結城晴「うへー授業参観かよ……」【モバマスSS】 (164)

登場人物 はるちん ありすちゃん 千枝ちゃん ルキトレちゃん P ???

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1379119687

晴「しかもよりによって家庭科……」

「なんで体育じゃねーんだよ!」

「つーか、サッカーじゃねーとやる気出ねえ」

「……ま、いいか。どーせ親父もおふくろも仕事でこれねーし」

「兄貴が来るのも嫌だしなー……」

「Pなら……いやいや、何考えてんだオレは」

トリップバレたじゃねーか……
ちなみにイーモバイル規制のため、自ら支援していきます

千枝「晴ちゃんのクラス、家庭科なんだね」ヒョイッ

晴「うおっ!? ……なんだ、ビビらせんなよ」

千枝「いいなぁ、私、体育より家庭科の方がよかったなぁ」

「そしたら、Pさんに……えへへ……」

晴「オレだって交換したいくらいだぜ……なー橘?」

ありす「私は別にどちらでもいいですけど」

ありす「せいぜい食べられる物を作ってくださいね」

晴「あのな、オレだってお菓子くらい作れるぜ」

千枝「実は女の子らしいとこ、イッパイあるもんね!」

晴「い、いいだろ別に! ほっとけ!」

ありす「はしゃいでないで、そろそろ事務所に行きましょうか」

千枝「あ、こんな時間! Pさん待ってるね、えへへ」

ありす「別にPさんはどうでもいいです」

晴「あんなロリコンはどうでもいいっつーの」

「「むっ……」」

千枝「あはは、仲良しさんだね!」

ありす「……」プイッ

晴「あー?」

千枝「あ、あはは……」

―――――――――――――――――――

P「へえ、授業参観か」

千枝「Pさんも良かったら、見に来てくれませんか?」

晴「はぁ!?」

ありす「……」ジー

P「あー、多分その日は無理だと思う」

千枝「そ、そうですか……残念です」

P「ごめんな、観に行ってあげたいけど……」

晴「……来なくていいって、Pが来たら事案が発生するし」

P「待て、俺をなんだと思ってるんだ」

晴「低め大好き危ない奴」

P「あのな、別にロリコンじゃないぞ俺は。年齢関係なく、晴たちがかわいいからスカウトしてるんだから、そこんとこ覚えといてくれよ?」

晴「……はっ、どうだろーなー」

P「あくまで俺をロリコンにしたいらしいな晴ちんは」

晴「ちん言うな!」

ありす「照れてないで、素直に喜んだらどうですか」

千枝「あはは、顔真っ赤だね」

晴「うううるせーな! かわいいなんて言われても嬉しくねーよ!」

P「晴はかわいいなぁ」

晴「聞こえねー! ……あーもう! レッスン行ってくるからな!!」ダダダッ

千枝「あはは、晴ちゃんかわいいね!」

ありす「まったく、子供みたいですね」

晴「ったく、Pのやつは……」

晴「かわいいなんて言われても嬉しくねーよ、バーカ」

晴「……嬉しくねーっつーの、へへっ」

晴「って何独り言言ってんだオレは!」

晴「めちゃくちゃ痛い人みたいじゃねーか……」

晴「……あいつらおせーな」

―――――――――――――――

P「え、晴のご両親は来れないのか」

千枝「そうみたいです。気にしてないみたいに言ってましたけど……」

ありす「来てほしいと顔に書いてありました」

P「そうなのか……晴……」

千枝「Pさん、どうしても無理ですか……?」

P「うーん……ちょっと待ってな」

千枝「千枝も、Pさんが来てくれたら嬉しいです」

ありす「わた……結城さんはきっと、ご両親よりPさんが着た方が喜ぶと思いますよ」

P「そ、それは嬉しいけど……ご両親の方が……」

千枝「千枝にお手伝いできることがあったら、言ってください!」

P「気持ちだけ受け取っておくよ、ありがとな」ナデナデ

千枝「え、えへへ」

ありす「……」ムッ

ありす「あ、あの、Pさん……」ギュッ

