佐天「55本を越えたHRを1に戻すことができる能力かぁ」 (62)

実況「いったあああああああ!!!日本記録を更新する56号ホームラアアアアアアン!!!!」

禁書「やったんだよ!すごいんだよ!」

上条「おぉ、すげぇなあ!この瞬間を見ることができるなんて最高だぜ!」


 O 氏 の 圧 力 (カ ウ ン タ ー ク リ ア ー)


上条「ん?何だ今の声・・・」

実況「ようやく、ようやくの一本目ですねえ、安打と打点は悪くなかったんですが開幕前の期待に答えることはできませんでしたねえ」

禁書「いまさら打ってもしょうがないんだよ!せっかく四番打者としてシーズン0本を期待してたのに」プンプン

上条「・・・え?」

上条「お、おいインデックス・・・ 何言ってるんだ?バレンティンはたった今日本記録を超える56本目のホームランを打ったばかりじゃねえか」

禁書「え?とうま何を言ってるの?熱さで頭がおかしくなっちゃったのかな? バレンティンの遅すぎるホームランに会場からも大ブーイングなんだよ」

上条「な・・・なに・・・」

実況「実に、実にがっかりといった表情です。ベンチのメンバーも守備につく阪神ナインも渋い表情を浮かべています。」

解説「ここまで祝福されないホームランも珍しいですよねぇ」

禁書「とうま、この空気の中でそんな冗談を言っても誰も笑ってくれないんだよ?」

上条「嘘だろ・・・ あ」

上条(もしかしてこれは、何らかの魔術?)

実況「ホームベースを一周するバレンティン、不思議そうにあたりを見回しています」

禁書「はぁ、自分がやったことがわかってないんだね、何かもうつまらなくなっちゃったんだよ」ピッ

国分「うわあああやばいやばいやばい!!これ燃えてるって!!マジやべぇ!!」

禁書「無人島開拓はおもしろいんだよ」ニコニコ

上条「・・・・」

上条(もしかして、また、エンゼルフォールの時のような大規模な術式が展開されたのか?バレンティンのホームランが無かったことになったのはほんの些細な変化・・・)

上条「しばらく、様子をみないとな」

翌日

上条「やっぱりだ、どのメディアも、インターネットの過去のニュースも、まるで誰かの意志が働いたかのように綺麗さっぱり無かったことにされている・・・」

上条「姫神にも吹寄にも確認してみたがやっぱり帰ってくる答えは同じ・・・」

上条「この右手があるおかげで俺だけがバレンティンの56号、あの後もう一本打ったらしいから57号か」

上条「世界で俺だけが57号を記憶しているなんて、何がどうなればこんなふざけたことが起こるんだ」

土御門「いよう、カミやん、わざわざ祝日に俺を呼び出すなんてまた何かあったのか?」

上条「土御門、今から俺が話すことを真剣に聞いてくれないか?」

土御門「・・・いいだろう。話せ」

土御門「なるほどなぁ、カミやん以外の全ての人間の記憶、それどころか活字、データ、ありとあらゆる記録、記憶媒体が改竄されているかぁ」

上条「俺はまたエンゼルフォールみたいな大規模な魔術が発生したのかと思ったんだが」

土御門「そりゃ無ぇな。それだけ大規模な魔術が展開されれば俺が気づかないわけがねえし、俺が気づかなくても他の魔術師が何らかの動きを見せるはずだ」

上条「じゃあ、これは一体何なんだ・・・?」

土御門「魔術じゃなけりゃ超能力だが・・・」

上条「超能力・・・」

土御門「第四位の食蜂操祈なら記憶の改竄くらいお手のものだろうが、億の単位の人間を一斉に、それも学園都市の中からできるかと言えば」

上条「できない、あまりにも数が多すぎるし範囲も広すぎる。俺にはよくわからねえが超能力だって無限の力ってわけじゃないはずだ」

土御門「そういうことだ」

土御門「ま、俺には実感が無いからいまいちピンと来ないが、こっちのほうで科学と魔術の両方の線でさぐりをいれてみるぜい」

上条「頼んだ。ただ危ないことだけはするんじゃねえぞ?」

土御門「お前が言うことか、いっつもボロボロになって入院してるのはどこのどいつだ?」

上条「む、そ、そりゃまぁ・・・」

土御門「ま、今のところ表に現れている変化がバレンティンのホームラン数ってだけだ。他にも気がついたことがあったら教えてくれよ?」

上条「わかった。そっちは任せたぜ」

土御門「任されたぜぃ」

上条「バレンティンのホームラン以外の変化か、他には・・・」ピッピッ

上条「ん?」

 <嘘つきバレンティン、関係者、ファンから総スカン>

上条「これは・・・」

僕は嘘なんかついてない!!確かにホームラン56本打ったんだ!!

