竜児「転入してきた高須竜児です」(294)

春田「みんな~!またうちのクラスに転入生が来るらしいよ~!」

能登「ホントか、春田!?」

春田「マジマジ!後ろ姿しか見えなかったけどゆりちゃんと一緒に知らない男子がいたんだって!」

木原「春田、それマジで!?イケメンだったらどうしよ!?」

香椎「亜美ちゃんはどう思う?」

亜美「うーん、どんな人が来ても私は2‐Cに新しい仲間が出来ることが嬉しいなぁ♪」

櫛枝「たいがぁ、うちのクラスに転入生が来るんだって!」

大河「ふーん、またばかちーみたいのが来たらどうしてやろうかしら」

櫛枝「たいがぁ、そんなこと言わないの!」

大河「私はみのりんと一緒に入れればそれでいいの!みーのりん!」

ガラガラ

独身「はーい、みんな席について下さーい。北村君、どうぞ」

北村「起立!令!」

独身「はい、えーっと今日からうちのクラスに新しいクラスメイトが加わります。皆さん拍手で迎えて下さい」

独身「高須君、入ってきてー」

ザワザワ

ザワザワ

ガラガラ

春田「キタぁぁぁ!……あれ?」

能登「……おい!春田!」

高須「……ゴホン」

春田「ひぃぃ!ご、ごめんなさい!」

高須「転入してきた高須竜児です、よろしくお願いします」

ザワザワ

木原「ねぇ、菜々子……転入生君ちょっとさ……」

香椎「うん……目付きが怖いよね……」

亜美「……」

独身「えー、高須君はご両親のお仕事の仕事でこちらの方に引っ越して来たそうです。みんな、仲良くしてねー」

独身「じゃあ、高須君の席は……」

亜美「先生、私の隣の席が空いてるんで高須君にはここに座ってもらうのがいいと思いまーす」

独身「そうね、じゃあ高須君川嶋さんの隣の席に座ってちょうだい」

竜児「はい」

亜美「川嶋亜美です、高須君よろしくね♪」

竜児「おう……」

亜美(……何こいつ、顔怖いのに根暗とかサイテーじゃない?)

昼休み

木原「ねぇねぇ、亜美ちゃん聞いた!?」

亜美「どうしたの麻耶ちゃん?」

木原「転入してきた高須君、お父さんがヤクザなんだって!」

香椎「男子が言ってたんだけどね、最近街に暴力団の人が引っ越してきたらしくて、その人が高須君のお父さんって」

亜美「2人とも、根も葉もない噂を信じちゃダメだよ~!」

亜美「そうだ!亜美ちゃん今日は高須君とお昼食べるね!」

亜美(暴力団の息子って噂される転入生とご飯一緒してあげるとか、亜美ちゃん超エンジェル~!)

亜美「ここ空いてる?」

竜児「おう、えっと……」

亜美「川嶋亜美だよ~!もう忘れちゃったの、高須君?」

亜美(この超カワイイ亜美ちゃんの名前を覚えてないとか、こいつマジありえないんですけど!)

竜児「……すまん」

亜美「いいよ、まだ転入初日だし環境が変わるって大変だもんね!」

竜児「おう」

亜美「私もね、今年の夏前にこの学校に転入してきたんだ~!」

亜美「だから、私達おそろいだね!」

竜児「……」

亜美(あれ、無反応?これでこいつも一殺だと思ったのに……まさか超鈍感?)

亜美「2‐Cのみんな、超超優しいから高須君もすぐ馴染めるよ!」

竜児「……」

亜美(コイツだんまりかよ、ありえねぇ~。亜美ちゃんがせっかく相手してやってんのにその態度取るか普通?)

亜美「ハハハ、高須君ってクールなんだね~!あ!高須君のお弁当おいしそう!」

亜美「お母さんが作ったのこれ?高須君のお母さん料理上手なんだね!」

竜児「……これは自分で作ったんだ」

亜美「ウソー!高須君って料理超上手!亜美ちゃんも~、今度教えてもらおうかなぁ?」

竜児「……川嶋は変な奴だな」

亜美「……は?」

亜美(やっべ、一瞬素が出ちゃった!スマイルスマイル~!)

亜美「高須君ったら、ひっどーい!もう亜美ちゃん怒っちゃうぞ~?」

高須「……それよりさっきから俺の後ろから熱い視線を浴びせるロン毛をどうにかしてくれないか?」

春田「ひぇっ!」

竜児「ごちそうさま」

亜美「あ、高須君!もう……」

亜美(何アイツ!亜美ちゃんにここまで無関心とか信じられない!)

