シゲル姉「おめでとう、これでポケモンマスターね」(1000)

この間近所のオーキド博士からポケモンをもらった。

どうやら孫のシゲルがポケモンマスターとやらになるために旅をするらしい。
オーキド博士は旅立つシゲルにパートナーとなるポケモンを選ばせた
その時余ったポケモンを俺が譲ってもらったというわけだ。

俺はポケモンマスターを目指すことも無く…ただなんとなくブラブラする毎日を送っている。

まあ、マサラに留まる理由はある。



シゲルの姉さんだ。

シゲル姉「おはよう、レッド君」

レッド「おは、おはよう…ございます…」

シゲル姉「ほーら、シャキッとしなきゃ!」

レッド「(う…顔が近い…)」

シゲル姉「あ、モンスターボール」

レッド「!」

シゲル姉「せっかくおじいちゃんがポケモンくれたんだから…」

シゲル姉「マサラを出て冒険!とかしないの?」

レッド「…」

言えるはずない。好きな人がいるからここを出たくないなんて…。本人を目の前にして言う勇気なんか俺には無い。

オーキド「・・・レッドくんはもう行ったか」

シゲル「あぁじーちゃん、さっさと行っちまったぜ」

オーキド「形式的にレッドにもポケモンをやったがワシは・・・」

シゲル「じーちゃん分かってるって!」

オーキド「ワシや息子が果たせなかった夢を・・・頼む」

シゲル「あぁ!任せとけって!世間じゃ博士!博士!って言われてるけどマサラタウンの奴等
     影でじーちゃんの事・・・」

レッド『ポケモンキチガイ』

オーキド「!!?」

レッド『陰口かい?まったく嫌みな一家だぜ!反吐が出るっ!』

レッド「えと…それよりその荷物…どこか行くの?」

シゲル姉「あ、これ?」

シゲル姉「おじいちゃんに届けもの頼まれちゃって、トキワまでおつかいだよ」

レッド「トキワって…途中でモンスター出るし危ないよ」

シゲル姉「だいじょーぶ!おじいちゃんから虫よけスプレーもらったし!」

レッド「大丈夫かな…」

シゲル姉「なんならレッド君が私を守ってくれる?…なーんてね!」

レッド「(…わざとか天然なのか分からん)」

シゲル姉「そんなわけで若者よ、さらば!」

レッド「…」

レッド「やっぱ可愛いわ」

「キャーッ!!」

レッド「!!」

シゲル姉「レ、レッド君…助けて…!」

見るとナナミさんに三匹のポッポが群がっているではないか!
しかも可憐なナナミさんのワンピースがポッポの獰猛な嘴によって引き裂かれている!

レッド「うらやまけしからん!やむをえん、出てこい!」

ポーン

ベトベター

レッド「コイツ臭いんだよ…」

レッド「ベトベター!はたく!」

ナナミ「やんっ!」

レッド「そ、そっちじゃない…ゴクリ」

ナナミ「レッドくぅん…」

おや、ポッポはいつの間にか逃げ出していた。どうやらベトベターの臭いに耐えきれなかったんだな。

レッド「と、とりあえず助かった…」

ナナミ「レッド君!怖かったよ!」ガバッ

レッド「大丈夫、大丈夫だよナナミさん。それより服が…」

ナナミ「!」

ナナミ「……レッド君のえっち」

ナナミさんも無事だった、一安心。ただ、気になる点がある。
とにかくナナミさんを家まで送り届けることにした。

オーキド「ふぅむ…。虫よけスプレーが効かなかったとな」

ナナミ「…」

オーキド「そんなことは初めて聞いたわい。それにしても無事で何よりじゃ、ありがとうレッド君」

レッド「あの…」

オーキド「む?」

レッド「おつかい…俺が行ってきます」

ナナミ「レッド君…」

レッド「俺にはベトベターがいるから大丈夫…だと思います」

オーキド「…行ってくれるか?」

レッド「はい」

レッド「そろそろトキワか…」

幸運にもモンスターに遭遇することなく届け先のトキワシティにたどり着くことが出来た。

レッド「よし、届けものも届けたし帰るか」

レッド「(…今帰ってもやること無いしな…。少しウロウロするか)」

レッド「…これがジム」

確かポケモンバトルのスペシャリストが各地にジムを構えてるんだよな、全部で八つ…だっけ。
ジムリーダーと呼ばれる者とバトルし、勝利した者だけが手に入れることができるジムバッジ。
ポケモンマスターになるにはそれが必要だとか。昔シゲルに耳にタコができるくらい説明されたっけ。



生憎トキワシティのジムはジムリーダー不在らしく、閉まっていた。

レッド「ただいまー…っても誰もいないけど」

ナナミ「あ、おかえりレッド君!」

レッド「な、ナナミさん…なんで俺ん家に?」

ナナミ「今日助けてもらったお礼!レッド君のお母さんが家を空けてからろくなもの食べてないらしいじゃない。言ってくれたらご飯作りに来たのに」

レッド「そんな…悪いよ」

ナナミ「ほらほらそんなこと言わないの。さ、食べよ?」

レッド「(幸せだ…!)」

やっぱりナナミさんは優しい。こうやって俺のことなんかも気にかけてくれてる。エプロン姿素敵ですよ。

ナナミ「今朝さ…」

ナナミ「レッド君に冒険しないの?って言ったじゃん」

レッド「?」

ナナミ「あれね…取り消し!」

レッド「??」

ナナミ「レッド君いなくなったら守ってくれる人がいなくなっちゃう…なんてね」

レッド「ナナミさん…」

ナナミ「わ、私ったら何言ってんだろ…」

ナナミ「えへへ…」

レッド「…」

レッド「(え…?何この空気)」

翌日、俺は再びトキワジムの前まで来ていた。

レッド「俺もこんな立派なジム建てたら…ナナミさんと付き合えるかな…」

シゲル「ようレッド!お前も旅を始めたのか」

レッド「シ、シゲル…!」

シゲル「そのジムいくら待っても開かねーぜ。それより先のニビにジムがあるからそっち行けよ」

レッド「俺は…旅は…」

シゲル「あ、そうか。マサラにゃ姉ちゃんがいるからな~。レッド君はマサラから離れたくないわけだ」

レッド「!」

シゲル「バレバレだっつーの。それよりバトルしようぜ!俺がどれだけ強くなったか見せてやる!」

レッド「相変わらず強引だな」

シゲル「いけ!ゼニガメ!」

レッド「ベトベター」

シゲル「ゼニガメ、ハイドロカノン!」

レッド「!!」

ベトベター !



