ライナー「湯治」 (25)

短いけどゆっくり書いてきます

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エレン「これが温泉か!初めて見たけど凄いな!!」

アルミン「シガンシナには温泉なんて無かったからね」

ジャン「はっ、この程度で騒ぐなんて子供だな」

マルコ「だけど僕も驚いたよ。ここまで大きな風呂は見たことないしね」

コニー「とにかく入ろうぜ」

ライナー「…(温泉か。懐かしいな)」

カポーン


ライナー「あー、気持ちいい…」

コニー「日々の疲れが癒されてくな…」


ミカサノフッキンスゴイデサネ!

サシャハソノムネノシボウヲワタシニワケルベキ


ライナー「…すぐ隣は女風呂なのか」

コニー「みたいだな。で、あいつらは何やってるんだ?」

ジャン「で、どうやって覗く?(ミカサの裸…)」

アルミン「この日の為に、色々な道具は準備してきた!(天使の裸…)」

マルコ「あ、アルミン…君って奴は…(ミーナの裸、か…)」

ベルトルト「(アニの裸…これは譲れない!)」

エレン「お前らマジでやるのかよ…」

ジャン「なんだ?ビビってんのか(笑)?」

エレン「ばっ、違えよ!そこまで言うならやってやるよ!」

ジャン「(ちょろい)」

ライナー「…ほっとけ」

コニー「向こうには参加しなくていいのか?」

ライナー「折角の温泉なんだからゆっくり浸りたいんだよ」

コニー「…それもそうだな」

眠いんで今日はここまで

コニー「それにしても温泉なんて数年振りだわ」

ライナー「お前の村にも温泉があったのか?」

コニー「おう。ここと違って濁り湯だったけどな」

ライナー「そうか。俺の故郷にも温泉があったんだ。俺の所は丁度ここと同じ透き通った湯だったな」

コニー「へー」


ココニアナヲアケテ…
サスガアルミン!ドレドレ…
オレニモミセロヨ…オオ…


ライナー「…コニー、もう少し向こう行くぞ」ザブザブ

コニー「いいけど、何でだ?」ザブザブ

ライナー「今日くらいはとばっちりを受けたくないからな。」

コニー「?ふーん」

ライナー「(…一応背も向けとくか)」クルッ

コニー「?」クルッ

オイオスナヨ!
テメェバッカリミスギナンダヨ!
テンシガ…アンナトコロヲアラッテル…
チョッカベコワレチャウヨ!
アニ…アニ…フゥ


バキッ!!

エレン「あ。壁が壊れた」



ミカサ「…エレン?」

サシャ「なんで…壁が…」

クリスタ「……っ!」ジワッ

アニ「あんたたち…そこに固まって何してんのさ…?」



エレジャアルマルベル「(あれ?これやばくね?)」

ミカサ「ねぇ、エレン」

エレン「(ビクッ)な、なんだよ?」

ミカサ「いくらエレンでも…今回のは容認できない」ゴゴゴゴゴ

ユミル「お前ら、よくもクリスタの裸を…」ゴゴゴゴゴ

サシャ「…流石の私でも、今回は怒りましたよ」ゴゴゴゴゴ

クリスタ「 …最低」ゴゴゴゴゴ

ミーナ「へー…マルコとアルミンって、こういうことしちゃうんだー?」ゴゴゴゴゴ


エレジャアルマルベ『いや…あの…』


女性陣『覚悟はいい(か)?』


エレジャアルマルベ『(あ、おわた)』

バキッドカッミシッブチッ!

イヤァァァァァァァァァァァァァァ!!

