレッシャー
120/110/90/130/90/100

ヨミカワ きょうしポケモン
かくとう
とくせい:せいしんりょく
100/120/105/40/60/95

エリス ゴーレムポケモン
いわ/じめん
とくせい:ハードロック/がんじょう
140/80/120/40/100/70

叫んだら不意打ちじゃねえwwwwww

アニェーゼ あつぞこポケモン
くさ
とくせい:
70/105/80/70/100/90

タテミヤ アマクサポケモン
はがね/くさ
とくせい:せいしんりょく
80/110/85/80/90/105

ウイハル オペレータポケモン
くさ
とくせい:ようりょくそ
75/55/75/55/80/110

ふいうちは相手が攻撃わざを出そうとしてる時じゃないと失敗するんだよな
なんか矛盾してるような気がするが

>>693
ふいうち あくタイプの物理技
相手が攻撃技を使う時に先制出来る

「……チィッ!ゲンガー、あやしいひかり!」

原色の眩い光が、何度か激しくフラッシュした。

浜面「ぐぁああっ!」

浜面は目を押さえて転がった。脳内がスパークするような衝撃だった。

「ゲンガー、のしかかり!」

浜面は、とっさに鞭を凪いだ。しかし、鞭は空を掻き壁に虚しく当たる。そして、浜面は体に強い重量を感じた。

浜面「あ……あぁ?」

「はっ、なんだ。所詮はただの子供か……。残念だが、ゲンガーに鞭はきかんよ?このポケモンは少々特殊でな、影の中では実体を持たないんだ。……ゲンガー、ギガドレイン」

ズルッ……と、浜面は体中から何かが急速に奪われていくのを感じた。

浜面「や……め……ろ……」

「ははは、無駄だ。大人しく眠れ。なあに、殺しはしないさ」

容赦なく、浜面の体からは力が抜けていった。

浜面「あ…………あ……」

暗闇から、全ての音が消えようとした、その時である。

オリアナ はこびやポケモン
ノーマル(マルチタイプ)
とくせい:マルチタイプ
80/60/85/120/90/115

コンゴウ はばつポケモン
エスパー/ひこう
とくせい:とうそうしん
70/40/60/90/70/85

コマバ リーダーポケモン
あく/かくとう
とくせい:ノーガード
110/130/100/40/60/90

支援してくださる方が多くいらっしゃって嬉しい限りです
ありがとうございます

>>693
技名を叫ぶのは義務かなぁと

>>695-696
完全に俺の調べ逃しです。指摘ありがとうございます

それではまたちくちく投下する作業に戻ります

====

時は少し遡る。

絹旗「――あ、電源落ちたみたいですね。コイルが変電機から離れました」

滝壺「……分かった。ガーくん」

コダック「……ングァ~」

▽コダック の サイコキネシス!

キィィィイイイイン

コイル「 ギャ リ ィィィィィィン」

▽こうかはばつぐん だ! コイルたちはたおれた!

絹旗「駆除完了みたいですね。ヒューズ起こしてもらいますか」

ピリリリリリリ………

絹旗「……出ませんね?」

ガッ プツン ――ウィィィィィィィィィィィィィィィィ……

絹旗「あ、動き出しました」

滝壺「……光が…灯ってる」
コダック「……グァ」

ヒメガミ くうきポケモン
エスパー
とくせい:ディープブラッド(特性ヘドロえきと同じ)
75/60/80/70/90/85

アックア こうほうポケモン
みず/かくとう
とくせい:てんのめぐみ
90/120/100/120/100/90

いつわ あまくさポケモン
でんき
とくせい:ふくつのこころ
80/110/70/90/70/95

コイルはでんき/はがねだからエスパー技のサイコキネシスはこうかいまひとつだよ

抜群はほのお、じめん、かくとう
後はみず以外全部いまひとつか無効

絹旗「さてと。あとは浜面と合流して、この学区の黒服の本拠地を叩けば脱出ですね。超ラクな仕事でまったく嫌になりそうです」

滝壺「……はまづらー」

コダック「……グァ~」

……ザリ

「……仲間と合流するまえに、先ずは我々と合流していただきたいのだが、よろしいか」

通路から、聞き慣れない声が響いた。明るく照らされた通路に、いくつもの白衣が眩く光を反射していた。

絹旗「……まったく次から次へと。超面倒臭いですね。誰ですか、アンタらは」

白服「はっはっは、安心してくれたまえ。我々は学園都市内部の研究機関だよ」

先頭に立つ白衣の老人は、顔の皺から伺いしれる年齢を無視するかのような威風堂々さで立っていた。

白服「我々の研究機関のコードネームは言えないがね。残念ながら、現在研究が凍結されてしまっているからね」

絹旗「その、お払い箱された役立たず研究員の皆さんが、雁首揃えて何の用です?研究の巻き返しのため協力依頼ですか?」

白服「はは、手厳しい……。まあ、大体は合っているがね」

>>704
なんかもう、指摘だらけで申し訳ないですorz
参考になります

白服「聞けば、君たちは『暗闇の五月計画』の被験者だそうじゃないか。
『窒素装甲(オフェンスアーマー)』の絹旗最愛に、『能力追跡(AIMストーカー)』の滝壺理后。
……特に滝壺さん、君の能力は実に素晴らしいよ」

