かがみ「つかさの日記か・・・」(829)

テストのことで聞きたいことがあって、私はつかさの部屋にはいった。
つかさは部屋にいない。机の上に無造作に日記が置いてある。
かがみ「つかさはお風呂入ってるんだ・・・」
何書いてるのかしら・・・一度そう感じ始めると、すごく気になり始める。
かがみ「ちょっとだけなら、いいよね・・・」
そう思いながら、私は日記のページをめくった。

「今日もこなちゃんから愚痴を言われた。
お姉ちゃんのことで私に愚痴を言われるのはつらい。
ゆきちゃんも最近はお姉ちゃんのことをかばってくれなくなった。
今のままじゃよくないかなぁ・・・」
私の頭の中は真っ白になった・・・
恐る恐る他のページも見てみる
「こなちゃんが珍しく機嫌がよかった。
お姉ちゃんが風邪で休んだからだって・・・
お姉ちゃんのこと、こんな風に言われるのはつらいけど
ほかのみんなも同じようなこと言ってる・・・
お姉ちゃんはたぶん気づいてない。」
「今日もお姉ちゃんが、こなちゃんを馬鹿にするようなこと言ってた。
顔では笑ってるけど、こなちゃんは大分腹が立ったみたい。
止めようと思ったけど、何も言えなかった。
私のばか・・・」
日記を持つ手が、震えているのがわかった。

体中から血の気が引いていく。
ふるえる手で、日記をもと位置に戻すと、私は自室に戻った。


「・・・私・・・もしかして・・・」


思わず口に出かけた言葉を、私はあわてて飲み込んだ。
部屋の電気を消して布団にくるまり、つよく目を閉じた。


・・・嫌われてる?


私の心が、私の不安が、そっと私に囁きかけてくる。
自分がどんな風に思われているのか、はじめて気づいた。

寝付けづに何度も寝がえりをうった。
眠れるはずなんてない。さっきから動悸が激しくて
喉の奥から何か飛び出しそうで
目を閉じてても、ちっとも眠くならない。
真っ暗で静か部屋の中で、みんなとの思い出が私の心に思い出される。
一緒にバイキングに行ったり、カラオケに行ったり、くだらないお話をしたり

私はすごく楽しかったのに
こなたのわがまま、みゆきの優しさ、つかさの抜けた所
みんな大好きで・・・
私は、うまくいってると思ってた
ずっと友達だって・・・


私だけだったんだね、ごめんね

窓からの朝日で目が覚めた。
学校に行くのがつらい。心なしか、気分が悪い気がする。
きっと昨日のことがあったからだ。
重い体を起こし、私は長い階段を下まで降りていく。
朝食ものどを通らない。
「お姉ちゃんおはよう~」
いつもと変わらない笑顔で、台所につかさが顔を出した。
「おはよう、つかさ」
精一杯の笑顔で私も返事する。
「いつも早いね~」
変わらぬ調子で席につき、朝食をとるつかさ。


私のこと・・・どう思ってるんだろう?


聞いてみたいけど、聞くのが怖い。
なんで、日記なんか盗み見たんだろう。
自分自身の浅はかさに、涙が出そうになる。

学校までの道のり、バスに揺られながら、私は外ばかり見ていた。
何も考えたくなかった。陵桜の生徒がみんな私を嫌ってる気さえした。
「おねえちゃん、どうしたの~?」
そんな私を気遣い、つかさが声をかけてくれる。
「うん、ちょっとね。昨日遅かったから眠いのよ」
「そっか~いつも遅くまでべんきょうしてるもんね~
私10時には寝ちゃうから~」
つかさだけが、私の味方のような気になる。
日記の感じからも、つかさは私のこと庇ってくれてるみたいだった・・・
「つかさが頼りないから、自分がしっかりしないと」
そんなこと言っていた自分が恥ずかしくなった。
(ありがとう・・・つかさ・・・
つかさが妹で本当によかった・・・)
つかさに気づかれないように、私は目に溜まった涙をそっとぬぐった。

>>1今書いてるのかな?

