妹「お兄ちゃーん、漫画貸しt…」(677)

『アアアアアッ!イクウウウウウウッ!』

「ちょっ!」

兄の部屋に鳴り響くAV女優の喘ぎ声に私は思わず兄から顔を背けた
鏡に映った私の顔は真っ赤に染まっていた

兄「ん?ああ。一々言わなくてもいいよ。勝手に取ってって」

そんなことお構いなしに兄はテレビから顔を動かさない

「普通に対応しないでよ!」

兄はアソコをこするわけでもなく淡々と、その様子を一時停止してはスケチブックに書き写している

漫画家志望の本人は真面目にやっているっぽけどせめて夜にやってほしい…

兄「言っとくが俺はデッサンのために見てるだけだかんなー。決してシコるために見てるんじゃないんだからなー」

まったく説得感が感じられない口調で言うお兄ちゃん
シコるとか、妹の前で簡単に言わないでよ

「だったら夜見るとか、音消すとかできるでしょ!音大きいんだからね!」

兄「え~…別に再生してる時間は短いんだからイイじゃん。ヤる気も起きないしね…って…そうか…ははぁ~~~ん…」

いやらしい目で私を見るお兄ちゃん。ちょっと恥ずかしい

「さてはお前…たまに聞こえる喘ぎ声に濡れてるんだな…?」

名探偵が事件の犯人を突き止めたような顔になってる

「……馬鹿っ!」

兄「いてっ」

「…結構かっこいいのに…そうやって…」ボソ

エロ男の頭をポカンと殴った私は漫画を3冊手に取って早々に部屋を出た

一応設定っぽいもの
妹(16)高校生Bカップ155cm
兄(23)美大生
ほかになんか需要ある?小説は勝手に投下してきます

ほんとのことを言うとお兄ちゃんの推理はあたってた

あのあとこっそりパンツを交換しにいった
自分でもビックリするくらい濡れてた

「もう…ほんとに…」

ベッドで寝転んで漫画を読もうとするが、どうもあのAVの静止画と絶頂の声が頭から離れない

体が熱い。心臓もドクドクいってる

「あああああ…もう…」

漫画を読むためだ。今から行う行動は漫画をじっくり読むために行うための必要な行動なのだ


私は交換したばかりのピンク色のパンツを脱いだ

妹は黒髪ロングストレートの美少女なの?

>>10うん。黒髪ってのは決めといた。性格的にもロングかな

「ん…はぁ…くっ…」

グチュ…グチュ…

あったかい。きもちいい

「はぁ…あぁ…」

体を反らせるとなんかいい

グチュチュ…グチュル

自然と指の動きが速くなり遊んでいた右手はベチョベチョに舐められている

「んっ…」

チュパ…チュパ…ベチョ

まるで男の人の○○○○を舐めてるみたいな錯覚になる

うっ!

>>13こんなんで抜いてくれてありがとうw
ただ、ほかの妹、姉スレよりはエロ少ないかも。まぁ気分しだいw

「あっ…ああああ…もうちょい…くぅ…!」

グチャチャ
グチュグチュ

指がとまらない

気持ちいい。気持ちいい
もう何も考えられない

「…お兄ちゃん…もう…ダメ!」

プシュウウウウ!

「っくはぁ!」

「はぁ…はぁ…」

もうひとつの穴にも潮がついてしまった…

いちいちレスせずに黙って投下しろ

「……」

無意識に叫んじゃう。お兄ちゃん

しばらく下半身を露出させたまま天井を見つめて、私は賢者になっていた

「ごめんね」

勢いがよかったのか、ベッドの上のコアラのぬいぐるみが濡れてしまった

小さいころ、買ってもらったお兄ちゃんからのプレゼントの中でも一番のお気に入り

もう10年はたつけど、とてもそうには見えないほど綺麗にしてある

誕生日、クリスマス、合格祝い。なにかあるたびにお兄ちゃんは、なにかをプレゼントしてくれる。ほんとは優しくて強い

私の部屋にあるほとんどの物はお兄ちゃんがくれたもの

今はふざけてオナホールとか見せてくるけど、見せるだけでくれるのはちゃんとしたもの

晩御飯を呼ばれるまで、ずっと私はお兄ちゃんのことを考えてた

漫画なんてどうでもよくなってた

兄「ふぅ…」

「お疲れさま」

肩や首を回した後、片手にある麦茶を一気飲みしたお兄ちゃんは私に言った

兄「ウホッ!いいカレー!妹も一緒に作ったのか?」

「漫画読んでて作れなかった。お兄ちゃんこそ、いい絵は描けたの?」

そもそも本当にあの後、絵を描いてたのすら怪しく思える

兄「おお!我ながらうまく描けた!」

「み、見せなくていいからね!」

私の言葉は遅く写真のようなその絵を見た瞬間、さっきまでのことがフラッシュバックされた

「ご飯の後、お風呂にしといてよかった…」ボソ

兄「は?w」

お風呂に入る前にもう一度パンツを見てみる

「うわぁ…」

なんであれくらいでこんなに濡れるんだろう。面倒だなぁ
お兄ちゃんめ…

「あーきもちー」

シャワー大好き。気持ちいい。長い髪がちょっと洗うのに手間かかるけど

「……」

さっきのAVにでてた女優の胸…大きかったなぁ…

「お兄ちゃんはあーいうのが好みなのかな…」

お風呂場の鏡で自分の鏡を見ると、そんなことを考えてしまう…って
なんでそんなことで悩まなければならないのだ

「胸なんてなくたってさ…肩が凝るだけだし…」ボソッ

長い髪をグシャグシャ泡立てながら独り言をつぶやきまくっていた

「ふぃ~…」

お風呂あがりの苺ミルクは最高。甘いものだけど、これだけはやめられない

兄「少しは太って、おっぱいデカくしろよー」

DSをやりながら期待0の声色で言ってきた
くそ~

母「こら~兄。そんなこと女子高生の前で言うんじゃないの」

兄「やっぱさぁ、遺伝じゃね?母さんも小さいしさ。父さんも…」

「もういいって!いいから、そういうことみんながいるところで言わないの!」

恥ずかしいったらありゃしない
もっとも、私以外、みんな笑ってるけど

兄「じゅあ今度から俺とお前のときだけ言うわ」

「だぁーかーら」

内心、ドキッとした

俺とお前のときだけ


俺とお前のときだけ

兄「さーって…一風呂浴びて抜くかな~っと」

顔はかっこいいよ
かっこいいし優しいし強いし…でもこの性格だけはなんとかしてほしい

兄「妹、こっちこい」

「ん」

兄「俺が風呂から出るまでにこの知恵の輪解いたらご褒美やるよ」

「ほんと!?」

やった。お兄ちゃんは絶対こういうので嘘はつかない

私は急いで知恵の輪を解き始めた

「絶対だからね!」

兄「分かってるよ(笑)そんな嬉しそうな顔しながら言うなって。まだ解けてないんだからね」

10分経過…まずい…お兄ちゃんのお風呂はいつも20分くらい…

「ねぇ、お父さん!これ分かる!?」

カチャカチャ音を立てることしかできなかった私は、急いで救いの手を求める

救いの手は、知恵の輪を手にすると私と同じような動きをしはじめた

父「ん~…」

「急いで!」

父「ん~~…?」

「はやくぅ!」

父「うん」

「わかった!?」

父「無理だわ」

「お母さん!」

礼も言わず、私は無我夢中で母のもとへ行った

急がないと

母「ん~お母さんも分かんない^^;」

こうなったらインターネット…いや…それよりもコレ得意な友達に聞いた方が…
私は急いで携帯を取り出してメールを打ち込む。電話じゃ画像送れないし…!
あと5分…


大至急!!
この知恵の輪どうやんの!!!?
『写メ』


あっ…

「メールでも、どうやって解き方教えるねん…」

もうこうなったら無我夢中で知恵の輪を解き始めた
だけどこの憎たらしいリングは外れることなく、カチャカチャと音立てるだけだった


兄「はい、終わり~」

ポンッと頭に手がのせられ、半べそをかいている私はお兄ちゃんを振り返る

兄「なんで泣き顔なんだ…!プクク!」

「だって…解けなきゃ…お兄ちゃんから…ご褒美…」

私だってこんな惨めな顔見せたくないよ。でもなんかダメなんだよ。自然になっちゃうんだよ

兄「わかったわかった!特別にご褒美あげるよ妹ちゃん!プクク…!」

こいつ…からかってるな…もういいし

「いい」

兄「え?」

「もういいよ!」

兄「あ、そう」

ガクッとこけそうになった私が自室に戻ろうとしたときだった

フワッと。子供のときなら誰でも一度は味わったことなる感じがした

兄「たかいたか~い!ほ~ら、たかいたか~い!」

「……」

後ろからたかいたかいされた
顔見えないけど恥ずかしすぎ。お父さん、新聞見ながらプルプル震えないで。お母さん、あらあらじゃなくってなんか言ってやって。私、天井に頭ぶっけそう

兄「ほ~ら!昔はよくこうやったもんだ!」

「降ろしてよ!頭ぶつかるって!」

兄「な~んで~?泣くほどご褒美欲しかったんでしょ~?」

「降ろしてってば!女子高生をこんな風に扱わないでよ!」

母「でも妹ちゃん、すごい可愛い笑顔してるわ。ほんとは嬉しいんじゃないの?」

兄「やっぱりなぁ~(笑。昔はお兄ちゃんだっこ~ってきたもんな~!)

