キョン「・・・・・・気持ち良い」(305)

キョン「あぁ、やっぱ露天風呂は気持ち良いな」

古泉「ですねー」

キョン「ふぅ」

古泉「ふぅ」

キョン「あったけー」

古泉「さて・・・・・・」

キョン「ん?」

古泉「隣の露天風呂を覗きに行きますか」

キョン「・・・・・・え?」






キョン「へぇ、ここが旅館か」

古泉「ええ、機関で用意させてもらいました」

キョン「それにしても凄いな・・・・・・」

古泉「せっかくの旅行ですからね」

人差し指1本でしか打てなくてあまりにも遅かったので携帯に切り替えます







キョン「ふぅ……とまぁ回想は置いといて、今なんと?」

古泉「だから覗きましょうって」

キョン「……マジでか」

古泉「この壁の向こうには裸体の天使たちがいるんですよ」

キョン「壁って……、なんか簾みたいだな」

キョン「だいたいどうやって覗くんだよ……」

古泉「ふふっ」

キョン「まさかよじ登るのか?」

古泉「……なめるなよ」

キョン「……え?」

古泉「あまり僕をなめるなと言ったんだこの野郎」

キョン「……」

古泉「……まったく」

キョン「古泉……キャラ守れよ」

古泉「さて、どうやって覗くかというとですね」

キョン「……」

古泉「すでに覗くための穴を設置してあります」

キョン「……マジでか」

古泉「実はここに来る前に荒川さんと穴を開けといたんです」

キョン「……」

古泉「いやぁ、ばれることのない、それでいて最高の眺め、絶妙の場所に穴を開けるのに1週間かかってしまいましたよ」

キョン「……なにやってんだよお前ら」

古泉「ふふっ、人類の叡知が結集したもの……それがこの穴です!!」

キョン「……働けよ、お前ら」

古泉「さぁ、覗いてください!!」

キョン「ま、まぁ、お、お前らの頑張りは無駄に出来ないからな!」

古泉「覗きというシチュエーションは最高に僕らを興奮させますからね!」

キョン「では、いきまーす!!」

古泉「はい!!」

キョン「ハァ……ハァ……」

古泉「早く!早く!」

キョン「うるさい焦らすな!今、精神を集中させてるんだよ!」

古泉「成長してる息子をぶら下げながら言われても説得力ありませんよ!」

キョン「さて……ここの穴だな……」

古泉「……」ドキドキ

キョン「……」

キョン「……」

キョン「……」

古泉「……」

キョン「……」

古泉「……あの」

キョン「……」

古泉「……どうしたんですか?」

キョン「……なんか」

古泉「……」

キョン「……佐々木と長門がセクシーなポーズとりながら目の前に立ってる」

古泉「……」

キョン「……」

古泉「……」

キョン「……もうやだ」

古泉「……はぁ」

キョン「もう完全に萎えた……」

古泉「何故です?」

キョン「だってこれ覗きじゃないじゃん。あっち完全に見せたがってるじゃん。完全に覗きの萌えポイント理解してないよあいつら」

古泉「裸が見れるならいいじゃないですか!」

キョン「良くない、俺は消極的な女性が好きなんだ」

古泉「ちょっ!じゃあ僕が覗くからどいてください!」

キョン「好きにしろ」

古泉「ふふっ……さてと…………ぎゃぁぁぁぁぁぁあああああ!!」

キョン「っ!?」

古泉「目がぁ!!目がぁぁぁぁあああああ!!」

キョン「古泉ぃぃぃいいいいい!!」

そして寝室…ガララッ
キョン「……」
佐々木「……」
長門「……」
キョン「……」
佐々木「……」
長門「……」
キョン「……」
佐々木「……」
長門「……」
キョン「……」
佐々木「……」
長門「……」
キョン「何やってんだお前達」
佐々木「Iam Pantswoman」
キョン「いや佐々木と長門だろ」
長門「No iam not」
キョン「おい」
佐々木「はっははは残念だがもうパンツ王国に帰らなければならないようだ」
長門「さようなら」
キョン「おい、ちょっ待て」
ってなるんですね

