腐川「白夜様に告る」(122)

腐川の部屋

腐川「そそうよ、いっそ告白しちゃえばいいのよ」

腐川「きっと白夜様だって、心の底では私のこと……そうよ、そうに違いないわッ!」

腐川「……ででも告白って……どうやったら、いいのかしら」

腐川「さ、さすがに、自分の小説を参考にするのは、はずかしいし…」

腐川「…しょうがないから、いやだけど、誰かに聞いてみようかしら……」

 >>3 誰に聞く?

モノクマ

桑田


腐川「……あのチャラ男だったら、なんか知ってるかもしれないわね」

腐川「軽そうだし、アホだし、」

腐川「いっつも、舞園さやかのことばっか考えてる変態だけど、」

腐川「何回も告白してフラれてそうだし、聞いてみる価値はありそうねッ」

舞園の部屋の前

腐川(アイツがいる場所ってすぐにわかるわね……)

桑田「はぁ~、何で舞園ちゃんは俺のほう向いてくんねぇのかなぁ」

腐川「ちょちょっと、アンタ」

桑田「うわっ、十神のストーカーじゃん!」

腐川「だ、誰がストーカーよッ!!私には、腐川冬子っていう名前があるの!!」


腐川「ってそうじゃなくて、私はアンタに聞きたいことがあってきたのよ!」

桑田「あぁ……? お前が俺に聞きたいこととか、全然想像つかないんですけど」

腐川「そ、その……告白についてよ」

腐川「あ、アンタだったら、そういうの何度も経験してるでしょ?」

桑田「ちぇー、何だよそんな下らないことかよ」

腐川「あたしにとっては、重大問題よッ!」

桑田「まずさぁー、風呂入ったほうよくね?」

腐川「ふ……ふろ?」

桑田「風呂入んねぇ女子とか俺だったらぜってぇ無理だわ」

桑田「夜とか臭かったら最悪じゃね?」

腐川(た…たしかに、白夜様に言われたこともあったけど…)

桑田「つーかさ、今もなんか変な臭いするんですけど」

腐川(コイツに言われると、無性に腹が立つわ……!)


腐川「ま、まあそうね、一応参考にしといてやるわ!」

桑田「告白以前にマジで風呂入れよ。お前くせぇから」

腐川(イラッ)




腐川「と、とりあえず、聞くだけ聞いてみたけど、」

腐川「あんなアホの言うこと聞くのも…」

腐川「な、なんかムカつくのよね…。どうしましょう……」

  >>10 聞く?聞かない?

聞かない

きかん!

腐川「そそうよね! あんなアポの言うこと聞いたら、こっちまでアホになるわ」

腐川「そ、それにぃ……びゃ白夜様にもう一度心配されたいし…///」

腐川「アホは無視でいいわッ!!」

いいの?ww

腐川「ででも、これじゃあ何も変わらないわね」

腐川「……正直、まともな答えが帰ってくる気がしないけど、」

腐川「また誰かに聞いてみるしかないわね」

腐川「恋愛経験がありそうな人何ているかしら……」

  >>16 誰のところへ行く?

残姉さん

山田

苗木


腐川「……一番まともそうなのって、苗木よね」

腐川「超高校級の幸運っていうけど、それ以外は普通だし、」

腐川「たたぶん、普通に答えてくれるわよね!他の奴らと違って!」


  【購買】

ガチャガチャ ピロリロリーン

苗木「またこれかぁ……さっきから同じのばっかだなあ」

腐川(毎日ガチャガチャなんてよく飽きないわねっ)

苗木「あれ?腐川さんじゃん」

腐川「…!!(ビクッ」


苗木「もしかして、腐川さんも回しにきたの?」

腐川「えっ……いや、あの」

苗木「やるんだったら今はやめたほうがいいよ」

苗木「さっきから変なものばっか出るから。……手ブラとか、こけしとか」

腐川「あ、あたしはそんな下らないものやるほど、ひ暇じゃないわよ!」

苗木「え、じゃあ何でここに?」

腐川「あ、あんたに用があるからわざわざ来てやったのよ…」

苗木wガチャもほどほどにしとけ


腐川「きょ、今日、白夜様に……こ、こ、告白しようと思うのよ」

腐川「だから、どうしたらうまく告白できるか、知りたくて」

苗木「それって、僕に聞くより桑田くんとかに聞いたほうがいいんじゃないかな?」

腐川(……そいつに聞いてダメだったのよ ギリッ)

苗木「とにかく、何か考えてみるよ」

腐川「ちゃんとまともなやつ考えなさいよ!」

苗木(腐川さん相変わらずツンデレだなあ)

苗木ェ…


苗木「そうだな…」

苗木「僕は告白で一番大事なのは素直に自分の気持ちを伝えることだと思うよ」

苗木「十神くんってさ、けっこうひねくれてるとこがあるけど、」

苗木「それでも、真正面から伝えればちゃんと受け取ってくれるんじゃないかな?」

腐川「…………」

腐川(超普通じゃない!!)

腐川(た、確かに普通なのを期待してたけど、)

腐川(これくらい、あたしにだって、わかるわ!)

