唯「天下とりたい!」(1000)

あらすじ

唯「天下とりたい」

この言葉から始まった壮絶な戦合戦。

激しい戦火の中、斉藤は行方不明。
さわこは拉致される…さてさて、戦国乱世のなか、
平沢軍のお殿様、平沢唯は天下を取れるのか…

第弐部の始まりはじまりぃ

カンカンカンカン…カカン!


前スレ 唯「天下とりたい」
唯「天下とりたい」 - SSまとめ速報
(http://takeshima.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1247477307/)

変換ミスじゃ
気にスンナ
○斎藤
×斉藤

――前回のあらすじ
 
唯「天下とりたい」
 
澪「何寝ぼけてんですか殿は」
 
澪「小国の小大名のくせして生意気ですよ」
 
律「そうだぞ~唯。毎度ながら変な夢は捨てるもんだ」ボリボリ
 
唯「……あの~…りっちゃん?一応私お殿様なんだけどなぁ…」
 
律「ん?」
 
唯「寝そべってお菓子食べるの止めようね?ここ殿中だし」
 
律「ん~分かった」ボリボリ
 
唯「……」
 
弱小大名平沢家の二代目当主、平沢唯
 
彼女はひょんなことから天下への野望を夢見ていた

平沢家はもともと今川家に恭順していたが、1960年には浅井家と同盟を結ぶことに成功した
 
その後、桶狭間で敗れた今川家を見限って 織田家とも同盟を結んだ

 
 
京の二条城に行った際、和に会う。たくましく頭のよい和の加入は 平沢家にとっても心強かった

しかし信長は命令をきかない朝倉家に因縁をつけ、1570年に織田・徳川連合軍は一乗谷に侵攻を開始する
 
揺れる浅井家と平沢家。特に浅井家は朝倉家と古く結ばれていたため連合軍を背後から奇襲することに決めた
 
平沢家当主、平沢唯も和の進言に乗せられて朝倉家を助けることにした

 
 
いわばあの信長を裏切ったのだ

 
強力な騎馬軍団で一乗谷に向かう平沢軍
 
http://imepita.jp/20090716/449880

そこで平沢軍は信長には逃げられてたが、思いもよらぬ活躍をする

 
 
蜂須賀・丹羽・秀吉・梓といった織田家筆頭の武将を捕らえたのだ

 
蜂須賀・丹羽は首チョンパ。しかし秀吉には逃げられてしまった
 
秀吉を追う斎藤だったが、助けにきた徳川家の忍、服部半蔵の前に敗北した

黒い武将も首チョンパの刑にしようと考えた唯だったが、律が女じゃないかと言ったことから首チョンパは免れた
 
そして紬が女であることを匂いで確認すると、平沢唯は梓を仲間にしたいと言った
 
そして敵の先鋒を務めていた中野梓を仲間に引き入れる
 

こうして一乗谷の勝利は浅井・平沢連合軍に決まった

 
 
http://imepita.jp/20090716/463080

 
http://imepita.jp/20090716/463320

一乗谷で勝利した平沢軍だったが 朝倉義景、浅井長政、平沢唯により三者面談で三人は決裂
 
敗走する織田軍に追撃を図る長政と和。ピチピチギャルが好きな義景。その義景に変態行為をされる唯
 
唯は義景を平手打ちしてしまった
 
これで朝倉家と平沢家の同盟は泡となった
 
http://imepita.jp/20090716/468520

翌日、何の成果もなく一乗谷を出る平沢軍
 
斎藤の捜索も行ったが、斎藤と思われる血とその愛刀があった

 
 
一乗谷での戦いは勝利に終わったが、逆に織田信長を敵に回すことになった

 
http://imepita.jp/20090716/471770
 
http://imepita.jp/20090716/471950

斎藤も消え、秀吉にも逃げられ落胆する平沢家であったが 時代は止まってくれない
 
同年7月。信長は報復として織田徳川連合軍で一乗谷の侵攻を開始。迎え撃つは朝倉浅井連合軍。平沢家は選択を迫られていた

 
しかし浅井は同盟国だが朝倉は何の関係もない国 
 
唯は逆に尾張(織田家)の侵攻を決めた

 
織田の本隊が朝倉に向かっている内に 尾張を乗っ取ろうという考えだ

初めての攻城戦。目標は天才軍師、竹中半兵衛がいる小牧山城
 
南蛮式破壊槌を使って猛攻をしかけたが、竹中は伏兵をもって平沢軍を叩こうとした
 
だが 平沢軍にも天才軍師はいた。秋山澪は知略を巡らせて 見事伏兵を予知した

 
その後は 平沢軍優勢のまま攻城戦が続いた…… 
 
だが 信長本隊が戻ってきたことで事態を急変する

情報担当の斎藤がいなくなったことで本隊が戻ってきたことに気付かなかったのだ
 
信長の奇襲に慌てて撤退する平沢軍
 
逃げ遅れた兵士たちはみな殺されてしまった
 
さわこは1人残って本隊を食い止めようと奮戦するが 捕らえられてしまった
 
平沢軍の大敗北。これで信長は間違いなく美濃に侵攻することになった

 
 
斎藤もいなくなり、さわこが捕らえられてしまった平沢軍

 
そして物語はそこから始まる

ということで休憩

聡「天下とりたい」
 
澪「何寝ぼけてんですか」
 
澪「包茎の短小のくせして生意気ですよ」
 
律「そうだぞ~聡。毎度ながら変な夢は捨てるもんだ」
 
聡「……あの~…姉ちゃん?一応俺お殿様なんだけどなぁ…」
 
唯「寝そべってちんちんいじるの止めようね?ここ殿中だし」
 
聡「ん~分かった」ボリボリ
 
唯「……」
 
短小大名田井中家の二代目当主、田井中聡
 
彼はひょんなことから天下への野望を夢見ていた

ペロッ……唯×信長を予感

斎藤はお星様になりました。
いつも君の事を空から見守ってます。


って一瞬頭によぎった。オレが>>1です

オレssの作者じゃないんだ。
このスレの>>1だけど。

スレ立ての代行者か
再開はいつなのかわかる?

そろそろ限界
PC前まで歩く気力もない

>>83
SS作者は「まだ書きませんが一応前回のあらすじみたいのを書いておきます」ってだけ書き残して
今あらすじ書いてるのがSS作者。

>>1が書いた唯と馬(?)の絵を白と黒だけにしてみたんだが、なんか細いし、
画像のうpしたことないしやり方わからんからうpできない。
これを誰かが改良してくれればいいんだがうpできないと話にならない。

マフラーは色がなかなかよかったから変えてない。
それだけ。
あとPC。
それだけ。

――沢庵城
 
律「……」
 
澪「……」
 
みんながみんな、肩を落としていた
 
梓「……」
 
紬「……」
 
和「……」
 
本隊がいない間に尾張を叩くという作戦は信長に筒抜けであった
 

憂「……」
 
唯「……」

 
逆にその作戦を利用され、背後を奇襲された。信長本隊の戻りは思ったよりもずっと早かったのだ 
 
秀吉「……」

 
秀吉「(…何で儂まで)」 
 
不幸中の幸いなのは 織田軍が追撃に来ないこと。いま平沢軍は奇襲で多数の死傷者を出し、士気も低い

 
総戦力で叩けば 平沢軍が負けるのも目に見えていた
 
秀吉「……」
 
だが3日経ってもこなかったのだ

そして自ら参謀長と名乗る山中さわこが捕らわれたのだ。いざとなれば頼りになる人物。さわこが消えて平沢家はまた一段と静かになった
 
律「と、とりあえずさ…」
 
憂「…!」
 
みんなが顔を上げた

 
律「…猿…どうする?」 
 
秀吉「…!」

 
唯「あ…そういえばそのままだったね~」
 
紬「…斎藤のことは喋らないし、無用よこんなやつ」
 
秀吉「ち、違う!儂ぁ本当に知らんのだ!!」
 
紬「……」

和「……」
 
秀吉「(…だ、だめだ…完全に疑われとる…!本当にどこに行ったかは知らんのに…)」アタフタ

 
唯「…どうしよっかな」 
 
秀吉「た、頼む!唯様!信じてくれぇ!!」ガバッ

 
唯「きゃっ!」
 
秀吉「お願いじゃぁ!儂はまだ死にたくない!!」
 
憂「お姉ちゃんに触るなっ!!」ペシンッ
 
秀吉「ぴぎゃぁっ!!」ズザー
 
唯「…猿」

梓「……」
 
秀吉「…はっ!」
 
梓「…!(うわっ…目が合った…)」ビクッ
 
秀吉「梓ぁ~!儂は織田家にきたお前を可愛がってやったよなぁ!?お前ならわかってくれるはずじゃ~!」シクシク
 
秀吉は梓の太ももに顔をうずめながら泣いた
 
梓「ひいぃぃぃ!!」ゾクゾク
 
紬「やめなさい!!」ピシャンッ
 
秀吉「おはぎっ!」ズザー
 
和「(なんか…生への執着心がすごいわね…)」

俺「……」
 
俺「…はっ!」
 
俺「…!(うわっ…目が合った…)」ビクッ
 
俺「俺ぁ~!儂は織田家にきたお前を可愛がってやったよなぁ!?お前ならわかってくれるはずじゃ~!」シクシク
 
俺は俺の太ももに顔をうずめながら泣いた
 
俺「ひいぃぃぃ!!」ゾクゾク
 
俺「やめなさい!!」ピシャンッ
 
俺「おはぎっ!」ズザー
 
俺「(なんか…生への執着心がすごいわね…)」

律「…なぁ秀吉」
 
秀吉「…はっ!何でしょうか!」ガバッ
 
律「…何でお前すぐ捕まってしまうん?」
 
秀吉「…ぅ」
 
律「……」
 
律「…まぁ私は別にいいんだけどさ…唯が決めることだし…」
 
秀吉「律様ぁ!」
 
律「…だけど」
 
律「斎藤の身になんかあったら只じゃ済まねーからな…」ギリ
 
秀吉「…ひっ」
 
紬「……」
 
澪「…ゆ、唯!」
 
唯「はい?」

澪「秀吉の処遇…どうするの?」
 
憂「…お姉ちゃん」
 
唯「……うん。分かってるよ憂」
 
律「………」
 
唯「…猿…」
 
秀吉「…は、はいぃぃぃ!!!」
 
安価+4
 
①「お前は今日から、モンチーだ!!」
 
②「首チョンパ」
 
③「猿は山に返そう」

1

唯「今日からあだなはモンチーね♪」
 
秀吉「…へ」

 
憂「お姉ちゃんっ!?」 
 
和「唯!?」

 
唯「…やっぱり私…いくら敵でも殺すなんて出来ないよ…」
 
澪「……」
 
秀吉「ゆ、唯様……!!」プルプル
 
律「唯、マジでか?」
 
唯「んだ!」
 
律「…そっか」

てんかふぶ!