P「ど、どした!?」アワワワ

ありす「わ、私も本当は、来てほしい、です……」

千枝「わぁ……!」

P「……」

ありす「あ、あの……」

P「よし、決めた。なんとしても行くよ!」

「「えっ」」

P「ありすにそこまで言われちゃ、行くしかないよなー」ナデナデ

ありす「……撫でるより、来れるように都合を付けてくださいね」

P「はいはい、わかったよ。おっと、もちろん千枝の気持ちも嬉しいよ」ナデナデ

千枝「えへへ……」

P「それじゃ、さっそく都合をつけてきますか」

「ちょっくらBOSSを捕まえてくるよ」

千枝「いってらっしゃーい!」

千枝「えへへ……」

ありす「な、なんですかジロジロ見て……」

千枝「ありすちゃん、さっきの、凄いね……!」キラキラ

ありす「べ、別に必要だと思ったからやってみただけです///」

千枝「千枝も見習わなくちゃ……! Pさんはああいうのに弱い……と」メモメモ

ありす「そ、それより、私達もレッスンに行きましょう」

千枝「あ! 晴ちゃん待ってるよね、急ごう!」

千枝「お待たせ! 待たせちゃってごめんね!」

ルキトレ「もー、晴ちゃんはウォームアップ終わりましたよー?」

晴「ったくおせーよ、待ちくたびれたぜ」

千枝「ごめんね! でも、いいニュースがあるよ!」

晴「お、やっと本田の移籍先が決まったか?」

ありす「違いますよ。Pさんが、授業参観に来てくれるそうです」

晴「なんだそんなことかよ……え、マジで?」

千枝「うん! よかったね晴ちゃん!」

晴「……ま、誰も来ないよりはマシかもな」

ありす「本当に素直じゃないですね、結城さんは」

晴「お前にだけは言われたくねーよ!」

ルキトレ「いいなーいいなー! 私も行きたいなー!」

千枝「えっと、ルキトレさんも見に来ますか?」

ルキトレ「いいの!?」

晴「いいんじゃねーの? 別に減るもんじゃねーし」

ルキトレ「わー……! それじゃ、プロデューサーさんと一緒に見に行っちゃうね!」

千枝「」ピクッ

ルキトレ「夫婦に見られちゃったりしたらどうしよう……キャー!」

晴「……やっぱり、Pだけでいいんじゃねーの?」

ありす「そうですね、確かにそう思います」

ルキトレ「じょ、冗談だってば! そんなこと無いから行かせてくださいよ~!」

千枝「あの、ルキトレさんは千枝のクラスを観に来てくれますか?」

ルキトレ「千枝ちゃんのクラス?」

晴「オレと橘は同じクラスだけど、千枝は違うからな」

千枝「っていうか、学年も違うもんね!」

ありす「……いいんですか、千枝さん」

千枝「うん! 今回の主役は私じゃないからね!」

ルキトレ「じゃあ、千枝ちゃんを見に行けばいいんだよね?」

千枝「はい、お願いします!」ニコニコ

晴「ちょ、待てよ。主役ってどういうことだよ」

ありす「さて、話もまとまったところでレッスン始めましょうか」

晴「おい、無視すんじゃねー!」

――――――――――――――――――――――


P「あの、どうしてもこの日は空けてほしいんですが……」

???「……」

P「どうでしょうか……?」

???「……条件次第ですね」

P「条件、ですか」

???「人に物を頼むなら、相応の態度ってものがあるでしょう?」ニッコリ

P「ど、どうすればいいでしょうか?」

???「そうですね……私としては、LPドリンクを買ってくれたら嬉しいですね♪」

P「それでは……100くらい」

「……」

P「200?」

「……」

P「くっ……500」

「……」

P「はぁ……1000」

???「うふふ、毎度ありです♪」ニッコリ

P「はぁ……あのグリードめ……」

「痛い出費だけど……晴の為なら仕方ないか」

「ありすも千枝も喜んでくれてたし」

「でも、1000本はちょっとなぁ……」

「休みが貰えたのはありがたいけど」

「果たして等価交換になってるのか……?」