コニー「なんか凄いことなってねえか?」

ライナー「まあ、自業自得だな(流石にここまでは飛んでこないだろう)」

コニー「あいつらも普通に楽しめばいいのに、馬鹿だなあ」

ライナー「(…確かに今回に関してはコニーよりあいつらの方が馬鹿だな)」

コニー「ふー。それじゃあ俺はそろそろ上がるわ」ザブザブ

ライナー「おう、俺はもう少しゆっくりしていくよ」

コニー「あんまり入りすぎて逆上せるなよー」

ライナー「わかっているさ」



ミーナ「まったく、信じられない!」

クリスタ「ね!ほんっと最低!」

ユミル「あの野郎ども…後でまた絞めてやる」

ミカサ「ユミル、エレンとジャンは任せて。特にジャンはしっかり削いでおく」

アニ「(ベルトルト…何が戦士だ、あの変態紳士め)」

サシャ「さっきの人達のご飯は戴くとして…私はそろそろ上がりますね」

ミカサ「私も」

クリスタ「私も上がるね」

ユミル「さっさと絞めに行くか」

ミーナ「私も上がるかな。アニは?」

アニ「私はもう少しだけゆっくりしてくよ」

ミーナ「わかった。じゃあお先に」ザブザブ



アニ「…はぁ、いい湯だね」

アニ「(それにしても、この壁はどうするんだろうね…ん?向こうに居るのは)」



ライナー「はー…」ヌクヌク


アニ「(ライナーか。あの中に居ないと思ったら…

そういえば、数年前まではライナー達と一緒に温泉入ったりしてたっけ…)」


アニ「……。」






アニ「(…誰も、居ないよね…?)」キョロキョロ

※エレン達はコニーが回収しました。



ライナー「…風呂上りに牛乳でも飲みてえな」



ザブザブ

ライナー「ん?誰だ…ってアニ!?」


アニ「しっ、声が大きい」


ライナー「いやお前…ここ男湯だぞ?」


アニ「今更気にする必要無いでしょ。昔は一緒に入ってたじゃないか」


ライナー「それは俺らがまだ子供の時の話だろ…!」


アニ「…私だって、たまには誰かに甘えたくもなるさ。それが、数年間父親代わりをしてくれた相手だと尚更ね」


ライナー「…そうか。まあ、たまには良いかもな、こういうのも」

カポーン


アニ「ねえ、ライナー」


ライナー「ん?」


アニ「ライナーは…その、今回の計画をどう思ってるのさ?」


ライナー「そうだな…故郷には帰りたいと思ってはいる。

だが…俺があいつらと出逢っちまった。

できることなら…あいつらを殺さず、兵士のまま故郷に帰りたい…はは」



ライナー「駄目だな…今更何を言ってるんだ、俺は。あれだけの人を殺しておいて、今更引き返せるわけが無いってのに」


アニ「…そんなことは、ないさ。私達には私達の成し遂げたい事がある。たとえ過去がどうであれ、手段がいくつもあるならよりハッピーエンドに近い方を選ぶべきだと私は思う。

私も、ずっと悩んでいたんだ。『これで良いのか』『私達がやっている事は正しいのか』って、幼いながらもね。」


アニ「だから…嬉しいよ。ライナーも、私と同じ悩みを抱えててくれて」


ライナー「…そうだな。幸い、お前は未だに人を殺しちゃいないんだ。

なら、俺はお前の父親代わりとして、お前に人を殺させない道を選ぶとするか。」

ライナー「問題はベルトルトか。あいつは俺達よりもずっと『戦士』だからな」


アニ「…あんな奴、戦士じゃなくてただの『変態紳士』だよ」


ライナー「(…ベルトルトの奴、とうとうやらかしたか…)

ま、まああいつは俺が何としても説得してみせるさ。あいつらにも俺達の故郷を見せてやりたいし…それに」


ライナー「お前に人を殺させたくないしな!」


アニ「わかった、任せるよ…ねえライナー」


ライナー「ん?」


アニ「その…今まで殴ったり蹴ったりしてすまなかったね」


ライナー「気にするな、ストレス溜めこまれるくらいなら幾らでも相手してやる。体だけは頑丈なのが取り柄だからな」


アニ「それと…い、いつも有難う、も、もう一人のお父さん///」


ライナー「!お、おう…」




アニ「っ~!じゃあ私もそろそろ出るから!ライナーも逆上せるんじゃないよ!!///」ザブザブ

ライナー「」ポカーン


ライナー「…はは、もう一人のお父さん、か」


ライナー「(絶対に、お前に人は殺させないからな、アニ。

そして俺も、もう人を殺さないと誓おう。ベルトルトにも分からせてみせる)」


ライナー「(そして、故郷に戻れたら…俺は、戦士としての責任を果たそう。)」


ライナー「温泉、か…」












ライナー「本当に気持ちが良いな…心が癒されていくようだ」









しゅーりょー。

この前温泉行って思いついた。温泉はホントにいいものだ

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