阿笠「新一!謎が全て解ける装置を、開発したぞ!」 (97)

コナン「マジか!」

阿笠「マジじゃ!」

コナン「使わせろよ」

阿笠「むふふ…」


SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1379209531

阿笠「このヘルメットじゃよ」

コナン「へえ、俺の頭にジャストサイズだな」スポッ

阿笠「このヘルメットを被ると、脳の機能がフルに活用され…」

コナン「!」キュピーン!

コナン「分かったぞ…」

阿笠「おお!何がじゃ?!」

コナン「黒の組織のボスは………博士!お前だ!」

阿笠「早速、効果が出てるようじゃな」

コナン「すげえ…すげえよ博士…キュピーン!の嵐だぜ?!」キュピーン!キュピーン!キュピーン!

阿笠「ふふ、喜んで貰えて光栄じゃよ」

コナン「暫くこれ借りても良いか?」

阿笠「ああ、勿論じゃ」

【毛利探偵事務所】

コナン「ただいまー」

蘭「お帰りコナン君…どうしたの、そのヘルメット?」

コナン「えっと、博士に貰ったんだ。仮面ヤイバーの変身グッズで…」キュピーン!キュピーン!キュピーン!

蘭「その変な音は?」

コナン「えっと…変身の時の音、かな?」キュピーン!キュピーン!キュピーン!

蘭「そう?家の中で被るのはお行儀悪いから、遊ぶ時だけにしなさいね?」

コナン「はーい。じゃあ、僕は部屋に戻ってるね」キュピーン!キュピーン!キュピーン!

【コナンの部屋】

コナン「…知らなかった」キュピーン!

コナン「蘭が死体を発見した時の悲鳴が、演技だったなんて…」キュピーン!

コナン「…知らなかった」キュピーン!

コナン「蘭のあの、鋭利な髪型…本人も悩んでたなんて…」キュピーン!

コナン「…知らなかった」キュピーン!

コナン「実はコナン(俺)を疎ましく思っていたなんて…」キュピーン!

コナン「…知らなかった」キュピーン!

コナン「蘭が俺の…腹違いの妹だったなんて…」キュピーン!

コナン「…」カポッ

コナン「博士…何て恐ろしい装置を生み出してしまったんだ」ゴクリ…

-翌日-

歩美「おっはよーコナン君」

光彦「何ですか?そのヘルメット」

元太「それ、くえるのか?」

キュピーン!キュピーン!キュピーン!

光彦「ねえ?そのヘルメット何ですか?それにその音って…」
キュピーン!キュピーン!キュピーン!

コナン「バーロー、何でもねぇよ」

光彦「コナン君?今のバーローの用法が若干違っている様な…」

コナン「バーロー、知ってるよ。バーロー」







コナン「ふう…何とか誤魔化せたぜ」

灰原「工藤君、それって博士が作ってたヘルメットね?」

コナン「…一人を除いて」

灰原「何のヘルメット?」

コナン「これは、謎が全て解ける装置だ」

灰原「名探偵を自称する貴方に、必要なの?」

コナン「名探偵と言ったってって、全知な訳じゃないからな」

灰原「使い心地は?」

コナン「どうもこうも…お陰で知りたくもない謎まで、全て解けまくりだよ」

灰原「例えば?」

コナン「例えば…歩美ちゃんは灰原に恋心を抱いている」キュピーン!

灰原「へえ?」

コナン「そして灰原はそれを嫌と思っていない」キュピーン!

灰原「あら?百合はお嫌い?」

コナン「大好物です!」キュピーン!

灰原「他には?」

コナン「光彦が少年探偵団から脱退して、灰原と歩美ちゃんを引き抜こうとしている」キュピーン!

灰原「だから彼、最近やけに二人きりになりたがっていたのね」

コナン「ああ、しかも他のクラスの女子や、美少女幼稚園児にも声を掛けてるド変態さ」キュピーン!

灰原「…全くおぞましい」

コナン「いや、本当におぞましいのは元太だ」

灰原「彼がどうかしたの?」

コナン「あいつは天才だ…」キュピーン!

灰原「この装置、早速壊れたようね」

コナン「いや、壊れてなんかいない」キュピーン!