「も~お母さんまでマジやめて!昔の話だよ!今は恥ずかしいだけ!」

兄「あっはっはは~!」

その後、私はお兄ちゃんのバスタオルが脱げるまでたかいたかいをされていた


嬉しいな

レスすいません。見てる方どのくらいいらっしゃいます?
なんか一人で馬鹿みたいにやってのも怖いっす;

Sub 返信遅れてごめんね!><;
これはね、うんと…最初に右を通してから、左を通すんじゃなくて真ん中の穴にくぐらせて!そんでその後はこの通したあとのやつを左にやるんだけど…(略

「……」

私はさぞかし迷惑な友人だったことだろう
あの時はさすがに気が動転してた

「いきなりご褒美あげるなんて言いだすからだよ…」

ベッドに寝転んだ私は、謝罪のメールを打ちつつまたも独り言を呟いた

たかいたかいかぁ…

まだお兄ちゃんの中では私は子供なんだなぁ

いや、実際子供なんだけどさ

少しくらい…私が着替えしてるときとかは目を背けるとかさ…
真昼間から私の隣の部屋でAV見るとか…明らかに子供扱いされてるし…

ヴー!ヴー!

Sub Re;
知恵の輪、明日学校に持ってきて!あたしがしっかり解説してあげるよ!!
^^b 妹もこういうのに興味もったのかな!?

「はぁ…漫画読も…」

む?

なんだこの重い感じは
この安らぎを邪魔するのは

なんだ…?


「遅刻しちゃいますよー…」ボソ

耳元に、365日、かかさず聞く声で囁かれた
我が家の目覚まし時計だ。寝起きよく、じいちゃんと同じ時間に起きる

「お兄ちゃ…今…何時…?」
兄「7時半」

うへ

「えーー!」

ベッドから飛び起きた私は抱いていたコアラの人形を丁寧にいつもの場所に置き、急いで下に降りていった

あ、いつもの一言忘れた

「女の子の部屋に勝手に入らないで!」
兄「あちゃ~ごめんね」

片目を閉じて合掌。わびのポーズをしているお兄ちゃんを見て、私は階段を下りた

レスすいません
改行が多すぎるとのことなので、人物間の会話は改行なしでいきます
みんなありがとう!オラ元気わいてきたけど明日がやべぇ!

「お母さん、朝ごはんはパンだけでいいからね!それとお兄ちゃんに勝手に部屋入らないでって言っといて!」

降りて早々、これである。自分でも子供っぽい、騒がしいとは思う
ま、まぁ…今は緊急自体だからしょうがないけど…

「行ってきます!」

輪ゴムを口にくわえて、靴を履く。長い髪は道中でまとめよう

兄「妹よ!」

「なに!?」

兄「知恵の輪!!」

「あっ!」

ドタドタと靴を放りなげて、ドタドタと二回へ上がる。部屋に行き、また靴を履く。てか…

「なんで知ってるの!」

兄「部屋にメモってあったよwよほど大切なことなんだろう?」

「うっ…ま、まぁ…」

逃げるように走るとは、まさに今の私のことをいうのだろう

ゴムでしたwすいませんw


その後、学校では授業などまったく参加せず、ひたすら友達に出された知恵の輪の課題を隠れてやっていた

帰り道、知恵の輪をやりながら歩いていると、元気な声が聞こえた

??「すいません!待ってください!」

前を歩いている学校のマドンナにでも男は群がる
とにかく私でないことは確かなのでそのまま歩き続ける

??「待ってください!そこの!長い髪の人!」

なぬ

いつもはポニーテールのまま帰るのだが、今日は気分的にゴムを外していた

ちらり、と前をみる

「あぁ…」

マドンナのことか…

「おわっ…!」

後ろから勢いよく肩を引かれ、思わずバランスをくずした

男「あ、すいません…」

後ろから私のことを呼び止めていた声だった

背が高く、眉毛細く。髪長い。どこにでもいそうな格好だ。第一印象 ×

「なんでしょう?」
チャラ男「あの…オレ…いつもあなたのこと見てて…それで…今日も見てたら知恵の輪とかやってて、そういう趣味もあるのかぁとか…思ったりして…」
「はぁ」

これは…

チャラ男「あの…よければ…付き合ってください!」

…………あらら。実は大して驚かない。なにせ告白はこれで3回目だ
どれも相手が子供ってゆーか…ガキってゆーか…身なりとかがソレっぽいからすべて返事はNOにしているが

「え~っと…ごめんなさい…いきなりは…」

君のことを何も知らないのにOKは出せないなぁ。一緒に喋ったことだって今日が初めてだし

チャラ男「あ…そ…そうですよね…はは…初対面で…失礼…です…よね…」

相当、顔に自信があったのだろう。かなりショックを受けている

チャラ男「じゃ、じゃあ!メールからでもいいですか!?オレのこと、よく知ってもらいたいです!」

ほぉ。告白って一回断られたら諦めるのが礼儀というか…なんというか…

「え~…でも私…」
チャラ男「まさか、彼氏とかいるんですか!?」
「えっ」

何故だか分からないが、お兄ちゃんのヘラヘラした顔が一瞬思い浮かんだ

「いないけど…」
チャラ男「じゃあ大丈夫っすね!?」

こいつ…うぜぇ…

チャラ男「これ!オレのアドレスです!妹さんのアドレスも教えてください!」

ペンと紙を差し出す男。私はOKも何も言ってない

苦笑いし、汗をかきつつ相手を見るが…こいつ…教えるまでどこにも行かない感じだ…

「わかりました。でも、返事はOKって意味じゃないから勘違いしないでくださいね」

渋々と私はアドレスを書いた。あれ…ここRだっけ?Sだっけ?あ~もうTでいいや。なんかTな気がした

チャラ男「どうも!オレがあなたを振り向かせてみせます!」

大切そうに紙を受け取った男は嬉しそうに走っていった
てか香水プンプン臭いよ

「まぁ…いいか」

前のマドンナたちは楽しそうに、ずっと前を歩いている

私は知恵の輪を解きつつ、いつもの帰り道を歩いた

今日はここまでです。思いのほか読んでくださっている方がいたので、僕としてもこれからこのSSは続けていきたいです
こんなこと言うのは命令っぽいんですが、どなたか保守お願いできますでしょうか
明日は夜10~11ごろに投下する予定です。感想とかアドバイス聞かせてくださるとうれしいです

保守してくれたら…エロパート増やしちゃうんだからねっ!///
すいません

モンゴル石井

保守頼みの即興も書き溜めも三流
三流でも保守を頼む際には再開時間を告げるのが礼儀
即興で完結して二流
書き溜めで完結してこそ一流の入口

放置は畜生
パート化は外道
完結もしてないのにレスするのは興醒めだ

批判があろうがROM専が多かろうが
淡々と投下し完結してからレスをするのがVIPPERの証



何が言いたいのかというと期待している保守

落ちてなかった。保守、ありがとうございました。これから投下していきます

―――――――――――


彼氏かぁ…

家に着くまで、あの男の子の言葉がずっと頭に残っていた

16にもなったら、彼氏くらいつくるべきなんだろうか

知恵の輪が手につかなくなって、そんなことを考えながら歩いていた

「ただいまー」

シーン…

「た、ただいま~…」

……

むぅ

ただいまと言って返事がないのはかなり虚しい


…とりあえず、苺ミルクを飲もう

リビングに行くと、お母さんのメモがあった

『今日は、お母さんとお父さんの帰りが遅くなります
  妹ちゃん、みんなの分のご飯よろしくね^^』

…あらら。それじゃ今から買い物行かないと

着替えた私はベッドで寝転ぶ時間もなく、すぐに家を出た

「あ!」

お兄ちゃんだ…!

