唯「わー、あずにゃんのおっきいね!」(387)

立ったら頑張る
エロにはあんまり期待しないでくれ

梓「何これ」

ある朝のことである。
カーテンの隙間から一筋の朝日が部屋に射し込んでいる。
梓は目覚めると、自分の股間に「何か」が生えていることに気づいた。

梓「こ、こここ、これ。お、おお、おちんちんだよね……」

梓の股間には、まだ産毛程度の陰毛しか生えていない。
そこに、1本の塔がそびえ勃っていた。
梓がソレを眺めたのは、父と一緒にお風呂に入らなくなって以来のことだ。

幼女梓『何これ、ふにゃふにゃしてるー』

あの時触ったソレは、まるでマシュマロのように柔らかく、それほど大きい物ではなかった。
しかし、そのとき見たものと、今自分に生えているものは明らかに違う。
そう、今現に存在しているソレは硬く、長いのだ。
これはいわゆる「朝勃ち」状態なのだが、梓はあいにくそんな知識を持ち合わせていない。

梓「ゴクリ」

唾を飲み込んだ。

梓(ちょっと怖いけど、触ってみようかな)

放っておいても埒が明かない。
少しの好奇心を胸にして、未知なる塔に挑んでみることにした。

梓「んっ」

亀頭に触れた瞬間、全身に電撃が走るような感覚を覚えた。
梓もなりは小さいが、年頃の女の子だ。
セックスについて人並み程度には知っているし、ペニスの果たす役割も知っている。
しかし、セックスをしたことは無いし、その相手も今のところはいない。

梓「あっ…ん、あっ、すごい」

快感に酔いしれて、更に亀頭を擦る。
やがて、亀頭の裂け目からカウパー液が滲み出した。

梓「うわっ、なんか出てきた。これ、何だろう……」

試しに液を舐めてみた。

梓「しょっぱいんだ。……それよりも」

梓は初めての感覚に、猿のように逸物を擦り続けた。
カウパー液が潤滑油になり、くちゅくちゅという淫らな音が暗い部屋に響き渡る。

梓「んっ、あっ…あぅっ…あんっ」

だんだん手の動きが加速していく。

梓「あうう、んあっ、あっ、あっ」

亀頭からカウパー、秘所からは愛液を垂れ流しながら喘ぐ。
その表情は大人の女のそれであった。

梓(だめえっ、手ぇ止まんないよっ)

梓「ああああっ! なんかきちゃうぅぅ!」

ビュルッ!ビュルビュルビュルッ!

反り返ったソレから、まるでシャワーのようにスペルマが噴出した。
噴出したスペルマは、一直線に顔へと向かう。
すると、まだあどけない顔が白濁色に染められる。

梓「はぁはぁはぁ。ぬるぬるする……。それにこれ、生臭いなぁ」

梓「……」

梓「……何やってんだろ」

梓は唐突に我に返った。
思考がクリアになっていくような感覚を覚える。

梓「あ、遅刻しちゃう」

ティッシュで手早く後始末をし、学校へ向かった。

その日の部活終了後


家路についた梓は保留にしていた問題について考えていた。
股の辺りがいつもとは違う塩梅で、何とも落ち着かない。

梓(ふぅ、ばれなくてよかった。でもどうしよう)

梓(お医者さんに行くのがいいのかな? 恥ずかしいけど……)

唯「あーずにゃん!」

梓「にゃっ! ゆゆゆ、唯先輩!」

突然後ろから唯が抱きついてきたので、梓はひどく動揺した。
唯の小ぶりながらも柔らかな胸が背中に当たり、女の子の良い香りが漂う。
なんでいつも以上にドキドキしてるんだろう。
梓はそう感じていた。

梓(唯先輩、良いにおい。……じゃなくて!)

梓「止めて下さいっ! 急に抱きつかないでください!」

唯「えー、スキンシップだよぉー」

梓「唯せんぱっ――」

唯のあどけない顔、ぷるんとした唇が目の前にあった。
視線が交錯する。
その瞬間、梓は自分の顔が赤くなっていくのを感じた。
同時に、自分のソレが硬くなっていくのも――

梓(なんでっ!? き、気づかれないようにしなきゃ!)

唯「んー? あずにゃん、どうしたのー?」

梓「わーわー! 何でもないです!」

唯「そっかー」

梓「ほっ……」

唯「そうだ! ねえねえ、よかったら晩御飯一緒に食べない?」

梓「えっ、晩御飯ですか?」

唯「うん、今憂からメールがあって、材料買いすぎたから誰かと一緒にご飯でもどうかなだって。あずにゃんどうかな?」

梓「私は……」

唯の無邪気な笑顔を見ると、梓は断るに断れなくなった。

梓「……両親は旅行中で明後日まで帰ってこないんで大丈夫ですよ」

唯「わーい、やったー!」

満面の笑みを浮かべる唯。
唯は梓の手を引いて走り出した。

梓(どうしよう……)

梓は泣き出したい気持ちだった。

平沢邸にて


和やかな食事の時間。
梓と平沢姉妹は他愛も無い話で盛り上がった。

唯「ごちそうさまー」

梓「ごちそうさまでした。憂の料理、すごくおいしかったよ」

憂「えへへ、お粗末さまでしたー」

唯「ねえねえ、あずにゃん。今日は泊まっていかない?」

梓「ぶっ!」

突拍子も無い唯の提案に梓は噴き出した。
この人は急に何を言い出すんだろう。
梓はそう思った、切実に。

唯「あずにゃんのお父さんとお母さん、しばらく帰ってこないんでしょ? 心配だよぉ」

憂「そうなんだ。 梓ちゃん、よかったら泊まっていって?」

梓(そんなことしたら、あれがバレちゃうかも。でも……)

平沢姉妹の笑顔に見つめられる梓。
何だかんだいって、この笑顔にはとても弱いのだ。

梓「……うん、分かった」

唯「やったー。ねえねえ、ギター教えてよ、あずにゃん!」

憂「お姉ちゃんったら、はしゃいじゃって」

平沢姉妹の喜びようとは裏腹に、梓は憂鬱だった。
どうやってごまかそうか、そればかりが心中に渦巻いていた。

食後、梓は唯にギターを教えていた。
唯も着実に上達しているが、まだ梓には及ばない。

梓「あ、先輩。ここはこうすればいいんです」

唯「えーっと、こうかな?」

梓「そうです。上手いですよ」

唯「おぉ、できた! さすがあずにゃん!」

梓(教えるとすぐに出来るようになる唯先輩の方がすごいと思うけど……)

しかし、面と向かって言うには恥ずかしい。

唯「えへへ、あずにゃん、ありがとうー!」

そう言って唯はまたもや梓に抱きついた。
梓の身長は低いので、抱きつかれると丁度唯の胸の位置に顔がくるのだ。

梓「ちょっ、唯へんぱい! くるひいです!」

唯「えへへ、いい子いい子~♪」

梓「はぅ」

唯の柔らかな胸の中で抵抗する梓。
しかし、腕力の無い梓には振りほどくことは出来なかった。

梓(また、あそこが硬くなってきた……)

唯に抱きつかれて勃起する梓。
自分はいやらしい子になってしまったのか。
そう考えたが、同時に唯のもちもちとした胸の感触を楽しんでいる自分に気がついて愕然する。

梓(私、ほんとどうしちゃったんだろ……)

憂「お姉ちゃーん、梓ちゃーん。お風呂わいたよー」

唯「はーい」

梓(た、助かった……)

そう思ったのも束の間。
唯はあっけらかんと爆弾発言をした。

唯「あずにゃん、一緒にお風呂入ろ?」

梓「っ、それだけはダメです!」

唯「えー、合宿のときも一緒に入ったからいいじゃん」

梓「ダメです! ダメです! ダメったらダメです!」

憂「お姉ちゃん、梓ちゃんに無理強いしちゃダメだよ」

梓(さすが憂! 助かった!)

唯「仕方ないなぁ。じゃあ憂、一緒に入ろ!」

憂「えっ! 私!? うーん、お姉ちゃんがいいなら……」

憂は顔を真っ赤にして返答した。
それを見て、梓はほっと胸をなでおろした。
しかし、それと同時に少し羨ましく感じている自分に気が付く。

梓(私だってこんなもの付いてなければ……。って、何考えてるんだろ)

憂「梓ちゃん、お風呂空いたよー」

梓「うん、ありがとう」

唯「憂、おっぱい成長したねぇ」

憂「お姉ちゃんのエッチ……」

梓は横目でその光景を睨みつつ、とことこと脱衣所に移動した。
着ていた服をするすると脱いでいく。
次第に女と呼ぶには幼すぎる肢体が現れた。
小さな体、白い肌、唯よりも更に小ぶりな胸、そしてプリッと引き締まった瑞々しいもも肉。
しかし、少女には似つかわしくないモノがそこにはあった。

梓(こんなのがなければ……)

梓は自分の股で自己主張をしているソレを恨めしそうに睨みつける。
しかし、自分ではどうすることもできない。

梓「はぁ」

ため息をついて風呂場に向かう。
長い黒髪、小さな体、そしてソレを丁寧に洗い、その後湯船につかった。

梓「ふぅ……」

梓「……このお湯に唯先輩が入ってたんだ」

梓「……」

梓「ちょっとだけなら……、ってダメダメっ。そんないやらしいこと……」

あの唯先輩の裸体の味が染み込んだお湯。
梓は顔、そしてソレに血が集中していくのを感じた。
端的に言えば、興奮していたのだ。

梓がイケナイ妄想をしていたその瞬間。
突如お風呂場の扉がガラッと開いた。

唯「あーずにゃん!」

全裸の唯がそこに居た。
タオルで一切隠そうともせず、だ。
小ぶりな胸が少しだけぷるっと揺れている。
少女から女への過渡期にある瑞々しい肢体である。

梓「ゆゆゆゆゆ、ゆいせんぱい! 何で来てるんですか!」

唯「えへっ☆」

梓「えへっ☆じゃないです! さっきあれほどダメだって!」

梓は咄嗟にタオルで半勃起しているソレを隠した。
これを見られると一生に関わる。
そう考えての行動だ。

梓「せっ、先輩、二回も入るとのぼせちゃいますよ? ね、出ましょう?」

唯「だいじょうぶだいじょうぶ」

梓「ちょ、ほんとシャレにならないです!」

唯「女の子同士だから気にしなーい。私も入ろっと」

ザブンと小気味良い音を立てて、唯が湯船につかった。
その瞬間、梓は股を押さえていたタオルを思わず手放してしまった。
もうだめだと頭を抱える。

唯「あずにゃんとお風呂だー。……うん?」

梓(あぁ……。終わった)

