少女「ご主人様ぁ~」キラキラ 男「」 (101)

※このSSは下の二次画像を見た主が妄想に任せて書いたSSです。
過度な期待はしないで下さい。


注意
・初投稿
・ネーミングセンスに難あり
・gdgd

 ザッザッ

 カラーンカラーン

 少女「いらっしゃいませー! あ、ご主人様とそのご一行! おかえりなさいませ!」

 男「ただいま」

 マッチョ「お、少女ちゃんのお出迎えか! いきなり豪華だねー!」

 イケメン「癒されるねー!」

 少女「ありがとうございますー! こちらの席へどうぞー」

すいませんちょっとミスってました



 ガヤガヤ

 少女「はーい、お待たせしました! 草食獣の肉のグリルでーす!」

 男「サンキュー」

 マッチョ「うっはー美味そうだ!」

 少女「ご主人様、私もご一緒しますね」ガタン

 男「いいのか? 給仕抜けて」

 少女「はい! マスターがご主人様が帰ってきたから抜けなさいって!」

 少女「マスターにはよくしてもらって本当に感謝です!」

 マッチョ「そりゃそうよ! 少女ちゃんはここの酒場の看板娘じゃねえか!」

 イケメン「おまけにとびきり可愛いもんなあ! 便宜もはかってやりたくだろうさ」

 イケメン「俺も少女ちゃんみたいなメイドが欲しいな!」

 男「お前は普段からモテモテだろうが」

少女「そんなー単なる給仕のヘルプですよー、それにー、私はご主人様のモノなのでね?」

 マッチョ「ちぇーいいなー!」ガハハ

 少女「今回のお仕事は商隊の馬車の護衛でしたね! お疲れ様です!」

 男「まあ大して大変なもんじゃないさ」

 マッチョ「一回肉食獣の小さい群れに出くわしたけどな!」

 イケメン「楽なもんさ! にしても、今回も男はすげえよなあ、ひと太刀で二体も肉食獣を屠るなんてな!」

 男「褒めても何も出ないぞ? すんませーん、ビール三つとミルク一つ、俺持ちで!」

 マッチョ「出てんじゃねえか!」

 「「「ハハハハハ」」」

 マッチョ「とりあえず食おうぜ? 腹が減って保たねえよ」

 ガヤガヤ

 ハハハハ

男「ふー、食ったなあ」

 少女「お疲れ様です、お風呂温めますね」

 男「頼む」

 サバー

 男「ふうー生き返る」

 少女「最初、ご主人様が特大のタライを買ったときは何するのかと思いましたけどねー」フーッ

 少女「まさかお風呂にするなんて」フーッ

 男「いいだろ別に。極東では皆毎日風呂に入るんだ」

 少女「ご主人様は半分東洋の血が入ってますからねー。キレイ好きな人種なんですね」フーッフーッ

 少女「湯加減いかがですか?」
 
 男「ああ、ちょうどいい」

 少女「じゃあ火は消しますね」カポ

 男「……」

 少女「むふふー、私もご一緒しましょうか?」

 男「結構だ」

少女「ぐさーー! 聞き捨てなりませんね! 私は立派な15歳、うら若き乙女ですよー?」

 少女「ご主人様も女性とお付き合いした事ないんですし、そろそろ恋人が欲しくなるんじゃないですかー?」

 男「勝手に決めつけるな」

 少女「えーー!? あるんですか!?」

 男「心底意外そうな顔するな」

 少女「でもないんですよね?」

 男「うぐ…それに、お前は家族だろ」

 少女「え、か、家族だなんて/// さすがにお嫁さんになるにはまだ早いですよ///」

 男「そういう意味じゃない!」

 少女「式だって挙げてませんし」

 男「式なんてどこの貴族だ!」

 少女「いいじゃないですかー! 愛する人と盛大に式を挙げるのは乙女達の夢なんですよー?」

 男「手が届かないから夢なんだろ」

 少女「さっすがご主人様! エグいとこ突きますねー!」

 男「はあ。話してたらのぼせた。あがる」

 少女「あ、じゃあ次私がいただきますね」

 男「ああ」

 少女「ご主人様」

 男「?」

 少女「覗きはちょっとしかしちゃダメですよ?」

 男「まな板が何か言ってるな」

 少女「ぐさーー!」

 男(ふう。明日は休みか。ゆっくり寝られるな)ワシャワシャ

 男(慣れたとはいえ、馬車の中の寝心地は悪いからな。ベッドが恋しいな)フキフキ

 男(でも濡れた髪のままベッドはまずい。乾くまで椅子で休もう)

 男「水…」

 カタン ゴクッ

 男(そういえば肉食獣斬った後、剣をまだ研いでないな)

 男(まあ明日でいいか。明日は休みだし)

 男(剣の柄に巻いてる布も擦り切れてきたな。新しいボロ切れ買わないと)

 男(疲れた…動きたくない…)

 男(……)

 少女「あー! ご主人様、またそんなとこで寝て! 風邪引きますよー!」

 男(…あれ、寝てたのか)

