蒼星石「おっぱいミルクが出たよ」(586)

JUM「それを僕に言うってことは、吸わせてくれるってことだな」

蒼星石「違うよ、焦らないでジュンくん」

JUM「おいおい、直接は駄目か?」

蒼星石「出たのは僕じゃなくてのりさんだよ」

JUM「……なん……だと?」

蒼星石「僕が出したんだったら、この紅茶はとっくに」

JUM「ミルクティーになってる、よな」

蒼星石「そうそう」

JUM「で?」

蒼星石「たまには熱い緑茶が飲みたいな」

JUM「待ってろ。すぐ煎れて来る」

JUM「お待たせ」

蒼星石「早かったね」

JUM「熱いから気をつけろよ」

蒼星石「ジュンくんの情熱と比べてどっちが熱い?」

JUM「そんなの聞くまでもないだろ」

蒼星石「だよね。あ、お茶請けh」

JUM「ほら、栗羊羹」

蒼星石「イヤらしいなぁ」

JUM「そうでもないだろ。……いや、イヤらしいな」

蒼星石「……ズズッ」

JUM「……」

蒼星石「モグモグ」

JUM「……」

蒼星石「ごちそうさまでした」

JUM「おそまつさまでしたさあはやく教えてもらおうかさあさあさあ」

蒼星石「落ち着いてジュンくん。ところで、のりさんって良いおっぱいしてるよね」

JUM「知ってるよ。超知ってるよ」

蒼星石「まあまあ、あまりがっつくものじゃないよ」

JUM「気になるんだよ。だって、家族だからな」

蒼星石「こういう時だけ家族を強調か。さすがジュンくん」

JUM「ねーちゃんからおっぱいミルクが出たって本当か?」

蒼星石「のりさんっておっぱい大きいよね。せり出てるっていうかさ」

JUM「……おい」

蒼星石「あはは、ごめんごめん」

蒼星石「ジュンくん」

JUM「やっと本題か」

蒼星石「ジュンくんは、仮にもお姉さんのおっぱいに興奮するの?」

JUM「まだ副題か」

蒼星石「どうなのかな?」

JUM「わかってるんだろ?」

蒼星石「まあね。ジュンくんなら当然」

JUM「興奮するさ。物凄くな」

蒼星石「出来れば聞かせてもらえないかな?」

JUM「はぁ?」

蒼星石「弟が、姉のおっぱいに興奮する心境、というのをね」

JUM「何を今さら。わかるだろ、その位」

蒼星石「うん。だけど、ジュンくんの口から聞きたいなぁ、って思ってね」

JUM「この変態め」

蒼星石「どうも」

JUM「……おっぱいは、ただそこにあるだけでおっぱい。それ以上でも、以下でもない」

蒼星石「模範的な回答だね。花丸だよ」

JUM「ほら、もう良いだろ?」

蒼星石「うん。ちょっと前置きが長かったかな?」

JUM「前置きどころの話じゃないけどな」

蒼星石「だけど有益な話だったよ」

JUM「お前だって、他のドール達のおっぱいに興奮するだろ? それと同じさ」

蒼星石「わかりやすい例えだなぁ」

JUM「一つだけ聞いておく。吸ったのか?」

蒼星石「おっぱいだよ?」

JUM「把握した」

JUM「最初にその事に気付いたのは誰だったんだ?」

蒼星石「誰だと思う?」

JUM「まあ、聞くまでもなかったか」

蒼星石「ああ、ちなみに僕じゃないよ」

JUM「何だって?」

蒼星石「そういう意味では、その場に立ち会えた事は幸運だったね」

JUM「最初に気付いたのは……誰だったんだ?」

蒼星石「雛苺さ」

JUM「そうか。これから一ヶ月間ジュンのぼりし放題にしてやろう」

蒼星石「事件は居間じゃなく……」

JUM「キッチンで起こったのか」

蒼星石「へえ、もうそこまでわかるのかい?」

JUM「まあな。起こったのは恐らく――昨日の昼間だろう?」

蒼星石「ジュンくん。もしかして気付いてた?」

JUM「いいや、初歩的な推理さ」

蒼星石「よければお聞かせ願えるかな?」

JUM「引きこもってる僕が、その時間は珍しく図書館に行ってたからだ」

蒼星石「単純だったね。驚くほど」

蒼星石「のりさんは、休日だからお昼ごはんの支度をしてたんだ」

JUM「昨日は日曜だったからな」

蒼星石「うんうん。部活もなかったみたいだしね」

JUM「部活中におっぱいミルクが出る、ってのもアリだな」

蒼星石「激しく動いてる時に出る、か。セクロs」

JUM「蒼星石」

蒼星石「おっと、ごめんよ」

JUM「話すお前が興奮しちゃ駄目だろ?」

蒼星石「あはは、そうだね」

蒼星石「僕もちょうど遊びに来ててね」

JUM「皆で居間でくんくんを見てたんだな」

蒼星石「そうそう」

JUM「お前ら、ホント飽きないよな」

蒼星石「まあね。だけど、それよりものりさんのおっぱいミルクの味は……おっと」

JUM「どうだったんだ? なあ、なあなあなあ」

蒼星石「落ち着いてジュンくん。聞く君が興奮してても駄目でしょ」

JUM「……仕返しか?」

蒼星石「偶然さ」

蒼星石「僕達は居間でくんくんを見ていて」

JUM「ねーちゃんはキッチンでお昼御飯の支度をしてた」

蒼星石「本当に、平和な時間だったよ」

JUM「だけど、それも長く続かなかったんだろ?」

蒼星石「そうだね。もっとも、とても素晴らしい平和の終わり方だったけれど」

JUM「それはお前にとってってだろ?」

蒼星石「まあね。だけど――」

JUM「――僕にとっても、さ。言うまでも無いだろ」

蒼星石「僕達がくんくんを見終わった後、まだのりさんはお昼御飯の支度をしてたんだ」

JUM「ふむ」

蒼星石「真紅たちは、次の放送ではどうなるかを予想してたよ」

JUM「そういう時って楽しいよな」

蒼星石「あれ? ジュンくんも誰かと先を予想し合ったりした事あったのかい?」

JUM「聞くなよ」

蒼星石「ごめんよ。まあ、雛苺はそれに参加しなかったんだよね」

JUM「そうなのか。その時お前は?」

蒼星石「くんくん――くんくん――くんちん――おち」

JUM「何考えてんだ。仕方ないけど」

蒼星石「雛苺が一人だけキッチンに向かったのは」

JUM「苺大福――うにゅー目当てでだろ」

蒼星石「その通り」

JUM「アイツがくんくんより優先するものなんて、その位だしな」

蒼星石「巴さんは?」

JUM「うにゅーと良い勝負だ。……ん? どうして柏葉の名前を出したんだ?」

蒼星石「別になんでもないよ。おっぱい」

JUM「早く続きを」

蒼星石「ジュンくんのそういうところ、嫌いじゃないよ」

蒼星石「キッチンに行った雛苺はのりさんに聞いたんだ」

JUM「うにゅーはどこにあるか、だろ?」

蒼星石「うん。けれど、『お昼御飯の前だから、ちょっとだけ我慢ね~』って言ってたよ」

JUM「まあ、そうだろうな」

蒼星石「そこで大人しく苺大福を渡していれば、あんな事にはならなかったのにねぇ」

JUM「素敵な笑顔だなぁ」

蒼星石「可愛いかったかい?」

JUM「かなりね。けれど、今はねーちゃんのおっぱいが優先だ」

蒼星石「さすがだね」

蒼星石「雛苺がもう少し粘り強くても、結果は変わっていただろうね」

JUM「ふむ。つまり……アイツは言葉以外での抗議に出たわけだな」

蒼星石「ご明察。我慢をしろと言われた雛苺は、のりさんを登り始めたんだ」

JUM「ねーちゃんは立ったままだったんだろ?」

蒼星石「勿論。だから、さながらロッククライミングのようだったよ」

JUM「……なる程。読めてきたぞ」

蒼星石「へえ?」

JUM「ねーちゃんを登っていく雛苺は手をかけたんだな?」

蒼星石「……そう! おっぱいにね!」

JUM「本当、ロックの神様に感謝したいよ」

蒼星石「ジュンくんや、僕達に関わる他の人間にないもの――」

JUM「――それ、すなわちおっぱいなり」

蒼星石「まあ、みっちゃんさんは置いておこうか」

JUM「だな。その方が賢明だ」

蒼星石「ゴホン!……いきなりおっぱいに手をかけられたのりさんは声をあげたんだ」

JUM「お前はその声があがるまでにキッチンの様子に気付いてたのか?」

蒼星石「楽しくなる、って気配がしてたからね」

JUM「やるな」

蒼星石「『だ、駄目よヒナちゃんそんな所触っちゃ!』ってさ」

JUM「! おい、まさか」

蒼星石「うん。間違いないね」

JUM「ねーちゃんは、ただおっぱいに手をかけられただけじゃそうは言わない……」

蒼星石「間違いなく、雛苺はおっぱいの中心角を捉えてただろうね」

JUM「服の上から触っただけで……! 雛苺、恐ろしい子……!」

蒼星石「けれど、頼もしくもあるよね」

JUM「ああ。この場合は、な」

蒼星石「その声に気付いた真紅たち」

JUM「雛苺に、ねーちゃんを困らせないようにと言ったな?」

蒼星石「うん。けれど、その時にはもう……」

JUM「ナイス手遅れ」

蒼星石「雛苺が、中心角を捉えたからなのかもしれない」

JUM「ハッキリとした理由は?」

蒼星石「あの年頃の女の子で、のりさん位大きかったら有り得ない事じゃないよ」

JUM「みっちゃんさんにはなさそうな悩み――っと、続けてくれ」

蒼星石「……のりさんのエプロンに――今までなかった染みが出来てたんだ」

JUM「はは、僕のパンツにも、今まさに染みが出来そうだ」

蒼星石「最初は誰も気付いてなかったよ」

JUM「ふむふむ」

蒼星石「のりさん自身も気付いてなかったんだけれど……」

JUM「出たことに気付かなかったのかな?」

蒼星石「多分、雛苺が掴んだ衝撃が残ってたんだろうね」

JUM「納得」

蒼星石「雛苺が言ったんだ。『なんだか甘い匂いがするのー』ってね」

JUM「お前、本当に演技が上手いよな」

蒼星石「甘い匂いと聞いて、僕はピンときたね」

JUM「変態め。お前もそこで急いで匂いを嗅いだな」

蒼星石「馬鹿にしないでよ。当然でしょ」

JUM「食事の支度をしてたから、匂いは嗅ぎ取れなかったんじゃないか?」

蒼星石「まだ下ごしらえの段階だったからね。楽勝でその匂いの正体がわかったよ」

JUM「普通は楽勝じゃないぞ」

蒼星石「辛勝かい? 甘い匂いなのに」

蒼星石「キッチンから漂ってくる、甘く母性を感じさせるおっぱいの匂い……」

JUM「ウットリするなよ」

蒼星石「おっと、ごめんごめん」

JUM「それで?」

蒼星石「僕は思ったね、今日のお昼御飯はおっぱいミルクの炊き込み御飯かぁ、って」

JUM「オカズじゃないところが味噌だな」

蒼星石「汁だけれど、ね」

蒼星石「おっぱいミルクの匂いに気を取られて、僕は動けずにいたんだ」

JUM「そんなに良い匂いだったのか」

蒼星石「筆舌に尽くしがたいね」

JUM「使ったのは鼻だしな。味は?」

蒼星石「まあまあ、焦っちゃ駄目だよジュンくん」

JUM「……だな」

蒼星石「……そこで、雛苺がまた気付いたんだ。『あれ? のりのエプロンに染みが出来てるのー』ってね」

JUM「ナイス雛苺。ナイス染み」

蒼星石「その時点でやっとのりさんは気付いた」

JUM「自分のおっぱいから、おっぱいミルクが出てたことにか」

蒼星石「『! こ、これは……なんでもないわよぅ、あははー』ってさ」

JUM「なんでもない分けないよな。そして、演技が上手いなぁ」

蒼星石「どうも」

JUM「恐らく、ねーちゃんは焦って大きい声を出したんだな」

蒼星石「うん。そんな事をしたら、真紅と翠星石も呼び寄せることになるのにね」

JUM「お前は」

蒼星石「やっとその時正気に戻ったよ」

JUM「後の展開は言わなくてもわかるぞ」

蒼星石「へぇ?」

JUM「図書館には出かけるとはいえ、基本的に引きこもりだからな」

蒼星石「納得」

JUM「ねーちゃんの声を聞いて、雛苺だけじゃなくて真紅と翠星石もキッチンに集合した」

蒼星石「僕は、どちらかと言うとおっぱいミルクの匂いに引き寄せられて、だけどね」

JUM「ねーちゃんのエプロンに出来てたおっぱいミルク染みは片方だけか?」

