～少し前～

「おい、お前さん！」

エレン「はい？」

「お前さん、力が欲しくないか？」

エレン「は？」

「実はな、儂は、安価神に使える使徒で…っておいおい待ちなされ！」

エレン「悪いけど、俺は宗教なんて…」

「人の話は最後まで聞かんか！いや、儂も充分胡散臭い話をしとるのは承知の上じゃ。頼む！最後まで聞いてみてくれ！な？ちょっとだけでいいんじゃ！損は絶対にさせんから！」

エレン「むぅ…分かったよ」

「おぉ、感謝する」

「安価神には、祈りを捧げることでお告げをもらうことができる。そして告げられた言葉をどんなことであっても絶対に実行できる」

エレン「どんなことでも？」

「おぉ、金、地位、名誉、女、なんでも、じゃ」

エレン「…巨人を殺すことも？」

「はっ！どころが、全ての巨人を絶滅させることだって可能じゃ！」

エレン「…」

「と、言っても、安価神様たくさんいる上に大抵は気まぐれな方ばっかりじゃ」

「正義感に満ち溢れた方もおれば悪を行うことにためらいを持たない方もおるし、ささやかな幸せをもたらす方もいればいたずら好きな方もおる」

「それらの多くの安価神様たちの中から、選ばれた方がお告げを下す」

エレン「たくさんの神、ねぇ…」

「そう胡散臭がるな。それでな、安価神様に使えるものは、安価神様のお告げに絶対に逆らうことができんのじゃ」

「それがどれだけ自らの意に反していようと、それは絶対に実行される」

「そうやって、安価神様のお告げを実行する代わりに、安価神様のお告げの恩恵を受けることができる。それが安価教じゃ」

エレン「神様のおもちゃにされるってわけか」

「まぁ、それも間違った表現ではないのう…で、どうじゃ？入門する気はあるか？」

エレン「…俺は、巨人さえぶっ殺せればそれでいい。それが出来るなら…」

「ふはは！いいじゃろう！入門を許可する！」

ミカサ「そ、それで、入門したの？」

エレン「あぁ」

アルミン「何かされてない？何かの書類にサインされたり、お金を取られたり…」

エレン「んなことするわけねーだろ！ていうか、勢いで入門するって言っちゃったけど、実は今でも半信半疑なんだ」

アルミン「そ、それで、どうするの？」

エレン「ん？あぁ、とりあえず何かやってみようかと…」

ミカサ「…」

エレン「そんな心配そうな顔すんなよ、ミカサ！どうせ冗談か何かだろ！…さて」




えれんはいのりをささげた！　　安価↓




言うのを忘れてましたが、時系列は訓練兵時代中盤です。

＜背が伸びた＞

ｷﾞｭﾝ!