唯の目は梓のあそこに集中していた。
ぽかんとした表情である。

唯「……あずにゃん。これ、何?」

梓「私にもわかんないですよっ! 今朝気づいたら生えてたんですっ!」

梓は半狂乱に陥って叫んだ。

唯「お、おちんちん……だよね? あずにゃん男の子だったの?」

梓「違います! だから今朝気づいたら生えてたんですって!」

唯「……」

唯はごくりと唾を飲み込んで、梓のソレをまじまじと眺めている。
梓は顔から火が出るほどの恥ずかしさだった。
両手で顔を押えている。
やがて、唯は決意に満ちた表情を浮かべた。

唯「ねぇ、あずにゃん。触ってみてもいい?」

梓「っ! ダメです!」

唯「えー、じゃあこのこと皆にばらしちゃおっかなー?」

梓「それもダメです!」

唯「二者択一だよー。どっちか選んでね」

唯は満面の笑みで梓を見つめている。

梓(先輩に触られるなんてそんな恥ずかしいこと……。でも、みんなに知られるのはもっと……)

唯「はい、あと5秒で決めてね。ひとーつ、ふたーつ」

梓(うぅ、どうしよう……)

唯「みーっつ、よーっつ、いつ――」

梓「っっ、わっ、分かりました! ゆ、唯先輩お願いします!」

唯「何をかなー? ちゃんと言ってみて?」

梓「私の……を触ってください」

唯「何を触ればいいの? 聞こえなかったよ?」

梓「……私の、私のおちんちんを触ってください!」

梓は半ばやけくそになって叫んだ。
目尻には涙が浮かんでいる。

唯「よくできました♪ じゃあ遠慮なく触ってみよっと」

梓(うぅ、先輩に触られてる)

唯「わー、あずにゃんのおっきいね!」

梓「んっ」

唯「おぉ、硬くなってるよ? あずにゃん」

梓「恥ずかしい、です……」

唯の柔らかな手が湯船の中の梓のソレを優しく撫で上げる。
あの唯先輩に触られている、そう思うと梓は胸の鼓動が高鳴るのを感じた。

唯「これがおちんちん……」ゴクリ

梓「あっ、んっ……あぅぅ」

唯「おぉ、どんどん硬くなってるよ、あずにゃん」

梓「そっ、そんなことっ、言わないでくださいっ」

唯「ねぇ、あずにゃん。腰を浮かせて、湯船の上におちんちんを突き上げてみて」

梓「いいい、嫌です!」

唯「ばらしちゃおっかなー?」

梓「あぅ。……分かりました」

梓はゆっくりと腰を浮かせた。
すると、梓の完全に勃起したソレが湯船の上に顔を出した。

梓(これ、すっごいやらしい格好……)

いわゆる潜望鏡プレイというやつである。
それを見た唯は満足いったという顔をし、いきなり梓のソレにしゃぶりついた。

唯「わー、しずちゃんのおっきいね!」

しずちゃん「何やこれ」

ある朝のことである。
カーテンの隙間から一筋の朝日が部屋に射し込んでいる。
静代は目覚めると、自分の股間に「何か」が生えていることに気づいた。

しずちゃん「こ、こここ、これ。お、おお、おちんちんやろ……」

静代の股間には、まだ産毛程度の陰毛しか生えていない。
そこに、1本の塔がそびえ勃っていた。
静代がソレを眺めたのは、父と一緒にお風呂に入らなくなって以来のことだ。

幼女しずちゃん『何やこれ、ふにゃふにゃしとるー』

あの時触ったソレは、まるでマシュマロのように柔らかく、それほど大きい物ではなかった。
しかし、そのとき見たものと、今自分に生えているものは明らかに違う。
そう、今現に存在しているソレは硬く、長いのだ。
これはいわゆる「朝勃ち」状態なのだが、静代はあいにくそんな知識を持ち合わせていない。

唯「パクッ。あふひゃんほおひんひん……」

梓「ああっ、んあっ。うっ、ゆいせんぱぁい。何やってるんですかっ……んあっ」

唯「まへひね、いんたーねっふぉでみはの」

梓「答えに……あんっ、なって…ひゃうっ、ませんっ……あうっ」

唯は、梓の亀頭を、特にカリの部分、裏筋など、敏感なところを中心に舌をはべらせる。
まだ少女であるはずの唯の顔は女のそれへと変貌していた。
ちゅ、ちゅ、ちゅ、ぴちゃという、いやらしい音が風呂場にこだまする。

唯「ズチュルルル、ムチュウ。あふにゃぁん」

梓「うぅあっ、ゆいせんぱいっ」

唯の唾液と柔らかな舌が未成熟な梓のソレを犯していく。
未だかつて味わったことの無いフェラの感覚に、梓の羞恥心は鳴りを潜めた。
その代わりに、この快楽を続けていたいという願望が梓の心の中を支配した。

梓「ああっ、んあああっん」

唯は亀頭をバキュームのように吸引した。
まるで掃除機に吸い取られるかのような感触に、梓はだらしなく口を開けて涎を垂れ流すより他にない。

梓(あんっ、先輩、すごい……)

唯「じゅるるるるるるっじゅるるっじゅじゅるるるるる」

唯は顔全体を激しく上下させて梓のソレを吸い出す。
サオ深くまでもが唯の唇に飲み込まれ、一気に彼女の喉奥まで進入する。
その感触に、梓は遂に耐えられなくなった。

梓「ああっ、ダメダメっ、きちゃうきちゃうううっう、きちゃうぅうう」

唯「んっ、んっ、いいよだひて!」

梓「あ! あっ! ああああああああああっあっああああっ」

ブビュゥーッッッ! ビュルルゥゥッッ!

しずちゃん「ゴクリ」

唾を飲み込んだ。

しずちゃん(ちょっと怖いけど、触ってみようかな)

放っておいても埒が明かない。
少しの好奇心を胸にして、未知なる塔に挑んでみることにした。

しずちゃん「んっ」

亀頭に触れた瞬間、全身に電撃が走るような感覚を覚えた。
静代もなりは小さいが、年頃の女の子だ。
セックスについて人並み程度には知っているし、ペニスの果たす役割も知っている。
しかし、セックスをしたことは無いし、その相手も今のところはいない。

唯「んんんんんんんんんんんんーーーーっっ!」

梓のソレから噴出した熱いマグマが唯の口の中を蹂躙する。
その勢いと、初めて味わう精液の味に、唯は思わず口を離した。
すると、行き場の無くなった精液が唯の顔へ直撃する。

唯「あぅぅ……」

梓「はぁはぁはぁはぁ……」

唯の顔は精液まみれである。
口元からはタラリと一筋。
前髪はもちろん、顔に満遍なく精液が付着している。

唯「んうっ、おいしくない……」

唯は思わず精液を手のひらに吐き出した。
溢れた精液が湯船にポタリと落ちていった。

唯「はぁ、はぁ」

梓(先輩、すごくエッチな格好してる。っっ!)

普段見ることの出来ない唯の痴態に、射精を終えたばかりの梓のソレは再び反応した。
梓はこの高鳴りを抑えきれることを最早出来なかった。

梓(もう我慢できない!)

唯「ん、どうしたのあずにゃん?」

梓「浴槽の外へ出てください!」

梓は唯を強引に連れ出した。
豹変した梓の態度に、唯は戸惑っているように見える。

梓「先輩! 私もう我慢できません!」

唯「あ、あずにゃん……?」

梓「先輩が悪いんですっ! 私を誘惑してっ!」

しずちゃん「あっ…ん、あっ、やばいで…」

快感に酔いしれて、更に亀頭を擦る。
やがて、亀頭の裂け目からカウパー液が滲み出した。

しずちゃん「うわっ、なんか出てきたで。これ、何やろう……」

試しに液を舐めてみた。

しずちゃん「しょっぱいんや。……それよりも」

静代は初めての感覚に、猿のように逸物を擦り続けた。
カウパー液が潤滑油になり、くちゅくちゅという淫らな音が暗い部屋に響き渡る。

しずちゃん「んっ、あっ…あぅっ…あんっ」

だんだん手の動きが加速していく。

梓は唯を押し倒して、馬乗りになった。
そして、唯の裸体を舐め回すように眺める。
小ぶりな胸、もちもちとした太もも。
恥丘には、薄く陰毛が生えており、当然ながら梓のように特異な物は存在しない。
そして、まだ幼さの残る愛くるしい顔。
少女から女へ、その短い間にのみ見ることのできる美しさがそこにあった。

梓「先輩っ!」

唯「あずにゃっ、んんっ」

梓は唯にキスをした。
唇に柔らかな感触が広がる。
梓の手は自然と唯の胸へ伸びていった。

唯「あんっ、おっぱい触っちゃ……」

梓「仕返しですっ」

唯「んっ!」

しずちゃん「あうう、んあっ、あっ、あっ」

亀頭からカウパー、秘所からは愛液を垂れ流しながら喘ぐ。
その表情は大人の女のそれであった。

しずちゃん(あかんっ、手ぇ止まらんっ)

しずちゃん「んほおおおっ! やまちゃあああん!」

ビュルッ!ビュルビュルビュルッ!