興奮気味に肩を震わせながら、白衣の男は大仰に宣う。

「君の能力は特殊だ。そう、特異の中の特異だ!
AIM拡散力場を、その身で感じることが出来る。それはつまり、この学園都市を流れる大きな不可視の力を、君だけが読み取れると言うことなのだよ……!
……君の能力がまだまだ成長の余地があるのなら、いずれは虚数学区に近付く事さえも………いや、流石にこれはまだ早いかね」

一息吐くと、男は手を広げた。

白服「……どうかね?我々と共に、この学園都市の裏の裏を知る気はないかね?アレイスターに近付く気はないかね?あの神気取りの独裁者を、打ち倒す気は?
……我々と共に、この学園都市の闇を打ち払わんかね?」

絹旗は呆れたようにかぶりを振った。

絹旗「……なんか、超アホっぽくて超拍子抜けって感じですね」

白服「なに……?」

絹旗「要するに、研究を凍結したアレイスターに対する超逆恨みでしょう?アンタらが超役立たずの研究をしてただけですよね」

白衣の集団から、じわりと殺気が滲み出た。

白服「貴様……我々を只の人間と思って嘗めおって……」

絹旗「只の人間どころか、超虫以下ですよね。というか超論外」

はぁ、と絹旗は深いため息をついた。

絹旗「超アホらしいです。会話も億劫なのでちゃっちゃとそこ退いてくださいよ」

絹旗は、白衣の集団を全く無視してスタスタと通路を通ろうとした。その後ろに、滝壺とコダックも続く。

白服「き……貴様ぁ……!……やれ!捕らえろ!」

白衣の集団が、小型の拳銃らしきものを一斉に構えた。

絹旗「滝壺さん!伏せて下さい!」

申し訳ありません、また少し間が空きます。
今夜中には戻ります。

ファイヤー「・・・!」キリッ

エンテイ「ワンワン!」

バシャーモ「コケーッ!」

ステイル「魔女狩りの王!イノケンティウス!」


インデックス「とーま・・・護衛は嬉しいけど全然たよりなさそうだよ・・・」

また合間投下
一応、酉も付けておきます


滝壺とコダックを伏せさせると、絹旗はその上に覆い被さった。
次の瞬間、膨大な量の銃撃が絹旗の体を襲った。

絹旗「ぐ……う……っ!」

窒素装甲で直撃は防ぐものの、その衝撃までは緩和仕切れないようだった。絹旗の体には。次々と痣が出来ていった。

滝壺「きぬはた……」
絹旗「ち、超大丈夫……ですよ……っ!」

しばらく経って尚も銃撃は止まない。どうやら、絹旗の体力が尽きるまで撃ち続ける算段のようだった。

滝壺「きぬ……はた……」

コダック「…………グァッ!」

不意に、滝壺の下にいたコダックが立ち上がり、絹旗を守るように立ちふさがった。
それは、まさに一瞬。止める間もない出来事だった。

滝壺「……が、ガーくん!!」
絹旗「こだ……ガーくん!」

コダック「グァッ!!」

▽ガーくん の こらえる!

お待たせいたしました
またちまちま再開します
相変わらずの遅筆ですがご容赦を

なお、亀レスですが>>677、そんな感じです

カミジョウ(イマジンブレイカー)@カムラのみ
こらえる
きしかいせい
カウンター
なまける

ミコト(ツンデレ)@しろいハーブ
じゅうでん
でんじは
レールガン(威力120:でんき:命中80:ぶつり:3割怯み)
10おくボルト(威力140:でんき:命中90:とくしゅ:特攻2段階ダウン)

?????(アクセラレータ)@きあいのタスキ
ふいうち
エアスラッシユ
サイコキネシス
じたばた

>>720
一通さんは場にでてから3ターン攻撃受け付けない特性が

ツチミカド(きけんよち)@くろいメガネ
インファイト
ふいうち
あくのはどう
おきみやげ


ステイル(もらいび)@たべのこし
かえんほうしゃ
みがわり
おだてる
じこあんじ


カンザキ(てんのめぐみ)@こうてつプレート
エアスラッシユ
アイアンヘッド
バレットパンチ
こわいかお

銃撃は、全てコダックに当たった。コダックは、全身から血を流しながらも、頑と仁王立ちをしていた。

白服「え……あ?」

コダックの突然の予想外過ぎる行動に、白服たちは銃撃を止めてしまった。そして、その隙をコダックと絹旗は逃さなかったのである。

▽ガーくん の カウンター!
▽きぬはた の じたばた!

コダック「グワァァァァッ!」

絹旗「はぁぁぁあああああっ!」

白服「あ、うぁぁぁぁあああっ!」

瞬く間に白服たちは次から次へと蹴散らされ、味方の入り混じった状況では銃撃も叶わず。ものの2分と経たない内に、白服たちは完全に鎮圧された。

▽しろふくたち は たおれた!

