ヤンデレメイド「ご主人様ぁ…」 (170)

メイド「失礼いたします、ご主人様」ガチャツ

メイド「ふふ、ご主人様は外出中ですけどね」

メイド「ご主人様の部屋、とってもいい匂い…」スンスン

メイド「掃除するのが勿体ないくらいですわ…」スンスン

メイド「ああ…ご主人様のベッド…」ボフッ

メイド「うふふ、こうしてるとご主人様に抱き締められてるみたい」

メイド「一度でいいからご主人様に抱き締められてみたいです…」ウットリ

ピピピ…

メイド「あら、電話だわ」

メイド「はい、私です」

ご主人『もしもしメイドさん?あと15分くらいで家に戻りますね』

メイド「承知いたしました、坊っちゃま。お待ちしております」

ご主人『俺はもう坊っちゃんって年じゃないよメイドさん』

メイド「あらあら、坊っちゃまは坊っちゃまですわ」

メイド「私の…ね」ボソッ

ご主人『何か言った?』

メイド「いいえ、何も。気を付けてお戻りくださいませ」

ご主人「はい。それじゃまた後で」

メイド「鏡、鏡は…と」

メイド「うん、これならご主人様と会っても恥ずかしくないわ」

メイド「ご主人様がお戻りになられるまでに紅茶を用意しないと…」スタスタ

ガチャン

スタスタ

メイド「あっ、そうだ…YシャツYシャツ…」ガチャッ

メイド「ふふふ、一枚お借りしますねご主人様…ああこんなにご主人様の匂いが…」スンスン

メイド「ってこんな事してる場合じゃありませんわ!名残惜しいですけど…」

メイド「紅茶…すごく紅いわ…」

メイド「これなら…ふふ、何か入れてもばれないかしら」

メイド「でも血は不衛生よね。ご主人様のお身体の中に私の血が混じるかと思うとぞくぞくしちゃうけれど…」

メイド「うーん…迷うわ…」


メイド「よし、こんなものですわ」

メイド「ご主人様がこれをお飲みになるかと思うと…うふふ」

カランカラン

ご主人「ただいま、メイドさん」

メイド「お帰りなさいませ、ご主人様」

メイド「さあブレザーはこちらに…」

ご主人「いいよ、自分でやるから」

メイド「ダメです。ご主人様は脱いだものを散らかしっぱなしにするんですもの」

ご主人「酷いなあ…それはもう卒業したよ…」

メイド「居間に紅茶とクッキーを用意させて頂きましたわ。どうぞお召し上りになってくださいませ」

ご主人「何から何でありがとう…それじゃあ先行ってるね」スタスタ

メイド「はい!ご主人様」

メイド「うふふ…ご主人様のブレザー…」

メイド「後で頬擦りしよっと」

さっきもみたぞこのスレ

メイド「学校はどうでしたか?」

ご主人「どうかと言われてもね…まあ普通だったかな」

メイド「そうですか、それは良かったです」

メイド「ご主人様が無事にお戻りになることが私の喜びですから」ニコニコ

ご主人「大袈裟だなあ…」

メイド「ご主人様、浮いたお話などは…」

ご主人「男子校なのにあるわけないよ、メイドさん」

メイド「最近はそういうものが流行りだと聞いておりますわ」

ご主人「少なくとも俺の中では流行ってないよ…」

メイド「では、彼女様などはいらっしゃらないと」

ご主人「まあ…そりゃね」

メイド「良かった…」ボソッ

>>11
あと少しの所で落ちちゃった



ご主人「お休みなさい、メイドさん」

メイド「お休みなさいませ、ご主人様」

メイド「お仕事も終わりましたし、自室に戻りますか…」

使用人室

メイド「やっぱり私ひとりにはこの部屋は広すぎますわね」

メイド「ああ、ご主人様と一緒に…」

メイド「おっといけない、また妄想の世界に入るところでしたわ」

メイド「日記日記、と…」