写真は涙ながらに訴える哀れなバレンティン

上条「俺以外にも、この異変を異変だと認識している人間がいた・・・」

佐天「いやぁ、何だかすごいことになっちゃったなぁ」

初春「どうしたんですか佐天さん」

佐天「え?いやぁ何でもないよ初春ぅ~」

初春「? 変な佐天さん」

佐天「何だとぉー、そんなことを言う初春はこうだぁー!」バサッ

初春「きゃあああああ!!何するんですか佐天さあああああん!!」

佐天「あっはっはー!!悔しかったらあたしに追いついてみろぉー!」タタタ

初春「うわああああん!ひどいですよ佐天さああああん!」

佐天「さてさて、どうなることやらこれはこれで楽しみですなぁ」ニシシ

佐天(私の尊敬するO氏の記録は、外国人なんかには抜かせませんよーだ)

上条「しかしなぁ、いつもと違う異変を見つけるったってどうすりゃいいんだ?」

上条「せめて、せめてもう一人くらい俺と同じように異変を認識している人間がいれば・・・」

 「ギャハハハ!!おいおい、こいつ本物だぜぇ!!」

???「ヤメロォ!ワラウナァ!!」

 「何が記録を塗り替えただよ!たった2本のホームランしか打ってないくせに笑わせるんじゃねーよ!!」

???「ホントダヨォ!!ボクハホームランウッタンダ!!ニッポンノキロクコエタンダ!!」

上条「あれは・・・」

 「腹がよじれるwwwwww」ゲラゲラ

 「じゃあお前俺が投げるボール打ってみろよwww打てるんだろwwww」

???「クソッ!!クソッ!!ボクハホームランオウダ!!バカニスルナァ!!」

 「じゃあ打てよ?火の玉の剛速球をな!!」ボワッ

???「エッ!?」

 「オラァッ!!!!」ブンッ

???「ウワァッ!!」

???(ヒノタマガスゴイスピードデ)