コナン「アイツは…元太は実は博士の息子で、生後一ヶ月で言葉を話し出し、生後半年で相対性理論を理解し、一歳を迎える頃にはアポトキシンの元になる物を開発した…」

灰原「…凄いじゃない」

コナン「そして博士は恐れた。自分が束になっても敵わない程、頭の良い息子を…」キュピーン!

灰原「まさか!」キュピーン!

コナン「そう、そのまさかさ」キュピーン!

コナン「自分の息子の頭に、思考を鈍らせる装置を埋め込んだ。頭のハゲはその時の傷痕って訳さ」キュピーン!

コナン「そしてこのヘルメットは、その時の技術を応用して作った」キュピーン!

灰原「成程ね」

灰原「因みに、小嶋君にヘルメットを被らせたらどうなるの?」

コナン「バ、バ、バーロー!!」

コナン「バーロー、そんな事をしたら、元太が自分の両親にされた仕打ちを知ってしまうだろ…」トゥールールー、ルールールールル、ルルルー

灰原「あ…」

コナン「悲しみにくれた元太(覚醒)は、世界を滅ぼしかねない…」ルルルールー…

コナン「…でも元太は友達だ。そんな事をさせたくないし…今の元太だって、それを望んじゃいない筈だ」ルルルー…

灰原「ええ…同感ね」

歩美「コナンくーん!」

歩美「あ、あ、あと…哀ちゃーん」///

元太「おいてくぞー!」

光彦「コナン君だけ置いて行きたい」ボソッ

キュピーン!

コナン「歩美ちゃんは昨日、寝る前に灰原の写真にキスした事を思い出して、恥ずかしがってる!」

灰原「はいはい。授業中は煩いから、そのヘルメットは取りなさいね」

-授業中-

小林「では、問1。たい平さんが母さんが男だったという答えをして、座布団を持っていかれました」

小林「さて、たい平さんは何枚座布団を持っていかれましたか?」

光彦「先生!」

小林「はい、道彦君」

光彦「それでは、問題にならないと思います」

小林「…」

光彦「せめて、何枚あって、持っていかれたら何枚になったとか…情報がもう少しなければ」

小林「あら、道彦君?それじゃあ、答えになっちゃうじゃない」

光彦「先生…僕の名前は『光彦』です!」

小林「昨日の笑点を見たなら分かる、簡単な問題じゃない?」

光彦「…」

小林「ね?道彦君」

道彦「…」ギリッ

コナン(クソ…謎が解けねえ…)

コナン(たい平は『名月~』を一部変えるネタで、三枚の座布団を取られた)

コナン(しかし、この謎が解けねえ)

コナン(何故、先生がここまで不機嫌なのか…)

コナン(先生の目が赤い…泣いたのか?)

コナン(声に落ち着きがない…トイレに行きたいのか?)

コナン(薬指に指輪がない…失くしたのか?)

コナン(血の様な茶色い染みが眼鏡に着いてる…生理か?)

コナン(やべえ…気になる。ヘルメット被りてぇ…)モジモジ

小林「何ですか!コナン君!モジモジモジモジ…おしっこですか?!」

コナン「へ?」

小林「それとも大きい方?大きい方なんでしょう?!」

コナン「違います…それより先生の方がトイレに行った方が…」

小林「話を逸らさないの!」

小林「貴方、トイレに行きたいんでしょう?」

コナン「いえ…」

小林「嘘つき!」

コナン「」ビクッ

小林「何で!どうして嘘をつくの?!こんなに小さな頃から男の子が嘘なんかついてると、録な大人にならないわよ?!」

小林「いーい?嘘つきは、泥棒の始まりって言うのよ?」

コナン「…」

小林「貴方、捕まりたいの?」

コナン「…ごめんなさい」

小林「ふんっ、このクラスの生徒は揃いも揃って劣等生ばかり…」イライラ

コナン(先生やっぱり…生理なのか?)キュ…ピーン?

-休み時間-

灰原「だからあんなに悶絶してた訳ね?」

コナン「ああ、もう謎が解けなくてさ」

灰原「名探偵が聞いて呆れるわね」

コナン「へっ、バーロー」スポッ

キュピーン!

