キョン「……そろそろフラグ回収するか」(238)

キョン「まずは…誰からにするか」

キョン「いきなりハルヒからってのもなぁー」

キョン「そうだ。まずは佐々木にするか」

キョン「…もしもし佐々木か?俺だ。今電話大丈夫か?」

佐々木「こんな時間にどうしたんだい?普段ならとっくに寝てる時間だよ」

キョン「いや、急にお前の声が聞きたくなってな」

佐々木「…っ!そ、それはしょうがないね」

キョン「寝る前にお前のこと考えてたらこんな時間になってしまってな」

キョン「そうしていたらどうしても声が聞きたくなって」

キョン「そういやなんでこんな時間まで起きていたんだ?」

佐々木「明日小テストがあってね。勉強していたんだよ。苦手な教科だったんでね。
     気づけばこんな時間になってしまっていたよ。」
佐々木(本当はキョンとあんなことやこんなことしてる妄想してたんだけどな)

キョン「そっか。あいかわらず真面目だなぁ。」

佐々木「くつくつ。君も少しは勉学に励むべきだと思うよ。
     勉強こそ学生の本分だろう?」

キョン「あー…俺はそうは思わん。高校生と言ったら青春だろう。
    青春を謳歌してこそ高校生ってもんだろ」

佐々木「君にしてはめずらしいことを言うね。せいs」

キョン「佐々木。好きだ」

佐々木「………は?」

キョン「なんどでも言う。佐々木。お前が好きだ。
    中学のときからずっと好きだった。」

キョン(さすがに唐突すぎたか…?いやしかし中学時代から
    張り巡らした数多のフラグ…必ず回収してみせる)

佐々木「そ、それは本気で言っているのかい?そそそそそれとも例の
     SOS団の罰ゲームか何かかい?」

佐々木(ききききききょんががががわわわわわわたししししししし好きききききききき
     待て待て待て落ち着け平静を装うんだ)

ニートの俺が暇つぶしに書いているだけだ。
仕事のやつは寝ろ。先もなにも考えてないからな。

キョン(よし!こうかは ばつぐんだ!一気にたたみかける!)

キョン「おい。俺は本気で言っているんだ。大体こんな罰ゲーム俺が許すはずないだろう」

佐々木「あっああそうだね。いやすまない。あまりにいきなりだったんでね。
     じ、実は僕も中学のころから君n」

キョン「佐々木。結婚しよう」

佐々木「」

キョン「おい。佐々木?聞いているのか?」

キョン(これは効きすぎたか…)

佐々木(結婚。結婚。そうか僕はキョンのお嫁さんになるのか。
     そうだなぁ毎朝おはようのキスは大事だよね。
     子供は女の子がいいな。あっでも男の子もなぁにどっちも
     作れば問題ないじゃないかあははははh)

キョン「佐々木!」

佐々木「!!!っすまないいきなり結婚なんて言うからビックリしたんだ」


キョン「その…返事を聞きたいんだが」

佐々木「そうだね…僕も君のことが好きだ。もう好きで好きでたまらない。
     毎日君のことを考えていたよ。」

キョン「じゃ、じゃあ…!」

佐々木「でもキョン。僕たちはまだ高校生だ。大体結婚なんてできる年齢にも
     達していない。」

キョン「そ、そうだったな」

キョン(よし…いい感じだ…きっとこのあと佐々木はこう言うだろう…)

佐々木「だから…ね?まずは恋人からでどうだろう?結婚は卒業してからでも遅くはないだろう?」


キョン(計画通り)

キョン「ああ、もちろんだ!いやぁよかった。断られたらどうしようかと思って心臓が張り裂けそうだったぜ」

佐々木「くつくつ。君からの告白を僕が断るとでも思ったかい?」

佐々木(やたやたー!!!!!ついに妄想が現実に!!!これからはあんなことやこんなことも実際に…ふふふ楽しみだなぁキョンはどんな体位が好きなのかな実は結構絶倫だったりしてうふふふふふ)