滝壺「……が、ガーくん……!」

コダック「……グァ」

コダックは、全身から血を流したまますっとぼけた顔をしていた。滝壺は、ひしとそんなコダックを抱きしめた。
そのようすを、横目で安堵したように見ていた絹旗であったが、

絹旗「さて、と……。こっちは超痛い目に遭ったわけですし……?アンタらのアジト、吐いて貰いますよ。超血反吐吐いてもね?」

ミサカ(ダウンロード)@こうかくレンズ
かみなり
じゅうでん
あまえる
でんじは


ヴェント(てんばつ)@こわもてプレート
ふいうち
だましうち
いちゃもん
ちょうはつ


キハラ(かたやぶり)@ひかりのこな
みがわり
ふいうち
ドレインパンチ
きはらしんけん(威力60:あく:命中100:ぶつり:まもる、みきりを無効にする)

>>721
3ターンの間はまもるやみきりを持ってない相手には無双、3ターンしのいだ相手は攻撃してくるからエアスラッシユで怯み狙い、防御は紙だからタスキを持たせてタスキ使ったら元々の素早さを生かしてじたばたするなり自分抜く相手や先制持ちにはふいうちするなり

あれ、これだとサイキネいらねぇな

====

時は、再び少し遡る。

浜面の意識が、完全に暗闇に飲まれようとした、その時であった。

ピリリリリリリ………

浜面のポケットから、携帯の着信音が鳴り響いた。その甲高い音は、浜面の意識を再び呼び寄せ、そして浜面に起死回生のチャンスを与えたのである。

浜面「……携、帯………あ……?」

浜面の脳裏に、先ほどの台詞が蘇った。

『このポケモンは少々特殊でな、影の中では実体を持たないんだ』

――影の中では。
浜面は、渾身の力で携帯を手にとると、カメラモードを起動した。

浜面「……喰、らえよ……化け物……」

次の瞬間、暗闇が一筋の光によって斬り裂かれた。そして

浜面「お、らぁぁぁあああああっ!」

なけなしの力を込めたパンチを、浜面はゲンガーに打ち込んだ。そう、カメラモードの光で照らされた部分を。

▽はまづら の コメットパンチ!

ゲンガー「ゲァァァアアアアアッ!」

なんか寝ぼけてんのか、ちょいちょい日本語が危うくなりますが、暖かい目で見守ってください

インデクス(ヨハネのペン)@きあいのハチマキ
かみくだく
かみつく
のしかかり
あまえる


ハマヅラ(こんじょう)@かえんだま
からげんき
みがわり
ふいうち
なまける

クロコ(ゆり)@あかいいと
メロメロ
サイコキネシス
ほしがる
とっしん


ムギノ(ブチぎれ)@こうかくレンズ
はかいこうせん
あくのはどう
サイコキネシス
わるだくみ


キヌハタ(ちからもち)@たべのこし
サイコカッター
のろい
みがわり
パワートリック

テイトク(ふゆう)@ものしりメガネ
あやしいひかり
サイコキネシス
あくのはどう
ダークマター(特攻と特防上昇)


ミーシャ(てんのめぐみ)@ラムのみ
エアスラッシユ
アクアジェット
ハイドロポンプ
はめつのねがい


イザード(せいしんりょく)@こうてつプレート
ラスターカノン
かなしばり
わるだくみ
さいみんじゅつ

皆さんの暖かい言葉に励まされます


ゲンガーの体が、浜面を離れて倒れ伏した。浜面は全身全霊をもって立ち上がると、コンソールにすがりついてすかさずヒューズを起こしたのである。

「あっ!くそ、ゲンガーッ!」

バチン

コントロールルームが、眩い光に包まれる。今し方暗闇を塗りつぶした光は、襲撃者たちの姿をもあぶり出した。

浜面「いてぇ……つか、やっぱ黒服の一味かよ」

黒服「……くっ、糞!ゲンガー!早く起きろ!」

ゲンガー「ゲゥ…ゲァァァアアアアアッ!」

▽ゲンガー の のしかかり!

浜面「見切れてんだよ、根暗ぁ!」

ゲンガーののしかかりに対して、浜面は体を深く沈めた。そして、

浜面「不良のお礼参り、喰らいやがれァ!」

▽はまづら の コメットパンチ!

再び放った渾身のアッパーは、ゲンガーの体を完全に宙に浮かせた。

▽ゲンガー は たおれた!

黒服「あ、が、く、糞ォ!ガキがぁ!」

浜面「るっせぇんだよ大人ァ!」

浜面は、振りかぶった拳を握り締めた。黒服と浜面の距離が瞬く間に縮まる。

▽くろふく の つるのムチ!
しかしこうげきははずれた!

黒服「う、うあああああああああ――」

浜面「らぁぁぁっしゃぁぁぁああああっ!」

▽はまづら の きあいパンチ!

ゴキン、という骨の外れる鈍い音が鳴り、吹き飛んだ黒服は地面に倒れ伏した。

▽きゅうしょにあたった!
くろふく は たおれた!

