ハルヒ「イケメン、ヤリチン、チャラ男はあたしの所にきなさい!」(1000)


ハルヒ「東中出身、涼宮ハルヒ。
    この中に、イケメン、ヤリチン、チャラ男がいたら
    あたしの所にきなさい。以上!」


         ィ──----、
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        |iト、.. `i^''´_,,ィ   .:::}::: :: :::ミ
        !:|ヘ :`v<二ノ/ .:   ,,イミ:: :: :: :ミ、
        ヽ \ `ー'´   / ^`ヘルヘ`
           \,,___ィ´    ヘ |


伸ばし放題のボサボサな髪に100円ショップで売ってそうなカチューシャをつけて、
クラス全員の痛い視線を傲然と受け止める顔はこの上なく歪んだ顔立ち、
どこぞの半島の人達みたいな細くて吊り上った目と飛び出たエラ、ガサガサに荒れた
薄紫の唇に青海苔をくっつけている女。


えらいドブスがそこにいた。



こうして俺たちは出会っちまった。
しみじみと思う。これは夢だと信じたい、と。

いや、悪夢以外の何者でもない。そうに違いない。

朝、目が覚めて妙にパリっとした制服に袖を通し、
いつもの坂道を掛け上がり登校したら、『入学式』の文字である。

そう、なんだか知らんが俺は『あの日』に戻ってしまったのだ。
あの見た目だけが俺的な取り得だったハルヒが、
醜女になっているという変化を加えてな。


さて、俺がハルヒに話しかけた事がきっかけで、物語は
発展していくわけだ、通常なら。


だが、そもそも俺がハルヒとお近づきになりたいと思ったのは、
その人並みならぬ整った容姿が目的であり、このようなブ少女高校生とは
お近づきになる意味もないわけでだ。よって、涼宮ハルヒの憂鬱 完 である。
さらばハルヒ。お前と関るのはよしておくぜ。
俺は朝比奈さんと仲良くなって、幸せな高校生活を送る事にするからな。



しかし

ハルヒ「ねえ」

ハルヒ「しょっぱなの自己紹介のアレ、あんた聞いてどう思った?」

ハルヒから声が掛かってきたのだからどうにもならない。

キョン「……イケメンとかヤリチンがどうとかか?」

ハルヒ「あんたヤリチンなの?」

キョン「……違うけどさ」

ハルヒ「違うけど、何なの」

キョン「……いや、何もない」

ハルヒ「だったら話しかけないで。時間の無駄だから」

……おい待て、話しかけたのはお前でありそもそも会話になってない。

とにかく意味がわからないが、ファーストコンタクトは成立
してしまった。神よ、これが運命だと言うのか。死ね。


それから一週間が経過した。
頭がおかしいと認識された上に、超ブサイクなハルヒに
近寄ろうとするものは、相変わらずの美少女である
朝倉涼子ぐらいだ。おお朝倉、久しぶりに見るとやっぱお前は可愛いな。
今度は殺さないでくれよな。

俺はと言うと、出来るだけハルヒとは関わり合いを避け、
されど積極的に友達を作ろうってわけでもなく、谷口と仲良くなった程度だ。


谷口「お前、この前涼宮に話しかけてたな」

ハルヒが話しかけてきたんだよ。


谷口「そんなのどっちでもいいけどよ、涼宮と仲良くすんのはやめとけ。
   あいつはイケメンとかヤリチンを見つけたら、すぐ告白しようとするんだ。
   まあ実際はイケメンもそんなにいねえから、ちょっと親しくなった男なら、
   誰でもホイホイ惚れやがる。あいつのストーカーっぷりは常軌を逸してるぜ」

あれに告られるなんて考えただけで恐ろしいぜ。


谷口「俺の知り限り、長くて知り合ってから一週間、最短では五分で
   告白してくるなんてのもあったらしい。例外なく相手が涼宮を
   振って終わりになるんだが、その際に言い放つ言葉がいつも同じ。
   『フツメンの相手してるヒマは無いの』 だったら告白すんなってーの」

こいつも告られたクチかもな。しかもOKしたとかじゃあ。


谷口「す、するわけねーだろ! 聞いた話だって!
   とにかく、自分を振った男を呪うために
   校庭に怪しい模様を書いただとか、家まで押しかけてレイプしようと
   したとか、ヤバイウワサだらけだよ、涼宮は」



それにしても、この夢のハルヒは救いようのない痛い奴らしい。
現実のハルヒは、現実味の無い行動がある意味興味を惹かれたのだが、
リアルにメンヘラっぽい飢えたブスなど誰が関心を持とう。
小説のヒロインがこんなんだったら、即ゴミ箱行きだね。


てなわけで、『部活を作るのよ』などと言い出さないように
極力ハルヒに関らないようにしていたのだが、ハルヒの奇矯な振る舞いの
片鱗は嫌でも目や耳に入ってくるわけで、さらっとご紹介しよう。


と言うわけで、片鱗その一。

髪型が毎日変わる。髪型だけなら現実でもハルヒがやったことであるが、
今回はちょっと違う。メイクや服装まで変えてくるのだ。

ある時は金髪にパーマを掛けてヤマンバ風メイクと超ミニスカ。
またある時は結った髪にヴィジュアル系のような白塗りをしてゴスロリ衣装。
どれもが微妙にセンスがおかしく、ハルヒの恐ろしいまでの不細工さと相まって
かなりの破壊力を生み出していた。子供が見たら泣き出す程度には。


片鱗その二。

男子のいる前で平気で着替えだす。
これも以前のハルヒと同じ。
しかし、美少女かブ少女かでまったく意味合いが違ってくるのは当然である。

男子に見せ付けるようにハルヒがセーラー服を脱ぎだすと、
教室は阿鼻叫喚の地獄と化す。
我先にと争うように教室から逃げ出そうとする男子生徒たちは
まるで『蜘蛛の糸』の罪人たちの様である。

運が悪いことに、ハルヒの生乳を見てしまった男子生徒など、
いまだにショックで寝込んでいるそうだ。
ハルヒが乳を両手でつかみながら「触る?」と言ったような
ジェスチャーをしてウインクしたのが決め手になったらしい。


片鱗その三。

ハルヒがあらゆる部活に仮入部するのも同じであったが、
不細工ハルヒは朝比奈さん並みに運動音痴であり、
俺以上に芸術的なセンスが皆無で、なおかつ部に居る
イケメンの男子にしつこく付きまとうので、全ての部活に
お断りされたらしい。

そんなわけで瞬く間に涼宮ハルヒの名は全校に知れ渡り、
『お前涼宮ハルヒと付き合えよ』などと言うジョークや侮辱の言葉が
流行したとかしないとか。



そして5月になり、あまりにも長すぎる夢に、
これは夢では無く現実なのではないかと悩んでいた頃、
後ろの席の、けいおんだか言うアニメのキャラのコスプレをする
ドブスと、たまたま目が合ってしまった。


ハルヒ「曜日で見た目変えるのはイケメン対策よ」

いや聞いてないし。

ハルヒ「気づいた?」

キョン「いや……別に」

ハルヒ「あっそう」

早々と会話を終わらせたかったが、ハルヒはさらに話を続けて、

ハルヒ「この学校の男共は見る目が無いわね。あたしが
    こんなに魅力的な格好してるのに、ケツを触ろうとする
    男の一人もいやしないのよ」

……見る目があるからだろ。


ハルヒ「いろんな部活に入ったけど、あたしの魅力がわかる
    男はいやしなかった。童貞丸出しね。ロクな部活がないわよこの学校」

ああ、まずい。部活の話題はまずい。
SOS団を作られたらとんでもない事になる。

キョン「で、でもさ、入ってたらそのうち良い出会いがあるかもしれないぜ?
    だからよ、取り合えずどこでもいいから定着したほうがいいと思うぞ!」


ハルヒ「だって無いんだもん、興味を惹かれるとこが」



その後、バレー部はどうだ?とか吹奏楽部はどうだ?とか
よく知らない部活を適当に薦めていたが、ハルヒは納得しなかった。
とにかくSOS団だけは勘弁してくれよ? 朝比奈さんと知り合うのは自分で
なんとかするからよ。


……そういや、朝比奈さんの姿はまだ見かけていなかった。
鶴屋さんは何度か目撃したが、この世界ではまだ知り合っておらず、
いきなり『朝比奈さんと会いたいんですけど』などと言えるわけもないしな。
あの人は知らない男が朝比奈さんに近づくと、結構怖いのだ。
まさかレズだったりしてな。


まあそれはともかく、
ついでに長門も一度も見ていない。6組にも見にいったのだが
そこに長門は居なかった。確か古泉はこの時期まだ転校してきて
いないのだったか。まああいつはどうでもいいが。


つまりこの世界には、SOS団の面々はハルヒと俺以外、
存在しないのかもしれない。朝比奈さんと長門に会えないのは
俺の妄想のオカズ的に非常に困るし、なにより楽しくない。
ひょっとしてSOS団を作らないと出会えないとかなのか? ……でもなあ、
あんなドブスハルヒにレイプされるのは断じてご免である。


谷口「どうしたキョン、うかねえ顔して」

キョン「あいや、別に」

気がつくと谷口と国木田がニヤニヤ顔で隣にいた。

谷口「お前、涼宮と妙に仲が良いじゃねえか。
   もしかして付き合ってんのか?」

キョン「アホか。一方的に話しかけられただけだ」

国木田「昔からキョンは変な女が好きだからねぇ」

……佐々木の事か。
あのブスハルヒと佐々木を『変な女』で一括りにしないで欲しいね。
佐々木はお世辞抜きで、誰が見ても「おっ」と思える容姿をしていて、
ハルヒとはPS3とセガマーク3ぐらいスペックに開きがあるわけだが。


朝倉「あたしも聞きたいな」

良い匂いのする、笑顔の可愛い女子が会話に割り込んでくる。
久しくハルヒ(本物)や朝比奈さん、長門のような
北校ベスト5に入りそうな美少女を見ていないこともあって、
朝倉のなんと美人なことか。AAAランクを差し上げたいね。


朝倉「涼宮さんってクラスで孤立してるから、あなたが
   仲良くしてあげててちょっと安心したわ。
   他のみんなとも打ち解けられるように、あなたが導いてあげて
   ほしいの。もちろんあたしも協力するわよ」


そんなお願いされても嫌だぜ俺は。
でも朝倉がハルヒを気に掛けるってことは、
ハルヒは重要人物なのか? この世界でも。
つーことはやっぱ、朝倉は俺を……
いかん、長門の改変世界で朝倉に刺された感触を思い出しちまった。



俺は今、月に一度行われる事となった席替えのクジを引いている所である。
どうかハルヒと席が離れますますように! できれば対角線の端と端あたりに!

そして、願い通りハルヒは窓際一番後ろの端っこの席となった。




ちなみにその前の席は俺である。

おい!! なんだよこのヤバげなフラグは!


そして案の定。

ハルヒ「きなさい」

キョン「お、おいっ!」

俺の襟を掴んで有無を言わせず階段の踊り場に連行するハルヒ。
まさかこの展開は……いつぞやの


ハルヒ「気がついた!」

おい、気がつかんでいい。やめろ。
つーか顔が近い、ニンニク臭い。離れろ。

ハルヒ「ないんだったら自分で作ればいいのよ!」

作らんでいい。頼むからその先は言うな!

ハルヒ「部活よ!」

終わった。


協力しろだの絶対しないだのの押し問答を経て、
ハルヒの新クラブ作りに協力させられる事となった。
なんで断らないんだって? 俺がハルヒに口で勝てるわけないだろう。

そういえばあの生徒会長はまだ居ないんだったかな。
あいつならSOS団の設立を阻止するか、先延ばししてくれるかも……
いやそもそもあいつは古泉の仕込みであり、古泉が居ない限り……


などとどうやってこの事態を回避しようかと考えているうちに
時間が過ぎ、放課後。

またもやハルヒに強引に連行され、着いた先は……


ああ、やっぱりな……ほら、『文芸部』だ。


ハルヒ「ここ」

ハルヒがノックもせずにドアを開ける。
まさか長門がいるなんて事は、ないよな……

あれ……




居た。

パイプ椅子に腰掛けて分厚いハードカバーを読む少女。

キョン「長門!」

ビックリして駆け寄る。
おお長門、居てくれたのか! さすがお前だぜ!


長門の肩を掴み、揺さぶる。

キョン「長門! なんだこの世界は!?」

長門が顔を上げる。

あれ…………長門?




パサパサの髪、生気のない濁った瞳、水分のないガサついた肌。
浮き上がった頬骨、飛び出た前歯、ガリガリの体。

これ、死体か?と思った少女は、平坦な声で言った。

長門「長門有希」



おい長門……お前まで……


ハルヒ「え、キョン。この子と知り合いだったの?」

キョン「あ……いや……」

ハルヒ「あなた、キョンの知り合い?」

長門「知らない」

なんてこった。この世界は完全に狂ってやがる。


ハルヒ「キョンがこの子にストーカーしてんの?
    ま、いいわ。これから放課後、この部室に集合ね。
    絶対来なさいよ。来ないと死刑だから」


鼻歌を口ずさみながらハルヒが帰っていく。放心する俺。


とりあえずだ、『この長門』しか、この世界の異常さを
説明してくれそうな奴は居ない。ええと、何から聞こう……

キョン「な、長門。お前は長門なんだよな?」

長門「そう」

普段の長門は、機械的な喋りでも可愛らしい見た目によって
逆に男心をくすぐるのだが、この長門は本当に怖い。
ホラー映画をリアルで体験してるみたいだぜ。

キョン「俺のこと知らないって言ったな、本当に知らないのか?」

長門「知っている」

……! 
やっぱり……!


