蒼星石「変態を卒業しようと思うんだ」(525)

JUM「いきなり何を言い出すんだ」

蒼星石「僕は本気だよ」

JUM「無理だね。出来っこない」

蒼星石「やってみなくちゃわからないよ」

JUM「やらなくてもわかるさ」

JUM「いいか、変態っていうのはなりたくてなるものじゃない」

蒼星石「そうだね。気付いたらなってるもの……」

JUM「そうさ。お前はなるべくして変態になったんだ」

蒼星石「それは、ジュンくんにも言えることかな?」

JUM「僕だけじゃない。全ての変態に言えることだ」

蒼星石「だけど、変態はやめることが出来る」

JUM「……本気でそう思ってるのか?」

蒼星石「勿論さ」

JUM「正気とは思えないな」

蒼星石「正直ね、変態という狂気はもうこりごりなんだよ」

JUM「こりごり? はっ! 心にもないことを」

蒼星石「……そうさ、僕は変態さ。でも、本気でやめたいと思ってるのは事実だよ」

JUM「……なんてこった」

JUM「お前は、僕を置いて元の世界に帰る気なのか?」

蒼星石「ごめんよ、ジュンくん……」

JUM「……」

蒼星石「僕はね、思うんだよ。いつまでもおちんちんおちんちん言ってられない、ってね」

JUM「その割には、“おちんちん”と言った時の顔は嬉しそうだったぞ」

蒼星石「……これから直していくさ」

JUM「変態は病気。これほど痛感させられたことはない」

JUM「とりあえず、理由を聞いておこうか」

蒼星石「ジュンくんがそれを知りたいと思うのは最もだよ」

JUM「ああ、何せ突然だったからな」

蒼星石「……ジュンくん。僕を一言で表わすと何だい?」

JUM「変態、だな」

蒼星石「なら、ジュンくんは?」

JUM「そりゃ、勿論変態さ」

蒼星石「そこが問題なんだよ。キャラが――カブってる」

JUM「いいじゃないか別に」

蒼星石「ジュンくん。変態は一人だけで良い……そう思わないかい?」

JUM「まあ、確かに二人もいたら胃が持たれ――はっ!?」

蒼星石「……」

JUM「お前、まさか……僕のために!?」

蒼星石「どちらかが変態でなくならなければいけないのなら、レベルの低い僕の方が消えるのは道理さ」

JUM「蒼星石……」

蒼星石「やだなぁ、そんな顔しないでよ!……これは、僕自身で決めたことなんだから、さ」

JUM「男の変態と、女の変態がいる。それじゃあ駄目なのか?」

蒼星石「それは、僕が“僕っ娘”じゃなかったらの話さ」

JUM「……確かに、一人称が“僕”の変態二人は定員オーバーだ」

蒼星石「だよね」

JUM「考え直す気はないのか?」

蒼星石「僕が……変態の僕がそれを自分で許すと思う?」

JUM「悪い、お前の決心に水を差す所だった」

蒼星石「僕は水っぽい――っと、いけないいけない。こういうのもやめないとね」

JUM「だけど、変態をやめてこれからどうするんだ?」

蒼星石「それを一緒に考えて貰いたいんだよ」

JUM「変態で引きこもりの僕にか?」

蒼星石「そう。ジュンくんなら、変態でないキャラもわかると思ってね」

JUM「お前だってそれはわかるだろ?」

蒼星石「だけど、主観的な変態と客観的な変態の違いはわからないよ」

JUM「なる程。僕に変態のラインを超えているかの判定も頼む、ってことか」

蒼星石「話が早くて助かるよ」

JUM「僕とお前の仲だしな」

蒼星石「……それと、これは凄く個人的なお願いなんだけど」

JUM「今さら何だ。言ってみろよ」

蒼星石「僕が変態じゃなくなっても……今みたいに仲良くして欲しいんだ」

JUM「おいおい、そりゃ無理に決まってるだろ」

蒼星石「……あ、あはは、そうだよね。……ごめん、虫の良い事を言って」

JUM「僕は、変態じゃなくなったお前と仲良くする。今とは違う付き合い方で、な」

蒼星石「ジュンくん……!」

JUM「ほら、感動してる暇があったらお前の新しいキャラを考えるぞ」

蒼星石「……うんっ!」

JUM「とりあえず、お前はこれからどういうキャラでいきたいとか考えはあるのか?」

蒼星石「それが、全然」

JUM「困ったもんだな」

蒼星石「長い間変態をやっているとそうだよ。ジュンくんだってそうなると思うな」

JUM「僕は変態をやめようとは思わない。いや、思わない」

蒼星石「言い切ったね」

JUM「当たり前だろ? キャラが変わったお前を楽しむために、僕は変態をやめないさ」

蒼星石「そこまで期待されると困っちゃうなぁ」

JUM「まず、変態の標的にされる事を困るようにならないとな」

JUM「よし、ここは姉妹を参考にするってのはどうだ?」

蒼星石「彼女達を参考に?」

JUM「ああ、そうさ。見本がある方が手っ取り早い」

蒼星石「だけど、それじゃ彼女達とキャラがカブることになるよ」

JUM「そこがお前の腕の見せ所だろ」

蒼星石「魅せるキャラか……難しいね」

JUM「とりあえず、一人称は“僕”だろ?」

蒼星石「そこは譲れないね。“ボク”でも良いけどさ」

JUM「参考になるのは、水銀燈、真紅、雛苺あたりか」

蒼星石「だね。翠星石と似たようなキャラになっても意味が無いし」

JUM「金糸雀を参考にしても意味が無い、か」

蒼星石「言うねぇ」

JUM「それだけ真剣、ってことさ」

蒼星石「金糸雀には悪いけど、ありがたいよ」

JUM「お前も言うよな」

JUM「水銀燈だけど、お前には難しいんじゃないか?」

蒼星石「そうかな」

JUM「アイツは第一ドールだからな。それだけで意味がある」

蒼星石「? どういうことだい?」

JUM「これから言うことは創り手側の意見だ。その事を念頭に置いてくれ」

蒼星石「わかったよ」

JUM「まず、ローゼンはお前達ローゼンメイデンを複数体作ると最初から思っていたのか?」

蒼星石「それは僕にはわからないな」

JUM「いいさ、家庭の話だから」

蒼星石「ごm」

JUM「蒼星石」

蒼星石「ごめんよ。続けて」

JUM「先が思いやられるな」

JUM「僕は、そうは思わない」

蒼星石「それはどうしてだい?」

JUM「変態視点で考えてみれば、答えは明白だ」

蒼星石「……なる程、それは考えてもみなかったよ」

JUM「究極の少女を得るのに、わざわざ回りくどい方法を取るか?」

蒼星石「変態なら、すぐにでもゲットしたい所だよね」

JUM「ある程度なら我慢も出来るけど、一定ラインを超えると、な」

蒼星石「ジュンくん。僕が乗りたくなる話のふり方は……」

JUM「悪い、つい」

JUM「究極の少女を得るために、それを創り出す。とんでもないド変態だ」

蒼星石「お父様がそうだから、僕もそれに似たのかな」

JUM「かもしれないな」

蒼星石「だけど、お父様だけのせいには出来ないよ」

JUM「まあな。原因の一つだっていうだけだ」

蒼星石「因果なものだね」

JUM「本当は大したことじゃないけどな」

JUM「ローゼンは変態、これは決定事項でいいな?」

蒼星石「うん。議論をするまでもないよ」

JUM「ある日、ローゼンは考えた……」

蒼星石「究極の少女がいないのなら、自ら創り出してしまえば良いと、だね」

JUM「時代を考えると、二次元が充実してなかったのも要因の一つだな」

蒼星石「だから二次元半の人形でそれを創り出そうとした、か」

JUM「恐らくな。僕だったらそう考える」

蒼星石「二次元が充実してて良かったね、ジュンくんは」

JUM「ああ。おかげで引きこもっていても平気さ」

JUM「妄想だけで止まれなかったローゼンはドール制作に取り掛かった」

蒼星石「そこから考えられることは……お父様の変態レベルは高くなかった、ってことかな?」

JUM「妄想で満足出来ない、っていうのは変態評価値を下げる理由にはならないさ」

蒼星石「ドールを制作する技術があった故に、ってことかい?」

JUM「触感を楽しみたかったんだろうな」

蒼星石「一気に低俗になったなぁ」

JUM「そんなもんだ。変態ってのは高尚なものじゃあない」

蒼星石「だね」

JUM「注目すべきは、水銀燈は他のドールよりも年齢が高めに創られてる、ってことだ」

蒼星石「どうしてそこが注目されるんだい?」

JUM「お前、まさか長女だから年齢が高めに創られたなんて思ってたのか」

蒼星石「違うの?」

JUM「違うね、断言できる」

蒼星石「凄い自信だね」

JUM「変態で考えてみろ。ローゼンは、究極の少女の年齢を“長女だから”という理由で決めると思うか?」

蒼星石「なる程。それは変態でいったら妥協だよね」

JUM「その通り。ローゼンほどの変態が妥協をするとは……」

蒼星石「思えない」

JUM「僕が思うに、ローゼンは迷ってたのさ」

蒼星石「二次元か、三次元かをだね」

JUM「ああ。まさに次元が違うことが問題だったんだ」

蒼星石「妄想の中ではロリだったのに、形にしてみたらそうじゃなかった、って所かな」

JUM「二次元と三次元は、かみ合う事はない。これは覆す事の出来ない事実だ」

蒼星石「説得力があるね」

JUM「まあな。その事に気付くまで、かなりの時間を要したけど」

JUM「ローゼンの妄想の中の水銀燈は、形にしてみるまで最高のロリキャラだった」

蒼星石「だけど、実際に創ってみて――ドールにしてみたら意外な程大人に見えんだね」

JUM「ああ、多分そうだろうな」

蒼星石「焦ったお父様は……」

JUM「次のローゼンメイデンの制作に取りかかった」

蒼星石「原作とアニメの違う所は、水銀燈を最後まで作り上げたか否かだよね」

JUM「変態的衝動を取るか、クリエイターとしての誇りを選ぶかの違いだな」

蒼星石「原作のお父様の方が変態度数が低い、ってこと?」

JUM「ああ。泣きながら続きを作ったかもしれないけど」