メイド「そういえばもうすぐご主人様のメイドになってから五年が経つのですね」

五年前

ご主人「新しいメイドさん?」

主父親「ああ。そろそろ専属のメイドが必要になって来るだろうからな」

主父親「何人かに話を着けてある。最初はこの屋敷のメイドとして働き…一ヶ月後に決めてもらう」

ご主人「なんか人を買うみたいで嫌だなあ」

主父親「もちろんメイドたちにも拒否権はあるぞ。だからお前の方からもメイドに好かれないと駄目だ」

ご主人「うーん、それなら…」

主父親「一週間後から始めるから今のうちに…ほら、履歴書でも読んでおきなさい」バサッ

ご主人「はーい」

主父親「返事は?」

ご主人「…はい」

主父親「よろしい」

メイド長「メイド!起きなさい!」

メイド「あと五分…」

メイド長「馬鹿言わないの!さっさと起きる!」

メイド「ふぁい…」

メイド長「まったく…」

メイド長「今日、学校は行ける?」

メイド「……」

メイド「嫌…学校は嫌…」ガタガタ

メイド「もう罵られるのは嫌…嫌なの…」ガタガタ

メイド長「……。」

メイド長「ねえ、メイド」

メイド長「私の職場で坊っちゃまのメイドを募集してるの」

メイド長「…優しい方よ。きっと貴女でも働ける」

メイド「結局やらないと家から追い出すって脅されてメイド候補者になったんでしたっけ…」

メイド「うふふ、お母様には感謝しなければいけませんね」

メイド「えっと、その後は…」

・・・・・・・・・

メイド「…メイドと、申します」

メイド「……よろしく、お願い、します」

ご主人「…僕は四男だしそれほと期待されている訳でもないから…そこまで固くならなくても大丈夫ですよ」

ご主人「何はともあれ一ヶ月よろしくお願いします、メイドさん」

メイド「…は、はい」

ご主人「使用人室はあそこ、マニュアルはこれ、何か用があったら何時でも部屋にいらしてください」

メイド「…あの…これ」

メイド「坊っちゃん…が?」

ご主人「え?まあ。他のメイドさん達から聞いたのを書いただけですけどね。それがあった方がいいかと思って」

ご主人「もしかして…ご、ごめんなさい!余計でした?」

メイド「そんなこと、ない…ありません。ありがとう、ございます」

ご主人「良かったです。…それではまた後で」

メイド「失礼、します」

スタスタ


ご主人「…暗いな」

ご主人「綺麗な人だけど…どうやったら笑ってくれるんだろ」

メイド長「メイド、どうでした?」

メイド「こんなの…貰った」

メイド長「職場では敬語!」

メイド「…これを、頂きました」

メイド長「マニュアル…やっぱり坊っちゃまはお優しい方ですね」

二週間後

メイド「……。」サッサッ

ご主人「いつ帰ってきてもメイドさんいるな…」

ご主人「メイド長さん、ちょっと宜しいですか」

メイド長「はい、何なりとお申し付けくださいませ」

ご主人「その…メイドさんは普段何を?えっと…今は学校のある時間だと思うのですが」

メイド長「それは…あの子、いいえ、メイドは学校に行きたがらないんです」

ご主人「それは…不登校というものですか?」

メイド長「はい、恥ずかしながら…」

ご主人「恥ずかしい事ではないと思いますよ…しかし屋敷では普通に働いていらっしゃるようですが…」

メイド長「メイドは…学校だけが駄目なのです」

ご主人「…そうですか。お時間を取らせてしまってすみません」

ご主人「学校か…」スタスタ

「…でさ」

「…だよねー」

ご主人「……」ピタッ


「こいつウザくない?」

「メイド長の娘なんだって?縁故かよ」キャハハ

「何で笑わないの?」

「こいつヒキコモリなんだってさー笑えるよね」ケラケラ