???「いやー、前もって学校に聞いておいてよかったです」

「まず授業参観の日に、Pさんに仕事を詰め込みます」

「そして晴ちゃん達は、大好きなPさんに来てもらいたい」

「彼は優しいから、なんとしても観に行こうとします」

「見に行くためには、休みを取らないといけません」

「つまり、私に頭を下げるしかないのです!」

???「まさに予定通りですね♪」

「無事、彼に恩を売ることが出来ました」

「LPドリンクの在庫処分、完了です♪」

「私が得たのは小金ですけど……」

「労せずに得るお金は、少しでも嬉しいものですね」ニコニコ

「ふふ、エステにでも行こうかなぁ……」

普通に連投できるじゃない!
イーモバ規制とは何だったのか……

――――――――――――――――

晴母「いいのが見つかってよかったね!」

晴「まーな……へへっ♪」

晴母(よっぽど楽しみなのねぇ……)

晴母「あら。あれ、ありすちゃんじゃない?」

晴「えっ!?」

晴「げ、マジだ……」

晴母「あいさつしてきましょうか」

晴「言っとくけど、余計な事言うなよ!」ビシッ

晴母「はいはい、わかってますよ」ニコニコ

晴母「橘さん、こんばんは~!」

ありす母「? あら、結城さん! 晴ちゃんもこんばんは!」

晴「こんばんは。よう橘」

ありす「こ、こんばんは」

晴「……その袋、なんだ?」

ありす「……結城さんには関係ないものです」

ありす母「ありすちゃん、そんなこと言っちゃ駄目よ?」

ありす「お、お母さん!」

ありす母「さっきねえ、新しいエプロン買ったのよ」

ありす「!?」

ありす母「どうしても新しいのが欲しいって、聞かなくてね」

晴母「あら、そうだったんですか~」

ありす母「授業参観がよっぽど楽しみなのね」

ありす「」

晴「へー、そーなのかー……」ニヤニヤ

ありす「うぅ……///」

晴(ふぅ、母さんに釘差しといてよかったぜ……)

晴母「実はウチの晴も、さっきエプロン買ったとこなんですよ~」

晴「」

ありす母「あらあら、一緒ですね」ニコニコ

ありす「……ぷぷ」ニヤニヤ

晴「」

晴母「晴ちゃんも楽しみにしてるもんね?」

晴「……そうだな(白目)」

ありす母「ふふ、どうせなら一緒に買えば良かったのにね」ニコニコ

晴母「そうですね~」ニコニコ

―――――――――――――――


晴「余計なこと言うなっていったじゃねーか!」


晴母「あら、余計な事なんていったかしら~?」


晴「言っただろ! エプロンのことだよ!」


晴母「あ、ごめんね~? でも、プロデューサーさんのことは言ってないでしょ?」


晴「言ったも同然だろ! ったく恥かいたじゃんか……」


晴母「ごめんってば~。でも、どうしてありすちゃんと一緒に買わなかったの?」

晴「そ、それは……」

晴母「……なんてね! 答えなくてもわかってるわよ~?」

晴「え、それじゃ、なんでバラしたんだよ」

晴母「それは……うふふ♪」

晴「笑って誤魔化すんじゃねー!」

晴母「きゃー晴ちゃん怖~い!」

――――――――――――――――

晴「……」ブクブク

晴「ふぅ……きもちーなー……」カポーン

晴「しっかしなー……」ポワワワーン

晴母『ムッツリな晴をからかいたくなって♪』

晴「じゃねーよバーカ!!」

晴「せっかくこっそり買いに行こうと思ったのによ」

晴「母さんのせいで台無しだぜ……」

晴「……はぁ、考えることは皆同じか」

晴「橘はどんなエプロン買ったんだろーな……」

晴「やっぱ、カワイイやつだろーなー……」

晴「オレはカワイイのよりカッコイイほうがいいけどな」

晴「Pのためならしょーがねーよなー……」

晴母「晴ちゃん、タオル洗濯機の上に置いとくわよ~」

晴「!? い、いたのかよ!?」

晴母「大丈夫よ、母さん何も聞いてないから」ウフフ

晴「ぜってー嘘だろ!」

晴(くそ……風呂だからってリラックスしすぎたか……)