長門「……あなたは涼宮ハルヒにとって重要な存在。
   と、いう意味では知っている。だが、あなた個人との面識はない」

今なんか恐ろしい事をさらっと言った気が……
そ、それはともかく、面識はないだと?


長門「そう」


キョン「お前、記憶がないのか? ええと、SOS団のこと……
    夏休みに同じ二週間を一万……何回だか繰り返したり、
    映画撮影したり、お前が文化祭でギター弾いたり」


長門「ない」



おいおい、完璧超人の長門だろ? いやまあ、見た目は違うけどさ……


キョン「ええと……お前は情報ナントカ思念体の……ヒューマノイド
    ナントカで、宇宙人なんだよな? 朝倉涼子も」

長門の眉がピクリと動く。


長門「なぜ、あなたはそれを知っているの」


俺は矢継ぎ早に説明した。時間が戻ってハルヒや長門の容姿が違う
世界にきてしまった事、その他思いついた事を全部。


長門「……そう」

長門はしばらく考え込むような仕草をしたあと

長門「おそらく、あなたは平行世界に迷いこんだ。
   あるいは意識体が乖離して平行世界を見ている」


キョン「ど、どうすれば、元の世界に戻れる?」

長門は自信無さげに言った。

長門「……わからない」


その後も色々と聞いてみたが、長門も平行世界……つまり
俺の元の世界には干渉できないし、その存在も感知できないそうだ。


この世界はハルヒの能力によって作られた世界だという可能性が考えられるが、
もしそうならば、それはハルヒ(美)によるものであり、この世界の
ハルヒ(ブ)がどんな力を使おうと、恐らくどうにもならないだろう、と。
何故なら俺は、ハルヒ(美)の知る俺であり、ここに俺をやったのはハルヒ(美)
であろうかららしい。


なあハルヒよ。なんか俺に恨みでもあるのか?
悪い事したなら、頭なら幾らでも下げるぜ。
それに本物のお前の顔が見たいしな。
お前の顔、結構好きなんだぜ俺は。


長門「とにかく」

長門「あなたの述べる事象について、情報統合思念体も興味を示している」

長門「原因の究明と事態の解決を図るようにしたい。
   その結果による変化を観測することを望んでいる」


つまり、俺を助けるために色々と頑張ってくれるって事か?


長門「そう」


ああ、見た目はアレだけどこの世界の長門も良い奴だな。
ヤバい方向に曲がっちまったハルヒとは違ってよ。

でも人間、ほんと見た目って大事だよな。
良い奴なのにそうは見えないからな。今のお前。
あーでもさ、なんとかインターフェイスなら、見た目なんて
自由に作れるんじゃないのか?


長門「それは可能」


じゃあ、なんだってそんな見た目なんだ。

長門「涼宮ハルヒよりこの惑星の人間を基準とした
   美的レベルを上回ると、彼女が不愉快になる可能性が高い」


ああなるほどね。ま、女ってのはいろいろと大変なんだな。


長門「そう、大変」


長門は『もっと可愛く産まれたかった』とでも言いたげな
感じでそう言って、再びハードカバーに視線を落とした。


書き溜めここまで。
続きぼちぼち書いていくけど、落ちたら落ちたで。


翌日放課後。俺は部室にいた。
別に元の世界での習慣が染み付いてるわけでも、
ましてやブサイクハルヒに会いたいからではない。

今の俺がすがれる存在は唯一長門だけであるし、
過去の記憶から、今日ここに現れる新キャラを俺は知っている。

そう、愛らしい天使のような上級生。朝比奈みくるさんである。

長門は言った。ハルヒに合わせてあんな容姿にしたと。

自由に容姿を作れるインターフェイスはともかく、朝比奈さんが
ブスである道理はどこにもないはずである。多分。

ハルヒ「やあごめんごめん! 遅れちゃった! 
    捕まえるのに手間取っちゃって!」


来た。


……ええと、恐らく朝比奈さんであろう人物が
ハルヒの後ろにいるのに、どうしてハルヒの両脇から
体が見えてるんですか? 朝比奈さん。

ハルヒが朝比奈さんの腕を掴み中に引き入れ、
ガチャリ、とドアに錠を施した。

不安げに震えた大柄な体の持ち主は……


みくる「なんなんですかー?」


ああ、なんかこんなのゲームで見たな。
確かボストロールとかそんな名前の。

って、朝比奈さん! なんなんですかその体!!

みくる「ここどこですか、何であたし連れてこられたんですか、
    何で、かか鍵を閉めるんですか?」


それになんだか汗臭いです、朝比奈さん……


ハルヒ「黙りなさい」

みくる「ひっ!」

ハルヒ「紹介するわ。朝比奈みくるちゃんよ」

いや、知ってるけどさ。俺はそのグラム128円みたいなのを
朝比奈さんだと認めたくないんだが。


まあ、一応聞いておくか……


キョン「ええと、なんでまたその人を連れてきたんだ?」


ハルヒは指を朝比奈さんの鼻先に突きつけ


ハルヒ「めちゃめちゃぶっさいくでしょ!」

お前が言うな。


ハルヒ「あたしね、やっぱ引き立て役って重要だと思うのよね」

キョン「……すまん、何だって?」

ハルヒ「だから引き立て役よ。ほら、ヤムチャだとか烈海王だとかああいうのよ」

ますます意味がわからん。


ハルヒ「つまりよ、こういうブスがいることによって、ただでさえ
    可愛いあたしがますます綺麗に見えるってわけ!
    ほら、花を隠すなら肥溜めにって言うでしょ?」

そんなことわざは無い。


ハルヒ「ま、乳はデカいからその筋の変態ならヤリたくなるかもね。
    ほら、こんなに! あんたも触ってみる?」

みくる「わひゃああ!」


朝比奈さん(豚)の乳だかワキの肉だかわからんものを
揉みしだくハルヒ。
そういうグロテスクな光景は夢に出るからやめてくれ。


ハルヒ「ところでみくるちゃん、あなた他に何かクラブ活動してる?」

みくる「あの……書道部に……」


部活をやめてこの部に入れ→長門を見て納得する朝比奈さん→入ります
という以前にも見たパターンで入部を決める朝比奈さん。

すいませんが別に入らなくていいですよ朝比奈さん。
部室内の気温とか臭いとか、夏は特に。



みくる「でも文芸部って何するところなのかよく知らなくて」

ハルヒ「我が部は文芸部じゃないわよ」

みくる「え、そうなんですか?」

ハルヒ「名前なら、たった今考えたから!」


世界を大いに盛り上げる涼宮ハルヒの団で、SOS団だろ?


ハルヒ「世界中のイケメンな男とセックスする団、SOS団よ!」


…………。

そこ、引いていいぞ。


元気よく喋るブサイクハルヒの唾液がピチャピチャと顔にかかるのも
嫌なので、基本的に傍観しているつもりだったが、いや、さすがに止めたね。


キョン「おい、セックスってお前、何を考えてんだよ」

ハルヒ「だからそのまんまよ、セックスするの。
    ね、みくるちゃんも有希もしたいでしょ!?
    あたしのお零れならいくらでも分けてあげるわ!」

キョン「いやそうじゃなくて、風紀の乱れとか……
    お前には貞淑さのカケラもないのか」

ハルヒ「高校生と言えば青春、青春と言えばセックスじゃない。
    セックスしたくない高校生なんて居ないわ」


……等と意味不明な供述をしており、動機は不明。


もうわかった。お前が極めて狂ってるのはよーくわかった。
で、そのセックスの相手に入ってるんじゃないだろうな、まさか

ハルヒ「あんたは別にイケメンじゃないし、ただ男を
    連れてくる役よ。イケメンを見つけたら拉致してきなさい!
    まあ……別にあんたがしたいって言うなら……いいけど……」

おい、何顔赤くしてんだ! やめろ! 嘔吐メーターが鰻上りだ!


ハルヒ「ま、そういうことで毎日放課後ここに集合ね!」


そう言い残してハルヒは上機嫌で帰っていった。
てゆーか朝比奈さんも長門もちょっとは反対意見を述べろよ。
もしやセックスしたいんじゃあるまいな。


ところで朝比奈さんは未来から来たんだよな。やっぱ。
長門に聞いてみたように、朝比奈さんに事情を……

いや、やめておこう。言ってしまうと悪いが朝比奈さんには
大した力も無く、相談してもオロオロするだけで何の役にも立たないだろう。


力になってくれそうなのは朝比奈さん(大)であるが、
この朝比奈さん(豚)が成長した姿を想像しただけで
晩飯が食えなくなるような気がするので、あまり考えないでおく。


まあ、元の世界では大好きな人であるので、
豚のほうにも声ぐらいは掛けておくか、当たり障り無く。

キョン「朝比奈さん」

みくる「何ですか」


改めて正面から見ると、実にその、なんというか
顔のパーツが真ん中に寄ってる感じである。
何食ったらこんなになるんですか。

それにまだ5月だというのに、汗をかいてるのも
息が荒いのも酸っぱい臭いがするのもああああやっぱ話かけなきゃよかった。


キョン「えと、別に無理して入んなくていいですよ、あんな変な団に。
    あいつのことなら気にしないで下さい。
    俺が後から言っときますから」


みくる「いえ、いいんです。入ります、あたし」

やっぱりセックスしたいんですか?



みくる「その……セッ……涼宮さんが仰ってた、あれは
    嫌ですけど……でも……大丈夫です。あなたもいるんでしょう?」

今すぐ出て行きたいですがね。


みくる「おそらく、これがこの時間平面上の必然なのでしょうね……」

こんな必然は勘弁してほしいんですが。


みくる「それに長門さんがいるのも気になるし……」

あなたの食生活の方が気になります。


にっこりというかでっぶりというかねっちょり微笑む。
うーん、眩暈を覚えるほどブサイク。


それにしても、長門に続いて朝比奈さんも、
外面はともかく内面はまったく変わってないようだ。
声だけ聞いていると天使な朝比奈さんそのもので、
うっかりテレクラで引っ掛かったらドムが来たでござるな
感じになるだろう。


こんなにアレな容姿に生まれたらちょっとは
歪むもんじゃないのかね。
ハルヒ(ブ)みたいにさ。


ある日のハルヒと俺の会話。
決して俺から話し掛けたわけではないことを付け加えておく。


ハルヒ「あと必要なのはなんだと思う?」

キョン「さあな」

確か元の世界では謎の転校生だったな。


ハルヒ「やっぱりイケメンは押さえておきたいと思うわよね」

可哀想にな古泉。ブサイクハルヒとまぐわう事になるのか。


ハルヒ「しないわよ。そりゃあいつかはするけど……
    イケメンはイケメンの友を呼ぶって言うでしょ?
    だから、エサとしてイケメンが一人必要なのよ」

なんだか俺がイケメンじゃないという事を前提に言ってるようで……
まあそう言ってるんだろうが、こんなブスに言われると
いい加減腹が立ってくるぜ、まったく。


ハルヒ「フツメンにはフツメンの役割があるのよ。
    草食系のイケメンを呼び寄せるのに最適よ?
    来ないもんかしらね、イケメン」


ハルヒを食う男がいたら何系なんだろうな。
糞食系か?    


で、部室。
確か今日はあのイベントが起こる日だった気がする。

ハルヒ「コンピュータも欲しいところね」

ほら来た。


ハルヒ「この情報化時代にアナログな方法だけで出会いを求める
    なんてナンセンスだわ。インターネットには多くの
    イケメン達があたしのような美女を求めて
    日夜ネットサーフィンしているのよ。これを逃す手はないわ」

ネット上でお前に興味を持った男がいるとしたら、
それは人口無脳かBOTである


ハルヒ「と言うわけで、調達に行くわよ。

ついてきなさい、と命令された俺と朝比奈さんを引き連れて
ハルヒが向かった先は、もちろん隣のコンピュータ研究部である。

あの時ハルヒが行った蛮行は度し難いものであり、
朝比奈さんに大きな心の傷を負わせた事件であったが、
今回に限っては部長氏が可哀想で仕方がない。理由は言わずもがな。



ハルヒ「こんちわー! パソコン一式、いただきに来ましたー!」

固まるコンピ研の部員達。
世界ブスコンテストのグランプリと準グランプリのような
二人が突然押し入ってきたのだから、その驚き様たるや語るまでもない。


ハルヒ「部長は誰?」

部長「ぼ、ぼ、僕だけど、な、何の用……」


ハルヒ「用ならさっき言ったでしょ。
    一台でいいから、パソコンちょうだい」

部長「だ……ダメ……このパソコンは……」

その後。『くれ』『やらん』の押し問答が続いた挙句。
……ああ、始まった…………。


みくる「ふぎゃあ!」

部長「うわっ!」


朝比奈さん(豚)の胸に部長氏の掌を押し付け
すかさず写真を撮るハルヒ。
中世の拷問刑にこんなものがありそうである。


ぐりぐりと豚の胸をまさぐらせ写真を取り続けるハルヒ。
うっ……なんかこみ上げてきた。

ハルヒ「みくるちゃん感じてきちゃった?
    ほらあんた、もっとみくるちゃんを楽しませなさい!」


部長氏の頭をつかんで朝比奈さんのスカートの中に……
って、うおおおおおおおおおい!