蒼星石「ううん。両方だったよ」

JUM「さすが僕のねーちゃんだ」

蒼星石「最初はさ、真紅と翠星石は驚いてたよ」

JUM「何にだ」

蒼星石「のりさんのおっぱいミルク染みを見てさ。雛苺が怪我でもさせたと思ったんじゃないかな」

JUM「全く、アイツらはおっぱいミルク染みを何だと思ってるんだ!」

蒼星石「落ち着いてジュンくん」

JUM「……悪い、つい」

蒼星石「まあ、おっぱいに関して熱くなる気持ちはわかるよ。しかも、今回はおっぱいミルクだしね」

JUM「お茶をいれなおしてくるよ。すっかり冷めちゃったしな」

JUM「お待たせ」

蒼星石「あれ? 紅茶だ」

JUM「ああ、その方が気分が盛り上がると思ってな」

蒼星石「……コクッ。……ストレートティーじゃあないね、これは」

JUM「わかるか、やっぱり」

蒼星石「うん。この紅茶には、とても気持ちがこもってる」

JUM「だからそれは――」

蒼星石「――ミルクティー、だね」

蒼星石「焦った真紅たちは、のりさんを質問攻めにしたんだ」

JUM「その胸の染みは何だ、ってだな」

蒼星石「そうそう。『のり、その両胸の染みは何?』」

JUM「『な、なんでもないのよぅ?』」

蒼星石「……ジュンくん」

JUM「流してくれよ、似てないなんてわかってるから」

蒼星石「まあ、いいか。『なんでもない訳ねーですぅ! それに、どんどん染みが大きくなってますよ!?』」

JUM「僕、もうねーちゃんを困らせないよ」

蒼星石「良い心がけだね。続きは?」

JUM「勿論聞くさ」

蒼星石「だよね」

蒼星石「のりさんは凄く焦ってたよ」

JUM「そりゃそうだろ。おっぱいミルクが出たなんて気付かれたら」

蒼星石「そうそう。吸いたがられちゃうもんね」

JUM「いくらねーちゃんでもそうは思ってたなかっただろ」

蒼星石「ええっ、あんなに良いおっぱいをしてるのにかい!?」

JUM「いいか? 自覚のない、良いおっぱい」

蒼星石「……グッとくる」

JUM「だろ」

蒼星石「おっぱいミルク染みを手で隠すようにしてたんだけど、さ」

JUM「やれやれ、ねーちゃんは考えが足りないな」

蒼星石「あ、やっぱりわかる?」

JUM「勿論。ねーちゃんは、その染みを隠そうと両方の掌を使って――」

JUM・蒼星石「「手ブラでスキー」」

JUM「だよな」

蒼星石「さすが姉弟、だね。全てお見通しみたいだ」

JUM「いや、それは全然関係ない。おっぱいに関しての事だからわかっただけさ」

蒼星石「のりさんのおっぱいは……本当に良いおっぱいだよね」

JUM「服の上からでも、そこに沢山の夢が詰まってることがわかるよな」

蒼星石「そんなおっぱいをさ、隠すように手で強く持っちゃったらさ」

JUM「あぁ、むにゅっちゃったか」

蒼星石「うんうん。むにゅっちゃったよ」

JUM「お前、その時平気だったのか?」

蒼星石「アゴに手を当てるフリをしながら、親指を代わりに吸ってたよ」

JUM「さすがだな」

蒼星石「大丈夫だからってのりさんは言ったんだけど」

JUM「真紅たちはむにゅっちゃったことで違うリアクションを見せたんだろ」

蒼星石「うん。真紅なんか、普段意識しないのりさんのおっぱいの存在感に押されてたよ」

JUM「へぇ?」

蒼星石「多分、普段はすましてるんだけど実は自分のおっぱいが小さいことを……」

JUM「気にしてるのか? そんな小さなことを……」

蒼星石「おっぱいは小さなことかい? 真紅のおっぱいは小さいけど」

JUM「おっぱいの大小に優劣は存在しない、だろ」

蒼星石「だね。おっぱいは、そこに在るだけで良い」

JUM「翠星石はそこまで気にしてなかったな?」

蒼星石「うん。そういう意味では、彼女もまだまだだよね」

JUM「究極の少女を目指してる存在がおっぱいを気にする、ってのもあれだけどな」

蒼星石「あはは、耳が痛いよ」

JUM「そうは見えないぞ、蒼星石」

蒼星石「けれど、そこで雛苺がまたやってくれたよ」

JUM「アイツ、エース級だな。戦艦も落とせるのか」

蒼星石「のりさんのおっぱいっていう、ナスカ級の戦艦をね」

蒼星石「雛苺が何て言ったかわかるかい?」

JUM「ん~……」

蒼星石「あれ? わからないのかい?」

JUM「図書館に行ってなければわかったんだろうけど、な」

蒼星石「引きこもり力が下がっちゃったからか。ままならないね」

JUM「いいさ。おっぱいミルクはミルキー以上のママの味だから」

蒼星石「雛苺は言ったよ。……『のりのおっぱい、おっきいのー!』ってね」

JUM「ゴ――ル!!」

JUM「くっ……! この感動はどうすりゃ良いんだ!?」

蒼星石「落ち着こうよジュンくん」

JUM「ユニフォームを交換するか? ああ、サイズ的に無理があるか……!」

蒼星石「それはとても魅力的な提案だけどさ。まだ試合は……」

JUM「……始まったばかり、だったな」

蒼星石「雛苺というファンタジスタがいて……」

JUM「お前――蒼星石というエンターテナーがいる」

蒼星石「せいきの一戦だよね」

JUM「変換しなかったのは褒めてやる」

蒼星石「おっぱいが大きいと言われたのりさんは、違う焦りを見せたよ」

JUM「焦り、というよりも羞恥だな」

蒼星石「そうそう。のりさんって、おっぱいをからかわれたことはないのかな?」

JUM「悪い、ネットにはその情報は落ちてなかった」

蒼星石「まあ、あるとしても学校でだからねぇ。ジュンくんには分が悪い、か」

JUM「……おっぱいが大きいと言われた時のねーちゃんの反応は?」

蒼星石「『おおおおっぱ……おっき!!?!?///』」

JUM「なんだそのおっきしちゃいそうなリアクション」

蒼星石「さすがジュンくんの姉だと思ったね。血は争えない」

JUM「おっぱいミルク染みを手でガードしていたねーちゃん……」

蒼星石「そんなのりさんが大きなリアクションをしちゃったらさ」

JUM「今までよりも、注目せざるを得ないよなぁ」

蒼星石「おっぱいに……ね」

JUM「お前ら、どの位集中してねーちゃんのおっぱいを見たんだ?」

蒼星石「くんくんを見るとき位だよ」

JUM「それ、訴えられたら負けるレベルだぞ」

蒼星石「服の上からでも、皆の視線がのりさんのおっぱいに突き刺さったよ」

JUM「うわぁ」

蒼星石「まあ、のりさんのおっぱいは柔らかいから平気だったんじゃないかなぁ?」

JUM「変態め。よくやった」

蒼星石「どうも。……まあ、エプロンと服の上からでも十分に楽しめたんだけれど、ね」

JUM「わかるぞ」

蒼星石「僕は、せっかく出たんだから吸いたくなっちゃったんだ。てへっ」

JUM「おいおい、カワイコぶるなよ。可愛いぞ」

蒼星石「おっぱいを効率的に吸うためにはどうしたらいいか……」

JUM「考えなくてもわかるぞ」

蒼星石「まあ、その時の僕の行動は基本的なものだったよ」

JUM「何の基本かは」

蒼星石「聞くまでもないでしょ」

JUM「だな。……お前は言った」

蒼星石「『と、とりあえずエプロンは脱いだ方が良いんじゃないかな? 染みが出来てるみたいだし』」

JUM「どもってみせたか。空気を読んでいるフリとは……やるな」

蒼星石「まあ、そうは言ったものの……」

JUM「エプロンにまでおっぱいミルクが染み出てたんだろ? そんなエプロンを取っちゃったら……」

蒼星石「最高だよね」

JUM「……その時のねーちゃんの服装は?」

蒼星石「エプロンの下? 白いブラウスだったよ」

JUM「ブラァーボォ!」

蒼星石「勉強の成果? 発音が良いね」

JUM「いや、心の底から出た」

蒼星石「まあ、おっぱいは国境を越えるから不思議じゃないか」

蒼星石「勿論、のりさんはそれを嫌がったよ」

JUM「だろうな。本当なら、すぐお風呂場へ行きたいところだろう」

蒼星石「だけど、そんなことはさせないって思ったね」

JUM「だからこそ、キッチンでエプロンを取る事を勧めたんだろ」

蒼星石「うん。それに、お昼御飯もまだだったしね」

JUM「情熱イコール――」

蒼星石「――おっぱい欲プラス、食欲さ」

JUM「加えて空腹か」

蒼星石「誰も止められないよ、そうなったら」

蒼星石「のりさんの優しさが……本当に裏目に出たね」

JUM「多少の広さはあるとはいえ、キッチンに人一人とドール四人だろ?」

蒼星石「うん。しかも、のりさんがそこから出るには僕達を押しのけなきゃいけない」

JUM「最悪のポジショニングだな。最高だ」

蒼星石「僕達に乱暴なことは出来ないと思ったのりさんは、なすがまま――」

JUM「――キュウリがパパ。……お前の思惑通りに、な」

蒼星石「え~? エプロンを脱がせようと思ってたのは僕だけじゃないよ?」

JUM「他の三人は善意でだろ? だけどお前は――」

蒼星石「おっぱ意からだったけど、ね」

蒼星石「真紅と雛苺が前でのりさんを押しとどめて……」

JUM「お前と翠星石が、後ろでエプロンの紐を解いたのか」

蒼星石「うん。双子だからね。息ピッタリで一瞬だったよ」

JUM「なあ、エプロンを剥がしたのは誰だったんだ?」

蒼星石「えっ?」

JUM「紐が解けたら、ねーちゃんは手で持って押さえたんじゃないのか?」

蒼星石「ジュンくん。紐が解けたことに気付いても、手で押さえるまでのタイムラグというものは存在するよ」

JUM「なる程。気付かせる間もなく……お前がひっぺがしたんだな」

蒼星石「その通り。久々に本気を出したよ」

蒼星石「勿論、エプロンを取られた瞬間ののりさんの表情も見たかったからさ」

JUM「後ろから前の方に移動しながら取ったんだな」

蒼星石「うん。『たあっ!』って言いながらちょっとジャンプして、ね」

JUM「ん? それじゃあ取れる瞬間は見られないじゃないか」

蒼星石「本気を出した、って言ったでしょ」

JUM「どういうことだ」

蒼星石「何のためにジャンプしたと思ってるんだい?」

JUM「もったいぶるなよ」

蒼星石「伸身宙返りしたんだ。捻りを加えてね」

JUM「あはは、お前馬鹿だろ。大好きだ」

蒼星石「上下が移り変わっていく中でも、僕はエプロンが取れた時ののりさんから目を離さなかったよ」

JUM「まず、お前が伸身宙返りをしたことに驚いてただろうな」

蒼星石「いや、そのことには驚いてなかったよ。というか、見てなかった」

JUM「どれだけ天然なんだよ、ねーちゃんは」

蒼星石「まあまあ、好都合だから良しとしようよ」

JUM「だな」

蒼星石「小さな声で『あっ……』って言ってたなぁ」

JUM「おい、顔が緩みすぎだぞ」

蒼星石「おっと、失礼」

蒼星石「勿論、ブラウスはエプロンとは比べものにならない程濡れてたんだ」

JUM「……なあ」

蒼星石「うん? どうしたのジュン君」

JUM「あ、いや……」

蒼星石「……いや~、今日は空が“薄い水色”で綺麗だねぇ」

JUM「……そうだなぁ。凄く良いなぁ」

蒼星石「“白い雲”を通しても、ハッキリとわかる程だよ」

JUM「全くだぁ」

蒼星石「……それからはもう――パラダイスさ」

JUM「濡れている理由がわかったてたのは?」

蒼星石「その時点では、まだ僕と雛苺だけだったよ」

JUM「あとはねーちゃん本人だけ、か」

蒼星石「うんうん。僕と雛苺は匂いでわかってたけど、真紅たちは気付いてなかったよ」

JUM「気付かない方が普通なんだぞ」

蒼星石「それは、一般常識の範囲内では、でしょ?」

JUM「ナチュラルに常識の範囲を飛び越えている雛苺……大物だな」

蒼星石「ジュンくん、試合って言うのはスターだけが決めるものじゃないよね」