大河「へへーん、ばかちー逃げられてやんの!」

亜美「……」

大河「おい、ばかちー!なんか反応しろ!」

亜美「あっれ~?逢坂さんいつからそこにいたの?小さすぎて亜美ちゃん気付かなかった~」

大河「何ですって、この発情チワワ!新しいオス犬が来たからってすぐ駆け寄ったくせに!」

櫛枝「たいがぁ、やめなよ~!あーみん、期待のニューカマーはどんな感じだったんだい?」

亜美「うーん、なんか亜美ちゃん調子狂うなぁ~。苦手かも」

放課後

櫛枝「久しぶりのたいがぁん家!……今夜は眠らせないぜ!」

大河「みのりーぬ!私も今夜は寝かせないよ!……って、みのりんあれ!?」

櫛枝「うん?どうしたたいがぁ?……わぉ!」

大河「あれ……今朝の転入生だよね?」

櫛枝「転入初日から金髪美女とアパートに消えていくとは……やるな、転入生!」

大河「明日ばかちーに教えてあげよ」



亜美(お菓子とお茶買って後は……あれ?)

亜美「高須君!」

竜児「……川嶋?」

亜美「よく覚えてくれました!どうしたの、こんな時間に?」

竜児「おう……スーパーに行こうと思って」

亜美「ホント?今から私もスーパーに行く所だったんだ!よかったら一緒に行かない?」

竜児「……おう」

竜児「……お菓子ばっか買ってんな」

亜美「え……!あ、料理が出来ないとかじゃないんだよ!?私一人暮らしだから夕飯作るの時々サボっちゃうんだ!」

竜児「ふーん……体壊すなよ?」

亜美「……あれぇ?学校にいる時とはうってかわってよく話すね?高須君」

竜児「……俺、こういう顔だからよく誤解されるんだよ……そのアブナイ人だって」

亜美「まぁ、その顔じゃあねぇ……」

竜児「……」

ギロ

亜美「……冗談だよ!冗談!怒んないでよ、高須君?」

亜美(何この目付き……睨み付けられるだけでゾクゾクするとかマジヤバいんですけど!)

竜児「……冗談だ、そんなに恐がらないでくれ」

竜児「で、まぁ勘違いの誤解を説くのもこの顔だと中々大変だから……あんま人とは関わりたくねぇんだ」

亜美「へぇ……何でそれを私に話してくれたの?」

竜児「……わかんねぇ」

亜美「じゃあね高須君、また月曜日ね!」

竜児「おう……また月曜な」

亜美(なーんだ、あの無口なコワモテ根暗も結局同じじゃない)

亜美(やっぱ男はみんなあっさりと亜美ちゃんの虜になっちゃうんだよねー)

亜美(はぁ……つまんね)

