苗木「霧切さんと仲良くなろう」 (1000)

【玄関ホール】


霧切「……私の顔に何かついてるかしら? 自己紹介はもう終わったじゃない」

苗木「えっ、あ、うん。ごめん」


目の前には銀髪のクールな女の子。名前は霧切響子さんっていうらしい。
どんな才能があるかは不明。とにかく分かったことは――――。


ボクが彼女に一目惚れしてしまった事くらいだ。


霧切「だから、いつまで見ているの?」ジト

苗木「うっ、い、いや……その、綺麗な髪だなぁって……」

霧切「そう、ありがとう」

苗木「…………」

霧切「…………」


どこまでもクールな人だなぁ。

そうだなぁ

せやなぁ

見てるぞ

ほうほう

 

【苗木の部屋】


苗木「…………はぁ」


重い溜息が溢れる。
あの後体育館で聞いたコロシアイ学園生活とかいうふざけたもの。
そして学園長を名乗るモノクマ。


苗木「……いつまでも部屋に居てもしかたないか」


ガチャ


廊下に出たボクの目に写ったのは、


苗木「霧切さん」ドキッ

霧切「……なに?」

苗木「え、いや、特に用があるわけでも……」

霧切「そう。じゃあね」

苗木「あ、待って!」

霧切「なに?」ジト


その明らかに迷惑そうな目に少し押される。
でも、ここで負けたらダメだ。

この状況だからこそ、お互いの事はよく知っておく必要があるはずだ。
…………他の理由も多分にあるわけだけど。


苗木「えーと、少し話さない? 食堂でお茶でも飲みながらさ」

霧切「…………」

苗木「……ダメ?」

霧切「はぁ……いいわ。私もちょうど休憩しようと思っていたところだったから」

ダンガンロンパss多くて嬉しい

安価にしてよ

>>8
オレも

>>9
少し黙ってような

スレ一覧見て苗木ってだれだよと思う今日このごろ

まああんな可愛い子に一目惚れしないわけがない

地の文が許される時代になったか

地の文いらないなあ

安価はやめてください

 

【食堂】


苗木「休憩って言ってたけど、何かしてたの?」

霧切「この学園を調べていたのよ。あなたも、一生ここで過ごすつもりではないでしょ?」

苗木「も、もちろんだよ!」

霧切「調べられそうな事は少しでも調べる。その努力は怠るべきではないわ」


やっぱりこの人は凄いなぁ。
こんな状況でも冷静に動いている。


苗木「それで、何か分かった?」

霧切「最初にみんなで調べた事以上はそれほど……でも、音が聞こえたわね」

苗木「音?」

霧切「えぇ、あれは外から…………おそらく銃声」

苗木「銃声!?」

>>11 >>16さーせん

霧切「もしかしてもう既に外に私達を助けに来ている人達がいるのかもしれないわね」

苗木「そんな……でも……!」

霧切「えぇ、私達はまだ閉じ込められたまま、つまり助けに来てくれた人達は……」

苗木「…………」


頭の中に凄惨な光景が浮かんでくる。


苗木「……で、でも、よく銃声だって分かったね」

霧切「そうね……もしかしたら、私はその音を聞いたことがあるのかもしれない」

苗木「かもしれない?」

霧切「……もう行くわ。くれぐれも気を付けてね、苗木君」


何に、とは聞けなかった。

いいぞ支援

 

【次の日】


苗木「霧切さん、こんにちは!」

霧切「苗木君……また会ったわね」

苗木「うん。今時間空いてるかな?」

霧切「何か用?」

苗木「体育館でバスケでもしない? たまには体動かした方がいいって朝日奈さんがさ!」ニコ

霧切「バスケって…………いいわ、体が鈍って困るのは事実だし」


よし、意外とすんなり乗ってくれたぞ!


霧切「モノクマ、ジャージとかないのかしら?」

モノクマ「へいへい、特別に出してあげるよ」

苗木「…………」

霧切「なに? もしかしてスカートのままを期待してた?」ジト

苗木「そ、そんな事ないって!」アセアセ

緒方さんのブレスが気になる

霧切さん最近発表されたボツ企画でバスケしてたね

 

【体育館】


ダンダン……!!


霧切「苗木君、いくら何でも手応え無さ過ぎよ」

苗木「そ、そんな……事言っても……!」ゼイゼイ


とりあえず1on1をしてみるけど、全然勝てない。
予想外だ、霧切さんがこんなに運動神経がいいなんて。


苗木「霧切さんは……もしかして運動する人なの……?」

霧切「さぁ……別にこのくらいは普通だと思うけど。そもそも苗木君相手だと身長差もあるから……」

苗木「…………」ズーン

霧切「少し休憩する?」

苗木「う、うん……」

素晴らしい

霧切「はい、お水」スッ

苗木「ありがとう……ん?」

霧切「なに?」

苗木「あ、いや、何でもない……」ゴクゴク


これってさっきまで霧切さんが飲んでたものだよね。
つまり、これって…………。


霧切「まさか間接キスとか気にしているのかしら?」

苗木「ぶっ!!! ごほっ、ごほっ!!!」

霧切「……苗木君、そんなものを気にするのは小学生までよ」ハァ

苗木「え、そ、そういうものなの!?」

霧切「そうよ」


……いやいや。
女子高生はそういうの気にすると思うけど……。

お前模擬刀の方更新しろよ

霧切「その分だと、もしかして苗木君は舞園さんが使っていたスプーンとかをコッソリ舐めていたりするのかしら」

苗木「し、しないって!! ていうか何で舞園さん!?」

霧切「あなたと一番親しい異性だからよ」

苗木「あー、舞園さんは中学が同じで……」


……あれ?
もしかして霧切さん、ボクが他の女の子と仲良くしてるのを気にしてる?

それってまさか…………。


苗木「ね、ねぇ、霧切さん。どうしてボクと舞園さんが親しいって分かったの?」

霧切「ずっと見ていれば分かるわよ」

苗木「ず、ずっと見てた!? ど、どうして!?」ドキドキ

霧切「どうしてって………当たり前じゃない」


え、展開早くない?
ボクまだ全然アプローチも出来てたつもりないんだけど……!

支援

>>14
なんだこいつ^^;

 

霧切「こういう状況で人間観察は基本よ」ドヤァァァ


…………え?


苗木「に、人間観察?」

霧切「えぇ、常に周りの人達に注意を向けて僅かな変化も見逃さないようにしているの」

苗木「……ソ、ソウナンダ」

霧切「例えば、腐川さんは十神君の事が気になっているみたいだし、不二咲さんは女子が苦手みたい」

苗木「本当!? すごい、そんな事分かっちゃうんだ!」

霧切「このくらいは少し見ていればすぐ分かるわ」


え、いや、待てよ。
という事は、もしかして…………。


苗木「ね、ねぇ、霧切さん。それはつまりボクの事も大体分かっている……とか?」

霧切「当たり前よ。そうね、あなたは…………」

苗木「あ、ちょっと待って!」アセアセ

そういや霧切さん身長高いんだよな

この>>1
石丸が死ぬSS書いてた人じゃね

 

霧切「舞園さんが好き。そうでしょう?」ドヤァァァ


苗木「…………いや違うけど」

霧切「ふふ、恥ずかしがらなくてもいいわ。彼女には言わないでおいてあげるから」

苗木「……あー、うん。もういいやそれで」


なんか、微妙な所で抜けているみたいだ。
まぁ、ここで知られるっての恥ずかしかったし、これで良かったのかな……?

石丸が死ぬって情報だけだと結構当てはまるSSありそう

舞園は憧れてるって感じだものな

 

【次の日 体育館】


モノクマ「はい、モノクマファイル! オマエラ、頑張って捜査しろよ!」

苗木「おいふざけるなよ! 捜査も何もお前が舞園さんを殺したんだろ!! それに、江ノ島さんだって!!」

モノクマ「ん、あー、お姉……ごほん、江ノ島さんを殺したのは確かにボクだけど、舞園さんは違うってば」

苗木「そんなもの信じられるはずがないだろ!!!」


セレス「……おや、これは面白いですわね」


セレスさんのその言葉に、みんなの視線が彼女に集中した。

oh…
舞園さん…

 

セレス「ふふ、このモノクマファイルを見てください。事件現場は苗木君の個室、となっていますわ」


一斉にみんなの視線がボクに移った。
その目は明らかにボクを疑っていた。


苗木「ボ、ボクが殺したって思ってるの……?」

十神「何かおかしいか?」

苗木「ちっ、違うんだよ!! ボクは昨日の夜、舞園さんと部屋を交換していたんだ!!!」

腐川「そんなもの誰が信じるっていうのよ……」

桑田「なんだ、苗木で決まりじゃねえか!」

苗木「違う!! 違うんだ!!」

 

そんなボクの言葉には耳を傾けずに、みんなはそれぞれ歩き去ってしまう。


霧切「ただ喚いているだけでは事態は好転しないわ」

苗木「霧切さん……キミも……ボクを疑ってるの?」

霧切「えぇ、もちろん」

苗木「そう……だよね。どう見ても一番怪しいのはボクだ」

霧切「ただ、私はあなただけを疑っているわけではないわ。自分以外全員を怪しいと思ってる」

苗木「えっ?」

霧切「無実を証明したければその努力をするべきよ。殺された彼女の為にも、ね」

苗木「霧切さん…………うん、分かった」


そうだ、いつまでもこうしているわけにはいかない。
霧切さんは、それを気付かせてくれた。

これも少しはボクの事を思ってくれたから、なのかな。

 

【裁判後 苗木の部屋】


舞園さんが殺された学級裁判を切り抜けて、部屋に戻ってきた。

その真実はとても苦しいものだった。今でも心の底から信じる事ができない。

でも、そんな時に霧切さんが訪ねてきてくれた。
舞園さんは最後の瞬間、ボクの事を思ってダイイングメッセージを残したんだ……と。


霧切「そういえば、なぜ私が舞園さんの話をするって分かったの?」

苗木「エスパーだから」

霧切「えっ……」

苗木「冗談、ただの勘だよ」

霧切「……そう」


霧切さんのその表情は、少しだけ悲しそうなものだった。

苗木「霧切さんの方も、どうしてわざわざ来てくれたの?」

霧切「……あなたは有能な人だから」

苗木「有能? ボクが?」

霧切「えぇ、自分が犯人にされかかっているのに、あれだけ前向きでいられる人は中々いないわ」

苗木「それは……霧切さんが声をかけてくれたお陰だよ」

霧切「それにしても、よ。この極限化で、その精神力は凄いと思う」

苗木「……あ、ありがとう」


なんだか霧切さんにここまで褒められるのは照れる。


霧切「それに、あなたは敵を見誤らない」

苗木「うん。そんなのは簡単だよ。悪いのはどう考えてもモノクマなんだから」

http://i.imgur.com/xflxoqe.jpg
http://i.imgur.com/fvfdEDP.jpg
http://i.imgur.com/EsvQU7S.jpg
http://i.imgur.com/SHypW2F.jpg
http://i.imgur.com/jfIeG43.jpg
支援

霧切「それも簡単のようで難しい事よ。推理の方もまぁまぁだったし」

苗木「あ、あはは……まぁまぁ……ね」

霧切「でも、ここに来た理由ってその程度なのよ」

苗木「えっ?」

霧切「モノクマと戦うのに、あなたは必要な人だと判断した。だから私はここに来た」

苗木「…………」

霧切「私に変な幻想を抱かないでね。私は常に計算して動いているだけよ」


霧切さんは真っ直ぐこちらを見つめる。
だから、ボクもその目を正面から受けて、


苗木「それでも、ボクはありがたいと思ってるよ。霧切さんが何を考えていたとしても、それは変わらないよ」

保守ってより支援じゃね?
細かいけどさぁ
>>1の再開待ってる間は保守で
投下中は支援じゃねぇの?

 

霧切「…………」


霧切さんは少しキョトンとした表情を浮かべて、


霧切「……ふふ、苗木君らしいわね」


そう、僅かに笑みをこぼした。


【次の日 苗木の部屋】


どうやら裁判が一つ終わる事で次第に学園が開放される仕組みらしい。
今回は校舎2階が開放されて、図書館とプールに行けるようになった。


つまり、やることは一つ。


苗木「霧切さんをプールに誘う!!」

>>53
うむ

前にも見た気がする

 

霧切さんの水着姿……それを見たくないなんて事があるだろうか。いや、ない。
それにプラスして、昨日みたいな笑顔なんかも見せてくれれば……うん、最高だ!!


そんな絶対的な希望を胸に抱いて、ボクは部屋を出る。


ガチャ


苗木「あ」

霧切「苗木君…………ってどうしたの気持ち悪い顔して」

苗木「き、気持ち悪い!?」

霧切「えぇ、とても」


情け容赦ない言葉のナイフでメッタ刺しにされる。
今度、セレスさんにポーカーフェイスを習おう……。

でも、ここで怯む訳にはいかない!!
 

苗木「あのさ、霧切さん!!!」

霧切「な、なに?」

苗木「プール行こう!!」

霧切「…………え?」

苗木「プール行こう!!」

霧切「いや、聞き取れなかったわけじゃなくて」

苗木「プール行こう!!」

霧切「苗木君、悪いのだけど少し黙ってくれるかしら」

苗木「ごめんなさい」


しまった、少し強引過ぎたみたいだ。
でも、仕方ないじゃないか、霧切さんの水着姿が見たいんだから!!

支援

 
霧切「まず、理由を言ってくれるかしら?」

苗木「り、理由? えっと……」


考えろ。
たぶんここでバカ正直に「霧切さんの水着姿が見たいから!」なんて言ったら絶対来てくれない。


苗木「ロジカルダイブ!!」

霧切「はい?」


Q 霧切さんの水着姿が見たいか?


A1 見たい
A2 凄く見たい
A3 もの凄く見たい


苗木「もの凄く見たい!!!」

霧切「何を言ってるの?」

面白い
見てるよ

 

Q 霧切さんにどんな水着を着てほしい?


A1 スク水
A2 ビキニ
A3 全裸


苗木「ぐっ……!!」

霧切「ど、どうしたの?」

苗木「ごめん、ちょっと難問が……!!!」

霧切「??」


ダメだ、3つ目は明らかに地雷だ!
それなら残りはスク水orビキニ…………よし!!


苗木「そうか、分かったぞ!! スク水だ!!!」

霧切「…………」

参考画像
http://i.imgur.com/YIPhf8i.jpg
http://i.imgur.com/X73NjBz.jpg

原作のもスク水結構いいよな

 

Q 霧切さんの胸囲は?


A1 80
A2 82
A3 83


苗木「82センチだ!!! 貧乳なんかじゃない!!!」

霧切「…………」


――――推理は繋がった!!


もの凄く見たい
スク水
82


苗木「霧切さん!!! …………あれ?」


いつの間にか霧切さんはさっさと歩いてしまっていた。


苗木「ちょ、ちょっと待って霧切さん!!」

苗木ェ…

 
霧切「あなたの言いたい事は分かったわ。私の水着姿が見たい、そういう事ね?」

苗木「うん!!!!!」

霧切「じゃあさっさと行きましょう」

苗木「え、いいの!?」

霧切「いいわよ、水着見られるくらい。それで欲求不満になって思考に影響が出るよりマシよ」


やった!! 上手くいったぞ!!


霧切「あと」ジロ

苗木「ん?」

霧切「言っておくけど、私は胸の大きさとか全く気にしてないから」

苗木「……朝日奈さんに聞けば何かごめんなさい何でもないです」


霧切さんの怖い目を見てすぐに黙った。

 

【プール】


ザバッ


霧切「苗木君、いくら何でも見過ぎだと思うわ」

苗木「あ、ご、ごめん」


霧切さんのスク水姿は凄まじい破壊力だった。
驚く程白い肌にスラッと伸びる美脚。

そのせいでボクは前屈みにならなければいけなかった。


霧切「…………」ジー

苗木「ど、どうしたの?」

霧切「苗木君、あなた勃起しているわね」

苗木「ぼっ!?」

霧切さん直球過ぎwww

霧切「さっきから前屈みになっていて、私の事を見ている。そこからすぐ分かる事よ」ドヤァァァ

苗木「わ、分かっても言わないでよ!」

霧切「曖昧なままで放置しておくのは嫌いなのよ」

苗木「……ごめん、見苦しいよね」

霧切「そこまで気にしなくてもいいわ。生理現象なのだから仕方ないし」

苗木「やっぱり……霧切さんっていつも冷静だね」

霧切「そうかしら」

苗木「そうだよ。普通男子が勃起してるのを知ったら女子は叫び声あげて引っ叩いてくるか、どっか逃げちゃうよ」

霧切「苗木君は引っ叩いてほしいの?」

苗木「そうじゃないってば!!」

霧切「じゃあいいじゃない。私もわざわざ水着に着替えたのに、泳がずに出たくないし」


霧切さんはどこまでもクールだ。
ボクが今ここで水着を脱いでも大して反応しないんじゃないか。

いや、やらないけども。

ばっちさは
靴下>パンツの中ですもんね…

あーいいっすねー

 

