レッド「えー、面倒くせーよー」(535)

ナナミ「もうレッド君たら。皆もう旅に出たのよ」

レッド「俺にとってはナナミさんと一緒にいれる事の方が大事ですから」

ナナミ「うふふ、そんなこと言ってもなにも出ないわよ」

レッド「ナナミさん」

ナナミ「なに?」

レッド「ちゅー」

ナナミ「もう……こんな野外でなにしようとしてるのよ」

レッド「ちゅー」

ナナミ「だーめ」

レッド「そんなー」

ナナミ「他の女の子たちにもそういうことしてるの私はしってるんだよ」

レッド「な、なんのことですか」

ナナミ「ふふっ、全くレッド君たら」

ナナミ「その情熱を少しでもポケモンに回してくれたらねぇ」

レッド「俺の目にはあなたしかうつりませんよ」

ナナミ「全くレッド君は」

レッド「ん?……そういえば皆旅立ったって同い年ぐらいの奴らは結構出てったんですか?」

ナナミ「そうよ」

レッド「……」

ナナミ「どうかしたの?」

レッド「この小さな街から女の子がいなくなってしまった……!!」

ナナミ「そうね、まぁ全員じゃないから残ってる子も結構いるけど」

レッド「ナナミさん!俺旅に出るよ!」

ナナミ「レッド君、2つ良いこと教えてあげる」

レッド「なんですか?」

ナナミ「ポケモンマスターになれば物凄い女の子にモテるよ」

レッド「っ!?」

ナナミ「そしてもう1つは……マサラタウンの外にはいっぱい可愛い子がいるってことかな」

レッド「ナナミさん!俺、旅の準備してきます!」

ナナミ「はい、いってらっしゃい」

レッド「絶対にポケモンマスターになってみせます!」

ナナミ「うふふ、頑張ってね」

~研究所~

レッド「博士ー!俺ポケモンマスターになるよ!だからポケモンちょーだい」

オーキド「おお、ついにその気になったか。わしは嬉しいぞ。さぁここから好きなのを1匹持っていけ」

レッド「メスいる?」

オーキド「メスか?ここにいるのはオスだけじゃな」

レッド「……」

オーキド「どうしたんじゃ?」

レッド「はぁ……じゃあ適当にこれでいいや」

オーキド「ゼニガメか。いいポケモンじゃぞ」

レッド「それじゃあ行って来る」

オーキド「図鑑もよろしくの」

レッド「はーい」

レッド「よし!行くか!」

ナナミ「レッド君」

レッド「ナナミさん!お見送りに来てくれたんですね!」

ナナミ「ええ、これから色々あると思うけど頑張ってね」

レッド「……」(ナナミさんのおっぱいも暫く見納めか……)

ナナミ「全くレッド君は……人の胸ばっかり見て」

レッド「ナナミさん」

ナナミ「なに?」

レッド「いってらっしゃいのちゅー」

ナナミ「馬鹿なことしてないで早く行きなさい」

レッド「へいへい」

ナナミ「うふふ」

レッド「……ナナミさん」

ナナミ「いきなり真面目な声出してどうしちゃったの?」

レッド「もし俺が……」

ナナミ「……」

レッド「もし俺がポケモンマスターになって帰ってきたら……」

ナナミ「……」

レッド「おっぱい……触らせてください」

ナナミ「……」

レッド「うぇっへっへ」

ナナミ「全く相変わらずね……いいわ、なれたらね」

レッド「本当に!?やった!」

ナナミ「その代わりちゃんと最後まで頑張るのよ」

レッド「もちろんだ!それじゃあ行って来る!」

ナナミ「いってらっしゃい……気をつけてね」

キョン「これからよろしくなゼニガメ」

ゼニガメ「ゼニ!」

ガサゴソ ガサゴソ

キョン「早速野生のポケモンか!?」

ポッポ「ポッポ!」

キョン「ポッポか、ほしいな。
ゼニガメ!先手必勝だ!たいあたり!」

ゼニガメ「ゼニ!」ドカッ

ポッポ「ポッ!」

キョン「おお、強いじゃないかゼニガメ。よし、後はモンスターボールで……ん?」

ポッポ「……」ピクピク

キョン「こいつオスじゃねぇか」

キョン「ゼニガメ……」

キョン「殺れ」

ゼニガメ「ゼ、ゼニ!」

>>14
すいません。【キョン】→【レッド】でお願いします。

レッド「ここがニビジムか」

レッド「えっとパンフレットパンフレット……」

レッド「ふむ……」

レッド「マジかよ……」

レッド「いや、ないだろ。これはないだろ」

レッド「なんで男なんだよ……」

レッド「男相手でしかも岩タイプか……」

レッド「嫌な空気だ……」

レッド「やる気でない……」

レッド「……ん?ハナダジムは水着のお姉さんたちだと!?」

レッド「よし!ニビジムは放っといて先にハナダジム直行だな!」

レッド「行くぞ!ゼニガメ!」

ゼニガメ「ゼニ!」

~道中~

ガサゴソ ガサゴソ

レッド「野生のポケモンか!?」

ピカチュウ「ピカ」

レッド「か、可愛い……あれはメスに違いない。捕まえるぞ!いけ!ゼニガメ!」

ゼニガメ「ゼニ!」

ピカチュウ「ピカ!」

ゼニガメ「ゼニィィィィイイイ!!」ビリビリ

レッド「そんな……!ゼニガメが一撃で……!?」

ゼニガメ「……」(相性ぐらい……知っておいて欲しかった……)

レッド「くそ!こうなったら……」

ピカチュウ「ピカ?」

レッド「俺がいく!」

レッド「おらっ!」ドスッ

ピカチュウ「ビッ!」ドサァ

レッド「人間様をなめるなよ!」

ピカチュウ「ピカ!」

レッド「しまっ!……また電撃がくぁぁぁあああああ!!」ビリビリ

ピカチュウ「ピカ!」

レッド「効くか!おら!」ドスッ

ピカチュウ「ビッ!」ドサァ

レッド「ふっ……何故効かないかって?」

レッド「それは……」

レッド「俺は今、お前恋しちまった。既にお前にビリビリなんだよ」

ピカチュウ「ピッ!」ドキッ

ゼニガメ「……」(ご主人様……意味分からない……)

すいません、髪切ってきます。
帰ってきたらまた再開します。

帰ってきました。
ありがとうございます。
再開します。

レッド「さて、可愛いポケモンも手に入れたことだしハナダジムにでも行くかな」

ゼニガメ「ゼニ!」(まだ早いですよご主人様!)

レッド「おお、やる気満々だな。頑張ろうぜ!」

ゼニガメ「ゼニ!」(違ういます!気づいてご主人様!)

レッド「あっはっは。よし行くか」

ピカチュウ「ピカ!」(まだ早いよ!)

レッド「うん?まだ早いとでも言いたそうな顔だな」

ゼニガメ「ゼニ!?」

レッド「大丈夫だ。俺はお前たちなら出来ると信じている。それに……」

レッド「そこに水着の女の子たちがいるとわかっているのに何故行かないようなことが出来ようか!?いや!出来まい!」

レッド「頼もう!」

水着の女の子「あらあら、新しい挑戦者さんみたいね」

水着のお姉さん「そうみたいね」

スクール水着の女の子「私たちを倒さないとジム戦は出来ないよ!」

レッド「うぇっへっへ、たまりませんなぁ」

水着の女の子「ん?」

レッド「プールから上がってきてください」

水着のお姉さん「私たちたちは水タイプポケモン使いよ。水からはでないわ」

レッド「くそっ……水の中じゃよく見えねぇ……ならば!」

スクール水着の女の子「ん!?」

レッド「俺も一緒に泳ぐ!」ザバァン

水着の女の子「トランクスだけになってなにしてるの?」

レッド「ポケモンバトルとかいいから一緒に遊びましょう!」

レッド「あははははー待てー」バチャバチャ

スクール水着の女の子「いやー」バチャバチャ

レッド「あははははー、なんてわがままおっぱい」バチャバチャ

水着のお姉さん「うふふ、元気な子ね」

レッド「あははははー」

カスミ「……」イライラ

レッド「キュートなお尻ー」バチャバチャ

水着の女の子「ちょっ、だめ、どこ見てるのよ」

カスミ「……」イライラ

レッド「ここは楽園か!」

カスミ「いい加減にしなさいよあんた!」

レッド「っ!?」ビクッ

レッド「うぉ……美少女が出てきた。君も一緒に遊ばない?うぇっへっへ」

カスミ「あんた私に挑戦しにきたんじゃないの!?」

レッド「ん?……ああ、お前がカスミなのか」

カスミ「ポケモンバトルしないなら帰りなさいよ!ここは遊ぶ場所じゃないの!」

レッド「大丈夫だ。俺ちっちゃいおっぱいも好きだから」

カスミ「いやぁぁぁぁ!!」ベチン!!

レッド「おふっ!……い、痛い……」

カスミ「するの!?しないの!?」

レッド「っ!?」(こ、これはまかさ話に聞いたツンデレというやつか!)

レッド「ふふっ」

カスミ「なによ」

レッド「大丈夫。俺はお前の愛を受けとめやるさ」

カスミ「は?」

レッド「勝負だ!いけ!ピカチュウ!」

カスミ「なっ!いきなりなによ……いけ!スターミー!」

レッド「ピカチュウ!10万ボル」

カスミ「遅いわ!スターミー!スピードスター!」

スターミー「スター!」ドカッ

ピカチュウ「ぴっ!」ドサァ

レッド「ピカチュウ!」

カスミ「ふふ、まだまだよ」

レッド「……」

カスミ「あれ?どうしたの?怖気づいちゃった?」

レッド「お前は俺を怒らせた……」

カスミ「え?」

レッド「てめぇ!俺のピカチュウになんてことしやがった!」ドカッ

スターミー「スタ!」ドサァ

レッド「ピカチュウ!下がってろ!こいつは俺が殺る!」

カスミ「えっ!ちょっ!」

レッド「人間様をなめるなよ!この下等生物が!なにがスターだ!てめぇ星じゃなくてただのヒトデだろうが!」ゲシッ ゲシッ

カスミ「なんでポケモンバトルに人間が介入してるのよ!?反則よ!」

レッド「惚れた女を守ってなにが悪い!?」

カスミ「えっ!ちょっ!な、なに!?」

レッド「カスミ……」ガシッ

カスミ「な、なによ!?」

レッド「俺はお前に惚れた」

カスミ「は、はぁ!?」

レッド「俺にお前を……」

カスミ「は、はいぃ……」

レッド「守らせてくれないか?」

カスミ「っ!?」

レッド「……」ジッー

カスミ「ちょっ、あんたいきなり、なにを、ば、ばかじゃないの!?」

レッド「俺は本気だ」

カスミ「う、うぅ……」

サクラ「良かったじゃない、カスミ」

カスミ「サ、サクラお姉ちゃん!」

レッド「はわぁ……なんというわがままおっぱい……」

カスミ「ん?」

レッド「けしからん、実にけしからんおっぱいだ」ジッー

カスミ「いやぁぁぁぁあああ!!お姉ちゃんをいやらしい目で見るな!」ベチン!!