JUM「ああ。他の巧者がいてこそ、だ。でなきゃただの戦いだ」

蒼星石「まさに、あの時の真紅と翠星石がそれだったね」

JUM「服が濡れている。そこから考えられるアイツらの言葉は……」

蒼星石「『のり、とりあえず服を脱ぎなさい』」

JUM「だよな」

蒼星石「『そうですよ! このまんまじゃ風邪をひいちまいます!』」

JUM「だよなだよな」

蒼星石「当然のりさんは、それを拒否したよ」

JUM「雛苺も、どうして濡れているかに気付いていたから脱げとは言わなかったんだろうな」

蒼星石「だけどさ……ねえ?」

JUM「ああ」

蒼星石「民主主義っていうのは、とおっても素晴らしいものだよね」

JUM「こうやって政治が腐っていくんだろうな」

蒼星石「……『僕も、今すぐ脱いだ方が良いと思うよ』」

JUM「“も”……か。自分への責任を軽くすることは忘れないなんて、本当に政治家みたいだ」

蒼星石「“政”の字が違うけれどね」

蒼星石「のりさんは、『本当に、本当に大丈夫だから、ね!?』な~んて言いながらさ」

JUM「どうしたんだ」

蒼星石「のりさんったら……プクク!」

JUM「聞かせろよ。聞かせてくれよ」

蒼星石「自分の体を抱くようにしてその場に座り込んじゃったんだよ!」

JUM「あー……それは下策だなぁ。ねーちゃんにとっては」

蒼星石「だよね。だって座り込んだら身長的に」

JUM「お前らが脱がしやすくなる、もんな」

蒼星石「翠星石の強引さがそこで発揮されたね」

JUM「ほう」

蒼星石「『いいから、翠星石たちに任せるですぅ!』って言いながら、のりさんを引き倒したんだ」

JUM「悪い子だなぁ。よし、翠星石は一時間抱っこの刑だ!」

蒼星石「それで、後ろに倒れたのりさんの両腕を僕と翠星石で押さえてね」

JUM「双子パワー凄いな」

蒼星石「そして、正面には服を脱がそうとブラウスのボタンに手を伸ばす真紅……」

JUM「完璧な布陣だな。思わずため息が出そうだよ」

蒼星石「真紅がボタンに手をかけたんだけど、さ」

JUM「ねーちゃんは暴れなかったんだな?」

蒼星石「うん。暴れたら僕達に怪我をさせると思ってたんだろうね」

JUM「雛苺は?」

蒼星石「オロオロしながら、のりさんの“足元に”いたよ」

JUM「……ポジショニングも完璧じゃないか……!」

蒼星石「『真紅ちゃん達、や、やめて~!?』」

JUM「誰もやめないだろ。勘違いと策謀が渦巻くその素敵な状況じゃ」

蒼星石「だよね」

蒼星石「のりさんのプラウスのボタンをはずしていく真紅……」

JUM「その絵……そそるなぁ」

蒼星石「のりさんは、必死に言葉だけで真紅を止めようとしてた」

JUM「何て言ってたんだ?」

蒼星石「基本は花丸ハンバーグだったよ。食べ物で釣ろうとしてた」

JUM「止まるわけないだろ」

蒼星石「……正直、花丸ハンバーグ率高いよね」

JUM「……ぶっちゃけ、飽きたよな」

蒼星石「上から三つ目のボタンがはずされた時……」

JUM「ねーちゃんの――おっぱいの谷間が見えたんだな」

蒼星石「うん」

JUM「どんな感じだったんだ?」

蒼星石「そうだね――のりさんのおっぱい谷は、おっぱいとおっぱいが生み出した素晴らしいおっぱい景色だったよ」

JUM「そのおっぱい谷は、おっぱいから出たおっぱいミルクで、うっすらとおっぱい化粧されていたんだな」

蒼星石「そうそう。僕は、あれほどおっぱい谷が美しいと思ったことはなかったよ」

JUM「おっぱいって……本当に良いものだよなぁ」

蒼星石「衣類は当然、おっぱいミルクで濡れてたからのりさんのおっぱいに張り付いてたよ」

JUM「だろうな」

蒼星石「ブラウスが張り付いた素肌を堪能しても良かったんだけどさ」

JUM「まあ、おっぱいミルクが出てたんだったら優先するのはそっちだよな」

蒼星石「うん。まあ、ブラウスが脱がされていく時のヒタヒタっていう音が素敵だったから良しとしたよ」

JUM「……うらやましい限りだ」

蒼星石「あはは、運が良かったんだよ、僕だって」

蒼星石「ブラウスの前が開いて、のりさんの上半身がおヘソまで露になったんだ」

JUM「なあ、ねーちゃんのおヘソはどうだった?」

蒼星石「ジャイアン状態」

JUM「!!?」

蒼星石「嘘嘘、冗談だよ」

JUM「……驚かせるなよな」

蒼星石「あれ? 出てたら駄目かい?」

JUM「いや、どっちも有りだ」

蒼星石「さすがだね」

蒼星石「まあ、さすがの真紅たちでも下着を脱がすかは判断に困ってたんだよね」

JUM「だろうな」

蒼星石「でも、濡れていたことに変わりはなかった……」

JUM「というか、下着が一番濡れてただろうからな」

蒼星石「うん。だけど、そこで僕が派手に動くわけにもいかない」

JUM「膠着状態か」

蒼星石「だから僕は、のりさんの顔が赤くなってることを指摘したんだ」

JUM「!……お前は本当にエンターテナーだな」

JUM「ねーちゃんの顔が赤くなってるのは、恥ずかしいからだ」

蒼星石「そうだね、それは勿論わかってたよ」

JUM「けれど、今までの話の流れ的に真紅と翠星石が誤解をするのは必然……!」

蒼星石「そうだね、それは勿論わかってたよ~」

JUM「真紅たちは言ったな?」

蒼星石「うん。まさか、風邪をひいてしまったのか、ってねぇ」

JUM「アイツら、ねーちゃんには優しいところがあるからな」

蒼星石「本当に良い姉妹をもったよ。もっとも、その優しさが命取りだったんだけど」

JUM「取れたのは――」

蒼星石「――おっぱいカバーさ」

蒼星石「そこからの真紅の指示は、見事の一言だったよ」

JUM「アイツ、仕切りたがるからな」

蒼星石「いつもはその方向性はちょっとおかしいんだけど……その時は大歓迎の指示だったんだ」

JUM「ほう」

蒼星石「『蒼星石! 急いで庭師の鋏でのりの下着を切るのだわ!』ってね!」

JUM「庭師の鋏? なんだそれ」

蒼星石「あれあれ?」

蒼星石「……ここでジュンくんに質問があります」

JUM「ん? いきなり敬語を使うなんて、どうしたんだ」

蒼星石「翠星石はジョウロを使います」

JUM「ああ」

蒼星石「そして、僕と彼女は庭師で双子です」

JUM「そんなの知ってるよ」

蒼星石「もう一度言います。翠星石はジョウロを使って、僕と彼女は双子です」

JUM「だから何だよ」

蒼星石「……」

蒼星石「……まあ、僕は大きな鋏的なものをヒョイッと取り出した訳ですよ」

JUM「キッチン鋏を使えばよかったのに」

蒼星石「学校、梅岡、全校集会」

JUM「おぶうっ!?」

蒼星石「……そして、その庭師の・鋏!……をのりさんの肌と下着の間に滑り込ませたんだ」

JUM「ど、どうして怒ってるんだ……!?」

蒼星石「チョキンッ、ちゅぱちゅぱ、おわり」

JUM「!? 待て、待て待て待ってくれ!」

JUM「ここまで話しておいて、それはないんじゃあないか!?」

蒼星石「ジュンくんが悪いんだよ」

JUM「僕が悪かったのなら謝る。だから、続きを……!」

蒼星石「ねえ、ジュンくん」

JUM「何だ……?」

蒼星石「君は、僕との会話を楽しんでいるのかい? それとも、会話の内容を楽しんでいるのかい?」

JUM「そんなの両方に決まってるだろ。だっt」

蒼星石「だって、おっぱいは二つあるから、かい?」

JUM「……そうだ」

蒼星石「ねえ、おっぱいにも左右で違いはあるよね」

JUM「そんなの知ってるよ」

蒼星石「だよね。心臓に近いか、遠いか……それって、重要だと思うでしょ?」

JUM「まあ、な」

蒼星石「ねえジュンくん。誤魔化さずに答えて」

JUM「……」

蒼星石「僕は、右のおっぱい? それとも……左のおっぱい?」

蒼星石「ジュンくんの答えが、僕の期待している方のおっぱいでなくても続きは話すよ」

JUM「おい」

蒼星石「勿論、適当ではなくきちんと丁寧にネットリと、ね」

JUM「おい、待て」

蒼星石「けれど……違った場合は、僕がジュンくんと変態会話をするのは最後になる」

JUM「蒼星石っ!」

蒼星石「答えて、ジュンくん」

JUM「……僕にとってお前は……蒼星石は……」

蒼星石「……」

JUM「……かけがえの無い、真ん中のおっぱいだ!」

蒼星石「ねえ、どういう反応をすれば良いかわからないんだけど」

一服
ディレクターズカット版です

JUM「わからないか?」

蒼星石「残念な事に、全く」

JUM「……蒼星石。目はいくつある?」

蒼星石「二つだよ」

JUM「それなら手は?」

蒼星石「日本に決まってるじゃない。……もう、誤魔化すのはやめてよ」

JUM「――それなら……足は?」

蒼星石「もう! そんなの三本に決まって……っ!?」

JUM「……そういう事だ」

蒼星石「ねえジュンくん……それって」

JUM「わ、わかったなら良いだろ! 何度も言わせるなよな!」

蒼星石「あの、もう一d」

JUM「お茶を淹れ直してくる。スッカリさめちゃったからな」

蒼星石「あっ、ちょっとジュンくんってば!……もう!」

蒼星石「……あははっ、でも……いいかな、うん」

JUM「お待たせ」

蒼星石「相変わらず早いね」

JUM「……さ、続きを聞かせてくれ」

蒼星石「勿論だよ。だって、僕はジュン君の真ん中のおっぱいだしね」

JUM「その言い方はやめろよ。僕のおっぱいは二つだ」

蒼星石「確かに」

蒼星石「どこまで話したっけ?」

JUM「鋏を下着とおっぱいの間に滑り込ませた、って所までだ」

蒼星石「そうそう、そうだったね。まあ、それは驚く程簡単にいったよ」

JUM「だろうな。なにせ、ねえちゃんのおっぱいには」

蒼星石「おっぱいミルクのコーティングされていたからね」

JUM「まるでワックスだ。……セッk」

蒼星石「ジュンくん」

JUM「悪い、つい」

ゴハンちゃん

>>1はみっちゃん好きのあの人か?

蒼星石「まあ、言わなくてもわかってるだろうけど」

JUM「ねえちゃんは声を上げたんだろ。驚いて」

蒼星石「冷たい鋏が素肌に直接当たったからね」

JUM「当てた、の間違いだろ」

蒼星石「大した違いは無いよ。鋏は当たる面を大きくしてたけどね」

JUM「お前の面の皮は本当に厚いな。さすが演技派」

蒼星石「のりさんの驚いた声は演技じゃなかったけどね」

きたwww

            ,、             ,、
         l \          / l
         |   \   __ /  |
         |    `´     `'    |
        /  ''''''       '''''':::::::ヽ、
       /    (●),   、(●)、.   ',
       |       ,,ノ(、_, )ヽ、,, .:::.   |
       ',       `-=ニ=- ' .:::::::   |
       ヽ      `ニニ´  .::::    /
         \__          /
     ,. ' ´ ̄           < ̄
    /   r-r‐、           ヽ
   /    (ヽ \ `y(\   ` ヽ、 ,`ー―- 、
   |     f\\\ヽ ヽ:::::::..... \      ヽ、
   |       \ 'ー(  }(ー;;)、:::.  ヽ     ::::`....-、
   |       |\  ' ノ::::`´:::::::   ',      ::::::r'
   |       | / ´   |:::::::::::     |     ` :::::!