それからボク達はしばらく泳いだ。

結局、泳ぎでも霧切さんには敵わなかった。
なんかもう当たり前のように感じ始めているのが悲しい。

今はプールサイドに腰掛けて休憩中だ。


霧切「苗木君、気にすることはないわ。人には得手不得手があるものよ」

苗木「……ボクが霧切さんに勝ってる所って何かな?」

霧切「…………」

苗木「…………」

霧切「このプール、特に変わった仕掛けはなかったわね」


……話を変えられた。


苗木「それを調べてたの?」

霧切「えぇ、水辺なんかは事件にもよく使えるし」

>>14
よう新参

 
苗木「もしかしてまだ殺人が起こるって思ってる……?」

霧切「可能性の一つとして頭に入れてあるわ」

苗木「そっか……」


霧切さんのこの考えはきっと正しいんだろう。
ボクはそれに対して何も言うことができない。


霧切「もちろん、もう起きてほしくないのは私も同じよ。でも、だからといって目を閉じる事は良くないわ」

苗木「なんか……やっぱり霧切さんはいつでも隙がないっていう感じだね」

霧切「逆にあなたは隙だらけよ。もう少し警戒心を強くした方がいいわ」

苗木「そ、そうかな?」

霧切「えぇ、そうよ。なぜなら、素性が分からない私にここまで構ってくるくらいだし」

苗木「そんな、ボクは霧切さんを疑ってなんか……!!」

霧切「事実、皆の中で一番素性が分かっていないのは私よ。普通は警戒すべき相手のはず」

苗木「そんなことは……」

霧切「それじゃあ聞くけど、どうして私の事を信じられるのかしら?」

苗木「……霧切さんには助けられてばかりだ。疑うはずないよ」

霧切「弱いわね。そうやって恩を売る為……とは思わないの?」

苗木「思わないよ」

霧切「随分ハッキリ言い切るわね。またエスパー?」

苗木「目を見れば分かる」

霧切「……そんな曖昧な」

苗木「声を聞けば分かる」

霧切「苗木君、あなたは超高校級の心理学者なのかしら?」

苗木「そんなんじゃないよ。ただ、ボクがそう思っているだけ」

霧切「あくまで自分の感覚を信じる…………っていう事ね。それならもう何も言わないけど、後で痛い目みても知らないわよ」

苗木「うん……自分で決めた事だから、それがどんな結果に繋がっても受け止めるよ」

風呂入るべ

俺の占いによると風呂には入らない方がいいべ

保守は任せろ

おい風呂代行いないのか

>>88
よし、俺に任せろ

代わりに風呂入ってきたぞ
>>1よ、続き頼む

ほぁぁ

これセレスの書いてた人か?
あれはよかったな

おせーぞおい

 
霧切「……そう。後で痛い目見ても知らないわよ」

苗木「あ、あはは……まぁその時はその時で。そういえばさ、霧切さん」

霧切「なに?」

苗木「その手袋、プールでも外さないんだね。どうして?」

霧切「普段つけているものとは違うわよ。こっちはちゃんとした防水性完備」

苗木「言われてみてばピチピチに貼り付くタイプだね……どこにあったの?」

霧切「モノモノマシーンから出てきたわ。ほら、裁判の後メダルたくさんもらったから」

苗木「あぁ、なるほど。…………って何だか話逸らされたような気がするんだけど」

霧切「へぇ、ちゃんと気付いたのね。仕方ないわね、この手袋の下、だったかしら?」

苗木「うん、霧切さんっていつも手袋つけてるよね。何でかなって」

霧切「当ててみれば?」ニヤ


なぜか挑戦的な霧切さん。
といっても、こっちはそう簡単に思い浮かぶわけでもなく……。


苗木「……うーん、ファッション、っていうわけではないよなぁ」

みんなメダル貰ってるんだ…

ほおおお

 
霧切「あら、どうして?」

苗木「ぶっちゃけ、その防水用の手袋は明らかにダサいし」

霧切「……本当にぶっちゃけるのね」

苗木「あ、ごめっ、ちょっとダサいってだけで……!」アセアセ

霧切「いいわよ別に、同意見だし。それで?」

苗木「そうだな、他に考えられるとしたら…………素手を見られたくないから、とか」

霧切「ふぅん」ニヤ

苗木「見られたくない理由は…………傷?」

霧切「当たり。やるじゃない、苗木君のくせに」

苗木「え、当たったの!?」


自分でもあまり自信がなかっただけに、かなり驚いてしまう。
あまりにも出来すぎなので、霧切さんが話を合わせているだけなんじゃないかとも思ってしまう。


霧切「でも、当たったからって見せたりはしないわよ」

苗木「うん、霧切さんが見せたくないなら無理に見ようとは思わないって」

 
霧切「そもそも、この下の傷はかなり酷いものよ。あなたも見たくはないでしょう」

苗木「ううん、見せてくれるなら見たいよ」

霧切「……苗木君ってスプラッター映画とかが好きなタイプ?」

苗木「いや、そういうわけじゃなくてさ。霧切さんの事は何でも知りたいっていうか……」

霧切「それってもしかして口説いてるのかしら?」

苗木「えっ!? あ、その……!!」アセアセ

霧切「ふふ、冗談よ。それじゃあ苗木君、この手袋の下と水着の下、どっちか見られるとしたらどっちを見たい?」

苗木「…………」

霧切「そこまで真剣な表情で考え込まれるとは思わなかったわ」


何という難しい二択だ。
手袋の下は見たい、水着の下だって当然見たい!!

でも、やっぱり…………。


苗木「手袋の下、かな」

霧切「……意外ね、変態な苗木君の事だから水着って言うと思ったけど」

しえん

>>102
セレスの、ってどれだ?

>>113
セレスが1回絶望墜ちするやつじゃね

 
苗木「へ、変態って……」

霧切「否定するのかしら?」

苗木「いや、うん、まぁその通りだけど」


こればかりは「それは違うよ!」とは言えない。


霧切「それで、苗木君はどうして水着の下よりも手袋の下が見たいの?」

苗木「そっちの方が……霧切さんの事を知ることができると思ったんだ。
    たぶんその傷って、ただ見た目が酷いからっていう理由だけで見せたくないわけじゃないんでしょ?」

霧切「…………変な所で鋭いわね。でも、見せないわよ」

苗木「うん、いいよ。いつか見せてもいいって思ってくれた時に、見せてほしいな」

霧切「この下はもう何年も人に見せていないわ。見ることになる人はきっと……」


霧切「私の家族になる人……かしらね」


苗木「じゃあ見せてよ」

霧切「そこでどうやって“じゃあ”に繋がるのか分からないのだけど」

じゃあ見せてよ(水着の下)

 

あれ……説明不足だったか。


苗木「霧切さん、結婚しよう。という事でその手袋の下見せて」

霧切「あの、私の意見は無視?」

苗木「あ、ごめん。結婚してくれませんか?」

霧切「嫌です」

苗木「…………」

霧切「…………」


フラれてしまった。
というか、気付いたらなんか告白まがいの事をさせられていた。恐るべし、霧切さん。


苗木「……どうしてもダメ?」

霧切「まず日本の法律的に私達は結婚できる歳ではないわ」

苗木「それもそっか……じゃあ婚約で」

霧切「それもイヤ」

肉食苗木

苗木積極的だなwww

グイグイ来ますね

いいぞ苗木

いつも逆パターンしかみてないからこれは新鮮だな

 
苗木「そ、そっか……」ズーン

霧切「……少し落ち込み過ぎじゃないかしら」

苗木「そりゃ落ち込むよ……プロポーズ断られたんだから……」

霧切「もしかして本気だったの?」

苗木「本気だったよ……」


この気持ちは誰が何と言おうと本物だ。
これはたとえ霧切さんでも、決して論破する事はできない。


霧切「えっと、私のどこがいいの? 自分で言うのも何だけど、決して人から好かれるような性格をしているとは思っていないわよ」

苗木「可愛い。頼もしい。カッコイイ。可愛い。優しい。頭いい。可愛い」

霧切「……可愛い三回言った」

苗木「大事なことだから」

霧切「…………」

苗木「…………」


あ、霧切さんの目が少し泳いでる。

面白い

いい!

 
霧切「私って……可愛いのかしら? 容姿の評価っていうのは基本的に相対的なものだからその辺りはよく分からないのだけど……」

苗木「可愛いよ。百人に聞いたら百人可愛いって言うよ」

霧切「そんなの信じられないわ」

苗木「じゃあボクが百回可愛いって言うよ」

霧切「それはちょっと違うんじゃないかしら……」

苗木「可愛い可愛い可愛い可愛い可愛い」

霧切「やめて」


あ、今度は声が少し震えた。


霧切「……分かった。それじゃあ私は可愛いという事にしましょう」

苗木「うん、それが真理だよ」

霧切「でもあなたの言葉には一つ決定的に間違っている所があるわ」

苗木「えっ?」

霧切「“優しい”という所よ」

苗木「それは違うよ!」

アナルに舌をつっこみ舐め回す
そしてアナル内にローターを仕込む

そんなことをされてる霧切さんが見たいです

>>129
なかったら自分で作ればいいじゃない

かわいい

>>129
???「未来は創れるんだ!」

 
霧切「いいえ、違わないわ。私が優しかった時なんて一度もない」

苗木「どうしてそう言い切れるの?」

霧切「そういう風に振る舞った事がないからよ。そもそも、私の事を優しいなんて評する人が居るわけないじゃない」

苗木「ここに居るけど」

霧切「……どうしてそう思うのかしら」

苗木「ほら、ボクが舞園さんの事で落ち込んでいる時にわざわざ慰めに来てくれたし」

霧切「だからそれは、黒幕と戦う上で有利になるから……」

苗木「だからそれでも、だって。霧切さんがどういう考えでそうしたんだとしても、ボクにとってはやっぱり嬉しかった」

霧切「…………」


霧切さんは何かを言おうとしているみたいだけど、中々言葉が見つからないみたいだ。
こういう彼女の姿は珍しい。


苗木「それにさ、何だかんだ言ってこうやってボクにも付き合ってくれる。ボクにとって霧切さんは優しい人だよ」

霧切「……ごめんなさい苗木君。実を言うと、私そういう気持ちはよく分からないの」

苗木「うん、たぶんそんな所だと思った」

チョロイン

探偵がフラグ立てた相手ってメインヒロインでもないと必ず死ぬからね

かわいい

完結させてくれよー

>>113
http://hayabusa.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1378729040

典型的なボッチ志向

 
霧切「どうせ私はそういう事と縁がないわよ」

苗木「いや、縁はあったはずだと思うけど……たぶん興味を向けなかっただけだよ」

霧切「向ける必要がないわ」

苗木「あー、うん。でもさ、それだと一生独身になるよ?」

霧切「…………今はそんな事考えなくてもいいわ」

苗木「あ、一生独身は嫌なんだ」


ボクのその言葉に、霧切さんはムッとした表情で、


霧切「そうよ、悪い?」

苗木「い、いや、悪くなんかないけど……それならさ、やっぱ高校の内に恋とか知っておいた方がいいんじゃない?」

霧切「なんか苗木君、駅前にたむろしてるナンパ男みたいな事言ってるわよ」

苗木「実体験?」

霧切「えぇ…………ってそれはいいじゃない。重要なのは、私はそんな人に騙されたりしないってことよ」

苗木「だ、騙すって……ボクはそんなつもりじゃ……」

霧切「どうせ上手いこと言えば物にできるとか思っていたのでしょう? そんなに甘くはないわよ」ドヤァァァ

まじで二次元にいって霧切さんにあいたい

 
苗木「じゃあお友達からで」

霧切「いくら何でもフットワーク軽すぎるんじゃないかしら」ジト


何やら霧切さんは呆れた様子だ。
ボクはいたって大真面目なんだけどなぁ。

すると、急に彼女は少し遠い目をして、


霧切「……自分でも矛盾しているのは分かっているのよ」

苗木「えっ?」

霧切「この手袋の下の傷は、昔他人に情が移った結果判断を誤って負ったもの。その時から同じ過ちを犯さないと誓ったの」

苗木「…………」

霧切「でも、そもそも情がない人を人だと呼べるのかしらね。私も無意識の内に人との繋がりを求めているのかもしれない」


それが、手袋の意味。
もう二度と同じ過ちを犯さないという、決意の現れ。
だから、彼女は必要以上に他人に踏み込まない。


でも、彼女自身そこに疑問を感じている所もあるようだ。

 
苗木「ありがとう霧切さん、話してくれて」

霧切「……なぜかしらね、言うつもりはなかったのに言ってしまったわ」

苗木「それはきっとボクの事が好きだからだよ」

霧切「とんでもなくポジティブね」

苗木「前向きだけが取り柄だからね」


霧切さんはクスクス笑っている。
やっぱり彼女の笑った顔は凄くいい。いつまでも見ていたくなる。

……でも、今は他に聞かなければいけないことがある。


苗木「霧切さん、水着の下の件なんだけど」

霧切「何の件かしら、見せないわよ。私にも人並みの羞恥心はあるの」

苗木「なんだ……あったんだ羞恥心……。平気で勃起とか言うからてっきり……」

霧切「そこまでガッカリされても反応に困るのだけど」

苗木「じゃあ水着の上からはガン見してもいいかな?」

霧切「……ご自由に」

かわいい

肉食系な苗木いいな

かわいい

たしかに

くにかした

くんにしたい

だいたいのSSは舞園セレス霧切は変態のうざいきゃらだけどこの破壊力はやばい

 
苗木「…………」ジー

霧切「…………」

苗木「…………」ジー

霧切「待って苗木君。目が血走ってる」

苗木「え、そう? ごめん、ちょっと理性を抑えるのが大変で」

霧切「もう出ましょう。身の危険を感じるわ」

苗木「あ、待ってよ!!」


ムニュ


慌てて伸ばした手の先。そこには霧切さんの柔らかい胸があった。
超高校級の幸運? いいえ、わざとです。


バチン!!!!! バッシャァァァァ!!!!!!


頬に衝撃、視界は無数の泡で染まる。
ボクは霧切さんに引っ叩かれてそのままプールに落ちた。

ふぉおおおおおおおおおおおお

苗木www

わざとかよワロタ

http://i.imgur.com/56YY05e.jpg

 
苗木「ごほっ!! ごほっ!!!」

霧切「苗木君」

苗木「は、はい……」


霧切「次やったら二度と口利かないから」ギロ


苗木「すみませんでした」


素直に謝ることにした。本気で怖かったし。
霧切さんはふんっと鼻を鳴らすと、さっさと行ってしまう。

でも、そんな彼女の表情を何とか見てみると、


霧切「……///」


頬染め霧切さんマジヤバイ、鼻血出た。

俺も出た

俺も出ちゃった

ワロタ

この苗木新鮮で面白い

 

【次の日 食堂】


石丸「はっはっは、冗談はよしたまえ兄弟!」

大和田「へへっ、オメーこそ、兄弟!」

苗木「え、えっと……どうしたの二人共? そういえば昨日のサウナの勝負は?」

大和田「苗木……勝負の結果なんか関係ねえんだ」

石丸「あぁ、まったくもってその通り! ただお互い死力を尽くした、大切なのはそこなのだ!!」

朝日奈「わけがわからないよ」

セレス「分かりたくもありませんし」ハァ

大和田「はっ、女には分かんねえっての!」


どうしよう、ボクにも分からない。
……いや、待てよ。サウナ?


苗木「霧切さん!!」

霧切「嫌よ」

サウナで汗だくセックスしたいロンパキャラ

ちーたん

 
苗木「まだ何も言ってないのに!!」

霧切「どうせ私とサウナに入りたいって言いたいのでしょ」

苗木「うん!!!」

霧切「だから嫌だって言ってるでしょ」

苗木「……さては霧切さん、ボクに負けるのが嫌なんだね?」

霧切「私がその挑発に乗るような人間だと思ったのかしら?」

苗木「ぐっ……持病の“霧切さんのハダカを見ないと死んでしまう病”が……!!!」

霧切「サウナ関係ないじゃない。思い切り私のハダカが見たいっていう欲望ダダ漏れじゃない」


くっ、これは強敵だ。流石ボクが惚れ込んだ女の子。
でも、諦めたりはしない。希望は前へ進むんだ!


苗木「霧切さん……サウナにはこの学園の謎を解き明かすヒントがある! ボクには分かるんだ!!」

霧切「もう私が調べたわよ」

苗木「霧切さんのハダカが見たいですお願いします」

霧切「ストレートに言ってもダメ」

ぶれねぇなこの苗木

やっぱ霧切さんは攻略される側の方が可愛いな

ガードが固い女の子をいかに攻略するかだよな

 
苗木「責任とって結婚してあげるから!!」

霧切「それあなたにしかメリットないじゃない」

苗木「土下座するから!! 靴舐めるから!!」

霧切「必死過ぎて流石に引くのだけど」

苗木「…………」

霧切「…………」

苗木「ダメ?」

霧切「ダメ」


ダメだった。
世の中にはどうにもならない事があるらしい。


それと周りの人達が、ボクの事をまるで変態か何かのように見ているのが辛かった。

「希望を捨てちゃダメだ!」

受け止めろ…これが未来だ!!

希望は前に進むんだ!

攻略ってプールの時点で落ちてますがな

変態じゃない霧切さん久々にみた

変態苗木くんも可愛いな

変態か何かというか変態じゃないですか

 

【図書室】


お昼になって、ボクと霧切さんは図書室にやって来た。
そして、そこには先客が。


十神「おい読書の邪魔だぞ」

苗木「いやキミがデートの邪魔なんだけど」

霧切「ごめんなさい十神君。本だけ持ってすぐ出て行くわ」


なんだか霧切さんの反応が薄くて冷たい。
扱いに慣れられたという事なんだろうか。

そんな事を考えながら、本棚から色々出して見てみる。


苗木「……あ。ねぇ霧切さん、この辞書いかがわしい単語のページに折り目ついてる」

霧切「心の底からくだらない情報ありがとう」

苗木「こっちの推理小説には人の名前を丸で囲って“犯人”って書き込まれてる」

霧切「それは許せないわね本気で」

きいいいいりいいいぎいいりいいいいいいいいかあああわあああいいいいいいいいいい

もしこれで突然霧切さんに絡むのやめたらどうなるのか…

>>185
ストーカーが平常運転に戻るだけだろ

 

そんな事を話しながら適当な本を持って外へ出る。
すると、そこにはコソコソ中の様子を伺っている腐川さんが居た。


苗木「あれ、どうしたの腐川さん?」

腐川「な、苗木……霧切……」

霧切「そんなに十神君の事が気になるのかしら?」


あ、そういえば前に腐川さんは十神君の事が気になっているって聞いた気がする。


腐川「そ、そうよ……悪い!?」

苗木「いや、悪くはないけど、くれぐれも本人に迷惑かけないようにね?」

霧切「…………」

腐川「迷惑なんかかけてないわよ……それよりどうかしらあたしと十神君! お似合いだと思う?」

苗木「うーん……ボクと霧切さん程じゃないけど、そこそこお似合いだとは思うよ」

腐川「本当!? ウソじゃないわよね!?」

霧切「いえ、ウソよ。私と苗木君の所とか」

 

【食堂】


苗木「はい霧切さん、コーヒー」コト

霧切「ありがとう。睡眠薬とか入れてないわよね?」

苗木「その手があったか」

霧切「もうあなたから飲み物を受け取らない事にするわ」

苗木「じょ、冗談だって……!!」


図書室は十神クンが占拠しているので、こうしてボク達は食堂で本を読んでいる。
霧切さんは自室に戻りたがっていたけど、ボクが食い下がりまくって食堂で妥協してくれた。

第一希望は霧切さんの部屋だったんだけど。


霧切「…………」ペラ

苗木「…………」


辺りには霧切さんが本のページをめくる音だけが広がる。
会話はない。それでも、居心地が悪い空間ではなかった。

 

霧切「……ねぇ、苗木君。そんなにじっと見られると気が散るのだけど」

苗木「あ、バレた?」

霧切「この本に興味があるのかしら?」

苗木「霧切さんに興味があるんだよ」

霧切「そう。とにかく、あまりじっと見ないで」


流された。
もう何か思いっきり面倒くさそうにあしらわれている。

それなら。


苗木「ん、霧切さん。頭に糸くずがついてるよ」

霧切「糸くず? どこ?」

苗木「そこじゃないそこじゃない。ちょっと待ってね」


そう言ってボクは霧切さんの背後に立つ。
そして彼女の頭から糸くず(ウソ)を取るふりをして、頭に顔を埋めて匂いを一心不乱に嗅いで嗅いで嗅ぎまくった。

オウ……スメルズライクヘヴン…………。

しつこい男やな

ワロタ

こういうちょい変態な苗木もいいな

自分に正直すぎだろ

 

バキッ!!!