ちょっと休憩します、35分までに再開します

月曜日

北村「おーい!高須!」

竜児「……?」

北村「学級委員の北村祐作だ!何だ、まだ覚えてくれてないのか?悲しいぞ、俺は!」

竜児「……すまねぇ」

北村「冗談だ、気にするな!学校にはもう慣れた?って言っても土日挟んで今日が2日目だしまだだよな!」

竜児「……」

北村「高須、亜美と席が近いみたいだしこの前はよく話してたから先に言っとくが……」

竜児「……亜美?」

北村「あぁ、川嶋亜美は俺の幼なじみなんだ。で、亜美は外面はいいんだが人格に難があってだな……」

竜児「あぁ……昨日話しててなんとなくそんな気はした」

北村「そうか?高須は中々察しの良い奴だな!なら、これからもそのまま仲良くしてやってくれ!」

北村「それと近くに銭湯があるから、今度俺達も裸の付き合いをしような!じゃあ生徒会に仕事があるから後で!」

竜児「……アイツも変な奴だな」

亜美「みんなおはよう~!」

木原「亜美ちゃんおはよう!」

香椎「おはよう亜美ちゃん」

亜美「ねぇねぇ、昨日ね…」

ガフッ

大河「ばかちーおはよう」

亜美「嫌よ、なんで朝からアンタと2人っきりに……」

大河「いいから来て」

亜美「もう、しょうがないわね……ごめん2人とも、ちょっと逢坂さんと話してくるね~」

木原「うん、わかったー」

香椎「……逢坂さんどうしたんだろうね?」

木原「ねぇ?亜美ちゃんと仲悪いのかなと思ったら夏に北村君とかと亜美ちゃんの別荘行ったらしいし」

香椎「私達は呼んでくれなかったのにねー」

亜美「で、用って何よ?まさか祐作の事?」

大河「ちっがーう!北村君の事は今は関係ないの!あの能面みたいな顔した転入生の事!」

亜美「あぁ、高須君?……もしやアンタ祐作から心変わりしたの?」

大河「違う!このばかもじゃちー!」

亜美「ばかもじゃちーって何よ!」

大河「とにかく聞いて!いい?これは心優しい大河様からの優しい優しい警告だからね」

亜美「はぁ……?」

大河「この前、あの能面が転入して来た日ね?私見たのよ!」

亜美「何をよ?」

大河「あの能面が金髪のボ、ボインとアパートに消えていく姿を!」

亜美「……うそ?見間違いでしょ?」

大河「みのりんも一緒に見てたから間違いないもん!……あの能面はそういう男なのよ、あの顔が物語ってるわ!」

大河「だから、ばかちーもあの能面の毒牙にかからないよう気を付けなさい!いいね?」

亜美「……何言ってるの?亜美ちゃんがあんな男とどうかなると思ってんの?ありえねぇっつーの!」

亜美「まぁ……亜美ちゃんを心配しての事だって言うから、今日はその馬鹿げた妄想を許してあげる」

大河「ばかちー……私は警告したからね、何かあった時に泣き付いても知らないから!」

亜美「……」

亜美(信じられない!信じられない!信じられない!そんな男に一瞬でも優しくした亜美ちゃんが超超可哀相!)

昼休み

竜児「……」

ガタッ

竜児「おう……?」

亜美「あらぁ?ゴメンね、高須君?ぶつかっちゃったの、わざとじゃないんだよ?」

竜児「……」

亜美「ヤダ、怖ーい!亜美ちゃん、そんな目で見られたら怖くて泣いちゃ~う!」

北村「何やってんだ?高須、亜美?」

木原「亜美ちゃん早くー!」

亜美「ゴメンね、麻耶ちゃん!菜々子ちゃん!今行くー!」

とらドラSSもハルヒSSも大好きだぞ!
支援だ!

【VIPの実情】
・服スレ・・・コーデ(笑)何かとレスが臭い
・顔スレ・・・自意識過剰なリア厨のすくつ。電話率パネェwwwwwww
・VIPで○○(←ネトゲとか)やろうぜ!・・・中途半端にネトゲはまってるカス。前にやってたネトゲを追い出された悲しい過去を持つ
・○○(←珍しくもない職業)だけど何か質問ある?・・・クソ女の構ってチャン急増中。盛りのついたゆとりが群れるのが特徴
・全レス・・・構ってチャン。ネタもなくキレのないレスを延々と続ける。mixiでやれ
・コンマ00だけ○○・・・いい加減飽きろよwwwwwwwwww
・○○に詳しい奴ちょっと来い・・・つ知恵袋(笑) 専門板でやれ
・○○の画像集めようぜスレ・・・9割がVIPでの拾い物をまわし合ってるだけ。くれくれ君のすくつ
・安価スレ・・・初めの頃こそ新鮮さがあったが、その後クオリティの低い釣りばっか。最近じゃリア厨が彼女作るのに活用
・○○にありがちなこと・・・でっていうwwwwwwwwwwwwww
・○○だったら死亡/優勝・・・同上
・○○を挙げてけ・・・同上、最近の傾向としてネタもオチもないレスばかりがgdgdと続く
・アニキャラ『』・・・死ねよ
・姉/妹『』・・・同上
・おすすめの漫画/映画/アニメ/ドラマ教えろ・・・シラネーヨ
・新ジャンル『』・・・大体真新しいもの無し
・○○を△△に変えると~・・・何番煎じだボケ
・テレビ実況・・・リア厨のすくつ
・○時まで1000言ったら・・・クオリティが総じてクズ
・安価で○○書く・・・質の高い絵師(笑)がいたのは過去の話。今じゃただのオナニースレ
・○○→□□→寝る・・・構ってチャンの亜種。とっとと寝てください。そして一生起きないでください。←New!

北村「どうしたんだ、高須?亜美とケンカでもしたのか?」

竜児「……しらねぇ」

北村「……そっか、とにかく今日は俺と飯を食おう!」

竜児「……おう」

北村「そうだ!親交を深め合う証にお互いの弁当を交換しあうってのはどうだ?高須の弁当おいしそうだしな!」

竜児「それは……遠慮しとくわ」

竜児(……俺、川嶋になんかしたか?)

