ライナー「例えば俺がお前の兄だとして…」(91)

ライナー「お前は俺をお兄ちゃんと呼んでくれるのか?」

アルミン「ごめん、もう一回言ってくれる?」



ライナー「俺をお兄ちゃんと呼んでくれるのか?」



アルミン「どうしてそうなった」

エレン「ライナー…頭でも打ったのか?」

ベルトルト「兄弟にするなら誰がいいかって話をしてたんだよ。」


アルミン「ベルトルト…」

エレン「ああ、なるほどな。」

ライナー「で、どうなんだ?」

アルミン「そもそも、なんで僕なの?」

ライナー「同期の中に兄にしたい奴はいなかったからな。弟なら、アルミンかエレンがいいなと思ってな。」

エレン「俺?」

ライナー「エレン、お兄ちゃん!って呼んでいいんだぞ?」

エレン「…遠慮する…」


アルミン「あはは…でも、なんで僕たち?」

ライナー「可愛い弟が欲しかった。」


アルミン「か、可愛いって…」

エレン「…アルミンはともかく…俺が可愛く見えるか?」

ライナー「外見じゃないんだ。大事なのは中身だからな。」

エレン「……よくわかんねぇよ…」

ベルトルト「まあ、なんとなく分かるけどね。」

アルミン「ちなみに、ベルトルトは?」

ベルトルト「え?」

アルミン「兄弟にするなら誰がいいの?」

ベルトルト「……う~ん…。…兄にするなら……ライナー…かな?」

ライナー「お、俺か!?」

エレン「あ~、俺もよく考えたら兄貴にするならライナーだなー。」

ライナー「お前ら……お兄ちゃんって呼んでいいんだぞ?」

エレ・ベル「それはいい」


アルミン「じゃあ、弟にするなら?」

ベルトルト「…コニーとか?」

エレン「馬鹿な弟の面倒を見る優しい兄貴か…」


コニー「誰が馬鹿だって?」

エレン「うぉっ!?」


アルミン「あ、コニー」

コニー「よっ!アルミン!ちなみに俺も兄にするならライナーだな!」

ライナー「コニーお前もか。」



アルミン「……で、ベルトルト、なんでコニー?」

ベルトルト「えっと、弟は元気な子がいいかな…って。」

コニー「おう!俺はいつでも元気だぜ!」

エレン「馬鹿だけどな。」

コニー「誰が馬鹿だ!俺は天才だっていつも言ってるだろ!」

エレン「自分で天才って言っちゃうところがもう馬鹿丸出しだろ。」

コニー「………」プルプル

アルミン「もう、やめなよエレン」

エレン「まぁ、コニーと一緒に馬鹿やるのが俺は好きだけどな。」


コニー「っ!………へっ!今更褒めても遅いっての!」

ライナー(褒めてるのか?)

エレン「だから、弟にするならコニーがいいってのは俺も分かるぞ」

ベルトルト「よかった。…アルミンはどうなんだい?」

アルミン「僕?僕は……兄に選ぶなら…エレンかな…」

ベルトルト「へぇ…」

ライナー「まぁ、予想はしてたが。」

コニー「二人が兄弟か…違和感ねぇな!」


エレン「そうか?俺はアルミンが弟ってのはなぁ…」

アルミン「あはは…嫌だったかな?」

ライナー「おいエレン、お前なに贅沢言って…」

エレン「いや、嫌ってわけじゃなくてさ。アルミンは親友の方がいいかなって。」

アルミン「?」

エレン「弟にするより、アルミンには親友でいてほしいんだよ俺は。…兄弟だったら、今みたいに仲良くなれたかわかんねぇしな。」

アルミン「……エレン…」

エレン(兄より頭のいい弟ってのも、なんか嫌だしな)

コニー「別に兄弟でも仲良いと思うけどな。」

ライナー「すぐ熱くなる兄を必死に宥める弟…」

ベルトルト「エレンを止めるのか……苦労するんだろうなぁ…」

エレン「言うな。想像できちまうだろ……ってか実際そうなんだよ。兄弟じゃないってだけで…」



アルミン「……ありがとう、エレン。」

エレン「?…なにが?」

アルミン「僕と友達になってくれて。」

エレン「おお!こっちこそ、親友でいてくれてありがとな!」



ベルトルト「いいなぁ…」


ライナー「俺たちも親友だぞ、ベルトルト。」


ベルトルト「…もちろん知ってるよ、ライナー。」

コニー「親友とかいねぇ…」

エレン「なに言ってんだコニー」

コニー「?」

エレン「俺たちは親友じゃないのか?」

コニー「………お、お前がどうしてもって言うなら…し、親友になってやるよ。」

エレン「じゃあ、どうしてもだ。」

コニー「し、しょうがねぇなぁ!!」


ベルトルト(わかりやすい…)






