佐々木「キョン、こんなことは…僕としかしないでね」(662)

ってSSどうなったの

と、言った側からIDが変わってしまいましたが…とりあえず、どうしましょうか?

了解、とりあえず前のスレ分書かせてもらう。

書き溜めを作ろうと思ったら落ちてたからさ…書いてないんだよね…

では、どうぞ。

佐々木「あっ…そこぉ」

キョン「相当きてるな…ここは?」

佐々木「ひぃ…うぅぅ」

キョン「おらっ」

佐々木「ああん! ふぅ…」

キョン「おいおい、まだ始めたばっかりだぞ」

佐々木「で、でも…気持ちいいからぁ…」

キョン「やれやれ」

佐々木「ああっ! んん…」

キョン「…ほれほれ」

佐々木「ひぎぃ…あぁ…」

キョン「おお、ここはまた」

佐々木「だ、だめぇ! そこはぁ…」

キョン「我慢しろよ、あとで気持ちよくなるから」

佐々木「う…うん」

佐々木「!!」

佐々木「いやぁぁぁ! 痛いぃぃぃ!!」

キョン「おお! こりゃすげえ!」

佐々木「も、もう…やめてぇ…」

キョン「そりゃ!」

佐々木「ひんっ」

キョン「よっと」

佐々木「あっ…」

キョン「これで…どうだ」

佐々木「もう…無理ぃ」

キョン「ふう、じゃあ今日はこれぐらいにしとこうか」

佐々木「はぁはぁ…キョンは?」

キョン「俺も満足したから」

佐々木「次は…僕がやってあげるよ」

キョン「いや、いいよ」

佐々木「遠慮しないでくれよ」

キョン「いいよ、お前の耳掃除血が出るから」

佐々木「不器用なんだから仕方ないだろ。それに、さっき痛かったし」

キョン「くそがたまってるよかマシだろうが」

佐々木「とにかく、やらせてくれよ」

キョン「痛いからいやだ」

佐々木「それでも男かい?」

キョン「耳から血を流す男なんざいねぇ」

佐々木「じゃあ…その…」

キョン「んだよ」

佐々木「アレ…」

キョン「…アレ?」

佐々木「性交を…」

キョン「成功?」

佐々木「せ、性交をしないか?」

キョン「成功をする? なんだそりゃ」

佐々木「し、知らないのかい?」

キョン「意味がわからん」

佐々木「ちゃんと勉強してるのかい?」

キョン(国語か?)

キョン「いや、まったくしてないけどな」

佐々木「そ、そうか…」

キョン「おまえ、俺と同じ中学なのによく知ってるな」

佐々木「い、いや、そうでもないよ」

キョン「そういえば、佐々木はどこの高校に行くんだ?」

佐々木「僕かい? うーん…」

佐々木「というか、なんでそんなこと聞くんだい? 学力的に、一緒の高校は無理だろう?」ニヤリ

キョン「お前と同じ高校がいいなと思ってな」

キョン「無理してでも、入るつもりだ」

佐々木「えっ……///」

キョン「まぁ、お前と一緒は無理かもしれないな。お前の言うとおり、学力の差があるから」

佐々木「…」

佐々木「キョン…」

キョン「なんだ?」

佐々木「僕は、君のことが好きだ」

キョン「…」

キョン「そうか。俺も、佐々木のことが(友達として)好きだぜ」

佐々木「/// 柄にも無いこと言わないでくれよ」

キョン「お前こそ、なんだよ、改まって」

佐々木「え?」

キョン「俺はお前が(友達として)好きだから一緒にいるんだろ? 嫌いだったらそばにいたくねぇ」

佐々木「えっ///」

キョン「改まって言わんでも、お前が俺のことを(友達として)好きだってことは言わんでもわかる」

佐々木「キョン…」

キョン「俺は、お前と一緒にいたいから、同じ高校に行きたいんだ」

佐々木「…」

キョン「で、お前はどこの高校に行くんだ?」

佐々木「考え中…かな」

キョン「そうか。決まったらすぐ俺に教えてくれよ?」

佐々木「ああ、もちろん」

キョン「…なあ、佐々木」

キョン「……星が綺麗だな」

佐々木「うわぁ…本当だ」

キョン「佐々木」

佐々木「な、なんだい」

キョン「クリスマス、空いてるか?」

佐々木「ど、どうしたんだい?」

キョン「いや、すこし買い物に付き合って欲しいんだ」

佐々木「うえっ…」

佐々木(それって…デート!?)

キョン(妹のプレゼントをどうにかせんといかんからな…)

佐々木「い、行くよ! 絶対!!」

キョン「それはよかった。佐々木にしか頼めんからな」

キョン(女物なんてわからんのでな…)

佐々木(…僕にしか?)

佐々木「そ、そうなのか。僕にしか…頼めないんだね」

佐々木(なんだか、嬉しいなぁ…)

キョン「ありがとよ、何時ぐらいがいい?」

佐々木「うーん…そうだなぁ」

キョン「…あ、そういえばクリスマスにも塾入ってたっけな?」

佐々木「どうだったかなぁ…よく覚えていないよ」

キョン「…俺はどうしても行きたい」

佐々木「えっ」

キョン「俺は休んででも行くつもりだが、佐々木は?」

佐々木「僕は…」

キョン「いや、無理して休むことはないんだぞ」

キョン「あっでも、しかし…佐々木が来ないと困る」

佐々木「えっ」

キョン「お前がいなきゃ意味がない」

佐々木「///」

またあそこまで待つのか・・・

でも支援

佐々木(や、やっぱり…デートなんだ…///)

キョン「今じゃなくてもいい、でもできれば早く教えてくれ」

佐々木「クリスマスじゃなきゃいけないのかい?」

キョン「ああ、そういうわけじゃないけどな…」

キョン「個人的にクリスマスがいいだけだ」

キョン(パレードとかあるからな)

佐々木(ロマンチック…)

佐々木「わかった。僕も塾を休むよ」

キョン「いや、無理しなくてもいいんだぞ?」

佐々木「僕が決めたことだ。キョンの言いなりにはならないよ」

キョン「お、おう。そうか」

佐々木「キョン、僕のこと好きかい?」

キョン「ああ、もちろん」

佐々木「…じゃあさ」

チュ

佐々木「くっくっ…」

キョン「…」

キョン「…なんだそれ?」

佐々木「…な/// なんでもない!」

キョン「…」

チュ

佐々木「/// な…」

キョン「お返しだ」

佐々木「…」

キョン「で、これはなんなんだ?」

佐々木「きょ、キョン…」

キョン「なんだ?」

佐々木「こんなこと、僕以外にしちゃダメだよ?」

キョン「なんでだ?」

佐々木「というか、しちゃやだ」

キョン「はぁ? わかったよ」

>>24
すこしだけ修正が加わってるので、よろしければ見て見てください…。

キョン「佐々木は本当になんでも知ってるんだな」

佐々木「キョンが知らなすぎるんだよ」

キョン「むう…言ってくれるじゃねぇか」

佐々木「くっくっくっ…」

キョン「そういえば、さっきのはなんていうんだ?」

佐々木「さっきの?」

チュ

キョン「これ」

佐々木「/// いちいちやらないでくれ!」

キョン「す、すまん」

佐々木「それは…キスって言って、好きな人にやるんだ」

キョン「ふーん。キスか」

佐々木「学校とかでやらないでくれよ? 恥ずかしいから」

キョン「恥ずかしいのか?」

佐々木(当たり前だろ…)

キョン「ん、じゃあな、佐々木」

佐々木「ああ、バイバイ」

キョン「また、クリスマスに」

佐々木「うん、クリスマスに」


キョン「それにしても…キスか」

キョン(佐々木は、なんで顔が赤くなったんだろうか…?)

キョン「まあ、気にしなくていいか」

キョン(ちょっくら勉強でもするか)

キョン(佐々木と一緒の学校になるためにも…な)

佐々木「キョン、大胆だったなぁ…」

佐々木(知らないからって、あんなにキスしてくるなんて…)

佐々木(///)

佐々木「…キスも性交も知らないなんて…」

佐々木「ふふ、子供だね、キョン」

佐々木「…」

佐々木(今日はなんだか、勉強する気になれないなぁ)

佐々木(今日はすこしだけでいいや)

佐々木「…キョン…」

佐々木「…んん…あんっ」

佐々木(僕はいつから、こんなにエッチになったんだろう…)

佐々木「ん…ふぅ…ああぁ」

佐々木「はぁはぁ…キョン…」

佐々木「あっああっっ…」

佐々木「…ふぅ……」

キョン「すまん、遅れた」

佐々木「遅いよ、キョン」

キョン「妹がうざくてな」

佐々木「はは…小学四年生だったっけ?」

キョン「ああ、こんな日ぐらい、誰かと遊びゃいいのによ」

佐々木「キョンが好きだから、しょうがないんじゃないかい?」

キョン「…そう…なのか?」

佐々木「昨日キョンが言ってたじゃないか」

キョン「ああ、そうだったな」

佐々木「じゃあ、行こうか」

キョン「おう」

キョン「そういえば昨日、帰りに光る耳かきを手に入れたんだ。これで耳の中が…」

佐々木「…それ、一人じゃ見れないよね」

キョン「そ、そういえば!」

佐々木「…今度、やってあげようか?」

キョン「で、でもお前は…」

佐々木「どうせ、不器用だよ! ふんっ!」

キョン「わ、悪かったよ…」


佐々木「うわぁ…」

キョン「凄い飾り付けだな…」

佐々木「風船!」

キョン「お、おい! 佐々木」

佐々木「あ、つい…」

キョン「………風船好きなのか?」

佐々木「…ま、まあね」

キョン「もらってこいよ」

佐々木「ああ」

キョン「これから、(買い物に)付き合ってもらうわけだからな」

佐々木「えっ!?」

佐々木(つ、付き合う!?)

