シャロ「来年こそ受かってみせますー」
私シャーロック・シェリンフォードは探偵を目指しています。探偵になるのが昔からの夢なんです!!でもその為には探偵試験に合格しなければなりません…。
シャロ「これで6回目の不合格…どうしてダメなんでしょーか…うーん」
一生懸命勉強してるはずだからきっと来年こそは受かるはずです!!だって…夢は諦めなければ叶うんですから!!
シャロ「勉強しなくては!!でも今日は皆と遊びに行く日ですー、息抜きも大事ですよねー」
今日は久しぶりにミルキィホームズの食事会!5年ぶりに皆さんと会うのはどきどきしますねー。
シャロ「そうと決まったら早速行くですー」
~~~~待ち合わせ場所~~~~
シャロ「みんなー久しぶりですー!」
ネロ「遅いぞシャロ!」
ネロ…探偵になって早速大事件を解決して新聞の1面に載りましたねー。
コーデリア「久しぶりねシャロ、元気だった?」
コーデリアさん…自分の事務所を持ってヨコハマの謎を解決しているんですよね、ラビットさんを捕まえて市長から賞状貰ってましたねー。
エリー「こんばんは…シャロ…」
エリーさん…今は結婚して夫婦で探偵やってるんですよね!かっこいいですー。
シャロ「元気ですよー!さぁ行きましょう!!」
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~~~~レストラン石流~~~~
ミルキィホームズ「乾杯~」
ネロ「ダメダメなコーデリアがヨコハマの事件解決するなんて凄いよなー」
コーデリア「ダメダメって…!ダメダメなネロが新聞に載った時は食い逃げでもしたのかと思ったわ!!」
ネロ「なんだとー!!このダメダメコーデリア!!」
コーデリア「ダメダメなのはネロの方よ!!」
エリー「コーデリアさん…怒らないで!!」
コーデリア「エリー…私は怒ってるではなくて…」
ネロ「プッ…こんなやりとりするのも久しぶりだなぁ」
コーデリア「ええ…そうね…」
エリー「嬉しい…です///」
石流「お前達がこんな探偵になるとは思わなかったぞ…これは祝いだ!」
ネロ「ありがとー、石流さん!いっただっきまーす♪」
石流「それとエルキュール……バートンでいいか?」
エリー「はい…」
石流「結婚祝いだ受け取れ!」
エリー「あ…ありがとうございます…」
石流「ふんっ…幸せにな…」
コーデリア「そうだったわ!エリーおめでとう!!」
ネロ「めでたいよね、今日は僕が奢るから皆沢山食べていいよ!!」
シャロ「エリーさんおめでとうですー」
石流さんは厨房に戻って行きました。石流さんはホームズ探偵学院の会長が変わってからレストランを開いたようです。不定期に店を休むので「気まぐれシェフのレストラン」と呼ばれているんですよね。
シャロ「皆さん夢を叶えてとってもカッコイイです!!」
ネロ「…ありがとう」
エリー「ありがとう…シャロ」
コーデリア「シャロったら…!照れるわね!!」
そんな皆さんが眩しいです…でも私だっていつか夢を掴んでみせます!!諦めません!!
~~~~港が見えすぎちゃって困る丘公園~~~~
シャロ「今日は楽しかったですー、私も頑張って来年こそは合格してみせますー!」
コーデリア「そうね!!頑張ってシャロ!!!」
エリー「……」
ネロ「…やめなよ」
コーデリア「ちょ…ちょっとネロ!?」
ネロ「シャロじゃあ受からないよ!!」
エリー「ネロ…そんな言い方しなくても…」
コーデリア「シャロ…気にしてはダメよ!!」
シャロ「…そんなことありません!夢は諦めなければ…必ず叶うって…!」
ネロ「じゃあいつ叶うんだよ!!いつまで夢を見てるんだよ!!」
シャロ「だから…来年…来年に…!!」
ネロ「あのさぁシャロ…僕と過ごした浪人時代を思い出してみなよ」
ネロ「エリーとコーデリアは現役で合格した。僕とシャロはどうしても勉強が苦手で合格出来なかった…」
それからネロは1浪して合格しましたね…。
ネロ「シャロは1浪時代何してたのさ!結局成績も少し上がっただけで喜んで…合格点まで何点必要だったのさ!!」
シャロ「確かに合格には程遠かったです…でも…」
ネロ「でも何?それじゃあただの自己満足じゃん!」
シャロ「…!!!」
ネロ「シャロは確かに努力していたんだろうけどさ…5浪しても合格しないのはおかしいと思わないの?」
シャロ「今年は試験の傾向が変わって…それで焦って…!!」
ネロ「でも現役で受かってる人もいるんだよ?」
シャロ「…」
ネロ「ねぇシャロ…探偵以外にも職業はあるんだ、そんなに自分の夢に囚われないでさ…別の自分を探そうよ…」
シャロ「うるさいです!!私の夢なんですよ!!諦められるわけないじゃないですか!!!」
ネロ「じゃあ後何浪するの?仮に受かったとしても探偵は体力勝負なのにさ…年とってからだとデスクワーク位しかできないよ!!」
シャロ「それでも…それでも…」
ネロ「何になりたいかじゃなくて…どんな自分になりたいかってシャロ考えたことある?」
シャロ「そ…それは…」
ネロ「だったら探偵じゃなくたっていいじゃん、シャロ…生き方なんて色々あるんだよ?」
シャロ「…」
ネロ「探偵が偉いわけでもないし、給料がいいわけでもない。それに探偵じゃないからといって…僕達はシャロを見下したりなんかしないよ!!!」
エリー「そう…です!」
コーデリア「シャロ…私達はたとえ何があってもミルキィホームズよ!!」
シャロ「皆さん…ありがとうございます」
わかってる…そんなことわかってます!!