ジャン「…お前らなにやってんだ?」

エレン「ジャンは兄弟にしたくないな。」

ライナー「同感だな。」

ベルトルト「…ノーコメントで…」

コニー「…どうしてもって言うなら……いややっぱいらねぇ…」

ジャン「ふざけんなよてめぇら!!!」

アルミン「…あ…あはは…」


終わり

とりあえず終わる。

なんかよくわかんないうちに書きたくなったんだ。

キャラ崩壊すまんね。

あ、まだ少しぐらいは書く予定。

1です。

終わりって書いたけど、実はまだ続くし、書きたいことはもう全部考えてあります。
(書き溜めとかはないけど…)

ではゆっくり更新していきます。

アルミン「…でも、ジャンがお兄さんっていうのもいいと思うんだよね。」

エレン「はぁ!?」

コニー「アルミン…同情なんてしなくていいんだぞ?」

ジャン「ぶっ飛ばすぞコニー!!」


ライナー「まぁ落ち着け、ジャン。」

ベルトルト「アルミン、どうしてそう思うの?」

アルミン「えっと、他人ならジャンって確かにちょっと怖いし………その…」




エレン「うざいよな」

コニー「うざいな」

ライナー「うんうん」

ベルトルト「……ノーコメントで…」

ジャン「………」プルプル


アルミン「で、でもね!ジャンがお兄さんだと、なんだかんだ弟の面倒を見てくれる気がするんだよ!」

エレン「……例えば?」

アルミン「え?」

エレン「だから例えば?」

アルミン「…た、例えば…」





………………





ジャン「おいアルミン、また本呼んでんのか?」

アルミン「あ、兄さん。」

ジャン「しかも、また壁の外のことが書いてある本かよ」

アルミン「……うん…」

ジャン「……たまには家の外に出ろよな。」

アルミン「……もう言ってきた…」

ジャン「………また虐められたわけか。」

アルミン「……」

ジャン「……外の世界に行きたいなんて…お前も馬鹿なこと考えてるよな。」

アルミン「……」

ジャン「外は巨人だらけなんだぞ?行ったってすぐ死んじ…」

アルミン「でも、そうだとしても…僕は外の世界に行きたい。」

ジャン「………」

アルミン「外に出て、こんな狭い壁の中じゃ見られない物を……僕は見に行きたいんだ。」

ジャン「…そっか、なら好きにしろ。俺はごめんだけどな。」

アルミン「だよね…ははっ…」

ジャン「………」


ーーー
ーー


ガチャ…

アルミン「おじいちゃ…」

ジャン「痛ぇっつってんだろうがじじぃ!!」

「うるさい!お前が喧嘩なんかして怪我するから悪いんじゃろ!ちゃんと消毒せんと…」



アルミン(…兄さんが怪我?それに喧嘩って…)