駅に着いた。
いつもなら、こなたと話すのが楽しみだった。
今日はどんなバカやってくれるのかな、なんて・・・


でも今日は違う。こなたと会うのがたまらなく怖い。
できれば、こなたに会わずに学校まで行きたいと思った。
「あ~こなちゃん、おはよ~」
そんな私の淡い願いを、つかさの一言が打ち消してしまった。
「あ~つかさ、おはよ~」
こなたもいつもと変わらず挨拶をする。
「あ、おはよ・・」
「つかさ聞いてよ~昨日カレー作ったんだけどね、それが・・・」
私の挨拶にかぶせるようにつかさに話しかける。
何だろう・・・いつもなら多分怒るか、こなたらしいで片づけるのに


今日はなんだかすごく悲しかった・・・
こなた、ごめんね・・・おはようも返してくれないくらい
私のこと嫌いなんだね

>>20
思いつきで書いてる。
だから超遅い。
おまけに眠い

「みなさん、おはようござます」
学校までの途中で、みゆきが合流した。
「おはよ~みゆきさ~ん」
「ゆきちゃんおはよう~」
「おはよう・・・みゆき」
なんだろう・・・名前を呼ぶだけなのに、挨拶するだけなのに
声がふるえそうなほど緊張してしまう。
「こなたさん、昨日メールありがとうございました。」
「いやいや~いいよいいよ~」
何の話だろう・・・。いつもなら自分も割って入るところだけど
今日はそんな気持ちにはとてもなれないでいる。
「あーそれ私も知ってる。ゆきちゃんからのメールでみたから」
三人は楽しそうに話をつづけ、私はひとりで、三人の少し後ろを歩いている。


・・・今日は、クラスでじっとしてよう。

クラスにいけば、多少は気がまぎれるかなって思った。


大きな間違いだった。
「あれ?今日は柊あっちのクラスいかね~のか?」
「珍しいわね、柊ちゃん」
「まぁね」
「ふ~ん。ところで、この前のアレすごかったよなぁ~」
「あ、みさちゃんといった映画ね~」
「そうそう、もう大冒険でなぁ~」

いつも二人をないがしろにしてたせいだ。
こっちでも会話に入っていけない
どこにも自分の居場所がない
そんな気がした

昼休み、私はお弁当を持って屋上へ上がった。
日下部たちといても、こなた達といても、どうせ私の居場所なんかないんだ。


だったら・・・一人で食べたい。


つかさが作ってくれたお弁当。
私のと違って、きれいに盛り付けられていて、おいしそう。
いつもこれを見て、こなたが私を茶化してた・・・


玉子焼きを箸で切って口に運ぶ。すごく甘くておいしい。
すごくおいしいのに


一口食べたら、涙があふれて止まらなくなった。
どうしようもないくらいに・・・

その日HRが終わると、私はひとりで帰った。
いつもは図書館でおしゃべりしたり、こなた達と寄り道してるけど
そんなことできるわけもない。


家に帰りたい。学校にいるのは辛かった。
こなたや、みゆき、日下部に峰岸
みんな怖い・・・
会いたくない・・・
そうだ、家に帰って本でも読もう・・・


私は、学校から逃げるように下校した

これがもし
不意の事故で意識不明になったかがみがベットの中で見ている夢だとしたら・・・・・そして毎日お見舞いに来ている3人 
この話しの展開次第ではもう意識が戻らないかもしれない

っていうストーリを付け加えるとなんだか面白くなってきた

部屋に帰りついた私を、安心感が包み込む。
とても長く感じた帰り道。行き交う陵桜の生徒が、みんな私を見てる気がした。
いや、陵桜の生徒全員が、私を嘲笑っているような感じすらした。
なんて小心者なんだろう・・・
自嘲しながら、私はカバンをおろし、部屋着に着替える。
そして本棚から一冊の本を手にとった。
何も考えたくなくて、一心不乱に本を読む。