JUM「それで、どっちだったんだ?」

蒼星石「何が?」

JUM「どちらの側に傾けてたかを聞いてるのさ」

蒼星石「右だよ」

JUM「……何?」

蒼星石「仕方ないよ。あまり驚きすぎて、心臓に負担をかけすぎても良くないもん」

JUM「確かに。心への負担は?」

蒼星石「僕、見えないものは信じない主義なんだ」

蒼星石「鋏でのりさんのおっぱいガードをロックした時、どうしようか迷ったよ」

JUM「だろうな。僕だって正しい選択がわからない」

蒼星石「のりさんは、服を洗濯したかっただけだと思うけどね」

JUM「スッパリ切るか、ゆっくりズラすか……」

蒼星石「だけど、真紅が『早くしなさい、蒼星石』って言って来るからさ」

JUM「切ったのか」

蒼星石「うん。ちょっと情緒ってものに欠けるよね」

JUM「仕方ないさ」

JUM「おっぱいガードを切る時、何て言ったんだ?」

蒼星石「さすがにお見通しだね」

JUM「まあな。真ん中のおっぱいを僕は信頼してる」

蒼星石「もう、そんなに言われると照れるじゃない」

JUM「悪い悪い。……それで、何て言ったんだ?」

蒼星石「謝らなくても良いよ。――ジュン君が考えている通りの言葉さ」

JUM「『のりさん、動かないで』だな。間違いない」

蒼星石「一言一句合ってるよ。で、それは僕の真似かい?」

JUM「そこはスルーしてくれよ」

JUM「そんなハッキリ言われたら、ねえちゃんも困っただろうな」

蒼星石「うん。切られたらおっぱいを見られちゃうし、動いたら危ないもんね」

JUM「動きが固まっちゃうのも無理は無い」

蒼星石「思考停止状態だったよ。好都合な事に」

JUM「でも、本当はワタワタしてて欲しかったんだろ?」

蒼星石「その方がワクワクするからね。まあ、あまり贅沢は言えないよ」

JUM「おっぱいとおっぱいミルクの時点で豪華だからな」

蒼星石「そうそう」

蒼星石「ねえ、ジュン君」

JUM「どうした。早く続きを聞かせてくれよ」

蒼星石「まあまあ。おっぱいミルクってさ、飲み物? 食べ物?」

JUM「お前はどう思ってるんだ?」

蒼星石「わからないから聞いてるんだよ」

JUM「それが答えだ。おっぱいミルクは、喉の渇きと同時に心も満たすもの」

蒼星石「……成る程。だからあんなに深い味なんだね」

JUM「いや、関係ないぞ」

蒼星石「話を戻すね。……皆、僕の鋏の動きに注目してたよ」

JUM「だろうな。だけど、お前は鋏なんか見てなかったんだろ」

蒼星石「勿論。おっぱいが開放される瞬間は見逃せないからね」

JUM「感動の1シーンだからな」

蒼星石「うん。のりさんのおっぱいも、早く外に出たいって叫んでた」

JUM「それは錯覚だ」

蒼星石「そんな事は無いよ。だって、おっぱいガードのサイズがちょっと合ってなかったから」

JUM「次のねえちゃんへの誕生日プレゼントが決まった」

蒼星石「切ると決めたからには、一気にいこうと決めてたよ」

JUM「ああ。その方がこぼれる勢いが良い」

蒼星石「ゆっくり切って、スローモーションに感じるのも良いんだけどさ」

JUM「それは脳内でやれば良いからな」

蒼星石「映像の保存もバッチリしてあるよ」

JUM「惜しむらくは、そのデータの受け渡しが出来ない事だ……」

蒼星石「まあまあ」

蒼星石「僕は、ゆっくりとのりさんのおっぱいガードを鋏で持ち上げていった……」

JUM「勢いを増すため。そして」

蒼星石「そうする事によって生まれる、おっぱいの歪みをみるためにね」

JUM「歪んでるな。歪み過ぎて真っ直ぐだ」

蒼星石「僕は自分の気持ちに素直なだけさ」

JUM「良い事だ」

蒼星石「両サイドから持ち上げられるようにして変化していくおっぱいの軌跡……」

JUM「奇跡の星だな。違うのは、二つだって事だけだ」

蒼星石「だけどね、のりさんのおっぱいは僕の期待を上回っていたよ」

JUM「ほう」

蒼星石「変化していったのは、おっぱいの形だけじゃない、って事さ」

JUM「……まさか」

蒼星石「凄いよね。エプロンにまで染み出す程出たっていうのに」

JUM「おっぱいミルク染みが広がってたのか」

蒼星石「際限なくね。染み、広がる」

JUM「夢、広がる」

蒼星石「のりさんも、その事に気付いてたよ」

JUM「そりゃそうだ。何せ、自分の体の事だからな」

蒼星石「『あ、あうぅ~』って、可愛らしい声をあげてたなぁ」

JUM「今の、もう一度」

蒼星石「ジュン君。今はそういう事を楽しむ時間じゃないよ」

JUM「……悪かった。駄目だな……ゴクン。よし、落ち着いた」

JUM「冷静になって、ようやく考える事が出来たぞ」

蒼星石「ん、何がだい?」

JUM「その笑い、僕が何を言わんとしてるかわかってるんだろ?」

蒼星石「真紅達はそこで気づいたのか、でしょ」

JUM「そうだ」

蒼星石「気付かない訳――」

JUM「ないよなぁ。だけどお前は」

蒼星石「僕、目が悪くなっちゃったみたいなんだよね」

JUM「そうかそうかぁ。そりゃあ大変だぁ」

蒼星石「『! ま、待ちなさい蒼星石!』」

JUM「真紅は止めたか。翠星石は気付いてなかったな?」

蒼星石「うん。だって、翠星石はのりさんの後ろにいたからね」

JUM「雛苺は慌てるだけだったのか?」

蒼星石「うん。そこで止めに入られなくて助かったよ。さすがに二人がかりだと言い訳出来なくなるから」

JUM「自己主張をしすぎない、良いプレイヤーだな」

蒼星石「事故を起こしたのも雛苺だけど、ね」

蒼星石「けれど、さすがに二言目を発する事は許さなかったよ」

JUM「流石だな」

蒼星石「真紅は、僕を羽交い絞めにしようと近寄って来た」

JUM「それが分ったのは?」

蒼星石「一部の器官が悪くなると、他の器官が発達するっていうよね」

JUM「ドールがそれを言うか」

蒼星石「まあ、僕はその時忍の耳を得ていたから気付く事が出来たのさ」

JUM「っていうか、お前目も悪くなってなかっただろ」

蒼星石「後ろから近付く真紅に阻まる前に……」

JUM「目的を阻んでいるおっぱいガードを――」

蒼星石「――ジョキンッ」

JUM「ぷるんっ!」

蒼星石「ぴゅうっ」

JUM「!? おい、おいおいおっぱい!?」

蒼星石「落ち着いてジュンくん。僕も流れで言っちゃって悪かったから」

JUM「……くそう、どうして僕は図書館なんかに行ってたんだ……!」

蒼星石「果物を収穫するときにさ、果汁が出るのってたまにあるよね」

JUM「わからないけど、わかった」

蒼星石「普段から過重がかかってる大きさのおっぱいに」

JUM「おっぱいガードのしめつけが加わり、それから一気に開放される事によって……」

蒼星石「ぴゅうっ」

JUM「――カタルシス」

蒼星石「とても幻想的な光景だったよ」

JUM「……一つ聞く、ねえちゃんの二つの中心角の色は?」

蒼星石「ミルクプリンのさくらんぼ乗せ。上からおっぱいミルクをかけてお楽しみください」

JUM「真紅は気付いてたから、『ああ、なんてこと……』とか言ってたんだろ」

蒼星石「うん。正直、勿体無いからすぐにでもむしゃぶりつきたかった」

JUM「よく我慢したな」

蒼星石「僕も普通に驚いてたからね、一応」

蒼星石「翠星石なんかはさ、何が起こってるかわかってなかったよ」

JUM「そりゃ、目の前の人間がおっぱいミルクを出してるなんて想像もしないだろ」

蒼星石「えっ、そうかな?」

JUM「お前は別だ」

蒼星石「そうだね」

JUM「ねえちゃんの反応は? まあ、聞くまでも無いけど」

蒼星石「顔を真っ赤にして、泣きそうになりながら俯いてたよ」

JUM「今ならねえちゃんに優しくなれる」

JUM「雛苺の反応は?」

蒼星石「どうだったと思う?」

JUM「いや、最近は僕でもアイツの行動が読めない」

蒼星石「へぇ」

JUM「引き篭もり絶頂期でも、雛苺の行動は読めなかったと思う」

蒼星石「まあ、仕方ないよ。彼女は僕達の想像を上回っていくからね」

JUM「それ、良い事でもないよな」

蒼星石「気持ちいいことではあるけど、ね」

蒼星石「困惑する真紅」