JUM「つまり、水銀燈はローゼンの変態的衝動がはじめて形になったドールって事だ」

蒼星石「それは……」

JUM「模倣しにくいだろう?」

蒼星石「うん、残念ながらね」

JUM「確かに、口調や性格を真似ることは出来る」

蒼星石「けれど、ジュンくんから見たらそれはとても滑稽っていうことだね」

JUM「ああ。だけど、変態じゃない人間が見ても違いはわからないと思うぞ」

蒼星石「ジュンくんは滑稽だと思うんでしょ」

JUM「勿論」

蒼星石「なら、水銀燈を参考にすることはないよ」

JUM「僕に気を使わなくてもいいんだぞ」

蒼星石「変態であったから、変態にも気を使いたいのさ」

JUM「次に真紅だけど……」

蒼星石「とりあえず、だわだわ言ってれば問題ないかな?」

JUM「まあ、間違っちゃいないさ」

蒼星石「う~ん……」

JUM「どうしたんだ?」

蒼星石「一人称が“僕”で、真紅のキャラっていうのはどうなんだろう?」

JUM「個人的には有りだな」

蒼星石「この点ではジュンくんの嗜好は参考にならないよ。ゾーンが広すぎるもん」

JUM「……役に立てなくて悪い」

蒼星石「気にしないで。それは、とても良い事だと思うから」

蒼星石「一応、試してみようか」

JUM「そうだな。考えていても始まらないなら、動いてみた方が効率が良い」

蒼星石「それじゃあ――」

JUM「……」

蒼星石「――ジュンくん、紅茶を煎れてきて」

JUM「悪い、ちょっとイラッとした。まあ、煎れてくるけど」

JUM「お待たせ」

蒼星石「ありが……じゃなかった。『遅いよ。僕を待たせるなんて』」

JUM「『文句を言うなら飲むなよな』……棒読みで悪いな」

蒼星石「いいよ。僕のためにやってくれてるんだもん」

JUM「そう言ってもらえると助かる」

蒼星石「……コク。『駄目だね。煎れ方がなってない』」

JUM「イラッとするなぁ。ゾクッともするけど」

JUM「『文句を言うなら飲むな、って言っただろ』」

蒼星石「『そういう問題じゃないよ。紅茶が可哀想だ、って言ってるんだ』」

JUM「……こうやってみると、変な台詞だよな」

蒼星石「紅茶擬人化だよね」

JUM「実は真紅もレベルが高いのか?」

蒼星石「彼女は真性さ。だからこそ」

JUM「そそるのか」

JUM「まあいいか。続けよう」

蒼星石「そうだね。……『紅茶の葉は生きているんだよ』」

JUM「また擬人化だな。……『そんなに文句を言うんだったら自分で煎れろよな』」

蒼星石「『下僕が僕に逆らうのかい? 努力をしろ、って言ってるんだよ』」

JUM「……いいねぇ……! いいよ、かなり!」

蒼星石「そうかな?」

JUM「ああ、ゾクゾクが止まらないぞ」

JUM「努力をしろ、っていうのは僕に対してかなり効果的な台詞だしな」

蒼星石「ピンポイントすぎたかな?」

JUM「いや、そこは手加減しないで良いぞ」

蒼星石「……ごめんよ、ジュンくん」

JUM「謝るなよ。逆にキツイ」

蒼星石「『その口調も直さないとね。何せ、僕の下僕なんだから』」

JUM「ちょっとタイム」

蒼星石「? どうしたの?」

JUM「踏んでくれ、って言いたくなる。お前が真紅の模倣をするのは危険だ」

蒼星石「変態やめようとして、変態を集めちゃ意味がないってことだね」

蒼星石「こうやってみると難しいなぁ」

JUM「そうだな。真紅は第五ドールでお前と制作時期も近いし……」

蒼星石「模倣するには一番適しているんだけどねぇ……」

JUM「一人称が“僕”なのに加えて口調を残すことで、真紅の真似が変態にバチコンくるとは思わなかった」

蒼星石「……やっぱり、僕が変態をやめるなんて無理なのかな」

JUM「諦めるな。まだ、希望は残ってる」

蒼星石「ジュンくん……」

JUM「さあ、次は雛苺だ」

JUM「雛苺は、制作されたドールの中で一番新しいものだ」

蒼星石「つまり、お父様の最も極まった変態的嗜好が形になったものってことだね」

JUM「そう考えてみると、ローゼンがロリコンなのは確定だ」

蒼星石「パンツも丸見えだしね」

JUM「たまにチラッと見えることの素晴らしさを理解してないよな」

蒼星石「身内のことだけど、恥ずかしい限りだよ」

JUM「気にするな。お前のせいじゃない」

JUM「ローゼンは水銀燈の時に学んだんだろうな」

蒼星石「妄想を実際に形にしてみると、違和感が生じることにだね」

JUM「だから、次の金糸雀を制作する時には年齢を思い切り低めにしたんだけれど……」

蒼星石「その時のお父様は、そこまでロリコンじゃなかった」

JUM「だろうな。それは、次に作られた翠星石を込みで考えるとわかる」

蒼星石「翠星石は、水銀燈よりは年齢が低めに見えるけれど二番目に年上に見えるもんね」

JUM「見た目はな」

蒼星石「彼女は着やせするタイプだよ」

JUM「……ほう」

蒼星石「おっとと、変態は卒業するんだった」

JUM「留年して欲しいと切に思ったぞ」

JUM「けれど、ドールの制作をしていく内に――」

蒼星石「お父様の嗜好は、どんどん移り変わっていった」

JUM「翠星石から、どんどんローゼンメイデンの見た目は幼くなっていく」

蒼星石「だね。双子だけれど、僕も妹を強調されるし」

JUM「双子ってのは、キャラが違うと姉か妹かで大分変わるからな」

蒼星石「ジュンくんは、僕と翠星石のどっちが好み?」

JUM「へっ?」

蒼星石「参考までに聞かせてよ」

JUM「何の参考だよ。っていうか、キャラが違うのに比べる事事態が間違ってる」

蒼星石「確かに」

一服
誤字大杉

JUM「話を元に戻そう」

蒼星石「ごめんよ、変な事を聞いちゃって」

JUM「いいさ、気にするな」

蒼星石「けれどジュンくん。その考え方だと、雛苺が最もアリスに近い存在ってことになるよ?」

JUM「焦るなよ。まだ話には続きがある」

蒼星石「だよね」

JUM「賢者タイム……は知ってるか?」

蒼星石「当然だよ。……あ」

JUM「どうしてそれが当然なのかは置いておく。……変態は、ゆっくり直していこうな」

蒼星石「駄目だなぁ。急に変態な話を振られると、つい反応しちゃうよ」

JUM「急に変わろうと思っても無理だろうな」

蒼星石「変態は、僕の――“蒼星石”の一部だったからね」

JUM「変わろうとするのは悪いことじゃない」

蒼星石「……駄目だ。今の言葉もなんだかイヤらしく聞こえちゃうよ」

JUM「もう禁断症状か」

蒼星石「……うっ」

JUM「頑張れ、蒼星石」

JUM「……ローゼンは、雛苺を作り終えて冷静になったんだろうな」

蒼星石「自分がロリコンという名の生き物になっていたことに気付いて、だね」

JUM「そこまで走り切ったことは評価出来るけどな」

蒼星石「そんな、お父様に自分がロリコンになったと気付かせた存在、雛苺」

JUM「それを参考にするのは、変態的に考えてとても良い」

蒼星石「お父様のやましいと思った部分を刺激するわけだね」

JUM「ああ、きっとアリスに近づくことが出来る」

蒼星石「“僕っ娘”なことで、完全にカブるのも防げそうだし」

JUM「だな。それじゃあ――やってみるか」

ショタっ娘に目覚めるスレはここですか?

蒼星石「『ジュンくーん!』」

JUM「『なんだよ』」

蒼星石「『えへへ、抱っこして欲しいんだ!』」

JUM「……良いね。えへへ、っていうのが何とも言えない」

蒼星石「『ねぇ……駄目、かな?』」

JUM「『……しょうがないな』」

ヒョイッ

蒼星石「『うわーいジュンくん、ありがとう!』……な、なんだか恥ずかしいや///」

JUM「……おい」

蒼星石「? どうしたの?」

JUM「今の! 今のだよ蒼星石!」

蒼星石「……?」

恥は捨てろ

恥じらいは重要だろ

>>82
いや、恥ずかしがらずにってことを言いたかったんだ

蒼星石「あっ、ごめんよ。ジュンくんが真面目に付き合ってくれてるのに照れるなんて……」

JUM「違う。そうじゃないんだ!」

蒼星石「?」

JUM「今のは、凄く良かった!」

蒼星石「ジュンくん……?」

JUM「変態でもな、良いと思ったんだよ僕は!」

蒼星石「……?」

JUM「ああ、くそっ! 僕がもっと説明が上手ければ……!」

伝えたいことを伝えられないジレンマ、、、
凄くよくわかるぞっ!

蒼星石「変態でも良いって、どういうこと?」

JUM「変態をやめようとお前が思ったきっかけは何だ?」

蒼星石「それは、変態二人は定員オーバーだからで……」

JUM「まず、そこが間違ってたんだ」

蒼星石「? どういうこと?」

JUM「僕とした事が、こんな簡単な事を忘れてたなんて……!」

蒼星石「?」

JUM「変態は――どう在るべきかが重要だったんだ!」

JUM「今、お前が見せた恥じらい……それを見て思い出すことが出来た」

蒼星石「僕が恥ずかしがったことが重要だとは思えないけど……」

JUM「いや、それはとても重要なことだ。……変態が、普通なら恥ずかしがらないことで恥らう――」

蒼星石「!」

JUM「そそるだろ?」

蒼星石「……確かに……!」

JUM「僕たちは、変態という分類でキャラがカブっている? そんな事はなかったんだ!」

JUM「お前は、今僕がおちんちんをポロンと出しても驚かないだろ?」

蒼星石「当たり前だよ」

JUM「けれど……」

ギュッ

蒼星石「い、いきなり何するのジュンくん!?///」

JUM「こうやって、軽く抱きしめるだけで恥ずかしがる……!」

蒼星石「ちょっ、ちょっと! ねえ!」

JUM「……良い! 良いぞ、そのリアクション!」

てめぇJUMちょっと表でろ

>>90
協力するぜ釘バットは持ったか?