律「…」ジロッ
 
秀吉「…ひっ」ビクッ
 
律「よろしくな秀吉。…今日から仲間だ!」
 
秀吉「…!」
 
澪「…り、律がそういうなら私も…」
 
秀吉「…え?」くるっ
 
唯「うんうん♪」
 
梓「これからは敬語使って下さいよ、猿」
 
秀吉「あ、梓………さん…」
 
律「(こいつプライドないな)」

和「…はぁ……どうなっても知らないわよ…唯」 
 
唯「大丈夫!モンチーは裏切ったりしないもんち!」

 
憂「…お姉ちゃん」
 
憂「分かった!お姉ちゃんが信じるなら私も信じる!」
 
唯「憂!!」
 
秀吉「う、お憂殿…」
 
紬「……」

>唯「大丈夫!モンチーは裏切ったりしないもんち!」

おおう、あだ名がもんちっちな俺には僥倖だぜ…
もっともんちって呼んでくれハァハァ

澪「…ムギ」
 
紬「……(男なんて…!)」プイッ
 
唯「…ムギちゃん」
 
紬「……(猿なんて…!)」プイッ
 
秀吉「…ぁ…と…」
 
紬「…(…やです!)」プルプル

 
律「焦れったいぞムギ!!ほらドーンと♪」ドンッ 
 
紬「え…?」グラッ

 
澪「あ」
 
秀吉「わっ!!」ドザッ

 
 
ムニュッ

 
紬「……!////」
 
秀吉「あ…こ、これは…///」
 
唯「ほぅ…」
 
き ゃ ああ ぁ あ あ ぁ ぁ ぁ ぁ ぁ !!

紬「…シクシク」
 
唯「ムギちゃん泣かないで…」
 
律「秀吉も大胆だな~!!男嫌いのムギの乳触るなんて」
 
澪「お前のせいだろ!!」ゴンッ
 
秀吉「…ぁ…うぅ……痛ぃ……」

 
 
こうして秀吉は仲間になった 
 
新たな仲間。平沢家は少しだけ悲しみを紛らすことが出来た

くそ、秀吉俺と代われ
銀英伝と三国無双で鍛え上げた俺の戦略頭脳は、きっと光り輝いているはず

秀吉「いたっ!」
 
梓「もう~動かないで下さいよ~。手当て出来ないじゃないですか」
 
秀吉「うぅ…梓が乱暴にやるから…」
 
梓「…梓?」ピタリ
 
秀吉「い…いや……梓…さん…」
 
梓「それでいいです」
 
秀吉「(うぅ…こんなのって…)」

 
梓は優越感に浸っていた。自分より弱い人間が出来て心底嬉しかったのだ 
 
唯「さて!!モンチーも仲間になったことだし…!」

 
和「評定ね」

澪「あ、そうだ!唯!!上杉に援軍送ってもらったらどうだ!?」
 
律「(いっ!?)」
 
梓「あ、いいですねそれ♪」
 
唯「へ?何で上杉?」
 
律「(…や、ヤバ…!!)」
 
澪「な…何でって…上杉は」
 
律「よ、よーし唯!!!そうと分かれば上杉家に行こうぜ!」
 
唯「え?」
 
律「ほら早く~♪早く~♪」
 
唯「え?え?」

         ',ヽ、
          i  \__| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄l
         l   ヽ/        !

          l   /  .r―――┐l
.          l  /   /      | |
          ,ゝ、',,,,,,,,_/       | |
        , '     / ゙゙゙゙̄'''''''''''''''''ヽ

       , '     / zェ:、、,_   _,,、」,
      /      /.          | はてな?
.    / ./    /  ヾニ●=  .i =●コ

   /  /     /         l   |
  /  ./     ./      ィ   ,l  .!
/   /     /,..     r'`ニニヽ,  .l'、
.   , '      / l;;;ヽ  ,イ;;f'゙---ヾゝ;/‐t、
.  ,.'      /. ヾ;;;;`‐、';:;:;:;`;;;;';;;';";;/  l ヽ、_
、. f.-、     /ヽ  `':、;;:;:;:;:;;;;;;;;;;;;;;;ン  |  | ト、
. ヽ,i'" `'i:、  .∧ ヽ    `''''ーァ'7"   l   l |  \
     | ` '  ヽ ヽ     , ' ,:'    /   | |

律「(ヤバいぞヤバいぞ……いくら説得するためとはいえ…嘘ついたのがバレたら…)」

 
……… 
…… 
…  
 
梓『最低ですっ!やっぱり福神漬の方が美味しいです!!』

 
律『そ、そんな!』
 
梓『さようなら!沢庵によろしく言っておいて下さい!!眉毛黄色すぎって!!』スタスタ
 
律『ま、待ってくれ梓~!!』
 
律『……行ってしまった…』
 
澪『…』ユラリ
 
律『ん?…あぁ!澪!残ってくれたのか!』
 
澪『…すまんなリツ。儂はお前を殴らなあかん』ポキポキ
 
律『へ?』
 
澪『ふんっ!』バキッ!ドコッ!デコッ!グサッ!ドスッ!
 

きゃああああぁぁぁぁぁあああ……

律「みたいなことが…!!」ブルブル
 
唯「ちょっとりっちゃん?どうしたの?いきなり廊下に出て…」
 
律「…はっ!い、いや何でもないんだあはは……」
 
唯「…?なら部屋に戻るよ?」
 
律「いや!何でもなくない!!実は唯に頼みがあるんだ!!」
 
唯「ん?なぁに?」

律「い、一緒に越後まで来てくれないか!」バッ

 
 
唯「へ?」

 
律「お願いだ!ワケは後で話すから!」
 
唯「で、でも織田軍が…」
 
律「大丈夫!すぐ戻るから!!」
 
唯「う、う~ん…」
 
唯「(…りっちゃんがこんなに頭下げるなんて……)」
 
唯「(やっと私を敬いはじめたのかな?)」
 
唯「……よし」
 
安価+4
 
①ついてくよりっちゃん!!
 
②嫌だ家出たくない

唯「ついてくよりっちゃん!!」
 
律「…ホントか!?」
 
唯「うん♪りっちゃんの頼みとあっちゃぁ断れないもん!」
 
律「あ、ありがとう!!じゃあ早速行く準備しようぜ!」
 
唯「え?今から?」
 
律「当たり前だろ?時間無いんだ!」
 
律「私はムギ呼んでくる!用意出来たら城門で待ち合わせな!」タタタ…
 
唯「……」
 
唯「まぁいっか…」

オレが立てたスレできちんとssが成立しててよかった。

―――そして
 
律「いや~助かった助かった!」
 
唯「まさかそんなことがあったなんて…」
 
紬「でもどうして上杉家なの?」
 
律「いや~~…強い大名家探してたら自然に出てきてさー」
 
唯「ベタやなー」

 
律「う、うるさい!お前に言われたくないわ!」 
 
唯「ベタ子さん♪」

 
紬「でもちょうどいいかも知れないわね♪織田に圧力をかけられるし♪」 
 
律「だろー?」

くっ…上杉は女嫌いの童貞貴族だとゆうのに…

>>183
こまけぇこたぁry

別人だと思えばおk

唯「でもりっちゃん。必ず会盟出来るとは限らないよ?」
 
律「へへーん!!こっちにはムギがいるもんねー!」ガシッ
 
紬「きゃ♪」
 
唯「おぉ!なるほど!だからムギちゃんを!」

 
律「まぁいずれにせよ対織田に備えて上杉か武田とは組むべきだしな!」 
 
紬「心強いです♪」

 
唯「じゃあ急ごうよ!織田が美濃に侵攻してくる前に!」
 
律「そうだな…早く同盟結んで…早く帰らないとな!!」
 
それから3人は急いで上杉家のある越後へと向かった
 
http://imepita.jp/20090716/818260

しかしいいなあ、読者参加型だし、原作の名台詞をふんだんに使ってる
ところもいい。

作者は他人を引き込む天才。


がんがれ!!!!!!!

H後…ゴクリ

絵もあってどんな状況かわかりやすい!

これは本にできるレベルだ

>>187
お前ちょっと興奮しすぎだぞww

>>1の才能に嫉妬

でもいいもんね、側転の上手さならだれにも負けないもんね

謙信「なに?平沢家の者だと?」

 
直江景綱「はい。是非とも謙信様に会いたいと」 
 
謙信「使いの者か?」

 
景綱「いえ…当主自らと家臣が…」
 
謙信「…自らだと?」
 
謙信「はっはっは!!これは面白い!いいぞ通せ!」
 
景綱「はっ」

謙信=GACKTが頭から離れない

景綱「どうぞ」ガララッ

 
唯「おじゃましま~す…」 
 
謙信「…ふっ…よく来たな」

 
律「唯!自分の城じゃないんだからあぐらかくなよ!」ヒソヒソッ
 
唯「なっ!そんなことしないよ!りっちゃんこそここでお菓子なんか食べないでね?」ヒソヒソッ
 
謙信「……お、おい」
 
律「わ、私は城で菓子なんか食べないもん!」
 
唯「私だってあぐらなんかかかないもんち!」
 
謙信「…バカな…この私を無視だと…!?」
 
景綱「(これが平沢家当主…!侮れん!!)」

紬「……」

 
紬「…あのーみなさん」 
 
律&唯「ん?」

 
紬「謙信様が呼んでますよ?」
 
唯「はっ!そうだった!」
 
謙信「……」
 
唯「謙信公うぃーす!!」
 
謙信&律&紬&景綱「…!!」
 
律「ゆ…唯のアホーッ!!」バンッ
 
唯「え…な、なんで?挨拶しただけなのに…」
 
律「言い方ってもんがあるだろ!!」

謙信「英雄になりたいだけだ!」

謙信「(う…うぃーすだと…バカな…今まで私にそんな言葉使いをするやつが…)」ワナワナ
 
紬「ごめんなさい謙信様……この当主ちょっと変なの」
 
唯「おぃ」
 
謙信「……」プルプル

 
律「…あ…謙信さん?」 
 
謙信「こんなんじゃダメですーっ!!」

 
唯「わっ!」
 
景綱「うわー!!またキレてしまった!!」

―――――――
 
謙信「…ごほん」
 
唯「……」
 
謙信「えーと……先ほどはすまなかったな。取り乱してしまった」
 
紬「い、いえ」
 
律「なんかよく見ると澪に似てるな…」ヒソヒソッ
 
唯「ホントに男なの?…私たちと同じくらいの背だし…」ヒソヒソッ
 
謙信「3人ともよく春日山城にきた。私は上杉謙信。上杉家の当主だ」
 

http://imepita.jp/20090716/848380

謙信「俺たちは・・・モンスターだ」

謙信「…して、どちらが当主かな?」
 
唯「はーい!はーいはーい!」
 
謙信「…わ、分かった。それで平沢家が我々に何のようだ?」
 
唯「え?あー…えーと……ムギちゃん!」
 
紬「実は上杉家と同盟を結びたいと思ってやって来ました」
 
謙信「同盟…だと?」
 
紬「越後の虎と言われる謙信様も、信濃の龍には手を焼いているそうで……」
 
謙信「…!」
 
紬「この戦乱の世、協力していくのが常じゃなくて?」ニコッ
 
謙信「……なるほど。だが平沢家に頼らずしも我々には佐竹家など強力な同盟者がいる」
 
謙信「…平沢家と組んで我々にいいことでもあるのか?」
 
紬「……」

たくあん食い放題だろ

謙信「聞けば唯殿よ。織田軍に大敗北を喫したそうじゃないか。もしや我々を盾に利用するつもりか?」
 
律「(くっ…見透かされてる……)」
 
唯「……」
 
紬「……織田も上洛するのには邪魔な敵になるはずです」

 
謙信「残念ながら上洛の意志は一切ない。越後が安泰ならそれで満足だ」 
紬「………」

 
紬「(仕方ないわね…)」ふぅっ
 
外交安価+5
 
①帰る!
 