櫛枝「おーい!そこのお二人さん!オイラも入れておくれやす!」

北村「櫛枝!逢坂の体調は大丈夫なのか?」

櫛枝「うーん、それが少し熱があるみたいで今日は早退するって」

北村「そうか……大事をとってゆっくり休んでもらいたいな」

櫛枝「そう言えば高須君!はじめましてだね、櫛枝実乃梨と申します!これからよろしくな!」

竜児「お、おう……」

櫛枝「あとさぁ、この前金髪美女とアパートに消える所をフライデーしちゃったんだけど……」

櫛枝「アンタ、あの娘の何なんだい?」

黒がないみのりんか
原作でもないことは証明されてるんだけどね

竜児「……え?」

櫛枝「港の実乃梨よーこはまよこすかー!」

竜児「……」

櫛枝「ダメだよ、高須君!ほらほら、もっとのってこなきゃー!」

北村「それは聞き捨てならないぞ、高須!高校生はもっと健全な交際をするべきだ!まずは銭湯で男同士……」

竜児「ちょっと!……聞いてくれ」

櫛枝「およよ?」

北村「何だ?」

竜児「多分その金髪は……俺の母親だ」

櫛枝「……」

北村「……」

竜児「俺の母親はその……今の俺くらいの歳で俺を産んだから若いんだ」

櫛北『えぇー!?』

放課後

櫛枝「あーみん!」

亜美「どうしたの実乃梨ちゃん?」

櫛枝「その……大河から話は聞いたかい?」

亜美「話って……転入初日から金髪美女を街で漁ってきて家に連れ込んだ誰かさんの事?」

亜美「その件ならいいの、実乃梨ちゃん……タイガーが体調不良にも関わらずそれを言う為に学校に来たんだもの」

亜美「実乃梨ちゃんがそれを今から証明しなくてもとっくに信じてるよ!だから……」

櫛枝「違うんだよ!実は……それが誤解だったんだって!」

亜美「……え?」

ばかちー既に竜児に惚れてんのかよ……
俺というものがありながらなんて不埒な

亜美ちゃんは俺のだから>arl

“元”彼の>>139さんじゃないすか
うちの亜美がお世話になりました



亜美(まさか……金髪美女が高須君のお母さんだったとはね……)

亜美(どうしよう……あんな態度取っちゃって……)
亜美(あの感じの悪さをどうやって巻き返そう……)

亜美「……とりあえずコンビニに弁当買いに行こ」

もしかしてAllって書こうとした?>>140

亜美「何にしよーかなー」

竜児「……菓子の次はコンビニ弁当か?身体に悪いぞ?」

亜美「た、高須君!?……どうしてここに?」

竜児「醤油が切れたから買いに来たんだ……明日の弁当の準備してる最中だし近場でいいやと思って」

亜美「そ、そうなんだ……あの……」

亜美(チャンスじゃん!ここで謝っとけば……)

亜美「まことにすいまメーン」

亜美「今日はその、ご……」

竜児「……弁当選んでるってことは夜まだなんだろ?唐揚げ作りすぎたし食いに来いよ?」

亜美「……え?」

竜児「……少なくともコンビニ弁当よりは上手いし、身体にもいいはずだ」

亜美「高須君……」

亜美は親戚の家に住んでる筈だ

北村「そんなわけで高須と亜美は二人で燃えるような熱い夜を過ごした」

北村「互いに求め合う二人はとても美しいかった」

北村「しかし事件は次の日に起きてしまう…」

亜美「高須君、今日はゴメンね……」

竜児「……言っただろ、勘違いされんのには慣れてるって」

亜美「でも……」

竜児「……しょうがないよ、実際に母親は姉弟と見間違えられるし……それに俺の親父はホントにカタギだった」

亜美「……そうなんだ」

竜児「写真でしか見たことないからよくわかんないんだけどな……あ、これ誰にも言ってない秘密だからな」

亜美「……言わないよ、誰にも」

大河「……ったく、久々に熱出したから掛り付けのお医者さんまで行ったわいいけど……」

大河「……遠いったらありゃしないわ……」

大河「……余計風邪悪化した気がするわ……」

大河「……明日ばかちーにでも来てもら……」

大河「……あれ?ばかちー?……一緒にいるのは……!」

すみません、少しカタギとヤクザ間違えたのは眠くてボケてきたからみたいです

もう少しで終わるんでもう少々ご辛抱して下さい

すみません、眠くてボケてきたみたいでカタギとヤクザを間違えました

後少しで終わるんでもう少々ご辛抱して下さい

亜美「へぇ、ここが高須君の家……結構いい所住んでるんだね」

亜美(ここ誰かの家だったような……)