鈍い衝撃が頭に広がり、本当に天国に逝きそうになる。


苗木「~~~~っ!!!!!」ズキズキ!!

霧切「 な に を し て い る の ? 」

苗木「い、いや、糸くずが……」

霧切「それでどうして私の頭に顔を埋める必要があったのかしら?」

苗木「……く、口で取ろうと」

霧切「その理由は?」

苗木「霧切さんの髪の匂いが嗅げるから」


バキッ!!!


また頭に一撃。
どうやら最初の一撃も、手に持った本を振り下ろしたらしい。ホライゾンだったら死んでたな。

ゲスじゃなくてただの変態だな

本という名の鈍器だからな、アレは

もうただの変態じゃんはっちゃけすぎ
霧切さんきゃわわ

超高校のなんなのコイツ
性犯罪者予備軍?

 

【体育館】


夜時間前にモノクマに呼び出されて体育館に集まると、ボク達みんなの秘密をバラすと脅された。
それが嫌なら、コロシアイを始めろ、と。

手元の紙に目を落とすと、


『苗木クンは「霧切さんんんんひぃぃぃぃぃいいいああぁぁぁぁあああ霧切ざぁぁんんんんははああああああぁぁぁっっ!!!」と言いながら毎晩オナニーしている』


これはマズイ。こんな事を霧切さんに聞かれたら、ボクの今までのイメージが崩壊して口を利いてもらえなくなる。
クソ……なんて外道な事を考えるんだモノクマは……!!!


石丸「よし、みんな! ここはお互いの秘密とやらを共有しようではないか!!」

苗木「えっ!? ちょ、ちょっと待ってよ、これは霧切さんにバレるとマズイんだって!!」

霧切「苗木君、それ見せなさい」

苗木「嫌だ!!」

霧切「見せないと一生口利いてあげないわよ」

苗木「それも嫌だ!!」

プールあたりから何かがおかしい

霧切さんにいじめられたい

舞園さんの事でネジ飛んだ模様

しえん

 
大和田「まぁ、待てって。人には知られたくない事の一つや二つあんだろ」

腐川「あ、あたしも嫌よ……これ話すなんて……」

不二咲「…………」

石丸「むっ……みんながそう言うのであれば……強要はしないが……」

霧切「ちょっと待ちなさい、苗木君は別よ。明らかに私が関係している秘密みたいだから」

苗木「それは違うよ! これを霧切さんに見せたらボクのイメージが悪くなるんだ!」

霧切「もう十分地に落ちてるから大丈夫よ。さぁ早く」

苗木「バーロー、世の中には謎のままにしておいた方がいい事もあるんだよ……」

霧切「 い い か ら 早 く 」

苗木「…………」

霧切「…………」


ダダダダダダダダッ!!!!


朝日奈「あ、逃げた」

霧切「…………」

しえ

オレ得

この苗木には変態霧切さんぶつけてやりたい

 

【次の日 女子更衣室】


また起きてしまった。
目の前に広がっている光景が信じられなかった。

頭から血を流して磔にされた不二咲さん。そして、チミドロフィーバーの文字。


苗木「不二咲さん……っ!!」

霧切「また、起きてしまったわね」

苗木「まさか……昨日の秘密の件で……?」

十神「タイミング的にそうとしか考えられん」

朝日奈「で、でも……いくら何でも殺人までするなんて……!!!」

十神「ふん、そうやって勝手に自分の物差しで人を測ろうとするからそうなる。おい苗木、ついてこい」

苗木「え、ボク?」

十神「あぁ。俺様の捜査に協力させてやる」ドヤァァァ

霧切「苗木君」グイッ

苗木「わっ、な、なに?」

この苗木が霧切さんに深夜の脱衣場に呼び出されたらどうなってしまうんだ

>>215
誘って居ると解釈して襲いかかろうとするが一蹴されて結局興奮する

>>215
どうあがいても、興奮

良い、凄く良い

支援

 
霧切「(十神君の様子が少しおかしいわ。注意して)」ヒソヒソ

苗木「(……もしかしてボクの事心配してくれているの?)」

霧切「(えぇ、そうよ)」


このタイミングでデレた!?


苗木「(うん……分かった。ありがとう霧切さん)」

霧切「(あと十神君から手に入れた情報は全て私の所に持ち帰って。これが最優先よ)」

苗木「(あぁ……うん、そういうオチ……)」


とにかく手広く情報を集める。
流石霧切さんって感じだけど、なんだか虚しい……。


【数十分後】


苗木「ただいま」

霧切「おかえりなさい。それで、情報は?」

苗木「えっと……ジェノサイダー翔の情報が色々……あと腐川さんの事で気になる事が……」

支援

 

霧切「……そう。ありがとう、助かったわ」

苗木「こっちで何か分かった事はあった?」

霧切「とりあえず不二咲さん……いえ、不二咲君は男子だったわ」

苗木「なるほど…………え?」


なんだろう、今霧切さんさらっと凄いこと言わなかった?


苗木「ご、ごめん、もう一度言ってくれる?」

霧切「不二咲君は男子よ」

苗木「…………」

霧切「…………」

苗木「ついてるの?」

霧切「ついてたわ」


苗木「うそん」

 

霧切さんもついてないか確認しよう

>>223
それに賛成だ!

 

思わず彼女……いや、彼の方を見てしまう。
どこからどう見ても女の子だ。これはあれか、俗にいう男の娘というやつか。

あれ、待てよ。つまり霧切さんは…………。


苗木「ふ、不二咲クンのチンコ掴んだの!?」

霧切「えぇ……たかがチンコよ、足の指を触ったわけじゃない」

苗木「そ、その線引は何なんだ……自分はおっぱい揉まれたらブチギレたのに……」

霧切「当たり前じゃない。女の子の胸揉んで許されるとでも思ったの?」


ダメだ、今のボクには理解できない。


苗木「……ここで衝撃の新事実、ボクは女の子だった」

霧切「確かめないわよ。あなた思い切り勃起してたじゃない」

苗木「霧切さん、今は捜査中だよ。シリアスにいこう」キリッ

霧切「…………」

しえ

この苗木と他のSSの変態たちを合わせて戦わせて見たい

霧切さんに対しては前に進みすぎだな、これが希望か

 

【裁判後 苗木の部屋】


苗木「……はぁ」


また被害者一人、クロ一人の犠牲が出てしまった。
これは止まらないのだろうか。いや、絶対に止めてみせる。


ピンポーン!


苗木「はい?」ガチャ

霧切「不用心にドア開け過ぎ」

苗木「霧切さん? どうしたの夜這い?」

霧切「えぇ、そうよ」

苗木「!!!!!」


不二咲クン……ボクも男になるよ……。

一応脱いでおこう

 

とにかく、霧切さんを部屋の中へと通す。
心臓がバクバクいっていて凄くうるさい。


霧切「今日はよく大和田君の失言に気付けたわね」

苗木「えっ、あ……うん。普段から観察眼は霧切さん相手に鍛えてるから」

霧切「そう、私の尊い犠牲の賜物なのね」

苗木「ぎ、犠牲って…………それでさ、霧切さん。そろそろ」


霧切「苗木君、これは何かしら?」スッ


彼女のその手に握られていたもの。
それは昨日モノクマから渡された秘密が書かれた紙だった。


苗木「おっほい!!!!!」バッ!!!!!


すぐさま彼女へと飛び込むが、何なく避けられてしまう。


霧切「……その反応、やっぱり昨日の秘密で間違いないみたいね」

この霧切さんかわいい

それは違うよ!(迫真)

 
苗木「待って!! それは読むと脳が汚染される魔道書で……」

霧切「…………」ペラ

苗木「聞いてないいいいいいいいいいいいいい!!!!!」


終わった。
これでボクは晴れて変態の汚名を受ける事になる。

そのまま、彼女の死刑宣告を待つ。


霧切「……良かった、この程度だったのね」


……あれ?


苗木「き、霧切さん……怒ってないの……?」

霧切「別にそこまで怒っていないわ。このくらいの歳の男子ってそういうものだって聞いたから」

苗木「何て心の広い人なんだ結婚しよ」

霧切「それはイヤ」


あ、そこはダメなんだやっぱり。

結婚しよ

 

それから霧切さんは無言でじっくり文章を読む。
なんだろうこの背徳感は。


霧切「……どうして私なの? 体付きなら朝日奈さんの方が女性らしいと思うけど」

苗木「霧切さんでオナニーするのに理由がいるかい?」

霧切「…………」

苗木「あ、いや、ただ霧切さんが好きだからってだけです、うん」

霧切「……そう」


あれ、どうしたんだろう。霧切さんの様子がどこかおかしい。なんか、目線が落ち着かないような。


霧切「その、オナニーというものは、普通は好きな人でやるものなの?」

苗木「え……うーん、どうだろうなぁ。人それぞれなんじゃないかな」

霧切「……分かった。安心したわ」

苗木「安心した?」


そんな言葉を残して霧切さんは部屋を出て行った。何だったんだろう。

面白い
才能を感じる
支援

寝るべ

もう襲っちゃえよ

おやこれはまさか

えっ
ちょ、ちょっと待って

おやおや

超高校級の保守の出番か・・・

睡眠代行はよ

保守ならまかせろ

>>238
おう、待てやコラ

ここで寝るとかマジかよ

ほっしゅ

寝るなや

セレスが好きなんだの人か

セレスのやつ途中までしか見られなかったんだよなー
ほしゅ

タイミング酷いなw

保守感覚は早くても10分でいいからな

ほほはほほほほ

ほもです

この苗木初日辺りに江ノ島さんとしけこんでそう

>>267
残姉江ノ島とだとおおおおl!?

h

homo

早く起きるんだよ ぁくしろよ

欲望は前に進むんだ!

ほも

てす

起きろ。朝だぞ。

そろそろ5t時間じゃねーか

俺の占いによると、昼までに>>1は戻ってくると出てるべ!

されど……

この苗木くんは橘さんが乗り移っているのか?

霧切の秘密も苗木でンアンアやってるとか

保守

はよ

まだか

保守

はよ

ま、まだなのかい

続きはよ

まだかよ

ほす

捕手

ほしゅこしゅこ

保守

まだか

まだか

まだか

捕手

まだか

ほー!

ふぉしゅ

ホマ

まだ寝てるの?

おはよう

おせーぞおらああああああ

伸びてるかと思ってみたら保守かよーーーーーーー!

きたか!

来いよ>>1枕なんか捨ててかかって来い!

こねえな…

ふぅ

俺このスレで悟ったね
変態苗木の方が変態舞園変態霧切変態セレスよりもいいんだって

※枕の枕営業による高度な霧切スレ潰し中です

きりぎりさんはクールビューティであるべきだと悟った

ストーカーでもかわいいけど

何で霧切さんストーカーキャラついたんや

まだあったか

>>358
VIPにありがちなキャラ個性の誇大化

保守

このスレに超高校級の絶望が混じってるから>>1が戻ってこないんだろ

>>360
誇大化ってゲーム内でストーカーやってた訳じゃないのになぁ…
どうしてこうなった

ほら霧切さんちょっと重そうだから…

むしろちょっと重いくらいが愛されてていい

うん
軽いより全然いいよな

探偵→尾行→ストーカー
という連想ゲームじゃね

最初から苗木クンを尻に敷きそうなイメージしかなかったがそれも人によるんだろうな

霧切さんと結婚したい

まだか…

遅い

寝すぎだろ

 

【大浴場脱衣場】


苗木「霧切さん……霧切さん……んあああああああああああっっふうううぅぅぅぅっっ!!!!!」シコシコシコシコ

朝日奈「きゃあああああああああああああああ!!!!!」

苗木「えっ!? あ、ああああああああああああっっほああああああああおおおおおおおおおおおっっ!!!」ドビュッ

朝日奈「」

苗木「ふぅ……」


やっぱりたまには場所を変えると新鮮さがあるな。
ただ、問題ができた。朝日奈さんに見られてしまった。


このままだと、ボクが変態だと勘違いされてしまう!

水ふいたわ

キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!

きたーーーー!

やっと来たか

きたつっつっつtt

きてた

霧切りさんみたいな人がリアルにいたら結婚率上がるのにね

クソワロタ

キタキタキター!!

くっそwwwwwwwww

 
苗木「…………」

朝日奈「…………」

苗木「朝日奈さ」

朝日奈「やめて話しかけないで」

苗木「違うんだ朝日奈さん、誤解だよ!!」

朝日奈「もう夜時間なのに脱衣場から声が聞こえると思ったら……苗木……」ジト

苗木「そういう朝日奈さんだってこんな時間にどうして出歩いてたのさ!」ビシッ

朝日奈「えっ、私はドーナツを……」

苗木「そうか、分かったぞ!!」

朝日奈「な、なにが?」

苗木「こんな時間にわざわざドーナツを食べる為に出歩くなんておかしいよ! 太るし!」

朝日奈「そんなハッキリ太るとか言うなー!!」

夜時間なら食堂閉まってるし倉庫の方行こうとしたのかな

おかえりなの!!

 
苗木「ボクの推理はこうだよ。キミはドーナツを食べる事以外で使おうと思ったんだ」

朝日奈「食べる以外って……?」

苗木「それは簡単だよ。こんな夜中にこっそりする事といえば」


苗木「オナニーだよ……」ネットリ


バキッ!!!


頭に強烈な一撃が入った。
霧切さんより痛い。流石運動部。


苗木「う、ごっ……!!」ズキズキ

朝日奈「サイテー!!!」

苗木「でも、これしか考えられないんだ!! あれ、でもドーナツって形状的にチンコを突っ込む方が気持ちよさそうだ…………まさか!!!」


苗木「朝日奈さんもチンコついてんの!?」


バキッ!!! ゴキッ!!! グシャ!!!

超高校級の変態

これは死体発見アナウンスがあるよ

攻略対象変わったか

横寺クンもびっくりの変態だよ

どうしてこうなった

 

朝日奈「はぁ……はぁ……!!」

苗木「が、は…………危ない……このままだと目覚めてしまいそうだよ……」ムクムク

朝日奈「目覚めるって…………きゃあああああああああ!!!!!」


ボキッ!!!


朝日奈さんがボクの大木を踏み潰した。


苗木「ごああああああああああああああふぅぅぅぅぅぅううううううううんんっ!!!!!」ジタバタ!!

朝日奈「わっ、あ、足に何かついた!!!」

苗木「それはザーメンだよ!!!」

朝日奈「ザーメン?」

苗木「もしくは精液とも言う!!!」


グシャ!!!


大木にさらに一撃が加えられる。

どうしてこうなった…

伸びてるけど保守スレか
と思ったらきてた

これはひどい






これはひどい

おもんな

大神の役割を朝日奈が果たしている……?

苗木君の萎え木が……

グシャ!!!  ってやばいだろwww

痛そう…

いやああああ

>>399

ピンポンパンポーン

希棒を捨てちゃダメだ!

ワロタ

              /_/           . . -‐‐- . .
               /         ∠:: /⌒>,, `ヽ
  く  は  霧  7__       /ニ、{{∠∠二、 li ハ
  れ  や  切   /     /. -‐…'''⌒ヽ   ij _」
  |   く   さ  / 、__    ,'{ r‐…''⌒ヽーi  .<⌒ヽ
  |   き   |  {/ヽ)   ! iヽ.).:.:.:.:.:.:.:xこ| |i  ト、 !i
  |   て    |  >''´}    ', ',.:.:.:/⌒し':::::::| ij  )ノ リ
  |     ん  >イ     ', V^)⌒V⌒/7  >こノ
  |      ! ! ! ! >ノ     丶ヽ.__ー__彡'  /
  っ        \ーァ'⌒ヽ.._ \  ̄    {x‐/.:.
 ! ! ! !        r‐一.:.:.:.:.:/.:.:`ヽ/  ノ __//.:.:.:.:
///l/ ̄`ヽ∧j:.:.〈.:/.:.:.:.:.:.∠二 { ∠´/.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:

 

苗木「んひぃぃぃいいいいいいいいいいいいいいいいいい!!!!!」

朝日奈「変態!! 変態!!!」ドカドカ

苗木「ちょ、待っ……うほほほぉぉぉぉぉおおおおお!!!!!」ビクッビクッ

朝日奈「何でビクビクしてんのよー!!!」


【数分後】


苗木「ふぅ……」

朝日奈「…………はぁ」

苗木「どうしたの、朝日奈さん」

朝日奈「あんたが一番どうしたのよ…………でも、なんかもうどうでも良くなってきちゃった」

苗木「え?」

朝日奈「……えへへ、実は私怖くなっちゃってさ。全然眠れないし、それでドーナツ食べて元気だそうとしたの」

ほう

 
苗木「朝日奈さん……」

朝日奈「でも、何だが苗木が変態過ぎてそんな不安吹き飛んじゃったよ」ニコ

苗木「…………」

朝日奈「苗木?」

苗木「うおおおおおおおおおおおおおお!!! ごめん霧切さんんんっ!!!」ゴンゴン!!