大学からの帰りだろう。お兄ちゃんが前から歩いてくる

「お兄ちゃん!」
兄「おー。って…はは!」
「…なんで笑ってんの?」
兄「いや、お前昔から俺を見つけるたびに、すげぇ嬉しそうに走ってくるもんだからさ。なんか犬みたいで可愛いなーって」
「犬…」
「おーよしよし!ご主人様のお帰りだぞ~(笑)」

笑いながら両手で頭を撫でられた


…まぁ…今は犬でもいい…かな…

久々のお兄ちゃんとの買い物はすごく楽しかった

たまにしかスーパーに行かないお兄ちゃんは、買った食材の用途を聞いてくる。
そのとき私は得意げに話すのだ

ちゃんと、へぇーとかほぉーって聞いてくれるから嬉しい

今夜はお兄ちゃんの好きなハンバーグに、お母さんのためのお肌にいいもの。お父さんの健康のためにも野菜をたくさん買ってきた

これほどこの帰り道が短く感じたことはない。もう公園の前。もっとお兄ちゃんと一緒にいたいな

兄「あぁ…懐かしいなぁ」
ふと立ち止まり、夕暮れの公園で遊んでいる子供たちを見ながらお兄ちゃんは言った

「ん。なにが?」
兄「俺と妹、よくこの公園で遊んだよなぁ。ほら、あの急な滑り台覚えてる?妹が怖くて滑れなかったときのこと。俺が下で待っててさ、受け止めようとしたら思いっきり後ろに倒れてさ。兄妹二人して泣いたよな…」

「覚えてるよ…」

あの時、私は確か3歳くらいだったはず。お兄ちゃんは小学4年生くらいだったかな

遊んでいた子供たちは親に連れられ、夕暮れの公園のベンチには私とお兄ちゃん二人きりになった

「お兄ちゃん、小学4年生のクセにビービー泣いちゃってさ!かっこ悪かったなぁ。あはは!」
兄「妹が足で思いっきり顔蹴ったから痛かったんだよ!」

私たちは昔のことを話して笑いあった。滑り台、アスレチック…色々な遊具を指差しては笑った

兄「あはは、そんなこともあったなぁ!いや~懐かしいなぁ。なんにも忘れちゃいない」

……

「…ねぇ、お兄ちゃん」

お兄ちゃんに言うべきことではないと思うんだけどなんか言いたくなった
なんでだろう。別に言わなくてもいいことなのに

兄「うん?どうした」

「私、今日告白されたんだけど」


きっと私は、お兄ちゃんの反応が見てみたかったのだろう

兄「へぇ~っ!」

告白されたのは3回ほどだがお兄ちゃんには全部黙っていた

兄「え、なに!もうOKしたの!?どんな子!?今度うちに連れておいでよ!」


……
…そうだよね

これが普通なんだよね

自分の妹に告白した相手のこと嫉妬するなんて普通に考えておかしいもんね
おかしいよね

「いや…まだ…てか…断った…けど…」グスッ
兄「い、妹!?」

やばい。なんで私泣いてんだろ。恥ずかしい。めっちゃ恥ずかしい
恥ずかしいけど涙が出てくる。これほどの羞恥の極みはない
やばい、静まれ。涙流れるなこの

兄「なんで泣いてんの!?ちょ、ハンカチ!」
「らって…おにいちゃ…お兄ちゃんがぁあ…!うぅ…ああああああ~…!うぇえぇええん!」

ああ、もう喋れない
お兄ちゃんのせいじゃないのに

ごめんね

大丈夫だよ妹
兄「え、なに!もうOKしたの!?どんな子!?今度うちに連れておいでよ!(俺の妹に手を出そうとするとは……殺す)」
だから

帰り際、私は無言だった
無言にならざるを得なかった

兄「な…なぁ…俺…なんか悪いこと言ったか…。言ったなら…ほんと…ごめんな…」

すごい戸惑ってる。ほんと、ごめん。私が馬鹿なだけだから

黙って首を横に振ることしかしない

兄「俺のせいじゃないなら…なんで泣くんだ?まさか…イジメにあったんじゃないだろうな!?」

心配してくれてありがとう。でも今はお兄ちゃんも無言で歩いてくれたほうが私にとっては助かる

兄「なぁ…首振るだけじゃ分かんないよ…。俺、妹が悲しむところ見たくないんだよ…」

「大丈夫…なにもないから…黙って一緒に歩いて…」

蚊が鳴くような声で呟いた

どうやらお兄ちゃんは聞こえたようだ

お兄ちゃんは黙って、私の頭をグイと肩に引き寄せた

夕暮れの道を私たちはそのまま歩いていた

兄「ただいま!よっしゃ妹!今日は俺と一緒にハンバーグつくろ!いや~今日    は課題がないから暇なんだ!AVのデッサンするにも、AVは見尽くしたからね!(笑)」

家に着くなり、打って変わって元気になったお兄ちゃん
必死で私と励まそうとしてくれてる。バレバレ

「うん…」
兄「よーし!それじゃお願いします!先生!」

ピシッと私に敬礼をしたお兄ちゃんはすぐに重い買い物袋を台所に持って行き、部屋からエプロンと三角巾をとりだした

「準備万端であります!」

クスッ…

思わず笑ってしまった
三角巾なんて…調理実習じゃないんだからね

兄「ほらほら~!お兄ちゃん暇になるから妹もはやくはやく~!」
「張り切りすぎだよお兄ちゃん」クスッ
兄「だーってハンバーグ早く食べたいんだもん!妹の作った美味しいハンバーグをさ!」

ありがとうお兄ちゃん



やっぱ…大好き…//

なんか現実に居そうな感じが良い

すごく悲しいSSだな。まじで涙が出そうになる。冗談じゃなく。
今までに見たSSのなかで一番切ない。こういう何かが狂った世界って悲しいよね。

それからの私はお兄ちゃんのおかげですっかり元気になれた
お兄ちゃんとの料理もすごく楽しかった。まるでお姉さんみたいだった
お兄ちゃんとやることはなんでも楽しい。すごく楽しい

四人分の晩御飯が乗っているテーブルだが、座っているのは私とお兄ちゃん

兄「お母さんたち遅いね…まさか…」
「まさか?」

お兄ちゃんの要望で作った特大ハンバーグの一切れを頬張りながら言った

兄「そのままホテルで夜の営みを…」
「あーはいはい。それよりハンバーグ残さないでね。そのサイズだけにどれだけお肉使ったと…」

おかげで私とお父さん、お母さんのハンバーグはお兄ちゃんのよりも一回りほど小さい。まぁこれくらいが丁度いいからかまわないんだけどさ

兄「残すわけないじゃな~い^^何年も妹が作ったハンバーグを残したことがないのが俺の唯一の自慢なんだから(笑)」
「しょぼいよソレ」

コップを取りに行った私は、ついでに顔の紅潮が収まるまで台所をウロウロしていた

>>156を本気で言ってるなら本当ゆとりって怖いわ
恋空(笑)読んで泣くスイーツと同じレベル

兄「妹~」
「なに?」

二人で台所に立って食器洗いはお兄ちゃんが担当。私は食器拭き及び食器並べをしていた

兄「お父さんたち、泊まり込みになるってさ」
「ふ~ん」

それじゃあお母さんたちの分は冷蔵庫にしまっておこう
出来れば今日のうちに食べてもらいたかったケド

兄「あとさ、俺先に風呂入っていい?」
「え?」
兄「ああ、いや!お兄ちゃんの後が嫌ならいいんだ!」
「かまわないけど…」

これは珍しい。お兄ちゃん、いつも私の後にお風呂入るのに

兄「そか。んじゃ食器も洗い終わったし一風呂行ってくるわ~」
「あんま熱くしないでよね」
兄「大丈夫だって。妹の白い綺麗な肌が焼けっちゃうもんな(笑)」
「親父みたいなこと言わないでよ」

そう言ったお兄ちゃんは口笛を吹きながら上機嫌に風呂場に向かっていった

>>159
賢者タイムの時に風俗レポとか読むと、なんか落ち込んだりするじゃない?
ああいう感覚になっちゃったんだよ。もう忘れてよ。恥ずかしいよ。

お兄ちゃんがお風呂に入ってる間、私はずっとベッドの上で考えてた

メールがきてたらどうしよう。いや、絶対きてるだろう
どうしよう

まだ携帯開いてない
てか、開きたくない

もう私、お兄ちゃん以外誰も好きになれないよ
あんなチャラチャラした子供っぽいのなんて…考えられないよ

もうほんと、あの時アドレスなんて交換するんじゃなかった

「あ~あ。どうしよ~?」

とりあえずコアラのぬいぐるみに言ってみるが、その可愛らしい顔はなんの表情も変えない。当然だ

ヴー!ヴー!ヴー!ヴー!

電話だ…絶対あの男の子からだろう

>>161
何が賢者タイム(笑)だよカス
下手くそな言い訳だな

ヴー!ヴー!ヴー!ヴー!