キョン「あー…安心したら一気に眠くなってきちまった。俺はもう寝るとするよ。
    佐々木も勉強もいいけどほどほどにな?おやすみ佐々木。愛しているぞ」

佐々木「くつくつ。恋人になったとたんに柄にもなく愛を囁くなんて卑怯だね。
     僕も愛してるよ、キョン。おやすみ」

佐々木(この興奮がさめないうちにオナニーしよう)

ぴっ

キョン「よし、佐々木は問題なく回収できたな。もう用はない。」

キョン「佐々木、削除っと…」

ぴっ

翌日 学校

ハルヒ「おっはよーキョン!」

キョン「ハルヒか。おはよう。朝から元気だなお前は」

ハルヒ「あったりまえじゃない!…ちょっとキョン!あんたすごいクマよ!?
    どうしたのよ!?」

キョン「いやぁ昨日なかなか寝付けなくてな。」

キョン(うぜぇな…お前はまだまだ先なんだからでしゃばんなよ)

放課後 部室

コンコン

みくる『はぁーい。どうぞぉ』

ガチャ

キョン(あいかわらず可愛らしいな朝比奈さん…次はこいつにするか)

キョン「朝比奈さんだけですか?」

みくる「まだみなさん来ないみたいですねぇ。あっ今お茶入れますね」

がばっ

みくる「きゃっ!!きょ、キョン君っ!?」

キョン(こいつは多少強引にいってみよう)

キョン「朝比奈さん…俺の気持ち、わかりますよね?俺、ずっと朝比奈さんを見ていました。
    いや、もう朝比奈さんしか見えなかったんです」

みくる「きょ、キョン君…だめ……」

みくる(こ、これってまさか…でもでも私には任務が…)

キョン「どうして!?俺はこんなに朝比奈さんのことが好きなのに!ハルヒがいるからですか!?」

みくる「そ、それは…」

キョン「ハルヒなんて関係ない!俺の気持ちは誰にも邪魔させません!俺は朝比奈さん!
    あなたが好きなんです!!!」

みくる「キョン君…」

みくる(あぁ…だめ…そんな風に言われると私…ごめんなさい未来…私もう止まりません…)

みくる「キョン君…私もキョン君のことずっと好きでした…」

キョン「じゃ、じゃあ!!!」

みくる「はい…よろしくお願いします///あっでも、涼宮さんにはまだ内緒に…
    団活中はいつも通りお願いします」

キョン「どうしてですか?」

みくる「それは、その…」

キョン(ちっ…もうひと押しか…)

キョン「朝比奈さん!!!」

がしっ

みくる「!!!!」

キョン「俺はずっと朝比奈さんを好きでした。その恋が叶った。こんな嬉しいことありません。
    この感動を俺は抑えられる気がしません。」

キョン「ハルヒには俺から言います。大丈夫です。団内恋愛禁止といってもちゃんと言えば
    あいつもわかってくれると思います」

みくる(そういうことじゃないんだけどなぁ…でもこんなに私のことを…嬉しい…)

キョン「そろそろあいつらも来るころでしょう、その時にでも」

みくる「で、でもやっぱり今日は…」

キョン(こいつなかなかうぜぇ女だな…しょうがねぇか)

キョン「…わかりました。今日のところはやめておきましょう。」

みくる「そうですね。その…心の準備ができてからじゃだめですか?」

キョン「ええ。そうしましょうか。いやでもよかった…いきなりあんな風にせまってしまってすいません。
    ずっとこの気持ちを伝えたくて…抑えきれませんでした」

みくる「ふふふ…嬉しかったです。ずっと待ってたんですよ…?」

みくる(ふふふ…長かった…誘惑し続けてもうじき一年。ここまで鈍感ヘタレ野郎だとは
    おもわなかったけど。でも彼はもう私のもの。これからは
    また長いスパンを経て少しずつ…少しずつ私の従順な下僕に調教していくのよ…ふふふふふ)