ジャン「俺の弟を虐めたあいつらが悪いんだよ!」

アルミン「…ぇ?」

「まったく、普段はアルミンのことなんぞなんとも思ってないように振る舞ってるくせに…」

ジャン「……たった一人の弟だぞ。…大事に決まってんだろうが…。」

「………」

ジャン「それに…」

「…?それに?」

ジャン「あいつ…あんな奴らにも勝てないようじゃ…外の世界に行ったってすぐ死んじまう」

アルミン「………」

ジャン「だから、俺が守ってやらないとダメなんだよ。」

アルミン「…っ……」

「守ってやらないとって…ジャン、お前…外の世界には行きたくないんじゃなかったのか?」

ジャン「もちろん壁の外なんか行きたくねぇよ。巨人ばっかだし…嫌に決まってんじゃねぇか。」

「なら…」

ジャン「でも、あいつが俺の知らないところで死ぬのはもっと嫌だ。」

アルミン「………」

ジャン「巨人は怖いし…死ぬのだって怖い。…でも大切な奴が…大事な弟が、自分の知らないところで死んじまうことのほうがもっと怖いだろうが。」

「………ほれ、終わったぞ。」

ジャン「お、サンキューじじぃ。……でもまぁ、あいつだって本当は強い奴だし。そのうち喧嘩だって勝てるようになるだろ。」

「…そうじゃな。アルミンも本当は強い子じゃからな。」

ジャン「今はまだ弱いけどな!」

アルミン「……あはは…」

ジャン「あいつが強くなる頃には俺ももう引き返せねぇだろうし。しょうがねぇからそのまま、二人で外の世界を冒険してくるか…」

「行ってこい行ってこい。それで…満足したら、二人でちゃんと帰ってこい。」

ジャン「おう!」

アルミン「………」





ーーーーー


アルミン「みたいな?」

エレン「ジャンがジャンじゃねぇじゃん」

コニー「兄貴じゃん」

ライナー「優しいじゃん」

ベルトルト「………いや、言わないよ?……じゃん。」

ジャン「ジャンじゃんうるせぇよ!!」


エレン「でもそうだな…弟がいたら、ジャンはこんなくそ野郎にならなかったかもな。」

ジャン「誰がくそ野郎だ!!?」

マルコ「落ち着きなよジャン。」

ベルトルト「他人だと鬱陶しく感じても、兄弟なら違うのかもね。」

エレン「…兄弟になってみないと、どうなるかわからないってことか…」






マルコ以外「ッ!?」

マルコ「やぁみんな。」

ジャン「マルコお前…いつからいたんだよ?」

マルコ「例えば俺がお前の兄だとして…って辺りからなかな?」

ライナー(最初からだとっ…!?)

エレン「全然気づかなかった…」

コニー「お、俺は気づいてたけどな。」

ジャン「嘘つけ…」



マルコ「で、ここまでの話をまとめて結果を出すと…」

エレン「おい…なんかまとめに入ってるぞ?」ボソッ

ベルトルト「ずっと話に混ざりたかったんじゃないかな?」ボソッ


アルミン「結果を出すと?」


マルコ「みんな兄弟になってみればいいんじゃないかな!」

みんな「………なるほど」

マルコ「ただし、組み合わせと、どちらが兄でどちらが弟かはくじで決めよう。」

アルミン「うん、そのほうが色々楽しめて面白いだろうしね。」

エレン「じゃあ、早速やってみるか。」

ライナー「みんな、俺のことはお兄ちゃんって呼んでいいからな。」

ベルトルト「まだ言ってるよ。」

コニー「ジャンを弟にしてこきつかってやる!」

ジャン「俺が兄になったら覚えとけよコニー。」

マルコ「さぁ!準備できたし、始めるよ~!」


ーーー
ーー

ーーーーー

翌日の朝

ー食堂ー


ミカサ「エレン、アルミン、おはよう。」

エレン「お~…」

アルミン「おはようミカサ。」

ミカサ「あ…エレン、寝癖がついている。」

エレン「え?…どこだ…?」

ミカサ「えっと、こ…」

アルミン「ここだよ兄さん。」

ミカサ「!?」



エレン「おー、さんきゅーアルミン。」

アルミン「うん。」

ミカサ「………アルミン…今…なんて…?」

アルミン「え?」

ミカサ「今…エレンのことを兄さんって…」

エレン「アルミンは俺の弟だからな」

ミカサ「………意味がわからない」

エレン「そのまんまだろ」

アルミン「あはは…」



コニー「………」モグモグ

ベルトルト「…兄さん今日は静かだね。」

コニー「お、おお…」

コニー(…母ちゃん。俺…すっげえでけぇ弟ができたぞ。)