当然のことながら、ほとんど内容が頭に入らない。
それに時間も全然たたない。
なにより心はモヤモヤしたままだった・・・
そんな時だった
「ただいま~」
私と同じで、いつもよりずっと早い帰宅。


下から響いてくるのは、間違いなくつかさの声だった

>>44
続き書いてくれるか?
眠さマックスw
明日、社内のサッカー部の試合なのにw

部屋をノックする音が聞こえる
「お姉ちゃん・・・ちょっといい?」
「・・・うん」
つかさがそっと部屋のドアを開いた。
そして、部屋に入りそっと扉を閉めた。
「お姉ちゃん・・・今日なんか変だよ?」
「そう?」
なるべく平静を装った。心臓は信じられないくらい早いスピードで鼓動し
いやな汗がにじみ出てくる。
「話してても上の空だし、顔色も良くなかったし、お昼も・・・」
「いいじゃない!!」
我に返った私の目に、泣きそうな顔をしたつかさが飛び込んできた。
思わず声を荒げてしまっていた。
「・・・ごめん。でもいいでしょ。そんな日もあるの」
興奮を抑えて、なんとか取り繕ってみる。
「・・・でも・・・」
「もう、ほっといてよ!!」
駄目だとわかってても、また声が大きくなってしまう。




もし寝てしまったら、明日またスレ立てて続き書くわ・・・
きっちり最後まで。
富樫と同じで、更新遅いけど・・・


「お姉ちゃん・・・」
つかさが絞り出すようにぽつりと言った。
「なによ!?」
もう、自分でも止めようがない。
自分の味方のつかさの思いやりでさえ、今の私には辛い。


つかさは何も悪くないのに、最低・・・


冷静になって、部屋に沈黙の時が流れた・・・
時計の秒針の音だけが、静かに時を刻んでいる。
夕日が差し込んで、部屋をオレンジ色に染めている。
何時間にも思えるような沈黙を破り、つかさが口を開いた


「私の日記・・・見たんだ・・・」


私の鼓動は、再びはげしくなった。




ごめん、限界・・・寝ます


もし、続き読みたい人がいるなら、明日書きます・・・夕方くらいから
一応書きながら話の構想はできたので。

こなた「っていう夢を見たんだよ~」

かがみ「それわざわざ私に言うか?普通」

まさか残ってたとわ・・・
ここに続き書いておk?

おk

ただ、帰ったばっかりなんだ・・・風呂だけ入らせてくれ




で、続きなんだが保守兼ねて書いてくれた人がいるみたいで、サンクス



ところで、今後の展開なんだけど一部安価入れてみるかもしれん
そのときは、「わはは、こやつめ」と温かい気持ちで反応してやってください


では、続き書いてくれた人には悪いんだけど、つかさがかがみに問いかけるところから

「うん・・・読んだの・・・ごめん」
「そう・・・どれくらい?」
「・・・あんまり読んでないけど、私が嫌われてるってこと
つかさに迷惑かけたことぐらいは分かる・・・程度には」
二人の間に再び沈黙が流れる。互いににらみ合った剣豪同志の間に張りつめた空気が生まれるような感じだろうか。
息がつまりそうになる。私は、視線をつかさの手前の床に落とし、何もできず固まっていた

「ごめんね・・・お姉ちゃん」

思わぬ言葉に、私は意表を突かれた。
つかさにまで嫌われるかと思い、私は内心ひどく怯えていた
それなのに・・・
つかさの口からは、私を責めるどころか謝罪の言葉がでたのだから。
「・・・つかさ?」
「ごめん・・・ごめんね・・・」
謝罪の言葉を繰り返すつかさ。つかさの目からは大粒の涙がこぼれおちる。
つかさは謝ることなんてない・・・私が悪いのに・・・