俺は負けた。

シゲル「あーらら。もう終わりか」

レッド「くっ…!」

シゲル「ま、修行の成果が出たってとこか。サンキューな」

レッド「…」

シゲル「じゃ、俺はニビに行くわ」

レッド「ああ…」

シゲル「それと」

シゲル「俺の許可無しに姉ちゃんに手を出すのは許さん、それだけだ。じゃーな」

それどころじゃ無かった。
負けた。今まで何をやっても同じくらいだった筈なのに。こんなにもあっさり負けるなんて。
俺は生まれて初めて悔しくて泣いた。

レッド「荷物は…こんなもんで良いか。重すぎてもアレだし」

シゲルに負けた日から三日。俺は決めた。

レッド「ベトベター…覚悟はいいな?」

ベトベター

レッド「…よし!」

ポケモンマスター?そんなもの興味無い。

ガチャ

レッド「…しばらくこの家ともおさらばか」

シゲルに勝ちたい、ただそれだけの理由だ。
シゲルに勝つにはアイツ以上に強くなるしかない。…ということはアイツが目指すものを俺も目指すんだ。

…そう、ポケモンマスター。

ナナミ「レッド君!」

レッド「ナ、ナナミさん」

ナナミ「旅に…出るんでしょ?どうして内緒にしてたの?」

レッド「えと…その…」

ナナミ「私が悲しむと思ったから?」

レッド「…」コクリ

ナナミ「…」

ナナミ「レッド君のバカ…分かってるならなんで…」ガバッ

レッド「!」

ナナミ「イヤだよ…レッド君…」

ナナミ「ね…二人で暮らそうよ…。毎日おいしいご飯作ってあげるし、お風呂だって一緒に入っちゃうかも…。知ってるんだぞ、レッド君私の胸をチラチラ見てること」

レッド「…ごめん、ナナミさん」

レッド「俺、どうしてもシゲルに勝ちたい。だから…」

ナナミ「…」

ナナミ「…ってるよ…」

レッド「…」

ナナミ「わ、分かってるよ。レッド君はそんな誘惑に釣られるわけないよね」

レッド「…かなり魅力的ですけどね」

ナナミ「…ふふ…」

ナナミ「さ、もう行った行った!勝ちたいんでしょ?シゲルに」

レッド「…はい!それじゃいってきます」

ナナミ「…」

ナナミ「いってらっしゃい」

すいません、寝ます

落としても構わないです、落ちたらまた立てるかもしれないので

マサラを発って一週間が経った。トキワの森を抜けてニビシティに着いたまでは順調だった。

レッド「…ニビジムはしばらく休業中です…またのお越しをお待ちしております…」

レッド「…なんだよこれ」

町の老人に聞いた話じゃ3日ほど前にバトルの最中にスプリンクラーが故障したとかなんとかで1ヶ月はジムを閉めざるをえなかったそうだ。
全く、はた迷惑な挑戦者もいたもんだ。

レッド「仕方ない、先にハナダのジムへ行こう」

ハナダの町まで行くのに山を越えなければならない。
俺はしっかり準備をするために今日は山のふもとにあるポケモンセンターで一晩過ごすことにした。

オッサン「そこの少年、ポケモントレーナーだろ」

レッド「まあ…はい」

オッサン「見たところ手持ちポケモンが一匹しかいないようだがそれでおつきみ山を越えられるとでも思ってるのかい?」

余計なお世話だ。しかし内心俺も手持ちポケモンについては不安だった。
この先どんなモンスターが出るか分からないのにベトベターだけで大丈夫だろうか。

オッサン「…不安そうだな。よし!少年にだけ特別に最強ポケモンを500円で売ろうじゃないか」

怪しい。
と思いつつ、最強ポケモンというのに少し興味が沸いた。
どんなポケモンか訊くだけならタダだろう。

レッド「どんなポケモンですか?」

オッサン「お!興味ある?」

オッサン「でもなー…これは話せないんだ。話しちゃうと周りの人間まで欲しがるからね」

レッド「はあ…そうですか」

オッサン「うーん……ホントは秘密だけど200円で教えてあげるよ」

レッド「(秘密…なんだか聞きたくなってきたぞ)」

レッド「はい、200円」

オッサン「まいど…。コイツはね、草タイプなんだ」

レッド「…」

レッド「…それだけ?」

オッサン「何を言ってるんだい、草タイプといえばハナダジムの天敵!」

レッド「(確かにハナダジムは水タイプのポケモンを得意とするって聞いてるけど…)」

もしかしたらハナダジムで活躍してくれるかもしれない。

レッド「も、もっと詳しく教えてください!」

オッサン「あと100円で名前まで言えるんだが…」

俺は躊躇うことなく100円を出した。

オッサン「へへ…まいど。名前はな…」

レッド「ワクワク」

オッサン「マダツボミ…って言うんだ」

レッド「…」

なんか弱そうな名前…。俺は買うのを断念した。

レッド「あの…やっぱりやめときます」

オッサン「…」

オッサン「特別に君には半額の250円で売ろうと考えてたんだがなあ」

レッド「!」

安いな、半額にしてくれるなんて優しい人だ。
俺は250円をオッサンに渡した。

レッド「オッサン…ありがとう」

オッサン「まいど!返品はお断りだからね」

早速マダツボミとやらの顔を拝んでみよう。

レッド「出てこい!マダツボミ!」

マダツボミ

レッド「なにこの草…」

振り返るとオッサンは既にいなかった。


ナナミさん…都会は怖いところです。

最終的に毒パになりそうだな

>>110
シゲル「いけ、ユンゲラー!」

サトシ「サレンダーするわ」

おつきみ山は山というより洞窟だった。

レッド「(さすがに一人じゃ心細い…)」

レッド「いかんいかん、早くハナダに行かなきゃ」

???「あの~…」

レッド「はい?」

???「聞こえちゃったんだけど…。もしハナダへ行くんだったらご一緒しても良いですか?カントーはよく分かんなくって」

レッド「ひ、一人じゃ不安だったんです。ぜひ」

レッド「レッドって言います。よろしく」

???「うん、よろしくねレッド君!」

レッド「(か、可愛い)」ハッ

レッド「(俺という奴はナナミさんという人がありながら)」

???「(何ブツブツ言ってるんだろ)」

レッド「あ…じゃあアスナさんはカントーにいるおじいさんに会いに来たんだ」

アスナ「アスナ、でいいよレッド君。久しぶりに会うからすっごい楽しみ!ポケモンバトルの稽古してもらうんだ!」

レッド「俺のこともレッドでいいよ。アスナ…もポケモントレーナー?」

アスナ「そーだよ。レッドともバトルしたいなあ~」

レッド「俺なんかまだまだ新米だし…ポケモンも二匹しかいないんだ」

アスナ「あたしも二匹だよ!偶然!」

一人でここを抜けるのは正直辛かったからアスナと知り会えたのはラッキーだった。
出口も近そうだ。

黒服「おい、ここから先は立ち入り禁止だ」

レッド「(いきなりなんだ?)」

アスナ「…あたし達ハナダに行きたいんだけど」

黒服2「なんだあ?大人への言葉遣いがなってねえな」

黒服「ガキにはキチンとしつけしないとな!」

黒服「いけ!ラッタ」

ラッタ レベル16

黒服2「いけズバット」

ズバット

アスナ「レッド、あたし達でやっつけよ!やっちゃえコータス!」

コータス

レッド「出てこいベトベター!」

ベトベター

黒服「ラッタ、ひっさつまえばだ!」

ラッタ!