晴母「それより、ごめんね晴ちゃん」

晴「え、まぁ、いいけどさ……うん」

晴母「えっと、そうじゃなくて……授業参観行けなくて、ごめんなさいね」

晴「あー、そっちか……いいよ別に」

晴母「お父さんも私も、どうしてもお休み取れなかったのよ」

晴「仕事なんだし、仕方ねーだろ」

晴母「それでも、ごめんね」

晴「んー……まぁ代わりといっちゃーアレだけど……Pが来るしな」

晴母「良かったね~」

晴「……うん」

晴母「今度Pさんにお礼しないとねえ」

晴「お礼ねえ……」

晴母「晴ちゃんはいいのよ、私達が考えるから」

晴「んー……」

晴母「それじゃ、お母さん行くからね~」バタン

晴「……お礼かぁ」ボーッ

―――――――――――――――

To:佐々木千枝
件名:起きてるかー?

夜遅くにわりーな(・ω≦) テヘペロ

Pが喜びそうなもの
千枝なら知ってるよな(๑・౩・๑)?

教えてくれー。゚(゚∩´﹏`∩゚)゚。

―――――――――――――――

―――――――――――――――
To:晴ちゃん
件名:起きてるよ(..◜ᴗ◝..)

Pさんが喜びそうなものかぁ……
千枝だけの秘密だよっ(♥→o←♥)


なーんてね(笑)
晴ちゃんのあげたものなら
なんでも喜んでくれると思うよ(o˘◡˘o)
―――――――――――――――

―――――――――――――――
To:千枝
件名:あのなぁ…(≖ω≖。)

\そういうのがいちばん困るんだよ/
 ▒▒▓█▇▅▂∩( ✧Д✧)∩▂▅▇█▓▒▒
┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨

千枝があげたら喜んでたのとかでいいからさ(`・ω・´)オシエテ
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―――――――――――――――
To:晴ちゃん
件名:ごめんね(>ω<)

えっとね、お弁当作ってあげたとき
すっごく喜んでくれたよ(⋈◍>◡<◍)。✧♡

男の人は手料理に弱いんだって(*'∀'人)♥*+
――――――――――――――――

――――――――――――――――
To:千枝
件名:なるほど( ✧Д✧)

男は胃袋からどーのこーのって聞いたことあるかも(´-ω-`)

お弁当の中身、どんな感じ(๑•﹏•) ?
――――――――――――――――

――――――――――――――――
To:晴ちゃん
件名:Pさんの好きな物ばかりだよっ(*˘︶˘*).。.:*♡

シーザーサラダと鶏のから揚げ、甘い卵焼きと
あと、ひじきの煮付け(灬╹ω╹灬)