浜面「……ぜぇっ、はぁっ、ゲホッ………あー……」

浜面は、地面にへたり込んだ。

浜面「し、死ぬかと思った……はぁ……」

====

絹旗「――あ、浜面超遅いです。こっちは超面倒な事に巻き込まれたって言うのに」

浜面「うるせーこっちも同じだ……って、誰だよこいつら」

浜面は、地面に伸びている白衣の集団を眺めた。

絹旗「私と滝壺さんを超狙う組織みたいです。さっき上に連絡したら、ついでに潰せと。アジトも分かりましたから、さっさと行きましょう」

浜面「あいよ……ってお前、痣だらけじゃねーか。滝壺は無事……ってガーくん!?大丈夫なのかよ!?」

絹旗「あーあーはいはい超うるさいですよバカ面。さっさと行きますよ」

滝壺「……よかった。はまづら無事だった」

コダック「……グァ」

====

ほぼ満身創痍に近い浜面たちは、すこし前よりも大分明るくなった学区を疾走した。目指すは、白衣たちのアジトである。

浜面「――あー、もーう!なんだかムカッ腹が立つなチクショー。なんで俺がこんな目に……」

絹旗「私だって、なんで狙われなきゃなんないんだか……」

滝壺「……あー……」

コダック「……グァー……」

浜面と絹旗が愚痴をぼやいている理由は、先の襲撃だけではなかった。今、交通量の少ないこの道路で――かなり激しい妨害にあっているのだった。
基本的には、車による接触である。浜面たちの乗るバンに、先ほどから黒い覆面ワゴンが攻勢をかけているのであった。
一歩間違えば事故が発生するこの攻撃を、浜面は見事な運転捌きで避けつづけるのだが――

それが何十回と続けば、精神的にはダメージを負うのである。

すいません。
今日はもうくたばりそうなので寝ます。
明日も今日みたいにちまちま投下しつつ、という具合になりそうです。
一応、おおざっぱなストーリー的には半分くらい消化したので、多分終われるかと思います。
もしよろしければ、保守していただければと思います。
では、お休みなさい

浜面「だぁぁああああっ!ちょーイライラすんぞコレ!」

運転席の浜面が、ハンドルを右に左に操作しながら吼えた。ゴムタイヤが地面に削り取られていく音が、バンの後に追いすがる。

絹旗「私の口癖を真似しないでください超キモいんですが!」

助手席の絹旗も、噛みつくように吼え返した。
後部座席の滝壺とコダックは、左右に振られまくる運転の中でも至ってマイペースである。

滝壺「……ガーくん。うふふー」
コダック「……グァ」

彼らの乗るバンに、右後方から再び黒塗りバンが接近する。
浜面は左にハンドルをきって、牽制しつつ距離をとった。

浜面「……チクショー、埒があきゃしねーな」

浜面は苦々しく舌打ちをした。

浜面「コダ……ガーくんの能力は使えねーのか?」

滝壺「……狙いが定まらないって……ガーくんの念力は座標攻撃だから」

絹旗「よく意志の疎通がとれますね……って、そういや『繋がって』るんでしたね」

浜面は、覚悟を決めたようにハンドルを握り締めた。

浜面「仕方ない。最終奥義使うから、お前らしっかりどっかにつかまれよ」

絹旗「は、浜面?一体なにをやらかすのか超心配なんですが」

浜面は絹旗の言葉を無視して、ギアを上げながら叫ぶ。

浜面「最終奥ォオ義ィ!浜面スペシャルトリッキーアクセェェエエエル!!」

いうやいなや、浜面は全体重をかけてアクセルを一気に踏み込んだ。地面をタイヤが空滑りする音が鳴り響き、次の瞬間には唐突なGがバンに乗る彼らの全身にかかった。

「―――!」

急発進したバンに黒塗りワゴンも追いすがろうと、アクセルを全開にして走り出す。
二つの車が、猛速で公道を駆け抜けた。

車通りの無い公道を、二台の車が猛スピードで駆け抜ける。さながら、アクション映画のカーチェイスシーンといったところである。

浜面「もう少し……もう少し……」

精密な操作が必要な猛スピード下の運転だったが、浜面はバックミラーに映る黒塗りワゴンの位置をしきりに確認していた。

絹旗「は、浜面!ちゃんと前見てください!超超超超超怖いです!」

浜面「うるせー!今良いトコなんだ!」

浜面は真剣な眼差しで叫ぶと、徐々に黒塗りワゴンと一列になるような位置へ車体を寄せた。

浜面「……もう少し……もう少し……」

黒塗りワゴンが、徐々にバンに近付いてきていた。一瞬で突き放した車間距離は、既に20Mを切っていた。

そして、車間距離が更に縮んだ時である。

浜面「お前ら!気張れ!」

浜面は、唐突にアクセルペダルから足を離した。激しい衝撃が車体を揺らす。そして、再び踏み込んだ。黒塗りワゴンのフロントバンパーと、バンのリアバンパーが擦れる激しい破裂音がした。

保守ありがとうございます
やっと帰宅出来ました。予定時間を大きくオーバーして申し訳ありません

合間投下用に書き進めていた物を誤って消してしまったので、また書き直す羽目になりました……orz
食事もあるのでまた時間を置いて投下する事になりますが、いましばらくお待ちください

リアウィンドウに、火花が散るのが映し出された。
そして、再び車間距離が開く。

絹旗「ななな、なにしてんですかバカ面!超超超ひやひやさせないでください!」

浜面「なんとでも言いやがれ。でも、多分もう大丈夫だろ」

浜面につられて、絹旗もバックミラーに目をやる。黒塗りワゴンは一瞬跳ねると、そのまま勢い良くスリップし横倒しになって、火花を散らしながらカーリングの球のように滑った。