部長「うわあああああああああああ!!」

みくる「ひやああああああああああ!!」


もうダメ、限界。
部室の隅でゲロを吐いてると他の部員もゲロゲロとやりだした。
なんだ、この地獄。


ハルヒ「ああもう、舌をつかうのよ!ヘタクソね!
    みくるちゃん、ほらパンツ脱いじゃいなさい!」

みくる「いやあああああああああっ!!」

部長「あああああ!!あああああ!!」


ハルヒが朝比奈さんのパンツに手を掛けたところで、
できるだけそれを見ないようにして必死でハルヒを止める。
これ以上の事が起こると、地獄の釜から何か
とてもヤバいものが溢れ出すに決まっている。

ハルヒ「もう、これからがいいとこだったのに」


そしてショックの呼吸停止している部長氏に心臓マッサージを施した後、
ハルヒの脅迫によってパソコンは強奪されたのであった。
部員の皆さん、散乱してるゲロの掃除頑張ってください……


その後ハルヒは、ライブで地獄の深淵を見てしまい精神を
ズタズタにされた部員達に追い討ちをかけるように、
LANケーブルの配線やネット接続の設定を命じコキ使った。

ちなみに部長氏は病院に直行した。
彼が自らの命を断ってしまわないよう、切に願う。


で、朝比奈さんであるが、コンピ研部室にてうずくまり
両手で顔を覆ってしくしく泣いていた。

体育座りして見えているブヨブヨ生足だけでも相当な破壊力があるのに、
その真ん中にあるものが見えてしまっていたら、恐らく俺はその場で卒倒していたであろう。
肉に埋もれて見えなかったのが何より幸いである。

ところで、、とりあえず帰りましょうよ、朝比奈さん。
ここにいらっしゃるとコンピ研の方々のトラウマが蘇りますし。


眠くなってきたからこのへんで終了。
起きて残ってたら続き書く!

※ なんていえないな

おはよう。

今から続きかくます!


それから案の定ハルヒにSOS団のサイト作りをしろと
命じられたのだが……さすがに団の目的からしてどう考えても
有害サイトになるのは間違いないし、さきほどの朝比奈さんと
部長氏との大惨事の写真を


ハルヒ「あ、これ活動内容紹介として載せておいて。
    あと出会い掲示板と2ショットチャットも設置しておくのよ」
 

などと言い出すのだから、これはもう警視庁ハイテク犯罪対策課や
FBIが逮捕状を持ってきそうなので、とりあえずトップページだけを作って
お茶を濁す事にする。ホームページ作りの技術も無いしな。


と、気づけば後ろに背後霊……でもなくゾンビでもなく
長門が立っていて俺を見つめているのがディスプレイに
映し出されていたので、ディスプレイから這い出てきた
長門と後ろの長門に食われたらどうしよう、などと想像していると


長門「これ」

分厚い本を差し出した。


長門「貸すから」

すまん長門。これもう読んだんだ。お前に借りてさ。
読破するのに結構苦労したんだぜ?


俺はハードカバーのページをパラパラとめくって

キョン「ああ、これだろ?」

『午後七時。光陽園駅前にて待つ』


と書かれた栞を抜き取り長門に見せた。

ハルヒ世界で強くてニューゲームってなんだか斬新


キョン「ああいや、元の世界でも同じ事があってな。
    だから知ってたんだ、この事。
    ちなみにその本も既に読んだんだ」

長門「そう」


キョン「で、これはお前のマンションに言って
    話そうってことだよな。それだけど、
    元の世界では一日気づかなくて、明日実行したんだ。
    だからこの約束は明日ってことでいいか?」

長門「わかった」


長門は納得して自分の席に戻ると思いきや、
本棚から一冊の本を取り出し。

長門「続き」

あのハードSF小説の続編であった。
ひょっとして本当の目的は俺に本を読ませる事だったのか?
元の世界に戻ったら長門にオススメの本でも聞いてみよう。
嬉しそうに分厚いSFを貸してくれる長門を想像してしまう。


まあ、こんな頭の痛くなりそうな字のギッシリ
詰まった本でも暇つぶしとしてはありがたい。
なんせテレビや漫画も一度見た内容だからな。
もうすぐ発売されるはずのドラクエ新作の
ワクワク感が無いのはなんだか残念であるが。


ハルヒ「やっほー!」

放課後部室、でかい紙袋を提げたハルヒの登場である。
ええと、これは何のイベントだったっけ。

ハルヒ「みくるちゃん、ビラを配りにいきましょ!」

取り出したビラの束。そうそう、確か配ってたよな。
そんでもって衣装が…………げ! 思い出した!

朝比奈さん(豚)の制服を脱がせにかかるハルヒ。
ちょ、おい……

みくる「いやあああぁぁぁ!」

ハルヒ「おとなしくしなさい!」

みくる「見ないでぇ!」

見ませええええええん!


みくる「だめぇ!」

ハルヒ「ほら脱いだ脱いだ!」

中で行われている豚の解体作業を想像して、貧血を起こしそうになる。
しかしよくサイズあったよな、XXLサイズのバニーガール衣装。


スタイルは普通なのに超ブサイクな大きな頭が乗っかった、
体だけを見て劣情を催そうものなら、顔を見て後悔のあまり出家してしまいそうな
鵺だかキメイラみたいなアンバランスな妖怪、ハルヒ。

いまにもはちきれそうに食い込んだ網タイツが、
どう見てもお中元のロースハムにしか見えない、
いろいろと放送コードに引っ掛かりそうな豚、朝比奈さん。


この二人がビラを配ってるのだから、そりゃあ教師も血相変えて飛んでくるって。
それも総勢10人で、刺又を使って制圧したそうである。お仕事ご苦労さまです。

皇居で押さえられた全裸外人の写真思い出した


ハルヒ「腹立つーっ! なんなの、あのバカ教師ども、邪魔なよ、邪魔っ!」

今のお前を見て邪魔ではないと思うのは、
ふたばちゃんねるのグロ画像板住民ぐらいである。

ハルヒ「とにかく腹が立つ! 今日はこれで終わり、終了!」

あ、やばい。脱ぐ。明らかに俺の方を向いて、
一気に胸元をベロンと下ろそうとするその瞬間、
なんとか魔空間から飛び出る。


ハルヒ「いつまで泣いてんの! ほら、ちゃっちゃと立って着替える!」

やがて部室から出てきた朝比奈さんは、
これから屠殺場に送られる豚のような顔で、よろよろと歩く。


みくる「キョンくん……わたしがお嫁にいけなくなったら、
    貰ってくれますか……?」

ごめんなさい。絶対嫌です。



そんな事件があったしばらく後、ハルヒが最後の一人の団員を
連れてきた。誰であるかは言うまでもない。

ハルヒ「へい、お待ち!」

古泉らしき男の袖を掴んで登場したハルヒ。
男の顔はこの角度からじゃ見えない。

なあ古泉、ハルヒ長門朝比奈さんときたら当然お前もそうだよな?
お前と一緒に歩いてて、女の子がお前だけに熱い視線を投げかけるのに
そろそろウンザリしてきたころだ。お前がブ男な世界もいいもんだろ?



ハルヒ「一年九組に本日やってきたイケメン転校生、その名も」

古泉「古泉一樹です。……よろしく」

お前さ、空気読めよ。
相変わらずのハンサム面をした、よく見覚えのある古泉がやってきたわけだ。
得意の爽やかスマイルが少々引きつっているのは、
朝比奈さんか長門か今袖を掴んでる女かそれとも全員の容姿のせいか。

座り込んで手を広げてる写真のコスプレドスコイ女
であってる?

ガンダム?との比較画像があったはず


その後、学内を案内すると言って古泉を連れ出したハルヒだが、
古泉が去り際に悲しそうな目でちらりとこちらを見たのは、
さりげなく助けを求めていたに違いない。助けないけど。

ちなみにイケメン転校生古泉にさっそく目をつけていた、
目ざとい多くの女子生徒たちは、レイプ魔のウワサがある妖怪が
古泉を連れまわしているのを見て、その場で泣き崩れたものも居たようである。



まあ古泉の不幸はどうでもいいとして、今日は長門との約束がある。
長門のマンションの場所は知っているので直接行く事にした。


しかし、そこで聞いたような内容は、この間長門と話したし、
いったい何の話があるのだろうか。まさかセックスとか言い出すなよな

ゴクリ…

朝比奈みくる(写真後方)

ttp://www.dotup.org/uploda/www.dotup.org196191.jpg



長門のマンションにあがり、居間で茶をいただいている。
この長門が淹れたお茶は毒が入ってそうで怖いのだが。

長門「あなたに伝えることがある」

キョン「なんだ? この間話した事以外か?」

長門「そう。情報収集の結果進展があった。
   この世界の生成に関る痕跡を発見した」

キョン「進展……ほんとか! で、どうなったんだ?」


長門「宇宙に偏在するダークマターに残る痕跡
   及びニュートラリーノの振る舞いについて
   詳細な分析を行った結果、一つの事実が浮かび上がった。
   その結果この惑星を中心として秒速1パーセクの速度で
   放射状に起こる大規模な時空間転移を観測するに至った。
   その事象の開始推定時期はおよそ3年前」

キョン「ええと、意味がよくわからんのだが。もっと分かりやすく」


長門「世界は3年前に上書きされた」

長門

みくる

みくる(大)


ハルヒは例のアヒル口でいいや。



キョン「上書きだって? ど、どういうことだ!」

長門「あなたの言う『元の世界』から、『この世界に』
   書き換えられた可能性がある」

キョン「つまり、ハルヒ(美)からハルヒ(ブ)に
    世界がかわっちまったのか?」

長門「そう。あるいは、『元の世界』は『この世界』から
   書き換えらたのち、再び『この世界』に戻された可能性も
   考えられる」

キョン「ええと……元からブスだったハルヒが、何かの力で
    美人になって、またブスに戻ったと?」

長門「そう。だがあくまで全ては可能性。ひとつ言えるのは、
   あなたが体験しているのは『平行世界』ではなく。
   『単一世界』。つまり、あなたが言う『元の世界』に戻る
   可能性も、あるといえる」

>>310
あれ…ガンタンクかわいい…?

ごめん
原作よりこっちの方がはるかに好きだ
稲中とか神聖モテモテ王国の大ファンなんでね

::::::::::::::::::::::::::::ν::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::|        
:::::::::::::::::::::::::/::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::}        
:::::::::::::::::::::::/::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::|ソ~ハ、;,:::::::::::::::::::ノ⌒v、:::::::}      東中出身、涼宮ハルヒ。

:::::::::::::::::::::ハ;::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::|  ,,,,  `/;//;;:ソノ,〆ヾ,,.|::::::|      ただの人間には興味ありません!
::::::::::::::::::::| \::::::,-- 、;;:::::::::::::::::::::::::::::|,\´_、.ヽ    . ヾ●ノ |::::}     この中にイケメン、ヤリチン、チャラ男がいたら、

:::::::::::::::::::|  ゝ (  ,  |;::::::::::::::::::::::::::|ヾ●_ノ          .|:::|     あたしのところに来なさい!
::::::::::::::::::| ∑ /゙i└、{ ヽ;:::::::::::::::::::::::::|             ,l;::|       
:::::::::::::::::|  ソ.r-vlー-、 ヾ:::::::::::::::::::::::|        ヽ    ./;:::|      
::::::::::::::::|フ∥/ /  /` 、ヽ::::::::::::::::::::|.          )   /|::::|      
|::::::::::::::| 彡./ /  /   | ヾ;:::::::::::::::::|.       ^ -く _  ∥|:::|´ ̄ ̄` 、         
ソl;::/v|:|∥/ /      ./⌒.y::::::::::::::::|        ,-ー、_) /| .|:::|      `、         
 ^  .レ /        ´   };:::::ハ;:::::::|   `ー=´ ̄ ̄/ /  .|:::|       ヽ       
     ヽ          ./ |;ハ::||:::::::|        ̄ ´ ./\ |:::|        ヽ        
   , - ヘ          | .|:| |;| lハ:::|         ,ノ  .ヽ.|::/         i         
 /    ヽ         ヽレ ハ| ヾ;| `  ー -- ´    V           i              
./       ヽ         i     y             ヽ          i     
l        ヽ        |    


翌日放課後。
ハルヒが朝比奈さんにXXLサイズのメイド服を着せ、
写真を撮れと命令されたので、世にも珍しい
メイド服を着たトドを超ローテンションで撮影している所である。