お母さんに怒られちゃったから
そろそろ寝なくちゃ(*>_<*) ゴメンネ

P.S.  家庭の味のカレーライスが好きみたいです(*´﹃`*)
――――――――――――――――

晴「サンキュー、と」

晴「カレー位ならちゃんと作れるな、うん」

晴「よーし、作戦を練らないとな……」

晴「えーと……」

――――――――――――――――

千枝「ちょっと応援しすぎたかなぁ」

千枝「……でも、晴ちゃんも大事な友達だもん。仕方ないよね」

千枝「うまくいくといいな……」

――――――――――――――――――

授業参観当日……

晴「せっかくPが来るって言うからさ」

「か、かわいいエプロン、わざわざ買ったのによ」

「忘れるとか……馬鹿みてーだな、はは……」

ありす「……まぁ、結城さんが馬鹿なのは否定しませんけど」

晴「おいコラ」

ありす「仕方ないですね……私も忘れたことにします」

晴「は?」

晴「ちょっと待て、意味わかんねーよ」

ありす「結城さんだけ割烹着なのは、可哀想ですから」

「二人とも割烹着なら、Pさんに平等に見てもらえるでしょう?」

晴「あー……勝手にしやがれ」

ありす「言われなくてもそうします。それより早く移動しますよ」

晴「おう……サンキューな」

ありす「お礼を言われるようなことじゃないです」プイッ

P「お、ありす、晴!」

ありす「ど、どうして私たちより早く居るんですか……」

晴「まだ父兄は誰もいねーのにな」キョロキョロ

P「いやー、あはは……」

千枝「Pさん、待ちきれなかったんだって」ピョコッ

ありす「千枝さん!?」

晴「何で体操着で家庭科室にいんだよ……」

千枝「まだ授業始まってないからセーフだよ」ニッコリ

ルキトレ「そうですよ!」ピョコッ

ありす「ルキトレさんまで隠れてたんですか……」

ルキトレ「千枝ちゃんが隠れようって言ったので」テヘペロ

晴「お前、案外ガキなんだな……」

ありす「結城さんだけには言われたくないと思います」

晴「なんだよ、やんのか!?」

P「こらこら喧嘩しないの」

P「晴はあいかわらず喧嘩っ早いなぁ」

晴「しかたねーだろ、家が家なんだから」

ありす「学校にいるとき位は女の子らしくしましょうよ」

晴「だから、向いてねーって……」

千枝「そんなことないよ! 晴ちゃんもかわいいとこあるよ?」ニッコリ

晴「だー! そういうのマジでやめてくれ!」

P「この面子だと晴はいじられキャラだな」アハハ

ルキトレ「微笑ましいですよねー」ウフフ

千枝「あ、ルキトレさん、そろそろ行きましょう!」

ルキトレ「授業始まる? 行こっか!」

P「ルキトレさん、あとで合流しましょう」

ルキトレ「はい! カワイイ千枝ちゃんをばっちり収めてきますよ!」カメラシャキーン!

P「千枝、近くでは見れないけど、窓から見てるからなー!」

千枝「えへへ、手振っちゃいますね!」

晴「ほらほら、授業はじまっちまうぞー」

千枝「あ、うん! それじゃ、また後で!」

先生「あの、すみません……」

P「はい?」

先生「失礼ですが、だれの父兄さんでしょうか……?」

P「……ひょっとして、晴の先生ですか?」

先生「はい、そうですけど……」

P「私、Pと申します。晴のご両親の代理で来ました」メイシピラー

先生「はぁ……ぷ、プロデューサーさん、なんですか?」

P「はい、晴の担当をしております。いつも晴がお世話になっております」ペコリ

先生「い、いえ、こちらこそ晴ちゃんがお世話になっております!」ペコリ

P「それにしても、うん……」

先生「? どうかされましたか?」

P「先生、お名前を伺ってもよろしいですか?」

先生「○○ですけれど……あの、何か……?」

P「○○さん……アイドルになるつもりはありませんか?」

先生「え……ええっ!?」

P「貴女を見て、ティンときました。僕と一緒に、トップアイd」

晴「おいコラ」ゲシッ

P「いだっ!!」

先生「は、晴ちゃん!?」

晴「授業参観に来たんだろアンタは」ゴゴゴゴゴ

ありす「まさか先生をスカウトするとは思いませんでした」

P「いや、ティンときちゃったから……」

先生「は、晴ちゃん、人を蹴ったりしちゃダメだよ?」

晴「いいんだよ。こんな節操無し」ツーン

ありす「ほんと、少しは自重してほしいですね」ムスッ

先生「もう……あの、大丈夫ですか?」

P「ええ、慣れてますので。それより、いきなりすみませんでした」

先生「い、いえ、その……嬉しかったです」

P「良かった。もしその気になったら、連絡ください。待ってますから」

先生「は、はいっ!」

晴「はぁ……もうツッコむのもめんどくせー……」

ありす「とりあえず、BOSSに報告しておきます」ポチポチ

先生「みんな、エプロン持ってきたかなー?」

ありす「先生」ノ

先生「橘さん、忘れちゃった?」

ありす「結城さんもです。貸出用のを借りたいのですが」

先生「ええ、わかりました。他に忘れた人はー?」

P(二人共、案外抜けてるなんだな、はは)

