エレン「ほら、クリスタのアドレス聞いてきてやったぞ」(60)

・現パロ、高校生
・メールが主流の時

―放課後・1年2組教室―

アルミン「あ、ありがとうエレン……君は本当に勇敢だよね」

エレン「何言ってんだ、隣のクラスに行ってアドレス教えてくれって言うだけだろ」

アルミン「世の中の男子学生はそれを言える人の方が少ない気がするよ」

エレン「そうか?」

アルミン「そうだよ」

エレン「まあちょっとは焦ったな、周りがざわついたし」

アルミン「ちなみに、君は何と言ってアドレス聞いたの?」

エレン「そりゃ、『オレの友達がお前のアドレス知りたいって言ってるんだけど教えてくれないか』って」

アルミン「そっか、それだけ?」


エレン「え?あ、ああ……(あれ、なんか忘れているような)」

アルミン「とにかくありがとう」

エレン「お前の頼みでオレができることなら何だってしてやるよ。アルミンのおかげでこの高校入れたようなもんなんだから」

アルミン「そういえばそうだね」

エレン「ちょっとは否定してくれよ」

二人「あはははは」


ガラガラ

ミカサ「エレン、アルミン、用事は済んだ?」


エレン「おう。それより終わったら図書室に呼びに行くっていっただろ」

ミカサ「待ちきれなくて…何の話をしていたの?」

エレン「え?そりゃぁお前アルミンが……」

アルミン「あああああああああああ!!」

アルミン「待って!ちょっと…あんまり言いふらさないで!」

ミカサ「?」

エレン「ミカサくらいいいじゃねぇか」

ミカサ「何を隠しているのアルミン。右手に持っている紙は一体何?」ジッ

アルミン「うっ、どうしてわかるんだ…」

ミカサ「私とアルミンは幼馴染。簡単に言いふらしたりしない」

アルミン「そうだよね、ごめん…。じゃあ話しながら帰ろうか―――――――」


ミカサ「そう。アルミンは隣のクラスのクリスタが気になる…」

エレン「ミカサはクリスタのこと知ってるのか?」

ミカサ「あまり詳しくは知らない。ただ体育の授業での様子を見るに良い子だと思う」

アルミン「」ホッ

エレン「ふーん、で、アルミンはどこが良いと思ったんだ?」

アルミン「えっと、まず見た目かな……すごいかわいいから」

ミカサ「私でもそう思う」

エレン「それは言えてるな」


アルミン「それと、クリスタには何度か助けてもらったんだ」

アルミン「一度は中間テスト前に図書室に忘れた教科書を届けに来てくれて。二度目は部活で疲れて休んでたところに水持ってきてくれたんだ」

エレン「結構アルミンと一緒に行動してたはずなのに気が付かなかったぜ」

ミカサ「忘れ物を届けに来るのはありえることかもしれない…けどあまり関わりのない人に水を持ってくるのはおかしい」

エレン「だよな、もしかしてクリスタもアルミンのことが好きなんじゃ?脈ありかもしれねぇぞ」

アルミン「ま、まさか!他にもっとかっこいい人いるよ…」

エレン「かっこよさだけじゃないと思うけどな、それに内心ちょっとそうだったら良いと思ってるだろ?」

アルミン「う、うん…まあ多少はね」


ミカサ「たとえクリスタがアルミンのことを好きだろうが嫌いだろうが関係ない。ただ想いをぶつけるだけ」

アルミン「ま、まだそんな段階じゃないから!」

エレン「それでまずはメールからってことか?」

アルミン「うん、あ、電車来たよ」

プシュー


エレン「ふぅ、電車の中は涼しいな」

アルミン「本当だね」

エレン「ミカサ、お前いい加減マフラー外せよ、もう夏前だぞ」

ミカサ「いや」





リヴァイ「(ちっ、うるせぇガキが乗ってきたな。一体どんな面してやがる…)」チラッ