サシャ「コニーとベルトルトって兄弟だったんですか?」

クリスタ「違うと思うけど…」

ユミル「またなんか馬鹿やってんだろ。ほっとけ…」



ライナー「ジャン兄さん」

ジャン「やめろ」

ライナー「ジャン兄ー」

ジャン「やめろ」

ライナー「……ジャンお兄ちゃ…」

ジャン「やめろっつってんだろうがぁぁ!!」

マルコ「ダメだよジャン。ルールでちゃんと決めたろ?兄は兄として、弟は弟として扱うって。」

ジャン「なんでよりによってライナーが弟なんだよ!?」

ライナー「くじで決まったんだからしょうがないだろうジャンお兄ちゃん。」

マルコ「そうだよジャン!ちゃんと僕のこともお兄ちゃんって呼んでくれよ!」

ジャン「……最悪だ…」

アニ「馬鹿ばっかりだね」

ミーナ「ライナーはちょっと気持ち悪いかな…あはは…」




ミカサ「……エレン、私のこともお姉ちゃんって呼んで…」

エレン「嫌に決まってんだろ。」

ミカサ「………」

アルミン「やめなよ兄さん。」

ミカサ「……ぅ…」

エレン「だって嫌なもんは嫌だろ?」

アルミン「それにしても言い方ってのがあるで…」

ミカサ「うわぁぁぁん!!」ダッ

エレ・アル「!?」

エレン「ミ、ミカサ!?」

アルミン「兄さん早く追いかけよう!」

エレン「お、おう!」

ベルトルト「あ、兄さん口元が汚れてるよ」フキフキ

コニー「あ、ああ。さんきゅー…」


サシャ「…どっちが兄かわかりませんね。」

クリスタ「でもちょっと…」

ユミル「……楽しそう…」

サシャ「え?」

ユミル「な、なんも言ってねぇよ!」

クリスタ「ふふっ」



ライナー「ジャンお兄ちゃん」

ジャン「………」

マルコ「返事してあげなよジャン。」

ジャン「マルコおまっ…!」

マルコ「お兄ちゃんだろ?」

ジャン「………」

マルコ「………」

ジャン「………お、お兄…ちゃん…」

ライナー「ブフゥッ!!!」

ベルトルト「うわぁぁぁ!!?」

コニー「おいライナー!俺の弟になにしてくれてんだ!!」


ミーナ「ぷっ……ふふっ…あははははっ」

アニ「………くすっ…」




エレン「おいミカサ!待てって!!」

ミカサ「なんでお姉ちゃんって呼んでくれないの!!?うわぁぁぁん!!」

アルミン「ダメだ兄さん!あれはミカサであってミカサじゃない!」

エレン「一体どうすりゃいいんだよ!?」

アルミン「お姉ちゃんって呼んであげればいいんだ!」

ミカサ「…」ピタッ




エレン「…それは嫌だ」


ミカサ「ぅ…うわぁぁぁん!!」ダッ

アルミン「ミカサァァァ!!!!」




とりあえず終わり。

兄弟ならおふざけが許される。

つまりキャラ崩壊させてもいいじゃね?

ってことで書きました。

ミカサかぶっこわれたのはエレンとアルミンにのけ者にされたと思ったから。

あくまで1の妄想です。

皆様の中では誰が誰と兄弟になりたいと思ってますかね。

それではまたの機会に。

ミカサ「例えば私が…エレン。あなたの姉だとして…」

※こっから女性陣も混ざります。


男子達が兄弟ごっこを始めてから数日後



ミカサ「エレンは私をお姉ちゃんと呼んでくれないの?」

エレン「………」

ミカサ「……呼んでくれないの?」

エレン「………」

ミカサ「………ぐすっ…」

アルミン「…エレン…返事ぐらいしてあげなよ…」

エレン「…はぁ……」

ちょ、もうまとめられてんじゃねぇか…このまま、こっちに書いていいのかね?