そんなんだから友達できないんだよ…

ガチャガチャにはまると人生が終わる

俺みたいな……

苗木ぃ………
お前もうスーダンの主人公と変われ←

腐川「と、とりあえず、感謝するわね」

苗木「うん。腐川さん頑張ってね。応援してるからさ(苗木スマイル)」

腐川(な、なによ、この眩しい笑顔…!?)

腐川「じゃ、じゃああたしは行くわね!」

苗木「うまくいくといいね(ニコッ」


苗木(これで十神くんが少しは丸くなるといいな)

 ガチャガチャ ピロリロリーン

苗木「あ、またダブった」

ガチャガチャピロリロリーン←www


腐川「苗木のやつは…も、もともと、白夜様に私の純粋な気持ちをぶ、ぶつけるつもりだったし」

腐川「今さら考える必要はないわよね…」

腐川「って、結局これじゃあ何も変わってないじゃない!!」

腐川「もっとこう、役に立つことを答えてくれそうな奴っていないかしら…?」

 >>29 誰に聞きにいく?

オーガ


腐川「……見た目は怖いけど、」

腐川「中は苗木の次くらいにまともよねッ」

腐川「わ悪くないんじゃない、大神さくらに聞きに行くのも…」


  【女子更衣室】
大神「ふんっ!ふんっ!」←的(モノクマ型)にひたすらパンチ

腐川(よ、よかった。あのドーナツ女はいないみたいね。でも、)

大神「ハァァァ!!」バキィィィ←粉砕

腐川(話しかけづらすぎるぅ……!)


大神「……む、腐川か」

腐川「え、何でこっち見てないのに、わかるのよ!」

大神「お主の気を感じたのでな」

腐川(どーせ、本当は臭いでわかったとか言うんでしょっ)

大神「珍しいな、お主がここにくるなんて」

腐川「あ、あたしはあんたとは違って、トレーニングに来たわけじゃないんだからね」

腐川「あたしは、あんたに聞きたいことがあってきたのよ!」

大神「我に聞きたいこと、だと?」


腐川「そ、その告白…についてよ」

腐川「な、なんか告白するのに役に立つようなこととか、知らない?」

大神「告白、まさか十神か?」

腐川「う……」

大神「隠さずともよい。お主が十神のことを想っているのは一目見ればわかるからな」

大神「しかし、我に聞くとは……」

大神「そうだお主にこれをやろう」

  >>34 渡されたのは?

牛丼

美容品や最高級のボディソープ等


腐川「これって……」

大神「我が普段から愛用しているものだ。よければ使ってくれ」

腐川(美容液にパックって、なんでこんな女子力高いもの持ってるのよ…)

腐川(し、しかも、ボディーソープって洗えってことなの!?洗えってことなのね!!)

腐川(ご丁寧にシャンプーとリンスまで……)

大神「どうかしたか?」

腐川「あんたやっぱり……」

 砕け散ったモノクマの残骸が目に入る。

腐川「……な、何でもないわ。と、とりあえず、あ、ありがとねッ!」(逃)

大神「……?」


腐川「……言えるわけないじゃない」

腐川「あんたやっぱり、あたしのこと臭いと思ってたのね、なんて」

腐川「脳筋がキレたら何するかわかんないし……はぁ」

腐川「もらったのはいいけど、あたしに使いこなせると思ってんのかしら」

腐川「…でも、せっかくもらったんだし……」

  >>37 使う?使わない?

使う


腐川「このままにしておくのも、もったいないし」

腐川「ちょっとだけ、使ってみようかしら……」


  【腐川の部屋】
腐川「だからって、風呂に入る気は、ないんだからね」

腐川「どれを使ったらいいのかしら……ん」

腐川「美容パック?顔に貼るだけ?」

腐川「楽そうだし、これでいいわ」


腐川「つけたのは……いいけど、」

腐川「ど、どうすればいいのかしら」

腐川「……なんか妙な感じね」

腐川「…………」

腐川「………………なんか乾いてきてるような」

 ピンポーン

腐川「…!?」

朝日奈「腐川ちゃーん。ドーナッツ作ったから一緒に食べよう!」

朝日奈「ドーナッツ、ドーナッツ!入るねー」

腐川「え、ちょっと……」

 ガチャ

安価とっといてなんだけど美容品使用してるさくらちゃんの違和感ぱねぇな
いやまぁあれで江ノ島のことも知ってたし割りと女の子してるんだろうけど


朝日奈「腐川ちゃ……うわぁぁぁぁぁ!?」

腐川「な、なによ!!何か変なとこでも…」

朝日奈「腐川ちゃん、顔が真っ白だよ!!どうしたの!?」

朝日奈「も、もしかして、具合悪いの!?何か悪いもの食べた!?」

腐川「ちがっ……これは、」

朝日奈「は、早く保健室行こう!」

腐川「だから、違うのよ!!これは、私の顔が白いんじゃなくて、」

江ノ島「なんか悲鳴聞こえたんだけど、なにこれ、ヤバイ状況だったりする?」

腐川(また面倒そうな女が…!)