>>91
RPG-7用意した

JUM「……つまり、お前は今のままで良いんだ。無理に変態をやめる必要はない」

蒼星石「と、とりあえず離して!///」

JUM「おっと、悪い悪い」

蒼星石「……お、驚いたなぁ」

JUM「それはこっちの台詞だよ。まさか、変態に萌えるとは思わなかったぞ」

蒼星石「褒められてるのかな?」

JUM「ベタ褒めさ」

JUM「正直な、お前が変態をやめると寂しいんだ」

蒼星石「そりゃ、僕だってジュンくんと変態会話が出来なくなるのは寂しいけど……」

JUM「お前もそう思ってくれてたんだな」

蒼星石「当たり前だよ」

JUM「でも、お前が変態をやめる理由はもう無くなった」

蒼星石「僕が、変態だけれど恥ずかしいと思えるから……だね?」

JUM「ああ。僕はもう――恥ずかしいと思うことはないからな」

蒼星石「それはそれでどうかと思うけどね」

JUM「言うなよ」

            ,  ´__ ` - 、       `丶、
.         / /  /   ` - 、      丶
       / /    '    /   ` - 、       \        /
      /,   ' /    /   /!l |    `  、       \   /
.     // / /   /__∠. 斗‐ | l、  | l  ` 、    ` く::\
    /イ /| ′ ///二ヽ!  | | \ | |  ,|  \      \:ヽ
     | / l| l/ ,イ:'〈 f!ハ '|l l! !__ メ、'  / !  .:l:\    ヽ冫
     l'′l| l //::,′ |l:::}   l l|´ ,二ヽ \/ /  .:;'::::::::\  /   
     {   | 'l..:/:::,'  、ゝ'′   l | 〃「「`ヽ/ X  .:::/:::::::::::::::`Y     
         ! l:::l::{ "" `     l|   | !::::::i}/  .::/::::::::::::::::::::,′
.          l |:ハ   !       ゝtzノ'   .:/:::::::::::::::::::;/      と、とりあえず離して!///
         l|::∧  _     """ `ー/  .:/:::::/::::::::〃      
          |:':/::>、 ヽ __  - ´::::::;::::::'::::::/::::::://       
          }/l:/  ヽ.__/ ̄ ー=<彡::;:::イ/::::::://
          / /′ /イ/       イ::/:/::;:イ '
            ′   .イ          l//:/::ハ ヽ

JUM「だから……もう変態をやめるなんて悲しい事は言わないでくれ」

蒼星石「ジュンくん……」

JUM「いいじゃないか、変態で。いいじゃないか、おちんちんが好きで」

蒼星石「……いいのかな? 僕は変態で」

JUM「ああ、勿論だとも!」

蒼星石「……あ、あれっ? おかしいな……涙が止まらないや」

JUM「泣いたっていいんだ。変態だって涙を流すもんだ」

蒼星石「……ぐすっ、そっ、それは……イヤらしい、意味で?」

JUM「いきなり全開だな」

           ,. -──-.. 、

          ,.'´. : : : : : : : : : : .`ヽ
        /.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.U:.:.:.:.:.:.ヽ
      /.:.:/.:.:.::/.:.:.ハ.:.:.l.:.:.:.:.:.::.:.:l.:l.:.:.',

       l.:./.:.:.:./.:‐/、 ',.:.ト、__.:.::l.:.:l.:l.:.l.:l
       l/l.:.{.:..レ'l/   リ `ヽ.:`T:/.:l.:.l.:l  
        l/ N{,r==ミ   r==ヽ:l/.:/.:/リ  ……あ、あれっ? おかしいな……涙が止まらないや
         l.:ト、'U '    ' ' ' 〉:l.:/./
         l∧.ゝ、 ,r‐ァ _,..イ.イイノ
           ,.ィ´ ヽニノ <l/
          /.:{j ,.イ介ト、  j}ヽ
            /.:.:{j レイXトV  j}.:.:.ヽ
         /.:.:.:.ヽェェイXLェェイ.:.:.:.:.:.',
        / `ヽ.:.:.:.:/Ⅹ〔.:.:.:.:.:.:.:.:.: ノ

     ・    ・    ・

蒼星石「ジュンくん、みっちゃんさんの事はどう思う?」

JUM「いきなりどうしたんだ?」

蒼星石「金糸雀の家に遊びに行った時、とても面白いものを見つけたんだ」

JUM「期待して良いんだな?」

蒼星石「勿論さ。だって僕は――」


蒼星石「“蒼星石”だからね」


おわり

こんなくだらないもん最後まで読んでくれてありがとう

クソつまんねえな、これ
落としてくれ

          / /.::;  .:; .:.:::;::/i .:.:.:.:.:::::::::::::::::.:.:.``ヽ、
        / /.:::;′,.::/.:.::://.::l::i .:.:.:.:::::::::::i:::i .:.:.:::::::.:.`ヽ __/
        ,' /.:.:;′/:/.:.:::/:/!::::|::ト、 .:.:.:.:::::::|::|::i .:.::::::::::::::.:「
         l/.:.::;'.:.:/./.:::ノ::/ |:::::|::ト、ヽ.:.::::::|:::|::|::| .:.::::.:::::::::::|
        |:l:::::l::::|:::レ':ナナヽ|:::::l::l\ヽ.:‐:十:|十!、.::::::::::::::/
        lハ::l::::|:::レ'´ ‐- |:::/l/  \::::::|:::|::|::| .:.::::.:::|:./
            ',l::::|:::|  _  |/       `` ``7!.:.:::::.:::|/    
           ト、ト::ト、´ ̄`ヽ     ‐==ミ、 ./:!:.:.::::::::|    
            ヽ:|:::|::! xxx       xxx. /./.:.:::::::::;′   “蒼星石”だからね 
              `l:::|::ト、    _`_      /::/.:::::::/l/     
           |:::!.l.:::>、     `   ,..イ::/::::::::/       
           |.::::::/:::/ニ>.--‐ <ニ7⌒:::::/   _ _
        ,r‐r‐- 、|::::/´l/  L_      /   |::/ ̄`ヽ   `」
       ノ:いぃ ̄|:/ヽ     `ーrrrt7′  l/    V ̄``
       レ'⌒.:いハ`ヽi     ノノ只〕ト、          i ‐1⌒
      /.:.:.:.:.:.:H.::〉ヽl     〈:::(ノ八ヽ)::〉       l ‐|.:.:.:

眠れねえから一服したら>>103の続き書く
脱・変態とか無駄なこと考えるんじゃなかった

JUM「僕がみっちゃんさんをどう思うのかと、面白いものってのは関係しているんだろ?」

蒼星石「そうだね」

JUM「……みっちゃんさんは、大人の女の人だ。それも、程よい感じにな」

蒼星石「だけど、彼氏がいる様子はない」

JUM「つまり、お前が面白いと感じるものを持っていてもなんら不思議じゃあない」

蒼星石「その様子だと、もう答えはわかってるみたいだね?」

JUM「まあな。お前が見つけたものは――」

蒼星石「玩具おちんちんだったんだよ」

JUM「予想通りというか、問題にもなってないぞ」

蒼星石「うん、みっちゃんさんが玩具おちんちんを持ってる可能性は高かったしね」

JUM「見つけようと思えば、すぐ見つけられるだろ」

蒼星石「一応、金糸雀に見つからないように隠してはあったよ」

JUM「わざわざそれを暴くなんて、お前は素敵だな」

蒼星石「おっと、見つけたのは僕じゃないよ」

JUM「何?」

蒼星石「玩具おちんちんを見つけたのは――真紅だったのさ」

JUM「……詳しく聞かせてもらおうか」

蒼星石「みっちゃんさんの家に遊びに行ったんだけど、丁度みっちゃんさんは出かけてたんだよね」

JUM「金糸雀しかいなかったのか?」

蒼星石「行った時は、丁度買い物に出かけてたんだよ」

JUM「お前達を歓迎するためか」

蒼星石「うん。夕御飯をご馳走になる予定だったんだよ」

JUM「……つまり、夕食の支度が出来ない事態になったわけだな?」

蒼星石「とりあえず、紅茶が飲みたいなぁ」

JUM「待ってろ。すぐ煎れてくる」

JUM「お待たせ」

蒼星石「早いね。みっちゃんさんもこうやってすぐ戻ってくれば……」

JUM「もったいぶるなよ」

蒼星石「まあまあ、まだ話は始まったばかりだよ」

JUM「……だな」

蒼星石「僕達は、みっちゃんさんに招待されて遊びに行った」

JUM「そこで、違う遊び方をお前は見つけたってわけか」

蒼星石「ついてたよ。ついてないけど」

jane閉じようと思ったら再開してた
まさに気分はポルナレフ
>>1

蒼星石「皆好奇心旺盛でさ、みっちゃんさんの家のドール達を見てたんだ」

JUM「お前は?」

蒼星石「一人暮らしの女性の自宅だよ? ドールなんて見てる場合じゃないよ」

JUM「ドールのお前がドールなんて、って言うのはどうなんだろうな」

蒼星石「まあまあ」

JUM「それで、どうだったんだ?」

蒼星石「可愛らしいものから、黒みたいな大胆なものまで色々あったよ」

JUM「エロエロだな」

蒼星石「もっとタンスの中を捜索しようと思ってた矢先……」

JUM「容赦ないな」

蒼星石「……真紅が部屋に入って来たんだ」

JUM「多分、ドールを見て回るのに飽きたんだろうな」

蒼星石「正直遠慮してもらいたかったけどね」

JUM「これ以上漁れなくなるから、か」

蒼星石「うん。だけど、彼女はもっと面白いものを見せてくれたよ」

蒼星石「真紅が部屋に入ってくるのは気配でわかったんだ」

JUM「そのスキル、どこかで活かせそうだな」

蒼星石「これ以上は漁れない、そう考えると泣きたくなったよ」

JUM「その言葉を聞いたら親が泣きそうだな」

蒼星石「お父様だから平気だよ。それに、それはジュンくんもでしょ?」

JUM「言ってくれるじゃないか。言ったのがお前じゃなかったら泣いてたぞ」

蒼星石「ごめんごめん」

蒼星石「真紅は、僕がみっちゃんさんのタンスの前に居る理由を聞いてきたんだ」

JUM「だろうな。アイツはお前の本性を知らないかな」

蒼星石「だから、誤魔化すのは簡単だったよ」

JUM「なんて言って誤魔化したんだ?」

蒼星石「……『レンピカがいなくなっちゃったんだよ』」

JUM「! お前……!」

蒼星石「『一緒に探してくれないかい?』ってね」

JUM「……策士だな」

蒼星石「金糸雀のミーディアムの家だったからかな?」

JUM「いや、それは関係ないだろ」

JUM「お前は、どこに玩具が隠してあるかわかってたんだろ?」

蒼星石「勿論さ。玩具とはいえ、おちんちんだしね」

JUM「どこに隠してあったんだ?」

蒼星石「それh」

JUM「おっと、やっぱり言わなくて良い」

蒼星石「? どうしてだい?」

JUM「プライバシーの侵害だからな」

蒼星石「ジュンくんのそういう所、嫌いじゃないよ」

JUM「ありがとな」

蒼星石「レンピカを探すのなら二人の方が早い。真紅はそう言ってくれたよ」

JUM「お前の思い通りにな」

蒼星石「すぐに見つかる、そう思ってたんだろうね」

JUM「そして真紅は……」

蒼星石「“偶然”“少しだけ開いている”引き出しを見つけたんだよ」

JUM「運命のイタズラ、いや、お前のイタズラ心のままにか」

蒼星石「姉妹思いなのって、素晴らしいよね」

JUM「真紅は、お前の計算通りその引き出しの中を確認しに行った」

蒼星石「嫌だなぁ。偶然だよ、偶然」

JUM「ああ、そうだな。偶然っていうのは、本当に怖いな」

蒼星石「そうそう。僕がそこをあえて調べずに、引き出しを少し開けただけなのも偶然さ」

JUM「やるな。満点以上の働きだ」

蒼星石「期待感も満点以上だったよ」

変態の鑑だな

蒼星石「きっと、真紅はくんくんにでもなった気分だったんだろうね」

JUM「謎を解いたと思ってたろうな」

蒼星石「その喜びの表情が変わるのに、大した時間は要さなかったよ」

JUM「お前は喜んでたんだろ?」

蒼星石「勿論だよ。顔には出さなかったけど」

JUM「さすがだな」

蒼星石「だって、真紅がそこで少しでも不審に思ったら負けだしね」

JUM「一体何に負けるんだ」

JUMが銀河万丈で再生される

>>144
想像して吹いたwwwwwwwww

蒼星石「真紅は、なんら躊躇することなくその引き出しを開けた……」

JUM「中に何が入っているかも知らずに、な」

蒼星石「夢が詰まっているなんて思わなかったろうね」

JUM「おいおい、夢だと思うのは僕達だけだろ?」

蒼星石「いいや、中を見た時の真紅の表情は夢でも見ているようだったよ」

JUM「ああ、なる程」

蒼星石「動きが固まってたね。玩具おちんちんを見て」

JUM「玩具とは言え、ちんちんだからな」

蒼星石「玩具だから最初から硬かったけど、ね」

カ「チンコ」チン

蒼星石「真紅は引き出しを開けた後、何も言わなかったよ」

JUM「そりゃそうだろ」

蒼星石「見つけたのはレンピカじゃなくて、玩具おちんちんだった」

JUM「悪夢だな。お前が演出した」

蒼星石「面白いでしょ?」

JUM「ああ、最高だよ」

中にあるのがレンピカじゃなくてチンピカだとは夢にも思うまい

蒼星石「どうにか誤魔化そうと真紅は思ったんだろうね」

JUM「ここにはいなかった、とでも言ったんだろ」

蒼星石「うん。凄く焦りながら」

JUM「まあ、アイツならそうだろうな」

蒼星石「だから僕は真紅に聞いたんだよ。『何をそんなに焦ってるんだい?』ってね」

JUM「聞くまでもないのにか」

蒼星石「でも、聞いた方が焦る真紅を楽しめる」

JUM「だな」

蒼星石「真紅はみっちゃんさんを庇おうとしてたよ」

JUM「アイツ、みっちゃんさんには礼儀正しいよな」

蒼星石「相手が大人だからじゃないかな?」

JUM「それを引き出しを開けて痛感した直後、ってのもありそうだ」

蒼星石「なる程」

JUM「先に聞いておく。玩具ちんちんは一つだけだったのか?」

蒼星石「ううん、そんなことなかったよ」

JUM「……ブラボー……!」

蒼星石「真紅は焦るってわかってたから、その後はわかるよね?」

JUM「お前は真紅が焦ってる理由を聞いたんだろ」

蒼星石「その通り」

JUM「真紅は隠そうとするから焦る。けれど、お前は追及する」

蒼星石「焦る真紅の声が大きくなるのは、仕方のないことだよね」

JUM「その声を聞きつけて……」

蒼星石「皆が部屋にやってきたのさ」

JUM「その時の真紅は?」

蒼星石「見ていて可哀想になるくらい焦ってたよ」

JUM「騒ぐのは逆効果なのにな」

蒼星石「金糸雀が真紅に何を騒いでるのか聞いたんだけどさ」

JUM「当然真紅は答えようとしなかったんだろ」

蒼星石「でも、真紅が引き出しを庇うようにしているのを見て……」

JUM「焦るドールが二体に増えた、か」

蒼星石「それからは、もう!」

JUM「聞かないのか?」

蒼星石「? 何をだい?」

JUM「金糸雀が、みっちゃんさんが玩具ちんちんを持ってる事を僕がわかってる理由をさ」

蒼星石「それは聞くまでもないからね」

JUM「む?」

蒼星石「だって、ジュンくんは引きこもりだもん」

JUM「張り合いがないなぁ」

蒼星石「まあまあ」

蒼星石「真紅に金糸雀は、必死に誤魔化そうとしてた」

JUM「そりゃそうだ」

蒼星石「あの二人が、あんなに息を合わせているのは初めて見たよ」

JUM「玩具ちんちんのために、姉妹が一つになったのか」

蒼星石「良い事だよね。それに、当然とも言える」

JUM「だけど、お前は容赦しないよな」

蒼星石「当然。『二人して何か隠してないかい?』って聞いたよ」

JUM「そうすれば自然と翠星石と雛苺は乗ってくるよな」

蒼星石「期待通りに、ね」

蒼星石「誤魔化そうとする二人に、それを不審に思う二人」