メイド「……」


ご主人「メイド候補達か…本人の目の前であんな事を…」

ご主人「あいつらは落とすか。その前に…」

ご主人「ああ、皆様お揃いで」

「!」ビクッ

ご主人「作業中のところ申し訳ありません、メイドさんにやって頂きたい作業があるのでお借りしますね」

「で、でも掃除が…」

ご主人「父と母、メイド長さんには僕が伝えておきます。ご心配なさらず」

「…っ、分かりました」

ご主人「着いてきてください」

メイド「…はい」

スタスタ

メイド「何をいたしましょうか」

ご主人「え?えーっと、その…じゃ、じゃあ、本棚の掃除をを」

メイド「そこは、坊っちゃんが…やらなくてよろしいと」

ご主人「い、いいから!」

メイド「出すぎた真似をしてしまいました。では…」

メイド「…坊っちゃん」ゴシゴシ

ご主人「何ですか?」

メイド「…ありがとうございます」ゴシゴシ

ご主人「…集団は苦手ですか」

メイド「…はい」

メイド「その後、ご主人様は事あるごとに私を助けてくださいましたね」

・・・・・・・・
「おい、早くしろよ」

メイド「…はい」

ご主人「ああ!その箪笥は動かさないでください」

「ちっ…」ボソッ

「…何故ですか?」

ご主人「ほら、あの…男の理由的な…ほら、分かるでしょう?」

・・・・・・・・・

メイド「でもあれ半分本気だったみたいですね、うふふ」

メイド「私から隠し通せると思ったら大間違いです…私が一番ご主人様の事よく知ってるんですから」

メイド「ご主人様の理想になれるように私毎日努力してるんですよ…ふふふ」

・・・・・・・・・

「あいつ最近調子乗ってるし足引っ掻けてやろうよ」ボソボソ

「クビになんじゃね?」ケラケラ

「それっ」

メイド「…っ!」ガシャン

メイド長「何事ですか!?」

ご主人「ああ…派手にやりましたね」

メイド「…申し訳、ありません」

ご主人「うーん、丁度いい機会ですし新しいのにしましょう」

「は!?それどういう事だよ!」

ご主人「あなたは言葉使いの勉強から始めましょうか」

「くそっ…」

メイド「ご主人様、最後の方は私を部屋で匿っていてくださいましたね」

メイド「おかげですっかりご主人様の匂いが好きになってしまいました、うふふ」

・・・・・・・・
主父親「誰か決まったか?」

ご主人「メイドさんにする」

主父親「即答か…ひょっとして惚れたか?」ニヤニヤ

ご主人「そうじゃないけど…あの人が満面の笑みを浮かべたところを見てみたいから」

ご主人「それに実際掃除も上手だし手際もいいし…多分集団が苦手なだけで一人でやる作業なら得意なんだと思う」

主父親「…実は、他のメイド候補たちからあいつは使えないだとかお前の悪口を言っているだとか垂れ込みがあった」

ご主人「そんな!あの人は一番有能だし悪口なんて言うはずがないよ」

主父親「なるほど…」

主父親「…メイド長から今年の候補はすこぶるレベルが低いと聞いているんだ」

主父親「お前はどう思う?」

ご主人「あんまり人の事は悪く言いたくないけど…兄さんたちの時はもっといい人たちだったよね」

ご主人「でももしそうだったとしても、僕はメイドさんを選んだと思う」

主父親「…よし、それで決まりだな」

ご主人「伝えてくるよ」

ご主人「受け入れてくれるといいけど…」


ご主人「メイドさん、そろそろ一ヶ月になりますね」

メイド「っ!」ビクッ

メイド「…はい」

ご主人「そこでなんですが…」

メイド「…やっぱり…私なんかじゃダメ、ですよね…」

ご主人「~っ!ああもう!」

ご主人「メイドさん!僕の専属になってください」

ご主人(なんか恥ずかしい言い方だな)

