苗木「好きだよいく……江ノ島さん」 (514)

苗木「江ノ島さん、お話しようよ!」

江ノ島「んー、まあ良いけど」

苗木「あ、そうだ、その前にプレゼントあるんだよ、はいレーション!」

江ノ島「苗木、まさか下心でもあるの?」

江ノ島「わ、私はそれでも良いけどね!」

苗木「あはは、下心なんてそんなつもりないよ、ただ」ジーッ

江ノ島「た、ただ?」

苗木「君なら、喜んでくれるかな、ってさ」

江ノ島「う、あ、ああそう、ありがとね苗木」

苗木「ねえ江ノ島さん、確かにギャルとして生きてきたかも知れない」

苗木「それ以外、見てなかったかも知れない」

苗木「でもさ、まだ高校生なんだ、まだ悩むことだって出来るんじゃないかな?」

苗木「確かに才能が無駄になるかも知れない、どこかの桑田クンみたいに」

苗木「それでも、君は別の道を選んだって良いと思うんだよ」

苗木「君が望む、君が生きたい人生を、誰も否定する権利はないんだから」

苗木「少なくともボクは、君を応援するよ」

江ノ島(ここのところずっと苗木くんとお話してる)

江ノ島(貰ったお水も、レーションも、光線銃も、みんな宝物)

江ノ島(苗木くん苗木くん苗木くん苗木くん苗木くん)

江ノ島(頭の中が苗木くんでいっぱいになる)

江ノ島(どうしよう盾子ちゃん、私は……)

江ノ島(今日は苗木くんにもらった可愛いヘアピン、付けたまま寝ちゃおう)

苗木「そしたら山田クンがブヒブヒ言っててさ」

江ノ島(一生懸命お話してくれる苗木くん、今日はお花の入った筒をくれた)

苗木「そんな山田クンをセレスさんが何度も蹴ってて」

江ノ島(セレスさんという名前が、ううん、女の子の名前が苗木くんの口から出てくると、少し胸がキュッとなる)

苗木「――」

江ノ島(私を、私を呼んでよ苗木くん)

苗木「江ノ島さんは――」

江ノ島(江ノ島じゃないよ、私は、私は……)

苗木「……江ノ島さん?」

江ノ島「むくろ」

苗木「え?」

江ノ島「あっ、ち、違くて、な、なんの話だっけ!?」

苗木「江ノ島さんはなにが好きなのかなって」

江ノ島「苗木くん」

苗木「え、えっと……」
江ノ島「あ、ああ違う違う! 苗木にもらったヘアピンが超気に入ってさー!」

江ノ島(ダメ……このままじゃダメだよぉ)

江ノ島(苗木くんと話してたら、隠せないよ……)

江ノ島(盾子ちゃんのためにも、ボロを出しちゃいけないんだもん)

江ノ島(……)

江ノ島(えへへ、苗木くんがくれたお花綺麗だなぁ)

江ノ島(苗木くん苗木くん苗木くん苗木くん苗木くん)

苗木「江ノ島さーん!」

タッタッタッ

江ノ島「あっ、苗木く……あ、えっと……逃げる!」

タタタタタ!

苗木「えぇっ、ちょっ、江ノ島さーん!?」

苗木「よくわからないけどいきなり始まる、命懸けの猛ダッシュ、命懸けの全力疾走、そして」

苗木「命懸けの、追いかけっこが!」

苗木「とか言ってる場合じゃない! 江ノ島さーん!!」

タッタッタッ

苗木「えっと、確かここら辺を通った様な……うわっ!」

つるっ、ガンッ!

苗木「う、うあ……」

江ノ島「苗木くん!」

ドドドドド!

苗木「え、えのしま、さ……うぅ……」

江ノ島「苗木くん! しっかりして苗木くん!」

江ノ島「! だ、誰がこんなところに大きなガラス玉なんて……このぉっ!」

ビュッ、ガシャーン!

江ノ島「保健室は空いてないし……苗木くんの部屋に行こう!」

ひょい

タタタタタタ

江ノ島「えっと、たんこぶが一つ、他に目立つものはなし」

江ノ島「頭を打って意識を失っちゃったけど、怪我はしてないからきっと大丈夫」

江ノ島「苗木くん……」

なでなで

江ノ島「こんなことなら、逃げないで頑張れば良かった……ごめんね苗木くん」

なでなで

江ノ島「……」

江ノ島「寝顔も可愛い」

江ノ島「ほっぺぷにぷに」

つんつん

江ノ島「えへへ、苗木くんを独り占め」

苗木「う、うぅん……」

江ノ島「あ、苗木くん!」

苗木「あれ……ここは……君は……」

江ノ島「えっと……ここは苗木の部屋でね」

苗木「君は、君はいくさば……いくさば?」

江ノ島「……え?」

苗木「うぐ……なにか、なにかが、わかりそうなんだけど……」

江ノ島「な、苗木くん……」

江ノ島「……や、やだなぁ苗木、私は江ノ島盾子様よー?」

苗木「江ノ島……そ、そうだよね、江ノ島、さん」

江ノ島「そうだよ、私は……江ノ島なんだもん」

江ノ島(もうそろそろ夜時間)

江ノ島(今日はずっと苗木くんを見てた、幸せ)

江ノ島(ほっぺぷにぷにで可愛かった)

江ノ島(苗木くん苗木くん苗木くん苗木くん苗木くん)

江ノ島(でも)

江ノ島(苗木くん、いくさばって言った)

江ノ島(なんで、どうしよう)

江ノ島(どうして、どうしてなの)

江ノ島(どうして私は、喜んでるの?)