これ以上絡まれたくない
早く留守番センターにつながれ

ヴー!ヴー!ヴー!ヴー!

早く

ヴー!ヴー…

「ふぅ…」

コアラ人形を抱きしめ、ほっと一息
でもなぁ…明日必ず学校でまたうるさく言われるんだろうなぁ…

『なんで電話でてくれなかったんですか?なにかあったんですか?』

…あ~あ。容易に想像できる

明日、メールも断ろう。うん。そうしよう

コンコン

兄「お~い妹~風呂上がったぞ~」
「わかった」

とりあえず、今日一日の疲れをとるとしよう

お風呂に入ってると、今日の私の馬鹿げた行動が鮮明に思い出される
なんて恥ずかしいことを…

「でもさ…」

お兄ちゃん、あまりに嬉しそうな声で言うんだもん
いや、でもそりゃそうだよね。妹に彼氏なんて出来たら兄は普通、喜ぶよね

お兄ちゃんは…いるのかな…

いつも、彼女できたの?って聞くけど、できない。の一言

でもさ、よく考えてごらんよ。あんなに優しくて元気でカッコイイ人にさ、女の人が寄り付かないわけないじゃん

『妹!この人、俺の彼女!今日から一緒に住むことなったから、この家しばらく離れるからな!』

ジワッ

無理。絶対無理。一瞬でもお兄ちゃんの声で想像されたけど、無理

「無理だよぉ…ヒック…グズ…」

シャワーの水を顔にあてる

これは涙じゃない。シャワーの水だ

お風呂から出た私は、いつもと同じように苺ミルクを飲む

あれ…お兄ちゃんがいない…

「うん…そう…でも俺は…」

お兄ちゃん?
ベランダからかすかに声が聞こえる
携帯で誰かと喋ってるみたいだけど…

「だからそれは…違うって…」

お兄ちゃん、だんだん感情が高まってきて声がおっきくなってきてる
ここにいても聞こえちゃうよ
てか、私の存在に気づいてよ(笑)

お兄ちゃんが喋り終わったら聞いてみよう。彼女がいるかどうかを


兄「だから俺とお前はもうそういう関係じゃないんだ!」


えっ…?

すごく悲しい○○だな。まじで涙が出そうになる。冗談じゃなく。
今までに見た○○のなかで一番切ない。こういう何かが狂った世界って悲しいよね。

>>○○を本気で言ってるなら本当ゆとりって怖いわ
恋空(笑)読んで泣くスイーツと同じレベル

賢者タイムの時に風俗レポとか読むと、なんか落ち込んだりするじゃない?
ああいう感覚になっちゃったんだよ。もう忘れてよ。恥ずかしいよ。
↓                                 ↓
何が賢者タイム(笑)だよカス              同じレスすんな
下手くそな言い訳だな                  つうか自称スイーツ()笑、ゆとりは消えるんじゃなかったのか?

うっせーばーか!!許せよ、くそったれ!!

~間~

ごめん。俺がゆとりでスイーツ(笑)でした。
消えるね。



だけど覚えておいてくれ。
消え去るより、燃え尽きた方がいいんだってことを。

兄「お!妹~もう上がったのか~!早いな~!苺ミルクは飲んだのか?いっぱい飲んでおっぱい大きくしろよ~(笑)」

私に気づかれてなかったと思っているのだろう。いつものヘラヘラした声で言ってきた

「お兄ちゃん」
兄「無視すんなよ~」
「もうそういう関係じゃないって…さっきの誰?」
兄「は?…あ…」
「誰なの!?」
兄「いや…その…元…カノ…です…」

「何年くらい付き合ってたの…?」

兄「3年…です…」


お兄ちゃん、今まで彼女できたことないって言ってたよね

俺は一生童貞でいい。AVで生きていく。妹もいるしとか変なこと言ってたよね


嘘だったんだね。お兄ちゃんは、もう普通に恋愛してて、普通にセックスしてたんだね


そっか

鬱endは誰も望んでいないからな
気をつけるように

妹「ねえ・・うんこ。
うんこひり出ちゃうよおおおおおおおおおおおお」

ぼぶうっ! ぶりいっ!! にちにちにちにちぃ~~~~!!!
ぼちゃぷく ぼちゃ ぼちゃぷく ぼちゃ ぶりぶりぶりぶりぶぼぼぼぼぼ
ぶちぶちいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいい!!!!!!

妹「やだ、やだ、やだよう 恥ずかしいよう・・グスングスン」

兄「何言ってるんだ」

妹「いやあああああああああああああああああああああああああ!!!
また出ちゃううううううう」

ぼぶおぶぼぶぼぶっぶりぶりぶりbりにちにちにtにんちにtに・・
ぴちゃ・・・

妹「食べてぇ・・」

兄「てめーで喰え」

兄「い、妹!でもな、あいつと俺はもうとっくに縁を切っててだな…その…今は本当に彼女いないし…てか…俺は…その…AVで…その…」


もういいよ
私ね、お兄ちゃんに彼女がいて、お兄ちゃんがもう女の人と初体験を終わしてるってことも死ぬほどショックを受けたけどね…
でもさ…3年間…ほとんど毎日、うるさいほどの私の、「彼女できた?」って問いにさ、お兄ちゃん、

「できない。俺は孤独のオナニストだ」

なんて言ってたよね。3年間、私を騙してたんだね…3年間、私は騙されてたんだね…はっきりいってお父さんやお母さんよりも信用してたお兄ちゃんに…3年間も…

それが一番ショックだよ。死にたいよ。人の彼女のことどうこう言う権利なんて私にある訳ないんだけどさ

ていうか、それはお兄ちゃんの自由で…私が介入するところなんてひとつも…

お兄ちゃんが必死に私の前でなんか喋ってるけど、なんか歪んで見える
目頭が熱いや。あぁ…もしかして…またお兄ちゃんの前で…


私、惨めすぎ

はぁ? 女のくせにふざけんな
女はみじめになって当然のウンコなんだよ

バーカヴァーカーアwwwwwwwwwwwwwwwwwww

兄「お前の為に汚い親父共のうんこ風呂を用意した。これだ」


それは親父100人分のうんこを一度に入れたたぷたぷと注がれたうんこで満たされた風呂だった。

ぷわ~ん ぷわ~ん
もわもわもわ~~・・

妹「うっ・・・ くさい・・・ こんなの入るの?」

兄「そうだ。お前にはそれが相応しい。さあ、服を脱いで飛び込むんだ」

妹「やだ・・ やだよぉ・・ こんなのやだよぉ・・・」

兄「さっさとしろよカスが」

妹「おにぃちゃ~ん・・ヒグッ ヒグッ」

妹は泣きながら裸になった。何とも貧相な体(笑)。

ほらっと言うと兄は妹を靴で蹴飛ばした。
蹴飛ばされた妹は、そのままうんこで満たした浴槽の中へ、顔から突っ込んだ!!


どぼーん!!!!!!!!!!!

『お兄ちゃんの自慢はもう一つあるぞ!』

『なに?』


『妹のことを騙したことがない!そして、疑ったこともない!』


『へー』

『な、そこはもっと感動するところだぞ!こんなに優しいお兄ちゃんがこんなこと言うなんて、この家くらいなんだから!』
『いつもありがとう。ヘンタイおにい』

『な、なんだそのロボットみたいな声は!』



……

………

『なぁ…妹はなんで毎日毎日、同じようなこと聞くんだ?』

『え~別に~』

『もう答えは決まってるんだか聞くことじゃないだろ~』

『そのくらいいいじゃん。コミュニケーションは大切だよ』

『そんなことしなくても毎日、俺と喋りまくってんだろ!(笑)』

『分かった。もう明日からは聞かない』

『それでよし!』

『ついでに明日から一緒にゲームやってあげない』

『それはダメ!』



……

………

鬱end…なのか…?

「もうこの時点でお兄ちゃん、私のこと騙しすぎだよ…」

ベッドに寝転びながら横の鏡を見る。いつも私が服をチェックする大きい鏡だ

目が真っ赤にはれ、長い髪が乱れに乱れてる酷い女しか映ってない


私は携帯を開いた


新着メール、5件

「うわ…」

そのうちの4件があの男子だった

「…もう…どうにでもなれ…」

To 男子

返信しないし電話にもでれなくてごめんなさい
明日なら空いてます。大丈夫です。学校が終わったら駅前にいます


もう一通は削除した

すいません、ラーメン伸びちゃうのでちょっと食ってきます

>>200
せっかく皆が長い間保守してくれたのにわざわざ鬱endを提供する>>1がいるわけないじゃないか
大丈夫だよ

>>204
え?鬱エンドが見たいからここにいるんだけど?