 男「あー、悪い」

 少女「ささ、寝るんならベッドで寝て下さい!」

 男「……」スタスタ ボフッ

 少女「……♪」モゾモゾ

 少女「あ、あのーご主人様」

 男「……?」

 少女「お風呂を湧かす用の薪がそろそろ無くなるんですが…」

 男「買えばいいだろ」

 少女「で、でもー女の子の一人歩きはちょっと危ないっていうかー」

 男「俺の留守中はいつも一人だろうが…」

>>1これすげえくっさい

少女「心配じゃないんですかー!?」

 少女「……」キラキラ

 男「…明日は朝寝したいから昼からな」

 少女「ぃよしっ! 約束ですよ!」

 少女「それじゃ、おやすみなさい」

 男「…おやすみ」

・・・・・・・・・・・

 少女「すぅー、すぅー」

 男(…さっき半端に寝たせいか、眠れん)

 男(……)

 男(俺は、数年前、国が荒れてたときには傭兵として生きていた)

 男(戦争で家族を亡くした俺にはそれくらいしか生きる術が無かったんだ)

 男(少女とも、戦場で出会った)

 男(戦争で両親を亡くした少女の悲しむ姿は、なんだか昔の俺みたいだった)

 男(ほっとけば野垂れ死にか、娼館にでも売られるんだろうが、それはあまりにもかわいそうだ)

 男(俺は少女を養うことにした)

 男(幸い、酒は体に悪いと思ってあまり呑まなかったし、女遊びにも興味が無かったので金はあった)

 男(程なくして戦争は終わり、景気も回復した)

 男(俺達は、次の職場を求めてこの「街」に来た)

 男(岩山のふもとのこの街は、多くの自然や街のほぼ中心にできた便利な街だ。水源も豊富で井戸がたくさんある)

 男(風通しが良く、夏は暑いがカラッとしていて過ごしやすいし、冬も水が凍らない程度に暖かい、都合のいい街だ)
 
 男(馬車の護衛や肉食獣の討伐など、酒場の掲示板を通して以来が俺達に回ってくる。一日から数日単位の労働が多く、健康な若者が職にあぶれる事はない)

 男(俺達は岩山を削って造られた団地の一室を買い、街に住むことにした)

 男(少女は酒場のマスターに気に入られ、給仕のヘルプとして雇われることになった)

>>23
 承知の上です

男(少女はなぜか俺をご主人様と呼び、さらには猛アタックを仕掛けてくるようになった)

 男(いい加減同じベッドで寝るのはまずい歳だろ)

 男(最近は抱きつかれると若干柔らかいものが当たるし)

 男(…少女はまだ子供だ)

 男(助けてもらった感謝の気持ちと、愛情の区別がついてないんだろう)

 男「……」 ナデナデ

 少女「……ん~、にゅふふ」zzz

 男(俺は、この国でやりたい事がある)

 男(だが、それには命の危険が伴うだろう)

 男(だが成功すれば、素晴らしい発展につながる)

 男「…考えても今は無駄だ。寝よ

少女「おーでかーけおーでかーけー♪ ご主人様と夫婦でお買い物♪」

 男「誰が夫婦だ」

 おばさん「果物はいかがー! 新鮮だよー!」

 おっさん「お、そこの姉ちゃん、可愛いからこんな首飾りなんて似合うんじゃないか?」

 少女「

 男「すまんが結構だ」

 男(昼間の街の市場。いつもの事だがかなりにぎわっている)

 少女「あ、あれは!」

男「何の行列だ?」

 少女「知らないんですか!? 雪山からの商隊が通るときに雪猿の断熱毛皮で保存された氷を売りにくるんです!」

 男「氷を? そんなものどうするんだ」

 少女「それを細かく砕いて、果物を煮詰めた汁をかけて食べるとすごーく美味しいらしいんですよ!」

 男「氷を食うのか? 腹の足しにならんな」

 少女「お菓子の一種ですよ! 食べてみれば分かります!」ビシッ

 男「……要するに」

 少女「食べましょ?」キラキラ

 男「……」

 少女「……」キラキラ

 男「……ふん」

書き忘れてましたが後半微厨二展開ありです
見るにたえないかもしれませんのでご注意ください

 15分後

 商人「はい、キングベリーひとつと黒カシスひとつ、お待ち」

 男「押しに負けて買ってしまった」

 少女「いいじゃないですかー!」

 男(氷を食うなんて、雪山で遭難しかけて以来だな。あんときは冷たくて最悪の味だったが)

 男(なぜ、なぜこんなに美味そうなんだ)

 少女「ささ、溶けない内に食べましょう!」

 男「ああ」

 サクッ シャリッ

 男「……うまい」

 少女「~~~~~~!!」キラキラ

 少女「ね、美味しいでしょ!? ね?」

 男「……確かに、15分並んだだけあるな」

 サクッ シャリッ

 男(氷が美味いなんてな)

 男(冬に飲む熱いスープが格別なのと同じ理屈だろうか)