上条「あぶねえっ!!」パキーン

 「何だこいつ!?火の玉を消滅させたぞ!?」

上条「お前ら、よってたかって一人の人間に何てことしやがるんだ!!」

 「あ?お前何だ?正義のヒーロー気取ってんのか?」イラッ

上条「うるせえよ。お前らみたいに数人で一人を馬鹿にするようなやつらは見てらんねんだよ!」

???「キミハ?」

上条「俺のことは後だ、とりあえず俺はあんたを助ける。日本記録とアジア記録を更新する57本のホームランを打ったバレンティンをな!!」

バレンティン「シッテルヒト・・・イタ・・・」

黄泉川「こらそこっ!!何をしてるじゃん!!」

 「チッ、警備員か」

 「何でもありませーん!この外人さんとお話してただけでーす!」

上条「調子のいいやつらめ・・」

黄泉川「おやおや、誰かと思ったらまた悪ガキじゃん。また何か悪さしてるのか?」

上条「俺がいつ悪いことしたんですか、この人があいつらに馬鹿にされてたからちょっと相手しようと思っただけですよ」

黄泉川「ふーん」チラ

バレンティン「ドーモ」ペコ

黄泉川「・・・単純な腕力ならどう見てもお前が助けられる側じゃん?」

上条「そ、それはそれですよ!」

黄泉川「まあいいか、それじゃあくれぐれも気をつけるじゃんよ。お前の不登校っぷりは学校じゃ有名なんだ。留年して小萌先生を泣かせるんじゃないぞ?」

上条「ぐ、善処します」

バレンティン「ビックリシタ、アレガチョーノーリョク、ハジメテミタ」

上条「えっと、ヤクルトスワローズのバレンティン選手で間違いないんだよな?」

バレンティン「ウン、ボクバレンティン」

上条「俺は上条当麻、あんたを混乱させるだけかもしれないけどさ。俺あんたが打った56本目のホームラン、テレビで見てたんだぜ」

バレンティン「ヨカッタ、ヒトリデモ、シッテルヒトイルノウレシイ」グスッ

上条「とにかくあれだ、今何か世界規模で異変が起こってるみたいなんだ。これからそれをどうにかしなきゃならないから、あんたも力を貸してくれよ」

バレンティン「ワカッタ。ボクニデキルコトナンデモスル。ヨロシク、カミジョー」

上条「なあバレンティン・・・さん」

バレンティン「バレンティンデイイヨカミジョー、ボクモカミジョーッテヨブヨ」

上条「ん、じゃあバレンティン、どうして学園都市に来たんだ?」

バレンティン「ボク・・・、キノウホームランウッテカラミンナオカシクナッタ」

バレンティン「ホームランウツマデミンナボクノコトオウエンシテクレタ、ガンバッテッテタクサンタクサンイワレタ」

バレンティン「ママモニッポンニカケツケテクレタ、ホコリタカイムスコダッテイッテクレタ。ダカラボクママノマエデホームランウツッテキメタ」

バレンティン「ナノニ・・・ナノニ・・」

上条「・・・・」

バレンティン「ミンナボクノコトウソツキイウ、ママモボクヲオロカモノダトノノシル・・・ ナンデコンナコトニナルンダヨォ・・・」

バレンティン「コレゼッタイフツウジャナイトオモッタ。ダカラフシギナチカラケンキューシテルガクエントシにキタ。ココナラナニカワカルカモッテ・・・」

バレンティン「イマノトコロナンノテガカリモナイケドカミジョーニアエタ。カミジョーボクガウソツイテナイコトシッテル」

バレンティン「カミジョー、ナニカシッテルナラオシエテホシイ、イマナニガオコッテルノ?」

上条「すまねえ、詳しいことはまだこれから調べないと何ともいえないんだ」

バレンティン「ソッカ・・・」

上条「だけど心配すんな。絶対に俺が何とかしてみせる!」

バレンティン「カミジョー・・・」



佐天「あれはバレンティン、何で学園都市に・・・ それにあの人はたしか・・・・」

佐天「まずいなぁ、せっかく1に戻したのにあの人がいちゃ台無しだよ」

佐天(ここは御坂さんにでも協力してもらうしかないかねー)

[ニュー速VIP]佐天「55本を越えたHRを1に戻すことができる能力かぁ」
http://hayabusa.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1379300805

上条「まずは人の記憶を閲覧できる能力者のところに行ってみよう」

バレンティン「キオク?」

上条「そう、今までバレンティンがやってきたことが嘘じゃないってことを俺とバレンティン以外の人に知ってもらうんだ」

バレンティン「ソンナコトデキルンダ、ヤッパリガクエントシッテスゴイ」

上条「いつもならこの辺に・・・ あ、おーい!食蜂ー!」

食蜂「あらぁ、上条さんじゃなぁい」

上条「久しぶりで何だけどさ、ひとつ頼まれてくれないか?」

食蜂「頼みぃ?んー、どうしよっかなぁー?」

上条「頼むよ。俺にできることなら何でもするからさ」

食蜂「何でもぉ? ふーん、何でもねぇ~」ニコニコ

バレンティン「ボクカラモオネガイシマス」

食蜂「って怖ッ!ゴツいはこの人!」

食蜂「あれ、よく見ればこの人、バレンティンじゃなぁい?」

バレンティン「ソウデス、ボクバレンティン」

食蜂「うっそぉ、まさか本物に会うことになるとは思ってもみなかったわぁ」

上条「食蜂は野球観てるのか?」

食蜂「ふっふーん、こう言っては何だけどぉ、私は生粋のハマファンよぉ」

上条「何か意外だな。スポーツとか興味無さそうに見えるぜ」

食蜂「人は見かけによらないものよぉ」

上条「えっと、それはそれでだ。突然で悪いんだけど・・・・」

食蜂「?」

食蜂「・・・なるほどねぇ、バレンティンのホームラン数が世界規模で改竄されてるのねぇ」

上条「信じてくれるのか?」

食蜂「俄かには信じがたいけどぉ、よく考えれば開幕前はうちのブラちゃんの良いライバルになると思っていたのにこれは変よねぇ」

バレンティン「ボクホームランウッタ、ソレウソジャナイ」

食蜂「ホームラン2本で120打点っていうのもおかしいわよねぇ、確かに何者かの意志力を感じるわぁ」

上条「とりあえずさ、食蜂の能力でまずバレンティンの記憶を覗いてみてくれねーか?そうすればはっきりすると思うんだ」

食蜂「そうねぇ、それが一番よねぇ じゃあバレンティン、ちょっと失礼するわねぇ」ピッ

バレンティン「 」ピタッ

上条(あ、能力使われるとこうなるんだ)