レッド「おふっ!」ドサァ

サクラ「カスミ、あなたは世界中の水ポケモンを捕まえたいんでしょ?なら守ってくれるって言ってるんだから」

カスミ「い、嫌よ!こんな変態!」

レッド「お任せください!お姉さま!」

カスミ「はっ!?ちょっ!なにあんた勝手に!」

サクラ「お願いね」

レッド「はぃぃ」

カスミ「だからお姉ちゃんをそんな目で見るなぁ!」ベチン!!

レッド「おふっ!」ドサァ

カスミ「嫌よ!こんな変態絶対嫌!」

サクラ「この子はいい目をしているわ」

カスミ「お姉ちゃんの胸をいやらしい目で見てるだけじゃない!」

レッド「カスミは俺が絶対幸せにします!」

カスミ「っ!?」

サクラ「それじゃあいってらっしゃい。ジムは私に任せてね。あなたは外の世界を見るべきよ。ちゃんと勉強してきなさい」

カスミ「うぅ……」

カスミ「うぅ……なんでこんな奴と……」

カスミ「……あれ?いない」



レッド「つーかまーえた!うぇっへっへ」ダキッ

虫取り少女「きゃっ……もぉ私は虫じゃないよぉ」

レッド「ごめんごめん、君があまりにも可愛いから間違えちゃった」

虫取り少女「ちゃんと虫ポケモン捕まえるの手伝ってね」

レッド「ああ、そんなことよりお兄ちゃんと楽しい事しない?うぇっへっへ」

虫取り少女「楽しい事?」

レッド「うん、お兄ちゃんと気持ちい」

カスミ「何やってんのよぉぉぉおおお!」ベチン!!

レッド「おふぁー!!」ドサァ!!

レッド「い、いきなりなにを……」

カスミ「なにをじゃないわよ!なんであんな小さい女の子にまで手を出してるのよ!」

レッド「妬いてるのか?」

カスミ「なっ!?ばっ、ばかじゃないの!なんで私があんたなんかに!」

レッド「寂しい想いをさせて悪かったな」ギュッ

カスミ「っ!?ちょっ!ばかっ!はなっ!ぁっ……この!やめ!んぅっ…………この……ばか!!」ベチン!!

キョン「おふっ!」ドサァ

カスミ「だいたいなんなのよあんた……私にあんなこと言っといて……」ブツブツ

レッド「ああ、それなら心配ない」

カスミ「な、なにがよ」

レッド「命に代えても、俺はお前を守ってやる」

カスミ「っ!?なっ!こ、この!ばか!」

~夜~

カスミ「なんで同じ部屋なのよ……」

レッド「当然だろ」

カスミ「……」

レッド「ポケモンセンターに他の旅人が泊まりにきたらどうするんだ。俺たちだけで二部屋も使えない」

カスミ「へ、変なことしようとしてきたら……許さないからね」

レッド「さてと、風呂でも入ろうかなー」

カスミ「あっ!ちょっ!聞きなさい!」

レッド「ベッドもこの大きさなら2人入るな」

カスミ「あっ!あんたはソファで寝なさいよ!」

レッド「ふふっ」

カスミ「な、なによ気持ち悪い」

レッド「ふふっ」(それがお前の愛情表現なんだろ?分かってるぜカスミ。今夜は眠らせないからな)

>>67
またやってしまったw
すいません。【キョン】→【レッド】でお願いします。

―――――
――――
―――
――


カスミ「スー……スー……」

レッド「……」(ふふっ、これで童貞ともおさらばだぜ)

カスミ「スー……スー……」

レッド「ふぅ……」(大丈夫、イメトレ通りにやれば……)

カスミ「スー……スー……」

レッド「……」ゴソゴソ

カスミ「スー……スー……」

レッド「……服を脱がさないと」

カスミ「ん、んぅ……」

レッド「……」ゴソゴソ

カスミ「んぅ……ん?」パチッ

レッド「……」

カスミ「……」

レッド「ちゅー」

カスミ「ぁ……ぁ……あ……いやぁぁぁぁあああああ!!」ベチン!

レッド「なんでだよぉぉぉぉおおお!?」ドサァ

カスミ「あ、あんたなにしてんのよ!?な、なんで私服脱ぎかけなのよ!?」

レッド「なにって」

カスミ「し、信じられない!本当にこんなことするなんて!」

レッド「えぇ!?おま!今日は初夜だぞ!寧ろなんで拒否るんだよ!?」

カスミ「レッドのばかぁぁぁぁあああああ!!」

ガチャ バタン

レッド「……」

レッド「……」

レッド「部屋から追い出されてしまった……」

レッド「全く……なんなんだあいつは……」

レッド「あーあ」

レッド「どうしよ……」

レッド「そうだ!」

レッド「ジョーイさんのところに遊びにいこー」

レッド「うぇっへっへ」

レッド「ポケモンセンターだからな。泊まりで勤務しているジョーイさんもいるだろ」

レッド「ジョーイさーん!」

ジョーイ「ん?」

レッド「ジョーイさーん」

ジョーイ「あら、お客様。どうかされましたか?」

レッド「レッドです!」

ジョーイ「はい、レッドさんですね」

レッド「はい!」(ああ、やっぱりジョーイさんは可愛いぜ!)

ジョーイ「どうかされましたか?」

レッド「さながら俺は蜜の匂いに誘われた蝶といったところですね」

ジョーイ「ふふっ、面白い方ですね」

レッド「是非ポケモン談義でもしましょう」

ジョーイ「ふふっ、今はお客様まいないし待機中ですからね。いいですよ」

カスミ「……」

カスミ「……」

カスミ「……」

カスミ「あいつに……悪いことしちゃったな……」

カスミ「誤解だったのかもしれないのに……あいつの話も聞かないで勝手に決め付けて……」

カスミ「外……寒くないかな」

カスミ「……」

カスミ「風邪ひかれて足引っ張られても迷惑だからね」

カスミ「わ、私のために……探しにいくのよ」

カスミ「……」

カスミ「大丈夫かな……レッド……」

カスミ「あいつ……まさか外にはいないよね?」

カスミ「……ん?レッドの声が聞こえた気が……」


レッド「ジョーイさん素敵ですぅ、うぇっへっへ」

ジョーイ「うふふ、そんなに誉めてもなにも出ませんよ」

レッド「美しいものを美しいと言っているだけですよぉ」(ああ、なんて大きなおっぱい)

ジョーイ「もう、レッドさんたら」

レッド「ジョーイさん、ポケモンだけじゃなくて俺のモンスターボールもジョーイさんの大きなハイパーボールですっきりさせてくだ」

カスミ「何やってんのよぉぉぉおおお!!」ベチン!!

レッド「おふぁー!」ドサァ

カスミ「あんた……いなくなったと思ったらこんなところでなにしてんのよ!?」

レッド「くそっ……良い所だったのに……」

ジョーイ「あら、レッドさん素敵な彼女さんがいらしたのですね」

レッド「ああ!違います!俺はあなた一筋です!こいつは俺のポケモンのようなものですから!」

カスミ「う……ぅ……レッドのばかぁぁぁぁあああああ!!」タッタッタッタ

レッド「ああ!待ってくれカスミ!」

ジョーイ「ちゃんと追い掛けてあげてくださいね」

レッド「うぇっへっへ、そんなことより俺のモンスターボールを」

ジョーイ「女の子を泣かせるような人はだめですよ」

レッド「くそ!カスミのばか野郎!」タッタッタッタ

―――――
――――
―――
――


カスミ「うぅ……なによ……私にあんなこと言っといて……」

レッド「カスミ、こんなところにいると風邪ひくぞ」

カスミ「……」プイ

レッド「隣……いいか?」

カスミ「……」


レッド「座るからな」

レッド「……」

カスミ「……」

レッド「ごめんな」

カスミ「なにが」

レッド「だから……俺はお前が好きだぞ」

カスミ「嘘つき」

レッド「本当だ」(ジョーイさんもサクラさんもナナミさんも女の子は皆好きだけど)

カスミ「じゃあ証拠みせてよ」

レッド「証拠……」

カスミ「……」

レッド「カスミ……」ガシッ

カスミ「なによ」

レッド「ちゅー」チュッ

カスミ「っ!?」

レッド「信じてくれたか?」

カスミ「ばか……」

レッド「……」(ファ、ファーストキス……)

レッド「俺はカスミが!!」

カスミ「っ!?」

レッド「大好きだぁぁぁあああああ!!」

ダイスキダァ ダイスキダァ ダイスキダァァァァァ

レッド「やまびこさんに誓ったぜ」

カスミ「ばか……」

レッド「許してくれ」

カスミ「うん……」

レッド「うぇっへっへ、それじゃあ仲直りの印に部屋でさっきの続きを」

カスミ「調子に……」

レッド「ん?」

カスミ「乗るなぁぁぁあああああ!!」ベチン!!

レッド「なんでだよぉぉぉぉおおお!!」ドサァ

~翌朝~

レッド「よし行くか」

カスミ「そうね」

レッド「ジョーイさん、また」

ジョーイ「ふふ、仲直り出来たみたいで良かったです」

レッド「……」ジッー(このおっぱいとも見納めか……目に焼き付けておこう)

カスミ「早く行くわよ」グイッ

レッド「うわっ、引っ張るなよ」

ジョーイ「ご武運をー」

レッド「ジョーイさーん!」

カスミ「次はクチバシティのジムね」

レッド「いやそこはスルーして先にヤマブキシティのジムに行く」(男のジムリーダーに興味ないし)

カスミ「なんでよ?」

レッド「クチバシティのジムリーダーは電気タイプ使いだ。
お前の水タイプと俺のゼニガメとピカチュウじゃ不利に決まっている。
ヤマブキシティまで行きレベルを上げその後戻ってきて力押しでいこう」(ヤマブキのジムリーダーが女の子なのは調査済みだぜ)

カスミ「へぇ、あんたも色々と考えてるのね」

レッド「当たり前だろ。あー、早くナツメちゃんに会いたいなー。うぇっへっへ」

カスミ「……」

レッド「可愛いといいなー。エスパー使いか、うぇっへっへ、金縛りで拘束プレイなんかも、うぇへへ」

カスミ「考えてることが漏れてんのよぉぉぉおおお!!」ベチン!!

レッド「なんですとぉぉぉおおお!!」ドサァ

レッド「くそっ……こんだけ殴られ続けてるとなにかに目覚めそうだ」

カスミ「早く来なさい」

レッド「へーい」

カスミ「まぁ、戦略的に問題はないからクチバシティはスルーするわよ」

レッド「サー!」

カスミ「……」

レッド「どうした?」

カスミ「洞窟……真っ暗」

レッド「……マジでか?あり得ないだろ……このご時世に電気がないって……クチバシティ有り得ねぇ……」

カスミ「けど……通るしかないわ」

レッド「いやだぁ」

レッド「ほらっ」ギュッ

カスミ「なっ、なに!なにしてんのよ!?」

レッド「手握っただけだろ。しっかり捕まってろよ。危ないからな」

カスミ「う、うん……」

レッド「安心しろ。なにがあろうとも俺はお前を守りぬく」

カスミ「あり……がとう……」ギュッ

レッド「よし、行くか」

カスミ「うん……」

レッド「……」(うぇっへっへ、ちょろいな!どさくさに紛れて身体中を触ってやるぜ!)

