弟「姉貴、絶対に復讐してやるからな」(763)

弟「ここは……どこだ?」

弟「グランド?……そうか、ここって俺が通ってた中学校じゃん」

弟「なんでこんなところに……」

弟「………駄目だ、思い出せない」

弟「あれ、俺なんで制服なんて……」

弟「俺、そういえば……」

弟「死んだ、んだよな………」

弟「あれっ?」

弟「よくわからんぞ………」

弟「意味が分からん。というか、いい年こいてなに制服なんて着てるんだよ。俺」

弟「たしか……」

弟「死んだんだよな」

弟「大学に受かって、すっごい嬉しくて……」

弟「やっと姉貴を見返してやれると思ってたんだ」

弟「そしたら……んん、なんだっけ?」

弟「わからん、わからんものはわからん。とりあえず家に帰るか。この格好は流石に不味い」

     てふてふ 

弟「うーん、なんだ。何かが引っ掛かる……」

弟「うん……!?」

弟「おぉw懐かしいなwこの駄菓子屋ww確かおばちゃんが亡くなって、……あれ?店閉めたんだよ、な?」

弟「………おかしい」

弟「なんだ、この違和感。俺、死んだんだよな」

弟「これじゃまるで……」



―――過去に戻ったみたいじゃないか

弟「いや、そんなの……あり得ない……」

弟「俺は死んだ、確かに、首を吊って………」


そう、俺は死んだ。 

合格発表当日、一刻も早く両親に吉報を知らせたくて、サークルの勧誘に脇目も振らず、真っ直ぐ家に帰った。 

でも、二人はいなくて。

代わりに、一歳年上の姉がいた。


 ◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇

弟「姉貴……」

姉「…………」

弟「俺、受かったよ……大学……」

姉「!?  ふっ、ふーん、あっそ」

弟「これで、やっと俺のこと、認めてくれる?」

姉「!!  なっ、なに調子乗ってんのよ!!たかが三流大学に受かったくらいで!!!」

弟「でっ、でもっ!一応、その、医学部だし……」

姉「ふっ、ふん!バカじゃないの!!あんたが医者になんてなれるわけないでしょ!!」

弟「そんな……」

姉「だいたい、それでなんで私があんたを認めるのよっ!!」

弟「…………」

姉「ふんっ」


 ◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇

俺はその場で、合格通知を破り捨て、自分の部屋で首を……。

こんな理由で自殺なんて、と世間の人達は思うだろう。 

でも、俺がアイツに、姉ちゃんに認めてもらうって事は 

学校でのイジメに必死で耐えてきた、俺の生きる目的だった。

父が再婚し、新しく出来た家族。 

母は、俺のことを暖かく迎えてくれた。

しかし、姉は。

辛くあたられた。

いつも、いつも、いつも、いつも……。

それでも、俺は姉貴が気になった。 

気になって仕方なかった。 

認めてほしかった。俺の事を。弟だと。 

時折、本当にたまにだけ見せる、姉貴の優しい顔。 


それを俺に向かせたくて………。 


いや、まどろっこしい話は止めよう。 


俺は好きだった。 



―――――姉貴の事が

すまん、風呂はいってた 

こっからは早くするぞ、出来るだけ

弟「おー、やっぱりあった」

弟「どっからどーみても俺の家だよな」

弟「整理すると、俺は走馬灯的なものを見ている」

うん、そうだ。そうに違いない。 

弟「姉貴……いる、よな」

弟「はぁー、なに緊張してるんだよ。これは夢。あの世に逝くまでのアトラクションみたいなもんだ」


そして、俺は、何時ものようにドアノブを回した。

姉「………」

姉は、いつものように座っていた。 

弟「………」

姉「………」

弟「………」

姉「………挨拶」

弟「………ただいま」


本当に、普段通りの、ぶっきらぼうで、なんの温かみもない会話。

姉「………学校、どうだった?」

弟「いつも通りだよ」

姉「ふぅん……」

弟「じゃ、俺。勉強するから」

姉「あっ………」

弟「なに?」

姉「えっ、あっ、そう!手!!手を洗いなさいよっ!!!」

弟「…………」

姉「本当に不潔よっ!最低ね!!」

弟「………うん」

姉「ふんっ」

ははは、いつも通り過ぎて笑えてくる。

中学生の頃も、こんな感じだったなぁ。 

弟「ふぅ……」

しかし 

弟「こんなの、やっても意味ないじゃん」

机の上に並べられた参考書の数々。

しかし、曲がりなりにも医学部に合格した俺には、少々、いや、かなり簡単すぎた。

弟「はぁー、昼寝でもするかな」

      ぽふっ

弟「なんだよ、神様。これ、俺になにをしろっていうんだよ」

弟「俺がしたい事、か」

弟「姉貴………」

待てよ。 

俺は今、高校三年、卒業間近の状態なわけだ。

つまり、強くてコンティニューしてるってか。

もしかして、この状態なら 


弟「姉貴に、認めさせられる、かも」

姉は今、高校一年生。

近所で一番偏差値の高い高校に通っている。


弟「俺、やること見つけたかも………」

姉に復讐できる。 

もしかしたら、認めて貰える事も出来るかもしれない。

弟「やる、やってやる」

姉は謂わば年下な訳だ。

昔は見えなかったことも、見えてくるかもしれない。

弟「―――うん」


俺は、再び生きる希望を見つけた。

弟「まずは、髪だな」

弟「全く、なんだよ。このもさもさした髪は。何年切ってないんだよ」

弟「とりあえず、高校の件は問題ないな。勉強とか嫌と言うほどやってきたし」

弟「よし、まずは外見から変わろう」




弟「姉貴」

姉「!?  なっ、なによっ!?」

弟「俺、ちょっと出かけてくるから」

姉「えっ……どっ、どこに行くのよっ!?別に心配とかじゃないけどっ!!」

弟「髪、切りに行ってくる……」

姉「えっ!?」

弟「もさもさしてて、ノートとか見にくいから」

姉「でっ、でもっ!前私が切りなさいって言っても切らなかったじゃない!」

弟「………関係、ないだろ」

姉「あっ………うん」

弟「じゃあ、行ってくるから」

姉「なっ、何時に帰るのよっ!それぐらい言って行きなさいっ!!そのっ、母さん達が心配するからっ!!」

弟「………すぐに帰るよ」

姉「本当に?寄り道とかしないで帰るのよ?わっ、私達の家族から不良が出たって思われると困るからね!!!」

弟「………大丈夫だって言ってるだろ」

姉「あっ…………」

弟「じゃあ、行ってくる」


姉「…………」

店員「どのようにいたしますか?」

弟「お任せします。スッキリさせちゃって下さい」

店員「はい、それにしても凄い長いですね。いつぐらいから切ってないんですか?」

弟「ん、三年前くらいからですね」

店員「それは凄いなぁ。切り応えがありそうです」

弟「まぁ、適当で」

店員「かしこまりました。これだけ長いですとスッキリさせるよりも緩くウェーブをあてたりした方が良いと思いますよ?」

弟「お任せします」

店員「はい、かしこまりました」

……… 

…… 


店員「お疲れ様です」

弟「あっ、ども」

店員「しかし凄いですね、こんなの漫画だけだと思ってました」

弟「なにが、ですか?」

店員「いや、髪を切っただけでこんなに変わっちゃうなんて」

弟「美容師さんの腕が良かっただけです」

店員「まぁ、お上手ですね///」

弟「いえいえ……」


……… 

…… 

… 

弟「ただいま」

ねむっちまった

姉貴は昼と同じように、玄関口の椅子に一人座っていた。 

姉「!?」

弟「手……洗ってくるから」

姉「まっ、待ちなさいよ!!」

弟「ん?なに?」

姉「うっ……」

弟「なに?」

姉「どうして、急に髪を切ろうって思ったのよ」

弟「………変わりたかったから」

姉「え?」

弟「変わりたかった。もう受け身でいるのはやめたんだよ」

姉「…………」

弟「じゃあね」

姉「なによ……」

姉「いきなり髪なんて切っちゃって」

姉「パーマも当ててるし………」

姉「生意気ッ!弟のくせにっ!!」

姉「でも…………」






姉「!? ………////」


姉「なに考えてるんだろ///私………」

すまん、卒業式いってくる 

終わったら着ます

いま、謝恩会です 

もう少し待っててください

終わりました、疲れた 

保守、おめでとう、ありがとうございます 

ちょっと書きためてから始めます

弟「ふぅ、とりあえずはさっぱりしたな」

弟「あと、なんだろ」

弟「うーん、まぁ思いついたらその都度実行すれば良いか」

弟「はぁ、また学校行くのか」


弟「憂鬱だなぁ……」

弟「…………」

『おとうとー、ごはんよー!』  

弟「はーい!母さん、すぐ行きます」

弟「はぁ、また姉貴と顔合わすのか。嫌だなぁ」


弟「はぁー」


      ガチャ

弟「お母さん、お帰り」

母「ただいま……って、あれ?弟髪切ったの?」

弟「えっ?ああ、まぁ………うん」

母「すっごい!!似合ってるよぉ♪」

弟「あっ、ありがとう//」

母「ねっ、姉もそう思うでしょ!?」

姉「……へっ?なっ、なにが!?」

弟「……」

姉「ふんっ、なにニヤニヤしてるのよっ!気持ち悪い!!」

ははは、やっぱりね。こうだよ。姉貴は。

母「姉!!また貴方はっ!!」

いいんだよ。母さん、確かに僕はきっと言い返せなかった。 

でも、今は違う。 

弟「うるせぇよ!!誰もにやけてねーだろうがっ!!!」

母「!?」

姉「(びくっ)あっ……」

今は俺が年上なんだ。

言い返すことぐらいできる。

すまん、帰宅するから一時落ちる

そして、復帰 

もう抜けませんので 

保守ありがとうございました

弟「なんだよ、なんか言えよ」

姉「えっ、あっ、あの………」

母「そっ、そうだよ。ほら、姉、弟に謝りなさい」

姉「わっ、私別にっ……」

弟「ふんっ……」


母「弟……」

姉「…………」

弟「ご馳走様、美味しかったよ。母さん」

母「あっ、うん、ありがと♪」

弟「じゃあ、俺勉強するから」

母「はい、頑張ってね」

姉「…………」

母(うーん、やっぱり何時もの弟よね。でもなんで、いきなり姉に……今までなにを言われても言い返さなかったのに……)