古泉「ぁぁぁぁあああああ!!目がぁぁぁぁあああああ!!」

キョン「古泉!!一体なにが!?」

古泉「お、おそらくシャ、シャンプーが!!ものすごい勢いで目に!!ぁぁぁぁあああああ!!目がぁ!!目が焼けるぅぅぅぅうううう!!」

キョン「ひぃっ……それは痛いなんてレベルじゃないぞ……」ブルブル

古泉「あっ……あっ……熱い、目が熱いよぉぉぉぉおおおおお!!」

キョン「こっち来い!早く洗うぞ!!マジで失明する!!」

古泉「む……無念……」ガクッ

キョン「古泉ぃぃぃいいいいい!!」

ちなみに俺は
パンツマンも
キョンの記憶喪失のマネの奴も見たぜ

みくる「あ、あのぉ……2人ともさっきからなにしてるんですかぁ?」

佐々木「ちょっとのぼせてしまいましてね。涼んでいるところですよ」

長門「ストレッチ」

みくる「そんなところでですか?私が来た時からずっとそこにいましたよねぇ。大丈夫なんですか?」

佐々木「ふふっ、3時間前からスタンバイなんてしてるわけないじゃないですか」

長門「右に同じ」

みくる「……スタンバイ?」






キョン「くそっ……古泉……」

古泉「……ぁ……」

キョン「古泉っ!?」

古泉「……ぁ……後は任せ……ました……どうか僕の分まで……ぁ……よろしく……」

キョン「古泉!!もうしゃべるな!!」

古泉「……おね……が……い……し……ぅっ……」ガクッ

キョン「古泉ぃぃぃいいいいい!!」

キョン「う……ぅ……お前の犠牲は絶対に無駄にはしないからな」

古泉「……」

キョン「俺は!お前の分まで女性の裸体を目に焼き付ける!!…………絶対に!!」

キョン「…………いざっ!!」

キョン「……」

キョン「……」

キョン「……」

キョン「……」

キョン「……」

キョン「お前らが目の前に立ってるから他の奴らを見れないだろうがぁぁぁぁぁあああああ!!」

すいません、少し落ちます

あっ、それとよくパンツマンの作者とよくお分かりで

読んでくださってた方々その節はありがとうございましたm(__)m

保守ありがとうございました
再開します







古泉「……ぅ……」

キョン「っ!?古泉!目が覚めたか!?」

古泉「あれ……僕は……」

キョン「目は!?目は見えるか!?」

古泉「そうか……僕は……」

キョン「古泉!!」

古泉「あっ、はい。心配かけてしまってすいません。もう大丈夫です」

キョン「ふぅ……良かった」








キョン「ところで古泉」

古泉「はい」

キョン「女の魅力はなんだと思う」

古泉「性格……でしょうか」

キョン「格好つけやがって。性格も大事だがまずは顔だろ」

古泉「……えっと」

キョン「具体的にはどこが好きだ?胸とか脚とか」

古泉「何故いきなり?」

キョン「いや、覗きは危険だろ?なら上手く自分の好きな体の女が入ってる時に覗きたいじゃないか」

古泉「なるほど!」

キョン「というわけでどこだ?」

古泉「うーん、しかし自分の知ってる人なら無条件で興奮しますしねぇ」

キョン「確かにそれはそうだな。
ちなみに俺は……悲鳴……かな」

古泉「あぁ、悲鳴ですか、確かにいいですね悲鳴…………え?」

古泉「……悲鳴」

キョン「さて、誰か風呂に入らないかな」


ピロロロロ ピロロロロロ ピロロロロロ ピロロロロロ

古泉「……っ!?」

キョン「なんだこの携帯みたいなのは?」

古泉「露天風呂に取り付けあるセンサーが反応しました!」

キョン「お前ら……」

古泉「ふむ……これは……橘さんですね」

キョン「ふっ……いくか」

古泉「ふふっ……ええ」

キョン・古泉「……いざ!!」








キョン「ハァ……ハァ……これだよ、これこそ覗きの真髄だよ……ハァ……ハァ……」

古泉「早く!僕にも見せてくださいよ!」

キョン「ちょっ、落ち着けって……ハァ……ハァ……」

橘「んぅ……やっぱり露天風呂は気持ち良いですね」

キョン「ハァ……ハァ……」

古泉「早く!早く!」

キョン「……古泉」

古泉「なんですか!?」

キョン「女風呂に突入しようぜ」

古泉「……マジですか?」

古泉「……さすがにそれは」

キョン「気にするな、敵は1人だ。さぁこの壁蹴り破るぞ」

古泉「いや、せっかく作った穴が台無しになってしまいますよ」

キョン「じゃあ、普通に女湯の入り口から入るか」

古泉「……はい」

橘「ふぅ……気持ち良いですねぇ」


ガラガラ


橘「あっ、誰か来た」

キョン「やっぱり露天風呂は気持ち良いわよねぇ」

古泉「本当、お肌がつるつるになるわよ」

キョン「あら、やだぁ。いっぱい浸からなきゃぁ」

古泉「うふふ、せっかちなんだからぁ」

橘「……」

キョン「でも露天風呂よ。覗かれそうで恐いわ」

古泉「やだぁ、恐がらせないでよぉ。キョン子ちゃん可愛いからきっと覗かれちゃうわよ」

キョン「やぁん、それを言うなら一姫ちゃんだって」

古泉「もぅ、うふふ」

キョン「うふふふ」

橘「ぁ……あ……きゃぁぁぁぁあああああ!!」

キョン「っ!?」

古泉「っ!?」

キョン「なにっ!?本当に覗き!?」

古泉「いやぁん、見ないでぇ」

橘「の、覗きはあなたたちでしょう!!い、いえ!覗きよりひどいですよ!!」

キョン「あら、先客がいたのね」

古泉「うふふ、可愛いじゃない」

橘「ちょっ、ちょっと!本当になにやってるんですか!?」

キョン「なにって……お風呂に入りにきただけじゃない」

古泉「せっかくなんだから一緒に入りましょうよ」

橘「は、早く男風呂の方に行ってください!!」

キョン「なんで私たちが?」

古泉「さぁ?」

橘「なんなんですか!?タオルを胸まで巻いてるだけじゃないですか!!もう少し努力しましょうよ!!」

キョン「なに言ってるのこの娘……」

古泉「……病気?」

橘「だいたいタオルの長さ足りてないんですよ!!はみ出てるからちゃんと隠してください!!」

キョン「きゃっ」

古泉「やぁん」

橘「ちょっ、ちょっと!本当に人呼びますよ!?」

キョン「もう、言いがかりはやめてちょうだい」

古泉「名誉毀損で訴えるわよ」

橘「だから下からはみ出てるのを隠してください!!」

キョン「……」

古泉「……」

橘「……?」

キョン「ばれたらしょうがない」

古泉「ええ」

橘「最初からばれてますよ!!早くあっちに行ってください!!」

キョン「夜はここは混浴なんだよ」

古泉「まったく、ちゃんと調べてから入ってるもらわないと困るんですよ」