カスミ「……」ギュッ

レッド「……」(うぇっへっへ、まずはその小ぶりなおっぱいから……)

レッド「はぅぁん!!」ビクビクッ

カスミ「っ!?」

レッド「カ、カスミ……積極的すぎる……首にちゅーだなんて」

カスミ「……え?」

レッド「カスミ、凄い情熱的なキスだな。心なしか歯が刺さってる気が……」

カスミ「レッド!?レッド!?私はここにいるわよ!?」

レッド「ああ……なんか血が足りないような……目の前が暗くなってい……あっ、最初から暗かったか」

カスミ「この!レッドから離れなさい!いけ!ギャラドス!」

ギャラドス「ギャラ!」

カスミ「ハイドロポンプ!」

ギャラドス「ギャラ!」ギュァァァァン

レッド「あばばばばばばばばばば!!」ドサァァァァ

カスミ「レッドォォォオオオ!!」

~ヤマブキシティ~

レッド「んっ……んぅ……あれ?ここは?」

カスミ「あっ、大丈夫?」

レッド「俺は……一体……」

カスミ「洞窟内でポケモンに吸血されたのよ」

レッド「っ!?あれ……お前じゃなかったのか?」

カスミ「当たり前でしょ」

レッド「……死にたい」

カスミ「貧血状態なんだから休んでなさい」

レッド「ここは?」

カスミ「ヤマブキシティよ」

レッド「うひょっほーい!ナツメちゃん!今行くよー!」タッタッタッタ

カスミ「あっ!こら!待ちなさい!」

すいません。寝ちゃってました。ありがとうございました。
再開します。

~ヤマブキジム~

レッド「頼もー!」

ナツメ「来たわね」

レッド「うぇっへっへ」(想像以上に美人だ)

ナツメ「遊んであげる」

レッド「人形遊びでもするか?いやぁ、いっぱい人形があるな」

ナツメ「……」

レッド「よし、俺はこの可愛らしい女の子の人形を」

ナツメ「……」

レッド「こんにちは。私の名前はレッ子。よろしくね」ペコリ

ナツメ「……」(なにこいつ……)

レッド「ほら、次はナツメの番だぞ。早く人形選べ」

ナツメ「その人形どもは元人間だ」

レッド「……え?」

ナツメ「私は超能力者だからな」

レッド「何故そんなことを……」

ナツメ「お前も人形にしてやる」

レッド「……ナツメの人形……それはそれでいいかも……」

ナツメ「……」

レッド「一緒にお風呂に入ったり……添い寝したり……うぇっへっへ」

カスミ「レッド!真面目にやりなさい!」

レッド「ひぃっ……わ、分かってるって」

ナツメ「2人とも人形にしてやる」

レッド「カスミ、ここは危険だ。お前はポケモンセンターに帰れ」

カスミ「っ!?でも!」

レッド「頼む。お前を危険な目にあわせたくないんだ」

カスミ「嫌よ!私もあんたと一緒に戦う!」

レッド「これを……」ポスッ

カスミ「帽子?」

レッド「ああ、俺の宝物だ。預かっておいてくれ。約束する、俺は絶対に帰ってくると」

カスミ「レッド……」

レッド「頼む」

カスミ「うっ……か、帰ってこなかったら許さないからね!」

レッド「ああ」

カスミ「っ!!」タッタッタッタ

レッド「ありがとう、カスミ」

ナツメ「逃がすか!サイコキネシス!」

レッド「させるか!愛の力で身代わり!」

ナツメ「っ!?」

レッド「ぐぅっ……!!……やれやれ……難しい仕事になりそうだ」

レッド「うぇっへっへ……」

ナツメ「なにがおかしい」

レッド「ありがとな、カスミ」ニヤリ

ナツメ「……」

レッド「これでナツメと2人きりだぜ!」

ナツメ「1人で挑んできたことを後悔させてやる」

レッド「お前にやられるのならば本望だな」

ナツメ「サイコキネシス!」

レッド「ぐぅっ……!ぐぁぁぁぁあああああ!!」

ナツメ「ふん……その程度で私に勝とうとは」

レッド「なんてな」

ナツメ「っ!?」

レッド「なんで効かないかって?そんなの簡単さ」

ナツメ「……」

レッド「俺は既に、ナツメに対する愛という名の超能力にやられてしまっているからな」

ナツメ「なっ!?」

レッド「好きだ」ガシッ

ナツメ「ふ、ふぇっ!?」

レッド「今まで……辛かっただろうにな。きっとその力のせいで迫害を受けてきたんだろう」ギュッ

ナツメ「……」

レッド「人形は1人でいたくない。皆と一緒に遊びたい……というところか」ギュ--

ナツメ「……」

レッド「俺はお前を1人になんかしない。この先、なにがあろうとも一緒にいてやる。約束する」

ナツメ「わ、私は……人間なんか信じない!誰も信じない!どうせお前も私を騙そうとしてるに決まっている」

レッド「なんでそんなことを思うんだ?」

ナツメ「何故私を助けようとする」

レッド「人を助けるのに……」

ナツメ「……」

レッド「理由がいるのかい?」

ナツメ「っ!?」

レッド「未来視は使える?」

ナツメ「使えるが……」

レッド「なら、俺と一緒にいるお前の未来を見てくれ」

ナツメ「……」

レッド「お前は笑っているか?嗚咽を漏らしているか?それとも……怨嗟の声を漏らしているか?」

ナツメ「笑って……いる」

レッド「つまりは……そういうことさ」

ナツメ「レッド」ポッ

カスミ「レッド……どうか無事で」

ガラガラ ゾロゾロ

カスミ「ジムからたくさんの人たちが……あれは……?」

カスミ「……っ!……人形にされていた人たち!」

カスミ「レッド!やったのね!」


ナツメ「レッド……」ギュッ

レッド「なんだ?」

ナツメ「ずっと一緒に……いて」ギュ--

レッド「ああ、当たり前だ」

カスミ「……」

レッド「おお!カスミ!やったぞ!人形にされていた人たちは皆元にもどっ」

カスミ「なんでそうなってるのよぉぉぉおおお!!」ベチン!!

レッド「なんでだよぉぉぉぉおおお!!」ドサァァァァ

~夜:ポケモンセンター~

レッド「いやぁ、人形になっていた人たちも助かって良かったな」

ナツメ「レッド……」ギュッーー

カスミ「……」イライラ

ジョーイ「私たちからも感謝します」

ジュンサー「ありがとうございます」

レッド「いやぁ、それほどでも、うぇっへっへ」

カスミ「もう!いい加減次の計画立てるわよ!」

レッド「もう決まっているぞ」

カスミ「え?」

レッド「次はタマムシジムに行く」

カスミ「……」

レッド「エリカさん……どんな女の子なのかなぁ……うへへ」

カスミ「やっぱりそういうことかぁぁぁぁあああああ!!」ベチン!!

レッド「おぅっ!」ドサァァァァ

ナツメ「レッド!大丈夫!?どうしようどうしよう」

レッド「ち、違う!誤解だ!話を聞け!」

ナツメ「そうだ、自己再生で」パァァァァ

レッド「タマムシジムに行き草ポケモンを借りて、ニビジムに行き岩タイプを倒す作戦だ」

カスミ「えっ!?あんたニビジムのバッジまだ取ってなかったの!?」

ナツメ「ああ、違う。回復するのは私じゃなくてレッドなのに」オロオロ

レッド「だって男のジムリーダーなんか興味ないし」

カスミ「つべこべ言わずに早く取ってきなさい!」ベチン!!

レッド「ひどい!」ドサァァァァ

ナツメ「レッドォォォオオオ!!」

レッド「ひどい……」

レッド「バッジ取ってくるまで入れてくれないなんて……」

レッド「はぁ……気が進まないけどしょうがない」

レッド「……」

レッド「……」

レッド「よし!タマムシジムに直行だ!」

レッド「うぇっへっへ、エリカさんに早く会いたいなぁ」

レッド「エリカさぁん、今からあなたの騎士がお迎えに参りますからね」

―――――
――――
―――
――


レッド「頼もー!」

エリカ「あら、あなたは挑戦者さんかしら?」

レッド「いえいえ」(はぁ……はぁ……か、可愛すぎる……やばい、物凄い可愛い……)

エリカ「違うのかしら、それならこんな夜中になんのごようですの?」

レッド「俺はただ……可憐な花に誘われただけです」

エリカ「まぁ、あなたも草ポケモンが好きなのですね」

レッド「……え?」

エリカ「どうかしかこの香水?中々良い出来だと思わないかしら」

レッド「ああ、最高に良い匂いだ」(君がね……)

エリカ「ありがとうございます」

レッド「月を肴に……草ポケモンについて語り合わないかい?」

エリカ「是非」

レッド「綺麗な月だ」

エリカ「ええ」

レッド「花鳥風月はこんなにも素晴らしい」

エリカ「うふふ、素敵なお方ですわね」

レッド「エリカ」

エリカ「はい」

レッド「俺にとっての可憐な花は……君だ」

エリカ「まぁ」

レッド「どうやら俺は……君に魅了されてしまったみたいだ」

エリカ「わたくし……そのような事を言われたのは初めてで」

レッド「好きだ」

エリカ「強引なお方……でも……嫌いじゃないですよ」

レッド「うぇへへ、それならこのまま……」

「きゃぁぁあああ!!」

レッド「っ!?」

エリカ「ジムからですわ!」

レッド「急ごう!」

エリカ「はい!」

―――――
――――
―――
――


ロケット団「タマムシジムの草ポケモンは頂いていくぜ!」

クサイハナ「クサァ」

エリカ「みんな!」

レッド「久しぶりの出番だ!いけ!ゼニガメ!ピカチュウ!」

団員「ふん!そんな雑魚ポケモン恐るに足らん!いけ!ズバット!」

団員「いけ!ガーディ!」

レッド「エリカ!ここは俺に任せてくれ!」

エリカ「でも……!」

レッド「ゼニガメ!みずてっぽう!ピカチュウ!10万ボルトだ!」

団員「ガーディ!かえんほうしゃ!」

ガーディ「ガー!」

レッド「ピカチュウ!」ガバッ

エリカ「ポケモンを庇った!?なんて人なの……」

ゼニガメ「……」(庇うのはメス限定です……)