江ノ島(もしも、もしも苗木くんが、思い出したら、それはすごく困っちゃうのに……)

ピンポーン

江ノ島(?)

ID変わったか

苗木「ごめんね江ノ島さん、こんな時間に」

江ノ島「う、ううん、どうしたの?」

苗木「君に、言いたいことがあるんだ」

江ノ島「言いたいこと? わざわざこんな時間に?」

苗木「どうしても、伝えたいのが我慢出来なくてさ」

江ノ島「な、何を伝えたかったの?」

苗木「それはね」




苗木「好きだよいく……江ノ島さん」

スレタイ来たあああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ

苗木「そ、それじゃあボクは戻るから!」

江ノ島「あっ、ちょっと待っ……いっちゃった」

江ノ島(今のって、好きって、それになにより)

江ノ島(好きだよの後に言いかけたいくって、まさか、まさか……)

江ノ島(どうしよう、苗木くんに聞きたい、確かめたい)

江ノ島(苗木くんだって我慢出来なくて来たんだもん、私も、行っても良いよね?)

ガチャ、タタタタタタ

江ノ島「……あれ? プレートが違う?」

江ノ島「んー……今プレートが掛かってる方に行こうかな」

ピンポーン

苗木「ど、どうしたの……江ノ島さん」

江ノ島「……苗木くん、聞いても良い?」

苗木「なにを、かな?」

江ノ島「苗木くん、さっきの、いく、ってなに?」

苗木「え、あ、そ、それは……」

江ノ島「……正直に話して、私のことが好きなら」

苗木「……」

苗木「ね、ねえ江ノ島さん、江ノ島さんってさ、本当に江ノ島さんなのかな?」

江ノ島「!」

もう普通に苗木くん呼びになっとるな

苗木「なんだかボク、おかしいんだよ」

苗木「君と話していると、今の江ノ島さんみたいなギャルじゃなくて、クールな女の子が頭に浮かぶんだ」

苗木「戦刃、戦刃むくろ」

苗木「なぜか顔と名前が鮮明に浮かぶんだよ」

苗木「君を見る度に、彼女の顔が、名前がフラッシュバックするような」

苗木「よくわからないんだ」

苗木「ねえ、君は、君は本当に江ノ島さんなのかな?」

苗木「本当は、君の本当の名前は……戦刃むくろ、じゃ、ないよね?」

江ノ島「……これって、正直に話すべきだよね」

江ノ島「ここまで言われて、何よりもやっと、やっと名前を呼んで貰えて、我慢出来ないよ」

江ノ島「そうだよ苗木くん、私の名前は……戦刃むくろだよ」

苗木「戦刃、むくろさん……」

戦刃「苗木くん、もう一度呼んで?」

苗木「戦刃むくろさん」

戦刃「……えへへぇ」

戦刃「あ、あのね苗木くん、苗木くんは、クールな私と、今の私、どっちが好き?」

苗木「えっと、どっちの戦刃さんも好きだし、戦刃さんが楽な方が良いかな」

戦刃「そっか、えへへ、うん、楽な方だね、うんうん」

苗木「それでさ、戦刃さん」

戦刃「?」

苗木「ボクは、君が好きなんだ、戦刃さん」

戦刃「あっ、えっと、えっと」

苗木「戦刃さんは、どうかな?」

戦刃「わ、私も……その、私も……」

戦刃「私も苗木くんが好きです! は、恥ずかしいよぉっ!」

タタタタタタ

苗木「あっ、戦刃さん!」

戦刃「それじゃっ!」

がちゃっ!

桑田「ひぃっ!」
戦刃「ひゃあっ!」

戦刃「えっと、桑田、アンタ舞園の部屋の前でなにしてんの?」

桑田「え、ええとこれは……」

苗木「え、舞園さんの部屋の前? なんでそれ知ってるの?」

戦刃「だって、プレートが」

苗木「プレート?」

桑田「あ、あわわ……」

苗木「……ちょっと舞園さんの様子を見に行こう!」

戦刃「うん!」

桑田「あ、あぁぁ……」

戦刃「へ、部屋がめちゃくちゃに!」

苗木「舞園さん、舞園さんは……シャワー室か!」

ドンドンドン!

苗木「舞園さん! 舞園さん!」

戦刃「舞園さん! ここにいるの!?」

舞園『な、苗木君? それに、江ノ島さん?』

ガチャ

よかった
生きてた

未遂の場合はどうなるんだろう
一応裁判やんの?

>>80
裁判は殺人の時だけ

舞園「苗木君っ!」

ぎゅっ!