エレン「(ん?あのいでたち、見覚えあるな…)」

エレン「あ」

リヴァイ「」






エレン「リヴァイ先生!!」

リヴァイ「(冗談じゃねぇ、なんでよりによってこいつらなんだ)」

エレン「あれ?どうして先に電車に乗っていたんですか?」

リヴァイ「研修会の帰りだ。この後もう一つあるからな」

エレン「大変ですね」

リヴァイ「ああ(気まずいな、車両変えるか)」


リヴァイ「」ポチポチポチ

ブブブブブ

リヴァイ「すまん電話だ」

エレン「あ、車内での通話は迷惑行為ですよ」

リヴァイ「一番奥の車両へ行く。お前ここ座っててもいいぞ、じゃあな」





アルミン「(うわぁ……絶対僕らのこと面倒くさいって思ったよね、そんな顔してる)」

エレン「さすが体育教師兼オレたちの顧問だ、堂々としてるな。かっこいいぜ」

ミカサ「私は嫌い、体育の柔道でエレンを気絶させたことを忘れてはいない」

エレン「あれはオレが受け身取れなかったのが悪いんだよ」


アルミン「いや、あれは柔道部のライナーでも厳しいと思う」

エレン「いや、ライナーならできるぜ」

アルミン「ライナーに過剰な信頼を寄せてるね」

エレン「ライナーだから仕方ねぇよ」

アルミン「ライナーだもんね」

エレン「ああライナーだ」

アルミン「ライナー」

二人「あははははは!!」


ミカサ「?」


ミカサ「二人とも、ライナーばっかり言ってないで降りよう」

エレン「もう着いたのかよ。うわぁ、また暑いぜ」

プシュー  ジリジリ


エレン「ほらー」

アルミン「明日からポロシャツにしようかな」

エレン「賛成だ」

アルミン「じゃあ僕はこっちだから」

エレン「おう、今日夜にクリスタとメールしたか確認するからな」

アルミン「う、うん…」

ミカサ「また明日アルミン」

アルミン「じゃあね、バイバイ」

―――――
―――


―夜・アルレルト宅―

アルミン(これがクリスタのアドレスかぁ……メールしてもいないのにドキドキする…)

アルミン(とりあえず登録しておこう)ポチポチ



エルド先輩
――――――
エレン
――――――
オルオ先輩
――――――
クリスタ
――――――
コニー
――――――


アルミン(女の子のアドレスもらうのサシャとクリスタで二人目だ……)ドキドキ


アルミン「…」

アルミン(ど、どうしよう…送ろうかな…)

アルミン(送る?本当に送っちゃうのか!?)ドキドキ

アルミン(いや、だけど……今忙しいかもしれないし、迷惑になりそうだ)

アルミン(それに何て送るんだ?どんな内容が一番ふさわしい?)

アルミン(はじめまして、こんばんは)

アルミン(……固いような)

アルミン(やあ!君の隣のクラスのアルミンだよ!!よろしくね)

アルミン(……僕はこんなキャラじゃないしな)

アルミン(ああー!だめだ、全然わからない!)


アルミン(女子とほとんど関わらなかった結果がこれだよ……)


アルミン(そもそも僕なんかがクリスタとメールすること自体がダメなことなんだ……)

アルミン(きっと今頃イケてる友達と楽しくメールしてる、きっとそうだ)

アルミン(はあ……もういいや、お風呂入って落ち着こう…)



<ピロリロリーン


アルミン「」ビクッ

アルミン「?」

アルミン「誰からだろう」

アルミン(あ、そういえばエレンに確認のメールするぞって言われてたような)


アルミン「」パカッ



F:クリスタ
T:アルミン
件名:
――――――――――
クリスタ・レンズです
2組のアルミンだよね?

いきなりごめん!