シャロ「でもここまで頑張ってきたんです!最後にこの1年頑張って見ます!!」
ネロ「そう…頑張ってねシャロ」
コーデリア「シャロ!!夢はきっと叶うわ!!」
エリー「いつでも応援…してます」
ネロ「ところで小林がさー!!」
コーデリア「教官がどうかしたの!!?」
その後は他愛も無い話をして解散しました。皆に気を使わせてしまいましたね…。
~~~~シャロの家~~~~
シャロ「お腹いっぱいですー」
皆と私の距離が遠くなっていくのも気づいていました。探偵以外の生き方もあるとはわかっていました…でも夢を諦めたら自分じゃなくなってしまうような気がして…。
シャロ「楽しい1日でしたねー」
そうやって自分を励まさないと眠れない夜はもう何年も過ごした。
でも私には仲間がいる、それだけで私は頑張ることができます…頑張ってみせます!!
…
…
…
あれから必死で努力しました。嘘じゃないです…毎日寝る時間も削って…勉強しました
…
…
なのに
なのになのになのになのに
どうして私の番号が無いんでしょうか?
…
…
ああ…落ちたんですね
あっさりと私の努力は否定されたんですね
…
…
何故か
ネロとコーデリアさんとエリーさんが憎いです
でも彼女達は私に好意を向けてくれてる
何故憎いんでしょうか?
…
…
そもそも私は何故探偵になりたかったのだろう?
怪盗が憎いから?
…
怪盗は私達が憎いのでしょうか?
…
アルセーヌは私達が憎かったのでしょうか?
私はただアルセーヌを捕まえたかっただけ
…
…
あれ????
じゃあなんで探偵に私は??
私のこの浪人時代に意味はあったのだろうか???
…
…
小林先生、エリーさん、ネロ、コーデリアさん
私達は怪盗がいたからこそ巡り会えた
アルセーヌという目標がいたからこそ強くなれた
…
…
見方を変えてみる
…
私の人生はアルセーヌのおかげであったのかもしれない
…
…
アルセーヌこそが私の理解者であり、別の意味で先生であったのかもしれない
…
…
~~~~ケーキ屋かまぼこ~~~~
ネロ「シャロのケーキおいしいよー♪」
コーデリア「シャロ…この間テレビで紹介されてたじゃない!!凄いわ!!」
エリー「シャロ…最高のケーキよ」
シャロ「やめてくださいよー、照れてしまいますー」
ネロ「かまぼこケーキおかわり!」
シャロ「どんどん作ってきちゃいますよー!!」
厨房に向かう時に後ろから声が聞こえた
ネロ「ところでさ最近SYRとかいう謎の怪盗が動いてるね」
コーデリア「SYR…捕まえて見せるわ!!」
エリー「SYR…何者なんでしょうか…」
…
…
…
ああ私は幸せだ
…
…
皆と仲良く過ごせてる
…
…
朝も夜も
…
いつだって
…
…
私達はミルキィホームズ
…
…
…
ネットに疎く、ミルキィのマイナーさに嘆いてるミルキアンの友人に代行を頼まれますた
SSは書いたこと無いらしく、自分もSS速報板は全く来ないので、感想とか色々オナシャス!
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