②圧力をかける
 
③沢庵で買収

>>235グッジョブ

沢庵沢庵ってバカにするけどな、沢庵はご飯と一緒に食うと
ありえねえほどうめえ

/z4N8EWr0
↑きめぇなこいつ
ID変わったら自分は/z4N8EWr0だって言えよ、アボンすっから

>>241
おk

紬「ちょっと失礼……」 
 
謙信「…?」

 
紬はそう言うと背負っていた風呂敷を謙信の目の前に広げた

 
景綱「こ、これは…!」 
 
謙信「大判の山…!!いや沢庵か…なんだ」

 
紬「この沢庵…美味しそうでしょ?」ニコッ

 
謙信「い、いや別に…(てゆうか風呂敷に包むなよ…)」 
 
紬「食べたいでしょ?」 
 
謙信「い、いやいらない…」

 
紬「でも本当は?」
 
謙信「本当に結構です…」
 
紬「……」

単 発 が ほ ざ く な w

唯「えー?この沢庵美味しいのになぁ…」ヒョイッ
 
律「あ!それ土産もんなのに…!」
 
唯「んまんま♪」
 
謙信「……」

 
唯「謙ちゃんも食べてみなよ。美味しいから♪」 
 
謙信「け、謙ちゃんだと!?女らしい呼び方で…」

 
唯「えい!」
 
謙信「むぐっ」
 
紬「…食べた!」
 
謙信「あ。おいし…」もぐもぐ
 


律「ん?何だって?」ニヤニヤ
 
謙信「はっ!」
 
謙信「お…惜しいっ!!」
 
律「何が!?」
 
唯「うーん…気に入らなかったかぁ」ヒョイッ
 
謙信「あ…」
 
謙信「……」じー
 
唯「…!」
 
唯「同盟……してくれるかな?」

 
謙信「い、いいとも!」 
 
景綱「と…殿…」

 
律「ぃよしっ」ブイッ
 
紬「はい♪」ブイッ

紬「じゃあここにサイン貰えるかしら♪」
 
謙信「は、はい…」
 
唯「困った時はお互い様だよ謙ちゃん♪」
 
謙信「……」モジモジ
 
唯「ん?どうしたの謙ちゃん」
 
謙信「…ま、また沢庵持ってきてくれますか?///」
 
唯「もちろん♪ね、ムギちゃん!」
 
紬「えぇ♪」
 
律「よーし!上杉家と会盟出来たことだし、美濃に帰るとするか!」
 
1970年。平沢家と上杉家が同盟を結んだ。この同盟は以後の平沢家に大きな影響を与えることとなる
 
斎藤「……」スタスタ
 
ガララッ
 
斎藤「…殿。よろしいですか?」

謙信「ん?斎藤か…ちょっと待ってくれ」
 
紬「…!!」くるっ
 
斎藤「はっ」
 
唯「え!?」くるっ
 
律「斎藤!?」くるっ

 
 
障子を開けたのはあの斎藤であった。懐かしい声。3人はすぐさま振り返った

 
斎藤「…ん?」
 
ふと顔を上げる斎藤。そこには涙を目に溜めた紬が立っていた

斉藤「あぁ、兄ですね」

斎藤「お…お嬢様…」
 
紬「……さ、さい…とう……」
 
唯「…」
 
律「…」
 
紬「うわああぁぁぁああ……!!」ダキッ
 
斎藤「…!」
 
紬は斎藤に抱きついた。少し驚き、よろめく斎藤。だが そのまま紬を抱きしめた
 
唯「……斎藤…!」
 
律「心配かけやがって…!」
 
唯も律もたまらず斎藤に抱きついた
 
謙信「…よしっ!紬殿、サイン書いたぞ!」
 
謙信「…ん?」
 
謙信「…知り合いだったのか?」
 
景綱「…どうやら…斎藤は平沢家の家臣だったようですな…」

唯「どうして!どうして斎藤が春日山城にいるの!?」
 
斎藤「あ…いえ…」

 
律「納得出来る話するまで離さないからなっ!!ムギを泣かせたんだ!」 
 
斎藤「その…」

 
紬「………」
 
謙信「私が3ヶ月だけ上杉家にいてくれって頼んだんだよ」
 
唯&律「!!」くるっ
 
斎藤「と…殿…」
 
唯「な、何で…?」
 
謙信「…すまないな唯殿。どうしても斎藤が必要だったんだ」

よし!これで平沢軍も全員そろったな!

>>284

SWK「えっ」

謙信「…斎藤を見つけたのは私の部下」
 
景綱「柿崎のやつですね?」
 
謙信「あぁ。その柿崎は京の帰りにたまたま一乗谷によったら、そこに1人の男が倒れていた」

 
 
律「あ…」

 
謙信「辺りはもう暗く戦は終わっていたが、一乗谷で戦が起こったことはヤツも理解していた………この男も時代の渦に巻き込まれた哀れな兵…そう思ったらしい」
 
謙信「だが斎藤は生きていた。ヤツは普段そういうことはしないのだが、斎藤に何かを感じたのだろう」

 
謙信「応急手当てをした後、自分の馬に乗せて越後まで連れてきたんだ」 
 
唯「……」

戦ラン仕様だから仕方ない
猿以外はイケメンだらけだな

謙信「斎藤には驚かされたよ…」
 
謙信「情報収集・伝達の速さ…幾多の暗殺術…そして絶対的な忠誠…。…これが忍びかと…私は心底驚いた」
 
紬「……」
 
謙信「そして傷も完全に癒えた斎藤は、美濃に帰りたいと言った」
 
唯「…え、でも」
 
謙信「だが私は首を縦に振らなかった。斎藤の能力を上杉で使いたかったのだ…どうしても」
 
斎藤「…殿」

謙信「今もだが、私は信玄と争ってる…。情報収集に長けたヤツが欲しかった」
 
唯「(信玄……北条ね……)」
 
謙信「だから3ヶ月上杉の家臣としていてくれと無理に頼んだのだ」
 
謙信「…斎藤は悩んだ素振りを見せたが、快諾してくれた。一乗谷で助けた恩義を報いるつもりだったのかもな」
 
律「…なるほど」
 
謙信「…すまなかったな唯殿。そして斎藤」
 
唯「……」
 
斎藤「…」
 
謙信「斎藤。まだ約束の3ヶ月は経ってないが、帰る時が来たようだな。主君のお迎えだ」

斎藤「……!」
 
紬「斎藤…」
 
斎藤「……謙信様。助けて戴いた御恩は一生忘れません…」
 
謙信「……」
 
律「…」
 
斎藤「私は…!一生涯平沢家の家臣でございます故…!」プルプル
 
唯「斎藤…!」
 
謙信「……ああ」ニコリ
 
斎藤「ありがとう…ございます!!」ペコリ
 
紬「…斎藤ぉ」グスッ
 
謙信「……」
 
謙信「ごめんなさい…こんな時どんな顔したらいいかわからないの…」
 
景綱「笑えばいいと思うよ」
 
律「めでたしめでたしだな!!」

それから唯・律・紬は春日山城に1日泊まった。そのため、旅立ちは早朝になった
 
景綱「忘れ物はないですか?」
 
唯「大丈夫!」

 
謙信「……忘れ者は?」 
 
唯「…!」

 
唯「大丈夫♪」ギュッ
 
斎藤「わっ…ゆ、唯様…」
 
謙信「……ふっ」
 
謙信「…今日から我々上杉家と平沢家はともに同盟国だ」
 
唯「うん♪」
 
謙信「…織田にいじめられたら連絡してくれ。すぐ助けに馳せ参る」
 
唯「わぁ…!」
 
紬「頼もしいです♪」

律「(…やっぱりあの時上杉って言ってよかったかもな…!)」ニコッ
 
直江兼続「ねーねーお姉ちゃーん!」ツンツン
 
律「お……ってうわっ!!ガキかよ…」
 
兼続「お姉ちゃんデコ広いねー」
 
律「んぁ?何だって…?」ピクッ
 
兼続「そのデコに何が詰まってるの?」
 
律「…(このガキむかつくな……でも私は大人だから……)」
 
律「愛だよ」
 
兼続「へ?」
 
律「このデコには愛が詰まってるんだよ愛が」

 
 
兼続「愛…?」

 
律「そ!愛がデコに満ちてるのさ!ガキはもう少し大人になったら分かるかもな!」

兼続「(愛……)」
 
律「でも」
 
兼続「…ん?」
 
律「可愛い乙女にそんなこと言っちゃダメだぞー♪」ゴンッ
 
兼続「いたっ!!」
 
律「(あー怒りがおさまった)」
 
兼続「な、何すんだよ急に!!」
 
律「ん?……あぁこれは愛の拳だ」
 
兼続「…はぁ?」

紬「りっちゃん~もう行くわよ~♪」
 
律「お…!」
 
律「じゃあな坊主!次会った時デコって言ったらデコピンだからなっ!」くるっ

 
兼続「う…暴力女だ…」 
 
謙信「じゃあ道中気をつけてな」

 
唯「うん♪またいつか枕投げしようね謙ちゃん♪」
 
景綱「…枕投げ?」
 
謙信「な…何バカ言ってるんだお前は!!早く行け!///」カアァ
 
唯「えへへー♪またねー♪」
 
斎藤「……」ペコリ
 
謙信「またな斎藤。元気でな」
 
斎藤「殿も元気で…」

紬「昨日の枕投げ楽しかったわねー♪」
 
唯「りっちゃんせこかったよね~」
 
律「う、うるへっ!」
 
斎藤「唯様…前方に……」
 
唯「ん?」
 
斎藤「木が」
 
唯「ぎゃぷっ!」
 
謙信「………」
 
景綱「………」
 
兼続「………」
 
去り行く4人を見守りながら謙信は微笑んだ

謙信「…いい家臣を持ったな…平沢唯」
 
景綱「…?」
 
謙信「私にもあれくらいの忠誠心をもった家臣が欲しいものだ」チラッ
 
景綱「…!」
 
景綱「わ、私はいつでも殿の傍に…!!」
 
謙信「ははっ、分かってるよ景綱。ちょっとした冗談だ」
 
景綱「……」
 
兼続「…それにしても変な人達だったな~」
 
謙信「あぁ…変な人達だ…。だが…」
 
兼続「?」
 
謙信「(不思議な何かを持っている………我々にはない何かを…)」
 
謙信「…さて…今日も1日が始まる。景綱!飯だ!」くるっ
 
景綱「…は、はい!」
 
見事上杉家との同盟に成功した唯達。だが道程は険しく続く……
 
ガンバレ平沢!!負けるな軽音!!