キョン「どうした、顔赤くして…」

佐々木「な、なんでもないよ、キョン」

キョン「…?」

佐々木「ほ、ほら、行くよ」

キョン「ああ」


佐々木「何を買うんだい?」

キョン「マフラーかな、最近寒いからな」

キョン(妹はよく風邪をひくからな…)

佐々木「キョンがマフラーをねぇ…」

キョン「悪いか?」

佐々木「くっくっ…なにも」

佐々木(あ、これ…いいかも)

キョン「うえ、もっと女っぽいものにしろよ」

佐々木「大きなお世話だよ、キョン」

キョン「しかし、佐々木にはこういうほうが似合うと思うんだが…」

佐々木「へ…。そ、そうかい?」

キョン「これとかな」

佐々木「…でも、こういうの着てるのって、なんか、恥ずかしいんだよ」

キョン「そうなのか?」

佐々木「うーん、僕だけかもね」

キョン「ふーん…」

佐々木(それにしても、このマフラー…いいなぁ)

キョン「とりあえず、買ってくるわ」

佐々木「あ、ああ」

佐々木(持ち合わせ少ないし、やめとこっと)

キョン「…」


キョン「おまたせ」

佐々木「結局何を買ったんだい?」

キョン「秘密だ」

佐々木「え~、ケチだなぁ」

キョン「今度見せるさ」

佐々木「ふうん…今度ねぇ」

キョン「なんだよ」

佐々木「別に、なんでもないさ」

キョン「これで買い物終了だ。飯でも食うか」

佐々木「うん、了解だ」

キョン「何処行く?」

佐々木「そうだなぁ」

佐々木「…ど、どこでもいいよ」

キョン「じゃあ俺んちで飯食うか?」

佐々木「えっ…」

佐々木(キョンの、家!?)

キョン「…」

佐々木「…」

キョン「どうした? 黙って…」

佐々木「いや、別に…」

キョン「そうか…」

佐々木(…キョンの家って…どんなところなんだろ…?)

キョン「佐々木…?」

佐々木「ど、どうしたんだい?」

キョン「鼻水…出てるぞ」

佐々木「!!」

キョン「風邪ひいたか?」

佐々木「だ、大丈夫さっ……へくち!」

キョン「…やれやれ」

佐々木「え?」

キョン「ほれ、マフラー」

佐々木「…これって……」

キョン「お前、欲しがってただろ?」

佐々木「で、でも、…?」

キョン「俺の分はちゃんとある。それはお前にやる。クリスマスプレゼントだ」

佐々木「/// ありがとうキョン。大切に使わせてもらうよ」

チュ

佐々木「くっくっくっ…」

キョン「…鼻水たらしながらキスするなよ」

佐々木「う、うるさいなぁ!」

キョン「ほれ、ティッシュ」

佐々木「ティッシュぐらい持ってるよ」

佐々木「…あれ? …何処にいったんだ?」

キョン「…ほら、早く拭け」

佐々木「迷惑かけるね…」

キョン「いや、今日はなんだか佐々木のちょっと抜けたところを見せてもらったぜ」

佐々木「…な…!」

キョン「もうちょっと、気を抜けよ」

佐々木「え?」

キョン「なんか、急いでる気がするんだが…」

キョン「俺だっているんだからさ、もっとリラックスしてくれよ」

佐々木「う、…うん」


キョン「…ほら、俺の家だ」

佐々木「へえ…ここが…」

ガバッ


キョン「…」

キョン(この後…どうなったんだっけ…?)

キョン「ふわぁぁぁ…」

キョン「くそ、昔の夢見ちまったぜ…」

妹「キョンくん、朝だよ~?」

キョン「わかってる…ふわぁぁぁ…」

キョン(佐々木を家に迎えて……そして……このあとが、思い出せねぇ…)

キョン「…」

谷口「よう、キョン」

キョン「おう、谷口」

谷口「ああん? お前、なんか変だな?」

キョン「ちょっと、考え事していてな…」

谷口「ほーお前がねぇ…?」

キョン「…」

谷口「涼宮絡みか?」

キョン「いや…違う」

谷口「ほほー…ほかの女か!?」

キョン「すこし、黙れ」

谷口「す、すまん…」

キョン(佐々木…は、あのあと…)

キョン「あー畜生」

ハルヒ「どうしたのよ?」

キョン(そうだ…)

キョン「ハルヒ、キス以上の行為ってなんだ?」

ハルヒ「は!? /// いきなり何言い出すのよ!?」

キョン「いや、聞いてみただけだ…」

ハルヒ「…」

キョン(そういえば、俺はハルヒと一度キスしてるよな…)

キョン(約束…破っちまったな)

キョン「…すまん、ハルヒ。今日は先に帰らせてもらう」

ハルヒ「は、はぁ!?」

キョン「理由はまた今度な」

ハルヒ「ちょ、ちょっと…」


キョン「…」

prrr prrr

佐々木「もしもし?」

キョン「もしもし、俺だ」

佐々木「おや、キョンかい?」

キョン「久しぶりだな」

佐々木「そうだね…」

キョン「今日、俺の家に来ないか?」

佐々木「えっ」

キョン「いや、別にいやならいいんだ」

佐々木「うん…いいよ」

キョン「そ、そうか」

佐々木「それに…昔の決着もつけたいし…」

キョン「ん? なんか言ったか?」

佐々木「ううん、なんでもないよ、キョン」

プツッ

キョン「…昔の…決着?」

キョン(何のことだ…?)

キョン「……用意しとかないとな」


ピンポーン

キョン「おう、入れ入れ」

佐々木「お邪魔しまーす…」

キョン「おう。佐々木」

佐々木「! …キョン」

キョン「…? 佐々木?」

佐々木「ひさし…ぶり」

チュ

キョン「う、おおお。偉く大胆だな」

佐々木「会いたかった…ずっとずっと」

キョン「俺もだ、佐々木」

佐々木「…今日はどうして僕を?」

キョン「ああ、ちょっと、話があってな」

佐々木「? なんだい」

キョン「実は…」


佐々木「/// そ、そんな夢を、見たのかい!?」

キョン「あ、ああ。あれは…クリスマスの夜だったはずだ」

佐々木「じゃあ、続き、してみる?」

キョン「へ?」

佐々木「キョンの家に行った後…何やったのか…」

キョン「…? なにか、したのか?」

キョン「おう、おい、佐々木…!」

佐々木「なんだい?」

キョン「ほ、本当に、俺達はこんなこと…したのか!?」

佐々木「…」

キョン「さ、佐々木?」

佐々木「この、マフラー」

キョン「そ、それ…」

佐々木「僕は、今でもはなさずに、持ってるんだよ…?」

キョン「そ、そうなのか…」

佐々木「とっても暖かくて、お気に入りさ」

キョン「……うれしいよ」

キョン「そのマフラー、今でも持っててくれて」

佐々木「当たり前だろ…だって…」

佐々木(好きな人からもらった…大事なものなんだから)

キョン「だって?」

佐々木「キョンからもらったものだしね」

キョン「そうか、そういえば、俺も」

佐々木「え?」

キョン「お前が卒業式にくれた手紙、まだ持ってるぞ」

佐々木「え!?」

佐々木(僕が生まれて初めて書いた…ラブレター!? 返事がなかったからダメだと思ってたのに…)

キョン「お前、卒業式のあとまったく遊べなくなったから、俺は嫌われたと思ってたんだ」

佐々木「そ、そんなことないよ」

キョン「だから、返事もできんかった」

佐々木「え…」

キョン「いいぜ、(買い物とかに)付き合っても」

佐々木「やっぱりね…」

佐々木「……え?」

佐々木「ほ、ほ、ほ、ほんとかい!?」

キョン「もちろん、佐々木なら俺は一向に構わんぞ」

キョン(クリスマスの時のお礼もしたいし)

佐々木「素直に、嬉しいよ」

キョン「それより、だ」

佐々木「なんだい?」

キョン「クリスマスの夜、俺とお前は何をしたんだ?」

佐々木「僕達は付き合うのだから、いつでもできるさ」

キョン「そ、そんなものか?」

佐々木「君の家には健全な小学生がいるからね。無闇やたらにやっちゃダメなのさ」

キョン「ふーん」

佐々木「でも、キョン…」

キョン「ん?」

佐々木「見ないうちに…その…」

佐々木「大きく…なったね」

知らない人には画像も必要かな?

キョン「そうか? お前は変わってないみたいだな」

佐々木「な! 僕だって数センチ伸びたよ」

キョン「んじゃ、立ってみろ」

佐々木「ほら!」

キョン「ああ、そうか。俺も身長伸びたからわかんないんだ」

佐々木「///」(近い…)

ギュッ

キョン「ん…いきなりなんだよ」

佐々木「…ううん…別に、大した事じゃないよ」

キョン「…」

キョン「佐々木、お前ってさ」

佐々木「ん?」

キョン「随分、女らしくなったな」

佐々木「…は?」

キョン「ほら、なんか凸凹ができたというかなんというか…」

佐々木「! 昔はなかったって言いたいのかい…?」

キョン「そ、そういうことだな」

佐々木「思ってても言わないもんだよ…キョン」

キョン「む、気分を害したか?」

佐々木「昔は昔、今は今! 気にしてないよ」

佐々木「あと、それを言うなら凹凸って言うんだよ」

キョン「…勉強になる」

佐々木「くっくっくっ…キョンは僕に敵わないからね」

キョン「それに、尻も…」

佐々木「そんなところも見てたのかい!? ///」

キョン「俺も男なんだぜ? なんだか、気にしちまうくらい素敵だ」

佐々木「も、もう。やめてくれよ…」

佐々木(恥ずかしい…)

佐々木「あの…さ…」

キョン「なんだ?」

佐々木「さ、触って…みる?」

キョン「む/// い、いいのか…?」

キョン(マジマジと見てみると、結構エロい体してるんだよな…佐々木)

キョン(出てるとこ出てて、お腹はキュッと細くてくびれてる…)

佐々木「…うん」

キョン「…」

キョン「…」

佐々木「…ん」

キョン「なんだよ」

佐々木「キョン…触り方がエッチ…」

キョン「…悪かったな」

佐々木「ふわぁ…」

キョン「…」

佐々木「…」

佐々木(なんだか…じれったいなぁ…)

佐々木「キョン!」

キョン「はい!?」

チュッ

キョン「んんっ!?」

キョン(舌が…入って…)

ドン!