橘「……」

キョン「ふぅ……あったけー」

古泉「全くです」

橘「ちょっ!なんで普通に湯船に浸かってるんですか!?」

キョン「だから混浴だって言ってるだろ」

古泉「そうですよ全く」

橘「ちょっと!こっちこないでくださいよ!!」

キョン「どこで入ろうが俺たちの勝手だろ」スイー

古泉「全くです」スイー

橘「泳いで追い掛けてこないでください!!」

キョン「おい、風呂の中ではタオル外せよ」

古泉「マナーも守れないんですか全く」

橘「あなたたちに言われたくないですよぉ!!」

キョン「というか感謝しろよ」

古泉「全くです」

橘「なにがですか!?」

キョン「俺たちはさりげなく覗きから守ってやってんだよ」

橘「だから覗きはあなたたちでしょう!!」

古泉「いい加減にしないと訴えますよ?」

キョン「こういう茂みに覗きは隠れてるもんなん……」ガサガサ

佐々木「……」

長門「……」

キョン「……」

古泉「……?どうかしましたか?」

キョン「あらやだ、本当に覗きがいたわよ」

古泉「……?」

キョン「ううん、大丈夫。私はなにも見てない。なにも見てないわ」

古泉「……?」

キョン「……おい」

橘「ひぃっ……な、なんですか」

キョン「タオル外せって言ってるだろ」

橘「い、嫌です!」

キョン「……そうか」

橘「……え?」

キョン「俺はマナーも守れないようなクズ野郎が大嫌いなんだよぉ!!」サパァァン

橘「きゃぁ!」

キョン「……古泉、タオル剥ぎ取るぞ」

古泉「いえっさー」

橘「いゃぁぁぁぁぁあああああ!!」

キョン「この社会のゴミが!!」

橘「いゃぁぁぁぁあああああ!本当にやめて!いやぁ!」

古泉「この貧乳めが!」

キョン「……おい、貧乳の悪口を言うな」

橘「……」

古泉「……ごめんなさい」

キョン「ったく、このタオルは没収だ」

橘「うっ……ひっぐ……えっぐ……ひどい……ひどいよぉ……」

古泉「では僕が処分しておきましょう」

キョン「いや、俺が」

古泉「いえいえ、あなたにそんな雑用を押しつけられませんよ」

キョン「いやいや、雑用は俺の仕事だから」

古泉「……」

キョン「……」

古泉「……半分こにしませんか?」

キョン「……そう……だな。俺、下の方で」

橘「うぅ……えっぐ……誰か助けてぇ……」

キョン「さて……お前に聞きたいことがある」

橘「うっ……えっぐ……なんなんですかぁ本当に……うぅ……」

キョン「お前、古泉を目を失明させようとしたろ」

橘「……え?」

キョン「しらばっくれんじゃねぇ!!」

橘「ひぃっ……ほ、本当になんのことか……うっ……」

キョン「古泉、せっかくだ。最高級の悲鳴を聞かせてやるよ」

古泉「えーー」

キョン「うふふ」

古泉「あの、流石に言いがかりなんじゃ……」

キョン「なに、遥か昔から人間は言いがかりでお互い殺し合ってきたんだ。気にするな」

古泉「なんですかその理論……」

橘「うっ……ひっぐ……言い掛かりです……」

キョン「そうか……ごめんな」

古泉「……え?」

橘「えっぐ……分かってくれたのな……ひっぐ……いいですけど……うぅ……」

キョン「あぁ、本当にすまん。言い掛かりだった」

古泉「……さっきからなにがしたいんですかあなた?」

橘「うぅ……ひっぐ……えぐっ……」

キョン「それじゃあ自白してもらうか…………拷問で」

古泉「……え?」

橘「……え?」

古泉「いやいやいや!拷問とか見たくないですから!!悲鳴とか聞きたくないですから!!」

橘「ひっ……嘘……いやっ……ぁ……」

キョン「おいおい、早く罪を認めた方がいいんじゃないのか?まぁ……罪を認めたら古泉を失明させようとした報いは受けてもらうがな」クスクス

古泉「ひぃっ」ブルブル

橘「いやぁ……」

キョン「大丈夫、安心しろ」ソッ

古泉「頭を撫でてる!?」

橘「……え?」

キョン「優しくするから」ニコッ

古泉「いやぁぁぁぁぁあああああ!!」

古泉「本当にいいですから!!なんで温泉に癒されに来たのに嫌なものを見させられなきゃいけないんですか!?」

キョン「ふふっ、だから今から一緒に癒されようぜ」

橘「あ……ぁ……」

古泉「いやいやいや!癒されませんから!!僕は純愛ものが好きなんですよ!!」

キョン「ふふっ、これも一種の純愛だよ」

古泉「いゃぁぁぁぁあああああ!!」

キョン「……」

古泉「……」

キョン「お前の悲鳴は興味ない」

古泉「……ごめんなさい」

キョン「ふむ、せっかくだから温泉にちなんだものがいいな」

古泉「あの……本当にやるんですか」

キョン「古泉は熱いと言っていたな……」

古泉「……」

キョン「そうだ、火責めにしよう」

古泉「そうだ、京都に行こう」

キョン「……」

古泉「……」

キョン「……」

古泉「……ごめんなさい」

キョン「さて……ここに盥に入った熱湯がある」

古泉「あの……まさか……」

キョン「そのまさかだ」

古泉「体に……かけるんでs」

キョン「飲ませる」

古泉「えぇぇぇぇえええ!?」

キョン「なにをそんなに驚く?」

古泉「いやっ!ちょっ!予想を遥かに超えたんですけど!!」

キョン「ささっ、橘さん。軽く一杯どうぞ」

古泉「ちょっと!ダメですって!ダメですって!」

キョン「なんだ体にかけたいのか?ならそこにあるのを使っていいぞ」

古泉「いやぁぁぁぁあああああ!!」

キョン「古泉、橘の口を開けろ」

古泉「えっ、いやっ、ちょっ」

橘「ひぃっ」ブルブル

古泉「あの……すいません」ソッ

橘「いやぁっ!!」ガリッ

古泉「ぎゃぁぁぁぁあああああ!!指噛まれた!指噛まれました!!」

キョン「この野郎!!」ザッパァァン

橘「きゃぁぁぁぁあああああ!!」

古泉「えぇ!?なんで熱湯かけてるんですか!?」

キョン「調子にのるなよこの野郎」ザッパァァン

橘「あ゛ぁ゛あ゛ぁぁぁぁあああああ!!」

古泉「ひぃっ」ブルブル

橘「あ゛……ぁ゛……」

古泉「……」

キョン「さて……大人しくなったことだし飲ませるか」


ガラガラ


キョン「っ!?」

古泉「っ!?」

キョン「しまった!誰かきたぞ!」

古泉「ちょっ!まずいですって!!」

朝倉「ふぅ……目が覚めちゃったわ。せっかくだから温泉に……え?」

キョン「ドンドコドンドコドンドコ!!」

古泉「メシ!!ニク!!クウ!!」

橘「ぁ……ぁ゛……」

キョン「ウホッ!!ドンドコドンドコドンドコ!!」