    ガチャ 


弟「…………」

なんだか複雑な気分だな。

せっかく姉貴に言い返せたのに、やっぱり年下だからかな。

弟「……まぁ、良いか」

弟「さてっ、と」

とりあえず勉強だ。姉貴を見返すためにも、絶対に同じ高校に行く。

前は始めるのが遅くてダメだったけど。 

今の俺なら行ける。 

大丈夫だ。 

弟「なになに、次の因数分解を解きなさい―――はぁ?なめてんのか?次だな」

しかし、捲っても、捲っても、詰まりそうな問題は見つからなかった。 

弟「そりゃそうか。中学の問題だもんな」

明日は、参考書を買いにいこう。 

うん。 

前の世界で出来なかった事を、全部やってやる。

高校は姉貴と同じところに行って、大学も地元の国立を目指そう。 


弟「よしっ」

弟「てことは、今日する勉強は社会科にするか」

俺は日本史の教科書を広げ、黙々とそこに出てきた単語をノートに書き写していった。







時計の短針が午後十一時を指す頃には、何十枚のページが真っ黒に染まっていた。 

弟「んー、とりあえずこのくらいで良いかな」

弟「さて、風呂入って明日に備えるか」

俺は風呂に湯を張るため、部屋を出た。

    ガチャ 

姉「!?」

驚いたことに、そこに姉が立っていた。

弟「なにやってんの?」

姉「あっ!?あんたが今日私に歯向かったから、意地悪しにきたのよっ!!」

なんだよ、こいつ。まるで子供だな。

弟「はぁ?なに言ってんの?バカ?」

姉「くっ、あんたの方がバカのくせにっ!!なに言ってんのよ!!」

ああ、確かに、この時点での俺は姉より数段落ちる頭をしていたな。

弟「あっそ」

俺は睨み付ける姉を歯牙にも掛けず、それだけ言った。

すたすた すたすた

姉「あっ、ちょっと!!………もう、明日は期末でしょうが……」



俺はソレを、次の日の学校で知ることになる。

中学の時の俺は、はっきり言ってどこにでもいる目立たない奴。 

馬鹿じゃないけど賢くもない。

運動オンチじゃないけど抜群に何かが出来るわけでもない。 

ただ、無気力に日々を過ごす、普通の中学生。

弟「うーん、これは緊張するな」

弟「挨拶とか、普段はしなかったよな」

弟「まぁ、悩んでもしょうがない。どうにかなるだろ……」


     ガラガラ 


弟「………」

まず、第一の心配は杞憂に終わった。 

何故なら 

弟「皆、必死で勉強してる?」

一目でわかった。今日が期末試験だからだ。

弟「あっ、あれ?」


級友「おい、弟。autherってなんだっけ?母親?」

いきなりの雰囲気に戸惑っていると、かつての級友が単語帳から目線を外さず尋ねてきた。

弟「あっ、ちがう。“作者”だよ」

級友「あれ?ほんとだ、サンキュー。しかし、お前やるなぁ、昨日は徹夜か?」

弟「えっ、いや、0時には寝たよ」

級友「余裕だなw俺なんて一睡もしてねーよw」

なにが面白いんだ?というか作者と母親って、どこでどう間違えるんだよ。

すると、初めてソイツは視線を俺に向けた。 

級友「いやぁ、普段から………あれ?」

弟「ん?なに……」

級友「お前……弟?」

弟「そう、だけど」

級友「!?」

弟「なに?どうかしたの?」

級友「おっ、お前!?どうかしたのって!その髪!!なんだよっ!?」

弟「は?髪?あぁ、むさ苦しかったから切った」

級友「えっ、だって髪は切らないって言ってたじゃん、あれっ?どうなってんの?」

弟「知らない」

級友「えっ、あっ、うん。まぁ良いんだけど……。あっ!!もしかして彼女に振られたとかっ!?」

なんだ、こいつ。どうしてそんな発想になるんだよ。 

つーか、陰キャラの俺に彼女なんているわけないだろうが。

ざわ……ざわ……ざわ……ざわ……ざわ……ざわ

俄かに教室が色めく。みんな試験に集中しろよ。 

つーか彼女とか好きだよな、この年代のガキ供は。

本当にごめんなさい、飯食ってました 

ここから一時まで五分間隔目標、ノンストップでいきます 

だから許して

弟「なんだよ、一体」

少し不機嫌さを滲まして、独り言のように呟く。

これも前は出来なかった事だ。


『おい、アレ誰だよ?』

『えっ、弟、らしいよ………』

『うわ、結構いけてない?』

『弟って、あのボサボサ頭の奴でしょ?』

『絶対嘘だぁw』

弟「はぁ?」

教室は俺の陰口?で持ちきり。 
まぁどうでもいいけど。

級友「なぁー、そこんとこどうなのよーw」

どこが、どうだって言うんだ?こいつは。 

仕方なく、反対に座るもう一人に話し掛けた。 

弟「なぁ、今日の試験てなに?」

級友「!?  えっ?えっ?なんですか?」

弟「はぁ……」

全く、どいつもこいつも使い物にならないな。 

弟「今日の試験は英語となんだっけ?俺、英語やるのに必死でさぁ」

級友「あっ、うん。英語今回範囲多いもんね、弟くんは何点くらいry」

弟「だから、なに?」

級友「えっ、ああ。数学だよ」

弟「そうなんだ。ありがとね」

級友「あっ、……うん///」

ちょっとキツい言い方をしてしまった。 

弟「ごめんね、ちょっと寝不足でさ」

級友「あっ、うん。みんなそうだよ」


級友「ちょっとwさっき言ってたことと違うじゃんwwwww」


うるさいな、こいつ。紛らわしいし、これからコイツは“バカ”と命名しよう。 

バカ「それでさぁw彼女、振られた?それとも出来た?」

弟「いいや、出来てもないし、出来てないものは振られない」

バカ「あっwそうなんだwおーい、みんなー!!弟彼女いないってさー!!!」

弟「……馬鹿らし」

とりあえず、名前の順の自分の席に座り、教室を見回してみる。 

ざわ……ざわ…… 

    ざわ……ざわ……