朝日奈「ちょっと何やってんの苗木!!」


自分の頭を床に叩きつける。
一瞬朝日奈さんに目を奪われてしまった。こんなの霧切さんに知られたら、嫉妬して怒らせてしまう。

……あ、それはそれで見てみたいかも。


苗木「ふぅ……」フラフラ

朝日奈「苗木……大丈夫? 頭とか」

苗木「大丈夫だよ。それに朝日奈さんも安心して」

朝日奈「え?」

苗木「いつまでもこんなふざけた事は続けさせない。みんなで協力すればきっと脱出できる」ニコ

一番ふざけてる奴が何を言ってんだ

ワロタwww

たまには一途な萎木さんもいいと思います
ハーレムものSS多すぎ

>>413
でも嫌いじゃないだろ?

誰か>>13のSSのタイトルおせーて

 
朝日奈「苗木……」


やっぱり、いつも明るい朝日奈さんも堪えていたんだ。
いつまでもこんな事を続けさせるわけにはいかない。


朝日奈「……とりあえず、ソレしまって」

苗木「あ、はい…………あれ?」ピタッ

朝日奈「ちょ、ちょっと何途中で止まってんのよ!」

苗木「ねぇ、あそこの脱衣ロッカー、光ってない?」

朝日奈「えっ…………きゃあああああああああ!!!」ギュッ

苗木「朝日奈さん!? ダ、ダメだって、ボクには霧切さんが……!!」

朝日奈「うぅ……!!」ブルブル

苗木「……ちょっと確かめてくるよ」

>>414
タイトルってなんだ

霧切さんかわいいから一目惚れするのは仕方ないってことじゃないのか

苗木君の萎え木がアップを始めたようです

>>416
安価ミスった

セレスが一回絶望落ちするSS

精力絶倫かよwww

>>419
>>139

>>421
ごめん
何故か見れないからタイトルおせーて

>>421
●つかえねーでりんくひらけねんだよおおおおお

>>422
苗木「ボクは…………セレスさんが好きなんだ」 セレス「!?」

苗木「ボクは…………セレスさんが好きなんだ」 セレス「!?」

>>423
getlogでみられるぞ
たぶんdatmateでも

セレスメインのSSって少ないよな

 
不気味な光と隣の柔らかい感触にゴクリと喉を鳴らして、光源に近づいて行く。

そこには。


『こんばんは!』


朝日奈「いやあああああああああああああああ!!!!!」

苗木「…………天使?」


【次の日 脱衣所】


霧切「まさかこんなものが残されているとはね」

アルターエゴ『えへへ』ニコニコ

山田「……はぁ……はぁ……!!」ゴクリ

苗木「山田君、なんか変態みたいだよそれ……気持ちは分からなくもないけどさ。
   あ、違うよ霧切さん!! ボクは浮気なんて決してしてないからね!?」

霧切「聞いてないわ。それより」


石丸「君はボクを……兄弟を憎んでいるか……!?」

>>424
>>425
ありがとう

 

それから、アルターエゴは大和田クンの言葉をシミュレーションして、石丸クンを慰めた。
その言葉は石丸クンの心に響いて、そして。


石田「俺は…………俺だああああああああああああ!!!」


彼は壊れた。いや、まぁ落ち込んでいるよりかはずっといいよね。
それよりも。


苗木「ア、アルターエゴ……そのシミュレーションってさ……霧切さんも……」ゴクリ


バキッ!!!


頭に衝撃。最近殴られてばかりだ。
振り返らなくても誰がやったのかは分かる。


苗木「ま、まだ最後まで言ってないのに……」ズキズキ

霧切「聞きたくないわ。それよりも、今は調べなければいけない事がたくさんある。アルターエゴ、協力してくれる?」

アルターエゴ『もちろん!!』

これは超高校級の変態と言われざるをえない所業

石田www

修学旅行の人じゃねーの?

これって絶対「バカみたいなカップルだな…」としか認識されないよな

>>433
タイトルおせーて

 

それからアルターエゴには学園の情報を調べてもらって、ボク達は外に出る。
脱衣所の中は監視カメラもないから、モノクマにもバレない。


モノクマ「おやおや、こんな所にみんな集まって何やってたのかな?」

葉隠「げっ、モノクマ!!」

霧切「……この大浴場って混浴でしょう? 男子と女子、どちらが先に使おうか話し合っていたのよ」


おお、凄い機転だ…………混浴!?


モノクマ「ふぅん?」

朝日奈「そ、それで女子からっていう事になって、男子には出て行ってもらう事になったの!」

大神「何か文句があるか?」

モノクマ「……べっつにー」

セレス「それではわたくし達はお湯を堪能させていただきましょうか」スタスタ

苗木「うん」スタスタ

おい

男のロマンの時間だああああああああああああああああ

混浴…それに賛成だ!

苗木

>>439
その推理はピンボケだよ!!

混浴だとしても得するのは男達であって俺らじゃない

はよ

 

ガシッ


霧切「…………」ギロ

苗木「冗談だよ冗談……」


さり気なく紛れ込む作戦は失敗してしまった。女装でもしとけば良かった。
女の子達は全員脱衣所の中へと入って行ってしまう。


モノクマ「うぷぷ……それでキミ達はどうするのかな? 女子がお風呂に入っているんですよ?」ニヤニヤ

葉隠「…………」ゴクリ

山田「くっ、いえ、しかし大神さくら殿が居ては、『きゃーエッチー!』で物理的に人生終了する可能性も……」

モノクマ「リスクなしでは何も得られないんだよ!」

葉隠「そ、それもそうだべ……じゃ、じゃあ……覗くか?」


苗木「それは違うよ!」

>>441
それは違うよぉ(ネットリ
>>1は必ずサービスシーンをいれてくるって僕は確信しているんだ

苗木が本当に変態になってきたな

 
モノクマ「ありゃ?」

苗木「覗きなんてしちゃダメだ! 女子の気持ちも考えようよ!」

葉隠「それオメーが言うか……」

苗木「ボクだからこそ言えるんだ……今まで散々な事をして全てを悟ったボクだからこそ!!
   こんな事は良くないし、それに成功するはずがない!! 大神さんにフルボッコにされるのがオチだよ!!」

山田「……むぅ、確かに」

苗木「それに山田クンみたいなキモデブとか、葉隠クンみたいな借金まみれのバカオッサンがこれ以上評価落としてどうするのさ!」

葉隠「おい!?」

苗木「というわけで、覗きなんてダメだ。ほら、もう自室に戻ろう!!」

モノクマ「…………??」


【苗木の部屋】


自室に戻ったボクは、ベッドに座って一息つく。なぜかモノクマもついてきてるけど。


モノクマ「ねぇねぇ、本当に覗かないの?」

苗木「いや覗くよ。当たり前でしょ」

こいつ・・・!

嫁の裸を他人に見せたくないって思考か

さすが苗木さんやで

ワロタ
清々しい

屑過ぎワロタ

屑木さん流石っすわ

ぶれないなww

屑木ワロタwwww

 
モノクマ「えっ? でも覗きはダメだって……」

苗木「あれは山田クンと葉隠クンを帰らせる為だよ。だって――――」


苗木「霧切さんのハダカはボクだけのものだから!!」


モノクマ「……うわー、流石の私様もドン引きだわ」

苗木「ふふふ、エンディングは見えた! 希望は前に進むんだ!!」ダダッ!!


【脱衣所】


ちょっとだけだ……ちょっとだけ開いて……。


そして、ボクの目の前に広がってきた光景は。
霧切さんの白い肌、柔らかそう……いや、柔らかかった胸、健康的な太もも、揉みしだきたくなる程のお尻。

他の女子なんてまったく目に入らなかった。

死んだな

>エンディングは見えた

人生の……あっ(察し)

ちっちゃくてかわいいと評判の彼はどこへ行ってしまったのか

あぁ…

霧切さんのお尻は超高校級

風呂でも手袋はしてるんだよな…

防水耐熱タイプ

 

ムクムク……!!


苗木「くっ、ボクのユグドラシルが!!!」

苗木「はぁ……はぁ……!!」ボロン


ボクはユグドラシルを外に出す。

危ない危ない。
テント張ってるなんて、まるで変態みたいじゃないか。


苗木「……さて、ここからどうしようか」


もし完全記憶能力なんてものがあれば、今すぐにでも部屋に戻ってオナニーするんだけど……。

いや、するなら今ここでだ!
時間が経つにつれて、記憶というものは曖昧になっていく。

それなら――――。

あっ・・・

こんなの苗木くんじゃない(´;ω;`)

あうとおおお

ユグドラシルwwwwww

苗木くんの苗木くんがとうとう世界樹レベルに

 

そうか、分かったぞ!!


苗木「リアルタイムで霧切さんのハダカを見ながらオナニーするんだ!!!」シコシコシコシコ


苗木「ふおおおお霧切さんんんあああああああああああああああああっっ!!! 」シコシコシコシコ

苗木「霧切さんのお尻にボクの大木挟んでシコシコしたいよおおおおおおおっっ、真っ白の太ももをもっと真っ白にしたいいいいひいぃぃぃぃっっ!!!」シコシコシコシコ

苗木「はひっ、イグッ!!! もう……もうダメだ霧切さん!!! イッちゃう……イッちゃうよおおおほほっっああぁぁおおおおおおおっ!!!」ビクビクッ


ガラガラ


霧切「…………」

苗木「あっ……ああっ、ぐぅ、ぅぅぅぅほあああぁぁぁぁああああああああああああああっっ!!!」ドビュッドビュッ!!!


ベチャ!!


霧切「…………」ポタポタ

苗木「ふぅ……」

オワタ

(アカン)

もうだめだ

叫んでんじゃねーよwwwwwwwww

\(^o^)/

逝ったな...

クソワロタwwwww

声を出すな

こんなの苗木でも萎え木でもないよ…
駄目木だよ

アグレッシブという言葉の意味を再認識したよ

 
霧切「…………」フキフキ

苗木「あ、ごめん霧切さん!! 顔にかけるつもりはなかったんだ!! ボクは太ももに……」

霧切「どうして苗木君がここに居るの?」

苗木「どうしてってもちろん覗…………はっ!!」


いや、ダメだダメだ!! ここは誤魔化さないと、ボクは変態扱いされてしまう!!


苗木「ち、違う、ボクのせいじゃない!! そうだ、モノクマがやれって言ったんだ!! ボクは悪くない!!!」

霧切「大神さん」

大神「分かった」

苗木「あ」


………
……



『ピンポンパンポーン! 死体が…………え、まだ死んでない? ごめんなさい、誤報でした!』

されど……

ゴキブリ並みのしぶとさ

ワロタ

しかも顔射かよwwwwww

ひでぇwww

アナウンスが流れたってことは、半殺しにされたあと外に放り出されたのか
萎え木は出したままなのかな

まあ超高校級の幸運の持ち主だし

どこまで続くのか知らんけど外野はペース考えないとスレ埋まるぞ

再開してからノリがギャグ一色だな

 

【保健室】


苗木「んっ……!」


見慣れない天井。ここは…………保健室?


霧切「目が覚めたかしら、変態」

苗木「……もう一回言って」

霧切「変態」


ムクムク……。


霧切「変態!!!」


バキッ!!!


ユグドラシルが折れた。

苗木「僕の苗木君はなんどでも再生する!!」リビルドッ

折れちゃったよ

俺も霧切さんに変態って罵られたいぜ

本格的にダメだこいつ

Oh…

霧切さんに冷たい目で罵られたい

 

苗木「んあああああああああああああああああっっっ!!!!!」ジタバタ!!

霧切「はぁ……あなたと話していると頭が痛くなるわ」

苗木「ボクはチンコが痛いよ…………それで、霧切さんは看病してくれていたの?」

霧切「そう思う?」

苗木「違いますよね。それじゃ、どうしてここに?」

霧切「一応3階の探索結果を伝えに来てあげたのよ」

苗木「なるほど、そういう口実でボクに会いに来て……」

霧切「帰るわ」ガタッ

苗木「ごめんなさい調子乗りました」


それから霧切さんから3階の様子を聞く。
どうやらそこには娯楽室、美術室、物理室があるみたいだ。

苗木は霧切とほんとに仲良くなりたいのか…

ワロタ

 
それに、奇妙な写真の事。
そこには桑田クン、大和田クン、不二咲クンが写っていたらしい。


苗木「……どういう事なんだろう?」

霧切「まだ分からないわね。情報が足りない」

苗木「そっか……」


霧切さんが分からないならたぶんボクも分からない。


苗木「でも、娯楽室はいいかもね、気分転換になって。今度一緒に行こうよ」

霧切「変態とは歩きたくないわ」

苗木「霧切さん、少しハッキリさせておこうか」

霧切「なにを?」


苗木「ボクは変態なんかじゃないんだ!!!」

ちょっと煩悩が暴走してるだけで本人はいたってまじめに仲良くやりたいと思ってるだろたぶん

ギャグ路線もいいけどもう少し切霧さんといい感じになるシーンがあってもいいのよ

逆になってもうた

記憶消される前もこんなんだったんだろうか

これヤるの?

支援

 
霧切「…………」

苗木「確かに少し過激な事をしたかもしれない、でもあのくらいは男子高校生にとっては普通なんだよ!」

霧切「他の男子はあんな事してないけど」

苗木「それはみんなが超高校級だからだよ! ボクの方が一般的な高校生とは感覚も近い!」

霧切「それにしたって所構わずあんな」

苗木「霧切さん、キミは重要な事を見落としているよ」

霧切「重要な事?」


苗木「ボクがオナニーのオカズにするのはキミだけだってことだ!!!」ビシッ


決まった!
……と思ったけど、なぜか彼女の表情が冷たい。

この霧切さんなら5章で躊躇なく苗木をクロにする

>>508
そうでもなさそうじゃね?

馬鹿なコほど可愛いと言いますし

霧切さんは監視の意味も込めて責任をもって苗木を嫁にするべき

はよ

霧切「それが何?」

苗木「え、いや、だからボクはただキミの事が好きだっていうだけで……」

霧切「……そう」

苗木「そりゃ誰彼かまわずオカズにしてたら変態かもしれないけどさ、これはあくまだ恋愛感情の延長に過ぎないんだよ」

霧切「…………」

苗木「あれ、霧切さん?」


てっきり正面から否定されるかと思ったけど、彼女は黙り込んでしまった。
いや、納得してくれたならそれでいいんだけど……。


霧切「恋愛感情の延長……?」

苗木「ど、どうしたの?」

霧切「そんなはずはないわ。苗木君、言っていたじゃない。オカズにする人が好きな人だとは限らないって」

苗木「え、あー、うん。そこは人それぞれだと思うけど、少なくともボクはそうだっていう事だよ」

霧切「私は違うわ」

苗木「そうなんだ…………えっ?」

霧切「…………あっ!!」

やっぱり苗木をネタにしてたのか

ほうほう…


良い流れだ

えっ

ファッ

おお

いい流れ

流れ変わったな

いいぞいいぞ

来ました

できる>>1がいると聞いて

苗木「あれ、ちょっと待って。それって」

霧切「わ、私はもう行くわ」ガタッ


ガシッ……バフッ


慌てて立ち上がる霧切さんの腕を掴んで、ベッドに引きずり込んだ。


霧切「ちょっ……!!」ジタバタ

苗木「霧切さん……オナニーしてたんだ……」

霧切「し、してない!///」

苗木「ねぇ、誰をオカズにしてたの? 凄く気になるんだけど」

霧切「うっ……あ、あなたに言う必要はないわ!!」

苗木「…………」

霧切「いいから、離しなさい!」


暴れる霧切さんを大人しく離した。
彼女はそれに拍子抜けしたみたいだった。

うひょ

おお…!

苗木「いいから話なさい!」

盛り上がって参りました!

気づいたら全裸になってた

来たな

さあ、ここからが本番ですぞ

良スレに出会えた

 
霧切「や、やけに素直じゃない……」

苗木「…………ごめん、霧切さん」

霧切「え、何が……?」

苗木「今までの事全部だよ。霧切さんには本当に迷惑かけてばかりで……ごめん」

霧切「な、なに、急にそんな改まって……まぁ、分かってくれたなら……いい、けど……」

苗木「…………」


………
……



霧切さんが出て行ってから少し経った。
何だが頭がぼーっとして、何もやる気が出ない。

本当は夜時間前に部屋に戻ろうかと思っていたけど、その気力もなくなってしまった。

苗木かわいい

http://i.imgur.com/jPi9QA6.jpg
http://i.imgur.com/m1TjGUL.jpg
http://i.imgur.com/GFmWCA2.jpg
http://i.imgur.com/D4eV6Cv.jpg
http://i.imgur.com/sQCPGEL.jpg

シエンタ

支援

 
苗木「……はぁ」


霧切さんがオナニーしていた。その事実はとてつもなく興奮する事のはずなのに。


苗木「霧切さん……一体誰でしてるんだろう……」


あの様子だと、たぶん身近な人だ。
確かにオカズにする人が好きな人だとは限らないとは言ったけど、それが近くに居る人だっていうならほぼ確実に好きな相手だ。


苗木「はぁ……」ガクッ


ショックが大きい。
好きな人が居ないと言われるのと、他に好きな人が居ると言われるのとはダメージが段違いだ。


苗木「流石に他に好きな人が居るっていうなら、アプローチもやめないとな……悪いことしたな……」

いい流れだ

すれ違いするのか、歯がゆいな…

放置プレイですか
やりますな

変なところで常識はあるんだ

放置したら霧切さんがストーカー化に戻ってまう

はよ

はよ

これはいい流れ

 

【次の日 食堂】


苗木「んー……」


霧切さんが好きな人って誰だろう。
ボクに教えなくないっていう事は、たぶんこの中の誰かなんだろうけど……。


でも、それなら無闇に男子と一緒に居るのも避けた方がいいのかな。
ボクが居ると話しかけにくいと思うし。


苗木「あの、セレスさん」

セレス「おや、変態の苗木君。何か用ですか?」

苗木「暇潰しに娯楽室で遊ばない? ほら、セレスさんなら色々知ってるでしょ?」

セレス「ふふ、もしかして苗木君、霧切さんからわたくしに乗り換えましたの?」ニコニコ

苗木「そ、そういうわけじゃないって!」

>>1の手によって植え替えられる苗木くん

ミキプルーン

すっかり変態扱いだなw

 

ガンッ!!