反り返ったソレから、まるでシャワーのようにスペルマが噴出した。
噴出したスペルマは、一直線に顔へと向かう。
すると、まだあどけない顔が白濁色に染められる。

梓は唯の乳首をいじりながら、さらに唯にキスをする。

梓(ディープキス。やってみよう)

唯「んんんっ!」

梓は唯の口内に舌を差し込んだ。
唯の歯を一本ずつなぞり、歯茎を舐め回す。
梓の舌は、唯の口内を好き勝手に暴れまわっていた。

すると、突然唯の舌が梓の舌に絡んできた。
舌を絡め合って、互いの唾液を交換する。

唯「んっっ……、はぁはぁ。ひゃうっ!」

続いて、梓は唯の乳首を音を立てて吸い始める。
唯の顔は既に真っ赤だ。

唯「んっ、あああっ!」

梓が唯の秘所に手をのばして、刺激し始めた。
唯の喘ぎ声は一際大きくなる。
スジからは愛液が溢れ出している。

梓(ここ、すごい濡れてる……)

唯「ねえ、あずにゃん。もう我慢できないよ。来て」

梓「先輩……。あっあの、私初めてです」

唯「大丈夫、私も初めてだから。一緒にがんばろ?」

梓「っ!」

しずちゃん「はぁはぁはぁ。あかんぬるぬるするで……。それにこれ、生臭いなぁ」

しずちゃん「……」

しずちゃん「……何やってんやろうち」

静代は唐突に我に返った。
思考がクリアになっていくような感覚を覚える。

しずちゃん「あ、遅刻してまう」

ティッシュで手早く後始末をし、学校へ向かった。

唯はゆっくりと両足を開いた。
股には未だ男を知らぬ可憐な蕾。
唯の姿を見て、梓に一つの感情が芽生えた。
征服欲、である。
男性特有の征服欲が梓に芽生えたのは、立派なソレのせいだったのかは分からない。
しかし、この時、梓は自分のソレを、唯の秘所に入れたくてたまらなくなっていた。
これだけは事実であった。

梓「できるだけ、優しくします。痛かったら言ってください」

唯「うん……」

梓はギンギンに猛るソレを唯の秘裂にあてがった。
既に、唯の膣は愛液で大洪水だった。
少し力を入れて、ずぶりと埋める。

唯「んっ!」

その日の部活終了後


家路についた静代は保留にしていた問題について考えていた。
股の辺りがいつもとは違う塩梅で、何とも落ち着かない。

しずちゃん(ふぅ、ばれへんでよかった。でもどないしよう)

しずちゃん(お医者さんに行くのがいいんかな? 恥ずかしいけど……)

唯「しーずちゃん!」

しずちゃん「にゃっ! ゆゆゆ、唯!」

梓(すごい、入っていく……)

唯は拳を握りしめて、体を強張らせた。
梓は、ずぷぷと更に埋めていく。

唯「あうっ。痛っ」

梓「だ、大丈夫ですか!?」

唯「んっ。だいじょうぶっ。あずにゃんのしたいようにしてっ」

唯は目尻に涙を浮かべながら、気丈にそう言った。

梓(ああ、もう本当にかわいい)

梓の征服欲は更にその勢いを増した。
唯先輩を犯したい。
唯を自分のものにしたい。

梓はゆっくりと唯の性器を貫いた。

唯「あぅっ、ぐううぅ。んあっ」

梓(血、やっぱり出るんだ……)

処女の証しである鮮血が梓の怒張の根元から風呂場の床へと滴り落ちる。

梓「……全部入りました」

唯「えへへ、私の初めて、あずにゃんにあげちゃった」

梓「私なんかで、よかったんですか?」

唯「あずにゃんなら大歓迎だよ」

梓「先輩……」

唯「んっ、あずにゃん、動いていいよ」

梓「はっ、はい!」

正常位の体勢で、梓はゆっくりとピストン運動を開始した。

唯「ん……あっ……」

梓(すごい、絡みついてくる)

唯「はあ、はあ、はあっ」

唯は少しずつ痛みが和らいでいっているようだった。

梓「もうちょっと、激しくしてもいいですか?」

唯「うんっ」

梓は腰を引いて一気に突いた。
ビクッ、ビクン!
敏感に唯の体が跳ねた。

唯「んぁっ、ぁっあぁあっ!!」

梓「ん、あっ、すごい……きもちいい!」

梓は再び腰を引いて、さらに突き上げる。

突然後ろから唯が抱きついてきたので、静代はひどく動揺した。
唯の小ぶりながらも柔らかな胸が背中に当たり、女の子の良い香りが漂う。
なんでいつも以上にドキドキしてるんだろう。
静代はそう感じていた。

しずちゃん(唯、良いにおいや。……じゃなくて!)

しずちゃん「止めろやゆいっ! 急に抱きつかんといて!」

唯「えー、スキンシップだよぉー」

しずちゃん「唯っ――」

唯のあどけない顔、ぷるんとした唇が目の前にあった。
視線が交錯する。
その瞬間、静代は自分の顔が赤くなっていくのを感じた。
同時に、自分のソレが硬くなっていくのも――

梓(すごいよぉ……。溶けちゃいそう)

ピストン運動を続ける梓。
徐々に、徐々にペースが早くなっていく。

唯「ぁあっぁんッ! あずっ、んあっ、にゃんっ。キスっ、キ、んっ――」

唯が言い終わらないうちに、梓は唯の唇を奪った。
その瞬間、唯の膣内が締まる。
じゅぷじゅぷと唯の肉壁が絡んできて、梓を締め上げる。
その刺激に、梓は限界を迎えようとしていた。

梓「っっ……! あんっ、んん、ああああッ!」

唯「ぁあっぁんッ! あん、ああんっ! 」

梓は最後の理性を振り絞って、ソレを秘所から引き抜いた。
ドビュッ!ドビュッ!
快楽のシャワーが唯の体に降り注いだ。
胸を中心に、至る所に精液が降り注ぐ。

梓「はぁっ……はぁっ……!」

唯「はあ、はぁ……んっ」

2人はもう一度、ゆっくりと、長いキスをした。

脱衣所にて


梓「……」

先ほどの情事を思い出して、恥ずかしさがこみ上げてくる梓。
顔が真っ赤である。

唯「あずにゃん、気持ちよかったね」

梓「……先輩は、本当に私なんかでよかったんですか?」

唯「私、あずにゃんのこと大好きだから、あずにゃんとできて本当に嬉しいよ?」

梓(それって……)

唯「よーし、喉乾いたしジュース飲もっと」

唯は脱衣所から出ていった。

憂「随分長かったね」

唯「洗いっこしてたんだー」

憂「そうなんだー」

しずちゃん(なんでやっ!? き、気づかれないようにせなあかん!)

唯「んー? しずちゃん、どうしたのー?」

しずちゃん「わーわー! 何でもない!」

唯「そっかー」

しずちゃん「ほっ……」

???「何でも無くないんじゃないのかい!?」


突然静代の股間から声がした

梓は一人脱衣所に取り残されていた。
「私、あずにゃんのこと大好きだから」
先ほどの唯の言葉、これはつまり告白と受け取って良いのだろうか。

ある筈の無いものが突然生えたこと、唯とセックスをしたこと、その時自分もノリノリであったこと。
そして、告白のようなものをされたこと。
今日起きた怒涛のような出来事の連続に、梓の思考回路は遂にショートした。

梓(もうわけわかんないよ……)

梓は憂に借りたパジャマを着て、脱衣所の外に出た。
二度も射精したために、ソレとショーツが擦れて少し痛い。

梓「はぁ……」

気持ちの整理のつけようのない梓であった。

梓たちはそろそろ寝ようかと話をしていた。

唯「ねね、リビングにお布団ひいて、3人で寝ようよ!」

憂「梓ちゃんがいいなら賛成かな」

梓「うん、いいよ」

梓は断っても意味がないと痛感していたので、反論はしなかった。

梓(せめて憂にだけはばれないようにしないと)


憂にソレの存在をばらしたくない梓の提案で、唯を中心に川の字になって寝る3人。
布団に入ると、唯はすぐ寝付いてしまった。

唯「うーん、それはダメぇ。むにゃむにゃ」

梓「……」

>>116
ちゃんと流せよ!!

???「どうもーやまちゃんでーす!!」

しずちゃん「や…やまちゃん!?」

なんと静代の股間からの声は山崎の物だった
山崎の童貞力が静代を呪い、その結果静代からペニスが生えたのだった

やまちゃん「びっくりした?ねえ、びっくりしたでしょ!?やっぱり~」

>>114
急展開ktkr!!!

>>120
確か排水溝に流れずに溜まるような…

梓はいざ寝ようとして目を閉じると、先ほどの情事が思い起こされる。
その上、唯の寝息を聞くと、ドキドキが止まらず寝付くことが出来ない。

梓(唯先輩、私のことが本当に? でも女の子同士だし……)

梓(あ、でも私にはアレが生えてるから大丈夫なのかな……)

梓(うーん、うーん)

憂「ねえ、梓ちゃん起きてる?」

梓「えっ、うん。起きてるけど」

憂「あの……。ごめん、何でもない。おやすみ」

梓「? おやすみ、憂」

何か言いたげだったが、結局憂は何も言わずに寝てしまった。
結局、梓は眠ることができずに次の朝を迎えることになる。

ごめんなさい

翌日、軽音部部室


梓は珍しく部活を欠席していた。
結局寝付けないまま学校で授業を受け、終わった途端強烈な眠気に襲われたのである。
あまりの眠気にふらふらになった梓は、そのまま帰宅してしまった。
根が真面目な梓には、授業中に爆睡するなんてできなかった。

その梓と職員会議に出ているさわ子以外のメンバーが、音楽室でティータイムを楽しんでいた。

律「おぉ、このチョコレートケーキおいしいなぁ。こんなの食べたことないよ」

澪「ほんとだ。甘ったるすぎず、かといって苦すぎずって感じだな」

紬「うふふ、これ大好物なの」

唯「……」

唯は大好物のケーキを前にしても、惚けたように宙を眺めている。
昨日梓の股についているアレを発見したとき、自制が効かなくなった。
暴走して無理矢理に梓と関係を結んだことに対し、少し罪悪感を抱いていたのだ

唯(昨日は、勢いに任せてあずにゃんとエッチしちゃったけど、あずにゃんに嫌われちゃったかな……)

唯(私は、私はあずにゃんが好き。……これからどうしたらいいんだろう?)