登録よろしくね(´▽`)
――――――――――

アルミン「」

アルミン「」

アルミン「」


アルミン「うわあああああああ!!」ポイッ

バッ←布団に包まる


アルミン(え!?なんで?なんでクリスタからメールが来るんだ!?)ドキドキ

アルミン(心臓止まるかと思った……)ドキドキ

アルミン(う、すごい動悸が……)ドキドキ

アルミン(ひとまず落ち着こう…冷静になるんだ)フゥー




<ピロリロリーン



アルミン「」ビクッ


アルミン(またメール……驚かさないでくれよ…)

アルミン(今度は誰からだろう)ドキドキ

バッ

アルミン「」ソーッ

アルミン「」パカッ ポチ


F:エレン
T:アルミン
件名:
――――――――――
ごめんアルミン!!
大事なこと言い忘れてた!
クリスタに誰からか聞かれたから
お前のアドレス教えといた!

P.S
アルミン、頑張って。
ミカサより。
――――――――――


アルミン「…」イラッ

アルミン「なんでそんな大事なこと言い忘れるんだ」

アルミン(いや、けど今こうしてクリスタからメールが来たのはエレンのおかげなんだ。そしてミカサ、ありがとう)

アルミン「」ドキドキ

アルミン(本当にクリスタからメール来たんだよな…信じられない)

アルミン(とりあえずエレンに返信しておこう)


F:アルミン
T:エレン
件名:Re
――――――――――
気にしてないよ
エレンがメールしてくる直前に
クリスタからメール来てビックリしたけど

あと、ミカサ応援ありがとう(^^)
――――――――――



<ピロリロリーン

アルミン(お、返信早いな)



F:エレン
T:アルミン
件名:Re.Re
――――――――――
そうか!よかったな!
アルミンのことだからまだ返信
してないんだろ?

早く返信してやれよ!

――――――――――


アルミン(さすがエレン、よくわかってるなー)

アルミン「うーん、そうは言っても何て送ろう」ポチポチ


F:アルミン
T:エレン
件名:Re.Re.
――――――――――
何て返せばいいかな?
普通に登録したよ、こちらこそ
よろしくね

って感じでいい?

――――――――――


<ピロリロリーン

F:エレン
T:アルミン
件名:Re.Re.Re
――――――――――
それではダメ。
もっとこの人とならメール
するの楽しそうと思わせないと。

アルミンは正解を導く力がある、
あなたならきっとできる。
――――――――――

アルミン(あ、これミカサからだ)

アルミン(楽しそうと思わせる、か……うーん)

アルミン(とにかく頭をフル回転させて考えるんだ!!)


―――
―――――


※レンズ家として生活してるという設定、ユミルが泊まりに来てる

―同じころ・レンズ邸―

クリスタ「」ジーッ

クリスタ(返信来ないなぁ…)


ユミル「ふぅ、ありがとなクリスタ、いい湯加減だったぜ」ホカホカ


クリスタ「お、おかえりユミル!」サッ

ユミル「お前今なんか隠したろ」

クリスタ「な、なんでもないよ!お風呂入ってくるね!」パタパタ

ユミル「…?」



―――
―――――

―アルレルト宅―


アルミン(よし、これでどうだ…!)

F:アルミン
T:クリスタ
件名:
――――――――――
ありがとう!
本当はこっちからメール
しようと思ってたんだけど
遅れてごめん

これからよろしくね
――――――――――


アルミン(変に包み隠さず、素直になっておけばいいんだ)


アルミン(送信…っと!)ポチ


アルミン「」ドキドキ

アルミン「」ドキドキ



<ピロリロリーン

アルミン「(来た!!)」ポチ


F:クリスタ
T:アルミン
件名:Re
――――――――――
全然気にしてないよ(´▽`)
よろしくー
アルミンって呼ばせてもらうね
私のことはクリスタでいいよー


今何してた?
――――――――――


アルミン「アルミンって呼ばせてもらうね……」キュン

アルミン(え、なんだこれ…普通にメールしてるじゃないか!)