団員「馬鹿が!そのまま燃え尽きるがいい!」

レッド「こんな炎効くか!!」

団員「なっ!?そんな馬鹿な!」

レッド「おらっ!」ドスッ

ガーディ「がっ……」ドサ

団員「ガーディ!そんな馬鹿な!なんなんだあいつは!?」

レッド「俺のエリカへの愛の炎は貴様の炎より熱く燃えている!そんなもの効くか!」

団員「ズバット!どくどくだ!」

ズバット「ズバッ!」ビチャァ

エリカ「レッド!」

団員「馬鹿が!人間でそれを食らって死なないわけがなかろう!」

レッド「効くかこんな毒!」

団員「なっ!?」

レッド「俺のエリカへの愛は例え猛毒だろうが毒を打ち消す!」

エリカ「レッド……」

レッド「動物にも鳥にもなれない半端者が!このような悪事を働く者に仕えるとは!成敗してやる!おらっ!」ドスッ

ズバット「ぎぎゃっ!」ドサ

団員「ズバット!」

レッド「人の不幸を生業にするなど言語道断!成敗してくれる!」

団員「ひっ!」

レッド「おらっ!」ドスッ

団員「がっ!」ドサァ

レッド「貴様もだ!」ドスッ

団員「かっ……は……」ドサァ

レッド「怪我はないかい?」

エリカ「あ、はい……ありがとうございます」

ゼニガメ・ピカチュウ「……」(僕(私)たちの出番…)

レッド「さぁ、早く怪我人の手当てを」

エリカ「……」(一体なんて人なの……)

エリカ「それよりあなたの怪我は……」

レッド「なに、気にしないでくれ」

エリカ「でも……わたくしたちのために」

レッド「君のために負った傷……それならばそれは俺の誇りだ」

エリカ「レッドさん……」

ゼニガメ「……」(誇りもなにも無傷じゃないか……)

ピカチュウ「……」(なんであれだけ食らって無傷なんだろ……)

エリカ「でも」

レッド「どうしてもって言うのなら」

エリカ「はい」

レッド「膝枕してくれれば治るかも。うぇへへ」

レッド「うぇへへ、エリカの膝暖かい」

エリカ「うふふ。それなら良かったですわ」

レッド「柔らかーい」

エリカ「ぁん……もう、どこ触ってるんですか」

レッド「うぇっへっへ」

エリカ「もう、レッドさんたら。うふふ」

レッド「うへへ、胸枕してくれたらもっと治るかも」

エリカ「ムネマクラ?」

レッド「ああ、エリカのおっぱいに俺が顔をうず」

クサイハナ「クサッ!」ドカッ

レッド「ぐぎゃっ!」

エリカ「レッドさん!」

レッド「……」(いつか絶対に燃やしてやる……)

―――――
――――
―――
――


レッド「ただいまー」

カスミ「全く、昨日はどこ行ってたのよ。探したんだからね」

レッド「お前……自分で追い出しといて……ほらっ」

カスミ「っ!?まさかこの短時間でバッジを手に入れてきたの!?」

レッド「ああ」

カスミ「見直したわ!」

レッド「うぇへへ、ご褒美のちゅー」

カスミ「なっ、えっ、あっ……う、うん……」

レッド「ちゅー」

カスミ「……ん?……ってこれタマムシジムのバッジじゃない!!」ベチン!!

レッド「なんでこうなるんだよぉぉぉおおお!!」ドサァァァァ

レッド「ち、違う!誤解だ!別に俺はエリカ目当てで行ったわけじゃない!」

カスミ「……」

レッド「本当に!信じてくれ!」

カスミ「本当に……?」

レッド「ああ!」

エリカ「レッドさん、置いて行くなんてひどいですわ」

レッド「ああ、ごめんごめん、うぇっへっへ」

エリカ「昨日の夜のことを思い出すとわたくし……」ポッ

カスミ「っ!?」

レッド「うぇへへ」

エリカ「レッドさん……」ギュッ

ナツメ「……」

レッド「今日も良い匂いだよエリカ」

エリカ「もぉ、レッドさんったら」

レッド「うぇへへ」

カスミ「この……ばかぁぁぁあああああ!!」ベチン

レッド「はふぁん!!」ドサァァァァ

ナツメ「レッド……幸せそうな顔」

ナツメ「レッドが幸せだと私も幸せ」

ナツメ「不思議」

ナツメ「……っ!?」

ナツメ「レッド」

レッド「ど、どうした?」ピクピク

ナツメ「このままだとタマムシシティが壊滅する」

エリカ「っ!?」

レッド「壊滅?」

ナツメ「ロケット団のアジトがある」

レッド「なるほど……未来視か」

ナツメ「どうするの?」

レッド「お前なら俺がどうするか分かるだろ」

ナツメ「……」コクッ

エリカ「タマムシジムのリーダーとしてわたくしも戦いますわ。レッドさんにだけ迷惑はかけられません」

カスミ「ロケット団のアジトって!あんた死んじゃうかもしれないのよ!」

レッド「ロケット団によって辛い思いをさせられている女の子たちがいるんだ。見過ごすわけにはいかない」

エリカ「レッドさん、わたくしが1人で行きますわ。タマムシジムのリーダーとしてわたくしが責任を」

ナツメ「……」

レッド「1人で何でもかんでも抱え込むものじゃない。君の悩みや苦しみ、それを俺にも分けてくれ。
そのために俺は……ここにいる」

エリカ「レッドさん……」

レッド「なに、気にするな。それだけじゃない、俺は君から他のものもたくさん貰っている」

カスミ「私も行くわ!」

レッド「カスミ、お前はナツメとともに待機していてくれ。お前たちまで危険な目に合う必要はない」

カスミ「でも!」

レッド「大丈夫。俺は絶対に帰ってくる」

ナツメ「待ってる」ギュッ

レッド「ああ」

カスミ「し、死んだりなんかしたら絶対に許さないからね!」

レッド「ああ、お前たちとやることもやれてないのに死ねるかよ。うへへ」

ナツメ「いってらっしゃい」

レッド「ああ、行って来る!」

エリカ「ごめんなさい、巻き込んでしまって……」

レッド「大丈夫。君は僕が守るよ」

―――――
――――
―――
――


レッド「あそこが入り口……見張りが3人……か」

エリカ「レッドさん、私がねむりごなで眠らせますのでその隙にって……あれ?レッドさん?」

レッド「しっ!はっ!ふっ!」ストン ストン ストン

団員A「かはっ……」ドサ

団員B「かっ……」ドサ

団員C「っ……」ドサ

レッド「エリカ、早くこっちへ」

エリカ「は、はい」(手刀でしょうか?早すぎて見えませんでしたわ……)

レッド「ちっ……やはりアジトなだけあってかなりいるな。いくぞ!ゼニガメ!ピカチュウ!」

ゼニガメ「ゼニ!」

ピカチュウ「ピカ!」

レッド「おらぁぁぁあああああ!!」

団員ズ「ぎゃぁぁぁぁあああああ!!」

ゼニガメ・ピカチュウ「……」

レッド「よし、このフロアは壊滅……っと」

エリカ「わたくしたち……なにもしていませんわ」

ゼニガメ・ピカチュウ「……」

エリカ「あの、レッドさん」

レッド「ん?」

エリカ「ポケモンたちには戦わせないのですか?」

サカキ「驚いたな。まさかこんな餓鬼だったとは」

レッド「っ!?……お前がボスか?」

エリカ「っ……気を付けてくださいレッドさん。あれがロケット団のボスですわ」

レッド「わざわざそっちからお出迎えとはな」

サカキ「今更後悔しても遅い。お前は殺し、その女は売りさばいてやる」

レッド「……よく言った。その度胸だけは買ってやる」

サカキ「餓鬼が」

サカキ「いけ、サイドン」

サイドン「――――!!」

レッド「いけるか?ゼニガメ」

ゼニガメ「ゼニ!」

サカキ「サイドン、甲羅ごと刺し殺せ」

サイドン「――――!!」

ゼニガメ「ゼニッ!?」

レッド「っ!?ゼニガメ!」ドサァァァァ

レッド「くっ……大丈夫かゼニガメ?」

ゼニガメ「ゼニ」

サカキ「ポケモンを庇うだとはとんだ偽善者だな。構わん、餓鬼ごと刺し殺せ」

サイドン「――――!!」

レッド「うらぁぁぁぁあああああ!!」ガシッ

サカキ「なっ、サイドンの突進を正面から止めただと!?」

エリカ「レッドさん!」

レッド「エリカ、俺の後ろに……ぐっ」グググ

サイドン「――――!!」

サカキ「そのまま刺し殺せ!」

レッド「お前は……この角で今までにどれ程の命を奪ってきた」グググ

サイドン「――――!!」

レッド「どれ程人を悲しませた……!?あああぁぁぁあああああ!!」バキィン!!

サイドン「――――!!」バキバキ バキィン!!