>>206
ファック!

ごちっす。すいませんでした

---------------
……今までにない感じの朝
悪い意味で

6時45分…登校するのに一番な時間に目が覚めた

お兄ちゃんは起こしにこなかった
一晩中、鍵をつけてたのもあるけど、こんな身勝手な妹にも愛想が尽きたのだろう

昨日はほんとに泣いてばっかりだったな
しかもほとんどお兄ちゃんの前で

だめだね。こんな妹じゃ

「はぁ……」

……嘘に嘘を重ねてたっていうのがショックでならない
何の気遣いだったんだろう。嘘なんかつかないで言っちゃえばよかったのに
後から言うからこんなになるんだよ

3年もさ

「……」

ポリポリと頭をかいた私は、気だるそうにベッドから降りる
今日はもう学校行きたくないなぁ

はぁ

母「あら、妹ちゃん。おはよ^^ 今日はお兄ちゃんいなくても、ちゃんと起きれたのねー」

お母さんたち、帰ってきてるね

「お兄ちゃんは…?」

母「ん~なんだか全然、元気なくって部屋から出てこないのよ。おじいちゃんとの体操もしてなくてねぇ…どうしちゃったのかしら…」

チラッとお母さんが私の顔を見た

「?」

母「早く用意なさい。朝ご飯できてるから」

お母さんも私のこと気遣ってくれてる…?よく分かんないけど、そんな感じする

「うん…」

母「あ、妹ちゃん」

私はそのまま首だけ反転させてお母さんを見た

母「美味しいハンバーグ、昨日の夜にお父さんと食べたわよ。ありがとね^^」

私は返事をすることができず、力なく笑ってみせただけだった

「あ~…」

洗面所に立ってお母さんの態度が分かった

髪はボサボサ。目が腫れて、クマもできてる

こんな顔でリビングをうろついていたんだ


お兄ちゃんがいなくてよかった


「…お兄ちゃん…か…」

また心の中で勝手にそんなこと思ってしまった

??「おはようございます…あの…すいません…」

家を出ようとしたところ、髪が短い若い女の人に声をかけられた
私と違って綺麗な人だな

こういう人がお兄ちゃんの…

って

「はい?」
女性「あなた、ここの家の娘さんだよね?」
「はぁ…」

さっき、玄関でるとこ見られたよ
今日はきちんとした出発でよかった

女性「あの…あなたにお兄ちゃんっているかしら…?」

!!

まさか…この人…というより、こんな朝早くになんで家の前で待ち伏せ…

何も言わない私のことはお構いなしに女の人は話を続ける

女性「もしかして、あなたのお兄ちゃん、○○○○って名前じゃない?」


その名前は、私にとって最も聞きなれた名前だった

私は反射的に口を動かした

「知りません」

と一言だけいい、なんか怖くなってきたので走って逃げた

なんでいきなりそんなこと聞いてくるの
こっちは色々あって傷心中なんだから、その名前だけは出さないでよ

もう

「○○兄…」ボソッ

久しぶに聞いたもんだから…もう…

今日の一時間目の授業は集中できないだろうね。きっと

友達「妹~!お昼たーべよ!」

「うん」

どうも笑顔になれないなぁ
自分でも分かるよ

友達「どうしたの?いつもの元気ないじゃん。屋上行く?」

「屋上…行く…」

友達「ちょっとあんた…ほんとに大丈夫?もっと元気だしてよ!」

ごめんね。○○にまで心配させちゃってるね

「ねぇ、○○。ちょっと話があるんだけどさ…」

友達「ん…屋上で聞くよ^^…お腹も空いたしね(照)」

「ありがとう」

屋上は気持ちいいな
高いところ好き
風もあるし、いい天気

「私…告られたんだ…」

友達「えー!?」

「しーっ…!」

友達「あ、ごめ…。え、ねぇねぇ…どういう人…!?かっこいい?何年何組?もうOKしたの?写メかなんかないの…!?」

お兄ちゃんとほとんど同じこと聞いてきた

いや…これが普通なんだけどさ…

「昨日、写メ送ってきた」

舌を出してウインク。いかにもな感じの写メを見せた

友達「ちょ、あんた!これ2年の○○先輩だって!えーマジでー!?かなりモテモテなんだよ!いいなぁ~!」

「私さ、この人あんま好きになれなそう」

友達「うわ~そんなこと言っちゃって~!」

「いや、ほんと。私たぶんこの人無理だよ」

しばらくこんなやりとりを続けていた

友達「で、相談したいことってなに?まさかぁ…」

なによ

「いや…私さ、今日この人と会うんだ」

友達「うっわ~!いいなぁー!そーやってさー妹ばっかりさー…デートの場所とか服はどういうのがいい?なんてことは聞かないでよねぇ…」

すねないで。そんなこと聞かないよ

「会う約束はしたんだけど、なんかさ、この人怖くない?」

もう一度写メを二人で覗き込む

友達「カッコイイ~!…はぁ…」

「なんか…こういう子供っぽい人ってさ…すぐなんかやられそう」

友達「あっそっ!んで、もう怖くなっちゃって会うのが嫌になったの!?」

怒らないでよぉ

「…でも私もそろそろ彼氏つくった方がいいかな…なんて思ったりしてさ」

友達「はぁ~いいですねー!どーぞどーぞ!ご自由に!」

「○○としてはさ…彼氏っていたほうがいいよね…女子高生だし」

友達「そんなの聞くまでもないねー。できればの話だけどねー。この3年間、彼氏一人はつくらないとヤバいんじゃなーいですかー?」

その後、昼休みが終わって5時間目の授業のとき、ずっと私は考えていた

3年…彼氏…

よりによってドンピシャすぎるなぁ

やっぱ彼氏くらいいないとまずいのかなぁ

『この3年間、彼氏の一人くらいはつくらないとヤバいんじゃなーいですかー?』

むぅ

やっぱり、兄を好きになるっておかしいのかな
私、ほんとにお兄ちゃんの全部が好き

教室にいる男子なんかよりも全然カッコイイし、優しい
ほんとに好きなのにな

でもお兄ちゃんは家族であって恋人にはならない

なれないよね

はぁ

友達とチャラ男を殺(ry

とうとう放課後

校門をでた私は、いつもとは反対の道を通り、駅前に行く

足が重いな

この時間帯は他校の生徒なんかもたくさんうろついてる
お兄ちゃんと同じくらいの背の高さだけど…みんな怖いよ

髪染めてたり、眉毛細かったり…まさしく今から私が会う男はそんな男なんだけどさ

会って、話してみれば意外に優しい人かも
そしたら…どうしよう…私にも彼氏が…

「お兄ちゃん」ボソ

なんでここでお兄ちゃんがでてくるのやら

お兄ちゃんは兄。家族。恋人じゃない
どんなに私がお兄ちゃんを好きになろうと、それは家族愛というもので元カノさんの好きと私の好きは違う

ジワッ

まずい。こんなところで泣けないよ

ハンカチ…忘れた…ああ…

少し目を腫れさせつつも、駅につくまで泣き止んでよかった

でも、駅前は人が多くて…どこにいるんだろうね…

チャラ男「あー!妹さーん!こっちっすよー!」

そんな手なんか振って大声で見ないでよ。恥ずかしいよ
しかも…

「ちょっと…まってよ…」

3年生…?とにかくデッカい人が2,3人…

!!

駅前で堂々と煙草吸ってる!
これは確実に危ない

怖い怖い怖いよお兄ちゃん

足震えてるけどもう見つかっちゃったよ

あの男がこっちに来る…あぁ…足が震えてる…

「怖ぃ…おにいちゃぁん…」

自然と声が漏れる
でも泣くことだけは駄目だ
こんな人たちに泣き顔なんて見せたくない

レイプよりマシ

男は私の足が震えてるのに気づいていない
泣きそうな顔にも気づいていない

痛い!

自分で歩くから、そんな強く腕引っ張らないで!

震えてるけど、歩くから!歩けるから!

これらは全て心の中の叫びであって、チャラ男の耳には届いていない


チャラ男「先輩!これが俺の彼女っす!どうです、なかなか綺麗っすよね!?」


は…?

頭が真っ白になった

彼女…?私…この人の彼女なの…?人生で最初の「彼氏」が…?こんな…?
私、まだ何も言ってないよ。もうほんとに泣きたい。でも…泣かない
泣いたら完全に負ける…絶対…泣くもんか…

3年「ははっwなかなか素直そうじゃねぇか(笑)」
3年「でもこの姉ちゃん、ぜってーお前の性格的に似合わねーって!(笑)」
チャラ男「でしょー!?wけっこーかわいいっすよねー!ねー!?」

顔向けないで、私のこと彼女だなんて言わないで
知らない。そんなの知らない。聞きたくもない

その後私は半ば強引に、裏道へと連れて行かれた

人通りが少ない…ちょっと…ほんと…もう…無理だよ…

私…女として終わるのかな…お兄ちゃん…

3年「そいで、姉ちゃんよ、これ知っとるか?」
「!?」

話をまったく聞いていなかった。冷や汗が…どうしよう…えと…

3年「はっはっはw姉ちゃん、これをちょっと一発やってみ?」

え…?

