ハルヒ「あれ、何か臭くない?」(195)

キョン「臭い?」

ハルヒ「クンクン・・・あんたの臭いじゃないわね」

キョン「気のせいじゃないのか?」

ハルヒ「みくるちゃんちょっと来て」

みくる「なんですか?」

ハルヒ「クンクン・・・みくるちゃんの臭いでもないわね」

キョン「何も臭わんぞ」

ハルヒ「そしたら・・・・あっ」

長門「・・・・」

ハルヒ「臭い原因がわかったけど、黙ってておくわ」

長門「・・・・」

キョン「長門が臭いって言いたいのか?」

ハルヒ「もおキョンったら秘密にしておこうと思ってたのに」

長門「・・・・」

キョン「長門は臭くないだろ」

ハルヒ「そうね、臭くないわねはいはい」

キョン「なんだよそのいい方は!」

ハルヒ「本当は臭いけど、有希が傷つくから黙っておこうと思ってたのに!」

キョン「わざとらしいんだよ!」

ハルヒ「正直に言うわ、有希臭いのよ。倉庫で見つけたプラスチック片みたいな臭いがするのよ」

キョン「なんてこと言うんだ!」

長門「・・・・・」

キョン「長門は臭くないだろ!」

ハルヒ「あんた鼻が詰まってるんじゃないの?」

キョン「詰まってなんか無い!」

ハルヒ「ねぇみくるちゃん、みくるちゃんも有希が臭いと思うわよね」

みくる「えーっと・・・そのぉ・・・」

キョン「長門は臭くないですよね?」

みくる「・・・・」

キョン「朝比奈さん!」

みくる「正直に言います。長門さんは・・・・確かに臭いです」

長門「・・・・」

ハルヒ「ほらー、ねぇ私の言ったとおりでしょ?」

キョン「・・・くっ」

長門なら情報操作で自由に体臭なんて変えられるだろう
なのにしなかった。これは体臭を臭くする必要性があった訳だ。
そこまでしてハルヒの嗅覚を使いものにならなくしなければいけない理由があるわけだな?
よし>>1よ!お前の文章構成力見させてもらおう!