苗木「舞園さん、一体なにがあったの!?」

舞園「そ、それは……」

戦刃「どうしたの舞園さん?」

舞園「ええと……その……」

桑田(ギャルと、怪我してるアイドルと、チビ……)

桑田(一応男の苗木をやっちまえば……あとは……)

桑田「う、うおお!」

舞園「な、苗木君! 危ない!」

苗木「え!?」

桑田「死ねぇぇぇぇ!!!!!」

ゴスッ

正直に話して「お前らのお陰で頭が冷えた」とでも言っときゃ
両成敗で終わったろうに……

桑田「……あぽ? な、なんで俺は、壁にぶつかって」

戦刃「苗木くんを傷付けようとした」

戦刃「苗木くんを、よりにもよって苗木くんを」

戦刃「……殺す」

桑田「ど、どうせまぐれで飛ばされただけだ……うおおおお!」

戦刃「……殺す」
ドゴッ

桑田「ぐふっ……あ、あれ?」

戦刃「……いじめてから」

ガスッ、ドスッ、バキッ

戦刃「……殺す」

苗木「い、戦刃さん! 死んじゃうからやめようよ!」

ぎゅっ

戦刃「え、な、苗木くん、どうして……」

苗木「戦刃さん、殺人なんて、しちゃだめだ」

戦刃「……うん」

戦刃は巨漢の男に囲まれてもそいつらを素手で皆殺しにできるレベルだったな

桑田「お、おでは殺ざれそうになっで、それで……」

戦刃「だからって苗木くんを殺そうとして、許されない、死んで、いや、殺しても償いきれない」

桑田「ひぃぃ! も、もう許して……」

苗木「……舞園さん、本当なの?」

舞園「……」

苗木「舞園さん……正直に、話してくれないかな」

舞園「わかり、ました、全部、話します」

さくらちゃん>武器無しむくろちゃん>ジェノ
くらいだっけ?

苗木「そっか、そうなんだ。やっぱり、あのDVDで……」

戦刃「どうするの、苗木くん」

苗木「……このことは、みんなに話すよ」

舞園「それは!」

苗木「舞園さん、その手は流石に隠し通せないよ」

舞園「……」

苗木「それと桑田クンの原形がわかりにくくなった顔も」

桑田「いてぇよぉ……」

苗木「みんなに話して、みんなに黒幕が悪いって伝えなきゃ」

苗木「コロシアイなんていけないって、教えるんだ!」

戦刃「苗木くん格好良い……」

桑田「前が見えねえ」

>>100
2を入れると
メカ弐大>さくらちゃん=むくろ>武器なしむくろ>斑井兄弟>弐大>音無>終里>ジェノ
くらいか
カムクラをどこに入れるか

苗木「はあ、まさかこんなことが起きるなんてね」

戦刃「……うん、びっくりだね」

苗木「そうだ戦刃さん、助けてくれて、ありがとう」

戦刃「ううん、苗木くんを、好きな人を守るのは当然だよ」

苗木「戦刃さん……ありがとう」

ぎゅっ

戦刃「苗木くん……えへへぇ」

スリスリ

苗木「戦刃さん、絶対に、絶対にここからみんなで脱出しよう」

戦刃「脱出………………うん」

>>106
ハムスターに負けた弐台にさくらちゃんが負けるとかありえない

>>106
は、ハムスターが来るのは予想外だし
正々堂々戦えば負けないし(震え声)

>>110
安価ミスった
>>109

>>106
音無さんゼロじゃね?

苗木「ん……ふわぁあ……」

戦刃「えへへ、おはよう苗木くん」

苗木「うん、おはよう戦刃さん」

戦刃「……」

苗木「えっと……ん」

ちゅっ

戦刃「……えへへ」

苗木「……あはは」

苗木「さて、準備して食堂に行こうか、みんなに事情を話さないとね」

戦刃「うん、そうだね」

>>114
斑井と音無がゼロだったのは忘れてた
取りあえず入れといて

音無さんは記憶障害治ってノート不要なら相当強そう

苗木裏山

妹様は音無の能力使えるってことでいいのかね?

お風呂にする?入浴にする?それともゆ・ぶ・ね?

ってことでちょっと離れます

風呂代行

使えるってことでとりあえず議論はやめとくか
自分で言うのもなんだけど完全にすれちだもんな

必要ないとは思うけど一応八徳

新・保守時間の目安 (平日用)
00:00-02:00 15分以内
02:00-04:00 25分以内
04:00-09:00 45分以内
09:00-16:00 25分以内
16:00-19:00 15分以内
19:00-00:00 5分以内

トイレ行ったら便器の水がワインレッドになってワロタ
近頃は男も生理になるのか

病院行ってこい

保守しとくから体休めて病院行け

苗木「というわけで、舞園さんが骨折したのも、桑田クンがボコボコなのも、葉隠クンの水晶が割れたのも、みんな黒幕のせいなんだ!」

葉隠「マジか! 許せないべ!」

苗木「黒幕さえいなければ、みんながこんな目に遭う必要なんてなかったんだ!」

大和田「黒幕さえどうにかすれば、コロシアイなんて馬鹿げたことしなくて済むんだもんな!」

苗木「みんな! 希望は前に進むんだ! 黒幕の話に耳を傾ける必要はないんだ!」

朝日奈「うん! そもそもあんな話鵜呑みにしたのだって馬鹿らしいもんね!」

苗木「というわけで、ボクらは協力して行こう!」

ケツから血や赤いうんこが出たってだけなんだ、お前らは当事者でもないし男なんだからこんなことでガタガタ言うな
そんなこと言う暇があったらこんな展開が良いとか好きなキャラの名前とか書いててくれ

戦刃「苗木くん格好良かったよ」

苗木「あはは、ありがとう」

戦刃「……ねえ、苗木くん」

苗木「うん?」

戦刃「ちょっと、毛布の中に潜ろう」

苗木「え?」

戦刃「……聞かれたくないから、出来るだけ聞こえないように、ね?」

苗木「う、うん」

バサッ

残姉とまひねぇが好きです!