 少女「……はいっ」ズイッ

 男「?」

 少女「キングベリーと黒カシス、味比べしましょー? はい、あーん」ズイズイ

 男「うぐっ……あー、む」サクッ

 少女「どうですかどうですか?」

 男「……甘いな」

 少女「そ、そうですか//」

 男「いや、物理的な方だ。キングベリーの方が甘味が強い」

 少女「そっちですか!」

少女「じゃあじゃあ、次は私の番です!」

 少女「あーん」

 男(……か、かわいい)

 男(こうして改めて間近で見ると…って何考えてんだ俺)

 男「ほれ」

 少女「むぐっ!? んん、~~~!」

 男「どうした急に頭押さえて。毒でも入ってたのか?」

 少女「ごくっ、そ、そんなにたくさん一口じゃ食べれませんよ! 頭痛くなりましたよ!」

 少女「むー、頭痛のせいで味が分かりませんでしたからもう一口!」

 少女「あーん」

 男「俺の分が無くなるだろ」

 少女「じゃあ次は私があーんしてあげますから! あーん」

 男「余計なこと言っちまった…」

 少女「美味しかったですねー!」

 男「そうだな」

 少女「また食べたいなあ……全味コンプリート……」ジュル

 男「俺は頭が悪いから留守中に氷一杯分くらいの金が減っていても気付かないぞ」

 少女「……! ありがとうございます」

 少女「でも」

 男「?」

 少女「ご主人様と一緒に食べるから美味しいんですよ? また一緒に食べましょうね」

 男「……」プイッ

 少女「ふふー、ご主人様、耳まで真っ赤ですよ~?」

 男「!?」ババッ

 少女「嘘です、赤いのは顔だけですよ♪」

 男(っ……はめられた)

 男「ほら、さっさと歩かないと置いてくぞ」スタスタ

 少女「あ~、待って下さいご主人様~!」

面白いんだけど結構粗が目立つな

しかし支援

 夕方

 少女「さて、色々揃いましたし、帰りましょう!」

 男「疲れた……なんで女の買い物はそんなに長いんだ」

 少女「……? ご主人様、あれ何でしょう」

 男「?」

 ガヤガヤ

 荒くれ兵士1「うっせえな! 王国軍兵士様に命令する気か!?」

 爺さん「ですから飲食代を……」

 荒くれ兵士2「国の平和は俺達のおかげなんだぞ!? おお!?」

 爺さん「それとこれとは…」

 荒くれ兵士1「うっせえ!」ゲシッ

 爺さん「ぐはっ!」

 少女「何やら大変なようですね……」

 荒くれ兵士1「やっちまえやっちまえー」

 荒くれ兵士2「おらああ!」ブンッ

 男「……」ヒュッ

 荒くれ兵士2「な、紙一重で…」

 男「ふっ!」

 ガスッ

 荒くれ兵士2「うがあっ!」ドテ

 ギャラリー「あいつ、剣無しでノしやがった」ザワザワ

 ギャラリー「カッコイー!」

 荒くれ兵士1「ふ、ふざけやがって、今のは油断だ!」シャッ

 ???「やめときな!」

>>36
ご都合主義展開多々ありです

 荒くれ兵士1「お、女騎士さん!」ケイレイ

 女騎士「あんたじゃそいつにゃ勝てない。そこのあんた、すまないね、ウチのバカがこんなこと」

 男「いい。俺が勝手にやっただけだ」

 少女「そうですよ! それよりそのおじいさんに謝って下さい!」

 女騎士「そうか。おい荒くれ兵士1!謝罪と見舞金だしとけ」

 荒くれ兵士1「へ、へいっ!」

 女騎士「さて、それじゃ…うちの者をボコッた落とし前、つけてもらおうか!」シャアアッ

 ギャラリー「なんかちがくね?」

 少女「えええ~」

 男(でかいな)

 男(現在の技術では剣の切れ味は限られている。そうなると、剣自体の重さで叩き斬る、発想としては戦斧に近い感覚になる)

 男(つまり、デカくて重い剣がよく斬れる)

 男(騎士や兵士の間では、大きな剣を軽々扱えることが実力なのだ)

 男(そしてこいつは……厄介そうだな)シャッ

 女騎士「はああっ!」ブンッ

 男「ちっ!」ガキイイン

 女騎士「はっ! せあああ!」ブンッ ブンッ

 男「……っ」ヒュン ヒュン

 女騎士「どうした! 防戦一方じゃないか!」

 男「ちいっ!」ブンッ

 女騎士「遅い!」ブン

 ガキイイイイイイィィィィン!

 男「……!」

 ギャラリー「折れた……」

 ギャラリー「根元から……まじか」

 少女「ご主人様ぁ!」

 男「ふん」ポイッ

 男「せいぜい軽めに頼むぞ」

 少女「そんな……」

 女騎士「あんた……実力を隠してるな?」

 男「何の話だ」

 女騎士「あんたが元々覚えていた剣術……それを無理に修正した跡が見えた」

 男「……ここにある剣じゃ無理なんだ」

 女騎士「ふうん? どんな剣だ。代わりになるものはないのか」

 男「……ちっ……おい少女、さっき買った薪、よこせ」

 少女「…? は、はいっ」ガラガラ

 男「……これがいい」

 女騎士「僅かに反った細い剣、か? そんなものがあるのか」

 女騎士「いいだろう。その棒で私に触れればアンタの勝ちだ」

 少女「受けちゃダメです! 死んじゃいますよ!」

 男「……望む所だ」スッ

 女騎士(腰だめに剣を構えた……? 見たことが無い構えだ)

 女騎士(両者の距離は3m程度。リーチも威力もこっちに分がある)

 女騎士(何にせよ、全力でぶつかるのみ!)