JUM「それを楽しむお前、か。うらやましい限りだ」

蒼星石「ジュンくんも来れば良かったのに」

JUM「無理」

蒼星石「どうして?」

JUM「外」

蒼星石「納得」

蒼星石「……押し問答はが五分くらい続いたよ」

JUM「あれ? お前が動けばすぐだろ」

蒼星石「まあね。だけど、無理をして疑われると今後に関わってくるしね」

JUM「計画的だな。色々な意味で」

蒼星石「楽しみは多い方がいいからさ」

JUM「先を見据えた楽しみ方が出来るお前は凄いよ」

謀略は計画的に

眠くなっちった
保守せず落としてくれ

>>168


またよろ

なんかスレ残りやすくなってね?
終わらせる

蒼星石「そこでじれったくなったのか……」

JUM「へえ、動いたのはお前じゃなかったわけか」

蒼星石「うん。さすが僕の姉というべきか、翠星石が動いたんだ」

JUM「二人が何を隠してるのかも知らずにな」

蒼星石「悲しいよね。どっちも悪くないのに」

JUM「悪いのはお前一人だよな」

蒼星石「だけど楽しかったよ」

JUM「動いたとは言うけど、それで二人は納得したのか?」

蒼星石「ううん。翠星石は強引に二人を押しのけて引き出しに手をかけたんだ」

JUM「アイツもやるな」

蒼星石「だよね。今度、それとなくご褒美をあげておいてよ」

JUM「わかったよ。というか、そのつもりだったさ」

蒼星石「スカートをめくったら喜ぶと思うなぁ」

JUM「それは違うご褒美だろ。しかも、僕たち基準で」

JUM「引き出しに手をかけたは良いものの、二人はそれを止めたんだろ?」

蒼星石「勿論さ。真紅も金糸雀も翠星石をひきはがそうとしたんだけど……」

JUM「そうなると、アイツは意地を張って引き出しから手を離さない」

蒼星石「よくわかってるじゃない」

JUM「この位はな。僕はアイツのミーディアムでもあるし」

蒼星石「何より、引きこもりだからね」

JUM「引きこもりが、引き出しについて語ってるの……」

蒼星石「ジュンくん」

JUM「悪い、つい」

続ききたwwwwww

蒼星石「一人が翠星石を押さえて、一人が引き出しにかかった手をはずせば良いのにさ」

JUM「二人して翠星石をひきはがしにかかっちゃったか」

蒼星石「引き出しの取ってから手を離さない翠星石」

JUM「それをひきはがそうとする真紅と金糸雀」

蒼星石「……もう、答えはおわかりだよね」

JUM「ああ。引き出しっていうのは、その名のとおり“引いて出す”もんだ」

蒼星石「期待通り、勢い余った三人は後ろに倒れこんで引き出しが――」

JUM「――抜けたんだな」

蒼星石「中身がさ、少しだけなら良かったかもしれない」

JUM「さっきの話だと、一つだけじゃなかったんだろ?」

蒼星石「そう。だからすっぽ抜けた引き出しの中身があたりに散らばっちゃったんだよねぇ」

JUM「なんだ、そのウットリした表情は」

蒼星石「……え、ああ、ごめんよ。思い出したら、つい」

JUM「ウットリするような光景が広がったのか?」

蒼星石「玩具おちんちんが辺りに広がったんだよ? 幻想的だったなぁ」

JUM「幻想、っていう言葉が哀れだ」

JUM「その時の全員のリアクションは?」

蒼星石「大体わかってるでしょ?」

JUM「まあね。だけど、お前の演技に期待してるのさ」

蒼星石「そう? それじゃあ僭越ながら。皆、最初は黙ってたんだけど……」

JUM「よっ、待ってました」

蒼星石「『お、おちんちん爆発なのー……』って雛苺がポツリと言ったんだ」

JUM「衝撃的すぎる言葉だ。っていうか、最初に言葉を発したのが雛苺かよ」

蒼星石「真紅と金糸雀は言葉を失ってて……」

JUM「何が起こったかわかってない翠星石も同じだった、ってわけか」

蒼星石「うん。だから、自然と言葉を最初に発するのはオロオロしてた雛苺だったのさ」

JUM「お前は?」

蒼星石「ちょっと見とれてた」

JUM「だよな」

蒼星石「そこで気の利いた台詞が言えればよかったんだけど、ね」

JUM「まあ、雛苺の天然爆弾が投下されたから良しとしようじゃあないか」

蒼星石「うん。大爆発だったよ」

蒼星石「雛苺の言葉を聞いて、まず最初に金糸雀が我に返ったんだよ」

JUM「そりゃ、ミーディアムの大ピンチだもんな」

蒼星石「もうアウトだったけどね」

JUM「フォローがあるとないとじゃ違うからだろ」

蒼星石「金糸雀は、最高のフォローをしてくれたよ」

JUM「ほほう」

蒼星石「床に倒れこんで、その体で玩具おちんちんを隠そうとしてたなぁ」

JUM「でも、散らばってたから全部は隠しきれなかったんだな」

蒼星石「その通り。『見ちゃ駄目ー!』って悲痛な叫びが忘れられないよ」

JUM「駄目なのはみっちゃんだよな、実際」

JUMひでえwwwwwwwwwww

蒼星石「さすが、金糸雀は策士だったね」

JUM「注意を散らばった玩具ちんちんから逸らすには適した行動だな」

蒼星石「うん。必死な金糸雀に自然と眼がいくからね」

JUM「お前は違ったんだろ」

蒼星石「勿論、みっちゃんさんがどんな玩具おちんちんを使用してるのかを観察してたよ」

JUM「最低だな。だけど、最高でもある」

蒼星石「金糸雀の体の下に隠れてた玩具おちんちんもすぐ確認したかったけど、耐えたよ」

JUM「自分を律する事が出来るお前は偉いよ」

蒼星石「ありがとう」

間隔が15分↑空いたらさるさんだと思って


蒼星石「半泣きになりながら、玩具おちんちんを隠そうとする金糸雀」

JUM「まるで自分のことのような行動だな」

蒼星石「自分のために、って所じゃないのが泣かせるよね」

JUM「ああ」

蒼星石「真紅も翠星石も雛苺も、なんだか申し訳なさそうにしてたよ」

JUM「お通夜状態か」

蒼星石「最高の見世物だったなぁ」

JUM「お前だけフェスティバル状態だったんだな」

蒼星石「なんだか皆黙りこくっちゃってさ」

JUM「金糸雀だけべそかきながら玩具おちんちんを回収、か」

蒼星石「そこで姉妹の絆が光ったね」

JUM「ほう」

蒼星石「誰が言うでもなく、皆で玩具おちんちんを拾い集めだしたんだよ」

JUM「それは金糸雀は焦ったろうな」

蒼星石「うん。そこで真紅が『このことは、私達だけの秘密にしておきましょう』ってさ」

JUM「秘密って言葉の意味を知ってるか?」

蒼星石「さぁ? よく知らないんだよね」

蒼星石「深まる姉妹の絆……良いものだよね」

JUM「きっかけが玩具ちんちんじゃなければな」

蒼星石「まあ、玩具とはいえおちんちんだから深まるのは当然、ってことで」

JUM「深いな。いや、浅いか」

蒼星石「僕は思ったね」

JUM「ああ、わかるぞ」

蒼星石「この状況を簡単に終わらせてしまうのは――」

JUM「――もったいない、とだな?」

蒼星石「その通り」

変態が二人集まるとこうなるのか……

JUM「冷静に考えてみれば、凄く美味しい状況だよな」

蒼星石「うん。みっちゃんさんの知られたくない部分を皆が知ってしまったわけだしね」

JUM「買い物に行ってるみっちゃんさんは考えもしてなかったろうに」

蒼星石「普通、自分の玩具おちんちんが周知になるなんて思いもしないよ」

JUM「だな」

蒼星石「僕が見たくなったものは、わかるよね」

JUM「みっちゃんさんが、お前達に玩具ちんちんの所持をバレたと知った時のリアクション、だろ」

蒼星石「……そう。だから僕は――一つだけ玩具ちんちんを回収しておいたのさ」

JUM「さすがだな」

蒼星石「しかも、一番お気に入りのやつを」

JUM「何故お前がお気に入りがわかったかは聞かない。GJ」

JUM「聞いても良いか? あ、いや……聞いてもいいのかな」

蒼星石「みっちゃんさんのお気に入り玩具おちんちんの形状、だね?」

JUM「だけどプライバシーの侵害がなぁ……」

蒼星石「……これから、ちょっと独り言を言うね」

JUM「!……ああ、独り言なら仕方ないよな」

蒼星石「みっちゃんさんのお気に入りは――」

JUM「……ゴクリ」

蒼星石「――おしり用だったんだ」

JUM「!!!」

蒼星石「独り言終了」

JUM「みっちゃんさん、始まったな」

蒼星石「僕は、“それ”を回収した事を皆に知られないように注意を払ったよ」

JUM「それを知られたら面倒なことになるしな」

蒼星石「うん。金糸雀がみっちゃんさんの玩具おちんちんを全て把握してないのが幸運だったね」

JUM「全部把握してたらイヤだぞ」

蒼星石「僕は全部把握したよ」

JUM「そりゃ、お前だしな」

蒼星石「イヤかな?」

JUM「イイに決まってるだろ」

蒼星石「おしり用の玩具おちんちんとは言え、僕のポケットにはさすがに入りきらなかったんだ」

JUM「そんなに大きかったのか」

蒼星石「大きいというより、長かったんだよね。真珠の――おっと、失礼」

JUM「こらこらぁ」

蒼星石「ジュンくん、ニヤけてるよ」

JUM「お前もな」

蒼星石「まあ、夢をポケットに全部詰め込めるわけがないよね」

JUM「ああ。みっちゃんさんにとっての悪夢をな」

JUM「それでお前はどうしたんだ?」

蒼星石「それは勿論……頭を使ったのさ」

JUM「頭?……オーケイ、なる程なる程」

蒼星石「僕ならではの隠し方。それは――」

JUM「帽子の中に隠した、だな?」