古泉「マツリ!!ウタウ!!オドル!!クウ!!」

朝倉「きゃぁぁぁぁあああああ!!」

キョン「ウホッ!?アタラシイ!!ニク!!ニク!!ドンドコドンドコドンドコ!!」

古泉「エモノ!!ツカマエル!!クウ!!」

朝倉「きゃぁぁぁぁあああああ!!ちょっ!ちょっとあなたたち何してるのよ!?」

キョン「ウォォォオオオオ!!」

古泉「ニクゥゥゥウウウ!!」

朝倉「きゃぁぁぁぁあああああ!!」

キョン「クウ!!オカス!!イケニエ!!」

古泉「2ヒキメ!!タイリョウ!!」

朝倉「ちょっ、ちょっと!!キョン君に古泉君なにしてんのよ!?」

キョン「……っ!?」

古泉「……っ!?」

朝倉「ちょっと2人ともなにしてるのよ!?そこに座りなさい!!」

キョン「……」

古泉「……」

朝倉「だいたいなんで女湯にいるのよ」

キョン「……」

古泉「……」

朝倉「早く、その人も治療しないと!」

キョン「ドンドコドンドコドンドコ!!」

古泉「ドンドコドンドコドンドコ!!」

朝倉「っ!?」

キョン「キョン!?ダレソレ!?ワレラ、ココノ、ゲンジュウミン!!」

古泉「コイズミ!?ダレソレ!?ニク!!クウ!!オマエ!!エモノ!!」

朝倉「……」

キョン「ドンドコドンドコドンドコ!!」

古泉「ドンドコドンドコドンドコ!!」

朝倉「……」

キョン「メス!!オカス!!オカス!!」

朝倉「いやっ……あっ……うぅ……」

古泉「ドンドコドンドコドンドコ!!」

キョン「ヤワラカイ!!ヤワラカイ!!スゴイヤワラカイ!!」

朝倉「んうっ……あっ……あふぅ……いや……ぁ……」

古泉「ドンドコドンドコドンドコ!!」

キョン「スゴイヤワラカイ!!スゴイヤワラカイ!!」

朝倉「あぁっ……あっ……あっ……」

キョン「オカス!!オカス!!スゴイヤワラカイ!!」

朝倉「んうっ……いやぁ……あっ……あふぅ……いい加減に……」

キョン「ハアハアハアハア」

朝倉「あぁ……あっ……しなさい!」グサッ

キョン「ぁぁぁぁあああああ!!」

古泉「っ!?」

キョン「チガァ!!チガァ!!ササレタ!!ササレタ!!」

古泉「キャァァァァアアアアア!!」

朝倉「全く……キョン君のためだからね。その人治療するから少し待ってなさい」

キョン「チガァ!!チガァ!!」

古泉「クスリ!!クスリ!!バンドエイド!!バンドエイド!!」

キョン「ぎゃぁぁぁぁあああああ!!もう無理だ!血が!血がぁ!!」

古泉「ちょっ!素に戻ってますって!!」

キョン「ぎゃぁぁぁぁあああああ!!早く治療してぇ!!」

朝倉「キョン君今ちょっと病気だと思うの……だから精神安定剤とか薬を注入しといたから安静にしててね」

古泉「てかあなたも騒ぎすぎですよ。細い針で刺された程度じゃないですか」

キョン「ばかっ!!薬を注入される時が1番痛いんだよ!!早く!早く血とめて!!」

朝倉「キョン君……安静にしててって」

キョン「……ふぅ……ふぅ」

古泉「大丈夫ですか?」

キョン「……俺は天に祈る」

古泉「ちょっ!?いきなり直立してなにしてるんですか!?」

キョン「古泉……実は俺、今まで隠してたけど黒魔道士だったんだ……」

古泉「えぇぇぇぇぇえええ!?ちょっとあなた!彼に一体何を注入したんですか!?」

キョン「我は最強の黒魔道士」

古泉「ちょっと!しっかりしてください!」

キョン「封印されし魔法、禁じられた魔法の使い手なり」

古泉「ちょっとぉ!!」

キョン「呪文の詠唱を開始する」

キョン「我は祈る」

古泉「どうしようどうしようどうしよう」

キョン「今こ・こで俺の掛け・声とと・もに・メテオが朝・KURA・におち・TARA・NAGOTOのこ・TO・大好・きに・NA・る!!」

古泉「……ん?」

キョン「……メテオ!!」

朝倉「……ん?なんか落ちてくる音……あがっ!!」

古泉「……」

キョン「あぐぅ……」

古泉「あの……すいません……」

キョン「くっ……MPを使い果たしてしまった……」

古泉「朝倉さんが原型を留めてないんですけど……」

キョン「くっ……さすが禁じられた魔法……使用者にもそれなりのダメージを負うみたいだな……くっ……」

古泉「あの……呪文が……」

キョン「古泉……部屋に帰ろう……今日はもう戦えない」

古泉「……はい」

キョン「ぐっ……体……」

古泉「あの……橘さんは?」

キョン「朝倉が治したから平気だろ……それより俺を心配しろ」

古泉「……はい」

キョン「うっ……ぐっ……」

古泉「……」




キョン「明日にそなえて寝るか」

古泉「はい……朝倉さんが夢に出てきそうです」

キョン「なに、気にするな」

古泉「……はい、それではおやすみなさい」

キョン「ああ」






チョンチョン


ユサユサ


キョン「んっ、んぅ……なんだ?」

長門「……」

キョン「……長門?なんで俺たちの部屋にいるんだ?」

長門「……約束」

キョン「約束?」

長門「呪文」

キョン「ああ……」

長門「大好きになる」

キョン「長門じゃなくてNAGOTOをな」

長門「……」

キョン「……」

長門「……」

キョン「……」

長門「……」

キョン「おやすみ」

長門「……分かった」

長門「……」

キョン「……」

長門「……」

キョン「……」

長門「……」

キョン「いや……自分の部屋戻れって……」

長門「……」

キョン「はぁ……嘘だよ。ほらっ、布団に入れよ。一緒に寝ようぜ」

長門「お邪魔します」ゴソゴソ


「ふふっ、生憎だが定員オーバーさ」


キョン「っ!?」

長門「っ!?」

佐々木「ふふっ!僕は既にキョンと一緒に寝てたのさ!」

キョン「なっ、なんですとぉぉぉぉおおお!?」

キョン「お前……いつの間に……」

佐々木「最初からいたさ」

キョン「お、恐ろしい……」

佐々木「というわけだ長門さん。3人も入り切らないからね。諦めてくれ」

長門「……」ドカッ

古泉「ふもっ!?」バリンッ

長門「ここに布団が余ってるからくっつける」

キョン「こ、古泉が窓の外にとんでった……」

佐々木「くっ……」

長門「……」ゴソゴソ

佐々木「……長門さん、布団をくっつけたのにキョンの上に乗っかっていたら意味がないじゃないか」

長門「寝相悪いから」

佐々木「なら僕も寝相が悪い。キョンの顔の上で寝かせてもらう」ゴソゴソ

キョン「むがっ!息出来ないから!むぐぐっ!」(だ、誰か助けてくれぇぇぇぇえええ!!)