キョン(よし、朝比奈みくるも順調に回収完了。次は…)

がちゃ

キョン「おっ長門。お前にしてはめずらしく遅かったな」

長門「掃除当番だった」

キョン「そうか」

キョン(次は長門にするか)

がちゃ

古泉「遅れて申し訳ありあせん。…少し話があるのですがお時間頂けますか?」

キョン「ん?俺か?構わないが。ちょっと行ってきますね…みくる」ボソッ

みくる「!!!!!//////」

キョン(大体予想はつくが…あらかた昨日の佐々木との電話を盗聴でもしていたんだろう)

キョン「おい。どこまで行くつもりだ。話ってなんだ?」

古泉「おや?あなたならもうわかっておいでかと思いましたが」

キョン(あいかわらずうぜぇ言い回しだな…)

キョン「まさか…佐々木か?聞いてたのか。」

古泉「申し訳ありません。これも仕事なものでしばぶっ!!1」ガッ

キョン「やっていいことと悪いことがあるだろう!!」

古泉「くっ…ふふ…少しは手加減してほしいものですね」

キョン(貴様を殴るちょうどいい機会だ。手加減するわけねぇだろこの馬鹿)

キョン「まぁそのことに関しては今ので許してやる。しかし佐々木と別れろと
    言うなら古泉…お前をもう一度ぶっ飛ばすことになる」

古泉「おやおや怖いですね…そうですね。機関としての立場から言えば今すぐ佐々木さんとは
   別れてもらいたいところです。」

キョン「…ッ!!古泉!!!」

古泉「落ち着いて話を聞いてください。…しかし友人としては、あなた達を祝福します。
   おめでとうございます。」

キョン「それはどういう意味だ」

古泉「機関の方には僕が話をつけましょう。いくら機関といえど、人の気持ちを
   無下にする権利はありません。そのせいで世界が終ろうとも僕はあなたを責めません。
   まぁ、あなたなら僕からなにを言ったところで佐々木さんと別れるなど無いと思いますが」

キョン「古泉…すまん。」

キョン(なに言ってんだこいつ)

古泉「そろそろ涼宮さんも部室にいらしたころでしょう。戻りましょう」

キョン「ありがとう…古泉。しかし自分で殴っておいてあれだが、大丈夫か?
    えらく血が出ているが」

古泉「ふふ…効きましたよ…まぁ逆の立場で僕があんなことを言われたら
   僕も同じことをあなたにしたでしょう。気にしないでください。」

キョン「しかしハルヒになんと言われるか.…」

古泉「心配いりません。今日体育でバレーボールを顔面レシーブしてしまったとでも言いますよ」

キョン「ははっらしくない言い訳だな」

古泉「まったくです」

ハルヒ「おそーい!!!二人でどこまで行ってたのよ!!!
    って古泉君!?どうしたのよその傷!キョン!!あんたまさか!!!」

古泉「違いますよ涼宮さん。さきほどの体育がバレーだったんですが、バレー部のかたの
   強烈なスパイクを顔面に受けてしまいましてね。いやぁ痛かったですよ」

ハルヒ「そ、そうなの?でも古泉君らしくないわね」

古泉「いやぁ面目ありません」

長門「…」パタン

ハルヒ「もうそんな時間?よし、じゃあ今日はこれで解散!
    小泉君?明日までにその傷治してきなさい!SOS団の副団長たるあなたが
    そんな顔してたら不思議も逃げ出してしまうからね!」

古泉「ははは、わかりました。さようなら涼宮さん」

みくる「キョン君。その、よかったら今日一緒に帰りませんか?」

キョン(予想はしていたが…今日中に長門同時攻略は無理か)

キョン「ええ。構いません。外で待ってますね」

古泉「おや?あなたはまだ帰られないのですか」

キョン「ああ。今日は朝比奈さんとお茶っぱを買いに行く約束をしていてな」

古泉「おやおやあなたには佐々木さんとゆうかたがいながら…あまり他の女性と
   仲良くしすぎるのもどうかと。
   それと、佐々木さんとのことはみなさんには話すつもりですか?」