まとめのクソ転載なんて気にせずそのまま続けてほしいな

>>49 まぁ、終わりってい一々書く自分も悪いですよね。

でも、ありがとうございます。
このままこっちに書いていきます。

ベルトルト「呼んであげなよエレン。」

エレン「ベルトルト兄さん…」

ミカサ「!?」

アルミン「ああ、そういえば…今日ベルトルトがエレンのお兄さんなんだよね。」

ミカサ「!?!?!?」

ベルトルト「一回ぐらい、お姉ちゃんって呼んであげたら?」

エレン「えー…」

アルミン「言ってあげなよエレン。」

エレン「…じゃあ、アルミンが言ってやれよ。」

アルミン「え!?僕!?」

ミカサ「………それはそれで素晴らしい。」

アルミン「!?」

エレン「ほら、ミカサもこう言ってるし…」

アルミン「…い、嫌だ…」

ミカサ「………」ガーン

エレン「……お前も嫌なんじゃねぇか!!」

アルミン「だ、だって…」

ベルトルト「あはは………あれ?ミカサは…?」

エレ・アル「え?………あれ?」





ーーーーーー


ー女子寮ー

ミカサ「………」トボトボ



アニ「?」

クリスタ「あれ…ミカサ?」

ミカサ「…ただいま…」

サシャ「なんか元気ないですね?」

ミカサ「………」

ミーナ「……ミカサ?」

ユミル「おいおいどうした?ついにエレンに見放されたか?」ケラケラ

ミカサ「………ぅ…」

ユミル「え?」

ミカサ「……ぅぅ……」グスッ

ミカサ以外「!?」

ユミル「お、おいミカサ!?」

サシャ「だ、大丈夫ですかミカサ!?お腹が減ったんですか!?」

アニ「え…え…」オロオロ

ミーナ「アニも落ち着いて。」

クリスタ「ユミル!冗談でも、言っていいことと悪いことがあるでしょ!!」

ユミル「す、すまんミカサ!まさか泣くとは…」アセアセ


ミカサ「……どうしたらエレンは私をお姉ちゃんって呼んでくれるの…?」グスッ





ミカサ以外「は?(え?)」


……………



ミカサ「ということがあって…」

ミーナ「なるほどなぁ…」

ユミル「そういやあいつら、最近変なことやってたよな…」

アニ「ライナーがジャンのことをお兄ちゃんとか呼んでたね…」

クリスタ「……ちょっと気持ち悪いかな…あはは…」

サシャ「でも昨日はアルミンが自分の弟みたいな扱いをしてましたよ?」

ユミル「ああ、そういえば…なんか一日中ニコニコしてたな。」

ミカサ「…ちなみに今日は、エレンがベルトルトの弟になっていた…」


女性陣「……………」



……………




エレン「……なぁ…これは一体どういう状況なんだ?」

今日はここまで。

明日また続き書きます。

キャラが多いと一人一人大事に書くのが難しい…

見てくれている人ありがとうございます。

ではまた。

ちょっと修正してから更新していきます。

アニ「ライナーがジャンのことをお兄ちゃんとか呼んでたね…」

クリスタ「……ちょっと気持ち悪いかな…あはは…」

サシャ「でも昨日はアルミンのことを自分の弟みたいに扱ってましたよ?」

ユミル「ああ、そういえば…なんか一日中ニコニコしてたな。」

ミカサ「…ちなみに今日は、エレンがベルトルトの弟になっていた…」


女性陣「……………」



……………



翌日

再び朝の食堂にて

エレン「……なぁ…これは一体どういう状況なんだ?」

サシャ「ユミルお姉ちゃんパンください!!」

ユミル「ふざけんな。」

クリスタ「わ、私のあげようか?」

ミカサ「クリスタ、ちゃんと食べないとダメ。」

クリスタ「でもミカサ……お、お姉ちゃん…///」

ミーナ「おはよう、アニ。」

アニ「……おはよう。」

ミーナ「………」

アニ「………」

ミーナ「ねぇ、アニ。」

アニ「…なに?」

ミーナ「………」

アニ「………」

ミーナ「……私はアニの何だっけ?」

アニ「……友達…?」

ミーナ「お姉ちゃんでしょうが!!」





エレン「……まじであいつら何やってんだ?」

アルミン「……姉妹ごっこ…かな…?」

エレン「…なんでそんなことやってんだ?」

アルミン「多分…僕たちのせいだね…」


マルコ「なるほど…姉妹か…」

ライナー「………」

ベルトルト「………」

コニー「………」

ジャン「………」


サシャ(そうです!今の私たちの関係はみんな姉妹!)

クリスタ(エレンも今の私たちを見ればお姉ちゃんが欲しくなるはず!)

ユミル(なんで私まで…でもミカサを泣かせた手前、嫌とは言えねぇしなぁ…)
アニ(さっさとミカサをお姉ちゃんって呼びなエレン!)

ミーナ(アニ!私もお姉ちゃんって呼んでよぉぉ!!)

ミカサ(エレン…私はいつでも準備できて…)


エレン「早く飯食おうぜみんな。」

アルミン「う、うん。」

ライナー「そうだな。」

ベルトルト「うん。」

コニー「おう。」

ジャン「そうだな。」

マルコ「そうしよっか。」



ミカサ「」

女性陣「………」

ユミル「おい!どういうことだミーナ!?」ボソボソ

ミーナ「あ、あれ~?」

サシャ「やっぱり私が姉になるべきだったんですよ!」ボソボソ

クリスタ「……わ、私がお姉ちゃんになったほうが…」

アニ「そういう問題じゃないと思うけど…」

ユミル「くそっ!おいエレン!!」


エレン「ん?なんだよユミル…」

ユミル「お前は今の私たちを…ミカサ見てなんとも思わないのか!?」


エレン「なんとも思わないわけないだろ!!」バンッ!