律「ん? 唯食べないのか? 食べないなら私が――」

澪「やめんか!」

澪は律のでこを中指で弾いた。

律「痛ってぇ。じょ、冗談だって……」

紬「そういえば授業中もずっとこんな感じだったわ」

澪「唯、具合でも悪いのか?」

唯「えっ。何? どうしたのみんな?」

律「どうしたはお前だよ。何かあったのか?」

唯「あー、うん。ちょっと考え事」

律「唯が考え事? 珍しいなぁ」

唯「りっちゃんひどーい」

澪「で、何考えてたんだ?」

唯「うん、あのね……」

唯は赤くなってもじもじしている。

紬「言いたくないことだったら無理して言わなくてもいいのよ?」

唯「ううん、ちょっと聞いてみたい。みんな好きな人居る?」

紬「!!」

澪「こ、恋の悩みか?」

唯「……うん」

律「わっはっは。恋愛ならお姉さんが相談に乗ってあげよう!」

唯「おぉ、りっちゃん、大人!」

律「澪じゃ頼りになりそうにないもんな! 何でも聞いてくれ!」

唯「うん、じゃあ恥ずかしいけど言うね。告白する前にセックスしちゃったんだけど、いやらしい子だと思われて嫌われてないかな?」

律「は?」 澪「え?」 紬「はい?」

律「ごめん、よく聞こえなかった。もう1回頼む。告白する前に、何したって?」

律は冷や汗を垂らして唯に尋ね返した。
澪と紬は固唾をのんで見守っている。

唯「だーかーらー、セックスだってセックス。」

紬「ブーッ!」

その言葉を聞いてよほどショックを受けたのか、紬が泡をふいて倒れた。

澪「ムギが倒れたぞ!」

律「大丈夫かムギ!? ムギぃぃッ!」

唯「でも、あずにゃん意外に積極的だった……」

唯のこの言葉は、律と澪に届くことはなかった。

数十分後


律と澪は協力して、倒れた紬を保健室に運んだ。
今部室には、唯、律、澪の3人だけである。

澪「唯、その、な。セセセ、セックス……なんて人前で言うもんじゃない!」

律「そ、そうだぞ!」

唯「ごめんごめん。でね、りっちゃん先生はどう思う?」

律「あー、えーと、その……。澪パス」

澪「さっきは偉そうなこと言っときながら。 ……あー、そのだな」

唯「……」

澪「そうだ、向こうが体目当てとかなら止めといた方が無難だと思うぞ」

唯「私から強引に迫ったんだから、それはないよー」

澪「ご、強引にって……」

紬(しぇ…ん)

澪は律の方を向いて助け船を求めたが、律は知らんぷりをした。

澪「うーん、うーん」

澪「そっ、そうだ。告白だ、告白をしちゃえ! 相手がどう思ってるかなんて、いくら考えても分からないんだし。な、律?」

律「あー、そうだな。うじうじ悩んでるのは唯らしくない。試しに告白してみろよ」

唯「そっか、そうだよね! 当たって砕けてみる!」

後押しされた唯は部室から勢いよく駆け出していった。
後に残される2人は疲れたような表情を浮かべている。

律「なぁ、澪。まともな恋愛したことあるか?」

澪「……ない」

律「だよな。……あたしもだ」

2人のため息が、がらんとした部室に響いた。

梓の自室


朝5時。
帰宅してからずっと眠り続けていた梓が目を覚ました。

梓「……やっぱりついてる」

ソレは消えていなかった。

梓(一端整理しよう)

梓(唯先輩は……たぶん私のことが好きなのかもしれない)

梓(女の子同士の恋愛……アリかな?)

起き上がり、カーテンを開けて窓の外を見た。
まだ日が昇っておらず、深い闇空が広がっている。

梓(そもそも。そもそも私は先輩のこと、どう思ってるんだろう?)

またベッドに寝転がり、枕に顔をうずめた。

梓(唯先輩……。マイペースで、馴れ馴れしくて、ちょっと抜けてる人)

梓(ギターの練習はあまりしようとしない。そう思ってたけど、実は一生懸命練習してる)

寝返りを打って、天井を見つめた。

梓(唯先輩。優しくて、あったかくて、笑顔が素敵。まるで太陽みたい)

そっと目を閉じた。

梓(先輩につい辛くあたっちゃうのは、素直になれないから。本当は嬉しいのに)

胸に手をあてた。

梓(一緒にお茶したり、一緒に演奏したり。そう、一緒に居るだけで、凄く楽しい)

そして、目を見開いた。

梓(……ああ、そっか。私、先輩のことが好きなんだ)

ようやく得心の行った梓は晴々した気持ちだった。
窓の外では、いつの間にかさんさんと輝く朝日が昇っている。

梓「うん?」

気が付くと、携帯電話に1件のメールが送られていた。
送り主は、唯だ。

梓「唯先輩? 何だろう?」

『あずにゃん、話したいことがあるの。もし聞いてくれるなら、明日のお昼休みに屋上に来てね 唯』

梓「先輩……」

唯が何を話したいのかは分からない。
しかし、その場で自分の気持ちを伝えよう。
そう決心する梓だった。

新聞配達員「ありだよー!」

昼休み、屋上


梓は屋上に居た。
真っ青な空、つがいの雀が自由自在に羽ばたいている。
そして、一陣の風。
梓の瞳は、唯の後姿を真っ直ぐに捉えていた。
気配に気づいた唯は、振り返らずに語り始める。

唯「よかった。あずにゃん、来てくれたんだ」

梓「先輩……」

唯「あのね、聞いてほしいことがあるの」

梓「はい……」

唯「このままで話させて。途中で聞くの嫌になったら、黙って帰ってもいいから……」

梓は、今唯はどのような表情を浮かべているのか想像した。
いつものようにニコニコしているのか、それとも憂いを帯びた表情か。

唯「最初に謝っておくね。いきなりあんなことしてごめんね。驚いちゃったよね」

梓「そんなことっ、そんなことないです! 私だって!」

唯「えへへ、あずにゃんはほんとに優しくて、いい子だなー。だから好きになっちゃったのかな」

梓「!」

唯「あは、言っちゃた」

梓「……」

唯「あずにゃんはちょっぴり頑固だけど、優しい子。私にギターを教えてくれる時もそう、真剣に、丁寧に、優しく教えてくれる」

梓「……」

唯「この4月からあずにゃんと一緒に部活していくうちに、どんどん惹かれていった」

唯「今ではね、あずにゃんの側にいるとドキドキが止まらないの」

梓(先輩……)

唯「それが恋なんだって気づいたのは、最近になってようやく」

唯は一息ついて、少しだけ腹に力を入れて言った。

唯「もう1回言うね。私はあずにゃんのことが好き! 大好き!」

唯「それでね、もしあずにゃんがよかったら、恋人として付き合って下さい!」

唯の透き通った声が真っ青な空へとけていく。
梓はただただ嬉しかった。
唯も自分を好いてくれていることが、自分が唯を好いているのと同じように。
もう答えはとっくに決まっている、だけどどんな言葉で答えよう?
色とりどりの言葉が頭をよぎっては消え、よぎっては消えていった。
そして、結局思い至ったのはごくシンプルな一つの行動――