キョン「ふぅ、昨日は大変だったな」

古泉「目が覚めたら外にいたからびっくりしましたよ」

キョン「俺も危うく窒息死しかけたよ」

古泉「僕らはなんだかんだいって、本当の意味での覗きは橘さんしか成功してませんからね」

キョン「ああ、今日は絶対に成功させよう」







ピロロロロ ピロロロロ ピロロロロ ピロロロロ ピロロロロ ピロロロロ

古泉「きました……か」

キョン「誰かが風呂に入ったのか?」

古泉「ええ、女性陣のほとんどが入りました。ある場所の露天風呂に」

キョン「なんだと!?」

古泉「山を登った先に最高級の露天風呂があります。それをこの旅行の目玉としたわけです」

キョン「いくか!」

古泉「ええ!」

キョン「うふふ、森さんがいいなぁ」

古泉「年上の女性いいですよねぇ」

キョン「ああ、今から興奮してきた」

古泉「10人以上入ってると思いますからね」

キョン「そんなにか!ふふっ、眺め放題だな」

古泉「えぇ、普通に入っても最高ですし」

キョン「一石二鳥だな!」

古泉「目的地はすぐそこです。行きましょう!!」

キョン「おう!」





古泉「服は脱ぎましたか?」

キョン「ああ、いつでもいけるぜ」

古泉「では……いきm」


「させません!!」


キョン「っ!?」

古泉「っ!?」

橘「あなたちの悪事は私が食い止めます!」

周防「――食い――止める」

キョン「ほぅ……風呂に入りに来ただけだというのに、随分と手荒い歓迎じゃないか」

橘「今すぐ引き返してください……さもないと」

古泉「……さもないと?」

キョン「なんだ?その手に持っているホースから熱湯でも出るっていうのか?」

橘「ふふっ、さすがですね。その通りですよ。しかも……私にかけたものよりさらに高温です」

キョン「ふっ、男を愚弄するなよ」

古泉「全くです。僕らの思いはそんなものには屈しない」

橘「ひかない……と?」

キョン「何度も言わせるな」

古泉「ふふっ、良い耳鼻科を紹介して差し上げましょう」

橘「ならしょうがないです……周防さん!いきますよ!!」

周防「――分かっ――た」






キョン「……」ブルブル

古泉「……」ブルブル

キョン「お、お前!限度ってものがあるだろ!?」

古泉「ゆ、床の木がなんかジュージューいってますよ!?」

橘「ふふっ、これでもまだひきませんか?」

キョン「くっ!!当たり前だ!!」

橘「なら……これで終わりです!!」

キョン「あ……しまっ……た……」

古泉「ぎゃぁぁぁぁあああああ!!」

キョン「……っ!?古泉!まさか俺を庇って!?」

古泉「あ゛ぁ゛ぁぁぁぁあああああ!!」

キョン「古泉!!」

古泉「来ないで下さい!!ここは僕が食い止めます!!あなたは早く行ってください!!」

キョン「くっ……だが動きようが……」

古泉「ぁぁぁぁあああああ!!」

橘「早くひくと言ってください!そうしないと本当に体が溶けちゃいますよ!?」

古泉「あがぁぁぁぁあああああ!!」

キョン「古泉!!もうやめろ!!死んじまう!!」

橘「早くひくと言ってください!」

古泉「あがぁっ!!……僕らの体を溶かすことは出来ても……」

橘「……早く!」

古泉「お前らに!!あぐっ!!僕らのこの思いを溶かすことは出来ない!!」

キョン「……古泉」

キョン「古泉……俺が間違えてた!!俺は先に進む!!」

橘「どうやって進むというんですか!?古泉君が倒れたら次はあなたの番ですよ!?」

古泉「あ゛ぁ゛ぁ゛ぁぁぁぁあああああ!!」

橘「そんな……!!熱湯を浴びながらも進んでくるなんて!!」

古泉「―――――い――」

橘「ひっ……」

古泉「―――――じゃ――い――」

橘「しょ、正気の沙汰じゃありません!!」

古泉「―――――じゃない――」

キョン「古泉ぃぃぃ!!」

古泉「――――なん――じゃない――」

橘「なんで!?なんで進んでこれるんですか!?」

キョン「橘……教えてやるよ」

古泉「――まち――なん――じゃない――」

橘「なんでまだ立ってられるんですか!?」

キョン「俺たちの思い。覗きたいというこの思いは……決して」

橘「ひぃっ!!」

古泉「間違いなんかじゃ――ないんだから!!」

橘「きゃぁぁぁぁあああああ!!」







橘「……キョン君に行かれてしまいましたか」

古泉「……」

橘「……しかし」

古泉「……」

橘「闘いには勝ちました。けど……負けたのは私の方です」

古泉「……」









キョン「ハァ……ハァ……古泉!お前の死は絶対に無駄にはしない!!」

周防「――――」

キョン「ハァ……ハァ……くそっ!!やっぱり追ってくるか!!」

周防「――――」

キョン「全裸で女の子から逃げる……ハァ……ハァ……なんか興奮してきた……ハァ……ハァ……」

周防「――――」

キョン「ハァ……ハァ……くそっ……逃げ切れるわけが……ハァ……ないか……ハァ……ハァ……」

周防「――――」

キョン「……ならばっ!!ハァ……ハァ……迎え撃つ!!」

周防「――――」

キョン「食らえ!!……ボディプレス!!」

周防「――――」

キョン「あぁっん!!」

キョン「くそっ……避けなくてもいいのに……」

周防「――――」

キョン「お前の目的はなんだ?」

周防「行か――せない――」

キョン「くそっ……なんでだよ!?なんで邪魔するんだよ!?」

周防「――――」

キョン「俺たちが!!俺たちがなにか悪いことしたっていうのかよ!?」

周防「――――」

キョン「……この思いは……偽物なんかじゃない」

周防「――――」

キョン「……俺は闘う、古泉のためにも……
こんな理不尽な奴らに……邪魔をされてたまるか!!