絹旗「は、浜面!一体なにをしたのか超気になります!」

浜面「はっはっは!浜面様を褒めろ敬えもう下っ端なんて呼ばせねーぜ!」

浜面は満足げに笑うと、ギアを下げ減速しながら説明を始めた。

浜面「あのワゴン、学園都市製の旧式なんだよ。昔、『セーフティーシステム』って機能を搭載した車がリリースされたことがあったんだ」

浜面「エンジン火災を食い止めるためのシステムでさ、エンジンに一定以上の負荷がかかると自動的にエンストが起きるシステムなんだ」

浜面は、今までに見せたことがないほどに目を輝かせていた。

浜面「システム搭載車種は、システムを使用する状況を考えるとシステム自体が危険だって事で、すぐに販売中止されたけどな。あのワゴンはその車種ってわけだ」

絹旗「ってことは、あのワゴンは横流し品ってことですか。……で、猛アクセルからの急ブレーキであっちのエンジンを止めたわけですね。なかなかやりますね」

浜面「このバンがアンチスキル仕様だったのも勝因だな。アンチスキル仕様の車は多少無茶しても大丈夫なように出来てる」

浜面は、スキルアウト時代にバカをやらかす度、かなり無茶な運転で自分たちを追い詰めた巨乳のアンチスキルを思い浮かべた。

絹旗「……にしても、浜面の癖に超詳しいですね」

浜面「俺、車好きでさ」

滝壺「……はまづら、かっこいい」

コダック「……グァ」

ちょっと無理やりな展開ですが、暖かい目でスルーをお願いします
最初は「エンスト」でググったら出た「フレームアウト」という現象を使うはずだったのですが、どうやらジェット機に起こる現象だったようで急遽タネを変更……orz

TSUTAYAにCDを返してきます
期限忘れてました
すぐに戻ります

====

時刻は、夜明けが近いことを伝えていた。しかし依然として空は暗く、学園都市でも辺鄙な場所に建てられたこの研究所は、電灯の少なさ故か近付きがたい重厚な雰囲気を醸し出していた。
最も――浜面たちに関しては、そんな雰囲気など気にも留めないのであるが。

浜面「っと、ここが件の研究所ってヤツ?」

絹旗「みたいです。一応、表向きには『閉鎖中』なので、明かりは付いていないようですね」

研究所は少なくとも外見の上では、人がいる雰囲気など微塵も感じさせなかった。

滝壺「……はまづら……この研究所、能力者がいるよ」

浜面「あん?マジかよそりゃ」

絹旗「滝壺さんが感知できる……ということは、どうやら元『暗闇の五月計画』被験者の中に協力した人がいるようですね」

浜面「ってことは、元同期かよ。よかったなぁ、同窓会開けるじゃん」

絹旗からの重い蹴りを太ももに喰らうと、浜面たちは堂々と正面から侵入を開始した。

研究所の一階は散々たる有り様だった。
玄関を入ってすぐに巨大なホールが出迎えるのだが、どうやらホールも研究室として使用していたらしく、書類やらデータの記された資料やらがあちらこちらに散乱し、接続の外されたケーブル類が無造作に転がっていた。
資料の束を踏み越えながら、浜面たちは一階を散策する。

絹旗「……資料から推測するに、この研究所はAIM拡散力場の有効な利用法を調べていたようですね」

浜面「だから特に滝壺を欲しがったわけか。ってことはお前はついでの勧誘かよ」

絹旗「失礼なこと言ってると頭握り潰しますよバカ面」

先行する浜面と絹旗のあとを、のんびりと滝壺とコダックが追う。

滝壺「……暗いね」
コダック「……グァ」

一階は、案の定無人だった。やはり、外から活動しているのを見咎められないという保険を賭けていたようである。

絹旗「上から送られてきた内部の設計図からすると、地下にも研究室があるようです。怪しいとしたらそこですね」

浜面「んじゃ、とっとと降りますか」

浜面たちは、簡素なアルミの階段を降りていった。

バァン!

浜面「はーい大人しくしろー」
絹旗「不許可に研究をしているそうなので、超潰しに来ましたー」

威勢良く扉が蹴破られた向こうには、浜面が発電所で白衣の集団から奪った拳銃を二丁構え、絹旗が素手でズカズカと乗り込む姿があった。
滝壺とコダックは、後方で二人(?)揃ってボサっと待機していた。

白服「……糞、連絡が無いと思ったら、やはりアイツらしくじっていたか……」

一人の白衣が、両手を上げながら忌々しげに吐き捨てた。他の研究員たちも、大人しく両手をあげた。

浜面「……お?なんか、思ったよりあっさり済みそうだな」

絹旗「気は抜けませんよ。滝壺さんが言うには、能力者がいるようですし」

絹旗は気を緩める事なく、室内に歩を進める。

絹旗「ま、いいでしょう……滝壺さん」

滝壺「……ガーくん、お願い」

コダック「……ガー」

キィィィイイイイィィィイイイイン

研究員たちは次々と意識を奪われ、床に倒れ伏していった。

申し訳ありません
昨晩は寝落ちてしまいました

一時間ほど後にちまちま投下開始します

予定時間をオーバーしてしまいましたが再開します


浜面「もう立ってる奴はいないな。この中に能力者がいんのか?」

絹旗「超分かりませんね。……滝壺さん、探知できますか?」

滝壺「……ぐぁ」

滝壺はコダックの真似をしながら、静かに目を瞑った。

滝壺「……位置は、この部屋で、変わってない。……部屋のまんなかくらい?」

絹旗「超調べてみましょう」

絹旗は倒れている研究員たちを乗り越え、部屋の中央で倒れ伏している人間の顔を一人づつ確認し始めた。

絹旗「見覚えない、見覚えない……」

浜面「暇だな。……ん?」

手持ち無沙汰な浜面は、部屋の奥に廊下が伸びているのを発見した。突き当たりには、一つだけ鉄製の扉が据え付けてあり、『実験室』のプレートが掛かっていた。
浜面は、両手の拳銃をしまい込み、『実験室』へと踏み込んだ。