江ノ島かわいい
死んだ時点でやる気なくしたわ


江ノ島「あれ、アンタってパックとか使うんだー。超意外なんですケド」

朝日奈「ぱっく?」

腐川(ナイスギャル…!!)

腐川「そ、そうよ。これは美容パックなのよっ!」

腐川「今までのは、あんたが勘違いして勝手に騒いでるだけなの!!」

朝日奈「そっかー!よかった、腐川ちゃんの顔が真っ白じゃなくて」

腐川(どうせ、あたしの顔は汚れてて白とは程遠いわよ…)

江ノ島「いや、全然大丈夫じゃなくね?やばくね?」

朝日奈「…え?」

江ノ島「やばいよ…。そのパック、カピカピに乾いてんじゃん!」


腐川「あ、あれ、何で、こんな……いつのまに、こんなに乾いて…!?」

朝日奈「うわぁ…。大変じゃん、早く剥がさないと!」

腐川「いだだだだだだ!!ちょ、ちょっとあんた力入れすぎて…」

朝日奈「大丈夫、もうちょっとで剥がれそうだよ!」

江ノ島「ちょ、ちょっとそれ無理やり剥がすとかなりやばいんじゃ」

朝日奈「せーのっ!」

腐川「いだっ…あへ、あは、あひゃひゃ…ふへ……いだだだだだ!!」ベリッ

朝日奈「やった!取れたよ!」

江ノ島「アンタ大丈夫…?顔真っ赤だよ??」

腐川「……出てってよ」

江ノ島「は?」

腐川「ふ、二人とも、あたしの部屋から出てってよ!!」


 【朝日奈、江ノ島、強制退室】
腐川「最初から、これを狙ってたのね…」

腐川「使い慣れないあたしに、変な使い方させて、」

腐川「こんなふうに、失敗させようっていう魂胆だったのね!!」

腐川「ああーーもうッ!!こんな顔じゃ笑われるに決まってるわ!!」

腐川「こんなにハッキリ紙の跡が……」ホッペタグニグニ

腐川「それに、全然ダメじゃない。何も進んでないじゃない!」グニグニ

腐川「誰か、もっといいやつはいないの!?」オデコナデナデ

 >>45 誰に聞きに行く?

江ノ島

安価ミスったァァァ
とりあえずその下の>>46で行きます


腐川「そうよ…!超高校級のギャルがいるじゃない!!」

腐川「さ、さっきだって、一応アイツのおかげで手遅れにならずに済んだんだし、」

腐川「ギャルなら、恋愛のことに詳しいに決まってるわ!」

腐川「…そうと決まったなら、お、追いかけなくちゃね」

腐川「起こってたり…するわよね。だ、大丈夫かしら…」

 【玄関ホール】
江ノ島「はぁぁぁァァ……」

腐川(落ち込んでる?あれ、でも、)

江ノ島「はぁぁぁぁ///」

腐川(な、なんであんなうっとりした顔で、)

腐川(マシンガン見つめてるのよ…!?)

腐川「あ、あの、江ノ島……」

江ノ島「…!?」ビクッ

腐川(反応早っ!)

江ノ島「あ、あ、腐川じゃん。あの後大丈夫だった?」

江ノ島「無理やり剥がされたから大変だったでしょー」


腐川「どうせ、もともとあたしはブスだから、大して変わんないわよ」

江ノ島「何それ。腐川、超卑屈なんですけど」

腐川「そ、それより、あんたに話があってきたのよ」

江ノ島「あたしに?」

腐川「い、異性に告白するときって、どうしたらいいのかしら」

腐川「あ、あんたなら、そういうの詳しいんでしょ?」

江ノ島「えー、わざわざ恋愛テクを聞きにきたわけ??」

腐川(ま、まさか教えないとか、言うんじゃないわよね?)

江ノ島(ど、どうしよう。私に恋愛テクなんて……)

江ノ島(わかるわけないよ……!)

……今さらですが、このSSはネタバレ含みます。

気にしてたらここにいない


腐川(もしかして、さっきのこと根に持って……!)

江ノ島(どうしよう、循子ちゃんの雑誌に何か書いてなかったかな…)

江ノ島(……そうだ)

江ノ島「やっぱさぁ、告るときは盛んなきゃダメじゃね?」

腐川「も、モル?」

江ノ島「メイクだよ、メイク。マスカラとかチークとか、むしろメイクなしで告る女子とかいるの?」

腐川(いるわよ……ここに)  江ノ島(…私もそうだけど)


江ノ島「と、とにかく腐川も一度やってみなって」

腐川「あ、あたしメイクなんて…」

江ノ島「ファンデとかだってら塗るだけだから大丈夫だって!」

江ノ島「あたしのメイク道具貸してあげるからさ、ほら」押し付け

腐川「ファンデって……なに??」

江ノ島「じゃ、じゃあ、あたし今ヤバいくらいお腹空いてるから食堂行くね!」

腐川「え、ちょっと、」

江ノ島「バイバイ!」(逃)

腐川「……」

腐川「話聞かないやつらが多すぎるわ……」


江ノ島(よかった。多分バレてない)