うぉぉぉぉぉおおお!!」








キョン「……」

周防「――――」

キョン「あの……本当すいません……」

周防「――――」

キョン「本当に勘弁してください」

周防「――――」

キョン「この通りです。土下座します。地面に頭擦り付けます」グリグリ

周防「――――」

キョン「あっ、足も舐めます」ペロペロ

周防「――――」

キョン「……本当勘弁してください」

キョン「ハァ……ハァ……」ペロペロ

周防「――――」

キョン「ハァ……ハァ……」ペロペロ

周防「――――」

キョン「ハァ……ハァ……」ペロペロ

周防「――――」

キョン「ハァ……ハァ……うぅぅぅん、グゥゥゥッドテイスト……ハァ……ハァ……」

周防「――――」

キョン「えぇぇんどぅ……グゥゥゥッド……スメェェェェル……ハァ……ハァ……」

周防「――――」

周防「――もう――いい――」

キョン「あっ……」

周防「早く――旅館に戻っ――て――」

キョン「……」

周防「――――」

キョン「……1つ問おう」

周防「――――」

キョン「お前は何故俺を止める?それは本当にお前の意志か?」

周防「――頼ま――れた――」

キョン「橘にか?」

周防「――そ――う――」

キョン「ふっ……それを聞いて安心したぜ。
お前のような自分の意志も持たずものが!!俺に勝てると思うなよ!!

