姉「キスってさ、どんな味なんだろうね」 (67)

~姉の部屋~

弟「えっ?!お姉ちゃん、知らないの?」

姉「えぇ!?な、なにその反応…も、もしかして、知ってるの?」

弟「うん」

姉「あぁあ……私の弟が既に汚れて居たなんて、お姉ちゃん、ショックで寝込んじゃいそう」

弟「初めては学校だったかなぁ」

姉「がっ!が、が……学校…そうよね、だって学生なんだもんね…あぁ、もうやめて、お姉ちゃん死んじゃう」

弟「けどお姉ちゃんが知らなかったなんて意外だったなぁ、お姉ちゃんの方が詳しいと思ってた」

姉「私は違うの、まだ心に決めた人と両思いになれてないだけなの。片思いの辛さを知らないんだね…」

弟「そんなに悲しそうな顔しないでよ、良かったら協力しようか?」

姉「!!あぁ神様、遂に私の思いが届きそうです」

弟「だったらさ、ちょっと待っててよ!準備してくる」バタン

姉「……はっ!わ、私もメイクしとかないと」

姉「うふふ、やっぱり綺麗なお姉ちゃんの方が良いもんね~。待っててね、バッチリ決めるから!」

~30分後~

姉「………」

弟「えっ?ど、どうしたのお姉ちゃん」

姉「いや、なんて言うか……なにこれ」

弟「なにって、ふざけないでよお姉ちゃん。どんな味か知りたかったんでしょ?」

弟「だから近くのスーパーに行って買って来たよ」

弟「鱚をね。美味しいから食べて見てよ。お刺身だけどさ、結構あっさりした味だから」

姉「……」プルプル

弟「はい、お箸。醤油もお皿に

姉「うおわぁああぁぁあ!!」ガバッ

弟「うわっ!?な、なにしてんのお姉ちゃん?!鱚ならそこに

姉「キス!キスキスキス!!」ブッチュウゥウゥウ

弟「んぐぅう!??!」

姉「あははははは!!天使みたいな弟にはペロペロしちゃうぞぉぉお!」ベンロンベロビチャシャブシャブ

弟「ちょっ、やめっ、いやっ、あぁあ!」

~妹の部屋~

妹「で、口聞いてくれなくなったんだ」

姉「うん……うん」

妹「いや、うんじゃなくてさ…幾ら何でもやりすぎでしょ、それ」

姉「最終的には弟の上半身を舐めまわしていました…」

妹「だからさっきから弟の奴が風呂から出て来ないのね、啜り泣く声の意味がやっと分かった」

姉「だって…」

妹「だってもにっちもさっちも無いから。あのさ、お姉ちゃん何歳?」

姉「……20、大学生」

妹「弟はまだ16だよ?私の2個下なんだよ?まだキスは疎か彼女の一人も居ないんだよ?そんな子に何一生もんのトラウマ植え付けちゃってんの?」

姉「だって…」

妹「だからさ、だってじゃないから。取り敢えず出てってよ。弟と二人で話すから」

姉「うん……あっ!出来たら私との関係をしゅうふ

妹「いいから出てけ!」

妹「大丈夫、私の部屋は父さんに言って特別に鍵付けてもらってるからお姉ちゃんが来る事は無いよ」

弟「う、うん…ありがと」

妹「………ねぇ、大丈夫?」

弟「大丈夫…じゃないかも」

妹「そりゃそうだよねぇ、いきなり身体中舐めまわされて大丈夫な方がおかしいよねぇ」

弟「鱚の味が知りたいって言ったから……きょ、協力した、のに…」

妹「あーごめんごめん、思い出させちゃったね。今はとにかく落ち着いて、ね?」

弟「う、うん…」

妹「まぁ、今日は私の部屋使ってもいいからさ。ほら、鍵渡しとくね」

弟「い、いいの…?」

妹「弟が困ってる時に助けない姉は居ません。じゃっ、そういう事だから」ガチャ

バタン

弟「……」

弟「どうしよ、部屋の交換したのはいいんだけど……」

弟「やっぱり、お姉ちゃんの匂いがする、良い匂いだなぁ。さっきもそうだったけど、僕が困った時は何時も助けてくれるんだもん」

弟「キス姉ちゃんは嫌いだけど、お姉ちゃんは大好きだなぁ……って、何言ってるんだろ」

弟「お風呂にも入ったし、ご飯は食べてるから……うん、ちょっと早いけど寝ようかな」

弟「……お姉ちゃんの布団…」バサッ

姉「はぁ~っい」

弟「!!!!」

姉「弟ぉおぉぉおお!お姉ちゃんがっ!お姉ちゃんが保健体育教えてあげるからねー!」ギュッ

弟「や、やめてよ!離してよキス姉ちゃん!や、やだよ!」

姉「もう嫌われてるんだし、いけるところまで付き合ってね?大丈夫、近親相姦は犯罪じゃないから」

弟「いやだ!離してよ、た、助けて、助けて!」

姉「大丈夫、こう見えても私、胸は大きい方だからね~」ギュー

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