キョン「長門が臭いわけ・・・クンクン・・・臭くないじゃないか」

ハルヒ「うわー、気持ち悪くないの?」

みくる「・・うわぁ」

長門「・・・・」

キョン「臭くないぞ」

ハルヒ「キョンって鼻の病気かなにか?」

キョン「ハルヒいい加減にしろ!」

ハルヒ「いい加減異して欲しいのは有希の方よ、臭くてお茶も飲めないわ」

みくる「窓を開けますね」

キョン「朝比奈さん・・・」

みくる「いえこれは・・・そろそろ換気したほうがいいかなって思って」

ハルヒ「みくるちゃんも臭いのよ」

長門「・・・・」

ハルヒ「有希も本読んでるふりしてないで何とか言いなさいよ」

長門「・・・私は自分が臭いとは思わない」

ハルヒ「何嘘ついちゃってるのよ・・・」

キョン「嘘じゃないだろ、臭くないだろ」

ハルヒ「臭いわよ、もぅ部屋中にムンムンに負ってくるわよ、カレー粉に似た臭いが」

みくる「あっカレー!」

キョン「臭いとしても長門が臭いんじゃなくて部屋が臭いんだろ」

ハルヒ「部室が?・・・それはないわよ、部室には古いプラスチックもカレー粉も置いてないもの」

みくる「あの・・・長門さん、毎日お風呂に入ってますか?」

長門「・・・・」

キョン「朝比奈さん!」

みくる「・・・すみません」

長門「・・・毎日シャワーを浴びている」

ハルヒ「ちゃんとシャンプーとか使ってるの?」

長門「・・・・」

キョン「もういいだろ、今日だけ臭いだけかもしれないだろ」

ハルヒ「あっ、認めたわねキョン。有希が臭いって言ったようなもんよ」

キョン「いや俺は臭いとは思わないけどお前等がそういうから・・・」

長門「・・・」

キョン「・・・・すまん長門」

古泉「あれ?みなさんどうしたんですか?」

ハルヒ「ねぇ古泉くんも有希が」

キョン「ハルヒいい加減にしろ!」

古泉「?・・・・それより何かこの部屋臭いですね」

キョン「・・・・」

古泉「カレー粉・・・いやプラスチックみたいな」

長門「帰る」

ガチャッ   バタン

ハルヒ「・・・・あー、臭いのがいなくなって助かったわ」

みくる「お茶淹れますね」

古泉「長門さんが臭かったんですか?」

キョン「お前等本気で言ってるのか?」

ハルヒ「本当の事だからしょうがないじゃない」

キョン「長門がかわいそうだろ」

ハルヒ「そう思うなら有希を追いかけて慰めてあげれば?」

みくる「そうですね、少しかわいそうだったかもしれません」

古泉「長門さんが臭かったって事でいいんですね?」

キョン「クソッ・・・」

ハルヒ「追いかけるならついでに有希を洗ってきてよ」

みくる「あはははは・・・・すみません」

古泉「長門さんが臭かったんですか?」

キョン「>>16が臭いって言いたいのか?」

ハルヒ「もおキョンったら秘密にしておこうと思ってたのに」

キョン「おい長門!」

長門「・・・・」

キョン「あいつら今日はおかしかったんだよ、お前が臭いわけないのにな」

長門「私は臭くない」

キョン「だよな、俺も臭いとは思わん」

長門「本当に臭いと思わない?」

キョン「ああ」

長門「・・・嬉しい」

キョン「とにかくあいつらに臭いと思われないように、シャンプーとか石鹸とか買いに行こうぜ」

長門「・・・・」

キョン「おい長門走るなよ!」

長門「ついてこないで」

キョン「どうしたんだ?」

長門「・・・・」

キョン「おい長門」

長門「・・・・」

キョン「おっ、あそこにドラッグストアーがあるから寄って行こうぜ」

長門「・・・・」

キョン「無視するなよ」

長門「・・・・」

キョン「まさか怒ったのか?」

長門「・・・・私は臭くない」

キョン「おい待てよ!」

ガチャ バタン

長門「帰って」

キョン「そういわれても心配するだろ」

長門「何を?」

キョン「お前が明日臭いって言われないかどうかだよ」

長門「私は臭くない」

キョン「俺も臭くないと思うけぞ」

長門「なら帰って」

キョン「とりあえずさっきのドラッグストアーでよさそうなシャンプーと石鹸を買ってくるからな」

長門「・・・」

キョン「何がいいかな・・・このシャンプーでいいかな、何かゴージャスだし」

国木田「キョンも買い物?」

キョン「ああ、シャンプーと石鹸を買いにな」

国木田「それ女の人が使う奴じゃない?」

キョン「そうだろうな」

国木田「へぇ、キョンって髪の毛なんかヘアトニックシャンプーとかで済ませそうなタイプだと思ってたよ」

キョン「俺のシャンプーじゃないぞ」

国木田「妹の?」

キョン「長門のだ」

国木田「ああ、あの臭い人ね」

キョン(有名なのか)

国木田「あの人に買ってあげるならこっちの方がいいよ、それとリンスとトリートメントもね」

キョン「なるほど」

国木田「あとファブリーズも買って言った方がいいよ」

キョン「8000円も使ってしまったな、まぁ長門のためだしょうがない」

ピンポーン

キョン「長門俺だ、開けてくれ」

ガチャッ

長門「入って」

キョン「ああ」

国木田「おじゃましまーす」

長門「!」

キョン「ああ国木田はさっきドラッグストアーで会ったんだ」

国木田「うわぁ、部屋も臭いね」

長門「・・・・」

キョン「俺の鼻じゃお前の臭いがわからないから、必要だと思って連れてきたんだ」

長門「・・・・」

キョン「とりあえず、服を脱げ」

長門「・・・」

国木田「キョンいきなり何を・・・」

キョン「とりあえずその制服をこのファブリーズでファブらないといけないからな」

国木田「そうだけど着替えて貰ったほうが」

ゴソゴソ

長門「脱いだ」

キョン「よし、ファブるぞ」

国木田(いいのかな・・・下着姿で)