江ノ島(盾子ちゃん、私頑張ったよ……)


腐川「……貸してもらったのはいいけど、」

腐川「さっきの二の舞になるのはごめんよ…」

腐川「……と、とりあえず、中身だけ見てみましょう」パカッ

腐川「見るだけなら、害はないし……って、」

腐川「これ、メイク道具じゃないじゃない!!」


腐川「缶詰に、レトルトカレーに、ガムに、チョコ……って」

腐川「まるで非常食か何かじゃない!!」

腐川「ば、バカにしてるとしか、お、思えないわ!!」

腐川「……一応、持っておくけど、告白に非常食はいらないわよね」

腐川「頼りになると思ったら、全然ダメじゃない!」

腐川「……あいつ、本当に超高校級のギャルなのかしら…?」

腐川「…………無駄に走り回ってるからかしら」

腐川「何だか、熱いような…」

腐川「と、とにかく、また別の誰かに聞かなきゃだわ!」

腐川「もっと、ちゃんと答えてくれそうな…」

>>57 誰にする?

千尋


腐川「見た感じ、清楚系ってやつなのかしら」

腐川「ギャルに聞いてダメだったんだから、真逆のタイプの不二咲に聞くのは悪くないわね」


  【脱衣所の前】

不二咲「……」キョロキョロ

不二咲(よし、今なら誰もいないから大浴場に入れそうだ!)

不二咲(僕だって、たまには大きなお風呂に入りたいもん…)

腐川「ふ、不二咲!!」

不二咲「う、うわっ。腐川、さんどうしたの?」

腐川「どーしてもあんたに聞きたいことがあるのよっ!」

不二咲(ど、どうしよう、今しかチャンスがないのに…)

不二咲(でも、せっかく僕を頼ってくれてるんだしぃ)

不二咲「いいよ、話って何かな?」

来たお


腐川「あ、あんたの女子力を見込んで、頼みがあるのよ!」

不二咲(やっぱり、引き受けなきゃよかった…!)

腐川「もし、あんたが告白するときって、どうする?」

不二咲「こく、はく?」

不二咲(本当なら、男らしくてかっこいい告白がしたいけど、)

不二咲(だめだよねぇ、そんな答えじゃ……)しゅん

腐川(…?何か微妙に落ち込んでるわね…)

腐川(私に聞かれたのがそんなに嫌なの!?)

見ないうちに展開してんな

誤解してる腐川かわいいです

まだか

来ました


不二咲(バイクに乗って、学ランで、大和田くんみたいにおっきな声で)

不二咲(男前に告白、なんて言えないよね…)

不二咲「あ、あの、女の子だしさ、」

不二咲「可愛いものとか、いっぱいプレゼントしたいなぁなんて」

腐川(カワイイ?カワイイってどんなのかしら…)

不二咲「ど、どうかなぁ~?」

腐川「ふふ…まあ、悪くないんじゃない」

不二咲「ほんと?よかったぁ~」

腐川(久しぶりにまともな答えね。さっそく、可愛いものを……って)

腐川(あたしがそんなもの持ってるわけないじゃない!!)

腐川(ど、どうしましょう。どこかで可愛いものを探さなきゃね)

腐川(どこに行こうかしら……>>62

凄い...小説だ

おまかせー

図書室?なんか本があったとこ

ミスしたのでもう一度。
>>67

おまかせ……に当たったのでおまかせで行きかせてもらいます。

おー

来たぞ

我のスペルはN

おまかせか...

wktk


腐川「そういえば、さっき苗木がひたすらモノモノマシーンをやってたわね」

腐川「ダブってたっていうし、可愛いものもたくさんあるんじゃないかしら…」


  【購買】

ガチャガチャピロリロリーン

苗木「……」ポイッ

ガチャガチャピロリロリーン

苗木「…………ちっ」ポイッ

ガチャガチャピロリロリーン

苗木「………………」

何をしているんだw

⊂⊂⊂(^ω^)⊃⊃⊃

(*'▽'*)すげー


腐川(死んでるッッ!苗木の目が死んでるわ!!)

腐川(病気よ!あれは間違いなく病気よ!!)

腐川(さっきまで、あんなに眩しい笑顔だったのに、恐ろしすぎるわ…)

腐川「な、苗木…?」

苗木「あ、腐川さんじゃないかぁ~」

苗木「どうしたの、こんな取るに足らない僕のところにまた来て……」

腐川「さ、探し物よ!い、いろいろあって、可愛いものを探してるの」

腐川「それで、もしダブってるので可愛いものがあれば、」

腐川「も、もらってやっても、いいのよ?」

苗木「ほ、ほんと!?このゴミクズの山をもらってくれるの??」キラキラ

腐川「ぜ、ぜ、ぜんぶは無理よ!一個だけ、それも可愛いやつだけよ!!」

苗木「……そっか、そうだよね……。期待しすぎた僕がバカだったよ…」

腐川「……………………」

苗木「そうだなぁ、可愛いのっていうと……これかな、」

腐川「……??ウサギのキーホルダー??」

苗木「なんか変わった色のウサギだよね。半分白で半分ピンクなんて、さ」


腐川(……これって、可愛いのかしら?)