寝ます。疲れた…

梓「梓?呼び捨てていいなんて言ってないです」
秀「えっ、えと…梓…さん」
梓「梓様と呼ぶです」グリグリ
秀「ひあっ、梓様…痛い…です」
梓「それでいいです」

勝手に読み変えたらあずにゃんのドSぶりに悶絶下
このシーンの秀吉よ、おれと代われ

S

ふぅ……

永谷園は失敗か・・・

唯は俺の嫁

――沢庵城

 
秀吉「よいではないか~!よいではないか~!」 
 
澪「…嫌っ!止めて!」ジタバタ

 
秀吉「ちっ…面倒臭いな…」
 
秀吉「観念せぃっ!!」バッ
 
澪「きゃあぁ!///」
 
秀吉「へへへ…!お主もまんざらではないみたいじゃの」
 
澪「ち…違います!!//」
 
秀吉「ふふ…これからお主の検地を行う!」
 
澪「いやああぁぁぁぁ…!!!」
 
紬「……」ガラッ
 
澪&秀吉「!!」

紬「……」
 
澪「…ムギ…」
 
秀吉「…い、いや…これは…その…」アタフタ
 
紬「……」
 
秀吉「す…すきんしっぷぅというもので…」
 
紬「構え」サッ
 
中将「構えぇい!!」
 
秀吉「…ひっ」ビクッ
 
紬「撃て」
 
秀吉「!!」
 
秀吉「うわあああぁぁあ………!!」
 
バンバンババンッ

唯「去勢しよ~」

秀吉「…う…うぅ…撃たれた…背中撃たれた……」シクシク
 
澪「……」

 
唯「澪ちゃぁん♪」ヒョコッ 
 
澪「…はっ」くるっ

 
澪「唯!!それにムギも!何処行ってたんだよぉ!」
 
唯「久しぶり~♪」
 
紬「なんとか間に合いました♪」
 
障子から顔を出した唯と紬に近寄る澪
 
律「ちょっとなー♪」
 
澪「り…律も…」
 
律「…実はさ」
 
澪「…ん?」
 
律「…」クイッ
 
澪は律の視線の先に目を向けた。そこに立っていたのは―――

斎藤「お久しぶり振りです。澪様」
 
澪「さ、斎藤さん…」
 
斎藤「ご迷惑をおかけしました」
 
澪「…どうして」
 
唯「上杉家でお世話になっていたんだよ♪」
 
澪「上杉に…?」
 
澪「あれ?ということは越後まで行ってたのか?」
 
紬「はい♪」
 
澪「…な、なるほど…だからか」
 
秀吉「(…儂はシカトかよ……)」

澪「とりあえずおかえりなさい!さ、斎藤さん!//」
 
斎藤「……!」
 
律「?どうしたんだよ斎藤?」

 
斎藤「あ…いえ……ただいまでございます」ペコリ 
 
唯「…えへへ。斎藤が戻ってきて本当によかった…」

 
紬「…えぇ」
 
斎藤「ところで紬お嬢様」
 
紬「なぁに?」
 
斎藤「何故…猿のやつがここに?」
 
秀吉「…!」ビクッ
 

澪「…そっか…斎藤さん2ヶ月ほどいなかったから分からないんだよね」 
 
斎藤「…すみません」

 
律「さわちゃんのこととかあったしな…。じゃあ斎藤のたもにあれからのいきさつを話すか」
 
唯「うん♪」
 
斎藤「ありがとうございます」
 
秀吉「……」

――――――――
 
斎藤「なるほど…そんなことが」
 
律「さわちゃんは私達を逃がすために1人で立ち向かったんだ…」
 
澪「…でも結果は大敗。大きな損害を被りました」
 
唯「でも私達も秀吉を捕らえたんだ♪」
 
律「んで結局仲間になったわけ!」

 
斎藤「……そうですか」 
 
斎藤「…」チラッ

 
秀吉「…いたっ!」ズキッ 
 
和「これくらい我慢しなさい!男でしょ!?」

 
秀吉「うぅ…」
 
斎藤「……猿」
 
秀吉「…え?あ、はい!何でございますか閣下!!」

斎藤「唯様のご意向とあれば、私は何も言わない…」
 
唯「私?」
 
斎藤「だが、もし平沢家に刃向かうような真似をしたら…」
 
秀吉「……」ゴクリ

 
斎藤「地獄の果てまで貴様を追いかけ必ずや刀の錆にしてくれよう」ギロリ 
 
秀吉「……!」

 
秀吉「…は、はは…斎藤様もなかなか怖いですな…」
 
唯「よかったー♪モンチーと斎藤が仲直りしたよ~♪」
 
梓「ちょっと違うような気もしますけど…」
 
律「まぁいいんじゃないか?」
 
紬「えぇ♪」ニコッ

唯「天下りたい!」

1570年。9月
 
沢庵城の城下町にて
 
聡「~♪」テクテク
 
聡「(最近また美濃に帰ってきたが…ここも変わったな…。前は沢庵ばかりだったのに…)」
 
聡「(姉ちゃん…怒ってるかな…。いきなり田井中家を出奔してしまっただもんな…)」
 
聡「まぁいいか!団子でも食おう」スタスタ
 
聡「~♪」
 
街を闊歩するかぶき者。周囲の目は自然に聡に向けられた
 
聡が持っている大槍の恐れか。それとも異様な格好をした聡への興味か。いずれにせよ 聡にとってこの視線は嬉しいものではなかった

――城下町
 
梓「いっつも遊んでばっかりで不安だったけど、やっぱりちゃんと軍備は揃えるんですねっ!」
 
律「はは」
 
梓「ところで何を買いに行くんですか?(火縄銃かな)」
 
澪「あーー…」
 
律「呉服だよ?」
 
梓「(軍備じゃない!!)」ガーン

梓「どうせこんなことだろうと思ってました…」 
 
律「別に全額服に使うわけじゃないよ?」

 
梓「信用できないですっ!」
 
澪「まぁ息抜きも必要だから…(実は私も呉服欲しい…しまむらはもう嫌だ…)」
 
梓「そうですよねっ!!」
 
澪「よしよし♪」
 
律「(…このさみしさは何だろう)」
 
聡「うまい♪うまいなこの団子!」モグモグ
 
店員「…あ、ありがとうございます…」オドオド
 
律「…ん?」

聡「…何より沢庵を使ってないところが……ん?」モグモグ
 
律「……聡」
 
聡「………姉ちゃん!?」
 
律「お前…今までどこに…」プルプル
 
聡「(…や、ヤバい)」
 
聡「…っ!」ダッ
 
律「あっ!」
 
店員「お客様~!!お代を~!!」
 
聡「またあとで払いますから~!!」ダダダ!
 

[eiga.com 映画ニュース] 映画「ハリー・ポッター」シリーズの原作者であるJ・K・ローリングが、
10月19日、ニューヨークのカーネギー・ホールで行われた朗読会で、
かねてよりファンの間でゲイ説が飛び交っていた、
ホグワーツ魔法学校元校長のアルバス・ダンブルドア(マイケル・ガンボン扮演)について、
「私はいつもダンブルドアをゲイだと見ていたわ。
ホグワーツの元校長は若い頃、魔法使いのグリンデルバルドと恋におちていたの」と語った。

律「くっ!逃がすかよ!」
 
澪「律?」
 
梓「何やってんですか?」
 
律「…!!」くるっ
 
梓「…?」
 
律「(…キミに決めたっ!!)」
 
律「梓…すまんな…」ガシッ
 
そういうと律は軽い梓を持ち上げた
 
梓「へ?へ?」

http://www.dotup.org/uploda/www.dotup.org249020.gif

律「くらえー!!」
 
澪「り、律!?」
 
梓「え?ちょ、ちょっと律せんぱ…」
 
律「どりゃあああぁあ!!!!」ブンッ
 
梓「きゃあああああぁぁぁぁぁぁああ!!!!!!」
 
梓は飛んだ。人が賑わう商店街の中、まっすぐ聡だけを目指して

 
 
梓「どいてええぇぇぇぇぇ!!」

 
聡「…わっ!!うわあああぁぁあ!!!」
 
梓「きゃあああああぁぁぁぁぁぁああ!!」
 
ドーーン!!
 
http://imepita.jp/20090717/781290

この展開…接吻?

聡「ご…ごめんなさい」 
 
律「ごめんなさいじゃないだろ!!勝手に家を出て!」

 
梓「……」プシュウゥ

 
澪「だ、大丈夫か梓?」 
 
律「聞けば妙蓮寺で開かれた連歌の会に『似生』の号で参加しているらしいじゃないか!!」

 
聡「うっ…どうしてそれを…」
 
律「前に斎藤が調べてくれたんだよっ!こんな時に連歌なんて…主家の平沢家がどんな状況か分かってるのか!?」
 
聡「……」
 
律「ホント!姉として情けないよ全く!!」
 
かぶき姿の聡が土下座して、女の律に説教されている。周囲は異様なものを見るかのような目で見ていた

澪「(…あぁこんな街中で……みんな見てるよ律…)」

律「全く…堺の女の子に見せてやりたいぜっ!」 
 
聡「うっ…それだけはご勘弁を…」

 
澪「り…律?ここじゃああれだし…どこか違うところで話さない?」
 
律「へ?」
 
澪「ほら…町人もみんな見てるし…」
 
町人「やぁねぇ」ヒソヒソ
 
町人「近頃の若いものは…」ヒソヒソ
 
律「……」
 
澪「梓は真っ赤になって気絶したし…」
 
梓「…あ……ぁ…///」プシュウゥ
 
律「そ、そうだな…」
 
律「よし聡!沢庵城までついてこい!」
 
聡「えぇっ!?」

聡「沢庵城って…何で!?」
 
律「これを機に平沢家に召し出すんだよ!唯に会わせる!」
 
聡「えぇ!?やだよそんなの!俺家臣になんかなりたくないよ!」
 
律「いいから来い!!」ガシッ
 
聡「うわぁ~ん!助けてよ~~」ズルズル
 
澪「……」
 
澪「…相変わらずだな…聡君も…」
 
澪「…梓連れてくか…」

――沢庵城書院
 
秀吉「……」ソワソワ
 
憂「お姉ちゃんあ~ん♪」サッ
 
唯「あーん♪」パクッ
 
憂「お姉ちゃん羊羹美味しい?」

唯「んまんま♪」モグモグ 
 
秀吉「……」ウズウズ

 
憂「……!」
 
憂「何か?」
 
秀吉「い、いや…!何でも…」サッ
 
唯「憂~。もっと~」
 
憂「うん♪」くるっ

 
憂「はいあ~んして♪」 
 
秀吉「(…何じゃこの生け殺しは…)」


聡=SATOSHI=SHOTASI=ショタ史

ガララッ
 
憂「ん?」
 
勢いよく開けられた障子。そこには律・澪・気絶梓・聡の4人がいた
 
唯「おっ!買い物から帰ってきたんだね!」
 
律「……」
 
唯「…りっちゃん?」
 
律「…唯。こいつを見てくれ。これをどう思う?」
 
唯「…ん?」
 
唯が見た先には……虎の皮の上衣を羽織り、髷を片方に寄せて結った姿の聡。手には大槍を持っている

唯「り、りっちゃん!人を買ってきたの!?」

唯「……」
 
澪「……ゆ、唯?」
 
聡は少し恥ずかしそうにしている。唯はそんな聡を凝視すると、顔を赤らめて呟いた
 
唯「すごく…大きいです」
 
律「だろ?こいつうちの弟なんだ」
 
憂「律さんの!?」
 
律「あぁ。不逞なヤツだけど武に関しては私より優れてるから…何とか平沢家において欲しいんだけど…」
 
唯「……」
 
唯「……りっちゃん」
 
律「ん?」
 
安価+4
 
①自由にかぶかせてあげようよ!
 