山田「ひぃぃっ!!」ビクッ

朝日奈「ど、どうしたの霧切ちゃん?」

霧切「……? どうしたの?」

葉隠「ど、どうしたって……ティーカップテーブルに叩きつけてたべ……」

霧切「そう? 知らない内に力が入ってしまったのね、驚かせてごめんなさい」


セレス「それでは行きましょうか、苗木君」 

苗木「そうだね」


霧切「…………」イラッ

霧切「……?」

霧切「私は……どうしてこんなに……」

いいぞ.....いい流れだ.....

こうやって変態霧切が出来上がっていくのか

>>554
いい社会見学だよな

変態苗木→変態霧切→変態苗木の無限ループで二人の変態度が上がり続けるのか…

 

【娯楽室】


セレス「負け犬ですわね」

苗木「ええっ!?」


娯楽室でセレスさんとポーカーを楽しむ。
彼女は超高校級の幸運と自分のギャンブラーもしての強運、どちらが優れているか勝負したかったみたいだけど……。

結果としてはボロ負けだった。


苗木「た、確かにボクとセレスさんじゃ勝負にならないけどさ……」

セレス「そこではありません」

苗木「へっ?」

セレス「霧切さんとの事です」


そうだ、その事も彼女に話したんだった。

>>555
ああ、『製造過程』ってことか
わかりづれえよ!

ちょっとたんま

ほんとにどうしてだよ

苗木くんは逆レイプ被害者

埋まっちまうぞ

保守

ID:e0O8MGTv0
保守間隔早ぇよ

>>581
30秒で書き込んでるからいつものウメキチちゃんだよ
もうこのSSも終わったな

なんだ池沼か
まぁ頑張って

苗木「でもさ、霧切さんには他に好きな人が……」

セレス「それで諦めてしまうのですか?」

苗木「…………」

セレス「そうでしたら、所詮はその程度の想いだったという事です。
    どうせ、これも霧切さんの為だとか、彼女の事を想っているからこそ、などと惨めったらしく言い訳しているのでは?」

苗木「じゃあどうすればいいのさ!」

セレス「奪い取ればいいのです」ジッ


セレスさんの目に押される。
何度見てもこの目は慣れない。


苗木「う、奪い取るって……」

セレス「いつもの苗木君はどこに行ったのですか。そんな縮こまっているのはあなたらしくありませんわ」

ほいきた
支援で

来たか!

来たな!

きたー

オレが苗木くんからセレスちゃんを奪っても問題ないってわけか

>そんな縮こまっているのはあなたらしくありませんわ

苗木君の苗木君のことですねわかります

>>594その股関の枝木クンじゃ難しい…と思うよ?

ぼくのユグトラシルは
霧切さんに折られちゃったんだ・・・

 
苗木「でも、奪い取るなんて、そんな……」

セレス「甘いですわね。欲しいものは必ず手に入れる。そういう気持ちがありませんの?」

苗木「…………」

セレス「理解できませんわ。目の前にあるのに諦めるなど。それこそ今までの彼女への態度全てが失礼になります」

苗木「……そう、なのかな」

セレス「そうですわ」


セレスさんはキッパリと言い切る。
余りにも迷いがないから、まるでそれがこの世の真理か何かであるかのような錯覚さえ抱く。

でも、きっと間違いではないんだろう。
ボクだって、本当は諦め切れないに決まってる。


苗木「…………うん、分かったよセレスさん。もう少し頑張ってみる」

セレス「ふふ、そうですか。霧切さんも可哀想に」ニコニコ

>>596枝木ってなんだよ狛苗みたいなカップリング用語かよきめぇな

>>599

>>599
うわちっさ

>>599
うわぁ…

>>599その発想はなかったぜ短小

>>599
よう短小包茎

>>599
たまげたなあ

 
セレス「さて、と。それならばわたくしと居るよりも相応しい方がいるのでは?」

苗木「……ごめん、セレスさん。ボクから誘ったのに」

セレス「気にしていませんわ。カードの勝負も中々楽しめましたし」

苗木「ありがとう、セレスさん」


ボクは足早に娯楽室の扉に近付く。
その時、背後から。


セレス「苗木君」

苗木「ん?」

セレス「せいぜい楽しんでください、後悔のないように。人間、いつ人生を終えてもおかしくありませんから」ニコ

苗木「う、うん……分かった……」


何だが最後の最後で不吉な事言ってきたなぁ……。

たえちゃん良い女だな

今から人殺すのにな

つか苗木さくらちゃんに殺されかけたんじゃなかったのか
さてはこいつただの変態じゃないな

霧切さんの見殺し描写どうするんだろう
恋愛描写が加わってかなり重そうだな

 

【食堂】


苗木「霧切さん!」

霧切「……なに?」

苗木「えっと、もし良かったら一緒に3階を周ってみない?」 

霧切「…………」ジー

苗木「ダ、ダメかな?」

霧切「セレスさんにフラれてこっちに泣きついてきた……っていう事かしら?」

苗木「そ、そうじゃないって! あれ、霧切さん、ボクがセレスさんと一緒にいたの知ってたんだ」

霧切「た、たまたま聞いただけよ。別に聞き耳立てていたわけじゃないわ」


……あれ? もしかしてこの反応は。


苗木「ひょっとして霧切さん、嫉妬した……とか?」

霧切「っ!! そんな事あるはずないわ!!」

いいぞ

霧切さん苗木が話しかけないと完全ボッチだもんなぁ…

しかし苗木はセレスに事情話したって事は
「霧切さんのオナネタが僕じゃなかった……」
とか教えちゃったのか
地味に霧切さんにダメージ大だな

苗木「ご、ごめんごめん、冗談だって!」


そんなに怒るほど不快なのか……いや、へこたれている場合じゃない!


苗木「それで、その、いいかな?」

霧切「……別に構わないわ。3階は私ももう少し調べたかったし」

苗木「やった、ありがとう!」ニコ

霧切「…………」プイッ


うっ、顔も合わせたくないのか……。
いやいや、まだこれからだ!


【美術室】


苗木「結構本格的な感じなんだね」キョロキョロ

霧切「おそらく超高校級の生徒に配慮したものなのでしょう」

どうした苗木
押しが弱いぞ

霧切さん可愛いよ

 
山田「ややっ、これは苗木誠殿と霧切響子殿ではないですか! リア充は爆発しろ!!」

苗木「あ、山田クン。ごめんラブラブで」

霧切「勘違いしないで、私はただ探索に来ているだけよ」

山田「でたー、『勘違いしないでよねっ』!! これはもう完全攻略一歩手前ですぞ!!」

苗木「え、本当、山田クン!?」

霧切「何をわけの分からない事を……それで、あなたはここで何をしているのかしら?」

苗木「あ、もしかして話逸らした?」

霧切「 う る さ い 」


いつもの力押しだ。何だか可愛いけど。


山田「僕はフィギュアでも作ってみようと思いまして」

苗木「え、山田クン、フィギュアも作れるんだ!」

山田「ふっふっふっ、僕は幅広い範囲をカバーしているのですよ!」ドヤァァァ

 

流石は超高校級の同人作家…………待てよ?


苗木「……ね、ねぇ、それってさ、実在の人をモデルに作れたりする?」

山田「ふふふ、愚問ですな。そんな事朝飯前ですぞ」ニヤニヤ

苗木「それじゃあさ!!」

霧切「苗木君?」ゴゴゴゴゴ


怖い。怖いって霧切さん。


山田「ひ、ひぃぃぃぃ!!」ビクッ

苗木「ど、どうしたの……?」

霧切「あなたは一体誰のフィギュアを作らせようとしているのかしら?」

苗木「もちろん、霧切さんだよ!!」キリッ

霧切「 や め て 」

フィギュア作成にあたってサイズの測定が必要ですな

>>620
おい山田

 
苗木「そんな!!」

霧切「当たり前でしょう。そんなものを苗木君にどんな風に使われるか考えるだけで寒気がするわ」

山田「そんな事言って、霧切響子殿も苗木誠殿のフィギュアを欲しかったり……」ニヤニヤ

霧切「…………」

苗木「え、欲しいの!? それなら二人セットでさ……」

霧切「いらないわよ!」


えー、良いと思うけどなぁ、二人セットのフィギュア……まぁ仕方ないか。


苗木「(じゃあ山田クン、報酬は油芋5袋で……)」ヒソヒソ

山田「(10で)」

苗木「(くっ……わ、分かったよ……)」

霧切「何をコソコソ話しているのかしら?」

苗木「な、何でもない何でもない……」

俺にも残姉ちゃんのフィギュア
油芋10袋で作ってくれ

じゃあ俺はセレスを頼む

 

【物理室】


苗木「うわっ、何これ!?」


物理室にやって来たボクの目に飛び込んできたのは、何やら大層な装置だった。


霧切「空気清浄機らしいわよ」

苗木「く、空気清浄機……? いくら何でも気合入り過ぎじゃない?」

モノクマ「そんな事はないよ!」

苗木「わっ、モノクマ! デートの邪魔するなよ!」

霧切「だからデートじゃないって何度言えば分かるのかしら」

モノクマ「はいはい、痴話喧嘩はそこまでにしてね。とにかく苗木君、キミは空気の有り難みがまったく分かってない!」

苗木「いや、そりゃ空気は大切だと思うけど、いくらなんでもこんな……」

この苗木は外の空気吸っちゃっても
霧切さんのスカートに顔を埋めれば復活しそう

しえ

シェ

 
モノクマ「そうだよ、空気は大切なんだよ! 空気キャラだって居ないと居ないでダメなんだ!」

苗木「分かったって……でもさ、もっと面白いものないの? ほらタイムマシンとか」

モノクマ「キミ、そういう感じの人なの? どっかに電話かけてるフリをして、機関がどうのこうのって言っちゃうの?」

苗木「いや、意味分かんないけど……でもお前のその体だって相当の技術で作られているじゃないか」

モノクマ「うぷぷ、まぁね!」

霧切「自分の身体を褒められるのは嬉しいのね」

苗木「霧切さんの身体も素晴らしいと思うよ!」

霧切「ただのセクハラね」

モノクマ「そんな事言ってー。霧切さんも夜は」


バキッ!!!


霧切さんの踵落としがモノクマの頭にめり込んだ。白か。

\オッカリーン/

おしおきだな(意味深)

あっ

グングニルの槍(意味深)

あーあー…

苗木君のグングニルの槍でおしおきする可能性

十神「」

 
モノクマ「うぎゃああああああああああ!!! ちょ、校則違反だよ!!!」

霧切「女の子のプライベートをペラペラ話す人に校則は適用されないわ」ギロ

苗木「えっ、もしかして霧切さんのオナニーの事!? 教えてモノクマ!!」


バキッ!!!


今度はボクの頭に一撃が叩き込まれた。


苗木「ぐぅぅ……!!」ズキズキ

霧切「まったく、デリカシーというものがないのかしら」

苗木「じゃあボクも言うから!!」

霧切「この前思い切り見させてもらったからいいわ」

苗木「それなら二人一緒にやろう!! あ、なんならそのままセックスしよう!!」

霧切「ねぇ、あなたは少し黙った方がいいわよ」


モノクマ「ボクは無視ですか。ふん、いいもんね、どっか行くし」ムスッ

ユグドラシルでグングニルとか苗木の苗木はどんな神話なんだよ

一人北欧神話だな

霧切さんは間違いなく苗木に変態プレイされる妄想をネタにしてる

 

………
……



それからは色々あった。
まずはアルターエゴ盗難事件。疑われたのは山田クンと石丸クンとボク。

でも、結局いくら探しても出てくる事はなかった。

そして。


【朝 校舎2階】


苗木「くそ、どこだ霧切さん!!」


突如現れたジャスティスロボ。
その不審者によってセレスさんと山田クンが襲われた。

そして、校舎を探索していた霧切さんが居なくなってしまった。


「どっひゃゃあああああああああああ!!!!!」

このSSではあんなに格好良くていい女だったセレスさんも
やっぱりどっひゃーさんになってしまうんだな……

支援

このssを見て心が癒されていくのがわかるよ

 

苗木「今の声……セレスさん!?」

霧切「どうかしたの?」

苗木「き、霧切さん!! え、今男子トイレから……!!」

霧切「今はいいでしょう。それより、悲鳴の方に行ってみるわよ」


男子トイレに霧切さん……色んな妄想が膨らんでズボンにテント張っちゃいそうだけど、確かに今はそれどころじゃない!


【3階】


苗木「セレスさん!! それにみんなも!!」

セレス「あ、あちらにジャスティスロボが……」

十神「ふん、もう逃さんぞ」ニヤ


「うぎゃああああああああああああああああああああああ!!!!!」


朝日奈「なっ……今度は山田!?」

霧切「…………」

アニメはみてないんだが
ゲームとほぼ一緒なの?

ゲームそのまんまだよ

 
セレス「それでは、二手に別れましょう。わたくしと苗木君と朝日奈さんで山田君の元へ。残りの方はジャスティスロボを!」

苗木「え、でもボクはでも……」チラ

霧切「人の心配をしている場合かしら。私は大丈夫よ」ハァ

苗木「わ、分かったよ……気を付けてね!」

霧切「……えぇ、あなたも」


【美術準備室】


山田「…………」

石丸「…………」


そして、また起こってしまったら。しかも、今度は二人いっぺんに。
山田クンの最期の言葉、犯人の名前そのものよりも…………。


ボクには、「僕達は前から出会っていたんだね」という言葉の方が頭に引っかかっていた。

支援

苗木くんのユグドラシルで霧切さんからミーミルの泉が?

 

その後、いつものように捜査が始まる。
こうして、いつものように、と形容できる事に嫌気がさす。

まずは葉隠クンの捜索。隣には霧切さんが居る。


霧切「苗木君、あなたずっと私の事を探していたみたいね」

苗木「当たり前だよ。不審者が居るっていうのに、霧切さんを一人にさせられない」

霧切「はぁ……それであなたが一人になっているじゃない。言っておくけど、あなたよりは私の方がずっと危険にも対処できるわ」

苗木「それはそうかもしれないけど…………でも、ボクにとってはそんな事関係なかったんだ」

霧切「えっ?」

苗木「ボクはとにかくキミが心配だったんだ。一人にはさせたくなったんだよ」

霧切「…………」

苗木「だからさ、本当に無茶だけはやめてほしい。キミが傷付くところなんて見たくないんだ」

霧切「……なんていうか、歯が浮くようなセリフを平気で言うのね」

苗木「うっ……そ、そりゃちょっとクサイかもしれないけど……」

霧切「ふふ、いいわ。とりあえず受け取ってあげる」

この変態かっこいい…

支援

支援

ギャップをつけることで好感度をあげる
策士だな

 

【美術準備室】


ボク達は捜査を続ける。
何度経験しても、死体を調べるというのは慣れないけど、泣き言を言っている場合じゃない。


苗木「あれ、この石丸クンが握っていた紙……どこかから千切ったものなのかな」

霧切「…………」ジー

苗木「霧切さんどこを見て…………えっ!?」


霧切さんは山田クンの事を眺め回した後、色々な所を探り始めた。


苗木「ちょっと待った何やってんの羨ましい!!」

霧切「何って、捜査よ。もしかしたら山田君が何か隠し持っているかもしれない」

苗木「そ、それでも…………霧切さんが他の男の体をまさぐるなんて嫌なんだ!!」

霧切「…………そんな事言われても」

まる4

羨ましいですか

俺も死体で発見されたら霧切さんにパンツの中弄られるのか…

よし死のう

 

あれ、少し予想外な反応だ。
霧切さんの事だから、一言二言で受け流して構わず続けると思ったけど。


苗木「ボクがやるよ。それでいいでしょ?」

霧切「……分かったわよ」 


よし、何とかやめさせられた。
ごめんね山田クン、でもキミならきっと許してくれ……いや、爆発しろとか言われそうだな。


苗木「うーん………何も持っていないみたいだけど」ゴソゴソ

霧切「パンツの中は?」

苗木「…………え?」

霧切「だからパンツの中」


冗談か何かだと思ったけど、霧切さんの表情はいたって真剣だ。

アッー

私怨

試演

>>161
詳細

僕のより大きい・・・

 

苗木「ほ、本気で?」

霧切「当たり前よ。できないならやっぱり私が」スッ

苗木「それはダメ!!!」


くっ……いいさ、やってやる!!
霧切さんの為ならたとえ地獄の底でも行ってやる!!


苗木「ふんぬううううううう!!!」グイッ


ほ、包茎のドリチン……いや、誰にも言わないよ山田クン!!


苗木「……な、なんかあったよ」ゼイゼイ

霧切「お疲れ様。苗木君って結構独占欲強いのね」

苗木「うん……霧切さんが他の男と話す度にちょっとイラッとするんだ。ごめん、ストーカーにはならないように注意するよ」

霧切「…………私も」

苗木「ん?」

霧切「いえ、何でもないわ」

何故こんなに二人共変態なのに純愛に・・・

かませ眼鏡と腐川ちゃんのも見たいなぁ(チラッ

成程...死ねば霧切さんに体の隅々まで
調査してもらえるのか.....