黒服「…!」

アスナ「へっへーん。コータスにこんな攻撃効かないよ!コータスふんか!」

ズドドドド

黒服&黒服2「なんだこりゃー!」

レッド「ちょ、ベトベターまでまきぞい…」

ラッタ は たおれた !

ズバット は たおれた !

ベトベター は たおれた !

黒服「今回は引き下がるけどな、ロケット団なめんなよホント!」

黒服2「あばよクソガキ!」

アスナ「べーっだ」

レッド「…ベトベター」

俺達はなんとかおつきみ山を抜けることが出来た。

アスナ「お、ハナダだよレッド!やったー」

子供のように無邪気にはしゃぐアスナ。ああ見えて歳上なんだよな…。

アスナ「レッド、ボーッとしないの!ほら行こ!」ギュッ

アスナに不意に引っ張られたのでバランスを崩してつまづいた。その拍子にアスナもこける。
俺はアスナに覆い被さるように倒れてしまった。

レッド「つっ…」

アスナ「いったー…!」
アスナ「あのさ…レッド?」

レッド「え?」

アスナ「…キミの右手が私の胸にあるのはどういうことかな?」

レッド「わ、ちがっ…」

アスナ「このヘンタイ!スケベ!バカ!」

俺は目の前が真っ暗になった。

ベトベターカワイソス(´・ω・`)

レッドウラヤマシス(´・ω・`)

アスナ「ホント悪かったってば!だって胸触られたら誰だってビックリするって!」

レッド「もう許したって…」

あの後気絶した俺はポケモンセンターに運ばれた。アスナの馬鹿力め。
とりあえず今夜はもう寝て明日ジムに行こう。

アスナ「じゃ、じゃーさ…これからの旅、あたしもついてってあげる!一人より二人の方が何かと心強いでしょ?」

レッド「…」

アスナ「なにその顔…」

レッド「…ベトベター」

アスナ「あーんそれもごめーんってばー」

翌日。
俺はハナダジムの前に立っていた。

レッド「たのもー」

レッド「…」

レッド「…あ、普通に入れるんだ」

ガラッ

アヤメ「姉さん、久しぶりの挑戦者よ」

サクラ「ごめんなさいね。うちのジムリーダー、今いないのよ」

アヤメ「自転車がどうとか…全く、ジムリーダーとしての責任が…」ブツブツ

レッド「(またか…)」

レッド「また来ます…」

サクラ「待って」

サクラ「心配しなくてもジムリーダーがいなくても私とのバトルに勝てばバッジはあなたのものよ」

レッド「ついに…初ジムバトル!」

レッド「(マサラから見守ってくださいナナミさん)」

サクラ「ヒトデマン!出番よ!」

ヘア!

レッド「いけい!マダツボミ!」

マダツボミ

サクラ「ヒトデマン、水鉄砲」

レッド「フ、吸収しろマダツボミ」

サクラ「!」

レッド「マダツボミ、反撃だ!つるのムチ!」

バシッ!

サクラ「あんっ!」

レッド「コラ!そっちじゃない!」

レッド「…ヒトデマンにつるのムチ!」

バシッ ヘア!

ヒトデマン は たおれた !

サクラ「やるわね…。出てきなさい、私の切り札!」

アズマオウ

レッド「プ…」

レッド「(あんな間抜けな顔したポケモンが切り札…?笑っちゃうぜ)」

サクラ「笑ったわね?アズマオウ、つのでつく!」

レッド「あんっ!」

サクラ「みだれづき!」

レッド「あん、ああんっ!」

サクラ「つのドリル!」

レッド「ケツがアーッ!」

サクラ「アズマオウ、雨ごいよ!」

ザーッ

レッド「!」

レッド「(雨ごいのせいでサクラさんのブラが透けて…)」

サクラ「ふふ…呆気に取られちゃって。アズマオウの恐ろしさに気づくのはこれからよ」

レッド「…」←ガン見

レッド「ハッ…いかん、バトルに集中しなきゃ」

レッド「マダツボミ、つるのムチ!」

ヒュンッ

レッド「避けられた!?」

サクラ「ふふ…アズマオウを甘くみたわね。今のアズマオウは素早さが二倍よ」

レッド「あまりの速さにつるのムチが当たらない…!」

サクラ「アズマオウ、つのでつく!」

グサ

マダツボミ「~~~~~ッッ!!」

>>173は服が透けてブラが見えるに脳内変換お願いします

ブラが透けたらアレですからね

レッド「どうする…。このままじゃ負ける!」

サクラ「アズマオウ、そろそろとどめよ!」

レッド「…くっ」

諦めかけたその時…。

レッド「(雨が…少しずつおさまってきている!?)」

レッド「(もしかしたら…)」

レッド「マダツボミ!精一杯避けろ!耐えるんだ!」

サクラ「もう終わりよ!」

グサ

マダツボミ「~~~~~~~ッッ!!」

レッド「…耐えてくれ」

ベトベター「出番・・・」

サクラ「中々しぶといわね…」

レッド「!(更に雨が弱くなった)」

レッド「(やっぱりそうだ…。雨ごいはずっと雨を降らすことは出来ない)」

サクラ「そろそろ…まずいわ」

レッド「…マダツボミ、もう少しだ」






レッド「!」

レッド「晴れた!今だ、つるのムチ!」

もしかしてポケモンセンター行ってないとか?

>>186
行きましたよ




サクラ「…負けたわ。バッジをどうぞ」

レッド「よっしゃ!ブルーバッジゲットだぜ」

ベトベター!
マダツボミ-

サクラ「あなたなら次のジムも勝てるわ、頑張って」

レッド「サクラさん、ありがとうございました」

レッド「それと…」

レッド「着替えた方が良いですよ」

ジムから出で歩き出すや否や後ろから何者かに抱きしめられた。
優しくて懐かしい匂いがする…。

???「おーす、未来のチャンピオン…なんてね」

レッド「わ…まさか」

ナナミ「久しぶり、レッド君。ブルーバッジおめでと」

レッド「ナナミさん!」

ナナミ「私…一人で寂しかったんだぞ…」

アスナ「あたしの出番・・・」

ベトベター「・・・仲間」

ナナミ「今まで会えなかった分…甘えちゃうんだから」

レッド「ナナ、ナナミさん…」

ナナミ「……冗談よ!照れちゃって可愛いなあもう」

…少し残念。

レッド「でもどうしてハナダに…?」

アスナ「あー!レッド、こんなとこにいたの?あたしを置いてかないで…って」

ナナミ「え?」

アスナ「え?」

レッド「…」

すいません寝ます
残ってたら書きます
展開が苦しくなってきたのとペースが遅いのでスレ内で終わるか分からないので落としても構いません

ナナミ「レッド君はポケモンマスターになって、私と暮らす約束をしてるの」

アスナ「レッドはあたしと旅してるんです!」

ナナミ「レッド君はいつも私の胸をチラチラ見てくるんだから」

アスナ「あたしなんて、レッドに押し倒されて胸揉まれました!」

レッド「ぁぅぁぅ・・・」

ナナミ「引く気はないみたいね・・・」

アスナ「そのつもりです」

ナナミ「それなら、レッド君を賭けて・・・」

ナナミ「水着でポケモンバトルよ!」

アスナ「望むところです!」

バサッ!