長門「寒い」

キョン「コタツに入ってろ」

長門「わかった」

国木田「・・・ぼく帰ろうか?」

キョン「お前がいないと臭いかどうかわからんだろ」

国木田「そうだけど・・・」

キョン「ちゃんと内側にもファブっとかないとな」

シュッシュッシュ

長門「・・・・」

国木田(異様な光景だなぁ)

キョン「よしこれだけファブれば十分だろ」

国木田「それじゃそろそろ」

キョン「次は風呂だ」

長門「まだ沸いてない」

キョン「それじゃ・・・いやまてよ、国木田ちょっと来い」

国木田「え?風呂場に?」

キョン「風呂場が臭かったら洗う必要があるだろ?」

国木田「どこもかしこも臭いから一緒だよ」

長門「・・・」

キョン「いいから来てみろ」

国木田「うわっ・・・がはっ・・・」

キョン「どうしたんだ涙と鼻水が出てるぞ」

国木田「うっ・・・がはっ・・・うぇ・・・・」

キョン「どうしたんだ?」

国木田「うっ・・・うっ・・・」

キョン「吐きたいのか?泣きたいのか?」

国木田「・・・・・ちょっと・・・・でよう」

キョン「出ちゃわからんだろ」

国木田「うぇっ・・・」

キョン「臭いのか臭くないのか?」

国木田(臭いとかいうレベルじゃないよ、目と鼻が痛いし吐きそう・・・)

長門「どうしたの?」

キョン「お前はいいからコタツに入ってろ」

長門「わかった」

国木田「臭いってもんじゃないよ、あれはもう、うんこだよ」

長門「・・・」

キョン「うんこなんてなかったぞ」

国木田「臭いがだよ!」

キョン「しょうがない、洗うぞ」

国木田「僕もう帰るから・・・」

キョン「俺1人に掃除させる気なのか?」

国木田「・・・わかったよ」

長門「洗濯バサミ」

キョン「なるほど、これで鼻を閉じれば臭くないな」

国木田「鼻だけじゃなくて目も・・・・洗濯バサミも臭いよ!」

キョン「わがままいうな」

キョン「別に汚れなんてないのにな」

国木田「それが不思議だよ、どっから臭ってくるのかわからないよ」

キョン「もっと洗剤ぶちまけるか」

国木田「うん・・・・」

キョン「今おいてあるシャンプーとか石鹸とかも捨てるか」

国木田「どれが臭いの発生源かわからないもんね」




キョン「だいぶ洗ったな、どうだ臭うか?」

国木田「もう鼻が慣れちゃったからわかんないよ・・・でも目が痛くないから大丈夫かもしれない」

キョン「そうか、よし次は長門を洗うぞ」

国木田「洗うって・・・彼女臭いけど女の子だよ?」

キョン「でも長門は自分で洗っても臭いんだろ?俺達が洗うしかないだろ」

国木田「僕帰るよ」

キョン「お前が帰ったら誰が長門の臭いを確認するんだ?」

国木田「だから鼻がもう慣れちゃったって」

キョン「・・・しょうがないな」

国木田「それじゃおじゃました」

キョン「コタツに入ってろ」

国木田「・・・うん」



長門「終わったの?」

国木田「うん・・・キョンが呼んでるよ、あとコタツで待たせてもらうから」

長門「交代」

国木田「うん交代」

仕事の時間だ

仕事だから、本当に仕事だから

このSSまとめへのコメント

このSSまとめにはまだコメントがありません

名前:
コメント:


未完結のSSにコメントをする時は、まだSSの更新がある可能性を考慮してコメントしてください

ScrollBottom