ぎゅっ

唯「あずにゃん……」

唯を黙って背中から抱きしめることだった。

梓「私もあの後色々なこと考えていたんです。先輩は私のことどう思ってるのかな、そして私は先輩のことどう思ってるのかなって」

唯「うん……」

梓「ちょっと時間はかかりましたけど、結論は出ました。それを伝えようと思って、私はここに来たんです」

唯「……」

梓「単刀直入に言います。私は、いえ、私も唯先輩のことが好きです。こんな私でよければ、先輩の恋人にしてください」

唯「あず……にゃん……」

梓「だから、できたらこれからもずっと一緒に居てください」

そう言うやいなや、梓は唯を正面に振り向かせた。
唯の目は少し潤んでいる。
梓は背伸びをして、無言で唯にキスをした。

憂「 」




憂「 」

唯「んっ……」

実時間にすれば数十秒程度だろう。
しかし、2人にはそれが永遠に続くかと思われた。

梓「……んっ。先輩……」

唯「あずにゃん! あずにゃん大好き!」

唯は梓を強く抱きしめ、頬と頬を擦り合わせる。

梓「もう先輩ったら……。でも、恋人だから許してあげます」

唯「あずにゃん!」

梓「は、はい!」

唯「先輩じゃなくて、唯。二人っきりの時は唯って呼んで欲しいなー」

梓「……唯」

唯「もう1回!」

梓「唯!」

唯「もう1回!」

梓「唯!」

唯「もう1回!」

梓「いい加減にしてください!」

2人の笑い声が空へ消えていった。

放課後、音楽室


唯「りっちゃん、澪ちゃん! 昨日は相談に乗ってくれてありがとう!」

律「あ、ああ。お安い御用だよ」

澪「お前は何もしてないだろ……。で、どうなったんだ?」

唯「うん、大成功! 付き合ってくれるって!」

ガシャンと軽快な音が音楽室に響いた。
紬が自分のティーカップを床に落とした音だ。
紬は小刻みにプルプルと震えている。

紬「唯ちゃん。相手はどんな殿方なの?」

唯「ほえ、とのがた?」

紬「ああ、こんなあどけない唯ちゃんを毒牙にかけるなんて。どんな野郎なのかしら」

唯「やろう? 男じゃないよ、あずにゃんだよー」

梓「えへへ」

梓はもじもじしている。
音楽室に一瞬の静寂が訪れた。
そして――

律「なにぃぃぃぃ!」

澪「梓だって!」

紬「えっ、あずさ……ちゃんと? なんて素晴らしいの……」 バタリ

澪「またムギが倒れたぞ!」

律「ムギぃぃッ! でもなんか幸せそうな顔してるな」

憂「お姉ちゃんどいてそいつ殺せない」

数十分後


律と澪は協力して、倒れた紬を保健室に運んだ。
今部室には、唯、梓、律、澪の4人である。

律「唯の好きな人って梓だったのか……」

唯「えへへ、うん」

澪「で、付き合い始めたのか?」

梓「はいっ」

律「そっか、お幸せにな」

澪「ラブラブなのはいいけど、部活を疎かにしないように」

梓「大丈夫です! 私が引っ張っていきますから!」

唯「お、お手柔らかにね」

紬「全財力をつぎ込んで……二人を支援……」

部活終了後


唯「じゃあみんな、またね!」

梓「お疲れ様でした」

唯「あずにゃん、手つないで帰ろー」

梓「はい! 先輩の手あったかいなぁ」

唯「あずにゃん?」

梓「あっ。……唯の手あったかい」

唯「よくできましたー」

梓「ねえ、ゆ、唯。今度の土曜日に2人でどこか遊びに行きませんか?」

唯「それってデート?」

梓「そうとも言います」

唯「行く行く、楽しみだなー」

一組のバカップルが帰っていた。

後に残されたのは律と澪。
2人は無表情でその姿を見つめている。

律「なんかおいてけぼりだな」

澪「……」

律「なぁ、澪」

澪「……なんだ?」

律「キス、しよっか?」

澪「寝言は寝てから言え!」

土曜日の午後


人の賑わうアーケード商店街の南口、梓は待ちぼうけをくらっていた。

梓「……遅い」

人ごみの中で一人。
待ち合わせの時間はとうに過ぎている。
更に待つこと数分、ようやく唯が現れた。

唯「ごめーん、あずにゃーん」

梓「もう! 遅いです!」

梓はジト目で唯を見つめる。

唯「ごめんごめん、道が渋滞でバスが遅れたんだ」

梓「むぅ、それじゃ仕方ないですね。許してあげます。さ、行きましょう」

商店街を数分歩くと、少し開けた場所に出た。
梓はそこでクレープを2つ買い、1つ唯に手渡した。
梓のはバナナ、唯のはイチゴである。

唯「ありがとー、あずにゃん。はい、あーん」

梓「こんな人の多いところではちょっと……」

唯「気にしなーい気にしなーい」

梓は顔を赤らめながらも、口を小さく開けて唯のクレープにかじりついた。

梓「はむはむ、……おいひい」

唯「うんうん。あーん」

唯がおもむろに口を開けて、梓にアピールをし出した。
それを見た梓はやれやれと肩をすくめ、自分のクレープを唯の口へ持っていった。



   
   
憂「お姉ちゃん!梓ちゃんとつき合うなんて許せないっ!!」

   
   
唯「う、憂?どうし…う゛っ…うっぅぅぅ……私だ」



   
   
憂「お前か、また騙されたな」


    
    
唯・憂「「暇を持て余した、平沢家の…遊び」」

パクッ!

クレープが口元に着た瞬間、唯は一層大きく口を開けた。
そして、ガブリとクレープにかぶりつく。

梓「ちょっ! 食べすぎです!」

唯「おいしいねー」

唯は能天気な笑顔で梓のクレープを味わっている。
それを見た梓は、わなわなと震えだし、ある一つの行動に出た。

梓「もう! 仕返しです!」

唯「ほえっ。ああっ!」

梓は口を全開まで開き、唯のクレープを噛みちぎった。
幸せそうにもぐもぐしている。

唯「あ、あずにゃんもやるようになったね……」

その後、2人はウィンドウショッピングを楽しみ、喫茶店でお茶をした。
それから更に歩くこと10分程度、2人は街を縦に流れる川のほとりに来ていた。
夕暮れの陽が空を赤く染める。
周辺には、同じようなカップルが数組見受けられる。

唯「楽しかったねー」

梓「すっごく楽しかったです。でもデートってこんな感じでよかったんでしょうか?」

唯「細かいことは気にしない! 楽しかったからそれでOKだよ」

梓「そっか。そうですよね」

唯「でね、あずにゃん。今日は憂も用事で帰ってこなくて、私1人なんだ」

梓「それって……」

唯「もしよかったら……」

唯も梓も、夕日に負けないほどに顔が真っ赤になっていた。

「これからもヨロシクな、梓!」

唯の部屋


唯は今シャワーを浴びている。
先にシャワーを浴びた梓はバスタオル一枚で唯の部屋のベットに腰かけていた。

梓(またあんなことしちゃうんだ……)

そう思うと、ドキドキが止まらない。
待つこと10分、唯がバスタオル一枚で現れた。
お風呂上りの唯はとても色っぽい。

唯「お待たせー」

唯は梓の横に腰かけた。

唯「えへへ、じゃあしよっか?」

梓「はい……」

梓は唯に口づけをした。
唯の唇の柔らかい感触が広がる。
すると、唇を割って唯の舌が口内に侵入してきた。

梓「んあっ」

唯の舌は梓のと絡みつき、口内を舐め回して吸いついてくる。
そして、股間に唯の手が伸びた。
ギンギンに反り勃ったソレを、唯が優しく撫でまわす。

唯「んふぅっ……あんっ」

梓は負けじと唯の胸を愛撫しだした。
唯の胸のサイズは小さめだが、揉みごたえがある。
そして、胸の頂点にあるピンク色の突起。
それをピンと弾くと、

唯「んあっ」

唯の口から甘い喘ぎ声が漏れた。
梓は唇を離し、おねだりをした。

梓「あの……。またフェラを……」

唯「して欲しいの? うーん、そうだ。一緒に気持ちよくなろうよー」

梓「一緒に……?」

唯「うん、こうやるの」

唯は梓を仰向けに寝かし、いわゆるシックスナインの体勢になるよう覆いかぶさった。
そして、唯は梓のソレを口に含んだ。
目の前には唯のアソコ、そして自分のソレが温かくて、柔らかいものに包まれている。
これだけで梓は射精しそうだった。

梓「はうっ……」

唯の舌が亀頭に絡み、チロチロと舐めてくる。
梓はあまりの快感に、淫らな声を上げる。
そして、裏筋を舐められた瞬間、ピクッっと体を震わせた。

唯「どう、あずにゃん。気持ちいい?」

梓「すっごく、気持ちい、あんっ……」

唯「でも、あずにゃんばっかり気持ちよくなってズルい私のも舐めて」

梓が指でアソコを広げて舐め始めると、唯は甘い嬌声を上げ始めた。

梓「ろうれふか?」

唯「うん、いいよ……」

梓「唯のおまんこくっせええええええええええええええええ」

しばらくの間、お互いの性器を愛撫し続ける。
唯の秘部からは愛液がじゅぶじゅぶと溢れ出し、梓の顔を濡らしていった。
唯はソレを強く吸い上げた。
そして、唯の頭が上下に動き、強烈な刺激が与えられる。
梓は遂に限界を迎えた。

梓「あっ、ああっ……」

ドピュッ、ドピュッ!

濃い白濁色のスペルマが唯の口に放出された。
射精が終わるまで、梓は快感に酔いしれていた。

唯「んっ、んっ、んんっ……。ふぅ、今度は全部飲めたよ」

梓「唯……」

唯「でも私まだイってないから、舐めて」

唯はM字に股を開き、梓にそう促した。
梓はバター犬のようにペロペロと舐め出す。
クリトリスを重点的に、秘部全体に満遍なく刺激を与える。

唯「はあっ、んあっ……いいよ、そう……」

梓はジュウッと一気に吸い出す。

唯「あんっ、あっ、ダメ……イっちゃうぅうっ!」

唯の膣がひくひく痙攣を起こした。
梓の顔は愛液でびしょびしょである。

唯「えへへ、イっちゃった」

梓「イクとき可愛かったです」

唯「もう、あずにゃんったら……」

そして、唯は思い出したかのように告げた。

唯「そうだ、良いものがあるんだけど」

梓「いいもの?」

唯「うん、これ!」

それはペニスバンドだった。
サイズは少し小さめ、梓のソレが勃起した際のサイズとほぼ同じである。

梓「ど、どうしたんですかそれ……」

唯「さわちゃん先生に借りたんだー」

梓「あの人は本当に教師ですか……」

唯「それでね、私、あずにゃんのこっちの初めて欲しいな」

唯は梓の女性器をさすった。
梓はピクンと体を震わせる。

唯「ダメ……かな?」

梓「ダメじゃないです! 私、唯にもらって欲しい……」

唯「あずにゃん……。できるだけ優しくするからね」

梓「はい……」

唯はペニスバンドを装着し、梓の秘所にズブズブと埋めていった。
梓のアソコはやはり小さい。
なかなか入りきらず、梓の顔に苦悶の色が浮かぶ。

梓「痛い……っ」

唯「だ、大丈夫?」

梓「だ、大丈夫。私、頑張ります」

痛いけれど、唯が自分に始めてをくれたように、自分も唯に初めてをあげたい。
その一心であった。

唯「……分かった。いくね」

唯は少しずつ、確実に擬似ペニスを埋めていく。
やがて、ペニスバンドが全て入りきった。
シーツを握りしめて耐える梓を見て、唯は心を痛めた。

唯「全部、入ったよ。あずにゃん」

梓「んあっ、はぁ、はぁ……。嬉しい……です。唯に……初めてをあげられて」

唯は梓を愛おしそうに見つめている。
そして、キス。

唯「ちょっとずつ動くね」

梓「は、はいっ」

正常位の態勢だ。

唯(この体位ならあずにゃんの顔がよく見えるよね)

唯は擬似ペニスを少しずつ秘裂に出し入れする。
しかし――

梓「ぐうっ……、あうっ」

梓(痛いよう……)