佐々木「ハァハァ…これくらいのこと、できないのかい?」

キョン「…俺は何も知らんからな」

佐々木「…」

ガチャ

妹「キョンく~ん……」

キョン「おう」

妹「!! お邪魔しましたぁ…」

佐々木(あちゃぁ~…やっちゃった…)

キョン「ん? 妹はどうして…?」

佐々木(やっぱり、キョンの家はまずかったか…)

佐々木「どうしようかな…」

キョン「どうした? 佐々木」

佐々木「いや、なんでもない」

キョン「そ、そうか」


佐々木「ねえ、キョン」

キョン「ん?」

佐々木「…外、行かない?」

キョン「あ、ああ」

佐々木「…」

キョン「外、冷えてるな」

佐々木「そろそろクリスマスだからね…」

キョン「そうだったな…」

佐々木「ねえ、キョン」

キョン「ん? なんだ?」

佐々木「クリスマスの日…空いてるかい?」

キョン「…まあ、今のところ空いてる」

佐々木「なら、僕と一緒にお買い物に行こう」

キョン「…そうだな、付き合ってやるよ」

佐々木「…」

キョン「公園にでも行くか」

佐々木「え/// …うん」

キョン「…」


キョン「と、言ってもこの公園しか知らんのだがな…」

佐々木「そういえば、ここでよく遊んだよね」

キョン「そうだったか?」

佐々木「忘れないでくれよ」

キョン「…にしても、ここ、誰もいないな」

佐々木「そうだね」

キョン「…」ジー

佐々木「な、なんだい?」

チュ

佐々木「んん!?」

佐々木(し、舌が…)

キョン「舌を入れると、何かあるのか?」

佐々木「…だから、やらなくてもいいって言ってるだろ…///」

キョン「…そうだったな、すまん」

佐々木「…僕も、あんまりよく知らないけど…」

佐々木「キョンだから、するんだよ…?」

キョン「つまり…?」

佐々木(恥ずかしいこと言わせないでくれよ…)

佐々木「すっごく、好きな人に…するんだ…」

キョン「へえ、そうか。俺も、お前となら別にいいぜ」

佐々木(///)

佐々木「…でも、さ」

キョン「ん?」

佐々木「こんなことは…僕としかしないでね」

キョン「ん、ああ。努力するよ」

佐々木「あれ? なんだか清々しい返事じゃないなぁ…?」

キョン「わかった。しない。お前としかしない」

佐々木「/// キョン…」

キョン「…」

佐々木「さっきの続き…しない?」

キョン「えっ」

佐々木「妹さんには…ちょっと刺激が強すぎるから」

キョン「…」

佐々木「ふぁ…」

キョン「佐々木…お前」

キョン「随分と、可愛くなったな」

佐々木「えっ…? ///  ありがとう…」

キョン「俺、昔はお前のこと、女としてみてなかった」

佐々木「そうだったのかい?」

キョン「ああ、なんかお前、すっげぇ可愛い」

佐々木「や、やめてくれよ…恥ずかしい」

キョン「誉められて恥ずかしいのか?」

佐々木「慣れてないんだよ…そういうこと言われるの…」

キョン「…」

キョン(恥らう姿も可愛いな)

佐々木(キョンも随分と成長したみたいだね…)

佐々木「ねぇ、キョン」

キョン「ん?」

佐々木「僕のここ…トクン、トクンって…」

キョン(///)

佐々木「だんだん…早くなってきてるんだ…」

キョン「…ああ」

佐々木「キョンが、いるからだよ?」

キョン「佐々木…」

キョン「病気か?」

佐々木「…」

キョン「顔も赤いし、最近流行のインフルエンザじゃないだろうな?」

佐々木「…キョン…君ってやつは…」

キョン「ん?」

佐々木「本当に…ダメだね」

キョン「何がだよ?」

佐々木「大体…インフルエンザだったら…君の家に来れないだろう」

キョン「今なったかもしれんだろう」

佐々木「…はぁ」

キョン「あ、でも、さっきお前は、俺がいるからって言ったな?」

佐々木「…ま、まあね」

キョン「俺に、そんな能力が…!?」

佐々木「そうじゃないよ…」

佐々木(一気に冷めちゃったなぁ)

キョン「そ、そうなのか…」

キョン「佐々木…なんで怒ってるんだ?」

佐々木「別に怒ってないけど」

キョン「いや、怒ってるだろ」

佐々木「怒ってないってば!」

キョン「怒ってなかったら、こんな大声出さないだろ、佐々木は」

佐々木「…キョン」

キョン「佐々木のことは、結構知ってると思うからさ」

佐々木「///」

佐々木「…」

キョン「…あの…風邪ひくぞ?」

佐々木「…」

佐々木「キョンは…ずるい」

キョン「は?」

佐々木「キョンは本当に…ずるい」

キョン「…? なんで?」

佐々木「どんなに怒ってても、怒りきれない」

キョン「いや、そこは素直に怒れよ」

佐々木「もうっ、そういうことじゃないってば…」

キョン「…佐々木」

佐々木「な、なに?」

キョン「お前ってまだ、あの恋愛論を持ってんのか?」

佐々木「恋愛論?」

キョン「ほら、あの、恋愛は一種の病気だとかなんとかって…」

佐々木「…あ…え、え~っと」

佐々木「そんな、ことも、言っていたね」

キョン「じゃあ、今は思ってないのか?」

佐々木「な、何で聞くんだい?」

キョン「気になるからだ」

佐々木「今は…そうだね…」

佐々木「別に、病気とは思ってないよ」

キョン「そうか」

キョン「そのほうが、いいと思うぜ」

佐々木「え?」

キョン「お前は、可愛いやつだからな」

佐々木「うん…///」

キョン「もっと色んな男と付き合ったほうがいい」

佐々木「…え?」

キョン「その、なんて言うんだろうな、もっと、青春しろってことだな」

佐々木「…キョン」

キョン「ん?」

佐々木「僕は…君の…友達なんだね?」

キョン「なんだ? 今更」

佐々木「…!」

ダッ

キョン「ちょ、佐々木!?」

キョン「…佐々木…」

キョン「いきなり、どうしたんだ?」

キョン「…」

キョン「あ、これ…」

キョン(ったく、あいつ、忘れてったな…)

キョン「やれやれ」

長門「…」

キョン「おう、長門」

長門「どうしたの?」

キョン「散歩だ」

長門「大丈夫?」

キョン「何がだ?」

長門「時間」

キョン「え? 時間…?」

長門「11時を過ぎる」

キョン「!! そりゃまずいな」

長門「家まで帰れる?」

キョン「無理かもしれん」

キョン「すこしだけ、お前の家に入れさせてくれ」

長門「わかった」

キョン(もう、こんな時間だったのか…)


佐々木「はぁ…はぁ…」

佐々木(いきなり走り出したのは、やっぱり、ダメだったかな?)

佐々木(…あれ? キョン……?)

佐々木「あれは……制服を着た…女の子?」

佐々木「…長門…有希、さん」

佐々木「…」

キョン「ふう」

長門「こんな時間に、どうしたの?」

キョン「友達と会ってたんだよ」

長門「そう」

キョン「ふわぁぁ…」

長門「眠たい?」

キョン「いや、ただあくびが出たってだけかな」

長門「そう」

キョン「にしても、こたつ温いなぁ…」

長門「…」

キョン「ふわぁぁ…」

キョン「……」

長門「こたつで寝たら、風邪をひく…」

キョン「zzz…」

長門「…」

長門「おやすみなさい」









ガバッ

キョン「んわぁ?」

佐々木「あ、おはよう」

キョン「ん? 佐々木?」

佐々木「どうしたんだい? いきなりこんなところで寝て…」

キョン「あれ? さっきまでこたつで…」

佐々木「ふふ…どうしたんだい? 寝ぼけてるのかな?」

キョン「そんなはずは…」

佐々木「ほら、続き…しよっ?」

キョン「え、ちょっと待てっ……!!」

佐々木「んっ…あっはぁ…」

キョン(体が勝手に…!)

佐々木「あ、キョン…今日は…」

佐々木「んん! はぁはぁ…」

キョン「佐々木…」

佐々木「あっ…こんなとこ…も」

キョン「佐々木っ」

佐々木「…好きにして、いいんだよ?」

キョン(これは…夢なのか?)

佐々木「あっああああ!!!」

キョン「くっ…!」

佐々木「はぁはぁ…ゆっくり…ゆっくり…動いて」

佐々木「僕をめちゃくちゃにして…!!!」

キョン(こんなの…佐々木じゃねえ…)

キョン「んっ…くぅ…」

佐々木「あっ…あっ…」

キョン「そ…そろそろ…」

佐々木「いいよ…キョン」

キョン「お前は…本当に佐々木…なのか?」

佐々木「そうだよ?」

キョン「そ、そうか…くっ!」

佐々木「んん!…すっごい勢い……はぁはぁ…すごいね…キョン」

キョン「はぁはぁ…」

このままじゃさるになるだろ

誰か代わりにはれよ

キョン「こんなことして…よかったのか?」

佐々木「…いいよ…」

キョン「…」

佐々木「今度は…学校でもやろうねっ」

キョン「え!?」







ガバァ

キョン「…!!」

長門「おはよう」

キョン「…お、おう」

長門「…」

キョン(最低な夢だったな…)

キョン(まさか、親友とやっちまう夢とは…はぁ)

>>124
無理しなくていいっすよ…猿になったその時はその時です。

キョン「…」

ハルヒ「…」

キョン「…くそ」

ハルヒ「…? なんか言った?」

キョン「別に…」

岡部「えー、今日は、転校生がやってきたぞ!!」

キョン「…へ……?」

佐々木「はじめまして…」

キョン「…佐々木?」

キョン(なんでだ? あいつは…こんな高校にくるようなやつじゃねえし…)

キョン(それに、なんで昨日教えてくれなかったんだ!?)