それにしても、昨日長門が言っていた、元の世界に戻れる可能性。
それについて長門に聞いたが、『わからない』そうだ。

なあハルヒよ、お前はどうしてそんなブスになることを望んだんだ?
そんなことしても誰も得しないぜ?特に俺には大きなマイナスだ。


ハルヒの「みくるちゃんにエッチなことしましょう」という
大変おぞましい提案を聞き流して、俺はどうしたら戻れるのか、
ひたすら思考を巡らせていた。

XXLってことは多分ハリセンボンのメガネレベルか…
ふん…悪くはない

森三中ならぬ北三高かw

>>327
誰ウマ。


土曜日の朝。

最後に来た罰により奢りを言い渡された
喫茶店にてアプリコットを飲んでいる。

そう、本日は第一回SOS団不思議探しツアーの日である。

2人の一般的高校生男子と3匹のクリーチャーという組み合わせは
大変奇異に見えるようで、ウエイトレスや他の視線が痛々しい。
さっさとクジを引いて出ようぜ。

で、元の世界をなぞるように朝比奈さんとペアになったわけだが、
何もそんなところまで同じにしなくていいだろうに。
古泉とペアになりたいと思ったのは初めてである。
きっと向こうもそう思っているに違いない。

ハルヒ「キョン、デートじゃないのよ。真面目にやるのよ!」

フン。と不機嫌そうに鼻を鳴らすハルヒ。
デートじゃない、絶対に。豚の散歩だ。

稲中キャラに例えば

キョン=竹田
古泉=木下だよなぁ…

前野・井沢・田中キャラが居ないのが残念
「殺るか?」の話なんか最高に面白かったのに…

キョン見た目で露骨すぎるwww

このスレは女キャラは容姿が全てという冷たい現実を訴える素晴らしいスレ
一度DQNメンタリーで見たい


朝比奈さんと並木道を歩く。
幾度か朝比奈さん(天使)とここに来たな。
早く本物のあなたに会いたいです、ほんと。


みくる「わたし、こんなふうに出歩くの初めてなんです」

キョン「こんなふうにとは?」

養豚場から外に出たことがないんですか?

みくる「……男の人と、二人で……」

ええ、そうでしょうね。理由は言わなくてもわかります」


みくる「キョンくん」

ドスっ、とターンした朝比奈さん。、
一瞬、はっけよいのこったするのかと思いきや。


みくる「お話ししたいことがあります」

みくる「キョンくん」

くるっ ドガッ

キョン「あべし」

鶴屋さんや森さんとか佐々木団の安否が気になる

これと逆バージョンの「イケメンストⅡ!」も笑えたなw


みくる「わたしは……」

キョン「この時代の人間ではありません。
    未来からきました……でしょ?」

みくる「え……どうして……?」

あれもこれも説明する。朝比奈さんは
ふうっ、と溜息をついて

みくる「そうだったんですか……
    キョンくんは、あたしが今日これを
    言う事も知っていたんですね。まるで未来の人みたい」

いや、それはあなたでしょう。
って、まてよ?朝比奈さん(大豚)ならこれも想定済みなんじゃないのか?

みくる「上の人からは……なにも……。
    私は、下っ端も下っ端で……」

グラム単価が安いんですね。

禁則事項です♪ が怖すぎる

>>356
ぎい゛い゛い゛い゛い゛い゛ん゛ん゛ん゛ぞぐじごう゛でずう゛う゛う゛う゛う゛う゛う゛

全身脂身だから安くて当然だろw

も…もしかして
この面子で例のダンスやんの?

いやああああああああああ!!!

キョン「一個だけ聞いていいですか?」

みくる「何でしょう」



キョン「何でそんなに太ってるんですか?」

みくる「禁則事項です!」

あ、怒った。

    
昼からは案の上長門とペアになった。

別に放っておいても長門の場合問題は無いだろうが、
いろいろと情報をくれたこともあるし、
元の世界と同じように図書館に連れていってやった。

その後、再び集合。ハルヒは思い切り不機嫌な顔をして

ハルヒ「ちゃんとイケメンを探してきたの?
    有希とデートとかセックスしてたんじゃないでしょうね!」

こっちこそ心配だ。古泉の無事がよ。

江戸川乱歩の「孤島の鬼」という作品があってだな…


さて、場面は再び部室。
最後に話すのはこいつである。
俺は、一足先に部室に来ていた古泉に言った。

キョン「お前も俺にハルヒのことで何か話があるんじゃないのか?」

古泉「おや、お前も、と言うからにはすでにお二方から
   アプローチを受けているようですね」

な?説明したくてウズウズしてやがるぜ、こいつの顔。
お前が裏をかかれた時の表情が楽しみだぜ。

古泉「どこまでご存知ですか?」

キョン「お前が超能力者ってこと、お前らがハルヒを神と
    信じてること、お前らの組織は『機関』って呼ぶこと、
    お前はハルヒが作った閉鎖空間に入れることぐらいだな」

古泉「な…………」

固まる古泉。実に面白い。

キョン…最後はキスするんだぜ…

ふむ、実に興味深い。

>>380
それだけで済むならいいんじゃない?


俺は解説大好きな古泉の役を完全に奪って、
あれこれと詳しく事の成り行きを説明してやる。
への字口をして相槌を打つ古泉ったらないぜ。

古泉「そうだったんですか……いや、なるほど。
    涼宮さんの能力を持ってすればありえる話しです。
    ええ、信じます。それにしても、涼宮さんたちが美人である世界、
    僕も見てみたいものです。さぞ楽しい部活なのでしょうね」

ああそうだぜ。だから戻りたいんだ、俺は。

古泉「……今はちょっと考えが思い浮かびませんが、
   非常に興味深い考察対象です。もし何か突破口を
   開く手助けを考え付いたらお知らせします」

まさかアイラビューと囁けとか言うんじゃないだろうな。
俺がそのような言葉を口にしたいのは人間の女だけであって怪物は対象外だ。

>>382
お前それつまりそのシーンがSSとしてこのスレにあばばばばばばばばば


ある日の朝、下駄箱に入っていたノートの切れ端を見て、
あの恐ろしい出来事を思い出す。


「放課後誰もいなくなったら、一年五組の教室に来て」


ついにきたか……差出人の名前は無いが、
他の誰であろうはずもない、これは朝倉涼子からの呼び出しである。

ああ、また襲われるのか。
でもよ、お前がいたら大丈夫だよな?長門……


放課後部室に向かう。中には朝比奈さんと長門の二人だけ。

みくる「あ、キョンくん。涼宮さんはお帰りになられました。
    なんだかお疲れみたいで……古泉くんはバイトだそうです」

閉鎖空間発生&アルバイトのコンボか。まあ頑張れよ古泉。


朝倉「あなたを犯して涼宮ハルヒの出方を見る」


さて、備えあれば憂いなしってことで。

キョン「長門」

長門「なに?」

キョン「俺は今日、朝倉涼子に呼び出されたんだが、
    おそらく……俺を殺そうとしてくる。
    もしそうなったら、助けてほしいんだが、頼めるか?」

長門は少し驚いたようにピクリと指先を動かし、言った。

長門「彼女が、あなたを?」

キョン「ああ、元の世界じゃそうなった。
    で、お前が助けてくれた」

長門「わかった」

おお、心強いぜ。長門。ゾンビ顔だけどさ。

朝倉さんにレイポゥされたいです

なんという頼りがいのあるブス。


夕暮れの廊下を歩き、五組の教室へと向かう。
金属バットを片手にな。
朝倉相手にこんなものクソの役にも立たないだろうが、
まあ、無いよりはマシであろう。


黒板の前には、夕日を浴び、恋愛映画のワンシーンかと
思えるような、美しいとしか形容しようのない、朝倉が立っていた。


俺を見据えニッコリ微笑んで


朝倉「遅いよ」


ああ、やっぱ朝倉だよな。
実はハルヒが待ってて俺をレイプするんじゃないかって
可能性も考えたりしたけど。


朝倉「入ったら?」

シエンタ


キョン「お前か……」

朝倉「そ。意外でしょ」

いや別に意外ではないが。

朝倉「ところで、なんでバットなんて持ってるの?
   野球でもしてたの?」

キョン「あいや、これは……」

お前をぶん殴るためだ、なんて言ったら
有無を言わせず殺されそうだ。
長門曰く、朝倉の作った空間に侵入するまで
時間を稼がないといけないそうだしな。


キョン「何の用だ?」

朝倉「用があることは確かなんだけどね。
   ちょっと聞きたいことがあるの」

入ったら?

キョン「ではお言葉に甘えて…

朝「ひゃうっ、ちょっとどこに入ってるの!

キョン「スカートの中ですが

                          ,,、 -ー 、,、-ー '''''''""""""" ''- 、
                     ,,,,,、-''"    ヽ /⌒'i ヽ~'-、ヽ    ~'-、
                       ,、 '"  /,rー''ーー| | ヽヽ ヽ ヽ
                     ////イイi i' (; | リヽ i、ヽ ヽヽ ヽ
                    /'/// ,/ | i (  r ニ|リ二||、'、人 ヽヽ ',从
                   /"/./,'/| /从__|,,),, (;;r''r|i-,、-|'t | |ヽ ヽヽ ',从

                     |/ ij |ir"'',r''・)ノ―(> ̄ ̄~ ,|=|,|=ヽ从)
                    ノ  |  ti,r"⌒(、 、'")―――" i|  |ヽソ|'⌒
                        ,' ̄ ̄人___,,,ニ、ヽ;;;、       ソY"
                        i  ''|;|ヽ-ーーーーi t;;t       ,,,ン

                        ,,ヽ  |;i. )ノ⌒ノ~'i t;;|       Y'~
                     ,、 '" , ',  |;| ri,,, ,,,,,,ノノ; |;;|       リ:::
              ,,,、、、-ーーーz'  ,、 '"::::t )i(、,,,,~~~~ ,, i;;|,       ノ::::
          ,,、- '' ~    ,、 '",、-'":::::::::::::::i、,ii   `~~~~  'i|      '"
       ,、-'"      /"/    ::::::::人::ヽ、、,,,,,,,,,,,, ,,::::::::::   - '   ,,

     ,、-'"       /' /       ::/ヽ:::::::::::::::           ,、-'"
   ,、-'         /''/        _/    :::::::::::::::ーーー '''' ",、-'"
  /ノ"         // /          / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄/
 ,'  | /'       // /         /             /
                       Y ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ブ


朝倉「人間はさあ、よく『やらなくて後悔するよりも、
   やって後悔したほうがいい』って言うよね。
   これ、どう思う?」

ああ、前に聞いたよ、それ。まあ原作から書き写してるだけだし
セリフ考えなくていいのは楽であるが……って、なんでもない忘れてくれ。
とにかく時間稼ぎのために、一応受け答えして会話させておくことにする。
殺人鬼になっちまう朝倉より、可愛らしく喋る朝倉をもうちょっと見てたいしな。


で幾度かのやり取りがあって、記憶によるとそろそろ……


朝倉「何も変化しない観察対象に、あたしはもう飽き飽きしてるのね。
   だから……」

            下ヽ、_
            ヾ . : : :ヽ_                              /:\

     ,个、      \: : : :乍                 _                 爻: :/
    /  : :У       ̄ ̄               く_;>    ┌‐ァ       `´
   f   . : 欠          ,勹                、-、 ,-ァ  '‐'^            ∠ニニ ー-、 、_
  ヾ  . :/         |: |                 _!.ニ/             , -─-、    ㌦: : :\ヽ
   ㌧夂          廿                γ.-, ,‐',            チ:ィ⌒ヾ、:\     冫: : : } |
                                |.廴l.∟!            |: :\   ヾ、.\  .|: : : //
   ト二_ ̄ ヽ、_                      ハヘコ.!フ           乂 : :ヽ  .〉 l   |: : //
   | : : `ヽ、_≧                  _,,-ァ‐'`┬'´ ̄》`ぇ         \: 寸V._|ー-l: //
   L_: : . . . . :孑              _   〉__/_,<ニ>、__/ヽ,‐|            ̄`゙`====〃      _,、 ----、
      ̄`ー一'  _          ∠z--二`ヽ、l、.  ||   |ニj:.:`:l                       /:,:-‐一'"¨㌔、
             ∟正            `t: : .   \  ||  j|:.:ハ.:.:.:|                     У: : :|       |ヘ
                           |:      lー‐一':.:.:.| l:.:.:.!                     |: : : :ヽ、    __ノ丿
               ,、 _          〉-----ノ无ヘ巨二.! |_!                     十 : : : : >==‐'´
              / ノ: :斗          TニT"|:.:.:./: : ll:.:.:.:.:! |.ニ.|             ,.──‐.、     ∟:_:_/
              ̄  ̄             |ニ| .|.:.:.:|: : . .》.:.:.:| .}.ニj          /: : :,─‐一
                            f.j:.:l .l:.:..:.ヽ;_∥:.:.:.:l/_:〔!         Ⅹ: : :/
                            ヽ!:ぅ.|.:.:.:.:.:.ハ.:.:.:.:.:.:|'.〆        卞: : :〈
                             ´ |:.:.:.:.:.:l l:.:.:.:.:.|            \ : :ヽ、
                                  |.:.:.:.:.:|  |.:.:.:.:.|             ヾ、_:心