②憂に嫁がせよう
 
③平沢家の武将として活躍することを期待するよ

3

だが冷静に考えるんだ、
憂”に”嫁がせる
つまり、憂に嫁入りするということでry

唯「聡くん…」

 
聡「は、はい…」ドキドキ 
 
唯「憂を嫁にやろう」

 
憂&律&聡「!?」
 
憂「お、お姉ちゃん!?」
 
律「唯!!」
 
唯「平沢家と田井中家…もっと深い絆で結ばれるために…わかってくれぬか?憂」
 
憂「………!!」
 
澪「せ…政略結婚っていうのか…?」
 
聡「……」

>>501
脱帽

>>501ごめんなさい
 
憂「……」
 
唯「憂?いいよね?平沢家のためだもん…」
 
憂「……」
 
唯「う、憂?」ソッ
 
憂「…っ!」ピシャン
 
唯「きゃっ!」
 
律&澪&聡「!!」
 
みんなは驚愕した。唯に一度も手を出したことのない憂が、唯に手を挙げたのだ
 
澪も律も聡も目を丸くして驚いた。だが一番驚いたのは唯であった
 
唯「う…憂…?」
 
憂「お姉ちゃんだけは…信じていたのに……」
 
唯「……!」

 
憂「結局私は平沢家のモノなんでしょ!?お姉ちゃん見損なったよ!!」 
 
唯「うい…」

憂「…私はやだよ!!こんな結婚!」
 
聡「…!」
 
唯「憂…」
 
憂「いくらお姉ちゃんが頼んでも…絶対に嫌だからね!!」
 
律「…憂ちゃん」
 
聡「………」
 
聡「は…はは…」
 
澪「…聡くん?」
 
聡「やっぱり俺は平沢家にいたらダメなんだよ…」
 
律「なっ!」

聡「お姉ちゃんが田井中家の当主になった時から分かってたんだよ…」
 
聡「……俺はここでは必要とされてない…ってね」
 
澪「そ、そんなことないよ聡くん!」
 
憂「……」

 
聡「じゃあ…そういうことだから…姉ちゃん」スッ 
 
唯「聡くん!」

 
聡「…さよなら」ガララッ

 
 
律「……」

 
澪「…り、律!聡くん行っちゃったぞ!!せっかく見つけたのに…!」
 
律「……(あの大バカ野郎…)」

律「聡!!」ガララッ
 
聡「……何だよ姉ちゃん」
 
廊下に出た律は聡を呼び止めた。聡は背中で返事をした
 
律「…お前、本当にそれでいいのか!?憂ちゃんがあんなこと言ったからってすぐ逃げるのか!?」
 
聡「……」
 
律「出奔した時だってそう……三食沢庵丼だったからって逃げ出したんだよな…」
 
聡「……」
 
律「何が天下無双だ!!何が大かぶきだ!!お前は弱虫の逃げ虫じゃねーか!!」
 
律「悔しくないのかよ!私にこんなこと言われてもまだ逃げるのかよ!!」

聡「……っ」
 
聡「何とでも言えよ……姉ちゃんに俺の気持ちが分かってたまるか!」
 
律「…!」
 
聡「…二度と美濃には戻らない」
 
律「……」
 
聡は帰ってしまった。盗み聞きしていた唯たちは呆然としていた
 
澪「……」

唯「……あ…あわわ」
 
唯「(もしかして私が悪いのかな…?)」オロオロ
 
秀吉「(……なんか知らんけど…この雰囲気どうすりゃいいんじゃ)」
 
憂「……」
 
律「……」

秀吉「じゃ、じゃあ、儂が憂殿とけっk」ブチッ

秀吉「玉GAAAAAAAAAAAAA!!」

あれから1ヶ月
 
少し肌寒い10月。だが収穫の季節でもある。そんな秋に 時代は大きく動いた
 
律「おかわり!」
 
紬「はい♪」
 
律「ガツガツガツガツ!!」モグモグ
 
和「律…いくら何でも食べすぎじゃない?」
 
澪「…あれはやけ食いっていうんだよ」
 
和「やけ食い?なんかあったの?」
 
澪「ま…まぁね…」
 
いつもと変わらぬ朝。さわこ奪還を目標に掲げた平沢家だったが 織田の攻撃はなく、比較的静かな日々を送っていた
 
しかし―――――

http://www.dotup.org/uploda/www.dotup.org249521.jpg

斎藤「唯様!稲葉山城付近で織田軍に動きあり!!」
 
和「何ですって!?」ガタンッ
 
唯「ふぇ?」
 
澪「規模は?」
 
斎藤「兵力はおよそ15000です!敵大将は柴田勝家!!」
 
律「…やっと来たか」
 
唯「……」
 
紬「それは美濃に向かってるの?」
 
斎藤「いえ…だが恐らくは平沢家か浅井家に侵攻するための兵だの思われます」
 
紬「…まぁ」

和「我々を抑えるための別働隊ってこともあるわね…」

 
憂「な、何でですか?」 
 
澪「遠くの浅井朝倉を叩くためには…美濃の私達を抑えなきゃいけないでしょ?」

 
澪「だから15000の兵で牽制してるかもってこと」
 
憂「な…なるほど」
 
律「15000の他にも兵力があるのかよ…どんだけだよ…」
 
和「徳川は?」
 
斎藤「まだ確認出来ていませんが、恐らく織田のみだと思われます」
 
和「そう…」

澪「でも稲葉山城付近で構えてるってことは誘ってるってことなのかな?」
 
和「ありえるわね…」
 
律「とりあえず唯。決断しろ」
 
唯「……」
 
唯「(…確かに不明な点は多い…でも……)」
 
憂「お姉ちゃん…」
 
唯「……」
 
重要安価+5
 
①稲葉山城に迎撃にでます
 
②向こうが沢庵城にくるまで待機

2だろJK

唯「…ここは山のように耐えるのみ…」
 
律「でも唯!さわちゃんを救える好機かもしれないんだぞ!?」
 
唯「……」
 
澪「……唯」
 
唯「…助けたいのは私だって同じだよりっちゃん」
 
唯「でも1人の家臣と平沢家を比べたら…仕方ないことなんだよ?」
 
梓「…!」
 
律「なるほど…私達の命はそうやって天秤にかけられてるわけか…」
 
唯「……」

澪「唯!私も作戦考えるから!」
 
梓「わ、私も先鋒…頑張ります!」
 
唯「……」
 
紬「……唯ちゃん」
 
唯「…ダメだよ…できない」
 
梓「…そんな」
 
和「…唯」
 
斎藤「……」

銀英伝と三国無双で戦略頭脳を鍛えた俺が、判断を誤っただと…?

平沢家が動かないことを見て信長は近江(浅井)に侵攻
 
平沢も朝倉も高みの見物で 浅井を助けようとはしなかった。散々の救援要請も唯は断り続けた

 
 
信長はこの2ヶ月。ただ静かに待っていたわけではなかった

 
姉川の戦いで勝利したものの、浅井朝倉連合軍の思いの外の強さに 戦だけでは勝てないと悟った 
 
それから浅井家重臣の磯野氏を竹中半兵衛の調略で寝返させることに成功したのだ

そして同年12月
 
織田軍は再度40000の兵をもって侵攻。朝倉はようやく兵を動かしたが 砦が織田軍の手に落ちると まともに交戦しない内に一乗谷に撤退してしまった。雪と疲労を言い訳にして
 
信長は撤退する朝倉軍を追撃。義景は討ち死に、朝倉家は滅亡した(一乗谷城の戦い)
 
このままではまずいと信玄が出兵。平沢家にも密状が届いた。しかし平沢家はだんまりを続け、結局武田軍は美濃までしか兵を動かせなかった
 
そして1571年。5月
 
浅井長政の居城、小谷城が総攻撃にあう
 
いとも簡単に落城。浅井氏は滅亡した

これで信長の敵は平沢家のみとなった
 
信長は調略で梓、澪に内応を勧めると もとから主君の優柔不断な態度に不満を持っていた2人はすぐに織田家に降った

 
 
そのまま織田軍は50000の兵力をもって沢庵城を包囲。謙信はそれを10日後に知り援軍に駆けつけるが 士気の低かった平沢軍はすでに敗北していた

 
そして―――

信長「人は儚いもの。貴様の優柔不断な態度が自ら平沢家の首をしめていった」
 
唯「……」
 
信長「…裏切り者には死の鉄槌を」
 
さわこ「はっ」
 
唯「…!!」
 
信長「…さらばだ平沢唯…地獄で会おうぞ」
 
さわこ「またね唯ちゃん♪」スッ
 
唯「さ、さわちゃ…!!」
 
チョンパ…!

 
 
因果応報。自らの業を最後まで憎めなかった唯。その最後の目に映ったのは 焼ける沢庵城と……

 
 
自分だった

 
 
B A D E N D

今思ったら BADになっても きりがないですね
 
5回唯が死んだら 終わりでいいですか?

唯「……」
 
澪「……ゆ、唯?」
 
聡は少し恥ずかしそうにしている。唯はそんな聡を凝視すると、顔を赤らめて呟いた
 
唯「すごく…大きいです」
 
律「だろ?こいつうちの弟なんだ」
 
憂「律さんの!?」
 
律「あぁ。不逞なヤツだけど武に関しては私より優れてるから…何とか平沢家において欲しいんだけど…」
 
唯「……」
 
唯「……りっちゃん」
 
律「ん?」
 
安価+4
 
①自由にかぶかせてあげようよ!
 