キョン「…」

佐々木「よろしくね、キョン」

キョン「お、おう」

キョン(席替えの結果をお教えしよう。ハルヒは俺の後ろから退き、佐々木がやってきたのである)

佐々木「…中学振りだね、同じ教室で、同じ授業を受けるのは…」

キョン「あとで話があるから、ついてきてくれ」

佐々木「ああ、わかった」

キョン「なんでお前がここにいる!?」

佐々木「…実はね」

キョン「ああ」

佐々木「僕にもよくわからないんだ」

キョン「…は?」

佐々木「うーん…理由を僕に問われても、答えは出てこないと、言っているんだ」

キョン「…つまり、知らん間にこうなっちまったと?」

佐々木「ああ、本当に、わからない」

キョン「放課後に…学校案内、してやるよ」

佐々木「くっくっ…ありがとう」

キョン「そろそろ飯だな。佐々木、一緒に食うか?」

佐々木「いいのかい? 友達と食べるんじゃ…」

キョン「お前も友達だろうが。それに、紹介しないと怒るやつがいるからな」

佐々木「へ、へえ…」

キョン「こいつが俺の友達の、谷口だ」

佐々木「よろしく、谷口君」

谷口「ど、どうも! 谷口です!」

佐々木「久しぶり、国木田」

国木田「久しぶり、佐々木さん」

ハルヒ「…」

キョン「それで、佐々木がさ…」

佐々木「やめてくれよ、昔の話は…」

谷口「ふむふむ…佐々木さんは、ちょっとおっちょこちょいだと…?」

佐々木「佐々木でいいよ、谷口君」

国木田「……ねえ、キョン…」

キョン「ん? なんだ?」

国木田「佐々木さん、相当綺麗になったね」

キョン「そうだな。俺もビックリした」

佐々木「ん? キョン、箸が進んでいないようだね」

キョン「ん、ああ。ちょっと考え事しててな」

佐々木「いらないなら、もらうよ」ヒョイ

キョン「太っても知らんぞ」

佐々木「…女の子にそういうことを言うのはどうかと思うけど?」

キョン「言えば食う気なくなるだろ?」

佐々木「はあ、まったく…」

佐々木「キョン」

キョン「なんだよ?」

佐々木「あーん」

キョン「ん、あーん」

パクッ

谷口「!!」

ハルヒ(!!!!!!!!!)

キョン「うむ、美味い」

佐々木「ふふ…」

ハルヒ(なによあの女……キョンもキョンよ…!)

谷口「くうぅ…羨ましいぜぇ…ごゆっくり…」

キョン「ん?…中学の時はいつもこんな感じだったよな?」

佐々木「そうだったね」

ハルヒ(!! …うそ……でしょ…)

キョン「さて、んじゃあ、佐々木。学校案内してやるよ」

佐々木「あ、うn…」
ハルヒ「ちょっとキョン」

キョン「ん? なんだよハルヒ?」

ハルヒ「ちょっと話があるわ」

キョン「あとでもできるだろ」

ハルヒ「いいから!」

キョン「あーあーうるせーうるせー。行くぞ佐々木」

佐々木「うわっ! キョンっ!」



佐々木「はぁはぁ…いきなり引っ張らないでくれよ…」

キョン「…す、すまん」

佐々木「でも、いいのかい? 涼宮さん、なにか話をしようとしていたけど…」

キョン「どうせSOS団のなんやかんやをガミガミ言われるだけだ」

佐々木「そ、そうかい…」

キョン「じゃあ、案内するからな」

佐々木「う、うん」

キョン「俺も行ったことない場所があったりするから、そこらへんは省くぞ」

佐々木「ああ、了解した」


キョン「うーん…と、ここは…なんだっけか?」

佐々木「入ってみようよ」

キョン「そうだな、中に入ればわかるかもしれん」

佐々木「…何もないね」

キョン「そうだな…」

佐々木「…」

キョン「…出るか?」

佐々木「すこしだけ、待って」

キョン「お、おう」

佐々木「…」

キョン「…」

佐々木「ねえ、キョン」

キョン「ん?」

チュ

佐々木「…」

キョン「さ、佐々木…」

佐々木「…キョン」

キョン「俺は最低なやつだ」

佐々木「えっ?」

キョン「…いや、ちょっといやな夢見ちまってな…」

佐々木「ど、どんな夢だったんだい?」

キョン「/// 恥ずかしすぎて言えん」

キョン(夢は脳内で考えていることが少なからず関係しているわけだからな)

キョン(今でも、夢の中だってのに、佐々木の体を鮮明に覚えてる…)

キョン「俺は最低なやつだ…マジで…」

佐々木「キョン…」

佐々木「僕は、最低だと、思ってないから」

キョン「佐々木…」

佐々木「勝手に、決め付けない方がいいと思うよ」

佐々木「僕みたいにキョンを、好きな人だっているんだから」

キョン「…ああ、すまん」

佐々木「…キョン」

ガラッ

チュ

ハルヒ「…!!!」

キョン「ん…ハルヒ…?」

ハルヒ「な、な、な…」

佐々木「す、涼宮さん…」

ハルヒ「…」

ガラッ ダッダッダッ…

キョン「…?」

キョン「さっきのは、ハルヒか」

キョン「こんな部屋に何の用事だったんだろうな」

佐々木「え、あ……うん」

佐々木(君だよ…キョン)

キョン「んじゃ、そろそろ行くか」

佐々木「う、うん」

キョン「…」

キョン(いつになく、ドキドキしてるな、俺)

佐々木「…キョン」

キョン「なんだ?」

佐々木「好きな人は…できた?」

キョン「ん…なんだよ急に」

佐々木「すこし、気になってね」

キョン「そうだな…」

佐々木「うん……」

キョン「すっごく好きになった人はいないな」

キョン「お前ぐらいじゃないか? ここはいいやつは多いけど、すっごく(友達として)好きになった人ってのは」

佐々木「え!? ///  僕かい?」

キョン「ああ、どうした? そんなに嬉しいかぁ…?」

佐々木「いや、そんなに」

キョン「ちょっと傷ついたな…」

佐々木「いや、嬉しい! すごく嬉しいよ!」

キョン「後づけみたいだな…」

佐々木「う…」

キョン「ふ、なんてな」

佐々木「まったく…意地悪だな、キョンは」



キョン「おっし、これで一通りだな」

佐々木「ありがとう、キョン」

キョン「おう」

佐々木「今日は、このあと活動かい?」

キョン「そうだろうな…ちょっとめんどくさいなぁ」

佐々木「どうしてだい? とても面白そうだけど」

キョン「まあ、それは否定しないけどな…」

キョン「そういえば、今日は塾ないのか?」

佐々木「高校が変わったからね、別に行かなくてもいいかなと思ってさ」

キョン「余裕だな…お前」

佐々木「ふふ、キョンはいつもどおりなのかい?」

キョン「いつもどおり?」

佐々木「あまりいい点を取ってないって、言ってるんだよ」

キョン「お前の方がよっぽど意地が悪い」

佐々木「それは失礼♪」

キョン「…ふう、でも…」

キョン(こんな会話、久しぶりだな…)

佐々木「よかったら、僕が教えてあげようか?」

キョン「いいのか? そりゃありがたい」

佐々木「テストより君に理解させる方が、難しいそうだけどね…」

キョン「俺をコケにしすぎじゃないか?」

佐々木「とても有意義な時間になりそうだね」

キョン「…そうだろうな」

佐々木「ふふ…」

ガチャ

キョン「おっす」

ハルヒ「…」

長門「…」

みくる「…」

古泉「…」

キョン「…ど、どうした?」

ハルヒ「ふんっ」

古泉「そろそろ、バイトに行ってきます」

ハルヒ「いってらっしゃい。古泉くん」

古泉「ふう…あとで会えませんか?」

キョン「ああ…」

キョン「おい、ハルヒ」

ハルヒ「…なによ?」

キョン「さっきの話とはなんだ?」

ハルヒ「…別に」

キョン「教えてくれよ」

ハルヒ「佐々木と…あんた…」

ハルヒ「キス…してたでしょ」

みくる「!?」

長門「…」

キョン「ま、まぁな、それがどうしたんだよ?」

ハルヒ「なによ、SOS団に入る前から彼女だったってわけ?」

キョン「彼女じゃねえよ、親友だ」

ハルヒ(親友にキス…!?)

ハルヒ「…そ、それなら…」

ハルヒ「私に、キス、してみなさいよ!」

キョン「…どうしてそうなる?」

ハルヒ「あ、あら…できないの?」

キョン「あのな…」

ハルヒ「佐々木にできて、私にはできないってこと?」

キョン「む…」

キョン「……はぁ」

キョン「悪いんだがな、ハルヒ」

ハルヒ「な、なによ」

キョン「お前のわがままには、できるかぎり我慢してきた」

キョン「しかし、もう我慢の限界だ」

ガチャ

ハルヒ「ちょ、キョン!」

キョン(…すまん、古泉!)

キョン「…」

prrr prrr

キョン「ん…古泉…」

キョン「もしもし?」

古泉「…もしもし…? はぁはぁ…」

キョン「ど、どうした!?」

古泉「閉鎖空間の増加が数十倍に跳ね上がりましてね…」

古泉「もしかして、と思いまして…」

キョン「…すまん」

古泉「涼宮さんの怒り以上の何かが、生まれそうです」

キョン(なんだよそれ…)

古泉「生きて会えるかどうかわかりません。それまで、ご無事でいてください」

キョン「あ、ああ」

プツッ…

キョン(…えらいことをしちまったな…)

キョン「…ん?」

○○「ええ? 私達も出動するんですか?」

○○「いやですよ、涼宮さんが起こした閉鎖空間ぐらい、機関で処理してください」

キョン「あいつは…橘か?」

橘「私、今忙しいんです! 無理です!」

キョン(この寒い日にアイスクリーム食ってやがる…それに、全然暇じゃねぇか)

プツッ

橘「ふえ?」

橘「いきなり人の電話を切るなんて…」

キョン「知るか、早く行け」

橘「…ど、どうしてここに?」

キョン「帰り道だ」

橘「あのですね…私達は彼らとは険悪なんです」

キョン「知るかよ、世界崩壊よりマシだろうが」

橘「そのときはそのときですよ」

キョン「佐々木が神だって言い張ってたお前が、結局ハルヒの神的能力で世界崩壊でいいのかよ」

橘「うっ…私は忙しいんです」

キョン「なんだと…?」

キョン(そう言いながら、アイスクリームを食うな!!)