メイド「えっ…!?」

メイド「っ…!」ポロポロ

メイド「ぐすっ…ひっく…」ポロポロ

ご主人「…一応拒否権はあります」

メイド「ちっ…違うんです、嬉しくて…っ」

メイド「でっ…でもどうして…私なんか…っ!」

ご主人「メイドさんの満面の笑みを見てみたいから…ですかね」

メイド「そっ…それはっ…」

ご主人「…コホン。それはともかく、実際メイドさんは優秀です。あなたは自己評価が低すぎます」

メイド「そっ…そうですかっ…えへへ…」

ご主人「…僕みたいな子供に言われても嬉しくないでしょうけど」

ご主人「それで、どうしますか?」

メイド「ふっ…不束者、ですが…よろしくお願いします」

ご主人「…それは結婚の時の挨拶じゃないですかね」

メイド「えっ…あっ、そんなつもりじゃっ…そのっ…あぅぅ…」

ご主人「…じゃあ両親とメイド長さんに報告して来ます。その後あなたの部屋などを決めましょう」

・・・・・・・・・

メイド「あの時は凄く嬉しかったです…ご主人様」

メイド「まともに会話できるようになったのもご主人様のお陰ですわ」

メイド「嬉しくて私ずっと泣いてましたわ…もっとご主人様と一緒にいられるって分かって…」

メイド「ご主人様、あなたはとっても暖かかったです…今度は物理的にも暖かく…おっといけませんわねうふふ」

メイド「新しいメイド服…」

メイド「…ふふ、ご主人様、ど何て言ってくれるかな」コンコン

ご主人『どうぞ』

メイド「失礼します」ガチャ

メイド「どう…ですか」

ご主人「おお、よくお似合いです。格好いいですね」

メイド「かっこ…いい?」

ご主人「?…ええ、パリッとしてて」

メイド「…そう、ですか、格好いいですか」

ご主人「…もしかして怒ってますか?」

メイド「怒ってない!…です」

ご主人「…なんかすみません」

ご主人「…それはさておき、メイドさんの候補期間は今日で終わりで明日からは研修になります」

ご主人「研修と言っても今までとほとんど変わりませんし、扱いも普通のメイドと同じですが」

ご主人「…伝統的に、候補期間が終わった後は餞別として出来る範囲で希望を聞くことになってます」

メイド「…いくつ、までですか?」

ご主人「そ、そう来ますか…出来る範囲であれば…」

メイド「…それでは、私に対して敬語で話しかけるのを止めてください」

ご主人「えっ…それはどういう事ですか」

メイド「敬語はだめ、ですよ」

ご主人「…分かったよメイドさん」

メイド「ふふ…」

「私達はクビだってよ、ふざけやがって」

「おい、お前が専属になったらしいな。あのお坊ちゃまに色目でも使ったのかよ」

「ふん…お坊ちゃまに媚でも売ってろ、ブス」

メイド「はい、そうします」

メイド「だって、ご主人様の事…好きですから…」

メイド「あっ、そ、その、好きって言うのは…」

「…もういい、やる気なくした」

メイド「ご主様との日々は夢のようでしたわ」

メイド「私の仕事が終わった後、ご主人様はいつも私の話を聞いてくださいました」

・・・・・・・・・

ご主人「…そうか、それは大変だったね」

ご主人「でも凄いことだと思うよ。それに荷担せずに自分を貫いたんだから」

メイド「…そう、ですか」

ご主人「…メイドさんはちょっと優しすぎるかもね。誰でも悪口の一つや二つは言うもんだよ」

メイド「ご主人、様も?」

ご主人「ははは…僕は言う友達がいないかな」

メイド「……」

ご主人「…ごめん」

メイド「ご主人様のお陰で私はもう一度学校に通えるようにまでなりました」

・・・・・・・・
ご主人「メイドさん、これをどうぞ」

メイド「…これは?」

ご主人「レコーダーだよ。メイドさんに何か言ってくる奴がいたら録音して…僕のところへ持ってきて」

メイド「で、でも、こんな高いもの…」

ご主人「メイドを気にかけるのも主人の仕事だよ。お金はこういう必要な時に使わなきゃね」