蒼星石「正解だよ。誰も疑う様子はなかったよ」

JUM「そりゃそうだ。玩具おちんちんを帽子の中に潜ませるなんて、狂気の沙汰だ」

蒼星石「だからこそ、面白いよね」

JUM「違いない」

蒼星石「とりあえず、皆は周囲を見回して拾い忘れがないか確認してたよ」

JUM「お前は何食わぬ顔でそれに参加してたのか」

蒼星石「勿論。『これで……平気かな』って言ったりもしたさ」

JUM「平気じゃないって知ってるのにな」

蒼星石「まあ、頭の上に玩具おちんちんがあったから、ちょっと平気じゃなかったよ」

JUM「だろうな。しかもおしり用……よく耐えたな」

蒼星石「その先に起こる事の方が楽しいって確信してたからね」

JUM「起こる? 起こす、だろ」

蒼星石「あはは、そうだったね」

蒼星石「引き出しをしまい終わった後は、皆で会議さ」

JUM「幸せ姉妹会議か」

蒼星石「みっちゃんさんの幸せのための、ね」

JUM「お前は、その場で一人だけ場違いだったろうな」

蒼星石「だけど、その事を知るドールは誰もいない……」

JUM「尊敬するよ」

蒼星石「いやいや、大した事じゃないよ」

蒼星石「絶対にみっちゃんさんには知られないようにしようって結論に至ったんだけどね」

JUM「だろうな」

蒼星石「このことは忘れよう、っていう真紅の言葉が印象的だったね」

JUM「まあ、原因を作ったと思ってる訳だからな」

蒼星石「翠星石なんか『何の話をしてたか忘れちまいましたよ』な~んて言ってたよ」

JUM「良い気配りだ」

蒼星石「忘れるわけないのにね」

JUM「ですよね」

蒼星石「そして、僕たちはみっちゃんさんの寝室を後にしたわけさ」

JUM「第一部巻、って所か」

蒼星石「まあ、この後は波乱の第二部があるんだけどね」

JUM「期待してるぞ」

蒼星石「多分、ジュンくんの期待には十分応えられると思うよ」

JUM「紅茶は?」

蒼星石「頂こうかな。ありがとうジュンくん」

JUM「待ってろ、すぐ煎れて来る」

JUM「お待たせ」

蒼星石「ありがとう」

JUM「熱いから気をつけろよ?」

蒼星石「うん……コクリ。美味しいや」

JUM「嬉しい限りだ」

蒼星石「あんまりにも紅茶が美味しいから、口の滑りがよくなっちゃったかも知れないなぁ」

JUM「紅茶を煎れる練習をしていて、今日程良かったと思った事はない」

蒼星石「僕たちは居間に戻ったんだけど、皆寝室の方を見ようとしなかったんだ」

JUM「そりゃそうだ」

蒼星石「だけどさ、凄く不自然なの」

JUM「見るのを避けようとするから逆に、か」

蒼星石「金糸雀だけは、たまにチラチラ寝室の方を見てたけどね」

JUM「バレないか気になったんだろうな」

蒼星石「まあ、バレるんだけどね」

JUM「今さら確認するまでもないか」

JUM「それで、お前はどこに玩具ちんちんを仕掛けたんだ」

蒼星石「やっぱり気になる?」

JUM「当然だろ」

蒼星石「正直、引き出しの上に置いておきたかったんだけどさ」

JUM「そこが一番ショックを受けるだろうけど、確実にバレるからな」

蒼星石「うん。だから、しぜ~んに枕元に置いて寝室を出たんだ」

JUM「自然?」

JUM「お前、いくらなんでも使用後に枕元には置かないだろ……」

蒼星石「ええっ、そうかなぁ?」

JUM「おしり用だろ?」

蒼星石「ちゃんとゴムは使ってたみたいだよ。ゴム臭がしたし」

JUM「そういう問題じゃないだろ。……ああ、理解した」

蒼星石「ふふっ、本当にそうかい?」

JUM「お前は、わざとバレるようにしたんだな」

蒼星石「そうさ。その方が――面白いもんね」

JUM「エンターテイメントを理解してるなぁ」

蒼星石「そろそろみっちゃんさんが帰ってくる時刻にさしかかったらさ」

JUM「会話が少なくなっていったんだろ? わかるよ」

蒼星石「皆玩具おちんちんの事を気にしてるって丸わかりさ」

JUM「だけど、帰ったら帰ったで不思議に思うからな」

蒼星石「そう。皆は、うまくみっちゃんさんを騙しきるしかなかったわけ」

JUM「お前が罠を仕掛けていることを知らずに、な」

蒼星石「皆、とても素直で純粋だからねぇ」

JUM「しみじみ言うなよ」

蒼星石「玄関のドアが音を立てた時、皆はどういう反応をしたと思う?」

JUM「ビクリと反応したんだろ。問題にすらなってやしない」

蒼星石「でも、その後はどうしたかわかるかい?」

JUM「……教えてくれ」

蒼星石「皆でみっちゃんさんを玄関までお出迎えに行ったのさ!」

JUM「なんだそれ。不自然すぎるだろ」

蒼星石「それだけ気を張ってたんだと思うよ」

JUM「お前以外は、な」

蒼星石「僕たちに出迎えられて、みっちゃんさんは凄く喜んでたなぁ」

JUM「あの人、お前達のこと大好きだもんな」

蒼星石「『うわー、ありがとう! お出迎えなんて嬉しいわ!』だって」

JUM「なんだか可哀想になってきたよ」

蒼星石「なら、話はもうやめる?」

JUM「いいや、可哀想になってきたからやめるな」

蒼星石「良い趣味してるよね」

JUM「お互いにな」

蒼星石「お出迎えをした皆は、みっちゃんさんへのサービス開始さ」

JUM「玩具おちんちんを見てしまった後ろめたさ、か」

蒼星石「真紅が買い物袋を持つって言った時は驚いたね」

JUM「アイツが?」

蒼星石「普段はお手伝いなんてほとんどしないのにね」

JUM「それだけ気にしてたってことだろうな」

蒼星石「翠星石も、当然のように買い物袋を持ってたよ」

JUM「そりゃ、ぶちまけた当人だから当然だろ」

JUM「その時お前はどうしてたんだ?」

蒼星石「僕? 僕は『お仕事お疲れさまです』って言っただけだよ」

JUM「まさか、その時のみっちゃんさんの恰好は」

蒼星石「勿論、スーツ姿だったよ」

JUM「……良い誘導だ」

蒼星石「そう。これから料理をするのにスーツ姿だと汚れちゃうと困る」

JUM「その事を意識させたのか。“お疲れさま”の一言だけで……!」

蒼星石「あはは、僕はねぎらっただけだよ」

蒼星石「真紅と翠星石は、キッチンの方に向かっててその場にいない」

JUM「残ったのは、お前と金糸雀と雛苺だけか」

蒼星石「そうなったらもう……」

JUM「お前の独壇場だな」

蒼星石「みっちゃんさん、凄く幸せそうな顔をしてたよ」

JUM「口を滑らせたのはどっちだ?」

蒼星石「……『お料理、すっごく楽しみなのー!』」

JUM「雛苺にうにゅーを買ってきてやろう」

蒼星石「そう言われた時のみっちゃんさんの笑顔、とても素敵だったよ」

JUM「あの人、実は美人だもんな」

蒼星石「仕事に一生懸命なのと、趣味が可愛いってギャップも良いよね」

JUM「そんなみっちゃんさんは気付いてなかった……」

蒼星石「僕たちが、玩具おちんちんを所持しているって知ってしまっていたことに、ね」

JUM「だから、きっと雛苺の言葉に喜んだんだろうな」

蒼星石「そして――『待っててね! すぐ着替えてゴチソウを作るから!』って言ったんだ」

蒼星石「そうしたらもう、雛苺は大慌てさ」

JUM「出来ることなら、寝室には近づけたくなかっただろうからな」

蒼星石「金糸雀もそうだったから、なんとか寝室に近づけないよう努力してたよ」

JUM「どんな風にだ?」

蒼星石「『スーツ姿が恰好良いから、今日はずっと着ていたらどうかしら!?』って」

JUM「みっちゃんさん、喜んだんだろうなぁ」

蒼星石「抱きしめてほお擦りしてたよ」

JUM「……けれど、事はアイツらの思い通りに運ばなかった」

蒼星石「スーツを汚してはいけない」

JUM「そして、細かい事に気をとられることなく、料理に腕を振るいたかった」

蒼星石「僕らのために、ね」

蒼星石「みっちゃんさん、さすが金糸雀のミーディアムという所を見せてくれたよ」

JUM「へえ?」

蒼星石「『とりあえず、三人共真紅ちゃんと翠星石ちゃんを手伝ってあげて』」

JUM「『私は、仕事鞄を置いてくるから』か」

蒼星石「ジュンくん。裏声はちょっと気持ち悪いよ」

JUM「悪い」

蒼星石「そこで騙されちゃうのが二人だよね。だって……みっちゃんさんは仕事鞄を持ってなかったんだから」

JUM「お前はわかってたんだろ」

蒼星石「勿論さ」

蒼星石「絶妙なタイミングで、台所から真紅と翠星石は帰ってきたよ」

JUM「金糸雀と雛苺は、そこで事態を把握したんだな」

蒼星石「そう。居間に戻ってきた真紅が『みっちゃんさんは?』って聞いたからね」

JUM「絶妙なタイミングってことは……」

蒼星石「僕たち五人が居間に集まったその時……寝室のドアが閉まる音が鳴ったんだ」

JUM「あえて言おうか。最高だよ、おい」

蒼星石「居間は、ほぼ完全に静寂が支配してたね」

JUM「ほぼ?」

蒼星石「時計の針が動く音とね」

JUM「ふむふむ」

蒼星石「みっちゃんさんの、凄く楽しそうな鼻歌が寝室から聞こえてきてたんだ」

JUM「そんなに嬉しかったんだな」

蒼星石「ちょっとテンポがずれてたけどね。最高のBGMだったよ」

蒼星石「祈るように目を閉じている真紅」

JUM「少し挙動不審になる翠星石」

蒼星石「顔を青くしている金糸雀」

JUM「泣きそうになっている雛苺。そして――」

蒼星石「楽しんでいる、僕」

JUM「蒼星石。握手をしよう」

蒼星石「いきなりだね」

ぐっ!