――――――――――――――――

【借りました】

晴「ん、くそ……」

ありす「なにしてるんですか」

晴「う、後ろのひもが上手く結べねーんだ……くぅ」

ありす「はぁ……ちょっと貸してください」

晴「え? あぁ、頼む……」

ありす「……」テキパキ

ありす「はい、結べましたよ」

晴「サンキュー橘」

ありす「別に、たいしたことじゃないです。私たちも準備しましょうか」

晴「そうだな。よーし、Pの度肝を抜いてやるぜ!」

ありす「そうですね、頑張りましょう」

P(ありすは世話焼きポジでも行ける、と……)

晴「~♪」フンフンフフーン

P(おお、晴があんなご機嫌なんて)

(サッカーしてる時しか見たコトなかったけど)

(やっぱり女の子なんだなぁ)

ありす(浮かれすぎですね、結城さん)

(これはちょっと気を引き締めたほうがいいですね)

「結城さん」

晴「んー? どしたー?」

ありす「くれぐれもベタな間違いはしないでくださいね」

晴「なんだよそれ」

ありす「『わー、砂糖と塩間違えちゃったー!』みたいな」

晴「はっ、ありえねーだろ!」

ありす「爆発起こすのも駄目ですよ」

晴「なぁ橘、あまりオレをなめんなよ?」

ありす「別に舐めていませんけど」

晴「いや、馬鹿にしまくってるじゃねーか」

ありす「……そう思うなら、それでいいです」

晴「はぁ?」

ありす「それより、作り始めないと、置いていかれますよ?」

晴「げっ、喋ってる場合じゃねーな、やるか!」

http://i.imgur.com/fI41bWP.jpg
http://i.imgur.com/tEbu65z.jpg
結城晴(12)

http://i.imgur.com/kfGM7AH.jpg
http://i.imgur.com/SD15nQs.jpg
橘ありす(12)

http://i.imgur.com/26Tm5N5.jpg
http://i.imgur.com/0iJ6PvY.jpg
佐々木千枝(11)

http://i.imgur.com/2cH8ldJ.jpg
わた橘さんの小学生離れした料理の腕が明るみに出ますね

ありす「材料は忘れてませんよね?」

晴「おう、この通りあるぜ!」つ生クリーム

ありす「それならいいです」つ苺

晴「その苺ってまさか……」

ありす「はい、以前行ったところから取り寄せました」

晴「やっぱりな……お前、苺好きになったよなー」

ありす「そんなことないです。元々好きです」ジーッ

P(なんか、ありすに見つめられてる)ニコニコ

P(手でも振っとくか)ノシ

ありす「ふふふ……」ニコニコ

晴「なんだよ気持ちわりーな」

ありす「余計なお世話です」ニコニコ

晴父(ありすスマイルがプロデューサーさんにだけ……!)ゴゴゴゴゴ

P「」ビクッ

晴母「アナタ、顔が怖いわよ」

晴「薄力粉、卵、砂糖、サラダ油、バニラエッセンス……」

晴「それと、オレの生クリームと橘の苺」

晴「うっし! 全部揃ってるな!」

ありす「では、結城さんは薄力粉をふるってください」

晴「オッケー。んじゃ卵頼むぜ」

ありす「最初からそのつもりです」

晴「なー橘」

ありす「なんですか?」

晴「泡立てすぎないよう気を付けろよ」

ありす「わかってますよ」

晴「それならいいけどさ」

ありす「……」シャカシャカ

ありす「きゃっ!」ピチャッ

晴「はは、言わんこっちゃねーな」

ありす「う、うるさいですね……」

晴「ほっぺ早く拭いとけよなー」トントン

ありす「はい……あっ!」ティン

晴「どした?」

ありす「いえ、なんでも……」トテトテ

晴「おい、どこ行くんだよ?」

晴「おいってば! 橘!」

P(なんかこっち来た)