私はずっとレイプされるのかと思ってた。けど、違かった


3年から渡されたのは注射器だった


「こ…これ…」

震えながら受け取る

どうみてもこれ…覚せい剤…

チャラ男「一回くらい大丈夫だって~!ほら、オレの腕見て~w」

うっ…

…駄目だ…どうかしてるよ…もうついていけない…

3年「これなぁ打つと滅茶苦茶気持ちよくなるんだぜ?wもう学校のストレスなんてほんとにどっかいっちまうんだよw一回でいいから、試してみーや?」

震えてる私の手に注射器が置かれた

「あ…あの…」

3年「なにぃ~?怖いの~?wちょっとぉー子供じゃないんだから注射くらい平気でしょ~?ww」
3年「ほーら彼氏!w彼女の手伝ってやれや!w」

怖くて、悔しくて、どうしようもなくて、震えることしかできないこの非力さを恨んだ
震える以外になにができるの?

泣くだけ

泣いて周囲に迷惑かけて、それで自分が励まされて

お兄ちゃん…私、勝てないよ。なににしても勝てないよ
泣いたら完全に負けだなんて思ってたけど…もう負けだよ

もう落とせよ 目ざわりなんだけど この糞女

なにこの携帯小説

書いてる奴が糞女だからスイーツ展開になってるんだろうな
いや読んでないけどさ
誰も読んでない小説をだらだらと載せ続ける、そんな自己顕示欲の塊がスイーツである。
女2chすんなよ

チャラ男「ちょ!w先輩、彼女泣かせないでくださいよ~!w」

3年「ありゃw泣いてるwそっか~嫌だったんか~ごめんな~w」

3年「だったら早く行ってくれやw何も言わないから待つようだったわw

チャラ男「ご、ごめんねほんとwそうだ!先輩、今から気分転換にゲーセン行かないっすか!?w」

3年「お、いいの~w」

チャラ男「妹さんはどうします!?もう帰りますか?w」

3年「おや、もう帰っちまうんか~w」

チャラ男「妹さーん!今日のことは絶対秘密っすよー!w」

>>126見てそういうもんだよな…って思って投下してきたんだけども、正直、今日で完結できない気がしてきた
てか完結しない。計画性なさすぎた
俺も昨日夜中3時まで書いてたけど仕事の疲れで眠気がヤバい
疲れたよ俺。ごめんねみんなほんと、もう腰も目も手も痛くて書けないよ。長い間保守してもらってこの様だよ。笑ってくれよ
俺SSスレ甘く見てたよ。なんか早く書かないとってプレッシャーもあるし、なにより時間かけて打ってる割には稚拙で短い文章でなんか書き込むのひけるし
5時から書いて完結させるぞって思ったら完結できねーしwwwwもう駄目だ俺w

でもこんなレスする体力と気力は残ってるっていうねw言いたいこと全部吐き出しちまったw
ただの弱音だろこれww

このまま鬱展開終わらしてまた元カノフラグ回収して…w
今日は無理っす。みんなありがとう。この展開のまま終わらすとかまじありえんwでも無理w限界w\(^O^)/

>>280
まんまんうpしたら許す

で、明日にもこのスレ残ってたら地道に書いてくんですか?

構って欲しいのか、完結したいのかハッキリしろよwwwwwwwww

そんな長文はいらん
疲れたから寝るスレ残ってたらまた書く

これでいいじゃん

>>284屑な俺のことだから疲れもどったらやりだすかもわからんねwww

>>285そっかwwwwなんでそんな簡単なこと思いつかなかったんだろww低脳乙www

最後まで見捨てないのが男ってもんだ

仕事終わりました。待たせてすんません。ガチで残ってるとは思わなかったっす


------------------

妹…ごめんな…ほんと

駄目な兄ちゃんだよ。俺は

…今日も母さんたちいないし…。妹、俺と一緒にご飯食べてくれるかなぁ…

母が作り置きした飯を、自分なりにだが、丁寧にテーブルに並べた
確か、いつもこんな感じで置いてあったような


早く帰ってこい…兄ちゃん、心配だ…


グゥ~…

麦茶でも飲むか


…ガチャ




妹だ…!

「おかえり!いつもより遅いから心配したぞ…!」

…ごめんな。俺はこうやって空気を紛らわせることしかできない
本当は真っ先にごめんって言うはずなのに

俺のせいで、こんなにも妹が静かになっちまった

一昨日の夜だって俺の言葉に何の疑いもなく、まっさきに信用してくれてたのにな。あんな目を輝かせて
信用してた兄に3年間も嘘つかれてな

内緒で彼女なんかと色んなことしてな

畜生

「妹、ご飯食べようか!お兄ちゃんお腹空いちゃったよ^^」

妹は俯いたまま動かない

「それより先にお風呂でも入るか?
大丈夫^^お兄ちゃん、お前が出るまで待ってるから…ちゃあんと一緒に、ご飯食べるよ。な…?」

妹「……」

糞兄貴だな。俺は

「…ごめん。ほんと…ごめん…」

「おわっ!?」

妹がいきなり抱きついてきた

勢いよく、靴も脱がずに

「ど、どうしたんだ…?^^;」

俺の腹に顔をあてたまま動かない

服を力強く握り締めている

妹「グスッ…ヒック…」

……

わずかだか、すすり声が聞こえる

「ごめんな…最低な兄貴で…ごめんな…」

俺はそれを包み込むように、片手で頭を撫でた

妹の声が止むまで。ずっと俺たちは玄関にいた

その後、妹が俺から離れた

「ご飯、食べようか…?」

できるだけ優しく言ったが、妹は首を横に振った

「そっか…それじゃ、お兄ちゃんと一緒にテレビでも見ようか。ちょっと休もうね」

また首を横に振る

うーん…

廊下の奥を指差した妹は一言

妹「お風呂…」

「分かったよ^^お兄ちゃん、出るまで待ってるからね。苺ミルクも用意しとくよ」

かばんを受け取った
まるでいつものお母さんみたいだ

妹は制服のまま、浴室に向かった

カァーッという音が本当に聞こえそうなくらい、顔が赤いぞ妹

「どうした…?」

妹「一緒…」

へ?