JUM「状況が未だに理解出来ないでいる翠星石」

蒼星石「泣きそうになっているのりさん」

JUM「心の底では笑っているお前」

蒼星石「聞こえが悪いなぁ。せめて、演技をしている、って言ってよ」

JUM「大して違わないだろ。……そして、ファンタジスタは言いました。――どうぞ」

蒼星石「『……甘くておいしそうなの~……』」

JUM「雛苺、愛してる」

蒼星石「凄いよね。まるで、僕の心の中を読んだかのような言葉だったよ」

JUM「雛苺は、純粋に美味しそうだと思ったんだろ」

蒼星石「僕だってそうだよ。失礼しちゃうな!」

JUM「プンプン怒るなよ。可愛いぞ」

蒼星石「えへへ、ありがとう」

JUM「雛苺のその言葉を聞いて、全員キョトンとしただろうな」

蒼星石「僕も含めて、ね」

蒼星石「最初に我に返ったのは真紅だったよ」

JUM「抜けてる所もあるけど、基本的にはしっかりしてるからな」

蒼星石「うんうん。でも、『ひ、雛苺っ!』って叫ぶだけだったんだ」

JUM「やっぱり抜けてるだけか」

蒼星石「真紅のその慌てっぷりを見たらさ、翠星石も何があったのか気になっちゃうよね」

JUM「翠星石も、前に回りこんで何があったか確認したか」

蒼星石「『何があったんで、でで、で……!?』」

JUM「出てる~」

蒼星石「さすがに四対三だからね。のりさんに勝ち目は無かったよ」

JUM「四対三? 何で数えてるんだ」

蒼星石「視線の数だよ」

JUM「? 真紅、雛苺、翠星石、お前……」

蒼星石「のりさん、左おっぱい、右おっぱい」

JUM「納得」

蒼星石「僕達におっぱいからおっぱいミルクが出ちゃってる所を見られたのりさん、可愛かったなぁ」

JUM「ほう」

蒼星石「慌てて手で隠そうとしたんだけど、またさっきみたいに押さえておっぱいミルクが出ると思ったのか……」

JUM「押さえようか迷ってたんだな。普通に覆うように隠そうって選択肢は浮かばなかったのか」

蒼星石「中々面白いものだったよ。おっぱい、手、おっぱい、手の繰り返しは」

JUM「視線を集中させすぎだろ。わかるけど」

蒼星石「赤ちゃんがさ、いないいないバアが好きな理由がわかったよ」

JUM「それ、間違ってるぞ」

蒼星石「どうして? だって、赤ちゃんっておっぱい好きじゃない」

JUM「なあ、今何の話をしてたんだ?」

蒼星石「おっぱいの話だよ」

JUM「その位は知ってるよ」

JUM「とにかく、その後お前達はどうしたんだ?」

蒼星石「とりあえず、目と鼻で楽しんださ」

JUM「それはお前だけだろ」

蒼星石「真紅は、とてもきまずそうに顔を背けてたよ」

JUM「何か言わないだけマシだな。アイツがフォロー出来るとは思えない」

蒼星石「だよね。対照的に、翠星石は興味深そうにじろじろ見てたなぁ」

JUM「遠慮ってものを知らないな。そんな事をしちゃ、姉ちゃんは一層恥ずかしがったろ」

蒼星石「本当に良い姉を持ったよ」

JUM「お互いに、な」

お風呂

創発板で見t……いや何でもない

>>231
あそこじゃLRにかかるっしょ
だからディレクターズカット版

蒼星石「さすがにそうなったら、なりふり構ってられないよね」

JUM「だろうな。ねえちゃんはその行動が何を引き起こすかをわかっていたのに……」

蒼星石「『みっ、皆見ちゃ駄目ぇ~!』」

JUM「無茶を言うなって話だよな。だって――」

蒼星石「思い切りおっぱいを手で押さえて、指の間からおっぱいミルクが滲み出してるんだもん」

JUM「素晴らしい光景だったろうな」

蒼星石「虹の架け橋のようだったよ」

JUM「だけど、お前は目を離さなかったな」

蒼星石「当たり前でしょ。皆だってそうだったさ」

JUM「とんだ変態姉妹だ」

蒼星石「ジュンくん。真紅と翠星石は、のりさんを心配してるだけだったんだ」

JUM「冗談だよ。……ん? 雛苺は?」

蒼星石「フラフラとのりさんの方に近付いて行ってた。花に集まる蝶のようにね」

JUM「ははは、お腹が減ってたんだろうなぁ」

蒼星石「あはは、そうだろうねぇ」

蒼星石「蝶がやる事といったら、アレしだよね」

JUM「ああ、そうだな。――花の蜜を吸う、だ」

蒼星石「それ以外には?」

JUM「ん? 他にこの状況で……あぁ、成る程ね」

蒼星石「おっぱいは」

JUM「二つある。そして、おっぱいミルクを吸いたいと思っているドールも」

蒼星石「偶然にも、その場に二人いたって訳さ」

JUM「偶然? 一人吸いたいと思う奴がいるってのは、お前がいる時点で当然の事だ。つまり」

蒼星石「……そうだね、これは必然だったのさ」

蒼星石「問題は、いかに雛苺に道を譲るかだったよ」

JUM「お前は、姉ちゃんのおっぱいガードを切るために正面にいたからな」

蒼星石「そうそう。変に道を開けると不自然だからね」

JUM「……だから、お前は待った」

蒼星石「その通り。彼女が、自ら墓穴を掘るのをね」

JUM「そして――姉ちゃんは言った。『ひ……ヒナちゃん?』ってね」

蒼星石「あれ、今のちょっと似てた」

JUM「そうか? でも、あまり嬉しくないわ」

蒼星石「こんな状況になったら、のりさんが誰かの名前を呼んだらそちらを向くのが普通さ」

JUM「面倒だよな。本当は気配で気付いてたんだろ?」

蒼星石「だけど、そこで振り返っちゃ不自然だよ」

JUM「その程度なら問題ないと思うけどな」

蒼星石「こだわり、っていうのかな」

JUM「やれやれ、頭が下がるよ」

蒼星石「僕は心の中でのりさんに頭をさげてたよ」

JUM「……お前は、半身になって雛苺の方を振り返った」

蒼星石「そう。その後の展開を有利に進めるために、ね」

蒼星石「とりあえず、『ど、どうしたんだい雛苺?』って声をかけておいたよ」

JUM「白々しいな。いや、乳白色だな」

蒼星石「勿論。わかってると思う思うけど、その後の布石さ」

JUM「陶然とした雛苺に気圧されるようにしておけば……」

蒼星石「自然と、僕がそこを動かない理由が出来るからね」

JUM「真紅と翠星石は平然としてたのか?」

蒼星石「呆然としてたよ。全然いつも通りじゃなかった」

JUM「当然だろ」

JUM「これから何が起こるかわかってなかったんだろうな」

蒼星石「うん。真紅も『ひ、雛苺……?』って言うだけだったし」

JUM「翠星石は何か言ってたか?」

蒼星石「『ち、チビ苺……何をする気ですか?』って言ってたよ。一応」

JUM「おっぱいミルクを吸おうとしてるんだってのは」

蒼星石「目を見ればすぐわかったよ。ガッツポーズをとりたくなったね」

JUM「姉ちゃんのOK牧場か」

蒼星石「ゆっくりと歩いて来た雛苺は、僕を少し押しのけるようにしてのりさんの前に立った」

JUM「乳との遭遇、か」

蒼星石「ジュン君」

JUM「悪い。おっぱいとの遭遇、か」

蒼星石「別に言い直さなくても良いよ」

JUM「手厳しいな。それで、姉ちゃんはが『ひ、ヒナちゃん……?』って言った後?」

蒼星石「やっぱり似てるよ」

JUM「とりあえず放っておけって。どんなファンタジーの幕が開いたんだ」

蒼星石「『のりぃ……おっぱい飲ませてぇ』」

JUM「僕のさっきの発言を訂正する。おっぱいミルクは飲み物。雛苺が言うんだから間違いない」

蒼星石「もうね、皆絶句」

JUM「お前は?」

蒼星石「絶賛」

JUM「だよな」

蒼星石「のりさんが言葉を失ってるのを了承ととったのか、雛苺はのりさんにおおいかぶさったんだ」

JUM「おいおい蒼星石。大事な部分が抜けてるぞ」

蒼星石「おっと、ごめんよ。雛苺がおおいかぶさったのは、のりさんの体の左半身さ」

JUM「そうか、残念だったな」

蒼星石「まあ、右だけでも吸えるのに贅沢を言ったら罰が当たっちゃうよ」

JUM「悔しそうな顔をするなよ」

蒼星石「おっぱいに吸い付く真紅や翠星石も見たかったんだけど、ね」

JUM「おっぱいミルクには限りがあるからな」

蒼星石「いざ僕の番、ってなった時にタンクの中身が空なんてなったら……泣いちゃうかもしれないもん」

JUM「そこまでか」

蒼星石「だってさ、匂いだけでもクラクラするんだよ? それ程までにのりさんのおっぱいミルクの匂いは――」