戦刃「……苗木くん」

苗木「うん、なにかな」

戦刃「実はね、私は黒幕サイドの人間だったの」

苗木「……江ノ島って名乗ってたのは、そういうことだったんだね」

戦刃「うん……本物の江ノ島盾子は、私の妹で、黒幕なの」

苗木「……」

戦刃「そして私は、コロシアイが始まらなくて、硬直状態になったときに誰かを殺す予定だった」

苗木「……そっか」

戦刃「……騙してて、ごめんね」

苗木「一つ、聞いて良いかな?」

戦刃「なに?」

苗木「ボクを好きって言ってくれた、あれは……」

戦刃「あれは本当だもん、私は、苗木くんが好き、大好きなんだもん」

苗木「あはは、そっか」

苗木「戦刃さん、戦刃さんはボクと黒幕、どっちが大事なの?」

戦刃「それは……」

苗木「ねえ、これが一番大切な話なんだよ、お願い戦刃さん、答えて」

戦刃「きっと、苗木くん、だと思う」

苗木「そっか、ボクか……」

戦刃「うん……」

苗木「……戦刃さん、二人の仲をもっと良くしよう」

戦刃「え?」

苗木「ボクが江ノ島さんを忘れさせてあげるからさ、ずっと一緒にいようね!」

戦刃「あっ、な、苗木くん……んっ……」

うわーうんこ赤いとか怖いわー寝るわー
別に眠いとかじゃないし、仕事が8時から16時まであるからとかじゃないけどうんこ赤かったから寝るわー
うんこ赤かったから離れるけどもしスレが残ってたら嬉しいな

逆に大腸癌の可能性だってあるんだから病院行くにこした事はあるめえ

苗木「ねえ、戦刃さん」

戦刃「うぅ、やっぱり男の子は獣だった……」

苗木「いつまでも毛布に包まってないで出ておいで」

戦刃「……苗木くん、こっち来て」

苗木「?」

戦刃「拘束!」

苗木「なっ、い、戦刃さん!?」

戦刃「こことここを縛れば……ふぅ」

苗木「え、ちょっと戦刃さん? 動けないんだけど……」

戦刃「ちょっと、仕返しするんだもん」

苗木「仕返しって、い、戦刃さ――んむっ!」

戦刃「ん、ちゅ……えへへ」

…………

……

苗木「はぁっ……はぁっ……」

戦刃「えへへぇ、苗木くぅん……」

苗木「あー、頭がぼーっとする……」

戦刃「私もくらくらしてるよ苗木くん」

苗木「精神集中」

苗木「……」

苗木「よし! ベッドから出て身支度しようね!」

戦刃「ふぇっ、わ、私まだぼーっとして……」

苗木「仕方ないなぁ、ほら、行くよ戦刃さん」

きゅっ

戦刃「苗木くんの手、あったかい……」

苗木「も、もう今はしないからね?」

戦刃「……ちゃんと我慢出来るもん」

苗木「ボクは君といたら幸せだよ」

戦刃「ふぇっ、あ、う、うん……」

苗木「戦刃さん、ボクと一緒にいると幸せ」

戦刃「うん!」

苗木「そっか……それじゃあ戦刃さん、今から酷いこと言うね?」

戦刃「?」

苗木「黒幕を、江ノ島さんを裏切って」

戦刃「え……」

苗木「ボクと一緒にいたいなら江ノ島さんを裏切って」

苗木「江ノ島さんといたいなら、ボクをいまここで殺してよ」

戦刃「え、え? 苗木くん?」

苗木「……」

戦刃「そ、そんなの……いきなりいわれても……」

苗木「……」

戦刃「苗木くん……」

せっせと労働してくる、お前らも働けよ

新・保守時間の目安 (平日用)
00:00-02:00 15分以内
02:00-04:00 25分以内
04:00-09:00 45分以内
09:00-16:00 25分以内
16:00-19:00 15分以内
19:00-00:00 5分以内

ほ!?