.....閃いた

>>678に模擬刀で先制攻撃だべ

 

【学級裁判】


裁判は葉隠クンが犯人だという方向に進みかけたけど、それは濡れ衣を着せられたんじゃないかっていう流れになっていた。
そしてセレスさんが、


セレス「しかし葉隠クンが犯人ではないとなると、どなたでしょう……霧切さんなら何か複雑なトリックを思い付きそうですね?」ニコ

霧切「……私を疑っているのかしら」

セレス「今までの学級裁判での実績を考えれば当然でしょう。わたくしはあなたを評価しているからこそ疑っているのですわ」

霧切「…………」

腐川「た、確かに霧切ならどんなトリックを思いついてもおかしくないわね……」

セレス「うふふ、そうでしょう? こんな複雑怪奇な事件、それ相応の人物でなければ……」

苗木「おい黙れよ餃子!!!」

セレス「ぎょっ!?」

ちゃっかり自画自賛する多恵ちゃん

餃子wwwwwwww

ワロタ

多恵子ェ・・・

餃子

クソワロタwww

餃子ェ・・・

 
朝日奈「ちょっと、餃子の事セレスちゃんって言うのやめなよ!」

大神「朝日奈よ、逆だ……」

苗木「……分かったよ。セレスさんはジャスティスロボに襲われたって言ったよね?
   あれは葉隠クンに合わせて作られていた。だから霧切さんが着られるわけないんだ!!」

十神「その通りだ。あれを着られるのは葉隠だけ、それは確かめたぞ」

苗木「つーか何いきなり霧切さんを疑ってんだよ!! ボクの事だって、ちょっと発言間違えるだけで犯人扱いされるしさぁ!!
   それだったら葉隠クンとかどうなるんだよ、どんだけゲームオーバーになるんだこのバカは!!」

葉隠「なんか俺に飛び火したべ!?」

セレス「くっ……ふ、ふん、霧切さんの事になると熱くなりますのね……」

苗木「当たり前だよ、彼女はボクにとって本当に大切な人なんだ!」

霧切「苗木君……」

苗木「だいたい、霧切さんがジャスティスロボを着れば、あの天国の香りがするはずなんだ!! 以前ボクが嗅ぎまくったあの香りが!!」ビシッ

霧切「苗木君、少し黙って」

説得力あり過ぎワロタ

はわわ…苗木くんの発言力がどんどん右肩下がりに…

天国の匂いとは

霧切さんのエロ画像もっと下さい!(>_<)

支援

支援

少しカッコいいとか思ったけどすぐ変態に戻るな

なんか変態の部分が壁を作ってる感じがするな

はよ

 

【裁判後】


犯人は……セレスさんだった。
それも、かなりの計画的犯行。その理由は。


苗木「夢の為…………か」

セレス「ふふ、苗木君には言いましたわよね。わたくしは欲しいものは何としてでも手に入れる、と」ニコ

苗木「それでも!!」

セレス「同じですわ、あなたにとっての霧切さんが、わたくしにとっては夢であるだけ。
     もしも霧切さんとその他全員どちらかを取る選択を迫られた時、あなたは霧切さんを見捨てられますか?」

苗木「それは……っ!!」

セレス「……ふふ、これ以上は余計ですわね」

苗木「セレスさん、キミは娯楽室でボクに後悔しないようにって言ったよね。あれはこれから自分が事件を起こすから?」

セレス「…………」

苗木「そうだとしても、あんな事を言う必要はなかったはずだ。キミは」

セレス「わたくしは何も言いません。想像するならどうぞご自由に」

 
彼女はそうやって話を打ち切ってしまう。
最期まで彼女らしい。そう思った。


セレス「それではみなさん、また来世でお会いしましょう」ニコ


でも、最期の笑顔は、彼女にしては下手に見えた。


………
……



【苗木の部屋】


ピンポーン


部屋に呼び鈴が響く。
何となく、誰が来たのかは分かった。願望も含まれてるけど。

支援

面白い

完結頼む

 

ガチャ


霧切「夜遅くにごめんなさい」

苗木「ううん、何となく来ると思ったよ。なんか裁判後のお決まりになってるね」

霧切「……苗木君は、私の事をどう思っているの?」

苗木「えっ、好きだけど」

霧切「そう……たぶんそれってとても幸せな事なのよね。
   今日も私を心配して探してくれたり、私が疑われたら怒ってくれたり。正直言うと、結構嬉しかった」ニコ


霧切さんは普段はあまり見せてくれない笑顔を浮かべている。
たとえ何時間見ていても飽きないような、心癒されるようなもの……だけど。


苗木「ね、ねぇ霧切さん、そういうのってなんか死亡フラグに見えて怖いんだけど……」

霧切「死亡フラグ?」

苗木「本当に危ない事はやめてよ? どうしても必要ならボクに言ってから……」

霧切「その事で、少し謝らなければいけない事があるわ」

たえちゃん本当に良いキャラだよなぁ
何でデブと組んであんな凡ミスしたんだよ勿体ない

面白い

霧切さんが順調にデレてきてるな

凡ミスというか多恵ちゃんそもそも他人を騙すの向いてないからな
ギャンブルも全部運で勝ち続けてきたらしいし
裁判では凄い焦ってる様子が目に見えて分かるし

 
苗木「……もしかして、もう既に危ない事したとか?」

霧切「えぇ、そうね」

苗木「…………」

霧切「文句なら聞くわ」

苗木「……いや、いいよ。こうしてキミが無事ならそれでいい」ハァ


なんだか、目を離すと遠くに行ってしまいそうで本当に怖い。
ちゃんと見張っていないと。


苗木「それで、何をしていたの?」

霧切「2階の男子トイレの掃除用具入れの奥。そこに隠し扉を見つけたわ」

苗木「か、隠し扉!?」

霧切「えぇ。あまり詳しく調べている時間はなかったけど、机と椅子、それと本棚があったわ。後、この紙」スッ


『ここから出てはいけない』

 

苗木「……どういうこと?」

霧切「たぶんアルターエゴが言っていた事件と関係しているのだろうけど、詳しい所は分からないわ」

苗木「それじゃあ……その本棚をもっと調べれば何か……」

霧切「えぇ、でもあそこに長居するのは危険よ。おそらく、黒幕も面白くないだろうし」

苗木「でも……多少の危険はあってもやってみる価値はあるはずだ」


今のところ、黒幕に対抗できそうなものはアルターエゴしかない。
その要素はもっと増やしたほうがいいはずだ。


苗木「ボクが行ってくる」

霧切「ダメよ。それなら私が行く」

苗木「いいから。ここはボクに任せてって」

霧切「……私には危ないことするなって言うくせに」

変態の癖に変な時に紳士になりやがる

>>716
紳士が元にあるから変態になれると考えよう

 
苗木「うん……霧切さんには危ないことをしてほしくない。だからボクがやるんだ」

霧切「わ、私だってあなたに危険な事はしてほしくない」

苗木「……ありがとう、そう思ってくれて嬉しいよ。少なくともボクの事、仲間とは思ってくれているんだね」ニコ

霧切「あ……えっと……私は……///」

苗木「でもさ、霧切さんなら分かっているよね。ボクとキミ、ここから脱出するために重要なのはどっちか」

霧切「そんな事言わないで!!」


部屋に霧切さんの声が響く。
彼女のこんな声は初めて聞いた。


苗木「……あはは、大丈夫大丈夫。ボクって超高校級の幸運だしさ、ひょっとしたら霧切さんより安全かもよ?」

霧切「そんなので納得できるわけが……」

苗木「お願いだ、霧切さん」ジッ

霧切「…………」

おい変態
どうした

しえ

苗木くんがユグドラシルくんモードになってる

変態なのにかっこいい

>>722
この状況で勃起するとはブレないな

 
霧切「……約束して、無事に戻ってくるって」

苗木「うん、約束する。だからキミも、隠し部屋には近付かないって約束してほしい」

霧切「…………分かったわ」

苗木「ありがとう。それじゃ、行ってくるよ」ニコ


こんな事を思うのはきっとあまり良くないんだろうけど。
霧切さんの心配そうな表情が、ボクには嬉しかった。


【隠し部屋】


霧切さんに教えてもらった通りに部屋に入って、奥の本棚を探る。


苗木「これは……学園の名簿か……特に変わった事は……」パラパラ


ガンッ!!


苗木「がっ……!!」


バタッ……

速攻でフラグを立てて回収するとは

ゲーム、アニメでもこんなに心配してくれなかったからな霧切さん
この霧切さんが天使に見える

 

………
……



苗木「ぐっ……!!」


ズキズキとした後頭部の痛みに顔をしかめながら目を開ける。
しばらくぼんやりと焦点が合わなかったけど、次第にハッキリとしてくる。

とりあえず無事だから、霧切さんとの約束は破ってないよね。
いつも霧切さんに殴られて耐性がついたのかな。


苗木「本棚が……空っぽに……黒幕か……?」フラフラ


とにかく、これ以上ここに居るのは流石にマズいので、もう出ることにした。

まだやってたのかよ

こんな感じなら
ゲームでも霧切さん可愛いかったのに

 

【校舎1階】


バキッ!!! ドカッ!!!


まだ痛みは引かずに、足元もおぼつかない。
そんな中、体育館の方から何かの音が聞こえてきた。


苗木「な、んだ……?」フラフラ


本当は今すぐにでも休みたいけど、無視するわけにもいかないのでそちらへ行ってみる。
考えたくはないけど、新たな事件っていう可能性もある。


ガラッ


気付かれないように、ゆっくりと小さく体育館への扉を開く。
その中では。


モノクマ「ちょっとちょっと、どういう事なのさ裏切り者め!」

大神「我は決めたのだ。もう引かぬ媚びぬ省みぬ……と」

風呂入るべ

風呂代行はよ

入ってきたぞーはよ

なんかだれてきたな

まってる

ほぁーっ

がんばれ

舞台のジャバウォック島は仮想現実空間

モノミと七海(ゲーマー)は未来機関という苗木たちが所属する組織が送り込んだプログラム

狛枝(幸運)は苗木(前作主人公)とは全く関係ないし、デブ十神の正体は超高校級の詐欺師で十神の名前を騙ってるだけ

最後まで脱落しないのは
日向(主人公)、九頭龍(ヤクザ)、左右田(ニット帽)、ソニア(外人)、終里(褐色)

脱落するのは
十神(偽)→犯人は花村(コック)
小泉(写真家)→犯人は辺古山(剣道家)
澪田(軽音部)、西園寺(和風ロリ)→犯人は罪木(保健委員)
弐大(筋肉)→犯人は田中(厨二)
狛枝(幸運)→犯人は七海(ゲーマー)

大筋
江ノ島の絶望にあてられ、超高校級の絶望に染まっていた主人公たちを未来機関が保護
元に戻す為に仮想空間へ放り込むがアルターエゴ化した江ノ島に邪魔される

結末
江ノ島(アルターエゴ)と対峙した主人公たちは、苗木、十神、霧切の助けもあり、完璧な記憶の洗浄は叶わなかったが現実へ帰還


日向創の正体は“超高校級の希望”ことカムクライズル
本来なんの才能もない予備学科生だった日向は、人工的にありとあらゆる才能を移植されて超高校級の希望になる

長風呂だな

ホルスタイン

半身浴でもしてんのか…

のぼせて死んでるのかも

ピンポンパンポーン

死体があ

>>731から


【苗木の部屋】


クラクラする頭を押さえながら、何とか部屋まで戻ってきた。
そこでは霧切さんがベッドに座って待っていてくれた。


霧切「苗木君!」


本当に心配そうにこちらに駆け寄ってくる。
あぁ……幸せだ。こんな霧切さんが見られるなんて。


霧切「どうしたの……大丈夫!?」

苗木「う、うん……ちょっと殴られただけだから……」

霧切「な、殴られた!?」

苗木「本棚を調べてる時に後ろからね……でも大丈夫、ちょっとクラクラするけど、大した事は……」


ギュッ!!


次の瞬間、ボクは霧切さんに抱きしめられていた。

変態大勝利の瞬間である

きたか

うひょ

キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!

うおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお

パンツ脱いだ

参考画像おいときますね
http://i.imgur.com/ym2fs2E.jpg

 
一気に霧切さんの香りがボクの中を満たす。
あ、ヤバイ、ユグドラシルが……。


苗木「え、えっと……そんな大袈裟にならなくても……」

霧切「…………っ!!」ギュッ

苗木「霧切さん……?」

霧切「居なくならないで……お願い……!」ブルブル

苗木「……大丈夫だって。ボクはちゃんとここに居るから」ギュッ


それからしばらく、彼女が落ち着くまでそのままの体勢でいた。
色々我慢するのには必死だったけど。


………
……



霧切「……もう人に踏み込みすぎないって誓ったのに。どうしてこうなってしまったのかしら」

苗木「人との繋がり自体は決して間違いなんかじゃないんだよ、きっと。霧切さんだって薄々気付いていたんじゃないかな」

霧切「そうかも……しれないわね」

 

霧切さんはまだボクに抱きついている。
……そろそろ限界だ。もう、ゴールしていいよね。


ムニュ


霧切「っ!!」ビクッ

苗木「はぁ……いつかまたと夢見たこの感触……」モミモミ

霧切「んっ……あ……///」

苗木「服越しからでも十分柔らか…………あれ?」モミモミ

霧切「はぁ……んんっ……///」


おかしい。
いつもなら最初の一揉みでぶっ飛ばされてもおかしくなかったはずだ。

それなのに……ボクはこんなにも霧切さんのおっぱいを堪能できている!


苗木「……え、えっと、霧切さん? 抵抗しないの?」

霧切「苗木君には……無茶させてしまったから……だから、お詫びに…………」

まさかのエロ

脱いだ

苗木爆発しろ

今からこれじゃ最後には……

パンツ吹き飛んだ

キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!

ふぅ…

パンツ消し飛んだ

パンツ食べた

エロシーン存分にオナシャス

すばらしい

苗木「…………」

霧切「///」


気まずい。気まずすぎる!!
これじゃまるでボクが無理矢理言うこと聞かせて胸揉んでる変態鬼畜ヤロウみたいじゃないか!!


苗木「ごめんなさい」


とりあえず土下座。これしかない。


霧切「えっ……?」

苗木「その、霧切さんにそんな気を使わせるつもりはなかったんだ……だから、うん、我慢なんかしないでぶっ飛ばしてください」

霧切「……そんな事しないわよ。大丈夫、そこまで気にしていないから」

苗木「い、いや、気にしたほうがいいって。他に好きな人も居るんだしさ……胸揉んどいて何言ってんだって感じだけど……」

霧切「す、好きな人? 何の事?」

苗木「キミがオナニーでオカズにしてる人だよ」

霧切「!!!///」カァァァ

苗木「その様子だと身近な人なんでしょ? 芸能人とかだと別だけど、そういう人をオカズにするっていう事は、ほぼ間違いなくキミはその人の事を好きなんだよ……」ハァ

パンツ窓から捨てた

ふぅ...

>>782
あの……落としものですよ?

         .∧__,,∧
        (´・ω・`)

         (つ▼と)
         `u―u´

パンツ親に捨てられた

顔射したやつが今更だろ

>これじゃまるでボクが無理矢理言うこと聞かせて胸揉んでる変態鬼畜ヤロウみたいじゃないか!!

じゃあ何故揉んだ

パンツに脱がれた

>>785
どんな顔して捨てたんだろうな

>>1>>1000までに完結するの?

霧切「え……あ……そ、それって……!!///」

苗木「それで、誰なのかな? 教えてもらえると嬉しいんだけど……」


霧切さんは俯いてしまった。
元々色白なので、赤くなると分かりやすい。耳まで真っ赤だ。

そして。


霧切「な……苗木君」

苗木「え、なに?」

霧切「だ、だから…………」


霧切「苗木君で……オ、オナ……ニーしたの……」


…………???
え、なに、霧切さん、今何て言った!?


苗木「ボ、ボクで……オナニーしてたの……?」

霧切「///」コクン

苗木「そ、それって…………」ゴクッ

また立てればいいじゃないか

うひょー

キタ━━○(#゚∀゚)=(  #)≡○)Д`)・∴'.━━ッ!!!!

きたきたきたああああああああああふぉおおおおおお

この霧切さんの耳の穴ぺろぺろしたい

よだれが止まりませんなぁ!

えんだあああああああああああああああああああああああああああ

手袋したままか

ちょっと中の人で抜いて来る!

いいよいいよ

>>787
それはまだ早い

いやああああああああああああああああああああ

>>799
それに気づいたら苗木さんが物凄い勢いでしゃぶり出すからやめろ

ひゃっふーーーー

 

それはつまり……ひょっとしなくても!!!!!


苗木「えっ、霧切さんボクの事が好きなの!?」

霧切「っ!!///」

苗木「……そっかそっか、今までのは全部照れ隠しというわけだったのか」ウンウン

霧切「あ、ち、ちがっ……!!」

苗木「大丈夫大丈夫、分かってるよ霧切さん、全部分かってる。…………はっ!!!」

霧切「なに!?」ビクッ

苗木「ここはボクの部屋のベッドの上だ……そしてボク達は両想い……つまり!!!!!」


ここから導き出される答えは――――!!!!!


苗木「 い た だ き ま す ! ! ! 」ガバッ!!!!

霧切「ま、待って!!!!!///」ドンッ!!!!!

ドン!

ちっ

この早漏め!

ふぅ………

閃き穴グラムがないだと…

素晴らしい

うひょおおおおおおお

あんまレスすると完結前に埋まりそう

  

ドシャァァァァァァァァァァァ!!!!!!


ボクのルパンダイブは霧切さんによって弾き飛ばされ、ベッドの外まで吹き飛ばされた……。


苗木「お……ご…………!!」ズキズキ

霧切「あ、そ、その……ごめんなさい。でも」

苗木「こ、心の準備? 十秒でいい?」

霧切「短いわよ! そ、それに……私があなたの事好きだとも……限らないじゃない……」


…………。
ちょ、ちょっと待って。今何て言ったの霧切さん。


苗木「ボクの事好きじゃないの!?」

霧切「えっ、あ……そ、そういう事じゃなくて……よく、分からなくて……」オロオロ

苗木「いいや、キミはボクの事が好きだよ!! 好きじゃない身近な人でオナニーなんかするはずがない!!」

霧切「わ、分からないじゃない!! 私はまだそういう事知らなかったから、たまたまよく話す男子を、その、オカズにしたのかも……しれないし……」

苗木「…………うそん」

うそん

うそん

これ五章の苗木おしおきか霧切おしおきかのとこどうすんの

http://i.imgur.com/sod5leP.jpg

>>819
何このブス

>>820
は?