アルミン(クリスタにとっては別に相手が誰だろうとかどうでもいいのかな?)

アルミン(よし、とりあえずはクリスタが話題を作ってくれたんだからそれに乗ろう)

アルミン「」ポチポチ


F:アルミン
T:クリスタ
件名:Re.Re.
――――――――――
特に何もしてなかったよ(^^;)

クリスタは何してた?
――――――――――


アルミン(何か怠け者と思われそうだけど、本当に何もしてなかったし、今は暇だからたくさんメールできるよってことを暗に意味してる)

アルミン「」ドキドキ

アルミン「」ドキドキ



<ピロリロリーン


アルミン「」ポチ


F:クリスタ
T:アルミン
件名:Re.Re.Re
――――――――――
なにそれー(笑)
私?私ならちょっと前までお風呂入ってた
ところだよ

この間の中間テストどうだった?
――――――――――


アルミン「ぶはっ!」

アルミン(お、お風呂だって……!?女子って普通にこういうこと言うものなのかな)

アルミン(…)

アルミン(だめだ、変なことは考えるな!)

アルミン(ええっと、中間テストか…国語と数学以外満点だったんだよな)

アルミン(でもこれを言うと嫌味に思われそうだけど、考え過ぎかな)

アルミン「(事実だし、えい)」ポチ


F:アルミン
T:クリスタ
件名:
――――――――――
国語と数学以外満点だったよ(^^)

クリスタはどうだった?
――――――――――


アルミン(受け答えばかりじゃなくてこっちからも質問してみようかな)


<ピロリロリーン


F:クリスタ
T:アルミン
件名:Re.
――――――――――
すごーい!(゜□゜)
アルミンって頭いいんだね

私なんか平均越えるのがやっとだよ

――――――――――


アルミン(これは…これはそういう流れなのか…!?)

ミカサ『アルミンは正解を導く力がある』

アルミン(ここはミカサの言葉を信じよう…!)


F:アルミン
T:クリスタ
件名:Re.Re.
――――――――――
十分すごいよ!
良かったら今度のテスト勉強
教えてあげるよ(^^)

僕にできることって言ったら
勉強以外にないと思うから

――――――――――


アルミン(まだお互いのこと全く知らないのに誘うなんてさすがに言いすぎか…)ドキドキ

アルミン(これ断られたら結構こたえるな…)



<ピロリロリーン

アルミン「!」ポチ



F:クリスタ
T:アルミン
件名:Re.Re.Re
――――――――――
ほんとに!?やったぁ!
アルミンに勉強教えてもらうなんて
すごいラッキーだよ

他にも取り柄あると思うよー?
――――――――――


アルミン「アルミンに、勉強教えてもらうなんて、すごいラッキー…」

アルミン(僕ってそんな希少なのか!?もしかして影薄い!?)


アルミン(ちょっと気をつけよう、でもひとまず断られてはいないのかな)

アルミン(よかった……)ホッ

アルミン(他にも取り柄かー、なんだろう)



F:アルミン
T:クリスタ
件名:
――――――――――
そうかなぁ、全然思いつかないや
(^^;)
――――――――――


アルミン(クリスタは僕のことをどう見てるんだろう!?)ドキドキ

<ピロリロリーン



F:クリスタ
T:アルミン
件名:Re
――――――――――
私はアルミンが部活頑張ってる姿
すごいかっこいいと思うよ!