弟「はぁ……」

鬱陶しいな。まだなんか俺のこと話してる。 

しかし、ここにいる全員が自分より三歳も年下なんだと思えば、不思議と苛立ちは消えた。 


級友「あっ、あのぉ……」

弟「ん、どうしたの?」

級友「弟くん、なにかあったの?」

弟「は?別に、言ったじゃん。俺みたいな奴に彼女なんて出来ないって」

級友「あっ、ううん。そんなんじゃなくて……その、なんていうか、大人っぽくなった?」

弟「えっ?」

遡ってから、二度目の衝撃を受けた。 

弟「女、どうしてそう思ったの?」

女「えっ?いや、なんとなくなんだけど」

弟「なんでも良いから聞かせてよ」

女「あのっ、だって弟くん、絶対に人に文句を言ったりしなかったし、その、今日は余裕があるというか……」

凄い、家族も多分気が付かなかったのに。

弟「うーん、そうかもw」

女「あっ、変な事言ってごめんね……」

弟「良いよ、それより勉強は?しなくていいの?」

女「あっ、うん。それじゃ……」

弟「はいはい、頑張って」

女「弟くんも、だよ?」

弟「あっ、そうだった」

女「………やっぱり、なにかへん」

周囲のざわめきはいつまでたっても納まらなかったが、期末テストはなんの滞りもなく行われた。 


 ◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇


弟「ふぅ、まぁこんなもんか」

期末テストが返却される頃には、もう俺の容姿に関する噂は消えていた。 

女「うう………」

弟「………」

女「うわぁ……」

弟「………」

女「ひっぐっ………」

弟「………」

女「グスッ………」

弟「さぁ、帰るか」

    がしっ 

女「待って、くださぁいグスッ……」

弟「どうしたの?」

女「グスッ、助けて、くださぁい……」

弟「……なにが?」

女「……これ」

弟「!?  これは、ひどい……」

数学 41点 

現国 53点 

古文 40点 

英語 13点 

日本史 62点

化学 26点 

女「グスッ……」

弟「これは……手遅れだ」

女「!?  そんな事言わないでくださいよぉ!!これでも頑張ったんです!!!」

弟「頑張ってこれなら、なおさら………」

女「そっ、そんなこと言って!!弟くんだって大したことないんじゃないですかっ!!」

     がしっ 

弟「あっ、おい!見るなって!!ダメだって!!!!!」


数学 100点 

現国 96点 

古典 100点 

英語 98点

日本史 100点 

化学 100点

女「あわわわわ………」

弟「はぁ、だから見るなって言ったのに」

女「そんな……600点満点中594点……」

弟「………返せよ」

女「信じ、られない……得点率99%……」

女「……教えてください」

弟「なにを?」

女「勉強に決まってるじゃないですかっ!!」

弟「無理、手遅れ」

女「そんなぁ……」

弟「だいたい、公立の中学の試験でなんでそんな点数が取れるんだよ……」

女「だってぇ……」

弟「とりあえず教科書を読み直すことからだな」

女「教科書をって、それだけで良いんですか!?」

弟「うん、でも……」

女「……でも(ごくり)」



弟「中一からねw」

女「そんなぁ……」

すまん、公立の中学の科目とか、内申点って分からないんだ……

その辺りは脳内補完しといてくれると助かる

すまん、>>1は私立だったから…… 

一応、皆のレスを参考にしていくわ

     ガチャ 

弟「ただいま」

姉「…………」

弟「……なに?」

姉「今日、期末テストの返却日でしょ、見せなさい」

弟「はぁ?嫌だよ。どうして姉貴に見せないといけないわけ?」

姉「あっ、アンタが全然勉強してなかったの知ってるんだからっ!!」

弟「?  あっそ」

姉「いいからっ!!見せなさいっ!!」

弟「まぁ……別に良いけどね」

     がさごそ

姉「……全く、アンタの出来が悪くて恥かくのは私達なんだからねっ!!……それに、勉強が出来ないなら私が(ゴニョゴニョ)」

弟「ほらよ」

弟「…………」

姉「…………」

弟「…………」

姉「うそ……」

弟「ほんとだよ。それに、そんな良い点てわけじゃない。国語も英語も、裏に一問あるって気が付かなかった」

姉「………これならry弟「じゃあ俺、勉強するから」」











姉「……一緒の高校、行けるかもねって、言おうとしたんだけどなぁ」

弟「さてと、勉強、勉強」

弟「中学の試験で、満点とれないとか……はぁ、まだまだ駄目だな」


弟「でも、姉貴に何も言わせなかったのは凄く気持ち良いなw」


試験が終わるごとに、いっつも小言を言われた。

ネチネチと、馬鹿だとか、間抜けとか、勉強しろって。 

しかし、まぁ、今回くらいの成績ならなんとも言われないわけか。

一言だけ言わせてほしい

予想厨自重してくれwww当てられるたびに結末を変えるこっちの身にもなれwwwww

弟「うぇー、この立体ベクトルとか見てて吐き気がする……」

弟「はぁ……、頑張ろう」

      ドア越し

姉(へっ?立体?ベクトル?)

姉(いったい何やってんのよっ!?)

母「あらっ、姉。どうしたの?廊下でつっ立って」

姉「!?  なんでもないっ!!」

母「あららー、弟くんに差し入れをって思ったんだけど……」

姉「!? ちっ、違うわよっ!!これは私のお菓子よっ!!」

母「二つあるのに?」

姉「ふっ、二つとも食べるのよっ!!何か文句あるのっ!!」

母「いいえw」

姉「ふんっ!」

     ガチャ

母(素直じゃないわねぇwあのお茶も二杯飲むのかしらw)

>>219
それはやめた方がいい(;^ω^)