====

実験室内は、すえたような血生臭さが充満していた。部屋の中央には手術台が並び、奥の壁にも用途不明の機材がずらりと並んでいた。
様々な計器のモニターが発する光の中を抜けながら、浜面は手術台に近付いた。

浜面「―――なんだよ、これ」

手術台に、何かが横たわっていた。拘束具で体をギチギチに固定され、体中にはコードが繋がれており、頭部にはコードのついたヘルメットのような物が被されていた。
そして浜面には、その物体の形に見覚えがあった。

浜面「……人間、だよなコレ」

手術台に横たわる人間は、黙して何も答えなかった。
浜面は、傍らにカルテがあることに気付き、静かにカルテを手元に手繰り寄せた。

浜面「……『暗闇の五月計画』被験者……能力はレベル4の人体発火……感情の高ぶりと共に体温が上がる特性を会得……?……やっぱ、これって人間だったのか」

浜面は、人間の肌に触れてみた。人体発火能力者とは思えないような肌の冷たさだった。

浜面「……アイツらには見せねえ方がいいよな」

浜面は、静かに『実験室』を後にした。

絹旗「浜面、奥になにかありましたか?」

浜面「いや、機材しかなかった。……能力者は?」

絹旗「倒れてましたよ。やっぱり超見覚えのある顔でした」

絹旗は肩をすくめながら、部屋の入り口に向けて歩き出した。

絹旗「上には連絡したので、すぐに応援が来るそうです。私たちはここをさっさと離れて、黒服を超潰しに行きますよ」

浜面「……あいよっと。……って、どこを根城にしてんのか分かってんのか?」

絹旗は、不適に笑った。

絹旗「実は、滝壺さんがこんなものをこの部屋で見つけましてね」

絹旗の手には、紙の束が握られていた。そこには、ポケモンを使用した襲撃計画の概要と、協力派のいくつかの機関の名前のリスト、算段などが書かれていた。

絹旗「どうやら、今回の学園都市襲撃を計画した黒服と協力体制を結んでいるようでして。混乱に乗じてそれぞれの思惑を果たすつもりみたいですね」

滝壺「……はまづら、褒めて」

滝壺は子犬のように浜面にすり寄った。浜面は顔を赤くしつつその頭を撫でながら、事実関係の確認をした。

浜面「ってことは、あの黒塗りのワゴンはこの研究機関たちが横流ししたわけだな。なるほど、からくりが見えてきたぜ」

絹旗「黒服は混乱を起こすことと、後で実験用のポケモンを提供することを約束していたようですね。代わりに、各機関は資金や装備の援助と、黒服の学園都市侵入に一役買っていたみたいです」

絹旗は続ける。

絹旗「にしても、各機関と協力体制を結んでいるのはどうやら黒服の内の一部隊みたいです。黒服の規模って随分と大きいみたいですね」

浜面「その割に金がないみてーだし、案外一度潰されてんのかもな。まぁいいや、根城が分かってんならちゃっちゃと潰しますか」

浜面は、部屋を後にしてアルミの階段を昇り、研究所を後にした。
浜面の鼻は、未だに血生臭さが取れなかった。

====

――少し後、ビル建設予定地。

黒服「ベトベター!どくどく!」
ベトベター「オヴァアァァアアア」

絹旗「超超超当たるもんですかぁ!」

黒服「マタドガス!かえんほ――」

滝壺「……ガーくん、サイコキネシス」
コダック「……ガー」

キィィィイイイイィィィイイイイン

マタドガス「ゴォアアア!」
黒服「ま、マタドガス!」

浜面「オラオラ!ポケモンよりトレーナー潰した方が早えっつの!」

黒服「ぐぁぁあああっ」

黒服の根城は、一方的な攻撃に晒されていた。見つからないとタカを括っていたところを強襲されたため、瞬く間に黒服は大混乱してしまったのである。
もはや黒服の命令系統はその役割を無くし、敗走する黒服すら出る始末であった。
襲撃開始からほんの数分のうちに、勝敗は完全に決していた。