ミカサ「…え?」

ミーナ「おお…?」


エレン「仲いいなって思うよ!!」

女性陣「いや、そうじゃなくて!!」

×ミカサ見て

○ミカサを見て

サシャ「お姉ちゃんって呼びたくならないんですか!?」

クリスタ「そ、そうだよ!ミカサってすっごい良いお姉ちゃんだよ!?」





エレン「いや、どっちかって言うと母ちゃんに近いだろ。」

アニ「……ミーナ…」

ミーナ「うわぁぁ…そっちかぁぁ…」

ミカサ「………」

ユミル「っ!おいそこの男子共!お前らもなんか言ってやれよ!」


アルミン「え…」

ミーナ「そ、そうだよ!アルミンだってミカサがお姉ちゃんだと嬉しいよね!?」

アルミン「……考えたことなかったなぁ…」

ミーナ「っ!ラ、ライナーだって、クリスタが姉や妹なら嬉しいでしょ!?」

クリスタ「な、なんで私!?」

ライナー「……嬉しいような嬉しくないような…」

ミーナ「え、えぇぇ…」

クリスタ「……うぅ…」

ライナー(姉や妹だと結婚できないしな。)

ミーナ「じ、じゃあアニは!?アニがお姉ちゃんならどう!?」

アニ「!?」

ベルトルト「……僕は…ちょっと困るかな…」

ミーナ「ベルトルトぉぉぉ!!」

アニ「………」

ベルトルト(姉だと…僕の気持ちは…)

ミーナ「コ、コニーは!?サシャみたいな元気な妹欲しくない!?」

サシャ「欲しくないですか!?」

コニー「おれ妹はもういるし。」

サシャ「お姉ちゃんでもいいですよ!?」

コニー「いや、妹で十分だから」

サシャ「コニーのあほ!!」

コニー「はぁ!?」

ミーナ「うぅ……ハッ!そ、そうだ!ジャンがまだ…ジャンは!?ジャンはミカサがお姉ちゃんだといいと思わない!?」

ジャン「…悪くないかもな。」

ミーナ「おお!!」

ジャン「…でも…やっぱり俺にも譲れないもんがあるからな……悪いが遠慮しておく。」

ミーナ「期待させないでよ!!!あと無駄にカッコつけないで!むかつく!!」

ジャン「」

ミーナ「なによ!!みんなそんなに姉や妹が嫌なの!?」

マルコ(え…僕まだなにも言ってな…)

ミカサ「ミーナ…もういい…」

あと少しで終わるんだが夜勤明けで眠たさがやばい。

起きたら終わらせる。

ミーナ「ミカサ!?」

ミカサ「エレンにお姉ちゃんは必要ない。つまりそういうことで…」

エレン「俺は…仮に姉になってくれるならユミルがいいかな。」

ユミル「…は?」

ミカサ「」

ミーナ(もうダメだぁぁ……)


アルミン「ユミルがお姉ちゃんか…いいかもね。」


ライナー「ああ、それは俺もいいと思うぞ」

クリスタ「………」

ベルトルト「ユミルも何だかんだ面倒みてくれそうだもんね。」

アニ「………」

コニー「サシャは姉にしたくないけど、ユミルは姉ちゃんになってほしいかもな。」

サシャ「………」

ジャン「……ユミ…」

ミーナ「ジャンは黙ってて!!」

ジャン「………」


ミーナ「なに!?なんなの!?エレンはそんなにミカサのことが嫌いなの!?」



エレン「はぁ?好きに決まってんだろ。」


ミカサ「……え?」

女性陣「………え?」



ジャン「え?」

エレン「……な、なんだよ。俺がミカサを好きだとそんなにおかしいか?」

ミーナ「え…い、いや…」

ジャン「ど、どうせ家族としてってい、い、意味だろ…?」


アルミン「明らかに動揺してるね。」

マルコ「うん。」

エレン「………」

ミカサ「……エレン…?」



エレン「…もちろんミカサは大事な家族だ。」

ジャン「だよな!」

エレン「でも…今の好きってのは…その……一人の女としてって意味…だ…///」


ライナー「えんだぁぁぁ!!」

コニー「いやぁぁぁぁ!!」

ベルトルト「!?」

ミーナ「え、えぇぇぇぇ!!!?」

エレン「う、うるせぇなぁ…」

ミーナ「なによそれ!!ってかミカサのこと好きならお姉ちゃんって呼んであげるぐらい…」




エレン「姉じゃ結婚できねぇだろ。」



男子数名「」ガタッ!!