キョン「こんなもん」

橘「あっ! 返してください」

キョン「知るか!」パクパク

橘「ええええ!? ちょっと、食べないでくださいよ!」

キョン「うう…頭が…」パクパク

橘「うわわわ!!」

キョン「ご、ごちそうさま…」

橘「うう…私のアイスクリーム…」

キョン「早く行きやがれ!」

橘「あとでおごってくださいよ? アイスクリーム」

橘「おごってくださいよ?」

キョン「わかったから早く行け!」

キョン(二回も言わんでいいだろうに…)

佐々木「あれ? キョン?」

キョン「おう、佐々木どうしたんだ?」

佐々木「…橘さんと会う約束をしていたんだ」

キョン「え…」

キョン(忙しい理由はそれだったのか…)

ブー ブー

佐々木「あ、メール…」

佐々木「『今日、いけません。いきなりでごめんなさい』…そっか」

キョン「…俺だったら相手するぞ? どこか行くつもりだったのか?」

佐々木「ま、まあね」

キョン「じゃあ、行こうぜ」

佐々木「いや、いいよ! キョンとは、行けないよ」

キョン「なんだそれ? まさか佐々木…変な店に!?」

佐々木「そ、そ、そんなわけないだろ! もう」

キョン「なら連れてけ~!」

佐々木「…後悔しないんだね?」

キョン「おうよ」

佐々木(…逆に僕が連れて行きたくないんだけどなぁ…)


  ∧ ∧   支援ですよ 一人一個まで
 ( ´・ω・)
 ( ∪ ∪  ,.-、   ,.-、   ,.-、   ,.-、     ,.-、      ,.-、    ,.-、
 と__)__) (,,■)  (,,■)  (,,■)  (,,■)    (,,■)      (,,■)   (,,■)
       梅干  高菜 おかか こんぶ ごはんですよ わさび漬け 焼たらこ

          ,.-、   ,.-、     ,.-、      ,.-、   ,.-、   ,.-、    ,.-、
          (,,■)  (,,■)    (,,■)     (,,■)  (,,■)  (,,■)   (,,■)
          鶏飯 明太子 ちりめんじゃこ ゆかり  柴漬  塩辛 牛肉しぐれ
      ,.-、   ,.-、     ,.-、    ,.-、    ,.-、   ,.-、    ,.-、   ,.-、
     (,,■)  (,,■)    (,,■)   (,,■)   (,,■)  (,,■)   (,,■)  (,,■)

      鮭 鶏ごぼう   野沢菜 天むす ツナマヨ エビマヨ  鮭マヨ  具なし
          ,.-、   ,.-、

          (,,■)  (,,■) 
          麦飯 すじこ 

>>182
わさび漬けもらいます

  ∧ ∧   
 ( ´^ω^)
 ( ∪ ∪   >>183 どうぞ、どうぞ。
 と__)__)


この時間はバイさる規制半端ないっす…

キョン「…ほ、ほう…」

佐々木「ほら、やっぱり中には入れないだろ?」

キョン「後悔はしない…一緒に入ってやる」

佐々木「そ、そうかい?」

佐々木(僕のほうが恥ずかしい…)


キョン「……」

佐々木「…おもしろい?」

キョン「おもしろかったら変態だろうが…」

ざわざわ…

キョン(なんか言われてる…はずかしっ!)

牛肉しぐれいただきます

佐々木「あ…あのさ…」

キョン「なっ、なんだっ!?」

佐々木「えっと…試着するから…」

キョン「おっおう…!」

佐々木(顔真っ赤だな…ふふっ面白いもの見れてよかった)

キョン「……」

キョン(…めっちゃみられてる…)

   ∧__,,∧   旦旦旦旦旦旦旦旦
   ( ´・ω・)   旦旦旦旦旦旦旦旦 >>189これもどうず
.   /ヽ○==○旦旦旦旦旦旦旦旦
  /  ||_ | 旦旦旦旦旦旦旦旦

  し' ̄(_)) ̄(_)) ̄(_)) ̄(_)) ̄(_))

キョン(が、我慢できん!!)

シャー!

佐々木「うぇ!? キョン!?」

キョン「絶対見ないから! 中に入れさせてくれ」

佐々木(…出るときが一番危ないんだけどなぁ…)

キョン(…佐々木の匂いがする…)

キョン(シャンプーの匂いか…)

佐々木「…」

佐々木(は、恥ずかしいなぁ…)

キョン(うう! 衣擦れ…)

佐々木「ちょっと、服持っててくれる?」

佐々木(引っ掛けられないから)

キョン「お、おう」

佐々木「狭いなぁ…」

キョン「す、すまん」

佐々木「…」

キョン(見えないから逆に変な気分だ…)

佐々木「!! きょ、キョン…」

キョン「ん? どうした?」

佐々木「あ、あしが…」

キョン「あし?」

佐々木「変なところに…当たってる…」

キョン「す、すまん」

佐々木「あっ…動かないで」

佐々木「動くと…余計にダメ…」

キョン「わかった…動かんように努力する」

佐々木「んん…」

佐々木(…どうしよう…このままじゃ下が…穿けない)

キョン「…ど、どうした?」

佐々木「う、ううん…なんでもない」

キョン「そ、そうか…」

佐々木(もっと広いところにすればよかった…)

佐々木「ひんっ…」

佐々木(や、やっぱり無理かも…)

キョン「やっぱり、どかした方がいいんじゃないか?」

佐々木「だ、大丈夫だよ、キョン」

キョン「そ、そうか?」

佐々木「…ふぅ」

佐々木(なんとか…脱げた…)

キョン「へっくし」

佐々木「ひひゃあ!?」

キョン(やっべ、脚動いちまったか)

佐々木(あ…ど、どうしよ…)

キョン「…? どうした?」

佐々木「い、いや…なんでも…ない」

キョン「? まあ、なんでもないなら…」

佐々木(急に動かないでよ…)

佐々木(本当にどうしよう。こんなんじゃ商品の下着穿けないし…)

佐々木(もう穿かなくてもいいや。買っちゃおう)

キョン「…」

キョン(あーなんか生暖かくなってきた…体が熱い…)

キョン(佐々木の吐息がもろにかかってきて…)

キョン(変な気分だ…)

佐々木「…よしっ」

佐々木(ブラジャーの試着だけしとこっと)

キョン「ま、まだか…?」

佐々木「もうすこし待ってくれよ、キョン」

キョン(くっそ…)

佐々木「う、動くな!」

佐々木「あっ…ちょっと…」

キョン「この体勢、きつすぎる!」

キョン(脚がガクガクしちまう…)

佐々木「うぁあぁ…ちょっと、キョン!」

キョン「脚が、いてえ!」

佐々木「ああん……んんっ」

佐々木「い、い、い、いい、い、いい加減に…」

佐々木「しろ!」

キョン「ふぼあっ!」

キョン「いってぇ…何すんだ…!」

キョン「あっ…」

ヒソヒソ ヒソヒソ

キョン「…はぁ」

キョン「あれ? ズボンが…濡れてる…?」

キョン「ビッチョビチョだな…」




バーガー・・・・


佐々木「…」ムスッ

キョン「…その…すまんかった」

佐々木「…本当、最低だったよ、キョン」

キョン「ああ、俺も反省してる」

佐々木「キョンのエッチ…」

キョン「あれは事故だ!」

佐々木「中に入ってきた時点でエッチだよ」

キョン「…す、すまん」

prrr prrr

キョン「!! もしもし? 古泉か?」

古泉「はぁはぁ…な、なんとか…」

キョン「ほっ…おつかれ」

古泉「変わりますね」

キョン「え?」

橘「もしもし! 橘ですけど!」

キョン「た、橘…!」

佐々木(…たちばな?)

橘「古泉一樹から電話番号その他諸々教えてもらいましたから!」

橘「今度アイスクリームおごってくださいね!」

キョン「わ、わかったよ」

古泉「……と、言うわけです」

キョン「それだけか?」

古泉「それだけです…そろそろ、体力の限界が…」

キョン「…はぁ、じゃあな」

キョン(まさか古泉を助けに行ってたのか…)

プツッ

佐々木「橘さんと…電話してたの?」

キョン「いや、古泉とだ」

佐々木「で、でもさっき…橘って…」

キョン「あいつら一緒にいるみたいでな」

佐々木(…古泉くんと、橘さんは…付き合ってる!?)

キョン「まあ、あいつらのことはどうでもいい」

佐々木「…そうだね。うん、そうだそうだ」

キョン「俺はまったく恥ずかしくて見れなかったが、どんなパンツ買ったんだ?」

佐々木「えっ…」

サーセン。

まさか前スレでこんなに時間かかると思わなかったんですよ…。

だから続きもかけると思ったのに、すいません。

保守お願いできますか…?

こんな時間まで起きていたみなさん、本当にすいません><

ふう…帰ってきました。

これから続き書きますけど…

見てる人…いますかね?

佐々木「そそ、そんなのに、興味があるのかい!?」

キョン「いや、ただ話題がないから」

佐々木「…君には教えない」

キョン「なんで?」

佐々木「女の子のことを平気で聞くもんじゃないよ、キョン」

キョン「そ、そうなのか。すまん」

キョン「ああ、そういえば」

キョン「お前、マフラー忘れてっただろ」

佐々木「マ、マフラー?」

佐々木「あ、ああ。忘れてた」

キョン「おいおい、お前が捨てずに持ってるっつったのに忘れていくとはどういうことだ?」

佐々木「ご、ごめん」

キョン「んじゃあ今から俺ん家に来い」

キョン「家にマフラーあるからさ」

佐々木「…うん」

佐々木(…キョンの家)

キョン「じゃあ取ってくるから」

佐々木「待って」

キョン「ん?」

佐々木「家に…上がらせてもらってもいいかな?」

キョン「あ、ああ。いいぜ」

佐々木「ありがとう」

キョン「…」

佐々木「…」

キョン「ほい、マフラー」

佐々木「ありがとう」

キョン「…」

佐々木「…」

キョン「なあ」

佐々木「なんだい?」

キョン「なにがしたいんだ?」

佐々木「…ここにいさせてくれれば、いいよ」

キョン「はあ?」

佐々木「…キョン」

キョン「ん?」

佐々木「君は、鈍すぎる」

キョン「鈍い? そんなに(動きが)鈍いか?」

佐々木「君が考えてる鈍さとは、違うかもね」

キョン(いきなりなんだ?)

