ぼく「なんの為に生きてるんだろ」 (7)

古川「理由は人それぞれだぞ。それは自分で見つけるんだぞ」
ぼく「どうやって見つければいいんだ」
古川「何よりも考える前に行動してみることだぞ」
ぼく「なるほど。サンキュー古川」

古川くんはこの三日後に死んだ

ぼく「やりたいことも生きる目的も無い」
古川「それはお前に余裕があるからだぞ。今を生きるのに精一杯な人間はそんなことを考える暇も無いぞ」
ぼく「贅沢病ということか」
古川「一度自分の置かれてる立場や周りの環境を見直して、今何をすべきか考えれば自ずと目的は見つかる筈だぞ。焦る必要はないぞ」
ぼく「なるほど。サンキュー古川」

古川くんはこの二日後に死んだ

ぼく「何をするにもやる気が出ない」
古川「無理して何かしようとする必要はないぞ。やりたいことだけやればいいんだぞ」
ぼく「やらなきゃいけないことがたくさんあるんだ」
古川「やる気を出すのはそれを片付けてからでいいんだぞ。そこから開放されれば鬱屈とした気分も晴らせる筈だぞ」
ぼく「なるほど。サンキュー古川」

古川くんはこの次の日死んだ

ぼく「色々相談に乗ってくれてありがとう。お礼がしたい」
古川「それならラーメンを奢ってほしいぞ。行きつけの店があるぞ」
ぼく「じゃあ講義が終わったら一緒に行こうよ」
古川「いいぞ。ちなみにここから電車で二駅だぞ」
ぼく「なるほど。サンキュー古川」

古川くんはこの4時間後に死んだ

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