・・・・・・・・
メイド「レコーダーを持ち帰った時、そしてその音声をお聞きになった時、ご主人様は自分の事のようにお怒りになられましたね…嬉しかったですわ」

・・・・・・・・
ご主人「メイドさんが今まで何も言い出せなかった気持ちはよく分かるよ。僕も昔そうだった」

ご主人「でも、僕だって無駄に過ごしてきた訳じゃないんだ」

ご主人「…よし、このクズどもに容赦はいらないな…電話を」プルルル

ご主人『もしもし父さん?ちょっとメイドさんとメイド長が疲れてるみたいだから休暇をあげたいんだけど…ううん、数日でいいよ』

ご主人『そうそう、あとこの県の教育委員会と…』

ご主人「手紙、電子メール、それに…宛先は」

ご主人「父さんに感謝しなきゃな」

メイド「あの、ご主人様は何を?」

ご主人「ちょっとメイドさんが笑ってくれるようになる事をね」

ご主人「サイは投げられた、さあ行こう」

メイド「…?」

ご主人「ごめん、ちょっと格好つけたくなった」

メイド「…ご主人様、格好いい」パチパチ

ご主人「…ありがとう。それじゃメイド長の所へ…」


メイド長「どういう事ですか?私は休暇など申請していませんが」

ご主人「これを聞いてください。それから…メイドさんは勇気を振り絞って僕に全部話してくれました」

ご主人「迷惑をかけたくないのと恥ずかしかったから何も言わなかったそうですね。だけどそれも終わりだ」

メイド「休暇中、私は別荘に居るようにと言われていました」

メイド「休暇が終わって学校に行ったとき、教室はずいぶん静かになっていました」

メイド「私に罵声を浴びせていた娘たちは退学か停学になったそうです…犯罪がどうとかで」

メイド「一人ぼっちだったのは変わりませんでしたが、初めて平穏な日を過ごしました」

・・・・・・・
メイド「…全部、ご主人様が?」

ご主人「僕は復讐がしたかっただけだよ。数年前の自分とあいつらに…それを体よくメイドさんに覆い被せただけだ」

メイド「でも、ご主人様は私を守ってくださいました」

ご主人「そんなんじゃないよ…」

メイド「いいえ、ご主人様は私の…その…ヒーローです」

ご主人「…ヒーローって恥ずかしいな」

メイド「…英雄です」

ご主人「…ありがとう」

ご主人「これでメイドさんも学校に行けるようになったわけだ」

ご主人「そうだな、次は笑ってくれると嬉しい」

メイド「…はい」ニコッ

ご主人「…っ」

メイド「どうかされましたか?」

ご主人「ご、ごめん、今僕の顔見ないで」

・・・・・・・・
メイド「何から何までご主人様は私を助けてくださいました」

メイド「あの時からです、私がご主人様にすべてを捧げようと思ったのは」

メイド「あの日から私はご主人様が愛しくてたまらなくなりましたわ」

メイド「それからご主人様はどんどん背が伸びて私を追い抜かして…」

メイド「どんどん格好よくなられました」

メイド「ご主人様がある日恋人を連れて来られるのではないかと考えると…怖いです」

メイド「ご主人様、好きです…どうやったら私だけを見てくださるのでしょうか…」

メイド「ご主人様…」ギュッ

メイド「シャツの匂いを嗅ぐ事をお許しくださいませ…」

メイド「こうしていると落ち着くのです…」

メイド「…夜間の見回りもメイドの仕事ですよね」

メイド「だからこれは仕方ないことです…」スタスタ

メイド「二年前から離れに暮らしているおか…いるせいで、私の他には人手いませんものね」

メイド「……」カチャッ

ご主人「………」スヤスヤ

メイド(ああ、ご主人様…とてもよくお眠りになられていますわ)

メイド(ご主人様がきちんとお眠りになられているか確かめるのもメイドの務め)

メイド(ですからこうやって顔を近づけるのも仕事の内ですわ…内ですのよ)

ご主人「……」スヤスヤ

メイド(…ここでもし、ご主人様に口づけ出来たらどれ程…いや、駄目ですよね…)