佐々木「キョン…」

チュ

キョン「んお…」

キョン「お前は俺の家に来るたびキスをするんだな」

佐々木「…キョンは、どうして気づかないの?」

キョン「え?」

佐々木「…くっくっくっ…ごめん、なんでもないよ……」

キョン「…?」

佐々木「…そろそろ帰るよ」

キョン「待てよ」

キョン「ちゃんと、何が鈍いのか…教えろよ」

佐々木「…」

佐々木「キョンには…一生無理かもね」

ガチャ

佐々木「おじゃましましたっ」

キョン(ちょ、佐々木!)

キョン「…」

キョン「…鈍い……か」


佐々木「……結局、僕のことを、好きじゃなかったんだね…」

佐々木「しょうがないさ、キョンは、そういうやつだもん…」

佐々木「…」

佐々木「それでも…」

佐々木「それでも…寂しいよ…キョン…」

ハルヒ「あら…」

佐々木「…涼宮さん」

ハルヒ「ど、どうしたのよ?」

佐々木「いや、これは…」

ハルヒ「さては、キョンやられたのね!」

佐々木「え…」

ハルヒ「キョンには一度、きつーいビンタを喰らわせたほうがいいわね」

佐々木「だ、だめ!」

ハルヒ「え、なんでよ?」

佐々木「…涼宮さんも、キョンのこと、好きなんでしょ?」

ハルヒ「え、う…うえぇ? そ、そそそ、そんなわけっ!」

>>323
すまん、訂正。
×ハルヒ「さては、キョンやられたのね!」
○ハルヒ「さては、キョンにやられたのね!」

          ∧,,∧
        ⊂(´・ω・`)つ-  バーガー!あたらしいAAよ!!
      ///   /_/:::::/ 
      |:::|/⊂ヽノ|:::| /」
    / ̄ ̄旦 ̄ ̄ ̄/|
  /______/ | |

  | |-----------| |

佐々木「へえ…そうなんだ」

ハルヒ「…」

佐々木「涼宮さんにとって、キョンは、大事な存在なんだね」

ハルヒ「ま、まあね。それがどうかしたの!?」

佐々木「恥ずかしがることないよ。キョンは本当にいいやつだ」

佐々木(…そういえば、僕はなんで彼を好きになったんだろう…?)

ハルヒ「…私には、あいつがいなきゃ…ダメなのよ」

佐々木「…涼宮さん」

ハルヒ「で、でも! あいつには、い、言わないでね!?」

佐々木「うん。わかってるよ」

ハルヒ「…あんたも、キョンのこと…好きなんでしょう?」

佐々木「…いや」

佐々木「好きじゃ、ないよ」

ハルヒ「え? でもキス…」

佐々木「あれは何かの間違いさ。漫画のように、上手く唇と唇が重なっただけさ」

ハルヒ「ふうん…そういうこともあるのね…」

佐々木(涼宮さんには、キョンが必要…なんだ)

佐々木「きっと涼宮さんの気持ちは、届くはずだよ」

佐々木「応援してるよ」

佐々木(これでいいんだ。これで…)

ハルヒ「ありがとう! えーっと…」

佐々木「佐々木でいいよ」

ハルヒ「佐々木、うん。佐々木!」

佐々木「くっくっ…」

ハルヒ「ふふ…」

ハルヒ「キョン!」

キョン「…おう」

ハルヒ「昨日は…ごめんなさい」

キョン「ん? ああ。別に気にしてないさ」

ハルヒ(よかった)

キョン「にしても、やけに素直だな?」

ハルヒ「…うっ、うるさいっ!!」

佐々木(頑張って、涼宮さん!)

ハルヒ「そ、その…キョン」

キョン「ん?」

ハルヒ「…今度、どこかに行かない?」

キョン「…ああ。いいぞ」

ハルヒ「クリスマスは?」

キョン「クリスマスはダメだ」

ハルヒ「えっ、なんでよ?」

キョン「佐々木と出かけるんだ」

ハルヒ「…!?」

佐々木(そ、そういえば……忘れてた!)

佐々木(涼宮さんのことばっかり考えてたから…)

ハルヒ(あの女…)

ハルヒ(私を…騙したのね?)

ハルヒ(結局、自分が一番なんじゃない…)

キョン「ほかの日ならいつでもいいぞ」

ハルヒ「あ、そう」

ハルヒ「…」ギラリ

佐々木「…」ビクッ ペコリ

キョン「…?」

佐々木「きょ、キョン」

キョン「おう、佐々木」

佐々木「あ、あのさ…」

キョン「クリスマス、楽しみにしてるぜ」

佐々木「えっ…あ、うん…」

ハルヒ「…」

キョン「どうしたんだよ、ハルヒ?」

ハルヒ「…別に」

佐々木「キョン、ちょっと来て」


キョン「な、なんだよ」

佐々木「僕のことはいいから、クリスマス、涼宮さんと一緒にいてあげて」

キョン「な、なんで?」

佐々木「僕、都合でいけないんだ」

キョン「…そうか」

キョン「いつならいいんだ?」

佐々木「えっ…それはちょっとわかんないな…」

キョン「そうか。空いてる日、いつでも言ってくれ」

佐々木「…うん」

キョン「…どうしたんだ? 浮かない顔して」

佐々木「な、なんでもない。気にしないでくれ」


キョン「…ハルヒ、それで、いつにするんだ?」

ハルヒ「いつでもいいわよ…」

キョン「はぁ? 俺も暇じゃないんだ」

ハルヒ「なんでよ、いっつも暇じゃない」

キョン「つまりビッチリ暇にしとかんといけない理由があるんだ」

ハルヒ「な…なんでよ…?」

キョン「それは言えん」

ハルヒ「はぁ? 団長命令。なんで?」

キョン「………ある人と、予定を会わせるためだ」

ハルヒ「ある人?」

キョン「…そこまで言わなくてもいいだろ」

ハルヒ「ちゃんと言いなさいよ」

キョン「佐々木だ」

ハルヒ「…そう」

ハルヒ「あんた、佐々木が好きなんだ」

キョン「…」

キョン「誰にも言うなよ」

ハルヒ「……わかってるわよ」

ガチャ

みくる「あ、涼宮さん、キョンく…」
ハルヒ「みくるちゃん、お茶」

みくる「は、はぁい…」

キョン「…」

ハルヒ「…」

キョン「古泉はまだ来てないんですか?」

みくる「は、はい。さっきまで長門さんと私だけでした」

キョン「そうですか」

ハルヒ「…あんたはもっといて欲しい人がいるでしょ」

キョン「…は?」

ハルヒ「…」

キョン「…朝比奈さん、帰ります」

みくる「あ、はぁい」

キョン「じゃあな、長門」

長門「…」

ガチャ

キョン「…」

キョン「なんだよ。あいつ…」

キョン(佐々木が俺のこと好きなのかなんて、全然わからねぇ)

キョン(それでも俺は、佐々木が好きだ。)

キョン(好きに、なってた)

prrr prrr

佐々木「もしもし?」

キョン「おう、佐々木」

佐々木「…どうしたんだい?」

キョン「いやあ、その、なんだ」

佐々木「…活動は、どうしたんだい?」

キョン「先に帰った」

佐々木「キョン…君は…」

佐々木「…これは僕が言うことじゃないけどさ」

佐々木「君の事を、好きな人がいるんだ」

キョン「え…」

佐々木「キョンはそれに気づいてくれない。気づこうともしない」

キョン「ま、待てよ」

佐々木「これ以上僕と話すと、その子は話す機会を失う」

佐々木「僕ともう、慣れ慣れしくしないでくれ」

佐々木「もう、昔じゃないんだから」

キョン「お、俺が好きなのは…」

プツッ…

キョン「…お前なんだ…」

キョン「…」

キョン(結局、俺は佐々木に、好かれていなかったのか…)

キョン(…)

キョン(ん…あれは…?)

キョン(佐々木?)

キョン(馴れ馴れしくするなって、言われたからな…)

キョン(このまま、帰ろう)

キョン(声をかけないほうがいい)

キョン(そうだ。そのほうがいい)

佐々木「あれ、キョンじゃないか」

キョン「…」

キョン「佐々木」

佐々木「ど、どうしたんだい?」

キョン「え、いや」

佐々木「…何かあったのかい?」

キョン(…?)

キョン(なんで佐々木は、普通に接してるんだ?)

佐々木「ど、どうしたんだい、キョン?」

キョン「…佐々木、さっき俺、電話したよな?」

佐々木「…したのかい?」

キョン「ああ、ついさっき」

佐々木「…履歴も残ってないけど」

キョン「え?」

佐々木「一体誰と間違えたんだい?」

キョン「…」

佐々木「実は今日、キョンにあげたいものが…」

キョン「俺に?」

佐々木「うん…えっと…これ!」

キョン「…ハンカチ?」

佐々木「うん」

キョン「サンキュー…」

佐々木「あのさ…これから、どこかいかない?」

キョン「いや、すまん」

キョン「ちょっと、考え事をしたい」

佐々木「う、うん。わかった」

佐々木「じゃあ、また今度」

キョン「おう」


キョン(…なんなんだ…?)

キョン「…」

prrr prrr

佐々木「…もしもし?」

キョン「もしもし」

佐々木「キョン、さっきも言ったけど…」

キョン「ハンカチ、サンキューな」

佐々木「え?」

キョン「…いや、さっき」

佐々木「…僕のハンカチないんだけど…」

キョン「え?」

佐々木「いつ、貸したっけ?」

キョン「さっきくれたじゃねぇか」

佐々木「え? さっき…会った?」

キョン「ああ」

佐々木「…どういうことだい?」

キョン(!?)