唯は心配そうな顔をした。

唯「あずにゃん……」

梓「だっ、大丈夫っ、ですからっ」

唯「……そうだ!」

唯は梓のソレを手でしごきだした。
最初はしぼんでいたソレも、少しずつ硬度を増していく。

梓「あふっ!」

唯「これならきっと気持ちよくなるよ!」

ペニスバンドを出し入れしながら、手でソレをしごく唯。
緩急をつけた手づかいだ。

梓(い、痛いのと気持ちいいのが混ってる……)

梓の喘ぎ声に、少しずつ快楽の色がにじみ出した。
少しずつ快楽が痛みを上回っていく。
亀頭からはガマン汁が、そして、秘所からは血に混じって愛液が噴き出る。

梓「あんっ、あっ、あっ、んあっ……」

唯「おっ、のってきたねー。もっといくよー」

唯はさらに手と腰の動きを激しくする。
梓は、じゅぽじゅぽと子宮を突かれる度に電気が奔るような感覚を覚える。

何分この行為を続けていたのだろうか。
やがて、梓は絶頂を迎える。

唯「よーし、イっちゃえー!」

梓「やっ、あああっ、ダメっ……、き、きもち、いいいいいいいっ」

梓の絶叫。
ソレからドクンドクンと大量の精液が飛び出し、唯の体にぶつかった。
同時に、膣がびくんびくんと痙攣を起こす。

梓「あっ、うう……」

唯「あずにゃんのイキ顔かわいー」

唯は梓にまたキスをした。

書き溜め尽きた
徹夜で書く

紬「続けて」

セックスの後、梓と唯は裸で抱き合っていた。

唯「お疲れ様、あずにゃん。まだ痛い?」

梓「ちょっとひりひりしますけど、大丈夫です」

唯「そっか。ねね、あずにゃん。ちゅー」

梓「んもう。んっ」

2人はまたキスをした。
その瞬間のことだった。

憂「お姉ちゃーん、居る?」

扉をノックして、憂が部屋に入ってきた。
唯、梓、憂、3人の表情が凍りつく。

憂「えっ。……何やってるの?」

梓「こっ、これはその……」

憂「! なんで梓ちゃんにそんなのが生えてるの?」

梓「っ、それは……」

唯「憂っ。あのねっ、私たち付き合い始めたの!」

憂「!」

唯「今まで言わなかったのはごめん……。でも――」

憂「どうして……。どうして!」

唯が言い終わらないうちに、憂は走って部屋から出ていった。
目尻には涙が浮かんでいた。

唯「ういっ!」

唯の声が虚しくこだました。

星の降るような夜。
憂は逃げ出していた。
実のところ、憂は、唯と梓が付き合い始めているのではないかと薄々感づいていた。
そのことに対して、多少の嫉妬心があったのは事実だ。
しかし、梓ならば唯を任せられそうだし、無理矢理仲を引き裂いて唯を悲しませたくない。
だから、実際に恋人関係になっていると教えてもらえたら祝福しよう。
そう心に決めていた。
先ほどまでは――

憂(あはは。覚悟はしてたのに、実際にあんなとこ見ちゃうと抑えきれなくなっちゃった)

憂(お姉ちゃん。やっぱり私、お姉ちゃんが好きだよ)

憂(でも、梓ちゃんとの仲を引き裂くなんてできない。お姉ちゃんの悲しむ顔を見たくない)

憂は泣きながら街を走り回った。
やがて走り疲れると、公園のブランコに腰かけ、まるで子供のようにこぐ。
キィキィと耳障りな音が響いた。

憂「どうすればいいんだろう……」

和「憂……?」

憂「和さん?」

和「どうしたの、こんな時間にこんなところで」

憂「いえ、ちょっと……」

和「目、赤いわよ。唯と喧嘩でもした?」

和は唯の幼馴染だ。
だから、憂とも付き合いは長い。

憂(そういえば、和さんにお姉ちゃんに言えないような悩み、何度か相談に乗ってもらったことがあったなぁ)

憂「あの、和さん。実は……」

憂は自分の今の気持ちを包み隠さず和に話した。
唯と梓が付き合っていると気づいたこと。
そのことに嫉妬していたこと。
けれど、いざとなれば祝福しようと思っていたこと。
でも、結局できなかったこと。
和は黙って憂の言葉に耳を傾けていた。

和「そっか、辛かったわね」

憂「……」

今にも泣きだしそうな憂を、和は優しく抱きしめた。

和「好きなだけ泣きなさい。今は私しかいないから」

憂「和さん…。ひっく、えぐっ、うわぁあああああああああああん!」

憂が人の前で見せる、初めての弱みであった。
泣きやむまで、和は黙って憂を抱きしめていた。

憂「すいません、取り乱しちゃって……」

和「ううん、いいのよ。それに、憂が取り乱すなんて珍しいものが見られたわ」

憂「の、和さん!」

和「冗談よ。さて、憂。自分の気持ちを再確認できたわね?」

憂「はい」

和「2人の仲を認めてあげたい。あなたはそう自分に言い聞かせているだけで、本心では納得できていない」

憂「……」

和「推測の段階ではまだ嫉妬心を抑えつけられたけれど、否応なしに現実が目の前に現れた」

和「唯を取られたくない。でも、唯の幸せを自分勝手に壊そうとも思わない。どうすればいいか分からなくなって逃げ出した」

憂「はい……」

和「今、あなたには2つの選択肢がある。1つは何食わぬ顔で2人と会って、自分の気持ちを心の奥底にしまいこむこと」

和「もう1つは――」

和は憂に公園の入口の方を示した。
そこには、息を切らしている梓の姿。
まもなく、唯が現れた。唯も息切れしている。

和「自分の思いを正々堂々とぶつけてみることよ」

憂「……」

和「もしかすると、あなたにとって辛い結果になるかもしれないわ。さぁ、どうする?」

憂「私は……」

憂は拳を握り締め、2人の元へゆっくりと歩みを進める。
和はその姿を見て呟いた。

和「がんばりなさい」

この言葉は憂にしっかりと届いていた。

唯「うい……。よかった、心配したんだよ」

憂「お姉ちゃん、梓ちゃん。心配かけてごめんね」

梓「憂……」

憂「お姉ちゃんと梓ちゃんに、どうしても伝えたいことがあるの」

憂はぽつりと語り始めた。
まるで溜めこんできたものを吐き出すように。

憂「私ね、お姉ちゃんが好き」

唯「うん……」

憂「ただ、妹としてだけじゃない。許されるなら、恋人みたいになりたいかもって思ってた」

唯「憂……」

憂「でも、お姉ちゃんは梓ちゃんのことが好きなんだよね?」

唯「うん。私はあずにゃんを愛してる。だから、ごめんね、憂。私は……、私は憂の気持ちに応えてあげることはできない」

憂「……」

唯「ごめんね……」

憂は微笑んでこう言った。

憂「いいの! ただ伝えたかっただけだから。梓ちゃんのこと、大切にしてあげてね。私、応援してるから」

唯「うん……、ありがとう、憂……」

憂「それと、梓ちゃん」

梓は無言でうなずいた。

憂「お姉ちゃんを幸せにしてあげてね。泣かせちゃヤだよ?」

梓「うん、必ず」

それを聞いた憂は満足そうに頷いて、夜空を見上げた。

憂「ごめん、2人とも、先に帰って」

唯「憂……」

憂「お姉ちゃん、梓ちゃん。明日からはきちんといつもの私に戻るから。だから、今日だけはお願い」

唯「……うん、分かった。憂、気を付けて」

唯と梓は帰って行った。
夜の公園は再び静寂に支配される。
それを破ったのは、和の言葉だった。

和「憂……。よく頑張ったわね」

憂「和さん……。本当にありがとうございました。悲しいけれど、ちょっとスッキリしました」

和「そう……」

憂「あの、もう1回胸貸してもらえませんか? ひっく、涙が……」

和「ええ。好きなだけ泣きなさい」

憂「えっぐ、ありがとう……ございます。ひっく、うわぁあああああああああああん!」

和はそれ以上何もいわず、憂の頭を撫でた。
頭上では一筋の流れ星が駆ける。

2人は手を繋いで帰っていた。

唯「あっ!」

梓「? どうしたんですか?」

唯「えへへ、流れ星が見えたからお願い事してたんだー」

梓「へぇ、どんな願い事ですか?」

唯「内緒だよー」

梓「えー、教えて下さいよぉ」

唯は照れくさそうに繋いだ手をぶんぶんと振り回した。

そして、時は流れて――


梓「明日、卒業式ですね」

唯「うん、高校生活も終わっちゃうのかぁ。この制服着るのも最後だね」

唯の卒業式の前日。
制服を着た2人は唯の部屋に居た。

梓「唯が浪人したら同学年になれたのになぁ」

意地悪な顔をして梓が言った。
唯は地元を離れ、遠くの大学に進学することになった。
今までのように頻繁に会えなくなるのだ。

唯「むむ、あずにゃんひどーい」

唯はぷくーっと顔を膨らませた。
それを見た梓は二コっと笑う。

梓「冗談です。……大学に行って、私の知らない間に他の人になびいちゃヤですよ?」

唯「なびかないよぉ」

梓「……ほんとですか?」

唯「ほんとだよー」

梓「……来年、絶対また後輩になっちゃいますから、待っててくださいね」

唯「うん、待ってるから」

そう言うやいなや、唯は梓を抱き寄せて深く唇を重ねた。
少しずつ、梓の舌が唯の舌の動きに合わせて動き始める。
じゅじゅるとお互いの唾液を絡ませ合い、吸う。

梓「んっ、はぁ……」

唯が梓の背中に手を回し、背骨に沿って指を這わせる。
すると、梓の口から甘い吐息が漏れた。

梓「はぁはぁ……」

唇を離しすと、ねっとりと唾液が糸を引く。
梓はとろんとした顔で唯を見つめる。

唯「あずにゃん、結構背中も弱いんだよねー」

唯は梓の耳元でささやいた。
付き合い始めて既に1年以上経過している。
何度も肌を重ねているうちに、お互いの敏感なところは大概知り尽くしていた。

梓「んっ……ぁ、やぁ、あふっ」

唯はさらに、指先をつつと背骨に沿って這わせた。
喘ぎ声が、吐息混じりに漏れだす。
唯は上から下へ背筋をなぞり、スカート越しに梓の尻をなでる。

梓「んあっ」

唯がさわさわと尻を触ると、梓の息遣いはどんどん荒くなる。

梓「あふっ、ゆ、唯ぃ」

梓は唯にぎゅっとしがみついた。

唯「脱いじゃおっか」

梓「はい……」

唯は梓のブレザーを脱がし、ベッドに寝かせた。
そして、ゆっくりと一つずつブラウスのボタンを外していく。
すると、白いブラが現れた。

唯「あずにゃん、おっぱいあんまり育ってないね」

梓「……大きい方がいいですか?」

唯「どっちでもいいよ。あずにゃんのおっぱいだから好きなんだもん」

唯は梓の体を浮かせて、ホックを外した。
そして、梓のブラをずらしすと、確かに小さな乳房がそこにあった。
ぷっくりと硬くふくらんだ乳首を軽く突付かれると、梓にビリッとした快感が沸き起こる