みくるがデブスなのはキャストオフの前フリというという事くらい気付け馬鹿共

キョン「体が動かない!マジかよ反則だ!」

>>425

         ナ ゝ   ナ ゝ /    十_"    ー;=‐         |! |!
          cト    cト /^、_ノ  | 、.__ つ  (.__    ̄ ̄ ̄ ̄   ・ ・

            ,. -─- 、._               ,. -─v─- 、._     _
            ,. ‐'´      `‐、        __, ‐'´           ヽ, ‐''´~   `´ ̄`‐、
       /           ヽ、_/)ノ   ≦         ヽ‐'´            `‐、
      /     / ̄~`'''‐- 、.._   ノ   ≦         ≦               ヽ
      i.    /          ̄l 7    1  イ/l/|ヘ ヽヘ ≦   , ,ヘ 、           i
      ,!ヘ. / ‐- 、._   u    |/      l |/ ! ! | ヾ ヾ ヽ_、l イ/l/|/ヽlヘト、      │
.      |〃、!ミ:   -─ゝ、    __ .l         レ二ヽ、 、__∠´_ |/ | ! |  | ヾ ヾヘト、    l
      !_ヒ;    L(.:)_ `ー'"〈:)_,` /       riヽ_(:)_i  '_(:)_/ ! ‐;-、   、__,._-─‐ヽ. ,.-'、
      /`゙i u       ´    ヽ  !        !{   ,!   `   ( } ' (:)〉  ´(.:)`i    |//ニ !
    _/:::::::!             ,,..ゝ!       ゙!   ヽ '      .゙!  7     ̄    | トy'/
_,,. -‐ヘ::::::::::::::ヽ、    r'´~`''‐、  /        !、  ‐=ニ⊃    /!  `ヽ"    u    ;-‐i´
 !    \::::::::::::::ヽ   `ー─ ' /             ヽ  ‐-   / ヽ  ` ̄二)      /ヽト、
 i、     \:::::::::::::::..、  ~" /             ヽ.___,./  //ヽ、 ー

そんなわけでキャストオフ♪

                       ,,,,ノヽiii;;;/;;;;/彡彡";;/ソツノr;;;;;;;;ノ ノ;;;ノi

                     (iii"ii"ii " "i/"ソ彡;;;;/ノi//;;;;;jレ ,,r'"ー'"ノ,、"     | ̄|  _
         、            !ヽヽ(ii|ソjレ||i;;(;;;;"iiiー''";;;/ノ;;;;ノ彡彡シ''"''リ"    ノ / / ノ
         i.|          、i"ヽリr、Y;; " ミrrrrr;;;;;;;;;;;/彡,、-'/""ノiii了;;;;;;;三、   リ / //
         ||          ~iヽ;;;;レレi;;;; ;;((;;;;;;;;、、、ヽ;;;;;;;、、、;;;;;;;;;;;;彡彡;;;ー''''""ミ            ,,,,,,
         | |    /|    ijミ)i|;;t'''ヽー、'ヽ,  リ;;;t、、;;;;;ヽ二彡彡ツ三r''"~~ヨ、,,ノ   ,,zz   /  ヽ
          i レ|   リ/    tゝ、;;t;;ミ;;;;|、)ヽ| ノム-ー 、;;;;;;;;;;;;;、-'"ノミ;;;;;;ヽ-ー'''"ノ,,  '"   / ,-'"""))〉
          i ||        j''ーJr、;;ミ、|)|_z,,、 ''"r戈オ>"ろ;;;;;;、、、ミミ三ーー;;;;;;;;'''"r'''"""j  /r"   r''/
           | レi    /ヘ  (三フ;;ッ;;;;;t'"'ーケ|  ""⌒"  |;;;;i;;ミミ;;;;;;;;;;;;二二彡 /" / ̄リ  |"   ソ/
           | レ|   ノ  ヽ フ''"ー''ノ;;;it   |       t;;;;;i|;;ヽ二二ン'''''" /ー''";;;;ヽ       / L
           |  t  ノ  ( こニ彡ソ;;;ノヽ  '-、'      i'ヽ;;;;;;;;;;;;三=''";;;;;;;;ミミソ||ii      ノ  (
           |   t  |   tー、~了彡;;iii|;;;;ヽ  'こー   , '::::::::t;;;;iiiijヽヽ二三三ニ_i''"、、    ,、'":::  >
           |   ヽJ  ::: : 7 Y( ;;;;;;N;;;;;;;;ヽ, "   ,、'::::::::::::::〉;;;;ミ、;;;;;;;;;;;;三r"/三ヽ~ヽ,、-":: :: /
  |         |       :::: ::::t tz'"リ;;|ヽjj、;;;;;;;' --- ':::::::::::"" (;|t;;;;;;;;~'''ー--''''";rーーー 、)":: ::: /
 i ヽ,        |   |ヽ t   ::: :::::| ヽN;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;ノ 、   :::"   ヽ、''i;;;;;;;;ミ;;;r''"、 '" ̄三ミi:::  ,r''
 t 〉    リヽ、,,,| 、 リ ヽミ ,,,,,,,、-リ  rー'ヽ;;;'"(ヽー- :::  :::      ノノjjit//ミミー、;;;ミ)リ r"(___
  ヽ|  |ヽ ( ::::::::::  Y ヽ 、''~:::::::::::::) t:::::::::)"~~~~~"":::,, '"''''''' ーー   ,、'"'"/こヽー、;;;、;;;;;;;)〈   :::::: 〔   ,,
     ヽ|  ヽ :::::: :::: ヽy" ::::::::::::::|  ヽ、   :::::::::::::::  :::::::::::::;;、,,,,、-'" ("'/::::::::::::::::::::::~''-、)) ,,、-',,,,,,、、""",,
         ヽ :::::rーー/  :::::::::::  { ,,,,,,,, ヽ    ::::::::::::::::::::::/  ,、-ー 、、, ヽ     :::::   :::ヽ" """ /"
        ,r'" i" i '/ :::::::::::::: ,:::ヽ|  ヽ,|    ::::::::::: /,、-'"     ヽ"        :::::Lつ  '"""ーー
   ヽ、,,,, ,、'  :::: i  i,/  :::::::::::::jリ、: ヒヽ  `   :::    //        ,、、-'"|"  ,、-,,'''"~~i     i"~ ̄
    ~'、" :::   i  tヽ、::::::::::,,、 '"::       ::::::::   //        )彡、、、 ヽ`''",、 '"  ::::::| ::::::::::、 ~'ー、,,

予想とかいいから半年黙ってろ氏ね


朝倉がポケットから鈍色の刃物を取り出す。

来る……!

気がついた時には朝倉の持ったナイフが俺の首を掠めていた。

おい、なんてスピードだ? 今のは来るタイミングを読んでいたから
なんとか無我夢中で避けられたが、次はない。死ぬ。
おおい長門、早く来てくれ!

キョン「冗談はやめろ、マジ危ないって! 
    それが本物じゃなかったとしてもビビるって。
    だから、よせ!」

朝倉「冗談だと思う?」

笑顔のまま表情を変えずに俺を刺し殺そうとする女子高生、怖すぎる!

キョン「意味が解らないし、笑えない。
    いいからその危ないのをどこかに置いてくれ」

朝倉「うん、それ無理」





唯「え?何これ?りっちゃーん」

律「んー?」

唯「この漫画って続きないの?」

律「あーそれか、その漫画はそれでお終いだよ。打ち切りってやつだな」

唯「ふーん…」

唯「…ねぇりっちゃん、どうしてこの漫画買おうと思ったの?言っち

>>432
お前ここは初めてか?力抜けよ

                         ,,、ー '""~~~~~~~ ~'''-、
                       ,-'".. /'  レ "  //<<    い あ 困 さ
    貴 ス .き           / ::::: /ri'ノii "  (~ヽr''')    .う  っ っ っ
    重 レ み.          /  ::::::: r"ツ人ン    ヽ,/    .と. た た. 続
    な を  た         /  ,,,、、、、;;;;ij,//~ 彡,,、-- 、,     い .ら こ け
    労 の ち         r"r'"::、、、  '""ヽツ"     ,,、    い    と な
    働 ば は.       rニti 、,,,ー'''''ヽツ(,,--、 'tr''ニ"ニ彡       な が さ
    力 す         リ, '    ̄~)::)r"   ミ":::'"          ん    い
    な          //    ;;ッ''"(,」⌒'',"~'' ,,:::::、、、,        で
    ん           r'ii    r"/,、 ヽ-z⌒",, ヽヽ'~        も
    だ         A tii    `/;;"ヽ`'=zz三zz'7" 't;;|i
 r"ヽ  ,,、       /:::::|  i     |;i ii,,ゝ、_,、-''" ,ii  |;;i       ii
. |   ヽi;::ヽ     /::::::::|  t    i;| ~'' 、,,""",、-''"  jリ       ii'-、
. t    ヽ;:ヽ,,,,,,、、-'ーz=-t、r"t    i|,    ~~~    ノ/       ノ  ~' 、      
 ヽ、,,   ~' 、 ::::''";;;/~''i", ヽ;;;  j |ii       ,,,iij| /      ,、 '     ~'''''ー 、ー< ̄~
ーー ゝ、-―  ~''ー"、,'   | iii  ヽ、;;; t、wwwwwwiij"" "     '"           ~'i::'i
  ,r  ヽ、,,,、-'    i|   ヽi||;ii   ~' 、iiiiii、、,,,、、jjiiiii}iiiiii从ii        ,、-''"      |:::|
ー 、、,,,,z''   ,,、 '" Aヽ、  |t~' 、;;;;;;  ~'''ーー------ー'''"      ,,、-''"        i::::i:::::

   )  ''フ"" r" ii ヽ、、  ti  ~''-''、、;;;;;;;;;;;;::::    ,,,,,,,、 -ー ''''"            リ:::リ :::
,,,、-"-ー''"   i;;  ヽ,     リヽ      ~~~ """""                   リ:::リ:::::
、    /::   t;;;  `'   ノ  t                              /:::/ :::::
.リ  r":::::::   'ー、;;;;;;;;;;;;/   t.                            /:::/:::

" ,,、" ::::''"      ~"      i|                            /::::/:::::::::
~~        〃

慌ててドアから逃げ出そうとして、見えない壁にぶつかる。
そうだ、何忘れてんだ俺は。ここは朝倉の……

朝倉「無駄なの。この空間は、あたしの情報制御下にある。
   出ることも入ることも出来ない」

キョン「くっ……!」




朝倉が超スピードで俺の目前に迫り、立ち止まる。
そのままナイフを振り上げて……

朝倉「もう、どうして受け取ってくれないの? 
   あなた、お魚嫌い?」

は……

朝倉「本物天然のアジよ。新鮮なのを買ってきたの。
   あなたへのプレゼント、受け取ってくれる?」

朝倉が手に持っているものは、よく見るとナイフではなく、
……アジである。

……なんでアジ?