サカキ「馬鹿な……!?サイドンの角がへし折られただと!?」

レッド「俺の大切な奴らには、指一本触れさせない」

サカキ「ちっ……いけ、カイリキー。撲殺しろ」

カイリキー「ガァァァァァ!!」

レッド「遅い!」ドスッ

カイリキー「ガッ……」ドサ

レッド「終わりだサカキ。お前には悔い改める時間すら与えない」

サカキ「くくっ」

レッド「なにがおかしい」

サカキ「いけ、ゴローニャ」

レッド「ゴローニャ…………っ!?まさか……」

サカキ「察しがいいな。そのまさかだ。ここで大爆発を起こしたらお前の後ろの奴らはどうなるかな」

レッド「くっ……」

サカキ「動くな」

レッド「くっ……」

サカキ「じゃあな、俺は帰らせてもらうとするぜ」

レッド「……」

サカキ「ああ、言い忘れていた」

レッド「……」

サカキ「ゴローニャ、だいばくはつ」

ゴローニャ「ガァァァァァ!!」

レッド「っ!?くそっ!せめてお前らだけでも!」ガバッ

エリカ「……!!」

―――――
――――
―――
――

レッド「……くっ……あれ?生きてる……」

レッド「ここは……地上か?」

フーディン「フー」

レッド「フーディン……っ、まさか」

ナツメ「……」ダキッ

レッド「ナツメ……」

ナツメ「ばか……ばか……」ギュッーー

レッド「ごめん」

ナツメ「ぅっ……ひっぐ……」ギュッーー

レッド「ありがとう。お前が助けてくれたんだな」

ナツメ「心配……した……」ギュッーー

レッド「ああ、ありがとう」

~夜~

ナツメ「……」ギュッーー

レッド「あの、ナツメさん」

ナツメ「……」ギュッーー

レッド「ナツメさんに抱き締められながら一緒に寝れるのは凄い嬉しいんだけど……」

ナツメ「……」ギュッーー

レッド「なんか体が動かないんだけど……」

ナツメ「……」ギュッーー

レッド「ナツメさんナツメさん、なんか俺、体大分小さくなってない?」

ナツメ「……」ギュッーー

レッド「なんかナツメさんのおっぱいに体のほとんどが包み込まれてる気がするんだけど……」

ナツメ「……」ギュッーー

レッド「ナツメさん、俺……」

ナツメ「……」ギュッーー

レッド「人形にされてない?」

ナツメ「心配……した」ギュッーー

レッド「悪かったって」

ナツメ「もう離さない」ギュッーー

レッド「うへへ、ナツメのおっぱい柔らかい」

ナツメ「……」ギュッーー

レッド「うぇへへ、なんか気持ち良すぎてこのままでも良い気がしてきた」

ナツメ「……」ギュッーー

レッド「気持ち良いぃ」

ナツメ「おやすみ……」

レッド「ああ、おやすみぃ……」

ナツメ「スー……スー……」

レッド「スー……スー……」

~翌朝~

レッド「ん……んぅ……朝か……」

ナツメ「おはよう」

レッド「あれ?体が戻ってる」

ナツメ「昨日は……ごめんなさい」

レッド「なに、気にするな」

ナツメ「皆もう揃ってる」

レッド「そうか、顔洗ったらすぐに行くよ」

ナツメ「うん……」

―――――
――――
―――
――


レッド「昨日は結局サカキを逃がしちまって悪かったな」

エリカ「いえ、わたくしなんかレッドさんの足を引っ張ってしまっていただけでしたわ」

カスミ「もう……私だって心配したんだからね」

レッド「ああ、悪かったよ」

ナツメ「これからどうするの?」

カスミ「まずはバッジを集めないとどうしようもないでしょ」

レッド「バッジか……面倒くさいな……男のジムリーダー……」

カスミ「つべこべ言わずに早く取ってきなさい」

レッド「はーい」

カスミ「それじゃあ頑張ってきてね」

レッド「えっ!?誰か一緒に来てくれないの!?」

エリカ「ごめんなさい。ロケット団によって荒らされてしまった所を直さないといけませんの」

レッド「えー、やだよー、一緒に来てよー、女の子いないとやる気出ないよー」

ナツメ「ごめんなさい」

カスミ「か、帰ってきたら……すこ、少しぐらいは、なにかやってあげるわよ」

レッド「本当か!?どこまで!?それじゃあちょっと行って来る!」タッタッタッタ

カスミ「速い……」

エリカ「さすがですわレッドさん。素敵です」

ナツメ「頑張って……」

カスミ「さっ、レッドが頑張っている間に私たちも頑張らないとね」

エリカ「ありがとうございます」

レッド「まずはニビジムからだな」タッタッタッタ

レッド「……ん?」

釣り少女「……」

レッド「君、どうしたの?」

釣り少女「ぁ……針が岩の間に挟まっちゃって」

レッド「なるほど、いけ、ゼニガメ」

ゼニガメ「ゼニ!」

釣り少女「うわぁ、ゼニガメだぁ」

レッド「君は水ポケモンが大好きなのかい?」

釣り少女「うん、大好き」

ゼニガメ「ゼニ!」

レッド「ご苦労ゼニガメ。ほらっ、針だよ」

釣り少女「ありがとぉ」

レッド「良かったら触ってみるかい?」

釣り少女「いいの!?」

レッド「ああ」

釣り少女「可愛いぃ」ナデナデ

ゼニガメ「ゼニ」

レッド「君も負けず劣らず可愛いよ。あっ、そうそう、もう1匹小さい亀がいるんだけど見たい?」

釣り少女「うん!見たい!」

レッド「こいつも君に撫でられたがってるみたいだ」ジッー

釣り少女「なんでチャック開けてるの?」

レッド「ああ、こいつは恥ずかしがり屋さんでね。俺の体から離れないんだよ」

釣り少女「そうなんだぁ」

レッド「さぁ、撫でてやってく」

カスミ「何してんのよぉぉぉおおお!!」ベチン!!

レッド「ぎにゃー!」バシャン

レッド「あばっ!がっ!助けっ!溺れっ!」バシャバシャ

ゼニガメ「ゼニ!」

レッド「おお、すまんなゼニガメ」

カスミ「あんた何してんのよ!?」

レッド「違っ!誤解だ!てかなんでお前こそ!」

カスミ「木材とか色々運びにきたのよ」

レッド「なるほど」

カスミ「あんた……次良からぬことをしようとしたら……」

レッド「ひっ……い、行ってきます!」

カスミ「待ちなさい」

レッド「は、はい……」

カスミ「……」ギュッ

レッド「……っ?カスミ?」

カスミ「ちゃんと帰ってくるのよ。タマムシシティみでのことみたいなのはもう嫌だからね」

レッド「……ああ」

カスミ「……」ジッー

レッド「な、なんでしょうか……」

カスミ「……」スッ

レッド「んぅっ!?」

カスミ「ん……頑張って……きなさいよね」

レッド「おう!」

カスミ「……」

レッド「カスミ」

カスミ「なによ……」

レッド「帰ってきたら今の続きを、うぇへへ」

カスミ「調子に……」

レッド「ん?」

カスミ「乗るなぁぁぁあああああ!!」ベチン!!

レッド「なんでだよぉぉぉおおお!!」ドサァ

―――――
――――
―――
――


レッド「すいません……」

黒服A「ああ?だからここを通るには金が必要なんだよ」

レッド「はい、いくらでしょうか」

黒服B「そうだなぁ、10万くらいだな」

レッド「えっ……そんなお金は……」

黒服C「払えねぇってのか……」

レッド「ひぃぃ……」


ユキ「や、やめてください」

黒服D「いい姉ちゃんじゃないの」

ユキ「こ、困ります」

黒服E「金はいいから俺らといいことしようや」

レッド「……」ガシッ

黒服F「ぁあ?……なんだ餓鬼」

レッド「なにやってんだそこぉ!!」ドスッ

黒服F「がっ……ぁ……」ビチャビチャァ ドサァ

黒服G「ひぃっ」

レッド「可憐な花を踏み潰す輩は俺が許さねぇ!」ドスッ

黒服C「ぎゃぁぁぁぁあああああ!!」ビチャビチャァ ドサァ

レッド「いけ!ゼニガメ!ピカチュウ!お前らもこいつらを殺れ!」

ゼニガメ「ゼニ!」

ピカチュウ「ピカ!」

レッド「お前らは!」ドスッ

黒服G「ぎゃがっ」ビチャビチャァ ドサァ

レッド「人様に迷惑をかけるなと習わなかったのか!?」ドスッ

黒服A「あ゛かっ!」ビチャビチャァ ドサァ

レッド「おらぁぁぁぁあああああ!!」

黒服ズ「ぎゃぁぁぁぁあああああ!!」ビチャビチャァ ドサァ

ゼニガメ・ピカチュウ「……」

レッド「お怪我はありませんか?」

ユキ「あっ、はい、ありがとうございます」

レッド「良かった」ニコッ

ユキ「あの、君は……」

レッド「通りすがりのあなたのナイトです」キラン(うぇっへっへ、可愛らしいお姉さん)

ユキ「っ……ふふっ、面白い子」

ユキ「あの、是非お礼を」

レッド「お姉さんはここら辺の方ですか?」

ユキ「ううん、シザーストリートから来たの」

レッド「へぇ……なんでこんな所に」

ユキ「私ポケモンブリーダーをやってて、今修行中なんだ」

レッド「そうなんですか。実は俺はポケモンマスターを目指してるんですよ」

ユキ「そうなんだぁ、お互い頑張ろうね」

レッド「はい、是非今夜は最近のポケモンの乱れについて語り合いましょう」

ユキ「ふふ、そうね。私も君にお礼がしたいし」

レッド「うぇへへ」(お礼って……あんなことやこんなことを……うぇっへっへ)

ユキ、これです。

http://imepita.jp/20090925/538770

ユキ「ここが私が泊まっているホテルよ」

レッド「うぇへへ」(お礼……あんなことやこんなこと……うぇっへっへ)

ユキ「大したものは出せないけど、今ご飯作るから待っててね」

レッド「お気付かいなくぅ」

ユキ「レッド君今日は泊まっていくでしょ?泊まる場所なかったんだよね?」

レッド「ええ!?いいんですか!?」

ユキ「なんでそんなに驚いてるの?レッド君は私の恩人なんだから遠慮しないでね」

レッド「はぅわぁ」(可愛いお姉さんに手取り足取りあんなことやこんなことを……)

ユキ「ちょっと待っててねぇ」

レッド「はわぁぃ」(最高のシチュエーション……ナナミさん、今日俺は大人になります)

―――――
――――
―――
――


レッド「美味しいです!」モグモグ

ユキ「ふふ、良かった。たくさんあるからいっぱい食べてね」

レッド「はい!」モグモグ

ユキ「レッド君は……なんでまだ進化させてないの?」

レッド「ゼニガメとピカチュウですか?」

ユキ「うん。最近は皆すぐに進化させたがるじゃない」

レッド「姿形がなんであろうとこいつらはこいつらですからね」

ユキ「レッド君……」

レッド「こいつらが進化すべき時が来たら進化させます」

ユキ「レッド君、実は私ね……」

レッド「なるほど……ユキさんは3年連続最優秀ブリーダーに選ばれる程の実力で……」

レッド「だけど最近の外見ばかりを気にする風潮に疑問を抱き自信を失いかけていたと……」

ユキ「うん……」

レッド「それで修行の旅に出てたんですね」

ユキ「うん……」

レッド「大丈夫、あなたは間違えてなんかいませんよ」

ユキ「そう……かな」

レッド「だってあなたのロコン」

ロコン「きゅー」

レッド「あんなに幸せそうじゃないですか」

ユキ「レッド君……」

レッド「俺もユキさんに育てられたいなぁ、うぇへへ」(むしろ飼われたい……はぁ……はぁ……)

ユキ「レッド君……ありがとう。私、あなたに会えて本当に良かった」

レッド「っ……」ドキン

ユキ「ポケモンに戦わせないで自分が戦う人なんて初めて見たわ。レッド君は本当にポケモンが好きなのね」

ユキ「レッド君、良かったら私のロコン、預かっておいてくれないかしら?」

レッド「え?」

ユキ「私が来た街にはロコンを安心して預けられる人がいなくて」

レッド「……」

ユキ「レッド君なら安心出来るわ」

レッド「はい……ユキさんのお願いです。命に代えても守りぬきます」

ユキ「うふふ、ありがとう。これで私も安心して修行に励めるわ」

レッド「ユキさん……」

ユキ「レッド君、横になって」

レッド「え?……はい」

ユキ「長旅で疲れてるでしょ?マッサージしてあげる。私マッサージ得意なんだ」

レッド「はぅっ」(ナナミさん……初めてがマッサージプレイです。空から見守っていてください……!)

レッド「はわぁ……気持ち良いですぅ」

ユキ「凄いかたいわねぇ。今まで大変だったのね」

レッド「はいぃ」

ユキ「足とかも凄いはってるわ。背中が終わったら足もやってあげる。どこか痛いところある?」

レッド「あっ、そのまま下にお願いしますぅ」

ユキ「下?えーとこのまま、腰?」

レッド「はいぃ、そのまま手を前にまわしてください」

ユキ「うん」

レッド「はぅっん!」ビクッ

ユキ「……ん?……え?嘘……えっと……この固いのって……」

レッド「はわぁぁあ」

ユキ「きゃぁぁぁぁあああああ!!」

レッド「な、なにごと!?」

ユキ「さ、触っちゃった……男の人のに初めて触っちゃった……」

レッド「っ!?」(この歳で男性経験0だと!?)