②平沢家の武将として活躍することを期待するよ

唯「聡くん」
 
聡「は、はい!」ビクッ
 
唯「思う存分かぶきなさい」
 
聡「え?」
 
律「ちょ、ちょっと唯!私は家臣の話を…!」
 
唯「でも…聡くんはそれを望んでないんでしょ?」
 
律「…ぅ」
 
聡「…僕はまだ…武将になんかなれる器にないです」
 
聡はその風貌に似合わぬ弱気な発言をした
 
唯「……」
 
聡「かぶき者がいいこととじゃないってわかっています…」
 
聡「…でも…それで全国を歩いて……いつかいい友を見つけて……それで自分にも力がついたら……」
 
唯「うんうん」
 
律「…聡」

聡「そしたらまた…ここに戻ってきたいです…」 
 
唯「おいでおいでー♪」 
 
律「なっ……そんなのダメだダメだダメだダメだーー!!」

 
聡「…!」

 
唯「り、りっちゃん…」 
 
律「唯が許しても私は許さん!聡は平沢家の家臣になるんだ!かぶきなんて許さん!断じて許さん!」

 
唯「…りっちゃん」

 
律「それが田井中家当主の私の責任である故…」 
 
澪「でも律も昔かぶいてたよな」

 
聡「は?」
 
律「え?そうだっけ?」キョトン
 
澪「そうだろ!」

このスレにまったく関係無いんだけど、唯「バイハザ!」の続編ってまだスレ建ってない?
楽しみにしてるんだが

唯「確かにそうだったね…あんまり覚えてないけど」
 
憂「律さんかっこいい…」
 
聡「お姉ちゃん…」
 
律「…う」
 
澪「…律の親父さんは相当苦労したらしいな……デコにしわ寄せたり…木魚叩いたり…」
 
律「ば、馬鹿!こっぱずかしいこと言うでねぇ!///」カアァ
 
聡「……」
 
唯「…とりあえず聡くん。またいつでも戻ってきていいんだよ?」
 
聡「…!」
 
聡「…はい!」
 
律「あ、何勝手に決めてんだよ!!」

>>605
まだたってないよ

―――沢庵道
 
聡「~♪」
 
聡は呑気に鼻歌なんぞを歌いながら美濃を抜ける沢庵道を歩いていた
 
聡「……」くるっ
 
聡「……美濃…いい国になったな…」
 
聡「(…それに…あの娘…可愛かった…)」
 
聡「…またいつか、戻ってこようかな」
 
聡「…よし!!」

 
そういうと聡は胡座をかき、道端に地図を広げた 
 
聡「まずは東山道を通って信濃に行こう!それから…」

 
聡「…越後!ここに決めた!俺はかぶくぞぉ!!」
 
聡「行くか!」スクッ
 
田井中聡。今はただのかぶき者。この者が平沢家にどんな恩恵をもたらすのか……答えは安価しか知らない…

あれから1ヶ月
少し肌寒い10月。だが収穫の季節でもある。そんな秋に 時代は大きく動いた
 
律「おかわり!」
 
紬「はい♪」
 
律「ガツガツガツガツ!!」モグモグ
 
和「律…いくら何でも食べすぎじゃない?」
 
澪「…あれはやけ食いっていうんだよ」
 
和「やけ食い?なんかあったの?」
 
澪「ま…まぁね…」
 
いつもと変わらぬ朝。さわこ奪還を目標に掲げた平沢家だったが 織田の攻撃はなく、比較的静かな日々を送っていた
 
しかし―――――

斎藤「唯様!稲葉山城付近で織田軍に動きあり!!」
 
和「何ですって!?」ガタンッ
 
唯「ふぇ?」
 
澪「規模は?」
 
斎藤「兵力はおよそ15000です!敵大将は柴田勝家!!」
 
律「…やっと来たか」
 
唯「……」
 
紬「それは美濃に向かってるの?」
 
斎藤「いえ…だが恐らくは平沢家か浅井家に侵攻するための兵だの思われます」
 
紬「…まぁ」

澪「でも稲葉山城付近で構えてるってことは誘ってるってことなのかな?」
 
和「ありえるわね…」
 
律「とりあえず唯。決断しろ」
 
唯「……」
 
唯「(…確かに不明な点は多い…でも……)」
 
憂「お姉ちゃん…」
 
唯「……」
 
重要安価+5
 
①稲葉山城に迎撃にでます
 
②全軍で近江(浅井)に向かう

唯「みんな今すぐ大間に移動して!」
 
みんな「!!」
 
唯「迎撃にでる!!」
 
澪「…!」
 
律「…そう来なくっちゃ!」
 
紬「先生のためにも…!」グッ
 
和「評定ね」
 
唯「でもちょっと待った!」
 
みんな「…!?」
 
唯「これ食べてから」ポリポリ
 
みんな「ズッテーン!!」
 
律「とほほ…こりゃ先が危ぶまれるよ…」
 
どっ(笑)

和「これより評定を行うわ!」
 
律「いえ~い」パチパチ
 
唯「和ちゃんかっこいぃ~♪」パチパチ
 
和「…ごほん//」
 
和「ではまず…戦況の報告から。さわこ先生代理梓ちゃん!」
 
梓「…はい!」スクッ
 
梓「織田軍は15000の兵で稲葉山城付近に陣取ってます」
 
梓「隠密隊の報告によれば、信長居城の小牧山城には何ら動きはなく、徳川も同じです」
 
律「…なるほど…敵は今のところ稲葉山城の織田軍だけか…」

梓「はい。でも伏兵がいるかもしれません。それは今調査中です」
 
梓「後、敵の大将でもある柴田勝家ですが…」
 
唯「うんうん」
 
梓「火縄銃は恐らく多用してこない模様。ですが油断は禁物です」
 
澪「軍師でもいるのか?」
 
梓「いえ…ただ織田家筆頭の豪傑前田利家や忍者隊を率いる滝川一益などが足並みを揃えています…」

 
梓「激戦は必死です…」 
 
澪「なるほど…」

律「ところで唯」
 
唯「はいな」
 
律「猿は連れてくのか?」
 
秀吉「…!」
 
澪「あ…」
 
律「…織田家との戦いだ…裏切るってこともあるぞ?」
 
唯「…ふむ」チラッ
 
秀吉「…!!」
 
秀吉「…わ、儂は裏切るようなことは…!」
 
唯「…じー」
 
秀吉「…う」ビクビク
 
斎藤「……」

和「やっぱり唯…よした方が…」
 
秀吉「……!」
 
梓「内応してたら完全に負けます」
 
唯「…」
 
唯「ねぇモンチ」
 
秀吉「は、はい!!///(顔近っ…)」
 
唯「誓ってくれる?」
 
秀吉「へ?」
 
唯「『平沢家の武将だ』って…」
 
和「…唯…!」
 
秀吉「……!」
 
秀吉「…誓う。儂は平沢家の武将として働く!!」
 
唯「…よし!」
 
憂「…お姉ちゃん」

斎藤「…唯様」
 
紬「……唯ちゃん」

 
唯「それじゃ、次いこうか!ほらあずにゃん!」 
 
梓「…え?あ、はい!」 
 
秀吉「………」

 
梓「まずは参加兵力ですけど…どうしますか」

 
秀吉「(儂……儂は…)」 
 
澪「…そうだな…私達が稲葉山城に向かわせられる兵力は…」

 
澪「ざっと10000ってとこかな?」

 
唯「…むむむ少ない…」 
 
律「…戦は数じゃないぞ唯」

 
澪「そう。あの信長だって桶狭間で絶望的な兵力を覆したんだから」
 
澪「私達が勝っても不思議なことじゃない」

和「さて…残るは作戦ね。どう柴田勝家を叩くか…」
 
律「んだ」
 
澪「あ…作戦なら作ってみました」おず…
 
唯「わー見せて見せて!!」
 
澪「え…でも恥ずかしい…///」
 
紬「澪ちゃんの作戦なら負けないわ♪」

 
律「澪早く見せてよ~」 
 
澪「で、でも…」

 
梓「……」イライラ
 
梓「早く見せて下さい!!!!」ウガー
 
澪「あっ!」ぴっ
 
律「(まさかの梓!?)」

知らないけどだいたいこんなん
 
http://imepita.jp/20090718/081310
 
http://imepita.jp/20090718/081520

紬「…ふわふわ時間…」 
 
梓「…何ですかこれ?」 
 
澪「だ、だから作戦だって…」

 
律「…何々?まず全軍を三隊に分け、そのうち2隊を左右に伏せておき機を見て三方から囲み包囲せん滅する……」
 
梓「これって…」
 
紬「…伏兵かしら?」
 
澪「う、うん…。まず中央の部隊が敵に正面から当たって、敗走を装いながら後退するの」
 
澪「これが『ふわふわ時間』で……敵が追撃するために前進すると、左右両側から伏兵に襲わせるという作戦…なんだけど」
 
律「なるほど…そのあと敗走を装ってた中央の部隊も逆襲に転じるわけか…」
 
澪「う、うん…」

和「…なるほど…つまり三面包囲が完成するわけね…」
 
澪「…兵数に勝る相手を倒す戦法っていったら…これかな?って思って…」
 
憂「で、でも難しそうですね…」
 
律「確かに…練習とか必要じゃないのか?」
 
澪「う…それは…」
 
和「成功すれば勝利は間違いないけどね」
 
斎藤「聞いた限りだと…退却する囮部隊が全てを決めますね」
 
紬「統制がとれてないと…完全に足をとられるわね」

唯「…まぁ…やるしかないよね」
 
律「おう!失敗したら徹底すりゃいいんだ!」
 
唯「んだ!」
 
紬「あのー…」
 
律「ん?どうしたムギ?」
 
紬「私も作戦考えました♪」ニコッ
 
律「へ!?」
 
唯「ム…ムギちゃんが?」
 
紬「はい♪」
 
斎藤「お嬢様…」

澪「…哀愁の貝合わせ…」

 
梓「…何ですかこれ?」 
 
紬「鉄砲を使った作戦なんだけど…」

 
唯「うんうん」
 
紬「鉄砲隊を二列に分けて最前列に配置。あとは合わせ合わせ交互に撃つだけ♪」
 
律「……」
 
唯「…それだけ?」
 
紬「えぇ♪」

 
律「なんか単純だな…」 
 
ムギ「…はい♪」

梓「でもいくら何でもそんな…」
 
和「待って」
 
梓「…?」

 
和「…もしかしたらこの作戦は…新たな革命を起こすかもしれないわ…」 
 
唯「へ?」

 
紬「?」ニコッ
 
和「小牧・長久手の戦いで織田軍と戦ったとき紬隊は……」
 
澪「あ…!」
 
和「迫ってくる佐久間の騎馬隊を、二列に並べた鉄砲隊で見事撃破したの」

 
紬「ありましたわね♪」 
 
和「およそ200騎を休みなく撃ってたあの鉄砲隊はすごかったわ…」

 
和「…最終的に歩兵も来て鉄砲隊は崩れたけど……何か改良すればもしかして…」
 
唯「…な、なんか知らないけどムギちゃん凄いね!」

和「(…待って…あれを利用すればもしくは……)」
 
和「…!」
 
唯「和ちゃん?」
 
和「わかったわ…唯…。この作戦の欠点を克服出来るものが…」
 
紬「?」ニコッ
 
和「それは…!」
 
安価+3
 
①敵だ!
 
②お前だ!
 
③川だ!
 
④稲葉山城だ!
 
⑤鉄砲だ!
 
⑥馬だ!

和「川よ」
 
憂「川…?」
 
和「えぇ…確か稲葉山城付近には川が流れていたわよね?」
 
斎藤「はい。長良川が流れております」
 
和「そう…やっぱり」
 
唯「?」
 
和「鉄砲は優れたものだけど…弱点が2つあるの」
 
唯「2つ?」
 
律「装填時間が遅いことだろ?」
 
和「えぇ…そうよ。火縄銃は弓矢より殺傷能力が高いけど、その弾をこめて撃つまでの時間がとてつもなく遅いの」

和「だけど紬がその概念を打ち破ったわ…」
 
律「なるほど!二段構えにすれば…」
 
梓「交互に撃てますもんね…」
 
和「えぇ。だけどもう一つ欠点があるの。これは弓隊にも言えることだけど…」
 
唯「?」
 
和「来た敵をどう対処するのか…」
 
憂「確かに近接されると…鉄砲隊は弱いですもんね」
 
和「だったらさせなきゃいいのよ」
 
律「はい?」

和「鉄砲隊に敵を近づけさせない…そのためには盾がいる」
 
和「その盾っていうのが…」

 
澪「長良川…なわけか」 
 
和「そう。川を盾にするの」

 
憂「なるほど…」
 
律「で、でもさ…長良川まで敵が来てくれるとは思えないんだが…」

 
和「そこで澪の言ってたふわふわ時間の登場よ」 
 
澪「え?」

 
唯「あ、分かった!」
 
梓「まさか…」
 
和「えぇ。柴田隊を釣るのよ…」
 
斎藤「……すごい」

>>1は前にミクのやつ書いてた人か?

和「いい?作戦はこう」 
 
和「まず囮騎馬部隊5000が敵と交戦。そして長良川まで撤退する…」

 
和「そして追ってきた柴田軍を鉄砲隊1000二段で迎え撃つ」
 
和「後は川と鉄砲に慌てる柴田軍を両翼に伏せていた3000の兵で叩く……」
 
憂「…完璧だ」
 
和「…問題は囮に気付かず追ってきてくれるかどうかね…」
 
紬「まぁ…」
 
秀吉「それなら心配いらんっ!」
 
みんな「!?」
 
後ろで話を聞いていた秀吉が口を挟んできた

>>692百合モノの新作…!
 