バサッ!

服を脱ぎ捨てる二人

レッド「えぇー!?」

ブフゥー!←レッドの鼻血

レッド「えへへ・・・ナ、ナナミさん・・・大胆すぎまひゅよ~・・・」

ペシペシ

???「・・・ッド君、レッド君・・・」

レッド「むにゃ・・・アスナに黒ビキニは、まだ早いよ~・・・」

???「レッド君!・・・もう!しょうがない。アズマオウもう一回!」

アズマオウのつのドリル!

レッド「アーッ!」

サクラ「やっと起きたわね」

レッド「さ、サクラさん?」

サクラ「あなた、アズマオウのつのドリルで気絶してたのよ」(※>>172参照)

レッド「通りでお尻が真っ二つに・・・」

サクラ「つるのムチのお返しのつもりだったんだけど・・・」

サクラ「やりすぎちゃった。てへっ///」

レッド「・・・(カワイイ)」

サクラ「さぁ、続きを始めましょう!」(※>>173に戻る)

残念、私は昨日の偽者だ

ナナミ「…」ツンツン

ナナミ「今あの子、レッド君の名前呼ばなかった?」

レッド「えー…それはですね…」

アスナ「レッド!」

アスナ「ナンパなんかしてないで早くご飯食べに行こうよ!」

レッド「ちょ、待ってくれ…」

ナナミ「…へー…。そっかー…そうなんだ」

レッド「ナ、ナナミさん、誤解だよ?」

アスナ「…そこの人ー!その男は会ったばかりの女の子を押し倒しますよー!」

ナナミ「…え?」

レッド「!!」

アスナ「あたし胸まで揉まれちゃったから!気を付けてくださいねー」

ナナミ「…」

レッド「…ナナミさん?」

ナナミ「レッド君のバカぁ!」

レッド「あ…」

アスナ「あーあ、行っちゃった。あたしを置いてナンパするからだよ」

レッド「アスナ!なんであんなこと言うんだよ!あの人は昔からの知り合いだぞ!」

アスナ「え?そ、そうなんだ…」

レッド「アスナ、ちょっと俺行ってくるから!」

アスナ「…レッド」

レッド「ナナミさん!」

ナナミさんはゴールデンブリッジと呼ばれる橋で佇んでいた。
よかった、すぐに見つけられて。

ナナミ「…レッド君。さっきの女の子が待ってるんじゃないの?」

レッド「(目が冷たっ)」

レッド「アスナとは何も…」

ナナミ「…呼び捨てなんだ」

レッド「あ」

ナナミ「…ごめんね。私レッド君の彼女でもなんでも無いのに」

レッド「…それは」

ナナミ「レッド君が誰と仲良くしようが、押し倒そうが、胸を揉んだりしても関係無い…よね」

レッド「う」

ナナミ「おじいちゃんの用事でついてきて偶然レッド君に会えた時…ホントに嬉しかった。一人でバカみたいにはしゃいでさ」

レッド「…」

ナナミ「…私、行くね」

…ナナミさんは泣いていた。

レッド「ナナミさん!」

ナナミ「…!は、離して!」

レッド「嫌だ!」

ナナミ「…アスナさんが待ってるわよ!」

レッド「俺は…俺はナナミさんじゃなきゃ…」

顔が熱くなるのが分かる。きっとナナミさんにもバレてるな。だってこんなに顔が近づいてる。

ナナミ「え…」

レッド「…俺はナナミさんのことが」

シゲル「待て待て待て」

>>364-365
なんか違う希ガス

レッド「シゲル!」

ナナミ「シゲル!?どうしてここに…?」

シゲル「OK、とりあえずお二人さん離れてくれ」

レッド「あ」

ナナミ「…っ」

シゲル「姉ちゃん…」

シゲル「レッド!」

レッド「な、なななんだ!?」

シゲル「お前が姉ちゃんに相応しい男かどうか試してやる!バトルだ!」

>>370
延々と保守させてすみませんでした、>>1です

書き溜めしてきたのか?

レッド「なんだと!?」

シゲル「俺とのバトルに勝ったら認めてやる…姉ちゃんの彼氏に!」

ナナミ「シゲル!こんなのやめなさい!」

シゲル「姉ちゃんは引っ込んでろよ…。これは男の勝負だ」

ナナミ「シゲル!」

ここまで言われては引き下がれない、いや引き下がりたくない。
シゲルに勝つ。…そしてナナミさん…!

シゲル「行け!フカマル!」

レッド「行け!マダツボミ!」

レッド「マダツボミ、つるのムチだ!」

シゲル「フカマル!げきりんじゃあああああああ!!!!!!!」

>>373
少し

な、なんだあの技は…。地面が震えてやがる。
というかあのサメみたいなポケモン初めて見たぞ。
げきりんをマダツボミはギリギリで耐えた。
偶然つるのムチが急所に当たり、フカマルを倒した!

レッド「よし!」

シゲル「まだまだァ!出てこいアーボック!」

で、でかい…!
とてもじゃないがマダツボミは喰われるぞ。なんかシャーシャー言ってるし。

シゲル「アーボック!へびにらみで麻痺させろ!」

レッド「クッ!まずいぞ!」

圧倒的なシゲルの力を前に俺は何も打つ手が出せずにいた。
…すると、マダツボミの体がまばゆく光り始めた…。

シゲル「まさか!!」

レッド「なんだこれは…!!」

みるみるうちにマダツボミの体型が変わっていく。
これは…進化だ!

さる

シゲル「…初めて見たぞ」

それは見たことも無いポケモンの筈なのに…。不思議と名前が喉の奥から出てきた。
まるで昔から知っていたかのように…。

レッド「…ウツドン」

シゲル「潰せ!アーボック!」

レッド「ウツドン!せいちょうだ!」

ウツドンの体が赤く光る。…と同時にアーボックの体が吹き飛んだ。

シゲル「!!!???」

>>385
ああ、オコリザルが登場するってことか?