うぉぉぉぉぉおおお!!」








キョン「……」

周防「――――」

キョン「あの……本当すいません……」

周防「――――」

キョン「本当に勘弁してください」

周防「――――」

キョン「この通りです。土下座します。地面に頭擦り付けます」グリグリ

周防「――――」

キョン「あっ、足も舐めます」ペロペロ

周防「――――」

キョン「……本当勘弁してください」

キョン「……もう調子に乗りません」

周防「――――」

キョン「……本当にすいませんでした」

周防「――――」

キョン「旅館に戻りますんで本当勘弁してください……」



「う゛お゛お゛お゛お゛お゛お゛お゛お゛お゛お゛お゛お゛お゛お゛お゛お゛!!!」



キョン「っ!?」

キョン「大地を震わすような轟音!!」

周防「――――」

キョン「一体なんだ!?」

「う゛お゛お゛お゛お゛お゛お゛お゛お゛お゛お゛お゛お゛お゛お゛お゛お゛!!!」

キョン「……っ!?まさか!?凄まじい速さでこっちに向かってくるあの異形は……!?」

「う゛お゛お゛お゛お゛お゛お゛お゛お゛お゛お゛お゛お゛お゛お゛お゛お゛!!!」

キョン「古泉ぃぃいいい!!」

古泉「う゛お゛お゛お゛お゛お゛お゛お゛お゛お゛お゛お゛お゛お゛お゛お゛お゛!!!」

キョン「へっ!この昆布頭!!ざまぁみろ!!」

周防「――――」

古泉「う゛お゛お゛お゛お゛お゛お゛お゛お゛お゛お゛お゛お゛お゛お゛お゛お゛!!!」

キョン「俺たちは蘇る!!何度でも!!何度でもだ!!
これが……お前とは違う……強い意志を持つ者の強さだ!!」

古泉「う゛お゛お゛お゛お゛お゛お゛お゛お゛お゛お゛お゛お゛お゛お゛お゛お゛!!!」









キョン「古泉!もういい!やめてくれ!せっかく蘇ってきたのにまた死んじまう!!」

古泉「う゛お゛お゛お゛お゛お゛お゛お゛お゛お゛お゛お゛お゛お゛お゛お゛お゛!!!」

橘「――――」

キョン「くそっ!!俺の盾にならなくていいから早く逃げろ!!」

古泉「う゛お゛お゛お゛お゛お゛お゛お゛お゛お゛お゛お゛お゛お゛お゛お゛お゛!!!」

橘「――――」

キョン「古泉ぃぃいいい!!」

古泉「う゛お゛お゛お゛お゛お゛お゛お゛お゛お゛お゛お゛お゛お゛お゛お゛お゛!!!」

キョン「…………くそっ
分かってる……分かってるさ……
…………古泉、俺は行くよ……
そして絶対に!!絶対にお前の分までみんなの裸体を目に焼き付けてくる!!」

古泉「う゛お゛お゛お゛お゛お゛お゛お゛お゛お゛お゛お゛お゛お゛お゛お゛お゛!!!」

キョン「ふふっ、ありがとな、古泉。

………………古泉は……強いね……」タッタッタッタ

古泉「……ふふっ」

周防「――――」

古泉「う゛お゛お゛お゛お゛お゛お゛お゛お゛お゛お゛お゛お゛お゛お゛お゛お゛!!!」

周防「――――」

古泉「う゛お゛お゛お゛お゛お゛お゛お゛お゛お゛お゛お゛お゛お゛お゛お゛お゛!!!」

すいません、訂正お願いします


>>198の【橘】ってなってるとこは全部【周防】でお願いします


すいませんでしたm(__)m

キョン「ハァ……ハァ……」タッタッタッタ

キョン「ハァ……ハァ……くそっ……裸足だと……ハァ……足が……」タッタッタッタ

キョン「ハァ……ハァ……」タッタッタッタ

キョン「ハァ……ハァ……もうすぐだ……ハァ……ハァ……」タッタッタッタ

キョン「古泉……ハァ……ハァ……俺は絶対に……ハァ……ハァ……」タッタッタッタ

キョン「ハァ……ハァ……風呂を覗く!!……ハァ……ハァ」タッタッタッタ

周防「――――」

キョン「ハァ……ハァ……嘘……だろ……」

キョン「……古泉」

周防「――――」

キョン「ハァ……ハァ……大丈夫、死ぬのは恐くない」

周防「――――」

キョン「本当に恐いのは……風呂を覗けないことだ……」

周防「――――」

キョン「周防……お前をここで……

うぉぉぉぉぉおおお!!」










キョン「……周防」

周防「――ん――だ――め――」

キョン「……好きだ」

周防「――んぅ――」

キョン「ふふっ……周防の体……柔らかいな」

周防「――ぁ――んぅ――」

キョン「……好きだ……周防」

キョン「周防は可愛いな」

周防「――あふ――ぅ――んぅ――」

キョン「ハァ……ハァ……」

周防「――あっ――ぁ――ぁっ――」

キョン「ハァ……ハァ……周防……」

周防「――んぅ――う――ぅぅ――あっ――」

キョン「一緒に……来てくれるか?」

周防「――――」コクッ

キョン「ふふっ、ありがとな。今日から俺たちは同じ志の元に集った仲間だ」

周防「――――」コクッ

キョン「さぁ!!いざ行こう!!」

キョン「ふぅ……かなり遠回りしてしまったがやっとついたぜ」

周防「――――」

キョン「しかし、古泉の言っていた通りだな。ここまで景色がいいとは」

周防「――き――れい――」

キョン「ほらっ、手離すなよ。落ちたら危ないからな」ギュッー

周防「――分か――った――」

キョン「……ふぅ、まずは落ち着くか。最後の最後でつめを誤ったら意味がないからな。
よし、とりあえず温泉につかるぞ。周防、ちゃんと服脱げ」

周防「――分――かっ――た」

キョン「……ふぅ、あったかいなぁ」

周防「――――」

キョン「ほらっ、ここから下覗いてみろよ。こんなに高い」

周防「――――」コクッ

キョン「危ないからな、俺が支えといてやるよ」ギュッー

周防「――高――い――」

キョン「ああ、本当に高いな。

落ちたら…………確実に死ぬぐらいになぁ!!」ドカッ

周防「――――」



キョン「ふぅ……すっきりした」

キョン「古泉……仇は打ったぞ……

……さて、俺の役目を果たすとするか……」

キョン「ふぅ……長かった、ここまで本当に長かった……古泉、見てろよ。今から俺は女性陣の裸体を目に焼き付ける」

キョン「この穴だな……いざ!!」






佐々木「……」

長門「……」

キョン「……」

佐々木「……」

長門「……」

キョン「またお前らかよぉぉぉぉおおお!!」





TRUE END

終わりました、読んでくださってありがとうございました

一応パンツマンの後日談的なものを書こうとしたんですが、最終的には別物みたいな感じに……


お付き合いありがとうございましたm(__)m

今見ました
皆さんコメントなどありがとうございますm(__)m

今偶然発見しました
残っててびっくりです
ありがとうございます

構成もなにもないですがのせようと思います
お付き合いよろしくお願いしますm(__)m

キョン「女はやっぱり胸だよな」

古泉「はぁ」

キョン「でかいだけじゃダメなんだよ。巨乳でいて美乳、みたいなね」

古泉「こだわり……ですか?」

キョン「まぁな。胸が嫌いな男はそういないだろ」

古泉「貧乳でも美乳ならいいんですか?」

キョン「ちょっ、貧乳はねーよ」クスクス

長門「……」

古泉「な……なるほど」

古泉「でも、恋人にするのなら胸は関係ないですよね?」

キョン「関係ないわけないだろ!胸が最低条件だ。そのラインをクリアしてやっと恋人候補の枠に入ることができる」

長門「……」

古泉「それじゃあ胸が好みではない人に恋愛感情が芽生えることはないと?」

キョン「当たり前だろ。断言する」

長門「……」

古泉「ただの体目当てじゃないですか……」

キョン「はぁ……、お前にはまだ女性の胸の崇高さを理解出来ないか」

古泉「……」

長門「……」

キョン「というわけで俺はおっぱい探しの旅にいくから」

古泉「ええっ!?なんですかその卑猥な旅は!?」

キョン「いや、美乳の女性を探しにいくだけだが」

古泉「ちょっ、涼宮さんももう来ちゃいますよ」

キョン「ふっ……俺のこの思いは……誰にも止めることは出来ない」


ガチャッ


古泉「……」

長門「……」





ガチャッ


キョン「うぃーす」

ハルヒ「ちょっと!どこ行ってたのよ!?」

キョン「なに、ちょっとつんつんしてきただけだ」

ハルヒ「つんつん?」

古泉「ちょっ、本当になにしてきたんですかあなた!?」

キョン「だからつんつんしてきただけだって」

古泉「……一体なにをですか?」

キョン「そんなn」

古泉「やっぱりいいです。聞きたくありません」







キョン「つんつん」

朝倉「やぁん」

キョン「つんつん」

朝倉「もう、誰かに見られちゃうって」

長門「……」イライラ

古泉「……」

キョン「ここなら誰も来ないから安心しろ、つんつん」

朝倉「んぅ」

古泉「あの長門さん……覗きは倫理的にあまりよくないかと……」

長門「……」ギロッ

古泉「ひぃっ」ブルブル

長門「……」イライラ

朝倉「ねぇ、キョン君は私の胸が好きなの?それとも私が好きなの?」

キョン「なにをばかなことを。俺はお前が好きなんだ」

朝倉「じゃあ私が貧乳になっても?」

キョン「当たり前だろ」

朝倉「ふふっ、ありがとね」

キョン「ああ、というわけでおっぱいだせ」

朝倉「もう、キョン君たらぁ」

キョン「つんつん」

朝倉「あっ……」



長門「……」イライライライラ

古泉「……」ブルブル





キョン「ハァ……ハァ……」パチッ

古泉「……」パチッ

キョン「ハァ……ハァ……」パチッ

古泉「……?」パチッ

みくる「お茶ですぅ」

キョン「ハァ……ハァ……ありがとうございます……ハァ……ハァ……王手……」パチッ

古泉「ありがとうございます」

キョン「ハァ……ハァ……」

古泉「あの……さっきから呼吸がおかしくないですか?喘いでるというか……」
キョン「ハァ……ハァ……もう……ハァ……ハァ……我慢……ハァ……ハァ……出来ない……ハァ……ハァ……」