ありす「あの……」

P「ど、どうした?」

P(って見りゃわかるんだけどさ)

ありす「その、両手が塞がってるので……拭いてください」
 
P「お、置いたらいいんじゃないか? あはは」

ありす「……」プクー

P「えっと……」キョロキョロ

晴(さっさとやってやれよ)コクコク

P(やってあげろってか)

P「し、失礼します……」ヒョイパクッ

ありす「あっ……!」

P「ご、ごめんな! 食べなくても良かったな!」オロオロ

ありす「いえ、その……」モジモジ

晴「おーい橘カムバーック」

ありす「ご、ごめんなさい!」スタタタ

クラスメイツ(ちょっと熱いんじゃないこんなとこで~)

晴母(ありすちゃん、中々に大胆ね)

晴父「……」ゴゴゴゴゴ

P(す、凄まじい殺気を感じる……!)

ありす「すいませんでした」

晴「いや、いいけどさ」

晴(よく親の前であんなこと出来るなコイツ)

晴(オレだったら恥ず過ぎて堪えられねーよ)

晴「あ、そういやふるい終わったぜ」

ありす「それではこっちに混ぜてください」

晴「へいへい」サッー

GYAAAAAAAAAAAAAAAAAAAA!!!!!!!
>>105>>118は晴の両親じゃなくてありすの両親ですorz

どんまい!

(いっそ晴父がありすprprしたい体で進めればいいんじゃないかな)

(そうなのか。アイプロまだやってなくてゴメンね)

>>124でなく>>125でした

それなら晴ちんことありすちゃんを逆にしたほうがよかったねorz
失敗した失敗した失敗した(ry

書き直しますか?
→はい
いいえ

【トッピングしました】

晴「じゃーん! どうだ橘!」

ありす「……サッカーボールみたいですね」

晴「だろ!? いやー、我ながらうまく出来たぜ」

ありす「丸くはないですけどね」

晴「いーんだよそれっぽく出来れば」

ありす「そういうものですか」

晴「おう。それでお前のは?」

ありす「ふふ……これです!」ドンッ!

晴「……!?」

晴「なぁ橘」

ありす「なんですか?」

晴「なんつーか……真っ赤だな」

ありす「……そうですね」

晴「スポンジが見えないぜ」

ありす「気のせいですよ」

晴「あのさぁ……」

晴「ほぼ苺じゃねーか!」

ありす「そうですけど、何の問題ですか?」

晴「それ、Pに食わせられるか?」

ありす「……あっ」

晴「お前実は馬鹿だろ」

ありす「ゆ、結城さんほどじゃありません!」

晴「はは、見苦しいぜ橘」

ありす「……真面目な話、どうしましょう」

晴「いや、Pにあげるんだろ?」

ありす「でも、やり過ぎましたし……」

晴「大丈夫だ、Pなら喜んで食う。オレが保証する」

ありす「そうかも、しれませんけど……」

晴「なんならオレが食ってやるぜ?」

ありす「結城さんにあげるくらいなら自分で食べます」

晴「ちぇっ……つーか、ホントは自分で食いたいんじゃねーの?」

ありす「」ギクッ

晴「お、ビンゴか?」

ありす「そ、そんな訳ないじゃないですか! 勘違い乙です!」

晴(わっかりやす~……)

晴「ま、一緒に食えばいいんじゃねーの?」

ありす「な、なんで食べさせあいっこしなくちゃいけないんですか!」

晴「飛躍しすぎだ馬鹿」

ありす「でも、結城さんにしてはグッドアイディアですね」

晴「ひとこと余計だっつーの」

ありす(はいPさん、あ~ん ふふふ……)ニコニコ

晴(言わなきゃ良かったかも)

>>140
クソコテだなんて証拠もないのにわかるわけありませんね
はい、論破

>>105の訂正

P(なんか、ありすに見つめられてる)ニコニコ

P(手でも振っとくか)ノシ

ありす「ふふふ……」ニコニコ

晴「なんだよ気持ちわりーな」

ありす「余計なお世話です」ニコニコ

ありす父(ありすスマイルがプロデューサーさんにだけ……!)ゴゴゴゴゴ

P「」ビクッ

ありす母「アナタ、顔が怖いわよ」

>>118の訂正

晴「おーい橘カムバーック」

ありす「ご、ごめんなさい!」スタタタ

クラスメイツ(ちょっと熱いんじゃないこんなとこで~)

ありす母(ありすちゃん、中々に大胆ね)

ありす父「……」ゴゴゴゴゴ

P(す、凄まじい殺気を感じる……!)

