「……何故だ?」
「お前も分かっておると思うがワシは――」
「質問の答えになってないな。何故、探偵気取りのガキとcoolgirlが生きてる?」
「今はまだ始末する時ではない」
「おいおいおいぃ~一緒に暮らす内に情でも湧いたのか?ただの死に損ないどもに」
「そうは言っておらんじゃろうが……その」
「もうAPTXの効果は十分証明された。それなのに使い捨ての実験体がまだ生きてる……ふざけているのか?アガサ」
アガサ「ふざけてはおらんよただワシは少し時間が欲しいだけじゃ」
「そうか、残念だ………本当に残念だ」
バン!
アガサ「なっ……」バタッ
「ロシャ。この哀れな豚の頭部を活け作りにして実験体共に送ってやれ」
ロシャ「了解、boss」
「さぁ~ゴミの大掃除をやるとしよう」
最近、やたら人が死んでるような気がしてならない。
気のせい……というよりもニュースでは常に人の死を報道しているからかもしれない。
過去のWHOの調査によると年間に5300万人も死んでるという結果があった。
だからどうって話じゃないが人口が増える毎に死人が増え、凄惨な事件も増加する。
古いやり方ではどうしようもならなくなってきた。
今の時代に正義感を持っていると心が壊れてしまう。
悪が栄え汚れた連中が上面な正義を語る始末だ。
馬鹿は利用され賢い奴は野心を持ち、正義を捨てる。
良い奴と正義感を持った野郎が壊れないようにする為には支えてやるしかない。
悪を征するには悪になるしかない。
暴力には暴力を。
血には血を。
復讐には復讐を。
正義を信じる者達の為に手を汚す……それが俺の生き方だった。
――――――――――
――――――
――
帝丹小学校 校門
「さようならー!!」
スティール「おおっ気をつけて帰れよ~」
今は昔の相棒を頼って名探偵コナンの世界に移住した。
この世界でも事件は起きる。
仕方ないことなのかも知れないが……
「なにしてんだ、オメェ」
スティール「見回り……モスバーグM500クルーザー持って」
「閉まっときなさい。ここはロスじゃないんだから」
スティール「デカ過ぎてしまえん」
「何でそんなもん持ってきたんだよ……」
スティール「見回りするためだ」
主人公の江戸川コナンと多分相棒の灰原哀。
俺は移住する前から二人とは知り合いだ。
俺は二人を守る事を兼ねて見回りをやっている。
阿笠家
スティール「……珍しいな二人だけで帰宅なんて」
コナン「何だかしらねーけど用事で三人共さっさと帰っちまっまたんだ」
スティール「ふーん……」
変わった事があるものだ。
だが、時たまそれが何かの前ぶりだったりする。
ガチャッ
スティール「……何かやけに静かだな」
コナン「おい、どうした?」
スティール「コナン。ちょっと中確認してくるから哀さんと一緒に待ってろ」
コナン「お前一人で大丈夫かよ?」
スティール「元LSDだ、心配するな」
灰原「探偵バッチ持っていきなさい、貸してあげるから」
スティール「悪いね……」
コナン「何か、あったらすぐに知らせろよ」
スティール「了解」
中に入ってすぐ人の気配がないことに気づいた。
そして居間方面に違和感を感じる。
居間に近付くに連れて、何か生肉が腐ったかのような臭いが漂っていた。
コナン『おい大丈夫か』
スティール「大丈夫だ、心配ない」
正直震えていた。
それと同時に興奮もしていた。
居間に繋がる扉を開いたらどんな光景が待っているのか想像できた。
それでも俺は扉を開けた。
ちょっと書き直します
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