 女騎士「せあああああ!」ブンッ

 男(……そこだ!)

 ベキッ

 女騎士「………………」

 男「………………」

 少女(ご主人様の持っていた棒が折れている)

 少女(そして、女騎士さんの脚の甲冑が、盛大にへこんでいる)

 少女(へこみには、木屑がついていて……)

 ギャラリー「め、目で追えなかった」

 ギャラリー「俺もだ」

 女騎士「私の……負けだ」ガクッ

 ワアアアアアアアア!

 少女「勝っちゃった......」

 ガヤガヤ

 男(あれからちょっとした宴会になってしまった)

 男(街の奴らはなにかにつけてどんちゃん騒ぎが好きだからな)

 女騎士「ねえ~あんた私の婿にこな~い?」

 男(女騎士は盛大に酔って俺の剣術についてあれこれ聞いたりチヤホヤしたりしてくるし)

 少女「ご主人様にくっついていいのは私だけです! ね~ご主人様!」スリスリ

 男(少女はそれを見て怒るし)

 マッチョ「はっはっは! よかったじゃねーか男! 彼女が二人目できて!」

 少女「ご主人様! 浮気は許しませんよ!」

 男(マッチョはそれ見て煽ってくるし。既婚者は余裕だなおい)

 イケメン「俺が思うにあの剣術は云々…」

 女達「イケメン君って物知りなんだね~」

 男(イケメンはあっちでちゃっかり女を捌いてるし。あとイケメン、お前の解説間違ってる)

 男「もうこんな時間か。悪いがそろそろ抜ける。少女が眠そうだし、このままじゃ朝までこの調子だろう?」

 マッチョ「なんだもう終わりか、じゃあまたな!」

 女騎士「気が向いたらまたこの街にくるわね~」

 男「それと、マッチョ。俺は明日からしばらく、野暮用で忙しくなる。一緒に仕事はできないからイケメンにもよろしく」

 マッチョ「おう、わかった!」

 男「少女、帰るぞ」

 少女「はぁい」フラフラ

 男「ふうーなんか休日なのに疲れたぞ?」

 少女「れすね~」

 男「……」

 男「お前、ビール飲んだのか」

 少女「う~ちょっとだけ」

 男「お前らしくないな。酒なんて飲んだことあったか?」

 少女「ご主人様があんな女とイチャイチャするから~」

 男「してない。いいから今日は寝ろ」

 少女「あ、その前にお風呂」フラフラ

 男「そんなんじゃお前溺れるぞ。明日の朝にしろ」

 少女「はい~じゃあ体拭くだけでも」ヌギヌギ

 男「お、おい、着替えならあっちでしろ」

 少女「……」スパーン

 男(し、下着だけになりやがった……!)

 少女「ご主人様~体拭いて下さい~」

 男「じ、自分で拭け! そんくらい」

 少女「ご主人様があんな女とイチャイチャするからいけないんです~!」

 男「してない!」

 少女「なんで……なんでですか」

 男「?」

 少女「大体いつも私には冷たくて、素っ気なくて」

 少女「私も、もっとご主人様の愛が欲しい!」

 少女「私はこんなに好きなのに!」

 少女「私のわがままだって分かってるけど…」

 少女「損得勘定無しで私に愛をくれたご主人様だから…」

 少女「……ぐすっ」

 男「分かった、分かったから泣くなよ」

 男「拭いてやるからそこ座れ」

 少女「……」ペタッ

 タオルギュー

 男「拭くぞ」

 少女「はい…」

 男(最後にこうして体を拭いてやったのはいつだろうか)フキフキ

 男(そのときは何とも思わなかったが……)

 男(こうして触ってみると、柔らかい)

 男(ここしばらくで随分と女らしく……)

 男(って何考えてるんだ俺は。酔ってるんじゃないのか?)

 フキフキ

 男「おい、終わったぞ」

 少女「……」

 男「おい」

 少女「すぅー、すぅー」

 男「……」

 男(俺の緊張返せ)

 男「全く…」

 男(ベッドに運んでやるか)