キョン「いつかは…な。まだ言うつもりはない。お前にも世話かけるかもしれん」

古泉「ふふ、構いませんよ。友人のあなたのためならばね」

キョン「ありがとうな」

キョン(きめぇんだよガチホモが…)

みくる「お待たせしましたぁ」

キョン「それじゃ、行きましょうか…みくる」

みくる「…!ふふ、さっきも小声で呼んでくれましたね。もうビックリしちゃいました」

キョン「嫌ですか?」

みくる「ううん。嬉しいです。なんだかいっきにキョン君と近づけた気がして」

キョン「なら、二人の時は敬語もやめにしません?」

みくる「そうですね…そうしよっか」ニコッ

キョン「…!不意打ちですね…」

みくる「ふふ…ほら、敬語」

キョン「あっ」

みくる「ふふ…いこっか」

自宅

キョン「さて…明日長門をスムーズに攻略するための更なるフラグを張り巡らすか」

めるめる

長門、大事な話がある。二人っきりで話したい。明日、昼休み部室で待ってる

キョン「よし、送信っと。」

ピロピロロ

朝倉「長門さん、携帯鳴ってますよ」

長門「メール」

朝倉「とうっ」パシッ

長門「…なにをするの。返して」

朝倉「いやですよーん。どれどれぇ誰からかしら。あら、キョン君からだわ」

長門「!!!返して」

朝倉「えーとなになに?明日、大事な話がある…これってまさか」

長門「ッ!!!」

朝倉「だ、だめよ長門さん!!あんな男!!」

長門「それ以上彼を悪く言ったら許さない」

朝倉「で、でも!!!」

長門「許さない」

朝倉「わかったわよ…でも彼のことだから全然違う話かもしれないわね」

長門「それどもいい」

朝倉「えっ?」

長門「彼と二人っきり。これ重要」

朝倉「あー…そう」

長門「そう」

翌日

キョン「たく…昨日は延々と携帯が鳴っていてうるさかったな。まぁおそらく佐々木だろうが」

キョン「今更話すことなどなにも無いしな。シカトだシカト」

みくる「おはようキョン君」

キョン「あっおはようございます朝比奈…じゃなかった。みくる」

みくる「もーう///昨日、電話したんだけどもう寝てたのかな?」

キョン(こいつからも着信あったのか…うぜぇな)

キョン「ああ、ごめん。一昨日の晩に告白しようと決意してから寝れなくって。
    それで昨日安心しちゃってもう爆睡だった」

みくる「そうなんだぁ、ふふ…かわいいなぁ。じゃ、私こっちだから。また部室で…ね」

昼休み 部室

長門(わくわく)

がちゃ

長門「!!!」

キョン「おっもういたか。すまんな呼び出して」

長門「いい。話って?」ドキドキ

キョン「いや、その…あーえーとだな…」

長門(この感じ…間違いない。彼は私にベタボレ。7秒後に告白)

キョン「いきなりだけど、ちゃんと聞いてくれ。長門…俺はお前には何度も救ってもらった。
    それは朝倉に襲われたとか、そういうことだけじゃないんだ」

キョン「お前がそばにいてくれるだけで俺はなんでもなかった毎日が楽しくなった」

キョン「お前といるとなんていうか、幸せな気分になれるんだ。そしてやっと自分の気持ちに気付いた。
    お前が好きだ。俺と付き合ってほしい」

長門(………きた)グッ

長門「でも私は人間ではない。それでもいいの…?」

長門(あえてここは焦らす。情報統合思念体による彼の攻略wikiによれば
    この選択肢によってベットシーンまでショートカットが可能に)