「お姉ちゃん、ずっと黙っててごめんね・・・
何度も言おうと思ってたんだけど・・・」
「私に気を使ってたんでしょ?つかさは悪くないよ、ありがとう・・・」
「ううん・・・だってもっと早く言ってたら、こんなことにならなかったかかもしれないもん。
・・・だから私のせいなんだ・・・」
「つかさ・・・そんなことないわよ・・・だって」
そこまで言うと、私の眼からも涙があふれ出す。

こんなことになってしまった悲しさと・・・
こんなときでも、私を思いやってくれてるつかさの優しさに・・・

姉妹二人で、声を出して泣いた。
私にはまだ一緒に泣いてくれる人がいる。
それだけでも、すごく救われた気持ちになった。

「泣いたらすっきりした。」
そういって、私は涙を拭いて、思いっきり笑顔を作って見せた。
「うん。そうだね」
そういって、つかさも赤くなった顔で笑った。
「どうしようかなぁ・・・これから」
なんとなく言った言葉。特に意味なんかない。
みんなの輪の中に、もう居場所がない以上、他の居場所を探すしかない。
でも、たぶん新しい友達ができても、こなた達のことが気になってしまうと思う。
「お姉ちゃんのやりたいようにしたらいいよ・・・何があっても
私にとってお姉ちゃんはお姉ちゃんだもん。」
そういって優しく笑うつかさを見てると、また涙が出そうになる。
もう三年分くらいの涙を出したあとなのに。
本当は、こなた達と仲直りしたいと思ってる。
でも、こなたたちの気持ちと、真正面から向き合うのは怖い・・・


ほんと、どうしよ・・・



更新遅くて申し訳ない・・・
今日は珍しく忙しくて、書きためするの時間が取れなくてな~
まぁ片手間に読む感じでマッタリ読んでやってください

最後の「ほんと どうしよ・・・」は、
>>1の本音(これからどんなオチにしよう・・・)とみた!

夜・・・ひとりで布団に入って、学校のことに思いを巡らせる。私どうしたらいいのかな・・・
こなた達と仲直りしたい・・・でも怖いからなぁ
やっぱり日下部や峰岸と一緒にいようかなぁ・・・でも、二人をないがしろにするようなことしてきたし
いっそ転校とか・・・ないない
窓の外には、月がとっても綺麗に浮かんでいる。だから電気は消していても、部屋は薄明かりに照らされて、いつもより少し明るい。
暗い部屋に差し込む光がすごく優しくて、その光に包まれているとなんだか気持が穏やかになっていく気がした。
何があってもお姉ちゃんはお姉ちゃん・・・か
つかさの言葉を思い出して、思わず笑ってしまう。すごく優しくて、勇気づけられる。

つかさらしいな・・・

/..::.::.::.::.l::.::.::.:l::.l::.:l::.ヽ三エ/::./::.::.::.::.::.::.::.::.::.:/::.:/ . /!::.::.::.ハ::.::.:.:.:.ヾ、:ヽ
. .::.::.::.::.l::.::.::.::l::.l::.::ヽ::.ス,/::.::./::.::.::.::.::.::.::.::.:/: -≠ェ.,_ j l::.::.:/::.:.l:.:::.::.:.:.:.jヽ:ヽ
:. /::.::.::.l::.::.::.:.l::.l::.::.::Y::.::.::.::,::.::.::.::.::.::.::.:.::.,イ::.::.:/   メ、l::.::/::.::.:.l:.:.:.::.:.:.:.l ヾ,、