メイド「……。」スッ

メイド(お布団に顔を埋める事くらいなら許して下さいますよね)

メイド「すぅ……はぁ…」

メイド(ご主人様ぁ…)

メイド(切ないです…切ないですわ…)

メイド(ご主人様に抱かれてみたいです…ご主人様と一緒に寝られたらどれだけしあわせなのでしょうか…)

メイド(年上なんてご主人様も嫌ですよね…)

年の差はどんぐらいだろうか

休日

ご主人「それじゃ行ってきます」

ご主人「六時には戻るよ」

メイド「はい。行ってらっしゃいませ」


メイド「…ご主人様が外出時に危険な目にあってないか確かめるのもメイドの仕事ですよね」

メイド「この日のために休暇をとっておりました」

メイド「ご主人様が似合っているとおっしゃられた私服に身を包めば…どこからどう見てもご主人様を愛してやまない休日のメイドですわ」

>>88
四、五歳程度を想定してます

ご主人『今日はあの廃墟ゲーが発売される日だからね』

ご主人『何年も待ったんだ、早く取りに行かなくちゃ』

メイド「こんなことを仰っていました信用できません!ゴミム…じゃなかった、害ちゅ…じゃなかった、とにかく監視しますわ!」

・・・・・・

ご主人様「………」スタスタ

アリャシター

メイド「えっ…もしかして本当にゲーム買いに来ただけですか?」コソコソ

ご主人「…おっ」スタスタ

メイド「……」コソコソ

アリャシター

ご主人「ふふふ」

メイド(本当にゲームを買いに来ただけのようですわね)