アジ・・・だと・・・

                        /;;;;;;;;;/l/:::::::ヽ!::`ヽ、ト、;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;l
                        ;';;;;;;;;/l!::!:::::::::::::::::::::::::::::`ヽ、;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;l
   こ れ は 難 し い わ ・ ・ ・    i;;;;;;;;|:::!:::::::::::::::::::::::::,/    ヽ、;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;|
                       l;;;;;;;;|:::::::::::::::::::::、_/' ____    |;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;|
   範 囲 が 広 す ぎ る.       l;;;;;;;;;|‐==、、ヽ-`::: ,ィ'ji;!::l``  l;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;|
                       |;;;;;;;;;;|:イ'i;!:l`ヽ::::   ゞ''ツ    |;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;|
   ば か り か.              |;;;;;;;;;;;|:. !、ツ.:/            |;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;|
                        |;;;;;;;;;;;;|:::::::::::'、          |;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;|
   セ ン ス も 必 要 に         |;;;;;;;;;;;;;|::u::  ` `  ・     |;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;|
                     .コ゛ |;;;;;;;;;;;;;゙、::   ,r ‐─ 、     |;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;|
   な っ て く る. !!       .ク  |;;;;;;;;;;;;;;;;;゙、   ヽ__,〉     |;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;|
                    .リ  |;;;;;;;;;;;;;;;;;;;ヽ、            |;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;|
                       |i;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;`ヽ、       ,ィ|;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;|
   _、vヽ,r‐z_,,              | l;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;/⌒i、_,,、r-ァ |;;;;;;;;;;;;;;;;;;rー‐─
   フ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;く               ! l;;;;;;;l!;;;;;;;;;__/__、_. |、_/  /--'l|;;;l!;/;;;/
   7;;;/::__,::::、__:l;;;;r`           ノj;;;ノl|;;_/ _   |‐| '   ,r';;;;;;;;;;j/ノ'/
   'ィ;;|::::=::l::::=:::|;;i`                 ''´ ,/  、 ヽ, |''′ /;;;;;;;;;;;;;;;;;;;/
.   {!lu __  :|i}                 | 、  ヽ  |‐′  ,';;;;;;;;;;;;;;;;;;;/
    !、 |_| u,!                    |  ト  |‐く    /;;;;;;;;;;;;;;;;;;/
    巛くー‐j〔                 |  `ー′ ヽ /;;;;;;;;;;;;;;;;;;/
   /l  }‐─'' `ヽ                  |      ノ' |;;;;;;;;;;;;;;;;;;;/
\l.l.|.l.|.l.|.l.|.l.|.l.|.l.|.l.|.l.|.l.|.l.|.l.|.l.|.l.|.l.|.l.|.l.|.l.|.l.|.l.|.l.|.l.|.l.|.l.|.l.|.l.|.l.|.l.|.l.|.l.|.l.|.l.|.//

三                                           三
三  高 菜 さ ん が 解 説 始 め た ────── !  三
三                                           三
//川川.l.|.l.|.l.|.l.|.l.|.l.|.l.|.l.|.l.|.l.|.l.|.l.|.l.|.l.|.l.|.l.|.l.|.l.|.l.|.l.|.l.|.l.|.l.|.l.|.l.|.l.|.l.|.l.|.l.|.l.\


朝倉「あなたに、料理とか作ってあげたいの。
   だって、あたしはあなたの事が好きだもの」

キョン「えーと、はい?」

朝倉「うーん。有機生命体の言う好きって感情と同一かは
   わからないけど、とにかくあなたが好きなのよ。
   あなたと交際して涼宮ハルヒの出方を見る」

キョン「あの……殺すんじゃ……? 俺を」

朝倉「うん、最初にそれも考えたわ。
   でも涼宮さんにとって、最も変化が望める方法を考えたら
   そういう結論に至ったの。ね、ダメ?」


なんだこの展開は? プレゼントに生のアジを送ろうとする
宇宙人的センスはともかく、俺と交際して涼宮ハルヒの出方を見る??

これはど朝倉のありがたみを感じるSSが来るとは…

元の世界より素敵じゃないか!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!1111111


朝倉「やっぱり……あたしより涼宮ハルヒの方が好き?」

いやそれは無い、断じて!


朝倉「ま、あなたが断っても、無理やり……」

無理やりなにをするんだ、それはとてもイイ事な予感がするんだが。


朝倉「ね、お願い。あたしと交際してくれる?」

ええと、そんな事言われても……だな……
朝倉と付き合うとか……まずい……だろ?


朝倉「ね……キョンくん?」

あ、抱きつかれた。あったかい。やわらかい。いい匂い。もうダメ。

キョン「あ、ああ……俺でよかったら、いいぜ」

朝倉「ほんと? 嬉しいわ」



俺、陥落。

ハルヒ 
       _ -───- _
      /            \
     /            ヽ

      l                  i
    i                 |
     |  ノj|"ノハj リ}ハ{`j!^i}、  {
    }  }i'二二ヽ /二二`i{  } / ̄\

    {  }|ヽ ●ヽ|=|/ ●ノ |  }  |  好 |
    }  } ヽ二二' `二二-'}  } <    |
     } {  /(●_●)   }  {  | き |
     }  { <-─---─-> {  }   \_/
    ノ { \_`ー--─''゙_/{ ノ

    "リハ{\o|⌒| ̄ ̄|^i/リハ`
    i'\  `   `i _ノ´   / `i
     | ヾi     ´ /   lノ |

ふぅ

ー- 、

;;;;;;;;;;;ヽ         _,, -ー-、  ,r ー- 、 _
;;;;;;;;;;;;;;;|       ,,r';´;;;;、ミミミミミ∨;;_;;;;;;;;;;;;;;;;;`ヽ,
;;;;;;;;;;;;;;;;|    /;;;;;;;;;;;_、、-''´ニニ ,__ `ヽ;;;;;;;;;;;;;/
;;;;;;;;;;;;;;;;;|  ./;;;;;;;;;/_, -''´::::;:;::::´ ̄`''' ';;;;;;;;/    / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
;;;;;;;;;;;;;;;;;;|/;;;;;;;;;;;/ ´._::::::::::::::::::,-、  ':;;;;/     |  あ ん た
;;;;;;;;;;;;;;;;;;|\;;;;;;;;;;|  ‘ー''´ ,   、 ̄´  V、    <   ブ ス だ ぁ
;;;;;;;;;;;;;;;;;;|  \;;;;|      ,( ● ●)、    nヽ     \______
;;;;;;;;;;;;;;;;;|   .>y     ,'      ',   l゙) }
;;;;;;;;;;;;;;;;|   l゙ n    l  _,,.--、, i    |、ノ
;;;;;;;;;;;;;;;|.   ', !〈    ',/r,二⌒ユヾ_   j
;;;;;;;;;;;;;;|    ヽ_∧    ''''´ ̄ ̄`   イ         __
;;;;;;;;;;;;;|___,, -'''⌒ ヽv\       __,,ィ |        /,ハ

;;;;;;;;;;;;|ー- 、_      `ヽ`ヾ、ー''''´`´  ; j      r(ZZyZZZZZZロ
;;;;;;;;;;/   _,>、    `ヽ, `丁`l   ; √`-、   `ヽ `" //// 〉
;;;;;;;;;|   ´   `ー、    \|  ゝ、  ,〈  /       ゝ、,,_`´´ノ
;;;;;;;;ノ__       ィ´` 7ー、    ヽ\ノノ) ハ       ノ   /
;;;;;;/::::::`ー-、__   | ___,|  ヽ      `V/ '.,    /`ーァ ィソ
;;ノ:::::::::::::::::::::::`ー-Lユゝ,  `i          |   /   l//
:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ゝ,、、 l          |  ,r个 ー-イ
:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::lj |.|.l|          |. /    j
:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::´ lj.リ            |ノ      |
:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ          | ,'     |

                        ↑真実を告げる男らしいキョン

ハルヒにはこれで充分♪

>>500
ハルチ「ひっどーーい!たしかにユキは鶏がらみたいにガリガリだけど!」


キョン「あ、その……俺、付き合ったこととかないからさ……
     初めてで……その、退屈するかもだぜ?」

朝倉「あたしがリードしてあげるから心配しないでいいわ。
    学校でイチャイチャしたり、デートしたり、
    学校でイチャイチャしたり、旅行にしたり、
    学校でイチャイチャしたり、学校で性行為したり、
    とにかく涼宮ハルヒがイライラすることいっぱいしましょ?ね?」

おお……これは夢か……ようやく出来た人生の初彼女は
実に見麗しいAAAランクのスーパー美少女である。
宇宙人? そんなことは些末な問題である。
種族を超えた愛がここに実った。


朝倉「ね、キョンくん。キスしてほしいな」

おい! キスだってよ! アジじゃなくてキス! どうするよ俺!


    

> 学校で性行為したり
> 学校で性行為したり
> 学校で性行為したり
> 学校で性行為したり
> 学校で性行為したり
おちんぽ硬くなっちゃいましゅうううううううううううううううう

長門「あなたを殺して涼宮ハルヒの暴走を止める」

よかったなキョム

長門の上目遣い(笑)

       { l l;;;;;ッ=`   (三> `^´ (三シ  ム;;;;;;ソl}
       t !;;;リ    _,,...,,_     _,,..,,_    l;;;//
        ゙l ヾ;l  :'ィテヘ9ンミ   ,: ',シヒ9ン、  l;//
        `ーll!   `''==ヲ'  l:.:^''==彡'" ,!リノ

>>519
キョム「チリーン・・・」

>>1のブス表現は神レベルwww


俺は朝倉の肩に手を掛ける。
朝倉は目を閉じ……ああ、わかってるよ。
忘れたフリしてただけさ。

もうこの先の展開なんて、誰が考えても……な?


長門「一つ一つのプログラムが甘い」

ほら来た。天井をブチ破って来た。

長門「天井部分の空間閉鎖も、情報封鎖も甘い。
   だからわたしに気づかれる。侵入を許す」

朝倉「邪魔する気?」



後は察してくれ。彼女(付き合って2分)が塵になっていくのは
結構なショックだったもんでな。

種族を超えた愛、終了。

束の間の夢だったか…
朝倉とにゃんにゃんするSSキター!と思ってたのに
家に帰ろう…

                  __ __ __ __ __                 __ __
                 ∠__∠__∠__∠_.∠_../ |        __∠__∠__∠l__
               ∠__∠__∠__∠__∠__/|  |        ∠__∠__∠__∠__/.|_
.                ∠__∠__∠__∠_.∠_./|  |/|       ∠__∠__∠__/   /|  |/|
.                /   /  ./   /   /  /! |/|  |     |  /  /  /| ̄ ̄|  |/|  |
              | ̄ ̄| ̄ ̄| ̄ ̄| ̄ ̄| ̄ ̄|  |/  |/|     |_| ̄ ̄| ̄ ̄|  |__|/|  |/|
        __ _|    |__|__|__|__|/| ̄ ̄|  |    ∠__|__|__l/   /|  |/|  |
.         /   / | ̄ ̄|  |_|/|    |    |  |__|/|   |    |    |    | ̄ ̄|  |/|  |/
      | ̄ ̄| ̄ .|    |/|  |  |    |__|/|    |  |   |__|__|__|__|/|  |/|
.     ___|__|__.| ̄ ̄|  |_|/      |    |  |__|/     |    |    |    |    |  |/|  |
.   /   /   /  |    |/|.         |__|/|          .|__|__|__|__|/|  |/
  | ̄ ̄| ̄ ̄| ̄ ̄| ̄ ̄|  |.         |    |  |            .|_|    |    |  |__|/
  |__|__|__|__|/        |__|/               |__|__|/

初めて長門に殺意を覚えた

これは男(特に喪男)にはキツイ展開だわ~
せっかく出来た初美人彼女(童貞を捨てられる可能性大)がブスに殺られたらトラウマどころの話じゃないぜマジで

 長門            λ     )
             ソ)人ノ 从:. ソ)ノ )

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,,illllllllllllllllllll゙:::tll,,:`;;;;;;;;;;l,,、丶::::::::::::::::::::::::;;;;;;;l,.;;;;;;:::'llllllllllil
`゙,!!!!lllllllllllll:::::'"゜:::::;;;;;::::゙'=ii,,,;;,、;,,,,pilqrr::、`;;;;;;;;::::.l゙゙!!!゙°

   .,,lllllllllllll,,:::::::。:::::::::::::::::::`'''!i,,、___,,,,〆::::::::::::::,l°       だからなに?
  .'ll!llllllllll゙`.゚゙┷゙゙l,,:::::::::::::::::::::::::゙゙!!llllllll!!゙;:::::::::::::,,ilレv,_
    ゙゙゙゙’     .゙゙h,,_:::::::::::::::::::;.,: : : :,、:::::,,,,ill゙゜::::::::゚'i、
    : ;:;: : :: : : :  ,,,,liillliiilll,x,,,,,,,,,,,,,Zi,レrl,illlll!゙::::::::::::::::::廴 
    : : : : : ;:: ;;:,,ll゙’::゙llllllllli,゙≒wewl'″,,lllllll゙::::::::::::::::::::::$ 
           ,,l゙`:::::::::゙lllllllli,:::::::::::::::::::::lllllllll°:::::::::::::::::::l!


朝倉との戦闘で傷ついた長門は、どう見ても
バイオハザードで主人公に倒されたあとのゾンビである。

朝倉との純愛を引き裂いたゾンビに止めを刺してやろうかとも
思ったが、助けてくれと頼んだのは俺であるし、
物語の恋愛とは時にして悲劇的な結末を迎えるものである。
とでも思わないとやってられん、マジで。

キョン「あー長門、大丈夫か?」

まあ大丈夫に決まってるが。むしろもっと苦しめ。

長門「肉体の損傷はたいしたことない。
   正常化しないといけないのは、まずこの空間」


教室が超空間から元に戻っていく……
ああ、彼女との思い出(2分)が消えていく……
あ、アジまで……おいっ! 形見がっ!! アジーーーー!!