・・・・・・・・・・・

 少女「ん~~、ご主人様、おはようござってあああ! 休日なのにご主人様より後に起きてしまうとは! 不覚! すぐに朝食の用意を」ガバッ

 男「おはよう少女。安心しろ。お前が遅いんじゃなく俺が早いんだ」

 少女「ってええええええ!? 何で私、下着で寝てるんですか!?」

 少女「あ、あの……/// 昨日、私にまさか……///」

 少女「せ、責任とって下さい!」

 男「お前が何を想像したかは知らないし訊かないが、多分誤解だ。昨日お前ビール飲んで酔って、帰るなり服脱ぎ散らかして寝たんだ」

 少女「記憶にございません!」

 男「お前いい政治家になれるな。酔ってて記憶が無いんだろう。気にするな」

 少女「朝食の用意をしますね」

 男「俺が作った。持ってくるから待ってろ」スタスタ

 少女「……………………」

 少女「……ご主人様、ありがとうございます」

誰もみてない・・・まあ全部書きます

 男「……そんな訳だから、俺はちょっと火山に行ってくる」

 少女「火山って……危険です! あそこは強い獣や最悪『龍』が出るんでしょ!?」

 男「ふもとでちょっと鉱石採ってくるだけだ。心配いらない」

 少女「それって、あの本に関係ある事ですか?」
 
 男「まあな」

 少女「そうですか…」

 少女「でも、奥に行き過ぎたり、無茶はしないで下さいね?」

 男「分かってるよ」

 男「それじゃ、馬車が出るから。どれくらいかかるか見当がつかない。まあ遅くとも一ヶ月で戻る」

 少女「はい、いってらっしゃい。ん」ズイッ

見てるぞ

 男「?」

 少女「いってきますのちゅーして下さい」

 男「ふん」スタスタ

 少女「う~! ご主人様のばーか! ケチー! 怪我しないで下さいねー!」

 男「ああ」スタスタ

 少女「…………対大型獣用の大剣が無くなってる」

 少女「…私はご主人様が何をしようとしているのかは知らないけど」

 少女「どうか、無理だけはしないで」

 少女「せめて、部屋をキレイにして、お風呂湧かして待ってますから」

 兄ちゃん「火山のふもとの街行きの馬車、出るよー!」

 男「待ってくれ、乗る」

 兄ちゃん「はいよー」

 ガラゴロガラゴロ

 マッチョ「あいつ、火山に行くのか」

 イケメン「らしいな」

 マッチョ「しかも見たことないような表情してやがった」

 イケメン「しかも、あの荷物。多分大金が入ってるぞ。何かあるなありゃ」

 マッチョ「これは追うしかないな」

 イケメン「次の馬車で追おう」

 男(馬車に揺られて一日半)

 男(火山のふもとの街に着いた)

 男「部屋を貸してくれ。とりあえず5日間」チャリーン

 宿主「はいよ、鍵。食事はセルフサービスだから、一階の食事亭でどうぞ」

 男「分かった」

 男(とりあえず休もう。行動は明日からだ)ギイ バタン カチャ

 男(はあ。少女がいない宿は味気がないな)

 男(何考えてんだ、くそっ…最近の俺は変だ)

 男(寝る)zzz

 翌朝

 男「火山に行くんだ。熱中症対策用の飲み物、あるか?」

 商人「ああ、栄養水ね。おいくつだい?」

 男「10本」

 商人「そんなに買ってどうするんだい。まさか、禁忌領域に入るのかい…?」

 男「いや、仲間の分もだ」チャリーン

 商人「そうかい。気をつけてな」

 男「ああ」

・・・・・・・・・・・

 男(禁忌領域、か)

 男(ほうぼうを捜して回ったが、どうやらお目当ての物はここにしかなさそうだ)

 男(そこに入った者は『龍』の怒りに触れるという言い伝えがあり、『龍』を倒すと意気込んで実際に行った者も過去にはいたらしいがそれから誰も還ってこなかったという)

 男(いや、噂によると、国のお抱えの騎士団『王立聖騎士団』とやらは訓練の過程で『龍』を倒し、その甲殻と鱗で剣と鎧を作り『来たるべき闘い』に備えているらしいが……)

 男(結局、噂なのだろう)

 男(もし『龍』に出くわしたら迷わず逃げよう)

 男「さて、ベースキャンプはここらでいいか」ドサッ

 男「栄養水、携帯食料、傷薬、解毒薬、ツルハシ、砥石、地図」ガサガサ

 男「それと……」

 男「対大型獣用大剣」ズン

 男「さて、行きますか」

 ザッザッ

 男(暑いな…)

 男(火山の爆発する音が聞こえる)

 男(それに交じって、地の轟きのような音が聞こえる。これが『龍』の鳴き声だろうか)

 男「……ふう」キュッ ゴクッ

 男(栄養水か。確か、体温を下げる作用のある野菜や薬品と、発汗によって失われる成分を水に溶いたものらしいな)

 男「……マズ」

 男(そろそろ火口付近か)

 男(『龍』に見つからなくて何よりだ)

 男(最も、人間ごときに興味が無いだけかもしれないがな)

 男(それに、ここまで来れば、どんな生物も本能的に来ないだろうよ)

 男(とは言え、とにかく暑い。俺も、保って十五分ってとこか)

>>57
ありがとうございます。せいぜい頑張ります

 ゴオオオオ

 男(う、眩し)

 男(……ここだけ岩盤の色が違う)

 男(ツルハシ)

 カーンカーン

 カーンカーンカーンカーンカーン

 男「はあ、はあ、はあ」

 男(……これだ)ゴロゴロ

 男(火口付近でしか採れない、上質な鉄鉱石)