妹「一緒に…」

あまりの恥ずかしさのせいか、震えながら妹は言った

妹「一緒に入って…お兄ちゃん…」


はたして、何十年ぶりに聞いた言葉だろうか

妹は女子高生。俺は二十歳越えの大学生

小学生のときのような、昔のような言葉がでてこなかった

当たり前だが


『しょうがないなぁ。後からすぐ行くから、先に入ってなよ』


「ぇ…っと…」

言葉を濁して無意識のうちに時間稼ぎをしてしまっていたようだ

真っ赤な妹の顔を見ると、可愛そうでならない

…早く言ってやらないと


「後からすぐ行くよ。冷えっちゃうから、先に入ってな^^」


コクッと頷いた妹は、再び浴室へと向かった


てか、俺はなんでこんなに緊張したんだ…

平然を装ったつもりだが、どうも心臓の動きがおかしい
汗も垂れてる

「兄として、道を踏み間違えるなよ…」

そう呟いた俺は、バスタオルを持って脱衣所へと向かった

緊張と驚きのあまり、また麦茶を一杯飲んでしまった


服を脱ぎ終わって、脱衣所で2,3回ほど深呼吸をした

タオルを腰に巻き、準備完了

落ち着け。今まで散々、子供扱いしてからかってきたくせに…ダサすぎんぞ…

う…

恥ずかしそうに、体操座りで浴槽から俺を正面で見ている妹がいた

不覚にも、ちょっと反応してしまった

だが、ここは昔のようにするんだ

…妹に負担をかけさせては駄目だ

「背中、流してくれないか!」

そう言った俺は、すぐに座って、できるだけ妹を直視しないようにした

まともに喋れなくなるかもしれん

あくまで可能性だ


ザバァ…


背後で妹が風呂からでて、俺の後ろに座った

だまって、俺の背中をゴシゴシと、洗ってくれた

鏡越しに写る妹を見たときは、これはまずいと思った

頼むぞ、腰のタオル。いざというときは、頼りにしてるぞ

「俺の背中…最後に一緒に入ったときよりも、洗うの大変だろ?」

妹「広い」

「ははっ!そりゃあ10年もすれば、大きく変わっちゃうもんさ!」

妹「変わらないものだってあるよ」

「そうだな…数は少ないけど、いくら時間がたったって、変わらないものだってあるよな。俺たち家族みたいにさ」

妹が俺の背中を流し終わった

さて、どうしよう

背中流しが終わってしまった

一緒に浴槽入るのか…?
妹はもう入ってたから、体洗っただろうしなぁ…

嬉しいような、嬉しくないような
我が家は浴槽だけは妙に大きく、大人2人は普通に入れる

妹「お兄ちゃん」

「お、おお?なに?」

妹「私の背中も流して」

妹は絶対に、体を洗う前にお湯に浸かったりはしない。これだけは断言できる

しかし、俺は即座にOKした
一緒に浴槽入るくらいなら、こっちのがまだ緊張しない

場所を変え、妹の背中が俺の視界に映る
ちゃんと背中を洗えるように、長い髪の毛をどかしてくれた

こんなに小さかったっけか。こんなに細かったっけか
肌もこんなに白くて、けっこう華奢だったんだな

じーっと背中を見て、そんなことを考えていると曇った鏡に目がいった

曇っていても分かる。顔が真っ赤だ。そして、俺の視線に耐え切れないのか、目を下に向けている

「あ、ご、ごめ!(汗)」

妹の背中を洗う作業に俺は入った

しかし、妹の背中は小さく、ものの30秒程度で洗い終わろうとしていた

まずいな

そのとき、妹が片手を挙げた

ん?どうしたんだろう

>>378の前忘れた


妹…大丈夫かな
いや、大丈夫なわけないか

「はぁ~…」

頭を抱えて座り込んだ俺
しかしすぐに立ち上がった
空腹を紛らわすための麦茶、飲みすぎたな

ジャッー!

用を足した俺がトイレから出たときだった

妹が立っていた

下着姿で

顔を真っ赤にして、俯いている
右手で口を隠し、相当弱い力で俺の手を握られた

「えと…(汗)」
妹「……」


そうか、ゴキブリだな

ん…?でもゴキブリが出た割りには静かだな?

>>388つづき

妹「背中しか洗ってない」

前は自分で洗えるだろ!(汗)

叫びたかったけど、妹の声が震えてたから言えなかった

「わ、わかった…」

俺は後ろから妹の右手を洗った

手から腕、腕からわきの下。妹のふくらみかけの胸を触らないように、そのまま腹の横まで洗った

やわらかい。すげぇやわらかい

物理的に顔を妹の頭に近づけてしうまうが、直視できなくなってきたので横を向きながら洗っていた

妹の髪の匂いする。いい匂いだ

左の方も、同じように洗った

妹「前と、足の方に泡ついてない」


冗談で言ってたんじゃなかったんかよ…

それは、無理

それはいくらなんでも、無理だって
前と足を洗うとなると、ぴったりと背中にくっつかなければならない
もしも、そんな状態で勃ってでもしたら、妹に迷惑極まりない
汚いモノをつけてしまう

「ま、前は…さすがに…ね…ちょっとヤバいんでない…?」

妹、俺はお前にそんな汚らわしいことはできない
てか、恥ずかしさ的に無理だって

妹「……」

鏡越しに見た妹の顔が、あまりに悲しそうな顔をするのを見た

「いや、やっぱ前も洗ってあげるよ!子供のときでも前は洗ったことないしね!貴重な体験だ!」

とっさに喋った言葉で墓穴を掘ってしまった。俺も妹も真っ赤になって俯いた

ドクン…ドクン…

俺と妹の心臓音がうるさいほど聞こえる

落ち着け

すいません、ちょい飯と風呂

ただいま。ちょい聞きたいんだけど、お風呂のときの体洗うやつってスポンジっていうんだよね?
早く書きたいけど、なんか詰まるわ

「い…いくぞ…?」

妹「……」

妹は黙って両手を軽く上げた

いざ、いこうとしたときだった

「おっ…!ちょ…!」

妹が俺の手から、たくさんの泡がたっているスポンジを取り上げた

おいおいおいおい

もう一度、手を伸ばして掴む

だが、また取られた

しばらくそれを繰り返していたが、とうとう浴室の端っこに投げられた

妹…素手じゃ泡がたちにくい…

そんな問題じゃないが


そんな問題じゃないが

俺は兄だ。俺たちは兄妹だ。俺は兄だ。俺たちは兄妹だ

念仏のようにその言葉を繰り返しながら、ボディソープを手の平に塗りたくった俺は、妹の腹から先に洗った
手を上げてもらってるのに、腹から洗うとは

ぽにょ

決して太っているわけじゃない。太ってないが、なんだこの感触は
やわらかい。やわらかい腹だ
素手なもんで、泡がたちにくい

スリスリスリ

何回も俺は腹をさすった

スリスリスリ

やっと泡がたってきた

妹「んっ…!」

「おわっ!?ご、ごめん!」

気が抜けた

妹「大丈夫。くすぐったかっただけ」

「そ、そっか…ごめんな(笑)」

俺が大丈夫じゃねぇ!

スリスリスリ…

傍目から見れば、恋人同士の前戯にしか見えないだろう

なにせ、後ろから両手で胸をさすっている
まだやわらかいというよりは…いや、やわらかいんだが

膨らみかけ…といってもBカップそこそこじゃ16にしてはでかい方…なのかね

…妹の息が荒くなってきた
くすぐったいのか、気持ちがいいのか
どちらにせよ、息を荒くしているのはこの俺であり、この行動だ

ぷにっ

妹「はぁあ!」

「Я☆$#Шж!!」

ボーッっとしすぎたせいか、乳首を…ピンポイントでつまんでしまった

妹「はぁ…はぁ…」

もはや妹の体勢は前のめりになり、前の壁にもたれかかっている

まずい方向に進んでる

明らかに

妹「はぁ…はぁ…」

前のめりになった妹の息はもはや、俺がAVで聞く息になっていた

もうなんて言えばいいのやら。さすがの俺も話しなんてできない

「あの…その…え…ごめ、いもう…ぐむっ!?」


俺はそのまま抱きつかれ、キスされた


もう痛いよってほどの力で俺の頭を手で持ってキスしてくる
妹は目をつぶって、すごい汗と、気持ちよくなるのを我慢してる、あの顔をしていた

舌を絡ませてきた。ディープキスだ
しかし、まだおぼつかない感じで舌を回してくる

とにかく、すごいことになった

妹「ぷはっ! …はぁー…はぁー…!」

息継ぎのためか、妹は口をはなした
でもまた、すごい勢いでキスしてくる

もうひたすら、これの繰り返しだ

俺はなすがままだった

クチュッグチュッ

ん?
なんか…やばい音が聞こえるような…

しばらく目をつぶってキスをうけていた俺は、これもAVで聞きなれた音だとすぐに理解した

目を開けると、妹のあいている片手が○○○をさすっていた

グチュッネチョ

妹「んんんんん!」

…もうなにもかも忘れてるって感じだな

妹は目を瞑ってるから俺がガン見してるのにも気づいてないし

妹「おにいちゃ…おにいちゃ…!んっ!プハッ!おにいちゃ…!」

おいおい…このままじゃ俺まで…もうAVなんかじゃ抜けなくなっちまうよ…

意地でも理性を失ってたまるかと決心していた俺は、ただひたすらにおとなしくしていた

妹「ぷはっ! ああああ!やばい!お兄ちゃん!やばいよ…おにいちゃ!」

息継ぎのたびにどんどん声がでかくなる
絶頂が近づいているんだろう

早くイッてくれ。俺の理性が逝きそうだ

兄妹としての一線は越えちゃいけないんだ
こんな兄が初めての相手なんて、可愛そうすぎる

グチュグチュ!グチャ!ネチャ!

妹「ああああ!うううう!くぁああっ…!」

指の動きが…すげ…妹…結構やってたんだな…

いつも俺の軽いエロネタでも顔赤くして怒ってたのにな
意外とエロかったんだな。さすが我が妹

妹「あぁもう駄目!もぉお…ほんとむり!…っくはぁあああ!」


プシャアアアアア!