エレン「う、お、おぉ！？」

ミカサ・アルミン「！？」

エレン「な、なんだ、これ…？」

ミカサ「え、えれんが、おっきく…」

アルミン「ベ、ベルトルトくらいあるんじゃないか…？」

エレン「な、なんだよこれ！？」

アルミン「信じがたいけど、その、安価教の…まさか、いやそんな…」

ミカサ「え、エレン？大丈夫？痛いところとかない？」

エレン「い、いや、背が伸びたせいで、今着てる服がきつくなったからちょっと苦しいけど、それ以外はなんにも…」

アルミン「これは…す、すごいな。まさか本当にこんなことが…」

エレン「…なんでもいい！これで巨人が絶滅できるんだ！よっし！」

アルミン「！！ま、待って！エレン！」



えれんはいのりをささげた！　　安価↓

エレン「…」

ミカサ「…」

アルミン「…」

エレン「何も起きないな。よし、もう一回…」

アルミン「や、やめるんだエレン！」ｶﾞｯ

エレン「離せよ破けちゃうだろうが！」

アルミン「あ、ごめん。でもエレン、もう祈るのはやめるんだ」

エレン「はぁ？何言ってんだ！こんな力、使わないでいるなんて…」

アルミン「その安価教徒の人の話を思い出して！その安価神の中には、悪い神様もいるんだろう？」

エレン「それがどうした！それくらいのリスク
アルミン「もし！」

アルミン「もしその神様が、『人類の滅亡』を告げてきたら…どうするつもりだい？」

エレン「っ！！！」

アルミン「もし、そんなことになったら…」

エレン「で、でも！」

アルミン「確かに！…その力を使えば、簡単に、一瞬で、巨人を滅ぼすことも可能かもしれない。けど、それをやるにはリスクが大きすぎる」

エレン「…くっ」

アルミン「その力は、安易に使ってはいけない…いいね、エレン！」

エレン「あぁ…分かったよ」

～そして、壁陥落の日～


トーマス「巨人が…巨人が、入ってくる！」

巨人「…」ﾎﾞｰｯ
巨人「…」ﾎﾞｰｯ
巨人「…」ﾎﾞｰｯ
巨人「…」ﾎﾞｰｯ
巨人「…」ﾎﾞｰｯ
巨人「…」ﾎﾞｰｯ
巨人「…」ﾎﾞｰｯ
巨人「…」ﾎﾞｰｯ
巨人「…」ﾎﾞｰｯ
巨人「…」ﾎﾞｰｯ
巨人「…」ﾎﾞｰｯ
巨人「…」ﾎﾞｰｯ


コニー「…なんか、全然動かないぞ？」

奇行種（？）「…」ｸﾙｸﾙｸﾙｸﾙ

サシャ「なんか、回ってる巨人もいますけど…」

エレン「…一体、どういう事なんだ…？」





超大型巨人（中身）「ど、どういう事なんだ…？」

～しばらくして～

ｶｧｰ､ｶｧｰ

ｻﾞｼｭ！

ジャン「どうだー？マルコ。そっちは？」

マルコ「もう６匹目だね。ジャンは？」

ジャン「はっ！１０匹超えてからは数えてねーな！」

マルコ「流石ジャンだね」

ジャン「まぁ、動かなけりゃただの人形と同じだからな。訓練通りにやりゃあ問題ない。…にしても、こいつぁ一体どういうことだ？こいつらボーッと突っ立ってるだけでまるで動かねぇぞ？」


奇行種（？）「…」ﾋﾟｮﾝﾋﾟｮﾝﾋﾟｮﾝ


ジャン「いやまぁ、動いてる奴もいるが、こいつら全然俺たちを襲ってきやしねぇ」

マルコ「さぁ…？僕にもさっぱり…」

ハンジ「うっひょーーーーーーーーーーー！！！！」

リヴァイ「…うるさいぞ」

ハンジ「だってリヴァイ！見てよこれ！巨人たちが私たちを襲いもせずにたってるんだよ！しかも触っても微動だにしない！うはぁー！生きてる巨人をこんな間近でまじまじと見られるなんて！！！しかも見るだけじゃなくて…ほら！抱きついたって大丈夫だ！これが喜ばないでいられるかい！？！？！？！？」

リヴァイ「…知らねぇよ」



リヴァイ「…まぁ、いいことなのはその通りだがな」ﾎﾞｿｯ

その後、人間を襲わなくなった巨人を一匹残らず駆逐し、人類は世界へと踏み出した。

その原因が、ある一人の少年が捧げた祈りであることは…誰も知らない。

進撃の巨人、完！






















これからどうする？　　安価↓

～しばらくして～

エレン「巨人が驚異じゃなくなって、俺たちどうなるのかと思ったけど、特にあまり変わらなかったな」

アルミン「うん。これからは、調査兵団の主な役割が、壁の外の巨人との戦闘じゃなくて、本当に壁の外の調査だけになるだろうけれど…それ以外は、そのままだね。
憲兵団の選考基準とか、訓練の内容とか、情勢が落ち着いたら少しずつ変わっていくだろうけれど、しばらくはこのままなんじゃないかな？」