唯「モ、モンチー?」
 
秀吉「柴田殿の性格は儂がよく知っとる!いざとなれば殿(シンガリ)になってでも柴田殿をおびき寄せる!」
 
紬「まぁ…」
 
律「…いけるな」
 
澪「…あぁ」
 
秀吉「柴田殿は儂を頗る嫌っておる。きっと儂が挑発したら怒髪天を衝くだろうな。チョロいもんさぁ!」
 
唯「なんか…モンチーかっこいい…」

唯「さすがモンチーだよ♪」ダキッ
 
秀吉「ひゃ///」
 
憂「…!」
 
唯「ありがとうモンチー♪」ギュッ
 
秀吉「…ゆ、唯様…わ、儂とけっ」
 
憂「不潔!!」ペシンッ
 
秀吉「ぴぎゃっ!」ズザー
 
梓「……うわぁ」
 
澪「…まぁ何はともあれ作戦は決まったな!」

 
 
律「後は配置だけだな!」

 
唯「配置!」

和「そうね…じゃあまずは最後に叩く伏兵を決めようかしら…」
 
唯「……」
 
澪「…ここは私と和で決まりかな?」
 
和「まぁそうなるわね……そんな戦得意じゃないし…」
 
和「…そして次!鉄砲部隊ね」
 
澪「危険が少ない仕事とはいえ、柴田軍を崩す要となる…。鉄砲の扱いに馴れてる隊が好ましいね…」
 
鉄砲隊長2人をきめて下さい(成功率に響く)
 
安価+3
 
梓 唯 憂 紬 斎藤 律 秀吉

澪「ムギと…斎藤さんでどうだ?」

 
紬「どんとこいです♪」 
 
斎藤「え…?私ですか?火縄銃はあまり使ったことがないのですが…」

 
澪「あ…そっか」
 
律「どちらかというと忍者隊は囮役をしてもらいたかったな」
 
澪「…ご、ごめん」
 
唯「…まぁいいじゃん♪頑張ろうよ♪」
 
斎藤「…分かりました!やってみます…」
 
紬「頑張るわ♪」

寝ます

前のが載ってるまとめサイトってありますか?
 
佐久間ってどんな口癖でしたっけ…

>>732
林「もう無茶は…」
 
竹中「う、うるさい……」
 
佐久間「信長様の帰りを待った方が…」
 
竹中「だまれ…だまれだまれ…!!」ガタガタ
 
佐久間「お、おい竹中…大丈夫か?」
 
竹中「黙れぇーーー!!!!!!!」
 
林&佐久間「…!」
 
竹中「い、いいかお前ら!!この失態はお前らの責任だからな!?俺の言うことをちゃんと聞かなかったお前らの責任なんだぞ!!?」
 
佐久間「なっ…!」
 
林「ひどいでやんす」

こんな感じ

>>732
佐久間「いっくぞおぉ!!」
佐久間「おらおらおらぁー!!よがっちまいなぁぁぁ!!」
佐久間「信長様の帰りを待った方が…」
佐久間「お、おい竹中…大丈夫か?」
猿の陪臣にすぎない半兵衛に怒鳴られる佐久間(´;ω;`)

>>733-734
 
ありがとうございます! 30分後に再開します

和「じゃあ中央の囮部隊は唯、憂ちゃん、秀吉、律、梓ちゃんね」
 
秀吉「…」
 
澪「…その中での役割を決めなきゃ」
 
律「よしっ!」
 
澪「まずは先鋒の2人…」
 
安価+2
 
2人選んで下さい(戦況に大きく影響)
 
唯 憂 秀吉 律 梓

澪「秀吉さんと梓でいいかな」
 
律「…!」
 
梓「分かりました!」
 
秀吉「合点じゃ!」
 
和「でも秀吉さんは最後の殿務めるから待機させといた方が…」
 
澪「あ、そっか…」
 
唯「…まぁいいじゃん♪モンチーでも♪」
 
秀吉「儂にお任せ下され!唯殿!」
 
律「……」

和「…大体決まったわね」
 
憂「…はい!」
 
澪「…じゃあ稲葉山に向けて…」
 
梓「…はい!」
 
紬「頑張るましょ♪」
 
唯「………」
 
唯「(…この戦でさわちゃんが助かる見込みはない…)」
 
唯「(だけどこれはさわちゃん奪還の大きな一歩となる…)」
 
唯「(…負けられない)」

和「しかしこの戦法は本当に時代を変えるかもしれないわ」

 
唯「ど、どうして…?」 
 
澪「普通は遠距離の敵を鉄砲で撃ち、怯んだ所を騎馬で突進、そして歩兵で仕上げというのが野戦での戦い方なの…でも」 
 
和「…これは使い勝手の悪い鉄砲を最大限利用した革新的な戦い方…」

 
律「……」
 
澪「…考えたムギは天才なのかもな」
 
紬「…!」

唯「へー♪ムギちゃんってすごいんだねー♪」
 
紬「…?」
 
紬「何言ってるの唯ちゃん?これは唯ちゃんが教えてくれた戦い方じゃない♪」ニコッ
 
唯「へ?」
 
澪「え?」
 
律「は?」
 
憂「お姉ちゃん?」
 
紬「唯ちゃんが初めて鉄砲を手にした時、愚痴を言ってたのを聞いて……」
 
梓「……愚痴って」
 
澪「…まさかこの戦法は唯の愚痴からできたなんて…」
 
律「……」
 
唯「え?何かしたの私?」

唯「指揮は澪ちゃんお願いね!」
 
澪「え…?でもそういうのは大将が…」
 
唯「私囮役だから影から全体を見回せる澪ちゃんがいいと思うんだ」
 
和「そうね。澪に任せるべきだわ」
 
澪「…う……わ、わかった…」
 
唯「よし!決まりだね!斎藤馬用意して!」
 
斎藤「はっ」
 
律「……」
 
律「(…実際先駆け以外務めたことないけど…)」
 
律「(平沢家のためだ…次鋒でも何でもやってやる…!)」
 
律「うしっ!」
 
唯「お!やる気満々だねりっちゃん!」
 
律「おうよ!」

平沢家家臣は円陣になっていた
 
律「いいかっ!絶対に成功させるぞ!?失敗は死だと思え!」
 
唯「んだっ!」
 
秀吉「(死って…)」
 
律「ひらさわーー!!ファイ!!」
 
みんな「オー!!」
 
唯「(私のセリフ…)」
 
紬「…行きましょうか♪」

 
 
―――1570年。10月

 
平沢家は稲葉山城付近に陣を構える柴田軍に兵を向かわせた

――稲葉山
 
前田「叔父貴ー!」パカラッパカラッ
 
柴田「ん?何だ利家」
 
前田「平沢軍が10000の兵でこちらに向かってくるようです!」
 
柴田「…!」

 
柴田「…やはり来たか」 
 
前田「どうします?」

 
柴田「滝川、不破、佐久間、佐々木に伝えよ!戦闘態勢だ!」
 
前田「は…はい!」
 
柴田「(…10000…稲葉山に陣取っているんだ…迂闊に手は出せまい…)」

柴田「いいか!兵数では勝っている!まず10000の兵を稲葉山に置いて敵を迎え撃つ!」
 
柴田「平沢は武田にも劣らぬ騎馬隊を組んでおる!油断はするな!」
 
滝川「…ふむ」
 
柴田「だが心配するな。全騎馬隊を稲葉山に配置。馬戦とする!」
 
前田「ならば我々が有利ですね」
 
柴田「左様。稲葉山を登ってきたところを我々が騎馬隊で迎撃。ヤツら坂道を転げ落ちるぞ!」
 
不破「…なるほど」
 
柴田「そこを利家!佐々木!滝川が叩く!」
 
前田「…伏兵!」
 
滝川「…御意」
 
佐々木「へへ…腕がなるぜ」

柴田「不破は本陣を頼む」
 
不破「わかりました」
 
柴田「佐久間!お前は儂と騎馬隊を組んで平沢軍の迎撃じゃ!」
 
佐久間「はっはっは!!こりゃ楽勝ですな!」
 
佐々木「裏切り者の秀吉がいたらぶった斬ってやる…」
 
柴田「よし!これにて評定終了じゃ!」
 
前田「…おし!叔父貴のためにも…」
 
滝川「……利家殿」
 
前田「ん?何だ一益」
 
滝川「…敵が撤退しても追撃は行わないように…」
 
前田「へ?何で?」
 
滝川「平沢家には半兵衛殿に勝るとも劣らない軍師がいるとの情報…油断は禁物…」
 
前田「……なるほど……うーん…分かった!!一益の言うとおりにしてみるよ!」
 
滝川「…感謝する」

さわちゃんメモ
 
さわこ「いい?合戦には陣形と呼ばれるものがあって兵の数や地形に応じた陣形を組むことで、戦況を有利に運ぶことが出来るの」
 
さわこ「武田信玄や上杉謙信は陣形のエキスパート!」

 
さわこ「本当は色々あるんだけど…めんどいから5つだけ紹介するわね」 
 
さわこ「まず長蛇。部隊を一直線に並べる陣。前方に対して強力だけど横には滅法弱いわね」

 
さわこ「そして鶴翼。部隊を横に広げ敵を取り囲むことが可能。でも大軍が必要なのよ」
 
さわこ「鋒矢は攻撃陣形ね。突撃の際に用いられるわ。少ない兵でも可能なのが強みね」
 
さわこ「まぁ方円は八方を敵に塞がれた時に使う迎撃陣形で…攻撃には使わないのが普通よ」
 
http://imepita.jp/20090718/488460

さわこ「この他にも横一列に並べる横陣や三角形に配置した魚鱗なんてのがあるけど…めいどいから割愛するわ!」
 
さわこ「じゃ、頑張りなさーい♪」

 
―――長良川北岸――― 
 
唯「…この長良川を抜けると…」

 
律「そこは稲葉山でした……」
 
澪「……何やってんだお前らは」
 
斎藤「…敵はどうやら稲葉山に陣取ってるようですな」

唯「よし!配置につくぞ!」
 
みんな「おー!」
 
平沢軍は配置についた。まだ両軍とも動かない

 
 
総指揮官の澪は微かに震えていた

 
そしてゆっくりとその時が近づいていった
 
http://imepita.jp/20090718/503500
 
http://imepita.jp/20090718/503860
 
http://imepita.jp/20090718/504260

澪「えっと…紬と斎藤さんは鉄砲隊だから…」
 
安価+2
 
①鶴翼②横陣③鋒矢④方円⑤長蛇
 
澪「それで和と私は突撃の伏兵だから…」
 
安価+6
 
①鶴翼②横陣③鋒矢④方円⑤長蛇
 
澪「囮用の部隊はまぁ囮だから…」
 
安価+10
 
①鶴翼②横陣③鋒矢④方円⑤長蛇

澪「…ムギたちはもうわかってるよね」
 
紬「うん♪」
 
斎藤「横陣…ですな」
 
澪「うん。で、私たちの陣形も当たり前だけど…」
 
和「鋒矢ね」

 
澪「うん!それで囮部隊は長蛇を作ってくれ!」 
 
唯「OK!」

 
律「任せなさい!」
 
梓「(…ちょっと不安だなぁ)」

唯「全軍進めー!」
 
兵「おおおぉぉ!!」
 
長蛇で作られた囮部隊の総隊長、平沢唯が命令する。兵は士気を高めるように大声をだす
 
梓「(…律先輩がいないし…不安だな)」パカラッパカラッ
 
ゆっくりと囮部隊だけが前に出る
 
柴田「…ようやくきたか」
 
馬に乗って待ち構えてる柴田軍。唯が麓にきた時が勝負の時だ
 
前田「………」
 
滝川「………」
 
佐々木「……」
 
静かに潜む両翼の三隊

前田「(…あれは…長蛇の陣?)」
 
目の前をゆく平沢軍を見て利家は考えた
 
前田「(…両翼から伏兵で軽くつけば、叔父貴の騎馬隊がなくても崩せるんじゃ…?)」
 
前田「(きっと一益もそう考えてるに違いない…!)」
 
滝川「……佐々木殿」
 
佐々木「んあ?」
 
滝川「…利家殿が動いたら我々も行くぞ!」
 
佐々木「へ?」

8時にまたきます……すみません

5000は兵数のことです

梓「(…よし…ここからが勝負…)」
 
秀吉「(柴田軍はまだ来ぬか…誘ってるな…)」

 
 
梓、秀吉率いる先鋒隊は稲葉山を目の前にして止まった

 
唯「およ?止まった?」 
 
前田「(…どうする!?叔父貴の命令を無視して突撃するか…?)」

 
前田「(…長蛇じゃいくら叔父貴といえでもただではすまないだろう……)」
 
前田「……」
 
前田「……叔父貴ごめん…」スッ

前田「突撃だっ!!平沢軍の無防備な側面を突け!」
 
利家の掛け声に応じて 3000の前田軍が突撃した

 
 
梓「なっ!」

 
憂「…伏兵!」
 
利家「迷わず突っ込むんだ!!!総崩れにするぞ!!」
 
わあああぁぁぁぁ…!!!
 