灰原「どう?分かった?」

コナン「ああ…勿論」ニヤリ

コナン「白鳥警部が痴漢行為をしたから」

灰原「そうよ」

コナン「で、俺以外の殆どの連中は、学校裏サイト『青の組織』の情報で知っていたと」

灰原「工藤君の運営する『赤の組織』には、その情報はまだ回ってなかったものね」

コナン「しかし、全ては悲しい誤解だった」トゥールールー

灰原「どういう事?」

コナン「白鳥警部は小林先生とのデート中、可愛い格好をした女を見た。そして思った」

コナン「『この格好、澄たんの方が似合う』と」

灰原「小林先生、愛されてるのね」

コナン「そしてブランドを調べる為に、その女の服の襟を引っ張って、中を覗き込んだ」

灰原「それ、誤解って言わないわよ?」

コナン「その場は丸く収まったんだが、白鳥警部はそのブランドの服を買って、クローゼットに閉まっておいたんだ」

コナン「勿論、小林先生にプレゼントする為に。しかし、その前に小林先生が見つけてしまったんだ」

灰原「で?」

コナン「小林先生は殺された」

灰原「…」

灰原「小林先生なら、さっきまで此処で授業していたじゃない?」

コナン「…あれは、佐藤刑事。アリバイ工作だよ」

コナン「あんなに苛々してたのは、話の通じない子供達の相手を急にしなくちゃいけなくなったから」

灰原「ちょっと待って?白鳥警部が、小林先生を殺したの?」

コナン「ああ、小林先生は見知らぬ女性物の服を見つけ、動転…白鳥警部にハンガーを投げ付けたんだ」

灰原「ハンガーを?小林先生が、そんな酷い事…」

コナン「俺も少し見損なった…白鳥警部が、逆上するのも無理はない」

灰原「でも佐藤刑事はどうして白鳥警部なんかに協力するの?」

コナン「そりゃあ、佐藤刑事は押収した麻薬を横流しにしてるからな。それをネタに無理矢理協力させたんだよ」キュピーン!

灰原「じゃあ、どうする?名探偵さん」

コナン「どうするって?」

灰原「貴方の大好物の出来立てホヤホヤ殺人事件よ?麻酔銃で『寝取られ能天気親父』か『成金尻軽娘』で推理ショーの出番じゃなくって?」

コナン「いや…止めておくよ」

灰原「どうして?」

コナン「死体はもう何処にもない。後日、行方不明として届け出が出されるが、事件になったとしても鑑識も全て白鳥の息がかかった連中だ」

灰原「生きた証拠が職員室にあるじゃない?」

コナン「確かに今、小林先生に扮した佐藤刑事を捕まえたら、言い逃れは出来ない。しかしそれは出来ない」

灰原「どういう事?」

コナン「白鳥警部も佐藤刑事も、普通の公僕じゃない。捕まったら、同罪の有りとあらゆる罪を上げ連ね、警視庁が空っぽになっちまう」

灰原「…だから悪を見逃すと言うの?」

コナン「大事の前の小事だよ。警視庁が機能しなくなったら、日本は混乱する」

灰原「貴方の口から、そんな言葉を聞くなんて…」

コナン「仕方ないだろう?このヘルメットさえ被れば、謎が全て解けてしまう。知っていたつもりだったが、改めて世の中の不条理さを思い知ったぜ」

灰原「…」

コナン「だから、もう探偵業は卒業する」

灰原「!」

灰原「何を言ってるの?気は確か?」

コナン「確かだよ。これからは普通の小学生ライフを…」

灰原「ふざけないで!」

コナン「…」

灰原「黒の組織はどうするのよ?」

コナン「…もう関係ないさ」

灰原「貴方はそれでも良いかもしれない…」

灰原「黒の組織は…お姉ちゃんの仇…」

コナン「灰原…」




ざわざわ…

歩美「哀ちゃん、どうしたんだろう?」

道彦「痴情のもつれって奴ですかねww」

元太「けんかすると、はらへるのにな」

コナン「灰原…」ペトッ

灰原「触らないで!」

コナン「…お前の姉ちゃんは、生きてる」

灰原「!」

灰原「…嘘?だってお姉ちゃんは…」

コナン「嘘じゃない。お前の姉ちゃんはちゃんと生きてる」

灰原「!」

コナン「それに姉ちゃんだけじゃない。お前の両親も、父方母方の祖父母も…ああ、因みに阿笠博士はお前の父方の祖父の弟だよ」

灰原「…嘘」

コナン「本当だぜ?このヘルメットで全ての謎は解けたんだ」キュピーン!