エレン「ふーん…」


ミカサ「……」ｽﾀｽﾀ

アルミン「あ、ミカサ、おはよう」
エレン「おう、ミカサ」

ミカサ「おはよう」ｽﾀｽﾀｽﾀ

アルミン「…あれ？ミカサ？」

ミカサ「……」ｽﾀｽﾀｽﾀ

ジャン「…ﾓｸﾞﾓｸﾞ」

ミカサ「おはよう、ジャン」ｶﾞﾀｯ

ジャン「ほわぁ！？」ｶﾞﾀﾀｯ

ﾋﾞﾁｬｯ

ミカサ「ジャン！大丈夫！？」ｶﾞﾀﾀｯ

ジャン「あ、あぁ、少し、スープがこぼれただけだから…」

ミカサ「…」ﾌｷﾌｷ

ジャン「！？！？！？」

ミカサ「…ジャンは意外とそそっかしい。気をつけなければダメ」

ジャン「お、おう…ありがとう、ミカサ」


アルミン「」ﾎﾟｶｰﾝ

その他一同「」ﾎﾟｶｰﾝ


エレン「」ﾎﾟｶｰﾝ

マルコ『じゃ、ジャン！君、ミカサになにかしたの！？』ﾋｿﾋｿ

ジャン『し、知らん！むしろなんでこんなことになってるのか俺が聞きたいくらいだ！』ﾋｿﾋｿ


アルミン「ね、ねぇ、エレン？君、ミカサになにかしたかい？」

エレン「い、いや、昨日はお前と一緒に男子寮に戻ったあとは、あいつとはあってないけど…」

アルミン「…昨日別れた時点ではミカサに異常は見られなかった。昨日の夜の間に何かあった？けど、エレン以外でミカサをあそこまで劇的に変化させうる要因なんて…」ﾌﾞﾂﾌﾞﾂ

クリスタ・ミーナ「エレン！」

エレン「ん？」

クリスタ「エレン、ミカサになにかしたの？」

エレン「い、いや、俺にも何がなんだか…」

ミーナ「嘘つかないで！ミカサがあんな風になる原因なんて、エレン以外に考えられないでしょう！」

アニ・ユミル「…」←二人についてきた

アルミン（二人の言うとおりだ。ミカサがエレンから離れて、ジャンの方へ行き、あまつさえ世話を焼くなんて、そんなことは巨人が絶滅するよりもありえない…いや、待てよ、これって、もしかして…）

クリスタ・ミーナ「さぁ！さぁ！！」

アルミン「待って！」

クリスタ「アルミン？」

アルミン（あぁ、天使に名前呼ばれた嬉しい）「エレン、あれ以来祈りを捧げたことはある？」

エレン「あ？あるわけねーだろ。巨人ももう驚異じゃねーっていうのに、なんで使う必要があるんだよ」

アルミン「そうか…いや、別にエレンでなくてもいいのか。宗教というなら、信徒が一人だけなわけがない。だとしたら…」

クリスタ「あの、アルミン？祈り、って何？」

アルミン（クリスタ可愛い）「あぁ、それは…」

ｶｸｶｸｼｶｼﾞｶ

アニ「…なんだ、それ」

ユミル「馬鹿馬鹿しい」

アルミン「うん、僕も最初はそう思ったんだけど、目の前で突然背の伸びたエレンを見たから…」

クリスタ「そうなんだ…私も、成長期にしたっていくらなんでも伸びすぎだとは思ってたけど」

ユミル「おいおいクリスタ！コイツの話信じるのか！？」

クリスタ「だって、そうでも考えないとあれは説明できないでしょ？」

あれ↓

ミカサ「ジャン、スプーンの持ち方が少しおかしい」

ジャン「お、おう」

ミカサ「ジャン、襟が少しほつれてる。あとで直してあげる」

ジャン「お、おう」

マルコ「…」



ユミル「…まぁね」

アニ「昨日あれだけ語っていたしね」

アルミン「昨日？昨日何かあったの？」

ミーナ「昨日、『ミカサってエレンとすごく仲いいけど好きなの？』って聞いたら…」

クリスタ「延々とエレンの魅力について聞かされて…それで今日はちょっと寝不足気味なの…ふわーあ」

アルミン（あくびするクリスタ可愛い）「じゃぁ少なくとも、昨日寝るまではいつもどおりだった、ってことか。
なら、昨日深夜のうちに安価神教徒の誰かが祈りを捧げて、それがミカサに影響を及ぼした…のかな」

エレン「なんでもかんでも安価神のせいにするってのも…ただ単にあいつが心境の変化を起こしただけってことかもしんないだろ」

アルミン「君にはわからないだろうね。これがどれだけの異常事態なのか…」

エレン「とりあえず飯を食っちまおうぜ。話はそれからだ」

クリスタ「で、でも…」

アルミン（ちょっとオロオロしてるクリスタ可愛い）「いや、確かにエレンの言う通りだ。安価神の力なら、ちょっと話して解決するような問題じゃない。とりあえずご飯を食べて、じっくり話し合おう」