秀吉「…利家?」
 
前田軍の暴走に潜んでる滝川や佐々木、待機している柴田、佐久間も気付いた

滝川「我々も出るぞ!!」
 
佐々木「え?でも勝家さんはまだ…!」
 
滝川「利家殿を1人戦わす気か!」
 
佐々木「…!」

 
わあああぁぁぁぁ…!! 
 
伏兵の滝川隊・佐々木隊も突撃する

 
平沢軍は一気に混乱に陥った
 
秀吉「こ…こりゃマズいぞ!」
 
律「…くそっ!」
 
唯「あわわ…」

佐久間「…な、何が起こってる?」
 
柴田「あのバカどもが!勝手に突撃なんかしやがって…!」
 
佐久間「なにぃ!?この俺を差し置いて!!」
 
佐久間「我々もいくぞぉ!!!」ヒヒィーン
 
柴田「ま…待て!!まだ早い…!!」
 
佐久間「SAKUMA!いきまーーす!!」ドドド…
 
柴田「あ…」

前田「うおおおりゃあああぁぁ!!」
 
180センチの大男である利家は自ら先頭に立ち大槍を振るった。前田隊は鼓舞されるように勢いを増す
 
敵「きえぇぃ!」バッ
 
梓「きゃあ!」バシッ
 
梓「くっ…もう敵がこんなとこにまで…!」
 
対するは梓隊。すぐに態勢を立て直したが、猛虎のように突進してくる前田隊に苦戦していた
 
憂「態勢を立て直して!敵は右です!」
 
憂隊も前田隊に備えて横陣の構えとなった

憂「敵は恐らく2000かそこいら…」
 
憂「梓隊とうまく連携すればなんとか…!」
 
憂「…はっ!そういえばお姉ちゃんは!?」
 
憂「……お、お姉ちゃんも奇襲にあってるかもしれない…」ブルブル
 
憂「助けに行かなきゃ……」
 
憂「すぐに撤退して!!」
 
わあああぁぁぁぁ!!

 
 
梓「…だ、ダメだ…憂…助けて…」チラッ

 
梓「ん?」
 
梓の目に見えたのは敵前逃亡する憂隊
 
梓「ええぇ!?」

梓「ま、まだ合図がないよ憂ちゃん!!」
 
声は合戦の音にかき消された
 
前田「うおおおりゃあああぁぁまだまだまだぁ!!」ドドド…
 
梓「ひっ!」
 
梓「きゃあああぁぁ!!!!!」
 
梓「撤退して下さい!!!」くるっ
 
わあああぁぁぁぁ…

 
 
梓隊。――敗走――

佐々木「秀吉いぃぃ!!お前の首は貰ったぁ!」ドドド…
 
秀吉「これは…佐々木殿の隊か!」
 
佐々木隊2000も同じように猛攻をしかけたが、秀吉と律は上手く連携して凌いでいた。しかし長蛇になったその陣は横には滅法弱かったため、徐々に平沢軍は不利になっていった
 
敵「とうっ!」バッ
 
律「…くっ!」ガキンッ
 
律「(こんなところにまで敵が…!)」
 
更に前田隊が後ろから突撃してきた

憂「お姉ちゃああぁん!!」パカラッパカラッ
 
唯「あ、憂♪生きてたんだ」
 
憂「う、うん…。良かった…お姉ちゃんは無事だった…」
 
滝川「……」
 
唯「まさか憂……ここまで助けに来てくれたの?」
 
憂「うん!お姉ちゃんが心配だったから…」
 
忍者「……」コソコソ
 
唯「……」
 
しつけ安価+4
 
①バカモンチッ!戻りなさい!
 
②ありがとー憂ー♪

唯「ありがとう憂ー♪」ナデナデ
 
憂「えへへ♪」
 
その時であった。疾風の如く滝川忍者隊が唯隊の本陣に現れた
 
兵「ぎゃあ!!」ザシュッ

 
 
忍者「……」

 
唯「え?な、何?」くるっ
 
滝川「兵法三十六計…きん賊きん王の計…」ススッ

 
 
精鋭化された滝川の寡兵達が平沢軍の本陣で次々と兵を殺しにかかった


忍者「いたぞ」
 
本陣はあっという間に血で染まっていた
 
ハマー「……」
 
忍者「捕らえろ!」
 
唯「あ…あわわ…」
 
憂「お姉ちゃん!に、逃げて!!」
 
小将「うおぉ!!」バッ

 
 
忍者「ふんっ!」ズバッ

 
小将「…!」ドザ…

 
唯「ひ…ひえ…」ビクビク 
 
憂「お姉ちゃん早く!!!」

 
唯「う、うん!」くるっ 
 
唯は馬に乗ってそのまま律の方へ駆けだした

 
滝川「……」

憂「………」
 
忍A「……」
 
忍びー「……」
 
忍C「……」
 
ハマー「……」
 
滝川「……」
 
本陣は散り散りになってしまい、憂・唯隊は逃げるようにして律・秀吉の援護へ向かった
 
数人の忍に囲まれる憂。刀を持っているその手は震えていた
 
仕方ないこと。憂だって女子高生だもの

滝川「………」
 
憂「(…こ、怖い………だけど…)」
 
憂「はあああぁぁぁ!!!」バッ
 
憂は滝川目指して走った。囲まれたこの状況では滝川だけを狙うのが一番効率的と見たからだ
 
憂「どけえぇぇ!!」ダダダ…!
 
ハマー「…!」サッ
 
滝川の横にいた忍が避ける。憂はそのまま滝川に斬りかかった
 
滝川「………」

前田「おらおらおらぁ!!」
 
梓隊・憂隊が敗走したことで律隊に前田隊が突撃してきた
 
律「…くっ!」バッ
 
前田「…!」
 
前田「…敵武将見つけたぞ!!」
 
律「…い…」
 
混戦状態となった中、柴田軍の前田利家と平沢軍の田井中律は出会ってしまった

前田「田井中律だな!貴様の名は尾張にも馳せているぞ!!」
 
律「……!!」ギリ
 
律は非常に焦っていた。ただでさえ劣勢な中に前田隊が介入。更に豪傑で知られる前田利家に出会ってしまったからだ
 
前田「田井中律……貴様に一騎打ちを申す!」

 
 
律「…!」

 
律「……」
 
前田「…怖いか?」
 
律「(ど…どうする)」
 
安価+5
 
①一か八かだ!この劣勢を変えられるのはここしかない!
 
②無茶だ!逃げよう!!

律「(…前田利家を討ち取れば…敵の士気は低くなる…)」
 
律「…いいだろう」
 
前田「…!」
 
前田「…いい度胸だ」ニヤッ
 
又左衛門の槍と呼ばれる前田利家。対するは鬼の二本槍と恐れられる田井中律
 
どちらも 元はかぶき者であり 出会ったところが違えば よき友になれたかもしれない…
 
律「…ふぅ…ふぅ」ジリジリ
 
前田「………ふっ…ふっ……」ジリジリ
 
2人には この時間がとても静かに感じた

律「(…みんな……私は……)」ジリジリ
 
前田「…ふっ…ふっ」
 
律「…はっ!」
 
先にしかけたのは律だった。左手の槍が利家の心臓を狙う
 
利家「……!」

しかし大きな体を反らし、うまく避ける利家
 
律「くっ!」バッ
 
律は右手の槍を構え再び突こうとする
 
だが……
 
律の槍が利家の心臓に届く前に、利家の大槍が律の腹を貫通していた
 
律「………!」

律の槍は拳ひとつ分届かず、律はそれを落としてしまった
 
律「…あ…ぁ…」
 
前田「…」
 
太い槍は律の鎧をいとも簡単に貫いてた。律は勢いよく吐血した
 
律「…ぐぼっ…!」ボタボタ…
 
前田「………俺の勝ちだな」
 
利家は律の腹が槍を引き抜くと、律の槍がかすった肩を見た
 
前田「……流石だ…田井中律…。いい無双ぶりだったぞ」
 
律「………」ドザッ

唯「……!!」
 
ちょうど援軍にきた唯隊が前田隊と鉢合わせした。唯の目の前には血を流してうつぶせに倒れている律の姿
 
唯「…り…りっちゃ…ん…」ブルブル
 
前田「……!」
 
唯「うわあああぁぁあやだあああぁぁぁ!!!!!」ドドド…!
 
前田「む!」
 
唯は半狂乱になり 利家に向かって単騎突進した。だが利家はそのまま唯の手を掴み引きずり下ろした。総大将が敵の手に落ちた瞬間であった

結局、後に長良川の戦いと呼ばれるこの戦で平沢軍は大敗北を喫する
 
梓、澪、和、憂、秀吉は敵に捕まり処刑されたり登用されたりした
 
唯は信長に裏切りの罰として磔にされた
 
そして1ヶ月後。紬が守る沢庵城は落城
 
天守閣で自殺した紬と斎藤の死体が見つかった

 
 
B A D E N D

ヒント
 
鉄砲が上手い部隊の描写は紬しか書かれてないです
 
ならば一番安全なその場所に誰を置くか(囮部隊は史実でも危険な役です)

 
 
というわけです

次スレたてとこうか?同名で

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>>962
partは付けるなよ!

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              ×                     \   /                  |
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                       \  _ ..∠に之ぅx、                  `Y´

                      ⌒寸彡'⌒     `寸_ 、                     |
   °                      ミ辷____ . イ.:::.:. . V,心                         °
                  _人_  `寸¬彳 ー- 、 ,ノ::j:|:::.:.. }こ)i
  O               `Y´    ,辷 _j  =ミ アノリ:::::::勺 .:|  \/          ヽ         O
                          /{   ー=彡::个::,.イ┘.:::|  /\     \       :.
  (^^)                       / .:}「:::}   |:::::l '゙. ..:.:.::::::|           ヽ     } ',         (^^)
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