絹旗「……これで、粗方片付きましたね」

浜面「命令が出なくなったからな。多分、この学区はもう大丈夫だろ」

滝壺「……あとちょっとではまづらとデート」
コダック「……グァ」

浜面「いやだからまずは保護……ま、いっか」

浜面は鉄板張りの地面に座り込みながら、徐々に明るくなりだした空を見上げた。

浜面「あー、肩いてぇ……。で、後は脱出だけだよな?他の指令は貰ってないよな」

絹旗「もう無いですよ。っていうか、一番肉体労働してんの超私なんですが」

絹旗は不満げに鼻を鳴らすと、小型の端末を操作した。

絹旗「集合地点はこの学区のゲートを出たところですね。そこに、外部の方が待っているそうです」

浜面「そーか。じゃ、俺は安全運転しますよ」

浜面は、立ち上がると砂を払った。

浜面「あー、久々に運動したせいで体ガタガタだぜ」

絹旗「だから超肉体労働してんの超私なんですが」

滝壺「……はまづら、がんば」
コダック「……グァ」

====

学園都市を囲む壁を見上げながら、浜面たちを乗せた車はゲートに滑り込んだ。
ゲートは開放されており、普段は義務の審査もなく素通りできた。

ゲートの向こうには、ヘリが一機プロペラを回しながら待機していた。

「お待ちしておりました滝壺さん。……護衛の皆さん、お疲れ様です」

スーツを着た外部機関の男は、微笑みながら慇懃無礼な態度で出迎えた。

男「さ、滝壺さんはこちらへ……」

滝壺「え……でも、はまづら……」

滝壺は、浜面たちを振り返りながら、言われるがままにヘリに乗り込んだ。
男は滝壺が乗り込むのを確認すると、自身もヘリの搭乗口に足をかけた。

浜面「え?おい、俺たちは乗れないのかよ?」

男「はて……?我々は滝壺さん以外は不必要ですので、あなた方を乗せる義理はありませんよ?」

男は相変わらずの微笑みで、さらりと毒を口にした。

絹旗「……浜面、何かが超おかしいですよ」

浜面「……俺もそー思う」

二人が男と対峙していると、不意にゲートから車の走行音がした。
その車はゲート真下で止まると、運転席から白衣の男が飛び出してきた。

絹旗「あ、あいつ!」

飛び出してきたのは、発電所で絹旗たちを襲撃した初老の男だった。

白衣「よ、よかった!頼む、我々を保護してくれ!我々の研究所は壊滅してしまったのだ!」

白衣の男は、浜面たちに気がつくことなく叫び散らした。

白衣「我々が手を組み続けていれば、再びチャンスは巡る!滝壺を手に入れることも、学園都市を変えることも出来るはずなのだ!」

絹旗「手を……組む……?」
浜面「アイツらと……外部機関がか?」

男は、苦笑いをした。

男「ははは、滝壺さんなら回収しましたよ……」

白衣「そ、そうか!なら―――」
男「ですので、もうあなたに用はありませんよ?」

刹那――
白衣の男の乗ってきた車が突如爆発し、そばにいた白衣の男は爆炎に飲み込まれてしまった。

白衣「あ、ああぁぁぁぁあぁあああっ!」
男「全く……なんでもかんでも話してくれますね」

火だるまになった白衣の男はしばらくのた打ちまわり、やがて動かなくなった。

男「……さて」

男は、構えていた拳銃を浜面たちに向けた。

男「知られてしまいましたね。……本当なら殺したいのですが、男性はともかく絹旗さんはどうにもなりませんね」

男は肩をすくめた。
ヘリが、ゆったりと地面を離れた。

男「仕方ないので、このまま海外に高飛びしますよ。海外には、我々を受け入れてくれる機関が多々ありますから」

浜面「ま、待ちやがれ!」

浜面が一歩踏み出すと、破裂音と共に浜面の足元の地面が抉れた。

男「動かないでくださいね?」

男がヘリに完全に乗り込むと、ヘリは急上昇を開始した。

浜面「くそっ……滝壺ォ!」

浜面は、拳銃を取り出し数発撃ち込んだ。
しかし、ヘリには全く通用しなかった。

少しだけ席を外します
昼には戻ります

俺のポケモンはRSEの時代で停止中……
シェイミは本ストーリーか新しい書き手に期待しつつ
続きはもうしばらくお待ちください

ヘリはあっと言う間に遙か上空へ舞い上がり、そのまま方向転換を始めた。

浜面「滝壺っ……糞!なんとか……なんとか……」

浜面は、周りを見渡す。目に付くのは炎上する車と死体、歯を食いしばりながらヘリを睨む絹旗と、ぼんやりと立つコダックのみだった。

浜面「ヘリまで届けば………!そうだ絹旗!俺を投げろ!」

絹旗「はぁ!?何を超無茶言ってんですか!?上手く着地出来るか分かりませんよ!」

浜面「何もしないわけにもいかねぇだろうが!滝壺が浚われちまうんだよ!つべこべ言わねーで投げやがれ!」

絹旗「……っ!このバカ面!しっかり連れ帰って来てくださいよ!」

浜面「レベル0の力を嘗めんなよォ!」

絹旗がしゃがみこみ、水を掬うように腕を構えた。浜面は助走をつけ、絹旗の手のひらに飛び乗る。

絹旗「らあぁあぁぁぁああぁぁぁぁああ!!」

浜面「おぁぁあああぁぁぁぁあぁああ!!」

絹旗がすかさず浜面の足をつかみ、思い切り腕を上に振り上げた。浜面の体が、一気に上空へ舞い上がる。

「そ、そんな馬鹿なぁ!」

浜面の体が、宙を駆け上がる。無能力者の意地で、助けを待つ姫の元へと突撃する。もはや、止めるものはなかった。

