京子「遊び行くね」結衣「えっ…今から?」 (33)

結衣「えっ…今から?…ち、ちょっと…だめ…掃除してないから汚いし…」アセアセ

京子「んー…あたし別に気にしないよ?」ニカッ

結衣「わ、私が気にするの!」

京子「えー…」

結衣「掃除する時間くれれば…」

京子「じゃあ一緒に掃除してあげる!」

結衣「そ、それは無理…」アセッ

京子「なんでさー」

結衣(そりゃ…家の壁は京子の写真だらけだし…抱き枕カバーだって京子だし…こんな状態じゃ人呼べないよ…)

やるのだ
続けてください

―――――

結衣「じゃあ掃除してくるから待ってて」

京子「りょーかい!」

パタン

結衣「よし、まずは…壁の写真はがさないと…」イソイソ

ガチャ…

京子「…」ソローリ

結衣「おい」

京子「わひゃあっ!?」ビクゥッ

結衣「入るなって言ったろ?」ニコッ

京子「ひいぃ…」ビクビク

結衣「閉めるぞ」

京子「は、はい…」

パタン ガチャッ ガチャッ

京子(鍵かけられた!)ガーン

結衣「ふぅ…さて、と…」

結衣「片付けなきゃな…」

結衣「…」

結衣(京子が見てるぞ…!)

結衣「ごめんね…?少しの間お別れだよ…」ペリ…

結衣(写真の京子も可愛いよ)チュッチュ

結衣「ハッ…!」

結衣「は、早く片付けないとな…」イソイソ

結衣「…」ペリペリ

結衣「あ…この京子も可愛いな…」ウットリ

結衣「ハッ…!」

結衣「…」イソイソ

結衣「はぁ…」ウットリ

結衣「ハッ…!」

結衣「だめだめ…ちゃんと片付けなきゃ…!」



京子「まだかなー…」ポツーン

綾乃じゃねぇか

結衣「ふぅっ…写真はいったん引き出しにでも閉まって、と…」ガラッ

結衣「あと抱き枕カバー取らなきゃな…」トテテー

結衣「…」

結衣「京子…」

結衣「…」ポフッ

結衣「…」ギューッ

結衣「ふふっ…」

結衣「ハッ…!」

結衣「京子…恐ろしい子!」

結衣「カバーは…押し入れにでも…」

結衣「よし!」

ガチャッ

結衣「京子…あがっていいぞー」

京子「長いよ!」

結衣「はは…ごめんごめん…」

京子「じゃ、おじゃましーす!」

結衣「ふぅ…」

結衣(これで安心かな…)

京子「…」

結衣「どしたの?」

京子「あはは…はは…天井…変わったグラデーションだね…」

結衣「天井…?」チラッ

結衣「!?」

結衣(剥がし忘れた!)ガーン

イイヨイイヨー

結衣(う…迂闊だった…)

京子「あはは…結衣ー、あたしが天井にいっぱいいるよー…」

結衣(お、落ち着け!あれでも総量の五分の一程度…!まだ焦る時間じゃない…!)アセアセ

結衣「そ、そのへんに座って」ニコッ

京子「えっ…結衣…天井にあたしの写真…」

結衣「アイス持ってくるから」ニコッ

京子「あ…ありがと…」

結衣(落ち着け…ここは…スプーンでも舐めて落ち着くんだ…!)ペロペロ

結衣「…」ホッ

結衣「…」スタスタ

結衣「はい、アイス…」スッ

京子「ありがと…」カパッ

京子「…あむっ…」パクッ

結衣(間 接 キ ス !)ワーイ

京子「な、なにさ!」ビクッ

結衣「おっと…」

結衣「なんでもないよ」ニコッ

京子(な、なんか変だよ…結衣…)

京子「っていうかさ…天井…」

結衣「!」

結衣「ゲームしよう!」

京子「いや…天井にさ…あたし…」

結衣「ゲーム!ゲーム!」

京子「…わかったよ…」

結衣「わかればいいよ…」ポチッ

京子「…」

結衣「…さて…次のダンジョンは…あ、体力とか大丈夫だっけ…」ピッ

京子「…あ」

結衣「何?」

京子「主人公…『ユイ』で…ひ、ヒロインの名前『キョーコ』なんだ…」

結衣「はーい、このゲーム終了!」ポチッ

京子「な、なんなんだよぅ…」

わぁい

わろた

ヒロインは結衣さんがいいと思います

冷静に警察に通報される結衣

あくしろよ

支援

h

h

結衣「か、勘違いするなよ!」

京子「な、なにを?」

結衣「あ、あれデフォルト名だから!別に名前変えたわけじゃないから!」

京子「あ…あたしあのゲーム知ってるけど…違うよね?」

結衣「ごめん…ちょっと嘘吐いた…」

京子「なんで嘘吐いたの!?っていうかその嘘苦しいよね!?」

結衣「~♪」ピューピュー

京子「く、口笛とかで誤魔化さないでよ!」

結衣「くっ…!」

京子「そ、それにさ…天井の写真…!」

結衣「!」

京子「ほ、他にも写真…あったりするんじゃ…」

結衣「!?」

結衣「…」

結衣「……」

結衣「………」

結衣「な、無いよ…?」

京子「今の間は何!?なんで吃ったの!?」

結衣「~♪」ピューピュー

京子「だからそれやめて!」

結衣「も、もういいじゃん…遊ぼうよ、な?」

京子「…納得いかないんだけど…」

結衣「よし!ぷよぷよとかやろう!」

京子「…」

京子「じゃあさ、あたしが勝ったらさ…ホントのこと言ってよ…負けたら、追求しないから…」

結衣「…」

結衣「わかった…」

京子「!」

―――――
―――


結衣「なんだよ…なんでテキトーに詰んで10連鎖以上できるんだよ…おかしいだろ…」グスン

京子「あっはっは!約束だ結衣!」

結衣「!」ビクッ

京子「天井のヤツ以外に写真はあるの!?」

結衣「うぅ…あ…ある…よ…」

京子「…やっぱり…ほら、隠さないで見せなさい!」

結衣「えっ…無理…」

京子「なんでさ…?」

結衣「き、嫌われちゃうもん…」グスッ

京子「!」キュン

京子「…嫌いになったりしないよ…たぶん…」

結衣「ホント!?」パアァッ

京子「た、たぶん…」

結衣「ちょっと待ってて…」トテテー

結衣「ただいま」ドサッ

京子「!!?」

京子「ひいぃ…こ、これで全部だよね…?」

結衣「実は…もうちょっとだけ…」

京子「まだあるの!?」ビクゥッ

結衣「これで…写真は全部…」ドサッ

京子「な、何枚…あるの…コレ…?」ビクビク

結衣「いっぱい」ニコッ

結衣「んとね、一番お気に入りはコレ!」ピラッ

京子「へ、へぇ…」

結衣「超可愛い!」チュッチュ

京子「!?」

結衣「ハッ…!つ、つい…日課だから…」アセッ

京子「えっ…」ヒキッ

結衣「えっ…」

京子「いや、なんでもない…っていうかあたし撮られた記憶無いんだけど…」

京子「な、なんでこんなに…っていうかいつの間に…」

結衣「それは内緒」

京子「…」

結衣「こ、この京子も可愛い…」ピラッ

京子「…」

結衣「で、でも本物の方が可愛いから!!」

京子「えっ」

これはひどい

ほう

素晴らしい

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