>>141
クソコテありす狂おしいほどすき

先生「さようなら!」

生徒達「さようなら!!」

晴「さーて、今日はレッスンかー」

ありす「その前に事務所でしょう」

晴「なんか用事あんのか? 直接スタジオでいいじゃねーか。Pが送ってくれるだろ」

ありす「それじゃ、ケーキはどうするつもりですか?」

晴「ケーキ? あっ、そっか……」

ありす「そういう訳です。早くPさんと合流しましょう」

>>154の訂正

――――――――――――――――――――――

先生「さようなら!」

生徒達「さようなら!!」

晴「さーて、今日はレッスンかー」

ありす「その前に事務所でしょう」

晴「なんか用事あんのか? 直接スタジオでいいじゃねーか。Pが送ってくれるだろ」

ありす「それじゃ、ケーキはどうするつもりですか?」

晴「ケーキ? あっ、そっか……」

ありす「そういう訳です。早くPさんと合流しましょう」

P「ありすー晴―」

晴「P、事務所まで送ってくれー」

P「おー、千枝たちと合流してからな」

晴「あ、すっかり忘れてたぜ」

ありす「すぐ後ろに居ますよ?」

晴「ん? マジだ、何してんだよ」

ルキトレ「教えちゃダメですよ! も~、ありすちゃんは……」

ありす「別にいいじゃないですか」

ルキトレ「びびりまくってる晴ちゃん見なくていいんですか!?」

ありす「いえ、特には……」

晴「やっぱりこいつガキだ、異論は認めねー!」

ルキトレ「そ、そんなことないよね? ね?」

P「あ、あはは……」

ありす「今回ばかりは私も……」

ルキトレ「え、ひどくない?」

千枝「(耳元で)晴ちゃん」ボソッ

晴「うおわっ!?!??」

千枝「わっ、ご、ごめんね!? そんなに驚くと思わなくて……!」オロオロ

ありす「ぷぷ……」プルプル

晴「橘てめええええ!!!」

ありす「なんですか……ぷぷ」

ルキトレ「いやー、千枝ちゃんやりますねえ!」

千枝「よ、喜んでいいのかな……?」

ルキトレ「そ、それよりプロデューサーさん! いいものがありますよ!」

P「お、千枝の写真? 見せて見せて」

ルキトレ「待った!」

P「な、なに?」

ルキトレ「私が子供じゃないって認めてくれたら見せてあげます!」

ありす「そういうところが子供だと思うんですけど」

晴「確かにな」

ルキトレ「むっ!」

ルキトレ「じゃあ二人には見せてあげません!」

ありす「いいですよ。残念ですけど……」

晴「あーあ、千枝だってみんなに見てほしいだろーなー」

千枝「え、えっと……」

ルキトレ「うう……」

P「ルキトレちゃん、みんなで見よう?」

ルキトレ「……はい」

P「大丈夫、ちゃんと大人だよ、ルキトレちゃんは」

ルキトレ「うわーん、Pさーん!」

P「よしよし」

ありす「嘘泣きしてないで早く見せてください」

晴「そーだよ、早くしろよ」

ルキトレ「わ、わかってますよ、もう」

P「二人とも、ちょっとルキトレちゃんに厳しくないか?」

晴「気のせいだろ。なー橘?」

ありす「はい、気の所為ですよ。それより早く見ましょう」

千枝(二人とも容赦ないなぁ……)

ルキトレ「ちょっと待ってくださいねー」ポチポチ

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