唯「おぉ、おちんちんももう勃ってる!」

梓のソレがショーツとスカートの柔らかい生地を押し上げて、恥ずかしいテントを作っていた。
唯はソレを人差し指で何度もピンと弾いてみた。

唯「あはは、プルプル震えてるよー」

梓「あ、遊ばないでくださいっ」

唯「じゃあもっといいことしてあげるね」

そう言って唯は梓のスカートを脱がした。
さらに、ショーツからはみ出したソレを愛おしそうに眺めながら、最後の一枚に手をかける。
一糸纏わぬ梓の姿を見て、唯はため息をもらした。

唯「あっ! あずにゃんこっちも濡れてるよ!」

梓「気持ちいいんだからしょうがないじゃないですか……」

唯は満足したようにうなずき、梓の女の子の方を愛撫しだした。

梓「あ、あぅ。ふぅ……」

唯「無抵抗にいじられるあずにゃん。……いい!」

唯は胸を丹念に撫でまわし、続いてあそこへと手を伸ばす。
指先でくぱぁとあそこを広げると、蜜が溢れてくる。
さらに、蜜を指先でそっと絡めて、クリトリスに塗りつけた。

梓「ひぁッあっ…!」

梓はびくんと腰を震わせた。
また蜜が溢れ出す。

唯「よし、じゃあこれはどうかなー?」

唯は梓のソレを握りしめながら、秘裂に舌を這わせた。

梓「ああッ!」

2つの性器を同時に刺激される感覚。
あまりの快感に、梓は口元から涎をだらしなく垂らしていた。

唯「まだまだいくよー?」

そう言って唯はソレを口でくわえ、膣の中に中指を挿入した。

梓「あッ…っくッ…!」

舌が亀頭に絡む。
クリトリスがピンと弾かれる。
想像を絶する快感によって、梓はいとも簡単に果ててしまった。

梓「ンぁあああ……あ……ああああぁぁぁっ!」

ソレからは精液が、そして、アソコからは無色の液体が噴出した。

唯「んっ、んっ、んんっ……。ん……」

梓「あっ、はぁ……はぁ……」

唯は梓の欲望の塊を口に入れて飲み込んだ。
ぺろりと舌で口元を舐めて一言。

唯「あずにゃんなんか色んなもの出しちゃってたよ。ほら見て」

唯はシーツを指さした。
梓の多量の愛液でびしゃびしゃに汚れている。

梓「し、仕方ないじゃないですか! 2つもあるとすごい気持ちいいんです!」

唯「うらやましいなぁ、おちんちん。ねっ、それ挿れて? まだいけるよね? それとももうダメ?」

そう言って唯はソレを口でくわえ、残っている精液をじゅるりと吸い上げた。
すると、再び硬度を増し始める。

唯「できるよね?」

梓「犯ってやるです」

梓は起き上がり、唯を強く抱き締めた。
そして、ソレが侵入を始める。

唯「あっ…ふッ…!」

先端が入っただけで、温かい膣の感触にとろけそうになる。
そして、ぬるぬるの粘液とヒクヒクする肉壁の感触を感じながら、さらに奥へと突き進む。
やがて、根本まで中に埋まり、梓はズンと子宮を突いた。

唯「ああっ! イイ! イイよぉ!」

唯が喘ぐと、肉壁が締まる。
梓は歯をくいしばって耐え、唯を抱きしめた。

梓「うっ、動きますっ」

梓は腰を引いて、貫いた。
すぐにでも出してしまいそうなのを堪えながら。

唯「あっ、あ、あ、あ、あふっ、あああっ!」

梓は荒々しく息を吐きながら、懸命にピストン運動を続けた。
ソレを抜き差しする度に、唯の蜜がシートを汚した。

唯「あんうう! んあっ! あああっ!」

唯は徐々に声を荒らげる。
両手を梓の背中に回し、自分でも腰を動かしている。
梓は叩きつけるようにして、何度も突き上げる。

梓「もっ、もう、イっちゃいそうですっ」

唯「あんっ、いいよっ、きてっきてえええ」

唯の膣が梓の精液を搾り取ろうと動いた。
その瞬間。

ドクッ、ビュッルビュッルビュッル!

唯「ひゃあっ、あったかいのが入ってくるぅ!」

梓は中に欲望をぶちまけた。

梓「はぁ、はぁ、はぁ。まだ……出てる……」

唯「……はぁ、はぁ。あずにゃんの精液、気持ちイイ……」

疲れ果てた梓は、唯の上から覆いかぶさった。

梓「他の人とこんなことしちゃダメですよ……?」

唯「うん」

2人は長い、長いキスをした。

翌日


梓は小鳥の鳴き声で目覚めた。
カーテンの隙間から朝日の光が漏れている
隣には裸の唯がすやすやと寝息を立てている。
梓は唯の頬にキスをした。

梓(遂にみんな卒業かぁ……)

唯を始めとする軽音部の先輩たちとの楽しい時間。
それも、今日で終わりだ。
卒業生の4人の進路はバラバラだった。
先日、壮行会でいつかまた5人でライブをしようと誓い合ったところだ。

梓(寂しくなるなぁ)

梓「あれっ」

その時、ある違和感を覚えた。

そう、ソレがきれいさっぱり無くなっていたのだ。

梓「あっ……」

最初は疎ましく思っていたソレも、いつの間にか無くてはならない自分の一部となっていた。
なぜ今ごろ?

梓「私のおちんちん……」

思えば、おちんちんには助けられた。
もしソレが生えなかったならば、唯と今のような関係になることはなかったのかもしれない。
素直になれない、積極的になれない自分を後押ししてくれた大切な物。
梓は喪失感を覚えていた。

梓(でも……)

そう、今となっては、ソレの助けはもはや要らないだろう。
唯を絶対に離さない。
その気持ちが変わることはないのだから。

梓「ありがとう、私のおちんちん。私を助けてくれて」

梓「私、絶対に唯を幸せにするから。どこかで見守っててね」

梓はもう一度唯の頬にキスをした。

唯「んー、むにゃむにゃ。おはよー……」

唯が目を覚ました。
口元からは涎を垂らしている。

梓「おはようございます。良い天気で卒業式日和ですよ!」

梓はカーテンを開けて、外を見渡した。
そこには、雲一つない大空が広がっていた。

唯「ほんとだー。あれっ」

梓「? どうしたんですか?」

唯「あわわわ、なんか生えてる」

梓「ええええええっ!」


おしまい

駄文に付き合ってくれて本当に感謝。
途中で自分が何をやりたいのか分からなくなった。
出直してくる。

まだのこってた
蛇足臭がプンプンするけど、if短編、補完短編書いたんで投下する


IF

憂「ねえ、梓ちゃん。お姉ちゃんの純潔を奪ったその汚らわしいチンポを、私の中に入れてくれたら許してあげるよ?」

梓「っ、憂……。それは……」

憂「たったそれだけでお姉ちゃんと付き合うのが認められるんだし、その上梓ちゃんも気持ちよくなれる。一石二鳥じゃないかな?」

梓「……でも」

唯と梓が裸で抱き合ってることを目撃した憂は逃げだした。
そして、走りまわった末に、コンビニの前でたたずんでいた。
誰とも会わず、気持ちの整理を付けられない憂。
やがて、憂を探しまわる梓と鉢合わせした。
憂は唯を呼ぼうとした梓を制し、近くの公園の茂みに連れ込んだ。
少し意地悪な顔を浮かべながら。

憂「ねぇ、あーずーさーちゃん」

梓「……っ」

そう言って憂はスパッツ越しから梓のソレを撫で始めた。
梓の格好は、Tシャツにスパッツと簡素な部屋着である。
悲しいかな、憂の淫らな手つきにソレは反応しだす。

憂「あれれ? 梓ちゃん、おちんちん勃起しちゃってるよ? 興奮したの?」

梓「やめ……て……。憂……」

憂「ほんと梓ちゃんはエッチだなぁ。これでどう?」

梓「ひぐぅッ!」

憂は片手で梓の男の子を、もう片手で女の子を刺激した。
梓はスパッツ越しにではあるが、強い刺激に頬を桃色に染める。

梓「う、憂!」

梓を快感を振り払うかのように大声を上げた。

梓「憂! 私、こんなこと出来ないよ。唯……先輩への裏切りになっちゃう」

憂「黙ってればいいじゃない? 私は言わないよ? 梓ちゃんがちゃーんと私の言うこと聞いてくれたらね」

梓「でも……」

憂「あー、もう。ごちゃごちゃうるさいなぁ」

憂は強引に梓のスパッツをショーツごと引き下ろした。

梓「ああっ、返してっ」

憂「やーだよっ」

憂はスパッツとショーツを奥の茂みへ放り投げた。
梓はそれらを取りに行きたかった。
しかし、Tシャツ1枚で下半身を露出している自分の格好を考えると、できなかった。

憂「梓ちゃん、すごくいやらしい恰好だよ?」

梓「だっ、誰のせいで!」

憂「さぁ、誰のせいだろうねー? それっ」

梓「あぅっ!」

憂は梓を押し倒した。
梓のソレは塔のように直立し、アソコからは愛液がとろっと漏れ始めている。

憂「体は正直だね」

憂は梓のアソコを広げた。
そして、人差し指でクリトリスをピンと弾く。
すると――

梓「ひぁッあっ…!」

梓はびくんと腰を震わせた。
愛液がわき上がる。

憂「あはは、梓ちゃんビクンビクンってしてるよ?」

梓「ら……め……」

憂「まだまだ終わんないよ?」

憂はソレを口でくわえ、膣の中に中指と人差し指を挿入した。
強烈な快感が梓を襲う。

憂「これがお姉ちゃんを犯したんだね……」

梓(はぅッ……あっ。流されちゃダメなのに、ダメなのに……)