ユキ「あ、わわ、どうしよう、どうしよう」

レッド「しょ、正直……たまりません」

ユキ「あわわわわわ」

レッド「ユキさん」

ユキ「えっ、レ、レッド君!?」

レッド「俺はあなたが好きです」

ユキ「わ、私もレッド君は、お、恩人だし好きじゃないわけじゃないけど、だ、段階っていうものが、あっ、ちがっ、私はなにを」

レッド「うぇっへっへ、ユキさーん」ガバッ

ユキ「きゃぁぁぁぁあああああ!!」ベチン

レッド「なんでだよぉぉぉおおお!!」ドサァ

ユキ「あの、ごめんね……つい」

レッド「いえ、慣れてますから」ヒリヒリ

ユキ「うぅ……ごめんなさい」

レッド「いえ、あのユキさん。1つお願いがあるんですけどいいですか?」

ユキ「うん、私に出来ることがあればなんでもするよ」

レッド「今晩、俺と一緒に寝てくれませんか?」

ユキ「ふぇっ!?」

レッド「あっ、違います。添寝してくれれば良いんです」

ユキ「添寝?……あっ、そっか……レッド君は今までずっと旅をしてきてるんだもんね。人肌が恋しくなって当然だよ」

レッド「はい、ありがとうございます」(うぇっへっへ、今夜はおっぱいに顔を埋めて寝よぉ、うひひ)

ユキ「スー……スー……」

レッド「はわぁ」

ユキ「スー……スー……」

レッド「なんて柔らかおっぱい」

ユキ「スー……スー……」

レッド「幸せぇ」

ユキ「スー……スー……」

レッド「もう……死んでも良い」

ユキ「スー……スー……」

レッド「うぇっへっへ」


~タマムシシティ~

エリカ「カスミさん、そろそろお休みになられたらいかがです」

カスミ「あいつだって頑張ってるんだもん。私も頑張らなきゃ」

エリカ「タマムシシティのために……ありがとうございます」

~翌朝~

レッド「ふわぁ……おはようございます」

ユキ「おはようレッド君。朝ご飯出来てるよ」

レッド「いただきますぅ」

ユキ「うふふ、召し上がれ」

レッド「うぇっへっへ、朝からこんな可愛いお姉さんのご飯を食べれるなんて……」

ロコン「きゅー!」

ユキ「ロコン!」

レッド「っ!?なにごと!?」

ロケット団「ふはは!来てもらうぞポケモンブリーダー、ユキ!」

レッド「何事ですか!?」

ユキ「レッド君!あいつらは……私の技術をロケット団に悪用しようとしている奴らよ」

レッド「なるほど、ユキさんをロケット団に引き入れようとしているわけですね」

ユキ「まさかこんなとこまで追ってくるなんて……」

ロケット団「ふはは!」

レッド「なんて数だ……ざっと30は超えてるな……ポケモンをいれたらその数倍か……」

ユキ「だめ……数が多すぎる……」

レッド「ユキさん、ここは俺が食い止めますから。あなたは行ってください」

ユキ「無茶よあんな人数!レッド君が死んじゃう!」

レッド「お前ら……ユキさんをどうするつもりだ」

団員「なんだこの餓鬼は、ナイト様気取りか」

レッド「ふっ!」ドスッ

団員「がっ!」ビチャビチャァ ドサ

レッド「ユキをどうするつもりかと聞いているんだ。
人の不幸を生業にする下衆共め。お前らにユキは渡さない」

団員「この餓鬼、舐めやがって」

レッド「ユキは俺の女だ!俺の女に手を出す奴は何人たりとも許さねぇ!!」

ユキ「レ、レッド君……」

レッド「ユキさん、行ってください。
次会う時は俺はポケモンマスター、あなたはあなたが思う最高のブリーダーです」

ユキ「レッド君……」

レッド「いけ!ゼニガメ!ピカチュウ!ロコン!ユキさんの退路を作るぞ!」

ユキ「レッド君……」

レッド「約束します。ロケット団は俺は壊滅させます。あなたの」

レッド「いけ!ゼニガメ!ピカチュウ!ロコン!ユキさんの退路を作るぞ!」

ユキ「レッド君……」

レッド「約束します。ロケット団は俺が絶対に壊滅させてみせます。あなたの敵は俺の敵ですからね。
さぁ、早く行ってください!」

ユキ「ありがとう、レッド君!うっ……」タッタッタッタ

レッド「ロコンのことは任せてください!」

団員「餓鬼1匹だ!さっさと殺せ!!」

レッド「ここから先へは誰一人として通しはしない」

ゼニガメ「ゼニ!」

ピカチュウ「ピカ!」

ロコン「キュー!」

レッド「お前らは俺の後ろに下がっていろ!おらぁぁぁぁあああああ!!」

>>306

すいません。失敗してしまいした。>>306は気にしないでください。

団員「アーボック!どくどくだ!」

団員「ウィンディ!かえんほうしゃ!」

団員「ゴルバット!超音波!」

レッド「効くかぁぁぁあああああ!!」ドスッ ドスッ ドスッ

団員ズ「ぎゃぁぁぁぁあああああ!!」ビチャビチャァ ドサァ

ポケモンズ「――――!!」ビチャビチャァ ドサァ

レッド「あぁぁぁぁぁぁあああああ!!」

―――――
――――
―――
――


ロコン「……」(なに……これ?100匹は軽く超えてたのに……)

ゼニガメ「……」(いつものことだよ)

レッド「ディスイズラヴパワー」

女団員「ひっ……ゆ、許して……」

レッド「ちっ、まだ生き残りがいたか」

レッド「お前が女であろうが男であろうがロケット団であることには変わりはない」

レッド「クソビッチが」

女団員「お、女に手を出すつもりか!?」

レッド「ここは戦場だ。男も女もない」

女団員「ひっ……いやぁ……」(……あれ?攻撃してこない?)

レッド「ビッチは女じゃねぇ」

女団員「あん、胸がはだけちゃったぁ」

レッド「はぅん!」

女団員「いやぁ、スカートがぁ」

レッド「あふぅん!」

女団員「今だアーボック!まきつく!」

アーボック「シャー!」

レッド「ぎゃー!!」ミチミチ

レッド「これだからビッチは!これだからビッチは!」

レッド「くそっ!中から引き千切ってやる!うらぁぁぁぁあああああ!!」

女団員「ぁん……服がはだけちゃったぁ」

レッド「あふぅん」

アーボック「シャー!!」メリメリ

レッド「ぎゃー!!」

レッド「いや!蛇じゃなくつ女の子に絡みつかれて死にたい!」

ゼニガメ「ゼニ!」

レッド「くっ……お前らは早く逃げろ!不甲斐ないマスターで……悪かったな」

ゼニガメ「ゼニ!」(あわ!)

ピカチュウ「ピカ!」(10万ボルト!)