ちょっと待て 

>>222 なんで敬語かとおもったが。
お前、リアルに特定しやがったな 

ROMってろ

姉「ふんっ、こんなの食べきれるわけないじゃん!!!」

    フーッ、フーッ 

姉「あつっ……はぁ」


姉「素直に、なりたいなぁ……」

姉「弟……」

姉「一緒の学校に行けたら、きっと……」


姉「せっかく、お茶煎れたのに……」


姉「お母さんのバカ……」

     がらがら

弟「………」

級友「おはよっ」

弟「うん、おはよう」

級友「おはよう、弟」

弟「おう、おはよう」

バカ「おはよーっすwwwwwおとうとぉーwwwww」

弟「うるせえ、死ね」

バカ「さーせんwwwww」



女「ふんっ」

弟「?」

弟「おはよう」

女「………おはようございます」

弟「どうしたの?なにか怒ってる?」

女「べつに、ナニモオコッテマセンヨ」

弟「うわぁ、思いっきり片言だし……」

女「ふんっ、頭のよろしい弟くんでも分からないんですかっ?」

弟「ああ、昨日のこと?」

女「弟くんの所為で、昨日は物置を掃除する羽目になったんですよ」

弟「ふーん」

女「ごほっ、お陰で小さいときに患った喘息が再発しました」

弟「ご苦労様。それで、どうだった?」



姉「………三平方の定理ってなんですか?」

弟「………」

>>231 は全部“女”です 

携帯折ります、ごめん

弟「というかさ、もう諦めたら?無理だよ」

女「無理じゃないですよ!!」

弟「なんで?」

女「弟くんだって、急に成績伸びたじゃないですか!!」

弟「あっ、うん」

女「それなら、私にだって……」

弟「というかさ、まず追試の勉強したら?」

女「おい……し……」

弟「赤点、あるでしょ?」


女「……………」

女「お願いです!私に、何卒!!なにとぞっ!!」

弟「駄目、俺も忙しいもん」

女「そこをなんとか………」

弟「無理」

女「お願いです!!○○高(姉の高校)に行きたいんです!!」

弟「無謀」

女「弟先生のお力添いがあればっ!!」

弟「無茶」

そういえば学校でいじめられてたって設定はどこにいったんだ?

女「うぅ……」

弟「まぁ、頑張ってね」

女「………呪いますよ?」

弟「は?」

女「良いんですか?藁人形とか作っちゃいますからね」

弟「………」

女「打っちゃいますよ、釘。………躊躇とかしませんからね」

弟「はぁ……」

女「丑三つ時にコンコンってやりますよ?良いんですね?」

弟「勝手にどうぞ」

     がしっ 

女「見捨てないで」

弟「とりあえず、○○高受験者全員分の藁人形でも作ってみたら」

女「冗談ですからぁー」

>>249 ……なん、だと

高校でイジメられていたという設定に変更できませんか? というか、します

流石にココまで着たら取り返しが……

ちょっと最初の設定を読み返してきます

暫しお待ちを

うん、やっぱりイジメられてるって書いてる。

いつかは書いてないので、この先の話に絡ませます

>>251
纏めるかもしれんけど纏める時に最初のほうの中学で云々とか言うのを高校で云々って修正してもいいっすか?

俺の読解が正しければ

学校で居場所がないからせめて家で居場所を作りたい→その為に姉貴を認めさせたい→いい大学に行って見返してみせる。

大学が目標になるってことは高校でいじめられてたっていうのが自然。

>>256 あっ、すいません、わざわざ。 

とりあえず大丈夫そうです

お騒がせしとすいません


>>257 ナイス読解


 ◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇ 

姉「…………」

     ぺちん 

教師「こら、姉。なにをぼーっとしてるんだ」

姉「すっ、すいません//」

姉(うぅ……なにやってんだろ、私……)

姉友「ちょっと、姉。アンタ今、男の事考えてたでしょ?」

姉「!? ちっ、ちがうって!!やだなぁwそんなわけないじゃん!!」


ざわ……ざわ…… 
    ざわ……ざわ……

『なんだと?姉さんに男の影だと……』

『許せん……許せんぞ………』


 ◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇ 

女「…………(弟くん、かぁ)」

     ぺちん 

教師「こら、女。なにをぼーっとしてるんだ」

女「すっ、すいません//」

女(うぅ……なにやってんだろ、私……)

弟「おい、女。お前今、追試の事考えてただろ?」

女「!? ちっ、ちがうって!!やだなぁwそんなわけないじゃん!!」


ざわ……ざわ…… 
    ざわ……ざわ……

『女って、馬鹿だったんだ……』

『追試とかwwwwwバカすぐるwwwww』

女「もう、弟くんのせいで恥かいたじゃないですかぁ///」

弟「掻くべくして掻いた恥だけどな」

女「ふんっ」

弟「けどまぁ、その成績で○○高を目指すっていう意気込みは認めるわ」

女「…………」

弟「まぁ、暇なときになら見てやるよ」

女「………えっ?」

弟「俺も、まぁ、○○高目指してるからさ。ちょっとくらいなら手伝ってやる」

女「えっ……あっ、ありがとうございます///」

弟「でも中一からの教科書を読み直すってのは変わらないぞ」




女「あう///」

ふぅ……疲れた
携帯にSSはキツいな、やっぱり 

また時間との戦いになってきた 
中学編はもうすぐ終わりで、高校編があって、オチだな 

あと一日で全部かけるのかしら

今日の分は、終わるかも…… 
スレが残ってたらまた朝からくる

ただ今戻りましてございます

弟「分からないところがあれば聞いてやるから」

女「はい」

弟「でも、とりあえず基礎だな。国語はまだマシだけど英語と数学が酷い」

女「……わかってますよぉ」

弟「とりあえず数学は教科書に書いてある公式、定理を全部ノートに書き写せ」

女「はい」

弟「英語は諦めろ」

女「はいっ!!って、ええー!?どうしてですか!?」

弟「数学はどうにでもなる、多分。でも英語は無理だ。お前三人称単数とかわかってる?」

女「三人称、単数、ですか?」

弟「aとtheの違いとか………」

女「…………」

弟「まぁ、頑張ってね」

     ガチャ 

弟「ただいま」

姉「…………」

弟「……なに?なんか用?」

姉「べっ、別に」

弟「…………」

姉「…………」じーっ 

弟「…………」

姉「…………」

弟「?」チラッ 

姉「!?  ふんっ」

弟「なぁ、なにしてんの?」

姉「なっ、なにがよ」

弟「どうしてそんな俺の顔ばっか見てるわけ?」

姉「!?  なに言ってんのよっ!!見てないわ!!勘違いすんなっ!!」

弟「はぁ、はいはい」

姉「…………ふんっ」

弟「ふぅ……勉強しに行くか」

姉「あっ………」

      すたすた 

姉「ちょ、ちょっと!!」

弟「ん、なに?」

姉「あっ、アンタ最近なんの勉強してるのよっ!?昨日は立体ベクトルとか意味分かんない事言ってたし」

弟「いや、別に。ただ中学の問題は簡単過ぎるから高校の問題やってるだけ(まぁ高校は高校でもセンターの勉強だけど)」

姉「!? そんなのっ!アンタに解けるわけないじゃない!!!」

弟「あー、はいはい」


姉「あっ……まっ、待って!待ちなさい!!」

弟「ったく、なんだよ」


姉「あっ、アンタ……何かあったの?」

弟「………別に、なにも」

姉「……そう」

弟「それじゃ、俺は行くから」

姉「………あっ」











姉「いっちゃった………」

    プルルルル♪ プルルルル♪ 


姉「あっ、電話」

姉「はい、もしもし」

姉「ああ、母さん。どうしたの?」

姉「えっなんで……」

姉「いっ、いや!出来るけど……」

姉「あっ、うん」

姉「わかった」








姉「………///」

姉「かっ、買い物ッ!!買い物いかなくちゃだ!」

姉「………何を作れば良いんだろ」

姉「はぁ、不味いとか、言われたら」

姉「駄目だ!弱気になるな!私ッ!!」



   三時間後 


弟「……ふぅ、とりあえず休憩するか」

   グギュルー 

弟「……お腹、減ったなぁ。母さん、まだかな」

     コンコン 

弟「(あれ?母さん?)開いてるよー」

      ガチャ 
姉「…………」

弟「姉貴?なに?」

姉「これ……」

弟「えっ、ご飯?」

姉「………母さんが、弟は勉強してるから持っていきなさいって」

弟「そんな、わざわざ。べつに良いのに」

姉「いっ、良いからっ!食べなさいよ」

弟「ふーん、まぁありがと」

姉「ふんっ」

弟「それじゃ、いただきます」

姉「…………」じーっ

姉「…………」じーっ 

弟「なぁ」

姉「なっ、なによ!?もしかして……嫌いなものでも入ってた?」

弟「いや、とりあえず出てけよ」

姉「かっ、感想くらい言いなさいよ!!」

弟「はぁ?母さんの料理なんだからうまいに決まってるだろーが」

姉「あっ……うん///」

弟「?  まぁいいや。食器は俺が持っていくから、姉貴も食べてこいよ」

姉「……うん///」


弟「?」


姉「じゃっ!!あっ、あんまり美味しいからって!食べ過ぎるんじゃないわよっ!!」

弟「はいはい」

姉「お代わりは……その、あるらしいけど……」

弟「おっ、ラッキー。じゃあまたキッチンまでいくから」

姉「……うん///」

ふぅ、キリの良いとこまでやっと書けた 

これは厳しいな(時間が)