JUM「あまり言わないでくれ。図書館に行ってた自分にイライラするから」

蒼星石「ちょっと気遣いが足りなかったかな、ごめんよ」

JUM「まあ、大丈夫さ。それ以上にムラムラしてるから」

蒼星石「変態」

JUM「その通り」

蒼星石「のりさん、本当に焦ってたよ。凄く興奮した」

JUM「まあ、そうだよな」

蒼星石「だってさ、突然おっぱいミルクが出ただけでも混乱するのに……」

JUM「それを皆に見られた上、今度は吸わせろ、だもんな」

蒼星石「だけど、雛苺の目はとても澄み切っていたよ。本当に、ただおっぱいミルクが吸いたいだけだったみたい」

JUM「それを見つめる、困惑した真紅と翠星石の瞳。そして濁ったお前の目、か」

蒼星石「せい濁合わせ持ってるよ、僕は」

JUM「濁りきってるな。だけど、嫌いじゃない」

蒼星石「言うまでもないと思うけど、最初はのりさんも抵抗してたよ」

JUM「……最初は、ね」

蒼星石「おっぱいに吸い付こうとする雛苺をなんとか体を捻って遠ざけてた」

JUM「その段階でも暴れなかったのか」

蒼星石「優しいよねぇ、のりさん。僕が足元にいるからって、危ないと思ったんだろうね」

JUM「雛苺がしていたのを真似たのか。学習能力が高いな」

蒼星石「嫌だなぁ。たまたまだよ、たまたま玉たま」

JUM「……言わなくても良いよな?」

蒼星石「……ごめんなさい」

蒼www

蒼星石「けれど、雛苺の前進は止まらなかった」

JUM「まるで将星を背負ってるみたいだな。期待も一緒に背負ってるし」

蒼星石「誰も逃走する気はなかったよ。固唾を呑んで見守ってた」

JUM「そんなもん飲んでる場合じゃないだろ。使えない奴らだ」

蒼星石「ジュンくん、ニヤけてるよ」

JUM「おっとと」

蒼星石「まあ、のりさんは雛苺から遠ざけようとして――女の子座りのまま上半身を後ろに倒してしまったんだ」

JUM「おっぱい十字陵の完成、だな」

雛「ほぅ…でかくなったな、のり!」

蒼星石「頭をぶつけたらしくて、ゴツンッって凄い音がしたよ」

JUM「ほうほう、それで?」

蒼星石「のりさんの眼鏡がズレてた」

JUM「そんな事は聞いちゃいない」

蒼星石「あはは、ごめんごめん。二人共心配してたよ」

JUM「頭をぶつけた本人を除いたら四人いるのにな」

蒼星石「おっぱいの数を引いたら、二人しか残らないじゃない」

JUM「確かに」

>>270
お前、雛じゃなくて髭苺だろ

>>273
雛「違うの!雛はバットで頭割られてないのよ!右乳が好きとか言わないの~!」

蒼星石「やっぱり痛かったんだろうね。のりさんは、今がどんな状況かも忘れて後頭部をさすってた」

JUM「その手は勿論?」

蒼星石「左手さ」

JUM「……む? 両手じゃなかったのか。それじゃあ、もう片方の手は?」

蒼星石「眼鏡のズレをなおしてたよ」

JUM「さっきのは伏線だったのか!」

蒼星石「ふふ、焦っちゃ駄目だってわかったかい?」

JUM「ああ、悪かったな。さすがだよ、蒼星石」

蒼星石「どうも」

蒼星石「自重で、上から潰されるようになっているのりさんのおっぱい……」

JUM「……ほう」

蒼星石「けれど、その美しさは損なわれる事は無かったよ」

JUM「成る程な」

蒼星石「凄いよね。寝転がるだけで、自然と女体盛りになるんだもん」

JUM「おい、今のはちょっと品が無いぞ」

蒼星石「おっと、ごめんよ」

蒼星石「二つの白いおっぱいの中心で、さくらんぼがこれでもかって位存在をアピールしてたんだ」

JUM「目立つ奴は狙われる。これは、僕が身を持って学んだことだ」

蒼星石「言葉に重みがあるなぁ」

JUM「よせよ。……本当によしてくれ」

蒼星石「……のりさんが急に倒れたものだから、そのさくらんぼの近くには――」

JUM「――雛苺の顔があった、だな」

蒼星石「これは、桜田家のキッチンで起きた小さな奇跡だよ」

JUM「具体的には、さくらんぼサイズの、な」

蒼星石「目の前に、そんな食べてくださいと言わんばかりに差し出されちゃあねぇ」

JUM「そこで口にしないっていうのは、農家の方に失礼ってもんだ」

蒼星石「雛苺も、そこはわかってたみたいだったよ」

JUM「わかってないのは、確定的に明らか」

蒼星石「とにかく、心配する真紅と翠星石、痛がるのりさん、興奮する僕をよそに雛苺は――」

JUM・蒼星石「「パクッ」」

JUM「……姉ちゃん、どんな声を出したんだ?」

蒼星石「3、2、1、どうぞ」

JUM「『ひゃうんっ!?』……って、やらせるなよ」

蒼星石「……ねえ、今のもう一度やってくれない?」

JUM「断固拒否」

蒼星石「良いじゃない、その位」

JUM「嫌だよ。何言ってるんだ、お前は」

蒼星石「ジュンくんがやってくれないと、続きは話さないよ」

JUM「……本気なのか?」

蒼星石「僕がナレーションをつけるから。ねえねえ!」

JUM「……はぁ、絶対、誰にも言うなよな!?」

蒼星石「当たり前だよ。ここでの会話を外にもらすのは協定違反だし、信用問題になるもん」

JUM「やれやれ……仕方ないな」

蒼星石「雛苺は、のりさんが驚いている間に、左おっぱいを両手で抱え込んだ」

JUM「『んふっ、ひ、ヒナちゃん!?』」

蒼星石「そうなったら、後はもう吸うだけさ。雛苺の唇とのりさんのおっぱいの空間が全くなくなってたよ」

JUM「『あっ、や! すぅ、吸っちゃ駄目よぅ~!』」

蒼星石「けれど、さっき出たせいなのか、おっぱいミルクの出が悪かったみたいだったんだ」

JUM「『もっ……もう出ないってばぁ……! ひうっ!?』」

蒼星石「……そう。だから雛苺は――舌と歯を使いだしたんだ」

JUM「『やあっ、こ、転がさない……かっ、噛んじゃ駄目よぅ!? ひいっ!』」

蒼星石「そして――って、どうかした?」

JUM「……死にたくなった」

蒼星石「ええっ、良い演技だったよ?」

JUM「そういう問題じゃあないんだ。……全く、誰が得するっていうんだよ」

蒼星石「僕が」

JUM「変態め」

蒼星石「その通り。僕がジュンくんに情報を提供して、かわりにジュンくんがささやかな娯楽を提供する」

JUM「ギブアンドテイクか。……けど、もう良いだろ? ギブアップだ」

蒼星石「もぅ……まだテイクは残ってるのに。まあ、しょうがないか。今のでも十分満足したよ」

JUM「それを聞いて安心したよ」

蒼星石「そんなに嫌だった? 安堵しきった顔をして」

JUM「ほら、続き続き!」

蒼星石「はいはい、わかってるよ」

JUM「……ん、お茶が冷めちゃってるな」

蒼星石「良いの? ここからが面白くなる所なのに」

JUM「お茶をおろそかにしたら、それはただの猥談だろ」

蒼星石「ジュンくん……なんだか一皮剥けたみたいだね」

JUM「知らなかったのか? そりゃ前からさ」

蒼星石「……」

JUM「……僕もまだまだだな。待ってろ、すぐ戻るから」

一服
一応ID変わる前に
載せないで

JUM「お待たせ」

蒼星石「早かったね。あれだけ話したんだから、少しキッチンでゆっくりしてくると思ってた」

JUM「何言ってんだ。そんな事、あるはずないだろ」

蒼星石「どうして?」

JUM「お前を長い時間待たせる訳にはいかないからな」

蒼星石「そんなの……気にしなくて良いのに」

JUM「そっちこそ気にするな。僕が楽しみにしてるだけなんだから」

蒼星石「……あはは、嬉しいな!」

JUM「さ、続きを聞かせてくれ。おっぱいミルクという、魅力的な物語の続きを」

蒼星石「勿論だよ」

蒼星石「……雛苺がのりさんのおっぱいを弄ぶ姿は、ある種壮絶だったよ」

JUM「いきなり飛ばすなぁ」

蒼星石「のりさんのおっぱいが苺大福に似ていたからなのかもしれないね」

JUM「特大のうにゅー、って訳か。大福の外側の部分はおっぱい」

蒼星石「苺は、言わずもがな雛苺」

JUM「あんこの部分は――夢、だな」

蒼星石「しかも、おっぱいミルクまで詰まってるんだ。夢中にならないはずがないよね」

JUM「僕達基準では、な」

前回のようなみっちゃんのエロスは必要?