佐天「御坂さん!ニュースですよニュース!」

御坂「え?どうしたの佐天さん」

佐天「あたしバレンティンを見たんですよ!この学園都市で!」

御坂「・・え?」

佐天「おっどろきですよねー、昨日の今日で何で学園都市にいるんですかねー?」

佐天「たった2本のホームランしか打ってないくせに、ぶっちぎりの最下位にいるくせにホームランの日本記録を更新したとかホラ吹いたあのバレンティンがですよー?」

御坂「へぇ・・・」

御坂(あろうことか大正義巨人軍に楯突く愚か者が、実力で勝てないからってできもしないことをわめいたあのバレンティンが学園都市に・・・)

佐天「さっき常盤台の女王のとこにいるのを見ましたよ。もしかしたら女王の能力で公式記録を改竄するつもりじゃないですよねぇ?」

御坂「佐天さん、ちょっとそこまで案内してくれる?」

佐天「はい、喜んで」ニヤッ

食蜂「・・・すごぉい、本当に57本打ってるぅ」

上条「だろ?」

食蜂「すごいわぁバレンティン、あなた最高よぉ!」バンバン

バレンティン「アリガト、アリガト、ホメラレルトボクナミダデソウニナル」グスッ

食蜂「こらこら、泣いてちゃだめだゾ☆ 今年は厳しいけど来年こそはうちとCS争いしなきゃだめよぉ?」

バレンティン「ウン、ボクガンバル、ミンナモツバクローモイッショニガンバル」

上条「それでだ食蜂、俺たちは皆の記憶やあらゆる記憶媒体が改竄された原因を探してるんだ、何かわからねーか?」

食蜂「んー、何か、といわれても難しいわねぇ・・・ 正直私の記憶も改竄されたのは腹正しいけど、こればっかりは私の能力を遥かに超えているものよぉ」

上条「やっぱりか・・・」

食蜂「これほど協力な力は今まで見たことが無いわねぇ、こう言っては何だけど学園都市の第一位でもできないことだと思うわぁ」

上条「そうか、じゃあ超能力じゃ無いってことか?」

食蜂「んー、そう決め付けるのはまだ早いわねぇ、例えばそう、仮によ?私と同じか私よりもいくらか劣る能力者が数万人いたとすればどう?」

上条「そりゃ、それだけいりゃ・・・ ってことは」

食蜂「これはあくまでも仮説だけどぉ、たくさんの、本当にたくさんの人の思念や願いというものを集めてそれを力にすることができれば・・・」

上条「・・・いや、待て」

食蜂「なぁに?」

上条「そもそもだ。そもそもこの異変を起こしたやつの狙いは何なんだ?今のところわかってる異変はバレンティンのホームランの数が改竄されたってことだ」

上条「だがそれを改竄して誰が得するって言うんだ?素直にここまでホームランを積み上げたバレンティンを褒めればすむだけのことじゃねえか」

バレンティン(カミジョー・・・)