穂。

いつ帰ってくんのよ

>>265
4時

天使よ息を吸い込んで~

てれrてってててれえええ

 ノヽ人_人_人_人_人_人_人_人_人_人_人_人_人_人
 )

 )  /妊_娠\  
 )  .|/-O-O-ヽ|  まだ?
< 6| . : )'e'( : . |9 
 )   `‐-=-‐ ' 
 )

 ⌒V⌒V⌒V⌒V⌒V⌒V⌒V⌒V⌒V⌒V⌒V⌒V

苗木「戦刃さん、ボクは君が望むようにしたい」

苗木「でも、今のボクらでは片方しか選べないんだ」

苗木「みんなに隠し事をしたままじゃ、前には進めないんだよ」

苗木「だから、ボクと一緒に前に進もう」

苗木「もしも江ノ島さんを完全に切り捨てられないならボクを殺して、コロシアイを促進させて、江ノ島さんのために生きるんだよ」

苗木「江ノ島さんのために生きてきた戦刃さんが簡単に彼女を切り捨てられないのはわかってる」

苗木「だけど、それでも進むしかないんだよ」

苗木「さあ、ボクか、江ノ島さんか、今覚悟を決めて」

>>321

①苗木
②江ノ島
③選べない

仕事おつ

 ノヽ人_人_人_人_人_人_人_人_人_人_人_人_人_人
 )
 )  /ぶ_た\  あああああ!!!
 )  .|/ ー ー ヽ|  眼鏡を無くしたんで
< 6| . : )'e'( : . |9 探してきます!!
 )   `‐-=-‐ ' 
 )
 ⌒V⌒V⌒V⌒V⌒V⌒V⌒V⌒V⌒V⌒V⌒V⌒

まあここまで妹様に背いて苗木に靡いておいて
妹様と敵対しないとなるとそれこそ苗木を殺しでもしないと
確実にグングニルコースだからなあ
苗木的には残姉を生き残らせたいだろうからこの提案はやむなし

戦刃「わ、私は……」

苗木「……」

戦刃「だ、ダメだよ、今更盾子ちゃんを切り捨てるなんて……出来るわけがないよ……」

苗木「……そっか」

戦刃「で、でも苗木くんも」苗木「それは違うよ!」

戦刃「え?」

苗木「ごめんね戦刃さん、ボクは君を騙してたんだ」

戦刃「な、苗木くん?」

苗木「戦刃さんが怪しいってのがわかってたんだ、名前は偶然思い出したけどさ」

苗木「戦刃むくろ、この存在をモノにすればこんな生活終わらせられる」

苗木「そのためにボクは、君を利用したんだ」

苗木「君のそのボクヘの感情も、ボクが無理矢理そうなるようにしたんだよ」

苗木「……あ、あははっ! 簡単に靡いてくれて本当に助かったと思ったけど、失敗だった!」

苗木「こんなことなら江ノ島を裏切らせるのを、もう少し後にすべきだった!」

戦刃「な、なに、言ってるの?」

やはりどっかの誠君とはちがうな

苗木「純情ぶって揺さ振って! 二人で殺人を未遂にして! 駄目押しにヤったのにさ!」

苗木「戦刃さんが相当なシスコンって、もっとしっかり認識しとけば良かったなぁ」

苗木「はぁ、計画が台なしだよね」

苗木「こんなことなら、もっと強引に迫って、もっと早くヤっとけば良かったよ」

戦刃「……」

苗木「そもそもボクは江ノ島さんみたいなビッチ大嫌いだったからさ、最後は戦刃さんに殺させようと思ってたんだよねー」

戦刃「え?」

苗木「簡単に堕ちるような馬鹿な君も、犬みたいな忠誠心なんて厄介なものがあるんだもん、使えないよ」

戦刃「……もう、やめて」

苗木「それから」

戦刃「もうやめてよ!」

苗木「……」

でもこれカメラの向こうの妹様は確実に苗木の意図に気付いてるよね

戦刃「苗木くん、嘘、つかないでよ」

苗木「嘘じゃないよ、君みたいなそばかす不細工だって好きじゃないし」

戦刃「……苗木くんは、私が嫌い?」

苗木「好きじゃない」

戦刃「嫌いかどうか、だよ?」

苗木「き、嫌いだよ、大嫌いだ!」

戦刃「……苗木くん」

ぎゅっ

苗木「な、なんだよ! 離れろよ!」

戦刃「そんなに泣きそうな顔したら、私だって気が付くもん」

戦刃「苗木くん、苗木くんが今思ってる通りにするよ」

戦刃「私のために、ごめんね」

苗木「……なんの話か、わからないよ」

戦刃「うん、ごめんね」

言い過ぎや!

戦刃「ねえ苗木くん、最後に好きって言って?」

苗木「……」

戦刃「それを聞いたら、すぐに済ませるから」

苗木「わかったよ、戦刃さん、ボクは君が」




苗木「大嫌いだ」




戦刃「……」

トンッ

苗木「あ……」

ガクッ

江ノ島「残姉ちゃんが残念なのはわかってたけどさぁ……」

江ノ島「何もほとんど殺すことないでしょ! せっかくのコロシアイが無駄になったし!」

戦刃「盾子ちゃんに怒られた……しゅん」

江ノ島「しかもスピーカーぶっ壊して校内放送も邪魔するし、これじゃあただのB級連続殺人放送じゃん!」

戦刃「技術を駆使した華麗な暗殺劇のつもりだったのに……しゅん」

江ノ島「本当にさー、こればっかりは完全にがっかりだよ」

戦刃「……しゅん」

なんやて!!