中学編はあと一つのエピソードで終わります


 ◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇ 

女「あわわわわわわ…………」

弟「?」

女「ガクガク」

弟「どうしたの?」

女「……迫ってくるんですよ、夜な夜な」

弟「えっ……」

女「気付かないフリをしてるんですが、いっつも私が寝静まる頃に枕元にやってきて、私を舐めるように………」

弟「(ゴクリ)」

女「接弦定理と余弦定理が……」

弟「はぁ?」

女「それだけじゃないんです!!気付いたら耳元に藤原不比人がいたり、家がナショナルトラストで買い取られたり!!」



弟「大丈夫?」

女「うぅ……弟くん、泣いて良いですか?グスッ」

弟「でも、それだけの単語を覚えただけでも、とりあえずは成長だよ(使えなきゃ意味ないけど)」

女「そうなんで、しょうか……」

弟「多分ね。それに、俺だって授業そっちのけでずっと教えてたんだから」

女「すっ、すいません!でも、あの、先生よりも解りやすくて、弟くんはやっぱり凄いですっ!!」

弟「ありがと(まぁ、これでも医学部だからな……)」

女「今日の模試も!!きっと頑張れますっ!!弟くんのお陰です!!!」

弟「うん、女は志望校○○(いか○○に代わってVIPがry)って書くんだよな?」

女「はい、VIP高校は私の目標ですから!……弟くんも、ですよね?」

弟「ん?まぁな」

女「良いですよね、弟くんなら絶対に大丈夫ですよぉ……」

弟「ありがと」

うーん、>>1は習いました、別に誇れるような学校じゃないけど。
中学の教科書引っ張りだしてるから確実です 

高校入試……どのくらいが上限なんだろ、だれか教えてください

気にしなくていいならそのまま続けるけど

女「がっ、がっ、頑張りましょう!!」

弟「おう」

女「そっ、それでですね……そのぉ、もし私が合格したら……」


     ガラガラ 

教師「はい、じゃあ席に着いてー」

女「あっ、あの……なんでもないです」

弟「?  まぁとりあえずは模試だな。頑張れよ」

女「だからぁ、弟くんもですよぉ……」

弟「ああ、そうだっけ」

女「もうっ」

教育指導課程的な突っ込みは、これからスルーでいきます

分からないものは仕方ないじゃないwでも具体的な単語を出したほうが面白いから出し続けます、ご了承を……

今調べてる

すいません、とりあえずググってみたが 

期末なら保体とか音楽もあるんだなと、今更ながらに…… 

ややこしそうな数学、理科、社会も見ました 

ので、ある程度は改善でくるかも 

また、なにかあれば言ってください 

ペースが遅いのは仕様です

弟「……VIP高校、ねぇ」

多分通る。事故にあって両腕を折らない限り、無事通るだろう。 

手に持ったシャーペンをくるくると回しながら考える。 

弟「………」

でも 

女「うぅ………」

開始十五分で頭を抱えだしたアイツには厳しいかもな。

弟「!?」

って、何を俺は心配してるんだよ。 

とりあえず今はこの数学?らしきテスト?に集中しなきゃな。




そして、全ての試験がつつがなく終了した。 

勿論、第一志望にはVIP高校と書いておいた。


 ◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇ 

弟「………」

姉「………」

弟「またかよ」

姉「早く、見せなさいよ」

弟「姉貴には関係ないじゃん」

姉「かっ!?関係なくなんか!!……ないわよ」

弟「ふーん、まぁ良いけど」

   がさごそ 

姉「今日は模試だったんでしょ?第一志望、どこにしたのよ?」

弟「はい、これ」

姉「……見せなさい」

弟「へー、へー」

姉「!?  なによ、これ……」

英語 96点 

国語 92点 

数学 98点 

理科 100点 

社会 98点


第一志望 VIP高校 判定 A

第二志望 記入無し 

第三志望 記入無し 


弟「別に、普通だろ(大学生ならな)」

姉「えっ、えっ?これ……模試でしょ!?」

弟「まぁ……多分」

姉「あっ、あんた、こんなに……」

弟「偶然だよ、たまたま調子が良かっただけ」

姉「そっ、それにっ!あんた、VIP高校志望だったのっ!?行かないって言ってたじゃん!!」

弟「気が変わった。別に姉貴とかは関係ないから」

姉「あっ……うん。………でも!!これならきっと弟「じゃあ俺、自分の部屋にいるから」……うん」












姉「やっと同じ学校に通えるね、なんて絶対に言ってあげないんだから……」

自殺したとき弟は高3では

>>392 国公立の合格発表までに卒業したという脳内設定 

飯食ってきます

ただいま、二時半から予備校だが出来るだけやる

     ガチャ 

弟「ふぅ」

知られてしまった。どうせいつかは知られるのだと覚悟はしてたけど。

弟「姉貴、どう思ってるんだろ」

前の時は成績が全然駄目で、姉貴の口からは侮蔑の言葉しか貰えなかったからな。 

やれ、VIP高校以外の公立は意味ないだとか。 

やれ、今からでも勉強しろだとか。 

結局私立の高校に引っ掛かって、そこに行ったが。

俺はそこで、後悔した。

だから、必死に勉強した。

そういえば、あの時からだよな。

あの時から一層姉貴からの風当たりが強くなったんだよ。

でも、あの時の、VIP高校を受けないと言った時の姉貴の顔が 

弟「忘れられないんだよな」

顔を真っ赤にして、凄く怒ってて。でも、今にも泣きだしそうな、そんな顔。

弟「ふぅ、寝るか」

大丈夫だ。きっと上手くいく。 

そして、姉貴に見せ付ける。俺の存在を。

それが 

弟「俺の“復讐”だ」




その日、俺は不思議な夢を見た。


 ◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇


あれ、ここは……。

弟「俺の、部屋?」

でも、今までいた世界のじゃない、よな?