食蜂「そう簡単にはいかないわぁ」

上条「え?」

食蜂「上条さんはたかがホームランと思ってるみたいだけどぉ、日本人プロ野球ファンにとってそれは大きな聖域なのよぉ」

上条「聖域・・・?」

食蜂「超えることなど絶対に許されない、そうねぇ、もし許されるとしたらぁ、ここ15年で言えばゴジラちゃんくらいのものかしらぁ」

上条「お、おい、それじゃまさか・・・」

食蜂「ま、私には偏った超能力の知識しか無いしぃ、詳しそうな人に聞いてみるしかないんじゃないかしらぁ?」

上条「詳しそうな人・・か・・・」

食蜂「そ、案外上条さんの近くにいるんじゃなぁい?不思議な力にすっごく詳しい人」

上条「・・・そっか、わかったぜ食蜂、ありがとな!」

食蜂「ふふっ、お礼のほう期待してるんだゾ☆」

御坂「許せないわぁ~、ほんっと許せないわぁ~、首位独走、二年連続の日本シリーズ制覇目前だってのに何で最下位の外人にケチつけられなくちゃならないのよぉ」ギリギリ

佐天「ほんっと許せないですよねぇ、そういう勘違いした馬鹿は御坂さんの電撃でビリッっとやっちゃってくださいよぉ」ニヤニヤ

御坂「もぉちろんよぉ、私の愛する巨人を愚弄するやつは何人たりとも許さないわぁ」

佐天「わぁい、御坂さん頼もしい!」

???「佐天君、楽しそうだね?」

佐天「はい、とっても」

???「徹底的に頼むよ?何せ君の能力の源は世界中のジャイアンツ愛の結晶なのだから」

佐天「ウフフフフ」

禁書「・・・むー、何か釈然としないけどそういうことなら大体のことはわかったんだよ」

上条「で、どういうことなんだ?」

バレンティン「オシエテクダサイオネガイシマス」

禁書「どうやらこれは日本中から集まった強烈なひとつの思念が起こしたものみたいなんだよ」

上条「思念?」

禁書「結論から言うと、巨人軍崇拝、まあARAH監督言うところのジャイアンツ愛ってやつなんだよ」

上条「はあぁ!?」

バレンティン「ソンナ・・・シンジラレマセン・・・」

禁書「不思議に思うかもしれないけど、国民的人気を誇るジャイアンツを応援する人の数、その熱狂、ある意味宗教勢力と五分に渡り合えるだけのその動員数を考えれば決して不可能なことじゃないんだよ」

禁書「それどころかホームランに関しては日本プロ野球の沽券にかかわる問題。55本を越えるのなら日本人って言う考えを深層心理で持っている人の数を含めれば」

禁書「あのフィアンマを簡単に退けることもできるくらいの力を発揮できるものなんだよ」

上条「な・・なんだそれ・・・」

バレンティン(ナニイッテルノカヨクワカラナイ、ダレカエイゴデオネガイ)

禁書「とは言ってもあくまでスポーツに対する熱意、それで人を殺すとかそういうことにジャイアンツ愛が行使されなかったのが幸いだね、たぶんほっといてもこれ以上のことにはならないと思うんだよ」

上条「ってことは・・・」

禁書「うん、バレンティンを含めて、これからも55本を越えるホームランを打つ外国人打者が出るたびにこういうことが起こるだろうね」

バレンティン「ソンナノッテナイヨ・・・・」

禁書「で、どうするのとうま?」

上条「決まってんだろ!確かに誰も怪我をしたり血を流したり命を脅かされたりしちゃいねえ、だけど」

上条「そんなくだらないことで一人のまじめなアスリートの血のにじむような努力の結晶を簡単にぶっ壊されてたまるかよ!!」

上条「そんなふざけた幻想はこの俺がぶっ潰してやる!!」

禁書「やっぱりとうまはとうまなんだよ、しょうがないね」ヤレヤレ

バレンティン「ネェインデックス、エイゴシャベレル?」

禁書「あ、そっか。バレンティンには英語のほうが伝わりやすかったんだね、うっかりしてたんだよ」

バレンティン「オネガイ、ボクモナニガオコッテルノカチャントハアクシタイ」

禁書「うん、じゃあまた一から教えてあげるんだよ」

バレンティン「アリガト、インデックス」

バレンティン「ハナシワカッタ、ボクタチコレカラナニヲスレバイイノ?」

禁書「結論から言うと、歪んだジャイアンツ愛を集めて、記憶を改竄するっていう形に変えた術者か能力者を何とかしなきゃいけないんだけど・・・」

上条「どこにいるかわかるか?」

禁書「私にはわからないんだよ・・・」

バレンティン「ソンナ・・・」

禁書「バレンティン、そんな顔しちゃだめなんだよ。私にはどこにいるのかわからないけど、それが誰だかは何となくわかる」

上条「えっ?」

バレンティン「ダレナノ。オシエテインデックス」

禁書「それは・・・ 日本野球界最高の打者として君臨したあの」「そこまでよ!!!」

禁書「その声は・・・」

上条「御坂!!」

御坂「やっほー」ヒラヒラ

バレンティン「アノコダレ?」

禁書「とうまに電撃ビリビリする悪いやつなんだよ」プンプン

バレンティン「デンゲキ、イタイノダメ、ミンナナカヨク」

禁書「それができれば苦労しないんだよ」

上条(どうしよう、インデックスにしょっちゅう噛みつかれてるけどそこは黙っておいたほうがいいのか?)