妹「おにいちゃ!好き!お兄ちゃん!好き!大好きだよ!」

潮が噴いてる間も指をさすりながら、ひたすらに好きとお兄ちゃんを連呼していた

キスも続いていた

妹の腰に手を回していた俺は妹が落ち着いて、キスが終わったころに手をはなした

妹「はぁ…!はぁ…!」

そうとうキテるな。もう髪の毛バサバサだ

「寒いから、湯船入ろっか」

もはや浴槽に入ることに抵抗感はなかった
羞恥心も吹き飛んでいた
二人、肩を並べて風呂に入った

ほんとは向き合った方のが広さ的に楽なんだが妹が隣にきた
かまわん

妹「お兄ちゃん…」

なんだか不安そうに見つめてきた妹に俺は黙って、妹のほっぺを両手で包んでキスをした

妹「んんん…好きぃ…お兄ちゃん…やっぱり大好きぃ…」

泣きながら舌を絡ませてきた

ありがとう

その後、妹は俺から離れることはなかった

飯食うときも、わざわざ俺の隣におかずとか全部持ってきた
ソファに座ったときも、ピッタリくっついてきた
テレビも、俺が見たいのかけていいよって言っても肩に頭置いてくるだけだった
俺は妹が好きそうなテレビをかけたのだが、どうも好きじゃなかったのだろう
すげぇ眠たそう。でも俺が寝るまで絶対寝ない気だ
非常にテレビの続きが気になるが、かわいそうなので寝るとしよう

「今日はお兄ちゃんと一緒に寝よっか」

もとよりそのつもりだったのだろうが、喜びがすごい
すごい笑顔になった

「じゃ、寝る前におしっこしてきな。俺は先に部屋行ってるね」

「うん!」

おお

やっといつもの声がでた

よかった

「これでいいかな…っと」

その間、俺は急いで布団をしいた

妹には俺のベッドで寝てもらおう

今日の疲れをとってもわないと

そもそも、俺の部屋汚いし。床とかもホコリあるし

布団に入った俺は背伸びした

「なんだか…未だに…」

冷静に考えてみると、さっきの出来事が嘘みたいだ
AVじゃあるまいし。妹とすごいことやっちまったな

勢いってすげ。多分、酒が入ってたら俺の理性は完全に崩壊してたんだろうな

マジ助かった…

ガチャリ



妹が入ってきた

「ほら、今日は疲れたろ?たまにはお兄ちゃんと一緒に、お話でもしながら寝ような」

「うん」

妹は空いているベッドに見向きもせず、狭い布団に潜り込んでくる

「ちょ、ベッドがあるよ?」

俺みたいなデカイ奴と一緒に寝ても疲れとれないんじゃないか、妹よ

妹「一緒に寝るって言った…」

あぁ…ごめんな妹。俺、鈍感すぎるな

「じゃあベッドいこ。そっちのが広いし、寝心地いいよ」

妹「うん」

「電気消すよ。暗いから気をつけてね」

2人して布団からでて、近くのベッドに移動してまたすぐに毛布被るとは、なんともおかしな光景だ

妹と向かい合って毛布を被った

妹、すげぇ嬉しそう。なんか…今までとは違う感じの…見たこともないくらい嬉しそうだな

「…嬉しいか?」

「…嬉しい」

「…ごめんな」

「彼女のこと?」

「うん…俺…わざわざ隠すことでもなかったのに…」

「もう大丈夫だよ。お兄ちゃん」

「だってお前今日…すごい落ち込んでなかったか…?」

「…あれは、大丈夫。お兄ちゃんのことじゃないよ」

「えっ?」

「もう私は大丈夫だから。だって、お兄ちゃんが彼女作ったって別に悪いことなんか一つもないじゃん。私が勝手に騒いでただけ。悪いのは全部私。私の方こそ、ごめんね…」

「でも俺…なんか…」

「16年間だよ。16年も生きてきて私、お兄ちゃんに優しくされなかったことなんて、ほんとにないよ?それに比べてみればさ私、あんな大騒ぎしてさ。ほんと馬鹿だね」

「っ…妹ぉ…」

「ちょ、ちょっと。なんで泣いてるの…?」

「俺さぁ…ずっと、俺のせいで妹があんな元気なくなったのかなぁって、すげぇ不安だったんだよぉ…それにさぁ…」

「…うん…そっか。ごめんね…それに…?」

「妹がさぁ…抱いてるコアラのぬいぐるみ…それ昔俺が買ったやつじゃん…?
 安物なのにさぁ…全然かわいくないのにさぁ…新品みたいに…綺麗じゃん…しかも色んな飾りつけてさぁ…すげぇ大切にしてくれてる…」グスッ

「…当たり前だよぉ…お兄ちゃんがくれたプレゼントだもん…」グスッ

「俺は本当に優しくて可愛い妹がいて幸せだよ…」グスッ

「それ、私がそっくり言おうとしたこと…先に言わないで…」グスッ


……
………

「…なぁ…妹…」

「…なぁに?お兄ちゃん」

「俺さぁ、漫画家あきらめる」

「えっ…?」

「だって漫画家アシにでもなったら、この家出て行くようになるし」

「駄目だよ…お兄ちゃん、すごい努力してきたじゃん…今、こんなところで簡単に決めたら駄目だよ…」

「俺は、この町で生きてきたい。妹がいなきゃなにも意味がない」

「……」

「妹がいないと、なにをしたって俺は楽しくなれない。絵描いてたって、絶対仕事にならない。俺は、この町で生きていく」

「こんな狭い町…お兄ちゃんには…」

「いいよ。大丈夫。絶対大丈夫」

「……」

「それとさ…妹…」

「なに?」

「俺…とうぶんの間…てか、もう彼女できないからさ」

「うん…」


「その…しばらく…か…彼女…になって…くれる…?」


「…」ヒックッ

「…私が…ずっと言えなかったことを…そんなすぐに…」ヒックッ

「ずるいよぉ…」

「俺…妹がいないと…ウムッ!」

………

「そんなの…いいに決まってんじゃん…!」

ひとまず、これで完結とします。フラグ回収しきれなかったですw

保守してくださった人たち、楽しみに待っていてくださった方たち、本当にありがとうございました

個人的にはオチが弱いかなぁ~なんて思ったりもしてますが、まず書ききったことに満足しています

みなさんはいかがでした?
チャラ男死ねとかのレスがあって、こっちとしてはやりがいあったです
妹と妹友の会話は、女子高生の会話ってこんなもんかなぁ~って思って書いてたんですが、見事に失敗でしたねw
あと中盤のなんか自分でも読んでて、なんじゃこりゃ…ってなるような部分で申し訳なかったです

とりあえず、これで完結です。どうもありがとうございました

いや~疲れた!w

あれ、妹って結局クスリやってないよね?

後は暇なんで矛盾点とか質問とか勝手にレスしてますわ

あと仕事とかかっこつけてすいませんでした。バイトのことでしwしょうもない男子高校生がオナニーの表現とかに悪戦苦闘したのは秘密です

>>592やってないです。そのまま泣いて逃げちゃいました

>>603
結局妹とパンパンしないの?

>>606セックスはしないですね~。兄の決心ですので

1乙

風呂のくだりに、かなり興奮し激しく萌えた
それこそ、妹萌えを毛嫌いしてた昨日までの自分に
竹宮流の地被りを思い切り、ブチかましたいぐらい

ありがとう、いい妹です

ヤンデレフラグで結構だ!
ギャル男さえ!ギャル男さえ死ねば!!

女も登場させて三角関係にしようぜ!

>>611こっちこそ、なにがよかったとか言ってもらえて嬉しいです
ありがとうございます。こんな駄文で満足しないで、これからはいい妹系の作品を探してくださいなw

>>612一気にドロッドロになりそうですなwでも、そういったのもまた一興かもしれませんな
あ、でもそれだと兄が死んでSSがなりたたなくなるかww

後日談

>>622わかりました。残ってたら書くかもしれません。もう女とかチャラ男とかどうでもいいw
でも後日談ってどういうの書けばいいんですかね。こういうの初めて長さとかよく分かんない

もしもし

このスレ開いて良かった

ガチャ

恋人同士になった兄と妹がいちゃいちゃ

>>627あ~デートとかいいかもしれない
かきてぇけど今日はもう無理w長文打つの疲れたw

>>624んじゃやりたいようにやっちゃいますわw

>>626妹がありがとうだってさ

チャラ男の件を兄に言う

チャラ男がこわい

学校送り迎えしてもらういちゃいちゃ

乙でした

>>633チャラ男の有効活用ktkr

>>634-637ありがとう。そいじゃ残ってたら後日談も書きますわ

元カノと思われる女は何故でてきたのですか?


もやもやが残るけど>>1

乙 チャラオいなかったら妹あんな大胆になんなかったんじゃないの? 風呂であんな…… けしからんな

>>646妹がチャラ男と会ってみようって動機を作るために彼女がいた設定入れたんです
いきなりいつものツンデレな調子で風呂場であんなことできないかな、と思って

んでw当初の予定では元カノは兄に対してストーカーまがいの行為をしてる女だったんですねw
それで妹とかも関わってきて、話が面白くなればなぁなんて考えてたんですが見事に女の出番がww

>>647そうです。まさしくそのとおりです

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