>>820にはスペシャルなおしおきを用意しました^^

>>818
一緒に死ねたら最高だな

>>820
それは違うよ!

>>820
おしおき

 
霧切「だ、だから…………私があなたの事を好きだとは限らないわ」キリッ

苗木「え、ボクは好きだよ!! 大好きだ!!」

霧切「……そう、ありがとう///」プイッ

苗木「いや絶対ボクの事好きだってその反応」

霧切「いいえ違うわ!」キリッ


この子面倒くさい……!!


苗木「……わ、分かったよ。じゃあそういう事にしておく」

霧切「そうよ……うん。そうなのよ」

苗木「それじゃあ真面目な話しよっか」ハァ


何だかとてつもなく腑に落ちないけど、あまり無理に攻めるのも良くない気がする。
霧切さんが今までこういう経験がないっていうのは確かだし、なおさらだ。


というわけで、先程見た大神さんの件を話す事にした。

話すんかい

 

霧切「……その件は、あまり他の人に言わない方がいいわね」

苗木「うん、ボクもそう思う。何か事情があるみたいだったし……」

霧切「でも、私には話してくれたのね」

苗木「霧切さんに隠し事はしたくないからね」ニコ

霧切「……っ///」

苗木「ねぇやっぱ今ここでセックスしない?」

霧切「し、しない!!」


ダメか。勢いで何とかなるとも思ったんだけど。
落ちそうで中々落ちない、難しい人みたいだ。そこが燃えるけど。


霧切「とにかく、私達が完全に疑い合うのは良くない。それは確かよ」

苗木「うん……これ以上コロシアイを起こさせない為にもね……」

話すなら先に話せww

不意打ちでちゅーしちゃえ

 

【次の日 化学室】


校舎4階が開放された。
この階は音楽室、化学室、職員室、情報処理室、学園長室と沢山の部屋があった。

ボクと霧切さんはその内化学室に居た。


霧切「……毒ねこれ」

苗木「ペロッとかやめてよ」

霧切「やらないわよ。後は試薬と……これは栄養剤ね」

苗木「媚薬はないの?」

霧切「あったら使うの?」ジト

苗木「うん、もちろん。相手は霧切さんで」

霧切「私がそう簡単にそんなものを飲むわけがないでしょう。同人誌じゃあるまいし」

苗木「ですよねー」

霧切「それに、初めてなのに薬で、とかイヤよ」

苗木「あれ、相手がボクっていうのは嫌がらないんだね」

既にバカップルじゃねーか
いや夫婦か

初めては月が綺麗な夜の静かな森の中でがいいんだよね?

ちくしょうみせつけてくれるじゃないか

あっ、これもう完全に夫婦ですわ

正妻ですなぁ

 
霧切「っ……い、いやよ……」アセアセ

苗木「そっか……じゃあボクの童貞は朝日奈さんにでも奪ってもらおうかな……」ハァ

霧切「ダメ!!」

苗木「…………」

霧切「…………///」

苗木「ねぇ霧切さん、やっぱボクの事好きでしょ?」

霧切「この部屋はもういいわね。次は音楽室でも見てみましょう」


何て強引な話の逸し方なんだ。
たぶん更に追求しても力押しで何とかされちゃうんだろうなぁ。


【脱衣所】


アルターエゴが置いてある大浴場の脱衣所。
ボクは一つの大きな使命を胸にやって来ていた。


苗木「お願い……アルターエゴ」

アルターエゴ「うん、分かったぁ」ニコ

ナニをする気だね?

悪い予感しかしない

?

 
霧切『苗木君……もう……我慢できないの……///』

苗木「ふおおおおおおおおおおおおおっ!!!!!」

霧切『あっ/// だ、だめ……そん、な……んんっ!! ぁぁあああっ!!!』

苗木「いいよ……いいよ霧切さん!! 乳首もこんなに立っちゃって……!!」シコシコシコシコ

霧切「んはっ!! ひっ、んんんん~~!!! あ……ぁぁっ……くぅ……っ!! やぁぁっ!!!///」

苗木「霧切さん……霧切さぁぁあああああん!!!!! こっちももうトロトロだよおおおおおおおおお!!!!!」シコシコシコシコ

霧切『やっ、だ、だめ!! そこ……はぁぁぁっ!!!!! あっ、やぁぁっ、んんんああああああああああああああっ!!!!!』

苗木「ぐっ……ダメだ、出ちゃう!!! 入れるよ霧切さん!!!!!」シコシコシコシコ

霧切『ま、待って……ゆっくり……はひっ、ふっんんんっぅうううあああああああっ!!!!! あっ……あっああっああああああ!!!!!///』

苗木「あっ、イグッ!!! イッちゃううううううううううう!!!!!」

霧切『わたっ……わたしも!!!!! 私も、も、もう……あんっ!!! あっ……んんっ……イ、イッちゃ、んんんっ……んんんんんぁぁぁはああああああああああっ!!!!!』


ドビュッ!!!!!


苗木「ふぅ……」

霧切「 な に を し て い る の ? 」

oh……

ふぅ....

Oh...

テーレッテー

ありゃー

ふぅ……

 

ゴンッ!!!!!


情け容赦ない一撃が頭に叩き落とされた。


苗木「おごぁぁあああああっ!!!!!」ジタバタ

霧切「まったく……アルターエゴも何をしているのかしら」

アルターエゴ『あ、霧切さん! なんかね、苗木君がお芝居の相手になってほしいって!』ニコニコ

霧切「はぁ……頭が痛いのだけど」ガクッ

苗木「ボクも物理的に痛いよ……」ズキズキ

霧切「だいたい、あなたどれだけ性欲旺盛なのかしら。いくら閉鎖空間といっても異常すぎるわよ」

苗木「仕方ないじゃないか霧切さんがヤらせてくれないんだから!」

霧切「わ、私のせいなの!? というか、そんな性欲処理みたいな感じで私の身体使われるのなんてイヤよ……!!」

苗木「じゃあ精一杯愛をこめてするから……」ネットリ

霧切「っ……ダ、ダメ!!」

苗木「えー」

えー

えー

こりゃあと一押しで堕ちますわ(確信

きりきりも苗木でオナニーしてんだから同罪

苗木くんの変態的な性欲は正妻である探偵さんが身を挺して徹底的に管理するべきだと思うよ

あんまレス増やすと足んなくなったりするから不必要なレスは控えろよ

 
苗木「そうだ、アルターエゴにも聞いてみようよ」カタカタ

霧切「聞くって何を……」

アルターエゴ『うん、苗木君と霧切さんはお似合いだと思うよ! 結婚してセックスするべきだと思う!』ニコニコ

霧切「なっ!!///」

苗木「ほら、アルターエゴも言ってるしさ!」

霧切「そんな事よりここから脱出する方法を考えましょう」キリッ

苗木「……う、うん、まぁそうだけどさ」


言っている事は正論だ。反論なんかできない。仕方ない、次の機会に思い切り攻める事にしよう。
その後、アルターエゴの意思を尊重して、彼を隠し部屋のネットワークに接続する事になった。


………
……



それから色々あった。
モノクマが大神さんが内通者だという事を言いふらして。
そこから疑心暗鬼な雰囲気が全体に広がって…………そして。

 

【娯楽室】


大神「…………」


椅子の上では大神さんが冷たくなっていた。
また……起きてしまった。


苗木「大神……さん……」

霧切「朝日奈さん、大丈夫?」

朝日奈「う、うん……大丈夫……みんなを……呼んでこないと……」フラフラ


朝日奈さんがおぼつかない足取りで去っていく。
無理もない、大神さんと一番仲が良かったのは彼女だ。


霧切「……朝日奈さんの様子、どこかおかしかったわね」

苗木「それはそうだよ……大神さんがこんな……」

霧切「いえ、大神さんがこんな事になっているからこそよ。いつもの彼女なら真っ先に駆け寄ってくるはず」

苗木「…………確かに」

 

……待てよ。これってつまり。


苗木「霧切さんは……朝日奈さんの事を疑っているの……?」

霧切「……前も言ったでしょう。私は自分以外のみんなを疑っているわ」

苗木「ボクも……か」ハハ

霧切「あ、いえ……その、あなたを疑いたくないというのは本当。でも」

苗木「うん、大丈夫だよ。信じたいから疑う、そういう事でしょ?」ニコ

霧切「……ごめんなさい」

苗木「謝らなくていいって! ボクはそういう霧切さん、好きだよ」

霧切「あ、ありが……とう…………あ、あのっ!!」

苗木「あ、霧切さん、この雑誌一冊だけ逆さまに入ってるよ!!」

霧切「…………そうね、調べてみましょう」


あれ、なんか霧切さんが微妙な表情を浮かべているけど、何でだろう。

 

【裁判後】


事件の真相は大神さんの自殺だった。
そして、朝日奈さんが大神さんを追い詰めた自分達も死ぬべきだと工作をした。
アルターエゴが……犠牲になってしまった。

それはとても悲しい事件だった。
でも、彼女の残した遺書でみんなの意識が変わった。

ボク達は、お互いが仲間だと、戦うべき相手はモノクマなんだと。


………
……



【苗木の部屋】


遠くから声が聞こえる。
ゆっくりと目を開けてみると、そこには…………。


霧切「苗木君」

苗木「……夜這い?」

いいねー

きたこれ

もう結婚しろ

4

霧切「ち、違うわ。その、脱衣所に来て」

苗木「えっ、あ、ちょっと霧切さん?」


【脱衣所】


苗木「えーと、どうしたの? 一緒にお風呂入る?」

霧切「入らない! あなたにモノクマの注意を引きつけてほしいのよ」

苗木「モノクマの注意を?」

霧切「えぇ、説明するわね」


霧切さんの話を聞くと、どうやら黒幕はモノクマの操作と監視カメラのチェックを同時にできないらしい事。
そして大神さんが残した突破口、学園長室へ入るために、ボクはモノクマの注意を引きつけてほしい、との事だった。


苗木「そんな、危険だよ!!」

霧切「前回はあなたのワガママを聞いてあげたのよ。今回は私のワガママを聞いて」

苗木「で……でも……!!」

霧切「お願い。大神さんの為にも」ジッ

苗木「…………分かったよ。でも、お願いだから無事に帰ってきてね」

完結させて頂きたい

>>1
もっと投下スピード上げて

はやく

はよ

何故かジッがモジッに見えた
寝るわ

 

………
……



【一階食堂前】


それからボクは言われた通りにモノクマの注意を引きつけて、霧切さんの帰りを待った。
その間は物凄く不安で、前回も彼女はこんな気持ちで待っていたと思うと、申し訳なく思った。


霧切「苗木君」

苗木「あっ、霧切さん!!」

霧切「…………」スタスタ

苗木「え、な、なに……?」


霧切さんは無言で歩いてくる。
そして顔をすぐ近くまで寄せて、


霧切「戦刃むくろに気をつけて」

キタ
見てるよ

 

苗木「えっ……あ」


そっか、モノクマに聞かれると困るのか。
……何というか、残念。

それから一言二言聞いて、彼女の話は終わる。


苗木「キスしてくれるのかと思ったのに」

霧切「っ!! い、いきなりそんな事……できるわけないでしょ……!!///」

苗木「いきなりじゃなかったらしてくれるの?」

霧切「あ……え、えっと……私はもう部屋に戻るわ!!」


なんかこうやって霧切さんをからかうのが癖になってきたような気がする。
もちろん、いつまでもこの関係でいるつもりはないけど、楽しいものは楽しいんだよなぁ。

たぶん、本人からすればたまったものじゃないんだろうけど。

追いついた

この話を50代無職が書いていると思うと泣ける

この流れだとゴミ捨て場で…

>>878
やめろ馬鹿

 

【次の日 武道場】


学級裁判が終わったことで、5階が開放された。
そこには生物室、武道場、植物庭園。そして、血まみれの教室。

最上階という事で、いよいよ学園の謎も大詰めになってきた感じだ。

そんな中、ボクと霧切さんは武道場に来ていた。
校内なのに桜が舞っていて、綺麗な景色が広がっている。


苗木「はい、霧切さん、プレゼント」

霧切「え、これって……桜の花束?」

苗木「うん、本当はイン・ビトロ・ローズが一番良かったんだけど、中々出なくてさ。ほら、こんな景色だし、桜の花束もいいんじゃないかって」ニコ

霧切「あ、ありがとう……///」


良かった、気に入ってもらえたようだ。
桜の花言葉は「優れた美人」。まさに霧切さんにピッタリだ。


霧切「……苗木君。前のセレスさんの話覚えている?」

デレすぎぃぃいいい!!

さすが落ちてるだろと思ってた

読んでないけど応援してるぞ

 
苗木「セレスさんの話って……」

霧切「あなたは、私かみんな、どちらか一方しか取れない選択を迫られた時……どうするの?」

苗木「……それは」


当然そんなすぐに選べるような問題じゃない。
霧切さんはボクにとって一番大切な人だ。でも、だからって他のみんなを犠牲にする事なんてできない。


苗木「選べないよ……そんなの、ボクは……」

霧切「……私も、そうなの」

苗木「え?」

霧切「苗木君とみんな、どちらかを取らなければいけないって考えた時、答えなんて出なかった。たぶん以前までは迷わずみんなを取っていたんだろうけど」


ギュッ


霧切さんは静かに、ボクの胸の中に収まった。


霧切「時間が許せばいつまでもこうしていたい。そう思ってしまうの」

苗木「…………それ告白でおk?」

終わるまで寝れないんだけど…

おk

>>それ告白でおk?

なんかワロタwwwww

このスレで書ききれるか?

まあ次スレ立てればいいだろう

 
霧切「違うわ」

苗木「……そ、そうですか」

霧切「私は……あなたにみんなを選択してもらいたい……。私の為にみんなを犠牲にしてほしくない」

苗木「どんな事があってもキミを見捨てるような事はしない。絶対に」

霧切「ふふ……どうせそう言うと思っていたわ」


ギュッと、霧切さんはボクに回した腕の力を強くする。
ボクも負けじと、同じように彼女に回した腕の力を強める。

そのままボク達は、桜が舞う中でしばらく抱き合っていた。


【食堂】


十神「おい霧切、鍵をよこせ」

苗木「ちょっと待てよかませメガネ」


素性の知れない霧切さんに自分の事を話させようと考えた結果、十神クンはとんでもない行動に出た。
当然、ボクがそんなものを許せるわけがない。

これ以上言うようなら、あのメガネ叩き割ってやる。

ちょ待てよ

苗木の対応www

支援

苗木△

あれ、このままじゃ…

 

霧切「いいわ」


なんと、霧切さんは簡単に十神クンに鍵を渡してしまった。
ボクは思わず呆然と、そして鍵を受け取った十神クン自身も目を丸くしていた。


十神「貴様……そこまで……」ギリッ

霧切「これで用は済んだでしょ。私は行くわ」

苗木「あ、待ってよ霧切さん!!」


ボクは急いで彼女を追って食堂を出る。


苗木「霧切さん、これだとキミは部屋に入れないじゃないか! どこで寝るの!?」

霧切「……あなたは気にしなくていいわ」

苗木「そんなわけにはいかないよ!! あ、そうだ、ボクの部屋に来なよ!!」

霧切「下心が見え見えだから遠慮しておくわ」

苗木「そ、そんな事ないって……絶対手を出さないって誓うから!!」

霧切「それより苗木君、あなたには頼みがあるの」

>あ、そうだ、
wwwwwww

 

また霧切さんはモノクマに聞かれないように顔を近付けてくる。


霧切「昨日手に入れた鍵がどこのものか調べたいの。モノクマの注意を引きつけてくれる?」

苗木「鍵って……学園長室にあったもの……?」

霧切「えぇ。大丈夫、今度もきっと上手くやるわ」

苗木「…………信じるよ。約束してね、絶対に無事に戻ってくるって」

霧切「分かったわ。ありがとう、苗木君」


それから、ボクは言われた通りにモノクマの注意を引きつけた。
その時から、霧切さんは姿を消した。


【深夜 苗木の部屋】


苗木「ぐっ……はぁ……はぁ……!!」


風邪を引いた。
こんな状況なのに自分でも呑気だなとは思うけど、苦しいものは苦しい。

そして、ぼんやりとした意識の中で。

またオナってるのかと思ったwww

 

「…………」


何者かが立っていた。
顔は覆面を被っていて分からない。ただ、その手には……。

サバイバルナイフが握られていた。


苗木「っ!!!」


危機感は覚えても、動くことができない。
それどころか…………意識が遠のいて…………。


………
……



次に目を覚ました時、目の前には。


霧切「…………」

苗木「き、霧切……さん……?」

死んだか

 
いつもなら軽く下ネタの一つでもぶつける状況だけど。
そんな軽口の一つも叩けないくらいに、ボクは衰弱しているようだった。


霧切「――――」

苗木「……?」


何かを言っている。
読唇術を使うと…………『愛している』。うん、たぶん違う。というか読唇術なんて使えない。


そんな事を考えている内に、再び意識が落ちた。


【次の日 植物庭園】


……また、死体が見つかってしまった。
しかも、その死体は昨日ボクが見た覆面を被っていた。

ここに居ない人はただ一人だけ。


十神「霧切……か」

苗木「それは違うよ!!」

 

あの倒れている人は霧切さんじゃない。
それは今までずっと見てきたボクが断言できる。匂いでも嗅げば完璧だ。

でも、それならあの死体は誰のものなんだろう。そう考えた時、頭の中に一つの名前が浮かんだ。


苗木「戦刃……むくろ……」


その後、死体は燃えるわ、全国生中継だとか言われるわ、頭を混乱させるような事ばかり起きた。
こんな時、霧切さんなら常に冷静に状況を理解していってくれたのだろう。

彼女は、どこにも居ない。
あのモノクマでさえ、彼女の居場所は掴めていないようだった。


一体……どこに行ってしまったんだ……霧切さん……!!