:/::.::.::.::l::.::.::.::.:!:_j -/::.::.::.:/::.::.::.::.::.::.::.:/://:/ ___   / .l::./::.::.::.:.lヽ:.:.::. .:l   ヾ
::.::.::.::.::l::.::.::.::.:/ _ /::.::.::,〈:/::.::.::.::.::.::../´ /7 ,へz、.,`y   j:/::.::.::.::. l ヽ:.:. :l   l!
::.::.::.::.::l::.::.::.::.l   '::.::./´j1::.::.::.::.//   /´ / ( `fミ、 //::.::.::.::.::.:l1  ヽ:.:l   j
::.::.::.::.::l::.::.::.::.l  l::.:/}  ,::.::.::.::/ ./  /  l  /rf/ j/l::l::.:!::.::.::.:.:l l   ヽl
::.::.::.::.j!::.::.::.::.:ヽ l / ヽ l::.!::.::./ ./   l  l /ィ/ ./::.::.:/!::l、::.::.:.:.l l     l
::.::.::.::l::l::.::.::.::ヽ::.l/、  l/l::.:/ ,        l /ン´ , ' ::.::./ l::j l::.::.:.:. l l
::.::.::.:l::.l::.::.::.::.::ヽl::. l`} .l Y         ¨´ /::.::.::/7 l/ l::.:.:.:,' !
::.::.::.l::.:l::.::.::.::.::.::、::.::ヽ´  l  xxxx       〈::.::.::// .l!  l:.::.:l  l
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:.::.::.::/::::::::::::::::::`ヽ、::.::.::.ヽ:.ヽィ´ j:.!
::.::. /::_,. -──‐-.,_ヽ、::.:.:.:.ヽヽ//
::.::/'´_,.z=====z.,-\::.::.:.:.ヽ〈

>>185
いい勘してる

安価できめてもらおうかなぁってのが本音w

こなた達と仲直り
日下部たちと仲良く
転校

いざとなると、どれも書いてみたくってさぁ・・・
自分で決めれないんだ、優柔不断な性格で

AAマジ勘弁

天候で

俺はかがみんが狂ってぐさぐさやっちゃうエンドがいい!

こなたんは優しいからつかさの嘘だったEDが無いな

全部書こうぜ

褒められた///

かがみだけが一方的に謝って仲直りは、ちょっとイヤだなあ。

>>189
すまん

>>190
正直それが一番書きたかったりするw
転校先は安価で

>>191
猟奇か・・・ひぐらしみて研究しないと駄目だな・・・

>>193
こなたへの愛には敬服するが、それはないんだ、すまない

>>194
一つ一つが短くていいならなんとか・・・

1 こなた達と関係修復
2 日下部たちと仲良くする
3 転校
4 猟奇


選んでくれ>>205

こなた達と話すのは正直怖いし、それに多分もう前みたいな感じには戻れない。
やっぱり、明日から少し距離を置こう・・・
そう心にきめて、私はそっと目を閉じた。


次の日はつかさとは少し時間をずらして登校した。
そこまでしなくてもって、つかさは寂しそうな顔をしてたけど。
バスに揺られる時間、電車を待つ時間・・・いつもよりほんの少し長く感じた。

「おはよ、日下部。」
「おっす柊ぃ~今日は、はえ~じゃんか~」
「あんたも早いじゃない。あんた時間にずぼらなのに珍しいわね」
「何言ってんだよ~?最近は早いんだぞ。大会前だし朝連とかしてるんだってヴぁ」
「・・・あ、そっか」
同じクラスなのに、あたし日下部のこと全然知らない。
大会近いことも、朝連やってたことも・・・。
「柊こそ今日はどうしたんだよ~?いつも、もう少しおせ―じゃんか」
「あ・・・うん。ちょっと早く来るようにしようと思って」
「ふ~ん・・・」
何か、話しててぎこちがない気がするのはなんでだろう。
ずっと話してなかったから?なんだか入学したての頃に、知らない人と一言二言交わしてるときみたいな感じ。
何だろう・・・この感じ。