失礼
長門はこっちだったかw

                      _ _
                     ,r'´.:.:.:.:.:.:.:.:`ヽ,
                  /,.,,,.,.,,.:.:.:.:r─-、ヽ

                  レ゙""゙´..`ー゙‐'.:.:.i

           ,r‐-、     rイ.:.:, '´.:___:.ヽ.:.:.:.:.:ハ      ,ヘ`ヽ ,r‐、
     (⌒ヽ、/.:.:,ヘ ノ  ,r‐-、)j.:.:.:.:.:/;;:;:;:;:;ヽ.:.:.:.:,'ソ    /_ノ 了/‐、/
    r─-、_ノ\.:.:.:`ヽ ノ.:.:/´`ヽ.:.:.:ヾ;:;:;:;:;;/.:.:./i  (⌒ヽ、_ノ.:.:.:.:.:.:ゝ ',r‐、
    ヽ、.:.:.:ヽ.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:/     `、.:.:.:´二`.:.:/ j  `ヾ::.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:/-、ノ
     _>.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:/     ,ゝ、.:_ ,イ (     ヽ.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:,イレj
    (::.:.:`ヽ.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:/      `ー------‐'      i.:.:.:.:.:.:.:.:.:,rゝ'
       ̄`ヽ.:.:.:.:.:.:.:.:\                 _ノ.:.:.:.:.:.:.:.:/

おいっ!
これってまさか美少女殺戮SSじゃないだろうな!
俺の嫁に手を出したら許さんぞ

|ヽ¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨/.|

 i! ヾ               |l ̄l|                        / .i|
 |! ヾ________|l_l|______________/  i!
 |!   |!. r'⌒oェo⌒ヽ〈__〈__〈__〈__〈__〈__〈__〈__〈__〈 r'⌒oェo⌒ヽ i|   i|
 i!  |!{リ只(ー).只ゞ}_〈__〈__〈__〈__〈__〈__〈__〈__〈, {リ只(ー).只ゞ}.i|   ii
 |!   |!. V\>-</V.〈__〈__〈__〈__〈__〈__〈__〈__〈__〈_V\>-</V .i|   i|
 i!  |! ! [ミ三彡] ! ._〈__〈__〈__〈__〈__〈__〈__〈__〈__ ! [ミ三彡] ! i|   ii
 |!   |!〈__〈__〈__〈__〈__| ̄ ̄|i从从从从从i| ̄ ̄|.〈__〈__〈__〈__〈__i|   i|
 i!  |!_〈__〈__〈__〈__〈_|__|i从从从从从i|__|__〈__〈__〈__〈__〈,i|   ii
 |!   |!〈__〈__. (・_・)〈__i从从从从从从从从从从i.__〈__〈__〈__〈__〈i|   i|
 i!  |!_〈__〈__U丁U、.i从从从从从从从从从从i〈__〈__〈__〈__〈__.i|   ii
 |!   |!〈__〈__ 〈__|_ノロ i从从从从从从从从从从i.__〈__〈__〈__〈__〈i|   i|
 i!  |!_〈__〈__〈__〈__〈_i从从从从从从从目・_・)、〈__〈__〈__〈__〈__.i|   ii
 |!   |!〈__〈__〈__〈__〈__i从从从从从从. └イ又U i.__〈__〈__〈__〈__〈i|   i|
 i!  |!_〈__〈__〈__〈__〈_i从从从从从从从.〈_大_〉.i〈__〈__〈__〈__〈__.i|   ii
  ■━ きょん      ━━━━━━━━━━━━━━━━■
  ┃                                  ┃
  ┃ アジー !                         ┃
  ┃                                  ┃
  ┃                                  ┃
  ┃                                  ┃
  ■━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━


その後教室にWAWAWAなんとか言って入ってきた谷口に
長門を助け起こすところを見られるのもお約束である。
得意の情報操作でなんとかしてくれよな、おい。

で、翌日。朝倉はやっぱり転校した事になっていた。
本当にそうしてくれよ、もっかい作れないのか?

ハルヒ「キョン、これは事件だわ」

そうだな、えらい事件だ。

ハルヒ「せっかく朝倉にいい男を紹介して貰おうと
    思ったのに! 探し出してやるわ!」

お前には魚で十分だ、アジとかサンマとかサバとか。

   !. :./: : : : : : : : : : |: : : : : : : : : : : ,'.:.!    \:ヽ : :.、:.:.:!:.:.:.ヽ
 l: . .!. : : . : : . : : : :.!: : : : : : : : : : :,':./   _ゝ‐-: :|、:.!:.:.:.:.ヽ
 !. ..l. : . : : : : : : : : :|: : : : : : : : :l: イ;.!, -'"´    ト:.:.:!:l:..|:.:.:.:.:.:!
. !. . |: : : : : : : : : : : :ト; : : : : : : :.! l !イ       !ヽ |.!/:.:.:.:.:.:.:l
| : !: : : : : : :',: : : :, x-─ :.:...:.:l!.| レ    彡≠、k_ヾ:..r-、.:.:.:.:.!
. !: . .! : : : ヘ: : ,x '´: : ト、ヽ . :.:.:!レ    ー斗匕て',ラ゙:.:.:.:!., ヽ.:.:.:}
. l. . :.',: : : : :.X: :.ヘ-、:.::fヽ \_,'     "ヘっ_..::.ノ.! :.:.:.:k' /:.:.:.i
 !. : : ',: ヽ:.´.:ヽ、:.ヘ xz≠ミk           ゝ- ´ ! :.:.:.:.Y.:.:.:...ヘ
 l. : : : ヽ: ヽ、:.\X〈!ら::..:;.ぅ           |:.:.:.:.:.i.:.:.:.:.|.:ヽ

. ',. : : : : ` -`_t xz、 ヘヒr- ´    、        |. :.:.:.:.:.!.:.:.:.:ト、.:ヽ     
.  ', : : : : : :.:.:.:.iヘしヽ           ,     ,.l :./:l./:.ィ:ハ.}  ー`   
   ', : : : ヽ :.:.:.ヽ ニ >       ー "´     イi:.////ソ リ
   i : : : : ヽ: .:.:.::.:.:.:..:.:.ヽ、 _           / リ/iイ'
.   }: : :.ト: :、ヽ:.:\.:.:.:.:..:.:.:.:.、ニ ― t - '   メ

    | : :.ヽヽ:.ー 、_ヽ_Zー‐ ̄ー` i        ' ,
    l: ハ:トヘ  ̄             j        ` - _
   // ゙ー              /            ` - y`ーv、__
                    /               <: :/: : : : : 入
              /レ '  __    r ' ´ ̄    <´: :/: : : : : : : :.i
            _ ,ヘ: :.ラ      `          Σ: / . . : : : : : : :ヽ
          ,´: : : :ヽ::}            _ ― :.: ̄i      . : : ヽ

          ,' : : : : : : y _ - ―..- ‐  ̄ ..::.....    {      . . : : i

佐々木「呼んだかい?くっくっ」


さて、翌日。
今度は下駄箱に可愛らしい封筒が入っていた。
確かこれは……


『昼休み、部室で待ってます みくる』


手紙の主は言うまでも無く、朝比奈さん(大豚)であろう。
あの超肥満体から考えて、てっきり糖尿病やら脳卒中で
この世を去っているやもかと考えたが、ご存命中のようである。


あまり会いたくない、いやかなり会いたくない
人物であったが、呼び出しを受けたなら仕方あるまい。
あ、鼻に脱脂綿詰めていこう。だいぶ暑くなってきたしな。


昼休み、嘔吐する可能性を考えて弁当を食うのを控え、
あまり気のりしないが部室に向かった。

ドアをノックする。

「あ、はーい」

開けたら汗が水蒸気と化してないだろうな?
恐る恐るドアを開ける……


…………。


みくる(大)「キョンくん……久しぶり」

とんでもなくグラマーで、
とんでもなく見麗しい、本物の朝比奈さん(大)がそこに居た。


キョン「あの……朝比奈さん……ですよね?」

みくる(大)「うふ、わたしはわたし、朝比奈みくる本人です。
       ただし、あなたの知ってるわたしより、
       もっと未来から来ました」

ああ、やっぱりキャストオフしたんだw

良かった、みくるはこの後ちゃんとダイエットするんだね


朝比奈さんが俺の手をとる。

みくる「会いたかった……」

俺もですよ朝比奈さん!!


えーと確か……以前この時、とてもいいものを見たような。
確か……朝比奈さん(大)が胸を……


キョン「…………」

みくる「キョンくん、どうしたの? ジロジロ見ちゃって
    なんだか恥ずかしい。あ、もしかして私って
    信用してないでしょ?」


確か星型のホクロを見せてくれるんじゃなかったですか?

キョン「ええと、朝比奈さん。胸のここに星形のホクロがありますよね?
    それを見たら信用できますよ」

みくる「えっえっ、ななななんでどうして知ってるんですかぁ!」

以前星型の黒子は
谷川がジョジョをパクったのかと疑った時期が俺にもありました…


みくる「う……こ、これです、ほらっ! 信用しました?」

ええ、そのマスクメロンみたいなやつは忘れもしませんよ。

みくる「と、ところでキョンくん。あなたは……別の世界から
    来たんだよね? あの時キョンくんに聞いて、驚きました」

キョン「ええまあ……やっぱりこの時代の朝比奈さんに言った事も
    覚えていてくれたんですね」

みくる「そりゃあそうですよ。ね、白雪姫って知ってます?」

キョン「そりゃ知ってますけど……」


おい、まさかまたあれをやらせる気じゃないだろうな!!

先手打って古泉をハルヒに差し出してHAPPY END


みくる「それが私があなたに伝えられる精一杯のヒントです」

キョン「はぁ……」

アレとアレをするだなんて絶対に勘弁してほしいんだが。
    

みくる「そろそろ行かなくちゃ……あまりこの時間に留まれないの
    最後にもう一つだけ、あたしとはあまり仲良くしないで」

ええ、もちろんしません。目の前のあなたとなら大歓迎ですが。


キョン「朝比奈さん、俺も一つ教えてください!」

走り去ろうとする朝比奈さんに声を掛ける。


キョン「あの朝比奈さんは……なんであんなに太ってるんですか?」


みくる「禁則じ………未来の技術って、凄いんですよ?」


どういう意味だったのか、どっちがどうなのかは、
俺の都合の良いように解釈しておこう、それがいい。

俺も未来へ行こうかな


現在、ハルヒと朝倉のマンションに行ってきた帰りである。
『男を紹介しないうちに転校するなんて許せない!』
との事で、ハルヒに無理やりつれられて来たものの、
管理人さんに聞いても行方がわからず、とぼとぼ歩くハルヒと
少し距離を置いて歩いていた。


キョン「俺、もう帰っていいか?」

これ以上ハルヒと一緒に歩いていて、よからぬウワサが立ったら
引越しも考えないといけなくなる。


と、ハルヒはなにやら思いつめた顔で


ハルヒ「あんたさ、いじめられたことある?」

んー、無いとは言えないが……いきなり何を言いだすんだ?


ハルヒ「あたしはある。忘れもしない」


ハルヒ「あたし、よく自分で可愛いとか綺麗って言ってるけど、
    全部ウソ。わかってるわよ、自分がどういう顔してるのかなんて」

一応自覚あったのか。まあ鏡見たらわかるもんな。


ハルヒ「だから、小さいころからずっとブサイクブサイクって……
    いじめられてた。男子も女子も一緒になってね。
    先生だって助けてくれやしない……。
    だから、友達なんていなかった。ずっと一人だった」

なんだかありがちな話だな。どこの学校でもよくあることさ。


ハルヒ「で、3年前のある日、あたしもう、耐えられなくなったの。
    みんなみたいに、友達と遊んだり、男の子と一緒に帰ったり、
    付き合ったり、他の人が普通にやってること、あたしには
    絶対できないんだって……だから、学校の屋上から飛び降りた」

そりゃあご愁傷さま。って、なんで生きてんだ?

ほんと何で死ななかったんだろう


ハルヒ「絶対死んだと思ったし、死んでなきゃおかしいもの。
     でも気がついたら、私は男の人に抱えられてた」

よくこのハルヒを助ける気になったな、そいつ


ハルヒ「あたし、その人に抱えられたままわんわん泣いたは。
     そしたらその人、お前は本当は可愛いんだぞって。
     言ってくれたの」

いやそれはない。嘘も方便なんてレベルじゃあない。


ハルヒ「その人、北校の制服を着てて……
     あたし、名前を聞いたの。そしたら
     ジョン・スミスって名乗って、どっかにいっちゃった」

……おい、今なんつった?


ハルヒ「ジョン・スミス……暗くてよく顔は見えなかったけど……
     喋り方が日本人っぽかったし、まあ、偽名なんだろうなって思ったけど……
     好きになっちゃったのよね、どこの誰かもわかんないのに」

俺は断じてそんなことしてないぞ! 俺じゃない! 違うぞ!!


ハルヒ「でも、こんなブサイクなあたしなんて、相手にするわけないじゃない。
     だから、綺麗になりたい、可愛くなりたいって、あの時ほど思った事はないわ。
     どこからか魔法使いのおじいさんが現れて、あたしの姿を変えてくれないかな、
     なんて願ったりしたわよ」

お前の美人に出来るならさぞ大魔法なんだろうな、MPを300ぐらい消費しそうな。


ハルヒ「だから、化粧したり……オシャレしたり……男の子と付き合ったりしたら
     綺麗になれるかなって……だからあたし……でも…………」

それっきり押し黙り、しばらくの後『帰る』と告げ、寂しそうに帰っていった。

この世界のハルヒは、苦労してんだな。いたたまれない気持ちになったぜ。

なんだか少しハルヒがかわいそうになってきた
少しな


自宅に戻ると、門の前で古泉が俺を待っていた。

『いっぱいお話しして差し上げますよ』と言った含み笑いでな。
今回お前の解説タイム無かったもんな。そんなに寂しかったのか?