蒼星石「のりさんの口からは、次第に嬌声が漏れ出す事が多くなったんだ」

JUM「姉ちゃんも女だった、って事か。……なんだか複雑だ」

蒼星石「またまた。前から知ってたんでしょ」

JUM「バレたか」

蒼星石「それこそ今さらだよ」

JUM「それで、それを見ていた真紅と翠星石はどうしてたんだ?」

蒼星石「普段見ているのりさんとは、結びつかない姿だったからね。驚いてたし――」

JUM「――見入ってたな。……それも、顔を赤くして、恐る恐る」

蒼星石「ご明察」

蒼星石「真紅と翠星石ってさ、こういう事態への対応力がちょっと低いよね」

JUM「仮にも究極の少女を目指して創られてるからな」

蒼星石「あれ、それじゃあ僕は?」

JUM「姉ちゃんのおっぱいミルクをひたすら吸い続ける雛苺に、それをただ見ているだけの真紅と翠星石」

蒼星石「ねえ、ちょっとジュンくん」

JUM「ドールとは言え、女の子が五人もいる状況で繰り広げられるお昼の晩餐。……素晴らしいね」

蒼星石「僕は? ねえ、ちょっと」

JUM「可愛い」

蒼星石「――本当に素晴らしいよね。だけど、まだおっぱいは一つ余ってる」

JUM「その調子だ」

蒼星石「左のおっぱいは雛苺が吸っているけれど、右のおっぱいがとても寂しそうだったよ」

JUM「向かってで言わない所が分ってるな」

蒼星石「おっぱいの立場に立って考えてるだけさ」

JUM「だよな」

蒼星石「……右のおっぱいはね、涙を流してたよ。のりさんの体の動きに合わせて、ぴゅっぴゅっ、とね」

JUM「明らかに涙が流れる擬音じゃないな。けど、それで良い」

蒼星石「だから僕は言ったんだ。『……こっちは僕に任せて、雛苺』って」

JUM「なんて頼もしい言葉だ。そして、アウトすぎる」

蒼星石「さすがに僕も困ったよ。だって、思ってた事がそのまま口から出ちゃったんだもん」

JUM「姉ちゃんと雛苺はともかく、真紅と翠星石は騒いだだろ?」

蒼星石「いや~、焦ったね」

JUM「そりゃ、真紅と翠星石の台詞だ」

蒼星石「『何を言っているの蒼星石!? まさか、貴方まで!?』って、真紅なんか大慌て」

JUM「お前の素敵な姉は?」

蒼星石「ちょっとショックだったなぁ。『……蒼星石?』って、ドン引きしてたんだよ?」

JUM「言っておくが、別に翠星石は悪いことはしてないぞ」

蒼星石「僕は、脳をフル回転させたね。ローザミスティカが出るかと思った位に」

JUM「とっくに頭の中はとろけてただろ」

蒼星石「まあね。でも、バターじゃなくてミルクだよ」

JUM「何て言って誤魔化したんだ? いや、誤魔化せたのか?」

蒼星石「ジュンくん。僕は誰だい?」

JUM「……誤魔化せたのか」

蒼星石「なんとかね」

蒼星石「それまでの行いが良いと、いざという時に楽だよね」

JUM「そうだな。……悪い、今テキトーに合わせた」

蒼星石「気にしないで良いよ。……とにかく、僕は今まで彼女達の前では優等生だった」

JUM「演技だけどな」

蒼星石「まあね。人間、誰しも仮面を被っているんだよ」

JUM「お前はドールだろ。まあ、いいけどな」

蒼星石「僕は、二人の雛苺への信用も失わせたくなかったんだ。だって、僕は彼女の姉だしさ」

JUM「良い姉だな。一見」

蒼星石「だから、『雛苺はきっと、吸い出してあげようとしてるだけなんだよ!』って、涙交じりに言ったんだ」

JUM「それ、フォローになってるのか?」

蒼星石「ちょっと苦しいかなとは思ったよ。だから、涙を交えたのさ」

JUM「ふむ」

蒼星石「いきなりおっぱいミルクが出るなんておかしい、きっと何かあるに違いない」

JUM「赤ちゃんが出来たって可能性は?」

蒼星石「勢いで誤魔化し続けたよ。雛苺は、のりさんからおっぱいミルクを吸い出して、元に戻そうとしてるんだ、って力説した」

JUM「自分がおっぱいミルクを吸いたいだけだろう? 妹のせいにするなんて、ひどい奴だなぁ」

蒼星石「えへへ」

JUM「可愛いから許す。それに、相手は姉ちゃんだしな」

JUM「真紅達は、騙されちゃうだろうな」

蒼星石「涙は女の武器って、本当だよね。……プクク!」

JUM「お前、そこまでの芸当が出来るならアリスにすぐなれるだろ」

蒼星石「何言ってるの? アリスになったら、お父様に会わなきゃいけないじゃない」

JUM「せめて、建前だけでも姉妹が大切だとか言っておけ」

蒼星石「皆、とても可愛らしい僕の大切な姉妹だよ。チュウしたい」

JUM「最後のはいらない。いや、いるわ」

蒼星石「ともかく、これで憂いは断ち切った」

JUM「後は、おっぱいミルクを吸うだけ、か」

蒼星石「のりさんが体を動かすたびにおっぱいミルクが漏れてたから急いだよ」

JUM「どうせ、すぐ助けてあげるとでも言ったんだろ」

蒼星石「うん。だけど、さくらんぼに吸い付くまでの動作はゆっくりしたよ」

JUM「助けると言いつつも、同姓のおっぱいを吸うという戸惑いの演出か」

蒼星石「眉を八の字にしてね。こうやって、髪のモミアゲの部分を軽く書き上げながら……」

JUM「そそるなぁ」

蒼星石「でしょ?」

蒼星石「けれど、のりさんは雛苺が吸うたびにイヤらしく体を震わせてたから、さ」

JUM「それじゃあちょっと吸いにくいだろ」

蒼星石「けれど、そこで諦めるのは嫌だったからね」

JUM「吸われる姉ちゃんの方は、もっと嫌だったと思うぞ」

蒼星石「良かったみたいだよ? 見た限りでは、かなり」

JUM「良くない笑顔だなぁ」

蒼星石「ジュンくんもね」

蒼星石「僕は、この時ばかりはお父様に感謝したね」

JUM「なんだ、珍しいじゃないか」

蒼星石「僕はねジュンくん。接近戦が得意なんだ」

JUM「接近戦が得意? パンチやキックで戦うのか」

蒼星石「たー!」

JUM「あいてっ。なんだよ、イキナリ」

蒼星石「……ゴホン! 僕は、雛苺のおっぱいを吸う動きに一定のパターンがあると気付いたんだ」

JUM「お前、そんな事が出来たのか?」

蒼星石「ごめん、嘘。なんとなくそうかなーってだけだよ」

蒼星石「あくまでも、自然に僕の口がのりさんのさくらんぼを捉えるよう速度を調整したんだ」

JUM「成る程な。とりあえず納得しておいてやる」

蒼星石「ぷるんっ、ぷるんっ、ふにゃんっ。ぷるんっ、ぷるんっ、ふにゃんっ」

JUM「これはひどい。……ぷるんっ、ぷるんっ、ふにゃんっ」

JUM・蒼星石「ぷるんっ、ぷるんっ、ふにゃんっ」

JUM「ぷるんっ、ぷるんっ――」

蒼星石「――ぽよんっ」

JUM「……何だって!?」

蒼星石「……そう、僕の口が到達する直前――のりさんのおっぱいが跳ね、自ら僕の口に飛び込んできたんだ」

JUM「願ったり叶ったりじゃないか!」

蒼星石「うん。その後は、ねぶったりかじったりするつもりだったしね」

蒼星石「……けれどねジュン君。物事っていうのは、そう上手くいかないものなんだよ」

JUM「おいおい。蒼星石、お前は姉ちゃんのおっぱいミルクを美味く頂いたんじゃないのか?」

蒼星石「勿論そのつもりだったさ。けれど、突然おっぱいに衝撃が走ったんだよ?」

JUM「……ああ、成る程な」

蒼星石「左のおっぱいは、ミルクを出し続けてた。右のおっぱいも、それも前へならえしたかったんだろうね」

JUM「勢い良く跳ね上がったおっぱい――さくらんぼは……」

蒼星石「……僕の歯に当たってしまったのさ。ホント、甘くとろけるような奇襲だったよ」

JUM「……それで、一気に脳をやられたか」

蒼星石「ふがいない僕を許して、ジュン君」

JUM「しょうがないさ。お前は悪くない」

蒼星石「口の中に広がる、母性を感じさせるのりさんのおっぱいミルク」

JUM「……その時のお前の気持ち、なんとなくわかる」

蒼星石「僕は、お父様に創られた存在だから……母親というものを知らない」

JUM「……」

蒼星石「お母様がもしいたなら、こうやって僕におっぱいミルクを与えてくれてたのかな、ってね……」

JUM「蒼星石……」

蒼星石「けれど、なんだか懐かしいような……なかったはずの、赤ちゃんの頃に戻った感じがしたんだ」

JUM「本音は?」

蒼星石「なにこのおっぱいミルク! 凄く美味しいや!」

JUM「だよな」

蒼星石「最初は、あえてさくらんぼを責めずに回りからとか、焦らそうって思ってたんだけどさぁ」

JUM「我慢出来なくなったか。まあ、お前はそういう所があるしな」

蒼星石「面目ないよ」

JUM「まあ、とりあえず吸いたくなるってのは間違いじゃない」

蒼星石「もー、舌と歯と唇を使って、なんとかのりさんのおっぱいミルクを搾り出そうと必死だったよ」

JUM「ワイルドにいっちゃったか」

蒼星石「のりさんのおっぱいが大きくて良かったよ。顔を埋めてなかったら、酷い表情を見られてたもん」

JUM「どんな顔をしてた……いや、別にしなくて良いや。見られたく無いだろ?」

蒼星石「その心遣い、痛み入るよ」

JUM「それで、姉ちゃんはなんて言ったんだ?」

蒼星石「わかってるくせに」

JUM「……お前、また僕にやらせようとしてるだろ」

蒼星石「あはは――突然右のさくらんぼに快感が走り、何事かと思うのりさん!」

JUM「『いうっ!? なんっ、そ、そうせいせ……くうんっ!』」

蒼星石「そそるなぁ」

JUM「おい、やめろて言っただろ?――それを見ていた真紅!」

蒼星石「『だわっ、だわだわだわ!? だわわだわっわ!』」

JUM「とっくに気にしなくなってたか」

蒼星石「さくらんぼを転がすたびに、良い反応をするのりさん」

JUM「さくらんぼを転がすたびに、良い味のミルクを出すおっぱい」

蒼星石「……あぁ」

JUM「戻って来い」

蒼星石「天にも昇る気持ち、そして味だったよ」

JUM「ミルキーウェイ、ってか」

蒼星石「一年に一度だけの逢瀬ってさ、感動的だよね」

JUM「別に、ずっとおっぱいミルクを吸ってるわけじゃないと思うぞ」

蒼星石「けれど、のりさんは何回か天国に行ってたみたいだよ」

JUM「今頃思い出して地獄を味わってるんだろうな」

蒼星石「僕は十分味わったけどね」

JUM「知っちゃこっちゃないと思うぞ」

蒼星石「……けれど、物語には終焉があるんだ。悲しい事にね」

JUM「いつまでも続くのは喜劇じゃない」

蒼星石「おっぱいミルクの出がね……段々悪くなって来たんだよ」

JUM「悪くならなきゃホラーだろ」

蒼星石「どうせだったら、さ。……最後にゴクンといきたい、よね?」

JUM「その時の姉ちゃんの様子は?」

蒼星石「顔を真っ赤にして、目に涙を浮かべてたよ。呼吸もずっと浅かったし、ちょっと涎も垂らしちゃってた」

JUM「それなのに最後にゴクンといこうとしたのか。外道めぇ」

蒼星石「それが、おっぱい道でしょ」

JUM「まあな。むしろ、そこでやめてたら怒ってたぞ」

蒼星石「――おっぱいミルクに関わったものは突き進む。甘く、素晴らしい――」

JUM・蒼星石「ミルキーウェイを」

蒼星石「出が悪くなったのは、当然雛苺も感じてたみたいだね」

JUM「むしろ、雛苺の方はとっくに出なくなってたんじゃないか?」

蒼星石「かもしれない。だからこそ、彼女は僕の呼びかけに気付いてくれたよ」

JUM「お前は……雛苺の名前を呼んだんだな」

蒼星石「うん。そして軽く視線を合わせただけで、雛苺は僕が何を言わんとしているか全て察してくれた」

JUM「とんだ姉妹の絆だな。最高だ」

蒼星石「光栄だよ」

JUM「一応聞いておいてやる。翠星石はその時?」