上条「あ、んんっ えと、御坂、お前どうしたんだ?」

御坂「ああ、今日は別にあんたとシスターに用は無いわ。私が用があるのはそっち」ビシッ

バレンティン「・・・・ボク?」

御坂「そう、あんたよぉ」ニヤァ

御坂「ねえあんたぁ、なぁにふざけたことぬかしてくれちゃったわけぇ?」

バレンティン「・・・」

御坂「あんたが日本記録の聖なる55本を越えたですってぇ?ふざけるのはチラシの裏だけにしときなさいよぉ」ビリビリバチバチッ

御坂「昨年、一昨年飛ばないボールでホームラン王になったからって調子に乗ってるんじゃないわよおおおおお!!!」

禁書「まずいんだよ!たんぱつの身体が邪悪なジャイアンツ愛で満ち溢れてるんだよ!!」

上条「何だって!?」

禁書「おそらくたんぱつは生粋の巨人ファン、そのためにゆがめられたジャイアンツ愛の影響を色濃く受けてしまったんだよ!!」

上条「くそっ!それじゃ御坂は!?」

禁書「バレンティンのことを大正義巨人軍の栄光ある輝かしい歴史に傷をつける邪悪な存在だと認識しているはず。こうなったらタダじゃ止まらないんだよ!」

上条「・・・・どうすりゃいい?」

禁書「近くに、たんぱつに邪悪なジャイアンツ愛を送りつづけているやつがいるはずなんだよ!」

上条「そいつを何とかするしかねえってのか・・・」

佐天「あたしをお探しですかぁー?」

上条「佐天さん?」

禁書「とうま、その子から濃密なジャイアンツ愛を感じるんだよ!」

上条「ってことは佐天さんを何とかすれば」

佐天「できるんですかぁ?こっちには御坂さんがいるんですよぉ、ねえ御坂さん?」

御坂「アンタ、私らの邪魔しようっていうの?」

上条「くっ・・」ギリッ

佐天「いくら上条さんでも御坂さんは殴れませんよねぇ? 今の御坂さんならか弱いあたしを全力で守ってくれますよぉ?」ニヤニヤ

御坂「あんたの右手はやっかいだけどさぁ、でもそんなもん鉄筋のひとつやふたつ頭に落としてやれば一発なのよねぇ」ケラケラ

上条「くそっ、やめろ御坂!!お前は今正気じゃない!!バレンティンがお前に何をしたっていうんだ!!」

御坂「何を言ってるのかしら?私は正気よ。私は神聖な巨人軍を汚そうとする愚か者に正義の鉄槌を下してあげるの」

上条「違う!バレンティンは愚か者なんかじゃない!」

御坂「はぁ?あんた説明してあげないとわからないの?こいつは我が巨人軍が誇るレジェンド、O氏の記録を超えたとかいうホラをメディアの前で言ってのけたのよ?」

御坂「それがどれだけの侮辱であるかあんたにはわからないかもしれないけどぉ、私たちにとっては絶対に許しちゃおけないのよねぇ」

上条「くそっ!言っても無駄か!」

御坂「そこをどきなさい。何も命まで奪おうっていうんじゃないわ。単に腕の一本をもらうだけよ」

禁書「鬼畜生・・・」

御坂「そうすりゃあもう二度とくっだらないホラなんて吹けなくなるでしょうがwwwww つまり巨人軍を侮辱できなくなるわけwwwwww」

佐天「いいですねぇ御坂さん、最高ですよぉ」ニヤニヤ

上条「させねえぞ・・・ 絶対にそんなことはさせねえ!!」

御坂「なぁんだ、あんた邪魔するんだぁ・・・」イライラ

上条「当たり前だ。誰が何と言おうがこんなことは間違ってる!バレンティンが日本記録を塗り替えて何が悪いってんだ!!」

御坂「あぁんた私の話聞いてなかったのねぇ、塗り替えられてないってのぉ、塗り替えたとかホラ抜かすそいつが悪いって言ってるでしょうがぁ」イライラ

上条「塗り替えたぜ・・・ バレンティンは確かに日本記録を上回る56号と57号を」御坂「黙れええええええええ!!!!」ビリビリバリバリ

上条「うおおおおおおおおっ!!!!」パキーン

御坂「このっ! 相変わらずむちゃくちゃな右手しやがってええええええ!!!!!」ビリビリビリビリ

上条「やらせねえ!!バレンティンはやらせねえぞおおおおお!!!」

佐天(やれやれ、御坂さんは上条さんで手一杯ですか、仕方ありませんね)