苗木「あ、それにね、このデベソを押すと鳴くんだよ」

ウサギ(?)『らーぶらーぶ』

腐川(声、は可愛いのね)

ウサギ(?)『らーぶらーぶ』

腐川「ま、まあ、もらっといてやるわね」

苗木「僕なんかでも、役にたてて嬉しいよ」

苗木「ところで、腐川さん」

腐川「な、なによ」

苗木「僕の話も一つ聞いてくれないかな…」

ずいぶんくさい外野がいるな


腐川「話って、な、なによ?」

苗木「僕はね、もう毎日毎日モノモノマシーンを回してるんだ…」

腐川「そんなの、誰でも知ってるわよ。毎日聞こえてるのよ、その機械の音が」

苗木「……そっか。でも本題はここからなんだ」

苗木「あと一個、あと一個でコンプなのに…」

苗木「出ないんだよ、その一個が!!」

苗木「僕は超高校級の幸運なんだよ?どんなひどい確率でも奇跡を起こせる才能のはずなんだよ?」
    
苗木「それなのに、ガチャガチャの最後の一個が出ないなんて、僕はもう超高校級なんかじゃない、

苗木「ただの凡人なんじゃないかって思うんだ。僕はきっと幸運ないただの人で、」

苗木「そう考えるとここにいる資格もないから、モノクマに頼んで外に出してもらおうかな、それがいいや」

苗木「だって僕は希望じゃなくて、ただの人なんだから」

苗木「そうしたら腐川さんともお別れだね。頑張ってね腐川さん。僕は外の世界でも応援して……」

腐川「……!!」ダッシュ


腐川「……あの機会、使用禁止にするべきよ。あんな、恐ろしいもの…破滅しか生み出さないわ」

腐川「……」ムギュッ

ウサギ(?)『らーぶらーぶ』

腐川「なんか、急に疲れたわね……」

腐川「走ったせいか、熱いし…なんかだるいような」

腐川「と、とりあえず、可愛いものはもらえたし、」

腐川「少しは前に進めたのかしら……」

腐川「この調子で、白夜様にあたしの気持ちを伝えれば……!」

腐川「ふ、ふふ……////」ニヤニヤ

腐川「次は、誰のとこに行きましょうか……>>87

たえこ

やまだ


腐川「……山田、ね」

腐川「ああんな、紙くず同然の文化を愛すやつに聞くのは癪だけど、」

腐川「……意外と、いい考え思いつたりして…」


 【厨房】

山田「まったく、セレス殿ったら」

山田「せっかくロイヤルミルクティーを淹れたのにまずくて飲めないなんて、」

山田「……ば、罰としてあ、あんなヒールで踏んでくださるなんて……」でぶでぶ

山田「もう一度淹れるしかないだろー!!///」

腐川(Mよ、M…本物のドMだわ!!)

腐川(普通、ヒールなんかで踏まれたら……)

腐川(もし、あたしがびゃ、白夜様にヒールで踏まれたら…)

腐川「ふ、ふへへへへ……びゃ、白夜様ったら……あっ」

山田「なッ!?その気持ち悪い笑い声は腐川冬子殿!」

腐川「……」


山田「珍しいですなぁ。いつもは十神白夜殿のストーカーをしているのに」

腐川「あ、あたしだって、いつもいつもそんなことしてないわよ!」

腐川「で、できるなら、ずっと傍にい、い、いたいけど、ねっ」ニヤニヤ

山田「あーあ、完全に変質者の顔でありますな

腐川「変質者ってなによ!あんたにだけは、言われたくないわよ!!」

腐川「エロ同人誌を書くことが趣味の男のほうが、よっぽど、変態よ!!」

山田「エロ=変態って決めつけないでもらえますかな!」

山田「同人誌は芸術の域に達しているのです!我々は、あの美しき姿を書くために必死にペンを走らせ…」

腐川「ちょちょっと待って。その話は、あ、あとにしましょう」


山田「む?せっかく僕が同人誌の素晴らしさについてレクチャーして差し上げようとしているのに…」

腐川「あたしは、そんな話をしにきたんじゃないの」

腐川「ええっと……こい、よ。恋の話をしにきたの!」

山田「腐川冬子殿が、僕に恋の話を……?」

腐川(ああんもう…!超恥ずかしいじゃない!!こんな豚に恋の話なんて…!!)

山田「恋、KOI……もしかして、」

山田「萌えの話をしにきたんでありますか!?いやー、まさか腐川冬子殿にこの話をするときがくるとは…」

腐川(……アレ?)


山田「萌えはいいですぞー。今や日本のサブカルチャーの原因でありますからなぁ」

腐川「ち、違うわよ!あたしは、恋の話をしにきたのよ!!萌えなんかより、もっと純粋なものの話をねっ!」

山田「萌えは純粋で透き通ったクリスタルでありますぞ」

山田「それに、わざわざ僕のとこに聞きにくるからこういうことかと思いましてな」

腐川(そうよね…。こいつにまともな恋の話を期待したあたしがバカだったんだわ!)