キョン「そんなの関係ないだろう。俺は長門、お前が好きなんだ!
    それとも俺じゃ…だめか…?」

長門「いや、いい。あなたがそう望むなら…私を彼女にしてほしい」

キョン「!!!そうか、はは…よかった…じゃあこれからよろしくな…その…有希」

長門「!!!!!!!!!!!!」ズキューン

長門(ついに彼を手に入れた。もう誰にも渡さない。彼は私だけのもの。そう、私の)

キョン「ん?もう昼休みも終わるな。お前といると時間がたつのが早い気がするよ」

長門「そう」

長門(次からは情報操作で昼休みを5時間に延長する)

キョン「じゃ、教室に戻るか。また放課後にな…有希」

長門「わかった///」

ばたん

キョン(長門しゅーりょー。ちょろいもんだな)

キョン(あとは…ハルヒか)

教室

ハルヒ「…どこ行ってたのよ」

キョン「ん?ちょっと古泉のところにな」

キョン(なんかえらい不機嫌そうだな)

ハルヒ「…!…そう…そうなんだ」

キョン(?)

ブブブブブブッブブブ

キョン(ん?メール?誰だよ授業中に…うわっガチホモかよ)

いったいなにをしでかしたんですか?
今までにないほどの閉鎖空間が世界中に同時に発生しました。
世界は今日終ってしまうかもしれません

キョン(な、なんだと…!?まさかさっきの長門とのことを見られたのか!?
    それとも今朝みくると話していたところを!?どっちだっていい!!
    くそっこれじゃ…いや…待てよ?)



キョン(逆転の発想だ。閉鎖空間の中でハルヒを攻略すればいいじゃないか)

キョン(簡単じゃねぇか。そうときまれば寝るか。そうすりゃきっと閉鎖空間に…)

……ん?ここは…

どうやらちゃんと閉鎖空間に来れたようだな…

あれ?動けないぞ?なんだこれは!?

縛られてやがる…







「あら、やっとお目覚めのようね」

キョン「ハルヒ!?どういうつもりだ!今すぐほどけ!!!」

ハルヒ「それはできないわ。私、見ちゃったのよ」

キョン「な、なにをだよ!?」

キョン(くっやっぱりな!だがハルヒ!それを想定してもう策は練ってあるのさ)

ハルヒ「キョンが佐々木だっけ?そいつに電話で告白したところ」

キョン(……えっ?)

ハルヒ「そして次の日、みくるちゃんに部室で告白していたところ」

ハルヒ「そして今日、また部室で今度は有希にまで告白していたわね」

キョン(ちょっと待て…あとの二人は学校でのことだ。それはまだ理解できる…しかし!
    佐々木だと!?あれは俺の家!俺の部屋だ!どうやって見たというんだ!?)

ハルヒ「あら、女ったらしのキョン、なにか聞きたいことがあるみたいね。
    わかってるわ、私はキョンのことならなんでも知ってるもの」

ハルヒ「なんで佐々木に告白したのを知ってるのか?…でしょ?」

ハルヒ「あはははははははは!!!そんなの決まってるじゃない!!!
    あの時私はいたのよ!!!あんたの部屋にね!!!」

キョン「なっ!!!???」

ハルヒ「ふふふふふふあの時に限らず、私はずぅーとあんたのそばにいたのよ…?
    ずぅーと…ね?」

キョン「お、お前自分がなにをしているかわかっていr」

ハルヒ「わかってないのはどっちよ!!!!!!!!!!!」

キョン「!!!!」

ハルヒ「私はこんなにもキョンのことを愛しているのにあんたときたら違う女に
    ふらふらしやがって……しかも一人ならずに三人まで!!!!」

ハルヒ「でも安心しなさい…?ここにあの女たちはいない…ここにはあんたと私しかいない…」

キョン「えっ?」

ハルヒ「私、前にもこんなところに来たことがあるの。その時は夢だと思ってたけど…
    違うわ。これは神様からの贈り物。きっと私の恋路を神様も応援してくれているんだわ!!!!」

キョン(こ、こいつ!自分の力とは気づいてないようだが、
    少なからず閉鎖空間のことは認知してやがる!)