>>387
さるさん喰らってました

シゲル「つ…」

レッド「強い!」

アーボックは倒れた。しかしウツドンも進化したばかりでエネルギーを使いすぎたのだろう、もう戦える体力は無かった。

シゲル「やるな…。だがコイツで終わりだ」

シゲル「ゼニガメ!終わらせてこい!」

レッド「全力だベトベター!」

シゲル「ゼニガメ!ハイドロカノン!」

レッド「来ると思ったぜ!ベトベター、穴に隠れろ!」

シゲル「なに…!」

レッド「シゲル、お前はここ一番になると大技を決めたがる…」

レッド「気づかれないうちに穴を掘ってたのさ!」

ハイドロカノンは外れた。あの技は反動が大きく、しばらくゼニガメは動けないはずだ。

レッド「ベトベター!ゼニガメに…」

…俺は目を疑った。
まさか外れたハイドロカノンが…






ナナミさんに当たるなんて。

レッド「ナナミさん…濡れて服が」

ナナミ「やっ!見ないでレッド君のえっち!」

シゲル「コラレッド!姉ちゃん見るんじゃねえ!」

レッド「(ナナミさん…顔に似合わず大胆な体つきだ)」




俺が目を離した隙にベトベターはゼニガメにやられた。

ハイドロカノン食らってその余裕・・・
ナナミさんって一体!?

………
……


シゲル「死ね!」

レッド「お前…ライバルに死ねは無いよぉ…」

シゲル「姉ちゃんをスケスケにするなんて…」

レッド「ぐ、偶然だろ?」

シゲル「いーや、狙ってやったね!」

…もう疲れた。

レッド「もうナナミさんも怒ってない…よね?」

ナナミ「…えっち」

レッド「…」ガーン

書き溜めてるにしてはえらく遅いけど
さるさんにでもくらってるの?

ナナミ「そ、そんなことより…」

レッド「?」

シゲル「?」

ナナミ「さっきさ…レッド君何を言おうとしたの…?」

レッド「え?」

ナナミ「あの『俺…ナナミさんのこと』、の続き!い、言わせないでよ!」

レッド「あ、あ…」

思い出した。心臓の鼓動が速くなる。

ナナミ「ね…レッド君…?」

シゲル「(…居づらい)」

>>407
いや、進化の辺りまでしか書きためてませんでした
すいません

ナナミ「私…レッド君から聞きたいよ…」

レッド「ナナミさん…」

シゲル「ワーワーワーワー!」

レッド「いきなりうるさいな!」

シゲル「やめろー!やめろレッドー!」

ナナミ「シゲル!いい加減にしなさい!」

シゲル「…ごめん姉ちゃん」

アスナ「…あの、お取り込み中?」

ナナミ「……はぁ」

>>409
あぁそれなら良いんだ
さるさん喰らってたら一応回避法書こうとしただけだから

支援

>>411
気を遣っていただきありがとうございます

レッド「…アスナ」

アスナ「えっと…さっきのこと謝りたくて」

ナナミ「…うん、聞くよ」

アスナ「レッドとあたしは……そんなんじゃないの。ここの地理に詳しく無かったからレッドについて来ただけで…その…」

レッド「…」

アスナ「なんて言うか…」

ナナミ「ありがとう。アスナさんの言いたいこと、伝わったよ」

アスナ「本当!?」

ナナミ「…でも、一つ訊いていい?」

アスナ「ん?」

ナナミ「レッド君があなたを…その…押し倒したのは事実?」

アスナ「うん」

そこは嘘つけよ。

ナナミ「…レッド君のヘンタイ」

ナナミさんはオーキド博士の用事が終わったらしく帰っていった。
シゲルもナナミさんが帰ったらとっとと次の町へ行ってしまった。
ナナミさんに『次はレッド君の気持ち、ちゃんと教えて』と言われシゲルには『姉ちゃんは渡さない』と言われ…。どうなることやら。

アスナ「レッド!早く、電車来ちゃうよ!」

レッド「あ、うん。急ぐか」

とりあえず俺達の次の目的地は港町クチバ。アスナのおじいさんはグレンにいるそうなのでサントアンヌ号に乗っていけばグレンに着くはずだ。
騒がしいアスナとの旅もそこまでだな。