「おはよう、みさちゃん。柊ちゃんもおはよう」
「おはよう」「おはよう」
「みさちゃん、毎日早いわね。今日も朝連?」
「そうそう。なんたって大会近いからなぁ~」
二人の会話は、私のそれと違っている。
互いが互いのことをちゃんとみてるからだろう。
自分の居場所がなくて、逃げてきた私とは違うんだ・・・
「がんばってね。また応援しに行くから」
「峰岸の作る弁当はマイウ~だからなぁ」
「ふふふ」
二人の会話を聞きながら、私は気持ちばかりが焦っていった。
「あ、あの・・・」
おもわず声が出る。
「なぁに柊ちゃん?」
「私も応援行くわ。いつなの、大会?」
「今度の日曜よ。柊ちゃんもだなんて、めずらしいわね」
「おう。柊に何言われっかわかんねぇから、負けられねぇなぁ」
よかった・・・
私はすごくほっとしていた。二人となんとか仲良くなりたくて、私は必死だった。
体の奥から何かがこみ上げるような、そんな感じがしていた。
今度こそ・・・なんとか・・・嫌われないようにしよう・・・

>>216
細かいところだがみさおが使う峰岸の呼称は「あやの」ね

>>221
サンクス、気をつける。
峰岸→日下部のときはコミックで調べて見つけたんだけど
日下部→峰岸のときは調べてもなかなかみつからなくて
申し訳ない

休み時間も、昼休みもなるべく日下部や峰岸と話すようにした。
二人だけしか知らないような話もあって、なんだか疎外感を感じることもあった。
でも、こうやって時間を共有してれば、きっと・・・
今はそう信じて、二人といっしょにいる。

相手をきつく否定する言葉や、揚げ足とりみたいなこと・・・
それに水を差すようなこと言ったりするのはやめよう。

自分なりの反省点。もしかしたら、まだもっとほかにあるかも。
でも今はこれが精一杯。
仲良くなりたいっていう気持ちばかりで・・・自己分析なんてしてる余裕はなかった。
いつもなら、日下部を馬鹿にしてしまうような場面も、ぐっとこらえた。
二人の機嫌を損ねないように、わたしは必死に「柊」を演じている。

「じゃあ、また明日なぁ~あたし部活あっから」
「じゃあね」「また明日」
いつもの笑顔でそう言うと、日下部が部活に向かっていく。
「みさちゃん大変そう。」
「そうね。」
「柊ちゃんはもう帰るの?」
「え・・・うん・・・」
「そう、じゃあまた明日。」
一緒に帰ってくれないことに少し寂しさを感じながら、私は廊下を出た。
あるものを見て、慌てて教室に戻る。
「あら、柊ちゃん。忘れ物?」
「あ・・・うん・・・ちょっと」
「案外そそっかしいのね。急ぎの用でもあったの?」
「そ、そんなとこ」
適当に机の中に手を入れ、忘れ物を取りに来た封を装いながら、廊下のほうに眼をやった。
楽しそうに歩く三人組。
眼鏡をかけた大人びた女の子。小柄な青髪の生徒。
そして、一瞬悲しそうな表情をうかべてこちらをを見る、双子の妹・・・
その姿を見つけた私は、ひどく動揺した。
恐怖か、悲しみか、後悔か
私の胸にモヤモヤした感覚がよみがえる。

かがみ「あなたが、私の最初の相手・・・」


前回までのあらすじ
どみの町でバトル・シティというマジック&ウィザーズの大会が行われると知ったかがみは早速エキスパートルールに対応したデッキ作りあげた。
しかし仲間であるはずのこなたやつかさもこの大会中は敵、手加減は許されない。はたしてかがみは見事このバトル・シティを勝ち抜くことができるのだろうか

第52話  「バトル・シティ開幕  コスモクイーンの脅威」 

百合で①だと聞いて

かがみ「こなちゃん・・・」
こなた「みWikiさん・・・」
みゆき「つかささん・・・」
つかさ「お姉ちゃん・・・」


な百合でもOK

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