山田「話を戻しますが、腐川冬子殿には新しい萌えが必要だと思うんであります」

腐川「新しい……萌え?」


山田「今の腐川冬子殿は、いわば王道の文学少女」

腐川「……超高校級の文学少女なんだから、当たり前じゃない」

山田「そこに新しい要素を加えてみたいのです!!」

腐川「……!」ゾクッ

腐川(なんだか、すごく嫌な予感がするような……)

山田「ズバリィィィ、耳と尻尾です!」

山田「いいと思いますぞ。メジャーなとこですと、猫耳が一番ですな!」

山田「おさげで眼鏡で猫耳とか、いろいろ詰め込みすぎなくらい!」

山田「ささっ、この猫耳と尻尾をすちゃっと、どすっと、装着して……」

腐川「つけるわけないでしょッッ!」

山田「なんですとー!?」


腐川「そんなのつけたって、萌えが手に入ったって、こ、告白がうまくいくわけないわ!」

山田「こくはく?」

腐川「……うっ。と、とにかく猫耳なんてごめんよ!!」

山田「えー、似合いそうなのにぃ。もしかしたら、十神白夜殿も気にいるかもしれませんぞ」

腐川「……!」

山田「超高校級の御曹司にとって、日本のサブカルチャーは珍しいものに違いないであります」

山田「彼なら意外とこういうのに興味を示しそうで…」

腐川「こ、これ、もらっていくわね!」ダッ

山田「…それで彼がアニメに興味をもってくれれば、僕としては語り仲間が増えて嬉しいのですが…って」

山田「…行ってしまわれましたな」


すいません、そろそろ寝るので今日はここまでです。
ここまで読んでくださったみなさま、ありがとうございます。

多分、明日の九時くらいに再開します。

乙!


腐川「……衝動的にもらっちゃったけど、」

腐川「と、とりあえず、引き出しにしまっておきましょう……」

腐川「だ、誰かに見られたりしたら、あたしの趣味が勘違いされるじゃないっ!」

腐川「……こんなので、本当に白夜様にうまく告白できるのかしら…」

腐川「も、もしもよ。もしも白夜様が犬派だったら、全然意味がないわ!」


腐川「耳と尻尾……だけじゃまだ足りないわよね」

腐川「ほかに聞けそうな人はいないかしら…  >>98

たえこ


腐川「……正直、あんまりあいつのこと信用できないけど、」

腐川「ま、まあ、聞いてみるだけなら、いいわよね」


  【食堂】

セレス「……」

セレス「……遅いですわね」

腐川(何を待ってるのかしら…)

腐川(とりあえず、入ってみましょう)

セレス「あら、腐川さんじゃありませんの」

腐川「な、なによ、あたしがいたら何か問題でもあるの…?」

セレス「いえ、普段自室にこもることの多いあなたが」

セレス「外をうろついてるなんて珍しいと思いまして」

腐川「…人のこと、引きこもりか何かみたいに思わないでよ!」


セレス「ところで、あなたは何か用があって食堂にきたんじゃありませんの?」

腐川「……!そ、そうよ。あたしは、あんたに用があってきたの!」

セレス「腐川さんが…わたくしに?」

セレス「……正直、まともなことを頼まれる気がしませんわ」

セレス「でも、わたくしもちょうど退屈していたところですし」

セレス「いいですわよ。特別に聞いて差し上げましょう」


腐川「じ、実は、あんたに聞きたいことがあってきたのよっ」

セレス「ギャンブルのコツ、なんて下らないもの聞いてこないでくださいね」

セレス「そういう質問、飽き飽きしてるんです」ニコッ

腐川「……そんなの、あたしが聞くわけないでしょ」

腐川「あ、あたしが聞きたいのは、そんなのより、も、もっと大事な」

腐川「……恋、についてよ」

腐川「な、何か役に立ちそうなことがあったら、言ってみなさいよ!」


セレス「…………」ジー

腐川(わ、わかってるわよ。あたしがこんな質問するのが、変だってことくらい!)

腐川(で、でも、そんなにジロジロ見なくても…)

セレス「あなた、十神くんのことでお悩みなのですね」

腐川「……!」

セレス「そうですわよね。彼、自信家でいつも高圧的で、」

セレス「わたくしも、彼との接し方には頭を悩ませていましたわ」

セレス「腐川さんもそう思いますでしょう?」

腐川「お、思うわけないじゃない!そこが白夜様のみりょくで…」

セレス「思います……よね?」ニコッ

腐川「……ひっ!」


セレス「やっぱり付き合うなら、対等に接してくれる殿方がいい」

セレス「そう思いませんか?」

腐川(……た、たしかに、びゃ、白夜様と、そ、そ、そういう関係になれたら)

腐川(そ、それは、それで…いいんじゃないかしら……)