キョン「さっき、確かに俺に会っただろ?」

佐々木「僕は家にずっといたけど?」

キョン「いや、そんなはずはない」

佐々木「…ハンカチは、何色だい?」

キョン「黄色…だな」

佐々木「…そうか。明日、学校で返してくれ」

キョン「わかった」

佐々木「…僕の机の上にそっと置いといてくれ」

キョン「…おう」

佐々木「それと、僕とはあんまり話さないように」

キョン「なんでだよ」

佐々木「…」

プツッ

キョン(…なんだよ、一体…)

キョン(それじゃあ俺が会ったやつは…誰なんだ?)

キョン「…」

キョン「ああ、もう」

キョン(何がナンだか、さっぱりわからん)

キョン「…」

キョン「寝よう」

キョン(明日、佐々木に聞けばいい)

キョン(…)

キョン「よう、佐々木」

佐々木「おはよう、キョン」

キョン「おう、あの、これなんだが…」

佐々木「ああ、ハンカチ?」

キョン「ほい」

佐々木「なんだい? 押し付けられても…」

キョン「…え?」

佐々木「まさか、いらなかったかい?」

キョン「い、いや」

佐々木「?」

キョン「これ、お前のじゃないのか?」

佐々木「そうだけど…?」

キョン「昨日電話で返してって言ってたじゃねぇか」

佐々木「昨日は橘さんと話していたけれど…」

キョン「…?」

さーせん、ちょっと出かけます。


…外は雨か

キョン「じゃあ、俺が会ったのは…?」

佐々木「誰かと間違えたんじゃないかい?」

キョン「…いや、ほら、携帯の着信履歴!」

佐々木「おや…ほんとだ。僕の番号…だね」

キョン(…どうなってるんだ)

ハルヒ「教室の入り口で話さないでくれる? 邪魔」

キョン「す、すまん。…て、ハルヒか」

ハルヒ「おはよう、キョン」

佐々木「おはよ…」

ハルヒ「…ふん」

キョン「…おい」

ハルヒ「なによ」

キョン「佐々木は無視かよ」

ハルヒ「…離してよ」

キョン「うるさい」

佐々木「キョン、いいんだ」

キョン「でも…」

佐々木「…いいんだ」

キョン「…」

キョン(そうだ)

佐々木「ん?」

prrr prrr

佐々木「もしもし?」

キョン「…」

佐々木「…?」

キョン「どうなってやがる?」

佐々木「…何が?」

キョン「佐々木が…」

佐々木「僕かい?」

佐々木「僕かい?」

キョン「…!!」

キョン(二人いる!?)

キョン「…今日放課後空いてるか?」

佐々木「?」

佐々木「…空いてない」

キョン「お前、何処にいるんだ?」

佐々木「??」

佐々木「学校」

キョン「…学校の…何処だ?」

佐々木「???」

佐々木「教室だけど?」

キョン「え?」

佐々木「さっきから、どうしたんだい?」

佐々木「ほら、後ろ後ろ」

キョン「!!」

佐々木「ほら、いるだろ?」ニヤリ

キョン「佐々木…」

佐々木「ど、どうしたんだい、キョン」

キョン「…」

佐々木「…誰を、見てるんだい?」

キョン「…なんで、お前…」

佐々木「くっくっくっ…」

キョン「佐々木…」

佐々木「だ、だから、どうしたんだい?」

描写入れたほうがいいすかね?

佐々木はフィーリングでお願いします…

佐々木「くっくっ…あわててどうしたんだい?」

キョン「…」

プツッ

キョン「…お前、なんでそこにいるんだ?」

佐々木「…君の席に僕がいるだけさ。あとでどくよ」

キョン「そう言ってるんじゃねぇ」

佐々木「…キョン?」

キョン「な、なんだ?」

佐々木「誰と話してるんだい?」

キョン「…お前とだ」

佐々木「え?」

佐々木「…くっくっ…」

キョン(…意味がわかんねぇ…)

佐々木「とりあえず、いったん外に出ようか」

キョン「…ああ」

佐々木「? どこに行くんだい?」

キョン「ちょっと、トイレ」


佐々木「…で、質問は?」

キョン「なんでお前がいる」

佐々木「いるからさ」

キョン「わけわかんねぇよ」

佐々木「そんな理由を言われても、僕が何故いるかなんて、この世界に生をうけたからとしか、いえないよ」

キョン「…」

キョン「そんなことを聞いてるんじゃねぇよ」

キョン「なんで、お前が二人いるんだと聞いている」

佐々木「…? 僕は、二人いるのかい?」

キョン「は? さっき…」

佐々木「本当に、二人いるのかい?」

キョン「は…?」

キョン(…確かに、俺の隣に、佐々木がいて、さらに俺の席に、目の前の佐々木がいた)

キョン(しかし、俺の隣にいた佐々木(A)は、俺の席にいた(B)のことを気にすることなく、俺に話しかけた)

キョン(それに、クラスメイトは佐々木に突っ込まなかった)

キョン(ハルヒも、挨拶しなかった)

キョン(いや、アレは無視か?)

もし佐々木が二人同時に存在してるなら、①②で区別しろ
佐々木一人に二つの人格が存在してるなら、そう説明入れろ

>>537
①、②で区別しますけど、後々説明はします

佐々木②「くっくっ…とりあえず、それで話は終わりかい?」

キョン「…まぁな」

佐々木②「うん、じゃあ、僕を無視するように」

キョン「なんで?」

佐々木②「なんでって…僕は話しただろう?」

キョン「…?」

キョン(ああ、そういうことか)

キョン「わかったよ、最低限心掛ける」

佐々木②「…うん」

佐々木①「くっくっ…漏らしかけたかい?」

キョン「下品な事を言うな」

佐々木②「おやおや、誰と話しているんだい?」

キョン「もう一人のお前だ」

佐々木①「? なにを言ってるんだい?」

キョン「あーもー…」

谷口「おう、キョン」

キョン「よう、谷口」

谷口「おっす、佐々木さん」

キョン「…え?」

佐々木③「やあ、谷口」

キョン「…嘘だろ……?」

キョン(なんで、もう一人いるんだよ!?)

佐々木①「どうしたんだい? キョン」

佐々木②「…じゃあね、キョン」

佐々木③「やあ、キョン」

キョン「…くそ……」

谷口「?」

キョン「谷口、お前は佐々木が何人見える?」

谷口「はぁ? もちろん、一人だけど?」

キョン(どれだ?)

佐々木①「いやだなぁ、キョン。僕は一人だけだよ?」

佐々木③「どうしたんだい、キョン。僕は一人だよ」

キョン(くっそ…こんがらがる)

キョン(谷口が指差したのは③、つまり、俺以外には③しか見えていない)

キョン「…佐々木」

佐々木①「なんだい?」

佐々木③「なんだい?」

キョン「昨日何してたんだ?」

佐々木①「昨日は結局、一人で買い物だよ」

佐々木③「昨日は…さて、何をしていたかな」

キョン(同時に話すな!!)

佐々木③「おっと、そろそろ時間だ、席に座ろう」

キョン「お、おう」

キョン「…」

佐々木「どうしたんだい?」

キョン「…」

キョン(後ろにいる佐々木は…どの佐々木だ?)

佐々木「…なんだか、考えているみたいだね」

キョン「…お前のことでな」

佐々木「えっ…や、やめてくれよ…」

キョン「…」

キョン「…」

キョン(授業、終了か)


キョン「と、いうわけだ」

古泉「ふむ…そうですか」

キョン「こないだはすまんかったな」

古泉「気にしてませんよ、それより…」

古泉「これが涼宮さんの願望なのか、佐々木さんの願望かなのかが、はっきりしていない状態では」

古泉「答えを出すことができませんねぇ」

長門「すべてシンクロ体」

キョン「シンクロ体?」

長門「体、性格はまったく変わっていない」

長門「しかし、行動が違う」

キョン「…」

長門「さらに、何か関係がある者には全てが見える」

キョン「つまり、俺がなにか関係してるってことか?」

長門「そう」

キョン(…俺が関係する…?)

長門「あなたの行動によって、シンクロ体は消える」

キョン「…俺がか?」

長門「そう」

キョン(毎回俺はこういう立場だな)

古泉「いつも、あなたが係わっていますねぇ」

キョン「うるせえ」

キョン(…携帯には、佐々木②に繋がるな…)

キョン(佐々木②は話しづらいな…)

キョン「うーむ」

キョン「すまん、今日は早めに帰る」

古泉「わかりました。では…」

キョン「おう」

長門「…」

キョン(どうやって、佐々木①か佐々木③に会うかだな…)

キョン(佐々木①と佐々木③の行動パターン…)

キョン「わからんが、駅前にでも行ってみるか」


キョン「…いないか…」

キョン「…どこにいるんだ?」

>>570
・駅前の公園
・商店街
・さっさと帰る
(選択肢以外の答えの場合、駅前の公園になります)

商店街

キョン「商店街に行くか」

キョン「ん…あれは…」

キョン「佐々木!」

佐々木「ん? キョンか」

キョン「佐々木、今日、空いてるか?」

佐々木「あ、空いてるからここにいるんじゃないか」

キョン「そ、そうか…」

キョン「じゃあ、俺も一緒に行っていいか?」

佐々木「う、ええ!? キョ、キョンも行くの?」

キョン「まさか…また下着か?」

佐々木「な…なにエッチなこと言ってるんだよ!」

キョン「とりあえず、ついて行っていいか?」

佐々木「いいけど、おもしろくないよ?」

キョン「なんでもいい。ついていく」

佐々木「///…う、うん」

キョン「図書館か」

佐々木「ご、ごめん。ちょっと調べたいことがあってね…」

キョン「いや…ここは俺にもゆかりがあるんだ」

佐々木「そうなのか」

キョン(…ほとんど寝ていたが…)

佐々木「よかった。じゃあ、この○○について…」

キョン「いや、俺はあっちに…」

佐々木「むむ? 漫画本か…じゃあ後で合流しよう」

キョン「いや、お前の近くにいよう」

佐々木「…わ、わかった」

キョン(何か手がかりがあるかもしれん)

佐々木「…」

キョン「…」

佐々木「何してるんだい?」

キョン「いや、別に」

佐々木「さっきから僕をジロジロ見ているけど…」

キョン「見てもいいだろ」

佐々木「…エッチ」

キョン「な、なんで?」

佐々木「視線がエッチなんだよ…キョンは」

キョン「す、すまん。気をつける」

佐々木「…」

キョン「…」ジー

佐々木(どこ、見てんだろう…)

キョン「…」ジー

佐々木(まさか…胸?)