ハルヒ「そう!!!これは私の願った世界!二人きりの世界!誰にも邪魔できない!二人だけの世界なのよ!!!!」

ハルヒ「ふふふ…前に来た時は…キョン?あんたは私にキスしてくれたわ…」

ハルヒ「今度は…なにをしてくれるの…?ふふふ…あはははははははははははははh」

ハルヒ「あはははははは!!!!はぁ…はぁ…うふふ…でも…その前にお仕置きしてあげなくちゃね…すぐ近くにこぉんなにかわいい私が
    いながらあんなブス共にさかりついちゃったあんたに」ギラッ

キョン「おい…な、ナイフなんて持ってなにしようってんだよ…?冗談だろ…?
    わかった!悪かった!これからはお前だけを見る!なっ!?」

ハルヒ「キョン?私ね…愛にセックスはいらないと思うの…」

キョン「…は?」

ハルヒ「私は愛するキョンとなら、ただそばにいるだけでいい…それだけでいいの…
    それにほら、動物って去勢しちゃえばもうメスにかまわなくなるでしょ?」

キョン「お、おい嘘だろ…?」

ハルヒ「大丈夫よ、キョン…あなたの体だもの。私が食べてあげるから。これからずっと
    この世界で、二人きりで、生きていきましょう!!!」

キョン「や、やめろ…やめてくれぇええええええええええええええええええぇえええええええええ!!!!!!!!!!!!!!」

キョン「って夢を見たんだ」

佐々木「それをこんな時に、しか、も…んっ…僕によく話、す気になったね…」

キョン「なぁに、逆夢ってやつさ。俺がお前以外に興味があると思うか?」

佐々木「ふあっ!あっ…んふっ嬉しいっこと、言ってくれるね…」

キョン「愛しているぞ、佐々木…!!!いくぞ!!!」

佐々木「きて、きて!キョン!!!僕も…!!!」

佐々木「っていう夢を見たのよ」

橘「さ、佐々木さんなにを言っているのですか…」

おわり

眠すぎてゲロ吐きそうだから一気に終わらせた。見てくれたやつありがと。寝れ

まだ残っててワロタ

>>129

佐々木「はぁ…はぁ…まったく…こう毎日のようにせまられていては
     僕の身が持たないよ…キョン」

キョン「…すまんな。お前があんまりにもかわいいもんだから、我慢できないんだ」

佐々木「ふふ…そんなこと言われたら断れないじゃないか」

キョン「もともと断るつもりなんてないだろう?」

佐々木「くつくつ。そうかもしれないね。それで…さっきの話だけど」

キョン「ん?」

佐々木「君の見たという夢の話だよ。なんだか嫌にリアリティがあってね…
     僕としては少し不安なんだが」

キョン「俺が浮気するとでも?心配するな。俺は佐々木一筋だ。
    ん?もうこんな時間か。門限まであと少しだし、送っていくよ」



佐々木宅前


佐々木「送ってくれてありがとう、キョン」

キョン「ああ。佐々木、明日も…会えるか?」

佐々木「…すまない。明日は塾へ行かなくてはならないんだ…」

キョン「そうか…」
 

佐々木「そんなしかられた子犬のような顔しないでくれ。
     僕としても一時でも長く君と一緒にいたいところなんだ。
     でも、卒業したら結婚するんだろう?
     君も少しは勉強に力を入れてもらいたいところだな」