 男(このまま何事も無く帰れればいいんだが)ザッザッ

 ヴオオオオォォォォォォォン……

 男(はは、そうは問屋が卸さないってか)クルリ

 男(こいつが、『龍』……)

 バタバタバタバタ

 「「「はあ、はあ、はあ、はあ」」」

 イケメン「ここまで来れば一安心、か?」

 マッチョ「はあ、そういやお前、剣はどうしたんだ?」

 男「奴の突進を防いで弾かれた。今は溶岩の底だ」

 イケメン「ひえーおっかねえ」

 男「お前達はなんでここに?」

 マッチョ「あ、ああ、『偶然』俺達も剣の素材の鉱石採掘にな!」

 イケメン「そしたら『偶然』禁忌領域に入ってくお前が見えた訳よ」

 マッチョ「んで、『龍』の鳴き声みたいなのが聞こえたから向かったら」

 イケメン「あんのじょー、って訳だ」

 イケメン「俺も。やっぱ火とか吹くんかね?」

 男「えーとだな…古い記録によると、約100m先まで焼き払う『劫火』を吐くらしい」

 イケメン「待て待て。それじゃ俺達、射程圏内だったんじゃねえか! アブねえ~、もうお前なんか助けねえからな!」

 マッチョ「俺ももうこりごりだ!」

 マッチョ「…さて次はお前が話す番だ」

 マッチョ「なんで禁忌領域に入った?」

 男「……これが目当てでな」ガサガサ

 イケメン「これは……鉄鉱石? いや色合いが若干違う」

 男「火口付近でのみ採掘できる上質なものだ。これは言い伝えに無い話だから、知ってる奴はあまりいないだろうな」

 マッチョ「でもお前、『龍』に会ったら生きて還れないって話は有名だろ? なんでそんな無茶を」

 男「それは『龍』を倒しに行った奴の話だろ? 俺は元々会っても逃げる予定だったしな」

さるさん来るかもな

 イケメン「ハハハ、でも実際死にかけたじゃんか」

 マッチョ「全くだ! お前、そんな無茶しないで俺達に協力頼みゃあいいじゃねえか水臭ぇ!」

 イケメン「そうだよ、さて、いつまでもこんなとこに居られるか。戻ろうぜ」

 マッチョ「そうだな」

 ザッザッ

 男「なあ」

 マッチョ・イケメン「?」

 男「ありがとうな」

 マッチョ・イケメン「ぷっ」

 マッチョ「この報酬は高くつくぞ? 三日三晩の宴会じゃ足りねえくらいだな!」

 イケメン「俺、プラチナシャンパン飲んでみたかったんだよな!」

 男「ああ」

 鍛冶屋「いらっしゃい」

 男「訊きたい事がある。この本が理解できるか」バサッ

 鍛冶屋「何だねこれは」

 男「極東の本を俺が訳した。鍛冶の技術に関するものだ」

 鍛冶屋「ふむ?」ペラ

 鍛冶屋「こ、これは……!」

 鍛冶屋「剣の製作に関するものだろうが……こんな剣、見たことが無いぞ」

 鍛冶屋「いや、噂で聞いたことが一度だけある…曰く、鉄をも切り裂く曲刀」

 男「……ビンゴ」

 男「作れるか?」

 鍛冶屋「うーむ……残念じゃが、今の技術ではこのタマハガネという材料が用意できない。打ちたいのは山々じゃが…」

 男「この鉱石を使っても?」ゴロゴロ

 鍛冶屋「! お、お主、これをどこで!」

 男「火山で拾ったんだ」

 鍛冶屋「こんな上質な鉄鉱石、見たことが無い。ワシらの若い頃、何人もの鍛冶仲間が採りに火山へ向かい、そして誰も還ってこなかった……『龍』にやられたんじゃ…」

 鍛冶屋「これで最高の剣を造るのは、全ての鍛冶屋の夢! いいじゃろう、これなら造れる!」

 男「いくらかかる? 金ならあるが」

 鍛冶屋「金なぞいらん! その代わり、最高の剣ができたときは、このワシの作だと広めてくれ!」

 男「分かった。それと、それの本来の名称は『剣』じゃない。」

 男「………『カタナ』だ」

 男(あれから鍛冶屋は一日18時間、本を読み鍛冶にふけっているらしいが、そのペースでも完成までかなり時間があるだろう)

 男(……少女、退屈してないかな)

 男「……」ゴロン

 男「……痛ってぇ」

 男(背中が痛い。まるで砂漠の陽に晒された後みたいだ)

 男(火傷しているんじゃなかろうか)

 男(まあいい。時間はあるんだ。休もう)

 男「」zzz

 少女「……はあ」

 少女(一人での食事って、こんなに味気なかったっけ)

 少女(ご主人様が出かけるとき、嫌な予感がした)

 少女(マスターに訊いたら、預けていたお金のきっかり半分を持ち出してた)

 少女(心配です……)

 コンコン

 マスター助手「少女ちゃーん、居る?」

 少女「はい! 何でしょう?」

 マスター助手「今日ちょっと人手が足りないから、夜酒場の給仕入ってくれない?」

 少女「分かりましたー!」

 マスター助手「いきなりでごめんね~!」

 少女「いえいえ! お気になさらず!」

 少女(今は気にしてもしょうがない、か)

>>74
さるさん?