アスナ「(なんでだろ…。レッドが他の女の子と話してたら頭がカッとなっちゃった)」

アスナ「(これは誰にも言えないよ…)」

とりあえず一区切りつきました。
また書き溜めします

申し訳ないので保守は無理にしてもらわなくても結構です

保守ありがとうございます

ガタンガタン

レッド「クチバに着いたら、サントアンヌ号ってデカい船がある。」

アスナ「ほうほう」

レッド「それに乗るとグレンに行けるぞ」

アスナ「え!?本当?」

アスナ「…」

レッド「なんだか嬉しく無さそうだな、船酔いするタチか?」

アスナ「ううん、違うの」

ガタンガタン

まもなく~~クチバ~クチバ~

レッド「お、もうすぐクチバか。今日はもう遅いし近くのホテルにでも泊まろう」

アスナ「…うん」

………
……


ボーイ「大変申し訳ございません。ただいま当ホテルはご予約でいっぱいで…」

レッド「はあ、わかりました」

レッド「…やっぱ甘くないな、ちゃんと予約すべきだった」

レッド「どのホテルも無理だった。となると野宿か…」

アスナ「…あそこ」

レッド「あ?」

アスナ「ホテル、あるよ」

レッド「!」

レッド「あ、ああああれはホテルじゃなくて…いやホテルなんだけど…」

アスナ「いーじゃん。寝るだけでしょ?それともレッドはあたしに何かする気なのかな~?」ニヤリ

レッド「し、仕方ない(ナナミさん、信じてください)」

レッド「…」ドキドキ

こんな場所に来たのは初めてだ。やたら緊張する。

アスナ「先、シャワー使うね」

レッド「…うん」

………
……


アスナ「ふー…サッパリしたー」

レッド「わ、バカ!バスタオルじゃなくて服を着ろ服を」

アスナ「…レッド」

突然アスナが顔を近づけてくる。こんな状況に感化されてるのか俺も少なからず意識してしまう。

レッド「な…なんだよ」

アスナ「明日…船に乗ったらもうお別れなんだよね」

レッド「…ああ」

出会ってまだ数日だけど、騒がしいアスナとの旅はそれなりに楽しかった。

アスナ「だから…今のうちに忘れられない思い出…作ろ?」

レッド「あ、アスナ?」

アスナ「レッド…」

レッド「ま、待て待て!物事には順序が…」

アスナ「…ぷ」

レッド「へ?」

アスナ「あははははははっ!なーに本気になってんのっ?じょーだんじょーだん!」

レッド「…疲れるわホント」

アスナ「とにかく、明日のために早く寝よ!ベッドはあたしが使うからレッドはソファーね!」

レッド「はいはい…」

………
……


レッド「ΖΖΖ…」

アスナ「(冗談のつもりなのに…。レッドとなら、とか一瞬考えちゃった)」

アスナ「(あたし最近おかしいよ…)」

チュン…チュンチュン…

レッド「ふぁぁ…」

アスナ「お、おはよ!」

レッド「…顔が近い」

アスナ「レ、レッドがあんまりにも間抜けな寝顔だったからさ~」

レッド「なんだとコラ」

アスナ「(無意識にレッドに近づいちゃった!寝顔可愛かったなあ…)」

アスナ「(って何考えてんのあたし!ヘンタイじゃん!)」

レッド「さて、行くか」

アスナ「う、うん」

………
……


船員「サントアンヌ号は今日の午後四時に出航となります。くれぐれも遅れることの無いようにお願いします」

アスナ「…はい」

レッド「よし、チケットも買ったし後は出航を待つだけだ。…にしても結構時間あるな」

アスナ「あのさ」

レッド「ん?」

アスナ「あたし行きたいとこあるんだけど」

レッド「いいよ、どこ?」

アスナ「クチバの遊園地!…ダメ?」

レッド「オッケー、じゃ行くか!」

アスナ「え?良いの?ナナミさんに怒られたりとか…」

レッド「…今日くらいは良いだろ、多分。それより出航時間まで目一杯遊ぼうぜ!」

アスナ「……うん!」

アスナ「あー楽しかった!」

レッド「結構アトラクションに乗れたな」

アスナ「レッドって絶叫マシン苦手だったんだね」

レッド「ありゃ人間の乗るもんじゃない!アスナは人間じゃないぞ!」

アスナ「あはは…」

アスナ「(3時半…もうすぐ)」

レッド「…」

アスナ「…最後にもう一つお願い、いい?」

レッド「…?」

アスナ「あたしとバトルして」

レッド「アスナと?」

アスナ「そう。レッドとどっちが強いか…戦ってみたい」

レッド「ポケモントレーナーの血が騒ぐってやつだな」

アスナ「へへ…かもね」

レッド「行け!ベトベター!」

アスナ「コータス!行きなさい!」

………
……


ボーッ………
出航の汽笛が鳴る。
サントアンヌ号はアスナをグレンに運んでいく。

レッド「…一人旅なんて今までどおりだ。だから何もつらくない、つらくない…」

ベトベターとウツドンが心配そうに俺を見上げる。
大丈夫、これからも頑張ろうぜ。お前ら頼りにしてるよ。

レッド「あーあ、うるさいのがいなくなって清々した」

レッド「ホント…清々した…」

一区切りつきました
アスナさんさようなら

レッド「…はあ」

アスナのアホ。一人旅は気楽な筈なのに楽しくなくなったじゃないか。

レッド「…とりあえずクチバジム行こう。」

バトルをすれば少しは気が紛れるかもしれない。

ガッシャーン!

レッド「おわっ!」

突然ジムの窓ガラスから何かが飛んできた。
いや、飛ばされたみたいだ…。

マチス「オゥ~!!ライチュウ!まさか!ライチュウしっかりしてクダサイ!」

バトル中だったのか。
…それにしてもひどいケガしてるな、普通ここまでやるか?

ライチュウ「…ライ…」

マチス「ライチュウ!ダイジョブですか!!」

???「おいオッサン、バトルに勝ったんだからバッジくれよ」

ジムリーダーと思われる男の後ろから男が出てくる。
誰だ?西日に当たって顔がよく見えない。
しかし聞き覚えのある声のような…。

マチス「キッ!」

???「おー恐い顔。なんならオッサンもそこでのびてる奴みたいにしてやっても良いぜ?なあピカチュウ?」

???2「キャハハ!やりすぎだって」

マチス「…オレンジバッジデス」

???「そうそう、分かりゃ良いんだよ。行こーぜ」

マチス「…」プルプル

???2「じゃあね~。弱いオッサン!」

レッド「…!」

顔が見えた。
忘れもしない顔。
ナナミさんを傷つけた男。
まさかこんなところで。

レッド「サトシ…!」

サトシ「しけた町だぜ。さっさとタマムシ行くぞカスミ。あそこのジムリーダーは美人って噂だしな、早く喰いてぇ~」

カスミ「ちょっとー。あたしがいるのに何よ?」

サトシ「一回ヤるだけだし許せよ~」

カスミ「ギャハハ!なら許す~」

…俺はサトシを引き止めることが出来なかった。
今すぐ殴ってやりたい、しかしサトシを見ると背中につけられたタバコの跡が痛む。
恐くて足がすくむ。

2人は去っていった。

心のなかで安心してしまった自分が情けなくて。

涙が止まることはなかった。

翌日。

レッド「やっぱりジムは休業か」

レッド「…仕方ないな」

マチス「アノ」

レッド「?…ジムリーダーさん?」

マチス「スミマセン、せっかく来てイタダイタノニ…」

レッド「あなたは悪くないですよ。悪いのは必要以上のダメージを与えた昨日の挑戦者だ」

マチス「…ライチュウは、モウ戦えない」

レッド「!?」

マチス「バトルに対して恐怖を刷り込まれているんデス。体はナントモなくとも…戦えナイ」

マチス「ジムは…もう閉めマス。」

レッド「そんな…」

マチス「ドウゾ、オレンジバッジデス。バトルが出来ないセメテモノお詫びデス」

レッド「…でも!」

マチス「…」フルフル

マチス「…ポケモンバトルは、タノシムものです。ソレデハ」

レッド「…」

レッド「くそっ!」

一区切りつきました
また書き溜めてきます

ヒトカゲとフシギダネはどうしたんだよ

てかこいつら本当に10歳かよ

>>593
年齢は自分の中では
レッド17
シゲル17
ナナミ19
アスナ18
サトシ19
で書いてます
アバウトです

ヒトカゲは出すつもりです
しかしスレがもう600近くなので最後まで行くか分かりません。ペース遅くてスミマセン

とりあえずニヤニヤ分入れておけばいいんだろ?
んでバトルになったら主人公負けそうなのに相手に説教垂れて、んでお決まりのセリフ言って勝つ
最後は入院して日常に戻るって感じのSS書けばいいんだよな?

>>616を踏まえて一行で作ってみた

敵「(・∀・)ニヤニヤ」

俺「ふざけんなお前死ねぇ!!」

敵「(・∀・)ニヤニヤ」

俺「駄目だ…負けそうだ…
  しかし俺には説教がある!!クドクド…」

敵「(・∀・)ニヤニヤ」

数日後

俺「ふぅあいつは倒したが怪我を負って入院してしまったぜ!!
  明日からまた学校だな!!今日も元気に頑張るぜ!!」

どうでしょ?ニヤニヤ分多量に含んでみましたが

すいません遅れました

【ヤマブキシティ・ヤマブキジム】

ナツメ「…」ソワソワ

エリカ「こんにちは、ナツメちゃん」

ナツメ「(来た!)」

ナツメ「ひ、久しぶりだなエリカ」

エリカ「ええ、お久しぶりですね。それにしてもナツメちゃんから呼んでくださるなんて初めてね」

ナツメ「…」

エリカ「どうしたの?ふふ、変なナツメちゃん」

ナツメ「…さ、最近…こっちに寄らなくなったんだな」

エリカ「え…?」

ナツメ「だからさ…最近エリカが会いに来ないなあって!」

エリカ「ああ…。ふふ…」

ナツメ「何がおかしいんだよ」

エリカ「ナツメちゃん、私が来なくて寂しかったの?」

ナツメ「~~!」

ナツメ「ち、違う!…わけじゃないけど、その、あの…」

エリカ「ふふ」

ナツメ「エリカ!」

エリカ「このところジムのお仕事が忙しくて…ごめんなさいね」

ナツメ「別に…怒ってはいないが」

エリカ「じゃ、今日はずっとナツメちゃんと一緒にいますね」ニコ

ナツメ「…」ポー

ナツメ「わわ、立ち話もなんだし…中に」

ブンブブブンブンブン!!!