ミカサ「ジャン‐‐‐」

ジャン「お、おう」

エレン「…」ﾓｸﾞﾓｸﾞ


ミカサ「ジャン‐‐‐」

ジャン「お、おう」

エレン「…」ﾓｼﾞﾓｼﾞ


ミカサ「ジャン‐‐‐」

ジャン「お、おう」

エレン「…」ｶﾞﾀｶﾞﾀ


ミカサ「ジャン‐‐‐」

ジャン「お、おう」

エレン「…」ｲﾗｲﾗ

一同（わかりやす！！！）

アルミン（わ、わかりやすすぎる…ミカサがジャンにかまってるのが気になってしょうがないみたいだ）

クリスタ（貧乏ゆすり激しい…）

ミーナ（さっきからチラチラミカサの方見てるし…）

ユミル（気になるならさっさと行ってこいよ、うるせぇな…）

アニ（…あいつがいないなら、これはもしかしてチャンス？）

～食後～

アルミン「どうしようか…」

エレン「別にいいだろ。放っておけば。別にそれで困るわけでもないし」

アルミン「エレン…」

ジャン「おい、エレン」

エレン「！」

ジャン「話がある」



～食堂裏～

エレン「なんだよ、話って」

ジャン「決まってんだろ。ミカサのことだ。テメェ、ミカサになにしやがった？」

エレン「何もしてねーよ。お前は何も考えないでミカサと仲良くなってりゃいいだろうが！」

ジャン「あぁん！？喧嘩売ってんのか！？」

アルミン「や、やめなよ二人共！あまり騒ぐと教官が来るよ！」

エレン「くっ…」
ジャン「チッ…」

アルミン「ジャン、実は…」

ジャン「へぇ、安価神ね…」

アルミン「…」

ジャン「なるほどな。ミカサがああなったのは、神様の気まぐれだってか」

エレン「…」

ジャン「おいエレン、その祈りってのは今もできるのか？」

アルミン「ジャン！？」

エレン「話聞いてたのか！？こいつを使ったら、人類が滅亡することだってあり得るんだぞ！」

ジャン「人類なんぞ知ったことか！俺ァ信仰してもいねぇ神様のお情けでミカサを振り向かせても全っ然嬉しくねーんだよ！そんなもんは糞くらえだ！」

ジャン「俺は俺自身の力でミカサを振り向かせる！神様なんぞに頼りゃしねぇ！さっさと元に戻せ！」

アルミン「ジャン…」

エレン「…いいんだな」

ジャン「おお、やってくれ」

エレン「………」



えれんはいのりをささげた！　　安価↓

ジャン「…」

アルミン「…」

エレン「…」

ジャン「ど、どうなった？」

エレン「わからない。とりあえず戻ってみよう」

ミカサ「ライナー、少し足取りがおぼつかないように見える。疲れてるの？」

ライナー「ミ、ミカサ！？一体どうしたんだ？」


ジャン「おい、どういうことだ…」

アルミン「これは多分、ミカサが今度はライナーに好意を抱くようになったと…あ、胃が」

エレン「…」


ライナー「え、えっと、俺なら大丈夫だ！体が頑丈なのがとりえだからな！」

ミカサ「本当に？」ｼﾞｰｯ

ライナー「お、おう…///」ﾎﾟｯ

アニ「…」ｹﾞｼｯ

ライナー「あいたぁ！？」

ミカサ「あなた！何をするの！」

アニ「ふん、そこのゴリラが鼻の下を伸ばしているのが悪い」

ライナー「ぐ、おおおぉぉぉ」ﾌﾟﾙﾌﾟﾙ

ミカサ「ら、ライナー！大丈夫？」


ジャン「むぐぐぐぐ…！エレン！もう一回だ！」

エレン「おう、任せろ！」

アルミン「ねぇ、人類の存亡がかかってるってこと忘れてない？」



えれんはいのりをささげた！　　　安価↓

ミカサ「ダズ、顔色が悪いけれど大丈夫？」

ダズ「え！？い、いや、これはもともとだから大丈オボロロロロロロ」

「きゃーっ！ダズがミカサに話しかけられた衝撃で吐いたわ！」

ダズ「いや…これは…嬉しゲ…ろボロロロロロロ」


ジャン「今度はダズかよ！くそっ！」