     ガチャ 

入ってきたのは 

弟「あの時の、俺?」

涙を目に一杯に溜め、肩を震わせている。 

その様子で、今がいつなのか、はっきりと分かった。

もう一人の俺は、納屋から持ってきた縄を何の躊躇いもなく、椅子を使って天井の電気に括り付けた。

弟「おっ、おい!!やめろっ!!!」

自分が死ぬところを見るなんて、胸糞悪いことこの上ない。

しかし、俺がどれだけ大声を張り上げようと、もう一人の俺は一切の反応を見せない。 

弟「おい!!やめろっていってんだろーが!!!」

弟「おい、やめろって………」

何度か天井から垂れ下がる縄を引っ張る俺。

逃げたい、見たくない、だけど分かってしまう。

これから俺がどうなるか。 

弟「………グスッ」

もう一人の俺は覚悟を決め、充電器に立て掛けられた、電話の子機を手に取った。

最後の言葉を、今までのお礼を言うために、両親に電話を掛けようとしたんだ。

しかし、電話は話中。だれか、あの時は夢中で気が付かなかったが、つまり姉が使っていて、それは叶わなかった。

弟「………」


逃げたい、逃げたい、逃げたい、逃げたい、逃げたい、逃げたい、逃げたい、逃げたい、逃げたい、逃げたい、逃げたい、逃げたい。

[みやびつづる] 艶母-完全版-
[天野英美] 人妻達の午後
[沢田大介] 天然交母
[長谷円] 先生だって女なの
[米倉けんご] トリプルヴァイオレーションズ (ショタ)
zipでください

一瞬だった。 

跳んだ、と思ったら。 

一気に首に衝撃が来る。

弟「ぐうぅっ、うぇ」

苦しい、ソレまで考えていたことが頭の中から全部抜けていって、何も考えられなくなる。

段々視界が赤くなっていく。

弟「ぐっ……」


ガンガンと、木槌で打ち付けられているような痛みが襲う。 


弟「あぁ……、はぁ………」


そして、俺の視界は



真っ白に染まった。

>>415 ZIPでやれ



 ◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇

弟「!!!!」

弟「なんだよ……夢、か」

目を覚ませばそこはベッドの上。

今まで俺を苦しめた頭痛と首の圧迫感は嘘のように消えていた。


     ガチャ


姉「おとうとっ!!!」

弟「!?」

姉「どうしたのっ!!いきなり叫び声なんかだしてっ!!なにかあったの!?」

弟「……いや、なんでもない」

通う高校も変わるから、未来も確実にかわるわけです 

さて、授業逝ってきます

オチが決まったので、さくさく行けると思います

復帰は早くて17:30

姉「なんでもないわけないじゃんっ!!あんな大きい声だして!!」

弟「なんでも、ないからさっ……。頼むよ、一人にしてくれ……」

姉「………」


姉貴はそれだけ言うと何も言わずに出ていった。


弟「畜生……なんだってんだよ………」


◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇


女「弟くん、元気ないですけどなにかあったんですか?」

弟「……お前もかよ」

女「顔色悪いですよ?保健室連れていきましょうか?」

弟「いらねぇよ、黙って授業聞いてろ」

女「あっ……うん」

コイツにまでばれるとは、俺もダメダメだな。

弟「お前、それで模試はどうだったんだ?」

女「!? 聞いてくださいっ!!私やりましたよ!!!」

国語 72点

数学 42点

英語 80点

理科 92点

社会 90点


第一志望 VIP高校 判定  C


女「奇蹟です!!奇蹟としか言いようがありません!!!」

弟「ふーん、良かったな」

女「あれ?あんまり驚いてくれないんですね」

弟「うーん、まぁな」

実は二つだけ。コイツには凄いところがある。

一つは記憶力。

もともと知識がないせいか、乾いたスポンジみたいに俺が教えたことをどんどん吸収する。

もう一つはプライドがないところ。

普通中一からやり直せと言われて、自尊心の傷つかない奴はいない。

しかし、こいつは

女「もう、ほんとっ!弟くんのお陰ですっ!!」

なんでも素直に受け入れる。


弟「でもまっ、お前はC判定なんだからな。余裕はないぞ」

女「はい!!弟先生!!!」


俺はどこかで、これはもしかするかもな、なんて確信めいた予感を持っていた。

オイツイタワイ

IDが全く同じなんだが

それから、あっという間に時間は過ぎ

弟「おい、なんでかけ算間違えてんだよ!やり直しっ!!」

女「はいっ!!」

弟「というかてめぇwなんで一番力入れてる数学が足引っ張ってんだよw」

女「うぅー、ごめんなさい」

◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇

弟「…………(行列解いてる)」


姉「弟……」こそこそ

母「ほらっ、はやくそのお茶持って行ったげなさいよw」

姉「!?  ちっ、ちがうのっ!!そんなんじゃないからっ!!!」

母「ふふふw」


 ◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇

弟「お前、計算間違えすぎ、百マス計算五セットやってこい!!」


女「はいっ!」

>>463 すげぇwwwwwwwwwwwwww同IDが存在するのは知ってはいたが初めてみたぞwwwwwwwwwwwwww


 ◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇ 

弟「………zzz」


姉「弟……」

母「アンタ、いつまでお茶持ってるのよ」

姉「いや、だって……」

母「あらあら、弟ったら机で寝ちゃってるわw」

姉「うん、もうすぐ本番だもんね」

母「ふふっ、ほらっ。毛布掛けてきてあげて。暖房が入ってるけど、風邪を引いたら大変よ」

姉「………うん、そうね」

母(うーん、もう少しねw)