灰原「そのヘルメット…私にも貸して」

コナン「それは出来ない」

コナン「今、全てを知るべきじゃねえよ。時が来れば、皆お前に会いに来る」

灰原「本当…なのね?」

コナン「探偵は、嘘つかねえよ」キュピーン!

灰原「良かった…良かった…」グスッ

歩美「ああああああああ!!」

歩美「哀ちゃん!大丈夫?」

道彦「コナン君、見損ないましたよww女性を泣かせるなんて、最低です」

灰原「…貴方達」

元太「コナンが、なかしたわけじゃないだろ?」

元太「灰原おまえ、はらへってんだろ?おれもなきたいきもち、よくわかる」ぐー…

道彦「元太君と一緒にしないで下さい」

灰原「ふふ…良いかもね。小学生ライフ」

コナン「だろ?」カポッ

道彦「朝も聞いて、結局返事は貰えませんでしたが、今脱いだヘルメットは何ですか?」

コナン「ちっ」

コナン「これはねー。ヘルメットって言って、頭を守る物なんだよー?」

道彦「そのムカつく喋り方を止めて下さい」

コナン「うっせ、バーロー。お前が聞いたから、説明してやったんだろ?バーロー、バーロー。へっ、バーロー」

元太「おれ、それかぶりたい」

コナン「バババババーロォー?!お前はこれに触るな!」バッ

元太「コナン、いじわるだなあ」

灰原「意地悪なんかじゃないわよ?」

灰原「小嶋君と江戸川君じゃ、頭のサイズが違いすぎるでしょ?万が一壊れた時、どうやって償うつもり?」

元太「つぐなうー?」

道彦「はいはーい!物を壊した時はお金を払うんですよ。100万とか!」

元太「100まん?うなじゅうなんばいぶんだー?」

道彦「死ぬまで、毎日食べられるくらいの値段ですよ」

元太「えー!そんなかね、ねえよ」

灰原「でしょう?」

灰原「江戸川君も、壊されたって警察に言い付けたくないのよ?分かるでしょう?」

元太「わかった…いじわるじゃない」

灰原「そうよ?イイコね」ナデナデ

元太「えへへっ」///

道彦「このっ奇形の癖に…」ブツブツ

歩美「私は…お金より謝る方が大事だと思うけど」

灰原「ええ、そうね。私もお金よりは、誠意を見せて欲しいわね」

コナン「例えば?」

灰原「商店街を全裸で逆立ちしながら、一時間謝罪を叫び続けた時は、許したわ」

コナン「…例え話だよな?実体験じゃねえよな?」

灰原「さあね?」

灰原「ご想像に、お任せするわ」

歩美「哀ちゃん、素敵…」///

-数日後-

【阿笠家】

ピンポーン

コナン「たくっ…日曜の朝っぱらから誰だよ」

灰原「…」ぼー…

阿笠「バーーーローー、この通り哀君は低血圧で、半分死人じゃ」

阿笠「悪いが、代わりに出とくれ」

コナン「あいよ」

阿笠「念の為、ドアスコープを確認してくれ。『白の組織』の連中かもしれんからな」

コナン「はいはい」

コナン(てか、白の組織って何だよ…)

コナン(まあ、いいや。よっこいしょ…ん?)

コナン(歩美ちゃんか…)

歩美「すー…」

歩美「あーい、ちゃーん!!」

コナン「?!」ビリビリッ

阿笠「白の組織か?!」ビクッ

灰原「!」

灰原「はーあーいー!」

阿笠「…」

灰原「いけない…今朝は皆で遊ぶ約束してたんだ」イソイソ

阿笠「…皆?」

灰原「歩美ちゃんと優奈っぺとメグメグ」

バタバタっ

バーン!!