エレン「もう一度だ！」

アルミン（あぁ、また人類が存亡の危機にさらされる…胃が痛い）ｷﾘｷﾘ



えれんはいのりをささげた！　　安価↓

～医務室～

ミカサ「あれ？私は…」

エレン「ミカサ！」

ミカサ「エレン？」

エレン「ミカサ！どっか痛いところとかないか？調子悪かったりはしないか？」

アルミン「エレン、落ち着いて落ち着いて…」

ミカサ「アルミン、私は一体…？」

アルミン「突然倒れたんだ。それで、ここに運んできたんだよ」

ミカサ「そうなの…あれ？そういえば、今日の朝からの記憶がない…ってエレン！」

エレン「え？」

ミカサ「涙のあと！一体何があったの！？」

エレン「え、あ、いや、これは…」

アルミン「だ、大丈夫だよ！それは、今日の朝、悪い夢を見たせいだから…」

ミカサ「そ、そうだったの…大丈夫？エレン」

エレン「お、おう！俺ももう子供じゃないんだ、悪い夢くらいでどうにかなったりはしねーよ！」

ミカサ「よかった…」

アルミン（本当は、いきなりミカサが倒れたから、心配したせいで泣いていたんだけど…ま、エレンも知られたくはないだろうし、誤魔化しておいてあげよう）

ジャン「…ってわけなんだ」

ライナー「にわかには信じがたいな…」

ダズ「ま、まぁ、ミカサから突然好かれるようになる、ってことよりかはまだ信憑性があるんじゃないか？」

ライナー「う、うむ。そうだな」

クリスタ「本当におかしな神様だよね、お兄ちゃん…ふぇ！？」
ライナー「うほ！？」

クリスタ「あ、あれ？私、今お兄ちゃんのことお兄ちゃんって…な、なにこれぇ！？」

ジャン「ま、まさかこれも安価神の…？」

ユミル「おいおい冗談じゃねーぞ！なんで私のクリスタがこんなゴリラのことお兄ちゃんって呼ばされてるんだよ！」

クリスタ「ど、どうしよう、おねえちゃん…あれ！？」
ユミル「うほ！？」

クリスタ「ふぇ～ん！どういうことぉ！？」


ユミル・ライナー「………ﾑﾌﾌ」ﾌﾟﾙﾌﾟﾙ（※喜び悶えています





どうする？　　　安価↓


続きは明日。

クリスタ「アルミん助けて！」

アルミン（涙目クリスた可愛い）「ど、どうしたのクリスタ！？」

クリスタ「あのね、なんだかよくわからないんだけどお兄ちゃんのことをお兄ちゃんってしか呼べなくなってお姉ちゃんのことをお姉ちゃんってしか呼べなくなったの！なんとかしてー！」

アルミン「え？え？？？」

ジャン「落ち着けクリスタ。それじゃぁ何を言ってるのかわからない」

アルミン「ジャ、ジャン、一体何があったの？」

ジャン「それがだな…」

アルミン「なるほど、ライナーとユミルが…」

ジャン「あぁ、多分安価神の仕業だろうな」

アルミン（安価神よ、なぜ僕ではなくてライナーだったのですか！）

クリスタ「うぅー、どうしよう…」

アルミン「そんなに心配しなくても大丈夫だよ、クリスタ」

クリスタ「え？」

アルミン「別に、それでなにか取り返しのつかないことになるわけじゃないだろう？
確かに、それじゃぁ少し不便なことがあるかもしれないけれど、誰かが傷ついたり、誰かに傷つけられるような事態じゃない」

アルミン（ライナーは羨ましいから後で裁くけど）

アルミン「数日も経てばきっと慣れるよ」

クリスタ「うーん、それも…そうだね。うん。ありがとう、アルミン！おかげで落ち着いたよ」

アルミン（笑ったクリスタは本当に可愛いなぁ」

クリスタ「え？」

アルミン「どういたしまして、役にたててなによりだよ」ｷﾘｯ

ジャン「おいアルミン、今何か」
アルミン「言ってない」

ジャン「…そ、そうか」

クリスタ「それじゃアルミン、また明日！」

アルミン「うん、また明日、クリスタ」