姉「弟、頑張ってるんだね」

姉「きっと、大丈夫だから」

姉「頑張って、ね」

弟「………zzz」


 ◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇ 


女「……zzz」

弟「寝てんじゃねーよ」

    パチッ 

女「いたっ!?……もう……」



 ◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇


弟「………zzz」

女「……ビキビキ」

     ドゴンッ 

弟「!? くぅーっ!?なんだよ!?今のっ!?音がやばかったぞっ!!!」

女「知りません」


 ◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇ 


女「………zzz」

弟「………zzz」

女「………zzz」

弟「………zzz」



そして、迎えた本番当日。

青森に住んでおります

弟「別に付いてこないで良いから」

姉「大丈夫よ!私はVIP高校の生徒なんだから!!」

弟「いや、そういう意味じゃなくてさ……」

姉「なっ、なによっ!!私が付いていったら困ることでもあるのっ!!」

弟「ないけど……」

姉「ねぇ、良いでしょ……」

弟「まぁ……別に、良いけど」

姉「!?  待ってて!!すぐ準備してくるからっ!!!」





弟「どうなってんだ?」

    てくてく 

弟「………(姉貴と、一緒にテストに向かうとか)」

姉「………」

弟「………(どうなってんだよ?夢か?あっ、夢だった)」

姉「………」

弟「………(まぁ、良いか)」

姉「ねぇ……自信は?」

弟「まぁ……まぁかな」

姉「なによ、はっきり言ってよ」

弟「余裕、満点取る」

姉「………うん、頑張りなさい」

弟「うん」

不思議な感覚だった。 

姉貴と二人で歩くVIP高校までの道。

悔しくて、なんだか、恥ずかしくて、でも、やっぱり嬉しい。 


弟「姉貴……」

姉「……どうしたの?」

弟「いや、なんでもない」

弟「じゃあ、俺行くから」

姉「うん」

弟「一応、ありがと」

姉「うん」

弟「じゃあな」

姉「あっ、あのさっ!」

弟「ん?なに?」

姉「待ってるよ、終わるまで」

弟「………」

姉「一緒に、帰ろ?」

弟「………ああ」

すいません、晩飯作っております 

ごめんなさい

22:00迄はキツいが0:00には終わらせる 

のんびりだから、気に入らない人は0:00ぐらいに来てくれ

新しい風が吹いた気がする。 

今まで見つけられなかった、物を見つけたような、そんな気がした。

弟「落ちてたまるかよ」


もう一度、風が横を通り抜けた。 


受験生の熱気が、ひしひしと伝わる。 


でも、その中に、俺は確かに感じた。 


――――春の匂いを

そして、数日が過ぎた。


弟「また付いて来るのかよ」

姉「なによ、文句あるの?」

弟「いーや、べつに」

姉「ふんっ、さっさと行くわよ。落ちてたら家に入れないからね」

弟「はいはい」


VIP高校の受験日から数日、俺と姉貴の関係は少しだけ、ほんの少しだけ前進した、気がする。

当日の帰りは“どうだった!?”と辟易するほどしつこく聞かれた。

そんな姉貴の様子が、いつもからは想像もつかないくらい滑稽で、笑いを堪えるのに必死だった。

問題も知らないのに、話しても意味ないだろうと誤魔化すと 


姉「……やったから、私も」

なんと、姉貴は俺が受験している間に、保護者用に配られた試験問題を解いていたらしい。

弟「いや、でも俺答えとか書いてないから」

姉「!!」

久しぶりに本気で殴られた。 

前ならしょっちゅうだったんだが。


姉「ねぇ……」

弟「なに?」

姉「どうして、そんなに勉強熱心になったの?」

お前に復讐するためだよ、とは言うわけにもいかず、仕方なく 

弟「なんとなく」

で、お茶を濁した。

姉「ふんっ、まぁやっとマトモになってきたみたいじゃない」

弟「うるさい」

姉「あっ……うん」

     VIP高校 掲示板前 

弟「さてっ、と」

姉「あっ、あるのっ!?ないのっ!?」

弟「落ち着けよ、今探してるんだよっ」

姉「あぁ!!もうっ、貸しなさい!!私が探すからっ!!」

弟「あっ、おい」


『おとうとくーん!!!!!』


弟「ん?」

女「グスッ……とおった!!私の番号っグスッ……ありましたっ!!!」

弟「おう、良かったな」

女「本当に、弟くんの、お陰です……」

弟「いーや、お前も頑張ってた……ような気がする」

女「もうっ、頑張ってました!!!それで、あの……弟くんは?」

弟「ん?あっ、そっか」

女「どうだったんですか!?勿論、合格しましたよねっ!?」

弟「さぁ……どうかなぁ?わか…」

     ギュッ 

姉「……グスッ、……グスッ」


弟「んー、無事合格したらしい。なぁ、俺の番号あったんだよな?」

姉「グスッ……グスッ……(こくっ)」

弟「だってさ」

女「うわぁ……やりましたね!!私達、高校も同じですよっ!!!」

弟「そうだな」

女「また一緒に勉強しましょうね」

弟「はいはい、じゃあまた女「ところで」……は?」

    
女「その、女の人……誰ですか?」

弟「へっ?」

弟「いや、普通に姉貴だけど」

女「本当ですかぁ?うそっぽーい」

弟「こらこら、何を根拠に……」

女「ふーん、まぁ良いです。それじゃ、また会いましょう、弟くん。お姉さんもさようなら」

弟「おう、気を付けて帰れよ」






弟「さて、帰るか」

     ギュッ 

弟「いひゃい、いひゃいって、あにゃひ(痛い、痛いって、姉貴)」

姉「ところで、あの子が誰なのか“普通ね姉貴”に教えてくれないかしら」

>>513 誤字あります、普通の姉貴ですね

弟「痛いって!!」

姉「ふんっ」

頬がひりひりする。しかし、嫌な痛みじゃない。


――――ねぇ 

弟「なに?」

姉「グスッ、ほんとにっ、よかったねぇ……」

優しく微笑んだ姉貴は、俺を、ギュッと抱き締める。

姉「一緒に、学校、グスッ、いけるねぇ……」


ああ、俺はこの温もりが欲しくて、この世界に来たんだ。

この笑顔が見たくて、俺は頑張ったんだよな。

視界が、白く、白く、染まった。 
どうやら、夢みたいな時間は終わりのようだ。

弟「姉貴、俺っ!!……いや、なんでもないや」

姉「―――?」

じゃあな。姉貴。 

きっと、もう会えないけど。 

最後に、抱き締めてもらって、認めてもらえて、本当に嬉しかったよ。


弟「俺の復讐、終わったわ」


そして、俺の意識は、微睡みの中に落ちていった。 

おわり。



     ゴスッ 

弟「いってぇ!!何すんだよっ!!」

姉「はぁ?アンタが復讐とか意味分かんないこと言うから、ボケてないか確かめてやったのよっ!!」

弟「えっ?あれっ?」

姉「ほらっ、さっさと帰るわよ!!」

弟「えっ?」

姉「あとっ!!さっきまでの事は忘れなさいよっ!!良いわねっ!?」

弟「あれ?えぇー!!!!!!」

姉「べっ、別に泣いてもないしっ!アンタをギュッとしたのだって気の迷いよ!!」

弟「………」


姉「ふんっ、バカ面……」





弟「どうなってんの?」

     ガチャ 

姉「ただいまー」

弟「ただいま?」

母「お帰りー♪今日はご馳走よー」

姉「ちょっと、もし落ちてたらどうするつもりだったのよ」

母「良いじゃない♪合格してたんでしょ?♪」

姉「うん、まぐれでね」


弟「…………」

母「またまたーw絶対合格してるからご馳走にしてあげてって言ったのは姉じゃないw」

姉「ちょっ、ちょっと!!それは言わないでって、言ってたのに///」

弟「…………(やべぇ、付いていけてないぞ。俺)」

弟「………」

何故、夢が覚めない?

俺はもう満足したんだぞ?

姉貴も、遂に俺の合格を喜んでくれたし。

もう、思い残すことはないと思ってたんだけど。


あれ?まだ、なにかあったっけ? 


わからん。

こうなったら、仕方ない。

弟「飲もう」

姉「黙れ、未成年」

弟「すいません」

母「ふふふwお酒は大学に合格したらね♪」

弟「……そうですね」

姉「ほらっ、今はこれで我慢しなさい」

弟(ファンタかよ……)

母「はい、弟♪コップ♪」

弟「あっ、ありがと」

姉「………」

弟「………」

姉「こっちに向けなさいよ」

     とくとくとく


弟「!?」

姉「きょ、今日だけだからねっ!」

母「うふふw」

まだこっから一回展開を残してるんだが 

時間ギリギリまで姉弟+母のまったりをお楽しみください

母「うふふwでも、弟、本当に頑張ったわね♪
そんなにお姉ちゃんと一緒の高校に行きたかったの?w」

弟「えっ?うん、まぁ(というか、そのためにリセットしたみたいだし)」

姉「なっ!?なに心にもないこと言ってるのよっ///」

弟「いや、思いっきり本音だから」

姉「あっ、うぅ///」


母「うふふw照れちゃって♪かーわいいっ♪」

姉「あっ、おっ、お母さんまでっ!!」

母「それにしても、随分大人っぽくなったわねぇ♪弟くんは♪」

弟(そりゃ、実際年上だからね)

十分だけ最後の場面の書き溜めをします、間に合わなかったら洒落にならんので
 

俺の立てた姉妹スレに米田はよく現われるwwwwwww

一レス書き溜めた、意味ねぇwじゃあ再開

姉「それよりもっ!!」

     どんっ 

弟「なっ、なんだよ?」

姉「今日のあの子、一体誰なわけ?」

弟「えっ?なんの――姉「とぼけるなっ!!」」 


弟「はい……」


なんだ?なんか予想外の展開過ぎて今まであった余裕が無くなってきたぞ?