エリカ「きゃっ!?」

ナツメ「ったく…暴走族か?騒がしいな」

キキーッ!

ナツメ「(私達の前に止まった…なぜ?)」

サトシ「みーつけた」

エリカ「!」

サトシ「エリカちゃ~ん、探したよ~」グイッ

サトシ「噂どおりメチャ可愛いじゃん。ヒューッ」

エリカ「ど、どなた!?」

サトシ「誰って…ジムバトルを申し込みに来ちゃいけないのかい?ジムリーダーはいかなる戦いも拒んじゃいけない筈だぜ」ニヤニヤ

エリカ「き、今日はジムはお休みに…」

サトシ「ポケモンバトルじゃねえよ!俺と直接バトルだよ、ただしベッドの上でな!」

カスミ「マジ下ネタかよ~ウケる~」

エリカ「いやだ…助けて、ナツメちゃん…」

サトシ「おら、さっさと行くぞ。クチバからここまで二週間かかったんだ、溜まりまくりだぜ」

ナツメ「待て」

サトシ「…あん?」

私は今まで愛というものを知らなかった。

物心ついた時から私はヤマブキの孤児院にいた。
孤児院の人達は優しかったが、私はどうも好きになれなかった。
いつも私だけ特別な目で見られている気がしたのだ。

ある日、孤児院の先生達が話しているのを聞いてしまった。
…そっか、私は超能力という他の人とは違うものを持っているから親に捨てられたんだ。
薄々感づいてはいた。
欲しいものがいつの間にか手元にあったり、私をいじめていた子が突然入院するほどの怪我を負ったり…。

そんな自分が怖くなり、私は誰とも接することを拒むようになった。
私が近付かなければ傷つく人もいない、私さえいなければ…。

気付けば私はジムリーダーとしてヤマブキジムを引き継ぐことになっていた。
ポケモンは好き。
孤独な私の唯一の友達。

3ヶ月前、タマムシのジムリーダーが私のジムを訪れた。

ヤマブキのジムリーダー自分と歳が近いのを知って仲良くなりに来たらしい。
正直うっとうしい、どうせあの子も私が超能力を使えると知ったら離れていくに違いない。
そうだ、どうせなら初めから超能力を見せて二度と来ないようにしてやろう。

しかし、超能力を見せても私に対する扱いは変わらなかった。
それどころか褒めてくれた、羨ましがってくれた。

それから、その女の子…エリカと会うのが楽しみになっていた。

もちろん、お互いジムリーダーとあってなかなか頻繁には会えない。
エリカが来ない日は来たとき何をしようか、どこのお菓子を出そうかなど、エリカのことだけを考えていた。
いつも孤独だった私の心はエリカのおかげで輝き始めた。

だから…今エリカが見知らぬ男に引っ張られ、エリカの嫌がる顔を見たとき胸がチリチリした。頭の中がグルグルする。

許さない、私の大好きな人を…。

サトシ「…へ~、お前もよく見ると結構カワイイじゃん。二人とも喰ってやるよ」

ナツメ「エリカは渡さない…絶対に」

サトシ「俺に勝てる気かよ…おもしれぇ」

【同時刻・ヤマブキシティ】

シゲル「タマムシはジム開いてなかったし…先にこっち行くか」

ドンッ

???「あっ、ごめんなさい…」

シゲル「いや、こちらこそ」

???「…もしかしてシゲル?」

シゲル「え?」

シゲル「…」

シゲル「あーっ!懐かしいなブルーか!!」

ブルー「久しぶりだねシゲル…」

シゲル「へっ、牛乳瓶の底みたいな眼鏡は相変わらずだな」

ブルー「なんだよそれ!シゲルも相変わらずだなー」

シゲル「ポケモン捕まえてるか?俺なんか30はゲットしたぜ」

ブルー「それが不思議なんだよ。図鑑によると僕のポケモンはもう一回進化するはずなのにいつまでたっても進化しないんだよ」

シゲル「どれ、見せてみ」

ゴローン
ユンゲラー
ゴーリキー

ブルー「…え?なんでシゲル泣いてるの?」

シゲル「…ごめん」

ブンブブブンブンブン!!!