江ノ島「全く、苗木が嫌いって嘘ついたからって、苗木を殺すつもりって嘘伝えてさ」

戦刃「だ、だってだって、苗木くんを殺すなんて、もう出来ないもん」

江ノ島「はぁ……腹いせに苗木ぶち殺して残姉ちゃんの絶望でも見せてもらおうかな」

戦刃「それだけは、盾子ちゃんでも許してあげないもん」

江ノ島「はぁ、こんな残姉ちゃんに殺されるのは絶望が足りなすぎて気が進まないしなぁ……」

戦刃「あ! そろそろ苗木くんとご飯!」

江ノ島「はぁ、こんなののわけのわからない事情で計画が崩れるなんて、絶望的ぃ……って言いたいけど残念なだけだ……」

わざとよけなかったんじゃなかったっけか

せやった

残姉ちゃんの素の喋り方ってどこで見れるの?
とりあえずゲーム本編クリアしたけど超高校級の出番無しだったんだが

>>356
2のクリア特典とゼロ
霧切は知らん

戦刃「苗木くん、ご飯だよ」

苗木「戦刃さん、もうそんな時間かぁ」

戦刃「最近は良く本読んでるよね」

苗木「三人だけの学園生活は暇だしね、それにここは涼しいけど、誰かがいるような暖かい気持ちになるんだ」

戦刃「そっかぁ、それは誰がいるような気持ちなんだろうね」

苗木「うーん、誰なんだろう」

戦刃「……思い出す様子はなし、っと」ボソッ

松田くん謹製の記憶剥奪機構万能すぎる

こうしてコロシアイ学園生活は幕を閉じた。

世界には相変わらず希望を訴える前向きな人がいるけど、それは関係のないお話。

ちなみにジャックした電波はまだ生きているから、今はコロシアイ学園生活の後続番組を盾子ちゃんが考えているところ。

前に苗木くんとのラブラブな生活を放送したいって言ったら、お尻蹴られた……しゅん。

とりあえず、大好きな苗木くんと盾子ちゃんとの三人での生活は、とっても幸せです。

おしまい。

バッドだったか

ああそうだ、今日のうんこは概ね良好だった、男の生理は一回で終わるらしい
尿は真っ黄色だった

大きな病気ではなさそうで良かった

ということは体調的には余裕があるってことだよね

どこまで戻る?
苗木がレーション渡して下心がばれて戦刃の照れ隠しで殺される話まで?

適当に戻りたいレス番書いておくれ
>>385

>>320からの別ルートで

>>320

みんな幸せになってくれたらいいな

>>395

①苗木
レ江ノ島
③選べない

1

\(・ω・`)/わきみせー

苗木「ボクを、選んでくれるの?」

戦刃「うん、今の私には、苗木くんがいない世界なんて、考えられないもん!」

苗木「戦刃さん……戦刃さぁん!」

ぎゅううう!

戦刃「な、苗木くん、えへへ……」

苗木「これで、ボクらに絶望はない、希望は、みんなは前に進むんだ!」

戦刃「うん、みんなで、前に!」

投下中は支援で
離席中は保守って言ってるだろ新参共

戦刃「こことあそこと、あとあっち、カメラを同時に破壊するの」

戦刃「そして盾子ちゃんがカメラから離れたところで他の場所に移動、次のカメラを破壊、移動、破壊」

戦刃「そうして盾子ちゃんがモノクマでしか情報を得られなくする」

戦刃「次にそれぞれ部隊割り、私か、大神さんか、えっと、野球の人の三人がバラバラに別れる」

戦刃「私と大神さんは武力によるモノクマの破壊、野球の人は投擲によるモノクマの破壊」

戦刃「アルファは、私、苗木くん、不二咲く、さん、舞園さん、霧切さん」

戦刃「ブラボーは、大神さん、朝日奈さん、やす、セレスさん、腐川さん、十神くん」

戦刃「チャーリーは野球の人、葉隠くん、山田くん、大和田くん、石丸くん」

戦刃「可能であれば、三人以外の他の人もモノクマに石でも生卵でも投げて破壊を目指す」

戦刃「一番大切なのは、部隊の仲間を助け合うこと」

戦刃「それじゃあ作戦開始!」



戦刃「……って、苗木くんがみんなに話して」

苗木「あはは、戦刃さんの作戦なんだから戦刃さんがいえば良いのに」

戦刃「苗木くんがみんなに命令する姿、見たいんだもん」

>>406
こんなところでそんないい子ぶるなよ
面白いなりつまらないなり言いながら展開の希望とか話し合ってたほうが良いわ
保守はありがたいけど、支援の意味もわからずにひたすら支援支援言われたらキモいわ
こんな速度で猿なんかないんだから支援の意味ないだろカス