憂の口内の感触は、唯のそれとはまた違っていた。
梓は涙を流しながら、快感に耐えていた。
背徳感と快感のワルツ。
梓の頭は真っ白になった。

憂「じゅるる、じゅちゅううううううううう……」

舌が亀頭に絡む。
2本の指がアソコを出入りする。
口がバキュームのようにソレを吸引する。
そして、時折クリトリスを弾く。

梓「あッ…っくッ…!」

梓は口を半開きにして喘ぐ。
口元からは涎がだらりと一筋。
そして、憂が強烈にソレを吸い出した。
その瞬間、梓は耐えられなくなった。

梓「ああっ、ダメっ……きちゃうぅうう」

ビュルルゥゥッッ!ビュルルゥゥッッ!

憂「んんんんーーーーっっ!」

熱い欲望の塊が憂の口に広がった。
そのあまりの勢いに、憂は思わず口を離した。
すると、行き場を失った精液が憂の顔に降り注ぐ。

憂「汚れちゃったよ……」

少しムッとした顔をした憂は、おもむろに梓のクリトリスを刺激し始める。

梓「ああっ、やめっ、イッったばっかりなのっ。んあっ、ああああああっ。だめえええっ」

じょろろろろろ!

激しい悲鳴と共に、黄ばんだシャワーが噴き出した。
放物線を描く黄色のシャワーを見て、憂はにんまりと笑った。

憂「あはは、梓ちゃん。おもらししちゃったね」

梓「あ……あ……」

梓は顔を手で覆い、シクシクと泣いている。
シャワーはまだ止まろうとしない。

憂「ふーん、女の子の方から出てるね。男の子の方からは出ないのかな?」

梓「もう……やだぁ……」

ようやくシャワーが止まった。
描いた放物線の終着点では、水溜まりが大きく広がっていった。

憂「真っ赤な顔でおしっこしてる梓ちゃんかわいかったよ?」

梓「もう……許して……。お願い……」

憂「まだ私の中に入ってないよー?」

憂はソレを口でくわえ、じゅるりと吸い上げた。
まだ残っている精液が吸い出される。
梓はビクリと体を震わせた。
亀頭を中心に丹念に舐め上げられる。
すると、少しずつ硬さを取り戻していった。

           /,    ヽ \
             ,'.,       `、ヽ,
         //-─'''''''─-、,!.  ', _,,,..-‐''''",二ニ‐-、
     _,,,.-''"   ._      `ヽ!,,.-‐'''"      ,','
    |,.  _  i'"::::::L,,,!::`i__,,i''''ヽ, ヽ、      ,r'
   く   (::::::L,,/::;'::::;':::;:::::::;':::::::::::;':L,,,,_\     ,r'
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   .,r':::::;:'::r-!::'ーr、;;;;/ .|::;':::;'::::::::::::::::/::::::r` ``ゝ
  ,r'::::::;:':::::i .,!::::::|_,,,,_  ``'''-、;::::::メ/::::;'::::'ーi  「
,..--─--、;::`i:::::;::!  `ヽ    ,.-==,く`ソ:::::;':::i`''"
       `|:::::;::|       !;;oソノ ./\:::/リ
        |::::::;::|   !ー、_,'  `''" /:';:::::`!     何やら興味深いスレですね
         |:::::::;::|.  'ー     ./:;;:-''"`\
       .|::::::;;:::|ヽ、,,,,...... -‐''i:::;r'" `'''`ヽ,ヽ
     ,.-┴''"ヽ``,`'、  !.,'  '/   /`ニ=_,ノ!
    .,r'   ヽ、`i !ノ  ','   i'    _,フ'-:'":、
   /  '" `i i .ノノ-' ', !  i    「  ';::::::::::::`、

憂「またおっきくなった。いやらしい梓ちゃん」

梓「あ……どうして……」

憂「さてと」

憂はスカートを穿いたまま、中のショーツだけを脱いだ。
地面に伏している梓の位置から見ると、憂のアソコがチラチラと見える。
陰毛はうっすらと生えているようだ。
憂は梓の上にまたがって、硬いソレを自分のアソコにあてがった。
そして、重力に任せて腰を少しずつ下ろし出した。
ずぷぷぷという音が憂のアソコから漏れている。

憂「あっ……んっ。ふっ……すごい……入ってくるよ」

梓「んっ……あっ……」

憂「あっ、んっ……お姉ちゃんも……こんな感じだったのかなっ」

やがて根本まで全て埋まった。
膣の中に入った梓のソレを優しくしっかりと締め付ける。

憂「ちょっと痛ったいけど、イイ!」

憂に歓喜の表情が浮かんだ。
秘裂からはたらりと愛液に混じって血が流れている。

梓「うあっ、あっ……ああっ」

憂「あっ、はっ……凄いよっ。おちんちんがビクビクしてるよっ」

憂は腰を淫らにクネクネと動かす。
さらにズッポンズッポンと腰を上下させるたびに、膣がキュンキュンと収縮する。
梓は、ソレに絡みついて搾り取るような膣の動きに悶えていた。

憂「っあん……あん!ふあっ!っあ!」

唇を半開きにして身悶える憂。
イク寸前の憂の膣が梓のソレをきゅうきゅうと吸い上げ、射精を促していた。

梓「もうっ、だめえええっ」

憂「ぁあっぁんッ! あん、ああんっ!」

梓は下腹部から込み上がるものを解放した。

ドクッ、ビュッルビュッルビュッル!

憂の中で梓のソレが痙攣し、憂の中に激しく射精する。
やがて重力に負けて、愛液混じりの精液が憂の割れ目からどろりと流れ出した。

憂「あ……あ…ぁ……。精液あったかい……」

しばらく梓は放心していたが、急に大声をあげて泣き始めた。

梓「ひっく、うわぁあああああああああああん!」

憂「あ、あずさちゃん?」

梓「ひどいっ、ひどいよっ。私……私先輩以外の人と……」

憂「……」

梓は起き上がり憂をポカポカと叩く。
泣きじゃくる梓の姿を見て、憂は罪悪感を抱いた。

憂「……そっか。梓ちゃん、そんなにもお姉ちゃんことを……」

梓「うわぁあああああああああああん!」

憂「ごめん、ごめんね……」

憂は目を伏せ、梓が泣き終わるのを無言で待った。

梓「ひっく……ひっく……」

憂「梓ちゃん……本当にごめんなさい」

梓「私、どんな顔して先輩に会えばいいの……?」

憂「私が正直に話して、お姉ちゃんに謝る」

梓「憂……」

憂「許してもらえないかもしれないけど、それでも……」

梓は無言でコクリと頷いた。
もう前の関係には戻れないだろうなと憂は感じていた。
晴れていたはずの夜空に、いつの間にか暗い雲がかかっていた。


bad end

憂和の補完


唯と梓は連れだって帰って行った。
星降る夜、静かな公園。
後に残されたのは和と憂の2人。
先ほど、唯に自分の思いをぶちまけた憂は、和の胸の中で泣いている。
和は何も言わず、憂の頭を撫でた。

和(まったく、唯は罪作りな子ね……)

憂「ひっく……、和さん、ほんと何度もすいません……」

和「気にしない気にしない」

憂「はい……」

和「失恋って辛いわよね。私も経験あるわ」

憂「和さんがですか?」

憂は意外そうな顔をした。
それを見た和は苦笑する。

和「あら、失礼ね。私も恋くらいするわよ?」

憂「ご、ごめんなさい」

和「失恋すると、悲しくて辛くて、どうしようもなくなるわよね」

憂「……」

和「でもね、そうやって人は少しずつ強くなるのよ」

憂「……分かりません、今は」

和「そうよね。今は割り切れないと思うわ。思う存分落ち込んでいいわ」

憂「はい……」

和「でも、少し落ち着いたら、吹っ切って前を見ましょう。人生はまだまだ長いんだから」

憂「……はい!」

憂は目尻に涙を浮かべているが、少し楽になったような表情であった。
和はもう一度憂の頭を撫でる。
すると、憂ははにかんだように笑った。

憂「和さん、私のもう一人のお姉ちゃんみたい」

和「あいつほど魅力的じゃないわよ?」

憂「えへへ、お姉ちゃんにはお姉ちゃんの、和さんには和さんの良いところがありますよ」

和「そうかしら? 私は唯みたいに一緒に居るだけで楽しくなるって人間じゃないわ」

憂「相談に乗ってくれます」

和「……そうね。相談くらいならいつでも乗るわ」

憂は嬉しそうにコクリと頷いた。

憂「帰りましょう、和お姉ちゃん」

和「!」

憂「えへへ」

和「まったく、あなたたち姉妹は……」

和はやれやれといった感じで微笑んだ。
頭上では一筋の流れ星が駆ける。
それは、ちょうど唯と梓が見た流れ星だった。
おしまい。

付き合ってくれてマジ感謝。
では出かけます。

何この文章
物書きとしてふぅ……


GJ、最高でした!

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