セレス「あなたと彼の関係を改めるのにうってつけの物がありましてよ」

腐川「ほ、本当なの!?」

セレス「はい。これを使えばいいんです」

腐川「……こ、これって、」


腐川「……な、なによ、この鞭みたいなものは…?」

セレス「みたいな、ではなく鞭です」

腐川「な、な、な、何であんたがこんなもの持ってるのよ!?」

腐川「ま、まさか、これで殺人を……」

セレス「嫌ですわ、腐川さん」

セレス「鞭で叩くなんて、わたくしがそんな野蛮な殺し方するわけないじゃありませんか」

セレス「これは調教用ですわ」

腐川「ちょう……きょう……って」

腐川「ど、どっちにしろ、危ないものには変わらないわよっ!」

セレス「わかってないですわね」

セレス「恋には多少の危険もつきものですわ」


セレス「よろしいですか」

セレス「今の関係を改めたければ、これで十神くんを叩けばいいんです」

腐川「あ、あたしが、白夜様を……??」

セレス「はい。そうすれば、十神くんはあなたの下僕になってくれると思いますわ」

セレス「見下されるだけの関係が変えられましてよ」

腐川「へ、へぇ……って」

腐川「それじゃあ、全然対等じゃないじゃない!」

腐川「あ、あたしが、白夜様をげ、下僕にするだなんて」

腐川「そ、そんな恐ろしいこと、できるわけないわ!!」


セレス「あら、今とまったく逆の関係にすることで」

セレス「二人の間に新しい風が吹くかもしれませんわ」

セレス「腐川さんも、恥辱に濡れた十神くんの顔を」

セレス「一度くらい見てみたくはありませんの?」

腐川「み、み、み、見たいわけ、な、ないじゃないッ!!」

セレス「とりあえず、渡しておきますわね」

腐川「……うっ!」

腐川(そ、そんな趣味、あたしにはないわ!)

腐川(……あいつにだったら、あるかもしれないけど)

セレス(彼女がやれるとは思いませんが、)

セレス(これで十神くんが腑抜けになってくれれば)

セレス(わたくしが殺人を犯したときに、裁判が楽になるのですが…)


腐川「い、一応、もらっといてやるわよ!」べ、べ、別に、使うつもりわないんだからねっ!」

セレス「うまくいくといいですわね」ニコニコ

セレス「…それにしても、」

腐川「…?」

セレス「山田くん、遅いですわね」

腐川(もしかして、あいつのお茶がくるのを待ってるのかしら)

セレス「ちょっと様子を見てきますわ」スタスタ…

パリィィィィン

山田『ひえぇぇぇぇ!?な、な、何をなさるんですか!?』

セレス『こんなの、ロイヤルミルクティーじゃありませんわ…』

山田『え?で、でもちゃんと牛乳も煮出して……』

セレス『違うッつッてんだろォォォォォォ!!』

セレス『もっと丁寧に淹れやがれこの豚がァァァァァァ!!』

山田『ヒィィィィィ!!』

腐川「……き、聞かなかったことにしましょう」

今日はここまでです。
読んでくださった方、ありがとうございました。


腐川「……散々、聞いて回ったけど」

腐川「ま、まともなのが一つもないじゃないっ!」

腐川「美容グッズと」

腐川「非常食と」

腐川「変なウサギのキーホルダーと」

腐川「猫耳と尻尾と」

腐川「……鞭と」

腐川「これでどうやって告白しろって言うのよっ!」


腐川「……で、でも、やるしかないわ」

腐川「だ、だって、決めたんだから」

腐川「白夜様に……自分の想いを伝えるって…」

腐川「それに、苗木だって、素直に気持ちを伝えれば、きっとうまくいくって!」

腐川「…………」

腐川「……と、とにかく行ってみましょう」


  【図書館】

十神「…相変わらず、低俗な小説ばかりだな」

腐川(ああっ……白夜様、相変わらず美しい…!!)

腐川(な、なんか……へ、変に体が熱いわね…)

腐川(き、気にしてらんないわ。と、と、とにかく、話しかけなきゃ…)スチャ←耳と尻尾装着

腐川「びゃ、びゃ、白夜様……」

十神「何だ、腐川か。目障りだから消え……」

腐川「……?」

十神「……おい、」


十神「お前、俺のことをバカにしてるのか?」

腐川「あ、あ、あたしが白夜様をバカにするなんて、そ、そんなことあるわけ……」

十神「だったらそのふざけたものを外せ」

腐川「は、は、は、はいっ!」

腐川(ちょっと、話が違うじゃない!)

腐川(山田のやつ……!)


腐川(な、なんとか機嫌を直してもらうためにも、)

腐川(苗木からもらったあれを……)

腐川「あ、あの、白夜様、」

十神「何だ、まだいたのか」

腐川「あたし、白夜様に渡したいものが……」

十神「お前がこの俺に?」

十神「…フン。いいだろう。ただし、つまらんものだったら承知しないぞ」

腐川「あ、あ、ありがとうございます!」

腐川「え、えっと、これなんですけど……」

十神「…………」ジー


十神「……」ギュッ

ウサギ(?)『らーぶらーぶ』

十神「酷すぎて話にならんな」ポイッ

腐川「や、やっぱり、ダメ…ですよね」

十神「こんなものを俺に持ってこようと思った、お前の脳味噌はどうなっているんだ?」

腐川(そ、そうよね、あ、あたしったら何やってんのかしら)

腐川(このままじゃ…ぜ、全然ダメじゃない)

腐川(ど、ど、どうしましょう……)

十神「おい、腐川」

腐川「は、はいっ!?」


十神「さっきから何をコソコソしている?」

腐川「べ、べ、べ、別に、な、何でもありません!」

十神「俺に隠し通せると思うなよ。今日のお前は様子がおかしいぞ」

十神「まさかと思うが、お前ごときが俺を殺そうだなんて考えていないだろうな?」

腐川「こ、こ、殺すなんて、そんな……!」

腐川(か、完全に誤解されてる…!)