シゲル「…なんかうるせーな」

ブルー「ヤンキーか…嫌だな」

ドンッ

ブルー「いたッ!」

???「ってーな、気を付けろメガネ!!」

ブルー「す、すみません…」

シゲル「…アンタ」

???「はあ?」

シゲル「今の言い方無いだろ、自分からぶつかっといて」

???「オマエ、ケンカ売ってんの?」

シゲル「謝れよ」

舎弟「あれー?どうしたんすか?」

舎弟2「タケシクン、やっちまってくださいよ」

ゾロゾロ

ブルー「ひっ」

シゲル「(クソ…ワラワラ集まって来やがって)」

タケシ「まあ待て、俺は暴力沙汰は嫌いなんだ。ポケモンバトルでケリつけようぜヒーロー気取り」

シゲル「いいぜ!やってやる!」

タケシ「ただし」

タケシ「負けた方はポケモンを勝者に差し出すんだ」

シゲル&ブルー「!!」

タケシ「イワーク!捻り潰してやれ!」

シゲル「行けゼニガメ!」

シゲル「ゼニガメ、ねこだまし!」

タケシ「チッ、怯むなイワーク!たたきつける!」

ゴオッ

シゲル「危ない…あんなのくらったらひとたまりも無いぞ。避けろ!相手が疲れるまで逃げ切るんだ!」

タケシ「ちょこまかと…イシツブテ!あの亀を押さえつけとけ!」

シゲル「!」

シゲル「ふざけるな!反則だぞ!」

タケシ「勝ちゃあいいのよ、勝ちゃあよ」ニヤリ

タケシ「イワーク!今度こそたたきつける!」

シゲル「ゼニガメ!」

タケシ「かっかっか…。とりあえず一勝だな」

シゲル「野郎…」

シゲル「ガバイト!出番だ!」

タケシ「イワーク、しめつけて動けなくしてやれ」

シゲル「ガバイト、穴を掘って避けろ!」

タケシ「チッ…また逃げか」

シゲル「逃げ?違うぜ」

シゲル「ガバイト!地中からじしん!」

タケシ「イワーク!」

シゲル「俺は逃げるのが大嫌いなんだよバカ」

タケシ「…チッ。行くぞてめーら」

舎弟「…」

シゲル「ああ、さっさと失せろ」

ブルー「やったねシゲル!」

タケシ「サトシがいたらオマエなんか一撃だろうよ、ラッキーだったな」

シゲル「何…!」

ブルー「サトシってまさか…」

シゲル「サトシはここにいるのか!?」

タケシ「はあ?なんでオマエなんかに教え…」

ガッ

シゲル「答えろ!」

タケシ「な、なんだよ…」

シゲル「早くしろ!」

タケシ「ああ…サトシなら今ごろ目当ての女を見つけたくらいじゃねえかな…」

シゲル「どこだ!?」

タケシ「うぐ…苦し…確か…ヤマブキジム…」

シゲル「サトシ!待ってろ!」

タタタタ…

ブルー「(シゲル…)」

ブルー「(あんなことがあったんじゃああなるのも無理ないよね…)」

ブルー「僕も行く、シゲル!」

ナツメ「そんな…」

サトシ「よえーな、そんなんでジムリーダーかよ」

ナツメ「フーディン!しっかりしろ!バリヤード!ルージュラ、スリーパー!」

サトシ「ピカチュウの電撃をまともに食らったからな、死んだんじゃね?プッ」

ナツメ「…ウソだ…」

エリカを守れなかった。
それどころか自分のポケモンすら…。

この男は間違いなく強い。今の私に出来ることは…。

ナツメ「私は…エリカの代わりになれないか…?」

サトシ「は?何言ってんのお前」

ナツメ「私が犠牲になるから、エリカだけは見逃してくれ…」

エリカ「ナツメちゃん…ダメだよ…」

サトシ「ナツメとか言ったな、話を続けろ」

ナツメ「何でもするから…エリカだけは」

サトシ「イヤだよーん!!」

カスミ「キャハハ!バッカじゃないあんた達」

サトシ「ナツメ!お前の目の前でエリカを犯すことに決めた!」

エリカ「…ひっく…ぐすっ…」

ナツメ「ふざけるな!」

サトシ「おっと、変に抵抗されると困るな。ピカチュウ、麻痺させとけ」

ブルーはギエピーでミュウツー持ってたやつでいいの?
記憶が曖昧たが眼鏡かけてたのは覚えてる

>>754
そのイメージで書いてます

プルルルルル

サトシ「あ?誰だよこんな時に」

サトシ「…!」

カスミ「だーれ?」

サトシ「俺を早くシャバに出してくれた人だ。今から会いたいってよ」

カスミ「あ、アイツね」

サトシ「めんどくせーがアイツにゃ恩がある。行ってくるわ」

カスミ「こいつらどーする?」

サトシ「あん?ちゃんと捕まえとけ。帰ってきたらヤりまくっからよ」

ブロロロロ…

カスミ「…行ったわね」

カスミ「さ、こいつら殺すわよ」

舎弟「え?でも…」

カスミ「あたしが殺すって言ったら殺すの!サトシには事故とでも言っといて」

エリカ「ひっ…」

ナツメ「(体…動け…)」

カスミ「サトシとヤっていいのはあたしだけなの。あんた達いらないわ」

↓のスレの>>1ってこのスレの>>1だよな?

>>840
いいえ、違います

あと酉つけときます

すみません、まだ書きためてません
容赦なく殴ってください

夜中に来ます

少し書いたので投下します





タケシ「カスミ!」

カスミ「あら、タケシ」

タケシ「…奴らはまだ来てないみたいだな。サトシは?」

カスミ「アイツに呼ばれて行ったわよ」

タケシ「そうか。それより…聞こえちまったんだが殺すのはマズかないか?」

カスミ「あたしに指図しないでよ!」

タケシ「…お前がサトシに殺されるぞ」

カスミ「…けど」

シゲル「いた!サトシはどこだ!?」

タケシ「チッ」

ブルー「また怖そうな人達…来なきゃ良かった…」ガクガク

エリカ「…ナツメちゃん…」

シゲル「!?ジムリーダーがなんで…」

カスミ「…こいつら邪魔ね」

シゲル「(…なんだこいつの目、俺らをゴミのようなものとして見てるかのように冷たい)」

カスミ「スターミー!」

シゲル「!」

【イワヤマトンネル付近】

レッド「ここを越えないとタマムシまで行けないのか…」

レッド「…早く行かないと」

???「!」グイグイ

レッド「?誰だよ引っ張るなって…」

???「デリ!」

レッド「…なんでこんなとこにペンギンが?」

レッド「首になんかぶら下げてるな」

[捨てデリバード]

レッド「…」

レッド「警察に届けるか」

デリバード「デリ!デリデリ!」イヤイヤ

レッド「イヤなのか?じゃあどうすんだ」

デリバード「デリ!」

レッド「…分からん。俺は急いでるんだ、じゃあな」

デリバード「デリデリ!」

デリバード「…デリ」

………
……


レッド「暗っ!無事に脱出できるかこれ?」

早くもテンションが下がり始めた俺に大きなコウモリが襲いかかってきた。

レッド「ウツドン!葉っぱカッター!」

ウツドンはコウモリに翼で打たれてやられてしまった。
頼りにしていたポケモンがこうもあっけなく倒されると鼓動が速くなる。

このポケモン強いぞ!
…何て名前だ?

俺はこの時初めて博士から図鑑をもらったことを思い出した。

レッド「えーと…ゴルバット?」

レッド「仲間にならないか?」

俺はゴルバットに翼で叩かれた。

レッド「いてっ!…どうやったら仲間に出来るんだよ」

その時、俺の後ろから何かがゴルバットに飛びかかった。

デリバード「デリャ!」

デリバードに殴られたゴルバットはたちまち凍っていく。

レッド「あ、思い出した!弱らせてからボールを投げるんだ!」

俺は振りかぶってモンスターボールを思い切りゴルバットに向かって投げた。

デリバード「デリ!」

レッド「なんだお前!!」

なんとデリバードがモンスターボールに自ら当たりにいったのだ!
一個しか持ってなかったのに…。

ボールからデリバードを出してやった。
するとデリバードは満足げな表情で踊り始めた。

レッド「こいつ…仲間になりたかったのか」

デリバード「デリ!」

レッド「…」ポカーン

レッド「ははっ、おもしろいヤツだな」

レッド「よし!デリバード、ゲットだぜ!」

デリバード「デリデリ!」

また書きためて夜中来ます
スレが落ちたり1000いったらそれは仕方ないということで

ちなみに現在それぞれの手持ちポケモンは
・レッド
ベトベター
ウツドン
デリバード
・シゲル
ガバイト
アーボック
ゼニガメ
・ブルー
ゴローン
ユンゲラー
ゴーリキー

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