灰原「お待たせ!」

歩美「もうー、遅いよー」

灰原「ごめん…ねえ、許して?」

歩美「も、もう、哀ちゃんズルいよ」///

コナン「…」

歩美「あ、コナン君おはよう…何でそんな所で引っくり返ってるの?」

灰原「大方、死んだ蛙の物真似でもしてたんじゃない?」

歩美「やだーwwまさかーww」

灰原「男子って、幼稚なのよ?いくつになってもね」

コナン「…」

歩美「そろそろ、行こう。哀ちゃん!」

灰原「じゃあ、行ってくるから」

コナン「…行ってらっしゃい」

阿笠「哀君は行ったか?」

コナン「ああ…」

阿笠「哀君はすっかり子供らしくなったのう」

コナン「…前の方が良かった」

阿笠「これこれ。そう言うな、バーーーローー」

阿笠「子供の頃に出来なかった事を、今存分に楽しんでるんじゃぞ?」

コナン「…(兄貴の)孫娘が反抗期って言うのに、随分余裕じゃねぇか」

阿笠「そりゃあのう?」

阿笠「わしが哀君と寝食を供にして、尚且つ反抗期も間近で見られると知って、兄貴(灰原の祖父)が悔しがってるからのうww」

コナン「おいおい、仲悪いのかよ?」

阿笠「いやいや、お互いブラコンじゃよww」

コナン「キメェww」

阿笠「それ以上に、哀君は可愛いがのう?」

阿笠「ところでバーーーローー?」

コナン「何だよ?」

阿笠「あのヘルメットはどうしたんじゃ?」

コナン「誰にも見つからない所に隠した」

阿笠「ところでバーーーローー?」

コナン「何だよ?」

阿笠「あのヘルメットはどうしたんじゃ?」

コナン「…誰にも見つからない所に隠した」

阿笠「ところでバーーーローー?」

コナン「何だよ?」

阿笠「あのヘルメットはどうしたんじゃ?」

コナン「…誰にも見つからない所に隠した」

コナン「壊そうとしても全然壊れねえし、捨てて誰かに拾われても厄介だったからさ」

阿笠「あのヘルメットは大気圏の落下にも、無傷になるように作った新素材じゃからな」

コナン「兎に角、丸く収まって良かったよ」

阿笠「…そうかの?」

コナン「…」

コナン「蘭は…」

阿笠「どうするつもりじゃ?彼女は君を待っとるんじゃぞ」

コナン「変声器を使って、別れを言う」

阿笠「それで良いのか?」

コナン「第一、蘭は腹違いの妹だしな…それで良いんだよ」

コナン「蘭なら、俺みたいにいけずな男より、もっと誠実な奴に出会えるさ」

阿笠「それは…ヘルメットで分かったのか?」

コナン「いや…これは探偵の、勘さ!」キュピーン!

【毛利探偵事務所・コナンの部屋】

蘭「…こんなに散らかして」

蘭「どうして子供ってこうなの?」

蘭「理解力がないの?それとも私を舐めてるの?」

蘭「だから、子供って嫌い」

蘭「でも新一は、子供好きだもんな…」バタン…

蘭「新一…」

蘭「新一、会いたいよ…」ゴロッ

蘭「…ん?」

蘭「何これ?ベッドの下に、ヘルメットが転がってる…」

蘭「これって、確か前に博士から貰ったって言ってた、仮面ヤイバーのグッズ?」じー…

蘭「もう飽きたの?呆れた…」じー…

蘭「こんなものの、何がいいんだか?」じー…

蘭「…新一も、小さい頃こういうの好きだったなあ」じー…

蘭「…ちょっとだけ、被ってみても…良いよね?」




ネクストコナーンズヒントー!

→『矛盾』




終わり。

新一がバーーーローーとなる謎が解けて、良かったです。

お疲れ様でした。

このSSまとめへのコメント

このSSまとめにはまだコメントがありません

名前:
コメント:


未完結のSSにコメントをする時は、まだSSの更新がある可能性を考慮してコメントしてください

ScrollBottom