古泉がタクシーを止め、乗り込む。

キョン「ども、新川さん」

新川「あ……どうも」

新川さんを慌てさせるなんて体験、そうそう無いから言っておいた。

キョン「で、まさか閉鎖空間に連れていこうってんじゃないだろうな」

古泉「いえ、是非お連れしたかったのですが、もう体験して
   おられるようですので、今回はお話だけです」

タクシーは高速道路に入る。話ならそこらのファミレスでも入ってくれよ。
腹減ってんだよ俺は。

古泉「食事なら後でお出ししましょうか? 今はそれより……
   あなたにお聞きした話しを元に考えた、元の世界に戻る方法……
   聞いていただけますか?」

本題ktkr


キョン「おう、言ってみろ」

古泉「ではお話しします。恐らくこの世界は、元々醜女であった涼宮さんの世界……
    つまり、本来のあるべき姿だと……僕はそう考えています」

キョン「え? 何を言ってんだお前。そんなはず……」

古泉「あなたの仰る世界の涼宮さんは……
    美人で文武両道であり、申し分のない女性です」

キョン「まあ性格はともかく他は全部良いからな、あいつは。
     で、それがどうしてさっきの結論になる?」

古泉「そう、性格です。あなたの言う涼宮さんの性格は、この世界の涼宮さんと
    いくらかの差異はあるものの……基本的にはそう変わりはないのでしたね?」

キョン「ああ、そうだな。こっちのハルヒはヤバさがパワーアップしているが」

古泉「完璧な性能を持って生まれた人間と、完璧には程遠い劣った人間。
    その人生はスタートは同じでも、過程はまるで違ったものになるはずではないでしょうか」

そんなことより朝倉さんに耳をペロペロされながらたまたまと乳首をもみもみされながら鶴屋さんのおまんまんにおてぃむてぃむを入れながらおっぱいもみもみしたい


キョン「そりゃあ……俺だってもっと良い顔に生まれてたら今頃、な」

古泉「あなたはともかく、涼宮さんは酷いイジメを受け、友達もいなかった。
    人格形成に最も重要なのは、生まれ持った先天的なものではなく、
    その後の生育過程にあるのですよ。つまり、あなたの言う涼宮さんは
    あのような性格に至るには、あまりにも恵まれすぎています」

キョン「ってことは、元の世界のハルヒは……」


古泉「そう、涼宮さんがそうありたいと願った、理想の自分です。
    そして『元の世界』とは……偽りの世界なのですよ」


キョン「ば、ばかな!! お前、冗談は……
    じゃ、じゃあなんでハルヒはまたブスに戻ったんだよ!」

古泉「それは……わかりません。 あくまで推測ですので。
    ですが、『元の世界』に居たあなたなら……何かご存知ではないですか?」



ご存知ないですかって言われてもな……

ああ、思い当たることならあるさ。思い出した。

でもよ、あんなことが原因だなんて……あるはずないって思うだろ!


谷口『やっぱ女は顔だろ、なあキョン。
    お前んとこの女子はツラがいいのばっかで羨ましいぜ全く』

キョン『朝比奈さんと長門は性格も良い。ハルヒはともかくな』


それを聞かれちまったんだろうな。ハルヒに。
いつぞや部室でこんな事を言い出した。


ハルヒ「ねえあんた、女は顔だと思う?」

キョン「ま、そりゃ可愛い方がいいだろ」

ハルヒ「じゃあ仲の良い可愛い子がブスになったり太ったりしたら
     あんた嫌いになるの?」

キョン「さあな。性格によるんじゃねえか? てゆーか何でそんな事聞くんだ?」

ハルヒ「別に。何でもないわよ。」

谷口\(^o^)/

ハルヒは勇気を出して元の自分に戻したのか
それなのにキョンときたら…


古泉「なるほど、そのような事があったのですね」

キョン「ああ」

古泉「ならばきっと、涼宮さんは能力により完璧な女性となっても、
    性格が以前とそう変わらないことに、無意識のうちに卑屈さを感じていたのですよ。
    あなたが自分と仲良くしてくれているのは容姿のおかげであり、
    本当の自分は、あなたに好かれるような人間ではない、と……」

キョン「だって……その通りだろうが。ハルヒに見た目以外いいとこなんて……」


古泉「本当にそうお思いですか?」

キョン「さあ…………特にこれといって……」

古泉「僕は、涼宮さんは優しい方だと思っています。
    それに、純粋な気持ちの持ち主です」

キョン「手当たり次第に告白しただの、レイプしただのってハルヒが純粋?
    おいおい、冗談もほどほどにしろよ」

>>789
卑屈にならないといけないのか?
作者様を敬えと?

767/793:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]
2009/09/29(火) 22:11:50.56 ID:GDjFKzc00(2)
黙って見てろよ

793/793:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]
2009/09/29(火) 22:37:25.58 ID:GDjFKzc00(2)
>>791
上から目線以外したことない人には対等も卑屈なんだろうね


古泉「レイプ云々については、我々が調べたところ、その事実はありませんでした。
    単なる噂ですよ。それに、美人となり心に余裕が出来た涼宮さんとは違い、
    本来の涼宮さんは、ジョン・スミス……つまりあなたへのやりきれない気持ちが、
    ああいった行動に彼女を駆り立てたのだと思います」


キョン「そうは言っても、変人すぎるだろ、どっちのハルヒも……
     とにかく、あいつの性格なんてものはだな……
     で、もう回りくどい事は良い! 元の世界に戻る方法を教えろ」

古泉「わかりました。これは僕の考えですが……
    涼宮さんと交際することです」

…………。
なんでそういう事になるのかさっぱりわからんのだが、頭は大丈夫か?


古泉「いえ冗談ではありません。涼宮さんの目的は、綺麗になってジョン・スミス
    つまりあなたと結ばれる事です。あなたと結ばれた時、
    目的が達成される。つまり、願望を実現する能力により、涼宮さんは綺麗な涼宮さんになります」

あのハルヒと交際? 付き合う? で、お前の推測が当たらなかったらどうする?
俺の高校生活は世界で最も不幸な男として映画化されちまうぞ。


キョン「お前の提案は呑めん。それに、ハルヒが綺麗になったとしてだ、
     朝比奈さんや長門はどうなる? あのまんまか?」

古泉「それは……おそらく……涼宮さん次第ですね。
    あなたが『可愛い朝比奈さんや長門さんが見たい』と言って
    彼女がそうしてくれるとは……ちょっと、わかりません」

そんなもん『元の世界』じゃないだろう、俺が望んでるものはそんなもんじゃない。
今までと同じハルヒがいて、朝比奈さんがいて、長門がいて……
それに、ハルヒの辛い過去だって、変えてやりたいだろう?

古泉「ですが、それが本来の世界です。出来れば涼宮さんの容姿さえ変わって欲しくはない
   我々は世界の安定を望んでいます」


古泉がそう言ったあとは、お互い口を交わす事はなかった。
偽者の世界だかなんだか知らんが、俺は元の世界に返りたいぜ。
あっちのお前はもっと楽しそうだったぞ?


そして、解決策を見出せないまま『あの日』はやってきた。


「キョン……」

ああ、わかってる。

ハルヒ「起きてよ」

ああ、わかってるって。顔が近い。だからニンニク臭いって言ってるだろ!

キョン「ああ、起きてるぜ」

ハルヒ「ここ、どこだかわかる?」

閉鎖空間だろ? お前が作った。

以後、どこかで聞いたようなセリフが続く。
ハルヒとの学校探検。
俺は閉鎖空間の怪異さに怯えはしない。
怯えるとしたら……この結末である。


ハルヒ「探検してくる、あんたはここにいて。すぐに戻るから」


さて、そろそろあいつが来るはずだが……ほら来た。
赤い玉と化した変態である。

古泉「やあ、どうも」

キョン「同じセリフはもう聞き飽きたんでな。
    じゃあなスーパーボール野郎。


古泉「え、あのっ……」

カーテンを閉める。
なにやら喚いていたがカーテンの向こうの赤い光は
次第に小さくなって、消えた。

さて、次はあいつがいらん事を言ってくるはずだ


パソコンの前の椅子に腰掛けて待ち構え、しばし待つ……。

お、電源が入った。

真っ黒な画面にカーソルが点滅し、やがて


YUKI.N> みえてる?_

ああ見えてるよ。でもお前の言いたいことはわかってるぜ。


『Sleeping beaty ← お断りだ』

しばらく無反応だったが


YUKI.N> 了解した。あなたに賭ける。_

YUKI.N> また図_


そこで電源を切った。悪いが図書館には元の世界の長門と行くぜ。


ハルヒ「キョン! なんか出た!」

部室にハルヒが飛び込んでくる。
ああ、いよいよ恐怖のクライマックスか。
スレもそろそろ残り少なくなってきたから終わらせるぜ、ハルヒ。

ハルヒと部室を飛び出す。
おーおー、暴れてらっしゃるね。神人が。


ハルヒ「あれさ、襲ってくると思う? あたしには
    邪悪なもんだとは思えないんだけど!」


邪悪な顔を覗いて、俺は言った。


キョン「元の世界に戻りたいと思わないか?

ハルヒ「え?」


キョン「あのさ、俺、実はめんくいなんだ」

ハルヒ「なに?」


キョン「俺は可愛い女が好きだ。いや、男なら誰だってそう思うだろう。
    可愛いだけで何でも許せるし、可愛いい女はそれだけで価値があるんだ!
    可愛いは正義! 可愛いは正義! ほら言ってみろ、
    さん、はい、可愛いは正義!!」

ハルヒ「バ……バカじゃないの!」


キョン「それに比べてお前はどうだ? 恥ずかしいと思わんのか?
    そんなブッサイクな顔そうそう見れんぞ、この歩くグロ画像!
    よくもまあそんな顔で生きてこられたな! ブスに生きる価値は無い!
    ブスなんてミンチにしてアジのエサにしろ! 
    このっ! ミンチみたいな顔しやがって! ミンチカツ女!」

ハルヒ「なに……なによ……うわああああああああああああ!!」
    

神人VSキョン


キョン「おい、お前もしかして俺とキスできるとか思ってたんじゃなかろうな?
     冗談は顔だけにしろ! だいたいお前みたいなのがヒロインになれるわけないだろうが!
     いいか、お前みたいなのは物語開始2分ぐらいで、トラクターに轢かれて
     脳みそブチまけて死ぬのがお似合いなんだ! 役名なんてねえよ!
     『ブスその1』のくせに散々喋りやがって! 他の皆さんに申し訳ないと思わんのか!」


ハルヒ「ひどい……ひどい……ああ……ううぅ……」


キョン「ほら、とっとと退場しろ! 期待しても何も起こらんぞ!
    ブスに用はないし華々しい最後を迎える権利はない!
    そんな妄想は2ちゃんねるにも書き殴ってろ! この厨房が!!
    女は顔だ! それを理解できない奴は昆虫以下だ!
    いいか、何度でも言うぞ? 女は顔! 女は顔! 女は顔!!!!」


ハルヒ「あああああぁあぁあああぁあああぁああぁあぁああああ!!」


思いつく限りの悪口、罵倒。
あーさすがに可哀想になってきたね。

さて、最後の仕上げだ。


ハルヒ「あううううぅっ……あううううっ……」

キョン「でもよ、ハルヒ」

ハルヒ「ううぅ……う……」

キョン「俺、お前の性格、嫌いじゃないぜ。
     それに、また可愛いお前を見たいんだ」




ハルヒ「――!」

唇を被せる。ああ、これしかないってわかってたよ。
でもよ、せめてやる前に言いたいことは言っておきたかったからな。

>>874の絵師に>>904のシーンを描いて欲しい

>>912
やめろ


やめろ


キョン「…………」

ハルヒ「…………」

これで元に…………

お、おいっ! 戻れよっ! おいっ!!

うわっ、ちょっ! 離れろ!! 放せ!! おいいいい!!

てめえ、舌が!! 舌が!! 

舌がああああ!! 舌がああああああ!!

臭い!! 臭い!! うああああああああああああ!!

あああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ
あああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ
あああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ
あああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ
あああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ
あああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ
あああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ
あああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ

ええ話や…



ドスン、と背中に衝撃。

ああ、ここは。

俺の部屋……だ。



キョン「うっ……おえっ……」

起きて最初に向かったのは洗面所だ。
何をしにいったかわかるな?


とにかく、俺は戻ってこれた。
え? 何でわかるのかって?
学校でハルヒに会ったからに決まってるだろ。


それも、とびきり可愛いハルヒにな。



キョン「なあハルヒ」

ハルヒ「なによ」

キョン「お前って可愛いな」

ハルヒ「は? 何言ってんの? 気でも狂ったの?」

キョン「ほんと可愛いな、お前」

ハルヒ「うるさいっ! キモい事言ってんじゃないわよ!」

ハルヒにキツい蹴りを食らったが、別に腹は立たなかった。

だって、『可愛いは正義』だろ?



さあて、3年前のハルヒを助けにいくのはいつにしようかね。
とりあえず今は、ハルヒや朝比奈さんや長門の顔を見ていたいぜ。




おわり。

とびきり可愛いハルヒ=ハルヒ(ブ)

キョン崩壊END

これは2つの捉え方がある

だがしかし>>1は鬼才である

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