キョン「あぁっ、手が滑ってしまったー」

みくる「きゃぁぁぁぁあああああ!!」

古泉「ちょっ!なに朝比奈さんの顔にお茶ぶっかけてるんですか!?」

みくる「ぁぁぁぁあああああ!!熱いです!熱いですぅ!!」

キョン「大変だ事故だ!!古泉!!何か冷たいものを用意しろ!!そしてすぐに部屋の鍵を締めろ!!」

古泉「はっ、はい!」ガチャッ

みくる「目がぁ!!目が見えないですぅ!!」

キョン「朝比奈さん大丈夫ですか!?今応急処置しますからね!」ビリビリ

古泉「ちょっ!?なんで朝比奈さんの胸を曝け出してるんですか!?」

キョン「治療に決まってるだろうが!!早く氷かなにか持って来い!!…………つんつん」

古泉「はっ、はい!!すいません!!冷蔵庫か冷凍庫になにか」ゴソゴソ

みくる「ぁぁぁぁあああああ!!目がぁ!顔がぁ!痛いですぅ!痛いですぅ!」

キョン「朝比奈さん大丈夫です!今、応急処置してますから!!…………つんつん…………古泉!!氷はまだか!?……つんつん」

古泉「しょ、少々お待ちを!!」

キョン「朝比奈さん!落ち着いてください!……もみもみ」

みくる「痛いですぅ……顔が痛いですぅ……」

古泉「氷、準備できました!!」

キョン「よし!お前は朝比奈さんの顔に氷を当てろ!!優しくたぞ!!」

古泉「はい!」

キョン「……もみもみ」

古泉「朝比奈さん、今応急処置してますから安心してください」

みくる「うぅ……目が見えないですぅ……顔が痛いですぅ……」

キョン「……もみもみ……もみもみ……くそっ!埒があかない!しょうがない!こうなったら最終手段だ……舐める!!」

古泉「……ん?」

キョン「ハァ……ハァ……なめなめ……ハァ……ハァ……」

古泉「あの……今気付いたんですがさっきからあなたなにしてるんですか?」

キョン「応急処置に決まってるだろうが!!しゃべってる暇があるなら氷をどんとん持って来い!!」

古泉「いえ……胸部にはお茶はかかってないはずでは……」

キョン「話してる暇があるなら治療に専念しろ!!……なめなめ」

古泉「あの……あなたもなめなめしてる暇があるなら治療してください」

キョン「……」

古泉「……」

キョン「……」

古泉「……」

キョン「えへっ、ばれちった」

古泉「……」

みくる「目がぁ……痛いですぅ……うぅ……」






キョン「なん……だと……」

朝倉「あ゛……キョン……君……」

キョン「なにがあった!?なんで血だらけで倒れてるんだ!?」

朝倉「あ゛……ぁ……」

キョン「くそっ、この教室に呼び出した手紙は朝倉が書いたんじゃないのか……」

朝倉「キョン君……私……」

キョン「……っ!?」

朝倉「あ゛……」

キョン「胸が……抉り取られてる……だと」

朝倉「ごめんね……キョン君……あ゛……私……ぅっ……貧乳に……なっちゃっった……うふふ……」

キョン「……」

朝倉「……キョン君?」

キョン「あの……あんまり馴れ馴れしく呼ばないでもらえますか?」

朝倉「……え?」

キョン「それじゃあ俺帰りますから。事件とかに勝手に巻き込まないでください。それじゃあ」


ガラガラ


朝倉「そんな……嘘……ぁ……あ……あぁぁぁぁあああああ!!」






キョン「事件が起きた」

古泉「……はぁ」

キョン「被害者は2人。1人は教室で倒れている朝倉涼子。もう1人はそこで胸を抉り取られ倒れている朝比奈みくるだ」

古泉「……」

キョン「くそっ、一体誰が俺の美乳を……」

古泉「いや、犯人もなにも」

キョン「お前!!もう犯人に目星がついているのか!?」

古泉「目星がついていないのは多分あなただけだと思いますよ。というかあなた朝倉さん放置してきたんですか?」

キョン「ん?ああ……どうせそのうちショック死するだろ。そもそもあんまり関わりない奴だし」

古泉「……」

キョン「犯人は一体誰なんだ?教えてくれ、古泉」


ガチャッ


キョン「っ!?」

古泉「っ!?」

佐々木「あぁ、肩が凝る」タユンタユン

長門「同じく」タユンタユン

キョン「……」

古泉「……」

キョン「グ、グロいわ!!なんだよお前ら!?」

古泉「ふ、服の上に……おそらく抉り取られた2人の乳房が……貼り付けられている……」ブルブル

佐々木「最近発育がよくてねぇ……あはははははは!!」

長門「肩が……凝る……」クスクス

古泉「ひぃっ……ホラーですこれホラーですよ」ブルブル

佐々木「あはははははは!!」タユンタユン

長門「……」クスクス タユンタユン

佐々木「肩が凝ってしまうなぁ」タユンタユン

長門「巨乳は辛い」タユンタユン

キョン「……重いです」

古泉「……?」

キョン「いや、だから重いです、そういうの。迷惑だからやめてください」

佐々木「……」

長門「……」

キョン「ヤンデレだかなんだか知らないけど重いです。そんなんじゃ恋人出来ても長続きしませんよ?
それじゃあ俺帰りますから」


ガチャッ


佐々木「……」

長門「……」

古泉「……」

佐々木「……」

長門「……」

古泉「……」

佐々木「……困ったな」

長門「予想外の反応」

古泉「あれはさすがに……空気を読まない彼が悪いかと……」

佐々木「……」

長門「……」

古泉「……」






おしまい

えっと……終わりました
ありがとうございました……

何も考えずに行き当たりばったりで進めていったら終始自分でも本当によく分からないことに……
反省です……


次はちゃんと……頑張ります……

お付き合いありがとうございましたm(__)m

前にも覗き系のSS書いてたよね?

皆さんありがとうございますm(__)m
ネタ切れの状態で書いてはいけないと勉強になりました

あっ、いい忘れてましたけどこの話は【キョン「……気持ち良い」】とは全く関係ない別物の話です


>>300
はい、覗きというか、修学旅行とかで下着を盗みに行く話やらを書かせてもらいました

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