【裁判前】


いつものエレベーター前の部屋。
そこでボク達は待っている。最後の一人、霧切さんを。
そして。


霧切「……遅れたわね」ハァハァ

朝まで残しとけよお前ら

いやまとめ見ろよ
普通に

 

苗木「霧切さん!!」


珍しく息を切らせた様子で慌ただしく入っていきた霧切さん。
でも、そんな事はどうでも良かった。こうして無事な姿を見られただけで、ボクは十分だった。

エレベーターが動き出す。
ボクは霧切さんにこっそりと話しかけた。


苗木「結局、あの鍵は何だったの?」

霧切「これは全ての鍵を開けられる万能キーだったわ。ずっと寄宿舎の2階を調べていたの」

苗木「えっ、本当!?」

霧切「えぇ、それで分かった事がいくつかあるけど…………まずはこの裁判を乗り切る事からね……」


そう言う霧切さんの表情は苦しそうで。
なんだか、いつもと違った雰囲気だった。

いや、でも今までだって何とかやってきたんだ。
きっと、今回だって…………。

見てんで

 

【学級裁判】


十神「犯人は霧切響子だ!!」

苗木「くそ……この強制シャッ十神が……!!」


裁判の流れは最悪だった。
霧切さんの部屋からは武道場のロッカーの鍵が見つかって、中には血のついたガムテープとジュラルミン製の矢の束。

アリバイがないのも霧切さんだけで、みんなはもう完全に疑いの目を彼女に向けている。


苗木「でも……それはおかしいよ!!」

十神「何だと?」

苗木「だって霧切さんは自分の部屋に入れなかったんだよ!? それじゃあ、ロッカーの鍵を部屋の中に置けないじゃないか!!」

十神「なっ……」


よし、何とか押し戻せた。
でも、油断しているわけにはいかない。今だ霧切さんの立場が不利なのは変わっていない。


霧切「…………」

矛盾を指摘してはいけない

霧切さんのおしおきで心が痛んだ

 

おかしい。どうして霧切さんは何も言わないんだ。
今までの裁判だって、彼女はいつも議論の中心になってきたはずだ。

それなのに……この状況でどうして……!!


苗木「……今回の裁判、何かおかしいぞ」

葉隠「お、おかしい!?」

朝日奈「そう、かな……?」

腐川「ふん、霧切が犯人にされそうだからって適当に言ってんじゃないの……」

苗木「そうじゃないよ!! だってまず被害者だって急に出てきた16人目の高校生で、ボク達が誰も顔を見ていないんだよ!?」

十神「……ふむ。確かに今までの事件と比べると異質だな」

モノクマ「急に何を言っているのかなぁ苗木クン。そういうセリフはとっても犯人っぽいねぇ……」


何を……言っているんだコイツは……!!


十神「そういえば……あのロッカーの鍵を見つけたのは苗木、お前だったな。
    霧切が部屋に入れなかったというならば、お前がこっそり部屋に置いたという可能性しかない」

苗木「なっ……!!!」

霧切「っ……!!」 


マズイ。今の十神クンの一言、そしてモノクマの言葉で一気にボクに疑いが集まった。
違う……ボクじゃない。もしその結論を出せば、みんな処刑されてしまう!!

考えろ……考えるんだ!!


その時。


霧切「どうして黙っているの、苗木君。言えばいいじゃない」


ここに来て、霧切さんの声が響き渡った。
その声はいつもと同じく凛としていて、決して大きくないのによく通った。


苗木「い、言えばって……何……を?」

霧切「…………」


霧切さんはわずかに目を閉じた。そして。


霧切「私は自分の部屋に入ることができた。万能キーを持っているのだから」

いやいやいやいやいあやいあや

やめてくれよ...

スレ埋まってきたからって焦らないでくれよ頼む

 

みんなの表情が……固まる。
どうして……どうして霧切さん……っ!!


十神「万能キー……だと!?」

葉隠「マ、マジかよ!!!」

霧切「えぇ、ここに来るまで寄宿舎2階を調べていた。この鍵がそうだっていうのは試せばすぐ分かるわ」

朝日奈「え、じゃ、じゃあ……!!」

腐川「犯人も……霧切!?」

苗木「みんなちょっと待っ」


ボクがそう声を出したその瞬間。


モノクマ「タイムアップー!! 投票いってみましょー!!」


モノクマの声が響いた。
頭の中が真っ白に…………なって……いく……。


苗木「……は?」

おいマジか

え?






え?

苗木さんイケメンタイムの予感

最初はみんなモノクマが舞園ちゃん殺したとか言ってたのにいつのまにか仲間内に犯人がいると信じるようになってんだよな

BADENDだけはやめてくれ・・・

>>923
そら実際に仲間内で殺人が起きてるから当たり前だろ

ミンチになった霧切さんを大和田バターで美味しくいただきたい

 

モノクマ「ではでは、いつも通りお手元のボタンで投票してくださいねー」


苗木「ちょっと待てって言ってるだろ!!! こんなのおかしいだろ!!!」

モノクマ「さて、みんなが選ぶクロは誰なのか。そして、それは当たっているのか!」

苗木「おい聞けよ!!!!! 霧切さんが犯人だったら自分からあんな事言うはずがないだろ!!!!!!」

モノクマ「運命の……投票ターイム!!!」

苗木「やめろおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!」


いつもの……何度も見てきたスロットが回る。
その中央で、揃ったのは。


霧切さんの……顔だった。


ジャラララララララララララララララララララ!!!!!!!


モノクマ「だいせいかーい!! 今回のクロは霧切響子さんでしたー!!」

苗木「なん……だよ、これ…………何なんだよこれは!!!!!」

いやああああ

うわあああ

それは違うよ!

本編と逆パターンか

公式子作りendか

いやまてまだアルターエゴがあるはず…

スレタイと合わせていい雰囲気出してるな

 
霧切「…………」

苗木「霧切さん!! 霧切さんも何か言ってよ!! キミは犯人なんかじゃないでしょ!?」

霧切「苗木君、よく聞いて」


霧切さんは足早にこちらにやって来て……ボクに何かを握らせた。
そして、しっかりとした強い瞳でこちらを見つめる。


苗木「えっ……?」

霧切「万能キーと脱衣所のロッカーの鍵よ。その中には私が調べてきた事が入っているから」

苗木「ど、どうしてそんな……事……!!」

霧切「……苗木君なら分かるはずよ」

苗木「全然分からないよ!!! 嫌だ……嫌だよ!!!!!」


その時だった。
霧切さんは……静かに、それでいて力強く、ボクを抱きしめた。


霧切「あなたの事……信じてる。あなたなら、きっと……みんなと一緒にここから脱出してくれる」

苗木「みんなって誰だよ……その中に霧切さんだって居るのに……!!!!!」

ほう

BAD ENDかー

頼むから持ち直してくれ

 
モノクマ「うぅ……泣けるなぁ……これならテレビの前のみんなも号泣間違いなしだよ……」ウルウル

モノクマ「でもでも、だからってオシオキ回避とかは認められないよー! ていうか邪魔なんすけど苗木クン」


ボクは霧切さんを抱きしめる。
強く、強く。絶対に離さないように。


苗木「嫌だ……絶対に嫌だ……!!!」

霧切「……ありがとう、苗木君。あなたに出会えて、良かった」

苗木「そんな事言わないでよ!!! まるで……これが……最期みたいに……!!!」


聞きたくなかった。
こんな事は初めてだった。彼女の言葉はいつでも心地いいものだった。

でも、今はひたすら痛い。


霧切「苗木君……私…………」

苗木「うっ……うぅぅぅ……!!!!!」


霧切「あなたの事が…………好き」

うひょー

BADENDはゆるさない

これ苗木くん絶望して全員殺すんじゃね

アルターエゴなら...アルターエゴならきっとやってくれる...

最初の頃の変態がまるで嘘のようだ

 

ドンッ!!!!!


突き飛ばされた。
そう気付いた時には、彼女はもう手を伸ばしても届かない所にいて。

そして。


モノクマ「超高校級の探偵、霧切響子さんの為に、スペシャルなオシオキを用意しましたー!!」


それは…………始まった。


【補習】


教室には霧切さんが一人。
彼女はきちんと椅子に座っていて、机の上には教科書も出ている。


ズドンッ!!!!!


教室全体が不自然な震動をする。
奥には…………プレス機があった。

アルターエゴ頼んだぞ!

お前らスレも少ないのに書き込みすぎ

>>947
そっくり返すわ

ぶっちゃけモノクマの爆弾で全員纏めて爆殺すれば楽勝で出れるよな

BADEND真っしぐら

これは苗木が助けに行くんだよな!な?

>>949
殺していいのは2人まで

 

苗木「やめ……ろ……!!!」


霧切さんは後ろへ……プレス機の元へと運ばれていく。
その前では教卓の前でモノクマが授業をしている。

霧切さんの表情が……青ざめていく。


苗木「やめてくれ……!!!」


プレス機のすぐ近くまで、霧切さんが運ばれてきた。
彼女は……目を閉じた。


苗木「やめろおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!!」


バチッ!!!

NOOOOOOOOOO

ガチで泣いた

アルターエゴきたか…!

これ終わるんか

やめてくれええええええ

>>952
霧切とかませを上手く殺れればあとは楽そう

うめ

こんなことならこの間放棄されて乗っ取った「みんな非童貞なの?」でもっと二人をいじくってやればよかった

>>961
全くだ。

 

その時だった。
プレス機の上に取り付けられていた画面、そこに映っていたモノクマの顔がブレる。

そして、直後。


アルターエゴ『…………!!』


プレス機が霧切さんを押し潰す事はなかった。
それは彼女の頭上で停止し、彼女自身はそのまま運ばれていき…………どこか下へと落とされていった。


苗木「アルターエゴ……?」


思わず腰が抜けて、その場にへたり込む。
あの一瞬映った顔は、確かにアルターエゴのものだった。


モノクマ「なっ……はぁぁぁぁああああ!? おい何だよこれ!!」


朝日奈「今のってやっぱり……」

葉隠「あぁ、アルターエゴだったべ」

腐川「ア、アイツが霧切を助けたってわけ? でも確かにアイツは壊されたはずじゃ……」

アルターエゴはまだですかね

どうせなら潰されてもよかったんだがな

ちぃたぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁん!!!

希望!希望!希望!希望ぅぅうううわぁああああああああああああああああああああああん!!!
あぁああああ…ああ…あっあっー!あぁああああああ!!!希望希望希望ぅううぁわぁああああ!!!
あぁ見せて見せて!見せて見せて!ほらほら!諦めないで負けないで!僕に希望を見せてよぉ…はははは
んはぁっ!絶望的なこの状況での君達の希望をもっともっと感じたいよ!ほらほら!あぁあ!!
間違えた!輝く希望を見たいよ!ほらほら!負けないでって!希望をもっと!ほらほらもっと頑張って…ほらほらほらぁ!!
前回の君達の希望は素晴らしかったよぅ!!あぁぁああ…あああ…あっあぁああああ!!ふぁぁあああんんっ!!
今回もコロシアイが起きて良かったね皆!あぁあああああ!眩しい!皆の希望が!素晴らしいよ!あっああぁああ!
この目で君達の希望を見れて嬉し…あれ?どうしたの?
…ねぇ、いきなり黙っちゃって…あ…もしかして、諦めちゃったの…?
君 達 の 希 望 は そ の 程 度 な の?………………………………………
あーあ、がっかりだなぁ…君達の希望ってその程度なの?超高校級の君達の希望って……
あぁ、まぁいいよ、それが君達の希望なら…僕はそれに従うだけ…ん?諦めて…ない?日向君はまだ諦めてない?
素晴らしいよ!日向君はまだ諦めずに希望を持ってるんだね!日向君の希望が見えるよ!日向君の希望が皆にも希望を与えてくれる!!
そして、そんな皆の希望が僕にはとても眩しいよ!!!よかった…世の中まだまだ捨てたモンじゃないんだねっ!
ははははははははははははっ!!!僕には皆の希望が見える!!素晴らしいよ日向君!!皆も諦めないってさ!!!
あ、議論の方も進展したね!はははははははははははははははははははははっ!!!!
あっあんああっああんあ素晴らしいよぉ!!希望!!希望ぅぅぅぅぅうううううう!!!素晴らしいよぉぉおお!!
ううっうぅうう!!でもさ、ここで僕があれを話せば……皆の希望はもっと輝けるかもしれないね!



そ       れ       は       違       う       よ (笑)

ダンガンロンパSSの外野ってなんでこんなレスすんの?

来たか

>>962
お前あのスレにいたのかよ

残りの尺的に絶対このスレじゃ完結出来ないし次スレ立てるか?

>>970
どんどん建てるべき。

>>968
ダンガンロンパに限らずSSスレの外野はこんなもん

>>968
絶望的だね

このスレ埋まったらこっちに頼む 蛇足だったらすまんな

早くしろ
練れないだろ

 
モノクマ「ぐっ……ネットワークに繋がった時だな……その時にウイルスでも仕込んでいやがったのか!」

十神「おいモノクマ。今の裁判、本当に正しいのだろうな。全てがイレギュラー尽くめだぞ」

苗木「正しい事なんてあるもんか!! この裁判はコイツが霧切さんを始末したいが為に仕組んだものだ!!」

モノクマ「…………」

苗木「何とか言えよ!!」


モノクマ「うぷぷぷぷ、あーっはっはっはっはっは!!!!! まっ、別にいいもんねー、あそこから落ちた所でどうせ助からないし!!!!!」


モノクマの言葉に、背筋を冷たいものが流れた。
そうだ……ボクはあの下に何があるのか全く知らない。


モノクマ「まだプレスされた方がマシだったかもね。霧切さんは一生出られる事もなく、ただ餓死していくんだよ!!!」

苗木「そんな事はさせない!!!」


そうだ、霧切さんはまだ生きている!!
それなら何としてでも助け出す、諦めたりするもんか!!

続(失笑)

次スレ
苗木「霧切さんと仲良くなろう」
苗木「霧切さんと仲良くなろう」 - SSまとめ速報
(http://hayabusa.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1379183494/)

次スレありすぎぃ
どれ使うかそもそも次スレ行くのかは1が決めたらいいさ

>>978
なんでもうあるのに立てたの?バカなの?

>>977
くっさ 屑がレスするなよ

勝手に立ててるやつ全員ROMってろよカス

重複したんかすまん

さすがに続はないわ

てす

全員ROMってろよカス()
くっせえええええええwwwwwお前が一生ROMってろ池沼wwwwwww

 

【ゴミ捨て場】


霧切「うっ……」


酷い光景と臭いが辺りに広がっていた。
私はオシオキを受ける寸前で……アルターエゴに助けられて……。


霧切「そのまま……落ちたのね」


辺りにはどうやら他のオシオキに使われたと思われる残骸が散らばっていた。
あの宇宙ロケットのようなものは何に使っ…………あぁ。


霧切「あれで……父を殺したのかしらね」


寄宿舎2階。その奥の隠し部屋で父のものと思われる骨は見つかった。
まさか本当に娘の名前をパスワードに設定する人間がこの世に居るとは思わなかったけど。


霧切「…………」


見上げても光は見えない。

宇宙旅行か…

 

その時だった。
プレス機の上に取り付けられていた画面、そこに映っていたモノクマの顔がブレる。

そして、直後。


アルターエゴ『…………!!』


プレス機が霧切さんを押し潰す事はなかった。
それは彼女の頭上で停止し、彼女自身はそのまま運ばれていき…………どこか下へと落とされていった。


苗木「アルターエゴ……?」


思わず腰が抜けて、その場にへたり込む。
あの一瞬映った顔は、確かにアルターエゴのものだった。


モノクマ「なっ……はぁぁぁぁああああ!? おい何だよこれ!!」


朝日奈「今のってやっぱり……」

葉隠「あぁ、アルターエゴだったべ」

腐川「ア、アイツが霧切を助けたってわけ? でも確かにアイツは壊されたはずじゃ……」

 

……でも、決して諦めたりはしない。
そういう所は彼に習うべきだと思っている。


霧切「そ、そういえば……言ってしまったわね……///」カァァァ


オシオキを受ける前、何ていうか、勢いで告白してしまったような気がする。
どうしよう。次会う時、彼は絶対ニヤニヤと勝ち誇った顔をしている。

何と言い訳をするべきか。


霧切「……と、友達として、とか。少し苦しいかしら」ブツブツ


別にあの時言った事がウソであるというわけではない。
ただ、そういう弱みを彼に見せるのは気が進まないというか。

……いや、恋人同士ならそういうは気にしなくていいのだろうか。


霧切「ダ、ダメよ! ここでしっかり彼の手綱を握っておかないと、後でどんな事をされるか分かったものじゃない!!」


彼の言うことは拒めず、強く押されたら何でも言いなりになってしまう。
そんな嫌な予感が漠然とあった。

でれまくりんぐかわわ

きゃわわ

 

【寄宿舎】


葉隠「ま、まじでやるんか!?」

苗木「うん、きっと霧切さんはゴミ捨て場に落とされたんだと思う。だから、ボクもゴミに紛れていく!!」

朝日奈「苗木……やっぱりあんたって霧切ちゃんの事、大好きだよね」

腐川「ふ、ふん……当然よそのくらい。あたしの小説の中なら、男はもっと凄い事をしているわ」

十神「ふん、しかしその予想が外れている可能性もあるだろう。それで出てこられなくなったら笑えないな」

苗木「うっ……ま、まぁそこは幸運を信じてみるっていう事で……」


ボクは大きなゴミ袋の中に入る。
ベチャ、と何かが髪についたけど、気にしているわけにはいかない。


絶対に……霧切さんを助けてみせる!!

 

かわいい

じぇじぇじぇ

うめるか

うめ

1000

このSSまとめへのコメント

1 :  SS好きの774さん   2016年01月02日 (土) 13:25:38   ID: anz6rMdW

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