私おせっかい焼きだからつい
水あげちゃったけど

あの時はごめんね(><)
――――――――――


アルミン「」ドキッ


アルミン「」プルプル

アルミン(感動して泣きそうだ…)

アルミン(そんなに僕のこと見ててくれたのか?なんか申し訳ない気分だ…)

アルミン(ええと、部活か……エレンがリヴァイ先生に憧れてたから一緒にテニス部入ったけど、よくわからない先輩が多いし、意外ときついから大変なんだよね)

アルミン(追いつくのがやっとだからクリスタの視線なんて気付くはずなかったんだ)



F:アルミン
T:クリスタ
件名:Re.Re
――――――――――
それは気が付かなかったよ
必死でやらないとみんなに
離されちゃうから頑張るしか
ないんだよね


全然!むしろありがとう!
おかげで元気出たから(^^)

――――――――――


アルミン「」ドキドキ

アルミン「」ドキドキ

<ピロリロリーン


アルミン「」ポチ


F:クリスタ
T:アルミン
件名:Re.Re.Re
――――――――――
そっかぁ、でもそこで落ちこまずに
前向きになる姿勢がアルミンの
取り柄なんだよ!


それならよかった!(´▽`)
――――――――――


アルミン(前向きな姿勢か……)

アルミン(言われてみればそうかもしれないな…)

アルミン「」ポチポチ



F:アルミン
T:クリスタ
件名:
――――――――――
ありがとう(^^)
もっと頑張れる気がする


クリスタは思い遣りがあって
優しいんだね
――――――――――


アルミン(褒められたから褒めかえす…)

アルミン(決して口説いてるとかそんなんじゃない、うん)

<ピロリロリーン


F:クリスタ
T:アルミン
件名:Re.
――――――――――
頑張ってね(´▽`)

そんなんじゃないって!
アルミンのほうが優しくて
かっこいいよ!

――――――――――


アルミン「////」カァアア


アルミン(僕がかっこいい…!?まさか!)

アルミン(褒め倒しに来てるなぁ。初日でこれほどメールすれば緊張感薄れて僕としてはうれしいけど)

アルミン(これはさすがに照れるな…)



F:アルミン
T:クリスタ
件名:Re.
――――――――――
それならクリスタだって
かわいいよ!
――――――――――



アルミン(送っちゃった…まあいいや)


アルミン(文面だけ見ると生々しい感じがするな)

アルミン(しかも男が女性の外見褒めるってどうなの…)

アルミン(でも下心とかそういうのじゃないから大丈夫だ、うん)



アルミン「…」


シーン

アルミン「…」

アルミン(返信来ないな…さすがにひかれちゃったかな…)



―――
―――――

―その頃・レンズ邸―


ユミル「クリスタがかわいいだと!?おとなしいやつだと思ってたけど意外に言ってきやがるな」

ユミル「ったく、お前なんかがクリスタと一緒になるなんて100年早えよ」

ユミル「よぅし、次はなんて返してやろうかな…」


クリスタ「はぁ〜、いいお湯だった〜」ホカホカ

ユミル「!」ビクッ

クリスタ「え!なにしてるのユミル!?なんで私の携帯持ってるの!?」

ユミル「いや…ちょっとお前の気になってるあいつとメールをな…」

クリスタ「バカ!返して!」ゴツン

ユミル「ぐふっ、……へいへい」

クリスタ「何て送ったの!?」

ユミル「そりゃぁ、お前が私に話してきたことを全部言ってやったぜ」

ユミル「あ、安心しろ。なるべくお前っぽく言ってやったから、私たち小さいころからつるんでるからそんなの余裕だ」

ユミル「しかもアルミンの方も相手が私だってことに気が付いてないみたいだしな」


クリスタ「…」プルプル

ユミル「クリスタ?」

クリスタ「ユミルのバカ―!!今日のお泊りはおしまい!!!」

ユミル「はあ!?毎日お前の恋バナ聞かされるこっちの身にもなってみろ!」

クリスタ「それとこれとは関係ないでしょ!」

ユミル「あるね!」

クリスタ「ない!」

ギャーギャー






アルミン「まだかなぁ…」ソワソワ




あなたの連絡している相手、本当にその人ですか?

みんなも気を付けよう


前作:リヴァイ「人類最強の駆逐師」

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