メイド「思い過ごしでしたか…でも嬉しいです、ご主人様」ゴクゴク

メイド「…ってあれ!いない!」

女性「~~~~」

ご主人「~~~」

女性「~~~~」

ご主人「~~~」ブンブン

ご主人「~~」スタスタ

女性「~~」スタスタ


メイド「あ…あ…」

メイド「どうして…」

メイド「で、でもっ…!」

―メイドさんは…優しすぎるんじゃないかな

―もっとやりたいようにやりなよ…僕は…受け入れられるように努力するから…

メイド「…っ!」

メイド「ご、ご主人様っ!」

ご主人「メイドさん!?どうしてここに」

メイド「そ、それは…で、でっ、その方は?」

ご主人「ああ、いや、この人は…すみません、失礼します」

ご主人「さあ、行くよ」

・・・・・・・・・

ご主人「助かったよ、ああいうのをエウリアンって呼ぶんだね」

メイド「そうですか…私はてっきり…いえ、何でもありませんわ」

ご主人「それで、どうしてここに?」

メイド「…その、それは…ご、ご主人様が心配だったからです!」

ご主人「心配性だな…大丈夫だよ」

メイド「あのっ、ご主人様にっ、悪い虫、と言いますか…そのっ…」

ご主人様「ひょっとして…さっきのあの人が…その、彼女だと?」

メイド「その…あぅ…そうです」

ご主人様「そんなわけ無いでしょ…登下校時にほとんど寄り道しない上に男子校なんだから」

メイド「そっ、そうですよね…うふふ」

ご主人様「帰るよ…」

ご主人様「…あと、今のところ彼女を作る予定、ないから」

メイド「えっ…」



「てめえサイフロ日本語音声ないとかふざけてんのか畜生!」

「てらそまボイス無しか!せっかくPC版買ったのに!」


メイド「なんだかよく分かりませんが、ご主人様が荒れているところを久しぶりに見ました」

メイド「私はご主人様の言葉の意味をずっと考えていました」

メイド「確かなのはしばらくご主人様に害虫が寄り付かないという事ですわ…ふふふ」

数日後

ご主人「今日でメイドさんが俺のメイドになってから五周年か…」

ご主人「…花束でも買うか」

アリャシター



メイド「はぁ…はぁ」スンスン

メイド「ご主人様ぁ…切ないです…」

メイド「お慕いしております、ご主人様…」

メイド「でも私なんかじゃ迷惑ですよね…年上なんて嫌ですよね…」ゴロゴロ

メイド「ですからご主人様…私はあなたのお側にいれるだけで満足ですわ…」

メイド「やっぱり私はご主人様の事が大好きです…」

メイド「あの日みたいな思いはしたくありませんわ…あんな身体中が寒くなるような…」

メイド「ご主人様…」ギュッ

メイド「ご主人様、愛してます」

メイドに「ふふ、枕に言ってもどうしようもないですわね…」

メイド「ご主人様、大好きです」

メイド「ご主人様、抱き締めてください」

メイド「ご主人様、撫でてください」

メイド「ああー!」ゴロゴロゴロ

メイド「恥ずかしい…恥ずかしいですわ!」スーハースーハー

ご主人「離れに移ってから一年か…」

ご主人「離れとは言えこれを一人で管理してるんだからメイドさんって凄いよな」

ご主人「…そのうち旅行でも企画させて貰おう」

ご主人「音を立てないように…」コソコソ


メイド「ご主人様…」

メイド「今日が五周年なのを覚えておいででしょうか…」

メイド「ご主人様…」

ご主人「ただい…」

メイド「結婚してください!」

ご主人「えっ…」

メイド「そのっ…これは…!」

ご主人「……。」

ご主人「メイドさん、言いたいことがあるんだ」

メイド「ひゃっ、ひゃい!」

ご主人「恥ずかしいからこの流れに乗らないと言えないと思う。ごめんね」

ご主人「その…」

ご主人「私は!」

メイド「は、はいっ!」

ご主人「あなたの事が好きです!」

メイド「…は、はいっ!」

ご主人「私と…結婚してください」

メイド「………」

メイド「はい!」

ご主人(満面の笑み…!)