蒼星石「『ででっでっ、でででですぅ!?』」

JUM「双子の姉も扱いもぞんざいだな。頭の中は全てピンク……いや、乳白色だったんだな」

蒼星石「言葉は、一切必要なかったよ。おっぱいの気持ちを考えれば良かっただけだから」

JUM「姉ちゃんの気持ちは?」

蒼星石「えっ?」

JUM「ごめん、なんでもない」

蒼星石「……とにかく、僕と雛苺はおっぱいの声を聞いてたんだ」

JUM「おっぱいは、何て言ってたんだ?」

蒼星石「『もうやめてぇ……』って」

JUM「ああ、やれっていってたのか」

蒼星石「やっぱり、心臓に近い方の左のおっぱいを吸ってた雛苺はタイミングを逃さなかったね」

JUM「ん? お前は出遅れたのか?」

蒼星石「忍の耳を持ってたから、なんとか合わせる事が出来たよ」

JUM「――タイミングを合わせたお前達は、同時に」

蒼星石「思い切り吸い付きながら、グミのような感触のさくらんぼをクニュッとしたのさ」

JUM「……姉ちゃんの反応は? 僕はやらn」

蒼星石「3、2、1、どうぞ!」

JUM「『あきゅっ!?~~~っ!!』」

蒼星石「そして、最後の一滴まで出しきろうとおっぱいはおっぱいミルクを噴出させたんだ」

JUM「……ホントやめろって」

蒼星石「もう、これで最後なのかと思うと……涙がでそうになったよ」

JUM「けれど、お前は飲み干した。だろ?」

蒼星石「うん。飲んだ後、口の中に残るほんのり甘い匂いも十分に堪能したさ」

JUM「それで、満足したお前はどうした? まさか、その先もしたのか?」

蒼星石「それがさぁ、聞いてよジュン」

JUM「今さら聞かないと思うのか?」

蒼星石「のりさんったら、あんなに感じてたっていうのに、床につっぷして泣いてたんだよ?」

JUM「ああ、うん。完全に予想内だわ」

蒼星石「真紅と翠星石はさ、なんだかこっちが申し訳なくなる位のりさんを心配してた」

JUM「悪いことをしたって思ってるか?」

蒼星石「気持ち良いことをしたって思ってる」

JUM「まあ、間違いじゃないけどな」

蒼星石「床に突っ伏しながら泣いてるのりさん。間に挟まったおっぱいの形が変わっててこれがまた……」

JUM「けれど、お前はそれ以上キッチンに留まらなかった。そうだな?」

蒼星石「もっと見ていたかったけどね。さすがに不味いかなぁって思ったよ」

JUM「悪いけど、一人にしてくれとでも言ってきたか」

蒼星石「大正解」

蒼星石「そんな事を言われたら、他の部屋に行くしか無いよね」

JUM「行かなかったら勇者だぞ。いや、魔王だな」

蒼星石「まだウットリしてた雛苺の手を引いて、居間のドアに向かったんだ」

JUM「一応謝りは入れたんだろうな」

蒼星石「『ごt……めんなさい、のりさん』ってちゃんと言ったよ。当たり前じゃない」

JUM「ごちそうさま、って言いそうになったのかよ」

蒼星石「大丈夫。真紅も翠星石も、その時は階段を上がってたし、雛苺は聞いてなかっただろうから」

JUM「姉ちゃんの存在を忘れるなよ」

JUM「それで? 姉ちゃんは今どうしてるんだ?」

蒼星石「あれ、見てないの?」

JUM「ああ。昨日図書館から帰ってから、一度も」

蒼星石「あはは、これは大変だ。やっぱり、姉と弟って似るのかな?」

JUM「……笑い事じゃないぞ。――まあ、いいか」

蒼星石「ところでさ、どうしてのりさんのおっぱいからおっぱいミルクが出たんだろう?」

JUM「それこそ気にする事じゃない。今心配なのは、僕はこれからどうやって食べていけばいいかだ」

蒼星石「イヤだなぁ。ジュンくん、今まで何の話をしてたのさ」

JUM「――ああ、そうだな。その手があったか。完全栄養食品だもんな――」


「――おっぱいミルクって」


おわり

こんなくだらないもん最後まで読んでくれてありがとう

みっちゃんのエロをかいてくれると、俺はとても喜ぶ

おっと、忘れるとこだった
一応
載せないでください

一乙
仕事終わってもまだ残ってたら>>1のために前回と違うみっちゃんのエロス書くよ

南斗乱れるところ北斗現る
みっちゃん居るところ俺現る

時間切れだ……無念

>>487
前回は酷かったもんね!

>>507
すいません、前回そんなに酷かったですか…
今回は鬼畜にしない予定ですので勘弁してください



休憩中ほし

あと二時間で仕事終わる保守

終わった
今から書くけど遅いのは勘弁してくれ

金「のりが母乳出したって真紅のミーディアムがはしゃいでたかしら」

その日、真紅達の偵察にいった金糸雀は帰宅するなりみつに話した

み「あら、ジュンジュンったらそんなことではしゃぐなんて」

みつはやれやれ、と微笑んだ

俺の嫁の気配がした

やばい携帯の電池切れる


金「なんで笑うかしら?」

不思議そうに聞く金糸雀にみつは微笑んだまま答えた

み「私も出るのよ!なんなら飲む?」

そう言い終わるやいなや、みつは服を脱ぎ始めた


金「みみみみみ、みっちゃん!?カナは別にそういう意味で言ったんじゃあ…」

慌てる金糸雀だったが、みつが服を脱ぎ終える頃には
その豊満なバストに見入っていた

おっぱいがポヨンってことはアニメの方で再生すれば良いんだな

み「ふぅ、これでよし!おいでカナ!」

みつの言葉で我にかえった金糸雀は顔を赤らめつつ近寄った

金「みっちゃん、すごく綺麗かしら…」

み「うふふ、ありがと!」

手の届く距離まで来た金糸雀を優しく抱き締め、みつは満面の笑みでこう言った

み「腹筋、しようか!」

    /\___/ヽ

   /''''''   '''''':::::::\
  . |(●),   、(●)、.:|
  |   ,,ノ(、_, )ヽ、,, .::::|
.   |   `-=ニ=- ' .:::::::|
   \  `ニニ´  .:::::/
   /`ー‐--‐‐―´\

冗談です、つい魔がさしたwww




み「ふぅ、これでよし!おいでカナ!」

みつの言葉で我にかえった金糸雀は顔を赤らめつつ近寄った

金「みっちゃん、すごく綺麗かしら…」

み「うふふ、ありがと!」

手の届く距離まで来た金糸雀を優しく抱き締めたみつは満面の笑みでこう言った

み「カナ、おっぱい吸ってみて?」

電池切れた・・・?




ちゅぱ…ちゅっ…ぴちゃっ



胸を吸い続ける金糸雀の口から漏れる音だけが聞こえるなか、
みつは(あぁ、赤ちゃんってこんな感じなんだろうなぁ)と優しい眼差しで金糸雀を見つめた


みつ「…んっ!」

突然、みつの中に今までとは違う刺激が加わった

みつ「ちょっ…カナ!歯を立てたら…きゃうっ!?」

しかし金糸雀は夢中になっているため、みつの声は届かない
そのうちに舌が、歯がみつの敏感な部分を責め始めた

みつ「あぁっ…カナ…私の胸に夢中で…あふっ!」


夢中になっていた金糸雀もハッと気付き、

金「…みっちゃん、ごめんなさいかしら」
と、ばつが悪そうに上目遣いでみつに謝った


>>546
すまん、DoCoMoショップで軽く充電してた
横にいる上司の目を盗んで投下はきついな

>>548
給料泥棒じゃあないか・・・

みつ「謝ることないわ。カナがそれだけ夢中になってくれたなんて」
み「まだまだわたしも捨てたもんじゃないわね!それに…」

急に言葉を濁すみつ
不思議そうに見る金糸雀に頬を染めてみつは



み「すごく気持ち良かったし…幸せだったもの」

金「幸せ?」

み「えぇ、カナがおっぱい吸っているときなんだかお母さんになったみたいだったの」

お母さんと言う言葉を聞いて金糸雀はほっぺを膨らませ

金「か、カナは赤ちゃんじゃないかしら!そんなこと言うみっちゃんにはこうかしら~!」

と、無防備なみつの乳首を弄り始めた


>>549

仕事終わってるさ
上司とは帰り道が同じなのさ
DoCoMoショップ寄る時点では一人だったのに外ででくわし

携帯覗き込むとかねぇよ…
バwwwレwwwたwwwwww

畜生…



あと5分で帰宅
ペース上がると思う

ところでこのスレまだ落ちないよね?

み「あうっ…くはぁっ…カナ!カナぁ!」

突然訪れた快感にみつは矯声をあげた

金「ここかしら?ここがえぇのんか?かしら!」

みつの反応で調子にのった金糸雀はさらに責め続ける

摘み、捏ね、さらに舌で転がし…みつの快感は時が経つほど増した


み「カナ!もうダメ!やめ…うはぁぁぁぁぁ!!」

ついにみつは達してしまった


金「ふぅ、ちょっとやりすぎたかしら?…でも」

そう言うと金糸雀はみつの下半身に手を伸ばした

ニチャッ


み「っ!!!」

金「まだこっちを触ってないかしら♪」

金「さぁ、いくかしら!」
み「待って!カナ、もう許して…赤ちゃん扱いしたのは謝るから…」

謝罪するみつに金糸雀は

金「もうそのことは怒ってないかしら」

と、告げた

み「え?じゃ、じゃあもういいでしょ?ね?」
金「駄目かしら!」
み「なんでよぅ!」

訳がわからないみつに金糸雀はやめない理由を話始めた

金「みっちゃんがわたしを我が子として…家族として見てくれたのは嬉しかったかしら…」
金「でも、カナはみっちゃんともっと深い関係になりたいかしら!」

金糸雀の話を聞いたみつの瞳から涙が溢れる

み「カナ…」

金「でもぶっちゃけそんな事より、ここでやめたらスレの皆の退っ引きならないオットセイが収まりつかないからかしら!みっちゃぁ~ん」

み「えぇぇぇぇぇぇ!?」

叫ぶやいなや、ル●ンダイブで金糸雀はみつに飛びかかった

み「ちょっとカナ!いやっ…んんっ…ど、どこでそんなテクを…きゃうっ!?そこは違う!」

金「うへへふはは!みっちゃん、いよいよ繋がるかしら!」

散々体をまさぐられ、大好きな金糸雀と一つになれるという状況
みつは快楽に身を委ねた

み「カナ、お願い…優しくしてね?」

金「あったぼうよ!」

ヌプッ

み「うっ…」

金糸雀が挿入するとみつは痛みのあまり顔をしかめた

金「みっちゃん、痛かったかしら?」カクカク

心配しつつも腰を振り続ける金糸雀にみつは涙の浮かんだ眼を向け、健気に微笑む

み「平気よ。カナと一つになれるなら…こんなの痛いうちに入らないわ♪」

金「みっちゃん…」カクカク

何を挿入したんだ・・・?

金糸雀の激しく、優しい腰使いにみつも次第に感じ始めた


ヌプックチュックパァニチュッ

み「か…カナ!もう私…!私ぃ!」

金「わかってるかしら!ラストスパートかしらぁぁぁぁぁぁ!」

ズプッズチュッグチュッ

み「ぁぁぁぁぁぁぁ!いくっ!カナに逝かされちゃうぅっ!」

金「トドメかしらぁ!」

胸元がお留守だったみつに金糸雀は奇襲を仕掛けた

たぷたぷ揺れていた胸の中心にある桃色の突起を吸い上げる


み「!?うわぁぁぁぁぁぁ」ガクガクガクッ


ぷしゃぁぁぁぁ!


みつは絶頂のあまり、胸から母乳を
股間からは潮を吹いた

>>571

世の中にはペニバンというものがあってだな…






すいません、描写忘れてました orz

翌朝、みつはベッドから身を起こした
隣には既に起床し、妙に男らしくタバコをふかしている金糸雀がいた






金「よかったろ?」



糸冬

なん・・・だと・・・?

>>578

ごめんね?前回以上に酷くて本当にごめんね?
正直もう限界なんだ
エロスはあんまり書かないから苦手なのよ

こちらスネーク
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