2年以上クラスメイトやってんのに名前覚えて貰えないアポ

やすwwwww

苗木「というわけでみんなに紙に書いて渡して来たよ」

戦刃「苗木部隊長楽しみにしてたのに……しゅん」

苗木「堂々とこんな話したら江ノ島さんにばれるでしょ?」

戦刃「……みんなで今みたいに毛布被れば話せたもん」

苗木「そんな大きい毛布はないし、余計に怪しいよ!」

戦刃「……冗談だったもん」

苗木「全く、戦刃さんは……」

なでなで

戦刃「えへへ」

苗木「さあ、もう少ししたら始めようか」

戦刃「……うん」

江ノ島「なんだかよくわからないグループで固まってるし」

江ノ島「カメラ割り的に、残姉ちゃんのとこか大神のとこでも流せば良いかー」

戦刃『ふっ!』ガシャン

大神『ぬおおお!』ドゴォ

桑田『あほあほあほぉ!』ガツッ、ガツッ、ガツッ

江ノ島「ちょっ、ちょっと何してくれてんのよ!」

江ノ島「まさかさっきうろついてた苗木の紙で!? ああもうお仕置きしてやる!」

江ノ島「あれ、くっそどこ行った?」

不二咲『あ、も、モノクマ、江ノ島さんがいきなり……』

モノクマ『うぷぷ、やってくれたよねぇ、彼女がどこに行ったかわかるかな?』

不二咲『ちょ、調理室に行ったよぉ……』

モノクマ『調理室か! やろぉ! ぶっ殺してやる!』

ガチャッ、ゴロゴロゴロ

モノクマ『ちょっ、なんだこれ!』

モノクマ『う、動かないし真っ暗だし!』

江ノ島「ああもうこれは放置!」

江ノ島「爆破は……一応何もしてない不二咲は巻き込めないし、くそぉ……」

モノクマ『おい!』

セレス『その位置だとスカートの中見られてる気がしますから、机の上に立って下さいませんこと?』

モノクマ『僕は今そんな配慮なんてしてられないんだ!』

セレス『じゃあわたくしも何も知りませんわ』

江ノ島「ああもうただの安弘のくせに!」

モノクマ『わかったよ、机の上に立つから質問に答えろよ? とうっ!』

ぽみゅっ

モノクマ『さっきのおおがm』

ぐしゃ

江ノ島「……は?」

江ノ島「ああもうなんなのよ、なんかむさかったとこのカメラも壊れてるし!」

モノクマ『おいオマエラ!』

石丸『いい加減にしたまえ大和田君!』

大和田『うるせぇ! そもそもあのデブがぶつかって来たからわりぃんだよ!』

山田『僕はただ部屋に戻ろうとしたのに葉隠康比呂殿がこぉんなところにタマタマを転がしてたからいけないんですぞ!』

葉隠『ちげーって! 俺は石丸っちがでかい声出したからびっくりして!』

石丸『人のせいにするのはやめたまえ!』

葉隠『それなら山田に言ってくれ!』

モノクマ『あ、もう良いです』

てくてく

江ノ島「何かがおかしい、とりあえずカメラで様子を……はぁっ!?」

江ノ島「寄宿舎と学園の一階のカメラがほとんど壊されてるとかおかしくない!?」
江ノ島「つか、は? 残姉ちゃんにこんなこと出来るわけないでしょ? は?」

江ノ島「マジでなんなのよ!」





大神「ぬおおお! 退かぬ、媚びぬ、省みぬぅぅ!!!」

大和田「俺はつえーんだよぉぉぉ! こんなシャッターにぜってぇぇ負けねぇぇぇ!!!」

桑田「舞園ちゃんをヤンデレじゃなくてデレデレにいぃぃぃ!!!」

戦刃「塩水かけて、錆びさせて」

苗木「さ、錆びるまでには時間かかりすぎるんじゃないかなぁ」

モノクマ『苗木くーん』

ぴょこん

モノクマ『十神くーん』

ぴょこん

モノクマ『タエコさーん』

ぴょこん

モノクマ『あぽぉー?』

ぴょこん

モノクマ『ドーナツ食べてる朝日奈さーん』

ぴょこん

モノクマ『はにゃにゃ、誰もいない、どこにもいない』

モノクマ『おかしいなぁ、他に入口があるところはどこだっけな……』

江ノ島「……えぇー、どうして、どうして2階のカメラが壊れてるのよぉー」




江ノ島「げ、いつの間にか3階にいるし、盾子ちゃんまじピンーチ」





モノクマ『おいこらオマエラ!』

モノクマ『おーい、オマエラー?』

モノクマ『オマエラどこー?』

モノクマ『う、う……先生は一人悲しくむせび泣くんだ……』

モノクマ『誰も来ないし、つまんない』

情報処理室前

戦刃「……ここからは、私一人で行かせて」

大和田「あぁ!_? ここまできてなにいってんだよ!_?」

霧切「確か戦刃さんは江ノ島さんと、元協力関係だったのよね?」

十神「そんな奴一人で行かせたら逃げられるに決まっ」舞園「私は信じますよ!」

桑田「……あの状況で、一応許してはくれたしな、信じてやらねーこともねーけどよ」

十神「だがやはりそんな奴を」苗木「戦刃さんだけじゃない、ボクも行くよ、行かなきゃ行けないんだ!」

苗木「みんな、ボクと戦刃さんを信じてね!」

江ノ島「うぷぷ、ほんと、目茶苦茶にしてくれたよね、苗木君、残姉ちゃん」

戦刃「……ごめんね盾子ちゃん、なでなでしてあげるから許して?」