 ???「ここの地形はこう……ここに隠し通路がございやす」ペラ

 ???「ご苦労。なにせあの街は位置も地形もバッチリだからなあ。使わない手はないよね」

 ???「へへへ、おっしゃる通りで」

 ???「僕達もこの数年で武力を蓄えたし、準備万端ってね」

 ???「決行は一週間後だよ。各々、よく準備しておいてね」

 「「「はっ!」」」

 ガヤガヤ

 少女(あれから10日)

 少女(ご主人様は帰ってこない)

 少女(いやいや、遅ければ一ヶ月かかるって言ってましたし、大丈夫ですよね! 私ったら、気が早過ぎです!)

 少女「ビールお代わりの方、いますかーー?」

 タノム- オレモー

 少女「はいはーい♪」

 バン!

 兵士?「全員動くな!」

 ジャキジャキッ

 少女「!?」

 男(刀を打ち始めて一週間)

 男(もう刀身は8割完成しているらしい)

 男(柄と鞘はどこから仕入れるか)

 男(さしずめなかごに革を、刀身に布を巻いておけば問題ないな)

 男(いちいちここで一緒に造らないで、岩山の街に戻ってからでいいだろう)

 男(それに、少女が寂しがってるだろうし)

 男(何よりも、俺が早く会いたい……)

 ザワザワ ザワザワ

 男(街がやたら騒がしいな)

 情報通「岩山の街が反乱軍の残党に占拠されたぞー!」

 男「!!!」

くっさ
自分で見返したらくさすぎて口の中カラカラになりました

 カーンカーン ジュー

 鍛冶屋「もうそろそろ完成じゃな」

 ギラリ

 鍛冶屋「ただの鉄とは思えん輝きじゃ……」

 鍛冶屋「後は研ぐだけ…」

 バン!

 男「おい鍛冶屋! いまどのくらいだ!」

 鍛冶屋「どうしたんじゃそんなに慌てて。後は研ぐだけじゃが、もう夜も遅いし明日で

 男「今すぐやってくれ! 頼む!」

 鍛冶屋「は、はあ、それじゃあ少し待っちょれ」

 シャッシャッ

さるよけ支援

ばいさるは確か七レス連続で書き込むとなる書き込み規制

別スレ書き込むか誰かが書き込めばおけ

 二時間後

 鍛冶屋「できたぞい」ゲッソリ

 男「恩に着る! 柄と鞘が完成したらまた見せに来る! 楽しみにな!」バタン

 鍛冶屋「ああ……」バタッ グーグー

 男「間に合え…!」

 男「おい、次の岩山の街行きの馬車はいつだ!」

 兄ちゃん「無茶言うなよ。今反乱軍に占拠されたって情報が入ったばっかじゃないか」

 男「ちっ!」

 男「おいあんた! 馬を売ってくれ!」

 田舎者「え? そんないきなり」

 男「即金だ!」ドシャッ

 田舎者「こ、こんなに…」

 男「じゃあな!」パカッパカッ

 女騎士「ん? アンタはいつぞの」

 男「女騎士…! 今岩山の街が大変なんだ!」

 女騎士「分かっている。私らはそれの鎮圧に派遣されたんだ」

 女騎士部下「」ゾロゾロ

 女騎士「あいつが、あのときの部下が回し者でな。街の地形や隠し通路まで情報を内通してやがった」

 女騎士「私が責任持って殲滅しなければ」

 男「頼もしい! 俺も向かう所だ!」

 女騎士「だろうな。その腰の剣、祖末な外装だが、業物だろう」

 女騎士「案内を頼めるか。最短距離でな」

 男「分かった!」

 パカッパカッパカッパカッ

>>85 >>86
解説感謝します

 少女(私達は酒場に閉じ込められた)

 少女(人質にされたんだ)

 少女(いらぬ反抗心を煽らないためか、手錠もされなかったのは良かったけど)

 少女(これからどうなるのか、外が全く見えないと不安だ)

 少女(助けて……ご主人様……!)