???「どうやら、私が直接手を下さねばならないようだな」

バレンティン「ア、アナタハ・・・」

バレンティン「OHシ!!」

O氏「ふっふっふ・・・」

禁書(やっぱり、この人が黒幕・・・)

御坂「きゃあああああ!!!O氏よおおおおお!!!!」

上条「この人が・・・ あの・・・・」

佐天「御坂さーん、O氏との記念撮影、握手、サインはあとでたっぷりやってあげますから今は上条さんをなんとかしてくださーい」

御坂「あはぁっ!! もっちろんよおおおおっ!!!」ビリビリビリビリドガァァァンッ

上条「うおおおおおおっ!!!」

バレンティン「ナ、ナンデ・・・ アナタガ・・・・」

O氏「何で?だと?考えればわかることではないかバレンティン」

バレンティン「・・・・」

O氏「気に食わんのだよ。単純にね」

禁書(・・・がっかりさせてくれるんだよ)

O氏「私の築き上げた記録、私が生きているうちは誰も成し得ないであろう記録をだ」

バレンティン「OHシ・・・・」

O氏「外国人の、巨人以外でしかも最下位のチームから出すわけにはいかんのだよおおおおおおおおっ!!!」ゴォッ

禁書(O氏を包み込むこのオーラは・・・)

栄光のV9(完全不滅の巨人軍)!!!

禁書「まずいんだよバレンティン!O氏は超国民的人気を誇った過去の完璧な巨人軍の生きる象徴!!生半可なやきう力じゃ手も足も出ないんだよ!!」

バレンティン「ナ、ナンダッテ・・・」

O氏「ふっ」ニヤッ

ヒュンッ!!

バレンティン(キエタ?)

ズドムッ!!!

バレンティン「ガ・・・ハァ・・」ヨロッ

O氏「君には消えてもらうよ。バレンティン」

上条「バレンティン!!!」

御坂「あっはははははは!!!余所見をしてられるのかしらぁっ!?」ビリビリッ

上条「あの構えは・・・」

佐天「超電磁砲 ま、それでも上条さんの右手は突破できないわけですけどぉ・・・」

御坂「私の超電磁砲は左右同時、いえ、その気になれば身体の全方位から射出することができるわ」チャキ

上条「ぐっ・・・」ギリッ

禁書(右手はとうまに狙いを定めて、左手はバレンティンを狙っている・・・)

御坂「O氏いいいいいい!!!私もバレンティン片付けるの手伝うわああああ!!!」

O氏「ふっ、ありがたい。ファンの応援は大切にしなくてはなぁ?」ニヤニヤ

バレンティン「グ・・・ウゥ・・・・」

御坂「ってわけでぇ、ぶっ飛べやおらあああああああああああっ!!!!」

バシュウウウウウウウウウウウウウウッ!!!!!

上条「やめろおおおおおおおおおおお!!!」

禁書「バレンティイイイイイイイイン!!!!!!!」

???「そこまでですの!」ヒュン

バレンティン「ナントイウコトダ、シュンカンイドウシタヨ!!!!」

御坂「あ、あんたは!!」

黒子「ジャッジメントですの!」

上条「今の内に!!!」パキーン

御坂「なんで・・・なんで黒子まであたしの邪魔してくれんのよ!」ビリビリビリビリバチバチッ

上条「白井に電撃あびせようとしてんじゃねぇよ!!!」パキーン

黒子「おやおや、これはお姉様に佐天さんじゃありませんの」

初春「佐天さんがおかしいと思ったらこういうことだったんですね。納得しました」

佐天「初春、あんたは巨人ファンじゃ!?」

初春「そうですよ!でもこんな不正行為をしてただでは済まないですよ!!」

御坂「ふーん?雑魚2人現れたぐらいで形勢逆転するとおもってんの?」

黒子「たしかにそうかもしれませんがO氏の様子はどうかしらね?」

御坂「O氏がどうしたっ・・て・・・・」

O氏「」シボウ

御坂「なんで・・なんで死んじゃってんのよ!!」

黒子「お姉様が殺したのですよ、得意の超電磁砲で!!!」

初春「形勢逆転ですね」

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