ご主人「…ありがとうメイドさん。夢が叶ったよ」ギュッ

メイド「はい…!」ポロポロ

メイド「…でも、私なんかでよろしいのですか」

ご主人「メイドさんなんかじゃなくてメイドさんがいいんだ」

メイド「…私の、何処に?」

ご主人「…まずメイドさんは朝、俺を起こしに来てくれるよね」

ご主人「その時カーテンを開けたときメイドさんが照らされてね、ああ…これは結婚するしかないと思ったんだ」

メイド「そ、そうですか…」

ご主人「それに本当に楽しそうに掃除してくれるし、台所で料理を作っているのを見たときは…」

ご主人様「後ろから抱き締めたくなるのを我慢してた」

メイド「…いつ抱き締めても良かったのに」

ご主人「そ、そうか…じゃあ明日からやるよ」

メイド「今日からです!」

メイド「うふふ、私だってご主人様にやって頂きたいことは山ほどありますよ」

ご主人「…じゃあ、これからはお互い遠慮しないことにしよう」

ご主人「とりあえず…これからどうしようか」

ご主人「婚姻届はまだ出せないし…すぐにでも出したいけど」

メイド「ふふ、嬉しいです…じゃあとりあえず…ご飯にしましょうか」

ご主人「よし、旅行行こうか旅行」

メイド「今からですか!?」

ご主人「まずはご飯を食べてからね」

ご主人「もういいや、学校もつまらないし一週間ぐらい休もう、それでメイドさんと一緒にいよう」

メイド「ご主人様…!」

ご主人「確か父さんがカストロにはまってた頃に買ったカリブ海の別荘があったはずだな…そこに行こうか」

メイド「はい!ご主人様の行くところなら何処にでも着いていきます!」

ウェーバーウェーバエー
コマンダンテゲバーラ…

メイド「気持ちいいですね、ご主人様!」

ご主人「わははそうだろうそうだろう」

メイド「白い砂に青い海、青い空ですね!」

ご主人「正直今までに来たときは楽しくなかったけど…メイドさんがいるだけで楽園になるねHAHAHA」

メイド「もう!ご主人様ったら!」

ご主人「よーしコーライッキしちゃうぞー砂糖ドバドバかけちゃうぞー」

メイド「ご主人様!ラム酒飲んでもいいですか?」

ご主人様「それはダメ!」

メイド「ご主人様ぁ…大好きれふ…」

ご主人様「…飲んでから言わないでほしいな」

メイド「すう…すう…」

ご主人「ああ、可愛いな…」

ご主人「…生きてて良かったよ」

ご主人「なんだっけ、学生時代にいい思い出がないと一生後悔するとかだったっけ」

ご主人「俺も…メイドさんもあんまりいい思い出がなかったかもしれないけど」

ご主人「でも、思い出なら今からでも作れるよね」

ご主人「次はメイドさんにセーラー服でも着せて黄金の修学旅行を取り戻すか…!」

新・保守時間目安表 (休日用)
00:00-02:00 10分以内
02:00-04:00 20分以内
04:00-09:00 40分以内
09:00-16:00 15分以内
16:00-19:00 10分以内
19:00-00:00 5分以内

新・保守時間の目安 (平日用)
00:00-02:00 15分以内
02:00-04:00 25分以内
04:00-09:00 45分以内
09:00-16:00 25分以内
16:00-19:00 15分以内
19:00-00:00 5分以内

メイド「その後、めでたく私達は入籍しました」

メイド「私は高卒ですから…ご主人様の両親に反対されるかと思いきやそうでもなかったようで」

メイド「四男なので好きにやれとの事でした」


ご主人「それじゃあ行ってきます」

メイド「はい、行ってらっしゃいませ…あなた」

ご主人「ワォ!」


メイド「最近ご主人様がパソコンで何やら調べていますわね…ちょっと見させて貰いましょうか、妻として」

メイド「……」カチャカチャ

『浮気 人間のクズ』
『浮気を糾弾するスレ』
『妻 喜ぶ 観光地』
『嫁 かわいい』
『嫁 飯がうまい』

メイド「……」パァァ…

ご主人(あーかわいいなー今すぐ抱き締めたいなー)コソコソ

メイド「一応ドライブもチェックさせて貰いますね…」

『鉄の心臓』
『坑夫』
『スターリンの地下鉄』
『赤いオーケストラ』
『騎乗と剣』
『シム町』

メイド「……」パァァ

ご主人「何やってるのかなぁ?」

メイド「そのっ、これは…!」

メイド「ししし仕方ないじゃないですか!ご主人様格好いいし!浮気されるかも知れないし!」

ご主人「こっちに来なさい…」

ギュッ

ご主人「俺は裏切ったりしないよ」

メイド「でも、やっぱり私は嫉妬深いダメなメイドなんです…」

ご主人「知ってる」

メイド「…後悔しても、遅いんですからね…ふふふ…うふふ」

ご主人「さ、寝ようか…外出るの面倒になってきたからね…今日は一日付き合うよ」

メイド「はい!ご主人様!」

おわり

読んでくれてありがとう終わり
全然ヤンデレじゃなかったねごめん

そのうちステレオタイプロシアンメイドとか軍オタメイドとか増やしてメイドのステマをしてもっとメイド文化が栄えるようにしたいと思う

メイドさんにはもっと可能性があるよ
メイド万歳

このSSまとめへのコメント

1 :  SS好きの774さん   2014年11月29日 (土) 18:40:22   ID: nilwYCzc

とてもほのぼのしていてよかった(*´▽`*)修羅場もなくて、見やすかった(^^)今後も期待しています(^^)

2 :  SS好きの774さん   2014年12月28日 (日) 16:04:15   ID: cI4KiLIl

マジに乙、すげえ良かったよ

3 :  SEZ774RR   2015年01月11日 (日) 20:48:02   ID: L7-q_mAy

素晴らしい、次回作に期待

4 :  SS好きの774さん   2015年02月15日 (日) 20:24:03   ID: uDpTO_GV

すごく良かった…

5 :  SS好きの774さん   2015年05月01日 (金) 22:05:46   ID: tB5xB_SV

東方関係ねえじゃん

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