竜児「……そっちじゃない。こっちのボロい方だ」

亜美「え……あ、ゴメンね」

竜児「中は綺麗にしてあるから心配しないでくれ……どうぞ、あがって」

亜美「うん、お邪魔しまーす」

亜美「……あれ、お母さんは?」

竜児「……うちの母親は夜の仕事だからもう出た」

亜美「それって……」

竜児「……無用な心配はするな」

亜美「ふふ、何顔赤くしてるの?高須君?」

竜児「……なんでもねぇ。適当にくつろいでくれ、すぐ用意する」

大河「……木刀……木刀……」

大河「……ばかちーを……助けなきゃ……」

大河「……部屋はわかんないけど……一軒一軒回れば……」

大河「……そう言えば……窓の前……空き部屋だったよね?……」

大河「……灯り着いてる……あ……」

竜児「……唐揚げにサラダ、それとご飯だ」

亜美「夜遅くに女の子にこんな食べさせるなんて……亜美ちゃん太らせる気?」

竜児「……食いたくなかったら食うな」

亜美「冗談よ、冗談……あれ、その紙?」

竜児「……恋ヶ窪先生に借りたんだ、早くみんなの顔と名前が一致するようにしなきゃな」

亜美「ふーん……人とは関わりたくないって言ってるのにそんな努力するんだ?」

竜児「……」

亜美「……手伝うよ」

竜児「……え?」

亜美「高須君が早くクラスに馴染めるように、私手伝うよ」

亜美「ほら、私達同じ転入生同士で仲間みたいなもんじゃん?だから……」

ガシャン

亜美「……な、何の音!?」

竜児「……俺の部屋の方か、ちょっと見てくるからそこで待っててくれ」

亜美「嫌よ、一人なんて怖い……」

竜児「……なら、俺から離れるなよ」

亜美「……うん」

竜児「……なんだ、窓閉めたはずなのに風邪が通ってる」

亜美「……高須君」

竜児「……電気のスイッチは確か、こ……」

ドスッ

竜児「うぉっ……か…わ…しま……」

亜美「高須君!?」

大河「……ばかちー……どこにいるの……?」

亜美「……逢…坂…さん?」

大河「……ばかちー?……どこ?……大丈夫……助けにきたよ……」

亜美「え……何がどうなってるの!?」

竜児「か…わ…さま……電気を……付けろ……」

亜美「……え、どこよ!?どこにあるの!?」

大河「……まだ……生きてるのね……犯罪者の面を被った……能面……」

大河「……ばかちーは……アンタなんか……に……指一本触れ……させない……」

亜美「逢坂さん!違うの!高須君は!」

バンッ

亜美「あ……電気が……」

大河「……見えた……能面……!」

ガンッ

亜美「誤解なんだ」
大河「あ、ごめん」
竜児「いいよ別に」

―終了―

………

……



竜児「……窓ガラスの破損、壁の損壊、軽い打撲、それに病人の看病……被害が多すぎるな……」

亜美「大丈夫、高須君?……ったく、このバカ虎は」
大河「……スースー」

竜児「好きなだけ暴れて挙げ句に倒れるなんて……逢坂大河、顔と名前しっかり覚えたぞ」

亜美「でも、このバカ虎が絶不調だったおかげで脳天に食らわずに済んだじゃない?」

竜児「冗談じゃねぇ!借家だぞ!借家!大家さんになんて言ったらいいか……」

亜美「……ふふふ」

竜児「……何がおかしいんだよ?」

亜美「いや、高須君も怒鳴ったりするんだなぁーって」

竜児「……うるせぇ」

亜美(……かっこ良かったよ、高須君)

ちードラ!1~fin~


皆さん、遅くまで付き合って頂きありがとうございました。
途中完全にボケてましたが何とか終わらせる事が出来ました。
PCだとなんかスレ立てられないんで携帯で立ててみたら初めて立てられたんで頑張ってみました。
次は僕の大学受験が終わる2月後半に、立てられたならまた頑張ってみたいと思います。
皆さん、本当に遅くまでお疲れさまでした。

ちなみに大河の攻撃は一度目がみぞに突き、二度目が面食らわせようとして距離誤って壁を壊したって感じです。
わかりにくくてすみません。

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