 パカッパカッ

 男「いいか。岩山の街は三方向が岩山に囲まれていて、残る一方向からしか行軍できない地形だ」

 男「おまけに道がかなり狭いから、そこに警備を集中させればどんな大軍でも突破できない」

 男「そして、その道と真逆の場所にある酒場に人質が閉じ込められているという情報だ」

 男「正攻法では突破は不可能だ。おまけに人質までとられている」

 男「なので、酒場の方向……岩山から一気に駆け下りて奇襲し、相手の隙を突いて人質を救出する」

 女騎士部下「ええっ」「岩山は行軍できないのでは?」

 男「徒歩では、な。俺の知っている話だ。とあるブショウ…騎士が、行軍できないと思われる山の急斜面を鹿が平気で通っているのに気付いた」
 
 男「それを見て彼は、鹿に通れるならば馬も通れるに違いないと考え、馬で斜面を駆け下り奇襲する作戦を立て、見事成功した」

 男「あの岩山にも、野生の鹿や馬がいるんだ」

 女騎士「そして、奇襲が成功したら酒場の人質を第一に救出する。酒場には緊急時用の脱出路として隠し通路があったが、そこは壊されて通れない」

 女騎士「だがそれはダミーだ。実は酒場の壁は二カ所ーーー上の階に通じる天井と、隠し通路につながる壁だけ、薄い部分があり、そこを破れば街から脱出できる」

 女騎士「お前達が敵を押さえている間に、私が壁を破ろう」

 男「かなり無茶な作戦だ。大体、その急斜面を馬で下れるのかも怪しい。俺には責任が持てない」

 女騎士「よって、この作戦への参加は任意とする!」

 女騎士部下「」ザワザワ ザワザワ

 女騎士「それでも尚、私に力を貸してくれる者は、剣を掲げよ!」

 女騎士部下「お、俺はやるぞ!」

 女騎士部下「あなたから受けた恩義、忘れちゃいません!」

 女騎士部下「俺だって!」

 ワーワーワーワー

 女騎士「協力感謝する! 街まであと少しだ。隠密行動、開始」

 少女(酒場に閉じ込められて、かなり時間が経った)

 少女(私達を閉じ込めたのは、数年前散り散りになったはずの反乱軍の残党)

 少女(さっき王国に、独立を宣言し宣戦布告したらしい)

 少女(私達はこれからどうなるんだろうか)

 少女(早く来て……私の、ご主人様……!)

 ガシッ

 反乱軍「へっへっへ、嬢ちゃん、なかなか可愛いじゃねえか。俺らと遊ばねえか」

 少女「え? きゃっ」グイ

 少女「どこに連れて行くつもり!? 嫌! 離して!」

 反乱軍「ダーイジョブだって、すぐ終わるから、よお!」グイ

 少女「嫌!」

 ビリッ

 少女「~~~~!!」

 ジャキッ

 少女(銃!?)

 反乱軍「ようやく大人しくなりやがった、へっへっへ」

 少女「……いや」

 少女「嫌あああああ! 助けて! ご主人様ああああああ!!!」

 男「…………少女を、離せえええええええええええええぇぇぇ!!!」

 ズバッ

 少女「!」

 反乱軍「……?」

 ズルッ ボトリ

 反乱軍「う、うああああああ俺の腕があああああああああ!」

 少女「ご主人様あああああああ!」ダキッ

 男「俺の後ろに!」

 ドドドドドドドドドドドド

 女騎士部下「うおおおおおおおお!」

 マッチョ「俺も加勢するぜ!」

 イケメン「少女ちゃん、無事か?」

 反乱軍「な、山から」 「グアッ!」 「奇襲だー!」 「山からくるぞー!」

 女騎士「人質は救出した! 殲滅しろ!」バタン

 ワアアアアアアア ワーワー

 キィンキィン グサッ グワッ ズバン

 男「…………あ、あああ」

 少女「ご主人様!?」

 男「………………やめ」

 男「 や め ろ お お お お お お お お お お お お お お お お お ! ! ! 」

 シーン

 女騎士部下「」

 反乱軍「」

 男「両軍、直ちに剣を引けえ! 戦力はほぼ互角、このままでは無駄な血が流れる! 際限無き殺戮を避けるため、大将同士の決闘を所望する!」

 女騎士「こちらが優勢だぞ! 何を勝手に

 男「黙れ!」

 女騎士「っ……!」

 男「貴様らの大将は誰だ! 出てこい!」

これ痛ssの再放送じゃないの?

 ???「僕だよ」スッ ガチャガチャ

 男「お前か」

 反乱軍団長「初めまして。団長です」ペコリ

 男「俺と決闘しろ。どちらかが死ぬか、参ったと口にするまでだ。俺が負ければこの街は明け渡そう。だが、お前が負けたら、大人しく全員お縄につきな」

 反乱軍団長「ふうん……」

 反乱軍団長「いいよ。でも僕、手加減できないから殺しちゃうよ?」

 男「ほざけ。死ぬのはお前だけだ」

 少女「男さん!」

 男「……少女」

 少女「……死なないで。お願い」

 男「ああ」チュッ

 少女「!」

 男「いってきますのちゅーだ」

 反乱軍団長「随分余裕だねえ、死亡フラグビンビンじゃないか。死ぬ覚悟はできたかな?」

 男「覚悟するのはお前だ」

 反乱軍団長「……」シャアッ

 男「……エストック…フェンシングか」

 反乱軍団長「ご名答。正解者には一瞬の死を」

 男「……」ビリビリ スッ

 反乱軍団長「おやおや、随分お粗末な剣じゃないか」

 男「できたてホヤホヤで鞘も造って無いんだよ」

 反乱軍団長「そうかい。まあ手合わせすれば分かる。じゃ、……いくよ」

>>99
完全オリジナル妄想、のつもりですが
過去に見たSSが記憶の奥にあって思い出しただけかもしれません

このSSまとめへのコメント

1 :  SS好きの774さん   2015年11月29日 (日) 16:18:55   ID: TEDYIHwR

このss好きなんだが...続きないのか

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