江ノ島「そんなので許してあげられないよ、残姉ちゃんは本当に残念だなぁ、うぷぷ」

苗木「江ノ島さん、戦刃さんはもう君の味方にはなれないよ、だから許して貰わなくても、構わない」

江ノ島「へぇ……それじゃあ残姉ちゃん、私を殺して見せてよ、それが出来るなら、ね?」

苗木「戦刃さん……」

戦刃「……」

戦刃「……」

戦刃「……わかったよ、盾子ちゃん」

江ノ島「へぇ、残姉ちゃんのくせに……ナマイキ」

戦刃「ごめんね盾子ちゃん、ごめんね」

江ノ島「うぷぷ、そんな残姉ちゃんには、妹様特別の、絶望性ザンネー腐食薬をあげる」

苗木「……DVD?」

戦刃「……ありがとう、盾子ちゃん」

江ノ島「私様が死んでから、それを再生するのですよ」

江ノ島「そうしたらぁー、残念お姉ちゃんは絶望間違いなしだよぉー?」

江ノ島「それでは、またDVDで、もし時間があったらで良いので、見てあげて下さい……」

江ノ島「」

苗木「戦刃さん……どうするの、それ」

戦刃「……盾子ちゃんからの最後のプレゼントだもん、見てあげないと」

苗木「だ、ダメだよ、江ノ島さんのDVDだよ!?」

戦刃「だけど、盾子ちゃんが見てって……」

苗木「でも!」

戦刃「だって、盾子ちゃんは私の中心だったから……盾子ちゃんに言われたから、見なきゃ」

苗木(本当に戦刃さんにDVDを見せるべきなのか?)

苗木(でも、ボクは見せたくない、あんな……)

苗木(……あんな気持ちは味わわせたくないんだ!)


盾子ちゃんに言われたから、という戦刃さんの言葉にそれは違うよ!しますか?
するならば戦刃さんに江ノ島さんのことを考えさせないための言弾として適当なレスバラバラを
それは違うよ!しないなら忘れろビームでも打ってて下さい

>>490

レスバラバラってなんだよ、レス番だよ

>>164

ちなみに聞きたいんだけど、BADENDはご所望かな?

戦刃「だって、盾子ちゃんは私の中心だったから……盾子ちゃんに言われたから、見なきゃ」

苗木「それは違うよ!」

戦刃「ふぇっ?」

苗木「ボクが前に、一番大切な話だ、って言いながらした話を覚えてるかな?」

戦刃「苗木くんと盾子ちゃん、どっちが大事って話、だよね?」

苗木「うん、そこで君は、ボクを選んでくれると言ったはずだよ」

戦刃「う……」

苗木「江ノ島さんが見てってお願いしたなら、ボクはこうお願いするよ」

苗木「戦刃さん、そのDVDは見ないで、このまま江ノ島さんを忘れて欲しい」

戦刃「……苗木くん、ずるい」

苗木「……ごめん」

こうして黒幕、江ノ島盾子の死によりこの下らないコロシアイ学園生活は幕を閉じた。

その日以来、ボクたちは試験もなんにもない平和な共同生活を行うことになった、こじ開けたすべての階を好きに遊び回っていた。

不二咲クンの話によると、古いパソコンをネットに繋いだらコロシアイのテロップが消えて、ただの高校生たちが馬鹿をやって平和ボケした映像が流行らしい。

あ、不二咲"クン"っていうのは、実は不二咲さんは男の子だったんだけど、それはまた話すよ。

それで、ボクらの平和な生活を見た世界の人々は、平和というものの素晴らしさに気が付き、またボクらが知っていたいつもの世界に近付く流れになっているそうだ。

そもそも世界がそんなに荒れていたのは俄かには信じられないけど、戦刃さんが言うなら間違いないだろう。

ボクらが学園から出る日も近いかも知れない。

でも、そんなことはどうでも良くって、今のボクは――

苗木「むくろさん」

ぎゅううう

戦刃「誠くん」

ぎゅううう




十神「……なんだあれは、図書室に篭る前にはあんな目障りなものなかったはずだぞ」

葉隠「あー、なんでも、黒幕で、本物の江ノ島っちの死がショックだったのか、戦刃っちが少し暗かったらしいんだが」

不二咲「それが治るまで苗木君にああして甘えている間に、二人とも癖になっちゃったらしいよ」

葉隠「だべ!」

十神「そうか、じゃああれはなんだ」

葉隠「苗木っちをストーカーする舞園っちと霧切っちだべ」

不二咲「それと舞園さんを見つめる桑田君?」

十神「どこかにまともな奴はいないのか……」

苗木「ねえ、むくろさん」

戦刃「なぁに誠くん?」

苗木「あのDVD、良かったの?」

戦刃「あれは……良いの、もう不要だもん」

苗木「そっか……良かった」

戦刃「それよりも誠くん、その……ね?」

苗木「……んっ」

ちゅっ

戦刃「……えへへぇ」




舞園「苗木君とくっつくのは私のはずですこんなの有り得ませんおかしいですどうしてなんでこんなことになってるの嘘でしょ信じられませんきっと目がおかしくなってるんですそうに決まってます」
霧切「…………」



桑田「僕は舞園ちゃん!」

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