腐川(で、でも、ここで伝えなきゃ……)

腐川(白夜様への、私の想い…!)


腐川「ち、違うんです」

腐川「あ、あたし、白夜様に、どうしても、話したいことがあるんです……」

十神「話だと?」

腐川「と、とても、大事な話なんです……」

十神「……お前に一日中コソコソされても困るし、」

十神「特別に聞いてやってもいいぞ」

腐川「ほ、本当ですか…!?」

十神「いいからさっさと話せ」

腐川「ええと、あの、実はあたし……その、」

腐川(な、なんだか、ものすごく熱いし、寒気がするような…)

腐川(き、緊張してるって、やつなのかしら)

腐川(と、とにかく、そんなの関係ないから、思い切って言うのよ!)

腐川「あの、あたし白夜様のこと、前から、とても、す…………」


十神「…す?」

腐川「す…………ぶぇっくしょんッッ!!」

ジェノ「ゲラゲラゲラゲラ!!」

十神「なっ……ジェノサイダー、お前…!」

ジェノ「あらららら~?あたしったら、白夜様と二人っきりで何やってたのかしら??」

十神「…腐川が大事な話があるというから、わざわざ聞いてやってたとこだ」

十神「お前のせいで、最後まで聞きそびれてしまった」

ジェノ「なにそれ!?図書館で二人きりで大事な話とか、」

ジェノ「根暗のくせに何いいシュチュエーションになってんだよ、ゲラゲラゲラ!」

十神「いいシュチュエーションだと?」

ジェノ「だって白夜様、これどう考えてもあれじゃないっすか?」

ジェノ「女子が告白する……って、」

ジェノ「何かこの部屋熱くないかしら??」


十神「お前の勘違いじゃないか?俺は全然暑くないぞ」

ジェノ「あら~、これ部屋が暑いんじゃなくて、」

ジェノ「あたしが熱いんじゃね??え、やだぁ。あたし何で白夜様の前で火照ってるの~??」

十神「おい。それはどう考えても風邪じゃないのか?」

ジェノ「あー、確かに言われてみれば」

ジェノ「さっきから鼻もムズムズするようなしないような」

ジェノ「ああー!このままだと、くしゃみが……ぶえっくしょんっっ!!」

腐川「ん、あ、あれ、あたし今まで何して……」

十神「ったく。お前はさっきまでジェノサイダー翔になっていて」

十神「そいつが言うには、どうやらお前は風邪を引いているらしいぞ」

腐川「あ、ああ。だからさっきから熱くて……」フラッ

十神「お、おい腐川!?」

腐川(何よこれ。)

腐川(何で、こんな体の力が抜けて…………)


  【???】

腐川(……?)

腐川(あれ、あたし何で寝てるの?)

霧切「目が覚めたみたいね」

腐川「き、霧切!ここは…」

霧切「ここは保健室よ。あなたは熱を出して倒れて、ここに運ばれてきたの」

腐川「あたし、風邪引いてたのね……」

腐川「だからあんなに熱くて……」

霧切「面倒だから、くしゃみだけはしないでね」

腐川「が、我慢するわよ…」

霧切「……それにしても、」クスッ

腐川「…な、何がおかしいのよ?」

霧切「まさか彼があなたをここまで運んできてくれるだなんてね」

腐川「……彼って、もしかして?」


霧切「十神くんよ」

霧切「私にあとのことを任せると、さっさと行ってしまったわ」

腐川「びゃ、びゃ、白夜様が、あ、あ、あ、あたしのことを……!!」

腐川「そ、そんなの、信じられないわ……!!」

霧切「それと、彼からの伝言を預かってるわ」

霧切「『お前の気持ちはすでに嫌というほど知っている』、だそうよ」

腐川「それって、それって、つまり……」

腐川「白夜様に、あ、あ、あたしの気持ちが、伝わって……!!」

霧切「……」

霧切(腐川さんが十神くんを好きなことなんて、)

霧切(見れば誰にでもわかることなのに……)

霧切(まあ、何だか嬉しそうだしそっとしておきましょう)

腐川「びゃ、白夜様ぁぁぁ~~!!」


  終 ありがとうございました。

この二人の組み合わせ好きだから良かったわ

このSSまとめへのコメント

このSSまとめにはまだコメントがありません

名前:
コメント:


未完結のSSにコメントをする時は、まだSSの更新がある可能性を考慮してコメントしてください

ScrollBottom