ライナー(そうだ!この手があったか!!)

ベルトルト(なんで姉にしたくないか…好きだからって言えばよかったじゃないか!!)

ジャン(なにカッコつけて遠回しに言ってんだおれぇぇぇ!!?)

ミカサ「」

ユミル「おい…ミカサがあまりの衝撃に立ったまま気絶してるぞ…」

エレン「そ、それによ…」

ミーナ「そ、それに?」



エレン「実際にお姉ちゃんって呼ぶのは…その……な、なんか恥ずかしいだろ!///」

ミーナ(恥ずかしがってただけだったぁぁぁ!!)

ユミル(…こいつ可愛いな。ちょっと弟にした…)

ミカサ「……ユミル?」

ユミル「うおぉぉっ!?」

ミカサ「…今…なにを考えていたの?」

ユミル「…べ、別になにも…」

ちょっと休憩。

あとはまとめて、おまけを少しかいたら。考えていたことは全部おわります。

ミカサ「………」

ユミル「………」ダラダラ

ミカサ「………エレン…」

ユミル(た、助かった…)


エレン「…なんだよ?」

ミカサ「私はエレンのお姉ちゃん…ではない。」

エレン「…知ってる。」

ミカサ「エレンのお母さんでもない。」

エレン「…何が言いたいんだよ?」


ミカサ「…私はあなたの妻!…あなたの家族!!」



エレン「まずは彼氏彼女になるところからだろうが。」

ミカサ「………ごめんなさい…」

アルミン「いや、間違ってはいないけどさ…」

エレン「……はぁ…」

ミカサ「………」

エレン「…行こうぜ、ミカサ。」

ミカサ「……え…?」

エレン「こんなとこで話すことじゃないだろ?」


ミカサ「ぁ……うん…」

エレン「そういうことだから、ちょっと行ってくるな、アルミン。」

アルミン「うん、行ってらっしゃい。」


ーーーーー

ミーナ「………なんだ…二人とも両思いだったんだ…」

アルミン「僕はずっと前から知ってたけどね。」

ミーナ「なら早く言ってよ……なんの問題もないじゃん…」

アルミン「あはは、こっちは問題ばっかりだけどね。」

ミーナ「え?」



ライナー「ク、クリスタ!俺、実は…」

クリスタ「うん…私なんて妹にしたくないよね…そんなの当然だよね……」

ライナー「え!?」

ベルトルト「…ア、アニ…」

アニ「………」

ベルトルト「……アニ…?」

アニ「…私も…あんたみたいな馬鹿でかい弟がいなくて…本当によかったよ。」

ベルトルト「」


サシャ「なんでなん!?なんでうちが妹じゃ嫌なん!?」

コニー「うるせぇ!俺が欲しいのはベルトルトみたいな弟なんだよ!!」

サシャ「コニーのあほ!あほ!あほぉぉぉ!!!」

コニー「うるせぇぇぇ!!!あほあほ言うなぁぁぁ!!!」

ジャン「」

マルコ「ジャン…どんまいジャン。」



ミーナ「………」

アルミン「あはは……あ、そうだ…」

ミーナ「……?」

アルミン「僕でよければミーナの弟になってもいいかな?」

ミーナ「………え!?」





本編終わり。

オマケ

リヴァイ「………」ズズッ

グンタ「………」ズズッ

オルオ「………」ズズッ

エルド「………」ズズッ

ペトラ「………」ズズッ



タッタッタッ…


バン!!


ハンジ「おはよう!リヴァイお兄ちゃん!」

リヴァイ以外「ブフォ!!?」

リヴァイ「よう…妹…」

リヴァイ「!!?」

書きたいことはすべて書いた…

ここまで見てくれた方、ありがとうございました。

最後びっくりしてるのはリヴァイ本人であってるのか

面白かった
おつおつ

>>89

ごめん、リヴァイ以外に訂正してくれ。

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