レッド「ぎゃぁぁぁあああああ!俺にもくるぅぅぅぅぅううう!」

アーボック「シャー!」

レッド「……ん?」

アーボック「シャー!」メリメリ

レッド「ぎゃー!!全く効いてねぇぇぇぇえええ!!」

女団員「あぁん、服がぁ」

レッド「ふぁぁん」

ゼニガメ「ゼニッ!」

ピカチュウ「ピカァ!」

「リザードン!きりさく!」

アーボック「シャー!」ビチャビチャァ ドサァ

女団員「アーボック!?」

レッド「……え?」

グリーン「大丈夫か!?レッド!」

レッド「グリーン!」

女団員「っ……女相手にそんな猛獣を向けるなんて、女の扱いがなってないわね」

グリーン「悪いね。なってないのは女の扱いだけじゃないんだ。困った事に……人の命の扱いもなってないんだ」

女団員「つまらない脅しね」

グリーン「リザードン、かえんほうしゃ」

女団員「……え」

レッド「っ!?」

女団員「ぎゃぁぁぁぁあああああ!!」

レッド「グリーン……なんでこんな所に……」

グリーン「僕は君のナイトだからね。君のピンチの時には現われるよ。うふふ」

レッド「ひぃっ……」

グリーン「なんてね、君を助けられたのは偶然さ。ふふ、君に会えるなんて今日はついてるみたいだ」

レッド「ちょ、顔、顔近い」

グリーン「少しこっちの方に用事があったんだ」

レッド「ぺたぺた触るな」

グリーン「うふふ」

レッド「ひっつくな」

グリーン「このゴミが。レッドに手を出しやがって」

レッド「……」

レッド「グリーン、助けてくれてありがとな。それじゃあ俺行くよ」

グリーン「うふふ、今夜は一晩絡み合いたいなぁ」

レッド「もう絡み付いてんじゃねぇか」

グリーン「うふふ、レッドの匂い」

レッド「ひぃ……アーボックに絡みつけられてた時の方が良かった……」

グリーン「ああ、名残惜しいけど僕は行かなければならないんだ」

レッド「早く行ってください」

グリーン「それじゃあねレッド、うふふ」

レッド「だから顔が近い」

―――――
――――
―――
――


レッド「はぁ……恐かったぁ」

レッド「疲れたな……」

レッド「久しぶりにマサラタウンに帰るか」

レッド「うぇっへっへ、ナナミさん今行くよぉ」

~マサラタウン~

レッド「ナナミさーん!」

ナナミ「……ん?」

レッド「ナーナーミさーん!」

ナナミ「レッド君!?」

レッド「うわぁぁぁぁあああああん!会いたかったよぉ!!」ダキッ

ナナミ「きゃっ」

レッド「うぇっへっへ、ナナミさんの匂いぃ」ギュッー

ナナミ「レッド君、どうしてここに?」

レッド「ああ、ナナミさんのおっぱいぃ」ギュッー

ナナミ「全く……甘えん坊さんなんだから」

オーキド「おお、レッドじゃないか。一体どうしたんじゃ?」

レッド「ちっ……」

オーキド「どうじゃ、図鑑は順調か?」

レッド「……」

オーキド「どうかしたか?どれ、見せてくれ。少なくとも50はいっておるかの?」

レッド「あ、あれー。図鑑どこかなー?落としちゃったかなー?」

ナナミ「ん?これじゃない?」

レッド「っ!?」

オーキド「どれどれ……」

レッド「……」

オーキド「……」

レッド「……」

オーキド「……」

オーキド「3……」

レッド「3?300の見間違えじゃないかなぁ」

オーキド「ゼニガメはわしがあげた」

レッド「博士、眼鏡の度があってないんじゃないかな?」

オーキド「このロコンも見たところ野生ではない」

レッド「いやー、300匹も大変だったなー」

オーキド「となると捕まえたのはピカチュウの1匹……」

レッド「あははー」

オーキド「やる気あるのか貴様ぁ!」ドカッ

レッド「おふぁー!」ドサァ

―――――
――――
―――
――


レッド「痛いよぉ……痛いよぉ……」

ナナミ「よしよし」

レッド「あぁん、し、あ、わ、せ」

ナナミ「うふふ」

レッド「ナナミさんがいないと寂しいよぉ」

ナナミ「あら、ハナダジムの女の子と仲良くやってるんじゃないの?ふふっ」

レッド「っ!?……な、なんの……こと……かな」

ナナミ「ふふっ、カスミちゃんだっけ?カスミちゃんのお姉ちゃんから聞いたわよ」

レッド「うわー、綺麗な青空だなー」

ナナミ「うふふ、ここは私の家よ」

ナナミ「旅には休息も必要よ。今日はゆっくり休んでいきなさい」

レッド「ナナミさぁん!!うぇへへぇ、もっとナデナデしてぇ」

ナナミ「うふふ」ナデナデ

レッド「あぁん、し、あ、わ、せ」

ナナミ「ふふっ、全くレッド君たらぁ」

レッド「ナナミさんの膝枕気持ち良いぃ」

ナナミ「頑張ってるからね……ご褒美よ」

レッド「スー……スー……」

ナナミ「うふふ」ナデナデ

レッド「スー……スー……」

ナデナデ「ふふっ、お疲れさま」ナデナデ

~翌朝~

レッド「ありがとうナナミさん!疲れが癒えたよ」

ナナミ「うふふ、良かった」

レッド「これでしばらく頑張れる!」

ナナミ「ふふっ、頑張ってね」

レッド「ナナミさん」

ナナミ「ん?」

レッド「行ってきますのちゅー」

ナナミ「ポケモンマスターになれたらね」

レッド「えー」

ナナミ「それじゃあね」

レッド「うん」

ナナミ「あっ、レッド君レッド君」

レッド「なに?」

ナナミ「んっ……」チュッ

レッド「っ!?」

ナナミ「うふふ」

レッド「ほ、ほほっ、頬っぺたに、ちゅ、ちゅー」

ナナミ「頑張ってきてね」

レッド「うん!ちょろっと四天王殺ってくるよ!」

ナナミ「もう、物騒なこと言わないの」

レッド「それじゃあ行ってきます!」

ナナミ「いってらっしゃい」

レッド「うぉぉぉぉおおお!!」シュタタタタ

ナナミ「うふふ」





ナナミ「いってらっしゃい」

~タマムシシティ~

レッド「ただいまー!」

カスミ「レッド!おかえりなさい!」

レッド「ああ、ただいま」

カスミ「良かった、何事もなくて」

レッド「全く大げさだな。……あれ?2人は?」

カスミ「買い物に行ってるわ」

レッド「そうか」

カスミ「で、どうだった?」

レッド「おお!故郷に戻ってリフレッシュしてきたぜ!」

カスミ「……え」

レッド「いやぁ、やっぱり休暇はいいなぁ」

カスミ「……バッジは?」

レッド「……え?」

カスミ「バッジ」

レッド「……あ」

カスミ「何してんのよあんたはぁぁぁぁあああああ!!」ベチン!!

レッド「ぎにゃー!!」ドサァァァ

レッド「い、痛い……」ヒリヒリ

エリカ「レッドさん!お帰りになられたのですね!」

レッド「ああ、エリカ。ただいま」

エリカ「おかえりなさい、レッドさん」

レッド「タマムシはどうだ?なんとかなりそうか?」

エリカ「はい、レッドさんが頑張ってバッジを集めている間に、皆さんが協力してくれましたから」

カスミ「エリカ、そいつ頑張ってないわよ」

エリカ「え?」

カスミ「バッジを1個も取ってきてないのよ」

エリカ「そんな……!レッドさんが負けるだなんて」

カスミ「いや、そいつ故郷に帰ってさぼってただけなのよ……」

エリカ「あら、それはそれは。休息も必要ですからね。レッドさんがごゆっくり出来たのならわたくしも嬉しいですわ」

レッド「うぇへへぇ」

カスミ「……」(こいつの見方が出来ちゃった……)