蒼星石「……そして、唐突に鼻歌が聞こえなくなったんだ」

JUM「いよいよか」

蒼星石「『あっ』……って、小さな驚きの声が聞こえたよ」

JUM「大声を出さないのは、大人だからかな」

蒼星石「大声を出すほどの余裕がなかったんだと思うよ」

JUM「しかも、おしり用……」

蒼星石「それに、隣の部屋には僕たちがいる」

JUM「最高のシチュエーションだな」

一服

蒼星石「その声は、とてもよく聞こえたよ」

JUM「お前ら全員が気にしてた、ってのもあるよな」

蒼星石「なんでもない、気付かれたわけじゃない……そう思おうとしてる皆」

JUM「お前は?」

蒼星石「イエス、気付いてくれたみたいだねって思ってた」

JUM「だよな」

蒼星石「鼻歌が、いつまで経っても再開されなかったのが良かったね」

JUM「うわぁ、それは緊張するな」

蒼星石「うんうん、久々にゾクゾクしちゃったよ」

蒼星石「そして、本当にゆっくりと寝室のドアが少しだけ開いたんだ」

JUM「先に声を発したのは?」

蒼星石「みっちゃんさんだったよ」

JUM「だろうな。アイツらじゃ、その事態に対応出来そうにない」

蒼星石「楽しそうだったみっちゃんさん……表情をなくしてたよ」

JUM「誰かさんの期待通りに、な」

蒼星石「不安そうな表情でも良かったんだけどね」

JUM「どっちも有りだ」

蒼星石「寝室から、少しだけ顔を覗かせてみっちゃんさんは言ったんだ」

JUM「……」

蒼星石「『ねえ皆、私がいない間に寝室に入った?』ってね」

JUM「入ったどころか、お前達は玩具ちんちんを発見してた」

蒼星石「だけど、それを素直に言うわけにはいかないから、皆は嘘をついてたよ」

JUM「だろうな」

蒼星石「焦りすぎててバレッバレだったけどね」

JUM「お前は当然……」

蒼星石「焦ったフリをしてたよ」

蒼星石「それを見たみっちゃんさんは気付いたみたいだったよ」

JUM「そりゃあ、枕元におしり用玩具ちんちんが置かれてたら、な」

蒼星石「あぁ……!」

JUM「どうした」

蒼星石「あの時のみっちゃんさんの表情……凄く良かったなぁ!」

JUM「おい、一人で思い出して楽しむなよ」

蒼星石「ごめんごめん」

蒼星石「溺愛してる金糸雀に加えて、僕たち四人にも自分の嗜好が知られてしまった……」

JUM「普通のものならまだしも……おしり用はな」

蒼星石「人間ってさ、どういう顔をしていいかわからなくなる時ってある?」

JUM「あるさ。梅岡に僕の趣味が公開された時なんかそうだった」

蒼星石「みっちゃんさんは無表情だったんだけどさ、周囲の空気が、こう……」

JUM「歪んで見えたか」

蒼星石「そう! まさにその通り! よくわかったね」

JUM「まあな。……まあな」

蒼星石「それでね、少しだけ沈黙が流れたんだよ」

JUM「天使が通ったってやつか」

蒼星石「俯くみっちゃんさん、何もかける言葉を見つけられない皆……!」

JUM「いや、悪魔か」

蒼星石「せめて小悪魔って言って欲しいな」

JUM「そんな優しいもんじゃないだろ?」

蒼星石「まあね。『とりあえず、着替えるわね……』って言ってドアが閉められた」

JUM「“とりあえず”か。良いパンチだ」

蒼星石「カウンターを返す暇も無かったよ。僕は返す気はなかったけどね」

蒼星石「私服に着替えたみっちゃんさんは、台所に向かわずに居間に座ったんだ」

JUM「表情は?」

蒼星石「無し」

JUM「それはさぞかし素敵なプレッシャーがかかったんだろうな」

蒼星石「うん。誰も何も言わず……いや、言えなかったんだよね」

JUM「何か言えるとしたらお前くらいか」

蒼星石「いや、笑いをこらえるのに必死だったよ」

JUM「人の不幸は蜜の味、か」

蒼星石「みっちゃんさんだけに、とても甘くとろけるようだったよ」

蒼星石「それにさ、みっちゃんさんだけじゃなくて……」

JUM「真紅達も愉快な反応をしてたか」

蒼星石「翠星石は、みっちゃんさんの顔と寝室を交互に見てたよ」

JUM「全く、アイツもこういうところで潰しが利かないな」

蒼星石「金糸雀と雛苺はみっちゃんさんの顔を見てるだけだったけど……」

JUM「真紅は?」

蒼星石「それがさ、聞いてよジュンくん」

JUM「聞いてるよ。聞かざるを得ないよ」

蒼星石「なんと、みっちゃんさんの顔と……おしりを交互に見てたんだよ」

JUM「……エクセレント」

蒼星石「その様子に、ドールの中ではじめに気付いたのは翠星石でさ」

JUM「お前を除いて、だな」

蒼星石「つられるようにして、おしりにも視線を向けるようになったんだ」

JUM「みっちゃんさんの顔、みっちゃんさんのおしり、それに寝室か」

蒼星石「魔のトライアングルだよね」

JUM「居間で起こった、な」

蒼星石「それに二人がつられるのは時間の問題だったよ」

JUM「ドール五人に顔とおしりを見られるってどんな気分なんだろうな」

蒼星石「きっと、とても素敵に違いないよ」

JUM「僕とお前なら、な」

ああ 素敵だな

蒼星石「ここで、またタイミングの神様が舞い降りてきたよ」

JUM「まさか」

蒼星石「僕達の視線が全て、偶然みっちゃんさんのおしりに集まった時!」

JUM「お前は偶然じゃないけどな」

蒼星石「『あ、あれは玩具なのひょ!』」

JUM「ぶふうっ!」

蒼星石「笑っちゃ可哀想だよ、ジュンくん」

JUM「“ひょ”って……! く、くくくっ……!」

蒼星石「もー、僕はあの時笑いをこらえるのが大変だったんだからね!」

JUM「それに……玩具って! み、みっちゃんさんナイスすぎる……!」

蒼星石「誤魔化そうとしてるのか、微妙な言葉のチョイスだよねぇ」

JUM「確かに玩具に違いない、けどなぁ」

蒼星石「ジュンくん、ちょっとお茶こぼしてるよ」

JUM「あ、悪い悪い」

蒼星石「笑うのはいいけれど、あくまでも上品に、ね」

JUM「そうだな。一度落ち着こう」

蒼星石「その言葉、あの時のみっちゃんさんに聞かせてあげたいよ」

蒼星石「そう、言われたけれど……」

JUM「お前を除いて、その言葉に良い返しが出来る奴はいないよな」

蒼星石「うん。仕方ないから、僕がちょっとだけフォローしたよ」

JUM「お前なりに、だろ」

蒼星石「ご明察」

JUM「何て言ったんだ?」

蒼星石「『お、玩具だったんですかー! あはは』って」

JUM「世の中には、良い棒読みと悪い棒読みがあるってわかった」

蒼星石「僕の言葉をきっかけに、ナイスフォローの連続さ」

JUM「ほうほう?」

蒼星石「『お、玩具だったのね。私は何なのかサッパリわからなかったのだわ』」

JUM「良いね。最初にどもる所が実に良い」

蒼星石「『翠星石は、キレーな宝石かと思ってましたよ!』」

JUM「おおう、ネックレスというかマーシレスなフォローだな」

蒼星石「『綺麗だったから、ヒナ魅入っちゃったの!』」

JUM「うわぁ……うわあああ……!」

蒼星石「『玩具だったのよね! カナは前から知ってたかしら!』」

JUM「……お前ら、本当にフォローが上手いなぁ!」

蒼星石「似てたかい?」

JUM「情景が浮かぶようだった。さすがだな」

蒼星石「みっちゃんさん、笑ってたよ」

JUM「だろうなぁ」

蒼星石「渇いた笑い、っていう表現がピタリと当てはまってた」

JUM「僕のことをジュンジュンって呼ぶのにな」

蒼星石「それは関係なくない?」

JUM「まあね」

蒼星石「とにかく、そのみっちゃんさんの渇いた笑いが伝染してさ」

JUM「お前以外に、か」

蒼星石「居間が……渇いた笑い声の大合唱に包まれたよ」

JUM「さぞかし聞いていて滅入る合唱だったんだろうな」

>JUM「僕のことをジュンジュンって呼ぶのにな」
蒼星石「それは関係なくない?」
JUM「まあね」
wwwwwwwwwwwwwww

蒼星石「そこで、また天使が通ったんだ」

JUM「天使も大忙しだな」

蒼星石「みっちゃんさんは、その天使と一緒に逃げるように立ち上がって、何も言わず寝室に向かったよ」

JUM「呼び止められる奴は……」

蒼星石「誰一人としていなかったさ、勿論ね」

JUM「お前は呼び止められただろ? その方がおいしい」

蒼星石「僕は、みっちゃんさんのおしりを見るので精一杯だったよ」

JUM「おやおや」

蒼星石「みっちゃんさんってさ、おっぱいはあまり大きくないけれど……」

JUM「わかるぞ。凄くいいおしりをしてるよな」

蒼星石「そうそう。やっぱりジュンくんは話がわかるね」

JUM「ああ、聞き忘れてた。その時のみっちゃんさんの恰好は?」

蒼星石「下はピッチリとしたジーパンで、上h」

JUM「あ、上はいいや」

蒼星石「もう、ジュンくんったら」

JUM「おしりのラインが……ハッキリとわかったんだな?」

蒼星石「うん。皆も注目してたよ」

JUM「変態達だなぁ」

蒼星石「全くだね」

蒼星石「目線からいって、僕達の視線がみっちゃんさんのおしりに集まるのは必然だった」

JUM「それに、おしり用玩具ちんちんを見た後だったしな」

蒼星石「きっと、皆は想像しただろうね」

JUM「あのおしりに、おしり用玩具ちんちんが入ったりしてるんだ、ってか」

蒼星石「もっとさ、みっちゃんさん自身のことも心配してあげないと駄目だよね」

JUM「お前が言える台詞か?」

蒼星石「ただの一般論さ」

蒼星石「形の良いおしりをこちらに見せつけながr」

JUM「それはお前の主観だろ」

蒼星石「おっとと。まあ、みっちゃんさんは振り返らずに寝室に入って行った訳さ」

JUM「振り返れない、よなぁ」

蒼星石「その分おしりが長く見られたけどね」

JUM「ドアがしまった時の音は?」

蒼星石「あれ? そこって重要かい?」

JUM「ああ、僕は想像することしか出来ないからな」

蒼星石「ドアは……ゆっくり後ろ手で閉められたよ」

JUM「……良いねぇ。みっちゃんさんが可愛く思えるよ」

蒼星石「それから、僕達にはどうすることも出来なかったよ」

JUM「まあ、そこが引き際だろうな」

蒼星石「あまり深くつっこむと悪いしね」

JUM「おしり用なだけに、か」

蒼星石「金糸雀がね、みっちゃんさんにドア越しに言ったんだ」

JUM「何てだ?」

蒼星石「『今日は……カナは真紅達の家に泊まってくるわね』ってだよ」

JUM「む? 確か昨日から……」

蒼星石「金糸雀は、ジュンくんの家に泊まってるよ」

JUM「!!!」

JUM「おい、今まで話してたことは……!?」

蒼星石「昨日の夕方から夜にかけて起こったことだよ」

JUM「……だから、アイツらの様子がどこかおかしかったのか」

蒼星石「あれ? 昨日の夜とか今日の朝とかに金糸雀を見かけなかったの?」

JUM「僕が金糸雀を気にすると思うか?」

蒼星石「納得」

JUM「……つまり、今頃みっちゃんさんは悩んでるわけか」

蒼星石「だろうね。僕達に会った時のリアクションを――」

     ・    ・    ・

みつ「……ううっ……! どうすれば良いのよぉ……!」

みつ「皆は“アレ”の事をわかってたみたいだから、話が広まることはないと思うけど……」

みつ「……」

みつ「ふえぇ~ん! 絶対カナや真紅ちゃん達には変態だと思われちゃったぁ~っ!」

みつ「……こ、こんな物、もう捨て――!」

みつ「――っ! す……」


みつ「捨てる前に……最後にもう一度だけ、あと一回だけ――」


おわり

こんなくだらないもん最後まで読んでくれてありがとう

無いとは思うけど、載せないでください

乙!

乙wwwww

誰か
みっちゃんの
エロ頼む

どうせ掲示板でやってんだから、そんなカリカリするほどの事じゃないさ
それより
みっちゃんのエロ、頼む


 これが最後だからと、何度思ったかわからない。
 はじめの内はただの好奇心だった。
 おしりの穴で気持ちよくなるなんて、想像すらしていなかったのだ。
 なのに、自分は今、こうしておしりの穴に玩具おちんちんを入れて快感を得ようとしている。
 本当なら、こんな事をしている暇はない。
 今すぐにでもジュンジュンの家へ行って、カナや真紅ちゃん達と話をしなければならない。
 なのに、

「やっと……脱げた」

 嗚呼、それなのに、こうやってベッドの上で下半身を露出して――喜んでいる。
 これで、おしりの穴に玩具おちんちんを挿れる事が出来る。
 ……その事が楽しみで仕方なかった。

「最後だから……ゴムは着けなくていいよ、ね」

 ローションは以前使っていたが、今ではもうすっかり必要がなくなっていた。
 軽く唾液でぬらしてはじめの滑りを良くするだけで、後は腸液が分泌されてスムーズに出し入れが出来るようになった。
 これは、成長というのか変化というのか、正しい表現はわからない。
 唯一つわかっていたのは、自分がそう変わっていくことが――変態になるという事だけだった。


こんな感じで頼む
乱文でもなんでもいい

お願いだ……お願いします……!

お願いだ……お願いします……!
書いて下さい……!!


 それまでは、唾液を塗布する時は人差し指と中指ですくってから塗っていた。
 だが、それはゴムを被せていたからだ。
 ゴムを直接舐めるのは臭いが駄目だったし、なによりゴムについているローションを舐めてもいいかわからなかったからだ。

「今日はゴムを着けないから……んっ」

 直接舐めても問題はない。
 そう思っていたが、やはりそれまでゴムを被せていたためか微妙にゴムの臭いがついていた。
 その事に加え、さらに、冷静に考えてみればおしりの穴に入った事のあるものを舐めている。
 みっちゃんはみじめな気持ちでいっぱいになったが、舌の動きを止めることはなかった。
 むしろ、玩具ちんちんの彫りの深い細かな部分まで丁寧に唾液を塗布していく。

「はぁっ」

 まだ何もしていないというのに、みっちゃんは自分の吐息が熱くなっていくことを自覚していた。
 興奮している。
 それも、おしり用玩具おちんちんを舐めているだけで。
 より一層みじめな気持ちになったが、みっちゃんは再びおしり用玩具おちんちんに舌を這わせた。
 一瞬だけ金糸雀の顔がよぎったが、すぐに目の前の作業に集中した。


頼む


「……ぷあっ」

 どれだけの時間、おしり用玩具おちんちんを舐めていたのだろう。
 既にそれはみっちゃんの甘い唾液で濡れそぼっており、
おしり用玩具おちんちんから流れ落ちた唾液がみっちゃんの手まで汚して、いや、清めていた。
 口からも唾液がこぼれていたが、みっちゃんはその事には気付かなかった。
 いや、もし気付いていたとしてもそれを拭ったかはわからない。

「そろそろ、良いよね」

 みっちゃんは、精神的な快楽ではなく、肉体的な快楽を得るために持っていた
おしり用玩具おちんちんを形の良いおしりに近づけていった。
 おしりの穴に、おしり用玩具おちんちんが当たる瞬間は、わかってはいてもいつも体が反応する。
 場所がわからないという事はない。
 そして、とうとうおしり用玩具おちんちんがみっちゃんのおしりの穴に――

「ひぅ……!」

 ――到達した。
 思わず声をあげてしまったが、そうなる事はわかっていたので別段衝撃は無かった。
 前はそんな事はなかったのに。

 ……いつから、こうなってしまったのだろうかとみっちゃんは思っていた。

頼む


 真珠を繋ぎ合わせたようなおしり用玩具おちんちんのはじめの一つが入る時は緊張する。
 本当なら、少しほぐしてから入れなければならないらしいのだが、
みっちゃんのおしりの穴はその行為を必要としていなかった。

「んっ……!」

 自らの体の中に異物を入れる。
 それも、本来は出口に当たる部分にだ。
 人間は本来その様な行為をするようには作られていないが、みっちゃんの体は既にその行為に慣れ親しんでいた。
 みっちゃんは、おしり用玩具おちんちんをおしりの穴に入れるために手に力を込めた。

「あ……ぁ……」

 おしりの穴が外部から押し広げられていくという感触に、みっちゃんは震え、吐息を漏らした。
 そして、真珠を模した球状のそれが下り坂に差し掛かると、
ツルリとみっちゃんのおしりの穴に吸い込まれるようにして入って行った。

「ひぁぅ!」

 みっちゃんがあげた声は驚きのものではない。
 快楽を得た時の、女の――雌の声だった。


飽きてきたから、頼む


 最初の一つを飲み込んだみっちゃんのおしりの穴は、二つ、三つと次々に球状の“それ”を受け入れていった。
 一つ飲み込まれるたびに、みっちゃんの唾液がおしりの穴を使い、甘美で淫猥な音楽を奏でていた。
 さすが金糸雀のミーディアム。音楽に関しても凄いね!