キョン「ああ、わかってる。それじゃもう行くよ。愛してるぞ、佐々木」ちゅっ

佐々木「…まったく…家の前でキスなんて。親に知られたら大変だよ。またね…キョン」


ぴっ

キョン「あーもしもしみくる?今家か?」

みくる宅

みくる「いらっしゃい。でも急にどうしたの?」

キョン「なんだ大好きな彼女に会いにくるのに理由がいるのか?」

みくる「ッ!!!…ふふ」















………

みくる「…あいかわらず激しいんだから…///」

キョン「みくるがあんまりかわいいからつい、な」

みくる「まったくもう…そうだ、ご飯食べてく?」

キョン「あー、もう家で夕飯できてるころだな。すまない今日は家で食うことにするよ」

みくる「そっかぁ。じゃ、また今度ね」

キョン「すまないな。楽しみにしてるよ、みくるの手作り料理。じゃ、またな」



ぴっ

キョン「もしもし長門か?」

長門「どうしたの?」

キョン「お前もう飯食ったか?」

長門「いや、これから」

キョン「今日のメニューはなんだ?またカレーか?」

長門「そう」

キョン「そのー…食いに行ってもかまわないか?」

長門「ッ!!!!!い、いい。待ってる」

長門宅

キョン「おじゃましまーす」

長門「あがって。今盛ってくる」

キョン「あいかわらず特盛りだな…いただきまーす」





キョン「ふぅ、ごちそうさま。やっぱ長門のカレーは最高だな。何度食っても飽きないよ」

長門「そう///」

長門(男を繋ぎ止めるには胃袋から。朝倉涼子…感謝する)

キョン「腹も膨れたことだし、デザートにするか」

長門「?」

キョン「かわいい彼女をいただきまーす」がばっ

長門「!!!!!」

長門(ついに、ついにこの時がきた。前もって情報統合思念体から
    『男をとりこに!床上手!』をインストールしておいてよかった)

長門(今夜でさらに彼は私にメロメロ。私の虜)















キョン「ふぅ…長門…よかったぞ…お前どこであんな技身につけたんだ?」

長門「秘密」

キョン「もうこんな時間だし帰るか」

長門「また明日…」

キョン「おう、じゃあな。長門」ちゅっ

長門「///」







ぴろぴろpr

キョン「…古泉か」

古泉「夜分遅くに申し訳ありません。少しお時間いただけないでしょうか?」

キョン「ああ。じゃあいつもの公園で」




公園

古泉「こんばんは。どうやら今日もお盛んだったようですね」

キョン「まぁな。お前のおかげだよ、古泉」

古泉「ふふ…なに、僕としても悪い話ではありませんでしたしね。おかげで
   意中の涼宮さんとこんなに親密になれたのですから…」

ハルヒ「ふー…ふー…んーーーッ!!!」ビクビクッ

キョン「今度はまた強烈だな」

古泉「ええ…昨夜からローターを三つほど仕込んでいます。顔もこんなにとろけて…
   美しいでしょう?」

キョン「変態だな」

キョン「まぁあの時お前が閉鎖空間で助けてくれなかったら今頃俺は
    竿なし玉なしになっていたんだ。改めて礼を言うよ」

古泉「んふっ大変でしたよ?あの場から涼宮さんを丸めこみ、僕の従順な性奴隷に
   調教するのは…大変な分やりがいはありましたがね」

キョン「いやしかしさすがだな。今度俺も一人ぐらいはこんな風に仕込んでみるかな。
    その時はご教授頼むぜ、先生」

古泉「お任せください」

佐々木「っていう小説をあの夢を題材に書いてみたんだけど、どうかな?」

橘「さ、佐々木さん…頭湧いてんじゃないですか?」

九曜「――――//////―――」

めんどくさくなった

キョン「…………そろそろフラグを回収するか」

古泉「それで誰に決めるんですか?」

キョン「そこなんだよなぁ……みんな可愛いから1人に絞るのが難しいし」

ハルヒ「キョン、私名案を閃いたわ!」

キョン「よし聞こう」

ハルヒ「キョンのことを好きなみんなでキョンを共有するのよ」

古泉「!」

ハルヒ「可愛い女の子限定でね」

古泉「……」


みたいな

>>235
書いてくださいお願いします

>>237
オレ、ハルヒは原作もアニメも漫画も一切みたりよんだりしたことないんだ…………

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