ナツメ「レッド……」ギュッ

レッド「ナツメ……ただいま」

ナツメ「心配した……」ギュッー

レッド「なに俺は無事だ」

ナツメ「うん……」ギュッー

カスミ「あんた、私たちが頑張って働いてる時に休息取ってたのよね」

レッド「は、はいぃ」

カスミ「じゃあとっとと取ってきなさい!」

レッド「ひぃ……い、行ってきます!」

カスミ「全く……」

ナツメ「ああ……折角久々に会えたのに」シュン

レッド「と、遠すぎる……」

レッド「ん?」

ポッポ「ピー」

レッド「なんだ?このパンが食べたいのか?ほらっ」

ポッポ「ピー、ピー」

レッド「ははっ、そんな急いで食べなくてもまだまだあるぞ」

ポッポ「ピー」

レッド「そうだ、こいつを捕まえてそらをとぶを覚えさせるか」

―――――
――――
―――
――


レッド「違う、もっと風を対話するんだ。そして空と一体化するように」

ポッポ「ピー!」

レッド「よし、そうだ。いい感じだぞ」

レッド「おお、そらをとぶを使えるようになったな」

ポッポ「ピー!」

レッド「で、俺はお前のどこに乗ればいいんだ?」

ポッポ「……」

レッド「……」

ポッポ「ピー……」

レッド「ふっ、女の子に重労働はさせないさ。なに、要は走ればいいんだ。
さぁ、ちゃんと肩に掴まってろ、飛ばすぞ。」

ポッポ「ピー」

レッド「はっ!」シュタタタタ

レッド「はー!」

タケシ「アッー!」

レッド「てい!」

マチス「achi!!」

レッド「しっ!」

キョウ「無念……」

レッド「てめぇでラストだ!」

カツラ「ぎゃぁぁぁぁあああああ!!」



レッド「MissionCompleted」

―――――
――――
―――
――


レッド「んぅ……あれ?どこだここは?」

グリーン「ポケモンタワーだ」

レッド「グ、グリーン!?」

グリーン「すまないね。いきなり」

レッド「えっ?なに?どういうこと?え?てかなに?今までの夢?どっからどこまでが夢?」

グリーン「うふふ、取り乱すレッドも可愛いなぁ」

レッド「ひぃっ……」

グリーン「なにも覚えてないのかい?」

レッド「悪いんだけど全く……」

グリーン「君はタマムシシティを出た所でポッポを抱き締めながら全力疾走してきたんだ」

レッド「ああ、なんとなく覚えてる」

グリーン「レッドが僕目がけて全力疾走してきたからね。そりゃあ嬉しかったさ」

レッド「いや……してないから」

グリーン「あまりの嬉しさに僕は服を脱ぎ捨て全裸で君を受けとめた」

レッド「……」

グリーン「そしてそのまま熱いキスをしようとしたら君は僕の姿を見て奇声をあげ気絶した」

レッド「……」

グリーン「うふふ、興奮しすぎだよ」

レッド「なんでたよぉぉぉぉおおお!!」ドカッ

グリーン「あはっあん」ドサァ

レッド「いいから状況を説明しろ!」

グリーン「僕は君に頼みがあったんだ」

レッド「頼み?」

グリーン「ああ、ロケット団絡みの話だ」

レッド「……」

グリーン「ここ、ポケモンタワーについては知っているね?」

レッド「ああ」

グリーン「実は、ロケット団がポケモンを金儲けのために殺しているという話が耳に入ってきた。そしてそれは調査の結果事実だということが判明した」

レッド「なんだと……」

グリーン「そして……殺されたポケモンの霊がここに出るらしい」

レッド「……」

グリーン「ポケモンタワーの調査を一緒に手伝ってほしい」

レッド「全く……男からの頼みごとにしては厄介すぎる注文だな」

グリーン「すまない……」

レッド「はぁ……こういう恐いところは女の子と入るのが定番だろうになんでお前なんかと」

グリーン「頼む、手伝ってくれレッド。僕はあいつらを許すことは出来ない」

レッド「生憎だが……俺もロケット団に用があるんだ」

グリーン「用?」

レッド「ああ、ある人とロケット団を壊滅させると約束しちまったんでな」

グリーン「手伝って……くれるんだな」

レッド「好きに言え」

グリーン「うふふ、素直じゃない。よし行くか」

レッド「ああ」

「――――!!」

レッド・グリーン「ぎにゃー!!」ドサァ

レッド「お前……今なにかしたか?」

グリーン「いや……なにも……」

レッド「じゃあなんだ今のは……」

グリーン「分からない」

「――――!!」

レッド・グリーン「ぎにゃー!!」ドサァ

レッド「ちょっ!やばいって!絶対なにかいるって!」

グリーン「な、なにを非現実的なことをい、言っている。ゆ、幽霊なんかいるわけないだろう」

レッド「お前が出るって言ったんだろうが!!」

「――――!!」

レッド・グリーン「ぎにゃー!!」ドサァ

グリーン「くそっ、こうなったら……いけ!カイリキー!」

カイリキー「ガァァァ!!」

レッド「なんでだよぉぉぉおおお!?相手絶対幽霊だろ!?エスパータイプとかいないのかよ!?」

「――――!!」

レッド・グリーン「ぎにゃー!!」ドサァ

レッド「カイリキー全く役に立ってねぇじゃねぇか!!早く他のポケモン出せ!」

グリーン「他のポケモンと言われても残り5匹もカイリキーだ」

レッド「なんでだよぉぉぉおおお!?」ドカッ

グリーン「あぅっはぁん!!」ドサァ

レッド「なんでポケモンタワー来るのに6匹ともカイリキーなんだよ!?お前が連れてきたんだろうが!!」

グリーン「お、落ち着けレッド」

レッド「もういい!お前は下がってろ!いけ!みんな!」

レッドズポケモンズ「ゼニ!ピカ!キュー!ピー!」

レッド「お前らは後ろに下がってろ!」

「――――!!」

レッド「見えないのならば――視ればいい!」

「――――!!」

レッド「視えた!」

ゴース「シャー!」

レッド「おらぁぁぁぁあああああ!!」

グリーン「無駄だ!奴らには触れられまい!」

レッド「じゃあなんでお前は分かってんのにカイリキーしか連れてきてないんだよ!?」ドカッ

グリーン「あぅっはぁん!!」ドサァ

ゴース「シャー!」

レッド「しまった!みんな!」

ゴース「シャー!」

レッド「あいつらには手を出させない!ぁぁぁあああああ!!」

グリーン「無駄だ!やめろレッド!」

レッド「おらぁっ!」ドスッ

ゴース「ガァァァ!!」シュー

グリーン「な、なんだと!?」

レッド「くそっ!かなりの数のゴースが周りから集まってきたぞ」

グリーン「なんだと!?ならば……いけ!カイリキー!」

レッド「だからなんでだよぉぉぉおおお!!」ドカッ

グリーン「あぅっはぁん!!」ドサァ

ゴース「シャー!」

レッド「くそっ!こいつに構っている暇はない!こうなったら奥の手だ……!」

ゴース「シャー!」

レッド「南無阿弥陀仏南無阿弥陀仏南無阿弥陀仏南無阿弥陀」

ゴース「がぁぁぁぁあああああ」シュー

レッド「南無阿弥陀仏!」

ゴース「――――」シュー

レッド「よし、除霊完了だ。いやぁ、適当にお経唱えてみたが案外きくんだな」

グリーン「あ……」

レッド「なんだ?」

グリーン「そういえばこれを忘れていたな」

レッド「なんだそれ?」

グリーン「シルフスコープというものだ。これがあれば幽霊を見える」

レッド「……」

グリーン「ふむ、こうやってつければ良」

レッド「早く出せよぉぉぉおおお!!」ドカッ

グリーン「あぅっはぁん!!」ドサァ

レッド「全く……早く行くぞ」

グリーン「ああ、俺にも幽霊が見えるぞ」

レッド「どうやらゴースト以上にはお経は効かないみたいだな」

グリーン「むっ……」

レッド「どうした……っ……?」

グリーン「あれは……」

レッド「1匹だけ姿が違うな」

グリーン「ガラガラ……だな」

レッド「なんであいつだけガラガラの姿なんだ」

グリーン「恐らくロケット団に無念のまま殺され……地縛霊となってしまっているのだろう」

レッド「なるほど……ね」

ガラガラ「ガラ!」

レッド「来るぞ!」

グリーン「ああ!」

ガラガラ「ガラァ!」

グリーン「いけ!カイリキー!」

レッド「だからそれやめろよぉぉぉぉおおお!!」ドカッ

グリーン「あぅっはぁん!!」ドサァ

レッド「いけ!みんな!」

レッドズポケモンズ「ゼニ!ピカッ!キュー!ピー!ゴー!」

レッド「お前らは後ろに下がってろ!」

レッドズポケモンズ「っ!?」

レッド「南無阿弥陀仏!」ドスッ

ガラガラ「ガラァ!!」ドサァ

グリーン「レッド!気を付けろ!そいつは骨を投げてくるぞ!」

レッド「なに!?」

ガラガラ「ガラァ!」シュッ

ポッポ「ピー!」ドサァ

レッド「ポッポぉぉぉおおお!!」

ガラガラ「ガラァ!」

レッド「貴様……頭の骨かち割ってやる!!ぁぁぁあああああ!!」

ガラガラ「っ!?」

レッド「らぁっ!!」バキィィン!!

ガラガラ「ガ……」バキ バキ バキィィン

レッド「……安心しろ、仇は取ってやる。あっちの世界で……子どもと幸せにな」

レッド「そこまでだロケット団!」

団員「なんだあの餓鬼共は」

女団員「くふふ、殺していい?」

団員「ああ、好きにしろ」

女団員「くひひ、どっちから殺そうかなぁ」

グリーン「いくぞレッド」

レッド「ああ」

グリーン「いけ!カイリキー!」

レッド「いけ!ロコン!」


団員「いけ!ゴローニャ!」

女団員「いきなさい、アーボック」

グリーン「カイリキー!ばくれつパンチだ」

カイリキー「ガァァァ!!」

団員「ゴローニャ!まるくなる!」

ゴローニャ「ガァァ!」

団員「ふん、ゴローニャに殴りかかるとは愚の骨頂!」

グリーン「それはどうかな」

カイリキー「ガァァァ!!」バキィィン!!

ゴローニャ「――――」バキ バキ バキィィン

団員「……っ!?馬鹿な……!?ゴローニャが破壊されただと!?」

カイリキー「ガァァァ!!」

団員「ひぃっ……」

グリーン「……殺れ」

カイリキー「ガァァァ!!」

団員「ぎゃぁぁぁぁあああああ!!」

レッド「ぁあ!締め付けられるぅぅぅぅううう!!」ギリギリ

アーボック「シャー!」

女団員「くひひ、いいわ。もっと痛め付けないアーボック」

グリーン「レッド、こっちは終わったぞ」

レッド「ぎゃー!!締め付けられるぅぅぅぅううう」ギチギチ

グリーン「レッド!今助けるぞ!みんな!レッドを助けろ!」

カイリキー×6「ガァァァァァァ!!」

レッド「締め付け…………ん?」

ダッダッダッダ

レッド「ぎゃぁぁぁぁあああああ!!大量のガチムチがこっちに向かってくるぅぅぅぅううう!!」

カイリキー「ガァァァ!!」

アーボック「しゃぎゃっ!!」ビチャビチャァ ドサ

レッド「うおっ」ドサ

カイリキー「ガァァァ!!」

女団員「ひっ」

カイリキー「ガァァァ!!」

女団員「がぎゃっ」ビチャビチャァ グチャ ドサァ

レッド「っ!?」

団員C「何事だ!?」

団員D「侵入者だ!殺せ!」

団員ズ「うぉぉぉおおお!!」

カイリキー「ガァァァ!!」

団員ズ「ぎゃぁぁぁぁあああああ!!」

グリーン「君たちがポケモンを出す前に殺す。それが僕のやり方だ」

団員「ひっ……た、たす、助け……」

グリーン「殺れ」

カイリキー「ガァァァ!!」

団員「ぎゃぁぁぁぁあああああ!!」グチャァ

レッド「これが……グリーンの実力……」

グリーン「レッド、こいつらに同情の余地はない。金儲けのためならなんでもする連中だ」

レッド「ああ」

少女団員「ひっ……」

レッド「女の子!?」

グリーン「まだ生き残りがいたか」

少女団員「ぃ……や……」ブルブル

グリーン「カイリキー」

少女団員「ぁ……ぁ……」ブルブル

グリーン「殺れ」

カイリキー「ガァァァ!!」

少女団員「いやぁぁぁぁあああああ!!」

―――――
――――
―――
――


少女団員「……あれ?」

レッド「ぐぅ……さすがの威力だな」

グリーン「レッド、君は一体……なにをしているんだい」

レッド「いや、体が勝手に……」

グリーン「驚いた……カイリキーのパンチを人間が止めるとは。全く命知らずだね君は……」

レッド「なぁ……おかしくないか?こんな女の子がロケット団なんて?きっとなにか理由が……」

グリーン「レッド、ロケット団とはそういうものなんだ。人材不足を補うために子どもすら入団させるんだよ。
……本人が望むのならね」

レッド「っ……」

グリーン「これで疑問は解決しただろ。退いてくれ、レッド。
それとも……なんだい?女の子だから救うとでも言うつもりかい?全くひどい話だな」

レッド「いや……そういうわけじゃ……」

少女団員「くっ」グサッ

レッド「ぐぅ!?」

少女団員「動かないで!動いたらこいつを殺」

カイリキー「ガァァァ!!」

少女団員「がぎゃっ」グチャ

グリーン「ほらね。その子もやっぱりロケット団だ」

レッド「ぐっ……」

グリーン「大丈夫かい?背中を刺されたようだな……ふむ、傷は浅いようだから大丈夫だろ」

レッド「はぁ……」

グリーン「どうかした?」

レッド「後味……悪いな……」

グリーン「なに、モンスタータワーを占領していたロケット団は壊滅。捕われていた人びとも見つかった。完璧だよ」ニコッ

レッド「確かに……女の子だからなんて、あまりにもひどい話だ……」

グリーン「うふふ、レッドに頼んで良かったよ」

レッド「近い、顔が近い」

グリーン「さぁ、出ようか」

レッド「そうだな」

グリーン「うふふ」

レッド「ペタペタ触るな」

ゴースト「シャー!」

レッド「っ!?」

グリーン「っ!?……なんだこれは」

レッド「大量のゴーストが……」

グリーン「いけ!カイリキー!」

レッド「……」(もう突っ込まないからな)

グリーン「レッド……まずいぞ……ゴーストの量が尋常じゃない」

レッド「なんだよこれ……軽く100は超えてるじゃねぇか……」

ゴースト「シャー!」

カイリキー「ガァァァ!!」ドサァ

グリーン「くっ……サイコキネシスか……」

レッド「いけ!みんな!」

レッドズポケモンズ「ゼニッ!ピカッ!キュー!ピー!ゴー!」

レッド「どんどん出てくるな……」

グリーン「100どころじゃないぞ……」

レッド「くっ……絶体絶命か。お前ら……俺の後ろから離れるなよ」

グリーン「いけ!カイリキー!」

レッド「あぁぁぁぁあああああああああ!!」

ゴースト「シャー!」

レッド「南無!阿弥!陀仏!」ドスッ ドスッ ドスッ

ゴースト「ギャァァァ!!」シュー

レッド「南!無!阿!弥!陀!仏!」ドスドスドス

ゴースト「ギャァァァ!!」シュー

―――――
――――
―――
――


レッド「くそっ……切りがねぇ……どんどん溢れ出てきやがる」

レッド「ぁぁぁあああああ!!」

ゴースト「ギャァァァ!!」

レッド「くっ……なんなんだよこれ。数が一向に減らないぞ」

グリーン「減るどころかむしろ増えているな……」

レッド「くっ……」

ゴースト「シャァァァァァアアアアア!!」

グリーン「まずい!レッド!大量のゴーストが一気にくるぞ!」

レッド「ぐぅっ……!!」

―――――
――――
―――
――


レッド「……」

レッド「……あ……れ?なんとも……ない」

フーディン「フー」

レッド「……っ!?まさか!?」

ナツメ「レッドには……指一本触れさせない」

レッド「ナツメ!!」

ナツメ「もう大丈夫だよ……」

レッド「ああ……」

ナツメ「サイコキネシス」

ゴースト「ギャァァァァァァアアアアア!!」シュー

グリーン「凄い……一体何者なんだ彼女は……」

レッド「ナツメ!俺も一緒に戦うぜ!」

ナツメ「うん……」

レッド「ぁぁぁぁあああああ!!」

グリーン「……っ!?レッドがの動きがさっきより良くなっている……!」

ゴースト「ギャァァァァァァアアアアア!!」シュー

ナツメ「――――」

ゴースト「ギャァァァァァァアアアアア!!」シュー

グリーン「女だてらに大した人だ……」

―――――
――――
―――
――


レッド「ふぅ……除霊完了だな」

ナツメ「うん……」

ナツメ「良かった……無事で」ギュッ

レッド「ありがとな、お前がいなかったらどうなっていたことか」

ナツメ「レッド……」ギュッー

レッド「うぇへへ……ナツメ……」

グリーン「……」イライラ

ナツメ「なに……」ギュッー

レッド「ちゅー」

ナツメ「ぁ……レッド……だめだよ……こんな所で……」

グリーン「……」イライライライラ

レッド「ちゅー」

グリーン「早く出よう!またゴーストが出るかもしれない!」

レッド「ちっ……」

このSSまとめへのコメント

1 :  SS好きの774さん   2014年01月23日 (木) 01:40:51   ID: Kr0KBnvL

うぇーい

2 :  SS好きの774さん   2014年01月27日 (月) 17:31:42   ID: kS0Hrv6s

続きわぁ?

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