姉「そっ、そのっ、やっぱり、かっかっかっかっ………」

弟「?」

姉「かっ、彼女だったり、するの?」

弟「は?違うよ、俺の生徒」

姉「?」

母「あらぁ?女の子の友達?」

弟「うん、まぁ一緒に勉強してただよ」

姉「ふんっ、私が教えてあげるって言った時は(ゴニョゴニョ)」

弟「ん?なに?」

姉「なっ、なんでもないわよっ!!」

母「女の嫉妬、駄目、絶対」

姉「ちっ、ちがうもんっ///」

弟「ところでさ……」


弟「お父さんは?」

姉「………」

母「………」

弟「あれ?」

姉「単身赴任よ」

母「海外出張だった気がするわ」

弟「あっ……はい」

   ピンポーン 

母「あら?誰かしら?」

弟「お父さんとか?」

母&姉「それは絶対に無い」

弟「あっ、はい」

母「ちょっと開けてきてあげて」

弟「あっ、うん」  




弟「どちらさまですかー」
     ガチャ 


女「えへへー、来ちゃいました///」


     ガチャ 


弟「………夢だな」

      ドンドン

『ちょっと!弟くん!!どうして閉めるんですか!?』

   
      カチャ 

『あっ!?今チェーンかけましたねっ!!入れてくださいよー!!!』






弟「夢だ、これは夢だ、これは夢だ、これは夢だ。……よし、大丈夫」

姉「ちょっと!!弟!!騒がしいわよ!!!泥棒なら腕の一本や二本……」

弟「……………」

姉「?  なにしてんの?」

弟「いや、ちょっと外に豬がいるから」

姉「ふーん、ここ10階よ」

弟「……………」

姉「……………」

弟「いやぁ、最近の豬はエレベーターも使えるんだなぁ」

姉「どきなさい」

弟「…………」

姉「どけ」

弟「…………はい」

     ガチャ 

     カチャ 









女「ううー、酷いです……弟くん……。せっかくお祝いにケーキも買ってきたのにぃ……」


姉「随分と、可愛らしい豬ね、弟」

弟「えっ、あっ、はい……そうですね……」

豬、亥、猪、すげぇ、三つもでるw 

勢いで豬になっただけなんで、お気になさらず 

つーか時間Neeeeeeee

姉かわいいよおおおおおおおおおおおおお
http://www3.uploda.org/uporg1980023.png

>>584 ありがとおおおおおおお!!!!!!!

母「うふふwいらっしゃーい♪」

弟(うわぁ、母さん、アンパンマン見たいに笑ってる………)

女「お邪魔します、お母様w」

弟(こっちはさしずめジャムおじさんか……)



姉「…………」ビキビキ


弟(……鬼だ、角が見えるぞ……)

女「弟くん、本当にありがとうございましたっ!!」

弟「ん?いや、別に良いよ」

女「いえっ……でも」

弟「良いから、あの事は忘れてくれ(女の子に勉強教えてたとか……知られたら命にかかわる)」

女「!!  そんなこと出来ませんっ!!弟くんとのアレ(勉強を教えてもらった事)は、私の一番の思い出ですから!!」

姉「………」ビキ

弟「いや、忘れてくれよっ!!頼むからっ!!(姉貴の目が……)」

女「そんなぁ……弟くんは私に色んな事を教えてくれたじゃないですかっ!!(主に勉強)」

姉「………」ビキビキ 

弟「だからぁ……もうそれは言わないでって……」

女「お願いします!!高校でも、また、色んな事、教えてください……ね?///(主に勉強)」

姉「!!!」ビキビキビキ


女 ニヤリ 

弟(そこにいたか……孔明)

 ◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇ 


弟「ふぅ……疲れたな。今日は……」

一体なんなんだ?終わると思ったら終わらなかったり、一体なにがどうなってるんだ?

考えられるのは、俺にはまだ未練が残ってるって事だな。 

でも、俺は姉貴に認められること、それだけを目的にやってきたんだ。 

今更そんな事になられても困る。

弟「姉貴………」

なんだか、一日で凄い変わっちまったな。

こんなの、どうすりゃ良いかなんてわかんねーよ。


あれ?そういや、俺。 

姉貴のこと

好き、だったよなぁ?

弟「……まさかな」

俺は姉貴が好き。でも伝えてない。

ってことは……… 

弟「………んなわけあるかよっ」

姉貴は、好き。


だけど、なんか踏ん切りがつかないん。


弟「早いけど、寝るか………」

まだ時間は20:00だ。

弟「ふぅ……まぁ、明日考えればいいよな」

……… 

…… 


んん、どこだ?ここ? 

夢?

そうだ、これは夢だ。

また夢を見てる。

見えるのは、いつもと変わらない俺の家。

なんだかフワフワしてる。

もしかしたら家のなかにすり抜けられたりするのかな?

弟「おおーwすげぇw」

幽体っていうんだっけ?

玄関に置いてある時計は三時を指してる。

ああ、ちょうど俺が死ぬ時間じゃん。

弟「はぁ、自分の死ぬところを何度も見てもな」

そう言えば、姉貴はあの時、どこに電話してたんだ?

弟「まぁ、最後は姉貴を見て終わるかなw」


『―――ません――合格は――破れ―――しょうか?』


弟「ん?」

なに話してんだ?壁越しじゃ何も聞こえないな。

弟「まぁ、見えない、よな?多分……」

     すーっ 


弟「あっ………」

姉「グスッ、せっかく……弟は必死で頑張ったのにグスッ、私のせいで……」

弟「……もしかして」

もしかして、姉貴は……。


姉「合格、ヒッ、取り消しに、グスッ、ならないんですよ、ね?」


机には、俺が破り捨てた合格証明書が、セロテープで繋ぎ止められていた。

姉「はいっ、はいっ、すいません……グスッ」

    ちんっ 

姉「グスッ……良かった……」

姉「弟、だいじょうぶだった……」

姉「私のワガママの所為で……最低だ、私……」

姉貴は、俺の大学に電話してたんだ。 

だから、あの時、話中だったんだ。


姉「弟が、高校に入って急に勉強を始めて……」


姉「もしかしたら、私と一緒の大学に行ってくれるのかなぁ、とか、勝手に期待して……」

姉「医学部、だって……」

姉「地方だよ……離れちゃうんだよ……」


姉「そんなの……、そんなの……」


―――絶対嫌だよ……

合格証書破ったくらいで取り消しにならんだろ普通
それくらいもわからんほどあほなのか姉は

弟「姉貴………」

なんとなく、なんとなくだけど、姉貴の気持ちが分かった気がする。

それと同時に、なんだか今までモヤモヤしていた俺の気持ちが、はっきりとした。


俺は、やっぱり……、姉貴の事が……。



姉「弟に、伝えなきゃ……」

ゆっくりと立ち上がる姉貴。

でも、今のあの部屋には…… 

弟「姉貴!!駄目だ!!!行っちゃ駄目だぞ!!!!」

首を吊った俺がいるんだ。

弟「頼む!!頼むからっ!!!行かないでくれ!!!!おいっ!!!!」

>>646
いや、合格証明書がないと手続きが出来ません、と書いてる大学はざらにある

弟「おいっ!!!!!頼む!!!!!」


―――姉貴!!


『 い か な い で く れ ! ! 』 


 ◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇


    ガバッ 

弟「はぁ……、はぁ……、夢……」

    ギュッ 


姉「大丈夫、私はどこにも行かないよ」

弟「姉、き……?」

姉「弟が安心できるまで、ずっと傍にいるから、ね?」

弟「姉貴……グスッ」

弟「……姉貴、俺」

姉「どうしたの?」

弟「俺は、姉貴のことが――――」



急に、視界が白くなった。意識が再び遠退く。

はは、でもわかる。

これで、本当におしまいなんだな。

全部。 

なぁ、姉貴。最後に、最後に一つだけ。 


――――好きだったよ



そして、俺の意識は再び微睡の中に落ちていった。

このSSまとめへのコメント

1 :  SS好きの774さん   2015年02月21日 (土) 20:37:38   ID: KfecU9hr

首つりって決まるときはすぐ決まるけど、決まらない時は苦しむんだよな。

どうせあれだろ。 意識が戻ったら病院で、隣で姉が泣いてました的な。

名前:
コメント:


未完結のSSにコメントをする時は、まだSSの更新がある可能性を考慮してコメントしてください

ScrollBottom