キョン「…」ジー

佐々木(お尻…?)

キョン「…」ジー

佐々木「…まだ、見てるの?」

キョン「いや、別に…」

キョン(…どうすれば、いいんだ?)

佐々木(…キョンが僕を見つめてる…)

キョン「…わかんねぇ」

佐々木「え…?」

キョン「いや、こっちの話だ」

佐々木「…僕、前に言ったよね?」

佐々木「キョンのテスト勉強手伝うって」

キョン「あ、ああ」

キョン(勉強ではないんだがな…)

佐々木「どんな問題だい?」

キョン「…」

佐々木「…答えてよ」

キョン「…お前を…」

佐々木「?」

キョン「お前を、助ける方法だ」

佐々木「…??????」

佐々木「は…? なに言ってるんだい?」

キョン「す、すまん、忘れてくれ」

佐々木「あ、待ってよキョン!」

キョン「くっ…」


キョン「はぁはぁ…」

キョン「…もう、どうにもならねぇ…」

キョン「…くそどうすれば……」


以下、回想

長門「でも、時間の問題」

キョン「は?」

長門「シンクロ体は身体を共有しているため、体力の消耗が人数分になる」

キョン「…」

長門「あなたが見たのは三人、つまり彼女には三倍以上の体力を消耗する」

キョン「…!!!」

長門「長くは生きていられない。体力が切れたら最後」

キョン「…マジかよ」


---------- 回想終了 -----------

駅前公園

キョン「畜生…」

佐々木「キョン…?」

キョン「! 佐々木っ!」

佐々木「ちょ、ちょっとなんで逃げるんだよ」

キョン(…違う佐々木か)

佐々木「どうしたんだい? 息絶え絶えじゃないか」

キョン「ああ…」

佐々木「…」

キョン(…佐々木……)ガシッ

佐々木「な、なんだい? いきなり肩掴んで…」

キョン「たいていなんでもがいきなりだ」

キョン(…最後に、言っておこう。これだけは、言わなくちゃいけない)

キョン「佐々木、俺は…」

佐々木「な、なに?」

キョン「お前が、好きだ」

佐々木「えっ…」

キョン「…昔、ちゃんと言っとけば良かった」

佐々木「…」

キョン「…なんでだろうな…」

キョン「これが本当に、『好き』って感情なのか…って最近気づいた」

キョン「でも、恥ずかしくて、怖くて、言えなかった」

キョン「どっかで、なにか崩れちまうんじゃないかって…」

佐々木「キョン…」

キョン「わりぃ…もう、俺、お前が死ぬなんて…」

佐々木「し、死ぬ?」

キョン「いやなんだ…」

キョン「佐々木…」

佐々木「キョン…」

佐々木「僕は、死なないから」

キョン「…佐々木」

佐々木「くっくっ…でもどうしたんだい? いきなり死ぬなんて」

佐々木「おもしろい冗談だね」

キョン「じょ、冗談じゃねぇよ」

佐々木「まさか、実は死んで欲しいんじゃ…!?」

キョン「そんなつもりじゃねぇよ!」

佐々木「大丈夫、まだ死にませんか…ら…」

キョン「!! 佐々木!?」

ちょw
犬夜叉完結編テラ高画質w

佐々木「はぁはぁ…あれ? おかしいなぁ…」

キョン「ど、どうした?」

佐々木「なんだか…苦しい…」

キョン「お、おい…」

佐々木「はぁはぁ……キョン」

キョン「お、おう…」

佐々木「僕も、『好き』だったよ…」

キョン「佐々木!」

佐々木「…クリスマス……あの後ね…」

キョン「…」

佐々木「僕は、君の家に…行ってないんだ」

キョン「え?」

佐々木「くっくっ…嘘ついて、ごめんね」

キョン「そんなことは、もういい!」

佐々木「…君が話してくれたときも…ただ、君の家に行きたかっただけなんだ」

キョン「…」

佐々木「はぁはぁ…すこし、眠くなってきた…」

キョン「佐々木!?」

佐々木「くっくっくっ……キョン、短い間だったけど……」

佐々木「一緒の学校にいれて、嬉しかったよ」

キョン「なに言ってんだよ!?」

佐々木「本当に、眠いんだ…」

佐々木「…ありがとう、キョン」

佐々木「おやすみ、キョン」

キョン「…ささき?」

キョン「はは…死なないんだよな?」

キョン「おいおい、お前」

キョン「スカートで横になるなよ」

キョン「なあ、パンツが…見えるぞ? いいのか」

キョン「おい、佐々木」

キョン「起きろよ佐々木!」

佐々木「」

キョン「…」

prrr prrr

古泉「もしもし?」


古泉「…そうですか」


古泉「すぐ、そちらに向かいます」


古泉「ええ、はい」


古泉「え? もうすこし?」


古泉「わかりました。では」


プツッ


キョン「…」

キョン「…」

ハルヒ「元気出しなさいよ…」

キョン(佐々木は、流行中のインフルエンザということで、一応休んでいるということになった)

ハルヒ「…」

キョン「…」

ハルヒ「ねえ」

キョン「ああ?」

ハルヒ「…なんでもないわ」

キョン「なら話しかけんな…」

ハルヒ「あんたが、なんでそんなに落ち込んでるのか聞きたいのよ」

キョン「…さあな」

さるよけ

キョン「…気分が優れん」

ハルヒ「あんたも?」

ハルヒ「…佐々木とイチャついてるからよ」

キョン「黙れ」

ハルヒ「っ…」

キョン「…すまん」

ハルヒ「こっちも、悪かったわよ…」

キョン「わりぃ、早退するわ」

ハルヒ「一人で帰れるの?」

キョン「ああ」

キョン「…」

キョン「この、あたりか」

キョン「…久しぶりだな、ここ」

キョン「佐々木と一緒に、ここの通りを、帰ってたんだよな」

キョン「そうそう、このベンチで毎回耳掃除して…」

キョン「…」

キョン「佐々木…」

キョン(泣くな…)

キョン「…」ポタッ

キョン「…ダメだ…とまんねぇ…」ポタポタッ

いいぞ

佐々木「…」

佐々木「この、あたりか」

佐々木「…久しぶりだなぁ、ここ」

佐々木「キョンと一緒に、ここの通りを、帰ってたんだよね」

佐々木「そうそう、このベンチで毎回耳掃除して…」

佐々木「…」

佐々木「キョン…」

佐々木(泣くな…)

佐々木「…」ポタッ

佐々木「…ダメだ…とまらない…」ポタポタッ





だったら最高だった
いや今も良いけど

キョン「…」

キョン(帰ろう)

キョン(このベンチに座ってたら、思い出しちまう)

キョン(今日から、また再スタートだ)

キョン(佐々木…これで、本当にサヨナラだ)

○○「まだかい? キョン」

キョン「…?」

○○「まさか、僕に膝枕だけをさせるつもりじゃ、ないよね?」

キョン「佐々木…?」

佐々木「くっくっ…ただいま」

キョン「な、なんで…?」

佐々木「…いや、まぁ、その…」

佐々木「クリスマス…一緒に過ごしたかったから…///」

キョン「…佐々木……」

佐々木「…」

キョン「おかえり」

ギュッ

佐々木「…うう、苦しいよ」

佐々木は、あのあと、九曜周防と長門の協力で、なんとか息を吹き返したらしい。
九曜に感謝でもあるが、あいつは、
九曜「―――――彼女―――が――――望んだ―――――から――――大丈夫―――だった―――――」
と、ボソボソと話してくれた。サンキュー九曜。

ハルヒはハルヒまったく変わらなかったが、
「幸せになんなかったら死刑だから!」
と、ハルヒにしてはなかなかうれしい事を言ってくれた。

そういえば、橘のアイス…忘れてたな。
機関と手を組んだらしいし、古泉に払わせればいい。


そして


俺は今、佐々木との待ち合わせ中。

キョン「遅いぜ、佐々木」

佐々木「はぁはぁ…意外と早いね、キョン…」

キョン「なんで、遅れたんだ?」

佐々木「これくらいならキョンはすこし遅れるかなと思って…」

キョン「馬鹿、初めてのデートでそんなことするか」

佐々木「ご、ごめん」

キョン「ったく」

佐々木「で、でもでも…」

佐々木「昔のクリスマスでは遅れただろう?」

キョン「昔は昔、今は今! だろ?」

佐々木「う…」

キョン「クリスマス恒例、ばっつゲーームーー」

佐々木「ええっ!? 恒例なのかい!?」

キョン「罰ゲームは、自由だ」

佐々木「じ、自由!?」

佐々木「自由って言われたら、逆に困るなあ…」

キョン「……やっぱりやめだ。罰ゲームは…」ズイッ

佐々木「うえっ!?」

チュ

キョン「これでいい」

佐々木「…キョン」

キョン「なんだ?」

佐々木「昔のクリスマスの罰ゲーム…」

佐々木「こんなことは…僕としかしないでね」

キョン「…もちろんさ」

END

本当に、ありがとうございました!
終了です。
みなさん、乙でした!
ダラダラと続け、結局こんな遅い時間までお付き合いしてくださったみなさんに、深くお礼とお詫びを申し上げたいと思います!

途中で眠ってしまった方には、朝まで残っていなくて、見れないかもしれませんが…

本当に、ありがとうございました!

もしも、こんなダラダラでよろしければ、後日談を書かせていただきたいと思います。
本当に、ありがとうございました!(大事なことなので三回言いました。

うわ終わったか
1乙

後日談はこのスレかい?

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