浜面「アああぁァぁぁあぁあアあっ!」

浜面は、ヘリのフロントガラスに向けて銃を乱射した。数発が窓ガラスにひびをいれ、一発がメインローターの根元に当たって跳ねた。

浜面「はァまづらァ式ィ!すてみタックるぅああああああああああっ!」

浜面は、そのままフロントガラスを突き破りヘリに乗り込んだ。ガラス片を浴びた操縦士たちが逃げ惑う。

浜面「滝壺ォ!」

男「な……!どうやってここに……!」

ヘリの座席に、眠らされた滝壺と男が座っていた。男はとっさに銃を取り出す。

浜面「てめえが、俺を潰して滝壺を浚えると思ってんなら!」

浜面は、かつて自分を殴り飛ばした無能力者と、頬の痛みを思い出しながら吼える。

浜面「――てめえの、その幻想をぶち殺す!」

男が拳銃を構えるのと同時、浜面の拳が男の顔面に突き刺さった。
男は吹き飛び、ガラスに頭を強打してそのまま動かなくなった。

浜面「滝壺っ!」

浜面が滝壺の腕をとり、滝壺を抱き寄せる。滝壺は、くったりと浜面に寄りかかった。
その時、ヘリが大きく傾く。コントロールを失ったヘリは、回転しながら墜落を始めた。

浜面「一か八か!なるようになりやがれ!」

浜面は、頭上に移動した搭乗口を開けると、滝壺ごと外に飛び出した。

浜面「おりゃああぁぁぁぁあああああ!」

真下には、絹旗が浜面たちを抱き止めるべく待機していた。
が、浜面たちが絹旗に合流するより早く、ヘリが宙を舞う浜面たちから離れていき地面に追突した。爆風が、浜面たちを煽る。

絹旗「は、浜面!滝壺さん!!」

風に煽られた浜面たちの体は、絹旗から遠く離れた位置に吹き飛ばされた。浜面たちを受け止める者は、そこにはなかった。
絹旗が、頼むから間に合えと走り出す。しかし、追い付くには難しすぎた。

浜面「ああぁぁぁぁあぁあああっ!!!」

浜面は、必死で滝壺の下に体を潜り込ませる。せめて、自分がクッションに成れればと思った。

――悪いな滝壺。約束は守れなさそーだ。

浜面の体は、地面に向けて猛スピードで落下した。

―――?

浜面は、自分の体に訪れるであろう衝撃に身構えていたが、肝心の衝撃がいつまでも訪れなかった。

絹旗「な……なん、で?」

絹旗の、事態を飲み込めていない声が耳に入った。
浜面は、ゆっくりと目を開けた。

浜面「………あ」

浜面たちの体は、地面スレスレで静止していた。

浜面「……まさか」

浜面は、燃え盛るヘリの残骸の向こう側を見た。

コダック「……グァ」

そこには、とぼけた顔をした仲間が、浜面たちの帰りを待っていた。

少し後、浜面は地面に座り込み、壁に背を預けていた。その肩には、滝壺のすやすやと眠る頭が乗っている。
浜面から少し離れたところでは、絹旗が上と連絡を取り合っていた。
そして、ぐったりとする浜面たちの元へ、のそのそとコダックが歩み寄ってきた。

浜面「さっきはありがとうな。助けてくれて」

コダックは、とぼけた顔で何も答えなかった。考えたら言葉通じねーじゃん、と浜面は自嘲気味に笑う。だが、言葉が通じないからといって何を気にする事があろうか。

浜面「お前が、いつまで俺たちと一緒にいられるかはわかんねえけど……、これからも、俺たちと一緒に戦わないか」

コダックは答えなかった。ただ、へたり込む浜面の膝の上にのそりと座り込んだ。

浜面「……はは」

浜面は、コダックの頭をなでた。

滝壺「……はまづら」
浜面「あ、滝壺。起きたのか」

滝壺は少し頬を膨らませて、浜面に言った。

滝壺「……わたしもなでてほしい」

ポケモンに嫉妬かよ、と心中で苦笑いしながら、浜面は滝壺の頭も撫でてやった。
滝壺は満足げにほほえんだ。

絹旗「まったく、浜面の癖に超モテモテですね」

携帯をポケットにしまった絹旗が、呆れたように近付いてきた。

浜面「うるせーよ、頑張ったんだから少しぐらい美味しい目にありついたっていいじゃんか。……で、上は?」

絹旗「今回の件は上の超失態なので、とりあえずこっちに応援が迎えにくるようです。一週間ほど、学園都市協力派の機関で療養と検査をしたのち、有給休暇がもらえるみたいですよ」

浜面「そっか。そりゃ良かった」

浜面は、長い半日の終わりを感じた。

滝壺「……はまづら」

耳元で、滝壺が呟く。

浜面「なんだよ?」

浜面は、滝壺の顔を見た。
滝壺は優しく微笑むと、浜面を見つめながら言った。

滝壺「……お休みの日は、デートだからね?」

空は、すでに青に染まっていた。



糸冬

以上です
スレ乗っ取りの上に遅筆、gdgd展開と失礼いたしました
支援や保守をしてくださったみなさま、本当にありがとうございます
本乗っ取りSSを、>>1、支援や保守レスをしてくださったみなさま、ROMで読んでくださったみなさま、そして特に、書こうと思うきっかけをくれた>>539に捧げます

初代ってコダックサイコキネシス使えたっけ?

知識が初代で止まってるから、コダックがサイキネ使って違和感を覚えた。

普通に使えたっけ?

>>839
ググったら、おぼえるようです

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