「んぅ……ん……っ!」

 どれだけの数が入ったのか、みっちゃんには既にわからなくなっていた。
 とは言っても、三つ目の時点でみっちゃんは数えるのをやめていたのだが。

(嘘……なんでこんなに気持ちいいの?)

 いつもなら、ここまで快感を得ることはない。
 理由はなんなのか。
 自分がおしり用玩具おちんちんで自らのおしりを弄んでいると皆にバレてしまったからだろうか。
 それとも、ゴムつかわずに直接おしり用玩具おちんちんをおしりの穴に入れているからだろうか。
 それとも――

(――気持ちいいから、どうでもいいかぁ)

 みっちゃんは、考えることをやめた。
 今のみっちゃんは、おしりの穴から感じる刺激にだけ支配されていた。


ミチャ―――ン!


「最後の……一つ」

 最後の一つは、それまでのものと比べて少し大き目のものだった。
 みっちゃんはゆっくりと、ゆっくりとそれをおしりの穴に埋め込んでいった。

「あぁ……あ……あ……」

 苦しい。だが、それ以上に気持ちが良い。
 排泄をするための穴に、おしり用玩具おちんちんを入れていく。
 みっちゃんはそれを再度意識し、その背徳的な快楽に身を委ねていった。
 みっちゃんのおしりの穴は、難なくピチカートなどの人工精霊を飲み込んでしまう程広がっていた。
 だが、もしも人工精霊が迷いこんだ場合、暗いおしりの穴の中では出口がわからずに迷ってしまうに違いない。
 それは、とてもかわいそうな事だと思いますよ、ええ。

「んっ……!」

 みっちゃんは力を込め、最後の一つをおしりの穴に押し込めた。

「くあっ!」

 四つん這いの体勢でいたが、みっちゃんは耐え切れずに膝を伸ばしてしまった。
 そうすることによっておしりの穴は締まり、より一層おしり用玩具おちんちんの存在を感じることになるのだが、

「全部……入ったぁ」

 みっちゃんは、甘い玉子焼きを食べている時の金糸雀よりも嬉しそうに笑っていた。

ゴハン
誰か、頼む

   /.   ノ、i.|i     、、         ヽ
  i    | ミ.\ヾヽ、___ヾヽヾ        |
  |   i 、ヽ_ヽ、_i  , / `__,;―'彡-i     |
  i  ,'i/ `,ニ=ミ`-、ヾ三''―-―' /    .|

   iイ | |' ;'((   ,;/ '~ ゛   ̄`;)" c ミ     i.
   .i i.| ' ,||  i| ._ _-i    ||:i   | r-、  ヽ、   /    /   /  | _|_ ― // ̄7l l _|_
   丿 `| ((  _゛_i__`'    (( ;   ノ// i |ヽi. _/|  _/|    /   |  |  ― / \/    |  ―――
  /    i ||  i` - -、` i    ノノ  'i /ヽ | ヽ     |    |  /    |   丿 _/  /     丿
  'ノ  .. i ))  '--、_`7   ((   , 'i ノノ  ヽ
 ノ     Y  `--  "    ))  ノ ""i    ヽ
      ノヽ、       ノノ  _/   i     \
     /ヽ ヽヽ、___,;//--'";;"  ,/ヽ、    ヾヽ


 みっちゃんは、しばらくの間奥まで入りきったおしり用玩具おちんちんの感触を楽しんでいた。
 おしりの穴の入り口で、そして、その中の腸壁から“それ”が入っているという事を感じる。

「腰……抜けちゃったぁ」

 まだ挿入しただけだというのに、みっちゃんは下半身に力を入れる事が出来なくなっていた。
 うつぶせに寝転がり、だらしなく口から唾液を垂れ流しているみっちゃんのおしりの穴には、
おしり用玩具おちんちんの黒い持ち手の部分が、まるでそこから生えているかの様に突き立っていた。

「んふぅっ、苦しいよぉ……!」

 苦しい、という言葉が嘘だと思えるみっちゃんの表情。
 おしりの穴の異物感に体を打ち震わせ、女の部分からはとめどなくみっちゃんジュースが零れ落ちている。
 ――みっちゃんは、その苦痛さえも快楽と感じていた。

「動かさなきゃ、駄目だよね」

 そうですね、動かさなきゃ駄目です。
 みっちゃんはさらなる快楽を得るために、おしり用玩具おちんちんの持ち手の部分に再び手を伸ばした。
 その途中で少し触れただけの形の良い尻が、柔らかさを主張するように形を変えた。

ギアス熱は冷めたの


 みっちゃんの手が、軽くおしり用玩具おちんちんの黒い持ち手の部分に触れた。

「ぃうぁ!」

 それだけで、落ち着いて紅茶でも飲もうかと一休みしていたおしりの穴と腸壁に強い刺激が与えられた。
 軽く動いただけで、おしり用玩具おちんちんはみっちゃんの敏感な部分と内臓に快楽を与えてきたのだ。
 みっちゃんは、ここまで気持ちよくなったのは初めてだった。

「も、もっと動かしたら私……どうなっちゃうのかな――?」

 既に、彼女の頭の中からは金糸雀の存在は消えていた。
 みっちゃんはただ、気持ちよくなりたいだけの雌になっていた。
 本能の赴くまま、みっちゃんはおしり用玩具おちんちんを円を描くようにゆっくりと動かした。

「ひっ、うぅっ……!」

 おしりの穴が、異物感を懸命に伝えてきた。
 そして、腸壁からも痛みとも取れる程の――快楽が伝えられてきた。

「だ、駄目っ、駄目ぇっ!」

 駄目じゃないよみっちゃん。最高だよ。
 おしり用玩具おちんちんが腸壁にこすれ、体がその安全を守ろうと腸液を分泌させていく。
 部屋には、淫猥な水音が響き渡っていった。

>>422
いっぱい書いて疲れちゃった


「あっ、うぁあっ!」

 みっちゃんは、何も考えていなかった。
 ただ、その手を動かし腸壁をこすり、快楽を得る。
 そこに思考は存在せず、まるでそのためだけの存在に成り果てていた。

「んっ……んぅうう!」

 みっちゃんの手の動きが激しさを増していく。
 腸壁を傷つけているのだろうが、みっちゃんはその受ける苦痛すらも快感となっていた。
 ブチュリ、ブチュリとみっちゃんのおしりの穴が卑猥な音を立てている。
 だが、その音は今のみっちゃんには聞こえていないだろう。

「あっ、ああっ、あ!」

 吐き出される吐息が切れ切れになってきた。
 いよいよだね、みっちゃん!
 みっちゃんの手が大きくおしり用玩具おちんちんを腸壁に擦り付けるように動いた。

「っ……!」

 みっちゃんの体が、ビクリと跳ねるような動きをみせた。
 みっちゃん可愛いよみっちゃん。


 みっちゃんはの体からは、すっかり力が抜けていた。
 手足を放り出し、ベッドにうつ伏せに寝ながらみっちゃんは笑っていた。
 その口はだらしなく開き、涎が口の周りを汚していた。
 目にうっすらとたまっている涙は、自分がおしりの穴で快楽を得てしまう存在だと自覚した悲しさか、
 それとも快楽の波に流されきったことの喜びによるものなのかはわからない。

「……ぇへへ」

 ただ、みっちゃんが幸せを感じていることは間違いがなかった。
 それが、正気ではないにしても、だ。

「……あ」

 力の抜けた下半身が、今までのものとは違う水で濡れていく。
 そのアンモニア臭のする液体は、聖水ともいえる液体で飲んだら健康になる所か、子々孫々まで繁栄が約束されるだろう。

「あ~」

 みっちゃんは子供の様に無邪気な声をあげた。
 おそらく、今のみっちゃんに正常な判断は出来ないのだろう。
 みっちゃんが“それ”を出し切った時――

 ――寝室のドアのノブが、カチャリと音をたてた。
 


 二人の関係は、他のどのミーディアムとドールよりも良好だったと言って良いだろう。
 お互いが尊敬……とはいかないまでも信頼しあっていたことは間違いない。
 過ごしてきた日々はいつも騒がしく、とても楽しいものだった。
 どこで歯車が狂ってしまったのだろうか?

「あ、あの……カナはみっちゃんに謝ろうとおもっ、その……」

 金糸雀が、目の前のみっちゃんの状況を忘れ……いや、考える事が出来ずに言葉を放った。
 それは、ここに戻ってくるまでにnのフィールドで考え、何度も練習したものだった。
 みっちゃんは、その言葉を聞いて我に返った。
 だが、そのおしりの穴には深くおしり用玩具おちんちんが突き刺さっており、
ベッドには黄色い染みが広がっていた。

「……カナ――」

 みっちゃんが、その後何と言ったのかはここでは割愛させていただく。
 これ以上は、二人の関係に土足で踏み入ることになるからだ。
 それは――紳士としてするべきではないと私は考える。

 だが、安心して欲しい。
 二人はその後も、とても仲良く暮らしている。

 ――以前とは、少々仲が良いという事の質が変わってはいたが。


おわり

こんなくだらないもん最後まで読んでくれてありがとう

さあ、誰かみっちゃんのエロを!

おつ!!

間違えたw
こっち
ttp://www.uploda.org/uporg1839423.jpg

>>448
GJ

みっちゃんの
エロ
頼む

探したけどみっちゃん自体あんまないわorz
すまn
ttp://www.uploda.org/uporg1839477.jpg

>>456
これってのりじゃね?
確かSSスレに投下されたやつだったような……しかし、GJ!

みっちゃん! みっちゃん!

色まで塗れなかったorz
ttp://up2.viploader.net/pic2d/src/viploader2d498708.jpg

>>465
これは良い二択www

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